JP3148090B2 - Ofdm信号同期復調器 - Google Patents

Ofdm信号同期復調器

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JP3148090B2
JP3148090B2 JP06063095A JP6063095A JP3148090B2 JP 3148090 B2 JP3148090 B2 JP 3148090B2 JP 06063095 A JP06063095 A JP 06063095A JP 6063095 A JP6063095 A JP 6063095A JP 3148090 B2 JP3148090 B2 JP 3148090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にキャリア同期及び
クロック同期を情報信号(シンボル)から得るようにし
たOFDM信号同期復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号又は音声信号の伝送シス
テムにおいて、高品質で周波数利用効率が高いデジタル
変調方式を利用したシステムが開発されている。特に、
移動体通信においては、マルチパス干渉に強い直交周波
数分割多重(以下、OFDM(Orthogonal
Frequency Division Multip
lex)という)の採用が検討されている。OFDM
は、伝送デジタルデータを互いに直交する多数(約25
6ないし2048)の搬送波(以下、キャリアという)
に分散し、それぞれを変調する方式である。
【0003】図10は、OFDM被変調波の周波数スペ
クトルを示す波形図である。図10に示すように、OF
DM被変調波は多数のキャリアによって構成されてお
り、各キャリアは例えばQAM変調(直交振幅変調)さ
れている。チャンネル内のOFDM被変調波の周波数パ
ワースペクトルは、QAM変調された多数のキャリアの
周波数スペクトルの重ね合わせで表される。また、各キ
ャリア同士は比較的小さく等しい周波数間隔で隔てられ
ていることから、OFDM被変調波の波形は白色雑音と
類似している。
【0004】ところで、OFDM被変調波は直交変調さ
れて伝送される。受信側では同期復調によってOFDM
被変調波を得る。この場合には、発振器の発振出力を伝
送波によって制御することにより、同期復調用の再生キ
ャリアを再生することが考えられる。ところが、伝送さ
れたOFDM被変調波が白色雑音に類似した波形である
ため、OFDM被変調波を用いて周波数離調を0にする
ことは出来ない。そこで、従来のOFDM同期復調回路
においては発振器の精度を可能な限り向上させて周波数
離調が発生しないようにしている。
【0005】図11は、このような従来のOFDM同期
復調回路を含むOFDM変復調回路を示すブロック図で
あり、1992年度NHK技術研究所公開研究発表予稿
集pp.28−36に記載されたものである。
【0006】OFDM変調回路1は、逆高速離散フーリ
ェ変換(以下、IFFTという)回路によって送信デー
タをOFDM変調した後、周波数がf1のキャリアを用
いて直交変調して加算器2から出力する。OFDM同期
復調回路3には加算器4を介してOFDM被変調波が入
力される。このOFDM被変調波は、帯域通過フィルタ
(BPF)5に与えられて雑音が除去された後、乗算器
6,7に与えられる。乗算器6は発振器8から周波数が
f1の同相軸の再生キャリアが与えられて、OFDM被
変調波との乗算によって同相検波を行う。また、乗算器
7は発振器8の出力が移相器9によって−90度移相さ
れて入力され、OFDM被変調波との乗算によって直交
軸検波を行う。乗算器6,7からの検波出力はそれぞれ
低域通過フィルタ(LPF)10,11を介してアナロ
グデジタル(A/D)変換器12,13に与えられてデ
ジタル信号に変換される。A/D変換器12,13の出
力は高速離散フーリェ変換(以下、FFTという)回路
14に与えられて各キャリアが復調される。FFT回路
14からの復調出力は、パラレルシリアル(P/S)変
換回路15によってシリアルデータに変換されて出力さ
れる。
【0007】図11の装置においては、上述したように
発振器8の発振精度をきわめて高くすることにより周波
数離調の発生を防いでいる。しかしながら、発振器の精
度を維持することは極めて困難であり、また、高精度の
発振器は高価で普及型の受信機に搭載するには無理があ
る。
【0008】また、OFDM被変調波の波形が白色雑音
に類似していることから、OFDM被変調波を用いて再
生クロックの周波数を高精度に維持することも困難であ
る。そこで、クロック同期を得るために基準信号を挿入
する方法が採用されることがある。例えば、数十シンボ
ル期間毎に無信号期間(ヌルシンボル期間)又はスロッ
トなどの基準信号を付加する。そして送信データ中に含
まれる基準信号を検出することにより、復調側において
クロック同期をとることが可能である。即ち、変調波の
エンベロープから基準信号の境界のタイミングを検出
し、この検出タイミングを基準としてクロック同期を得
る。
【0009】しかしながら、周期的に送信される基準信
号を基準としてクロック同期をとる方法では十分な精度
を得ることができない。また、基準信号が妨害を受けて
誤検出されることがあり、このときは次に基準信号が検
出されるまで長時間にわたって正常な復調動作を行うこ
とができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のOFD
M信号同期復調器においては高精度の発振器を用いるこ
とによりキャリア同期を得ており、普及型の受信機に採
用することは困難であるという問題点があった。また、
伝送信号に基準信号を挿入してクロックを再生する方法
では精度が低く妨害にも弱いという問題点があった。そ
こでこの発明は、OFDM被変調波を用いてキャリア同
期及びクロック同期を得ることができるOFDM信号同
期復調器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力OFD
M信号に含まれる複数のキャリアの中からベースバンド
に周波数変換されたときにその中心周波数がDC(直
流)であるようなキャリアを選択する第1のキャリア選
択手段と、前記入力OFDM信号に含まれる複数のキャ
リアの中からベースバンドに周波数変換されたときにそ
の中心周波数がDCではないようなキャリアを選択する
第2のキャリア選択手段と、前記第1のキャリア選択手
段で選択されたキャリアの位相誤差を求める第1の位相
誤差検出手段と、前記第2のキャリア選択手段で選択さ
れたキャリアの位相誤差を求める第2の位相誤差検出手
段と、前記第1の位相誤差検出手段の出力によって発振
器の発振周波数を変更してOFDM信号のキャリア位相
同期を行うキャリア再生手段と、前記第2の位相誤差検
出手段の出力によって発振器の発振周波数を変更してO
FDM信号のクロック再生を行うクロック再生手段とを
備えたことを特徴とする。またこの発明は、入力OFD
M信号に含まれる複数のキャリアの中からベースバンド
に周波数変換されたときに中心周波数がDC(直流)と
なるキャリアの近傍にあらかじめ指定した領域に属する
複数のキャリアの中でもっともパワーの大きいキャリア
を選択する第1のキャリア選択手段と、前記入力OFD
M信号に含まれる複数のキャリアの中からベースバンド
に周波数変換されたときにDC以外の所定の周波数を中
心とする領域に属する複数のキャリアの中で、最もパワ
ーの大きいキャリアを選択する第2のキャリア選択手段
と、前記第1のキャリア選択手段で選択されたキャリア
の位相誤差を求める第1の位相誤差検出手段と、前記第
2のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位相誤差
を求める第2の位相誤差検出手段と、前記第1の位相誤
差検出手段の出力によって発振器の発振周波数を変更し
てOFDM信号のキャリア位相同期を行うキャリア再生
手段と、前記第2の位相誤差検出手段の出力によって発
振器の発振周波数を変更してOFDM信号のクロック再
生を行うクロック再生手段とを備えたことを特徴とす
る。さらにこの発明は、入力OFDM信号が複数のデジ
タル変調方式によって変調されたキャリアを含む時に、
配置されるシンボルの総数が少ないことによる変調方式
の違いによってクロック再生やキャリア再生が行いやす
いキャリアの中から入力信号をベースバンドに復調した
ときの中心周波数がDCの近傍となるあらかじめ決めら
れたキャリアを選択する第1のキャリア選択手段と、上
記クロック再生やキャリア再生が行いやすいキャリアの
中から入力信号をベースバンドに周波数変換されたとき
にDD近傍以外の周波数を中心とするあらかじめ決めら
れたキャリアを選択する第2のキャリア選択手段と、前
記第1のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位相
誤差を求める第1の位相誤差検出手段と、前記第2のキ
ャリア選択手段で選択されたキャリアの位相誤差を求め
る第2の位相誤差検出手段と、前記第1の位相誤差検出
手段の出力によって発振器の発振周波数を変更してOF
DM信号のキャリア位相同期を行うキャリア再生手段
と、前記第2の位相誤差検出手段の出力によって発振器
の発振周波数を変更してOFDM信号のクロック再生を
行うクロック再生手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記の手段において、直交検波手段は再生キャ
リアを用いて検波出力を得、復調手段は、直交検波手段
の検波出力を再生クロックを用いてサンプリングした後
復調して復調信号を得る。復調信号の所定のキャリアの
復調シンボルのコンステレーションは位相誤差検出手段
に与えられてシンボルの位相誤差が求められる。復調シ
ンボルは、再生キャリアの周波数ずれ又は再生クロック
の周波数ずれが発生した場合に位相が回転する。ここ
で、位相回転の角度は再生キャリア周波数又は再生クロ
ック周波数のずれに基づき、また、異なるキャリアのあ
いだでは回転位相の符号は同符号であることから、キャ
リア再生手段はひとつの復調シンボルの位相ずれ、ある
いは二つ以上の復調シンボルの位相ずれの和に基づいて
再生キャリアを制御してキャリア同期を得る。再生クロ
ック周波数のずれに基づくコンステレーションの位相回
転は異なるキャリアのあいだでは符号が反転するか、ま
たは回転量が異なる。クロック再生手段は二つ以上の復
調シンボルの位相ずれの差に基づいて再生クロックを制
御してクロック同期を得る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1はこの発明にかかわるOFDM信号
同期復調器の一実施例を示すブロック図である。図中、
単線矢印は実数信号の経路を示し、複線矢印は複素信号
の経路を示している。
【0016】入力端子101には、図示しないチューナ
によって受信されIF信号に変換されたOFDM変調信
号波が導入される。OFDM変調信号波の各キャリアは
直交振幅変調(QAM)や位相変調(PM)によって変
調されている。以下ではキャリアが直交振幅変調されて
いるとして説明するが、この発明はこれに制限されるも
のではない。QAM信号波は複素表現の実部に対応する
Iデータと虚部に対応するQデータによって情報を伝送
するシンボルを表現する。
【0017】IF信号は帯域通過フィルタ(以下、BP
Fとする)102に与えられ、BPF102は通過帯域
外の雑音を除去してアナログデジタル(A/D)変換器
103に与える。A/D変換器103は、後述する発振
器121の出力に基づいてBPF102からのアナログ
信号入力をデジタル信号に変換する。A/D変換器10
3の出力は乗算器104と105に入力する。乗算器1
04と105はA/D変換器103から与えられた信号
にそれぞれsin/cos変換器106が出力するsi
n波またはcos波を乗算して直交検波し、入力信号を
ベースバンド信号に変換する。
【0018】乗算器104からの同相検波軸出力は、ロ
ーパスフィルタ(以下、LPFとする)107を、乗算
器105からの直交検波軸出力(Q信号)はLPF10
8を介してそれぞれ信号の高周波成分を除去された後、
FFT回路111と同期検出回路109に与えられる。
同期検出回路109は、LPF107,108の出力と
発振器121の出力を入力とし、OFDMシンボルのシ
ンボル同期タイミング信号110と、復調器各部で使用
されるシステムクロックを発生する。シンボル同期タイ
ミング信号110はFFT回路111に与えられる。F
FT回路111は、シンボル同期タイミング信号110
に同期して1OFDMシンボルずつの入力データに対し
てFFT計算を行い、その結果をキャリアデータとして
出力する。このデータは、1OFDMシンボル中のキャ
リアの復調データがあらかじめ決められた順序で出力さ
れるものである。ここで出力されたキャリアデータは等
化回路112とキャリア選択器114に与えられる。等
化回路112は復調されたOFDM信号の波形等化を行
い復調器出力113として出力する。キャリア選択器1
14は、入力するキャリアデータの時系列からキャリア
同期とクロック同期に用いるキャリアデータを取り出し
位相誤差検出回路115,116および位相検出回路1
28に出力する。
【0019】図2は、キャリア選択器114の構成を示
す。図2(A)はキャリア選択器114の実施例であ
る。FFT回路111からの入力は選択部801,80
2に入力される。選択部801はカウンタ803の出力
によって入力信号を出力するかしないかを選択する。選
択部802はカウンタ804の出力によって同様に動作
する。カウンタ803はOFDM信号のシンボル同期信
号110によってカウント値をリセットし、OFDMキ
ャリアのサンプルタイミングに同期したシンボルクロッ
クによってOFDMキャリアの数を数える。カウンタ8
03はカウントによってOFDMキャリアの中の図2
(B)に示すキャリア303がキャリア選択器114に
入力したことを知り、選択器801にこれを通知してこ
のキャリアデータを位相誤差検出回路115に出力させ
る。また、カウンタ804は同様にOFDMシンボル同
期信号110とシンボルクロックによって図2(B)に
示すキャリア302がキャリア選択器114に入力した
ことを知り、選択部802にこれを通知してキャリアデ
ータを位相誤差検出回路116に出力させる。
【0020】位相誤差検出回路115および116は、
図3で説明するように動作する。図3(a)に示したの
は、復調器に入力した入力シンボル201と位相誤差検
出回路115,116が位相誤差検出に利用する基準点
202のI−Q平面上での位置である。図3(a)では
基準点は16QAMを理想的に同期復調してシンボルの
位置に配置されており、位相誤差検出回路は入力シンボ
ル201と、その近傍の基準点202の間の位相差20
4を出力する。また位相誤差検出回路の別の構成例を図
3(b)に示す。基準点204はI−Q平面の各象限に
1つずつI軸とQ軸に対して45度の角度をなす方向に
ある。位相誤差検出回路は入力シンボル203とこの基
準点204の間の位相差205を位相誤差として出力す
る。図3(a)と(b)では、16QAMを例に取って
説明しているがこの発明はこの例に限定されない。
【0021】また、位相検出回路128はキャリア選択
器114で選択された入力シンボルがI軸(又はQ軸)
となす角度をシンボル位相として出力する。位相誤差検
出回路115の出力は、ループフィルタ119によって
高い周波数成分の雑音を取り除かれ、D/A変換器12
0でアナログ信号に変換される。このアナログ信号は、
発振器121の発振周波数を変化させるために使用さ
れ、この発振周波数は同期検出回路109とA/D変換
器103に入力される。さらに位相誤差検出回路115
の出力は、位相同期検出回路117に入力され、ここで
再生クロックの同期検出が行われる。
【0022】図4は、位相同期検出回路117の構成を
示している。入力した位相誤差信号が入力901であ
る。閾値判定器902は入力信号901とあらかじめ与
えた閾値を比較してこの閾値よりも入力信号901が小
さくなったときに1を、そうでないときにゼロを出力す
る。カウンタ904は、閾値判定器902の出力を積算
するが、計時器903からのリセット信号905によっ
てその積算結果をゼロリセットする。計時器903は、
システムクロックをカウントすることであらかじめ与え
た一定の時間を計測し、その時間毎にリセット信号90
5を出力する。カウンタ904の出力は、閾値判定器9
06に与えられてあらかじめ与えた別の閾値と比較され
る。閾値判定器906は入力値が閾値よりも大きい時に
同期信号を出力し、小さい時に非同期信号を出力する。
【0023】先の位相誤差検出回路116の出力は、ル
ープフィルタ122によって高い周波数成分の雑音を取
り除かれる。また、位相検出回路128の出力は、遅延
器123と加算器124とによって1シンボル分過去の
信号と加算された後にループフィルタ125によって高
い周波数成分の雑音を取り除かれる。ループフィルタ1
22と125の出力は加算器126で加算され、NCO
(数値制御発振器)127の発振周波数制御を行う。
【0024】ここでループフィルタ122の出力は、キ
ャリア位相同期信号であり、ループフィルタ125の出
力は、キャリアの周波数同期信号である。これら2つの
信号を加算器126で加算しNCO127の制御信号と
することにより、NCO127は、入力OFDM信号の
キャリアに位相同期するだけの発振周波数で発振する。
NCO127の発振信号は、sin/cos変換器10
6に与えられる。
【0025】位相誤差検出回路116の出力は、さらに
位相同期検出回路118に入力され、ここでは再生クロ
ックの同期検出が行われる。位相同期検出回路118の
構成と動作は図4に示したような位相同期検出回路11
7と同様である。位相同期検出回路117と118は、
OFDMシンボルのクロック同期とキャリア同期を検出
し、これは復調システムの各部に送られる。復調システ
ムは、これらの同期判定結果によって、位相同期後はル
ープフィルタ119,122または125のフィルタ係
数を同期以前よりも小さく切り替えて位相同期動作の安
定をはかるなどする。
【0026】図1の実施例の動作をさらに図5を参照し
て説明する。図5の301はOFDM被変調波のパワー
スペクトル例である。OFDM変調波は複素変調されて
伝送されるので、そのパワースペクトルの中心には直流
(DC)成分を持つキャリア302が存在する。キャリ
ア303はDC成分を持たないその他のキャリアであ
る。1OFDMシンボルをFFT回路111によって復
調すると各OFDMキャリアの周波数スペクトルが得ら
れ、それぞれのキャリアがFFT回路111から出力さ
れる順序は予め決定している。このため図2に示したカ
ウンタ801などによってFFT回路111から出力さ
れる復調信号の数を1OFDMシンボルごとに数えるこ
とでキャリア302または303の復調データを得るこ
とが可能となる。
【0027】これらのキャリア302と303を用いた
周波数および位相同期について説明する。図5(b)に
示すように、もしOFDMキャリアと再生キャリア周波
数の間にΔfの周波数ずれがあるとキャリア302,3
03共にΔfだけ周波数軸上を平行移動したように観察
される。この平行移動の量と方向は再生キャリア周波数
ずれの量と正負による。また、クロック周波数ずれがあ
る場合には、図5(c)のキャリア303に示すように
キャリア302を中心にしてその両側のキャリアが同時
にキャリア302から離れる方向あるいは近づく方向に
移動する。これらが離れるか近づくかは再生クロック周
波数ずれの量と正負による。よってキャリア302の周
波数ずれをシンボル位相誤差によって検出すれば、キャ
リア同期に利用することができ、キャリア302以外の
キャリア303のQAMシンボル位相ずれを検出して発
振器にフィードバックすることで再生クロック同期を得
ることができる。キャリア303とするQAMキャリア
は伝送時に妨害を受けにくいと考えられる周波数のもの
をあらかじめ決定しておく。
【0028】さらに、これらのキャリア302と303
が伝送時に妨害を受けることを考えて、これらのキャリ
ア近傍にある数本のキャリアを302と303とともに
キャリア選択器に入力し、キャリア選択器は、図6で説
明するように妨害の程度に応じてこれらのキャリアのう
ちから位相誤差検出に用いるキャリアを選択することが
できるようにしてもよい。これらのどのキャリアにおい
ても上記の同期方法は適用可能である。
【0029】図6において、キャリア302および30
3近傍の周期にあるキャリア群からキャリア再生および
クロック再生に適したキャリアを選択してキャリア再
生、クロック再生を行う場合のキャリア選択回路につい
て説明する。
【0030】FFT回路111の出力は、選択器80
5,812に入力する。選択器805はカウンタ809
の出力によって入力信号を出力するかしないかを選択す
る。選択器812はカウンタ816によって同様に動作
する。選択器805の出力は振幅計算機806に入力す
る。カウンタ809および816はOFDMシンボル同
期信号110によってリセットされ、シンボルクロック
に同期してカウントアップする。ここでカウントアップ
した数値があらかじめ定めた数になった時にこれを選択
器805,812に通知することでFFT回路111の
出力系列から希望のキャリアデータを選択することがで
きる。このようにして選択したキャリア群は振幅計算機
806と813に入力する。振幅計算機806,813
は入力したキャリアのシンボル振幅すなわちパワーを計
算する。パワーが小さいキャリアはノイズ成分から大き
な妨害を受けている可能性が大きいのでこれを除去する
必要がある。しかし、多値QAMなどシンボル振幅が幾
つかの値をとる変調方式が採用されている場合、入力し
たキャリアから計算されたシンボルのパワーが小さいこ
とがそのままキャリアのパワーが小さいことを意味しな
い。このため幾つかのOFDMシンボルにわたって周波
数成分ごとにキャリアのシンボルパワーの計算結果を平
滑器807および814で平均化し、キャリアのパワー
の大きさを推定する。平滑器807,814の出力をキ
ャリアパワーの代表値とし、これを比較器808,81
5で比較してパワーがもっとも大きいキャリアを選択す
る。
【0031】そして比較器808,815はパワーが最
も大きいキャリアデータがFFT回路111から出力さ
れる順番データを、タイミング発生器810,817に
与える。タイミング発生器810,817は、OFDM
シンボル同期信号110によってリセットされシンボル
クロックを計数して、シンボルクロックの係数結果が比
較器808,815からの値に等しくなったときタイミ
ング信号を選択器811,818に与える。選択器81
1,818は、与えられたタイミング信号で入力信号を
そのまま出力し、その他は出力しない。
【0032】以上のようにしてクロック再生やキャリア
再生に適したキャリアデータを選択するキャリア選択器
114を構成することができる。また、選択器805お
よび812で選択するキャリアについてあらかじめわか
っている条件により様々な制限をかけることができる。
例えば、復調器に入力するOFDM信号101のキャリ
アが複数種類の変調方式によって変調されている場合、
各キャリアの変調方式はあらかじめ決定されている。こ
れらキャリアのデータがFFT回路111から出力され
る順番をカウンタ809,816に与え、カウンタ80
2および816がカウントした数をこの順番と比較して
合致した時に選択器805,812に信号を出力する。
このようにカウンタ809,816を構成することでキ
ャリア選択器114は、例えば64QAMの変調キャリ
アとQPSKの変調キャリアを混成してOFDM伝送が
行われているときにキャリア再生やクロック再生を行い
やすいQPSK変調キャリアだけを用いてこれらの同期
を行うことができる。
【0033】図7は、別の実施例の動作を説明するため
に示した。図7はOFDMシンボルのパワースペクトル
を示す。OFDM復調を行ったあとベースバンドでDC
成分を持つQAMキャリアがキャリア703である。キ
ャリア701,702はキャリア703から周波数軸上
の正負の方向に同じ周波数fcだけ離れている。ここ
で、入力キャリアと再生キャリアの周波数ずれがΔfだ
けある場合にキャリア701,702は図7(b)に示
したように周波数軸上でΔfだけ移動する。これらのキ
ャリアの周波数の和を取ると周波数ずれΔfの2倍の周
波数ずれが得られる。
【0034】QAMシンボルの位相誤差は、キャリア周
波数ずれに比例するので、キャリア701,702それ
ぞれから得られたシンボル位相誤差の和を得、この和を
なくすようにキャリア周波数制御を行うことでキャリア
同期が可能である。また、入力信号のクロック周波数と
再生クロック周波数にΔfの周波数ずれがある場合には
図7(c)に示したようにキャリア701,702が周
波数軸上を移動する。この場合、2つのキャリア周波数
の差を取ると周波数ずれΔfの2倍の周波数ずれが得ら
れる。ここでも前記と同様にQAMシンボルの位相誤差
は周波数ずれに比例するのでQAMシンボル位相誤差の
差をとって、これをなくすようにクロック再生すること
でクロック同期が可能である。
【0035】図8は、このような動作にもとづく実施例
を示している。図8の実施例ではキャリア選択器401
は、DC成分を持つキャリアに対してfcまたは約fc
離れた2つのキャリアを選択する。キャリア選択器40
1の構成は例えば図2(A)に示したものと同様であ
る。図2(A)でカウンタ802,804が数えるべき
キャリアデータの数を図7のキャリア701,702に
対応する数にすればよい。このキャリア選択器401の
出力は、位相誤差検出回路115と116および位相検
出回路404と405に与えられる。位相誤差検出器1
15と116はシンボル位相誤差を求め、位相検出回路
404と405はキャリアに割り当てられたシンボルが
I軸やQ軸に対してなす角度を求める。位相誤差検出回
路115,116の出力は差分器406と加算器407
によって差と和を計算され、和がクロック位相となり差
がキャリア位相となる。これらのクロック位相とキャリ
ア位相は図1の実施例と同様にキャリア同期再生とクロ
ック同期再生に用いられる。
【0036】位相検出回路404と405の出力は、加
算器408で加算される。この和は遅延器123および
加算器124に与えられて周波数同期に用いられる。差
分器406と加算器407の出力は上記以外に位相同期
判定回路117と118に与えられ、それぞれ位相同期
判定が行われる。
【0037】図7と図8で説明した実施例においても、
図1と図5で説明した実施例と同様に、選ばれた複数本
のOFDMキャリアから最もクロック同期とキャリア同
期に適したキャリアを選択して同期を行うことができ
る。この場合、キャリア選択器114の構成として図6
に示した構成が利用できる。まず、カウンタ809と選
択器805で選択されるOFDMキャリアはDC成分を
中心周波数とするキャリアからfcだけ離れた図7のキ
ャリア702に相当するキャリアの近傍にあるキャリア
であるとする。また、カウンタ816と選択器812で
選択されるOFDMキャリアはDC成分を中心周波数と
するキャリアから−fcだけ離れた図7のキャリア70
1に相当するキャリアの近傍にあるキャリアであるとす
る。これらのキャリアは以下で述べるように変調方式が
クロックまたはキャリア同期に適している変調方式であ
るものに限ってもよい。
【0038】図6において、カウンタ809および81
6は、OFDMシンボル同期信号110によってリセッ
トされ、シンボルクロックに同期してキャリアデータの
数を数える。ここで数えた数値をあらかじめ定めた数に
なった時にこれを選択器805、812に通知すること
でFFT回路111の出力系から希望のキャリアデータ
を選択することができる。このようにして選択したキャ
リア群の振幅計算機806と813に入力する。振幅計
算機806,813は入力したキャリアのシンボル振幅
すなわちパワーを計算する。パワーが小さいキャリアは
ノイズ成分から大きな妨害を受けている可能性が大きい
のでこれを除去する必要がある。しかし、多値QAMな
どシンボル振幅が幾つかの値をとる変調方式が採用され
ている場合、入力したキャリアから計算されたシンボル
のパワーが小さいことがそのままキャリアのパワーが小
さいことを意味しない。このため幾つかのOFDMシン
ボルにわたって周波数成分ごとにキャリアのシンボルパ
ワーの計算結果を平滑器807および814で平均し、
キャリアのパワーの大きさを推定する。平滑器807,
814の出力をキャリアパワーの代表値とし、これを比
較器808,815で比較してパワーがもっとも大きい
キャリアを選択する。比較器808,815は、パワー
が最も大きいキャリアデータがFFT回路111から出
力される順番を示すデータを、タイミング発生器81
0,817に与える。タイミング発生器810,817
は、OFDMシンボル同期信号110によってリセット
され、シンボルクロックを計数して、シンボルクロック
の係数結果が比較器808,815からの値に等しくな
ったときにタイミング信号を選択器811,818に与
える。選択器811,818は与えられたタイミング信
号で入力信号をそのまま出力し、その他は出力しない。
【0039】以上のようにしてクロック再生やキャリア
再生に適したキャリアデータを選択するキャリア選択回
路114を構成することができる。また、図9にキャリ
ア選択器401の別の実施例を示す。
【0040】この回路ではカウンタ821は、OFDM
シンボル同期信号110によってリセットされ、シンボ
ルクロックに同期してキャリアデータの数を数える。こ
こで数えた数値があらかじめ定めた数になった時にこれ
を選択器に通知することでFFT回路111の出力系列
から希望のキャリアデータを選択することができる。こ
こで選択したキャリア群の振幅計算機830に与えられ
パワーを計算される。パワーが小さいキャリアはノイズ
成分から大きな妨害を受けている可能性が大きいのでこ
れを除去するため、図6の実施例と同様に平滑器822
でキャリア毎に平均パワーを求める。平滑器822の出
力はメモリ回路823または832に入力する。まず、
スイッチ831によって図7に示すキャリア701また
は702近傍から選ばれたキャリア群のどちらかがメモ
リ回路823に入力し、メモリ回路823に入力されな
かったキャリア群はメモリ回路832に入力する。メモ
リ回路823と832は互いにスイッチ831からの入
力を受けつつ、図7においてベースバンドでの周波数が
DC成分を挟んで正負同じ絶対値の周波数を中心周波数
に持つキャリアのパワーデータを同時に加算器824に
出力する。加算器824はこれらのパワーの和を計算し
て比較器825に入力する。比較器825は、1OFD
Mシンボル中でパワーの和が最も大きくなるメモリ回路
823と824の出力からの一対のキャリアデータのそ
れぞれがFFT回路111から出力される順番をタイミ
ング発生器826と828に1つずつ与える。タイミン
グ発生器826,828は、OFDMシンボル同期信号
110によってリセットされシンボルクロックを計数し
て、シンボルクロックの係数結果が比較器825からの
値に等しくなった時にタイミング信号を選択器827,
829に与え、これらの選択器827,829は、タイ
ミング信号が与えられたときに入力信号をそのまま出力
し、その他は出力しない。以上のようにしてクロック再
生やキャリア再生に適したキャリアデータを選択するキ
ャリア選択器401を構成することができる。
【0041】以上説明したように、この実施例において
はFFT回路111からの復調信号のシンボル位相ずれ
から再生キャリアと再生クロックの周波数ずれや位相ず
れを検出し、検出結果に基づいて制御する。情報信号自
体からキャリア同期及びクロック同期の制御信号を得て
おり、高価な発振器を用いることなくまた、特別な基準
信号を挿入することなく確実で高速にキャリア同期及び
クロック同期を得ることができ、妨害に強いOFDM復
調が可能である。
【0042】また、上記の2つの実施例においてはそれ
ぞれ位相誤差検出回路115,116の2つを使用して
いるが、これらの位相誤差検出回路で行われる処理は同
じ入力信号に対して同じ結果を与えるものであってもよ
い。また、FFT回路111から位相誤差検出器11
5,116それぞれに与えられていた入力をパラレル/
シリアル変換器を通してシリアル信号にした後、ひとつ
の位相誤差検出回路に与えて、それぞれの信号に対する
位相誤差を得てもよい。この場合、位相誤差検出回路の
出力信号をシリアル・パラレル変換器によってパラレル
信号に戻し、その後、このパラレルな位相誤差信号によ
ってクロック再生またはキャリア再生を行える。これら
の再生動作は、上記2つの実施例に準じることができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、OFDM被変調波を用いてキャリア同期およびクロ
ック同期を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のOFDM信号同期復調器の一実施例
を示す図。
【図2】図1のキャリア選択器の例とその動作を説明す
るための図。
【図3】図1の位相検出回路の動作を説明するために示
したシンボル図。
【図4】図1の位相同期検出回路の具体的構成例を示す
図。
【図5】位相誤差を検出されるキャリアの関係を示す
図。
【図6】キャリア選択器の更に他の実施例を示す図。
【図7】位相誤差を検出されるキャリアの関係の他の例
を示す図。
【図8】この発明のOFDM同期信号復調器の別の実施
例を示す図。
【図9】キャリア選択器のまた他の実施例を示す図。
【図10】OFDM被変調波の周波数スペクトルを示す
波形図。
【図11】OFDM変復調システムを示すブロック図。
【符号の説明】
102…帯域通過フィルタ(BPF)、103…アナロ
グデジタル(A/D)変換器、104、105…乗算
器、106…sin/cos変換器、107、108…
低域通過フィルタ(LPF)、111…FFT回路、1
12…等化回路、114、401…キャリア選択器、1
15…位相誤差検出回路、116…位相誤差検出回路、
117、118…位相同期検出回路、120…D/A変
換器、121…発振器、119、122、125…ルー
プフィルタ、123…遅延器、124、126、40
7、408…加算器、127…NCO、128、40
4、405…位相検出回路、406…減算器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力OFDM信号に含まれる複数のキャ
    リアの中からベースバンドに周波数変換されたときにそ
    の中心周波数がDC(直流)であるようなキャリアを選
    択する第1のキャリア選択手段と、 前記入力OFDM信号に含まれる複数のキャリアの中か
    らベースバンドに周波数変換されたときにその中心周波
    数がDCではないようなキャリアを選択する第2のキャ
    リア選択手段と、 前記第1のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位
    相誤差を求める第1の位相誤差検出手段と、 前記第2のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位
    相誤差を求める第2の位相誤差検出手段と、 前記第1の位相誤差検出手段の出力によって発振器の発
    振周波数を変更してOFDM信号のキャリア位相同期を
    行うキャリア再生手段と、 前記第2の位相誤差検出手段の出力によって発振器の発
    振周波数を変更してOFDM信号のクロック再生を行う
    クロック再生手段とを備えたことを特徴とするOFDM
    信号同期復調器。
  2. 【請求項2】 入力OFDM信号に含まれる複数のキャ
    リアの中からベースバンドに周波数変換されたときに中
    心周波数がDC(直流)となるキャリアの近傍にあらか
    じめ指定した領域に属する複数のキャリアの中でもっと
    もパワーの大きいキャリアを選択する第1のキャリア選
    択手段と、 前記入力OFDM信号に含まれる複数のキャリアの中か
    らベースバンドに周波数変換されたときにDC以外の所
    定の周波数を中心とする領域に属する複数のキャリアの
    中で、最もパワーの大きいキャリアを選択する第2のキ
    ャリア選択手段と、 前記第1のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位
    相誤差を求める第1の位相誤差検出手段と、 前記第2のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位
    相誤差を求める第2の位相誤差検出手段と、 前記第1の位相誤差検出手段の出力によって発振器の発
    振周波数を変更してOFDM信号のキャリア位相同期を
    行うキャリア再生手段と、 前記第2の位相誤差検出手段の出力によって発振器の発
    振周波数を変更してOFDM信号のクロック再生を行う
    クロック再生手段とを備えたことを特徴とするOFDM
    信号同期復調器。
  3. 【請求項3】 入力OFDM信号が複数のデジタル変調
    方式によって変調されたキャリアを含む時に、 配置されるシンボルの総数が少ないことによる変調方式
    の違いによってクロック再生やキャリア再生が行いやす
    いキャリアの中から入力信号をベースバンドに復調した
    ときの中心周波数がDCの近傍となるあらかじめ決めら
    れたキャリアを選択する第1のキャリア選択手段と、 上記クロック再生やキャリア再生が行いやすいキャリア
    の中から入力信号をベースバンドに周波数変換されたと
    きにDD近傍以外の周波数を中心とするあらかじめ決め
    られたキャリアを選択する第2のキャリア選択手段と、 前記第1のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位
    相誤差を求める第1の位相誤差検出手段と、 前記第2のキャリア選択手段で選択されたキャリアの位
    相誤差を求める第2の位相誤差検出手段と、前記第1の
    位相誤差検出手段の出力によって発振器の発振周波数を
    変更してOFDM信号のキャリア位相同期を行うキャリ
    ア再生手段と、 前記第2の位相誤差検出手段の出力によって発振器の発
    振周波数を変更してOFDM信号のクロック再生を行う
    クロック再生手段を備えたことを特徴とするOFDM信
    号同期復調器。
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