JPH09196122A - ねじり振動緩衝装置 - Google Patents
ねじり振動緩衝装置Info
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- JPH09196122A JPH09196122A JP9007024A JP702497A JPH09196122A JP H09196122 A JPH09196122 A JP H09196122A JP 9007024 A JP9007024 A JP 9007024A JP 702497 A JP702497 A JP 702497A JP H09196122 A JPH09196122 A JP H09196122A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/131—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
- F16F15/13157—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses with a kinematic mechanism or gear system, e.g. planetary
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0221—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
- F16H2045/0268—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means the damper comprising a gearing
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- Y10T74/21—Elements
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじり振動緩衝装置を運転確実性及び疲れ限
度に関して改善することにある。 【解決手段】 本発明は、互いに相対回動可能な少なく
とも2つのはずみ質量体を有するねじり緩衝装置に関す
る。
度に関して改善することにある。 【解決手段】 本発明は、互いに相対回動可能な少なく
とも2つのはずみ質量体を有するねじり緩衝装置に関す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本願明細書に相応
する特別な構成及び作用形式を特徴とする、互いに相対
回動可能な少なくとも2つのはずみ質量体を有するねじ
り緩衝装置に関する。
する特別な構成及び作用形式を特徴とする、互いに相対
回動可能な少なくとも2つのはずみ質量体を有するねじ
り緩衝装置に関する。
【0002】更に本発明は、回転衝撃、特に内燃機関の
トルク変動を吸収もしくは補償するためのねじり振動緩
衝装置であって、両はずみ質量体の間の力伝達経路内に
設けられた緩衝装置の作用に抗して互いに回動可能な2
つのはずみ質量体が設けられていて、前記緩衝装置が、
少なくとも周方向で作用する蓄力部材並びに遊星歯車伝
動装置を有しており、前記はずみ質量体の一方が、内燃
機関にかつ他方が伝動装置の入力部材に連結可能である
形式のものに関する。
トルク変動を吸収もしくは補償するためのねじり振動緩
衝装置であって、両はずみ質量体の間の力伝達経路内に
設けられた緩衝装置の作用に抗して互いに回動可能な2
つのはずみ質量体が設けられていて、前記緩衝装置が、
少なくとも周方向で作用する蓄力部材並びに遊星歯車伝
動装置を有しており、前記はずみ質量体の一方が、内燃
機関にかつ他方が伝動装置の入力部材に連結可能である
形式のものに関する。
【0003】
【従来の技術】このようなねじり振動緩衝装置では、遊
星歯車伝動装置を介して質量慣性及びねじり緩衝モーメ
ントを変換できるので、ねじり振動緩衝装置の振動技術
的な挙動は、異なる回路によって目的通り制御もしくは
改善できる。従って、例えば乗り心地は、ばね剛性が少
なくとも特性曲線の第1段で著しく低下されることによ
って、高められる。更に、直列接続されたばねを用いて
特性曲線を可変に設計する以外に、互いに回転する自由
な質量の慣性モーメント変化を運動に関連させることに
よって、トルクピークを減少させることができる。従っ
て、2質量フライホイールもしくはねじり振動緩衝装置
の自動車固有の適合が可能になる。
星歯車伝動装置を介して質量慣性及びねじり緩衝モーメ
ントを変換できるので、ねじり振動緩衝装置の振動技術
的な挙動は、異なる回路によって目的通り制御もしくは
改善できる。従って、例えば乗り心地は、ばね剛性が少
なくとも特性曲線の第1段で著しく低下されることによ
って、高められる。更に、直列接続されたばねを用いて
特性曲線を可変に設計する以外に、互いに回転する自由
な質量の慣性モーメント変化を運動に関連させることに
よって、トルクピークを減少させることができる。従っ
て、2質量フライホイールもしくはねじり振動緩衝装置
の自動車固有の適合が可能になる。
【0004】更に、遊星歯車伝動装置の異なる運動学的
な配置によって、全システムの挙動に広範囲に影響を及
ぼすことができる。ばね力に対して逆向きの自由質量内
の緩衝力がプラネットユニットの入力側に反作用するこ
とによって、クランク軸のトルクピーク負荷が減少され
る。このようにして、フライホイール側とは反対のクラ
ンク軸側で回転加速が減少される。これによって、この
側から駆動されるサブユニットの耐用寿命が高められ
る。このようなねじり振動緩衝装置によって、3つの緩
衝原理、即ち、摩擦、速度に比例した緩衝及び加速度に
比例した緩衝を互いに結合することができる。
な配置によって、全システムの挙動に広範囲に影響を及
ぼすことができる。ばね力に対して逆向きの自由質量内
の緩衝力がプラネットユニットの入力側に反作用するこ
とによって、クランク軸のトルクピーク負荷が減少され
る。このようにして、フライホイール側とは反対のクラ
ンク軸側で回転加速が減少される。これによって、この
側から駆動されるサブユニットの耐用寿命が高められ
る。このようなねじり振動緩衝装置によって、3つの緩
衝原理、即ち、摩擦、速度に比例した緩衝及び加速度に
比例した緩衝を互いに結合することができる。
【0005】更に本発明は、駆動側の伝達エレメント
と、該伝達エレメントに対して相対的に回動可能な、一
方の側で太陽歯車にかつ他方の側で中空歯車に係合する
少なくとも1つのプラネット歯車を有する少なくとも1
つのプラネット支持体と、被駆動側の伝達エレメントと
が設けられており、伝達エレメントの一方が、ばね装置
用の制御手段を有しており、駆動側の伝達エレメント並
びに被駆動側の伝達エレメントに、それぞれ1つのはず
み質量体が配置されていて、このはずみ質量体の少なく
とも一方が、遊星歯車伝動装置の、中間質量体として作
用する少なくとも1つのエレメント(太陽歯車、プラネ
ット支持体、中空歯車)にばね装置を介して連結されて
おり、中間質量体が、両質量体相互の回転数及びに回転
装置に関連した運動のために駆動可能であり、この場
合、両はずみ質量体の間の力伝達経路内に、トルク制限
機構が配置されている形式のねじり振動緩衝装置に関す
る。
と、該伝達エレメントに対して相対的に回動可能な、一
方の側で太陽歯車にかつ他方の側で中空歯車に係合する
少なくとも1つのプラネット歯車を有する少なくとも1
つのプラネット支持体と、被駆動側の伝達エレメントと
が設けられており、伝達エレメントの一方が、ばね装置
用の制御手段を有しており、駆動側の伝達エレメント並
びに被駆動側の伝達エレメントに、それぞれ1つのはず
み質量体が配置されていて、このはずみ質量体の少なく
とも一方が、遊星歯車伝動装置の、中間質量体として作
用する少なくとも1つのエレメント(太陽歯車、プラネ
ット支持体、中空歯車)にばね装置を介して連結されて
おり、中間質量体が、両質量体相互の回転数及びに回転
装置に関連した運動のために駆動可能であり、この場
合、両はずみ質量体の間の力伝達経路内に、トルク制限
機構が配置されている形式のねじり振動緩衝装置に関す
る。
【0006】西ドイツ国特許第3139658号明細書
の特に第3図及び第4図から、被駆動側の伝達エレメン
トとして作用するボス上に配置された遊星歯車伝動装置
の太陽歯車に不動に連結されている、ライニング支持体
としての駆動側の伝達エレメントを備えたねじり振動緩
衝装置が公知である。遊星歯車伝動装置は、ライニング
支持体に対して制限された相対回動を可能にする、ボス
に固定されたプラネット支持体を有していて、このプラ
ネット支持体にはプラネット歯車が支承されていて、こ
のプラネット歯車は、一方の側で太陽歯車に係合しかつ
他方の側でボス用のカバー薄板に固定された、ボスに対
して相対回動可能な中空歯車に係合している。カバー薄
板は、それぞれ1つのばね装置用の切欠きを有してい
て、この切欠きは、それぞれのばね装置用の当接縁部に
よって制限されている。
の特に第3図及び第4図から、被駆動側の伝達エレメン
トとして作用するボス上に配置された遊星歯車伝動装置
の太陽歯車に不動に連結されている、ライニング支持体
としての駆動側の伝達エレメントを備えたねじり振動緩
衝装置が公知である。遊星歯車伝動装置は、ライニング
支持体に対して制限された相対回動を可能にする、ボス
に固定されたプラネット支持体を有していて、このプラ
ネット支持体にはプラネット歯車が支承されていて、こ
のプラネット歯車は、一方の側で太陽歯車に係合しかつ
他方の側でボス用のカバー薄板に固定された、ボスに対
して相対回動可能な中空歯車に係合している。カバー薄
板は、それぞれ1つのばね装置用の切欠きを有してい
て、この切欠きは、それぞれのばね装置用の当接縁部に
よって制限されている。
【0007】駆動装置によって生ぜしめられるトルクの
導入は、前記ねじり振動緩衝装置の場合、ライニング支
持体を介して太陽歯車に対して行われる。トルク変動
は、プラネット歯車の転動時に、ボスに対するカバー薄
板の位置変化を生ぜしめるプラネット支持体と中空歯車
との相対回動を生ぜしめる。これによって、ばね装置が
変形する。
導入は、前記ねじり振動緩衝装置の場合、ライニング支
持体を介して太陽歯車に対して行われる。トルク変動
は、プラネット歯車の転動時に、ボスに対するカバー薄
板の位置変化を生ぜしめるプラネット支持体と中空歯車
との相対回動を生ぜしめる。これによって、ばね装置が
変形する。
【0008】遊星歯車伝動装置において伝達比を適当に
選択した場合には、遊星歯車伝動装置なしのねじり振動
緩衝装置に比してばねエレメントを変形するための回動
角を変化させひいてはトルク変動の不都合な影響を減少
できる。しかし、このようなねじり振動緩衝装置におい
て被駆動側で質量慣性モーメントが減少するために、大
きなトルク変動を受け止めるという能力が制限される。
選択した場合には、遊星歯車伝動装置なしのねじり振動
緩衝装置に比してばねエレメントを変形するための回動
角を変化させひいてはトルク変動の不都合な影響を減少
できる。しかし、このようなねじり振動緩衝装置におい
て被駆動側で質量慣性モーメントが減少するために、大
きなトルク変動を受け止めるという能力が制限される。
【0009】大きなトルクをも受け止めるために、2質
量フライホイールが有利である(西ドイツ国特許第36
30398号明細書参照)。この場合、駆動側のはずみ
質量体と被駆動側のはずみ質量体との間に、両はずみ質
量体相互の相対運動を可能にするばね装置が配置されて
いる。いずれにせよ、このような2質量フライホイール
は、導入されたトルクをねじり振動緩衝装置において変
換することなしに被駆動側に伝達する。
量フライホイールが有利である(西ドイツ国特許第36
30398号明細書参照)。この場合、駆動側のはずみ
質量体と被駆動側のはずみ質量体との間に、両はずみ質
量体相互の相対運動を可能にするばね装置が配置されて
いる。いずれにせよ、このような2質量フライホイール
は、導入されたトルクをねじり振動緩衝装置において変
換することなしに被駆動側に伝達する。
【0010】このようなねじり振動緩衝装置は、前記ト
ルクを予め規定可能な伝達比で伝達しひいては大きなト
ルク変動を減少するように、構成できる。
ルクを予め規定可能な伝達比で伝達しひいては大きなト
ルク変動を減少するように、構成できる。
【0011】駆動側のはずみ質量体並びに被駆動側のは
ずみ質量体と、両はずみ質量体の少なくとも一方に連結
される遊星歯車伝動装置のエレメント、例えば太陽歯
車、プラネット支持体又は中間質量体とも呼ばれる中空
歯車とを有するねじり振動緩衝装置の構成によって、以
下のことが得られる。即ち、はずみ質量体の一方に、こ
のはずみ質量体をそれぞれ他方のはずみ質量体に対して
相対的に運動せしめるトルクが導入された場合には、第
1の部分トルクは他方のはずみ質量体にかつこれに対し
て第2の部分トルクは中間質量体に伝達され、この場
合、前記部分トルクは、値及び作用方向に関して遊星歯
車伝動装置の構成及び遊星歯車伝動装置とはずみ質量体
との連結に関連している。
ずみ質量体と、両はずみ質量体の少なくとも一方に連結
される遊星歯車伝動装置のエレメント、例えば太陽歯
車、プラネット支持体又は中間質量体とも呼ばれる中空
歯車とを有するねじり振動緩衝装置の構成によって、以
下のことが得られる。即ち、はずみ質量体の一方に、こ
のはずみ質量体をそれぞれ他方のはずみ質量体に対して
相対的に運動せしめるトルクが導入された場合には、第
1の部分トルクは他方のはずみ質量体にかつこれに対し
て第2の部分トルクは中間質量体に伝達され、この場
合、前記部分トルクは、値及び作用方向に関して遊星歯
車伝動装置の構成及び遊星歯車伝動装置とはずみ質量体
との連結に関連している。
【0012】更に難なく、前記部分トルクのそれぞれを
導入されるトルクよりも大きくすることができるがしか
し、それぞれ2つの質量体(はずみ質量体又は中間質量
体)の間での本発明によるばね装置の配置に基づき両部
分トルクは、ばね装置の変形に基づき異なる変位角で互
いに逆向きに作用し、従って、引き渡されるトルクは値
的に再び導入されたトルクの大きさになるけれども、ト
ルク経過を平滑化するばね変形に基づき、ほぼトルク変
動なしに後接続された伝動装置に伝達可能である。
導入されるトルクよりも大きくすることができるがしか
し、それぞれ2つの質量体(はずみ質量体又は中間質量
体)の間での本発明によるばね装置の配置に基づき両部
分トルクは、ばね装置の変形に基づき異なる変位角で互
いに逆向きに作用し、従って、引き渡されるトルクは値
的に再び導入されたトルクの大きさになるけれども、ト
ルク経過を平滑化するばね変形に基づき、ほぼトルク変
動なしに後接続された伝動装置に伝達可能である。
【0013】この場合、大きな部分トルクは、それぞれ
被駆動側のはずみ質量体に対して中間質量体の僅かな回
転数差を生ぜしめるので、一方の側で中間質量体にかつ
他方の側で両はずみ質量体の一方に作用するばね装置に
は、比較的小さな変形のみが生ずる。質量に起因する慣
性は、大きな部分トルクに基づき見かけ上僅かに作用す
る。これとは反対に、ねじり振動緩衝装置の適当な構成
に基づき生ぜしめられる小さな部分トルクは、中間質量
体及びそれぞれ出力側の両はずみ質量体において大きな
回転数差を生ぜしめ、これによって、ばね装置の著しい
変形及びばね装置に係合する質量体の見かけ上大きな慣
性作用が生ぜしめられる。
被駆動側のはずみ質量体に対して中間質量体の僅かな回
転数差を生ぜしめるので、一方の側で中間質量体にかつ
他方の側で両はずみ質量体の一方に作用するばね装置に
は、比較的小さな変形のみが生ずる。質量に起因する慣
性は、大きな部分トルクに基づき見かけ上僅かに作用す
る。これとは反対に、ねじり振動緩衝装置の適当な構成
に基づき生ぜしめられる小さな部分トルクは、中間質量
体及びそれぞれ出力側の両はずみ質量体において大きな
回転数差を生ぜしめ、これによって、ばね装置の著しい
変形及びばね装置に係合する質量体の見かけ上大きな慣
性作用が生ぜしめられる。
【0014】前記実情の認識に立って、遊星歯車伝動装
置の構成並びに両はずみ質量体の少なくとも一方と中間
質量体との連結は、駆動側で受け止められるトルク衝撃
ができ得る限り緩衝されかつ被駆動側のはずみ質量体に
再び引き渡されるように、設計されねばならない。この
場合、どのはずみ質量体が駆動側及び被駆動側であるか
は、ねじり振動緩衝装置のその都度の組込み位置によっ
て規定される。
置の構成並びに両はずみ質量体の少なくとも一方と中間
質量体との連結は、駆動側で受け止められるトルク衝撃
ができ得る限り緩衝されかつ被駆動側のはずみ質量体に
再び引き渡されるように、設計されねばならない。この
場合、どのはずみ質量体が駆動側及び被駆動側であるか
は、ねじり振動緩衝装置のその都度の組込み位置によっ
て規定される。
【0015】可能な運転形式の1つからそれぞれ別の運
転形式、つまり例えば引張り運転(Zugbetrieb)からエ
ンジンブレーキ運転(Schubbetrieb)に切換える場合、
有利には伝達比の変更が行われる。それというのも、伝
達比は太陽歯車並びに中空歯車相互の歯数比によって規
定されるからである。
転形式、つまり例えば引張り運転(Zugbetrieb)からエ
ンジンブレーキ運転(Schubbetrieb)に切換える場合、
有利には伝達比の変更が行われる。それというのも、伝
達比は太陽歯車並びに中空歯車相互の歯数比によって規
定されるからである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ようなねじり振動緩衝装置を特に運転確実性及び疲れ限
度に関して改善することにある。
ようなねじり振動緩衝装置を特に運転確実性及び疲れ限
度に関して改善することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、両はずみ質量体の間の力伝達経路内にトルク制限機
構が設けられていることによって解決された。
ば、両はずみ質量体の間の力伝達経路内にトルク制限機
構が設けられていることによって解決された。
【0018】
【発明の効果】請求項第4項乃至第6項では、例えば、
両はずみ質量体の少なくとも一方と中間質量体との有利
な連結構成並びにばね装置を介した中間質量体と所属の
はずみ質量体との協働形式が記載されている。この場
合、ばね装置は被駆動側に配置できる、即ち、ばね装置
は被駆動側のはずみ質量体と中間質量体との間に係合す
るが、同様にばね装置を駆動側に設けることもできる。
この場合、ばね装置は駆動側のはずみ質量体と中間質量
体との間に差し込まれる。更に、ばね装置は両はずみ質
量体の間に係合することができ、この場合、請求項第5
項によれば中間質量体は両はずみ質量体に連結されるの
に対して、請求項第6項によれば中間質量体は両はずみ
質量体の一方にのみ係合する。
両はずみ質量体の少なくとも一方と中間質量体との有利
な連結構成並びにばね装置を介した中間質量体と所属の
はずみ質量体との協働形式が記載されている。この場
合、ばね装置は被駆動側に配置できる、即ち、ばね装置
は被駆動側のはずみ質量体と中間質量体との間に係合す
るが、同様にばね装置を駆動側に設けることもできる。
この場合、ばね装置は駆動側のはずみ質量体と中間質量
体との間に差し込まれる。更に、ばね装置は両はずみ質
量体の間に係合することができ、この場合、請求項第5
項によれば中間質量体は両はずみ質量体に連結されるの
に対して、請求項第6項によれば中間質量体は両はずみ
質量体の一方にのみ係合する。
【0019】両はずみ質量体の一方が中空歯車をかつ中
間質量体がプラネット支持体を有していると有利であ
る。更に、両はずみ質量体の一方がプラネット支持体を
かつ中間質量体が中空歯車を有していると有利である。
間質量体がプラネット支持体を有していると有利であ
る。更に、両はずみ質量体の一方がプラネット支持体を
かつ中間質量体が中空歯車を有していると有利である。
【0020】すでに上述したように、遊星歯車伝動装置
の構造及び少なくとも1つのはずみ質量体と遊星歯車伝
動装置との連結に基づき生ぜしめられる部分トルクの値
に関連して遊星歯車伝動装置の歯車は、トルクが導入さ
れた場合に互いに相対速度を生ぜしめる。高い部分トル
クの場合前記相対速度は僅かであり、これにより、ばね
装置を取り囲むペースト状の媒体で少なくとも部分的に
充填されたチャンバの外部に、例えば請求項第9項に相
応して切欠き内に、遊星歯車伝動装置のエレメントを配
置できる。それというのも、歯車相互の減少した相対速
度に基づき歯車の歯の間で押し退けられたペースト状の
媒体は極めて僅かな緩衝作用を生ぜしめればよいからで
ある。
の構造及び少なくとも1つのはずみ質量体と遊星歯車伝
動装置との連結に基づき生ぜしめられる部分トルクの値
に関連して遊星歯車伝動装置の歯車は、トルクが導入さ
れた場合に互いに相対速度を生ぜしめる。高い部分トル
クの場合前記相対速度は僅かであり、これにより、ばね
装置を取り囲むペースト状の媒体で少なくとも部分的に
充填されたチャンバの外部に、例えば請求項第9項に相
応して切欠き内に、遊星歯車伝動装置のエレメントを配
置できる。それというのも、歯車相互の減少した相対速
度に基づき歯車の歯の間で押し退けられたペースト状の
媒体は極めて僅かな緩衝作用を生ぜしめればよいからで
ある。
【0021】これとは異なって、高い相対速度の場合有
利には、遊星歯車伝動装置のエレメントはばね装置と共
にペースト状の媒体で少なくとも部分的に充填されたチ
ャンバ内に配置できる。前記チャンバは、例えば請求項
第10項によれば有利には、両はずみ質量体の一方内に
形成されるので、チャンバのシールに対する駆動側及び
被駆動側のはずみ質量体間の相対運動の影響が排除され
る。ペースト状の媒体でチャンバを充填することによっ
て、中空歯車もしくは太陽歯車に対するプラネット歯車
の角速度に関連した緩衝作用が得られる。それというの
も、歯車は互いに転動した場合歯フランクの間を占める
媒体を軸線方向に押し退けるからである。
利には、遊星歯車伝動装置のエレメントはばね装置と共
にペースト状の媒体で少なくとも部分的に充填されたチ
ャンバ内に配置できる。前記チャンバは、例えば請求項
第10項によれば有利には、両はずみ質量体の一方内に
形成されるので、チャンバのシールに対する駆動側及び
被駆動側のはずみ質量体間の相対運動の影響が排除され
る。ペースト状の媒体でチャンバを充填することによっ
て、中空歯車もしくは太陽歯車に対するプラネット歯車
の角速度に関連した緩衝作用が得られる。それというの
も、歯車は互いに転動した場合歯フランクの間を占める
媒体を軸線方向に押し退けるからである。
【0022】請求項第11項では、本発明によるねじり
振動緩衝装置の別の有利な構成が記載されており、この
場合、プラネット歯車の両側にプラネット支持体を配置
することによって第2の機能、即ち、プラネット支持体
が軸方向の仕切壁として作用することにより、ペースト
状の媒体の流出に対する歯車室並びにばね装置に与えら
れたスペースの大まかなシールが達成可能であり、前記
仕切壁は、この範囲で媒体の流出を阻止するために、半
径方向でより内向きに引き込まれている。精密シール
は、例えば請求項第12項もしくは第13項によるリン
グによって達成でき、このリングは、中空歯車を所属の
はずみ質量体に不動に連結するのに、役立つ。
振動緩衝装置の別の有利な構成が記載されており、この
場合、プラネット歯車の両側にプラネット支持体を配置
することによって第2の機能、即ち、プラネット支持体
が軸方向の仕切壁として作用することにより、ペースト
状の媒体の流出に対する歯車室並びにばね装置に与えら
れたスペースの大まかなシールが達成可能であり、前記
仕切壁は、この範囲で媒体の流出を阻止するために、半
径方向でより内向きに引き込まれている。精密シール
は、例えば請求項第12項もしくは第13項によるリン
グによって達成でき、このリングは、中空歯車を所属の
はずみ質量体に不動に連結するのに、役立つ。
【0023】プラネット歯車支持体によって、歯車の少
なくとも1つの半径方向の支承が保証される。適当なは
ずみ質量体のチャンバ内でのプラネット支持体の軸方向
位置を保証するために、はずみ質量体の一方がそれぞれ
他方のはずみ質量体に面した側で、このはずみ質量体の
ための軸方向の運動防止手段を有していると、有利であ
り、この場合、運動防止手段が摩擦リングによって形成
されると、有利であり、この摩擦リングとクラッチ軸線
との間の間隔は所要の基礎摩擦(Grundreibung)に関連
している。
なくとも1つの半径方向の支承が保証される。適当なは
ずみ質量体のチャンバ内でのプラネット支持体の軸方向
位置を保証するために、はずみ質量体の一方がそれぞれ
他方のはずみ質量体に面した側で、このはずみ質量体の
ための軸方向の運動防止手段を有していると、有利であ
り、この場合、運動防止手段が摩擦リングによって形成
されると、有利であり、この摩擦リングとクラッチ軸線
との間の間隔は所要の基礎摩擦(Grundreibung)に関連
している。
【0024】遊星歯車伝動装置に基づき本発明によるね
じり振動緩衝装置は、構成部分が相互の相対運動にさら
される著しく多数の箇所を有するので、この箇所は摩擦
装置を形成するのに適する。
じり振動緩衝装置は、構成部分が相互の相対運動にさら
される著しく多数の箇所を有するので、この箇所は摩擦
装置を形成するのに適する。
【0025】従って例えば、遊星歯車伝動装置のエレメ
ント(プラネット支持体)が半径方向内側範囲で突起を
有し、この突起が、予め規定可能な遊びをもって周方向
で、対応するはずみ質量体上に支承された摩擦装置の切
欠き内に係合すると、有利である。
ント(プラネット支持体)が半径方向内側範囲で突起を
有し、この突起が、予め規定可能な遊びをもって周方向
で、対応するはずみ質量体上に支承された摩擦装置の切
欠き内に係合すると、有利である。
【0026】更に、摩擦装置が軸方向で有利には両はず
み質量体の一方と遊星歯車伝動装置のエレメント(太陽
歯車)との間に配置されていてかつ摩擦ディスクに支持
される皿ばねを有していると、有利である。
み質量体の一方と遊星歯車伝動装置のエレメント(太陽
歯車)との間に配置されていてかつ摩擦ディスクに支持
される皿ばねを有していると、有利である。
【0027】この場合次のことが該当する。
【0028】大きな部分トルクを生ぜしめる遊星歯車伝
動装置の伝達比においては、摩擦装置は強力な微細に配
分可能な皿ばねを有している。これに対して、大きな角
速度を有する小さな部分トルクの場合には、大まかに配
分可能な弱い皿ばねと共に大きな摩擦行程が与えられ
る。
動装置の伝達比においては、摩擦装置は強力な微細に配
分可能な皿ばねを有している。これに対して、大きな角
速度を有する小さな部分トルクの場合には、大まかに配
分可能な弱い皿ばねと共に大きな摩擦行程が与えられ
る。
【0029】はずみ質量体の一方がペースト状の媒体で
少なくとも部分的に充填されたチャンバ並びにチャンバ
内に配置されたばね装置用の制御エレメントを有し、前
記ばね装置が他端でプラネット支持体に支持されると、
有利である。これによって、例えば、一方でばね装置を
緩衝作用を有するペースト状の媒体内で運動させること
ができかつ他方でばね装置を介して遊星歯車伝動装置の
エレメントの1つ、有利にはプラネット支持体に対する
はずみ質量体の連結を行うことができる。
少なくとも部分的に充填されたチャンバ並びにチャンバ
内に配置されたばね装置用の制御エレメントを有し、前
記ばね装置が他端でプラネット支持体に支持されると、
有利である。これによって、例えば、一方でばね装置を
緩衝作用を有するペースト状の媒体内で運動させること
ができかつ他方でばね装置を介して遊星歯車伝動装置の
エレメントの1つ、有利にはプラネット支持体に対する
はずみ質量体の連結を行うことができる。
【0030】このようなねじり振動緩衝装置の場合、遊
星歯車伝動装置のプラネット支持体並びにその他のエレ
メント(太陽歯車、プラネット歯車、中空歯車)がチャ
ンバと他方のはずみ質量体との間に設けられた切欠き内
に配置されると、有利であるのに対して、他面、チャン
バが遊星歯車伝動装置のエレメント(太陽歯車、プラネ
ット歯車、中空歯車)の少なくとも一部を受容するため
に軸線方向で十分大きく構成されると、有利である。こ
の場合、遊星歯車伝動装置の全てのエレメントを、緩衝
作用を有する媒体の作用範囲内に受容することができ
る。
星歯車伝動装置のプラネット支持体並びにその他のエレ
メント(太陽歯車、プラネット歯車、中空歯車)がチャ
ンバと他方のはずみ質量体との間に設けられた切欠き内
に配置されると、有利であるのに対して、他面、チャン
バが遊星歯車伝動装置のエレメント(太陽歯車、プラネ
ット歯車、中空歯車)の少なくとも一部を受容するため
に軸線方向で十分大きく構成されると、有利である。こ
の場合、遊星歯車伝動装置の全てのエレメントを、緩衝
作用を有する媒体の作用範囲内に受容することができ
る。
【0031】本発明によるねじり振動緩衝装置では、チ
ャンバが半径方向外側でフライホイールに固定された内
向きに延びる壁部によって制限され、この場合、壁部が
遊星歯車伝動装置の所属のエレメント(プラネット歯
車)と関連してシールのために設けられると、有利であ
る。更に、プラネット支持体がチャンバを含むはずみ質
量体に支承されていてかつ自体他方のはずみ質量体用の
支承エレメントとして用いられると、有利であり、この
場合、プラネット支持体が他方のはずみ質量体を回動不
能に受容すると、有利である。
ャンバが半径方向外側でフライホイールに固定された内
向きに延びる壁部によって制限され、この場合、壁部が
遊星歯車伝動装置の所属のエレメント(プラネット歯
車)と関連してシールのために設けられると、有利であ
る。更に、プラネット支持体がチャンバを含むはずみ質
量体に支承されていてかつ自体他方のはずみ質量体用の
支承エレメントとして用いられると、有利であり、この
場合、プラネット支持体が他方のはずみ質量体を回動不
能に受容すると、有利である。
【0032】3つの異なる質量、即ち、駆動側のはずみ
質量体、中間質量体又は被駆動側のはずみ質量体の少な
くとの2つの間に支承部を配置することによって、支承
部を使用しなければ噛合い歯の間の遊びによって発生せ
しめられるアンバランスを生ぜしめることなしに遊星歯
車伝動装置の歯車を互いに係合させることができる。
質量体、中間質量体又は被駆動側のはずみ質量体の少な
くとの2つの間に支承部を配置することによって、支承
部を使用しなければ噛合い歯の間の遊びによって発生せ
しめられるアンバランスを生ぜしめることなしに遊星歯
車伝動装置の歯車を互いに係合させることができる。
【0033】この場合、支承部が駆動側のはずみ質量体
に配属されたボスと中間質量として作用するプラネット
支持体との間に配置されるか、又は、支承部がボスと被
駆動側のはずみ質量体に配属された支持体との間に受容
されると、有利である。軸方向運動を阻止する簡単な構
成的な解決策は、例えば、半径方向内面でボスによって
かつ半径方向外面でそれぞれ所属の質量体によって軸方
向運動を阻止されている転がり軸受けによって支承部が
構成されることにある。更に、転がり軸受けの半径方向
外面に有利にはL字形横断面の絶縁シールドが配属され
ると、有利である。支承部を絶縁するためのこのような
措置は主として、摩擦ライニングを受容するためにもし
くは摩擦ライニングと協働するために用いられる被駆動
側のはずみ質量体において生ずる熱を考慮している。
に配属されたボスと中間質量として作用するプラネット
支持体との間に配置されるか、又は、支承部がボスと被
駆動側のはずみ質量体に配属された支持体との間に受容
されると、有利である。軸方向運動を阻止する簡単な構
成的な解決策は、例えば、半径方向内面でボスによって
かつ半径方向外面でそれぞれ所属の質量体によって軸方
向運動を阻止されている転がり軸受けによって支承部が
構成されることにある。更に、転がり軸受けの半径方向
外面に有利にはL字形横断面の絶縁シールドが配属され
ると、有利である。支承部を絶縁するためのこのような
措置は主として、摩擦ライニングを受容するためにもし
くは摩擦ライニングと協働するために用いられる被駆動
側のはずみ質量体において生ずる熱を考慮している。
【0034】別の使用ケースのために、それぞれの両質
量体が滑り軸受けを形成して互いに直接支持されている
と、有利であり、この場合、被駆動側のはずみ質量体の
支持体が駆動側のはずみ質量体に配属されたボスに載着
すると、有利である。
量体が滑り軸受けを形成して互いに直接支持されている
と、有利であり、この場合、被駆動側のはずみ質量体の
支持体が駆動側のはずみ質量体に配属されたボスに載着
すると、有利である。
【0035】更に、本発明によるねじり振動緩衝装置に
おいてボスが被駆動側のはずみ質量体に面した端部で駆
動側のはずみ質量体に面した端部に比して先細に形成さ
れていてかつ先細の端部で半径方向寸法の僅かな支承部
を介して半径方向で被駆動側のはずみ質量体を支持する
と、有利であり、この場合更に、支承部の半径方向外面
に半径方向で太陽歯車が支持されると、有利である。こ
れによって、例えば本発明によるねじり振動緩衝装置に
おいては特に小さな内径を有する支承部を使用できかつ
これに起因して、小さな外径を有する支承部を使用でき
る。
おいてボスが被駆動側のはずみ質量体に面した端部で駆
動側のはずみ質量体に面した端部に比して先細に形成さ
れていてかつ先細の端部で半径方向寸法の僅かな支承部
を介して半径方向で被駆動側のはずみ質量体を支持する
と、有利であり、この場合更に、支承部の半径方向外面
に半径方向で太陽歯車が支持されると、有利である。こ
れによって、例えば本発明によるねじり振動緩衝装置に
おいては特に小さな内径を有する支承部を使用できかつ
これに起因して、小さな外径を有する支承部を使用でき
る。
【0036】本発明によるねじり振動緩衝装置において
は、ばね装置もしくは蓄力部材がコイルばねを有してい
ると、有利であり、この場合更に、コイルばねは大きな
長さ/直径比を有するアーチ形ばね(Bogenfeder)とし
て構成できるか、又は、小さな長さ/直径比を有する短
いばねとして構成でき、この場合、多数のばねは周方向
で相前後してしかも直列に作用するように配置できる。
一般に、ばね装置もしくは蓄力部材の少なくとも一部が
遊星歯車伝動装置の半径方向外側に配置されていると、
有利である。更に、蓄力部材が少なくとも遠心力作用を
受けて半径方向外側で摩耗防止手段に支持されると、特
に有利である。
は、ばね装置もしくは蓄力部材がコイルばねを有してい
ると、有利であり、この場合更に、コイルばねは大きな
長さ/直径比を有するアーチ形ばね(Bogenfeder)とし
て構成できるか、又は、小さな長さ/直径比を有する短
いばねとして構成でき、この場合、多数のばねは周方向
で相前後してしかも直列に作用するように配置できる。
一般に、ばね装置もしくは蓄力部材の少なくとも一部が
遊星歯車伝動装置の半径方向外側に配置されていると、
有利である。更に、蓄力部材が少なくとも遠心力作用を
受けて半径方向外側で摩耗防止手段に支持されると、特
に有利である。
【0037】本発明によるねじり振動緩衝装置において
は、プラネット歯車が伝達比を形成するためにそれぞれ
2段に構成されていると、有利である。一般に、少なく
とも最大のエンジントルクを伝達できるように、トルク
制限機構が構成されていると、有利である。
は、プラネット歯車が伝達比を形成するためにそれぞれ
2段に構成されていると、有利である。一般に、少なく
とも最大のエンジントルクを伝達できるように、トルク
制限機構が構成されていると、有利である。
【0038】有利な構成では例えば、プラネット歯車支
持体はトルク制限機構の主要構成部材であり、この場
合、プラネット歯車支持体はトルク制限機構に特に回動
不能に連結できる。更に、トルク制限機構が摩擦力結合
で一方のはずみ質量体に連結されていると、有利であ
り、この場合、トルク制限機構が摩擦力結合で第1のは
ずみ質量体に連結されていると、有利である。例えば構
成費用に関し、トルク制限機構がチャンバを形成する壁
部と協働すると、特に有利であり、この場合、壁部はは
ずみ質量体の一方、つまり特に第1のはずみ質量体と一
体に構成できる。一般に、トルク制限機構が摩擦ライニ
ングを備えていると、有利である。それというのもこれ
によって、摩擦値を規定できるからである。
持体はトルク制限機構の主要構成部材であり、この場
合、プラネット歯車支持体はトルク制限機構に特に回動
不能に連結できる。更に、トルク制限機構が摩擦力結合
で一方のはずみ質量体に連結されていると、有利であ
り、この場合、トルク制限機構が摩擦力結合で第1のは
ずみ質量体に連結されていると、有利である。例えば構
成費用に関し、トルク制限機構がチャンバを形成する壁
部と協働すると、特に有利であり、この場合、壁部はは
ずみ質量体の一方、つまり特に第1のはずみ質量体と一
体に構成できる。一般に、トルク制限機構が摩擦ライニ
ングを備えていると、有利である。それというのもこれ
によって、摩擦値を規定できるからである。
【0039】トルク制限機構が軸方向で作用する蓄力部
材を有するねじり振動緩衝装置においては、蓄力部材は
有利には皿ばねとして構成できる。この場合、軸方向で
作用する蓄力部材もしくは皿ばねがチャンバを形成する
壁部と協働すると、有利である。
材を有するねじり振動緩衝装置においては、蓄力部材は
有利には皿ばねとして構成できる。この場合、軸方向で
作用する蓄力部材もしくは皿ばねがチャンバを形成する
壁部と協働すると、有利である。
【0040】本発明によるねじり振動緩衝装置において
は、特にトルク制限機構の半径方向内側に配置できる付
加的な摩擦装置を設けることができ、この場合、付加的
な摩擦装置は、少なくともはずみ質量体相互の回動角の
部分範囲に亘って、作用しない。
は、特にトルク制限機構の半径方向内側に配置できる付
加的な摩擦装置を設けることができ、この場合、付加的
な摩擦装置は、少なくともはずみ質量体相互の回動角の
部分範囲に亘って、作用しない。
【0041】有利には、付加的な摩擦装置は、第2のは
ずみ質量体に係合接続式に連結でき、この場合、係合接
続部が遊びを有する構成も可能である。
ずみ質量体に係合接続式に連結でき、この場合、係合接
続部が遊びを有する構成も可能である。
【0042】本発明によるねじり振動緩衝装置において
は特に、少なくとも1つのストッパが遊星歯車伝動装置
の過負荷を防止でき、この場合、少なくとも1つのスト
ッパは、遊星歯車伝動装置に対して平行に作用できかつ
弾性的に構成できる。
は特に、少なくとも1つのストッパが遊星歯車伝動装置
の過負荷を防止でき、この場合、少なくとも1つのスト
ッパは、遊星歯車伝動装置に対して平行に作用できかつ
弾性的に構成できる。
【0043】更に有利な構成は、請求の範囲、図面及び
明細書中に記載されている。
明細書中に記載されている。
【0044】
【発明の実施の形態】次に第1図乃至第15図に図示の
実施例に基づき本発明を詳述する。この場合、図示の実
施例は模範例としてのみ説明されひいては単数又は複数
の請求防護範囲を制限するものではない。
実施例に基づき本発明を詳述する。この場合、図示の実
施例は模範例としてのみ説明されひいては単数又は複数
の請求防護範囲を制限するものではない。
【0045】第1図及び第2図では、(第2図でみて)
左側にはずみ質量体1を有するねじり振動緩衝装置が図
示されていて、前記はずみ質量体1は、駆動運動を導入
するために用いられかつ外周面にスタータピニオン(図
示せず)用のスタータ歯環2を備えている。はずみ質量
体1は、入力側又は駆動側の伝達エレメント3として作
用する。
左側にはずみ質量体1を有するねじり振動緩衝装置が図
示されていて、前記はずみ質量体1は、駆動運動を導入
するために用いられかつ外周面にスタータピニオン(図
示せず)用のスタータ歯環2を備えている。はずみ質量
体1は、入力側又は駆動側の伝達エレメント3として作
用する。
【0046】はずみ質量体1は、駆動される軸、例えば
内燃機関のクランク軸(図示せず)上に配置されたボス
4に、同様にボス4上に配置された遊星歯車伝動装置の
太陽歯車7及びフランジ8と共に、ねじ5によって固定
されかつ定心されて保持されている。遊星歯車伝動装置
は、太陽歯車7の両側に配置された、中間質量体50と
して作用する2つのプラネット支持体9を有していて、
このプラネット支持体9のうち第2図右側に図示された
プラネット支持体9は、半径方向内向きにフランジ8に
まで達しているのに対して、左側に図示されたプラネッ
ト支持体9は、半径方向内側の端部に突起10(第1図
参照)を有している。突起10は、周方向で遊びもしく
はクリアランスアングル(Freiwinkel)をもって、摩擦
装置13の切欠き12内に係合していて、この摩擦装置
13は、軸方向でみて、駆動側のはずみ質量体1と太陽
歯車7との間に配置されていてかつ少なくとも1つの皿
ばね15、中間リング16及び摩擦ディスク17を有し
ている。
内燃機関のクランク軸(図示せず)上に配置されたボス
4に、同様にボス4上に配置された遊星歯車伝動装置の
太陽歯車7及びフランジ8と共に、ねじ5によって固定
されかつ定心されて保持されている。遊星歯車伝動装置
は、太陽歯車7の両側に配置された、中間質量体50と
して作用する2つのプラネット支持体9を有していて、
このプラネット支持体9のうち第2図右側に図示された
プラネット支持体9は、半径方向内向きにフランジ8に
まで達しているのに対して、左側に図示されたプラネッ
ト支持体9は、半径方向内側の端部に突起10(第1図
参照)を有している。突起10は、周方向で遊びもしく
はクリアランスアングル(Freiwinkel)をもって、摩擦
装置13の切欠き12内に係合していて、この摩擦装置
13は、軸方向でみて、駆動側のはずみ質量体1と太陽
歯車7との間に配置されていてかつ少なくとも1つの皿
ばね15、中間リング16及び摩擦ディスク17を有し
ている。
【0047】両プラネット支持体9は、軸方向で、同じ
直径上に配置された多数のスリーブ18によって互いに
(回動不能に)連結されていて、スリーブには、両プラ
ネット支持体9の間に配置されたそれぞれ1つのプラネ
ット歯車20が回転可能に保持もしくは支承されてい
る。スリーブ18は図示の実施例では、両プラネット支
持体9を軸方向で連結するために、入力側のはずみ質量
体1に面した側でそれぞれ1つのフランジ状の拡大部2
1を有しかつそれぞれ1つのねじ22を受容するための
雌ねじ山を備えていて、このねじのヘッドは、はずみ質
量体1から間隔を置いて配置されたプラネット支持体9
に、はずみ質量体1とは反対のプラネット支持体側で接
触している。
直径上に配置された多数のスリーブ18によって互いに
(回動不能に)連結されていて、スリーブには、両プラ
ネット支持体9の間に配置されたそれぞれ1つのプラネ
ット歯車20が回転可能に保持もしくは支承されてい
る。スリーブ18は図示の実施例では、両プラネット支
持体9を軸方向で連結するために、入力側のはずみ質量
体1に面した側でそれぞれ1つのフランジ状の拡大部2
1を有しかつそれぞれ1つのねじ22を受容するための
雌ねじ山を備えていて、このねじのヘッドは、はずみ質
量体1から間隔を置いて配置されたプラネット支持体9
に、はずみ質量体1とは反対のプラネット支持体側で接
触している。
【0048】プラネット歯車20は、一方の側で太陽歯
車7に係合していてかつ他方の側で同様に両プラネット
支持体9の間に配置された中空歯車24に噛合してい
て、この中空歯車は、例えばねじ25を介して、外周部
でプラネット支持体9並びに中空歯車24に係合するリ
ング26に固定されている。中空歯車24は、プラネッ
ト歯車20と中空歯車24との噛合部の半径方向外側
で、互いに所定の角度間隔で形成された切欠き27を有
していて(図示の実施例では3つ)、この切欠き内に
は、それぞれ1つのばね装置27が差し込まれている。
車7に係合していてかつ他方の側で同様に両プラネット
支持体9の間に配置された中空歯車24に噛合してい
て、この中空歯車は、例えばねじ25を介して、外周部
でプラネット支持体9並びに中空歯車24に係合するリ
ング26に固定されている。中空歯車24は、プラネッ
ト歯車20と中空歯車24との噛合部の半径方向外側
で、互いに所定の角度間隔で形成された切欠き27を有
していて(図示の実施例では3つ)、この切欠き内に
は、それぞれ1つのばね装置27が差し込まれている。
【0049】ばね装置は、第1図で図示されているよう
に、多数のばね30を有していて、これらばねのうち
(周方向でみて)それぞれ最も外側のばねは、当接エレ
メント31を介して中空歯車24のそれぞれ1つの当接
縁部32に接触している。個々のばね30は、リング2
6の内面に沿って案内されている滑りシュー33を介し
て、互いに分離されている。
に、多数のばね30を有していて、これらばねのうち
(周方向でみて)それぞれ最も外側のばねは、当接エレ
メント31を介して中空歯車24のそれぞれ1つの当接
縁部32に接触している。個々のばね30は、リング2
6の内面に沿って案内されている滑りシュー33を介し
て、互いに分離されている。
【0050】図示の個々のばね30とは異なって、各切
欠き27内に、大きな長さ/直径比を有するそれぞれ1
つだけのばね、つまり、いわゆるアーチ形ばねを設ける
こともでき、このばねは、少なくとも遠心力作用を受け
て、半径方向外側でリング26の内周面に支持される。
この場合、このような支持は、直接ばね巻条を介して又
は半径方向の付加部を有することのできる滑りシュー3
3を介して行われ、前記付加部によって滑りシューは、
隣接する2つのばね巻条の間に突入して固定される。間
接的な並びに直接的な半径方向のばね支持によって、ば
ね30の作用に並行接続されている遠心力に関連した摩
擦ヒステリシスが生ぜしめられる。
欠き27内に、大きな長さ/直径比を有するそれぞれ1
つだけのばね、つまり、いわゆるアーチ形ばねを設ける
こともでき、このばねは、少なくとも遠心力作用を受け
て、半径方向外側でリング26の内周面に支持される。
この場合、このような支持は、直接ばね巻条を介して又
は半径方向の付加部を有することのできる滑りシュー3
3を介して行われ、前記付加部によって滑りシューは、
隣接する2つのばね巻条の間に突入して固定される。間
接的な並びに直接的な半径方向のばね支持によって、ば
ね30の作用に並行接続されている遠心力に関連した摩
擦ヒステリシスが生ぜしめられる。
【0051】アーチ形ばねは、少なくともほぼその組込
み半径に予め湾曲されているので、アーチ形ばねは、負
荷されない状態で事実上応力なしに取り付けられるかも
しくは取り付け可能である。更に、ばね30は、平坦部
を有することができる(少なくともこの限りにおいて開
示内容を本発明中に統合される西ドイツ国特許出願公開
第4406826号明細書参照)。
み半径に予め湾曲されているので、アーチ形ばねは、負
荷されない状態で事実上応力なしに取り付けられるかも
しくは取り付け可能である。更に、ばね30は、平坦部
を有することができる(少なくともこの限りにおいて開
示内容を本発明中に統合される西ドイツ国特許出願公開
第4406826号明細書参照)。
【0052】ばね装置は、軸方向でみて中空歯車24の
両側で、プラネット支持体9の対応する切欠き35内に
係合していて、この場合、当接エレメント31は、プラ
ネット支持体9の当接縁部36に支持可能である。中空
歯車24内の切欠27並びにプラネット支持体9内の対
応する切欠き35によって、ばね装置28を受容するそ
れぞれ1つの通路38が形成される。通路38は、軸方
向でみてはずみ質量体1に面した側で第1のシールプレ
ート40によって閉鎖されていて、このシールプレート
40は、実施例ではリング26と一体に形成されていて
かつ摩擦装置13の範囲内まで半径方向内向きに突入し
ている。
両側で、プラネット支持体9の対応する切欠き35内に
係合していて、この場合、当接エレメント31は、プラ
ネット支持体9の当接縁部36に支持可能である。中空
歯車24内の切欠27並びにプラネット支持体9内の対
応する切欠き35によって、ばね装置28を受容するそ
れぞれ1つの通路38が形成される。通路38は、軸方
向でみてはずみ質量体1に面した側で第1のシールプレ
ート40によって閉鎖されていて、このシールプレート
40は、実施例ではリング26と一体に形成されていて
かつ摩擦装置13の範囲内まで半径方向内向きに突入し
ている。
【0053】軸方向でみて向かい合って位置する通路側
は、シールプレート42によって閉鎖されていて、この
シールプレート42は、リング26に固定されていてか
つフランジ8にまで半径方向内向きに突入している。リ
ング26はシールプレート40,42と協働して、別の
はずみ質量体45内に形成されているペースト状の媒体
で充填されたチャンバ44用のシール43を形成し、こ
のチャンバは、プラネット支持体9、歯車7,20,2
4並びにばね装置28を受容している。別のはずみ質量
体45は、リング26に不動に連結されていてかつ被駆
動側の伝達エレメントとして用いられ、この伝達エレメ
ントは、図示されてない形式でクラッチのクラッチディ
スクの摩擦ライニングと協働するために設けられてい
る。
は、シールプレート42によって閉鎖されていて、この
シールプレート42は、リング26に固定されていてか
つフランジ8にまで半径方向内向きに突入している。リ
ング26はシールプレート40,42と協働して、別の
はずみ質量体45内に形成されているペースト状の媒体
で充填されたチャンバ44用のシール43を形成し、こ
のチャンバは、プラネット支持体9、歯車7,20,2
4並びにばね装置28を受容している。別のはずみ質量
体45は、リング26に不動に連結されていてかつ被駆
動側の伝達エレメントとして用いられ、この伝達エレメ
ントは、図示されてない形式でクラッチのクラッチディ
スクの摩擦ライニングと協働するために設けられてい
る。
【0054】プラネット支持体9並びにプラネット支持
体の間に受容される歯車7,20,24は、半径方向及
び軸方向で、シールプレート40,42と協働するリン
グ26によって確保されている。両はずみ質量体1,4
5の間でのリング26の軸方向運動防止手段47とし
て、はずみ質量体1の、リング26に面した側に摩擦リ
ング48が設けられている。更に摩擦リング48は、ね
じり振動緩衝装置用の基礎摩擦を生ぜしめ、この場合、
基礎摩擦の高さは、ねじり振動緩衝装置の回転軸線54
からの摩擦リング48の間隔に、つまり、有効“摩擦半
径”に関連している。
体の間に受容される歯車7,20,24は、半径方向及
び軸方向で、シールプレート40,42と協働するリン
グ26によって確保されている。両はずみ質量体1,4
5の間でのリング26の軸方向運動防止手段47とし
て、はずみ質量体1の、リング26に面した側に摩擦リ
ング48が設けられている。更に摩擦リング48は、ね
じり振動緩衝装置用の基礎摩擦を生ぜしめ、この場合、
基礎摩擦の高さは、ねじり振動緩衝装置の回転軸線54
からの摩擦リング48の間隔に、つまり、有効“摩擦半
径”に関連している。
【0055】以下に、ねじり振動緩衝装置の機能を説明
する。
する。
【0056】入力側又は駆動側のはずみ質量体1にトル
クが導入された場合には、これによって生ぜしめられる
回転運動が太陽歯車7に導入され、この太陽歯車はプラ
ネット歯車20をプラネット歯車との噛合いに基づき駆
動する。当初まだ中空歯車は回動不能に作用するので、
太陽歯車7の回転運動は、プラネット歯車固有の軸線を
中心としたもしくはそれぞれのスリーブ18を中心とし
たプラネット歯車20の回転運動並びに回転軸線54を
中心としたスリーブ18自体のひいてはプラネット支持
体9の運動に変換される。これによって、駆動側のトル
クの分岐が生ぜしめられ、つまり、プラネット歯車20
を介して中間質量体50として作用するプラネット支持
体9に導入される第1の部分トルク及び中空歯車24に
伝達される第2の部分トルクへの分岐が生ぜしめられ
る。
クが導入された場合には、これによって生ぜしめられる
回転運動が太陽歯車7に導入され、この太陽歯車はプラ
ネット歯車20をプラネット歯車との噛合いに基づき駆
動する。当初まだ中空歯車は回動不能に作用するので、
太陽歯車7の回転運動は、プラネット歯車固有の軸線を
中心としたもしくはそれぞれのスリーブ18を中心とし
たプラネット歯車20の回転運動並びに回転軸線54を
中心としたスリーブ18自体のひいてはプラネット支持
体9の運動に変換される。これによって、駆動側のトル
クの分岐が生ぜしめられ、つまり、プラネット歯車20
を介して中間質量体50として作用するプラネット支持
体9に導入される第1の部分トルク及び中空歯車24に
伝達される第2の部分トルクへの分岐が生ぜしめられ
る。
【0057】太陽歯車7に導入されるトルクが、例えば
第1図でみて時計回り方向に方向付けられている場合に
は、逆時計回り方向で作用する第1の部分トルクはプラ
ネット歯車の回転を生ぜしめるのに対して、プラネット
支持体9は時計回り方向で作用する第2の部分トルクに
よって駆動される。互いに逆向きに作用する部分トルク
は、遊星歯車伝動装置の伝達比に関連して入力側又は駆
動側のトルクよりも大きいが、前記部分トルクは互いに
重畳された場合、中空歯車24において出力側もしくは
被駆動側のトルクを生ぜしめ、このトルクは、ねじり振
動緩衝装置において例えば摩擦に基づき生ぜしめられる
損失を除いて、駆動側のトルクに相応する。
第1図でみて時計回り方向に方向付けられている場合に
は、逆時計回り方向で作用する第1の部分トルクはプラ
ネット歯車の回転を生ぜしめるのに対して、プラネット
支持体9は時計回り方向で作用する第2の部分トルクに
よって駆動される。互いに逆向きに作用する部分トルク
は、遊星歯車伝動装置の伝達比に関連して入力側又は駆
動側のトルクよりも大きいが、前記部分トルクは互いに
重畳された場合、中空歯車24において出力側もしくは
被駆動側のトルクを生ぜしめ、このトルクは、ねじり振
動緩衝装置において例えば摩擦に基づき生ぜしめられる
損失を除いて、駆動側のトルクに相応する。
【0058】いずれにせよ被駆動側のトルクは、駆動側
のトルクとは異なってトルク衝撃もしくは回転不整性
(Drehungleichfoermigkeit)から十分自由である。そ
れというのも、中間質量体50として作用するプラネッ
ト支持体9と中空歯車24との間に配置されたばね装置
28がその変形に基づき、異なる偏向角をもって遊星歯
車伝動装置の上記エレメント9,24の変位を生ぜしめ
るからである。この場合、ばね装置28の機能は次の通
りである。
のトルクとは異なってトルク衝撃もしくは回転不整性
(Drehungleichfoermigkeit)から十分自由である。そ
れというのも、中間質量体50として作用するプラネッ
ト支持体9と中空歯車24との間に配置されたばね装置
28がその変形に基づき、異なる偏向角をもって遊星歯
車伝動装置の上記エレメント9,24の変位を生ぜしめ
るからである。この場合、ばね装置28の機能は次の通
りである。
【0059】駆動側で導入されるトルクに基づき生ぜし
められる、中空歯車24に対して相対的なプラネット支
持体9の回転運動によって、プラネット支持体9の当接
縁部に支持されるばね装置28の当接エレメント31
が、中空歯車24の当接縁部における係合部から遠ざけ
られ、これによって、ばね30の圧縮又は変形が生ぜし
められかつこれに起因して、リング26の内側の通路3
8内での案内軌道に沿った滑りシュー33の運動が生ぜ
しめられる。この場合、遊星歯車伝動装置の伝達比ひい
ては太陽歯車7と中空歯車24との歯数比が、ばね装置
28の変形行程の値を規定する。
められる、中空歯車24に対して相対的なプラネット支
持体9の回転運動によって、プラネット支持体9の当接
縁部に支持されるばね装置28の当接エレメント31
が、中空歯車24の当接縁部における係合部から遠ざけ
られ、これによって、ばね30の圧縮又は変形が生ぜし
められかつこれに起因して、リング26の内側の通路3
8内での案内軌道に沿った滑りシュー33の運動が生ぜ
しめられる。この場合、遊星歯車伝動装置の伝達比ひい
ては太陽歯車7と中空歯車24との歯数比が、ばね装置
28の変形行程の値を規定する。
【0060】シールプレート40,42及びリング26
によって制限されたチャンバ44(実施例では被駆動側
のはずみ質量体45内に配置されている)は、ペースト
状の媒体で充填されているので、太陽歯車7と中空歯車
24との間でプラネット歯車20が転動運動した場合並
びに通路38内部でばね装置28が変形した場合ペース
ト状の媒体が押し退けられる。ペースト状の媒体は、2
つの歯が互いに噛合した場合に噛合い歯の範囲で軸方向
で外向きに圧縮され、この場合、ペースト状の媒体はプ
ラネット支持体9の互いに向き合う内面に衝突しかつ、
ねじり振動緩衝装置の回転運動に起因して、半径方向外
向きに離反案内される。
によって制限されたチャンバ44(実施例では被駆動側
のはずみ質量体45内に配置されている)は、ペースト
状の媒体で充填されているので、太陽歯車7と中空歯車
24との間でプラネット歯車20が転動運動した場合並
びに通路38内部でばね装置28が変形した場合ペース
ト状の媒体が押し退けられる。ペースト状の媒体は、2
つの歯が互いに噛合した場合に噛合い歯の範囲で軸方向
で外向きに圧縮され、この場合、ペースト状の媒体はプ
ラネット支持体9の互いに向き合う内面に衝突しかつ、
ねじり振動緩衝装置の回転運動に起因して、半径方向外
向きに離反案内される。
【0061】通路38内では、ばね30が変形した場合
並びにこれに起因してばね巻条及び滑りシュー33が互
いに接近した場合に、ペースト状の媒体は同様にプラネ
ット支持体9の内面の方向に押される。従って、プラネ
ット支持体9の変位速度の増大に伴って、事実上強制的
に、噛合い歯の間で並びに通路38の範囲で、ペースト
状の媒体の押退け速度が増大せしめられる。これによっ
て、媒体が前記押退けに反作用する抵抗も増大する。こ
の理由から、媒体によって生ぜしめられる緩衝作用は、
中空歯車24に対して相対的にプラネット支持体9を運
動させるその都度の角速度に関連している。
並びにこれに起因してばね巻条及び滑りシュー33が互
いに接近した場合に、ペースト状の媒体は同様にプラネ
ット支持体9の内面の方向に押される。従って、プラネ
ット支持体9の変位速度の増大に伴って、事実上強制的
に、噛合い歯の間で並びに通路38の範囲で、ペースト
状の媒体の押退け速度が増大せしめられる。これによっ
て、媒体が前記押退けに反作用する抵抗も増大する。こ
の理由から、媒体によって生ぜしめられる緩衝作用は、
中空歯車24に対して相対的にプラネット支持体9を運
動させるその都度の角速度に関連している。
【0062】いずれにせよ、前記の(角)速度に比例し
た緩衝作用は次の通りである。
た緩衝作用は次の通りである。
【0063】高い部分トルクを助長する遊星歯車伝動装
置の構成においては、当初中空歯車24が定置に作用す
る位相は極めて短いので、中空歯車を駆動するまでプラ
ネット支持体9の比較的僅かな角度変位が必要である。
これに応じてプラネット歯車20の角速度は僅かであ
り、従って、ペースト状の媒体よって生ぜしめられる緩
衝作用は極めて僅かである。従って、遊星歯車伝動装置
のこのような構成のために、中空歯車24並びにプラネ
ット支持体20をチャンバ44の外部で対応する切欠き
51内に設ける解決策も可能である。
置の構成においては、当初中空歯車24が定置に作用す
る位相は極めて短いので、中空歯車を駆動するまでプラ
ネット支持体9の比較的僅かな角度変位が必要である。
これに応じてプラネット歯車20の角速度は僅かであ
り、従って、ペースト状の媒体よって生ぜしめられる緩
衝作用は極めて僅かである。従って、遊星歯車伝動装置
のこのような構成のために、中空歯車24並びにプラネ
ット支持体20をチャンバ44の外部で対応する切欠き
51内に設ける解決策も可能である。
【0064】ばね装置28を変形してプラネット支持体
9が中空歯車24に対して所定の角度だけ回動した場合
には、プラネット支持体9の継続する変位もしくは引き
続く相対回動に際して、摩擦ディスク17の回動又は連
行が行われ、前記角度はその寸法に関し、半径方向内側
で左側のプラネット支持体9(第2図参照)に形成され
た突起10と摩擦装置13のそれぞれ対応する切欠き1
2との間に残された周方向の遊びの幅に相応する。摩擦
ディスク17と駆動側のはずみ質量体1との間で生ずる
相対運動に基づき、プラネット支持体9の変位運動を制
動するもしくは変位運動に反作用する摩擦が生ずる。こ
の場合、このヒステリシスの成分は同様に遊星歯車伝動
装置の構成又は寸法決めによって影響される。それとい
うのも、第1のはずみ質量体1に対してプラネット支持
体9の大きな変位角を助長する伝達比が大きな摩擦行程
を生ぜしめるのに対して、大きな部分トルクを生ぜしめ
る伝達比においては、強力な皿ばね15を使用した場合
摩擦力を微細にひいては正確に使用ケースに適合できる
からである。
9が中空歯車24に対して所定の角度だけ回動した場合
には、プラネット支持体9の継続する変位もしくは引き
続く相対回動に際して、摩擦ディスク17の回動又は連
行が行われ、前記角度はその寸法に関し、半径方向内側
で左側のプラネット支持体9(第2図参照)に形成され
た突起10と摩擦装置13のそれぞれ対応する切欠き1
2との間に残された周方向の遊びの幅に相応する。摩擦
ディスク17と駆動側のはずみ質量体1との間で生ずる
相対運動に基づき、プラネット支持体9の変位運動を制
動するもしくは変位運動に反作用する摩擦が生ずる。こ
の場合、このヒステリシスの成分は同様に遊星歯車伝動
装置の構成又は寸法決めによって影響される。それとい
うのも、第1のはずみ質量体1に対してプラネット支持
体9の大きな変位角を助長する伝達比が大きな摩擦行程
を生ぜしめるのに対して、大きな部分トルクを生ぜしめ
る伝達比においては、強力な皿ばね15を使用した場合
摩擦力を微細にひいては正確に使用ケースに適合できる
からである。
【0065】図示の実施例では、リング26のシールプ
レート40に作用する、入力側又は駆動側のはずみ質量
体1の対応する側に設けられた摩擦リング48は、連続
的に作用する、即ち、摩擦リングは、はずみ質量体相互
の相対回動が生ずると、不変に摩擦力を作用させる。
レート40に作用する、入力側又は駆動側のはずみ質量
体1の対応する側に設けられた摩擦リング48は、連続
的に作用する、即ち、摩擦リングは、はずみ質量体相互
の相対回動が生ずると、不変に摩擦力を作用させる。
【0066】これまで、引張り方向(Zugrichtung)で
ねじり振動緩衝装置の挙動を説明してきた。エンジンブ
レーキ運転(Schubbetrieb)においては、つまり、内燃
機関が自動車の車輪によって駆動される場合には、伝達
される運動の方向が変わるので、運動は、被駆動側のは
ずみ質量体45及びリング26を介して中空歯車24に
伝達されかつ更にプラネット歯車20を介して今や定置
に作用する太陽歯車7に伝達され、この太陽歯車は、こ
の運動を駆動側のはずみ質量体1に継送する。このため
に、エンジンブレーキ運転の場合の内部の伝達比は、引
張り運転(Zugbetrieb)の場合の伝達比とは異なる伝達
比である。それというのも、中空歯車24は太陽歯車7
とは異なる歯数を有しているからである。
ねじり振動緩衝装置の挙動を説明してきた。エンジンブ
レーキ運転(Schubbetrieb)においては、つまり、内燃
機関が自動車の車輪によって駆動される場合には、伝達
される運動の方向が変わるので、運動は、被駆動側のは
ずみ質量体45及びリング26を介して中空歯車24に
伝達されかつ更にプラネット歯車20を介して今や定置
に作用する太陽歯車7に伝達され、この太陽歯車は、こ
の運動を駆動側のはずみ質量体1に継送する。このため
に、エンジンブレーキ運転の場合の内部の伝達比は、引
張り運転(Zugbetrieb)の場合の伝達比とは異なる伝達
比である。それというのも、中空歯車24は太陽歯車7
とは異なる歯数を有しているからである。
【0067】第3図では本発明によるねじり振動緩衝装
置の別の実施例が図示されている。この実施例は、これ
まで記載の実施例とは異なって、ばね装置28が入力側
又は駆動側に配置されている、即ち、ばね装置は、一次
側又は駆動側のはずみ質量体1をプラネット支持体9に
連結していて、このプラネット支持体9は、支承部60
を介してボス4に定心されて配置されていてかつピン6
1を介して被駆動側のはずみ質量体45に連結されてい
る。
置の別の実施例が図示されている。この実施例は、これ
まで記載の実施例とは異なって、ばね装置28が入力側
又は駆動側に配置されている、即ち、ばね装置は、一次
側又は駆動側のはずみ質量体1をプラネット支持体9に
連結していて、このプラネット支持体9は、支承部60
を介してボス4に定心されて配置されていてかつピン6
1を介して被駆動側のはずみ質量体45に連結されてい
る。
【0068】更に、ピン61は、プラネット歯車20を
回転可能に受容しかつ支承するスリーブ18を支持して
いて、このスリーブは、第1のはずみ質量体1に面した
側で、それぞれのプラネット歯車が軸線方向で接触する
半径方向の拡大部21を有している。プラネット歯車2
0は、半径方向外側で駆動側のはずみ質量体1に設けら
れた、半径方向内向きに突出する壁部62によって、ス
リーブ18の拡大部21に接触状態で保持される。プラ
ネット歯車20は、一方の側でボス4を介して駆動側の
はずみ質量体1に連結されている太陽歯車7に噛合いか
つ他方の側で中空歯車24に係合している。更に、ねじ
り振動緩衝装置は、少なくとも第3図で図示の摩擦装置
13を有しているが、別の摩擦装置を有することもでき
る。
回転可能に受容しかつ支承するスリーブ18を支持して
いて、このスリーブは、第1のはずみ質量体1に面した
側で、それぞれのプラネット歯車が軸線方向で接触する
半径方向の拡大部21を有している。プラネット歯車2
0は、半径方向外側で駆動側のはずみ質量体1に設けら
れた、半径方向内向きに突出する壁部62によって、ス
リーブ18の拡大部21に接触状態で保持される。プラ
ネット歯車20は、一方の側でボス4を介して駆動側の
はずみ質量体1に連結されている太陽歯車7に噛合いか
つ他方の側で中空歯車24に係合している。更に、ねじ
り振動緩衝装置は、少なくとも第3図で図示の摩擦装置
13を有しているが、別の摩擦装置を有することもでき
る。
【0069】駆動側のはずみ質量体1と関連して壁部6
2と協働して、少なくとも部分的にペースト状の媒体で
充填可能なチャンバ44が形成される。従って、ばね装
置28並びに遊星歯車伝動装置は前記チャンバ44内を
占めるので、チャンバ44内に設けられるペースト状の
媒体は、速度に比例して緩衝作用を生ぜしめる。この場
合、壁部62はペースト状の媒体の流出を阻止するチャ
ンバ44用のシールを成す。
2と協働して、少なくとも部分的にペースト状の媒体で
充填可能なチャンバ44が形成される。従って、ばね装
置28並びに遊星歯車伝動装置は前記チャンバ44内を
占めるので、チャンバ44内に設けられるペースト状の
媒体は、速度に比例して緩衝作用を生ぜしめる。この場
合、壁部62はペースト状の媒体の流出を阻止するチャ
ンバ44用のシールを成す。
【0070】第3図によるねじり振動緩衝装置は、トル
クが導入された場合にはずみ質量体1を被駆動側のはず
み質量体45に対して相対的に変位させるように、作用
し、この場合、プラネット歯車20を介して第1の部分
トルクが中空歯車24にかつピン61を介して第2の部
分トルクがプラネット支持体9に導入される。第2の部
分トルクは、駆動側のはずみ質量体1に対するプラネッ
ト支持体9の相対運動を生ぜしめ、これによって、ばね
装置28が変形される。第2の部分トルクは、中間質量
体として作用する中空歯車24を駆動する。前記両部分
トルクが重畳されることによって、合成の被駆動側のト
ルクが生じ、このトルクはピン61を介して被駆動側の
はずみ質量体45に導入される。このねじり振動緩衝装
置の場合にも、駆動側のトルクの作用方向はプラネット
歯車20及び中空歯車24における部分トルクの作用方
向とは逆向きではあるが、プラネット支持体9の部分ト
ルクの方向に向けられている。
クが導入された場合にはずみ質量体1を被駆動側のはず
み質量体45に対して相対的に変位させるように、作用
し、この場合、プラネット歯車20を介して第1の部分
トルクが中空歯車24にかつピン61を介して第2の部
分トルクがプラネット支持体9に導入される。第2の部
分トルクは、駆動側のはずみ質量体1に対するプラネッ
ト支持体9の相対運動を生ぜしめ、これによって、ばね
装置28が変形される。第2の部分トルクは、中間質量
体として作用する中空歯車24を駆動する。前記両部分
トルクが重畳されることによって、合成の被駆動側のト
ルクが生じ、このトルクはピン61を介して被駆動側の
はずみ質量体45に導入される。このねじり振動緩衝装
置の場合にも、駆動側のトルクの作用方向はプラネット
歯車20及び中空歯車24における部分トルクの作用方
向とは逆向きではあるが、プラネット支持体9の部分ト
ルクの方向に向けられている。
【0071】第4図によるねじり振動緩衝装置は、チャ
ンバ44の軸方向寸法を除いて第3図によるねじり振動
緩衝装置に相応している。チャンバ44は、チャンバ4
4内にばね装置28が配置されるが、遊星歯車伝動装置
の歯車が配置されないような大きさである。この実施例
では、プラネット歯車20及び中空歯車は、軸方向でチ
ャンバ44の外部に配置されていてひいては駆動側のは
ずみ質量体1の外部で切欠き又は空所の51内に配置さ
れている。ねじり振動緩衝装置のこの構成は特に、遊星
歯車伝動装置の個々の歯車の僅かな角速度に基づき、個
々の歯車の歯の間を占めるペースト状の媒体による速度
に比例した緩衝作用が事実上重要ではないような構成の
ために適している。前述のねじり振動緩衝装置の場合と
同様に、本実施例でも第1図及び第2図で記載のねじり
振動緩衝装置の構成と同じ構成部材には同じ符号が付さ
れている。
ンバ44の軸方向寸法を除いて第3図によるねじり振動
緩衝装置に相応している。チャンバ44は、チャンバ4
4内にばね装置28が配置されるが、遊星歯車伝動装置
の歯車が配置されないような大きさである。この実施例
では、プラネット歯車20及び中空歯車は、軸方向でチ
ャンバ44の外部に配置されていてひいては駆動側のは
ずみ質量体1の外部で切欠き又は空所の51内に配置さ
れている。ねじり振動緩衝装置のこの構成は特に、遊星
歯車伝動装置の個々の歯車の僅かな角速度に基づき、個
々の歯車の歯の間を占めるペースト状の媒体による速度
に比例した緩衝作用が事実上重要ではないような構成の
ために適している。前述のねじり振動緩衝装置の場合と
同様に、本実施例でも第1図及び第2図で記載のねじり
振動緩衝装置の構成と同じ構成部材には同じ符号が付さ
れている。
【0072】第5図乃至第8図では概略的に別のねじり
振動緩衝装置が図示されている。第5図ではばね装置2
8は入力側もしくは駆動側に配置されていて、この場
合、ばね装置は、一方の側で駆動側のはずみ質量体1に
よってかつ他方の側でプラネット支持体9によって制御
可能である。プラネット支持体9はプラネット歯車20
を受容し、このプラネット歯車は、半径方向内側で、駆
動側のはずみ質量体1に連結された太陽歯車7に連結さ
れていてかつ半径方向外側で被駆動側のはずみ質量体4
5に固定された中空歯車に係合している。この実施例で
はプラネット支持体9は、中間質量体50として作用し
かつ両部分トルクの一方によって加速される。
振動緩衝装置が図示されている。第5図ではばね装置2
8は入力側もしくは駆動側に配置されていて、この場
合、ばね装置は、一方の側で駆動側のはずみ質量体1に
よってかつ他方の側でプラネット支持体9によって制御
可能である。プラネット支持体9はプラネット歯車20
を受容し、このプラネット歯車は、半径方向内側で、駆
動側のはずみ質量体1に連結された太陽歯車7に連結さ
れていてかつ半径方向外側で被駆動側のはずみ質量体4
5に固定された中空歯車に係合している。この実施例で
はプラネット支持体9は、中間質量体50として作用し
かつ両部分トルクの一方によって加速される。
【0073】第6図で図示のねじり振動緩衝装置は、同
様に入力側もしくは駆動側にばね装置28を有してい
て、この場合、ばね装置は、一方の側で駆動側のはずみ
質量体1に、しかし他方の側で被駆動側の中空歯車24
に連結されている。中空歯車24はプラネット歯車20
に噛み合っていて、このプラネット歯車は、半径方向内
側で、駆動側のはずみ質量体1に不動に連結された太陽
歯車7に係合していてかつプラネット歯車のボスを介し
てプラネット支持体9を支持している。この場合、プラ
ネット支持体9は、部分トルクの一方によって加速され
る中間質量体50として作用する。
様に入力側もしくは駆動側にばね装置28を有してい
て、この場合、ばね装置は、一方の側で駆動側のはずみ
質量体1に、しかし他方の側で被駆動側の中空歯車24
に連結されている。中空歯車24はプラネット歯車20
に噛み合っていて、このプラネット歯車は、半径方向内
側で、駆動側のはずみ質量体1に不動に連結された太陽
歯車7に係合していてかつプラネット歯車のボスを介し
てプラネット支持体9を支持している。この場合、プラ
ネット支持体9は、部分トルクの一方によって加速され
る中間質量体50として作用する。
【0074】第7図で図示のねじり振動緩衝装置の構成
では、ばね装置28は、被駆動側に配置されていてかつ
一方の側で中空歯車24によってかつ他方の側でプラネ
ット歯車20を受容するプラネット支持体9によって負
荷可能である。この実施例では、プラネット支持体9が
被駆動側のはずみ質量体45を成すに対して、中空歯車
24が中間質量体50として作用する。半径方向内側で
プラネット歯車20に係合する太陽歯車7は、駆動側の
はずみ質量体1に固定されている。
では、ばね装置28は、被駆動側に配置されていてかつ
一方の側で中空歯車24によってかつ他方の側でプラネ
ット歯車20を受容するプラネット支持体9によって負
荷可能である。この実施例では、プラネット支持体9が
被駆動側のはずみ質量体45を成すに対して、中空歯車
24が中間質量体50として作用する。半径方向内側で
プラネット歯車20に係合する太陽歯車7は、駆動側の
はずみ質量体1に固定されている。
【0075】第8図で図示のねじり振動緩衝装置の別の
構成では、太陽歯車7は駆動側のはずみ質量体1に不動
に連結されている。太陽歯車7は、プラネット支持体9
が被駆動側のはずみ質量体45として作用するプラネッ
ト歯車20に係合している。プラネット支持体9及び駆
動側のはずみ質量体1は、この実施例のねじり振動緩衝
装置においては駆動側の配置されているばね装置28に
作用する。
構成では、太陽歯車7は駆動側のはずみ質量体1に不動
に連結されている。太陽歯車7は、プラネット支持体9
が被駆動側のはずみ質量体45として作用するプラネッ
ト歯車20に係合している。プラネット支持体9及び駆
動側のはずみ質量体1は、この実施例のねじり振動緩衝
装置においては駆動側の配置されているばね装置28に
作用する。
【0076】第5図乃至第8図で概略的に図示の実施例
では、第1図乃至第4図で図示の実施例と全く同様に、
遊星歯車伝動装置を有するねじり振動緩衝装置の原則的
な作用形式を図示しており、この場合、被駆動側のはず
み質量体と駆動側のはずみ質量体との間に、遊星歯車伝
動装置の歯車並びに少なくとも1つのばね装置が配置さ
れている。基本的には、これら全ての装置においては、
両はずみ質量体の一方に導入されるトルクが分割もしく
は分岐され、この場合、一方の部分トルクは他方のはず
み質量体にかつ他方の部分トルクは、プラネット支持体
9又は中空歯車24によって形成されるそれぞれの中間
質量体に伝達される。この場合、被駆動側のはずみ質量
体には、両部分トルクから合成される出力トルクが引き
渡され、この場合、両部分トルクは、ばね装置によって
両質量体相互の相対運動を生ぜしめるので、他方のはず
み質量体に対する一方のはずみ質量体の相対変位を生ぜ
しめるトルク衝撃が、できうる限り消滅せしめられる。
では、第1図乃至第4図で図示の実施例と全く同様に、
遊星歯車伝動装置を有するねじり振動緩衝装置の原則的
な作用形式を図示しており、この場合、被駆動側のはず
み質量体と駆動側のはずみ質量体との間に、遊星歯車伝
動装置の歯車並びに少なくとも1つのばね装置が配置さ
れている。基本的には、これら全ての装置においては、
両はずみ質量体の一方に導入されるトルクが分割もしく
は分岐され、この場合、一方の部分トルクは他方のはず
み質量体にかつ他方の部分トルクは、プラネット支持体
9又は中空歯車24によって形成されるそれぞれの中間
質量体に伝達される。この場合、被駆動側のはずみ質量
体には、両部分トルクから合成される出力トルクが引き
渡され、この場合、両部分トルクは、ばね装置によって
両質量体相互の相対運動を生ぜしめるので、他方のはず
み質量体に対する一方のはずみ質量体の相対変位を生ぜ
しめるトルク衝撃が、できうる限り消滅せしめられる。
【0077】第9図乃至第12図では、第2図のねじり
振動緩衝装置にほぼ相応するねじり振動緩衝装置が図示
されている。それ故、相違部分のみを符号を付して記述
する。
振動緩衝装置にほぼ相応するねじり振動緩衝装置が図示
されている。それ故、相違部分のみを符号を付して記述
する。
【0078】第9図の実施例では、ボス4上に、半径方
向外面にL字形横断面の絶縁シールド65を備えた支承
部60が配置されている。絶縁シールド65は、転がり
軸受け63によって形成された支承部60を熱から防護
する。この熱は、被駆動側のはずみ質量体45に、この
はずみ質量体に設けられるクラッチディスクの摩擦ライ
ニング(図示せず)を介して導入される。支承部60の
半径方向外側は、被駆動側のはずみ質量体45に固定さ
れた支持体62の自由端部内に保持されている。転がり
軸受け63は半径方向内側で、ボス4及びフランジ8に
よって軸線方向で固定されている。このような確保は、
半径方向外側で支持体62の半径方向内側の端部を介し
て達成され、この端部は、絶縁シールド65ひいては絶
縁シールドの間に保持された転がり軸受けを軸方向で遊
びなく受容する。
向外面にL字形横断面の絶縁シールド65を備えた支承
部60が配置されている。絶縁シールド65は、転がり
軸受け63によって形成された支承部60を熱から防護
する。この熱は、被駆動側のはずみ質量体45に、この
はずみ質量体に設けられるクラッチディスクの摩擦ライ
ニング(図示せず)を介して導入される。支承部60の
半径方向外側は、被駆動側のはずみ質量体45に固定さ
れた支持体62の自由端部内に保持されている。転がり
軸受け63は半径方向内側で、ボス4及びフランジ8に
よって軸線方向で固定されている。このような確保は、
半径方向外側で支持体62の半径方向内側の端部を介し
て達成され、この端部は、絶縁シールド65ひいては絶
縁シールドの間に保持された転がり軸受けを軸方向で遊
びなく受容する。
【0079】駆動側のはずみ質量体1に配属されたボス
4と被駆動側のはずみ質量体45に固定された支持体と
の間の支承部60によって、噛合い歯の間で遊びを有す
る個々の歯車、即ち、太陽歯車7、プラネット歯車20
及び中空歯車24は、アンバランスを生ぜしめることな
く互いに転動できるようになる。
4と被駆動側のはずみ質量体45に固定された支持体と
の間の支承部60によって、噛合い歯の間で遊びを有す
る個々の歯車、即ち、太陽歯車7、プラネット歯車20
及び中空歯車24は、アンバランスを生ぜしめることな
く互いに転動できるようになる。
【0080】第10図の実施例では、第9図の実施例と
は異なって、半径方向内側でボス4にかつ半径方向外側
で一方のプラネット支持体9の付加部70に受容され
る、転がり軸受け63を有する支承部60が配置されて
いる。第9図の実施例の場合と同様に、支承部60は軸
方向で確保されかつ歯車7,20,24相互の転動によ
って生ぜしめられるアンバランスを阻止する。
は異なって、半径方向内側でボス4にかつ半径方向外側
で一方のプラネット支持体9の付加部70に受容され
る、転がり軸受け63を有する支承部60が配置されて
いる。第9図の実施例の場合と同様に、支承部60は軸
方向で確保されかつ歯車7,20,24相互の転動によ
って生ぜしめられるアンバランスを阻止する。
【0081】支承部60の同様に簡単な実施例は第11
図で図示されている。この場合、被駆動側のはずみ質量
体45に連結される支持体62は、支持体の半径方向内
側の端部がウェブ71を介してボス4に接触するまで、
半径方向内向きに案内されている。この場合、金属・金
属接触が生ずるが、同様に、支持体62のウェブ71と
ボス4との間にプラスチックリングを取り付けることが
できるという、可能性が得られる。
図で図示されている。この場合、被駆動側のはずみ質量
体45に連結される支持体62は、支持体の半径方向内
側の端部がウェブ71を介してボス4に接触するまで、
半径方向内向きに案内されている。この場合、金属・金
属接触が生ずるが、同様に、支持体62のウェブ71と
ボス4との間にプラスチックリングを取り付けることが
できるという、可能性が得られる。
【0082】第12図では、第2図実施例のボス構成と
は異なる構成が図示されている。ボス4は、肉薄に形成
されていてかつ被駆動側のはずみ質量体45の方向に先
細に形成されている。実施例では、ボス4の先細の端部
には、半径方向で特にコンパクトに形成された支承部6
0が支持されていて、この支承部の半径方向外面は、太
陽歯車内に並びに被駆動側のはずみ質量体45の半径方
向内側の端部に受容されている。従って、太陽歯車内及
び被駆動側のはずみ質量体45を介して軸線方向の運動
を阻止されている支承部60は、歯車7,20,24相
互の半径方向相対位置を不変にするためにかつこのよう
にしてアンバランスを阻止するためにも用いられる。
は異なる構成が図示されている。ボス4は、肉薄に形成
されていてかつ被駆動側のはずみ質量体45の方向に先
細に形成されている。実施例では、ボス4の先細の端部
には、半径方向で特にコンパクトに形成された支承部6
0が支持されていて、この支承部の半径方向外面は、太
陽歯車内に並びに被駆動側のはずみ質量体45の半径方
向内側の端部に受容されている。従って、太陽歯車内及
び被駆動側のはずみ質量体45を介して軸線方向の運動
を阻止されている支承部60は、歯車7,20,24相
互の半径方向相対位置を不変にするためにかつこのよう
にしてアンバランスを阻止するためにも用いられる。
【0083】第13図で図示のねじり振動緩衝装置の実
施例では、プラネット支持体9ははずみ質量体1及び壁
部62に直接関与させて形成されている。プラネット歯
車20は、リベット22を介してプラネット支持体9に
連結されていていて、この場合、プラネット歯車は、半
径方向外側で中空歯車24にかつ半径方向内側で太陽歯
車7に係合している。中空歯車24は同時にばね装置2
8を負荷するのに用いられ、このばね装置は、プラネッ
ト歯車20の半径方向外側に配置されていてかつ他方の
側で、周方向で例えば引込み部によって形成された負荷
領域においてはずみ質量体1及び壁部62に支持されて
いる。ばね装置28の半径方向外側には、ばね装置を少
なくとも遠心力作用下で半径方向で支持する摩耗防止手
段72が設けられている。図示の実施例では、摩耗防止
手段は挿入された中間層によって形成されている。摩耗
防止手段の別の構成は、例えば、公開内容が少なくとも
この限りにおいて本発明に統合されている西ドイツ国特
許出願公開第3745117号明細書で開示されてい
る。
施例では、プラネット支持体9ははずみ質量体1及び壁
部62に直接関与させて形成されている。プラネット歯
車20は、リベット22を介してプラネット支持体9に
連結されていていて、この場合、プラネット歯車は、半
径方向外側で中空歯車24にかつ半径方向内側で太陽歯
車7に係合している。中空歯車24は同時にばね装置2
8を負荷するのに用いられ、このばね装置は、プラネッ
ト歯車20の半径方向外側に配置されていてかつ他方の
側で、周方向で例えば引込み部によって形成された負荷
領域においてはずみ質量体1及び壁部62に支持されて
いる。ばね装置28の半径方向外側には、ばね装置を少
なくとも遠心力作用下で半径方向で支持する摩耗防止手
段72が設けられている。図示の実施例では、摩耗防止
手段は挿入された中間層によって形成されている。摩耗
防止手段の別の構成は、例えば、公開内容が少なくとも
この限りにおいて本発明に統合されている西ドイツ国特
許出願公開第3745117号明細書で開示されてい
る。
【0084】太陽歯車7は、別のはずみ質量体45に回
動不能に連結されていてひいてはねじり振動緩衝装置の
被駆動側のエレメントとして用いられる。
動不能に連結されていてひいてはねじり振動緩衝装置の
被駆動側のエレメントとして用いられる。
【0085】プラネット歯車20は図示の実施例では、
伝達比を実現するために2段で構成されていてかつ小径
部もしくは歯数の少ない歯車部分で中空歯車24に連結
されているのに対して、大径部で、つまり歯数の多い歯
車部分で太陽歯車7に噛み合っている。遊星歯車伝動装
置の伝達比は、プラネット歯車20のこのような構成に
よって、プラネット歯車の歯数もしくは作用直径の間の
比だけ高められる。図示の実施例では、前記伝達比増大
はほぼ1.3の範囲である。
伝達比を実現するために2段で構成されていてかつ小径
部もしくは歯数の少ない歯車部分で中空歯車24に連結
されているのに対して、大径部で、つまり歯数の多い歯
車部分で太陽歯車7に噛み合っている。遊星歯車伝動装
置の伝達比は、プラネット歯車20のこのような構成に
よって、プラネット歯車の歯数もしくは作用直径の間の
比だけ高められる。図示の実施例では、前記伝達比増大
はほぼ1.3の範囲である。
【0086】この実施例の場合にも、両はずみ質量体
1,45は互いに支承部60によって位置決めされるの
で、構成部材相互の軸方向の位置決めもしくは正確なセ
ンタリングが得られる。この実施例でも、上述のように
作用する摩擦装置13が設けられている。
1,45は互いに支承部60によって位置決めされるの
で、構成部材相互の軸方向の位置決めもしくは正確なセ
ンタリングが得られる。この実施例でも、上述のように
作用する摩擦装置13が設けられている。
【0087】第14図で図示のねじり振動緩衝装置は、
ほぼ第13図で図示のねじり振動緩衝装置に相応してい
るが、付加的に滑りクラッチ(Rutschkupplung)73と
してのトルク制限機構が設けられている。このために、
プラネット支持体9は、直接第1のはずみ質量体1及び
壁部62によって形成されるのではなく、別個の構成部
材として形成され、この構成部材は、リベット22を介
してプラネット歯車20を支承しかつ第1のはずみ質量
体1と壁部62との間で軸線方向に緊定されてねじり振
動緩衝装置内に組み込まれている。滑りクラッチ73を
形成するために、プラネット支持体9は直接又は摩擦ラ
イニング74を間挿して緊定される。滑りモーメントを
規定する軸方向力は、図示の実施例では、皿ばね75と
しての軸方向に作用する蓄力部材によってもたらされ、
皿ばねは、半径方向内側範囲でプラネット支持体9にか
つ半径方向外側範囲で壁部62に支持されている。
ほぼ第13図で図示のねじり振動緩衝装置に相応してい
るが、付加的に滑りクラッチ(Rutschkupplung)73と
してのトルク制限機構が設けられている。このために、
プラネット支持体9は、直接第1のはずみ質量体1及び
壁部62によって形成されるのではなく、別個の構成部
材として形成され、この構成部材は、リベット22を介
してプラネット歯車20を支承しかつ第1のはずみ質量
体1と壁部62との間で軸線方向に緊定されてねじり振
動緩衝装置内に組み込まれている。滑りクラッチ73を
形成するために、プラネット支持体9は直接又は摩擦ラ
イニング74を間挿して緊定される。滑りモーメントを
規定する軸方向力は、図示の実施例では、皿ばね75と
しての軸方向に作用する蓄力部材によってもたらされ、
皿ばねは、半径方向内側範囲でプラネット支持体9にか
つ半径方向外側範囲で壁部62に支持されている。
【0088】滑りクラッチ73によって、ねじり振動緩
衝装置を、例えば共振の場合に生ずるような過剰トルク
もしくは許容し得ない負荷ピークから防護することがで
き、この場合、滑りクラッチ73の伝達可能なトルクが
最大のエンジントルク以上であると、有利である。
衝装置を、例えば共振の場合に生ずるような過剰トルク
もしくは許容し得ない負荷ピークから防護することがで
き、この場合、滑りクラッチ73の伝達可能なトルクが
最大のエンジントルク以上であると、有利である。
【0089】第14図で図示のねじり振動緩衝装置の場
合にも、チャンバ44はペースト状の媒体で充填可能で
あり、この場合、滑りクラッチ73は同時に所定のシー
ル機能を担うので、場合によって必要になる、(例えば
第13図で図示されているような)切欠き76範囲の閉
鎖栓体が不要になる。しかもこのような閉鎖栓体は第1
3図で図示の実施例の場合にも省くことができ、この場
合、このことは例えば、ペースト状の媒体のコンシステ
ンシーに関連している。
合にも、チャンバ44はペースト状の媒体で充填可能で
あり、この場合、滑りクラッチ73は同時に所定のシー
ル機能を担うので、場合によって必要になる、(例えば
第13図で図示されているような)切欠き76範囲の閉
鎖栓体が不要になる。しかもこのような閉鎖栓体は第1
3図で図示の実施例の場合にも省くことができ、この場
合、このことは例えば、ペースト状の媒体のコンシステ
ンシーに関連している。
【0090】第15図で図示の実施例は、プラネット歯
車20の構成を除いて、第14図で図示の実施例に相応
している。第15図で図示のプラネット歯車20は、従
来のように構成された歯車(つまり多段ではない)であ
るので、このねじり振動緩衝装置の場合、伝達比は中空
歯車24及び太陽歯車7の作用直径もしくは歯数から得
られる。第14図及び第15図の実施例では、前述の実
施例の場合と同様に、摩擦装置13が設けられている。
車20の構成を除いて、第14図で図示の実施例に相応
している。第15図で図示のプラネット歯車20は、従
来のように構成された歯車(つまり多段ではない)であ
るので、このねじり振動緩衝装置の場合、伝達比は中空
歯車24及び太陽歯車7の作用直径もしくは歯数から得
られる。第14図及び第15図の実施例では、前述の実
施例の場合と同様に、摩擦装置13が設けられている。
【0091】本発明により提示された請求の範囲は、広
範の特許防護を得るための先入観のない形式的な提案で
ある。本願出願人は、これまで明細書及び/又は図面で
のみ開示された特徴以外の別の特徴を請求することを保
留する。
範の特許防護を得るための先入観のない形式的な提案で
ある。本願出願人は、これまで明細書及び/又は図面で
のみ開示された特徴以外の別の特徴を請求することを保
留する。
【0092】従属請求項で記載の構成によって本発明の
別の構成が可能である。しかし、従属請求項の独自の特
徴を放棄するものではない。
別の構成が可能である。しかし、従属請求項の独自の特
徴を放棄するものではない。
【0093】従属請求項の構成によって、その他の請求
項とは無関係な独自の構成が得られる。
項とは無関係な独自の構成が得られる。
【0094】本発明は図示の実施例に限定されるもので
はない。むしろ本発明の範囲において種種の変更及び修
正が可能である。明細書及び図面並びに請求の範囲記載
の特徴及びエレメント並びにプロセスステップに関連し
て、個々に及び組み合わせて発明性を有する変化構成、
エレメント、組み合わせ及び/又は材料も可能である。
組み合わされた特徴により、新たな構成並びに新たなプ
ロセスステップもしくはプロセスステップ順序、特に製
作、チェック及び作業プロセスが得られる。
はない。むしろ本発明の範囲において種種の変更及び修
正が可能である。明細書及び図面並びに請求の範囲記載
の特徴及びエレメント並びにプロセスステップに関連し
て、個々に及び組み合わせて発明性を有する変化構成、
エレメント、組み合わせ及び/又は材料も可能である。
組み合わされた特徴により、新たな構成並びに新たなプ
ロセスステップもしくはプロセスステップ順序、特に製
作、チェック及び作業プロセスが得られる。
【図1】少なくとも部分的に、ペースト状の媒体で充填
されたチャンバ内に配置された遊星歯車伝動装置並びに
出力側に設けられたばね装置を有するねじり振動緩衝装
置の部分断面斜視図。
されたチャンバ内に配置された遊星歯車伝動装置並びに
出力側に設けられたばね装置を有するねじり振動緩衝装
置の部分断面斜視図。
【図2】第1図II-II線に沿った断面図。
【図3】入力側のばね装置を有する、少なくとも部分的
にチャンバ内に配置された遊星歯車伝動装置を装備した
第2図と同様の断面図。
にチャンバ内に配置された遊星歯車伝動装置を装備した
第2図と同様の断面図。
【図4】チャンバ外部に配置された遊星歯車伝動装置を
有する第3図と同様の断面図。
有する第3図と同様の断面図。
【図5】駆動側のはずみ質量体とプラネット支持体との
間に駆動側のばね装置を有する遊星歯車伝動装置の原理
図。
間に駆動側のばね装置を有する遊星歯車伝動装置の原理
図。
【図6】駆動側のはずみ質量体と被駆動側のはずみ質量
体との間にばね装置を有する第5図に相応する図。
体との間にばね装置を有する第5図に相応する図。
【図7】中空歯車とプラネット支持体との間に被駆動側
のばね装置を有する第5図に相応する図。
のばね装置を有する第5図に相応する図。
【図8】プラネット支持体が出力側のはずみ質量体とし
て作用する第5図に相応する図。
て作用する第5図に相応する図。
【図9】駆動側のはずみ質量体と被駆動側のはずみ質量
体との間に支承部を有する第5図に相応する図。
体との間に支承部を有する第5図に相応する図。
【図10】駆動側のはずみ質量体とプラネット支持体と
の間に支承部を有する第9図に相応する図。
の間に支承部を有する第9図に相応する図。
【図11】駆動側のはずみ質量体と被駆動側のはずみ質
量体との間に滑り軸受けを有する第2図に相応する図。
量体との間に滑り軸受けを有する第2図に相応する図。
【図12】小径の支承部を有する第9図に相応する図。
【図13】ねじり振動緩衝装置の別の実施例の断面図。
【図14】滑りクラッチを備えた第13図に相応する
図。
図。
【図15】滑りクラッチを備えた第13図に相応する
図。
図。
1,45 はずみ質量体 4 ボス 7 太陽歯車 8 フランジ 9 プラネット支持体 13 摩擦装置 18 スリーブ 20 プラネット歯車 24 中空歯車 26 リング 28 ばね装置 30 ばね 33 滑りシュー 40,42 シールプレート 44 チャンバ 48 摩擦リング 50 中間質量体 60 支承部 61 ピン 62 壁部 65 絶縁シールド 71 ウェブ 75 皿ばね 73 滑りクラッチ 74 摩擦ライニング
Claims (59)
- 【請求項1】 本願明細書に相応する特別な構成及び作
用形式を特徴とする、互いに相対回動可能な少なくとも
2つのはずみ質量体を有するねじり緩衝装置。 - 【請求項2】 回転衝撃、特に内燃機関のトルク変動を
吸収もしくは補償するためのねじり振動緩衝装置であっ
て、両はずみ質量体の間の力伝達経路内に設けられた緩
衝装置の作用に抗して互いに回動可能な2つのはずみ質
量体が設けられていて、前記緩衝装置が、少なくとも周
方向で作用する蓄力部材並びに遊星歯車伝動装置を有し
ており、前記はずみ質量体の一方が、内燃機関にかつ他
方が伝動装置の入力部材に連結可能である形式のものに
おいて、両はずみ質量体の間の力伝達経路内に、トルク
制限機構が設けられていることを特徴とする、ねじり振
動緩衝装置。 - 【請求項3】 駆動側の伝達エレメントと、該伝達エレ
メントに対して相対的に回動可能な、一方の側で太陽歯
車にかつ他方の側で中空歯車に係合する少なくとも1つ
のプラネット歯車を有する少なくとも1つのプラネット
支持体と、被駆動側の伝達エレメントとが設けられてお
り、伝達エレメントの一方が、ばね装置用の制御手段を
有しており、駆動側の伝達エレメント並びに被駆動側の
伝達エレメントに、それぞれ1つのはずみ質量体が配置
されていて、該はずみ質量体の少なくとも一方が、遊星
歯車伝動装置の、中間質量体として作用する少なくとも
1つのエレメント、例えば、太陽歯車、プラネット支持
体、中空歯車にばね装置を介して連結されており、中間
質量体が、両質量体相互の回転数及びに回転装置に関連
した運動のために駆動可能である形式のものにおいて、
両はずみ質量体の間の力伝達経路内に、トルク制限機構
が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2記
載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項4】 両はずみ質量体の一方が、プラネット歯
車を介して、中間質量体並びに別のはずみ質量体に連結
されており、中間質量体が、ばね装置を介してはずみ質
量体の一方に連結されていることを特徴とする、請求項
3記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項5】 両はずみ質量体の一方が、ばね装置を介
して他方のはずみ質量体に係合していてかつこのはずみ
質量体と同様に、プラネット歯車を介して中間質量体に
連結されていることを特徴とする、請求項3記載のねじ
り振動緩衝装置。 - 【請求項6】 両はずみ質量体の一方が、プラネット歯
車を介して中間質量体にかつばね装置を介して他方のは
ずみ質量体に係合していることを特徴とする、請求項3
記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項7】 両はずみ質量体の一方が中空歯車をかつ
中間質量体がプラネット支持体を有していることを特徴
とする、請求項4記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項8】 両はずみ質量体の一方がプラネット支持
体をかつ中間質量体が中空歯車を有していることを特徴
とする、請求項4記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項9】 両はずみ質量体の一方に、遊星歯車伝動
装置のエレメント、例えば、プラネット支持体、中空歯
車の少なくとも一部を受容する切欠きが配属されている
ことを特徴とする、請求項3記載のねじり振動緩衝装
置。 - 【請求項10】 切欠きが、はずみ質量体の一方によっ
て少なくとも部分的に取り囲まれるチャンバによって形
成されていて、該チャンバが、ペースト状の媒体を有し
かつこの媒体の流出を阻止するシールを備えていること
を特徴とする、請求項9記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項11】 互いに間隔を置いて配置された平行な
2つのプラネット歯車が設けられており、プラネット支
持体が、遊星歯車伝動装置のエレメント、例えば、プラ
ネット歯車、中空歯車の少なくとも一部を両側で覆うよ
うに、ペースト状の媒体用の抑制手段を成していてかつ
プラネット支持体の半径方向内側の端部を受容するはず
み質量体に密接するまで延びていることを特徴とする、
請求項9記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項12】 チャンバが、周方向範囲で、それぞれ
のはずみ質量体に形成されたリングによって取り囲まれ
ていて、該リングが、少なくとも一方の側で、チャンバ
用のシールプレートとして、遊星歯車伝動装置の所属の
エレメントの外面に接触する半径方向内向きに突入する
シールを有していることを特徴とする、請求項9記載の
ねじり振動緩衝装置。 - 【請求項13】 シールが、それぞれのはずみ質量体に
面したリング側に、はずみ質量体に対してチャンバを閉
鎖するカバープレートを有していることを特徴とする、
請求項12記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項14】 はずみ質量体の一方が、それぞれ他方
のはずみ質量体に面した側に、このはずみ質量体用の軸
方向運動防止手段を有していることを特徴とする、請求
項3記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項15】 運動防止手段が、摩擦リングによって
形成されていて、該摩擦リングとクラッチ軸線との間隔
が、所要の基礎摩擦に関連していることを特徴とする、
請求項14記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項16】 摩擦装置が設けられており、遊星歯車
伝動装置のエレメント、例えばプラネット支持体が、半
径方向内側領域で突起を有していて、該突起が、周方向
で予め規定可能な遊びをもって、対応するはずみ質量体
上に支承された摩擦装置の切欠き内に係合していること
を特徴とする、請求項3記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項17】 摩擦装置が、軸方向で有利には、両は
ずみ質量体の一方と遊星歯車伝動装置のエレメント、例
えば、太陽歯車との間に配置されていてかつ摩擦ディス
クに支持される皿ばねを有していることを特徴とする、
請求項3記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項18】 はずみ質量体の一方が、ペースト状の
媒体で少なくとも部分的に充填されたチャンバ並びにチ
ャンバ内に配置されたばね装置用の制御エレメントを有
していて、前記ばね装置が、他端でプラネット支持体に
支持されていることを特徴とする、請求項3記載のねじ
り振動緩衝装置。 - 【請求項19】 プラネット支持体並びに遊星歯車伝動
装置のその他のエレメント、例えば、太陽歯車、プラネ
ット歯車、中空歯車が、チャンバと他方のはずみ質量体
との間に設けられた切欠き内に配置されていることを特
徴とする、請求項18記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項20】 チャンバが、軸線方向で、遊星歯車伝
動装置のエレメント、例えば、プラネット歯車、中空歯
車の少なくとも一部を受容するために十分大きく構成さ
れていることを特徴とする、請求項18記載のねじり振
動緩衝装置。 - 【請求項21】 チャンバが、半径方向外側でフライホ
イールに固定された内向き延びる壁部によって制限され
ていて、該壁部が、遊星歯車伝動装置の所属のエレメン
ト、例えば、プラネット歯車と関連してシールのために
設けられていることを特徴とする、請求項18記載のね
じり振動緩衝装置。 - 【請求項22】 プラネット支持体が、チャンバを有す
るはずみ質量体上に支承されていてかつ自体他方のはず
み質量体用の支承エレメントとして用いられていること
を特徴とする、請求項18記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項23】 プラネット支持体が、他方のはずみ質
量体を回動不能に受容していることを特徴とする、請求
項3記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項24】 異なる3つの質量体の少なくとも2つ
の間に、それぞれの両質量体を予め規定可能な半径方向
の相対位置で互いに保持する支承部が設けられているこ
とを特徴とする、請求項3記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項25】 支承部が、駆動側のはずみ質量体に配
属されたボスと中間質量体として作用するプラネット支
持体との間に配置されていることを特徴とする、請求項
24記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項26】 支承部が、ボスと被駆動側のはずみ質
量体に配属された支持体との間に受容されていることを
特徴とする、請求項24記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項27】 支承部が、転がり軸受けによって形成
されていて、該転がり軸受けが、半径方向内面でボスに
よってかつ半径方向外面でそれぞれ所属の質量体によっ
て、軸方向運動を阻止されているいることを特徴とす
る、請求項24記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項28】 転がり軸受けの半径方向外面に、有利
にはL字形横断面の絶縁シールドが配属されていること
を特徴とする、請求項27記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項29】 それぞれの両質量体が、滑り軸受けを
形成して互いに直接支持されていることを特徴とする、
請求項24記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項30】 被駆動側のはずみ質量体の支持体が、
駆動側のはずみ質量体に配属されたボスに載着している
ことを特徴とする、請求項29記載のねじり振動緩衝装
置。 - 【請求項31】 ボスが、被駆動側のはずみ質量体に面
した端部で、駆動側のはずみ質量体に面した端部に比し
て先細に形成されていて、該先細の端部で、半径方向寸
法の小さな支承部を介して、半径方向で被駆動側のはず
み質量体を支持していることを特徴とする、請求項24
記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項32】 支承部の半径方向外面に、半径方向
で、太陽歯車が支持されていることを特徴とする、請求
項31記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項33】 ばね装置もしくは蓄力部材が、コイル
ばねを有していることを特徴とする、請求項1から31
までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項34】 コイルばねが、大きな長さ/直径比を
有するアーチ形ばねとして構成されていることを特徴と
する、請求項33記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項35】 コイルばねが、小さな長さ/直径比を
有する短いばねとして構成されていることを特徴とす
る、請求項33記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項36】 多数のばねが、周方向で相前後してし
かも直列に作用するように配置されていることを特徴と
する、請求項35記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項37】 単数又は複数のばね装置もしくは蓄力
部材が、遊星歯車伝動装置の半径方向外側に配置されて
いることを特徴とする、請求項1から36までのいずれ
か1項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項38】 蓄力部材が、少なくとも遠心力の作用
を受けて半径方向外側で摩耗防止手段に支持されている
ことを特徴とする、請求項1から37までのいずれか1
項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項39】 プラネット歯車が、伝達比を形成する
ためにそれぞれ2段で構成されていることを特徴とす
る、請求項1から38までのいずれか1項記載のねじり
振動緩衝装置。 - 【請求項40】 トルク制限機構を介して、少なくとも
最大のエンジントルクが伝達可能であることを特徴とす
る、請求項1から39までのいずれか1項記載のねじり
振動緩衝装置。 - 【請求項41】 プラネット歯車支持体が、トルク制限
機構の主要構成部材であることを特徴とする、請求項1
から40までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝装
置。 - 【請求項42】 プラネット歯車支持体が、トルク制限
機構に連結されていることを特徴とする、請求項41項
記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項43】 プラネット歯車支持体が、トルク制限
機構に回動不能に連結されていることを特徴とする、請
求項42項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項44】 トルク制限機構が、摩擦力結合ではず
み質量体の一方に連結されていることを特徴とする、請
求項1から43までのいずれか1項記載のねじり振動緩
衝装置。 - 【請求項45】 トルク制限機構が、摩擦力結合で第1
のはずみ質量体に連結されていることを特徴とする、請
求項44項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項46】 トルク制限機構が、チャンバを形成す
る壁部と協働していることを特徴とする、請求項1から
45までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項47】 壁部が、はずみ質量体の一方と一体に
構成されていることを特徴とする、請求項46項記載の
ねじり振動緩衝装置。 - 【請求項48】 壁部が、第1のはずみ質量体と一体に
構成されていることを特徴とする、請求項47項記載の
ねじり振動緩衝装置。 - 【請求項49】 トルク制限機構が、摩擦ライニングを
備えていることを特徴とする、請求項1から48までの
いずれか1項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項50】 トルク制限機構が、軸方向で作用する
蓄力部材を有していることを特徴とする、請求項1から
49までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項51】 蓄力部材が、皿ばねとして構成されて
いることを特徴とする、請求項50記載のねじり振動緩
衝装置。 - 【請求項52】 軸方向で作用する蓄力部材が、チャン
バを形成する壁部と協働していることを特徴とする、請
求項50又は51記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項53】 付加的な摩擦装置が設けられているこ
とを特徴とする、請求項1から52までのいずれか1項
記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項54】 付加的な摩擦装置が、トルク制限機構
の半径方向内側に配置されていることを特徴とする、請
求項53記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項55】 付加的な摩擦装置が、少なくともはず
み質量体相互の回動角の部分範囲に亘って、作用しない
ように構成されていることを特徴とする、請求項53又
は54記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項56】 付加的な摩擦装置が、第2のはずみ質
量体に係合接続式に連結されていることを特徴とする、
請求項53から55までのいずれか1項記載のねじり振
動緩衝装置。 - 【請求項57】 係合接続部が遊びを有していることを
特徴とする、請求項56記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項58】 遊星歯車伝動装置を過負荷から防護す
るために、少なくとも1つのストッパが設けられてお
り、少なくとも1つのストッパが、遊星歯車伝動装置に
対して平行に作用することを特徴とする、請求項1から
57までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝装置。 - 【請求項59】 ストッパが、弾性的に構成されている
ことを特徴とする、請求項58記載のねじり振動緩衝装
置。
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