JPH0779415A - Ofdm伝送方法とその送受信装置 - Google Patents
Ofdm伝送方法とその送受信装置Info
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- JPH0779415A JPH0779415A JP5221600A JP22160093A JPH0779415A JP H0779415 A JPH0779415 A JP H0779415A JP 5221600 A JP5221600 A JP 5221600A JP 22160093 A JP22160093 A JP 22160093A JP H0779415 A JPH0779415 A JP H0779415A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】アナログTV放送に与える妨害を少なく保と同
時に、OFDMによるデジタルTV放送の耐妨害性を向
上させ、またデジタル受信機とアナログ受信機との共用
化を図れるようにする。 【構成】複数の変調されたサブキャリアを直交多重する
変調方式(以下、OFDMと記す)を用いたデジタルT
V放送を、残留側波帯振幅変調方式を用いたアナログT
V放送と同一のチャンネルで行う場合、アナログTV受
信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波数
帯域のOFDMサブキャリアの振幅を、それ以外の周波
数帯域のOFDMサブキャリアの振幅よりも大きくす
る。
時に、OFDMによるデジタルTV放送の耐妨害性を向
上させ、またデジタル受信機とアナログ受信機との共用
化を図れるようにする。 【構成】複数の変調されたサブキャリアを直交多重する
変調方式(以下、OFDMと記す)を用いたデジタルT
V放送を、残留側波帯振幅変調方式を用いたアナログT
V放送と同一のチャンネルで行う場合、アナログTV受
信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波数
帯域のOFDMサブキャリアの振幅を、それ以外の周波
数帯域のOFDMサブキャリアの振幅よりも大きくす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OFDM(Orthogonal
Frequency Division Multiplex )を用いたデジタル伝
送方法とその送受信装置に係わるもので、特にOFDM
を用いたデジタル地上TV伝送方法とその送受信装置に
有効なOFDM伝送方法とその送受信装置に関する。
Frequency Division Multiplex )を用いたデジタル伝
送方法とその送受信装置に係わるもので、特にOFDM
を用いたデジタル地上TV伝送方法とその送受信装置に
有効なOFDM伝送方法とその送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高能率符号化技術とデジタル伝送
技術を用いたデジタルTV伝送方式が研究されている。
デジタルTV伝送において、デジタル変調技術は最も重
要な技術の一つである。OFDM(Orthogonal Frequen
cy Division Multiplex )は、マルチパスに強い、周波
数利用効率が良い、他のサービスに妨害を与えにくいな
どの特徴があり、デジタル地上TV伝送に適したデジタ
ル変調方式として注目されている。OFDMを用いたデ
ジタルTV伝送システムは欧州で研究されており、例え
ば北欧諸国の開発グループによるHD−DIVINE方
式(EBU Technical Review,Vol . 253 ,pp,40-47,1992
参照)などがある。
技術を用いたデジタルTV伝送方式が研究されている。
デジタルTV伝送において、デジタル変調技術は最も重
要な技術の一つである。OFDM(Orthogonal Frequen
cy Division Multiplex )は、マルチパスに強い、周波
数利用効率が良い、他のサービスに妨害を与えにくいな
どの特徴があり、デジタル地上TV伝送に適したデジタ
ル変調方式として注目されている。OFDMを用いたデ
ジタルTV伝送システムは欧州で研究されており、例え
ば北欧諸国の開発グループによるHD−DIVINE方
式(EBU Technical Review,Vol . 253 ,pp,40-47,1992
参照)などがある。
【0003】OFDMは、伝送データを互いに直交する
多数の搬送波(サブキャリア)に分散して、それぞれの
サブキャリアを位相変調(PSK:Phase Shift Keyin
g)方式、直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplotud
e Modulation )方式などで変調する方式である。図8
に、OFDM変調波のスペクトルを示す。それぞれのサ
ブキャリアは互いに直交しているので、変調されたサブ
キャリアのスペクトルは図8に示すように互いにオーバ
ーラップし、全体のスペクトルは伝送帯域内で平坦にな
る。多数のサブキャリアの変調および復調は、それぞれ
IFFT(InversFast Fourier Transform )およびF
FT( Fast Fourier Transform )によって行われる。
多数の搬送波(サブキャリア)に分散して、それぞれの
サブキャリアを位相変調(PSK:Phase Shift Keyin
g)方式、直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplotud
e Modulation )方式などで変調する方式である。図8
に、OFDM変調波のスペクトルを示す。それぞれのサ
ブキャリアは互いに直交しているので、変調されたサブ
キャリアのスペクトルは図8に示すように互いにオーバ
ーラップし、全体のスペクトルは伝送帯域内で平坦にな
る。多数のサブキャリアの変調および復調は、それぞれ
IFFT(InversFast Fourier Transform )およびF
FT( Fast Fourier Transform )によって行われる。
【0004】図9は、OFDMを用いた送信装置の従来
例を示す図である。図9において、クロック信号はタイ
ミング回路914に入力され、タイミング回路914に
よって生成されたタイミング信号が各回路に供給され
る。デジタルTV信号は、シンボル符号化器901に入
力され、PSK方式やQAM方式の符号点(シンボル)
に変換される。シンボル符号化器901からのシンボル
データ(I軸成分およびQ軸成分)は、直列並列変換器
902に入力されて、OFDMのサブキャリア数(Nと
する)の並列シンボルデータに変換される。シンボルの
I軸成分を複素数の実部、Q軸成分を複素数の虚部とみ
なし、N個の複素データをIFFT演算器903のN個
の入力端子にそれぞれ入力してIFFT演算を行うこと
によって、N個のサブキャリアを変調することができ
る。IFFT演算器903の出力は、N個のサブキャリ
アの変調波を合成した信号となる。IFFT演算器90
3のN個の出力は、並列直列変換器904に入力されて
直列に変換される。並列直列変換器904の出力の実部
および虚部は、それぞれアナログデジタル(A/D)変
換器905、906でアナログ信号に変換され、低減通
過フィルタ(LPF)907、908で帯域制限され
る。低減通過フィルタ907、908の出力は、それぞ
れ乗算器909、910に入力され、局部発振器911
からの位相0°および位相90°の局発信号によって直
交変調される。乗算器909、910の出力は加算器9
12で加算され、帯域通過フィルタ913で帯域制限さ
れて送信される。
例を示す図である。図9において、クロック信号はタイ
ミング回路914に入力され、タイミング回路914に
よって生成されたタイミング信号が各回路に供給され
る。デジタルTV信号は、シンボル符号化器901に入
力され、PSK方式やQAM方式の符号点(シンボル)
に変換される。シンボル符号化器901からのシンボル
データ(I軸成分およびQ軸成分)は、直列並列変換器
902に入力されて、OFDMのサブキャリア数(Nと
する)の並列シンボルデータに変換される。シンボルの
I軸成分を複素数の実部、Q軸成分を複素数の虚部とみ
なし、N個の複素データをIFFT演算器903のN個
の入力端子にそれぞれ入力してIFFT演算を行うこと
によって、N個のサブキャリアを変調することができ
る。IFFT演算器903の出力は、N個のサブキャリ
アの変調波を合成した信号となる。IFFT演算器90
3のN個の出力は、並列直列変換器904に入力されて
直列に変換される。並列直列変換器904の出力の実部
および虚部は、それぞれアナログデジタル(A/D)変
換器905、906でアナログ信号に変換され、低減通
過フィルタ(LPF)907、908で帯域制限され
る。低減通過フィルタ907、908の出力は、それぞ
れ乗算器909、910に入力され、局部発振器911
からの位相0°および位相90°の局発信号によって直
交変調される。乗算器909、910の出力は加算器9
12で加算され、帯域通過フィルタ913で帯域制限さ
れて送信される。
【0005】図10は、OFDMを用いた受信装置の従
来例を示す図である。図10において、受信信号はチュ
ーナ回路1001によって中間周波帯に変換され、帯域
通過フィルタ(BPF)1002によって帯域制限され
る。帯域通過フィルタ1002の出力は、乗算器100
3、1004に入力され、局部発振器1005からの位
相0°および位相90°の局発信号によって準同期直交
検波される。乗算器1003、1004の出力は、それ
ぞれ低域通過フィルタ(LPF)1006、1007を
通ってアナログデジタル(A/D)変換器1008、1
009に入力され、デジタル信号に変換される。ここ
で、クロック再生回路1014によって再生されたクロ
ック信号がアナログデジタル変換器1008、1009
に供給される。また、再生されたクロック信号はタイミ
ング回路1015に入力され、タイミング回路1015
によって生成されたタイミング信号が各回路に供給され
る。アナログデジタル変換器1008、1009の出力
は、直列並列変換器1010に入力されて並列の複素デ
ータに変換される。直列並列変換器1010の出力をF
FT演算器1011に入力してFFT演算を行うことに
よって、OFDM変調波が復調される。FFT演算器1
011の出力の実部および虚部がそれぞれシンボルのI
軸成分およびQ軸成分になる。OFDM復調されたN個
のシンボルは、並列直列変換器1012に入力されて直
列に変換される。並列直列変換器1012の出力は、シ
ンボル識別器1013において遅延検波された後に識別
されて、デジタルTV信号に復号される。
来例を示す図である。図10において、受信信号はチュ
ーナ回路1001によって中間周波帯に変換され、帯域
通過フィルタ(BPF)1002によって帯域制限され
る。帯域通過フィルタ1002の出力は、乗算器100
3、1004に入力され、局部発振器1005からの位
相0°および位相90°の局発信号によって準同期直交
検波される。乗算器1003、1004の出力は、それ
ぞれ低域通過フィルタ(LPF)1006、1007を
通ってアナログデジタル(A/D)変換器1008、1
009に入力され、デジタル信号に変換される。ここ
で、クロック再生回路1014によって再生されたクロ
ック信号がアナログデジタル変換器1008、1009
に供給される。また、再生されたクロック信号はタイミ
ング回路1015に入力され、タイミング回路1015
によって生成されたタイミング信号が各回路に供給され
る。アナログデジタル変換器1008、1009の出力
は、直列並列変換器1010に入力されて並列の複素デ
ータに変換される。直列並列変換器1010の出力をF
FT演算器1011に入力してFFT演算を行うことに
よって、OFDM変調波が復調される。FFT演算器1
011の出力の実部および虚部がそれぞれシンボルのI
軸成分およびQ軸成分になる。OFDM復調されたN個
のシンボルは、並列直列変換器1012に入力されて直
列に変換される。並列直列変換器1012の出力は、シ
ンボル識別器1013において遅延検波された後に識別
されて、デジタルTV信号に復号される。
【0006】OFDMを用いたデジタルTV伝送システ
ムを地上波伝送に応用する場合、現行のアナログTV放
送と同一のチャンネルを用いてデジタル地上TV放送を
行うことが考えられる。このときある地域をデジタル放
送に用いられるチャンネルが、近接する他の地域でアナ
ログ放送に用いられる場合があるので、デジタル放送と
アナログ放送の相互干渉を少なくすることが重要であ
る。
ムを地上波伝送に応用する場合、現行のアナログTV放
送と同一のチャンネルを用いてデジタル地上TV放送を
行うことが考えられる。このときある地域をデジタル放
送に用いられるチャンネルが、近接する他の地域でアナ
ログ放送に用いられる場合があるので、デジタル放送と
アナログ放送の相互干渉を少なくすることが重要であ
る。
【0007】図11は、従来のOFDM伝送方法を示す
図である。現行アナログ方式のチャンネル内のスペクト
ルは、例えばNTSC(National television System
Committee)方式を例にすると、図11(A)に示すよう
に映像搬送波、色副搬送波および音声副搬送波の付近に
スペクトル成分が集中している。このためにHD−DI
VINE方式などにおいては、図11(B)に示すよう
にアナログ方式の各搬送波付近のOFDMサブキャリア
を使わないことによって相互干渉を減らしている。
図である。現行アナログ方式のチャンネル内のスペクト
ルは、例えばNTSC(National television System
Committee)方式を例にすると、図11(A)に示すよう
に映像搬送波、色副搬送波および音声副搬送波の付近に
スペクトル成分が集中している。このためにHD−DI
VINE方式などにおいては、図11(B)に示すよう
にアナログ方式の各搬送波付近のOFDMサブキャリア
を使わないことによって相互干渉を減らしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
現行アナログTV放送と同一のチャンネルを用いてデジ
タル地上TV放送を行う場合は、デジタル放送とアナロ
グ放送の相互干渉を少なくすることが重要である。
現行アナログTV放送と同一のチャンネルを用いてデジ
タル地上TV放送を行う場合は、デジタル放送とアナロ
グ放送の相互干渉を少なくすることが重要である。
【0009】本発明は、アナログTV放送に与える妨害
を少なく保つと同様に、しかもOFDMを用いたデジタ
ルTV放送の耐妨害性を向上させ、またデジタルTV受
信機とアナログTV受信機との共用化を図るのに有効な
OFDM伝送方法とその送受信装置を提供することを目
的とする。
を少なく保つと同様に、しかもOFDMを用いたデジタ
ルTV放送の耐妨害性を向上させ、またデジタルTV受
信機とアナログTV受信機との共用化を図るのに有効な
OFDM伝送方法とその送受信装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、OFDMを用いたデジタルTV放送
を、残留側波帯振幅変調方式を用いたアナログTV放送
と同一のチャンネルで行う場合において、アナログTV
受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波
数帯域のOFDMサブキャリアの振幅を、それ以外の周
波数帯域のOFDMサブキャリアの振幅よりも大きくす
ることを特徴とするOFDM伝送方法とするものであ
る。
めに、本発明は、OFDMを用いたデジタルTV放送
を、残留側波帯振幅変調方式を用いたアナログTV放送
と同一のチャンネルで行う場合において、アナログTV
受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波
数帯域のOFDMサブキャリアの振幅を、それ以外の周
波数帯域のOFDMサブキャリアの振幅よりも大きくす
ることを特徴とするOFDM伝送方法とするものであ
る。
【0011】また、複数のサブキャリアの中で、前記ナ
イキストフィルタの特性が減衰している周波数帯域のサ
ブキャリアを変調するシンボルの振幅を、それ以外の周
波数帯域のサブキャリアを変調するシンボルの振幅より
も大きくする手段と、前記複数のサブキャリアをOFD
M変調する手段と、OFDM変調された信号を伝送周波
帯に周波数変換する手段とを有することを特徴とする送
信装置とするものである。
イキストフィルタの特性が減衰している周波数帯域のサ
ブキャリアを変調するシンボルの振幅を、それ以外の周
波数帯域のサブキャリアを変調するシンボルの振幅より
も大きくする手段と、前記複数のサブキャリアをOFD
M変調する手段と、OFDM変調された信号を伝送周波
帯に周波数変換する手段とを有することを特徴とする送
信装置とするものである。
【0012】また、受信されたOFDM変調信号の中か
ら希望するチャンネルの信号を選択して中間周波信号に
変換するチューナと、前記チューナの出力を帯域制限す
る中間周波帯域フィルタと、前記中間周波帯域フィルタ
の出力をベースバンド信号に周波数変換する手段と、前
記ベースバンド信号をOFDM復調する手段と、復調さ
れたシンボルの中で前記ナイキスロフィルタの特性が減
衰している周波数帯域のサブキャリアの復調シンボルの
振幅を正規化する手段とを有することを特徴とする受信
装置とするものである。
ら希望するチャンネルの信号を選択して中間周波信号に
変換するチューナと、前記チューナの出力を帯域制限す
る中間周波帯域フィルタと、前記中間周波帯域フィルタ
の出力をベースバンド信号に周波数変換する手段と、前
記ベースバンド信号をOFDM復調する手段と、復調さ
れたシンボルの中で前記ナイキスロフィルタの特性が減
衰している周波数帯域のサブキャリアの復調シンボルの
振幅を正規化する手段とを有することを特徴とする受信
装置とするものである。
【0013】
【作用】上記の手段によって、アナログTV放送が妨害
を受けにくい周波数帯域においてOFDMサブキャリア
の振幅を大きくするので、アナログTV放送に与える妨
害を少なく保つと同時に、OFDMを用いたデジタルT
V放送の耐妨害性を向上させることができる。
を受けにくい周波数帯域においてOFDMサブキャリア
の振幅を大きくするので、アナログTV放送に与える妨
害を少なく保つと同時に、OFDMを用いたデジタルT
V放送の耐妨害性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明のOFDM伝送方法の一実施例を
示す図である。図1(A)は、アナログTV受信機のナ
イキストフィルタの特性を示し、図1(B)はOFDM
変調波のスペクトルを示す。図1において、101はア
ナログTV受信機におけるナイキストフィルタの特性、
102はNTSC方式の映像搬送波、103はOFDM
変調波のスペクトル、104はOFDMサブキャリアを
示す。図に示すように、アナログTV受信機のナイキス
トフィルタの特性が減衰している周波数帯域のサブキャ
リア(キャリア番号1からn)の振幅を、それ以外の周
波数帯域のサブキャリア(キャリア番号n+1からN)
の振幅よりも大きくして、それぞれをデジタル変調す
る。
する。図1は、本発明のOFDM伝送方法の一実施例を
示す図である。図1(A)は、アナログTV受信機のナ
イキストフィルタの特性を示し、図1(B)はOFDM
変調波のスペクトルを示す。図1において、101はア
ナログTV受信機におけるナイキストフィルタの特性、
102はNTSC方式の映像搬送波、103はOFDM
変調波のスペクトル、104はOFDMサブキャリアを
示す。図に示すように、アナログTV受信機のナイキス
トフィルタの特性が減衰している周波数帯域のサブキャ
リア(キャリア番号1からn)の振幅を、それ以外の周
波数帯域のサブキャリア(キャリア番号n+1からN)
の振幅よりも大きくして、それぞれをデジタル変調す
る。
【0015】ここで、現行のアナログTV放送に用いら
れているNTSC方式の伝送方法について説明する。図
2は、NTSC方式の伝送方法を説明する図である。N
TSC方式においては、映像信号は残留側波帯振幅変調
(VSB−AM)方式で変調される。図2(A)に示す
ように、映像信号の片側の側波帯の一部は除去され、音
声信号と合わせて6MHzの周波数帯域幅で伝送され
る。受信機において、映像信号は図2(B)に示す特性
のフィルタ(ナイキストフィルタ)を通った後で復調さ
れるので、ナイキストフィルタの特性が減衰している周
波数帯域においてOFDMサブキャリアの振幅を大きく
しても、NTSC信号に与える妨害が少ない。したがっ
て、ナイキストフィルタの特性が減衰している周波数帯
域のOFDMサブキャリアの振幅を大きくすることによ
って、NTSC信号に対する妨害を増加させることな
く、OFDM信号の耐妨害性及びチャンネル帯域の有効
利用率を向上させることができる。
れているNTSC方式の伝送方法について説明する。図
2は、NTSC方式の伝送方法を説明する図である。N
TSC方式においては、映像信号は残留側波帯振幅変調
(VSB−AM)方式で変調される。図2(A)に示す
ように、映像信号の片側の側波帯の一部は除去され、音
声信号と合わせて6MHzの周波数帯域幅で伝送され
る。受信機において、映像信号は図2(B)に示す特性
のフィルタ(ナイキストフィルタ)を通った後で復調さ
れるので、ナイキストフィルタの特性が減衰している周
波数帯域においてOFDMサブキャリアの振幅を大きく
しても、NTSC信号に与える妨害が少ない。したがっ
て、ナイキストフィルタの特性が減衰している周波数帯
域のOFDMサブキャリアの振幅を大きくすることによ
って、NTSC信号に対する妨害を増加させることな
く、OFDM信号の耐妨害性及びチャンネル帯域の有効
利用率を向上させることができる。
【0016】また図1において、振幅の異なるサブキャ
リアでそれぞれ異なる情報を伝送することによって伝送
システムの信頼性を高めることができる。振幅の大きい
サブキャリアはそれ以外のサブキャリアよりも妨害を受
けにくいので、振幅の大きいサブキャリアに重要なデー
タを割り当てるようにする。例えば、一般に画像信号は
低周波数成分を多く含んでいるので、画像の低周波数成
分のデータを振幅の大きいサブキャリアに割り当てるこ
とによって、妨害を受けたときの画像の劣化を少なくす
ることができる。
リアでそれぞれ異なる情報を伝送することによって伝送
システムの信頼性を高めることができる。振幅の大きい
サブキャリアはそれ以外のサブキャリアよりも妨害を受
けにくいので、振幅の大きいサブキャリアに重要なデー
タを割り当てるようにする。例えば、一般に画像信号は
低周波数成分を多く含んでいるので、画像の低周波数成
分のデータを振幅の大きいサブキャリアに割り当てるこ
とによって、妨害を受けたときの画像の劣化を少なくす
ることができる。
【0017】また図1において、振幅の異なるサブキャ
リアをそれぞれ異なる変調方式で変調することによって
データの伝送効率を高めることができる。例えば、振幅
の大きいサブキャリアは64QAM方式で変調し、それ
以外のサブキャリアは16QAM方式で変調する。変調
方式を多値化すると雑音などの影響を受けやすくなる
が、振幅の大きいサブキャリアをそれ以外のサブキャリ
アよりも多値化することによって、伝送路の雑音などの
影響を増加させることなくデータの伝送効率を高めるこ
とができる。
リアをそれぞれ異なる変調方式で変調することによって
データの伝送効率を高めることができる。例えば、振幅
の大きいサブキャリアは64QAM方式で変調し、それ
以外のサブキャリアは16QAM方式で変調する。変調
方式を多値化すると雑音などの影響を受けやすくなる
が、振幅の大きいサブキャリアをそれ以外のサブキャリ
アよりも多値化することによって、伝送路の雑音などの
影響を増加させることなくデータの伝送効率を高めるこ
とができる。
【0018】図3は、図1のOFDM伝送方法における
送信装置の実施例を示す図である。図3において、クロ
ック信号はタイミング回路315に入力され、タイミン
グ回路315によって生成されたタイミング信号が各回
路に供給される。デジタルTV信号はシンボル符号化器
301に入力されて、PSK方式やQAM方式の符号点
(シンボル)に変換される。シンボル符号化器301か
らのシンボルデータ(I軸成分およびQ軸成分)は、直
列並列変換器302に入力されて、N個の並列シンボル
に変換される。直列並列変換器302の出力の中で、n
個のシンボルは係数aの複素乗算器303にそれぞれ入
力される。複素乗算器303によって振幅がa倍にされ
たn個のシンボルは、図1(B)に示したキャリア番号
1からnのサブキャリアに対応するIFFT演算器30
4の入力端子にそれぞれ入力される。また、それ以外の
シンボルは、図1(B)に示したキャリア番号n+1か
らNのサブキャリアに対応するIFFT演算器304の
入力端子にそれぞれ入力される。キャリア番号1からn
のサブキャリアを変調するシンボルの振幅をそれ以外の
シンボルの振幅よりも大きくすることによって、図1
(B)に示すスペクトルOFDM変調波を生成すること
ができる。IFFT演算器304の出力は、並列直列変
換器305に入力されて直列に変換される。並列直列変
換器305の出力の実部および虚部は、それぞれアナロ
グデジタル(A/D)変換器306、307でアナログ
信号に変換され、低域通過フィルタ(LPF)308、
309で帯域制限される。低域通過フィルタ308、3
09の出力は、それぞれ乗算器310、311に入力さ
れ、局部発振器312からの位相0°および位相90°
の局発信号によって直交変調される。乗算器310、3
11の出力は加算器313で加算され、帯域通過フィル
タ314で帯域制限されて送信される。
送信装置の実施例を示す図である。図3において、クロ
ック信号はタイミング回路315に入力され、タイミン
グ回路315によって生成されたタイミング信号が各回
路に供給される。デジタルTV信号はシンボル符号化器
301に入力されて、PSK方式やQAM方式の符号点
(シンボル)に変換される。シンボル符号化器301か
らのシンボルデータ(I軸成分およびQ軸成分)は、直
列並列変換器302に入力されて、N個の並列シンボル
に変換される。直列並列変換器302の出力の中で、n
個のシンボルは係数aの複素乗算器303にそれぞれ入
力される。複素乗算器303によって振幅がa倍にされ
たn個のシンボルは、図1(B)に示したキャリア番号
1からnのサブキャリアに対応するIFFT演算器30
4の入力端子にそれぞれ入力される。また、それ以外の
シンボルは、図1(B)に示したキャリア番号n+1か
らNのサブキャリアに対応するIFFT演算器304の
入力端子にそれぞれ入力される。キャリア番号1からn
のサブキャリアを変調するシンボルの振幅をそれ以外の
シンボルの振幅よりも大きくすることによって、図1
(B)に示すスペクトルOFDM変調波を生成すること
ができる。IFFT演算器304の出力は、並列直列変
換器305に入力されて直列に変換される。並列直列変
換器305の出力の実部および虚部は、それぞれアナロ
グデジタル(A/D)変換器306、307でアナログ
信号に変換され、低域通過フィルタ(LPF)308、
309で帯域制限される。低域通過フィルタ308、3
09の出力は、それぞれ乗算器310、311に入力さ
れ、局部発振器312からの位相0°および位相90°
の局発信号によって直交変調される。乗算器310、3
11の出力は加算器313で加算され、帯域通過フィル
タ314で帯域制限されて送信される。
【0019】図4は、図1のOFDM伝送方法に対応し
た受信装置の実施例を示す図である。図4において、受
信信号はチューナ回路401によって中間周波帯に変換
され、帯域通過フィルタ(ナイキストフィルタ)402
によって帯域制限される。帯域通過フィルタ402の出
力は乗算器403、404に入力され、局部発振器40
5からの位相0°および位相90°の局部発信号によっ
て準同期直交検波される。
た受信装置の実施例を示す図である。図4において、受
信信号はチューナ回路401によって中間周波帯に変換
され、帯域通過フィルタ(ナイキストフィルタ)402
によって帯域制限される。帯域通過フィルタ402の出
力は乗算器403、404に入力され、局部発振器40
5からの位相0°および位相90°の局部発信号によっ
て準同期直交検波される。
【0020】乗算器403、404の出力は、それぞれ
低減通過フィルタ406、407を通ってアナログデジ
タル変換器408、409に入力され、デジタル信号に
変換される。ここで、クロック再生回路415によって
再生されたクロック信号がアナログデジタル変換器40
8、409に供給される。また、再生されたクロック信
号はタイミング回路416に入力され、タイミング回路
416によって生成されたタイミング信号が各回路に供
給される。アナログデジタル変換器(A/D)408、
409の出力は、直列並列変換器410に入力されて並
列の複素データに変換される。直列並列変換器410の
出力をFFT演算器411に入力してFFT演算を行う
ことによって、OFDM変調波が復調される。OFDM
復調されたN個のシンボルの中で、キャリア番号1から
nのサブキャリアの復調シンボルの振幅は送信側でa倍
になっている。したがって係数1/aの複素乗算器41
2を用いて元の振幅にもどす。OFDM復調されたN個
のシンボルは、並列直列変換器413に入力されて直列
に変換される。並列直列変換器413の出力は、シンボ
ル識別器414において遅延検波された後に識別され
て、デジタルTV信号に復号される。
低減通過フィルタ406、407を通ってアナログデジ
タル変換器408、409に入力され、デジタル信号に
変換される。ここで、クロック再生回路415によって
再生されたクロック信号がアナログデジタル変換器40
8、409に供給される。また、再生されたクロック信
号はタイミング回路416に入力され、タイミング回路
416によって生成されたタイミング信号が各回路に供
給される。アナログデジタル変換器(A/D)408、
409の出力は、直列並列変換器410に入力されて並
列の複素データに変換される。直列並列変換器410の
出力をFFT演算器411に入力してFFT演算を行う
ことによって、OFDM変調波が復調される。OFDM
復調されたN個のシンボルの中で、キャリア番号1から
nのサブキャリアの復調シンボルの振幅は送信側でa倍
になっている。したがって係数1/aの複素乗算器41
2を用いて元の振幅にもどす。OFDM復調されたN個
のシンボルは、並列直列変換器413に入力されて直列
に変換される。並列直列変換器413の出力は、シンボ
ル識別器414において遅延検波された後に識別され
て、デジタルTV信号に復号される。
【0021】図3の送信装置において、直列並列変換器
302の後に複素乗算器303を置いて、キャリア番号
1からnのサブキャリアに入力するシンボルの振幅を大
きくしているが、直列並列変換器302の前に複素乗算
器を置いてシンボルごとに係数を変えることによって、
キャリア番号1からnのサブキャリアに入力するシンボ
ルの振幅を大きくすることも可能である。
302の後に複素乗算器303を置いて、キャリア番号
1からnのサブキャリアに入力するシンボルの振幅を大
きくしているが、直列並列変換器302の前に複素乗算
器を置いてシンボルごとに係数を変えることによって、
キャリア番号1からnのサブキャリアに入力するシンボ
ルの振幅を大きくすることも可能である。
【0022】また同様に図4の受信装置において、並列
直列変換器413の後に複素乗算器を置いてシンボルご
とに係数を変えることによって、キャリア番号1からn
のサブキャリアの復調シンボルの振幅を元にもどすこと
も可能である。
直列変換器413の後に複素乗算器を置いてシンボルご
とに係数を変えることによって、キャリア番号1からn
のサブキャリアの復調シンボルの振幅を元にもどすこと
も可能である。
【0023】図5は、本発明のOFDM伝送方法の他の
実施例を示す図である。図5(A)はアナログTV受信
機のナイキストフィルタの特性を示し、図5(B)はO
FDM変調波のスペクトルを示す。図5において、50
1はナイキストフィルタの特性、502はNTSC方式
の映像搬送波、503はOFDM変調波のスペクトル、
504はOFDMサブキャリアを示す。図5に示すよう
に、アナログTV受信機のナイキストフィルタの特性が
減衰している周波数帯域において、OFDMスペクトル
がナイキストフィルタの逆特性になるようにOFDMサ
ブキャリア(キャリア番号1からn)の振幅を定める。
図5のOFDM伝送方法を用いることによって、デジタ
ルTV受信機とアナログTV受信機の共用化を図り、ま
たOFDM復調部の構成を簡略化することができる。
実施例を示す図である。図5(A)はアナログTV受信
機のナイキストフィルタの特性を示し、図5(B)はO
FDM変調波のスペクトルを示す。図5において、50
1はナイキストフィルタの特性、502はNTSC方式
の映像搬送波、503はOFDM変調波のスペクトル、
504はOFDMサブキャリアを示す。図5に示すよう
に、アナログTV受信機のナイキストフィルタの特性が
減衰している周波数帯域において、OFDMスペクトル
がナイキストフィルタの逆特性になるようにOFDMサ
ブキャリア(キャリア番号1からn)の振幅を定める。
図5のOFDM伝送方法を用いることによって、デジタ
ルTV受信機とアナログTV受信機の共用化を図り、ま
たOFDM復調部の構成を簡略化することができる。
【0024】図6は、図5のOFDM伝送方法における
送信装置の実施例を示す図である。図6の構成は、図3
の装置の構成と同様であるが、直列並列変換器602と
IFFT演算器604との間において、OFDM変調波
のスペクトルがナイキストフィルタの逆特性になるよう
に複素乗算器603の係数al からan を定め、キャリ
ア番号1からnのサブキャリアに入力するシンボルの振
幅を規定する。
送信装置の実施例を示す図である。図6の構成は、図3
の装置の構成と同様であるが、直列並列変換器602と
IFFT演算器604との間において、OFDM変調波
のスペクトルがナイキストフィルタの逆特性になるよう
に複素乗算器603の係数al からan を定め、キャリ
ア番号1からnのサブキャリアに入力するシンボルの振
幅を規定する。
【0025】図7は、図5のOFDM伝送方法における
受信装置の実施例を示す図である。図7において、チュ
ーナ回路701およびナイキストフィルタ702は、ア
ナログ受信機と共通のものを使用する。送信側でOFD
M変調波のスペクトルはナイキストフィルタの逆特性に
整形されているので、ナイキストフィルタ702を通っ
たOFDM変調波のスペクトルは受信帯域内で平坦にな
る。したがってFFT演算器711の出力がそのまま復
調シンボルとなり、シンボルの振幅を元にもどすための
複素乗算器を省くことができる。その他は、図4の構成
と同様である。また、アナログ変調波を受信した場合
は、ナイキストフィルタ702の出力をアナログ復調器
716に入力することによって、アナログTV信号を復
調することができる。
受信装置の実施例を示す図である。図7において、チュ
ーナ回路701およびナイキストフィルタ702は、ア
ナログ受信機と共通のものを使用する。送信側でOFD
M変調波のスペクトルはナイキストフィルタの逆特性に
整形されているので、ナイキストフィルタ702を通っ
たOFDM変調波のスペクトルは受信帯域内で平坦にな
る。したがってFFT演算器711の出力がそのまま復
調シンボルとなり、シンボルの振幅を元にもどすための
複素乗算器を省くことができる。その他は、図4の構成
と同様である。また、アナログ変調波を受信した場合
は、ナイキストフィルタ702の出力をアナログ復調器
716に入力することによって、アナログTV信号を復
調することができる。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、アナログTV放送に与える妨害を少なく保と同時
に、OFDMによるデジタルTV放送の耐妨害性を向上
させ、またデジタル受信機とアナログ受信機との共用化
を図ることができる。
ば、アナログTV放送に与える妨害を少なく保と同時
に、OFDMによるデジタルTV放送の耐妨害性を向上
させ、またデジタル受信機とアナログ受信機との共用化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】NTSC方式の伝送方法を説明する図。
【図3】図1のOFDM伝送方法における送信装置の実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図4】図1のOFDM伝送方法における受信装置の実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図5】本発明の他の実施例を示す図。
【図6】図5のOFDM伝送方法における送信装置の実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図7】図5のOFDM伝送方法における受信装置の実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図8】OFDM変調波のスペクトルを示す図。
【図9】従来のOFDM伝送方法における送信装置を示
す図。
す図。
【図10】従来のOFDM伝送方法における受信装置を
示す図。
示す図。
【図11】従来のOFDM伝送方法を説明する図。
【符号の説明】 101…ナイキストフィルタの特性、102…映像搬送
波、103…OFDM変調波のスペクトル、104…O
FDMサブキャリア、301、601…シンボル符号化
器、302、410、602、710…直列並列変換
器、303、412、603…複素乗算器、304、6
04…IFFT演算器、305、413、605、71
2…並列直列変換器、306、307、606、607
…デジタルアナログ変換器、308、309、406、
407、608、609…低域通過フィルタ、310、
311、403、404、610、611、703、7
04…乗算器、313、613…加算器、314、40
2、614、706、707…帯域通過フィルタ、31
5、416、715…タイミング回路、401、701
…チューナ回路、408、409…アナログデジタル変
換器、411、711…FFT演算器、414、713
…シンボル識別器、415…クロック再生回路、716
…アナログ復調回路。
波、103…OFDM変調波のスペクトル、104…O
FDMサブキャリア、301、601…シンボル符号化
器、302、410、602、710…直列並列変換
器、303、412、603…複素乗算器、304、6
04…IFFT演算器、305、413、605、71
2…並列直列変換器、306、307、606、607
…デジタルアナログ変換器、308、309、406、
407、608、609…低域通過フィルタ、310、
311、403、404、610、611、703、7
04…乗算器、313、613…加算器、314、40
2、614、706、707…帯域通過フィルタ、31
5、416、715…タイミング回路、401、701
…チューナ回路、408、409…アナログデジタル変
換器、411、711…FFT演算器、414、713
…シンボル識別器、415…クロック再生回路、716
…アナログ復調回路。
Claims (8)
- 【請求項1】複数の変調されたサブキャリアを直交多重
する変調方式(以下、OFDMと記す)を用いたデジタ
ルTV放送を、残留側波帯振幅変調方式を用いたアナロ
グTV放送と同一のチャンネルで行う場合、アナログT
V受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周
波数帯域のOFDMサブキャリアの振幅を、それ以外の
周波数帯域のOFDMサブキャリアの振幅よりも大きく
することを特徴とするOFDM伝送方法。 - 【請求項2】前記ナイキストフィルタの特性が減衰して
いる周波数帯域において、OFDM変調波のスペクトル
がナイキストフィルタの逆特性になるようにOFDMサ
ブキャリアの振幅を規定することを特徴とする請求項1
記載のOFDM伝送方法。 - 【請求項3】前記振幅の異なるサブキャリアに関して、
それぞれ異なる情報を伝送することを特徴とする請求項
1又は2記載のOFDM伝送方法。 - 【請求項4】前記振幅の異なるサブキャリアに関して、
それぞれ異なる変調方式で変調することを特徴とする請
求項1又は2記載のOFDM伝送方法。 - 【請求項5】複数のサブキャリアの中で、アナログTV
受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波
数帯域のサブキャリアを変調するシンボルの振幅を、そ
れ以外の周波数帯域のサブキャリアを変調するシンボル
の振幅よりも大きくする振幅制御手段と、 前記複数のサブキャリアをOFDM変調するOFDM変
調手段と、 OFDM変調された信号を伝送周波帯に周波数変換する
周波数変換手段とを備えたことを特徴とする送信装置。 - 【請求項6】複数のサブキャリアの中で、アナログTV
受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波
数帯域のサブキャリアを変調するシンボルの振幅を、そ
れ以外の周波数帯域のサブキャリアを変調するシンボル
の振幅よりも大きくし、前記複数のサブキャリアをOF
DM変調し、OFDM変調されたOFDM変調波を伝送
周波帯に周波数変換することにより送信されてきた前記
OFDM変調波を受信する受信手段と、 受信された信号の中から希望するチャンネルの信号を選
択して中間周波信号に変換するチューナと、 前記チューナの出力を帯域制限するナイキストフィルタ
と、 前記中間周波帯域フィルタの出力をベースバンド信号に
周波数変換する手段と、 前記ベースバンド信号をOFDM復調する手段と、 復調されたシンボルの中で前記ナイキストフィルタの特
性が減衰している周波数帯域のサブキャリアの復調シン
ボルの振幅を正規化する手段とを備えることを特徴とす
る受信装置。 - 【請求項7】複数のサブキャリアの中で、アナログTV
受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波
数帯域のサブキャリアを変調するシンボルの振幅を、そ
れ以外の周波数帯域のサブキャリアを変調するシンボル
の振幅よりも大きくする手段と、 前記複数のサブキャリアをOFDM変調する手段と、 OFDM変調された信号を伝送周波帯に周波数変換する
手段とを備え、 前記シンボルの振幅を大きくする手段は、前記ナイキス
トフィルタの特性が減衰している周波数帯域におけるO
FDM変調波のスペクトルが前記ナイキストフィルタの
逆特性になるようにシンボルの振幅を規定することを特
徴とする送信装置。 - 【請求項8】複数のサブキャリアの中で、アナログTV
受信機のナイキストフィルタの特性が減衰している周波
数帯域のサブキャリアを変調するシンボルの振幅を、そ
れ以外の周波数帯域のサブキャリアを変調するシンボル
の振幅よりも大きくし、前記複数のサブキャリアをOF
DM変調し、OFDM変調されたOFDM変調波を伝送
周波帯に周波数変換して伝送するも、前記シンボルの振
幅を大きくする場合は、前記ナイキストフィルタの特性
が減衰している周波数帯域におけるOFDM変調波のス
ペクトルが前記ナイキストフィルタの逆特性になるよう
にシンボルの振幅を規定している前記OFDM変調波を
受信する受信手段と、 受信された信号の中から希望するチャンネルの信号を選
択して中間周波信号に変換するチューナと、 前記チューナの出力を帯域制限するナイキストフィルタ
と、 前記ナイキストフィルタの出力をベースバンド信号に周
波数変換する手段と、 前記ベースバンド信号をOFDM復調する手段とを備
え、 残留側波帯振幅変調波を受信するのに前記チューナおよ
び前記ナイキストフィルタを共用することを特徴とする
受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221600A JPH0779415A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | Ofdm伝送方法とその送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221600A JPH0779415A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | Ofdm伝送方法とその送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779415A true JPH0779415A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16769305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5221600A Pending JPH0779415A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | Ofdm伝送方法とその送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779415A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10200500A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-31 | Fujitsu Ten Ltd | マルチキャリア変調方式の受信装置 |
US6549716B1 (en) | 1992-03-26 | 2003-04-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication system |
WO2003047141A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil d'emission-reception radio et procede d'emission radio |
JP2004096763A (ja) * | 2003-09-12 | 2004-03-25 | Hitachi Ltd | ディジタルcatvシステムとその受信装置 |
USRE38483E1 (en) | 1992-03-26 | 2004-03-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication system |
US6724976B2 (en) | 1992-03-26 | 2004-04-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication system |
US6728467B2 (en) | 1992-03-26 | 2004-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication system |
JP2005341458A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Fujitsu Ltd | Ofdm変調装置及びofdm変調方法 |
JP2007536835A (ja) * | 2004-05-07 | 2007-12-13 | テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド | 多帯域ofdmシステムのためのデータトーンのガードトーンへのマッピング |
WO2009016810A1 (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Panasonic Corporation | マルチキャリア信号送信装置、マルチキャリア信号受信装置、マルチキャリア信号送信方法、およびマルチキャリア信号受信方法 |
JP2009261034A (ja) * | 1998-12-15 | 2009-11-05 | Siemens Ag | マルチキャリア方式を用いて情報を伝送するための方法および通信装置 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5221600A patent/JPH0779415A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6728467B2 (en) | 1992-03-26 | 2004-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication system |
US6549716B1 (en) | 1992-03-26 | 2003-04-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication system |
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US7298722B2 (en) | 2001-11-26 | 2007-11-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Radio transmission apparatus and radio transmission method |
WO2003047141A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil d'emission-reception radio et procede d'emission radio |
US8102831B2 (en) | 2001-11-26 | 2012-01-24 | Panasonic Corporation | Radio transmitting apparatus and method for transmitting OFDM signals from different antennas according to the degree of multiplexing |
US8363632B2 (en) | 2001-11-26 | 2013-01-29 | Panasonic Corporation | Radio transmitting apparatus, radio receiving apparatus, and radio transmission method |
US8737192B2 (en) | 2001-11-26 | 2014-05-27 | Panasonic Corporation | Transmission apparatus |
JP2004096763A (ja) * | 2003-09-12 | 2004-03-25 | Hitachi Ltd | ディジタルcatvシステムとその受信装置 |
JP2007536835A (ja) * | 2004-05-07 | 2007-12-13 | テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド | 多帯域ofdmシステムのためのデータトーンのガードトーンへのマッピング |
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WO2009016810A1 (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Panasonic Corporation | マルチキャリア信号送信装置、マルチキャリア信号受信装置、マルチキャリア信号送信方法、およびマルチキャリア信号受信方法 |
JP4998476B2 (ja) * | 2007-07-27 | 2012-08-15 | パナソニック株式会社 | マルチキャリア信号送信装置およびマルチキャリア信号送信方法 |
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