JP2885052B2 - 自動周波数制御装置 - Google Patents

自動周波数制御装置

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JP2885052B2 JP6030895A JP3089594A JP2885052B2 JP 2885052 B2 JP2885052 B2 JP 2885052B2 JP 6030895 A JP6030895 A JP 6030895A JP 3089594 A JP3089594 A JP 3089594A JP 2885052 B2 JP2885052 B2 JP 2885052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動周波数制御装置に係
り、特にディジタル移動通信装置の復調装置において送
受信器間の周波数のずれを補正する自動周波数制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同期検波に必要な位相同期回
路内で生成される制御電圧を利用した、送受信器間の周
波数のずれを補正する自動周波数制御装置が知られてい
る(例えば、特公平3−58215号公報、特開平4−
367142号公報)。
【0003】図7は上記の従来の自動周波数制御装置の
一例のブロック図を示す。同図において、入力端子11
を介して受信信号が周波数変換器12に入力され、ここ
で局部発振周波数信号発生器15よりの局部発振周波数
信号によって周波数変換された後、検波回路18に供給
されて検波される。この検波回路18の出力検波信号は
出力端子16へ出力される一方、制御回路19に供給さ
れ、ここで周波数変換器12の出力信号の搬送波の位相
誤差あるいは周波数誤差が検出され、この誤差に対応し
た誤差信号に変換される。この誤差信号は局部発振周波
数信号発生器15に制御電圧として印加され、その出力
局部発振周波数信号の周波数を上記の誤差がゼロとなる
方向へ変化させる。
【0004】このようにして、この従来装置では周波数
変換器12、検波回路18、制御回路19及び局部発振
周波数信号発生器15からなる一巡のフィードバックル
ープにより、受信信号の周波数ずれ及び変動の影響を低
減することができる。
【0005】ここで、上記の特公平3−58215号公
報記載の従来装置(発明の名称「位相同期検波復調
器」)では、検波回路18は位相検波器、搬送波抽出器
及び帯域フィルタよりなり、入力信号から抽出した搬送
波を帯域フィルタを介して位相検波器に入力し、ここで
この再生搬送波の位相を基準位相として周波数変換器1
2の出力信号の検波処理を行わせる。また、局部発振周
波数信号の制御にはコスタス型位相同期回路が用いられ
る。
【0006】また、上記の特開平4−367142号公
報記載の従来装置(発明の名称「復調装置」)では、検
波回路18として位相同期検波回路を構成し、その同期
検波により得られる位相誤差信号を2分岐し、一方は位
相同期検波回路内の再生搬送波発生用の発振回路を制御
し、他方は制御回路19内のコンパレータで基準電圧と
レベル比較して、そのレベル差を積分器により平均化し
て局部発振周波数信号発生器15に制御電圧として印加
し、検波回路18の入力信号の中心周波数が一定となる
ように局部発振周波数を制御する構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
装置では、検波回路18の検波出力信号を用いて制御回
路19により受信信号の周波数ずれを位相ずれに変換し
た後、局部発振周波数信号制御電圧を生成する構成であ
り、位相ずれから周波数ずれを検出している。このた
め、この方式は制御回路19の動作速度に比べて周波数
ずれが小さいときのみ有効であり、検波回路18で一度
同期がとれた状態であれば問題ないが、同期が外れた状
態で、送受信器間の周波数ずれが大きい場合には同期が
とれなくなり、その結果周波数ずれ補正ができなくな
る。
【0008】例えば、入力信号が4相位相変調(PS
K)された変調波であるときは、二つの連続するデータ
が到達する期間内に、データの位相を±45°以上回転
させてしまうような、送受信器間の周波数ずれがある場
合には、位相がどちらに回転しているかわからないため
に位相同期検波回路内で生成される制御電圧は正常な値
とならず、同期状態に引き込むことはできない。また、
16値直交振幅変調(QAM)のように多値化される
と、同期状態に引き込むために許される送受信器間の周
波数ずれの範囲は更に狭くなり、同期状態に引き込むこ
とがより厳しくなる。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
送受信器間の周波数ずれが大きい場合でも、送受信器間
の同期がとれるようにした自動周波数制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、直交周波数分割多重方式
で変調された変調波を局部発振周波数信号によって周波
数変換する周波数変換器と、周波数変換器の出力信号を
フーリエ変換して周波数軸上の信号に変換するフーリエ
変換器と、フーリエ変換器の出力信号に基づき、周波数
変換器の出力信号の周波数ずれの大きさに対応した帯域
で、かつ、周波数ずれ方向に応じた極性の周波数制御信
号又は周波数制御データを生成出力する周波数ずれ検出
器と、周波数ずれ検出器の出力周波数制御信号又は周波
数制御データにより周波数変換器の出力信号の周波数ず
れを補正するように、周波数を変化させて発生した局部
発振周波数信号を前記周波数変換器へ出力する局部発振
周波数信号発生器とを有する構成としたものである。
【0011】また、請求項2記載の発明では直交周波数
分割多重方式で変調された変調波を局部発振周波数信号
に基づいて復調する直交復調器と、直交復調器の出力復
調信号をディジタルデータに変換するA/D変換器と、
A/D変換器の出力データを周波数軸上のデータに変換
する高速フーリエ変換部と、高速フーリエ変換部の出力
データを入力信号として受け、直交復調器の出力復調信
号の周波数ずれの大きさに対応した帯域で、かつ、周波
数ずれ方向に応じた極性を示す周波数制御データを生成
出力する周波数ずれ検出器と、周波数ずれ検出器の出力
周波数制御データにより直交復調器の出力復調信号の周
波数ずれを補正するように、周波数を変化させて発生し
た局部発振周波数信号を直交復調器へ出力する局部発振
周波数信号発生器とを有する構成としたものである。
【0012】更に、請求項3記載の発明では請求項2記
載の発明のA/D変換器の出力データを周波数制御デー
タによって周波数変換するディジタル周波数変換器と、
ディジタル周波数変換器の出力データを周波数軸上のデ
ータに変換する高速フーリエ変換部と、高速フーリエ変
換部の出力データを入力信号として受け、ディジタル周
波数変換器の出力データの周波数ずれの大きさに対応し
た帯域で、かつ、周波数ずれ方向に応じた極性を示す前
記周波数制御データを生成してディジタル周波数変換器
へ出力する周波数ずれ検出器とを有する構成としたもの
である。
【0013】
【作用】請求項1乃至3記載の発明では、周波数変換後
の入力信号をフーリエ変換器によりフーリエ変換するこ
とで周波数軸上の信号に変換し、そのフーリエ変換器の
出力信号を周波数ずれ検出器に入力するようにしている
ため、送受信器間の周波数のずれを直接的に検出するこ
とができ、この直接的に検出した周波数のずれを補正し
うる周波数制御信号又は周波数制御データを生成するこ
とができる。
【0014】また、本発明ではフーリエ変換器を用いて
いるため、請求項2及び3記載の発明のように、復調器
内部に高速フーリエ変換(FFT)技術を使用している
直交周波数分割多重方式の復調器に適用することができ
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の第1実施例のブロック図を示す。本実施例
はディジタル移動通信装置において、受信信号が入力端
子11を介して入力される周波数変換器12と、周波数
変換器12の出力信号をフーリエ変換するフーリエ変換
器13と、フーリエ変換器13の出力信号の周波数ずれ
を検出する周波数ずれ検出器14と、周波数ずれ検出器
14の出力信号により出力局部発振周波数が可変される
局部発振周波数信号発生器15とより構成されている。
【0016】周波数ずれ検出器14は例えば図2のブロ
ック図に示すように、入力端子141を介して入力され
るデータXの絶対値を計算する絶対値計算器143と、
入力端子142を介して入力されるデータパルスを周波
数の低い方から高い方へカウントするカウンタ144
と、このカウンタ144の出力カウント値をデコードす
るデコーダ145と、このデコーダ145の出力に応じ
て、”−1”,”0”及び”+1”の3つのデータのい
ずれかを選択して出力するデータセレクタ146と、乗
算器147と、累積加算器148とよりなる。
【0017】乗算器147は各周波数成分毎にデータの
絶対値|a(fi)|とデータセレクタ146の出力Si
とを乗算する。累積加算器148は乗算器147よりの
入力信号を累積加算し、データパルスでリセットされる
ことにより、入力信号の中心周波数のずれに応じた信号
Yを出力端子149へ出力する。なお、絶対値計算器1
43及びデコーダ145はそれぞれリード・オンリ・メ
モリ(ROM)で構成されている。
【0018】次に、本実施例の動作について図3の周波
数スペクトラム図を併せ参照して説明する。まず、入力
端子11を介して図3(A)に示す如き周波数スペクト
ラムの入力信号が周波数変換器12に供給され、ここで
後述の局部発振周波数信号によって周波数変換される。
上記の入力信号は図3(A)に示したように中心周波数
1 の高周波数帯域の信号であり、周波数変換器12に
より図3(B)に示す如き、帯域制限された中心周波数
0 の低周波数帯域の信号(例えば中間周波信号)に変
換される。
【0019】この周波数変換器12の出力信号は出力端
子16へ出力される一方、フーリエ変換器13に供給さ
れる。フーリエ変換器13は入力信号を公知の方法でフ
ーリエ変換を行い、周波数軸上の信号に変換して出力す
る。従って、フーリエ変換器13の出力信号は、図3
(B)に示した周波数スペクトラムそのものを示す。フ
ーリエ変換器13の出力信号は周波数ずれ検出器14に
供給され、ここで周波数ずれ検出器14の内部で持って
いる、図3(C)に示すような周波数軸上の信号と掛け
合わされて、図3(D)に示すような周波数軸上の信号
が生成される。
【0020】この周波数ずれ検出器14の出力信号は、
フーリエ変換器13の出力信号に周波数ずれが無いとき
には、図3(D)に示すように中心周波数f0 を中心と
して極めて小レベルの正の周波数信号と負の周波数信号
とが対称な周波数スペクトラムを示す。この周波数ずれ
検出器14の出力信号は局部発振周波数信号発生器15
に制御信号として印加されて時間平均され、その出力局
部発振周波数信号を可変制御する。
【0021】ここで、入力端子11の入力信号が図3
(E)に示すように、周波数が高い方にずれた場合に
は、周波数変換器12の出力信号の周波数スペクトラム
は図3(F)に示すように、その中心周波数が本来の周
波数f0 よりも高い周波数f2 にずれる。その結果、周
波数ずれ検出器14の出力信号の周波数スペクトラムは
図3(G)に示すように、中心周波数f0 よりも高い周
波数領域に、周波数ずれの大きさに対応した帯域幅を持
った正の周波数制御信号となる。
【0022】また、上記とは逆に入力端子11の入力信
号が周波数が低い方にずれた場合には、周波数変換器1
2の出力信号の周波数スペクトラムはその中心周波数が
本来の周波数f0 よりも低い周波数にずれる。その結
果、周波数ずれ検出器14の出力信号は中心周波数f0
よりも低い周波数領域に、周波数ずれの大きさに対応し
た帯域幅を持った負の周波数制御信号となる。
【0023】この周波数ずれ検出器14の動作について
更に詳細に説明するに、フーリエ変換器13のサンプル
点をNとすると、フーリエ変換器13の出力Xは次式で
示すように、N個の周波数成分a(f1)、a
(f2)、...、a(fN)の和で表される。
【0024】
【数1】 ここで、a(fi)はi番目の周波数fiの振幅である。
【0025】周波数ずれが生じていないときには、N1
<N2として a(fi)=0 (1≦i<N1 ,N2<i≦N) (2) とすると、出力Xは次式で表されるように、3つの成分
に分割される。
【0026】 X=X0+X1+X2 (3) ここで、X0、X1、X2はそれぞれ次式で与えられる。
【0027】
【数2】 上式より明らかなように、入力信号の周波数ずれが生じ
ていないときは、X1=X2=0となり、X=X0となる
が、 入力信号の中心周波数が低い方にずれたときは、
1≠0となり、入力信号の入力信号の中心周波数が高
い方にずれたときは、X2≠0となる。
【0028】いま、図3(C)に対応するように、前記
図2のデータセレクタ146をNカウントを行うカウン
タ144のカウント値に応じて次式の値Siを出力する
ようにする。
【0029】
【数3】 このデータセレクタ146の出力Siを乗算器147で
各周波数成分毎に入力Xの絶対値|a(fi)|と乗算
し、その乗算結果を累積加算器148により累積加算
し、また、データパルスで累積加算器148をリセット
することにより、次式で表される入力信号の中心周波数
のずれに応じた信号Yを出力端子149へ出力すること
ができる。
【0030】
【数4】 (5)式より明らかなように、Yの値の大きさは、入力
信号の中心周波数の周波数ずれの大きさに比例した値と
なり、また、その極性は入力信号の中心周波数が低い方
にずれたときには、Y<0となり、入力信号の中心周波
数が高い方にずれたときには、Y>0となる。
【0031】これにより、局部発振周波数信号発生器1
5は、周波数ずれ検出器14の出力信号Yに基づいて、
周波数変換器12の出力信号の周波数スペクトラムが図
3(B)になるように、局部発振周波数信号の周波数を
変化させる。このとき、局部発振周波数信号の周波数変
化量は周波数ずれ検出器14の出力信号の帯域幅に1対
応し、周波数変化方向は周波数ずれ検出器14の出力信
号の極性に対応する。すなわち、局部発振周波数信号発
生器15の制御入力をV i、局部発振周波数をfL、αを
正の比例定数とし、更に、 fL=α(Vi−V0)+fX (6) とすると、次式が得られる。
【0032】
【数5】 従って、周波数ずれ検出器14の出力信号Yを時間平均
し、制御入力V iを次式
【0033】
【数6】 とすると、入力信号の中心周波数が高い方にずれたとき
はfL>fXとなり、入力信号の中心周波数が低い方にず
れたときはfL<fXとなり、入力信号の中心周波数のず
れに応じて、局部発振周波数信号発生器15の出力局部
発振周波数fLもずれ、周波数変換器12の出力信号を
常に一定の周波数f0を中心に分布させることができ
る。このようにして、本実施例によれば、局部発振周波
数信号発生器15の出力信号の周波数を、入力信号の周
波数変化に追従させることができる。
【0034】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図4は本発明の第2実施例のブロック図を示す。同
図において、入力端子21に入力された入力信号はA/
D変換器22に供給され、ここでアナログ−ディジタル
変換された後ディジタル周波数変換器23に供給され
る。このディジタル周波数変換器23はディジタル周波
数ずれ検出器25よりの周波数制御データとA/D変換
器22よりの入力データとをディジタル信号処理により
周波数変換して、図3(B)に示したような周波数スペ
クトラムの周波数変換データを生成出力する。
【0035】この周波数変換データは出力端子26へ出
力される一方、フーリエ変換器24に供給され、前記フ
ーリエ変換器13と同様のフーリエ変換をディジタル信
号処理により行われた後、ディジタル周波数ずれ検出器
25に入力されて周波数ずれに応じた図3(D)あるい
は同図(G)に示す周波数スペクトラムの周波数ずれに
応じた極性と帯域幅の周波数ずれ検出データに変換され
る。この周波数ずれ検出データは周波数制御データとし
てディジタル周波数変換器23に供給される。これによ
り、本実施例も第1実施例と同様に、ディジタル周波数
変換器23の出力データの中心周波数が所定の周波数と
なるように追従制御ができる。
【0036】ところで、本発明はフーリエ変換により周
波数変換後の信号を周波数軸上の信号に変換しているた
め、特に多数の直交する搬送波を使用し、各搬送波をP
SKやQAMで変調する直交周波数分割多重(OFD
M:Orthogonal Frequency Di
vision Multiplexing)方式の伝送
系では復調器内部に高速フーリエ変換(FFT)技術を
使用していることから、このOFDM方式の復調器に適
用して好適である。図5及び図6はそれぞれこのOFD
M方式の復調器に適用した本発明の第3及び第4実施例
のブロック図を示す。
【0037】図5の本発明の第3実施例のブロック図に
おいて、図1と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図5において、OFDM伝送系を経てディジタル移
動通信装置で受信された受信信号は入力端子31を介し
て直交復調器32に供給され、ここで局部発振周波数信
号発生器15よりの局部発振周波数信号と周波数変換さ
れてベースバンドの復調信号に変換された後、A/D変
換器33に供給されてアナログ−ディジタル変換され
る。
【0038】A/D変換器33より取り出されたディジ
タル復調データは時間軸上のデータであるが、FFT部
34に供給されて周波数軸上のデータに変換されて出力
端子35へ出力される一方、周波数ずれ検出器14に供
給される。周波数ずれ検出器14は図1と共に説明した
ように、周波数ずれに対応した極性及び帯域の周波数制
御信号を生成してこれを局部発振周波数信号発生器15
に供給し、その出力局部発振周波数信号を入力信号周波
数の変化に追従させ、入力信号の周波数ずれを補正す
る。
【0039】次に、本発明の第4実施例について図6と
共に説明する。図6は本発明の第4実施例のブロック図
で、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図6に示す第4実施例は周波数制御データ
をディジタル周波数変換器23に入力する場合の実施例
で、OFDM伝送系を経てディジタル移動通信装置で受
信された受信信号は入力端子41を介して直交復調器4
2に供給され、ここで局部発振周波数信号発生器43よ
りの局部発振周波数信号によって周波数変換される。な
お、直交復調器42は直交変調器と逆操作をする回路
で、アナログの周波数変換器の一種であり、変調波の復
調は、後段のA/D変換器22、FFT部44による処
理だけでなく、それ以降の各周波数データの検波部も含
めた回路で行われる。
【0040】直交復調器42より取り出された信号はA
/D変換器22によりディジタル復調データに変換され
た後、ディジタル周波数変換器23を介してFFT部4
4に供給されて周波数軸上のデータに変換される。FF
T部44の出力データは2分配され、一方は出力端子4
5へ出力され、他方は周波数ずれ検出器25に供給され
て周波数ずれに対応した極性及び帯域の周波数制御デー
タを生成してこれをディジタル周波数変換器23に供給
する。
【0041】本実施例によれば、A/D変換器22とF
FT部44との間に配置されたディジタル周波数変換器
23に、周波数ずれ検出器25の出力周波数制御データ
を入力することにより、入力信号周波数の変化に追従す
ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数変換後の入力信号をフーリエ変換器によりフーリ
エ変換することで周波数軸上の信号に変換し、そのフー
リエ変換器の出力信号を周波数ずれ検出器に入力するこ
とにより、送受信器間の周波数のずれを直接的に検出す
るようにしているため、送受信器間の周波数ずれが大き
い場合でも同期状態に引き込むことができ、送受信器の
局部発振周波数信号発生器の精度及び周波数安定度を高
めずとも良いので、安価な構成とすることができる。
【0043】また、本発明ではフーリエ変換器を用いて
いるため、復調器内部に高速フーリエ変換(FFT)技
術を使用しているOFDM方式の復調器に適用して好適
であり、よって、OFDM方式のディジタル移動通信装
置の信頼性向上に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】周波数ずれ検出器の一例のブロック図である。
【図3】図1の各部の信号の周波数スペクトラムを示す
図である。
【図4】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図6】本発明の第4実施例のブロック図である。
【図7】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
11、21 入力端子 12 周波数変換器 13、24 フーリエ変換器 14 周波数ずれ検出器 15、43 局部発振周波数信号発生器 22、33 A/D変換器 23 ディジタル周波数変換器 25 ディジタル周波数ずれ検出器 32、42 直交復調器 34、44 高速フーリエ変換部(FFT)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交周波数分割多重方式で変調された変
    調波を局部発振周波数信号によって周波数変換する周波
    数変換器と、 該周波数変換器の出力信号をフーリエ変換して周波数軸
    上の信号に変換するフーリエ変換器と、 該フーリエ変換器の出力信号に基づき、該周波数変換器
    の出力信号の周波数ずれの大きさに対応した帯域で、か
    つ、周波数ずれ方向に応じた極性の周波数制御信号又は
    周波数制御データを生成出力する周波数ずれ検出器と、 該周波数ずれ検出器の出力周波数制御信号又は周波数制
    御データにより前記周波数変換器の出力信号の周波数ず
    れを補正するように、周波数を変化させて発生した前記
    局部発振周波数信号を前記周波数変換器へ出力する局部
    発振周波数信号発生器とを有することを特徴とする自動
    周波数制御装置。
  2. 【請求項2】 直交周波数分割多重方式で変調された変
    調波を局部発振周波数信号に基づいて復調する直交復調
    器と、 該直交復調器の出力復調信号をディジタルデータに変換
    するA/D変換器と、 該A/D変換器の出力データを周波数軸上のデータに変
    換する高速フーリエ変換部と、 該高速フーリエ変換部の出力データを入力信号として受
    け、該直交復調器の出力復調信号の周波数ずれの大きさ
    に対応した帯域で、かつ、周波数ずれ方向に応じた極性
    を示す周波数制御データを生成出力する周波数ずれ検出
    器と、 該周波数ずれ検出器の出力周波数制御データにより前記
    直交復調器の出力復調信号の周波数ずれを補正するよう
    に、周波数を変化させて発生した前記局部発振周波数信
    号を前記直交復調器へ出力する局部発振周波数信号発生
    器とを有することを特徴とする自動周波数制御装置。
  3. 【請求項3】 直交周波数分割多重方式で変調された変
    調波を復調する直交復調回路部と、 該直交復調回路部の出力復調信号をディジタルデータに
    変換するA/D変換器と、 該A/D変換器の出力データを周波数制御データによっ
    て周波数変換するディジタル周波数変換器と、 該ディジタル周波数変換器の出力データを周波数軸上の
    データに変換する高速フーリエ変換部と、 該高速フーリエ変換部の出力データを入力信号として受
    け、該ディジタル周波数変換器の出力データの周波数ず
    れの大きさに対応した帯域で、かつ、周波数ずれ方向に
    応じた極性を示す前記周波数制御データを生成して前記
    ディジタル周波数変換器へ出力する周波数ずれ検出器と
    を有することを特徴とする自動周波数制御装置。
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