JPH07143199A - ディジタル信号復調装置 - Google Patents

ディジタル信号復調装置

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JPH07143199A
JPH07143199A JP5290464A JP29046493A JPH07143199A JP H07143199 A JPH07143199 A JP H07143199A JP 5290464 A JP5290464 A JP 5290464A JP 29046493 A JP29046493 A JP 29046493A JP H07143199 A JPH07143199 A JP H07143199A
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JP
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signal
frequency
circuit
output
oscillation
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JP5290464A
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Inventor
Akio Yamamoto
昭夫 山本
Satoshi Adachi
聡 安達
Masaki Noda
正樹 野田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送波周波数変動に十分追従でき、疑似同期
状態も回避できるディジタル信号復調装置を提供する。 【構成】 周波数誤差検出回路17にはIFフィルタ7
からのIF信号19の搬送波周波数と同期検波用発振回
路10からの発振信号18の周波数との周波数差を検出
して、周波数誤差信号を出力する。この周波数誤差信号
はAFC信号20としてマイコン5に帰還され、マイコ
ン5の出力データを変え、局部発振回路3の発振周波数
を制御し、IF信号19と電圧制御発振回路10の発振
信号18の周波数を一致させるようにAFCをかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MSK(Minimum Sh
ift Keying)変調、QPSK(QuadraturePhase Sh
ift Keying)変調、QAM(Quadrature Amplitude
Modulation)変調などのディジタル変調されたディジタ
ル信号を受信する受信機等に用いて好敵なディジタル信
号復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同期検波方式を用いて、受信したMSK
変調、QPSK変調あるいはQAM変調などのディジタ
ル変調されたディジタル信号を復調するディジタル信号
復調装置では、同期検波回路において、正常な同期状態
以外に、疑似同期状態が存在することが知られている。
例えば、文献“Theory of False Lock in Costas loop
s: IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS,VOL.COM-26,
NO.1,JANUARY 1978”によれば、正常な同期状態の中心
周波数をfo,信号の伝送シンボルレートをfsとした
とき、fo±n(fs/2)の周波数で疑似同期状態が
発生し(以下、この周波数を疑似同期周波数とする)、
正常な復調データを得ることが困難となる。従って、従
来の同期検波方式を用いたディジタル信号復調装置で
は、同期検波回路の信号引込み周波数幅を上記疑似同期
周波数に比べ十分小さくして疑似同期状態を回避する方
法を採るのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在国内では、通信衛
星を用いた12GHz帯MSK変調方式によるディジタ
ル音楽放送がおこなわれており、将来は、12GHzあ
るいは21GHz帯の放送衛星によるQPSK変調方式
を用いたディジタルTV放送も計画されている。民生用
の衛星放送受信機は、12GHz帯受信機において±2
MHz程度の搬送波周波数変動が生じるため、チューナ
部においてこの変動に追従できるディジタル信号復調装
置が必要である。しかしながら、従来においては、上記
したように、疑似同期状態を回避するため、ディジタル
復調装置における信号引込み周波数幅を制限しており、
上記搬送波周波数変動に十分追従できないという課題が
あった。
【0004】そこで、本発明の目的は、搬送波周波数変
動に十分追従でき、また、疑似同期状態も回避できるデ
ィジタル信号復調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、周波数変換部から出力された中間周波
信号の周波数と同期検波用発振回路から出力された発振
信号の周波数との差を検出し、その周波数差に応じた誤
差信号を周波数誤差信号として選局回路に出力する周波
数誤差検出回路を設け、前記選局回路が、入力された前
記周波数誤差信号に基づいて、前記周波数変換部から出
力される中間周波信号の周波数と前記同期検波用発振回
路から出力される発振信号の周波数とが一致するよう、
前記周波数変換部における前記局部発振信号の周波数を
制御するようにした。ここで、周波数誤差検出回路にお
いて、中間周波信号における搬送波信号を検出する方法
としては、変調方式がn値のPSKである場合は、nて
い倍して検出する方法や、FM検波した後、積分して検
出する方法等が考えられる。
【0006】
【作用】前記周波数誤差検出回路は中間周波信号の周波
数と同期検波用発振回路からの発振信号の周波数との周
波数差に応じた誤差信号を周波数誤差信号として出力す
るため、この周波数誤差信号でAFCをかけることによ
り、中間周波信号の周波数の安定化が可能である。
【0007】また、同期検波回路が同期状態にあると
き、この同期状態が疑似同期の状態であれば、前記中間
周波信号の周波数と同期検波用発振回路の発振周波数
(発振信号の周波数)がn(fs/2)だけずれてお
り、前記周波数誤差検出回路からはこのずれに対応した
周波数誤差信号が出力されるため、この周波数誤差信号
により、同期検波回路の同期状態を解除して、正常な同
期状態にさせることが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0009】図1は本発明の第1の実施例としてのディ
ジタル信号復調装置を示すブロック図である。図1にお
いて、1は入力端子であり、2は周波数変換回路、3は
局部発振回路、4は選局用PLL回路、5はマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという)、6はチャンネル
選局信号入力端子、7は中間周波フィルタ(以下、IF
フィルタという)、8、9は同期検波回路、10は同期
検波用電圧制御発振回路、11はπ/2移相器、12、
13はローパスフィルタ(以下、LPFという)、14
はキャリア再生回路、15、16は出力端子、17は周
波数誤差検出回路、18は同期検波用発振信号、19は
中間周波信号(以下、IF信号という)、20はAFC
信号である。
【0010】以下、本実施例の動作について詳細に説明
する。図1に示すように、入力端子1から入力された、
ディジタル変調された受信高周波(RF)信号は、周波
数変換回路2において、チャンネル選局用の局部発振回
路3から出力されたチャンネル選局用の局部発振信号と
混合されて、IF信号に変換される。ここで、マイコン
5からは、入力端子6から入力されるチャンネル選局信
号に応じた選局データが出力されて、選局用PLL回路
4に入力され、選局用PLL回路4から選局電圧が局部
発振回路3に供給される。
【0011】また、周波数変換回路2から出力されるI
F信号がバンドパスフィルタであるIFフィルタ7に供
給されることにより、入力端子6から入力されるチャン
ネル選局信号によって指定されたチャンネル以外の受信
信号や不要な帯域外雑音、妨害等が除去され、このチャ
ンネル選局信号によって指定されるチャンネルのIF信
号が選局される。また、IFフィルタ7では、伝送路の
特性を最適とするように波形等化も行われる。
【0012】IFフィルタ7から出力されるIF信号1
9は2分配され、同期検波回路8、9に供給される。同
期検波回路8では、電圧制御発振回路10から出力され
る発振信号18がπ/2移相器11で移相されて供給さ
れ、これによってIFフィルタ7からのIF信号19が
同期検波される。また、同期検波回路9でも、電圧制御
発振回路10からの発振信号18によってIFフィルタ
7からのIF信号19が同期検波される。同期検波回路
8、9の出力信号は、LPF12、13を介してディジ
タル復調信号として出力端子15、16より出力され
る。
【0013】IFフィルタ7からのIF信号19は周波
数誤差検出回路17にも入力される。周波数誤差検出回
路17には、その他、同期検波用発振回路10からの発
振信号18も入力され、前記IF信号19の搬送波周波
数と発振信号18の周波数との周波数差を検出して、周
波数誤差信号を出力する。この周波数誤差信号は、AF
C信号20としてマイコン5に帰還され、マイコン5の
出力データを変え、局部発振回路3の発振周波数を制御
し、IF信号19と電圧制御発振回路10の発振信号1
8の周波数を一致させるようにAFCをかける。
【0014】一方、LPF12、13の出力信号はキャ
リア再生回路14にも入力される。キャリア再生回路1
4では、LPF12、13の出力信号から、同期検波回
路8、9に入力されるIF信号19の位相と電圧制御発
振回路10の発振信号18の位相との位相差を検出し
て、位相誤差信号を出力する。この位相誤差信号は、電
圧制御発振回路10に帰還され、電圧制御発振回路10
の発振信号18の位相を制御し、IF信号19と電圧制
御発振回路10の発振信号18の位相を一致させるよう
に位相同期ループをかける。
【0015】本実施例によれば、IF信号19の搬送波
周波数と発振信号18の周波数との周波数差を検出し、
それに応じた周波数誤差信号を、AFC信号20として
マイコン5に帰還し、マイコン5の出力データを変え、
局部発振回路3の発振周波数を制御し、IF信号19と
電圧制御発振回路10の発振信号18の周波数を一致さ
せるようにAFCをかける構成のため、IF信号19に
周波数ずれが生じても、このAFCループによりIF信
号19の搬送波周波数と電圧制御発振回路10の発振信
号18の周波数とが一致し、疑似同期状態が生じないと
いう効果がある。
【0016】図2に、図1における周波数誤差検出回路
17の具体的な構成例をそれぞれ示す。
【0017】図2(a)は、FM検波回路を用いて周波
数差を検出する構成例である。即ち、この構成例では、
入力されたIF信号19をFM検波回路21でFM検波
した後、リミッタ22で電圧制限をかけて、積分器23
で時間平均をとることで、IF信号19の中心周波数を
検波し、第1の検波電圧を出力する。一方、同期検波用
の発振信号18についても同様にFM検波回路24でF
M検波し、第2の検波電圧を出力する。そして、第1及
び第2の検波電圧を電圧比較器25で比較し、誤差電圧
をAFC信号20として出力する。入力されるIF信号
19がMSK変調波であれば、比較的簡単にFM検波可
能であるが、PSK変調波やQAM変調波である場合
は、データの変化点で位相が不連続となるために、瞬時
の信号周波数をFM検波することは難しい。しかし、F
M検波電圧にリミッタをかけ、さらに時間平均をとるこ
とで、ほぼ搬送波信号周波数に等しい検波電圧を得るこ
とができる。
【0018】図2(b)は、入力されるIF信号がn値
のPSK変調波やQAM変調波である場合、nてい倍す
ることで位相の不連続をなくし、FM検波する構成例で
ある。即ち、この構成例では、入力されたIF信号19
をnてい倍器26でnてい倍して、FM検波器21でF
M検波する。一方、同期検波用の発振信号18について
も同様にFM検波回路24でFM検波する。そして、そ
れぞれの検波電圧を電圧比較器25で比較し、誤差電圧
をAFC信号20として出力する。
【0019】図2(c)は、図2(b)と同様、入力さ
れるIF信号がn値のPSK変調波やQAM変調波であ
る場合、nてい倍することで位相の不連続をなくす構成
例である。即ち、この構成例では、入力されたIF信号
19をnてい倍器26でてい倍し、位相の不連続をなく
した後、n分周回路27で分周し、その後、同期検波用
の発振信号18と位相比較し、得られた位相誤差信号を
AFC信号20として出力する。なお、この構成例にお
いて、n分周回路27は使用せず、nてい倍器26でて
い倍された信号と同期検波用の発振信号18を直接位相
比較しても、同様にAFC信号20は得られる。
【0020】図2(d)は、入力されるIF信号19と
同期検波用の発振信号18を直接位相比較器29で位相
比較し、得られた位相誤差信号をリミッタ30を介して
積分器31で時間平均をとり、AFC信号20として出
力する構成例である。
【0021】いずれの構成例でも、比較的簡単な回路構
成で、ディジタル変調されたIF信号19の搬送波周波
数を検出できる。
【0022】図3は本発明の第2の実施例としてのディ
ジタル信号復調装置を示すブロック図である。図3にお
いて、17’は周波数誤差検出回路、32は電圧制御発
振回路10から出力される発振信号の周波数と略等しい
一定の基準周波数を持つ基準信号、または、その様な基
準周波数と対応する電圧を持つ基準信号を発生して出力
する基準信号発生回路、33は基準信号である。その
他、図1と同一の構成要素には同一の符号をつけ、重複
する説明を省略する。
【0023】以下、本実施例の動作について詳細に説明
する。IFフィルタ7からのIF信号19は周波数誤差
検出回路17’にも入力される。周波数誤差検出回路1
7’には、その他、基準信号発生回路32からの基準信
号33も入力され、前記IF信号19の搬送波周波数と
基準信号33の基準周波数または基準信号33の電圧に
対応した基準周波数との周波数差を検出して、周波数誤
差信号を出力する。この周波数誤差信号は、AFC信号
20としてマイコン5に帰還され、マイコン5の出力デ
ータを変え、局部発振回路3の発振周波数を制御し、I
F信号19と基準信号33の基準周波数、即ち、電圧制
御発振回路10の発振信号の周波数を一致させるように
AFCをかける。
【0024】本実施例によれば、IF信号19の搬送波
周波数と基準信号33の基準周波数との周波数差を検出
し、それに応じた周波数誤差信号を、AFC20信号と
してマイコン5に帰還し、マイコン5の出力データを変
え、局部発振回路3の発振周波数を制御し、IF信号1
9と電圧制御発振回路10の発振信号の周波数を一致さ
せるようにAFCをかける構成のため、IF信号19に
周波数ずれが生じてもこのAFCループによりIF信号
19の搬送波周波数と電圧制御発振回路10の発振信号
の周波数とが一致し、疑似同期状態が生じないという効
果がある。また、比較信号に安定な基準信号を用いてい
るため、安定なAFC動作を得ることができる。
【0025】図4に、図3における周波数誤差検出回路
17’の具体的な構成例をそれぞれ示す。図4におい
て、図2と同一の構成要素には同一の符号をつけ、重複
する説明を省略する。
【0026】図4(a)の構成例では、積分器23から
の検波電圧と基準信号33の電圧を電圧比較器25で電
圧比較し、誤差電圧をAFC信号20として出力する。
【0027】図4(b)の構成例では、FM検波回路2
1からの検波電圧と基準信号33の電圧を電圧比較器2
5で電圧比較し、誤差電圧をAFC信号20として出力
する。
【0028】図4(c)の構成例では、n分周器27の
出力信号の位相と基準信号33の位相を位相比較器28
で位相比較し、得られた位相誤差信号をAFC信号20
として出力する。
【0029】図4(d)の構成例では、入力されるIF
信号19の位相と基準信号33の位相を直接位相比較器
29で位相比較し、得られた位相誤差信号をリミッタ3
0を介して積分器31で時間平均をとり、AFC信号2
0として出力する。
【0030】いずれの構成例でも、簡単な回路構成で、
ディジタル変調されたIF信号19の搬送波周波数を検
出できる。
【0031】図5は本発明の第3の実施例としてのディ
ジタル信号復調装置を示すブロック図である。図5にお
いて、34は周波数誤差検出回路17からの検出信号に
応じて制御信号を発生する制御信号発生回路、35は制
御信号発生回路35からの制御信号を出力するかどうか
を切り換える切り換え回路、36は同期引込み幅を拡大
するためのスイープ信号を発生するスイープ信号発生回
路、37はスイープ信号発生回路36からのスイープ信
号を出力するかどうかを切り換える切り換え回路、38
は同期検波回路8、9が同期状態にあるか否かを検出す
る同期検出回路、52は同期検出信号である。その他、
図1と同一の構成要素には同一の符号をつけ、重複する
説明を省略する。
【0032】以下、本実施例の動作について詳細に説明
する。いま、同期検波回路8、9に入力されるIF信号
19と同期検波用発振回路10からの発振信号18が非
同期状態とする。この時、同期検出回路38からは非同
期状態であることを示す同期検出信号52が出力され、
切り換え回路35をOFFに、また、切り換え回路37
をONに制御する。このため、スイープ信号発生回路3
6からのスイープ信号はキャリア再生回路14からのキ
ャリア再生信号に加算され、同期検波用電圧制御発振回
路10の発振周波数をスイープする。
【0033】次に、この発振周波数のスイープにより、
IF信号19と発振信号18が同期状態となったとき
は、同期検出回路38からは同期状態であることを示す
同期検出信号52が出力され、切り換え回路35をON
に、また、切り換え回路37をOFFにする。ここでも
し、系が正常な同期状態であれば、IF信号19の搬送
波周波数と発振信号18の周波数は等しいため、周波数
誤差検出回路17からは周波数差がないという信号が出
力され、この出力信号を受けて制御信号発生回路34か
らは対応する制御信号が出力されて、切り換え回路35
を介し切り換え回路37に入力される。これにより、切
り換え回路37はOFFの状態を継続し、系の正常同期
は保持される。
【0034】一方、系が疑似同期の状態であれば、IF
信号19の搬送波周波数と発振信号18の周波数は、伝
送シンボルレートの1/2の整数倍だけ異なっているた
め、周波数誤差検出回路17からはその周波数差に対応
した信号が出力され、この出力信号を受けて制御信号発
生回路34からは対応する制御信号が出力されて、切り
換え回路35を介し切り換え回路37に入力される。こ
れにより、切り換え回路37はONの状態となり、再度
スイープが再開される。
【0035】このように、系が疑似同期の状態となる
と、正常同期となるまでスイープが行われるため、疑似
同期の状態を回避することができる。
【0036】図6に、図5における回路動作の流れをフ
ローチャートとして示す。まず初めは、同期検波用電圧
制御発振回路10がスイープ状態である。同期検出回路
38が同期状態を検出しなければ、スイープを続行す
る。同期検出回路38が同期状態を検出すると、スイー
プは停止する。次に、IF信号19の搬送波周波数と発
振信号18の周波数との間に周波数差があれば、再度ス
イープを再開する。周波数差がほぼ0であれば終了す
る。
【0037】本実施例によれば、周波数誤差検出回路1
7でIF信号19と発振信号18の周波数誤差を検出す
るため、正常同期と疑似同期の区別が容易となり、しか
も、別途、同期検出回路38を設けているため、高速の
スイープが可能となり、正常な同期状態を確立するまで
の時間を短縮するのに効果がある。
【0038】図7は本発明の第4の実施例としてのディ
ジタル信号復調装置を示すブロック図である。図7にお
いて、5’はマイコン、48はマイコン5’のROM
(図示せず)内に格納された選局データ、49はマイコ
ン5’のROM(図示せず)内に格納されたスイープデ
ータであり、また、50、51はマイコン5’に設けら
れた切り換え手段である。その他、図1と同一の構成要
素には同一の符号をつけ、重複する説明を省略する。
【0039】以下、本実施例の動作について詳細に説明
する。いま、同期検波回路8、9に入力されるIF信号
19と同期検波用発振回路10からの発振信号18が非
同期状態とする。この時、同期検出回路38からは非同
期状態であることを示す同期検出信号52が出力され、
切り換え手段50をOFFに、また、切り換え手段51
をONに制御する。このため、マイコン5のROM内か
ら読み出されたスイープデータ49は別に読み出された
選局データ48に加算され、選局PLL回路4内のプロ
グラマブルカウンタの分周比をスイープし、この結果、
局部発振回路3の発振周波数がスイープされ、周波数変
換回路2の出力するIF信号19をスイープさせる。
【0040】次に、これにより系が同期状態となったと
きは、同期検出回路38からは同期状態であることを示
す同期検出信号52が出力され、切り換え手段50をO
Nに、また、切り換え手段51をOFFにする。ここで
もし、系が正常な同期状態であれば、IF信号19の搬
送波周波数と発振信号18の周波数は等しいため、周波
数誤差検出回路17からは周波誤差がないという信号が
出力され、切り換え手段50を介し切り換え手段51に
入力される。これにより、切り換え手段51はOFFの
状態を継続し、系の正常同期は保持される。
【0041】一方、系が疑似同期の状態であれば、IF
信号19の搬送波周波数と発振信号18の周波数は、伝
送シンボルレートの1/2の整数倍だけ異なっているた
め、周波数誤差検出回路17からはその周波数差に対応
した信号が出力され、切り換え手段50を介し切り換え
手段51に入力される。これにより、切り換え手段51
はONの状態となり、再度IF信号19のスイープが再
開される。
【0042】このように、系が疑似同期の状態となる
と、正常同期となるまで、マイコン5’を用いてIF信
号19のスイープが行われるため、疑似同期の状態を回
避することができる。
【0043】本実施例によれば、周波数誤差検出回路1
7でIF信号19と発振信号18の周波数誤差を検出す
るため、正常同期と疑似同期の区別が容易となる効果が
ある。また、スイープのON、OFFをマイコン5’に
より制御するため、回路構成が簡単になるとともに、正
常な同期状態を確立するまでの時間を短縮するのに効果
がある。
【0044】図8は本発明の第5の実施例としてのディ
ジタル信号復調装置を示すブロック図である。図8にお
いて、17”は周波数誤差検出回路、39はデータ処理
回路、40はフレーム同期信号検出回路、41は出力端
子、45はフレーム同期信号である。その他、図1また
は図3と同一の構成要素には同一の符号をつけ、重複す
る説明を省略する。
【0045】以下、本実施例の動作について詳細に説明
する。図8に示すように、本実施例では、同期検波回路
8、9で同期検波されたデータをLPF12、13を介
してデータ処理回路39に入力し、データ処理回路39
でデータとクロックの位相合わせやパラレル/シリアル
変換等を行い、処理後のデータからフレーム同期信号検
出回路40においてフレーム同期信号45を検出する。
【0046】図9に、伝送されるデータのフレーム分の
構成を示す。1フレーム分のデータは、同期信号部43
と映像、音声等のデータ部44から構成される。この同
期信号部43には、各フレームの同期をとるため、同期
信号が挿入されるが、この同期信号部43の一部分には
無変調キャリア(即ち、ディジタル変調されていない搬
送波)を挿入することが可能であり、本実施例は、その
無変調キャリアを検出し、その無変調キャリアを用いて
周波数誤差信号を得るものである。
【0047】では、再び、図8を用いて、本実施例の動
作を説明をする。フレーム同期信号検出回路40で検出
されたフレーム同期信号45は、周波数誤差検出回路1
7”に入力される。周波数誤差検出回路17”では、入
力されたフレーム同期信号45に基づいて、IF信号1
9における同期信号部に挿入された無変調キャリアの部
分をサンプリングしホールドして、ホールドされた無変
調キャリアの部分の周波数と基準信号発生回路32から
の基準信号33の基準周波数または基準信号33の電圧
に対応した基準周波数との周波数差を検出して、周波数
誤差信号をAFC信号20として出力する。この場合、
基準信号33の代わりに、同期検波用電圧制御発振回路
10の発振信号18を用いてもよい。
【0048】本実施例によれば、フレーム同期信号45
を用いて伝送信号の無変調キャリアを検出し、その無変
調キャリアを用いて周波数誤差信号を得ることにより、
安定なAFC動作が可能となる効果がある。
【0049】図10に、図8における周波数誤差検出回
路17”の具体的な構成例をそれぞれ示す。図10にお
いて、図2と同一の構成要素には同一の符号をつけ、重
複する説明を省略する。
【0050】図10(a)は、サンプリング回路46、
FM検波回路21、ホールド回路47、電圧比較器25
にて構成される構成例であり、サンプリング回路46
で、フレーム同期信号45を用いて、IF信号19にお
ける同期信号部の、無変調キャリアの挿入された期間を
サンプリングして、FM検波回路21でFM検波し、電
圧比較器25でその検波電圧と基準信号33の電圧を電
圧比較し、誤差電圧をAFC信号20として出力する。
この時、FM検波回路21の後段にホールド回路47を
設け、サンプリング期間に得られた検波電圧をホールド
して、非サンプリング期間の検波電圧とすることで、安
定な電圧比較出力を得ている。
【0051】図10(b)は、サンプリング回路46、
位相比較器29、ホールド回路47にて構成される構成
例であり、サンプリング回路46で、フレーム同期信号
45を用いて、IF信号19における同期信号部の、無
変調キャリアの挿入された期間をサンプリングして、位
相比較器29に入力し、位相比較器29で基準信号33
の位相との位相比較を行い、得られた位相誤差信号をA
FC信号20として出力する。この時、位相比較器29
の後段にホールド回路47を設け、サンプリング期間に
得られた位相比較出力をホールドして、非サンプリング
期間の位相比較出力とすることで、伝送フレーム期間の
全体において、安定なAFC信号を得ている。
【0052】図11は本発明の第6の実施例としてのデ
ィジタル信号復調装置を示すブロック図である。図11
において、図5または図8と同一の構成要素には同一の
符号をつけ、重複する説明を省略する。
【0053】本実施例は、図5の実施例と図8の実施例
を組み合わせてものであり、フレーム同期信号を用いて
伝送信号の無変調キャリアを検出し、その無変調キャリ
アを用いて周波数誤差信号を得、その周波数誤差信号に
よって正常な同期状態にあるか疑似同期状態にあるかを
検出し、それによりスイープ信号を重畳するかどうかを
制御している。
【0054】本実施例によれば、フレーム同期信号45
を用いて伝送信号の無変調キャリアを検出し、その無変
調キャリアを用いて周波数誤差信号を得ることにより、
安定なAFC動作が可能となる効果がある。また、周波
数誤差検出回路17”でIF信号19と発振信号18の
周波数誤差を検出するため、正常同期と疑似同期の区別
が容易となり、しかも、別途、同期検出回路38を設け
ているため、高速のスイープが可能となり、正常な同期
状態を確立するまでの時間を短縮するのに効果がある。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数誤差検出回路が中間周波信号の周波数、即ち、搬
送波周波数と同期検波用発振回路から出力される発振信
号の周波数との周波数差に応じた周波数誤差信号を出力
するため、この周波数誤差信号でAFCをかけることに
より、中間周波信号の周波数の安定化が可能となり、搬
送波周波数が変動しても十分追従できる。
【0056】また、同期検波回路が同期状態にあると
き、この同期状態が疑似同期の状態であれば、中間周波
信号の周波数と同期検波用発振回路から出力される発振
信号の周波数がn(fs/2)だけずれており、周波数
誤差検出回路からはこのずれに対応した周波数誤差信号
が出力されるため、この周波数誤差信号により、同期検
波回路の同期状態を解除して、正常な同期状態にさせる
ことが可能となり、疑似同期状態も回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのディジタル信号
復調装置を示すブロック図である。
【図2】図1における周波数誤差検出回路の具体的な構
成例をそれぞれ示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例としてのディジタル信号
復調装置を示すブロック図である。
【図4】図3における周波数誤差検出回路の具体的な構
成例をそれぞれ示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施例としてのディジタル信号
復調装置を示すブロック図である。
【図6】図5における回路動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第4の実施例としてのディジタル信号
復調装置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施例としてのディジタル信号
復調装置を示すブロック図である。
【図9】伝送されるデータのフレーム分の構成を示す説
明図である。
【図10】図8における周波数誤差検出回路の具体的な
構成例をそれぞれ示すブロック図である。
【図11】本発明の第6の実施例としてのディジタル信
号復調装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…周波数変換回路、3…局部発振回
路、4…選局PLL回路、5…マイコン、7…バンドパ
スフィルタ、8、9…同期検波回路、10…同期検波用
電圧制御発振回路、14…キャリア再生回路、15、1
6…出力端子、17…周波数誤差検出回路、21、24
…FM検波回路、22…リミッタ、23…積分器、25
…電圧比較器、26…nてい倍器、27…n分周器、2
8、29…位相比較器、32…基準信号発生回路、34
…制御信号発生回路、35、37…切り換え回路、36
…スイープ信号発生回路、38…同期検出回路、39…
データ処理回路、40…フレーム同期信号検出回路、4
1…出力端子、46…サンプリング回路、47…ホール
ド回路、48…選局データ、49…スイープデータ、5
0、51…切り換え手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/455 9297−5K H04L 27/14 B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調された受信信号を局部発
    振信号と混合し、中間周波信号に変換して出力する周波
    数変換部と、前記受信信号から所望の信号を選択するた
    めに、前記周波数変換部における前記局部発振信号の周
    波数を制御する選局回路と、同期検波用の発振信号を発
    生して出力すると共に、第1の周波数誤差信号を入力
    し、発生する前記発振信号の周波数を前記第1の周波数
    誤差信号によって制御する同期検波用発振回路と、前記
    周波数変換部から出力された中間周波信号を、前記同期
    検波用発振回路から出力された発振信号によって同期検
    波して出力する同期検波回路と、該同期検波回路から出
    力された信号に基づいて、前記周波数変換部から出力さ
    れた中間周波信号の周波数と前記同期検波用発振回路か
    ら出力された発振信号の周波数との差を検出し、その周
    波数差に応じた誤差信号を前記第1の周波数誤差信号と
    して前記同期検波用発振回路に出力するキャリア再生回
    路と、を具備して成るディジタル信号復調装置におい
    て、 前記周波数変換部から出力された中間周波信号と前記同
    期検波用発振回路から出力された発振信号とを入力し、
    前記中間周波信号の周波数と前記発振信号の周波数との
    差を検出して、その周波数差に応じた誤差信号を第2の
    周波数誤差信号として前記選局回路に出力する周波数誤
    差検出回路を設け、 前記選局回路が、入力された前記第2の周波数誤差信号
    に基づいて、前記周波数変換部から出力される中間周波
    信号の周波数と前記同期検波用発振回路から出力される
    発振信号の周波数とが一致するよう、前記周波数変換部
    における前記局部発振信号の周波数を制御するようにし
    たことを特徴とするディジタル信号復調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル信号復調装
    置において、前記周波数誤差検出回路は、前記周波数変
    換部から出力された中間周波信号をFM検波して出力す
    る第1のFM検波回路と、該第1のFM検波回路から出
    力された信号の電圧を制限して出力するリミッタと、該
    リミッタから出力された信号を時間的に平均して出力す
    る積分器と、前記同期検波用発振回路から出力された発
    振信号をFM検波して出力する第2のFM検波回路と、
    前記積分器から出力された信号の電圧と前記第2のFM
    復調器から出力された信号の電圧とを比較し、その比較
    結果を前記第2の周波数誤差信号として出力する電圧比
    較器と、から成ることを特徴とするディジタル信号復調
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディジタル信号復調装
    置において、前記周波数誤差検出回路は、前記周波数変
    換部から出力された中間周波信号の周波数をてい倍して
    出力するてい倍器と、該てい倍器から出力された信号を
    FM検波して出力する第1のFM検波回路と、前記同期
    検波用発振回路から出力された発振信号をFM検波して
    出力する第2のFM検波回路と、前記第1のFM検波回
    路から出力された信号の電圧と前記第2のFM復調器か
    ら出力された信号の電圧とを比較し、その比較結果を前
    記第2の周波数誤差信号として出力する電圧比較器と、
    から成ることを特徴とするディジタル信号復調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のディジタル信号復調装
    置において、前記周波数誤差検出回路は、前記周波数変
    換部から出力された中間周波信号の周波数をてい倍して
    出力するてい倍器と、該てい倍器から出力された信号の
    周波数を分周して出力する分周器と、該分周器から出力
    された信号の位相と前記同期検波用発振回路から出力さ
    れた発振信号の位相とを比較し、その比較結果を前記第
    2の周波数誤差信号として出力する位相比較器と、から
    成ることを特徴とするディジタル信号復調装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のディジタル信号復調装
    置において、前記周波数誤差検出回路は、前記周波数変
    換部から出力された中間周波信号の位相と前記同期検波
    用発振回路から出力された発振信号の位相とを比較し、
    その比較結果を出力する位相比較器と、該位相比較器か
    ら出力された信号の電圧を制限して出力するリミッタ
    と、該リミッタから出力された信号を時間的に平均し、
    前記第2の周波数誤差信号として出力する積分器と、か
    ら成ることを特徴とするディジタル信号復調装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル変調された受信信号を局部発
    振信号と混合し、中間周波信号に変換して出力する周波
    数変換部と、前記受信信号から所望の信号を選択するた
    めに、前記周波数変換部における前記局部発振信号の周
    波数を制御する選局回路と、同期検波用の発振信号を発
    生して出力すると共に、第1の周波数誤差信号を入力
    し、発生する前記発振信号の周波数を前記第1の周波数
    誤差信号によって制御する同期検波用発振回路と、前記
    周波数変換部から出力された中間周波信号を、前記同期
    検波用発振回路から出力された発振信号によって同期検
    波して出力する同期検波回路と、該同期検波回路から出
    力された信号に基づいて、前記周波数変換部から出力さ
    れた中間周波信号の周波数と前記同期検波用発振回路か
    ら出力された発振信号の周波数との差を検出し、その周
    波数差に応じた誤差信号を前記第1の周波数誤差信号と
    して前記同期検波用発振回路に出力するキャリア再生回
    路と、を具備して成るディジタル信号復調装置におい
    て、 前記同期検波用発振回路から出力される発振信号の周波
    数と略等しい一定の基準周波数を持つ基準信号または該
    基準周波数と対応した電圧を持つ基準信号を発生して出
    力する基準信号発生回路と、前記周波数変換部から出力
    された中間周波信号と前記基準信号発生回路から出力さ
    れた基準信号とを入力し、前記中間周波信号の周波数と
    前記基準信号の基準周波数または前記基準信号の電圧に
    対応した基準周波数との差を検出して、その周波数差に
    応じた誤差信号を第2の周波数誤差信号として前記選局
    回路に出力する周波数誤差検出回路を設け、 前記選局回路が、入力された前記第2の周波数誤差信号
    に基づいて、前記周波数変換部から出力される中間周波
    信号の周波数と前記同期検波用発振回路から出力される
    発振信号の周波数とが一致するよう、前記周波数変換部
    における前記局部発振信号の周波数を制御するようにし
    たことを特徴とするディジタル信号復調装置。
  7. 【請求項7】 ディジタル変調された受信信号を局部発
    振信号と混合し、中間周波信号に変換して出力する周波
    数変換部と、前記受信信号から所望の信号を選択するた
    めに、前記周波数変換部における前記局部発振信号の周
    波数を制御する選局回路と、同期検波用の発振信号を発
    生して出力すると共に、合成信号を入力し、発生する前
    記発振信号の周波数を前記合成信号によって制御する同
    期検波用発振回路と、前記周波数変換部から出力された
    中間周波信号を、前記同期検波用発振回路から出力され
    た発振信号によって同期検波して出力する同期検波回路
    と、該同期検波回路から出力された信号に基づいて、前
    記周波数変換部から出力された中間周波信号の周波数と
    前記同期検波用発振回路から出力された発振信号の周波
    数との差を検出し、その周波数差に応じた誤差信号を周
    波数誤差信号として出力するキャリア再生回路と、を具
    備して成るディジタル信号復調装置において、 スイープ信号を発生して出力するスイープ信号発生回路
    と、該スイープ信号発生回路から出力されたスイープ信
    号を入力し、該スイープ信号を出力するか否かを切り換
    える第1の切り換え回路と、前記キャリア再生回路から
    出力された周波数誤差信号に前記第1の切り換え回路か
    ら出力されたスイープ信号を重畳し、前記合成信号とし
    て前記同期検波用発振回路に出力する合成手段と、前記
    同期検波回路から出力された信号に基づいて、前記周波
    数変換部から出力された中間周波信号と前記同期検波用
    発振回路から出力された発振信号とが同期状態にあるか
    否かを検出し、その検出結果を同期検出信号として出力
    する同期検出回路と、前記周波数変換部から出力された
    中間周波信号と前記同期検波用発振回路から出力された
    発振信号とを入力し、前記中間周波信号の周波数と前記
    発振信号の周波数との間に差があるか否かを検出して、
    その検出結果を検出信号として出力する周波数誤差検出
    回路と、該周波数誤差検出回路から出力された検出信号
    を入力し、該検出信号を前記第1の切り換え回路に出力
    するか否かを切り換える第2の切り換え回路と、を設
    け、 該第2の切り換え回路は、前記同期検出回路から出力さ
    れた同期検出信号が同期状態にあることを示す場合に
    は、入力された前記検出信号を前記第1の切り換え回路
    に出力し、同期状態にないことを示す場合には、入力さ
    れた前記検出信号を前記第1の切り換え回路に出力しな
    いように切り換わると共に、前記第1の切り換え回路
    は、前記同期検出回路から出力された同期検出信号が同
    期状態にあることを示し、かつ、前記第2の切り換え回
    路から出力された検出信号が、前記中間周波信号の周波
    数と前記発振信号の周波数との間に差がないことを示す
    場合には、入力された前記スイープ信号を前記合成手段
    に出力せず、それ以外の場合には、入力された前記スイ
    ープ信号を前記合成手段に出力するように切り換わるこ
    とを特徴とするディジタル信号復調装置。
  8. 【請求項8】 ディジタル変調された受信信号を局部発
    振信号と混合し、中間周波信号に変換して出力する周波
    数変換部と、合成データを入力し、前記受信信号から所
    望の信号を選択するために、前記周波数変換部における
    前記局部発振信号の周波数を前記合成データによって制
    御する選局回路と、同期検波用の発振信号を発生して出
    力すると共に、周波数誤差信号を入力し、発生する前記
    発振信号の周波数を前記周波数誤差信号によって制御す
    る同期検波用発振回路と、前記周波数変換部から出力さ
    れた中間周波信号を、前記同期検波用発振回路から出力
    された発振信号によって同期検波して出力する同期検波
    回路と、該同期検波回路から出力された信号に基づい
    て、前記周波数変換部から出力された中間周波信号の周
    波数と前記同期検波用発振回路から出力された発振信号
    の周波数との差を検出し、その周波数差に応じた誤差信
    号を前記周波数誤差信号として前記同期検波用発振回路
    に出力するキャリア再生回路と、を具備して成るディジ
    タル信号復調装置において、 前記同期検波回路から出力された信号に基づいて、前記
    周波数変換部から出力された中間周波信号と前記同期検
    波用発振回路から出力された発振信号とが同期状態にあ
    るか否かを検出し、その検出結果を同期検出信号として
    出力する同期検出回路と、前記周波数変換部から出力さ
    れた中間周波信号と前記同期検波用発振回路から出力さ
    れた発振信号とを入力し、前記中間周波信号の周波数と
    前記発振信号の周波数との間に差があるか否かを検出し
    て、その検出結果を検出信号として出力する周波数誤差
    検出回路と、マイクロコンピュータと、を設け、 該マイクロコンピュータは、選局データとスイープデー
    タを格納するメモリと、該メモリから読み出されたスイ
    ープデータを入力し、該スイープデータを出力するか否
    かを切り換える第1の切り換え手段と、前記メモリから
    読み出された選局データに前記第1の切り換え手段から
    出力されたスイープデータを重畳し、前記合成データと
    して前記選局回路に出力する合成手段と、前記周波数誤
    差検出回路から出力された検出信号を入力し、該検出信
    号を前記第1の切り換え手段に出力するか否かを切り換
    える第2の切り換え手段と、を備えて成り、該第2の切
    り換え手段は、前記同期検出回路から出力された同期検
    出信号が同期状態にあることを示す場合には、入力され
    た前記検出信号を前記第1の切り換え手段に出力し、同
    期状態にないことを示す場合には、入力された前記検出
    信号を前記第1の切り換え手段に出力しないように切り
    換わると共に、前記第1の切り換え手段は、前記同期検
    出回路から出力された同期検出信号が同期状態にあるこ
    とを示し、かつ、前記第2の切り換え手段から出力され
    た検出信号が、前記中間周波信号の周波数と前記発振信
    号の周波数との間に差がないことを示す場合には、入力
    された前記スイープデータを前記合成手段に出力せず、
    それ以外の場合には、入力された前記スイープデータを
    前記合成手段に出力するように切り換わることを特徴と
    するディジタル信号復調装置。
  9. 【請求項9】 ディジタル変調された受信信号を局部発
    振信号と混合し、中間周波信号に変換して出力する周波
    数変換部と、前記受信信号から所望の信号を選択するた
    めに、前記周波数変換部における前記局部発振信号の周
    波数を制御する選局回路と、同期検波用の発振信号を発
    生して出力すると共に、第1の周波数誤差信号を入力
    し、発生する前記発振信号の周波数を前記第1の周波数
    誤差信号によって制御する同期検波用発振回路と、前記
    周波数変換部から出力された中間周波信号を、前記同期
    検波用発振回路から出力された発振信号によって同期検
    波して出力する同期検波回路と、該同期検波回路から出
    力された信号に基づいて、前記周波数変換部から出力さ
    れた中間周波信号の周波数と前記同期検波用発振回路か
    ら出力された発振信号の周波数との差を検出し、その周
    波数差に応じた誤差信号を前記第1の周波数誤差信号と
    して前記同期検波用発振回路に出力するキャリア再生回
    路と、前記同期検波回路から出力された信号にデータ処
    理を施して出力するデータ処理回路と、を具備して成る
    ディジタル信号復調装置において、 前記データ処理回路から出力された信号から、フレーム
    同期信号を検出して出力するフレーム同期信号検出回路
    と、前記同期検波用発振回路から出力される発振信号の
    周波数と略等しい一定の基準周波数を持つ基準信号また
    は該基準周波数と対応した電圧を持つ基準信号を発生し
    て出力する基準信号発生回路と、前記周波数変換部から
    出力された中間周波信号と前記基準信号発生回路から出
    力された基準信号とを入力し、前記フレーム同期信号検
    出回路から出力されたフレーム同期信号に基づいて、前
    記中間周波信号のうち、所定の信号部分を抽出し、該信
    号部分の周波数と前記基準信号の基準周波数または前記
    基準信号の電圧に対応した基準周波数との差を検出し
    て、その周波数差に応じた誤差信号を第2の周波数誤差
    信号として前記選局回路に出力する周波数誤差検出回路
    と、を設け、 前記選局回路が、入力された前記第2の周波数誤差信号
    に基づいて、前記周波数変換部から出力される中間周波
    信号の周波数と前記同期検波用発振回路から出力される
    発振信号の周波数とが一致するよう、前記周波数変換部
    における前記局部発振信号の周波数を制御するようにし
    たことを特徴とするディジタル信号復調装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のディジタル信号復調
    装置において、前記周波数誤差検出回路は、前記フレー
    ム同期信号検出回路から出力されたフレーム同期信号に
    基づいて、前記周波数変換部から出力された中間周波信
    号のうち、前記所定の信号部分をサンプリングして出力
    するサンプリング回路と、該サンプリング回路から出力
    された信号部分をFM検波して出力するFM検波回路
    と、前記フレーム同期信号検出回路から出力されたフレ
    ーム同期信号に基づいて、前記FM検波回路から出力さ
    れた信号をホールドすると共に、ホールドした該信号を
    出力するホールド回路と、該ホールド回路から出力され
    た信号の電圧と前記基準信号発生回路から出力された基
    準信号の電圧とを比較し、その比較結果を前記第2の周
    波数誤差信号として出力する電圧比較器と、から成るこ
    とを特徴とするディジタル信号復調装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のディジタル信号復調
    装置において、前記周波数誤差検出回路は、前記フレー
    ム同期信号検出回路から出力されたフレーム同期信号に
    基づいて、前記周波数変換部から出力された中間周波信
    号のうち、前記所定の信号部分をサンプリングして出力
    するサンプリング回路と、該サンプリング回路から出力
    された信号部分の位相と前記基準信号発生回路から出力
    された基準信号の位相とを比較し、その比較結果を出力
    する位相比較器と、前記フレーム同期信号検出回路から
    出力されたフレーム同期信号に基づいて、前記位相比較
    器から出力された信号をホールドすると共に、ホールド
    した該信号を前記第2の周波数誤差信号として出力する
    ホールド回路と、から成ることを特徴とするディジタル
    信号復調装置。
  12. 【請求項12】 ディジタル変調された受信信号を局部
    発振信号と混合し、中間周波信号に変換して出力する周
    波数変換部と、前記受信信号から所望の信号を選択する
    ために、前記周波数変換部における前記局部発振信号の
    周波数を制御する選局回路と、同期検波用の発振信号を
    発生して出力すると共に、合成信号を入力し、発生する
    前記発振信号の周波数を前記合成信号によって制御する
    同期検波用発振回路と、前記周波数変換部から出力され
    た中間周波信号を、前記同期検波用発振回路から出力さ
    れた発振信号によって同期検波して出力する同期検波回
    路と、該同期検波回路から出力された信号に基づいて、
    前記周波数変換部から出力された中間周波信号の周波数
    と前記同期検波用発振回路から出力された発振信号の周
    波数との差を検出し、その周波数差に応じた誤差信号を
    周波数誤差信号として出力するキャリア再生回路と、前
    記同期検波回路から出力された信号にデータ処理を施し
    て出力するデータ処理回路と、を具備して成るディジタ
    ル信号復調装置において、 スイープ信号を発生して出力するスイープ信号発生回路
    と、該スイープ信号発生回路から出力されたスイープ信
    号を入力し、該スイープ信号を出力するか否かを切り換
    える第1の切り換え回路と、前記キャリア再生回路から
    出力された周波数誤差信号に前記第1の切り換え回路か
    ら出力されたスイープ信号を重畳し、前記合成信号とし
    て前記同期検波用発振回路に出力する合成手段と、前記
    同期検波回路から出力された信号に基づいて、前記周波
    数変換部から出力された中間周波信号と前記同期検波用
    発振回路から出力された発振信号とが同期状態にあるか
    否かを検出し、その検出結果を同期検出信号として出力
    する同期検出回路と、前記データ処理回路から出力され
    た信号から、フレーム同期信号を検出して出力するフレ
    ーム同期信号検出回路と、前記周波数変換部から出力さ
    れた中間周波信号と前記同期検波用発振回路から出力さ
    れた発振信号とを入力し、前記フレーム同期信号検出回
    路から出力されたフレーム同期信号に基づいて、前記中
    間周波信号のうち、所定の信号部分を抽出し、該信号部
    分の周波数と前記発振信号の周波数との間に差があるか
    否かを検出して、その検出結果を検出信号として出力す
    る周波数誤差検出回路と、該周波数誤差検出回路から出
    力された検出信号を入力し、該検出信号を前記第1の切
    り換え回路に出力するか否かを切り換える第2の切り換
    え回路と、を設け、 該第2の切り換え回路は、前記同期検出回路から出力さ
    れた同期検出信号が同期状態にあることを示す場合に
    は、入力された前記検出信号を前記第1の切り換え回路
    に出力し、同期状態にないことを示す場合には、入力さ
    れた前記検出信号を前記第1の切り換え回路に出力しな
    いように切り換わると共に、前記第1の切り換え回路
    は、前記同期検出回路から出力された同期検出信号が同
    期状態にあることを示し、かつ、前記第2の切り換え回
    路から出力された検出信号が、前記中間周波信号の周波
    数と前記発振信号の周波数との間に差がないことを示す
    場合には、入力された前記スイープ信号を前記合成手段
    に出力せず、それ以外の場合には、入力された前記スイ
    ープ信号を前記合成手段に出力するように切り換わるこ
    とを特徴とするディジタル信号復調装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0689324A3 (en) * 1994-06-21 1999-06-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Demodulation apparatus
JP2007037123A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Integrant Technologies Inc 自動周波数制御ループ回路
JP2007189654A (ja) * 2005-12-16 2007-07-26 Hitachi Kokusai Electric Inc Afc回路
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KR101509248B1 (ko) * 2008-09-09 2015-04-14 엘지전자 주식회사 영상표시기기에서 주파수 보정 장치 및 방법

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