JP3410841B2 - 位相変調波キャリア再生回路 - Google Patents

位相変調波キャリア再生回路

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星放送、衛星通信
等に利用されるデジタル通信技術に係り、特に位相変調
方式のシステムにおける受信・復調部の位相変調波キャ
リア再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル通信システムにあって
は、PSK(フェーズ・シフト・キーイング)変調方式
が使用されているが、この場合、受信・復調部では、周
波数は勿論のこと、位相まで同期が合ったキャリアを再
生する必要がある。図2に従来のPSK変調方式の受信
・復調部の構成を示す。
【0003】図2において、1はRF信号入力端子であ
り、入力RF信号は乗算器2,3に供給される。これら
の乗算器2,3は、それぞれVCO(電圧制御発振器)
9及び90°移相器10により生成される互いに90°
位相のずれたキャリア再生信号と乗算して直交検波する
もので、各直交検波出力はA/D(アナログ/デジタ
ル)変換回路4,5で例えば8ビットのデジタル信号に
変換され、これによってIデータ、Qデータが受信・復
調される。
【0004】一方、上記A/D変換回路4,5の出力デ
ータは位相誤差検出回路6に送られ、ここで両データの
位相誤差成分が検出される。この検出信号はD/A(ア
ナログ/デジタル)変換回路7にてアナログ信号に変換
され、ループフィルタ8で整流平滑され、加算器11を
介して、電圧制御信号としてVCO9に供給される。こ
のようにしてキャリア再生用PLL(フェーズド・ロッ
ク・ループ)回路が構成される。
【0005】ここで、キャリア再生用PLL回路は、ロ
ック可能な周波数の幅が衛星通信、LNB通信等で生じ
る周波数ずれより狭い。このため、掃引信号発生回路1
2を設けて、三角波または鋸歯状波等の掃引信号を発生
し、これを加算器11を介してVCO9に与えること
で、VCO9の発振周波数をPLL許容範囲に掃引す
る。掃引のオン・オフはループフィルタ8の出力を第
1、第2のレベル比較器13,14に入力し、それぞれ
の基準レベルと比較することで、PLL許容範囲の上限
(H)及び下限(L)の判定を行い、その判定結果によ
って制御している。
【0006】しかしながら、上記のような従来のキャリ
ア再生回路では、PLLの引き込みに掃引信号を用いて
いるため、ロックまでにかかる時間が長く、データの消
失時間が長いという問題があった。また、最良点の判定
は位相誤差検出回路の出力電圧によるため、ノイズ、周
波数特性がフラットな場合、サーチが不安定になること
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の位相変調波キャリア再生回路では、PLLの引き込
みに掃引信号を用いているため、ロックまでにかかる時
間が長く、データの消失時間が長いという問題があっ
た。また、最良点の判定は位相誤差検出回路の出力電圧
によるため、ノイズ、周波数特性がフラットな場合、サ
ーチが不安定になることがあった。
【0008】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、キャリア再生のための引き込み時間が短
く、安定した動作が可能な位相変調波キャリア再生回路
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、一対の直交検波データから位相誤差デー
タを検出し、このデータに基づいてキャリア再生信号を
発生する発振器の発振周波数を制御することで、キャリ
ア再生信号の周波数及び位相を制御する位相変調波キャ
リア再生回路において、前記位相誤差データについて高
速フーリエ演算を行って周波数成分を解析する周波数成
分解析手段と、この手段の解析結果から周波数ずれを判
定する判定手段と、この手段の判定結果から前記発振器
の発振周波数を制御する周波数制御手段とを具備して構
成される。
【0010】
【作用】上記のように構成された位相変調波キャリア再
生回路では、位相誤差検出データが周波数スペクトラム
成分として再生キャリア周波数と受信位相シフト波の周
波数差に対応した周波数成分を含んでいることに着目
し、位相誤差検出データについてFFT演算を行うこと
で周波数解析し、判定手段で周波数のずれを判定し、そ
の周波数ずれをなくすように、発振器の発振周波数を制
御することで、キャリア再生信号を瞬時に目的の周波数
の近傍に合わせる。
【0011】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。但し、図1において、図2と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心
に述べる。
【0012】図1はこの発明に係る位相変調波キャリア
再生回路の一実施例の構成を示すもので、I,Qデータ
の受信・復調部、キャリア再生用PLL回路の構成につ
いては図2に示したものと同じである。
【0013】異なる点は、前述の掃引信号発生回路1
2、レベル比較器13,14に代わって、位相誤差検出
データをFFT演算処理するFT演算回路21と、そ
のFFT演算結果から周波数ずれを判定してそのずれに
相当するデジタル信号(データ)を出力する判定制御回
路22と、その出力をアナログ信号に変換して加算器1
1を介してVCOに送出するD/A変換回路23を設け
た点にある。
【0014】すなわち、位相誤差検出回路6の出力デー
タはスペクトラム成分として再生キャリア周波数と受信
PSK波の周波数差に対応した周波数成分を含んでい
る。そこで、位相誤差検出回路6から出力される位相誤
差検出データについてFFT演算回路21により周波数
解析し、判定制御回路22で周波数のずれを判定する。
上記周波数ずれに対応したデータをD/A変換回路23
でアナログ化してVCO9に出力する。
【0015】これにより、VCO9の出力は瞬時に目的
の周波数の近傍に合わせられる。最終的な位相引き込み
はアナログ系のPLLによるが、掃引にかかる時間を短
縮することができる。また、デジタル処理により、DC
電圧成分に影響されないため、極めて安定した動作を実
現することができる。
【0016】したがって、上記構成による位相変調波キ
ャリア再生回路は、引き込み時間の短縮を図り、引き込
み動作の安定度を高め、しかも引き込み範囲を広くとる
ことができるので、掃引によるAFC回路が不要とな
る。また、判定制御回路の変更により、C/Nの判定も
できるようになる。尚、この発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲で
種々変形しても実施可能である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、キ
ャリア再生のための引き込み時間が短く、安定した動作
が可能な位相変調波キャリア再生回路を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る位相変調波キャリア再生回路の
一実施例の構成を示すブロック回路図である。
【図2】従来の位相変調波キャリア再生回路の構成を示
すブロック回路図である。
【符号の説明】
1…RF信号入力端子、2,3…乗算器、4,5…A/
D変換回路、6…位相誤差検出回路、7…D/A変換回
路、8…ループフィルタ、9…VCO、10…90°移
相器、11…加算器、12…掃引信号発生回路、13,
14…レベル比較器、21…FFT演算回路、22…判
定制御回路、23…D/A変換回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の直交検波データから位相誤差デー
    タを検出し、このデータに基づいてキャリア再生信号を
    発生する発振器の発振周波数を制御することで、キャリ
    ア再生信号の周波数及び位相を制御する位相変調波キャ
    リア再生回路において、 前記位相誤差データについて高速フーリエ演算を行って
    周波数成分を解析する周波数成分解析手段と、 この手段の解析結果から周波数ずれを判定する判定手段
    と、 この手段の判定結果から前記発振器の発振周波数を制御
    する周波数制御手段とを具備する位相変調波キャリア再
    生回路。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記周波数ずれ相当分
    をデータとして出力し、前記周波数制御手段は、前記判
    定手段の出力データをアナログ信号に変換して、周波数
    制御信号として前記発振器に供給するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の位相変調波キャリア再生回
    路。
  3. 【請求項3】 前記周波数成分解析手段の解析結果を、
    前記キャリア再生信号が同期状態のとき、C/N判定結
    果として出力するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の位相変調波キャリア再生回路。
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