JPH0998198A - ディジタル信号復調装置 - Google Patents

ディジタル信号復調装置

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JPH0998198A
JPH0998198A JP7254082A JP25408295A JPH0998198A JP H0998198 A JPH0998198 A JP H0998198A JP 7254082 A JP7254082 A JP 7254082A JP 25408295 A JP25408295 A JP 25408295A JP H0998198 A JPH0998198 A JP H0998198A
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output
clock
symbol
phase
equalizer
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JP7254082A
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Inventor
Yasushi Sugita
康 杉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号がノイズや反射による妨害の影響を
受けている場合でも、正確なクロック再生を行なうこと
が可能なディジタル信号復調装置を提供する。 【解決手段】 ディジタル変調された入力IF信号は、
A/D変換器101にてサンプリングされ、このサンプ
ル値は、乗算器102および103にて直交検波され、
ロールオフフィルタ105および106を介した後、等
化器107により妨害成分が除去される。そして、シン
ボル判定器112にて上記サンプル値に対応するシンボ
ル値が求められ、差分器118により、平均器116に
よって求められた上記シンボル値の平均値と、平均器1
15によって求められたロールオフフィルタ106の出
力するサンプル値の平均値との差分が求められ、この差
分は符号反転器119によって符号制御され、平滑器1
20およびD/A変換器121を介した後、発振器12
2の発振周波数を制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば多値QAM
を含むQAM変調やVSB−AM変調等によって変調さ
れたディジタル変調信号を復調するディジタル信号復調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータの送受信システムにお
いて、ディジタル変調信号のクロック再生は、上記ディ
ジタル変調信号のシンボルタイミングに復調装置にて生
成されるクロックの周波数および位相を同期させること
により行なわれる。このようなクロック再生技術のひと
つとして、判定検出法がある。
【0003】この判定検出法は、多値QAM等のシンボ
ル数の多い変調方式においても比較的簡単な回路構成で
クロック再生が行なえるため、広く一般に採用されてい
るクロック再生方法である。以下、図7を参照して上記
判定検出法を説明する。
【0004】図7において、曲線C7はディジタル変調
波のアイパターンの一部を示すもので、縦軸はシンボル
の値を示し、横軸は時間を示すものである。Tsimおよ
びTsinは、ともにクロック再生の過程における正確な
シンボルタイミングと仮定したものである。
【0005】これに対して、TsamおよびTsanは、と
もに復調装置の再生クロック(サンプリングタイミン
グ)をそれぞれ示す。なお、この図では上記シンボルタ
イミングTsimおよびTsinよりも遅れている状態を示
している。また、これらのタイミング(再生クロック)
でサンプリングしたサンプリング値をそれぞれVsam,
Vsanとする。
【0006】まず、上記サンプリング値VsamおよびV
sanを検出し、予め設定しておいた閾値で判定して上記
サンプリング値に最も近いシンボル値Vsim,Vsinを
求める。そして、これらのシンボル値Vsim,Vsinを
正確な再生クロックタイミングによってサンプリングし
た値とみなし、シンボル値Vsim,Vsinの平均を求め
る。なお、この平均値を基準値Rsi7とする。同様に、
サンプリング値Vsam,Vsanの平均を求め、この平均
値をRsa7とする。
【0007】次に、基準値Rsi7とRsa7との誤差を求
め、この誤差をE7とする。この誤差E7は、上記シン
ボルタイミング(Tsim,Tsin)と再生クロック(T
sam,Tsan)との間の位相差に比例する。このため、
上記判定検出法では、上記誤差E7を監視し、当該誤差
が小さくなるように上記再生クロックの位相を制御する
ことにより、正確な再生クロックを求めるようにしてい
る。
【0008】次に、図8を参照して、上記判定検出法を
実現する従来のディジタル信号復調装置について説明す
る。このディジタル信号復調装置に入力された入力IF
信号は、A/D変換器801にてサンプリングされる。
ここでのサンプリングタイミングは、後述の発振器81
6が発振するクロックの発振位相による。
【0009】A/D変換器801の出力(サンプリング
信号)は、乗算器802にて図示しないキャリア再生回
路からの位相同期信号と乗算されて位相同期が行われた
のち、ロールオフフィルタ804にて波形整形される。
そして、このロールオフフィルタ804の出力信号は、
上記キャリア再生回路などに入力されるとともに、シン
ボル判定器805および遅延器806に入力される。
【0010】シンボル判定器805は、上記ロールオフ
フィルタ804の出力信号を予め設定した閾値で判別
し、確からしいシンボル値を出力する。このシンボル値
は、遅延器808と平均器809に入力される。
【0011】遅延器808は、上記シンボル値を1サン
プルクロック分遅らせ、平均器809に入力する。平均
器809は、上記シンボル値と、遅延器808によって
1サンプルクロック分遅れたシンボル値とが同時に入力
され、これら2つのシンボル値の平均値を求める。この
平均値は、図7に示す基準値Rsi7に相当するもので、
差分器812に入力される。
【0012】一方、遅延器806は、上述のシンボル判
定器805における信号遅延時間に基づいて、当該回路
に入力される信号を遅延させ、遅延器807、平均器8
10およびレベル判定器811に入力する。遅延器80
7は、入力信号を1サンプルクロック分遅らせ、平均器
810およびレベル判定器811に入力する。
【0013】平均器810は、上述したように遅延器8
06および遅延器807の出力信号が入力され、これら
2つの出力信号の平均値を求める。この平均値は、図7
に示すRsa7に相当するもので、差分器812に入力さ
れる。
【0014】差分器812は、上記Rsa7と上述した基
準値Rsi7との差分を求める。この差分は、図7に示す
誤差E7に相当するもので、符号反転器813に入力さ
れる。この符号反転器813は、レベル判定器811か
らの制御信号に応じて、差分器812の出力(誤差E
7)の符号を反転させる。
【0015】レベル判定器811は、2つの入力信号
(遅延器806および遅延器807の出力信号)間の大
小を比較し、比較結果に応じた制御信号を出力する。こ
の比較の結果、遅延器806の出力信号の方が大きい場
合には、符号反転器813に対して入力信号をそのまま
(符号の反転なし)出力させるように制御する。一方、
遅延器807の出力信号の方が大きい場合には、符号反
転器813に対して入力信号の符号を反転させて出力さ
せる。このようにして符号が制御された符号反転器81
3の出力信号は、ループフィルタ814を介して、D/
A変換器815に入力される。
【0016】D/A変換器815は、ループフィルタ8
14の出力信号をアナログ信号に変換し、発振器816
に入力する。発振器816は、上記アナログ信号に応じ
た周波数の再生クロックを生成する。
【0017】以上のように、判定検出法を採用した従来
のディジタル信号復調装置は、確からしいシンボルタイ
ミングによってサンプリングしたシンボル値の平均値
と、当該復調装置にて生成したクロック(再生クロッ
ク)によってサンプリングした平均値とを比較し、これ
らの平均値間の誤差を求めている。そして、この誤差に
応じた上記再生クロックを新たに生成する。以後、この
ようなフィードバックループにより、上記誤差を小さく
していき、正確な再生クロックを生成するようにしてい
る。
【0018】しかしながら、このようなディジタル信号
復調装置では、シンボル判定器805の入力信号がノイ
ズや反射による妨害の影響を受けている場合、シンボル
判定器805のシンボル判定結果が不正確なものとな
り、正確な再生クロック生成が行なえなくなる場合があ
る。
【0019】この問題に対し、従来では図8に示した構
成に加え、ロールオフフィルタ804の直後に等化器9
01を設けるようにしている(図9参照)。このような
構成によれば、等化器901により反射妨害等のクロッ
ク再生に影響を及ぼす成分を除去した入力信号をシンボ
ル判定器805に対して供給することができる。
【0020】しかし、このような等化器901による妨
害除去は、ロールオフフィルタ804の出力信号に対し
て周波数スペクトルを操作するため、等化器901の前
後において信号のキャリア位相やクロック位相が変化し
てしまう。このため、クロック位相誤差の検出ができな
くなるという、新たな問題が生じていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のディジタル信号復調装置では、入力信号がノイズや
反射による妨害の影響を受けている場合、シンボル判定
器のシンボル判定結果が不正確なものとなり、正確な再
生クロック生成が行なえなくなるという問題があった。
これに対して、従来は等化器を設けることにより対処し
ていたが、キャリア位相やクロック位相の変動によりク
ロック位相誤差の検出ができなくなるという新たな問題
が生じていた。
【0022】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、入力信号がノイズや反射による妨害の影響を
受けている場合でも、正確なクロック再生を行なうこと
ができるディジタル信号復調装置を提供することを目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るディジタル信号復調装置は、ディ
ジタル変調されたアナログ信号を再生クロックに応じた
タイミングでサンプリングして量子化するサンプリング
器と、このサンプリング器の出力を再生キャリアと乗算
することにより位相同期を行なう位相同期器と、この位
相同期器の出力から妨害によるひずみ成分を取り除く等
化器と、この等化器の出力からキャリア位相の差を検出
し、この位相差に基づく周波数のキャリアを生成し、再
生キャリアとして位相同期器に入力するPLL発振器
と、複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設
定され、等化器の出力が複数の閾値のいずれに対応する
か判別し、この判別結果に基づくシンボル値を出力する
シンボル判定器と、位相同期器の出力とシンボル判定器
の出力するシンボル値との差を検出するクロック位相誤
差検出器と、再生クロックを生成するものであって、ク
ロック位相誤差検出器の検出結果に基づいて周波数が制
御されるクロック生成手段とを具備して構成するように
した。
【0024】また、この発明に係るディジタル信号復調
装置は、ディジタル変調されたアナログ信号を再生キャ
リアと乗算することにより位相同期を行なう位相同期器
と、この位相同期器の出力を再生クロックに応じたタイ
ミングでサンプリングして量子化するサンプリング器
と、このサンプリング器の出力から妨害によるひずみ成
分を取り除く等化器と、この等化器の出力からキャリア
位相の差を検出し、この位相差に基づく周波数のキャリ
アを生成し、再生キャリアとして位相同期器に入力する
PLL発振器と、複数の閾値にそれぞれ対応するシンボ
ル値が予め設定され、等化器の出力が複数の閾値のいず
れに対応するか判別し、この判別結果に基づくシンボル
値を出力するシンボル判定器と、サンプリング器の出力
とシンボル判定器の出力するシンボル値との差を検出す
るクロック位相誤差検出器と、再生クロックを生成する
ものであって、クロック位相誤差検出器の検出結果に基
づいて周波数が制御されるクロック生成手段とを具備し
て構成するようにした。
【0025】さらに、この発明に係るディジタル信号復
調装置は、ディジタル変調されたアナログ信号を再生ク
ロックに応じたタイミングでサンプリングして量子化す
るサンプリング器と、このサンプリング器の出力を再生
キャリアと乗算することにより位相同期を行なう位相同
期器と、この位相同期器の出力を1サンプル毎に、第1
のサンプリング系列信号と第2のサンプリング系列信号
とに分別して出力する切り替え器と、この切り替え器の
出力する第1のサンプリング系列信号から妨害によるひ
ずみ成分を取り除く等化器と、この等化器の出力からキ
ャリア位相の差を検出し、この位相差に基づく周波数の
キャリアを生成し、再生キャリアとして位相同期器に入
力するPLL発振器と、複数の閾値にそれぞれ対応する
シンボル値が予め設定され、等化器の出力が複数の閾値
のいずれに対応するか判別し、この判別結果に基づくシ
ンボル値を出力するシンボル判定器と、このシンボル判
定器の出力する連続した二つのサンプル値の平均を求め
る平均処理器と、切り替え器の出力する第2のサンプリ
ング系列信号と平均処理器の出力との差を検出するクロ
ック位相誤差検出器と、再生クロックを生成するもので
あって、クロック位相誤差検出器の検出結果に基づいて
周波数が制御されるクロック生成手段とを具備して構成
するようにした。
【0026】上記構成のディジタル信号復調装置では、
等化器を介さずにクロック位相が保存された状態のサン
プリング器の出力と、等化器を介することにより妨害成
分を除去したサンプリング値から求めたシンボル判定器
の出力とから、クロック位相誤差を検出する。そして、
この検出結果に基づく周波数のクロックを生成するよう
にしている。このため、当該装置の入力信号がノイズや
反射による妨害の影響を受けている場合であっても、正
確なクロック再生を行なうことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態に係るディジタル信号復調装置の構成を示
すもので、変調方式としてQAMを用いた時を仮定して
いる。
【0028】この復調装置は、ディジタル変調されたI
F信号を入力とし、これをA/D変換器101でサンプ
リングする。A/D変換器101のサンプリングタイミ
ングは、後述の発振器122の出力周波数に同期してい
る。
【0029】A/D変換器101のサンプリング出力
は、乗算器102および103に入力され、それぞれs
in/cos位相発生器104の出力値と乗算されるこ
とにより直交検波され、それぞれロールオフフィルタ1
05および106に入力される。
【0030】ロールオフフィルタ105および106で
は、上記直交検波出力の波形整形を行ない等化器107
に入力する。なお、ロールオフフィルタ106の出力に
ついては、後述の遅延器111にも入力される。
【0031】等化器107では、ロールオフフィルタ1
05および106の出力信号からそれぞれ妨害成分が除
去され、復調出力として出力されるとともにキャリア位
相誤差検出器108に入力される。なお、上記復調出力
のうちロールオフフィルタ106の出力信号に基づく復
調出力については、シンボル判定器112にも入力され
る。
【0032】キャリア位相誤差検出器108では、上記
復調出力間の変調波のキャリア位相誤差が検出される。
ここで検出されたキャリア位相誤差は、PLLフィルタ
109によって平滑化された後、数値制御発振器(NC
O)110に入力される。NCO110は、PLLフィ
ルタ109の出力に応じた周波数のキャリアを発振し、
sin/cos位相発生器104に入力される。
【0033】sin/cos位相発生器104は、NC
O110にて生成されたクロックに応じたsin値とc
os値を、それぞれ上記乗算器102および103に入
力する。これにより、その時々の入力IF信号の位相に
見合ったsin値とcos値が上記乗算器102および
103に入力されて、直交検波が行われる。
【0034】一方、シンボル判定器112は、等化器1
07を介したロールオフフィルタ106の出力信号を予
め設定した閾値で判別し、確からしいシンボル値を出力
する。このシンボル値は、遅延器114と平均器116
に入力される。
【0035】遅延器114は、上記シンボル値を1サン
プルクロック分遅らせ、平均器116に入力する。平均
器116は、上記シンボル値と、遅延器114によって
1サンプルクロック分遅れたシンボル値とが同時に入力
され、これら2つのシンボル値の平均値を求める。この
平均値は、差分器118に入力される。
【0036】遅延器111は、ロールオフフィルタ10
6の出力を遅延時間Nだけ遅延させて出力する。この出
力は、遅延器113、平均器115およびレベル判定器
117に入力される。
【0037】なお、この遅延時間Nは、ロールオフフィ
ルタ106の出力が上記等化器107および上記シンボ
ル判定器112を介するのに要する時間に基づいて設定
されるもので、ロールオフフィルタ106の同じ出力が
遅延器113と遅延器114とに同じタイミングで入力
されるように予め設定される。
【0038】遅延器113は、入力信号を1サンプルク
ロック分遅らせ、平均器115およびレベル判定器11
7に入力する。平均器115は、上述したように遅延器
111および遅延器113の出力信号が入力され、これ
ら2つの出力信号の平均値を求める。この平均値は、差
分器118に入力される。差分器118は、上記平均器
115の出力と前述の平均器116の出力との差分を求
め、符号反転器119に入力する。
【0039】レベル判定器117は遅延器111の出力
と遅延器113の出力を比較し、遅延器111の出力よ
り遅延器113の出力が大きい時には“1”を、小さい
時には“−1”を、等しい時には“0”を、それぞれ符
号反転器119に与える。
【0040】符号反転器119はレベル判定器117か
らの出力が“1”の時には差分器118からの入力をそ
のまま出力し、レベル判定器117からの出力が“−
1”の時には入力の正/負符号を反転して出力し、また
“0”の時には差分器118からの入力が何であっても
ゼロを出力する。
【0041】このようにして符号制御された符号反転器
119の出力信号は、平滑器(Σ)120およびD/A
変換器121を介して、発振周波数制御信号となり、発
振器122の発振周波数を制御する。
【0042】次に、図2および図3を参照して、上記構
成におけるディジタル信号復調装置の動作を以下に説明
する。各図において、縦軸はシンボルの値を示し、横軸
は時間を示す。また、Tsi1およびTsi2は、入力IF
信号波形に対するクロック位相ずれのないサンプリング
タイミングである。一方、Tsa1およびTsa2は、上記
入力IF信号波形に対する再生クロックで、位相ずれが
生じているサンプリングタイミングである。
【0043】まず、入力IF信号に妨害がない場合のク
ロック位相誤差検出の様子を図2を参照して説明する。
この図に示す信号波形C1は、入力IF信号のアイパタ
ーンの一部を示すものである。なお、この場合のTsa1
およびTsa2によるサンプリング結果を、それぞれサン
プリング値Vsa1,Vsa2とする。
【0044】サンプリング値Vsa1およびVsa2は、シ
ンボル判定器112によってそれぞれ最も値の近いシン
ボル値Vsi1,Vsi3に判定される。そして、平均器1
16によって、基準となる平均値Rsi1が求められる。
一方、遅延器111および113を介したサンプリング
値Vsa1およびVsa2は、平均器115によって、平均
値Rsa1が求められる。
【0045】このようにして求められた平均値Rsi1お
よびRsa1に基づいて、差分器118より差分E1が求
められる。この差分E1は、クロック位相誤差を表して
おり、以後、この差分E1に基づいて位相制御がなさ
れ、やがて正確な再生クロックが生成される。
【0046】次に、入力IF信号に反射妨害が加わった
場合のクロック位相誤差検出の様子を図3を参照して説
明する。この図に示す信号波形C2は、前述の信号波形
C1に反射妨害が加わったもので、等化器107による
波形等化を行なっていない状態を示すものである。な
お、この場合における、図2の場合と同じサンプリング
タイミングTsa1およびTsa2によるサンプリング結果
を、それぞれサンプリング値Vsa3,Vsa4とする。
【0047】このサンプリング値Vsa3およびVsa4
は、シンボル判定器112によってそれぞれ最も値の近
いシンボル値Vsi2,Vsi3に判定される。そして、こ
れらシンボル値Vsi2,Vsi3から平均器116によっ
て、基準となる平均値Rsi2が求められる。
【0048】一方、遅延器111および113を介した
サンプリング値Vsa3およびVsa4から平均器115に
よって、平均値Rsa2が求められる。そして、平均値R
si2およびRsa2に基づいて、差分器118より差分E
2が求められる。
【0049】この差分E2は、図1に示すように、図2
と同じ位相ずれのあるサンプリングタイミングTsa1お
よびTsa2によってサンプリングしたにもかかわらず、
差分E1とは符号も大きさも全く違う事がわかる。これ
は、符号判定器112において、反射妨害の影響によっ
てサンプリング値Vsa3が閾値L1を越えてシンボル値
Vsi2と判定されたため、基準値なる平均値がRsi2と
なったことに起因する。
【0050】しかし、上述の構成によれば、等化器10
7によって波形等化を行なうため、符号判定器112に
おけるサンプリングクロックTsa1に対するシンボル値
はVsi1となる。このため、平均器116の出力する基
準値となる平均値は、シンボル値Vsi1,Vsi3の平均
値Rsi1となる。
【0051】したがって、差分器118の出力は、平均
値Rsi1とRsa2に基づいて、差分E1´となる。この
差分E1´の値は、入力信号が妨害を受けていない場合
の差分E1とは値が若干異なるものの、符号は同じであ
り、等化器107を用いずに求めた上記差分E2に比べ
て位相誤差検出の精度が向上したことがわかる。
【0052】すなわち、上記構成のディジタル信号復調
装置では、等化器107を介さずにクロック位相が保存
された状態のサンプリング値から平均値を求める。一
方、等化器107を介することにより妨害成分を除去し
たサンプリング値から求めたシンボル値の平均値(基準
値)を求めている。
【0053】そして、これらの2つの平均値に基づいて
クロック位相誤差を検出を行なうようにしている。この
ため、入力信号がノイズや反射による妨害の影響を受け
ている場合においても、正確なクロック再生を行なうこ
とができる。
【0054】ところで、上記第1の実施形態では、2つ
の連続するサンプリングを用いて、サンプリング値の平
均値とシンボル値の平均値を求め、これらの平均値に基
づいてクロック位相誤差を検出するようにした。
【0055】しかし、この発明は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、図4に示すように、差分器
118により遅延器111の出力とシンボル判定器11
2の出力との差を求め、平滑器120に入力するように
してもよい。この構成では、1つのサンプリング値と、
このサンプリングとに基づくシンボル値からクロック位
相誤差を検出するようにしている。このような構成であ
っても、前述の第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0056】次に、図5を参照して、第2の実施形態に
ついて説明する。この復調装置は、ディジタル変調され
たIF信号を入力とし、これをA/D変換器101でサ
ンプリングする。A/D変換器101のサンプリングタ
イミングは、後述の発振器122の出力周波数に同期し
ている。
【0057】A/D変換器101のサンプリング出力
は、乗算器102および103に入力され、それぞれs
in/cos位相発生器104の出力値と乗算されるこ
とにより直交検波され、それぞれロールオフフィルタ1
05および106に入力される。ロールオフフィルタ1
05および106は、上記直交検波出力の波形整形を行
ない、スイッチ501に入力する。
【0058】スイッチ501は、あるタイミングではロ
ールオフフィルタ105,106の出力を共に等化器1
07に与えるが、その次のタイミングではロールオフフ
ィルタ106の出力のみを遅延器502に与える。そし
てさらに、次のタイミングではロールオフフィルタ10
5,106の出力を共に等化器107に与えるように切
り替わるものである。
【0059】例えば、スイッチ501に順次入力信号と
してxt-1 ,xt ,xt+1 が入力されたとする。この場
合、等化器107には、xt-1 ,xt+1 が与えられ、一
方、遅延器502には、xt が与えられる。
【0060】このように、スイッチ501は、ロールオ
フフィルタ105,106の出力をダウンサンプリング
して、等化器107あるいは遅延器502に選択的に出
力するものである。
【0061】等化器107では、ダウンサンプリングさ
れたロールオフフィルタ105および106の出力信号
からそれぞれ妨害成分が除去され、復調出力として出力
されるとともにキャリア位相誤差検出器108に入力さ
れる。なお、上記復調出力のうちロールオフフィルタ1
06の出力信号に基づく復調出力については、シンボル
判定器112にも入力される。
【0062】キャリア位相誤差検出器108では、上記
復調出力間の変調波のキャリア位相誤差が検出される。
ここで検出されたキャリア位相誤差は、PLLフィルタ
109によって平滑化された後、NCO110に入力さ
れる。NCO110は、PLLフィルタ109の出力に
応じた周波数のキャリアを発振し、sin/cos位相
発生器104に入力される。
【0063】sin/cos位相発生器104は、NC
O110にて生成された周波数位相に応じたsin値と
cos値を、それぞれ上記乗算器102および103に
入力する。これにより、その時々の入力IF信号の位相
に見合ったsin値とcos値が上記乗算器102およ
び103に入力されて、直交検波が行われる。
【0064】一方、シンボル判定器112は、ダウンサ
ンプリングされたロールオフフィルタ106の出力信号
が等化器107を介して入力される。そして、この信号
を予め設定した閾値で判別し、確からしいシンボル値を
出力する。このシンボル値は、遅延器114、平均器1
16およびレベル判定器117に入力される。
【0065】遅延器114は、上記シンボル値を1サン
プルクロック分遅らせ、平均器116およびレベル判定
器117に入力する。このため平均器116およびレベ
ル判定器117には、上記シンボル値と、遅延器114
によって1サンプルクロック分遅れたシンボル値とが同
時に入力される。
【0066】これに対し、平均器116は、上記2つの
シンボル値の平均値を求める。この平均値は、差分器1
18に入力される。一方、レベル判定器117は、シン
ボル判定器112の出力と遅延器114の出力を比較
し、シンボル判定器112の出力より遅延器114の出
力が大きい時には“1”を、小さい時には“−1”を、
等しい時には“0”を、それぞれ符号反転器119に与
える。
【0067】遅延器502は、スイッチ501より出力
されるダウンサンプリングされたロールオフフィルタ1
06の出力を遅延時間Mだけ遅延させて出力する。この
出力は、差分器118に出力される。
【0068】なお、この遅延時間Mは、平均器116を
介する信号と遅延器502を介する信号とが同じタイミ
ングで差分器118に入力されるように予め設定され
る。例えば、前述したようにスイッチ501に順次入力
信号としてxt-1 ,xt ,xt+1 が入力されたとする。
この場合には、平均器116から差分器118に与えら
れる出力が|xt-1 |と|xt+1 |の平均となった時
(だたし、|x|は値xをシンボル判定した値)に遅延
器502から差分器118に出力される値がxt となる
ように、遅延時間Mを設定する。
【0069】差分器118は、上記遅延器502の出力
と前述の平均器116の出力との差分を求め、符号反転
器119に入力する。そして、符号反転器119は、レ
ベル判定器117からの出力が“1”の時には差分器1
18からの入力をそのまま出力し、レベル判定器117
からの出力が“−1”の時には入力の正/負符号を反転
して出力し、また“0”の時には差分器118からの入
力が何であってもゼロを出力する。
【0070】このようにして符号制御された符号反転器
119の出力信号は、平滑器120およびD/A変換器
121を介して、発振周波数制御信号となり、発振器1
22の発振周波数を制御する。
【0071】以上のような構成のディジタル信号復調装
置では、サンプリング周波数がシンボルタイミングのほ
ぼ2倍となっている。そして、等化器107を介さずに
クロック位相が保存された状態のサンプリング値と、等
化器107を介することにより妨害成分を除去したサン
プリング値から求めたシンボル値の平均値(基準値)と
から、クロック位相誤差を検出を行なうようにしてい
る。このため、入力信号がノイズや反射による妨害の影
響を受けている場合においても、正確なクロック再生を
行なうことができる。
【0072】なお、上記第2の実施形態においては、ロ
ールオフフィルタ106の出力のみを遅延器502に出
力し、クロック位相誤差の検出を直交検波した片軸成分
のみから行なうようにしている。しかし、この実施形態
に限定されるものではなく、クロック位相誤差の検出に
関わる構成を二重に設け、ロールオフフィルタ105お
よび106の出力を用いて直交軸と同相軸の両方の検波
軸成分からクロック位相誤差を検出するようにしてもよ
い。
【0073】次に、図6を参照して、第3の実施形態に
ついて説明する。この実施形態では、第1の実施形態と
同様のクロック位相誤差検出アルゴリズムを持つが、I
F入力信号をA/D変換する前に、直交検波するように
している点が異なる。
【0074】当該復調装置に入力されたIF入力信号
は、乗算器601および602で直交検波され、それぞ
れA/D変換器604および605に入力される。そし
て、A/D変換器604および605では、第1の実施
形態と同様に、発振器122の出力周波数に同期したサ
ンプリングタイミングでサンプリングを行なう。
【0075】そして、これらのサンプリング出力は、そ
れぞれロールオフフィルタ105および106に入力さ
れ、第1の実施形態と同様にしてクロック位相誤差が検
出されたのち、この誤差に応じた周波数のクロックが発
振器122にて生成される。
【0076】一方、PLLフィルタ109の出力は、D
/A変換器607によってD/A変換されたのち、発振
器606に入力されて、直交検波のためのキャリアが生
成される。そして、上記キャリアは、乗算器601に対
しては直接入力され、乗算器602に対しては90°位
相器603を介することにより位相を90°ずらしてか
ら入力される。
【0077】以上のような構成のディジタル信号復調装
置では、入力IF信号を直接直交検波して位相同期を行
なうようにしている。このような構成であっても、クロ
ック位相誤差の検出については、第1の実施形態と同様
に、等化器107を介していない(クロック位相が保存
された状態の)サンプリング値と、等化器107を介す
ることにより妨害成分を除去したサンプリング値から求
めたシンボル値の平均値(基準値)とから、クロック位
相誤差を検出を行なうようにしている。このため、入力
信号がノイズや反射による妨害の影響を受けている場合
においても、正確なクロック再生を行なうことができ
る。
【0078】また、以上の実施形態では、等化器107
においてゲイン調整が行われている場合、差分器118
において等化器107を経た信号と等化器107を経な
い信号の差分を取る前に、両方の信号のゲインを調整を
行なう必要が生じる場合がある。このような場合には、
例えば図1の実施形態においては、遅延器111の直前
に増幅器を付加して、ゲイン調整を行なうようにすれば
よい。なお、他の実施形態についても同様であることは
いうまでもない。
【0079】また、上記実施の形態では、入力信号とし
てQAM変調信号を仮定したために検波器が直交検波器
となっているが、QAM変調信号とは異なった直交変調
を行わないディジタル変調信号などについても、列挙し
た実施形態と同様の考え方によってクロック位相誤差を
検出することによって同様の効果を奏する。その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても
同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、等化
器を介さずにクロック位相が保存された状態のサンプリ
ング器の出力と、等化器を介することにより妨害成分を
除去したサンプリング値から求めたシンボル判定器の出
力とから、クロック位相誤差を検出する。そして、この
検出結果に基づく周波数のクロックを生成するようにし
ている。
【0081】したがって、この発明によれば、入力信号
がノイズや反射による妨害の影響を受けている場合であ
っても、正確なクロック再生を行なうことが可能なディ
ジタル信号復調装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディジタル信号復調装置の第1
の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図2】図1に示したディジタル信号復調装置のシンボ
ル判定動作を説明するための信号波形図。
【図3】図1に示したディジタル信号復調装置より等化
器を除いた場合のシンボル判定動作を説明するための信
号波形図。
【図4】図1に示したディジタル信号復調装置の変形例
の構成を示すブロック回路図。
【図5】この発明に係るディジタル信号復調装置の第2
の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図6】この発明に係るディジタル信号復調装置の第3
の実施形態の構成を示すブロック回路図。
【図7】シンボル判定動作の概念を説明するための信号
波形図。
【図8】従来のディジタル信号復調装置の構成を示すブ
ロック回路図。
【図9】等化器を備えた従来のディジタル信号復調装置
の構成を示すブロック回路図。
【符号の説明】
101,604,605…A/D変換器 102,103,601,602…乗算器 104…sin/cos位相発生器 105,106…ロールオフフィルタ 107…等化器 108…キャリア位相誤差検出器 109…PLLフィルタ 110…数値制御発振器(NCO) 111,113,114,502…遅延器 112…シンボル判定器 115,116…平均器 117…レベル判定器 118…差分器 119…符号反転器 120…平滑器(Σ) 121,607…D/A変換器 122,606…発振器 501…スイッチ 603…90°位相器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調されたアナログ信号をク
    ロックに応じたタイミングでサンプリングして量子化す
    るサンプリング器と、 このサンプリング器の出力を再生キャリアと乗算するこ
    とにより位相同期を行なう位相同期器と、 この位相同期器の出力から妨害によるひずみ成分を取り
    除く等化器と、 この等化器の出力からキャリア位相の差を検出し、この
    位相差に基づく周波数のキャリアを生成し、前記再生キ
    ャリアとして前記位相同期器に入力するPLL発振器
    と、 複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設定さ
    れ、前記等化器の出力が前記複数の閾値のいずれに対応
    するか判別し、この判別結果に基づく前記シンボル値を
    出力するシンボル判定器と、 前記位相同期器の出力とシンボル判定器の出力するシン
    ボル値との差を検出するクロック位相誤差検出器と、 前記クロックを生成するものであって、前記クロック位
    相誤差検出器の検出結果に基づいて周波数が制御される
    クロック生成手段とを具備したことを特徴とするディジ
    タル信号復調装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記位相同期器の出力に対して
    ゲイン調整を行なうゲイン調整器を備え、 前記クロック位相誤差検出器は、前記ゲイン調整器の出
    力とシンボル判定器の出力するシンボル値との差を検出
    することを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号
    復調装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル変調されたアナログ信号を再
    生キャリアと乗算することにより位相同期を行なう位相
    同期器と、 この位相同期器の出力をクロックに応じたタイミングで
    サンプリングして量子化するサンプリング器と、 このサンプリング器の出力から妨害によるひずみ成分を
    取り除く等化器と、 この等化器の出力からキャリア位相の差を検出し、この
    位相差に基づく周波数のキャリアを生成し、前記再生キ
    ャリアとして前記位相同期器に入力するPLL発振器
    と、 複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設定さ
    れ、前記等化器の出力が前記複数の閾値のいずれに対応
    するか判別し、この判別結果に基づく前記シンボル値を
    出力するシンボル判定器と、 前記サンプリング器の出力とシンボル判定器の出力する
    シンボル値との差を検出するクロック位相誤差検出器
    と、 前記クロックを生成するものであって、前記クロック位
    相誤差検出器の検出結果に基づいて周波数が制御される
    クロック生成手段とを具備したことを特徴とするディジ
    タル信号復調装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記サンプリング器の出力に対
    してゲイン調整を行なうゲイン調整器を備え、 前記クロック位相誤差検出器は、前記ゲイン調整器の出
    力とシンボル判定器の出力するシンボル値との差を検出
    することを特徴とする請求項3に記載のディジタル信号
    復調装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル変調されたアナログ信号をク
    ロックに応じたタイミングでサンプリングして量子化す
    るサンプリング器と、 このサンプリング器の出力を再生キャリアと乗算するこ
    とにより位相同期を行なう位相同期器と、 この位相同期器の出力を1サンプル毎に、第1のサンプ
    リング系列信号と第2のサンプリング系列信号とに分別
    して出力する切り替え器と、 この切り替え器の出力する第1のサンプリング系列信号
    から妨害によるひずみ成分を取り除く等化器と、 この等化器の出力からキャリア位相の差を検出し、この
    位相差に基づく周波数のキャリアを生成し、前記再生キ
    ャリアとして前記位相同期器に入力するPLL発振器
    と、 複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設定さ
    れ、前記等化器の出力が前記複数の閾値のいずれに対応
    するか判別し、この判別結果に基づく前記シンボル値を
    出力するシンボル判定器と、 このシンボル判定器の出力する連続した二つのサンプル
    値の平均を求める平均処理器と、 前記切り替え器の出力する第2のサンプリング系列信号
    と前記平均処理器の出力との差を検出するクロック位相
    誤差検出器と、 前記クロックを生成するものであって、前記クロック位
    相誤差検出器の検出結果に基づいて周波数が制御される
    クロック生成手段とを具備したことを特徴とするディジ
    タル信号復調装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記切り替え器の出力する第2
    のサンプリング系列信号に対してゲイン調整を行なうゲ
    イン調整器を備え、 前記クロック位相誤差検出器は、前記ゲイン調整器の出
    力とシンボル判定器の出力するシンボル値との差を検出
    することを特徴とする請求項5に記載のディジタル信号
    復調装置。
  7. 【請求項7】 前記クロック位相誤差検出器は、前記位
    相同期器の出力から前記シンボル判定器の出力するシン
    ボル値を差し引く差分器であることを特徴とする請求項
    1または3に記載のディジタル信号復調装置。
  8. 【請求項8】 前記クロック位相誤差検出器は、 前記位相同期器の出力する連続した二つのサンプル値の
    平均を求める第1の平均処理器と、 前記シンボル判定器の出力する連続した二つのサンプル
    値の平均を求める第2の平均処理器と、 第1の平均処理器の出力から第2の平均処理器の出力を
    差し引く差分器とを備えることを特徴とする請求項1,
    3または5に記載のディジタル信号復調装置。、
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060898A (ja) * 1999-07-09 2001-03-06 Thomson Licensing Sa ディジタルシンボルタイミング再生回路網
WO2006027916A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 位相誤差補正回路
USRE40695E1 (en) 1995-03-17 2009-04-07 Fujitsu Limited Clock phase detecting circuit and clock regenerating circuit each arranged in receiving unit of multiplex radio equipment

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