JPH09120671A - データおよび状態メモリを有する大メモリ容量のdimm - Google Patents
データおよび状態メモリを有する大メモリ容量のdimmInfo
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Abstract
サ・コンピュータ・システムにおいて使用するための大
記憶容量デュアル・インライン・メモリ・モジュール
(DIMM)は、データを記憶するためのデータ・メモ
リと、データの少くとも一部に対応する状態またはディ
レクトリ情報を記憶するための状態メモリとを含む。D
IMMによりデータと状態情報を独立してアクセスする
ことができるようになる。DIMMは複数の記憶容量に
構成することが可能である。
Description
・メモリの分野に関し、さらに詳しくは、ダイナミック
・ランダム・アクセス・メモリ・デュアル・インライン
・メモリ・モジュールに関する。
状態メモリを有するDIMMペア」と題する1995年
5月15日付の共通に所有され同時係属中の米国特許出
願第08/440,967号に関連する。
モリ(dynamic random access memory:DRAM)シン
グル・インライン・メモリ・モジュール(single in-li
ne memory module:SIMM)およびデュアル・インラ
イン・メモリ・モジュール(dual in-line memory modu
le:DIMM)は、パーソナル・コンピュータ(P
C)、ワークステーション、スーパーコンピュータ、等
を含むあらゆる規模のコンピュータ・システムの半導体
主メモリの好適な実装である。SIMMとDIMMの双
方ともプリント回路基板(printed circuit board:PC
B)を含み、プリント基板はコネクタ・ソケットへの物
理的および電気的接続のために、PCBの対向する側面
に複数の信号パッドを有するエッジ・コネクタを有す
る。DRAMまたは同期DRAM集積回路チップがPC
Bに装着され、各種コネクタ信号パッドに電気的に接続
される。SIMMは電気的に接続された対向する信号パ
ッドを持つので、それぞれの対が1つの信号を搬送(car
ry) する。DIMMでは、対向するパッドが接続されな
いためそれぞれのパッドは別の信号を搬送する。しかし
メモリ技術において術語SIMMとDIMMはしばしば
同義語的に使用されている。公知のDRAM SIMM
の詳細な説明は共通に保有されるAlexander らの米国特
許第5,272,664号に見ることができる。
ムでは、主メモリは分散共用メモリまたは集中(即ち非
分散)メモリとして実装される。各プロセッサは一般に
ローカル・キャッシュを有する。したがって、プロセッ
サはキャッシュ・コヒーレンス(cache coherence) を維
持する必要がある。キャッシュ・コヒーレンスを有する
既存の多くのマルチプロセッサは、コヒーレンス維持の
ためスヌーピング(snooping)に依存する。これを実現す
るため、全てのプロセッサが共通バスに接続される。プ
ロセッサはバスを「スヌープする(snoop) 」。つまり、
どのデータ項目をどのプロセッサがキャッシュしている
かについての情報が全てのキャッシュの間に分散され
る。したがって簡単なスヌーピング方式では、全てのキ
ャッシュが全てのプロセッサからのあらゆるメモリ要求
を見ている必要がある。これは共通バスと個別のプロセ
ッサ・キャッシュがいずれ飽和してしまうためシステム
のスケーラビリティ(scalability) を本質的に制限する
ことになる。今日の高性能RISCプロセッサでは、数
個のプロセッサでも飽和が発生し得る。
キャッシュへあらゆるメモリ要求をブロードキャスト(b
roadcast) する必要性を排除することにより、スヌーピ
ング方式に見られたスケーラビリティの問題を回避して
いる。ディレクトリは、各メモリ・ブロックのコピーを
保持しているプロセッサ・キャッシュへのポインタを保
持する。コピーを有するキャッシュだけがメモリ・ブロ
ックへのアクセスにより影響を受け、このようなキャッ
シュだけにアクセスを通知する(notify)必要がある。し
たがって、プロセッサ・キャッシュと相互接続は、コヒ
ーレンス要求により飽和することがない。さらに、ディ
レクトリに基づいたコヒーレンスは、大半のスヌーピン
グ方式で使用しているバスのような特定の何らかの相互
接続ネットワークに依存しない。
プロセッサはほんの少しだけ開発された。該DSMシス
テムの例は、Lenoski, Daniel らの"The Stanford Dash
Multiprocessor"「スタンフォード・ダッシュ・マルチ
プロセッサ」, IEEE, pp. 63-79, March 1992 に記載の
スタンフォード大学Dashマルチプロセッサ、Chaiken,Da
vidらの"LimitLESS Directories: A Scalable Cache Co
herence Scheme"「無制限ディレクトリ:スケーラブル
・キャッシュ・コヒーレンス方式」,ACM, pp.224-234,
1991に記載されたマサチューセッツ工科大学(MIT )A
lewife マルチプロセッサ、Brewer, Tony, "A Highly S
calable System Utilizing up to 128PA-RISC Processo
r"「128個のPA−RISCプロセッサまで利用する
高度にスケーラブルなシステム」, IEEE, pp. 133-140,
1995 に記載のConvex Computer 社のExemplarマルチプ
ロセッサを含む。
は、主メモリは最大メモリ容量のために結線(hardwire)
された。MIT マルチプロセッサとConvex Computer 社の
マルチプロセッサでは、ディレクトリ情報は主メモリに
記憶された。つまり、データとディレクトリ情報は順次
アクセスする必要があり、メモリ帯域幅を制限する。
対応しかつデータ・メモリとディレクトリ・メモリ両方
の簡単なメモリ拡張が現時点で支持されるような方法
で、DSMマルチプロセッサ・コンピュータ・システム
において主メモリを実装するための技術である。
した第1と第2のメモリとを含むデュアル・インライン
・メモリ・モジュール(DIMM)である。第1のメモ
リはデータを記憶するように構成されてデータ・メモリ
と呼ばれる。第2のメモリは状態メモリと呼ばれ、デー
タ・メモリに記憶されたデータの少くとも一部に対応す
る状態情報を記憶するように構成される。状態情報は、
たとえばキャッシュ・コヒーレンス情報(即ちデータの
ブロックがキャッシュされているか否かとどこにある
か、またデータの最新のコピーがどこに存在するかにつ
いての情報)、データ・メモリ内のデータへのアクセス
権(access rights) に関する情報、ページ移送(page mi
gration)情報、その他を含む。本発明のDIMMでは、
状態メモリ内の状態情報をデータ・メモリ内のデータと
は別にアクセスできる。「別に」とは、状態情報をデー
タ・メモリ内に記憶されたデータとは独立しておよび/
または並列に読み書きできることを表わす。
リ(DSM)マルチプロセッサの主メモリを実装するの
に用いることができる。DIMM構成はメモリを容易に
更新または交換できるような機構を提供する。状態情報
はデータと一緒にDIMMに記憶されるので、最適なメ
モリ管理方式が提供される。
メガバイトのデータ記憶容量と、4メガバイトのECC
(error correcting code:エラー訂正符号)をデータ・
メモリに提供する。これを実現するため、DIMMは2
Mbitで72ビット幅(2M×72)の2つのメモリ
バンク部分(DIMM回路基板の一側面当たり1つ)を
含む。72ビットのうち、64ビットがデータ用、8ビ
ットがECC用である。状態メモリは1メガビットで1
6ビット幅(1M×16)の状態情報容量を含む。本実
施例は複数の同期(synchronous) 、ダイナミック、ラン
ダム・アクセス・メモリ(SDRAM)チップを使用し
て実施できる。
おおよそ高さ1.34インチ、長さ6.6インチ(DI
MM基板は一般に、別の回路基板と直角にエッジ・コネ
クタ経由で装着するので、幅寸法が高さとして与えられ
ることに留意されたい)、長さ122パッドで幅2パッ
ド分のエッジ・コネクタを回路基板の一方の縦方向のエ
ッジに沿って含む。データ・メモリは18個の2メガビ
ットで8ビット幅(2M×8)のSDRAMチップを用
いて実装した。SDRAMチップ9個を回路基板の正面
に装着し、9個を回路基板の裏面に装着する。状態メモ
リは1つの1メガビットで16ビット幅(1M×16)
のSDRAMチップを用いて実装し回路基板の正面に装
着する。
・メモリと状態メモリ用に別々のデータおよびアドレス
パッドを提供し、各メモリを独立して、また所望するな
ら並列に、アクセスできる。アドレスおよび制御バッフ
ァは、回路基板の各面に提供される。それぞれのアドレ
スおよび制御バッファは、データ・メモリの半分につい
てSDRAMチップへのアドレスおよび制御線全部につ
いてのバッファリングを提供する。さらに、1つのクロ
ック駆動回路(clock driver)をDIMMのSDRAMチ
ップ全部に提供する。クロック駆動回路は2つの重要な
機能を提供する。第1に、クロック駆動回路はクロック
信号の供給源に過度に負荷をかけることなく、各SDR
AMチップを駆動するだけの充分な駆動電流容量(drive
currentcapacity)を提供する。第2に、クロック駆動
回路は、クロック駆動回路のバッファリング/駆動回路
により導入されるあらゆるスキュー(skew)または遅延を
排除するフェーズ・ロック・ループ(phase lock loop)
機能を提供する。
メガバイトのデータ記憶容量と8メガバイトのECCを
提供し、データ・メモリで、合計72メガバイトのデー
タ容量である。これを実現するため、DIMMは容量4
メガビットで72ビット幅(4M×72)の2つのメモ
リ・バンク部分を含む。状態メモリは2メガビットで1
6ビット幅(2M×16)の状態情報容量を含む。
4メガビットで4ビット(4M×4)のSDRAMチッ
プを用いて実装している。この実装はピギーバック式(p
iggy-back fashion)で第1の回路基板上に装着した第2
の回路基板を必要とする。データ・メモリのSDRAM
チップ18個は、実質的に第1の実施例で説明したよう
に第1の回路基板上に装着し、別の18個のSDRAM
チップは同様の方法でピギーバック基板に装着する。状
態メモリは2個の2メガビットで8ビット幅(2M×
8)SDRAMチップを用いて実装する。チップの1つ
を第1の回路基板の各側面に装着する。36メガバイト
の実施例と同様に、72メガバイト実施例における第1
の回路基板は、単一のクロック駆動回路と2個のアドレ
スおよび制御バッファを含む。さらに、ピギーバック基
板はそれ自身の1つのクロック駆動回路とアドレスおよ
び制御バッファの対を含む。
用する。対の第1のDIMMは、データを記憶するため
の第1と第2のメモリ・バンク部分を有する第1のデー
タ・メモリと、第1のメモリバンクに記憶されたデータ
に対応する状態情報を記憶するように構成した第1の状
態メモリを含む。対の第2のDIMMは、データを記憶
するための第3と第4のメモリ部分を有する第2のデー
タ・メモリと、第2のメモリ・バンクに記憶されたデー
タに対応する状態情報を記憶するように構成した第2の
状態メモリを含む。第1のメモリバンクは、第1のDI
MMの第1のメモリ・バンク部分と、第2のDIMMの
第3のメモリ・バンク部分から形成する。第2のメモリ
・バンクは、第1のDIMMの第2のメモリ・バンク部
分と、第2のDIMMの第4のメモリ・バンク部分から
形成する。たとえば、第1のメモリ・バンク部分が第1
のDIMMの前面を表わし、第2のメモリ・バンク部分
は第1のDIMMの裏面を表わし、第3のメモリ・バン
ク部分は第2のDIMMの前面を表わし、第4のメモリ
・バンク部分は第2のDIMMの裏面を表わす場合、第
1のメモリ・バンクは第1と第2のDIMMの前面で表
わされ、一方第2のメモリ・バンク部分は第1と第2の
DIMMの裏面で表わされる。
・ワードDIMMを最適に提供し、DIMMのエッジ・
コネクタの物理的構成に非実際的な条件を押しつけるこ
となく実装される。たとえば、それぞれのDIMMは好
適実施例において244個のパッド・エッジ・コネクタ
を含む。このコネクタを用いて、それぞれのDIMMは
72ビット幅のデータパスを提供する。つまり、DIM
M対は144ビット幅のデータ・ワードを提供する。前
述の第1の実施例では、144ビット幅のデータ・ワー
ドがデータ記憶容量64メガバイト、ECC8メガバイ
トのDIMM対で提供される。前述の第2の実施例で
は、144ビット幅のデータ・ワードがデータ記憶容量
128メガバイト、ECC16メガバイトのDIMM対
で提供される。
場合、本発明のDIMM対は主メモリを実装するために
使用する。DSMマルチプロセッサの各プロセッサ・ノ
ードは主メモリの一部を含む。DIMMの36メガバイ
トと72メガバイトの実施例では、説明された状態メモ
リ構成が限られたノード数(たとえば16ノード)を有
するシステムで必要とされる状態情報に対応するのに充
分な容量を提供する。たとえば、前述の各状態メモリは
16ビット幅の状態情報ワードを含む。
セッサとキャッシュが存在することになる。さらなる状
態情報がさらなるキャッシュを追跡するために必要とさ
れる。したがって余剰ノード(extra nodes) に対応する
ためには状態メモリに多くのビットを必要とする。さら
なる状態メモリは状態メモリ専用(state memory-only)
DIMMによって提供できる。このDIMMは32ビッ
トのさらなる状態メモリを追加する。得られる状態メモ
リは48ビット幅の状態情報ワードを提供する。さらな
る状態メモリによりDSMマルチプロセッサは、従来の
ビット・ベクタを使用して64ノードまで、またフレキ
シブル・ディレクトリ・ビット・ベクタを使用して51
2ノードまでに対応可能である。
するDSMマルチプロセッサでは、本発明のDIMMに
よりディレクトリに基づくメモリ構造が、対に構成した
1種類のDIMMを用いて実装/アップグレイド(upgra
de) できる。512ノードまたはそれ以下を有するDS
Mマルチプロセッサでは、本発明のDIMMにより、本
発明のDIMM対と状態メモリを拡張する状態メモリ専
用DIMMを使用してディレクトリに基づくメモリ構造
を実装/アップグレイドできる。このようにして、本発
明のDIMMは有意な利点を提供する。第1に、プロセ
ッサ個数をアップグレイドする場合、既存のDIMMを
交換する必要がない。むしろ既存のDIMMにさらなる
DIMMおよび/または状態メモリ専用DIMMを単に
追加すれば良い。第2に、小さいシステムではDIMM
対に加えて状態メモリ専用DIMMではなく1つのDI
MM対しか必要としないので、このようなシステムのコ
ストを低減できる。第3に、1種類の同一のDIMM基
板を、また場合によっては同様に状態メモリ専用DIM
M基板を、主メモリとディレクトリ/状態メモリの実装
に使用するので、多数の異なる種類のメモリ・アセンブ
リを製造、在庫、流通する必要がない。
ト実施例と72メガバイト実施例を説明した。しかし本
発明のDIMMは他のデータ容量で製造できることは理
解されるべきである。たとえば,64メガビット(即ち
8M×8)SDRAMチップを使用して、128メガバ
イトのデータと16メガバイトのECC(チップ当たり
18チップ×8メガバイト)記憶容量を有する単一基板
のDIMMを製作することができる(データとECCを
含む)。これにより256メガバイトのデータ記憶容量
を有するDIMM対が得られる。ピギーバック基板を前
述の72メガバイトDIMM実施例に使用すると,64
メガバイトSDRAMチップを使用して256メガバイ
トのデータと32メガバイトのECCのDIMM、およ
び512メガバイトのデータと64メガバイトECCの
DIMM対を実装することが可能である。
ータ・メモリ用の36個のSDRAMに対応できるよう
にピギーバック基板を使用している。36SDRAMチ
ップに対応するためチップ・スタック技術(chip stacki
ng techniques)を用いても良いことは当業者には理解さ
れよう。チップ・スタック技術を使用する場合、ピギー
バック基板は不要である。
は、添付の図面に図示してある本発明の幾つかの好適実
施例の以下のさらに詳しい説明から明らかになろう。
は機能的に類似の要素を表わす。さらに、参照番号の一
番左の数字は参照番号が第1に出現した図面を表わして
いる。
ステップ、構成、配置について議論することになるが、
これは図示説明のためだけに行なわれることは理解され
るべきである。本発明の精神と範囲から逸脱することな
く他のステップ、構成、配置を使用できることは当業者
には理解されよう。
ry:DSM)マルチプロセッサ、たとえば共通に所有さ
れ同時係属中の"System and Method For Network Explo
ration and Access in a Multi-Processor Environmen
t" 「マルチプロセッサ環境におけるネットワーク探査
とアクセスのシステムおよび方法」と題する1995年
5月5日付米国特許出願第08/435,456号で説
明されているようなDSMマルチプロセッサでは、主コ
ンピュータ・メモリはプロセッサ・ネットワーク全体に
分散されている。主メモリのそれぞれの分散した部分
(ノード)は1つまたはそれ以上のローカル・プロセッ
サに関連付けることができる。このようなシステムで
は、メモリ管理が非常に複雑化する。前述の出願で説明
されているDSMマルチプロセッサは、メモリ管理を簡
略化するディレクトリに基づくキャッシュ・コヒーレン
ス方式を実装している。ディレクトリに基づくメモリ管
理システムは、以下の共通に所有され同時係属中の特許
出願に説明されている。
8/435,460号、発明の名称:"Directory-based
Coherence Protocol Allowing Efficient Dropping of
Clean-Exclusive Data"「クリーン・イクスクルーシブ
なデータの効率なドロッピングを認めるディレクトリに
基づくコヒーレンス・プロトコル」 1995年5月5日付け米国特許出願第08/435,
462号、発明の名称:"System and Method For a Mul
tiprocessor Partitioning to Support High Availabil
ity"「高度なアベイラビリティをサポートするためのマ
ルチプロセッサ・パーティショニングのシステムおよび
方法」 1995年5月5日付け米国特許出願第08/435,
464号、発明の名称:"Page Migration In a Non-Uni
form Memory Access (NUMA) System" 「不均一メモリ・
アクセス(NUMA)におけるページ移送」 1995年5月5日付け米国特許出願第08/435,
459号、発明の名称:"System and Method For Maint
aining Coherency of Virtual-to-Physical Memory Tra
nslations in a Multiprocessor Computer" 「マルチプ
ロセッサ・コンピュータにおける仮想対物理メモリ変換
のコヒーレンシを維持するシステムおよび方法」 1995年5月5日付け米国特許出願第08/435,
463号、発明の名称:"Cache Coherency Using Flexi
ble Directory Bit Vectors"「フレキシビル・ディレク
トリ・ビット・ベクタを用いたキャッシュ・コヒーレン
シ」 本発明は、上記で参照した特許出願に説明されているよ
うなDSMにおける主メモリを実装するためのデュアル
・インライン・メモリ・モジュール(DIMM)であ
る。有利にも、本発明はDIMMにデータ・メモリと状
態メモリの両方を提供する。これは、分散主メモリのイ
ンストレーション(installation)、置換(replacement)
、拡張(expansion) 、試験、拡大(extension) が容易
になる。
図である。DIMM102はプリント回路基板103
と、データ・メモリ104と、状態メモリ106を含
む。回路基板103は多層(multilayer)(たとえば8
層)でエッジ・コネクタ108を有するプリント回路基
板である。エッジ・コネクタ108は典型的にはデータ
・メモリ104と状態メモリ106のための電気通信全
部を提供する。エッジ・コネクタ108はコネクタ・ソ
ケット(図示していない)、たとえばコネチカット州ノ
ーウォークのBurndy社から入手可能なソケット部品番号
ELF244LFCE−4Z50等に挿入するように構
成されている。
110経由でデータ・メモリ104へのデータ・アクセ
スを可能にする複数のデータ・パッド118と、アドレ
スおよび制御パス112経由でデータ・メモリ104へ
アドレスおよび制御情報を通信するための複数のアドレ
ス・パッド120と、データ・パス114経由で状態メ
モリ106へデータ・アクセスを可能にする複数のデー
タ・パッド122と、アドレスおよび制御パス116経
由で状態メモリ106へアドレスおよび制御情報を通信
するための複数のアドレス・パッド124を提供する。
メモリへの「アクセス」は、メモリからデータを読み取
ることまたはメモリへデータを書き込むことを表わす。
ように構成してある。データ・メモリ104に記憶され
るデータは一般にデータ・ブロックに分割される。状態
メモリ106はデータ・メモリ104のデータのブロッ
クに対応する状態情報を記憶するように構成してある。
状態情報(ディレクトリ情報としても公知である)は、
たとえばキャッシュ・コヒーレンス情報(即ちデータの
ブロックがキャッシュされているかどうかまたどこにあ
るか、およびデータの最新のコピーがどこに常駐してい
るかについての情報)、データ・メモリ内のデータへの
アクセス権に関する情報、ページ移送情報、その他等を
含む。コネクタ108は別々のアドレスおよびデータ・
パッドを状態メモリ106とデータ・メモリ104に提
供するため、データとこれに対応する状態情報を別々に
アクセスすることができる。「別々に」は、データ・メ
モリから読み込む/へ書き込むデータとは独立におよび
/または平行して状態情報を読み込む/書き込むことが
できることを表わしている。これによってデータと状態
情報を同時にアクセスすることが可能になる。
ブロック図である。この機能表現において、前面202
と裏面204が図示してある。コネクタ118は前面2
02と裏面204との間に図示してある。本図は綴じが
中央に位置するように開き、正面と後面のカバーが見え
る本としてDIMMを見ると最もよく理解できる。コネ
クタ118は本の綴じに比喩される。図示したように、
コネクタ118は回路基板103の、前面202に第1
のコネクタ・パッドの列206と裏面204に第2のコ
ネクタ・パッドの列208を含む。
リ104は、前面202の第1のバンク部分210と裏
面204の第2のバンク部分212で実装される。状態
メモリ106は前面202に装着するように図示してあ
る。アドレスおよび制御パス112はアドレスおよび制
御バッファ214、216によりバッファリングされ
る。アドレスおよび制御バッファ214はアドレスおよ
び制御信号(即ち行アドレス・ストローブ、列アドレス
・ストローブ、書き込みイネーブル、データ・マスク)
を第1のバンク部分210の左側と第2のバンク部分2
12の左側にバス113経由で提供する。さらに、アド
レスおよび制御バッファ214は、チップ選択信号とク
ロック・イネーブル信号を線117経由で第1のバンク
部分210の左右両側に提供する。
6は、アドレスおよび制御信号(即ち、行アドレス・ス
トローブ、列アドレス・ストローブ、書き込みイネーブ
ル、データ・マスク)をバス115経由で第1のバンク
部分210の右側と第2のバンク部分212の右側に提
供する。さらに、アドレスおよび制御バッファ216
は、チップ選択信号とクロック・イネーブル信号を線1
19経由で第2のバンク部分212の左右両側に提供す
る。チップ選択信号は第1のバンク部分210と第2の
バンク部分212との間の選択に使用する。バッファ2
14、216はメモリ・バンク部分210、212の左
側と右側のバッファリングを行ない、回路基板103の
信号線のルーチング(routing) を簡略化するように構成
される。あるいはまた、バッファ214はバンク部分2
10だけで信号をバッファリングするように構成し、バ
ッファ216はバンク部分212だけで信号をバッファ
リングするように構成しても良い。
の正面202に装着する。クロック駆動回路218はク
ロック信号および制御線220からクロック信号を受信
して、充分な駆動電流をクロック駆動回路218に提供
し第1と第2のメモリ・バンク部分210、212なら
びに状態メモリ106を形成するために使用されている
複数のメモリ・チップを駆動する。クロック駆動回路2
18はクロック信号222からスキューを除去するフェ
ーズ・ロック・ループ機能も含み、クロック信号はDI
MM102上のデータおよび状態メモリの各種メモリチ
ップへ分配される。
裏面204はSPROM(serial programmable read o
nly memory:シリアル・プログラマブル・リード・オン
リー・メモリー)224を含む。SPROM224はD
IMM102に独自の識別番号(たとえばシリアル番
号)を提供するために使用できる。好適なSPROMは
テキサス州ダラスのDallas Semiconductor社パーツ番号
DS2502として入手可能で、NIC(Number In a C
an:缶番号)としても周知である。
み主コンピュータ・メモリを実装するために使用する。
対のそれぞれのDIMMはデータ・ワードの半分を提供
し、対は互いに非常に広いデータ・ワードを提供できる
ようになっている。これが図3に図示してあり、図面に
おいてDIMM102AとDIMM102BがDIMM
の対302を形成する。図示してあるように、DIMM
102Aは第1のメモリ・バンク部分210A、第2の
メモリ部分212A、第1の状態メモリ106Aを含
む。同様にDIMM102Bは第1のメモリ・バンク部
分210B、第2のメモリ・バンク部分212B、第2
の状態メモリ106Bを含む。
部分210Aと第2のメモリ・バンク部分212Bがバ
ンク0とラベルづけしてある第1のメモリ・バンクを形
成する。バンク0に記憶されたデータについての状態情
報は状態メモリ106Aに保持される。第2のメモリ・
バンク部分212Aと第1のメモリ・バンク部分210
Bは、バンク1とラベルづけしてある第2のメモリ・バ
ンクを形成する。状態メモリ106Bはメモリ・バンク
1に記憶されたデータに対応する状態情報を記憶するよ
うに構成される。さらに詳しく以下で説明するように、
バンク選択信号を用いてデータ・アクセス操作でバンク
0またはバンク1の一方を選択する。メモリ・バンク0
とメモリ・バンク1は共通のアドレスおよびデータ線を
共用する。
憶容量で作成可能である。第1の好適実施例において、
DIMM102は36メガバイトのデータ記憶容量(3
2メガバイトのデータと4メガバイトのECCを含む)
および2メガバイトの状態情報記憶容量を有する。本実
施例では64メガバイトのデータ記憶容量、8メガバイ
トのECC、4メガバイトの状態情報記憶容量を有する
DIMM対が得られる。第2の実施例において、DIM
M102は72メガバイトのデータ記憶容量(64メガ
バイトのデータと8メガバイトのECC)および4メガ
バイトの状態情報記憶容量を有する。本実施例では12
8メガバイトのデータ記憶容量、16メガバイトのEC
C、8メガバイトの状態情報記憶容量を有するDIMM
対が得られる。
2を実装するために使用される構成要素の相互接続を表
わすブロック図である。データ・メモリ104は複数の
同期、ダイナミック、ランダム・アクセス・メモリ(S
DRAM)チップD0〜D17を使用して実装される。
SDRAMのD0〜D8は第1のメモリ・バンク部分2
10のメモリ・チップを表わし、SDRAMのD9〜D
17は第2のメモリ・バンク部分212のメモリチップ
を表わす。DIMM102のこの32メガバイト実施例
では、SDRAMのそれぞれD0〜D17は2メガビッ
トで8ビット幅(2M×8)SDRAMチップである。
したがって、各メモリ・バンク部分210、212は2
メガビットで72ビット幅で、データ・メモリ104の
総データ容量は4メガビットで72ビット幅(即ちデー
タに64ビット、ECCに8ビット)が得られる。状態
メモリ106は単一の1メガビットで16ビット幅(1
M×16)SDRAMチップを用いて実装している。
のデータ・ワードを提供する。各SDRAMとの通信に
対応するため、データ・パス110は8ビットのデータ
・パスDQを提供する。図示してあるように、メモリ・
バンク部分210、212のそれぞれから1つのチップ
が8ビット・データ・パスDQに接続される。たとえ
ば、SDRAMD0とSDRAMD9はどちらもDQ
[7:0]に接続される。データパス上でどのチップが
現在有効かは外部チップまたはバンク選択信号(後述す
る)によって決定される。
6はA[19:0]とラベルづけされて20ビットのア
ドレスおよび制御信号を受信し、アドレスおよび制御信
号をバッファリングし、アドレスおよび制御信号を以下
のようにSDRAMD0〜D17へ提供する。アドレス
および制御バッファ214は、アドレスおよび制御信号
(即ち、行アドレス・ストローブ、列アドレス・ストロ
ーブ、書き込みイネーブル、データ・マスク)をバンク
部分210、212の左側(即ちSDRAMD0〜D3
とD9〜D12)へバス113経由で提供する。さら
に、アドレスおよび制御バッファ214はバンク選択信
号(CS0_)およびクロック・イネーブル信号(CK
E0)を第1のバンク部分(即ちSDRAMD0〜D
8)210の左右両側へ線117経由で提供する。
レスおよび制御信号(即ち、行アドレス・ストローブ、
列アドレス・ストローブ、書き込みイネーブル、データ
・マスク)をバス115経由でバンク部分210、21
2の右側(即ちSDRAMD4〜D8とD13〜D1
7)へ提供する。さらに、アドレスおよび制御バッファ
216はバンク選択信号(CS1_)ならびにクロック
・イネーブル信号(CKE1)を第2のバンク部分(即
ちSDRAMD9〜D17)212の左右両側へ線11
9経由で提供する。アドレスおよび制御信号A[19:
0]はさらに後述の表1で説明する。
〜D17のそれぞれと状態メモリ106のSDRAMに
クロック信号222を提供する。クロック駆動回路21
8はクロック制御信号C[5:0]に基づいてクロック
信号222を発生する。クロック制御信号C[5:0]
についてはさらに詳細に後述する。状態メモリ106の
データ・パス114とアドレスおよび制御パス116は
それぞれ線DRI_DQ[15:0]とB[17:0]
で表わしてある。これらの信号についてもさらに詳細に
後述する。
図5に図示してある。本実施例において、18個の2メ
ガビットで8ビット幅(2M×8)SDRAMを使用す
る代わりに、36個の4メガビットで4ビット幅(4M
×4)SDRAMを使用して実装している。追加チップ
に対応するため、第2の回路基板500を使用する。1
8個の4M×4SDRAM(D0〜D17)は第1の回
路基板103に装着する。他の18個の4M×4SDR
AM(D18〜D35)は第2の回路基板500に装着
する。回路基板500はピギーバック式に回路基板10
3に装着する。回路基板103だけがエッジ・コネクタ
108(図5には図示していない)を含む。回路基板5
00のSDRAMチップへの全ての電気的接続は回路基
板103のエッジ・コネクタを介して行なう。複数の相
互接続ピンを使用して2つの基板で信号を共用する。各
ピンのそれぞれの端部はメッキされたスルーホール(pla
ted through hole) に配置して基板間の電気的接続を提
供する。これらのピンはまた第2の基板を第1の基板に
物理的に取り付ける。ピギーバック装着回路基板の例
(メッキされたスルーホールを使用しない)はShaffer
らの米国特許第5,200,917号に提供されてい
る。
部分210はそれぞれの回路基板103、500の正面
から形成される。たとえば、SDRAMチップD0〜D
8とD27〜D35を用いて第1のメモリ・バンク部分
210を実装できる。同様に、それぞれの回路基板10
3、500の裏面を用いて第2のメモリ・バンク部分2
12を実施できる。これは、たとえば、SDRAMチッ
プD9〜D17とD18〜D26を含む。各回路基板1
03と500のチップはクロック駆動回路218A、2
18Bとアドレスおよび制御バッファ214A、214
B、216A、216B経由で基板上のクロックとバッ
ファを含む。しかし、本実施例において、各SDRAM
チップは8ビット幅データ・パスではなく4ビット幅デ
ータ・パスに結合してある。つまり、各基板からの対応
するSDRAMチップを用いて36メガバイトDIMM
の1つのチップにより提供される8ビットを形成する。
図4の36メガバイトDIMMの実施例と同様に、全て
のSDRAMチップD0〜D35が同時にアドレスされ
る。バンク選択信号(信号A[19:0]の1つ)を用
いてメモリ・バンク部分210とメモリ・バンク部分2
12との間の選択を行なう。
よび図6Bに図示してある。図6AはDIMM102の
前面202を示す。図6BはDIMM102の裏面20
4を示す。この好適な実装において、回路基板103は
ほぼ高さ1.34インチで長さ6.6インチであり長さ
122パッド幅2パッドのエッジ・コネクタを回路基板
の一方の縦方向の辺に含む。SDRAMD0〜D8、S
DRAMDIR0(状態メモリ106用)、データおよ
び制御バッファ214Aとクロック駆動回路218Aは
回路基板103の前面202に装着する。SDRAMD
9〜D17とデータおよび制御バッファ216Aは回路
基板103の裏面204に装着する。
実施例ならびに32メガバイト実施例を表わし、次のよ
うな相違がある。第1に、72メガバイト実施例では、
SDRAMD0〜D17は4M×4装置であって2M×
8ビット装置ではない。第2に、ディレクトリ・メモリ
・チップ(DIR0で表示してある)は2M×8ビット
装置であって1M×16ビット装置ではない。第3に、
72メガバイト実施例では、第2の2M×8ビットSD
RAMチップ(図6BにおいてDIR1として破線で示
してある)はDIR0とともに使用して状態メモリ10
6を実装する。
ック式第2の回路基板500の好適な実装が図7Aおよ
び図7Bに図示してある。図7Aは第2の回路基板50
0の正面702を示す。図7Bは第2の回路基板500
の裏面704を示す。この好適な実装において、回路基
板500はほぼ高さ1.16インチで長さ6.6インチ
であり、回路基板103との電気的接続を提供する11
6個の相互接続ピン(図示していない)を含む。SDR
AMD18〜D26、データおよび制御バッファ214
Bおよびクロック駆動回路218Bは回路基板500の
正面702に装着する。SDRAMD27〜D35とデ
ータおよび制御バッファ216Bは回路基板500の裏
面704に装着する。
ッドについてパッドの名称と機能を一覧したものであ
る。左側の欄は略称したパッド名称、右側の欄は表の関
連する行に一覧したパッドの機能を一覧する。
いてのものでA[11:0]と略称する。行アドレシン
グ中には、下位11ビットを使用する。列アドレシング
中には、36MBのDIMM実施例では下位9ビットを
使用し、72MBDIMM実施例では下位10ビットを
使用する。最上位ビット(A11)は内部SDRAMバ
ンク間の選択に使用する(この「内部バンク」は前述し
たSDRAM DIMM102のバンク0およびバンク
1とは別のバンクである。したがってバンク0と1は以
下「外部」バンクといい、外部バンク・チップ選択信号
CS1とCS0で選択され、「内部SDRAMバンク選
択」信号A11から区別する。この命名はデータ用に使
用するSDRAMならびに状態情報を記憶するために使
用するSDRAMに適用する)。
2本のデータ入/出力(I/O)パス経由でSDRAM
DIMMのデータ・メモリへ入力されまたここから出
力される。SDRAM DIMMは対で使用するので、
1つのDIMMにあるデータ・メモリの1回のアクセス
が72ビットを提供し、対になったDIMMの72ビッ
トと連結した場合に、128ビットのデータと16ビッ
トのECCを含む144ビットのデータ・ワードが得ら
れる。
はさらに8本のパスがある。CS1_およびCS0_と
略称される2本の外部バンク・チップ選択パッド、RE
_と略称される行アドレス・ストローブ・コマンド・パ
ッド、CE_と略称される列アドレス・ストローブ・コ
マンド・パッド、WE_と略称される書き込みイネーブ
ル・コマンド・パッドは、当業者には明らかなように、
SDRAMチップの選択、アドレッシング、書き込みイ
ネーブルに使用される標準信号である。同様にSDRA
Mの2つのバンクのメモリ・クロック・イネーブル用に
2本のパッドがそれぞれ設けてあり、CKE1およびC
KE0と略称する。また1本の入/出力マスク・パスが
設けてあり、DQMと略称する。DQMマスク・パッド
の機能については波形図との関連において以下で説明す
る。
ドについて説明する。ディレクトリ・アドレス・パッド
の集合をDIR_A[11:0]と略記する。状態メモ
リの行アドレッシングはディレクトリ・アドレス・ビッ
トA[10:0]を使用し、列アドレッシングは32M
B DIMMでディレクトリ・アドレス・ビットA
[7:0]、また72MB DIMMでビットA[8:
0]を使用する。12番目のディレクトリ・アドレス・
パッド(A11)は内部SDRAMバンク選択に使用す
る 16ビットの状態情報がディレクトリ・データI/Oパ
ッド、略号DIR_DQ[15:0]により提供され
る。表1に掲載した次の5本のパッドはSDRAM D
IMMのデータ・メモリ・セクションで類似のパスに関
連して上記で説明したのと同様の機能を有する。ディレ
クトリ・チップ選択パッドはDIR_CS_と略記す
る。ディレクトリ行アドレス・ストローブ・コマンド・
パッドはDIR_RE_と略記する。ディレクトリ列ア
ドレス・ストローブ・コマンド・パッドはDIR_CE
_と略記する。ディレクトリ書き込みイネーブル・コマ
ンド・パッドはDIR_WE_と略記する。ディレクト
リ入/出力マスク・パッドはDIR_DQMと略記す
る。さらに、DIR_CKEと略記するディレクトリ・
クロック・イネーブル・パッドが状態メモリ・クロック
をイネーブルにするため設けてある。
(アリゾナ州フェニックス)製MPC931PLLチッ
プをクロック駆動回路に使用する。この特定の集積回路
は低電圧トランジスタ・トランジスタ・ロジック(low v
oltage transistor-transistor logic:LVTTL)ま
たは低電圧正エミッタ結合ロジック(low voltage posi
tive emitter coupled logic:LVPECL)を両方と
もサポートしているので、本発明のSDRAM DIM
Mはクロック駆動回路に対してどちらかの種類の論理レ
ベルでも使用するパッドを含むことができる。したがっ
て、PCLKおよびPCLK_と略記する差動(differe
ntial)LVPECLクロック・パッドが設けてある。さ
らに、TCLKと略記するLVTTLクロック・パッド
も設けてある。2つの可能な電力パッド入力の間で選択
するため、TCLK_SELと略記する選択パッドが設
けてある。TCLK_SELに印加する論理電圧値でク
ロック駆動回路が使用する電圧パッドのどちらかを選択
する。たとえば、TCLK_SELパッドが高論理の場
合TCLKを選択でき、またTCLK_SELパッドが
低論理レベルの場合にはクロック駆動回路に電力供給す
るためにPCLKパッドを使用できる。別のパッドによ
りクロック駆動回路のフェーズ・ロック・ループ部分を
イネーブルでき、これをPLL_ENと略記する。この
メーカのチップではリセットと3状態(tri-state) クロ
ック駆動回路出力をPLL_CLRと略称する別のパッ
ド経由で選択できる。機能的に類似のPLL(フェーズ
・ロックド・ループ)チップを使用するその他の好適な
構成も当業者には明らかであろう。
ト)と接地はV3およびGNDとそれぞれ略称するパッ
ド経由で供給する。実装した場合、さらに1本のパッド
を使用してシリアル・プログラマブル・リード・オンリ
ー・メモリ(serial programmable read-only memory:
PROM)の内容を読み出す。このパッドはSERIA
L_DATとラベルづけしてある。
ッド・エッジ・コネクタ108全体での好適なパッド割
り当て例を示す。本図は6つの列にわけて1ページで2
44パッドの割り当て全体を図示している。14本のパ
ッドは割り当てがない。各列はパッド番号の割り当てに
続けて表1に掲載したパッド名称に対応するパッドの説
明の略号を示してある。パッド割り当てはPCB103
のトレース長(trace length)を考慮して信号のスキュー
と負荷を最小限にするように行なってある。
21GS−A12−TJF(4M×4)、μPD451
6421GS−A12−TJF(2M×8)、またはμ
PD45161GS−A12−TJF(1M×16)を
使用するSDRAM DIMM対の例のタイミング条件
を示す。表2に示すタイミング条件は0から70℃の間
の公称温度(nominal temperatures)と、直流3.3Vか
ら3.6Vの間の電力供給電圧でのもので、全部のクロ
ックはPCLKを基準にしている。表2のタイミング条
件は約1.5ナノセカンドのクロック・ジッタ(clock j
itter)およびスキューを含む。
エッジ・コネクタで測定した時間間隔を一般に表わし、
コネクタ自体が信号に有する全ての小さな影響を無視し
ている。これらの時間はSDRAM自体のある位置で測
定した場合異なるように見えることがある。行アドレス
と列アドレスは、SDRAM DIMMが接続されるメ
モリ・システムにより設定され、DIMMで使用する特
定のSDRAM装置で必要とされるように設定する。
タイミング図が図8〜図13に図示してある。図8は本
発明による代表的な「データ・リード(data read) 」タ
イミング図である。図9は本発明による代表的な「デー
タ・ライト(data write)」タイミング図である。図10
は本発明による代表的な「リード・モディファイ・ライ
ト(read modify write) 」(RMW)タイミング図であ
る。縦棒はクロックのエッジを表わし、ここで制御およ
びアドレス信号がSDRAMパーツでサンプリングされ
る。
・トレース(timing traces) が図示してあり、これは、
チップ選択(CS_)802、行アドレス・ストローブ
(RE_)804、列アドレス・ストローブ(CE_)
806、書き込みイネーブル(WE_)808、アドレ
ス(A)入力810、データ(D・Q)入/出力812
を含む。
行と列のアドレスのアプリケーション(application)
と、RE_、CE_、WE_制御信号の発行に基づく出
力のタイミングを表わす。データ・メモリは、1つの行
アクセスに4つの列アドレス(C0、C2、C4、C
6)が続きDIMM対からのデータのブロックにアクセ
スできるように構成してある。データのブロック(パリ
ティ/ECCデータを含まない)は8ワードで16バイ
ト、または合計128バイトである(DIMM当たり6
4ビットまたはロケーション(location)アクセスあたり
合計128ビットで、これは並列に対がアクセスされる
ためである)。したがってRAあたり4つの連続したロ
ケーションのアクセスでは、合計8データ・ワードD0
〜D7で16バイトが出力される。同様に、SDRAM
DIMM対は図9のトレース902で示したようにブ
ロック・ライトへ書き込まれる。表3は図8〜図10の
各種タイミング・パラメータの代表的なサイクル・レイ
テンシ(cycle latency) を示す。これらのパラメータ・
レイテンシはナノ秒単位で一覧してあり公称値(nomina
l) である。
示したようにデータに対しても行なうことができる。単
一のRE_とCE_(それぞれトレース1002と10
04)によってあるロケーションがアクセスされ、第1
のD0/D1対1006でデータが読み出される。デー
タが変更された後、第2のD0/D1対(1008)で
示すようにCE_とWE_信号(トレース1010)を
表明(assert)することによってDIMM対に書き戻され
る。
リと並列にアクセスされる。それぞれのディレクトリ・
エントリが32ビット幅なので状態メモリは2つのリー
ドと2つのライトを含み、好適実施例のそれぞれの状態
メモリはわずか16ビットの深さ(deep)しかないSDR
AMを実装している。また、ページ移送のインクリメン
トには要求を行なったノードとホーム・ノードの両方に
ついてアクセスされるブロックに対応するロケーション
の読み込みと、要求を行なったノードについてカウント
をインクリメントするような書き込みが必要である。ペ
ージ移送カウントは、あるノードがメモリの特定ページ
にアクセスする回数を追跡する。つまり、このカウント
はあるページがアクセスされるたびにインクリメントさ
れなければならない。任意のページにアクセスする幾つ
かのノードに対するカウントが所定の閾値を越えるか、
または要求元(requestor) のカウントからホーム・ノー
ドのカウントを引いたものが別の閾値を越える場合、そ
のページはそのノードに関連するメモリへ移送される。
ページ移送のさらに詳細な説明は前述した同時係属中の
米国特許出願(代理人整理番号(attorney docket) 14
52.0690000)に見られる。つまり、データ・
メモリの8サイクルの読み込みまたは書き込みの間に、
対応する状態メモリは合計で4回読み出され、合計3回
書き込まれるので、データおよび状態情報へのアクセス
が平衡する。
み、書き込み、リビジョン(rivisions) を含むデータ・
マスキングに関連する3つの別々の波形図である。図1
1では次の信号が図示してある:チップ選択(DIR_
CS_)、行アドレス・ストローブ(DIR_RE
_)、列アドレス・ストローブ(DIR_CE_)、書
き込みイネーブル(DIR_WE_)、入/出力データ
・マスク(DIR_DQM)、アドレスA入力と、デー
タ(DIR_DQ)入/出力。読み込みでのディレクト
リ・サイクルはディレクトリ・ワード(D0)の前半、
要求元ノード(S)のページ移送カウント、ディレクト
リ・ワードの後半(D1)、ホーム・ノードのページ移
送カウント(H)を読み込むことから始まり、DIR_
DQでのデッド・サイクル(dead cycle)のあと、新規の
ページ移送カウント(S)と新規のディレクトリ情報
(D0およびD1)が状態メモリに書き込まれる。メモ
リ制御装置の条件のため一覧した順序で情報が読み出さ
れ、これが最も速いメモリ応答時間につながる。
変更である。SとD0の順序が図11とは対照的にこの
図面では交換されている。
クセスを必要としないような、状態リビジョン操作での
状態アクセスを示す。このようなリビジョン操作のオー
バーヘッドを最小化するためディレクトリ情報だけがア
クセスされる。
サで使用した場合、本発明のDIMM対は主メモリを実
装するために使用される。DSMマルチプロセッサの各
プロセッサ・ノードは主メモリの一部を含む。DIMM
の36メガバイトと72メガバイト実施例では、前述し
た状態メモリの構成は16ノードを有するシステムで要
求される状態情報に対応するのに充分な容量を提供す
る。たとえば、前述した各状態メモリは16ビット幅の
状態情報ワードを含む。
のキャッシュメモリがシステムに追加されると思われる
ので、キャッシングについての多くの状態情報に対応す
るため、それぞれのノードで付加的な状態メモリが必要
になる。付加的な状態メモリは状態メモリ専用DIMM
を用いることで提供できる。本発明のこの態様の好適実
施例によれば、この状態メモリ専用DIMMは32ビッ
トの付加的な状態メモリを追加する。得られた合計の状
態メモリは48ビット幅の状態情報ワード(SDRAM
データ/状態メモリDIMMの本来の16ビットに状態
メモリ専用DIMMからの32ビットを加えたもの)を
提供する。付加的な状態メモリがあると、DSMマルチ
プロセッサは従来のビットベクタを使用する64ノード
まで、またフレキシブル・ディレクトリ・ビットベクタ
を使用する512ノードまでに対応することが可能であ
る。付加的な状態情報ビットの特定の数は変化すること
があり、当業者には明らかなように拡張可能である。
リ部分1400にあるDIMM対302と状態メモリ専
用DIMM1406の構成が図14に図示してある。D
SMマルチプロセッサのそのノードでのメモリ/ディレ
クトリ制御装置1402は、DIMM302と1406
上のデータおよび状態メモリについて全てのメモリ管理
機能を実行する。メモリ/アドレスおよび制御バッファ
1410は制御装置1402からDIMM対302のデ
ータ・メモリへ向かう全部のアドレスおよび制御線14
20をバッファリングする。状態(ディレクトリ)アド
レスおよび制御バッファ1412は、制御装置1402
から状態メモリ専用DIMM対1406の状態メモリへ
向かう線1422の全部のアドレスおよび制御信号をバ
ッファリングする。
6は1つのPCBを使用して実装できる。PCBはDI
MM302のSDRAMと類似のまたは類似していない
容量のチップのSDRAMチップで場所をしめられる(p
opulate)。状態メモリ専用DIMM1406のSDRA
Mは、2つのバンクの状態メモリに構成されるので状態
情報ならびに状態情報のアドレシングがDIMM302
上のディレクトリ(DIR)/状態メモリと一致する。
144ビットのデータ・ワードを双方向バス1409経
由で各DIMM対302へ/から通過させる。バス交換
装置1408はメモリ速度で144ビットのデータを取
り出してこれを2倍のメモリ速度の72ビットに変換す
る。好適実施例において、バス交換装置1408は、5
0MHzの144ビットを100MHzの72ビットに
変換し、またその逆に、双方向バス1411経由で、D
IMM302と制御装置1402との間のデータの双方
向転送のためにも変換するパーツ番号SN74ALVC
16282(Texas Instruments社、テキサス州ダラス)
により実装している。ディレクトリ・データはバッファ
リングされず、状態メモリ専用DIMM1406と制御
装置1402との間で双方向バス1424経由で転送さ
れる。
施例と72メガバイト実施例を説明した。しかし、本発
明のDIMMが他のデータ容量で製造し得ることは理解
されるべきである。たとえば、64メガビット(即ち8
M×8)SDRAMチップを使用し、128メガバイト
のデータと16メガバイトのECC(18チップ×8メ
ガバイト/チップ)の記憶容量(データとECCを含め
る)を有するシングル・ボードDIMMを製造すること
ができる。これによりデータ記憶容量256メガバイト
を有するDIMM対が得られることになる。前述した7
2メガバイトDIMMの実施例のようにピギーバック基
板を使用する場合、64メガバイトSDRAMチップを
使用して256メガバイトのデータと32メガバイトの
ECCDIMMおよび512メガバイトのデータと64
メガバイトのECC DIMM対を実装できる。
ータ・メモリとして36個のSDRAMに対応できるよ
うにするためピギーバック基板を使用している。チップ
・スタッキング技術を用いても36個のSDRAMチッ
プに対応できることが当業者には認識されよう。チップ
・スタッキング技術を使用する場合、ピギーバック基板
を排除できる。
1)SDRAMチップを組み合わせてもっと少い記憶容
量のDIMMを作成したり、または前述のスタッキング
および/またはピギーバック技術を用いてもっと大きな
記憶容量にすることも可能である。
して呈示したに過ぎず制限のためではないことが理解さ
れるべきである。本発明の精神と範囲から逸脱すること
なく態様ならびに詳細において各種の変化を成し得るこ
とが当業者には明らかであろう。したがって本発明は前
述した例示の実施例のいずれかで制限されるべきもので
はなく、後述の請求項とその均等物(equivalents) によ
ってのみ定義されるべきものである。
イ・レベル・ブロック図である。
面の代表的略ブロック図である。
による状態ディレクトリ・メモリを有するSDRAM
DIMM対の代表的略論理図である。
DRAM DIMMの代表的模式図である。
DRAM DIMMの代表的模式図である。
正面平面図、図6Bは図6AのSDRAM DIMMの
裏面平面図である。
ギーバック基板の正面平面図、図7Bは図7AのSDR
AM DIMMピギーバック基板の裏面平面図である。
グ図である。
グ図である。
ライトのタイミング図である。
状態メモリ・タイミング図である。
モディファイ・ライトのための代表的状態メモリ・タイ
ミング図である。
のための代表的状態メモリ・タイミング図である。
IMM対と状態メモリ専用DIMMの構成図である。
て例(その1)を示す図である。
て例(その2)を示す図である。
ステップ、構成、配置について議論することになるが、
これは図示説明のためだけに行なわれることは理解され
るべきである。本発明の精神と範囲から逸脱することな
く他のステップ、構成、配置を使用できることは当業者
には理解されよう。
MM対は主メモリを実装するために使用される。DSM
マルチプロセッサの各プロセッサ・ノードは主メモリの
一部を含む。DIMMの36メガバイトと72メガバイ
ト実施例では、前述した状態メモリの構成は16ノード
を有するシステムで要求される状態情報に対応するのに
充分な容量を提供する。たとえば、前述した各状態メモ
リは16ビット幅の状態情報ワードを含む。
Claims (33)
- 【請求項1】 デュアル・インライン・メモリ・モジュ
ール(DIMM)において、 回路基板と、 前記回路基板に装着しデータを記憶するための第1のメ
モリ手段と、 前記回路基板に装着し前記データの少くとも一部に対応
するディレクトリ情報を記憶するための第2のメモリ手
段とを備えたことを特徴とするデュアル・インライン・
メモリ・モジュール。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたDIMMにおい
て、 前記第1のメモリ手段と前記第2のメモリ手段を別々に
アクセスできるようにするためのさらなる手段を備えた
ことを特徴とするDIMM。 - 【請求項3】 請求項2に記載されたDIMMにおい
て、 前記さらなる手段はコネクタと、前記コネクタは複数の
パッドと、前記パッドは、 アドレス・パッドの第1のグループと、 アドレス・パッドの第2のグループと、 データ・パッドの第1のグループと、 データ・パッドの第2のグループを含むことを特徴とす
るDIMM。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたDIMMにおい
て、 前記複数のパッドは以下の構成を有し、 データ・パッドの前記第1のグループおよびアドレス・
パッドの前記第1のグループは前記第1のメモリ手段に
電気的に結合され、 データ・パッドの前記第2のグループおよびアドレス・
パッドの前記第2のグループは前記第2のメモリ手段に
電気的に結合され、 前記構成は前記第1および第2のメモリ手段の独立した
アドレッシングが行なえることを特徴とするDIMM。 - 【請求項5】 請求項4に記載されたDIMMにおい
て、 前記複数のパッドは前記第1および第2のメモリ手段の
ための別々の制御パッドをさらに備えたことを特徴とす
るDIMM。 - 【請求項6】 請求項4に記載されたDIMMにおい
て、 前記コネクタは2つの側面と少くとも側面当たり122
個のパッドを有するエッジ・コネクタであって、アドレ
ス・パッドの前記第1のグループは少くとも12個のパ
ッドを含み、アドレス・パッドの前記第2のグループは
少くとも12個のパッドを含み、データ・パッドの前記
第1のグループは少くとも72個のパッドを含み、デー
タ・パッドの前記第2のグループは少くとも16個のパ
ッドを含むことを特徴とするDIMM。 - 【請求項7】 請求項1に記載されたDIMMにおい
て、 前記第1のメモリ手段および前記第2のメモリ手段はそ
れぞれ複数のダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ(DRAM)チップを備えたことを特徴とするDIM
M。 - 【請求項8】 請求項1に記載されたDIMMにおい
て、 前記第1および第2のメモリ手段に結合したフェーズ・
ロックド・ループ・クロック駆動回路および前記第1の
メモリ手段のアドレスおよび制御信号をバッファリング
するためのバッファをさらに備えたことを特徴とするD
IMM。 - 【請求項9】 請求項1に記載されたDIMMにおい
て、 前記第1のメモリ手段はメモリ・ブロックに論理的に組
織され、前記第2のメモリ手段は前記メモリ・ブロック
のグループに記憶されたデータがどこにキャッシュされ
るかについての情報を記憶するように構成されているこ
とを特徴とするDIMM。 - 【請求項10】 請求項1に記載されたDIMMにおい
て、 前記第1のメモリ手段はメモリ・ブロックに論理的に組
織され、前記第2のメモリ手段は前記メモリ・ブロック
のグループに記憶されたデータのアクセス権を記憶する
ように構成されていることを特徴とするDIMM。 - 【請求項11】 請求項1に記載されたDIMMにおい
て、前記第1のメモリ手段はメモリ・ブロックに論理的
に組織され、前記第2のメモリ手段は前記メモリ・ブロ
ックのグループに記憶されたデータについてのキャッシ
ュ状態情報を記憶するように構成されていることを特徴
とするDIMM。 - 【請求項12】 請求項4に記載されたDIMMにおい
て、 前記第1のメモリ手段および前記第2のメモリ手段はそ
れぞれが複数の同期ダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリ(SDRAM)チップを備えたことを特徴とす
るDIMM。 - 【請求項13】 請求項12に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ手段はSDRAMチップの第1のメモ
リ・バンク部分とSDRAMチップの第2のメモリ・バ
ンク部分に分割されることを特徴とするDIMM。 - 【請求項14】 請求項13に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ・バンク部分および前記第2のメモリ
・バンク部分はそれぞれが少くとも9個のSDRAMチ
ップを備え、前記少くとも9個のSDRAMチップのそ
れぞれは2メガビットで8ビット幅であり、前記第2の
メモリ手段は少くとも1個の1メガビットで16ビット
幅SDRAMチップを備えたことを特徴とするDIM
M。 - 【請求項15】 請求項13に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ・バンク部分および前記第2のメモリ
・バンク部分はそれぞれが少くとも18個のSDRAM
チップを備え、前記少くとも18個のSDRAMチップ
のそれぞれは4メガビットで4ビット幅であり、前記第
2のメモリ手段は少くとも2個の2メガビットで8ビッ
ト幅SDRAMチップを備えたことを特徴とするDIM
M。 - 【請求項16】 請求項15に記載されたDIMMにお
いて、 前記プリント回路基板は第2の回路基板を並列なピギー
バック構成でサポートする第1の回路基板を備えたこと
を特徴とするDIMM。 - 【請求項17】 請求項13に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ・バンク部分および前記第2のメモリ
・バンク部分はそれぞれが少くとも18個のSDRAM
チップを備え、前記少くとも18個のSDRAMチップ
のそれぞれは16メガビットで4ビット幅であり、アド
レス・パッドの前記第1のグループは少くとも14個の
パッドを含み、前記第2のメモリ手段は少くとも2個の
8メガビットで8ビット幅SDRAMチップを備えたこ
とを特徴とするDIMM。 - 【請求項18】 デュアル・インライン・メモリ・モジ
ュール(DIMM)において、 回路基板と、 前記回路基板に装着したデータ・メモリと、 前記回路基板に装着した状態メモリと、 前記データメモリおよび前記状態メモリを別々にアクセ
スできるようにするための手段とを備えたことを特徴と
するデュアル・インライン・メモリ・モジュール。 - 【請求項19】 請求項18に記載されたDIMMにお
いて、 前記手段は複数のパッドを有するコネクタを備え、前記
パッドは、 アドレス・パッドの第1のグループと、 アドレス・パッドの第2のグループと、 データ・パッドの第1のグループと、 データ・パッドの第2のグループを含むことを特徴とす
るDIMM。 - 【請求項20】 請求項19に記載されたDIMMにお
いて、 前記複数のパッドは以下の構成を有し、 データ・パッドの前記第1のグループおよびアドレス・
パッドの前記第1のグループは前記データ・メモリ手段
に電気的に結合され、 データ・パッドの前記第2のグループおよびアドレス・
パッドの前記第2のグループは前記状態メモリ手段に電
気的に結合され、 前記構成は前記データ・メモリおよび前記状態メモリ手
段の独立したアドレッシングが行なえることを特徴とす
るDIMM。 - 【請求項21】 請求項19に記載されたDIMMにお
いて、 前記複数のパッドは前記データ・メモリおよび前記状態
メモリのための別々の制御パッドをさらに備えたことを
特徴とするDIMM。 - 【請求項22】 請求項20に記載されたDIMMにお
いて、 前記コネクタは2つの側面と少くとも側面当たり122
個のパッドを有するエッジ・コネクタであって、アドレ
ス・パッドの前記第1のグループは少くとも12個のパ
ッドを含み、アドレス・パッドの前記第2のグループは
少くとも12個のパッドを含み、データ・パッドの前記
第1のグループは少くとも72個のパッドを含み、デー
タ・パッドの前記第2のグループは少くとも16個のパ
ッドを含むことを特徴とするDIMM。 - 【請求項23】 請求項18に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリおよび前記状態メモリはそれぞれ複
数のダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DR
AM)チップを備えたことを特徴とするDIMM。 - 【請求項24】 請求項18に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリおよび前記状態メモリに結合したフ
ェーズ・ロックド・ループ・クロック駆動回路と、前記
データ・メモリのためのアドレスおよび制御信号をバッ
ファリングするためのバッファをさらに備えたことを特
徴とするDIMM。 - 【請求項25】 請求項18に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリはメモリ・ブロックに論理的に組織
され、前記状態メモリは前記メモリ・ブロックのグルー
プに記憶されたデータがどこにキャッシュされるかにつ
いての情報を記憶するように構成されていることを特徴
とするDIMM。 - 【請求項26】 請求項18に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリはメモリ・ブロックに論理的に組織
され、前記状態メモリは前記メモリ・ブロックのグルー
プに記憶されたデータのアクセス権を記憶するように構
成されていることを特徴とするDIMM。 - 【請求項27】 請求項18に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリはメモリ・ブロックに論理的に組織
され、前記状態メモリは前記メモリ・ブロックのグルー
プに記憶されたデータについてのキャッシュ状態情報を
記憶するように構成されていることを特徴とするDIM
M。 - 【請求項28】 請求項20に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリおよび前記状態メモリはそれぞれが
複数の同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
(SDRAM)チップを備えたことを特徴とするDIM
M。 - 【請求項29】 請求項28に記載されたDIMMにお
いて、 前記データ・メモリはSDRAMチップの第1のメモリ
・バンク部分およびSDRAMチップの第2のメモリ・
バンク部分に分割されることを特徴とするDIMM。 - 【請求項30】 請求項29に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ・バンク部分および前記第2のメモリ
・バンク部分はそれぞれが少くとも9個のSDRAMチ
ップを備え、前記少くとも9個のSDRAMチップのそ
れぞれは2メガビットで8ビット幅であり、前記状態メ
モリは少くとも1個の1メガビットで16ビット幅SD
RAMチップを備えたことを特徴とするDIMM。 - 【請求項31】 請求項13に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ・バンク部分および前記第2のメモリ
・バンク部分はそれぞれが少くとも18個のSDRAM
チップを備え、前記少くとも18個のSDRAMチップ
のそれぞれは4メガビットで4ビット幅であり、前記状
態メモリは少くとも2個の2メガビットで8ビット幅S
DRAMチップを備えたことを特徴とするDIMM。 - 【請求項32】 請求項31に記載されたDIMMにお
いて、 前記プリント回路基板は第2の回路基板を並列なピギー
バック構成でサポートする第1の回路基板を備えたこと
を特徴とするDIMM。 - 【請求項33】 請求項29に記載されたDIMMにお
いて、 前記第1のメモリ・バンク部分および前記第2のメモリ
・バンク部分はそれぞれが少くとも18個のSDRAM
チップを備え、前記少くとも18個のSDRAMチップ
のそれぞれは16メガビットで4ビット幅であり、アド
レス・パッドの前記第1のグループは少くとも14個の
パッドを含み、前記状態メモリは少くとも2個の8メガ
ビットで8ビット幅SDRAMチップを備えたことを特
徴とするDIMM。
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