JPH0883487A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0883487A
JPH0883487A JP6215658A JP21565894A JPH0883487A JP H0883487 A JPH0883487 A JP H0883487A JP 6215658 A JP6215658 A JP 6215658A JP 21565894 A JP21565894 A JP 21565894A JP H0883487 A JPH0883487 A JP H0883487A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スタンバイサイクル時における消費電流を低
減しつつアクセス遅延の増大を防止する。 【構成】 メイン電源電圧線1,3とサブ電源電圧線
2,4の間に、基準電圧発生回路10からの基準電圧V
ref1およびVref2に従ってサブ電源電圧線2お
よび4上の電圧レベルを設定する電圧設定回路5,6,
Q3,Q4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、特
にCMOSトランジスタ(相補絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ)で構成される論理ゲートを含む半導体装置
の消費電流を低減するための構成に関する。より特定的
には、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・
メモリ)などの半導体記憶装置のサブスレッショルド電
流を低減するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】消費電力が極めて小さい半導体回路とし
ては、CMOS回路がよく知られている。
【0003】図24は、CMOSインバータの構成を示
す図である。図24において、CMOSインバータは、
一方動作電源電圧Vccを受ける電源ノード900と出
力ノード901との間に設けられ、そのゲートに入力信
号INを受けるpチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ)PTと、他方動作電源電
圧Vss(通常、接地電位)を受ける他方電源ノード9
02と出力ノード901との間に設けられ、そのゲート
に入力信号INを受けるnチャネルMOSトランジスタ
NTを含む。出力ノード901に負荷容量Cが存在す
る。入力信号INがローレベルのときには、pチャネル
MOSトランジスタPTがオン状態、nチャネルMOS
トランジスタNTがオフ状態となり、容量負荷Cがpチ
ャネルMOSトランジスタPTを介して充電され、出力
信号OUTが電源電圧Vccレベルとなる。この負荷容
量Cの充電が完了すると、pチャネルMOSトランジス
タPTは、そのソースおよびドレイン電位が同じとな
り、オフ状態となる。したがってこのときには、電流が
流れず、消費電力は無視することができる。
【0004】入力信号INがハイレベルのときには、p
チャネルMOSトランジスタPTはオフ状態、nチャネ
ルMOSトランジスタNTはオン状態となり、負荷容量
CはnチャネルMOSトランジスタNTを介して他方電
源電位Vssレベルにまで放電される。この放電が完了
するとnチャネルMOSトランジスタNTはソースおよ
びドレイン電位が同じとなり、オフ状態となる。したが
ってこの状態においても消費電力は無視することができ
る。
【0005】MOSトランジスタを流れるドレイン電流
ILは、MOSトランジスタのゲート−ソース間電圧の
関数で表わされる。MOSトランジスタのしきい値電圧
の絶対値よりもそのゲート−ソース間電圧の絶対値が大
きくなると、大きなドレイン電流が流れる。ゲート−ソ
ース間電圧の絶対値がしきい値電圧の絶対値以下となっ
てもドレイン電流は完全に0とはならない。この電圧に
おいて流れるドレイン電流はサブスレッショルド電流と
呼ばれ、ゲート−ソース間電圧に指数関数的に比例す
る。
【0006】図25にnチャネルMOSトランジスタの
サブスレッショルド電流特性を示す。図25において、
横軸はゲート−ソース間電圧VGSを示し、縦軸にドレ
イン電流ILの対数値を示す。図25において、直線I
およびIIの直線領域がサブスレッショルド電流であ
る。しきい値電圧は、このサブスレッショルド電流領域
において所定の電流を与えるゲート−ソース間電圧とし
て定義される。たとえば、ゲート幅(チャネル幅)10
μmのMOSトランジスタにおいて10mAのドレイン
電流が流れるときのゲート−ソース間電圧がしきい値電
圧として定義される。図25において、その所定の電流
I0と対応のしきい値電圧VT0およびVT1を示す。
【0007】MOSトランジスタの微細化に伴って電源
電圧Vccもスケーリング則に沿って低下される。この
ため、MOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値Vt
hは同様にスケーリング則に沿って低下させないと、性
能向上が図れない。たとえば、図24に示すCMOSイ
ンバータにおいて、電源電圧Vccが5Vで、nチャネ
ルMOSトランジスタNTのしきい値電圧Vthが1V
とすると、入力信号INが0Vから1V以上となったと
きに、大きなドレイン電流が生じ、負荷容量Cの放電が
始まる。このとき、しきい値電圧Vthを同じ値にした
ままで電源電圧Vccをたとえば3Vに低下させた場合
においても同様、入力信号INが1V以上となったとき
でないとnチャネルMOSトランジスタNTをオン状態
として大きな電流で負荷容量Cを放電することはできな
い。すなわち、電源電圧Vccが5Vの場合入力信号I
Nの振幅の1/5の時点で容量負荷の放電が生じるのに
対し、電源電圧Vccが3Vの場合、入力信号INの振
幅の1/3の時点で容量負荷Cの放電が始まる。したが
って入出力応答特性が悪化し、高速動作を保証すること
ができなくなる。そこで、しきい値電圧の絶対値Vth
は電源電圧と同様スケーリングする必要が生じる。
【0008】しかしながら、図25に示すように、しき
い値電圧VT1をしきい値電圧VT0に低下させた場
合、サブスレッショルド電流特性は、直線Iから直線I
Iへ移行する。したがって、ゲート電圧が0V(Vss
レベル)となったときのサブスレッショルド電流がIL
1からIL0に上昇し、消費電流が増加するため、しき
い値電圧の絶対値Vthを電源電圧と同様にスケールダ
ウンすることができなくなり、動作特性、特に高速動作
特性を実現するのが困難になることが予想される。
【0009】そこで、高速動作特性を損なうことなくサ
ブスレッショルド電流を抑制するための構成が、199
3シンポジウム・オン・VLSI・サーキット、ダイジ
ェスト・オブ・テクニカル・ペーパーズの第47頁ない
し第48頁および第83頁ないし第84頁それぞれにお
いて堀内等および高島等により開示されている。
【0010】図26は、上述の文献において堀内等が示
す電源線の構成を示す図である。図26においては、C
MOS回路として、n個の縦続接続されたCMOSイン
バータf1〜fnを一例として示す。インバータf1〜
f4の各々は、図24に示す構成と同じ構成を備える。
【0011】一方の動作電源電圧を供給する経路におい
ては、電源電圧Vccを受ける第1の電源ノード910
に第1の電源線911が接続され、この第1の電源線9
11と平行に第2の電源線912が配置される。第1の
電源線911と第2の電源線912とは高抵抗Raによ
り接続される。この抵抗Raと並列に、第1の電源線9
11と第2の電源線912とを制御信号φcに応答して
選択的に接続するpチャネルMOSトランジスタQ1が
設けられる。第1の電源線911と第2の電源線912
の間には、また第2の電源線912の電位を安定化する
ための比較的大きな容量を有するキャパシタCaが設け
られる。
【0012】他方電源電圧Vss(接地電位:0V)の
伝達経路においては、この他方電源電圧(以下、単に接
地電圧と称す)Vssを受ける第2の電源ノード920
に接続される第3の電源線921と、この第3の電源線
921と平行に配置される第4の電源線922を含む。
第3の電源線921と第4の電源線922の間には、高
抵抗Rbが設けられ、この抵抗Rbと並列に、制御信号
φsに応答して選択的に第3の電源線921と第4の電
源線922を接続するnチャネルMOSトランジスタQ
2が設けられる。また、第3の電源線921と第4の電
源線922の間には、この第4の電源線922の電位を
安定化するための大きな容量を有するキャパシタCbが
設けられる。
【0013】奇数段のインバータf1、f3、…は、そ
の一方動作電源ノード(高電位を受ける電源ノード)が
第1の電源線911に接続され、他方電源ノード(低電
位を受ける電源ノード)が第4の電源線922に接続さ
れる。偶数段のインバータf2、…は、その一方動作電
源ノードが第2の電源線912に接続され、他方電源ノ
ードが第3の電源線921に接続される。次に動作につ
いて説明する。
【0014】DRAMにおいては、スタンバイ時におい
ては、その信号の状態は予め予測可能である。またその
出力信号の状態も同様予測可能である。図26に示す構
成では、入力信号INがスタンバイ時にローレベルとな
り、アクティブサイクル時にハイレベルとなる。スタン
バイサイクル時には、制御信号φcがハイレベル、制御
信号φsがローレベルとされ、MOSトランジスタQ1
およびQ2はともにオフ状態とされる。この状態におい
ては、電源線911および912は高抵抗Raを介して
接続され、電源線921および922も高抵抗Rbを介
して接続される。電源線912の電位VCLは、 VCL=Vcc−Ia・Ra となり、電源線922の電圧VSLは、 VSL=Vss+Ib・Rb となる。ここで、IaおよびIbは抵抗RaおよびRb
をそれぞれ流れる電流を示す。入力信号INは、今、接
地電位Vssレベルである。インバータf1において
は、pチャネルMOSトランジスタPTがオン状態であ
り、出力ノードを電源線911上の電源電位Vccレベ
ルに充電している。一方、nチャネルMOSトランジス
タNTは、そのソース電位(電源ノード902の電位)
が中間電位VSLであり、接地電位Vssよりも高い電
位レベルに設定される。したがって、このnチャネルM
OSトランジスタNTは、そのゲート−ソース間電圧が
負電圧となり、図25に示すように、サブスレッショル
ド電流はゲート−ソース間電圧が−VSLのときのサブ
スレッショルド電流IL2となり、電源ノード902の
電位が接地電位Vssのときに流れるサブスレッショル
ド電流IL1よりも小さくされる。ここで、MOSトラ
ンジスタの動作特性については図25に示す直線Iに従
って説明する。またnチャネルMOSトランジスタのオ
ン/オフ状態は、そのゲート−ソース間電圧がしきい値
電圧よりも高くなったときをオン状態として示し、その
ゲート−ソース間電圧がしきい値電圧よりも小さくなっ
たときはオフ状態として示す。PチャネルMOSトラン
ジスタの場合は逆である。
【0015】インバータf2においては、その入力信号
/IN(インバータf1の出力信号)が電源電位Vcc
レベルのハイレベルである。したがって、インバータf
2においては、pチャネルMOSトランジスタがオフ状
態、nチャネルMOSトランジスタがオン状態となる。
pチャネルMOSトランジスタは、そのソースが電源線
912に接続されており、電圧VCLを受けている。し
たがって、インバータf2において、pチャネルMOS
トランジスタのゲート電位はそのソース電位よりも高く
なり、nチャネルMOSトランジスタの場合と同様サブ
スレッショルド電流も抑制される。後段のインバータf
3〜fnにおいても同様である。したがってスタンバイ
時においてインバータf1〜fnにおけるサブスレッシ
ョルド電流が抑制され、スタンバイ電流が低減される。
【0016】アクティブサイクルが始まると、制御信号
φcがローレベル、制御信号φsがハイレベルとされ、
MOSトランジスタQ1およびQ2はともにオン状態と
される。MOSトランジスタQ1およびQ2は、大きな
チャネル幅Wを有しており、インバータf1〜fnに対
し十分に充放電電流を供給することができる。この状態
においては、電源線912および922の電位はそれぞ
れ電源電位Vccおよび接地電位Vssレベルとなる。
これにより、アクティブサイクル時において入力信号I
Nに従ってその出力信号OUTも確定状態とされる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図27に、図26に示
す回路の動作波形および電源線を流れる電流を示す。図
27に示すように、スタンバイサイクルにおいては、信
号φsおよびφcに応答してMOSトランジスタQ1お
よびQ2がともにオフ状態であり、電源線912上の電
圧VCLおよび電源線922上の電圧VSLはそれぞれ
電源電圧Vccおよび接地電位Vss(0V)の間の中
間電位となる。この状態においてインバータf1〜f4
においてサブスレッショルド領域のMOSトランジスタ
(オフ状態のMOSトランジスタ)はより強いオフ状態
とされ、サブスレッショルド電流は低減される。
【0018】アクティブサイクルにおいては、制御信号
φsおよびφcがそれぞれハイレベルおよびローレベル
とされ、MOSトランジスタQ1およびQ2はオン状態
となり、電源線912上の電圧VCLは電源電位Vcc
に等しくなり、また電源線922上の電圧VSLは接地
電位Vssに等しくなる。アクティブサイクルの開始時
には、電源線912を充電するために電源電流Iccが
流れ(VCL充電電流)、次いで入力信号INが変化す
ると、応じてインバータf1〜fnが動作し、その信号
レベルを変化するために充放電電流が生じ、比較的大き
な動作電流が生じる。
【0019】スタンバイサイクルからアクティブサイク
ルへの移行時において、トランジスタQ1およびQ2は
オン状態とされて電圧VCLおよびVSLの電源電位V
ccおよび接地電位Vssにそれぞれ等しくされる。電
源線912および922には、配線容量が存在しまたは
それに接続されるトランジスタによる寄生容量(トラン
ジスタの接合容量)が付随しており、電源線912およ
び922の電圧VCLおよびVSLがそれぞれ電源電位
Vccおよび接地電位Vssに復帰するまでにある期間
が必要とされる。スタンバイ電流を小さくするために、
電圧VCLと電源電位Vccとの差および電圧VSLと
接地電位Vssとの差が大きくされた場合には、電源線
912および922の電圧VCLおよびVSLはそれぞ
れ所定の電位VccおよびVssに復帰するまでの時間
が長くなる。このとき電源線912および922に接続
される回路(インバータf1〜fn)が動作した場合、
これらのメイン電源線の電圧レベルが不安定となり、こ
れらの回路の動作速度が遅くなり(一般に、MOSトラ
ンジスタの動作速度はそのゲート電圧および電源電圧の
関数として与えられる)、所望の条件を満足する動作特
性が得られず、信号伝播遅延が大きくなる。したがっ
て、電源線921および922の電圧VCLおよびVS
Lが電源電位Vccおよび接地電位Vssに復帰した後
に、電源線912および922から動作電源電圧を受け
る回路を動作させる必要がある。したがって、この場
合、電源線912および922に接続される回路の動作
開始タイミングが遅くなり、DRAMの場合、そのアク
セス時間が長くなるという問題が生じる。
【0020】それゆえに、この発明の目的は、低消費電
流で高速動作する半導体集積回路装置を提供することで
ある。
【0021】この発明の他の目的は、動作速度に悪影響
を及ぼすことなくスタンバイサイクルにおける消費電流
を十分に抑制することのできる半導体集積回路装置を提
供することである。
【0022】この発明のさらに他の目的は、アクセス時
間の増大をもたらすことなくスタンバイサイクルにおけ
る消費電流を十分に抑制することのできる半導体集積回
路装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体集
積回路装置は、第1の電源電圧を伝達する第1のメイン
電源線と、第1のサブ電源線と、動作サイクル規定信号
に応答して、この第1のメイン電源線と第1のサブ電源
線とを電気的に接続する第1のスイッチングトランジス
タと、第1のサブ電源線上の電圧と基準電圧とを差動的
に増幅する第1の差動増幅手段と、この第1の差動増幅
手段の出力信号に応答して、第1のメイン電源線と第1
のサブ電源線の間に電流が流れる経路を形成する第2の
スイッチングトランジスタと、第1のサブ電源線上の電
圧を動作電源電圧として動作し、与えられた入力信号に
所定の論理処理を施して出力する論理ゲートを備える。
【0024】請求項2に係る半導体集積回路装置は、第
1の電源電圧を伝達するメイン電源線と、サブ電源線
と、動作サイクル規定信号に応答して、このメイン電源
線とサブ電源線とを電気的に接続するスイッチングトラ
ンジスタと、その一方導通ノードがメイン電源線に接続
され、かつその他方導通ノードがサブ電源線に接続され
かつその制御電極が高電位から低電位側へ向かうダイオ
ードを形成する様にメイン電源線およびサブ電源線の一
方に接続される絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、
サブ電源線上の電圧を一方動作電源電圧として動作し、
与えられた入力信号に所定の論理処理を施して出力する
論理ゲートと、絶縁ゲート型電界効果トランジスタのバ
ックゲートに基準電圧を印加する基準電圧発生回路とを
備える。
【0025】好ましくは、基準電圧発生回路は、その基
準電圧のレベルを調節する手段を含む。
【0026】また好ましくは、基準電圧発生回路は、特
定の動作モードを指定する特定動作モード指定信号に応
答して、その基準電圧の電圧レベルを変更する手段を含
む。
【0027】また好ましくは、行および列のマトリック
ス状に配列される複数のメモリセルを有するメモリセル
アレイと、このメモリセルアレイの不良メモリセルの行
または列のアドレス特定する不良アドレスを記憶する溶
断可能なリンク素子を含むプログラム回路と、そのプロ
グラム回路の溶断可能なリンク素子と同じ材料で構成さ
れるプログラム素子を含み、基準電圧の電圧レベルを調
整するレベル調整回路をさらに備える。
【0028】また好ましくは、行および列のマトリック
ス状に配列される複数のメモリセルを含むメモリセルア
レイと、電源電圧線上の電圧を一方動作電源電圧として
動作し、動作サイクル規定信号、データ入出力モード指
定信号およびアドレス信号を含む外部信号をバッファ処
理して内部信号を生成する入力バッファとをさらに備え
る。論理ゲートは、好ましくは、この入力バッファから
の内部信号に含まれる行アドレス信号をデコードしてメ
モリセルアレイの行を指定する行指定信号を発生する行
デコード回路を含む。
【0029】また好ましくは、第2のサブ電源線と、メ
イン電源線と第2のサブ電源線とを動作サイクル規定信
号に応答して電気的に接続する第3のスイッチングトラ
ンジスタと、基準電圧発生手段からの、第1の基準電圧
と異なる電圧レベルの第2の基準電圧と第2のサブ電源
線上の電圧とを差動増幅する第2の差動増幅回路と、こ
の第2の差動増幅回路の出力信号に応答して、メイン電
源線と第2のサブ電源線との間に電流が流れる経路を形
成する第4のスイッチングトランジスタを備える。
【0030】また好ましくは、第2のサブ電源線と、動
作サイクル規定信号に応答してこの第2のサブ電源線と
メイン電源線とを電気的に接続する第2のスイッチング
トランジスタと、基準電圧発生手段からの先の基準電圧
と異なる電圧レベルの第2の基準電圧を受けるバックゲ
ートと、その一方導通ノードがメイン電源線に接続さ
れ、その他方導通ノードが第2のサブ電源線に接続され
かつその制御電極ノードが高電位から低電位側へ向かう
ダイオードを形成する様にメイン電源線およびサブ電源
線の一方に接続される第2の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタと、第2のサブ電源線上の電圧を一方動作電源
電圧として動作し、与えられた入力信号に所定の論理処
理を施して出力する第2の論理ゲートをさらに備える。
【0031】請求項9に係る半導体集積回路装置は、所
定のレベルの電源電圧を伝達するメイン電源線と、サブ
電源線と、動作サイクル規定信号に応答して、前記メイ
ン電源線と前記サブ電源線とを電気的に接続するスイッ
チング素子と、前記スイッチング素子の非導通時、前記
サブ電源線を前記電源電圧と異なる電圧レベルに維持す
るための電圧設定手段と、前記メイン電源線上の電源電
圧をバックゲートに受けかつその一方導通ノードが前記
サブ電源線上の電圧を受ける様に接続される絶縁ゲート
型電界効果トランジスタを含み、与えられた信号に所定
の処理を施して出力する論理ゲートを含む。
【0032】
【作用】請求項1の半導体集積回路装置において、第2
のスイッチングトランジスタは、その電源線上の電圧レ
ベルを基準電圧レベルに維持し、それにより安定に所望
の電圧レベルにサブ電源線を維持する。
【0033】請求項2の半導体集積回路装置において、
絶縁ゲート型電界効果トランジスタのバックゲートに基
準電圧が印加されており、この絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタのしきい値電圧を製造パラメータのばらつき
にかかわらずほぼ一定値に維持することができ、このダ
イオード接続された絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
により安定に所望の電圧レベルにサブ電源線を維持する
ことができる。
【0034】また、基準電圧調整手段により基準電圧を
調整することにより、サブ電源線の電圧のメイン電源線
上の電源電圧への復帰時間およびスタンバイサイクル時
における消費電流を最適化することができる。
【0035】特定モード指示信号により基準電圧を変更
することにより、たとえばデータ保持モードのような特
殊モード時においてスタンバイ電流をより低減すること
が可能となり、動作モードに応じた消費電流およびサブ
電源線上の電圧を実現することができる。
【0036】基準電圧レベル調整のためのプログラム素
子は、メモリセルアレイの不良メモリセル救済のための
冗長回路に含まれるプログラム用のリンク素子と同じ材
料とすることにより、この冗長回路の不良アドレスプロ
グラムと同じプロセスにおいて基準電圧レベル設定のた
めのプログラム素子のプログラムを行なうことができ、
基準電圧設定のためのプログラム時間を見掛け上なくす
ことができる。
【0037】外部信号を入力する入力バッファをメイン
電源線の電圧で動作させることにより、その動作電源電
圧の所定電圧レベルへの復帰時間をなくして早いタイミ
ングで動作可能状態とし、行選択回路のような動作開始
タイミングの遅い回路は、サブ電源線からの電圧を電源
電圧として動作させることにより、サブ電源線の電圧レ
ベルのメイン電源線上の電圧レベルへの復帰時間を見掛
け上なくすことができ、スタンバイ電流の増大をもたら
すことなくアクセス時間の増大を防止することができ
る。
【0038】サブ電源線の電圧レベルを決定する基準電
圧の電圧レベルを異ならせることにより、その入力信号
の確定タイミングが早い回路に対しては、メイン電源線
の電圧に対する差を小さくしてメイン電源線上の電圧へ
の復帰時間を短縮しておくことにより、スタンバイ電流
の増大をもたらすことがなくまた各論理ゲートの動作開
始タイミングを遅らせる必要がなく、高速動作が可能と
なる。
【0039】請求項9に係る発明においては、論理ゲー
トに含まれる電界効果トランジスタは、バックゲートが
電源電圧を受けており、動作サイクル規定信号の非活性
化時には、一方導通ノードの電圧とバックゲートの電圧
とが異なり、バックゲート効果により、そのしきい値電
圧がサブショルド電流を低減する方向へと変化する。
【0040】
【実施例】この発明は、動作サイクルとしてスタンバイ
サイクルとアクティブサイクルとを有し、かつスタンバ
イサイクルにおいての論理ゲートの入出力信号の論理レ
ベルが予め決定することのできる半導体集積回路に対し
適用することができる。しかしながら、以下の説明にお
いては、半導体集積回路の一例として、ダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリのようなダイナミック型半
導体記憶装置について説明する。
【0041】図1は、この発明の一実施例である半導体
記憶装置(DRAM)の全体の構成を概略的に示す図で
ある。図1において、DRAMは、メモリセルMCが行
および列のマトリックス状に配列されるメモリセルアレ
イ100と、アドレスバッファ102からの内部ロウア
ドレス信号(Xアドレス)RAをデコードし、メモリセ
ルアレイ100における対応の行(ワード線)を選択す
る行選択回路104と、アドレスバッファ102からの
内部コラムアドレス信号(Yアドレス)CAをデコード
し、メモリセルアレイ100における列(ビット線BL
および/BL)を選択する列選択回路106と、行選択
回路104および列選択回路106により選択された行
および列の交差部に対応して配置されるメモリセルに対
しデータの書込または読出を行なうための入出力回路1
08を含む。
【0042】図1においては、1本のワード線WLと1
本のビット線BL(または/BL)の交差部に対応して
配置されるメモリセルMCを代表的に示す。メモリセル
アレイ100においては、「折返しビット線構成」の場
合、列線は互いに相補な信号を伝達するビット線対BL
および/BLにより構成され、1列に配列されたメモリ
セルは対応のビット線対の一方のビット線BL(または
/BL)に接続される。ワード線WLには1行に配列さ
れたメモリセルMCが接続される。メモリセルMCは、
情報を記憶するメモリキャパシタMQと、対応のワード
線WL上の信号電位に応答してメモリキャパシタMQを
対応のビット線BL(または/BL)に接続するメモリ
トランジスタMTを含む。
【0043】DRAMはさらに、外部から与えられる制
御信号、すなわち、ロウアドレスストローブ信号/RA
S、コラムアドレスストローブ信号/CASおよびライ
トイネーブル信号/WEに従って様々な内部制御信号を
発生する制御回路110と、一方電源ノード20に与え
られた一方電源電圧Vccからハイレベル電源電圧VC
Lを生成して各回路に供給する電源電圧供給回路120
と、他方電源ノード(接地ノード)30に与えられた他
方電源電圧(接地電圧)Vssからローレベル電源電圧
VSLを生成して各回路へ供給する接地電圧供給回路1
30とを備える。
【0044】図1においては、電源電圧供給回路120
は、電源電位Vccとハイレベル電源電圧VCLをとも
に内部の各回路へ伝達するように示される。これは、後
に説明するように、各回路に対してメイン電源線とサブ
電源線とにより電源電圧Vccおよびハイレベル電源電
圧VCLがともに伝達されることを示すためである。同
様に、接地電圧供給回路130も接地電位Vssとロー
レベル電源電圧VSLを内部回路へ伝達するように示さ
れる。
【0045】また図1においては、電源端子20に与え
られる電源電位Vccおよび接地端子30に与えられる
接地電位Vssから高電圧Vppおよび負電圧Vbbを
発生させるVpp発生回路256およびVbb発生回路
250が示される。Vpp発生回路256からの高電圧
Vppは、行選択回路104を介してメモリセルアレイ
100における選択ワード線WL2に伝達される。これ
によりメモリセルMCに含まれるトランジスタMTのし
きい値電圧損失によるメモリキャパシタMQへの書込電
圧の損失を防止する。Vbb発生回路250からの負電
圧Vbbは少なくともメモリアレイ100の基板領域へ
印加される。負電圧Vbbをメモリアレイ100の基板
領域へ印加することにより、後にも説明するがnチャネ
ルMOSトランジスタのしきい値電圧の安定化、信号配
線領域における寄生MOSトランジスタのターンオンの
防止、などを実現する。
【0046】制御回路110の構成は後に詳細に説明す
るが、行選択動作に関連する制御信号を発生する回路
と、列選択動作に関連する制御信号を発生する回路とを
含む。ロウアドレスストローブ信号/RASは、DRA
Mの動作サイクル、すなわち、外部アクセス待機状態の
スタンバイサイクルと外部アクセスが行なわれるアクテ
ィブサイクルとを決定するとともに、DRAM内の行選
択に関連する動作を開始させる。ロウアドレスストロー
ブ信号/RASにより活性/非活性が決定される回路を
ロウ系回路と以下称する。
【0047】コラムアドレスストローブ信号/CAS
は、信号/RASの活性化時(Lレベル)においてDR
AMの列選択に関連する動作(データ入出力動作を含
む)を開始させる。ライトイネーブル信号/WEはデー
タ書込を行なうか否かを示し、ローレベル時にデータ書
込を指定し、ハイレベル時にデータ読出を指定する。デ
ータ読出タイミングはコラムアドレスストローブ信号/
CASの活性化により決定され、データ書込タイミング
は信号/WEおよび/CASの遅い方の活性化により決
定される。信号/CASにより活性/非活性が決定され
る回路をコラム系回路と以下称す。出力イネーブル信号
/OEが更に与えられる構成が利用されてもよい。
【0048】電源電圧供給回路120および接地電圧供
給回路130は、その構成は後に詳細に説明するが、ロ
ウ系回路およびコラム系回路に対し別々に設けられると
ともに、電圧VCL、VSLを伝達する電源線のインピ
ーダンス(抵抗)をDRAMの動作状態(動作サイクル
および動作期間)に応じて変更することにより、サブス
レッショルド電流を抑制する。
【0049】次に、この図1に示すDRAMのデータ入
出力動作について簡単に図2に示す動作波形図を併せて
参照して説明する。外部ロウアドレスストローブ信号/
RASがハイレベルの非活性時においては、DRAMは
スタンバイサイクルにある。この状態において、メモリ
セルアレイ100においては、ワード線WLは非選択状
態のローレベルにあり、ビット線BLおよび/BLも中
間電位(Vcc/2)レベルにプリチャージされてい
る。センスアンプ活性化信号SOも非活性状態のローレ
ベルにある。
【0050】図1に示していないが、ビット線対BL,
/BLそれぞれに対してセンスアンプが設けられてお
り、活性化時にはこのセンスアンプは対応のビット線対
の各ビット線の電位を差動的に増幅する。入出力データ
Din(およびQ)は無効状態である。図2において
は、これはハイインピーダンス(電気的にフローティン
グ状態)Hi−Zとして示す。
【0051】信号/RASがローレベルに立下がると、
アクティブサイクルが始まり、DRAMの内部アクセス
が行なわれる。まず、中間電位に保持されていたビット
線BLおよび/BLがそのプリチャージ電位でフローテ
ィング状態とされる。アドレスバッファ102は、制御
回路110の制御の下に、与えられたアドレス信号を取
込み内部ロウアドレス信号RAを発生する。行選択回路
104がこの内部ロウアドレス信号RAをデコードし、
アドレス指定された行に対応して設けられたワード線の
電位をハイレベルに立上げる。選択されたワード線WL
に接続されるメモリセルの保持するデータ(メモリキャ
パシタMQの一方電極(ストレージノード)の電位)が
対応のビット線BLまたは/BLへ伝達される(メモリ
トランジスタMTを介して)。これにより、ビット線B
Lまたは/BLの電位が伝達されたメモリセルの保持デ
ータに従って変化する。対をなす他方のビット線/BL
またはBLは、プリチャージ電位(Vcc/2)を保持
している。
【0052】次いでセンスアンプ活性化信号SOが活性
化され、図示しないセンスアンプが動作し、ビット線対
BLおよび/BLの電位を差動的に増幅することによ
り、メモリセルの保持データを検知増幅する。図2にお
いては、選択されたメモリセルがハイレベルデータを保
持している場合が示される。ビット線BLおよび/BL
の電位がハイレベル(電源電圧Vccレベル)およびロ
ーレベル(接地電圧Vssレベル)に確定するとコラム
インターロック期間が終了し、コラム系回路の動作が許
可される。
【0053】このコラム系回路の出力信号が有効とされ
る期間においては、外部コラムアドレスストローブ信号
/CASが有効とされ、活性状態となり、ローレベルと
なる。このローレベルのコラムアドレスストローブ信号
/CASに応答して、アドレスバッファ102は、アド
レス信号を取込み内部コラムアドレス信号CAを発生す
る。列選択回路106がこの内部コラムアドレス信号C
Aをデコードし、メモリセルアレイ100において対応
の列(ビット線対)を選択する。入出力回路108は、
データ読出時においては、このコラムアドレスストロー
ブ信号/CASの立下がりに応答して有効データQを出
力する。データ書込時においては、ライトイネーブル信
号/WEおよびコラムアドレスストローブ信号/CAS
がともにローレベルとされると、外部書込データDから
有効な内部書込データが生成され、選択されたメモリセ
ル(選択された行および列の交差部に配置されたメモリ
セル)へ書込まれる。
【0054】必要なメモリセルのデータの書込/読出が
完了すると、ロウアドレスストローブ信号/RASが非
活性状態のハイレベルへ立上がり、アクティブサイクル
が完了する。これにより、コラム系動作有効期間が完了
し、選択状態にあったワード線WLが非選択状態とな
り、またセンスアンプ活性化信号SOも非活性状態とさ
れ、ビット線BLおよび/BLがイコライズされかつ中
間電位にプリチャージされる。この後コラムアドレスス
トローブ信号/CASが非活性状態となり、ライトイネ
ーブル信号/WEもハイレベルとなると、1つのメモリ
サイクルが完了する。
【0055】図3は、図1に示すアドレスバッファおよ
び制御回路の詳細構成を示すブロック図である。図3に
おいて、アドレスバッファ102は、外部から与えられ
るアドレス信号Ai−A0からXアドレス(内部ロウア
ドレス信号RA)を発生するロウアドレスバッファ10
1と、アドレス信号Ai−A0からYアドレス(内部コ
ラムアドレス信号CA)を発生するコラムアドレスバッ
ファ103を含む。ロウアドレス信号とコラムアドレス
信号とがマルチプレクスしてアドレス信号Ai−A0と
して与えられる。ロウアドレスバッファ101およびコ
ラムアドレスバッファ103がそれぞれXアドレスおよ
びYアドレスを発生するタイミングは、制御回路110
からの内部制御信号により決定される。
【0056】制御回路110は、外部ロウアドレススト
ローブ信号/RASを受けて内部RAS信号、ロウアド
レスラッチ信号RALおよびロウアドレスイネーブル信
号RADEを発生する/RASバッファ200と、/R
ASバッファ200からの信号RALおよびRADEに
応答してロウアドレスバッファ101を活性化するロウ
アドレスコントローラ202と、/RASバッファ20
0からの内部RAS信号に応答してワード線駆動信号R
X(後に説明する)およびセンスアンプ活性化信号SO
を発生するアレイコントローラ206と、アレイコント
ローラ206からの信号(センスアンプ活性化信号)に
応答してインターロック信号を発生するインターロック
信号発生回路208とを含む。インターロック信号発生
回路208からのインターロック信号は図2に示すイン
ターロック期間およびコラム系動作有効期間を決定し、
列選択に関連する動作をイネーブルする。
【0057】制御回路110は、さらに外部コラムアド
レスストローブ信号/CASに応答して内部CAS信
号、コラムアドレスラッチ信号CALおよびコラムアド
レスイネーブル信号CADEを発生する/CASバッフ
ァ210と、外部からのライトイネーブル信号/WEに
応答して内部WE信号を発生するWEバッファ212
と、/CASバッファ210からの信号CALおよびC
ADEに応答してコラムアドレスバッファ103の動作
を制御するコラムアドレスコントローラ214と、コラ
ムアドレスバッファ103からのYアドレスの変化時点
を検出するATD回路216と、/CASバッファ21
0からの内部CAS信号とATD回路216からのアド
レス変化検出信号ATDとに応答して図1に示す入出力
回路のデータ読出系を活性化する信号を発生するリード
コントローラ218と、/CASバッファ210からの
内部CAS信号と/WEバッファ212からの内部WE
信号とATD回路216からのアドレス変化検出信号A
TDとに従って図1に示す入出力回路のデータ書込系を
活性化する信号を発生するライトコントローラ219を
含む。
【0058】DRAMにおいては、コラムアドレス信号
が与えられてから有効データが出力されるまでのアドレ
スアクセスタイムが仕様により規定されている。したが
って、このコラムアドレス信号の変化を検知するために
ATD回路216が設けられる。このATD回路216
からのアドレス変化検出信号ATDに従ってコラムデコ
ーダおよびプリアンプ(後に説明する)などのコラム系
回路の動作タイミングが決定される。リードコントロー
ラ218は、ATD回路216からのアドレス変化検出
信号ATDに従ってプリアンプイネーブル信号PAEを
発生し、信号/CASに従って出力イネーブル信号OE
M(後に説明する)を出力する。ライトコントローラ2
19は、/WEバッファ212からの内部WE信号およ
びアドレス変化検出信号ATDに従って後に説明するラ
イトドライバを活性化する信号WDEを生成し、かつ/
CASバッファ210からの内部CAS信号とATD回
路216からのアドレス変化検出信号ATDに従って後
に説明する入力バッファに対するデータラッチ信号DI
Lを出力する。
【0059】ロウアドレスコントローラ202は、ロウ
アドレスラッチ信号RALに従ってロウアドレスバッフ
ァ101に対しロウアドレスをラッチさせ、ロウアドレ
スイネーブル信号RADEに応答して内部ロウアドレス
信号(Xアドレス)を有効状態とする。コラムアドレス
コントローラ214は、コラムアドレスラッチ信号CA
Lが活性状態となると、コラムアドレスバッファ103
にアドレスラッチ動作を実行させ、次いでコラムアドレ
スイネーブル信号CADEが活性状態となると内部コラ
ムアドレス信号CA(Yアドレス)を有効状態とする。
【0060】インターロック信号発生回路208からの
インターロック信号は/CASバッファ210および/
WEバッファ212へ与えられる。このインターロック
信号発生回路208の出力が非活性状態にあり、コラム
インターロック期間を指定している場合、/CASバッ
ファ210および/WEバッファ212の内部信号発生
動作が待機状態とされる。ATD回路216は、同様、
このインターロック信号発生回路218からのコラムイ
ンターロック期間指定信号(非活性状態のインターロッ
ク信号)に従ってアドレス変化検出信号ATDの発生が
待機状態とされる。
【0061】リフレッシュコントローラ204は、/R
ASバッファ200からの内部RAS信号と/CASバ
ッファ210からの内部CAS信号とに従ってリフレッ
シュ動作が指定されたとき(CBRモード)、内部で所
定の時間幅を有する内部RAS信号を発生し、リフレッ
シュに必要な動作を実行する。リフレッシュコントロー
ラ202は、コラムアドレスストローブ信号/CASが
ロウアドレスストローブ信号/RASの立上がりよりも
先に立下がったときにリフレッシュモードが指定された
と判別する。リフレッシュモードが指定されたとき、通
常、列選択動作は禁止される(内部CAS信号および内
部WE信号の発生の禁止)。
【0062】この図3に示す構成において、信号/RA
Sに関連して動作する回路すなわちロウ系回路は、/R
ASバッファ200、ロウアドレスコントローラ20
2、リフレッシュコントローラ204、アレイコントロ
ーラ206、インターロック信号発生回路208および
ロウアドレスバッファ101である。列選択に関連する
コラム系回路は、/CASバッファ210、/WEバッ
ファ212、コラムアドレスコントローラ214、AT
D回路216、リードコントローラ218、ライトコン
トローラ219、およびコラムアドレスバッファ103
である。
【0063】図4は、図1に示すメモリセルアレイ部お
よび入出力回路の詳細構成を示すブロック図である。図
4において、行選択回路104は、図3に示すロウアド
レスバッファ101から与えられるXアドレス(内部ロ
ウアドレス信号RA)をデコードし、メモリセルアレイ
104における対応のワード線を選択し、アレイコント
ローラ206から与えられるワード線駆動信号RXをこ
の選択されたワード線WL上へ伝達するロウデコーダ2
30により構成される。メモリセルアレイ104に対し
ては、アレイコントローラ206(図3参照)から与え
られるセンスアンプ活性化信号SOにより活性化され、
各列CL(ビット線対BLおよび/BL)の信号電位を
差動的に増幅するセンスアンプ232が設けられる。
【0064】図1に示す列選択回路106は、図3に示
すリードコントローラ218またはライトコントローラ
219から与えられるコラムアドレスイネーブル信号C
DEに応答して活性化され、活性化時に図3に示すコラ
ムアドレスバッファ103から与えられるYアドレス
(内部コラムアドレス信号CA)をデコードし、メモリ
セルアレイ104における対応の列を選択する信号を発
生するコラムデコーダ234を含む。図1に示す列選択
回路106は、このコラムデコーダ234からの列選択
信号に応答してメモリセルアレイ104における対応の
列をI/O線236に接続するIOゲートをさらに含
む。図4においては、このIOゲートは示していない。
【0065】図1に示す入出力0路108は、図3に示
すリードコントローラ218から与えられるプリアンプ
イネーブル信号PAEに応答して活性化され、I/O線
236上の内部読出データを増幅してリードデータバス
245上へ伝達するプリアンプ240と、リードコント
ローラ218(図3参照)からのメインアンプ出力イネ
ーブル信号OEMに応答して活性化され、リードデータ
バス245上の信号を増幅して外部読出データQを生成
して出力する出力バッファ242と、図3に示すライト
コントローラ219からの入力データラッチ信号DIL
に応答して外部書込データDをラッチしてライトデータ
バス249上に出力する入力バッファ244と、図3に
示すライトコントローラ219からのライトドライバイ
ネーブル信号WDEに応答して活性化され、ライトデー
タバス249上の内部書込データに従ってI/O線23
6上へ内部書込データを出力するライトドライバ246
を含む。
【0066】図4においては、さらに、DRAMの基準
電圧を発生するためのVbb発生器250、Vpp発生
器256に加えてVcc/2発生器255を示す。Vb
b発生器250は、チャージポンプ動作により負電圧V
bbを発生し、基板(またはウェル)領域へ与える。こ
の負電圧Vbbを基板領域へ印加することにより、以下
の効果を図る。
【0067】(1)負電圧Vbbは、nチャネルMOS
トランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)が
形成されるp型基板領域(ウェル領域)に印加される。
外部信号入力端子に与えられる信号にアンダーシュート
が生じる場合においても、この入力端子からp型基板領
域への電子の注入を防止し、この電子注入によるメモリ
セルデータの破壊を防止する。(2)nチャネルMOS
トランジスタの高不純物濃度N+領域とP基板基板領域
との間に形成されるPN接合容量を低減し、内部動作の
高速化を図る。(3)nチャネルMOSトランジスタの
しきい値電圧に対する基板効果を低減し、回路動作の安
定化を図る。(4)信号配線と基板領域との間に形成さ
れる寄生MOSトランジスタの発生を抑制する。
【0068】Vcc/2発生器255は、電源電圧Vc
cの1/2の電位を発生する。このVcc/2発生器2
55からの中間電位Vcc/2は、メモリセルのキャパ
シタMQの他方電極(セルプレート)に与えられまたス
タンバイ時にビット線を中間電位Vcc/2にプリチャ
ージする際に利用される。
【0069】図4に示す構成において、ロウ系回路はロ
ウデコーダ230およびセンスアンプ232である。コ
ラム系回路は、コラムデコーダ234、プリアンプ24
0、出力バッファ242、入力バッファ244、および
ライトドライバ246である。Vbb発生器250、V
pp発生器256およびVcc/2発生器255は、ロ
ウ系信号およびコラム系信号に関わりなく常時所定の電
圧を発生する。
【0070】図5は、図3および図4に示す制御信号の
発生シーケンスを示す図である。以下、図3ないし図5
を参照して各回路の動作について説明する。
【0071】スタンバイサイクル時においては、外部ロ
ウアドレスストローブ信号/RASはハイレベルにあ
る。この状態においては、内部RAS信号、ロウアドレ
スラッチ信号RAL、およびロウアドレスイネーブル信
号RADEはともに非活性状態のローレベルにある。列
選択動作を活性化するためのコラムイネーブル信号(イ
ンターロック信号)CLEも非活性状態のローレベルに
ある。また、コラムアドレスストローブ信号/CASお
よびライトイネーブル信号/WEもハイレベルにある。
コラム系の制御信号ATD、PAE、OEM、DILお
よびWDEもすべて非活性状態のローレベルにある。I
/O線は、所定電位(Vcc−Vth)レベルにプリチ
ャージされている。
【0072】ロウアドレスストローブ信号/RASがロ
ーレベルに立下がるとアクティブサイクルが始まる。こ
のロウアドレスストローブ信号/RASの立下がりに応
答して内部RAS信号が活性状態のハイレベルへ立上が
り、この内部RAS信号の立上がりに応答して、ロウア
ドレスラッチ信号RALがハイレベルに立上がる。この
ロウアドレスラッチ信号RALの立上がりに応答して、
図3に示すロウアドレスバッファ101が与えられたア
ドレス信号Ai−A0をラッチする。次いでロウアドレ
スイネーブル信号RADEがハイレベルの活性状態とな
り、ロウアドレスバッファ101からラッチされたアド
レス信号に対応するXアドレス(内部ロウアドレス信号
RA)が発生される。このXアドレスに従ったメモリセ
ルアレイ104におけるワード線の選択および選択ワー
ド線電位のハイレベルへの立上げおよびセンスアンプ2
32によるセンス動作が完了するまで、コラムイネーブ
ル信号CLEは非活性状態のローレベルにある。
【0073】ロウ系回路の動作がすべて完了し、センス
アンプ232が選択されたワード線に接続されるメモリ
セルのデータを検知し増幅しかつラッチした後、コラム
イネーブル信号CLEが活性状態のハイレベルに立上が
る。このコラムイネーブル信号CLEのハイレベルへの
立上がりによりコラムインターロック期間が終了し、コ
ラム系有効期間が始まる。
【0074】コラム系有効期間において、コラムアドレ
スストローブ信号/CASが立下がり、コラムアドレス
ラッチ信号CALおよびコラムアドレスイネーブル信号
CADEが順次ハイレベルとされ、コラムアドレスバッ
ファ103からYアドレス(内部コラムアドレス信号C
A)が発生される。このコラムアドレスバッファ103
からのYアドレスに従ってATD回路216からアドレ
ス変化検出信号ATDが発生され、このアドレス変化検
出信号ATDに従ってリードコントローラ218または
ライトコントローラ219からコラムデコーダイネーブ
ル信号CDEが発生される。図5においては、図面を簡
略化するためコラムアドレスラッチ信号CAL、コラム
アドレスイネーブル信号CADEおよびコラムデコーダ
イネーブル信号CDEは示していない。コラムアドレス
ラッチ信号CALおよびコラムアドレスイネーブル信号
CADEがコラムアドレスストローブ信号/CASに従
って発生された内部CAS信号に応答して発生され、コ
ラムデコーダイネーブル信号CDEは、アドレス変化検
出信号ATDの立上がりに応答して発生される。
【0075】コラムデコーダイネーブル信号CDEに応
答して、コラムデコーダ234がYアドレスのデコード
動作を行ない、Yアドレスに対応するメモリセルアレイ
104における列を選択する。これによりI/O線23
6に選択された列上に伝達されたメモリセルデータが伝
達され、I/O線236の電位が変化する。I/O線2
36はコラムデコーダイネーブル信号CDEに応答して
プリチャージ状態から解放され電気的にフローティング
状態に設定される。
【0076】次いでこのアドレス変化検出信号ATDの
立下がりに応答してプリアンプイネーブル信号PAEが
ハイレベルへ立上がり、プリアンプ240が活性化さ
れ、I/O線236上に現われた信号を増幅してリード
データバス245上へ伝達する。リードコントローラ2
18からのメインアンプ出力イネーブル信号OEMがハ
イレベルへ立上がり、出力バッファ242が活性化さ
れ、このリードデータバス245上のデータを増幅して
外部データQを生成して出力する。
【0077】一方、データ書込時においては、信号/C
ASおよび/WEに応答して入力データラッチ信号DI
Lがハイレベルに立上がり、入力バッファ244が外部
書込データDをラッチし、ライトデータバス249上に
伝達する。次いで信号/WEおよび/CASに応答して
ライトドライバイネーブル信号WDEが所定期間ハイレ
ベルに立上がり、ライトドライバ246が活性化され、
ライトデータバス249上のデータから内部書込データ
を生成してI/O線236上に伝達する。
【0078】コラムアドレスストローブ信号/CASが
ハイレベルへ立上がると、1つのメモリセルに対するデ
ータの書込/読出サイクルが完了し、信号OEMおよび
DILがローレベルへ立下がり、またI/O線236も
プリチャージ電位に復帰する。
【0079】一方、外部ロウアドレスストローブ信号/
RASがハイレベルへ立上がるとアクティブサイクルが
完了し、この外部ロウアドレスストローブ信号/RAS
の立上がりに応答してロウアドレスイネーブル信号RA
DEおよびコラムイネーブル信号CADEがともに非活
性状態のローレベルとなる。次いで内部RAS信号およ
びロウアドレスラッチ信号RALがローレベルとなる。
外部ロウアドレスストローブ信号/RASのハイレベル
への立上がりから内部RAS信号のローレベルへの立下
がりまでの期間の間にロウ系の制御信号がすべて初期状
態に復帰する。コラム系有効期間においては、ロウ系制
御信号はすべて一定の状態を維持する。コラム系制御信
号はコラムインターロック期間は初期状態を維持し、コ
ラム系有効期間において変化する。すなわち、DRAM
においては、ロウ系制御信号およびコラム系制御信号は
ともにある動作期間における論理レベルは予測可能であ
り、また、あるシーケンスに従って順次活性化される。
【0080】[実施例1]図6は、この発明の第1の実
施例である半導体集積回路装置の構成を示す図である。
図6においては、図3および図4に示す周辺回路に含ま
れる回路を、インバータf1、f2およびf3より代表
的に示す。インバータf1〜f3の各々は、pチャネル
MOSトランジスタPTとnチャネルMOSトランジス
タNTを含み、CMOSインバータの構成を備える。
【0081】インバータf1〜f3に動作電源電圧を印
加するために、電源ノード20に与えられる電源電圧V
ccを伝達する第1のメイン電源電圧伝達線1と、この
第1のメイン電源電圧伝達線と平行に配設される第1の
サブ電源電圧伝達線2と、接地ノード30へ与えられる
接地電位30を伝達する第2のメイン電源電圧伝達線3
と、第2のメイン電源電圧伝達線3と平行に配設される
第2のサブ電源電圧伝達線4が設けられる。以下の説明
においては、第1のメイン電源電圧伝達線1を、単にメ
イン電源線1と称し、第1のサブ電源電圧伝達線2を、
サブ電源線2と称し、また第2のメイン電源電圧伝達線
3をメイン接地線3と称し、第2のサブ電源電圧伝達線
4をサブ接地線4と称する。
【0082】インバータf1は、サブ電源線2とメイン
接地線3上の電圧VCLおよびVssを両動作電源電圧
として動作し、インバータf2は、メイン電源線1上の
電圧Vccとサブ接地線4上の電圧VSLを両動作電源
電圧として動作し、インバータf3は、サブ電源線2上
の電圧VCLとメイン接地線3上の電圧Vssを両動作
電源電圧として動作する。
【0083】インバータf1〜f3各々のpチャネルM
OSトランジスタPTのバックゲートへはメイン電源線
1上の電圧Vccが印加され、インバータf1〜f3各
々のnチャネルMOSトランジスタNTのバックゲート
へはメイン接地線3上の電圧Vssが印加される。サブ
電源線2およびサブ接地線4をこれらのMOSトランジ
スタPTおよびNTのバックゲートに結合させた場合
の、基板接合容量によるサブ電源線2およびサブ接地線
4の寄生容量の増加による電圧VCLおよびVSLの変
化速度の低下を防止する。また、電圧VSLが上昇した
とき、nチャネルMOSトランジスタNTのソース電位
がバックゲート電位より高くなり、実効的にMOSトラ
ンジスタNTのしきい値電圧を高くしてサブスレッショ
ルド電流を低減する。pチャネルMOSトランジスタP
Tについても、同様、スタンバイサイクル時にはソース
電位がバックゲート電位よりも低くなり、そのしきい値
がより負となり、サブスレッショルド電流を低減する。
【0084】トランジスタQ1〜Q3については、ソー
スとバックゲートとを同一電位としてバックゲート効果
をなくしてしきい値電圧を一定として、スイッチング特
性の変動を防止する。
【0085】メイン電源線1とサブ電源線2の間に、動
作サイクル規定信号/φに応答して導通し、メイン電源
線1とサブ電源線2とを電気的に接続するpチャネルM
OSトランジスタQ1が設けられ、サブ接地線4とメイ
ン接地線3の間に、動作サイクル規定信号φに応答して
導通し、メイン接地線3とサブ接地線4を電気的に接続
するnチャネルMOSトランジスタQ2が設けられる。
【0086】さらに、メイン電源線1とサブ電源線2に
対し、このサブ電源線2上の電圧と基準電圧発生回路1
0からの基準電圧Vref1を差動的に増幅する差動増
幅器5と、この差動増幅器5の出力信号に従ってメイン
電源線1からサブ電源線2へ電流を供給するpチャネル
MOSトランジスタQ3が設けられる。差動増幅器5
は、その正入力にサブ電源線2上の電圧を受け、その負
入力に基準電圧発生回路10からの基準電圧Vref1
を受ける。
【0087】メイン接地線3とサブ接地線4に対し、ま
た、サブ接地線4上の電圧VSLと基準電圧発生回路1
0からの基準電圧Vref2を差動的に増幅する第2の
差動増幅器6と、この作動増幅器6の出力信号に応答し
てサブ接地線4からメイン接地線3へ電流を送出するn
チャネルMOSトランジスタQ4が設けられる。差動増
幅器6は、その正入力にサブ接地線4上の電圧VSLを
受け、その負入力に基準電圧Vref2を受ける。
【0088】次にこの図6に示す回路の動作をその動作
波形である図7を参照して説明する。
【0089】基準電圧Vref1は、電源電圧Vccに
近い電圧レベルであり、基準電圧Vref2は、接地電
位Vssに近い電圧レベルである。スタンバイサイクル
時において、動作サイクル規定信号/φが電源電圧Vc
cレベルのHレベル、動作サイクル規定信号φが接地電
圧VssレベルのLレベルにある。この状態において
は、MOSトランジスタQ1およびQ2はともに導通状
態(オフ状態)にある(図7(A)参照)。この状態に
おいて、サブ電源線2上の電源電圧Vccが基準電圧V
ref1よりも高い場合には、差動増幅器5の出力信号
は電源電位VccレベルのHレベルであり、MOSトラ
ンジスタQ3はオフ状態とされる(図7(B))。また
一方、サブ電源線2上の電圧VCLが基準電圧Vref
1よりも小さくなると、この差動増幅器5の出力信号が
Lレベルとなり、MOSトランジスタQ3がオン状態と
なり、メイン電源線1からサブ電源線2へ電流を供給す
る。このメイン電源線2上の電圧が再びVCLに到達す
ると、このMOSトランジスタQ3は差動増幅器5の出
力信号によりオフ状態とされる。ここで図7(B)にお
いては、サブ電源線2、差動増幅器5およびMOSトラ
ンジスタQ3のフィードバック経路による応答の遅れが
少し生じているように示される。したがって、このサブ
電源線2上のVCLは、スタンバイサイクル時におい
て、MOSトランジスタQ3および差動増幅器5により
ほぼ電源電位Vccレベルよりも低い基準電圧Vref
1の電圧レベルに保持される。
【0090】一方、図7(C)に示すように、サブ接地
線上の電圧VSLが基準電圧Vref2よりも低い場合
には、差動増幅器6の出力信号が接地電位Vssレベル
のLレベルとなり、MOSトランジスタQ4はオフ状態
とされる。一方、この電圧VSLが基準電圧Vref2
よりも高くなると、差動増幅器6の出力信号もHレベル
へ上昇し、MOSトランジスタQ4はオン状態とされ、
このサブ接地線4からメイン接地線3へ電流を引抜き、
このサブ接地線4上の電圧VSLの電圧レベルを低下さ
せる。一方、電圧VSLが基準電圧Vref2以下とな
ると、MOSトランジスタQ4はオフ状態とされる。し
たがってこのサブ接地線4上の電圧VSLは基準電圧V
ref2の電圧レベルに維持される。
【0091】スタンバイサイクルにおいて入力信号IN
はHレベルである。この状態においてインバータf1の
pチャネルMOSトランジスタPTは、そのゲート電圧
がVccレベル、ソース電位が電圧VCL(=Vref
1)であり、pチャネルMOSトランジスタPTのゲー
ト−ソース間電圧は負電圧となっており、またバックゲ
ートは電圧Vccが与えられており、これによりpチャ
ネルMOSトランジスタPTがより強いオフ状態とさ
れ、図25に示されるように、そのサブスレッショルド
電流が十分に低減される。
【0092】インバータf2に対しては、インバータf
1からそのnチャネルMOSトランジスタNTにより接
地電位VssレベルのLレベルの信号が与えられる。こ
のとき、インバータf2においては、nチャネルMOS
トランジスタNTが、そのゲート電圧が接地電位Vss
レベル、ソース電圧が電圧VSL(Vref2)であ
り、ゲート−ソース間電圧が負電圧となり、またバック
ゲートの電位が電圧Vssレベルであり、より強くオフ
状態とされ、図25に示す図から明らかなように、その
サブスレッショルド電流が大幅に低減される。
【0093】インバータf3においても、インバータf
2のpチャネルMOSトランジスタPTから電源電位V
ccレベルのHレベルの信号が与えられ、インバータf
3のpチャネルMOSトランジスタPTが、バックゲー
ト電位の効果と合わせてより強いオフ状態とされ、その
サブスレッショルド電流が低減される。nチャネルMO
SトランジスタNTは、オン状態となり、その出力ノー
ドOUTを接地電位VssレベルのLレベルに放電する
とオフ状態とされる。したがって、インバータ列f1〜
f3において、サブスレッショルド電流域で動作するM
OSトランジスタのゲート−ソース間電圧はすべて負電
圧とされており(nMOSトランジスタについて)、強
いオフ状態とされ、これによりサブスレッショルド電流
が十分に抑制される。活性領域で動作するMOSトラン
ジスタは、その出力する信号の電圧レベルがソース電圧
と等しくなるとオフ状態とされる。この状態において
は、電流は流れない。したがって、この図6に示す構成
により、スタンバイサイクル時におけるサブスレッショ
ルド電流を十分に抑制することができる。
【0094】特に、差動増幅器5および6を用いてサブ
電源線2上の電圧VCLおよびサブ接地線4上の電圧V
SLを基準電圧Vref1およびVref2に維持する
ことにより、従来の図26に示すような抵抗Raおよび
Rbを用いる構成と異なり、製造パラメータのばらつき
の影響を受けることなく確実に所定の基準電圧Vref
1およびVref2のレベルに電圧VCLおよびVSL
を設定することができ、安定にスタンバイサイクル時に
サブ電源線2およびサブ接地線4の電圧VCLおよびV
SLを設定することができる。また基準電圧Vref1
およびVref2を用いることにより、所望の電圧レベ
ルに電圧VSLおよびVCLを設定することができる。
【0095】アクティブサイクルにおいては、動作サイ
クル規定信号/φがLレベルとされ、動作サイクル規定
信号φがHレベルとされる。それにより、MOSトラン
ジスタQ1およびQ2がオン状態となり、メイン電源線
1とサブ電源線2とが電気的に接続され、またメイン接
地線3がサブ接地線4に電気的に接続される。このと
き、基準電圧Vref1と電源電圧Vccとの差は小さ
く、また電圧VCLは差動増幅器5およびMOSトラン
ジスタQ3により安定に基準電圧Vref1の電圧レベ
ルに維持されているため、サブ電源線2は高速に所定時
間内に電源電位Vccレベルに復帰する。同様に、基準
電圧Vref2と接地電圧Vssの差は小さく、また電
圧VSLは差動増幅器6上およびMOSトランジスタQ
4により基準電圧Vref2の電圧レベルに安定に保持
されており、サブ接地線4の電圧VSLも高速で接地電
位Vssの電圧レベルに復帰する。また、電圧VCLお
よびVSLは、それぞれ、基準電圧Vref1およびV
ref2から電圧VccおよびVssに復帰するため、
従来のような抵抗素子を用いる構成に比べて、製造パラ
メータのばらつきの影響を受けることなくその電圧レベ
ルが安定に保持されており、したがってスタンバイサイ
クルからアクティブサイクルへの移行時における電圧V
CLおよびVSLの電圧VccおよびVssに復帰する
時間を一定とすることができ、各回路の動作開始タイミ
ングにマージンを設ける必要がなく、入力信号INを早
いタイミングで変化させることができる。
【0096】[差動増幅器の構成]図8は、図6に示す
差動増幅器の構成の一例を示す図であり、図8(A)に
図6に示す差動増幅器5の構成の一例を示し、図8
(B)に図6に示す差動増幅器6の構成の一例を示す。
【0097】図8(A)において、差動増幅器5は、電
源端子20と内部ノードND1の間に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタPQ1と、電源端子20と内部
ノードND2の間に接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタPQ2と、内部ノードND1と内部ノードND3
の間に接続されるnチャネルMOSトランジスタNQ1
と、内部ノードND2と内部ノードND3の間に接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタNQ2を含む。MO
SトランジスタPQ1およびPQ2のゲート電極(制御
電極ノード)はまた内部ノードND2に接続される。M
OSトランジスタNQ1のゲート電極へ基準電圧Vre
f1が与えられ、MOSトランジスタNQ2のゲート電
極がサブ電源線2に接続される。
【0098】差動増幅器5は、さらに、内部ノードND
3と接地端子30の間に接続される定電流源CI1を含
む。電源端子20および接地端子30の代わりに、メイ
ン電源線1およびメイン接地線3からそれぞれ電源電圧
Vccおよび接地電圧Vssが与えられてもよい。内部
ノードND1が、pチャネルMOSトランジスタQ3の
ゲート電極に接続される。次にこの図8(A)に示す差
動増幅器5の動作について簡単に説明する。
【0099】サブ電源線2上の電圧VCLが基準電圧V
ref1よりも高いときには、MOSトランジスタNQ
2のコンダクタンスがMOSトランジスタNQ1のコン
ダクタンスよりも高くなり、MOSトランジスタNQ2
を介して流れる電流は、MOSトランジスタNQ1を介
して流れる電流よりも大きくなる。MOSトランジスタ
NQ2およびNQ1へは、それぞれMOSトランジスタ
PQ2およびPQ1から電流が与えられる。MOSトラ
ンジスタPQ2およびPQ1はカレントミラー回路を構
成しており、MOSトランジスタPQ1およびPQ2の
サイズが等しい場合には、MOSトランジスタPQ2を
介して流れる電流と同じ大きさの電流がMOSトランジ
スタPQ1を介して流れる。したがって、MOSトラン
ジスタNQ2のコンダクタンスが高くなり、応じてMO
SトランジスタPQ2およびNQ2を介して流れる電流
が大きくなったときには、MOSトランジスタNQ1が
放電する電流よりも大きな電流がMOSトランジスタP
Q1を介して流れる。これにより内部ノードND1の電
位が上昇し、MOSトランジスタQ3がオフ状態とな
る。
【0100】サブ電源線2上の電圧VCLが基準電圧V
ref1よりも低くなると、逆に、MOSトランジスタ
NQ2のコンダクタンスがMOSトランジスタNQ1の
コンダクタンスよりも小さくなり、MOSトランジスタ
NQ2を介して流れる電流がMOSトランジスタNQ1
を介して流れる電流よりも小さくなる。このとき、MO
SトランジスタPQ2およびPQ1のカレントミラー回
路により、MOSトランジスタNQ1へ与えられる電流
が減少し、内部ノードND1の電位は低下する。これに
より、MOSトランジスタQ3のコンダクタンスは大き
くなり、電源端子20(またはメイン電源線1)からサ
ブ電源線2へトランジスタQ3を介して電流が供給さ
れ、電圧VCLのレベルが上昇する。これら一連の動作
によりサブ電源線2の電圧VCLは、基準電圧Vref
1の電圧レベルに維持される。
【0101】差動増幅器6は、図8(B)に示すよう
に、電源端子20(またはメイン電源線1)と内部ノー
ドND6の間に接続される定電流源CI2と、内部ノー
ドND6と内部ノードND4の間に接続されるpチャネ
ルMOSトランジスタPQ3と、内部ノードND6と内
部ノードND5の間に接続されるpチャネルMOSトラ
ンジスタPQ4と、内部ノードND4と接地端子30
(またはメイン接地線3)の間に接続されるnチャネル
MOSトランジスタNQ3と、内部ノードND5と接地
端子30(またはメイン接地線3)の間に接続されるn
チャネルMOSトランジスタNQ4を含む。MOSトラ
ンジスタPQ3はそのゲート電極に基準電圧Vref2
を受け、MOSトランジスタPQ5はそのゲート電極が
サブ接地線4に接続される。MOSトランジスタNQ3
およびNQ4のゲート電極は内部ノードND5に接続さ
れる。MOSトランジスタNQ3およびNQ4はカレン
トミラー回路を構成し、MOSトランジスタNQ3およ
びNQ4のサイズが等しい場合には、MOSトランジス
タNQ4を介して流れる電流と同じ大きさの電流がMO
SトランジスタNQ3を介して流れる。次に動作につい
て簡単に説明する。
【0102】電圧VSLが基準電圧Vref2よりも高
いときには、MOSトランジスタPQ4のコンダクタン
スは、MOSトランジスタPQ3のコンダクタンスより
も小さくなり、MOSトランジスタNQ4へ与えられる
電流が低下する。一方、MOSトランジスタPQ3を介
して流れる電流が多くなるが、MOSトランジスタPQ
3は、このMOSトランジスタPQ3から与えられる電
流をすべて放電することができず、内部ノードND4の
電圧レベルが上昇し、MOSトランジスタQ4のコンダ
クタンスが高くなり、サブ接地線4からメイン接地線3
を介して接地ノード端子30へ電流が流れ、電圧VSL
の電圧レベルが低下する。
【0103】電圧VSLが基準電圧Vref2よりも低
い場合には、MOSトランジスタPQ4のコンダクタン
スがMOSトランジスタPQ3のコンダクタンスよりも
大きくなり、大きな電流がMOSトランジスタNQ4へ
与えられる。このときには、MOSトランジスタPQ3
を流れる電流は小さくされ、MOSトランジスタNQ3
は、このMOSトランジスタPQ3から与えられる電流
をすべて放電し、内部ノードND4の電圧レベルが低下
し、MOSトランジスタQ4がオフ状態とされる。これ
ら一連の動作により、サブ接地線4上の電圧VSLは基
準電圧Vref2の電圧レベルに維持される。
【0104】以上のように、実施例1の構成に従えば、
スタンバイサイクル時において、サブ電源線2およびサ
ブ接地線4の電圧VCLおよびVSLを基準電圧Vre
f1およびVref2に設定することができ、製造パラ
メータのばらつきの影響を受けることなく、サブ電源線
2およびサブ接地線4の電圧VCLおよびVSLを一定
電圧レベルに維持することができ、かつスタンバイサイ
クルからアクティブサイクルへの移行時においてサブ電
源線2およびサブ接地線4の電源電圧Vccおよび接地
電圧Vssへの復帰時間を所定の時間に設定することが
でき、回路の動作開始タイミングを早くすることができ
る。
【0105】[実施例2]図9は、図6に示す基準電圧
発生回路10の具体的構成を示す図である。図9におい
て、基準電圧発生回路10は、基準電圧Vref1を発
生する第1の基準電圧発生回路12と、基準電圧Vre
f2を発生する第2の基準電圧発生回路14を含む。図
9において基準電圧発生回路12および14へは、メイ
ン電源線1およびメイン接地線3から電源電圧Vccお
よび接地電圧Vssが与えられるように示される。これ
は電源端子20および接地端子30から別の配線を介し
てそれぞれ電源電圧Vccおよび接地電圧Vssが与え
られる構成が利用されてもよい。
【0106】まず、第1の基準電圧発生回路12の構成
および動作を説明し、次いで第2の基準電圧発生回路1
4の構成および動作を説明する。
【0107】第1の基準電圧発生回路12は、メイン電
源線1と内部ノードND6の間に直列に接続される抵抗
Ra、・・RbおよびRcと、抵抗Ra〜Rbと並列に
接続される溶断可能な低抵抗のリンク素子FLa〜FL
bと、メイン電源線1と内部ノードND7の間に接続さ
れ、そのゲート電極が内部ノードND6に接続されるp
チャネルMOSトランジスタPQ5と、内部ノードND
6およびND8の間に接続され、そのゲート電極が内部
ノードND7に接続されるpチャネルMOSトランジス
タPQ6と、内部ノードND7とメイン接地線3の間に
接続され、そのゲート電極が内部ノードND8に接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタNQ5と、内部ノー
ドND8とメイン接地線3の間に接続され、そのゲート
電極が内部ノードND8に接続されるnチャネルMOS
トランジスタNQ6を含む。MOSトランジスタPQ5
が、MOSトランジスタNQ5よりも大きな電流供給量
(大きな相互コンダクタンスβ)を有している。同様
に、MOSトランジスタPQ6と、MOSトランジスタ
NQ5およびNQ6よりも大きな電流動力を有してい
る。
【0108】第1の基準電圧発生回路12は、さらに、
メイン電源線1と内部ノードND9の間に直列に接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタNQb、NQc、
…、NQdと、MOSトランジスタNQc〜NQdと並
列に接続される溶断可能なリンク素子FLc〜FLd
と、内部ノードND9とメイン接地線3の間に接続さ
れ、そのゲートが内部ノードND8に接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタNQaを含む。MOSトランジ
スタNQb〜NQdのゲート電極はメイン電源線1に接
続され、これらMOSトランジスタNQb〜NQdは抵
抗素子として機能する。次に動作について説明する。
【0109】MOSトランジスタPQ5はMOSトラン
ジスタNQ5よりも充分大きな電流駆動力を有してお
り、導通時にはゲート−ソース電圧がそのしきい値電圧
の絶対値に設定される。すなわち、メイン電源線1と内
部ノードND6の間の電圧はVthpとなる。ここで、
VthpはMOSトランジスタPQ5のしきい値電圧の
絶対値を示す。内部ノードND6へは抵抗Ra〜Rcと
リンク素子SLa〜SLbにより電流が供給される。い
ま、この抵抗Ra〜Rcとリンク素子SLa〜SLbと
の合成抵抗をRとすると、内部ノードND6へ流れる電
流Iは、 I=Vthp/R で与えられる。この内部ノードND6を流れる電流I
は、MOSトランジスタPQ6およびNQ6を介して流
れる。このMOSトランジスタNQ6を流れる電流のミ
ラー電流はMOSトランジスタNQ5およびNQaにそ
れぞれ流れる。MOSトランジスタNQaを流れる電流
をInとし、MOSトランジスタNQb〜NQdとリン
ク素子FLc〜FLdとからなる部分の合成抵抗をRn
とすると、基準電圧Vref1は次式で与えられる。
【0110】Vref1=Vcc−In・Rn 電流Inは、電流Iのミラー電流であり、一定の電流で
あり、したがって電源電圧Vccと基準電圧Vref1
の差はIn・Rnの一定値となり、所望の大きさを維持
する基準電圧Vref1を生成することができる。
【0111】MOSトランジスタNQ6を介して流れる
電流IとMOSトランジスタNQaを介して流れる電流
Inとの比をnとすると、基準電圧Vref1はまた、
次式で与えられる。
【0112】 Vref1=Vcc−n・Vthp・Rn/R 抵抗値RおよびRnは、リンク素子FLa〜FLbおよ
びFLc〜FLdのプログラミング(溶断)により調節
することができる。リンク素子FLa〜FLbを適当な
数溶断すれば、抵抗値Rが大きくなり、基準電圧Vre
f1が高くなる。一方、リンク素子FLc〜FLdの適
当な数を溶断すれば、抵抗値Rnが大きくなり、基準電
圧Vref1が低下する。基準電圧Vref1の電圧レ
ベルを、スタンバイサイクル時におけるリーク電流を最
小とし、またスタンバイサイクルからアクティブサイク
ルへの移行時における電圧VCLの復帰時間を最小とす
るように最適化することができる。
【0113】なお、MOSトランジスタPQ5およびP
Q6、NQ5およびNQ6よりなる回路部分による定電
流発生動作をより詳しく説明すると以下のようになる。
正常状態においては、MOSトランジスタPQ6および
NQ6を流れる電流のミラー電流がMOSトランジスタ
PQ5およびNQ5を介して流れ、MOSトランジスタ
PQ5のゲート−ソース間電圧は一定値に保持される。
MOSトランジスタPQ6およびNQ6を介して流れる
電流が増加したとき、MOSトランジスタPQ5および
NQ5を介して流れる電流も増加する。このとき内部ノ
ードND6の電圧レベルが低下するため、MOSトラン
ジスタPQ5はMOSトランジスタNQ5を介して流れ
る電流よりも大きな電流を供給し、ノードND7の電圧
レベルが上昇する。これによりMOSトランジスタPQ
6を流れる電流が低下し、ノードND6の電圧レベルが
所定の電圧レベルに復帰する。
【0114】逆に、MOSトランジスタPQ6およびN
Q6を介して流れる電流が低下したとき、同様にMOS
トランジスタPQ5およびNQ5を介して流れる電流も
低下する。このときノードND6の電圧レベルは所定の
電圧レベルよりも上昇するため、MOSトランジスタP
Q5を介して流れる電流がより小さくされ、ノードND
7はMOSトランジスタNQ5を介して放電され、その
電圧レベルが低下し、MOSトランジスタPQ6のコン
ダクタンスが大きくされ、ノードND6の電圧レベルが
所定の電圧レベルに低下する。これにより、MOSトラ
ンジスタPQ5のゲート−ソース間電圧はその一定のし
きい値電圧Vthpレベルに保持され、MOSトランジ
スタPQ5およびNQ6を介して流れる電流を一定値に
する。
【0115】第2の基準電圧発生回路14は、内部ノー
ドND10とメイン電源線1の間に直列に接続される抵
抗Rd、Re…Rfと、抵抗Re〜Rfと並列に接続さ
れる溶断可能なリンク素子FLe〜FLfと、メイン電
源線1とノードND11の間に接続され、そのゲート電
極がノードND10に接続されるpチャネルMOSトラ
ンジスタPQ7と、ノードND10と内部ノードND1
2の間に接続され、そのゲート電極が内部ノードND1
1に接続されるpチャネルMOSトランジスタPQ8
と、内部ノードND12とメイン接地線3の間に接続さ
れ、そのゲートがまたノードND12に接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタNQ7と、内部ノードND1
1とメイン接地線3の間に接続され、そのゲート電極が
内部ノードND12に接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタNQ7を含む。これらの抵抗Rd〜Rfおよび
リンク素子FLe〜FLfおよびMOSトランジスタP
Q7、PQ8、NQ7およびNQ8からなる回路部分の
構成は、第1の基準電圧発生回路12に含まれる定電流
を発生する回路部分と同じ構成を備え、同様に動作す
る。
【0116】第2の基準電圧発生回路14は、さらに、
メイン電源線1と内部ノードND13の間に接続され、
そのゲート電極が内部ノードND10に接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタPQaと、内部ノードND1
3とメイン接地線3の間に直列に接続されるpチャネル
MOSトランジスタPQb、PQc、…PQdと、MO
SトランジスタPQc〜PQdと並列に接続されるリン
ク素子FLg〜FLhを含む。MOSトランジスタPQ
b〜PQdのゲート電極は、メイン接地線3に接続され
る。これらのMOSトランジスタPQb〜PQdはすべ
て抵抗素子として動作する。次に動作について説明す
る。
【0117】ノードND10の電圧レベルは、第1の基
準電圧発生回路12の場合と同様、Vcc−Vthpと
なる。ここで、VthpはMOSトランジスタPQ7の
しきい値電圧の絶対値を示す。これによって、MOSト
ランジスタPQaも、そのノードND10の電圧をゲー
ト電極に受けており、一定の電流をメイン電源線1から
供給する。このMOSトランジスタPQaから供給され
る電流がMOSトランジスタPQb〜PQdおよびリン
ク素子FLg〜FLhの回路部分に与えられ、ノードN
D13に一定の電圧が発生する。このノードND13に
発生する基準電圧Vref2は、MOSトランジスタP
Qaが供給する電流をIaとし、MOSトランジスタP
Qb〜PQdおよびリンク素子FLg〜FLhの回路部
分が有する抵抗をRsとすると次式で与えられる。
【0118】Vref2=Ia・Rs+Vss 接地電位Vssは0Vであり、基準電圧Vref2は、
Ia・Rsとなる。リンク素子FLg〜FLhのうち溶
断されるリンク素子の数が増加すると、このMOSトラ
ンジスタPQb〜PQdにおける回路部分の抵抗値Rs
が増加し、基準電圧Vref2が上昇する。一方、電流
Iaは、MOSトランジスタPQaのゲート電極がノー
ドND10に接続されており、このMOSトランジスタ
PQ7と同様、抵抗Rd〜Rfおよびリンク素子FLd
〜FLeによる回路部分を流れる電流により決定され
る。したがって、リンク素子FLe〜FLsのうち溶断
されるリンク素子の数が増加すれば、この部分の抵抗値
が低下し、応じて電流が増加する。したがってリンク素
子FLe〜FLfの溶断されるリンク素子の数が増加す
れば、基準電圧Vref2の電圧レベルが低下する。こ
れにより、基準電圧Vref2を適当な電圧レベルに設
定することができる。
【0119】上述したように、基準電圧Vref1およ
びVref2の電圧レベルを適当な電圧レベルに調整す
る機能を設けることにより、所望の電圧レベルの基準電
圧をサブ電源線2およびサブ接地線4へ印加することが
できまた、Vcc−Vref1およびVref2−Vs
sをともに一定とできる。この半導体記憶装置の製品テ
スト時において、スタンバイ電流をモニタして基準電圧
Vref1およびVref2の電圧レベルを設定するこ
とにより、最小のスタンバイ電流を実現しつつ基準電圧
Vref1およびVref2をそれぞれ電源電圧Vcc
および接地電圧Vssに近づけるようにすることができ
る。これにより、スタンバイサイクルからアクティブサ
イクルへの復帰時において、電圧VCLおよびVSLが
それぞれ電源電圧VccおよびVssへ復帰する時間を
できるだけ短くすることが可能となる。
【0120】[実施例3]図10は、この発明の第3の
実施例である半導体集積回路装置の要部の構成を示す図
である。図10に示す構成においては、メイン電源線1
とサブ電源線2とに対し、基準電圧Vrefaを発生す
る基準電圧発生回路40と、この基準電圧発生回路40
からの基準電圧Vrefaをバックゲートに受け、その
一方導通端子および制御電極ノードがメイン電源線1に
接続され、その他方導通ノードがサブ電源線2に接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタQ5が設けられる。
また、メイン接地3とサブ接地線4に対し、基準電圧V
refbを生成する基準電圧発生回路50と、この基準
電圧発生回路50からの基準電圧Vrefbをバックゲ
ートに受け、その一方導通ノードおよび制御電極ノード
がメイン接地線3に接続され、その他方導通ノードがサ
ブ接地線4に接続されるpチャネルMOSトランジスタ
Q6が設けられる。
【0121】図10においても、インバータf1〜f3
のpチャネルMOSトランジスタPTのバックゲートへ
はメイン電源線1上の電圧Vccが印加され、各nチャ
ネルMOSトランジスタNTのバックゲートへはメイン
接地線3上の電圧Vssが印加される。図6に示す構成
と同様の効果の実現を図る。トランジスタQ1およびQ
2のバックゲートはそれぞれメイン電源線1上の電圧V
ccおよびメイン接地線3上の電圧Vssが印加され
る。
【0122】基準電圧発生回路40は、接地電圧Vss
を供給するノードと負電圧Vbbを供給するノードの各
間に直列に接続される可変抵抗R1およびR2を含む。
負電圧Vbbは、図1に示す負電圧発生回路250から
与えられる。基準電圧発生回路50は、高電圧Vppを
供給するノードと電源電圧Vccを供給するノードとの
間に直列に接続される可変抵抗R3およびR4を備え
る。可変抵抗R1とR2、および可変抵抗R3とR4の
抵抗比をそれぞれ適当な値に設定することにより、基準
電圧VrefaおよびVrefbの値を調節することが
できる。
【0123】MOSトランジスタQ5およびQ6はダイ
オードとして動作する。すなわち、MOSトランジスタ
Q1のオフ状態のとき(スタンバイサイクル時)におい
ては、サブ電源線2上の電圧VCLは、MOSトランジ
スタQ5によりVcc−Vthnの電圧レベルに保持さ
れる。一方、サブ接地線4上の電圧VSLは、MOSト
ランジスタQ2のオフ状態のとき(スタンバイサイクル
時)においては、MOSトランジスタQ6により、Vt
hpの電圧レベルに保持される。ここで、VthnはM
OSトランジスタQ5のしきい値電圧を示し、Vthp
は、MOSトランジスタQ6のしきい値電圧の絶対値を
示す。一般に、MOSトランジスタのしきい値電圧Vt
は、次式で与えられる。
【0124】Vt=A+B(C+|Vsub|)1/2 ここで、A、BおよびCは、トランジスタの各種パラメ
ータにより決定される定数である。またVsubは、M
OSトランジスタのバックゲート(基板領域)へ印加さ
れる基板バイアス電圧を示す。すなわち、基板バイアス
電圧Vsubの絶対値が大きくされれば、しきい値電圧
Vtの絶対値が大きくされる。基準電圧Vrefaおよ
びVrefbは次式で与えられる。
【0125】 Vrefa=R1・Vbb/(R1+R2) Vrefb=(R3・Vcc+R4・Vtp)/(R3
+R4) ここで、接地電圧Vssは0Vとしている。したがっ
て、可変抵抗R1〜R4の抵抗値R1〜R4を適当に設
定することにより、基準電圧VrefaおよびVref
bの値を適当な値に設定することができ、応じてMOS
トランジスタQ5およびQ6のしきい値電圧Vthnお
よびVthpを適当な値に設定することができる。
【0126】図11は、図10に示す基準電圧発生回路
40および50の一般的構成の一例を示す図である。図
11において、基準電圧発生回路50に含まれる可変抵
抗R3は、高電圧Vpp印加ノードと出力ノードNDb
の間に直列に接続されるnチャネルMOSトランジスタ
NM1a〜NMmaと、MOSトランジスタNM1a〜
NMnaと並列に設けられるリンク素子Fa1〜Fan
を含む。可変抵抗R4は、電源電圧Vcc印加ノードと
出力ノードNDbの間に直列に接続されるpチャネルM
OSトランジスタPM1a〜PMnaと、MOSトラン
ジスタPM1a〜PMnaと並列に接続されるリンク素
子Fb1〜Fbnを含む。MOSトランジスタNM1a
〜NMmaのゲート電極は高電圧Vpp印加ノードに接
続され、これらMOSトランジスタNM1a〜NMma
は抵抗素子として作用する。MOSトランジスタPM1
a〜PMmaのゲート電極が、接地電圧Vss供給ノー
ドに接続され、これらのMOSトランジスタPM1a〜
PMmaが抵抗素子として作用する。リンク素子Fa1
〜FanおよびFb1〜Fbnは、導通時には対応のM
OSトランジスタを短絡しており、したがってこれらの
リンク素子Fa1〜FanおよびFb1〜Fbnを適当
に溶断することにより、可変抵抗R3およびR4の抵抗
値を適当な値に設定することができ、応じて基準電圧V
refbの電圧レベルを所望の電圧レベルに設定するこ
とができる。リンク素子Fa1〜Fanを溶断すること
により、基準電圧Vrefbの電圧レベルが低下し、リ
ンク素子Fb1〜Fbnを溶断することにより、基準電
圧Vrefbの電圧レベルが上昇する。
【0127】基準電圧発生回路40において、可変抵抗
R1は、接地電位Vss供給ノードと出力ノードNDa
の間に直列に接続されるnチャネルMOSトランジスタ
NM1b〜NMmbと、MOSトランジスタNM1b〜
NM1bと並列に接続されるリンク素子Fc1〜Fcn
を含む。リンク素子Fc1〜Fcnは、導通時対応のM
OSトランジスタを短絡する。MOSトランジスタNM
1b〜NMmbのゲート電極は電源電圧Vcc印加ノー
ドに接続され、MOSトランジスタNM1b〜NMmb
は抵抗として作用する。
【0128】可変抵抗R2は、負電圧Vbb印加ノード
と出力ノードNDaの間に直列に接続されるpチャネル
MOSトランジスタPM1b〜PMmbと、MOSトラ
ンジスタPM1b〜PMnbと並列に接続される溶断可
能な低抵抗のリンク素子Fd1〜Fdnを含む。MOS
トランジスタPM1b〜PMmbのゲート電極は負電位
Vbbを受けるように接続される。リンク素子Fc1〜
Fcnを溶断することにより、可変抵抗R1の抵抗値が
増加する。また、リンク素子Fd1〜Fdnを溶断する
ことにより、可変抵抗R2の抵抗値が増加する。リンク
素子Fc1〜Fcnを選択的に溶断することにより基準
電圧Vrefaの電圧レベルを低下させ、一方、リンク
素子Fd1〜Fdnを溶断することにより、基準電圧V
refaの電圧レベルを上昇させる。
【0129】図11に示すように、リンク素子Fa1〜
Fan、Fb1〜Fbn、Fc1〜FcnおよびFd1
〜Fdnにより基準電圧VrefaおよびVrefbの
電圧レベルを調節することにより、製造パラメータのば
らつきにより、図10に示すMOSトランジスタQ5お
よびQ6のしきい値電圧が変動しても、容易にそのしき
い値電圧の変動を補償し、所定の電圧レベルに電圧VC
LおよびVSLを設定することができる。また、チップ
テスト時スタンバイサイクル時における消費電流をモニ
タし、リンク素子Fa1〜Fdnの選択的溶断を実行す
ることより、スタンバイ電流を低減しかつ電圧VCLお
よびVSLをできるだけ電源電圧Vccおよび接地電圧
Vssに近い値に設定することができ、スタンバイサイ
クルからアクティブサイクル移行時における電圧VCL
およびVSLの復帰時間を短くすることができる。
【0130】図12は、図10に示すMOSトランジス
タQ5およびQ6の断面構造を概略的に示す図である。
図12において、MOSトランジスタQ5は、P型半導
体基板60の表面に形成されるN型ウェル80の表面に
形成されたP型ウェル81内に形成される。MOSトラ
ンジスタQ5は、このP型ウェル81の表面に間をおい
て形成される高不純物濃度のN(N+)型不純物領域8
2および83と、不純物領域82および83の間の領域
(チャネル領域)上にゲート絶縁膜(図示せず)を介し
て形成されるゲート電極85を備える。P型ウェル81
はこのMOSトランジスタQ5のバックゲートとして作
用し、高不純物濃度のP型不純物領域84を介して基準
電圧Vrefaを受ける。ゲート電極層85および不純
物領域83がメイン電源線1に接続される。MOSトラ
ンジスタQ5の不純物領域82はサブ電源線2に接続さ
れる。N型ウェル80には、高不純物濃度ドのN型不純
物領域86を介して電源電圧Vccが印加される。これ
により、P型ウェル81とN型ウェル80の間のPN接
合を逆バイアス状態とし、P型ウェル81から基板60
へのリーク電流の発生を防止する。P型基板60へ負電
圧Vbbが印加される構成が利用されてもよい。
【0131】MOSトランジスタQ6は、P型半導体基
板60の表面に形成されたN型ウェル70内に形成され
る。MOSトランジスタQ6は、N型ウェル70の表面
に間をおいて形成される高不純物濃度のP型不純物領域
71および72と、不純物領域71および72の間の領
域(チャネル領域)上にゲート絶縁膜(図示せず)を介
して形成されるゲート電極層74を含む。N型ウェル7
0は、MOSトランジスタQ6のバックゲートとして作
用し、高不純物濃度のN型不純物領域73を介して基準
電圧Vrefbを受ける。ゲート電極層74および不純
物領域71がメイン接地線3に接続される。不純物領域
72がサブ接地線4に接続される。
【0132】図12に示すように、トリプルウェル構造
(N型ウェルおよびP型ウェル両者を用いる)とするこ
とにより、MOSトランジスタQ5およびQ6に対し、
それぞれ互いに悪影響を及ぼし合うことなく所定の基準
電圧VrefaおよびVrefbを印加することができ
る。このMOSトランジスタQ5およびQ6にはそれぞ
れ近接してスイッチングトランジスタQ1およびQ2が
配置されるが、これらの互いに導電型の異なるスイッチ
ングトランジスタQ1およびQ2に対しても影響を及ぼ
すことなく基板バイアス電圧を印加することができる。
【0133】図13は、第1ないし第3の実施例の効果
を説明するための図である。図13に示すように、電圧
VCLおよびVSLが電圧レベルVCL1およびVSL
1のときには、比較的短時間(T1)で電源電圧Vcc
および接地電圧Vssレベルに復帰する。一方、電圧V
CLおよびVSLが電圧レベルVCL2およびVSL2
のとき、このサブ電源線およびサブ接地線は、同じ速度
で充放電されるものの、所定の電源電圧Vccおよび接
地電圧Vssレベルに復帰するまでに時間T2が必要と
される。したがって、スタンバイサイクルからアクティ
ブサイクルの移行時において、電圧VCLおよびVSL
はそれぞれVCL1とVSL1と設定すれば、アクティ
ブサイクルにおいて、関連の回路を早いタイミングで動
作状態とすることができる。しかしながらこの場合に
は、電圧レベルVCL2およびVSL2の場合よりもサ
ブスレッショルド電流が少し増加する。したがって第1
ないし第3の実施例のように、基準電圧のレベルを調整
することにより、この動作速度およびサブスレッショル
ド電流の最適化を図ることができる。
【0134】[実施例4]図14は、この発明の第4実
施例である半導体集積回路の要部の構成を概略的に示す
図である。図1に示すメモリセルアレイ100または図
4に示すメモリセルアレイ104において不良メモリセ
ルが存在した場合、この不良メモリセルを冗長メモリセ
ルで置換えることにより不良メモリセルを実効的に救済
することが行なわれる。この不良メモリセルの置換えの
ために冗長回路が設けられる。図14においては、この
ような冗長回路として、行を置換えるための冗長回路の
構成を示す。図14において、行冗長回路は、不良メモ
リセルの存在するアドレス(不良アドレス)を記憶し、
与えられたアドレス信号X1〜Xnが不良行を指定する
とき活性化されて対応のスペアワード線SWLを活性状
態とするスペアデコーダ91を含む。スペアワード線S
WLには、不良メモリセルが存在する1行のメモリセル
と置換えられるための1行の冗長メモリセルが接続され
る。また、冗長回路とは別にアドレス信号X1〜Xnを
デコードし、メモリセルアレイ内の対応の1行のメモリ
セルを選択するノーマルデコーダ94が設けられる。ノ
ーマルデコーダ94は、このスペアデコーダ91の活性
化時に非活性状態とされる。
【0135】スペアデコーダ91は、不良行アドレスを
記憶しかつ与えられたアドレス信号X1〜Xnが不良行
アドレスを指定するときに活性状態の信号を生成するプ
ログラム回路93と、このプログラム回路93からの活
性信号に応答してスペアワード線SWLを活性状態へ駆
動するスペアドライバ92を含む。プログラム回路93
は、プリチャージ信号PRに応答して内部ノードNxを
電源電圧Vccレベルにプリチャージするプリチャージ
トランジスタ93aと、互いに並列に設けられ、それぞ
れのゲート電極にアドレス信号X1〜Xnを受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ93b、93c、…93m
と、MOSトランジスタ93b〜93mと内部ノードN
xの間にそれぞれ設けられる溶断可能なリンク素子L1
〜Lnを含む。プリチャージ信号PRはスタンバイサイ
クル時にLレベルとされ、プリチャージトランジスタ9
3aをオン状態とする。リンク素子L1〜Lnのプログ
ラムはたとえば以下のようにして行なわれる。不良行ア
ドレスに対応するアドレス信号を受けるMOSトランジ
スタに対して設けられたリンク素子が溶断される。不良
行アドレスが指定された場合、内部ノードNxに接続す
る(リンク素子を介して)MOSトランジスタのゲート
へ与えられる信号はすべてLレベルである。不良行アド
レスと異なる行アドレスが指定されたとき、このプログ
ラム回路93へ与えられるアドレス信号のうち、非溶断
リンク素子に接続するMOSトランジスタのゲートへ与
えられる信号の1つはHレベルとされる。したがって、
アクティブサイクルにおいて、アドレス信号X1〜Xn
が与えられ、不良行アドレスを指定しているとき、内部
ノードNxに接続されるMOSトランジスタがすべてオ
フ状態となり、この内部ノードNxがプリチャージされ
た電圧レベルVccレベル(または高電圧Vppが用い
られてもよい)の電圧レベルに維持される。一方、不良
行アドレスと異なる行アドレスが指定された場合、内部
ノードNxに接続するMOSトランジスタのうち少なく
とも1つがオン状態となり、内部ノードNxは接地電圧
レベルへ放電される。これにより、不良行アドレスが指
定されたか否かの識別が行なわれる。
【0136】なお、上述の構成に代えて、不良行アドレ
ス信号と異なるアドレス信号に対応して設けられたMO
Sトランジスタに関連するリンク素子が溶断される構成
が利用されてもよい。また、このプログラム回路は、メ
イン電源線1からの電源電圧Vccではなく、高電圧V
ppを受けてもよい。
【0137】基準電圧活性回路10は、所定の基準電圧
Vref1およびVref2(またはVrefaおよび
Vrefb)を発生する基準電圧発生部95と、この基
準電圧発生部95が発生する基準電圧の電圧レベルを調
整するレベル調整回路96を含む。図14においては、
このレベル調整回路96に含まれるリンク素子LL1〜
LLnを代表的に示す。プログラム回路93における不
良行アドレスのプログラムは、半導体集積回路装置にお
ける不良メモリセルの存在の有無を調べるテストが行な
われた後に実行される。一方、基準電圧発生回路10に
おいては、基準電圧Vref1およびVref2(また
はVrefaおよびVrefb)のレベルを調整するた
めに、レベル調整部96に含まれるリンク素子LL1〜
LLnの選択的溶断が行なわれる。このリンク素子LL
1〜LLnとプログラム回路93に含まれるリンク回路
L1〜Lnを同一材料(たとえばポリシリコンまたはシ
リサイドなどの低抵抗かつ溶断な材料)でさらに好まし
くは同一形状に構成する。これにより、プログラム回路
93に含まれるリンク素子L1〜Lnのプログラムと、
レベル調整部93に含まれるリンク素子LL1〜LLn
の溶断(プログラム)とを同じ工程で行なうことがで
き、基準電圧発生回路10が発生する基準電圧Vref
1およびVref2(またはVrefaおよびVref
b)のレベルを調整するためのレベル調整時間を実質的
に無視することができ、工程を簡略化することができ
る。このとき、スタンバイ電流をモニタしつつ、レベル
調整部96のリンク素子LL1〜LLnの選択的溶断を
行なうことができない。したがって、この場合には、ス
タンバイサイクルにおいて消費電流(サブスレッショル
ド電流)の大きさを測定し、その測定された消費電流と
溶断すべきリンク素子とをテーブルの形式に予め準備し
ておき、このテーブルに従ってレベル調整部96のリン
ク素子LL1〜LLnの選択的溶断を実行する。これに
より、リンク素子L1〜LnおよびLL1〜LLnに対
したとえばレーザを用いて同一の照射条件で連続的に実
行することができる。
【0138】以上のように、この第4の実施例の構成に
従えば、基準電圧のレベル調整に要する時間をほぼ無視
することが可能となり、応じて半導体集積回路装置の製
造時間が短くなり、製造コストが低減される。
【0139】[実施例5]図15は、この発明の第5の
実施例による半導体集積回路装置の要部の構成を示す図
である。図15において、基準電圧発生回路10が発生
する基準電圧Vref1(Vrefa)およびVref
2(Vrefb)の電圧レベルをデータ保持モード時に
変更するために、信号/RAS、/CAS、/WEおよ
び特定のアドレス信号Adに従ってパワーダウンモード
を検出するパワーダウンモード検出回路301と、パワ
ーダウンモード検出回路301からの検出信号PDMお
よび/PDMに従って基準電圧発生回路10の発生する
基準電圧Vref1(Vrefa)およびVref2
(Vrefb)の電圧レベルを変更するレベル変更回路
302が設けられる。パワーダウンモードは、データ保
持モードを示し、このモードでは半導体記憶装置におい
て、単に内部でデータの保持を行なう(セルフリフレッ
シュモードにより所定時間間隔でリフレッシュが行なわ
れる)だけである。このパワーダウンモードにおいて
は、できるだけ消費電流を低減することが望まれる(一
般にパワーダウンモードは、電池駆動型のパーソナルコ
ンピュータなどの記憶装置の動作モードとして用いら
れ、電池寿命を長くするためにできるだけ消費電流を低
減することが望まれる)。このパワーダウンモード時に
基準電圧Vref1およびVref2(またはVref
aおよびVrefb)の電圧レベルをそれぞれ低下およ
び上昇させ、スタンバイサイクル時におけるサブスレッ
ショルド電流をより小さくする。パワーダウンモードに
おいては、内部でリフレッシュ動作が行なわれるだけで
あり、外部からは何らアクセスは行なわれないため、高
速アクセスは要求されない。何ら動作特性に悪影響を及
ぼすことなく消費電流を低減することができる。
【0140】なお図15に示す構成においては、パワー
ダウンモード検出回路301は信号/RAS、/CA
S、および/WEと特定のアドレス信号Adによるいわ
ゆるWCBR条件と特定のアドレスキーとからパワーダ
ウンモードを検出している。これは特定のパワーダウン
モードを指定する信号が専用に与えられる構成が利用さ
れてもよい。また、用語パワーダウンモードは、単にデ
ータ保持を行なう動作が半導体記憶装置において行なわ
れる動作モードまたは低消費電流モードを一般的に示す
ものとしてここでは用いる。
【0141】[具体的構成1]図16は、図15に示す
レベル変更回路302の具体的構成を示す図である。図
16においては、図9に示す基準電圧発生回路12およ
び14の出力部の構成が一例として示される。図9に示
す構成と対応する部分には同一の参照番号を付す。基準
電圧発生回路12は、図9に示す構成に加えて、さらに
MOSトランジスタNQcとMOSトランジスタNQb
の間に設けられるMOSトランジスタNQxを含む。こ
のnチャネルMOSトランジスタNQxのゲート電極は
電源電圧Vccを受けるように接続される。このMOS
トランジスタNQxと並列にそのゲート電極にパワーダ
ウンモード検出回路301からのパワーダウンモード検
出信号/PDMを受けるnチャネルMOSトランジスタ
NQyが設けられる。
【0142】基準電圧発生回路14においては、図9に
示す構成に加えて、pチャネルMOSトランジスタPQ
bとMOSトランジスタPQcの間にpチャネルMOS
トランジスタPQxがさらに設けられる。レベル変更回
路302は、このMOSトランジスタPQxと並列に設
けられ、そのゲート電極にパワーダウンモード検出信号
PDMを受けるpチャネルMOSトランジスタPQyを
含む。次に、この図16に示す構成の動作をその動作波
形図である図17を参照して説明する。
【0143】ノーマルモード時(パワーダウンモードと
異なるモードであり、半導体集積回路装置の外部アクセ
スが可能となる動作モード)においては、パワーダウン
モード検出回路301からのパワーダウンモード検出信
号PDMはLレベルにある。この状態においては、MO
SトランジスタNQyがオン状態、MOSトランジスタ
PQyがオン状態とされる。この状態において、それぞ
れ所定の電圧レベルの基準電圧Vref1およびVre
f2が発生され、図6に示す差動増幅器5および6へそ
れぞれ与えられる。
【0144】パワーダウンモードが指定されると、パワ
ーダウンモード検出回路301からのパワーダウンモー
ド検出信号PDMがHレベルとされ、一方その相補信号
/PDMはLレベルとされる。それにより、MOSトラ
ンジスタNQyはオフ状態とされ、MOSトランジスタ
NQxの抵抗値はMOSトランジスタ列が有する抵抗値
に付け加えられる。それにより、電源電圧Vcc供給ノ
ード(メイン電源線または電源ノード)と出力ノードN
D9の間の電圧降下が大きくなり、基準電圧Vref1
の電圧レベルはノーマルモード時よりも低くなる。
【0145】一方、基準電圧発生回路14においては、
MOSトランジスタPQyはオフ状態とされ、出力ノー
ドND13と接地電圧Vss供給ノード(接地ノードま
たはメイン接地線)の間の抵抗値がMOSトランジスタ
PQxの抵抗値によりノーマルモード時よりも大きくな
る。これにより、基準電圧Vref2の電圧レベルがノ
ーマルモード時よりも上昇する。
【0146】この基準電圧Vref1およびVref2
は、スタンバイサイクルにおいてサブ電源線上の電圧V
CLおよびサブ接地線上の電圧VSLを規定している。
したがって、ノーマルモード時におけるスタンバイサイ
クル時よりもパワーダウンモードのスタンバイサイクル
時において電圧VCLが低下し、電圧VSLが上昇し、
サブスレッショルド領域で動作するトランジスタをより
強いオフ状態にし、それによりサブスレッショルド電流
をより低減する。パワーダウンモードにおけるアクティ
ブサイクル(リフレッシュ動作)においては、図6に示
すスイッチングトランジスタQ1およびQ2がオン状態
とされ、メモリセルデータのリフレッシュが実行され
る。
【0147】[レベル変更回路の具体的構成2]図18
は、図15に示すレベル変更回路の第2の具体的構成を
示す図である。図18に示す構成においては、図10に
示す基準電圧発生回路40および50に対するレベル変
更回路の構成を示す。図18において、基準電圧発生回
路40は、接地電圧Vss供給ノードと基準電圧Vbb
供給ノードとの間に直列に接続されるnチャネルMOS
トランジスタNRa〜NRhと、MOSトランジスタN
Ra〜NRcおよびNRg〜NRhに並列に設けられる
溶断可能なリンク素子FNa〜FNcおよびFNf〜F
Nhを含む。MOSトランジスタNRa〜NRhのゲー
ト電極は共通に電源電圧Vcc供給ノードに接続され、
これらのMOSトランジスタNRa〜NRhはすべて抵
抗として作用する。リンク素子FNa〜FNcおよびF
Nf〜FNhは、適当に溶断され、基準電圧Vrefa
の電圧レベルを調整する。MOSトランジスタNRdお
よびNReの接続ノードNDaから基準電圧Vrefa
が出力される。電圧変更回路は、MOSトランジスタN
Rfと並列に接続されるnチャネルMOSトランジスタ
NRyを含む。MOSトランジスタNRyはそのゲート
電極にパワーダウンモード検出信号PDMを受ける。
【0148】基準電圧発生回路50は、高電圧Vpp供
給ノードと電源電圧Vcc供給ノードの間に直列に接続
されるpチャネルMOSトランジスタPRa〜PRh
と、MOSトランジスタPRa〜PRcおよびPRf〜
PRhにそれぞれ並列に設けられる溶断可能なリンク素
子FPa〜FPcおよびFPg〜FPhを含む。MOS
トランジスタPRa〜PRhのゲート電極は接地電圧V
ss供給ノードに接続され、これらのMOSトランジス
タPRa〜PRhは抵抗素子として作用する。MOSト
ランジスタPReおよびPRfの接続ノードNDbから
基準電圧Vrefbが出力される。
【0149】レベル変更回路は、MOSトランジスタP
Rbと並列に設けられ、そのゲート電極にパワーダウン
モード検出信号/PDMを受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタPRyを含む。基準電圧VrefaおよびVr
efbは、それぞれ図10に示すMOSトランジスタQ
5およびQ6のバックゲートへ印加される。次にこの図
18に示す回路の動作をその動作波形図である図19を
参照して説明する。
【0150】ノーマルモード時においては、パワーダウ
ンモード検出信号PDMおよび/PDMはそれぞれLレ
ベルおよびHレベルにある。その状態においては、MO
SトランジスタNRyはオフ状態、MOSトランジスタ
PRyもオフ状態にある。予め設定された電圧レベルの
基準電圧VrefaおよびVrefbが図10に示すM
OSトランジスタQ5およびQ6のバックゲートへ印加
され、それぞれが所定のしきい値電圧を与える。このノ
ーマルモードにおけるスタンバイサイクルにおいては、
電圧VCLおよびVSLはそれぞれMOSトランジスタ
Q5およびQ6のしきい値電圧により決定される電圧レ
ベルに維持される。
【0151】パワーダウンモードが指定されると、パワ
ーダウンモード検出信号PDMおよび/PDMがそれぞ
れHレベルおよびLレベルとされ、MOSトランジスタ
NRyおよびPRyがともにオン状態とされる。基準電
圧発生回路40においては、MOSトランジスタNRf
が電気的に短絡され、ノードNDaと負電圧Vbb供給
ノードの間の抵抗値が低下する。これにより、ノードN
Daから出力される基準電圧Vrefaの電圧レベルが
低下し、より負電圧Vbbに近い電圧レベルとされる。
それによりnチャネルMOSトランジスタQ5のしきい
値電圧が上昇し、応じて電圧VCLの電圧レベルがノー
マルモードのスタンバイサイクル時におけるそれよりも
低下する。
【0152】一方、基準電圧発生回路50においては、
MOSトランジスタPRdが電気的に短絡され、高電圧
Vpp供給ノードとノードNDbの間の抵抗値が低下
し、基準電圧Vrefbの電圧レベルが上昇する。それ
により、pチャネルMOSトランジスタQ6のしきい値
電圧がより負となり(その絶対値が大きくなる)、電圧
VSLが、ノーマルモードのスタンバイサイクル時にお
けるそれよりも高くなる。それにより、パワーダウンモ
ードにおけるスタンバイサイクルにおいてサブスレッシ
ョルド領域で動作するMOSトランジスタをより強くオ
フ状態とすることができ、サブスレッショルド電流によ
る消費電流を低減することができる。パワーダウンモー
ドにおいては前述のごとく、リフレッシュが行なわれる
だけであり、外部アクセスが行なわれないため、電圧V
CLおよびVSLがそれぞれ電源電圧Vccおよび接地
電圧Vssに復帰する時間が少し長くなっても、何ら問
題は生じない。
【0153】以上のように、この第5の実施例の構成に
従えば、データ保持モードにおいて、電圧VCLと電源
電圧Vccとの差および電圧VSLと接地電位Vssの
差をノーマルモード時よりも大きくしたため、スタンバ
イサイクル時における消費電流をより小さくすることが
できる。
【0154】[実施例6]図20は、この発明の第6の
実施例である半導体集積回路装置の要部の構成を示す図
である。図20において、半導体集積回路装置は、外部
信号ext.Iを受け、バッファ処理して内部信号OU
Teを生成する入力バッファ300と、入力信号INa
を受けて所定の論理処理を施して出力信号OUTaを生
成する内部回路301と、入力信号INbに所定の論理
処理を施して内部出力信号OUTbを生成する内部回路
302を含む。入力バッファ300は、メイン電源線1
上の電源電圧Vccとメイン接地線3上の接地電圧Vs
sを両動作電源電圧として動作する。内部回路302に
含まれるトランジスタのバックゲートへは電圧Vccま
たはVssが与えられる。
【0155】内部回路301に対しては、サブ電源線2
aおよびサブ接地線4aが設けられる。サブ電源線2a
とメイン電源線1の間には、動作サイクル規定信号/φ
に応答して導通し、メイン電源線1とサブ電源線2aを
電気的に接続するpチャネルMOSトランジスタQ1a
と、スタンバイサイクル時におけるこのサブ電源線2a
上の電圧VCL1の電圧レベルを設定する電圧設定部3
10が設けられる。サブ接地線4aに対しては、動作サ
イクル規定信号φに応答してサブ接地線4aをメイン接
地線3に電気的に接続するnチャネルMOSトランジス
タQ2aと、スタンバイサイクル時において、このサブ
接地線4a上の電圧VSL1の電圧レベルを設定する電
圧設定部312が設けられる。電圧設定部310および
312は、基準電圧発生回路と、差動増幅回路と、この
差動増幅回路の出力に応答して導通するMOSトランジ
スタを含むか、または基準電圧発生回路と基準電圧発生
回路の基準電圧をバックゲートに受けるMOSトランジ
スタを含む。
【0156】内部回路302に対しては、サブ電源線2
bおよびサブ接地線4bが設けられる。サブ電源線2b
に対しては、動作サイクル規定信号/φに応答してメイ
ン電源線1とサブ電源線2bを電気的に接続するpチャ
ネルMOSトランジスタQ1bと、スタンバイサイクル
時におけるこのサブ電源線2b上の電圧VCL2の電圧
レベルを設定する電圧設定部314が設けられる。サブ
接地線4bに対しては、動作サイクル規定信号φに応答
してサブ接地線4bをメイン接地線3に電気的に接続す
るnチャネルMOSトランジスタQ2bと、スタンバイ
サイクル時におけるこのサブ接地線4b上の電圧VSL
の電圧レベルと設定する電圧設定部316が設けられ
る。この電圧設定部314および316は、それぞれ電
圧設定部310および312と同様の構成を備える。
【0157】図20に示す構成において、内部回路30
1はサブ電源線2b上の電圧VCL1およびサブ接地線
4b上の電圧VSL1を両動作電源電圧として動作する
ように示される。しかしながら実際には、この入力信号
INaおよび出力信号OUTaのスタンバイサイクル時
における電圧レベルに応じてメイン電源線1およびメイ
ン接地線3上の電圧をも利用する。図20においては、
電圧VCL1およびVSL1の電圧レベルを問題とする
ため、便宜上、内部回路301がサブ電源線2aおよび
サブ接地線4a上の電圧を動作電源電圧として動作する
ように示される。なお、内部回路301は、スタンバイ
サイクル時において出力ハイインピーダンス状態とされ
る場合には、このサブ電源線2a上の電圧VCL1およ
びサブ接地線4a上の電圧VSL1を両動作電源電圧と
して利用する構成が利用されてもよい。なお、この接続
構成は、また内部回路302についても同様である。
【0158】図20に示すように、内部回路301およ
び302は、それぞれ別々の電源線構成とすることによ
り、サブ電源線2aおよび2bならびにサブ接地線4a
および4bの電圧変動(ノイズ)を抑制する。次にこの
図20に示す構成の動作についてその動作波形図である
図21を参照して説明する。
【0159】スタンバイサイクルにおいて、動作サイク
ル規定信号φはHレベルであり、MOSトランジスタQ
1a、Q2a、Q1bおよびQ2bはすべてオフ状態に
ある。この状態において、電圧VCL1、VSL1、V
CL2およびVSL2は、それぞれ電圧設定部310、
312、314および316により所定の電圧レベルに
設定される。今、電圧設定部310および314は同じ
電圧レベルに電圧VCL1およびVCL2を設定し、ま
た電圧設定部312および316は同じ電圧レベルに電
圧VSL1およびVSL2を設定するとする。
【0160】アクティブサイクルが始まると動作サイク
ル規定信号φはHレベルとされ、MOSトランジスタQ
1a、Q1b、Q2a、およびQ2bがオン状態とさ
れ、電圧VCL1、VCL2が電源電圧Vccレベルへ
復帰し、また電圧VSL1およびVSL2が接地電圧V
ssレベルへ復帰する。このとき、電源線2aおよび2
bに付随する負荷容量または寄生容量が異なり、同じ電
圧レベルにスタンバイサイクル時に維持されていても、
電源線2aおよび2bが電源電圧Vccレベルにまで復
帰するのに時間差が生じる。図21において、電圧VC
L2の復帰時間が早くなるように示される。これは、ま
た電圧VSL1およびVSL2についても同様である。
入力バッファ300は、メイン電源線1およびメイン接
地線3上の電圧VccおよびVssを両動作電源電圧と
して動作している。したがって、アクティブサイクルが
始まると、即座に外部からの信号ext.Iを取込み、
所定の処理を施して内部信号OUTeを生成することが
できる。半導体記憶装置において内部制御信号発生回路
は、その入力信号および出力信号の発生順序は予め定め
られており、所定の時間順序をもつ活性状態とされる。
内部回路301が、サブ電源線2aおよびサブ接地線4
a上の電圧VCL1およびVSL1がそれぞれ所定の電
圧VccおよびVssレベルに設定した後に、その入力
信号INaがアクティブ状態にされて動作を実行する。
内部回路302も同様に、電圧VCL2およびVSL2
が電源電圧Vccおよび接地電圧Vssに復帰した後
に、入力信号INbがアクティブ状態にされて動作を実
行する。入力バッファ300から内部回路301および
302への信号伝播には所定の時間が必要とされる。し
たがって、入力バッファ300をメイン電源線1および
メイン接地線3上の電圧VccおよびVssを両電源電
圧として動作させることにより、アクティブサイクル開
始後即座に外部信号ext.Iを取込んで内部動作を開
始させることができ、アクセス時間を大幅に低減するこ
とができる。
【0161】すなわち、電圧VCLおよびVSLが電源
電圧VccおよびVssの電圧レベルに復帰する前に動
作する回路部分(入力信号が確定状態とされる回路)に
ついては、メイン電源線1およびメイン接地線3上の電
圧VccおよびVssを動作電源として動作させ、でき
るだけ早いタイミングで動作を実行させ、アクセス遅延
の増加を防止する。いずれの回路に対して、メインおよ
びサブの電源構造を備える階層電源線構成とし、いずれ
の回路に対してメイン電源線1およびメイン接地線3の
みを電源線として利用するかは、アクティブサイクル時
における各サブ電源線およびサブ接地線の電圧の復帰時
間を測定し、そこへ与えられる信号の確定タイミングと
の関係から決定される。図3に示す/RASバッファ2
00、/CASバッファ210、/WEバッファ、およ
びロウアドレスバッファ101は、外部からの信号をで
きるだけ早いタイミングで取込み、内部信号を生成する
必要があり、この図20に示す入力バッファ300と同
様メイン電源線1およびメイン接地線3のみの非階層電
源構造とする。階層電源線構成とする部分は、比較的遅
いタイミングで動作を行なう回路であればよく、たとえ
ば図4に示すロウデコーダ230がメイン電源線および
サブ電源線とメイン接地線およびサブ接地線の階層電源
構成とされる。コラム系回路については、アクティブサ
イクルが始まってから所定時間経過後(コラムインター
ロック期間経過後)活性状態とされるため、メイン/サ
ブ電源線およびメイン/サブ接地線の階層電源構造がと
られてもよい。
【0162】以上のように、この第6の実施例の構成に
従えば、電圧VCLおよびVSLが電源電圧Vccおよ
び接地電圧Vssに復帰するよりも早いタイミングで動
作する必要のある回路に対しては、メイン電源線および
メイン接地線のみを設けることにより、これらの回路を
早いタイミングで動作を開始させることができ、アクセ
ス遅延の増大を防止することができる。
【0163】[実施例7]図22は、この発明の第7の
実施例である半導体集積回路装置の要部の構成を示す図
である。図22においては、内部回路320および32
2を代表的に示す。内部回路320は、入力信号IN0
に所定の論理処理を施して内部出力信号OUT0を生成
する。内部回路322は、入力信号IN1に所定の論理
処理を施して内部出力信号OUT1を生成する。内部回
路320に対しては、サブ電源線2aおよびサブ接地線
4aが設けられ、内部回路322に対しては、サブ電源
線2bおよびサブ接地線4bが設けられる。サブ電源線
2aに対しては、動作サイクル規定信号/φに応答して
メイン電源線1とサブ電源線2aを電気的に接続するp
チャネルMOSトランジスタQ1aと、基準電圧VRH
1に従って、スタンバイサイクル時におけるサブ電源線
2aの電圧VCL1を所定の電圧レベルに設定する電圧
設定部324が設けられる。この電圧設定部324は、
差動増幅器とこの差動増幅器の出力信号に応答して導通
するMOSトランジスタを含むか、または基準電圧VR
H1をバックゲートに受けるMOSトランジスタを含
む。
【0164】サブ接地線4aに対しては、動作サイクル
規定信号φに応答してサブ接地線4aとメイン接地線3
を電気的に接続するnチャネルMOSトランジスタQ2
aと、基準電圧VRL1に従ってこのサブ接地線4a上
の電圧VSL1のレベルをスタンバイサイクル時に設定
する電圧設定部326が設けられる。電圧設定部326
は、また差動増幅器と、この差動増幅器の出力をゲート
電極に受けるMOSトランジスタで構成されるか、また
は基準電圧VRL1をバックゲートに受けるMOSトラ
ンジスタで構成される。内部回路320は、メイン電源
線1、サブ電源線2a、メイン接地線3およびサブ接地
線4a上の電圧をすべて受けて動作するように示され
る。しかしこれは内部回320の内部構成により適当な
電源線/接地線が選択されて利用される。内部回路32
0および322のMOSトランジスタのバックゲートへ
は電圧VccまたはVssが与えられる。
【0165】内部回路322に対しては、サブ電源線2
bおよびサブ接地線4bが設けられる。サブ電源線2b
に対しては、動作サイクル規定信号/φに応答してメイ
ン電源線1とサブ電源線2bとを電気的に接続するpチ
ャネルMOSトランジスタQ1bと、基準電圧VRH2
に従ってスタンバイサイクル時におけるこのサブ電源線
2b上の電圧VCL2の電圧レベルを設定する電圧設定
部325が設けられる。電圧設定部325も、また差動
増幅器およびMOSトランジスタ,または基準電圧をバ
ックゲートに受けるMOSトランジスタの構成を備え
る。サブ接地線4bに対しては、動作サイクル規定信号
φに応答してサブ接地線4bをメイン接地線3に電気的
に接続するnチャネルMOSトランジスタQ2bと、ス
タンバイサイクル時に基準電圧VRL2に従ってサブ接
地線4b上の電圧VSL2の電圧レベルを設定する電圧
設定部327が設けられる。この電圧設定部327も同
様、差動増幅器およびMOSトランジスタ,またはMO
Sトランジスタの構成を備える。基準電圧は以下の関係
を満足する。
【0166】Vcc>VRH1>VRH2 VRL2>VRL1>Vss したがって、以下の関係がスタンバイサイクルにおいて
満たされる。
【0167】Vcc>VCL1>VCL2 VSL2>VSL1>Vss すなわち、スタンバイサイクルにおいて、内部回路32
0においてサブスレッショルド領域で動作するMOSト
ランジスタよりも、内部回路322においてサブスレッ
ショルド領域で動作するMOSトランジスタがより強い
オフ状態とされる。次に、この図22に示す構成の動作
をその動作波形図である図23を参照して説明する。
【0168】スタンバイサイクルにおいて、動作サイク
ル規定信号φはHレベルであり、MOSトランジスタQ
1a、Q1b、Q2a、およびQ2bはそれぞれオフ状
態である。この状態において、電圧VCL1、VCL
2、VSL1、およびVSL2は、それぞれ、基準電圧
VRH1、VRH2、VRL1、およびVRL2に従っ
て所定の電圧レベルに設定される。
【0169】アクティブサイクルが始まると、動作サイ
クル規定信号φがLレベルとなり、MOSトランジスタ
Q1a、Q1b、Q2a、およびQ2bはそれぞれオフ
状態とされる。これにより、サブ電源線2aおよび2b
上の電圧VCL1およびVCL2は電源電圧Vccレベ
ルに復帰し、サブ接地線4aおよび4b上の電圧VSL
1およびVSL2は接地電圧Vssレベルに復帰する。
このとき、電圧VCL1は電圧VCL2よりも高いた
め、サブ電源線2a上の電圧VCL1は、サブ電源線2
b上の電圧VCL2よりも早い時刻t1において電源電
圧Vccレベルに復帰し、同様に、電圧VSL1もVS
L2よりも早い時刻t1において接地電圧Vssに復帰
する。したがって内部回路320に与えられる入力信号
IN0は時刻t1以降の早いタイミングで活性状態とさ
れ、内部回路320からの出力信号OUT0を早いタイ
ミングで確定状態とすることができる。内部回路322
については、電圧VCL2およびVSL2が時刻t2に
おいて電圧VccおよびVssに復帰するため、この時
刻t2より遅い後のタイミングで入力信号IN1が確定
状態とされる。
【0170】上述のように、早いタイミングで動作すべ
き内部回路に対しては、サブ電源線上の電圧を電源電圧
Vccレベルに近い電圧レベルに設定し、かつサブ接地
線上の電圧VSLを接地電圧Vssレベルに近い電圧レ
ベルに設定する。これにより、スタンバイサイクル時に
おけるサブスレッショルド電流に起因する消費電流を低
減しつつ動作開始タイミングの遅れを低減することがで
き、高速動作する半導体集積回路装置またはアクセス遅
延の少ない半導体記憶装置が実現される。比較的遅いタ
イミングで動作してもよい内部回路に対しては、サブ電
源線上の電圧VCLを比較的低い電圧レベルに設定し、
一方、サブ接地線上の電圧VSLを比較的高い電圧レベ
ルに設定することにより、サブスレッショルド電流を十
分に抑制して、消費電流を低減する。これにより、何ら
動作速度/アクセス時間に悪影響を及ぼすことなく低消
費電流で動作する半導体集積回路装置が実現される。
【0171】なお、基準電圧VRH1、VRL1、VR
H2、VRL2は、それぞれ先の実施例において図9お
よび図11において示した構成を利用することができ
る。これは1つの回路からその出力ノードを別々とする
ことにより、2種類の基準電圧が発生される構成が利用
されてもよく、また別々に基準電圧を発生する構成が利
用されてもよい。
【0172】この内部回路320としては、図20に示
す構成と同様、外部信号を受ける入力バッファ、すなわ
ち、/RASバッファ、/CASバッファ、/WEバッ
ファおよびロウアドレスバッファなどが適用され、内部
回路322は、ロウデコーダなどの回路を含む。
【0173】[その他の変更例]図10に示すMOSト
ランジスタQ5およびQ6は、それぞれpチャネルMO
SトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタを
用いることができる。基準電圧の極性が切換えられれば
よく、またその接続も応じて変更される。動作モードに
応じて基準電圧を変更する場合においても、その変更方
向が逆とされる。これにより、図10に示す構成と同様
の効果を得ることができる。
【0174】また図11に示す基準電圧発生回路におい
ては、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMO
Sトランジスタが用いられているが、一方の導電形式の
MOSトランジスタのみで構成されてもよい。
【0175】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、低消
費電流で、アクセス遅延が十分に抑制される半導体集積
回路装置を実現することができる。
【0176】すなわち、請求項1の発明に従えば、メイ
ン電源電圧線とサブ電源電圧線の間に、基準電圧とサブ
電源電圧線の電圧とを比較する差動増幅器の出力信号に
従ってメイン電源線とサブ電源線との間に電流経路を形
成するスイッチング素子を設けたため、サブ電源電圧線
の電圧を基準電圧レベルに設定することができ、安定に
スタンバイサイクル時において所定の電圧レベルにサブ
電源電圧線の電圧を保持することができる。
【0177】請求項2に係る発明に従えば、メイン電源
電圧線とサブ電源電圧線の間にバックゲートに基準電圧
を受けるダイオード接続された絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタを用いたため、このサブ電源電圧線上の電圧
をスタンバイサイクル時に安定に一定の電圧レベルに保
持することができる。
【0178】請求項3の発明に従えば、基準電圧を調節
可能としたため、製造パラメータのばらつきに影響を受
けることなく確実に所望の電圧レベルの基準電圧を発生
することができ、応じてサブ電源電圧線上の電圧をスタ
ンバイサイクル時に所望の電圧レベルに保持することが
できる。
【0179】請求項4に係る発明に従えば、特定動作モ
ード時において基準電圧のレベルを変更するように構成
したため、この特定動作モード時においてサブ電源電圧
線の電圧レベルを変更することができ、より消費電流を
低減することができる。
【0180】請求項5に係る発明に従えば、基準電圧レ
ベルを調整するための手段として不良メモリセルを救済
するための不良アドレスプログラム用の溶断可能なリン
ク素子と同じ材料で構成されるリンク素子を利用したた
め、この不良アドレスのプログラムと同一のプロセスに
おいて基準電圧のレベル調整を行なうことができ、基準
電圧のレベル調整の時間をほぼ無視することができ、製
造時間を短縮することができる。
【0181】請求項6に係る発明に従えば、外部信号を
受ける入力バッファはメイン電源電圧線の電圧のみを動
作電源電圧として動作するように構成し、少なくともロ
ウアドレスデコーダはメイン/サブ電源電圧線の階層電
源構造としたため、スタンバイサイクルからアクティブ
サイクル移行時において早いタイミングで外部信号を取
込んで内部信号を発生することができ、アクセス遅延の
増大を防止することができる。
【0182】請求項7に係る発明に従えば、第1の論理
ゲートに設けられたサブ電源電圧線のスタンバイサイク
ル時における電圧と第2の論理ゲートに設けられた第2
のサブ電源電圧線のスタンバイサイクル時における電圧
レベルとを異ならせるように構成したため、その第1お
よび第2の論理ゲートの動作条件に従ってスタンバイサ
イクル時のサブ電源電圧線上の電圧レベルを設定するこ
とができ、消費電流をスタンバイサイクル時において低
減しつつ動作速度またはアクセス時間の劣化を防止する
ことができる。
【0183】請求項8に係る発明に従えば、第2の論理
ゲートのサブ電源線に対して基準電圧と電圧レベルの異
なる第2の基準電圧をバックゲートに受ける、メイン電
源電圧線とサブ電源電圧線の間に接続されたMOSトラ
ンジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)を設け
たため、第2の論理ゲートをスタンバイサイクル時にお
けるサブ電源電圧線の電圧と論理ゲートのサブ電源電圧
線上のスタンバイサイクル時における電圧レベルを異な
らせることができ、応じて論理ゲートの動作条件に従っ
て最適な電圧レベルに各サブ電源電圧線上の電圧を設定
することができスタンバイサイクル時における消費電流
を低減しつつスタンバイサイクルからアクティブサイク
ル移行時における動作開始タイミングの遅れを最小とす
ることができ、高速動作する低消費電流の半導体集積回
路装置を得ることができる。
【0184】請求項9に係る発明においては、論理ゲー
トに含まれる電界効果トランジスタのバックゲートにメ
イン電源線上の電圧を与える様に構成したので、動作サ
イクル規定信号の非活性化時におけるサブスレッショル
ド電流を、そのバックゲート効果により低減することが
できる。
【0185】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例である半導体集積回
路装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す半導体集積回路装置の動作を示す
信号波形図である。
【図3】 図1に示す半導体集積回路装置の周辺回路の
構成をより詳細に示す図である。
【図4】 図1に示す半導体集積回路装置の周辺回路の
構成をより詳細に示す図である。
【図5】 図3および図4に示す半導体集積回路装置の
周辺回路の動作を示す信号波形図である。
【図6】 この発明の第1の実施例である半導体集積回
路装置の要部の構成を示す図である。
【図7】 図6に示す半導体集積回路装置の動作を示す
信号波形図である。
【図8】 図6に示す差動増幅器の構成の一例を示す図
である。
【図9】 この発明の第2の実施例である半導体集積回
路装置に用いられる基準電圧発生回路の構成を示す図で
ある。
【図10】 この発明の第3の実施例である半導体集積
回路装置の要部の構成を示す図である。
【図11】 図10に示す基準電圧発生回路の構成の一
例を示す図である。
【図12】 図10に示す絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの断面構造を概略的に示す図である。
【図13】 第2および第3の実施例の効果を説明する
ための図である。
【図14】 この発明の第4の実施例である半導体集積
回路装置の要部の構成を示す図である。
【図15】 この発明の第5の実施例である半導体集積
回路装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図16】 図15に示すレベル変更回路の構成の一例
を示す図である。
【図17】 図16に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図18】 図15に示すレベル変更回路の他の構成を
示す図である。
【図19】 図18に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図20】 この発明の第6の実施例である半導体集積
回路装置の要部の構成を示す図である。
【図21】 図20に示す半導体集積回路装置の動作を
示す信号波形図である。
【図22】 この発明の第7の実施例である半導体集積
回路装置の要部の構成を示す図である。
【図23】 図22に示す半導体集積回路装置の動作を
示す信号波形図である。
【図24】 従来のCMOSインバータの構成を示す図
である。
【図25】 従来のCMOSインバータの問題点を説明
するための図である。
【図26】 従来の半導体集積回路装置の要部の構成を
示す図である。
【図27】 図26に示す従来の半導体集積回路装置の
動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1 メイン電源線、2,2a,2b サブ電源線、3
メイン接地線、4,4a,4b サブ接地線、10 基
準電圧発生回路、20 電源端子、30 接地端子、4
0 基準電圧発生回路、50 基準電圧発生回路、5,
6 差動増幅器、Q3,Q4 スイッチングトランジス
タ、Q5,Q6 MOSトランジスタ、R1,R2,R
3,R4 可変抵抗、L1〜Ln,LL1〜LLn リ
ンク素子、91 スペアデコーダ、100 メモリセル
アレイ、102 アドレスバッファ、104 行選択回
路、106 列選択回路、108 入出力回路、110
制御回路、120 電源電圧記憶回路、130 接地電
圧集積回路、200 /RASバッファ、201 行ア
ドレスバッファ、210 /CASバッファ、212
/WEバッファ、230 ロウデコーダ、220 Vb
b発生器、255Vcc/2発生器、256 Vpp発
生器、12,14 レベル調整機能付基準電圧発生回
路、300 入力バッファ、301,302,320,
322 内部回路、310,312,314,316,
324,325,326,327電圧設定部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体集
積回路装置は、第1の電源電圧を伝達する第1のメイン
電源線と、第1のサブ電源線と、動作サイクル規定信号
に応答してこの第1のメイン電源線と第1のサブ電源線
とを電気的に接続する第1のスイッチングトランジスタ
と、第1のサブ電源線上の電圧と基準電圧とを差動的に
増幅する第1の差動増幅手段と、この第1の差動増幅手
段の出力信号に応答して、第1のメイン電源線と第1の
サブ電源線の間に電流が流れる経路を形成する第2のス
イッチングトランジスタと、第1のサブ電源線に結合さ
れる一方導通端子を有しかつ前記動作サイクル規定信号
がスタンバイサイクルを示すとき非導通状態とされるト
ランジスタ素子を含み、与えられた入力信号に所定の論
理処理を施して出力する論理ゲートを備える。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項2に係る半導体集積回路装置は、第
1の電源電圧を伝達するメイン電源線と、サブ電源線
と、動作サイクル規定信号に応答して、このメイン電源
線とサブ電源線とを電気的に接続するスイッチングトラ
ンジスタと、その一方導通ノードがメイン電源線に接続
され、かつその他方導通ノードがサブ電源線に接続され
かつその制御電極がダイオード接続となるようにメイン
電源線またはサブ電源線に接続される絶縁ゲート型電界
効果トランジスタと、サブ電源線に結合される一方導通
ノードを有しかつ動作サイクル規定信号がスタンバイサ
イクルを示すとき非導通状態とされるトランジスタ素子
を含み、与えられた入力信号に所定の論理処理を施して
出力する論理ゲートと、絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタのバックゲートに基準電圧を印加する基準電圧発生
回路とを備える。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また好ましくは、第2のサブ電源線と、動
作サイクル規定信号に応答してこの第2のサブ電源線と
メイン電源線とを電気的に接続する第2のスイッチング
トランジスタと、基準電圧発生手段からの先の基準電圧
とは異なる電圧レベルの第2の基準電圧を受けるバック
ゲートと、その一方導通ノードがメイン電源線に接続さ
れ、その他方導通ノードが第2のサブ電源線に接続され
かつその制御電極ノードがダイオード接続となるように
メイン電源線またはサブ電源線に接続される第2の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタと、第2のサブ電源線に
結合される一方導通ノードを有しかつ動作サイクル規定
信号がスタンバイサイクルを示すとき非導通状態とされ
るトランジスタ素子を含み、与えられた入力信号に所定
の論理処理を施して出力する第2の論理ゲートをさらに
備える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/06 H01L 27/06 331

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源電圧を伝達するメイン電源線
    と、 サブ電源線と、 動作サイクル規定信号に応答して、前記メイン電源線と
    前記サブ電源線とを電気的に接続する第1のスイッチン
    グトランジスタと、 前記サブ電源線上の電圧と基準電圧とを差動的に増幅す
    る差動増幅手段と、 前記差動増幅手段の出力信号に応答して、前記メイン電
    源線と前記サブ電源線との間に電流が流れる経路を形成
    する第2のスイッチングトランジスタと、 前記サブ電源線上の電圧を一方動作電源電圧として動作
    し、与えられた入力信号に所定の論理処理を施して出力
    する論理ゲートとを備える、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 第1の電源電圧を伝達するメイン電源線
    と、 サブ電源線と、 動作サイクル規定信号に応答して、前記メイン電源線と
    前記サブ電源線とを電気的に接続するスイッチングトラ
    ンジスタと、 バックゲートを有し、かつその一方導通ノードが前記メ
    イン電源線に接続され、かつその他方導通ノードが前記
    サブ電源線に接続され、かつその制御電極ノードが高電
    位から低電位側へのダイオードを形成する様に前記メイ
    ン電源線およびサブ電源線の一方に接続される絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタと、 前記絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの前記バック
    ゲートへ基準電圧を印加する基準電圧発生回路と、 前記サブ電源線上の電圧を一方動作電源電圧として動作
    し、与えられた入力信号に所定の論理処理を施して出力
    する論理ゲートとを備える、半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記基準電圧の電圧レベルを調節するた
    めの電圧レベル調節手段をさらに備える、請求項1また
    は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 特定動作モード指定信号に応答して、前
    記基準電圧の電圧レベルを変更する手段をさらに備え
    る、請求項1または2に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 行および列のマトリックス状に配列され
    る複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、 溶断可能なリンク素子を含み、前記メモリセルアレイの
    不良メモリセルの存在する行または列を特定する不良ア
    ドレスをプログラムするための回路と、 前記リンク素子と同じ材料で形成されるプログラム素子
    を含み、前記基準電圧の電圧レベルを調整するレベル調
    整回路とをさらに備える、請求項1または2に記載の半
    導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 行および列のマトリックス状に配列され
    る複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、 前記第1の電源電圧と論理レベルの異なる第2の電源電
    圧を伝達する別のメイン電源線と、 前記メイン電源線両者上の電圧を両動作電源電圧として
    動作し、動作サイクル規定信号、データ入出力モード指
    定信号およびアドレス信号を含む外部信号をバッファ処
    理して内部信号を生成する入力バッファと、 前記サブ電源線上の電圧を一方動作電源電圧として動作
    し、前記入力バッファからの内部信号に含まれる行アド
    レス信号をデコードして前記メモリセルアレイの行を指
    定する行指定信号を発生する行デコード回路をさらに備
    える、請求項1または2に記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 第2のサブ電源線と、 前記動作サイクル規定信号に応答して前記メイン電源線
    と前記第2のサブ電源線とを電気的に接続する第3のス
    イッチングトランジスタと、 前記第2のサブ電源線上の電圧を一方動作電源電圧とし
    て動作し、与えられた入力信号に所定の論理処理を施し
    て出力する第2の論理ゲートと、 前記基準電圧発生手段からの、前記基準電圧と異なる電
    圧レベルの第2の基準電圧と前記第2のサブ電源線上の
    電圧を差動的に増幅する第2の差動増幅手段と、 前記第2の差動増幅手段の出力信号に応答して、前記メ
    イン電源線と前記第2のサブ電源線との間に電流が流れ
    る経路を形成する第4のスイッチングトランジスタとを
    さらに備える、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 第2のサブ電源線と、 前記動作サイクル規定信号に応答して前記メイン電源線
    と前記第2のサブ電源線とを電気的に接続する第2のス
    イッチングトランジスタと、 前記基準電圧発生手段からの、前記基準電圧と電圧レベ
    ルの異なる第2の基準電圧をそのバックゲートに受け、
    かつその一方導通電極ノードとが前記メイン電源線に接
    続され、かつその他方導通ノードが前記第2のサブ電源
    線に接続されかつその制御電極が高電位から低電位側へ
    向かうダイオードを形成する様に前記第2のサブ電源線
    と前記メイン電源線の間に接続される第2の絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタと、 前記第2のサブ電源線上の電圧を一方動作電源電圧とし
    て動作し、与えられた信号に所定の論理処理を施して出
    力する第2の論理ゲートをさらに備える、請求項2に記
    載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 所定のレベルの電源電圧を伝達するメイ
    ン電源線と、 サブ電源線と、 動作サイクル規定信号に応答して、前記メイン電源線と
    前記サブ電源線とを電気的に接続するスイッチング素子
    と、 前記スイッチング素子の非導通時、前記サブ電源線を前
    記電源電圧と異なる電圧レベルに維持するための電圧設
    定手段と、 前記メイン電源線上の電源電圧をバックゲートに受けか
    つその一方導通ノードが前記サブ電源線上の電圧を受け
    る様に接続される絶縁ゲート型電界効果トランジスタを
    含み、与えられた信号に所定の処理を施して出力する論
    理ゲートとを含む、半導体集積回路装置。
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