JPH0795175A - Ofdm信号復調装置 - Google Patents

Ofdm信号復調装置

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JPH0795175A
JPH0795175A JP5238657A JP23865793A JPH0795175A JP H0795175 A JPH0795175 A JP H0795175A JP 5238657 A JP5238657 A JP 5238657A JP 23865793 A JP23865793 A JP 23865793A JP H0795175 A JPH0795175 A JP H0795175A
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JP
Japan
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sub
power
carriers
frequency
input
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Pending
Application number
JP5238657A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sugita
康 杉田
Tatsuya Ishikawa
石川  達也
Takashi Seki
隆史 関
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0795175A publication Critical patent/JPH0795175A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 安価なOFDM受信用のAFC装置を有する
OFDM信号復調装置を提供する。 【構成】 OFDM(直交同波数多重)変調方式により
伝送されてきた信号が、乗算器101,102で直交検
波され、それぞれI軸成分、Q軸成分はデジタル化され
てガード期間除去器105を経た後、直列並列変換器1
06、FFT演算器107並列直列変換器108、遅延
検波器118にて復調される。ここで選択器109,パ
ワー計算器110,111,フェージング除去器11
2,比較器113,D/A変換器114,VCXO11
5の経路は、AFCループを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばOFDM変調
で送信された信号を受信し、復調するOFDM信号復調
装置に関し、特にAFC(自動周波数制御)機能を改善
したのもである。
【0002】
【従来の技術】映像信号または音声信号を伝送するシス
テムにおいて、高品質な伝送および周波数利用効率の向
上に役立つディジタル変調・復調システムとして、OF
DM(直交周波数分割多重)変調方式が提案されてい
る。OFDMは、1チャンネル帯域内に多数(256〜
1024程度)サブ・キャリアを立てる変調方式で、そ
の周波数スペクトルは図10に示す様になる。それぞれ
のサブ・キャリアはQAM(直交振幅変調)で変調され
ていて、OFDMのチャンネル内の周波数パワー・スペ
クトル202は、これらのQAMされた多重のサブ・キ
ャリアの周波数スペクトル201の重ね合わせで表され
る。
【0003】ここで、普通のOFDMサブ・キャリアの
周波数スペクトルはすべて同等のもので、また、狭い周
波数間隔で等間隔に並んでいる。このためOFDM変調
波はほとんど白色雑音の波形となる。このために周波数
同調を行なうにも、その対象となる周波数離調の程度が
わからないので行なうことが出来なかった。このため、
従来のOFDM復調器(1992年度NHK技術研究所
公開研究発表予稿集pp.28−36)では受信機で検
波を行なう際に使っている発振器の精度を可能な限り上
限にまで上げ、その精度によって周波数離調が発生しな
いようにしている。
【0004】しかし、このような発振器は普及型の受信
機に搭載することは、発振器の品質を維持するために相
当の手間がかかり、また価格の面からいってもほとんど
無理である。よって、OFDMの普及には安価なAFC
を提供し、これによって受信機の検波周波数発振器の周
波数ズレを補償する技術が不可欠である。
【0005】以下、まずOFDMを用いた送信および復
調装置について説明しておくことにする。図11は、O
FDMを用いた送信装置の従来例を示す図である。図1
1において、クロック信号はタイミング回路914に入
力され、タイミング回路914によって生成されたタイ
ミング信号が各回路に供給される。デジタルTV信号
は、シンボル符号化器901に入力され、PSK方式や
QAM方式の符号点(シンボル)に変換される。シンボ
ル符号化器901からのシンボルデータ(I軸成分およ
びQ軸成分)は、直列並列変換器902に入力されて、
OFDMのサブキャリア数(Nとする)の並列シンボル
データに変換される。シンボルのI軸成分を複素数の実
部、Q軸成分を複素数の虚部とみなし、N個の複素デー
タをIFFT演算器903のN個の入力端子にそれぞれ
入力してIFFT(Inverse Fast Fou
rier Transform)演算を行うことによっ
て、N個のサブキャリアを変調することができる。IF
FT演算器903の出力は、N個のサブキャリアの変調
波を合成した信号となる。IFFT演算器903のN個
の出力は、並列直列変換器904に入力されて直列に変
換される。並列直列変換器904の出力の実部および虚
部は、それぞれデジタルアナログデジタル(D/A)変
換器905、906でアナログ信号に変換され、低域通
過フィルタ(LPF)907、908で帯域制限され
る。帯域通過フィルタ907、908の出力は、それぞ
れ乗算機909、910に入力され、局部発振器911
からの位相0°および位相90°の局部信号によって直
交変調される。乗算器909、910の出力は加算器9
12で加算され、帯域通過フィルタ913で帯域制限さ
れて送信される。
【0006】図12は、OFDMを用いた受信装置の従
来例を示す図である。図12において、受信信号はチュ
ーナ回路1001によって中間周波帯に変換され、帯域
通過フィルタ(BPF)1002によって帯域制限され
る。帯域通過フィルタ1002の出力は、乗算器100
3、1004に入力され、局部発振器1005からの位
相0°および位相90°の局発信号によって準同期直交
検波される。乗算器1003、1004の出力は、それ
ぞれ低域通過フィルタ(LPF)1006、1007を
通ってアナログデジタル(A/D)変換器1008、1
009に入力され、デジタル信号に変換される。ここ
で、クロック再生回路1014によって再生されたクロ
ック信号がアナログデジタル変換器1008、1009
に供給される。また、再生されたクロック信号は、タイ
ミング回路1015に入力され、タイミング回路101
5によって生成されたタイミング信号が各回路に供給さ
れる。アナログデジタル変換器1008、1009の出
力は、直列並列変換器1010に入力されて並列の複素
データに変換される。直列並列変換器1010の出力を
FFT演算器1011に入力してFFT演算を行うこと
によって、OFDM変調波が復調される。FFT演算器
1011の出力の実部および虚部がそれぞれシンボルの
I軸成分およびQ軸成分になる。OFDM復調されたN
個のシンボルは、並列直列変換器1011に入力されて
直列に変換される。並列直列変換器1011の出力は、
シンボル識別器1013において遅延検波された後に識
別されて、デジタルTV信号に復号される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、従来のO
FDM受信には精度の高い発振器を用いた検波器を用い
ることによって周波数離調を起こさない様な受信機が用
いられていた。しかし、これには価格・品質管理上の問
題があり、実用機の普及には即さないという問題があ
る。本発明は、この問題点を解決するためになされたも
ので、安価なOFDM受信用のAFC装置を有したOF
DM信号復調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、OFD
Mサブ・キャリアのなかから、所定の周波数を持つ複数
のサブ・キャリアそれぞれの振幅・位相情報を取り出す
キャリア情報抽出手段と、キャリア情報抽出手段によっ
て抽出された情報から複数のサブ・キャリアそれぞれの
電力を計算するパワー計算手段と、パワー計算手段によ
って計算された複数のサブ・キャリアのパワーを比較す
るパワー比較手段と、パワー比較手段の出力によって発
振周波数を変化させる発振器と、発振器の出力周波数に
よって入力OFDMシンボルを検波する検波手段とを備
えるものである。
【0009】
【作用】キャリア情報抽出手段で選択されるOFDMサ
ブ・キャリアは、隣のサブ・キャリアのパワーはゼロで
あることがあらかじめわかっているサブ・キャリアであ
る。すると周波数離調がある時には、パワー計算手段に
よって計算される当該サブ・キャリアのパワーは、本来
あるべきパワーと極端に小さいパワーのどちらかの値を
とる。この結果をサブ・キャリア複数本について求め、
パワー比較手段で比較することで、周波数離調の方向を
定めることができる。これに合致する方向に発振器の出
力周波数を変化させ、この周波数でOFDM信号の周波
数同期を行なう。これにより、入力信号の周波数と検波
周波数の周波数離調を自動的になくす制御が可能になる
ので、検波周波数発振器の精度がそれほど高くなくて
も、確実に周波数同期を行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例である。この復調器
は、OFDM変調されたベースバンド信号を入力とし、
これをOFDM復調した結果を出力する。図1中、二本
線は複素信号の経路を、一本線は実数記号の経路を示
し、これは以下の図に共通とする。
【0011】説明のため、入力するOFDMベースバン
ド信号のパワースペクトルは、図2のように1チャンネ
ルの帯域内では平坦であることがあらかじめわかってい
るとする。
【0012】入力された信号は2経路にわけられ、それ
ぞれ乗算器101と102によって検波周波数で直交検
波される。検波周波数を発生するのは水晶電圧制御発振
器(VCXO)115である。直交検波された信号は、
それぞれアナログデジタル(A/D)変換器103と1
04によってデジタル信号に変換され、複素シンボル信
号としてガード期間除去器105とクロック再生回路1
17に入力する。クロック再生回路117は入力信号か
らA/D変換器103と104のサンプリング・クロッ
クをつくり、A/D変換器103と104に供給する。
【0013】ガード期間除去器105は、入力した複素
OFDM信号の時系列の中にあるガード期間のデータを
除去して出力する。ガード期間の例を図2(B)に示
す。この出力は、直列並列変換器106によって並列な
複素信号に並び変えられ、FFT演算器107に入力す
る。FFT演算器107は入力したOFDMシンボル
を、OFDMシンボル期間で1期間の間にFFT処理し
終えて出力するだけの能力を持って動作する。
【0014】FFT演算器107の出力は、並列直列変
換器108によってQAM変調された複素シンボル列に
並び変えられる。これは、すなわちOFDMシンボルの
サブ・キャリアの複素スペクトルの時系列である。並列
直列変換器108の出力は、遅延検波器118と選択器
109に入力する。遅延検波器118は[1992年度
NHK技術研究所公開研究発表予稿集pp.28−3
6]に述べられているものと同じ構造を持ち、入力する
QAM変調信号を復調して出力する。この出力がOFD
M復調器の出力である。
【0015】選択器109はOFDMサブ・キャリアの
中からあらかじめ決められていたサブ・キャリアとそれ
に付随するサブ・キャリア群を選択して、そのデータを
パワー計算器110と111に入力する。
【0016】図2(A)に選択器109が選ぶサブ・キ
ャリアの例を示す。選択器109が1OFDMシンボル
分のサブ・キャリアの中から選ぶサブ・キャリアは回路
設計時に決められる。ここでは選択器109が選択した
サブ・キャリアは、図2(A)のα1とβ1とする。ま
た、選択器109は選んだサブ・キャリアに近傍にある
サブ・キャリア群をも選択する。例えば図2(A)にお
いては、選択器109はサブ・キャリアα1を選択する
と同時にその近傍にあるサブ・キャリア群α1Gを選択
する。また、サブ・キャリアβ1を選択すると同時にβ
1Gをも選択する。選択器109は、サブ・キャリアα
1、β1についてはパワー計算器110に入力する。パ
ワー計算器110は入力したサブ・キャリアα1とβ1
のパワーをそれぞれ計算する。さらに、選択器109は
サブ・キャリア群α1Gとβ1Gをパワー計算器111
に入力する。パワー計算器111は、入力したサブ・キ
ャリア群α1Gとβ1Gのそれぞれの平均パワーを計算
する。ここで述べた平均パワーを計算されるサブ・キャ
リア群は、周波数軸上で見たときにパワー計算器110
でパワーを計算されるサブ・キャリアのすぐそばにあ
り、かつ回路設計段階でOFDM信号を伝送するための
パワーを持っていることがわかっている複数本のサブ・
キャリアで構成される。
【0017】パワー計算器110と111の出力は、フ
ェージング除去器112に入力される。フェージング除
去器112は、OFDM信号が受けている周波数フェー
ジングを取り除く機能を持つ。
【0018】図3には、フェージング除去器112の構
成を示している。図3に示すようにフェージング除去器
112には、二つの入力と一つの出力がある。入力端3
01からはサブ・キャリア群α1Gとβ1Gの平均パワ
ーをパワー計算器111によって計算した結果が入力
し、入力端302からはサブ・キャリアα1とβ1のパ
ワーをパワー計算器110のよって計算した結果が入力
する。この実施例ではパワー計算器110からはα1と
β1のパワー計算結果が交互に出力され、パワー計算器
111からはα1Gとβ1Gの平均パワー計算結果が交
互に出力されると仮定しているので、フェージング除去
器112は、入力端301の信号をラッチ回路303に
よって、入力端302の信号をラッチ回路304によっ
て並べなおし、α1とβ1、α1Gとβ1Gが並列に処
理されるように構成している。しかし、フェージング除
去器112の前後の構成その他によっては、これらのラ
ッチは必要ない。入力端301からシリアル入力したα
1Gとβ1Gの平均パワーは、ラッチ回路303によっ
てパラレル信号に変換され、比率計算器305に入力さ
れる。比率計算器305は、二つの入力の絶対値等を取
り、入力するパワーの大きさの比を求める。その計算結
果は、係数発生器306と307に入力し、係数発生器
306と307は、計算結果に見合った値を出力する。
この計算結果は、それぞれ乗算器308と309に入力
する。
【0019】入力端302からシリアル入力したα1と
β1のパワー計算結果は、ラッチ回路304によってパ
ラレル信号に変換される。これらのパラレル信号には、
先の係数発生器306と307からの出力が乗算器30
8と309においてそれぞれ乗算される。これによって
サブ・キャリアα1とβ1のパワーがそれぞれサブ・キ
ャリア群α1Gとβ1Gのパワーによって正規化され、
周波数選択性フェージングを取り除く事ができる。
【0020】乗算器308と309の出力は、セレクタ
311とラッチ回路310に入力し、並べ変えられ、出
力端312に交互に出力信号として出力される。フェー
ジング除去器112の出力は、比較器113に入力され
る。比較器113は、サブ・キャリアα1のパワー|α
1|とサブ・キャリアβ1のパワー|β1|を比較し、
|α1|=|β1|の時にはゼロ、|α1|>|β1|
の時には+1、|α1|<|β1|の時には−1を出力
する。この出力はD/A変換器114によってアナログ
電圧に変換され、この電圧はVCXO115の発振周波
数を変化させる。
【0021】VCXO115の発振周波数は二つにわけ
られ、一つは90°移相器116を通って乗算器101
に入力し、もう一つはそのまま乗算器102に入力し
て、復調器入力のOFDMベースバンド信号を直交検波
する。
【0022】以上の構成の実施例の動作を、図4を参照
して説明する。図4中のα1、β1は図2中α1、β1
に対応する。説明の為に、受信するOFDM信号にはサ
ブ・キャリアが512本あり、それらのサブ・キャリア
を周波数の低い順に1、2、3、4…511、512
と、番号で呼ぶことにする。1番のサブ・キャリアはサ
ブ・キャリア中で最も周波数の低い成分、512番のキ
ャリアはサブ・キャリア中で最も周波数の高い成分であ
る。並列直列変換器108は、OFDMシンボルの一つ
がFFT演算器107で処理されるたびに、FFT演算
器107の出力をサブ・キャリアの番号通りに1、2、
3、…511、512の順に並べてシリアル出力するも
のとしてよい。選択器109は、このサブ・キャリア列
から1番と512番のデータを選択してパワー計算器1
10に送る。この1番と512番のサブ・キャリアは、
図4中ではα1とβ1の記号で示されている。これらの
サブ・キャリアが選ばれているのは、送信信号の設計上
パワーを持って送信されているサブ・キャリアと、送信
時からパワーを持たないサブ・キャリアとの境目の位置
にあるからである。
【0023】ここで、入力OFDM信号を送信したとき
の信号のパワー・スペクトルが図4(A)の様になって
いるとする。これは、受信機において周波数離調がない
(Δf=0)場合であって、FFT演算器103によっ
てOFDM復調を行なったあとのパワー・スペクトルは
図4(A)の様になる。しかし、周波数離調が正(Δf
>0)になった時には、受信機のサンプリング周波数に
対してOFDM信号に含まれるすべてのスペクトル周波
数が高くなるめ、周波数スペクトルは、元の位置から周
波数の高い方へ移動した図4(B)の様に見える。周波
数離調が負(Δf<0)になった時には、上とは逆に図
4(C)の様なパワー・スペクトル分布となる。する
と、パワー計算器110によって算出されるスペクトル
α1とβ1のパワー|α1|と|β1|の大小関係は、
Δfの正負によって変化する。つまり、図4を見てもわ
かるように、理想的な場合にはΔf=0のとき|α1|
=|β1|、Δf>0のとき|α1|<<|β1|、Δ
f<0のとき|α1|>>|β1|となる。この逆も成
り立つ事は、図より明らかである。すると、サブ・キャ
リアα1とβ1のパワーを比較することでΔf>0かΔ
f<0かを判定できるので、この情報を使ってAFCを
行なうことが可能である。実際には、より安定にAFC
を動作させるために、Δf=0を判定するときには厳密
に|α1|=|β1|でなく、少しずれていてもΔfと
判定するように適当なしきい値を設けてやる。
【0024】しかし、α1、β1がゴースト等の影響に
より周波数選択性フェージングをうけているときには、
上記が成り立たない場合がある。周波数選択性フェージ
ングを受けている時のOFDMスペクトルの様子は、例
えば図5(A)の様になる。図5(A)中、サブ・キャ
リアα1、β1は図2及び図4と対応している。図5
(A)は図4(A)に対応し、Δf=0のときにサブ・
キャリアα1の受信パワー211が周波数選択性フェー
ジングによって減少している様子を示している。この様
に、図4(A)のように伝送路が理想的な場合には|α
1|と|β1|がほぼ等しくなるΔf=0の時にも、周
波数選択性フェージングがあれば、その影響で|α1|
<|β1|となる事があると考えられる。そこで、図1
の実施例ではα1、β1といったパワー比較のためのサ
ブ・キャリア以外のサブ・キャリアのパワーも計算し、
これによってフェージング除去器112によって周波数
選択性フェージングの影響を取り除く。
【0025】このフェージング除去の動作を図5(A)
を用いて説明する。選択器109はサブ・キャリアα1
とβ1を選ぶほかに、α1Gとβ1Gというサブ・キャ
リア群を選択する。ここでα1Gは、周波数軸上でサブ
・キャリアα1に近接している複数のサブ・キャリアか
らなるサブ・キャリア群で、β1Gは同様にβ1に近接
しているサブ・キャリア群である。α1Gはサブ・キャ
リアα1のきわめて近くにあり、しかもそれぞれのサブ
・キャリア群は狭い範囲を占めているので、α1Gとα
1を含む周波数の範囲では、周波数選択性フェージング
等の妨害によるサブ・キャリアのパワーの変化は無視で
きる。β1とβ1Gについても同じ関係が存在する。な
お図5(A)のα1Gとβ1Gは図2のものに対応して
いる。選択器109に選ばれたサブ・キャリア群α1G
とβ1Gのデータはパワー計算器111に入力されて、
パワーの平均を計算される。サブ・キャリアα1とβ1
はパワー計算器111に入力されてパワーを計算され
る。フェージング除去器112の入力は、これらのサブ
・キャリア群とサブ・キャリアのパワーである。
【0026】フェージング除去器は、まず、サブ・キャ
リア群同士のパワーを比較する。基準は受信機設計の際
に適宜設定することができるが、ここでは図5(A)の
状況を考慮して、α1Gとβ1Gの平均パワー<α1G
>と<β1G>の大小を比較する。そして図5(A)の
ように<α1G> < <β1G>のときには、それに
応じた係数をサブ・キャリアα1のパワー|α1|に乗
じて出力する。例えば、<α1G>:<β1G>=1:
5ならば、|α1|×4.5を出力するようにする。こ
れによって比較器113で|α1|と|β1|を比較す
るときには、サブ・キャリアα1とβ1付近のOFDM
パワースペクトルは、比較器113には図5(B)に示
すように見える。すなわち、実質上|α1|と|β1|
は、ほぼ等しいと見なせる。サブ・キャリア選択器10
9で選択されるサブ・キャリアが、α1、β1の様にチ
ャンネル帯域の両端のサブ・キャリアでなくても、同じ
ように周波数離調を判定できるように構成することがで
きる。
【0027】復調回路に入力するOFDM信号のパワー
・スペクトルが、図6に例示するように、チャンネル帯
域内にパワーを持たないサブ・キャリアの領域が存在す
るものであるとする。このOFDMパワー・スペクトル
中で、サブ・キャリアがパワーを持たない領域はスロッ
トと呼ばれる。OFDM信号がチャンネル帯域内にスロ
ットを持つと、このスロットを使ってNTSC等のアナ
ログ伝送信号との同一チャンネル妨害を減少させること
もできる。スロットを持つOFDM信号では、チャンネ
ル帯域の両端以外のサブ・キャリアを用いてAFCを行
なうことができる。これを図6を用いて説明する。
【0028】図6にはスロットを持つ例として、スロッ
トを一つ持つOFDM信号をあげた。図6(A)に周波
数離調Δf=0のときのOFDMパワー・スペクトルと
サブ・キャリアの例を、図6(B)にΔf>0のときの
例を図6(C)にΔf<0のときの例を示す。
【0029】図6(A)に示したように入力OFDM信
号がスロットを持つ場合は、サブ・キャリア選択器10
9によって選択されるサブ・キャリアの位置を、図6
(A)のα2、β2またはα3、β3というようにスロ
ットの両端のサブ・キャリアにとるとする。図を見てわ
かるように、α2とβ2はスロットに隣接するパワーを
もって送信されたサブ・キャリアである。サブ・キャリ
ア選択器109によってこのようにサブ・キャリアを選
ぶと、Δf=0の時には図6(A)に示すように|α1
|=|β1|、Δf>0の時には図6(B)に示すよう
に|α1|>|β1|、Δf>0の時には図6(C)に
示すように|α1|<|β1|となる。サブ・キャリア
α2とβ2のパワーの大小によって周波数離調の正、
負、ゼロがわかることは、既に述べたスロットを持たな
い場合と同様である。
【0030】また、選択器109によって選択されるサ
ブ・キャリアを、図6のα3とβ3の様にとるようにし
ても周波数離調の方向を判定できる。ここで、α3はス
ロット中にあって最も周波数の低いサブ・キャリアで、
β3はスロットの中にあって最も周波数の高いサブ・キ
ャリアである。もちろんα3,β3共に、本来持ってい
るパワーはゼロである。しかし、図6(B),図6
(C)のようにΔfが0でないときにはパワーを持って
いるように観測される。すなわち、Δf=0の時には|
α3|<|β3|となる。この判定を比較器113によ
って行えば、前に述べたスロットのある場合と同様に周
波数離調の方向を判別し、AFC制御を行うことができ
る。
【0031】OFDM信号にスロットがある場合につい
ても、周波数選択性フェージングを取り除くためにα
2,β2に対してα2Gとβ2Gをそれぞれ設定するこ
とができる。α2Gとβ2Gは、図2と図5で説明した
ようにサブ・キャリアα2とβ2に近接するような位置
に置かれる。α2Gとβ2Gの設定例を図6(A)に示
す。これによってα2とβ2の周波数選択性フェージン
グをフェージング除去器112で取り除くことが出来、
その手順はスロットが無い場合と同様である。
【0032】以上のようなスロットがある場合の周波数
離調除去も、スロットが無い場合と同様な手順で行われ
る。すなわち、サブ・キャリア選択器109によって選
択されたサブ・キャリアα2とβ2のパワーをパワー計
算器110で、α2Gとβ2Gのパワーをパワー計算器
111で計算し、比較器113がα2とβ2のパワーを
上に述べたようにα2Gとβ2Gで補正しつつ判定した
結果を出し、数値制御発振器(NCO)がそれに見合っ
た周波数で発振することで周波数離調を取り除く事が出
来る。
【0033】ここまで述べてきた実施例以外にも、本発
明の意図するAFC装置を実現する際に、例えば、スロ
ット端とサブ・キャリアとチャンネル帯域端のサブ・キ
ャリアとをペアにして周波数離調の方向を判定したり、
スロット端またはチャンネル帯域端のとなりあうサブ・
キャリア複数本をまとめたものを、一つのサブ・キャリ
アの代わりとして用いて周波数離調の方向判定したり、
スロット端やチャンネル帯域で最も端ではなくてもスロ
ット端近傍、あるいはチャンネル帯域端近傍、のサブ・
キャリアを用いて行うことが考えられる。このようなも
のは、本発明とは基本的に何等異なるものでないことが
明らかである。
【0034】本発明は、上記の実施例に限定されるもの
ではない。図7は、この発明の他の実施例である。ここ
に示した実施例はOFDMベースバンド信号を入力と
し、これをOFDM復調した結果を出力とする。説明の
ため入力するOFDMベースバンド信号のパワースペク
トルは図2に示すようなスペクトルであるとする。ま
た、図1と同様な機能を有する部分には、同一符号を付
している。
【0035】入力された信号は2つに分けられ、それぞ
れ乗算器101と102によって直交検波される。この
直交検波する検波周波数を発生するのは局部発振器12
0である。直交検波された信号はそれぞれA/D変換器
103と104によってサンプリングされてデジタル信
号に変換され、複素シンボル信号とし複素乗算器121
に入力する。複素乗算器121は、この入力信号に、N
CO122で発生した位相信号をcos変換器123と
sin変換器124で複素平面上に展開した信号を乗算
する。これによって乗算器103と104によって除去
されなかった入力信号の周波数離調が除去される。
【0036】複素乗算器121の出力はクロック再生回
路117とガード期間除去器105に入力する。クロッ
ク再生回路117は入力信号からA/D変換器103と
104のサンプリング・クロックをつくり、A/D変換
器103と104に入力する。ガード期間除去器105
は、入力した複素OFDM信号の時系列の中にあるガー
ド期間のデータを除去して出力する。これは、図1に示
した実施例と同様の機構と動作による。さらに、直列並
列変換器106,FFT演算器107,並列直列変換器
108,遅延検波器118,選択器109,パワー演算
器110及び111,フェージング除去器112,比較
器113についても、図1に示した実施例と同様であ
る。図7に示した実施例では、比較器113の出力はN
CO122に入力する。
【0037】NCO122の構成を図8に示して説明す
る。図8のNCO122の回路例では、入力は比較器1
13からの周波数離調判定結果、出力は位相信号であ
る。入力の周波数判定結果は、比較器113が周波数離
調Δfの正,負,ゼロを判定した結果で、Δf=0のと
きゼロ、Δf>0のとき+1、Δf<0のとき−1の三
つの値をとる。NCO122はこの値が入力すると、乗
算器401によってこの入力に定数kを乗算する。乗算
器401の出力は、加算器402によって1OFDMシ
ンボル前の出力位相信号に加算され、シンボル遅延器4
03に入力する。1シンボル遅延器403は、入力を1
OFDMシンボル期間に1回取り込み、1OFDMシン
ボル期間だけ遅延させて出力し、その出力を次の1OF
DMシンボル期間保持する。1シンボル遅延器403の
出力は、NCO122の出力になると同時に、1シンボ
ル遅れの信号として加算器402に入力する。つまり、
NCO122は1OFDMシンボル期間に1回、比較器
113の出力を取り込んで出力周波数を調節する発振器
である。sin変換器124とcos変換器123は、
NCO122の出力位相θに対するsinθとcosθ
を求め、出力位相θを直交検波された復調器入力の周波
数離調を取り除くための複素乗算器121に入力できる
形に展開する。
【0038】また、図1や図7に示した実施例は、それ
ぞれサブ・キャリア選択器の構成を変えた別の実施例と
して構成することができる。この選択器の構成例を説明
する。まず、図9(A)に図1及び図7の実施例で使用
されているような選択器109の構成例を示す。この選
択器は、QAM複素シンボル列すなわちOFDMサブ・
キャリアを入力部501から取込み、図2に上げたサブ
・キャリアα1,α1G…β1Gのシンボルを選別し、
α1,α1にあたるシンボルは出力部504へ、α1
G,β1Gにあたるシンボルは出力部505へ出力す
る。
【0039】図9(A)を用いてその動作を説明する。
まず、最初のOFDMシンボルが入力部501に入力す
るときに合わせてカウンタ509をリセット信号によっ
てリセットする。その後、カウンタ506はQAM複素
シンボルの入力に同期したクロックによってOFDMサ
ブ・キャリアの数をカウントする。カウンタ506が数
える数の情報は制御器507と制御器508に入力され
ている。制御器507と508は、カウンタ506の数
がある一定の数になったときに1を出力するように設定
されている。例えば図9(A)の場合には、出力504
と505に対応して、制御器507はカウンタ506の
数がOFDMシンボル1シンボル中のα1とβ1に対応
する数になったときに制御信号1を出力し、制御器50
8は同様にα1Gとβ1Gに相当する数になったときに
制御信号1を出力する。上記の場合以外は、各制御信号
はゼロである。分別器502と503は、制御信号が1
のときだけ入力を通過させ、ゼロの時は通過させない。
このようにして出力部504と505には、それぞれサ
ブ・キャリアα1,β1,α1G,β1Gのデータが出
力される。
【0040】選択器の別の構成を図9(B)に示す。こ
の実施例は、図1あるいは図7の図中に示した選択器1
09と異なり、図1または図7のFFT演算器107と
並列直列変換器108の間から入力を得ている。図に示
す選択器は、FFT演算器107から並列直列変換器1
08への出力から、あらかじめ決められた複数の出力を
分岐させたものを入力としている。この、あらかじめ決
められた出力については、FFT演算器107の出力端
で、例えば図2のα1,β1,α1G、β1Gなどのサ
ブ・キャリアは常に同じ出力端に出力され、違うサブ・
キャリアはその出力端には出力されないという性質を使
って決められる。図では、FFT演算器107から選択
器601への入力は4本のみ示してあるが、一般にこの
入力はさらに多い。この選択器601を使用したとき
は、並列直列変換器108の出力は遅延検波器117に
入力し、遅延検波器117は入力したサブ・キャリアの
データすなわちQAM変調信号を復調しOFDM復調器
の復調結果として出力する。
【0041】選択器601に入力したOFDMサブ・キ
ャリア信号は、選択器601の出力がパワー計算器11
0と111に入力することを考えて、並列直列変換器6
02と603に振り分けられる。これは図1と図7の実
施例ではパワー計算器110でサブ・キャリアα1とβ
1を計算し、パワー計算器111でサブ・キャリアα1
Gとβ1Gの平均パワーを計算するために、選択器60
1において二つのパワー計算器へ入力するサブ・キャリ
アのデータを振り分ける必要があるからである。そして
並列直列変換器602はパワー計算器110へ出力する
ためのサブ・キャリアα1Gとβ1Gのデータを時系列
に並べて出力する。また、並列直列変換器603はパワ
ー計算器111へ出力するためのサブ・キャリアα1G
とβ1Gを時系列に並べて出力する。並列直列変換器6
02の複素出力は、パワー計算器110に入力し、並列
直列変換器603の複素出力はパワー計算器111に入
力する。
【0042】以述した様に、本発明の装置は、OFDM
受信信号のパワー・スペクトルのなかでパワーの大きさ
が周囲と異なる端の部分を使って周波数離調を判定し、
AFC動作を行う。このとき、AFCを行うための特別
な信号やパワーをサブ・キャリアに与える必要はない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
受信するOFDM信号が特別な情報を持ったものでなく
ても、そのOFDM信号から情報を取り出して周波数離
調を除去することができるため、復調器の検波周波数発
振器は比較的精度の高くない安価な物を使用してよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のOFDM復調器の一実施例を示すブロ
ック図。
【図2】図1の装置に入力するOFDMパワー・スペク
トル及びOFDM変調信号の時系列とそのガード期間の
説明図。
【図3】図1のフェージング除去器の例を示す図。
【図4】この発明の実施例の動作を説明するための図。
【図5】周波数選択性フェージングとそれを除去した結
果の例を示す図。
【図6】この発明の実施例の動作を説明するための図。
【図7】この発明の他の実施例を示すブロック図。
【図8】図7におけるNCOの実施例を示す図。
【図9】この発明に係る選択器の実施例を示す図。
【図10】OFDM変調信号のパワー・スペクトルを示
す図。
【図11】OFDM変調器を示すブロック図。
【図12】OFDM復調器を示すブロック図。
【符号の説明】
101,102…乗算器、103,104…A/D変換
器、105…ガード期間除去器,106…直列並列変換
器,107…FFT演算器、108…並列直列変換器,
109…選択器,110,111…パワー計算器、11
2…フェージング除去器,113…比較器,114…D
/A変換器、115…VCXO(水晶電圧制御発振
器)、116…90°移相器、118…遅延検波器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM(直交周波数分割多重)変調方
    式によって伝送されたOFDM信号を復調する時に、O
    FDM伝送信号のサブ・キャリアごとの受信強度の差異
    情報を検出する手段と、 この差異情報を用いて入力OFDM信号自身のAFC
    (自動周波数制御)を行なう手段とを有したことを特徴
    とするOFDM信号復調装置。
  2. 【請求項2】 OFDM信号の復調の過程で得られるO
    FDMサブ・キャリアのデータから、あらかじめ定めて
    おいた周波数成分を持つ複数のサブ・キャリアを選択す
    る選択手段と、 前記選択手段によって選択されたサブ・キャリアの電力
    を計算するパワー計算手段と、 前記パワー計算手段によって計算された電力の大小を比
    較して、その結果を出力する比較手段と、 前記比較手段の出力によって発振周波数が変化する発振
    器と、 前記発振器の発振周波数を用いて入力OFDM信号を検
    波して、前記入力OFDM信号の周波数離調を取り除く
    周波数離調除去手段とを具備することを特徴とするOF
    DM信号復調装置。
  3. 【請求項3】 OFDM信号の復調の過程で得られるO
    FDMサブ・キャリアのデータから、あらかじめ定めて
    おいた周波数成分を持つ複数のサブ・キャリアを選択
    し、それらのサブ・キャリアを1群と2群に分類する選
    択手段と、 前記選択手段によって1群に分類されたサブ・キャリア
    のデータを入力として、サブ・キャリアそれぞれの電力
    を計算する第1のパワー計算手段と、 前記選択手段によって2群に分類されたサブ・キャリア
    データを入力として、それらのサブ・キャリアの電力の
    平均値を計算する第2のパワー計算手段と、 前記第1のパワー計算手段によって計算された1群のサ
    ブ・キャリアの電力を、前記第2のパワー計算手段によ
    って計算された2群のサブ・キャリアの電力の平均値に
    よって補正するパワー補正手段と、 前記パワー補正手段によって補正された1群のサブ・キ
    ャリアの電力の大小を比較して、その結果を出力する比
    較手段と、 前記比較手段の出力によって発振周波数が変化する発振
    器と、 前記発振器の発振周波数を用いて入力OFDM信号を検
    波して、前記入力OFDM信号の周波数離調を取り除く
    周波数離調除去手段とを具備することを特徴とするOF
    DM信号復調装置。
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