JPH0873628A - 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法 - Google Patents

乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH0873628A
JPH0873628A JP21587294A JP21587294A JPH0873628A JP H0873628 A JPH0873628 A JP H0873628A JP 21587294 A JP21587294 A JP 21587294A JP 21587294 A JP21587294 A JP 21587294A JP H0873628 A JPH0873628 A JP H0873628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactic acid
temperature
sheet
heat
based polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21587294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3473714B2 (ja
Inventor
Satoru Oya
哲 大屋
Kosuke Arai
宏介 新居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP21587294A priority Critical patent/JP3473714B2/ja
Publication of JPH0873628A publication Critical patent/JPH0873628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3473714B2 publication Critical patent/JP3473714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリマーから
なるシ−トを、アニーリング処理することにより予備結
晶化させるか、及び/または一軸又は二軸による延伸配
向することを特長とする、動的粘弾性の温度依存性に関
する試験法で、融点より20℃低い温度以下での貯蔵弾
性率E’の最低値が80〜900kg/cm2である乳
酸系ポリマーからなる耐熱性シ−ト、並びに、該耐熱性
シ−トを、乳酸系ポリマーの結晶化温度Tcより20℃
低い温度から融点未満までの温度で、2秒間〜600秒
間、加熱された金型で成形を行うことにより、再結晶化
させることを特徴とする乳酸系成形品の製造方法。 【効果】 本発明は、優れた生分解性を有する乳酸系ポ
リマーの欠点である耐熱性を改善し、真空成形、圧空成
形、真空圧空成形等の成形が可能な、加熱金型離型性、
型再現性の優れた耐熱性シ−トと、そのシ−トから作ら
れる汎用成形品、特に、食品容器、ブリスター包材、ホ
ットフィル容器等に適した優れた耐熱性を有する成形品
の製造方法を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空成形、圧空成形、
真空圧空成形等の種々の成形が可能であり、かつ加熱金
型での離型性、型再現性の優れた耐熱性シ−ト及び、そ
のシ−トから作られる、特にカップ、トレー等の食品容
器、ブリスター包材、ホットフィル容器等に適した耐熱
性を有する成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチックは膨大な量が使用さ
れているが、その廃棄物により、景観阻害、海洋生物へ
の脅威、環境汚染等の深刻な地球的環境問題を引き起こ
している。従来、包装用等に使用される汎用樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等が使用さ
れ、これら樹脂の処分方法としては、焼却、埋立が行わ
れている。
【0003】しかしながら、これらの処分方法にも問題
があり、焼却では、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン等の樹脂は、燃焼カロリーが高いため、炉を
痛め易く、炉の寿命を短くする。また、ポリ塩化ビニル
は、燃焼カロリーは低いものの焼却時に有害なガスを発
生することが知られている。埋立においても、これらの
汎用樹脂は、化学的安定性が高いため、原形をとどめた
まま半永久的に残留する事が知られており、埋立地の不
足が深刻化する原因の一つになっている。
【0004】自然環境中に廃棄された場合、その安定性
のために長期にわたって美観を損ね、また海洋生物、鳥
類等が誤って補食し、貴重な生物資源が危機に瀕するな
どの環境破壊の一因となっている。これらの問題を解決
するために、近年、生分解性ポリマーの研究が盛んに行
われている。
【0005】生分解性ポリマーで注目されている樹脂の
1つに、ポリ乳酸及びそのコポリマーがある。このポリ
マーは生分解性は無論のこと、燃焼カロリーが低いた
め、焼却した場合も炉を痛める事がなく、さらに燃焼時
に有害なガスを発生しない特徴を有する。また出発原料
に再生可能な植物資源を利用出来るため、枯渇する石油
資源から脱却できる。これらの事から、汎用樹脂の代替
として期待されている。
【0006】しかし、これらのポリマーは耐熱性が50
℃前後と低く、加熱食品を入れるようなフードパックや
惣菜容器、ジャム、プリンに利用される80℃以上の耐
熱性が要求されるホットフィル容器等の、ある程度耐熱
性の要求される分野には使用が困難であり、その他の用
途においても、その耐熱性の問題から使用条件が限定さ
れている。
【0007】例えば、シ−ト、成形品の輸送や貯蔵にお
いても、密閉状態におかれる輸送コンテナ、倉庫等にあ
っては、貯蔵所の温度管理を行わなければ、夏場等の条
件では50℃以上に達することも少なくなく、従来の乳
酸系ポリマーのシ−トや成形品では、製品間の融着、変
形等の発生により、製品として使用できなくなる問題が
ある。
【0008】米国特許5,076,983公報には、ポ
リ乳酸の延伸フィルムを130℃、1分間アニーリング
することにより、加熱収縮率が66%から4%に減少す
ることが示されているが、この条件では、延伸シ−トの
二次成形に使用される圧空成形を行っても型再現性の良
好な成形品を得ることが出来ない。また金型によるアニ
ーリングを行うと、シ−トが金型に融着し金型からの離
型が困難であり、それを防ぐ為にシ−トに耐熱性を持た
せると、成形品の型再現性が悪くなる問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、優れた生分解性を有する乳酸系ポ
リマーの欠点である耐熱性を改善し、真空成形、圧空成
形、真空圧空成形等の成形が可能で、加熱金型離型性、
型再現性の優れた耐熱性シ−トと、そのシ−トから作ら
れる、汎用成形品、特に食品容器、ブリスター包材、ホ
ットフィル容器等の耐熱性を有する成形品の製造方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決するために、成形性に影響を与える要因とし
て、結晶化度、結晶化速度、結晶のサイズ、分子配向
度、分子量等の種々の要因を検討したが、成形性にはこ
れらが相互に影響しあっている為に、一つの因子だけで
論ずることは難しいことが明かとなった。
【0011】例えば、加熱金型への融着は、結晶化度を
上げて耐熱性を上げる方法によって防ぐことができる。
しかし、結晶化度を低く抑え、配向度だけを上げても耐
熱性が上がり、金型への融着を防ぐことができる。
【0012】本発明者らは、上記各種要因をマクロに網
羅したものとして、ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリ
マーから成るシ−トの動的粘弾性測定の貯蔵弾性率
(E’)の温度分散に着目し、鋭意検討した結果、乳酸
系ポリマーの結晶化温度(Tc)より20℃低い温度か
ら融点未満で、2秒〜600秒間保持することによりア
ニーリング、予備結晶化させること、
【0013】もしくは一軸及び二軸延伸による延伸配向
を行うことによって耐熱性を高め、シ−トの貯蔵弾性率
(E’)の最低値を80〜900kg/cm2の範囲と
することにより、金型への融着がない程度まで耐熱性を
高め、かつ成形時に型再現性の良好なシートが得られる
こと、さらに加熱された金型で成形を行うことにより再
結晶化させ、成形品の耐熱性を向上させ得ることを見い
だし、本発明を完成するに到った。
【0014】即ち、本発明は、ポリ乳酸を主成分とする
乳酸系ポリマーからなるシ−トを、アニーリング処理す
ることにより予備結晶化させるか、及び/または一軸又
は二軸による延伸配向することを特長とする、動的粘弾
性の温度依存性に関する試験法(JIS−K−719
8、A法)で、融点より20℃低い温度以下での貯蔵弾
性率(E’)の最低値が80〜900kg/cm2であ
る乳酸系ポリマーからなる耐熱性シ−トである。
【0015】また本発明は、詳しくは、ポリ乳酸を主成
分とする乳酸系ポリマーからなるシ−トを、乳酸系ポリ
マーの結晶化温度(Tc)より20℃低い温度から融点
未満までの温度で、2秒間〜600秒間アニーリング処
理して、予備結晶化させることにより得られる耐熱性シ
−トである。
【0016】更に、本発明は、ポリ乳酸を主成分とする
乳酸系ポリマーからなるシ−トを、乳酸系ポリマーのガ
ラス転移温度(Tg)からガラス転移温度(Tg)より
も50℃高い範囲の延伸温度で、面倍率が2〜16倍の
範囲で一軸延伸もしくは二軸延伸することを特徴とする
耐熱性シ−トである。
【0017】また本発明は、上述の耐熱性シ−トを、乳
酸系ポリマーの結晶化温度(Tc)より20℃低い温度
から融点未満までの温度で、2秒間〜600秒間、加熱
された金型で成形を行うことにより、再結晶化させるこ
とを特徴とする乳酸系成形品の製造方法を含むものであ
る。
【0018】以下に本発明を更に詳細に説明する。本発
明での動的粘弾性の温度依存性に関する試験法は、JI
S−K−7198、A法により行ない、その際の昇温速
度は2℃/min、貯蔵弾性率(E’)の測定範囲は融
点より20℃低い温度まで行った。またガラス転移温度
(Tg)、結晶化温度(Tc)、融点はJIS−K−7
121に規定されるTig、Tpc、Tpmであり、昇温速度
は10℃/minである。
【0019】本発明のポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポ
リマーとしては、ポリ乳酸や、そのコポリマー等があげ
られる。ポリ乳酸の製造法としては、乳酸から環状二量
体であるラクタイドを合成し、開環重合により高分子量
のポリ乳酸を得る方法が多く使用されているが、乳酸か
ら直接脱水縮合によりポリ乳酸を合成する方法も用いら
れる。
【0020】原料となる乳酸は、砂糖、スターチ等の再
生可能な資源を発酵する事により得られる。また、石油
化学原料からも合成可能である。本発明に用いる原料乳
酸のモノマーは、光学異性体であるD体、L体、メソ
体、ラセミ体の何れであっても良く、またこれらの混合
物であっても良い。その際のL体、D体の比(L/D)
は100/0〜0/100まで全ての組成で使用出来
る。
【0021】また、ポリ乳酸のコポリマーとしては、ポ
リ乳酸重合時もしくはポリ乳酸重合直後に脂肪族ポリエ
ステル、芳香族ポリエステル、カプロラクトン、酢酸ビ
ニル、エチレンテレフタレート重合体、エチレンビニル
アルコール等の一種以上の副成分を加え、重合を更に進
めることにより得られる。
【0022】本発明に用いる乳酸系ポリマーの分子量
は、通常、重量平均分子量50,000〜700,00
0の範囲であり、中でも強度が高く成形加工性に優れる
点から70,000〜300,000が好ましい。
【0023】また、本発明の耐熱シ−ト及び成形品は、
乳酸系ポリマーの他に必要に応じて他のポリマーや可塑
剤、安定剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤、防曇
剤、着色剤等の添加剤を含んでも良い。他のポリマーと
しては、生分解性を有するものが、環境保護を考量した
上からは好ましく、例えば、脂肪族ポリエステル、ポリ
ビニルアルコール、ポリヒドロキシブチレート−ヒドロ
キシバリレート、スターチ系ポリマー等が挙げられる。
【0024】また添加剤としては、本発明のシートの耐
熱性、生分解性を損なうものでない限り、特に制限なく
本発明に用いることができる。例えば、1,3−ブタン
ジオールとアジピン酸等のポリエステル系可塑剤や、フ
タル酸ジオクチル、ポリエチレングリコールアジピン酸
等の可塑剤、エポキシ化大豆油、カルボジイミド等のな
安定剤、2,6−ジ−第三−ブチル−4−メチルフェノ
ール(BHT)、
【0025】ブチル・ヒドロキシアニソール(BHA)
等の酸化防止剤、シリカ、タルク等のブロッキング防止
剤、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸モノステアリ
ル等の防曇剤、酸化チタン、カーボンブラック、群青等
の着色剤、等を含んでいてもかまわない。
【0026】シ−トの製造方法は、Tダイキャスト法に
よる押出成形により成形加工を行うが、乳酸系ポリマー
は吸湿性が高く加水分解性も高い為に、製造工程におけ
る水分管理が必要であり、一般的な一軸押出機を用いて
押出成形する場合には、真空乾燥器等により除湿乾燥後
に成膜する必要がある。
【0027】また、ベント式二軸押出機による成膜で
は、脱水効果が高い為に効率的な成膜が可能で、又、複
数押出機による多層化を行うことも可能である。この際
に中心層に物性の劣る回収品を入れ、両外層に強度の優
れたバージン層を使用することにより強度の補強をする
ことが可能である。
【0028】また、中心層のみに着色剤を入れることに
より、食品等に直接着色剤成分を触れさせなくすること
もでき、更に両外層のみに機能性添加剤を含ませること
により、少量の添加で有効な効果を得ることが可能とな
る。
【0029】乳酸系ポリマーをシーティングする際の溶
融温度は、特に制限されないが、通常融点より10〜5
0℃高い温度である。溶融押出されたシ−トは通常所定
の厚みになるようにキャスティングされ、必要により冷
却される。その際シ−ト厚みが厚い場合は、タッチロー
ル、エアーナイフ、薄い場合には静電ピンニングを使い
分けることにより、均一なシ−トとする。
【0030】溶融押出を行うリップの間隔は、0.2〜
3.0mmとするが、成膜性を考えるならば0.2〜
1.5mmが好ましい。上記工程により得られたシ−ト
の予備結晶化については、特に制限されないが、テンタ
ー中で強制対流させた空気で連続的に一定時間加熱する
方法、赤外線ヒーター等の輻射熱で一定時間加熱する方
法、加熱された熱板、ロール上に一定時間接触させる方
法等が挙げられる。
【0031】特にテンターを使用する方法は、工業生産
を行う上で有利である。温度、時間については、特に限
定されないが、適正な結晶化速度を得るには、予備結晶
化を行うためのシ−トのアニーリング温度が乳酸系ポリ
マーの結晶化温度(Tc)より20℃低い温度から融点
未満であり、アニーリング時間は2秒以上行うことが好
ましい。
【0032】延伸配向により耐熱性を持たせる方法とし
ては、乳酸系ポリマーを溶融押出してシ−ト状にして縦
延伸処理を施すか、或いはこれを省略した後、同時二軸
延伸時、または逐次二軸延伸時のうちの横延伸時、或い
は横一軸延伸時に、加熱温度をガラス転移温度(Tg)
からガラス転移温度(Tg)より50℃高い温度の範囲
とする。とりわけガラス転移温度(Tg)より10〜4
0℃高い温度範囲が、シ−トの面状態及び耐熱性シート
に必要な貯蔵弾性率(E’)範囲が得られ、特に好まし
い。
【0033】延伸倍率は、十分な貯蔵弾性率(E’)範
囲を得るために面倍率が2〜16倍の範囲となるよう
に、一軸延伸もしくは二軸延伸処理で行い、その後、直
ちにガラス転移温度(Tg)以下に冷却すること、もし
くは乳酸系ポリマーの結晶化温度(Tc)より20℃低
い温度から融点未満の範囲でアニーリングを行うことに
より得られる。中でもアニーリング温度は良好な面状
態、良好な耐熱性を得るために結晶化温度(Tc)から
それより40℃高い温度の範囲が特に好ましい。
【0034】シ−ト厚みについては、圧空成形に用いる
場合では成形品の剛性の点、及び型再現性の点から50
〜1000μmの範囲が好ましいが、特に実用性の点か
ら100〜500μmが最も好ましい。深絞り成形の可
能な真空成形に用いる場合でも同様に、50〜2000
μmの範囲が好ましく、実用上の点から100〜100
0μmが特に好ましい。
【0035】延伸シートの配向戻り応力は、特に規定し
ないが、耐衝撃性と成形時の収縮の発生がないように、
厚み換算で5〜40kg/cm2のシ−トを用いること
が好ましい。なお配向戻り応力とは、ASTMD−15
04に準拠して測定されるもので、延伸されて得られた
成形用シ−トを加熱した時に、シ−トが延伸前の状態に
復元しようとして示す力のことであり、その最大の応力
をシ−トの断面積で割った値として求められ、延伸され
たシ−トの分子配向程度を示す指標となる。
【0036】次に成形品の製造方法について説明する。
本発明の成形用シ−トは未延伸のものは加熱金型を用い
た真空成形、真空圧空成形で、延伸シ−トは加熱金型を
用いた圧空成形、真空圧空成形により所定の形状の成形
品を得ることが出来る。
【0037】成形条件は特に制限されるものではない
が、加熱金型と真空成型機を使う場合の条件としては、
遠赤外線ヒーター温度で300〜500℃、間接加熱時
間5〜30秒、金型温度100〜150℃、金型による
加熱成形時間5〜60秒が好ましい。
【0038】加熱金型と熱板圧空成形機を行う場合の条
件としては、熱板温度65〜100℃、熱板による加熱
時間0.5〜6秒、金型温度100〜150℃、金型に
よる加熱成形時間1〜20秒、成形圧力1〜10kg/
cm2が好ましい。これらの条件で行えば、加熱不足に
よる型再現性の不良も、レインドロップの発生も無く、
優れた成形品を得ることができる。
【0039】本発明で得られた成形品は、乳酸系ポリマ
ーの特徴である生分解性、低燃焼カロリー、燃焼時の有
害ガスが発生しない利点を持つと同時に、所定温度で1
0分間放置した場合の成型物の2%変形で見る耐熱性試
験において、乳酸系ポリマー容器の耐熱性は40℃であ
るのに対し、本発明の容器は100℃以上の格段に優れ
た耐熱性を示す。これら汎用成形品は無論のこと、特
に、食品及び一般包装用例えばプリン、ジャム、カレー
容器等のホットフィル容器、食品トレー、ブリスター容
器、クリアケース等に広く用いられる。
【0040】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、もとより本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0041】(参考例1)(乳酸系ポリマーの製造例、
P1) 脂肪族系ポリエステル(セバシン酸50モル%、プロピ
レングリコール50モル%)5重量部に、L−ラクタイ
ド85重量部と、D−ラクタイド5重量部とを加えて、
不活性ガスで雰囲気を置換し、165℃で1時間混合し
た後、エステル化触媒としてオクタン酸錫0.02部を
加えて8時間反応を行った。
【0042】得られた乳酸系ポリマー(以下、P1と称
する。)は、無色透明な樹脂で、重量平均分子量はGP
Cの結果から20.1万であった。またガラス転移温度
(Tg)は48℃、結晶化温度(Tc)は107℃、融
点は156℃であった。
【0043】(参考例2)(シートの作成例) 乳酸系ポリマーP1を絶乾状態にし、押出温度180℃
の条件で、L/D=24、押出スクリュー径50mmの
押出機(田辺プラスチック株式会社製)により押し出
し、重量平均分子量15.3万、厚み250μm、10
00μmのシ−トを得た。
【0044】250μmシ−トの押出条件は、スクリュ
ー回転数24rpm、吐出量は16kg/hr、背圧は
91kg/cm2、引取速度は3.6m/minであっ
た。1000μmシ−トの押出条件は、スクリュー回転
数45rpm、吐出量は25kg/hr、背圧は155
kg/cm2、引取速度は1.2m/minであった。
【0045】(実施例1〜5、及び比較例1〜5)押出
成形により得られた250μmの乳酸系ポリマー(P
1)シ−トを、鉄製の枠(内径20×20cm)2つの
間に挟み、120℃に制御されたオーブン中に最高50
0秒間の範囲で一定時間アニーリング処理し、シ−トを
作製した。
【0046】このうち貯蔵弾性率(E’)の最低値が8
0〜900kg/cm2の範囲のものを合格とし、成形
性の確認を行った。尚、実施例4及び5は、オーブン温
度を各々100℃、135℃として実験を行った。成形
は縦55mm、横122mm、深さ20mm、絞り比
0.36の加熱金型を用いて真空成形を行い、引き続き
同一金型で120℃20秒間のアニーリング処理を行っ
た。
【0047】尚、実施例1及び3は、金型温度をそれぞ
れ90、135℃として実験した。得られたシ−トの貯
蔵弾性率(E’)及び密度測定を行うと共に、真空成形
状態を調べた。尚貯蔵弾性率(E’)は、JIS−K−
7198のA法に基づき周波数1Hzで0〜100℃の
範囲を測定し、その最小値を求めた。密度は、JIS−
K−7112のD法(密度勾配管による測定法)に基づ
き測定した。
【0048】また、成形品の成形状態評価は、型の再現
性及び離型性により3段階で評価した。金型に完全に融
着したか、若しくは型再現性が不良であり成形できなか
ったものを×、金型への融着はなく、ほぼ金型に近い形
状であるが、コーナー部分の再現が若干悪いものを△、
金型への融着もなく金型を忠実に再現したものを○とし
た。
【0049】成形品の耐熱性は、所定温度のオーブン中
にいれ、20分間放置し容器の縦及び横の長さを測定
し、その変化率から2%収縮時点の温度とした。得られ
た結果を表1に示す。
【0050】試験結果から、最低貯蔵弾性率(E’)が
80〜900kg/cm2の範囲内にある実施例1、
2、3、4及び5が良好な離型性及び型再現を示した。
成型品の耐熱温度も金型温度に依存するが、80℃以上
の良好な結果が得られた。一般に密度と結晶化度とは相
関があるが、同一密度でも実施例1及び2、と比較例1
及び2に見られるように成形性に差があることから、結
晶化度だけでは成形範囲を規定できないことがわかる。
【0051】(比較例6)比較例1の金型温度を常温
(21℃)として成形を行った。
【0052】(比較例7)実施例1の金型温度を常温
(21℃)として成形を行った。比較例6及び7も良好
な成型品が得られたが、成型品の耐熱温度が50℃以下
の低い値となった。
【0053】(実施例6〜8、及び比較例8)押出成形
により得られた1000μmの乳酸系ポリマー(P1)
シ−トを、単発二軸延伸機(岩本製作所社製)により、
所定の温度で2×2倍延伸を行った。得られたシ−トの
配向度、貯蔵弾性率(E’)、密度測定を行うと共に、
シ−トの2%収縮における耐熱温度を求めた。
【0054】更に上記シ−トの圧空成形を実施例1で使
用した金型と同様のものを用い、同様にアニーリング処
理を行い成形状態を評価した。配向度はASTMD−1
504に準じて測定した。得られた結果を表に示す。最
低貯蔵弾性率(E’)が80〜900kg/cm2の範
囲内に入る、実施例6、7及び8が良好な離型性及び型
再現を示した。成型品耐熱温度も、いずれも100℃と
高い値を示した。またこの場合、密度の増加は認められ
ず、結晶化度では特定できないことがわかる。
【0055】(比較例9)実施例6の金型温度を常温
(21℃)として成形を行った。成型品耐熱温度は42
℃と低い値であった。
【0056】(実施例9〜13、及び比較例10〜1
4)押出成形により得られた1000μmの乳酸系ポリ
マー(P1)シ−トの延伸を、逐次二軸延伸機により、
延伸温度65℃、延伸倍率2×2倍で行った。押出によ
り得られたシ−トはロールによる縦延伸後、テンターの
延伸ゾーンで横延伸された後、80、100、120℃
に制御されたアニーリングゾーンで各温度とも10、2
0、30秒間のアニーリングを行った。
【0057】得られたシ−トは貯蔵弾性率(E’)及び
密度測定を行うと共に、シ−トの2%収縮における耐熱
温度を求めた。貯蔵弾性率(E’)の最低値が80〜9
00kg/cm2の範囲のものを合格とし、成形性の確
認を行った。また、比較例10は実施例11の金型温度
を、常温(21℃)として成形を行った。
【0058】また動的粘弾性測定で得られた貯蔵弾性率
E’(kg/cm2、縦軸)と温度(℃、横軸)の関係
を図1〜3に示す。最低貯蔵弾性率(E’)が80〜9
00kg/cm2の範囲内に入る実施例9、10、1
1、12、13が良好な離型性及び型再現を示した。
【0059】(参考例3)(乳酸系ポリマーの製造例、
P2) 脂肪族系ポリエステル(コハク酸50モル%、エチレン
グリコール50モル%、ガラス転移点−3.5℃、融点
105.0℃)5重量部に、L−ラクタイド85重量部
と、MESO−ラクタイド10重量部とを加えて、不活
性ガスで雰囲気を置換し、165℃で1時間混合し、エ
ステル化触媒としてオクタン酸錫を0.02部加えて8
時間反応を行った。
【0060】得られた乳酸系ポリマー(以下P2と称す
る)は褐色を帯びた透明な樹脂で、重量平均分子量はG
PCの結果から16.2万であった。また、ガラス転移
温度(Tg)は47℃、結晶化温度(Tc)は104
℃、融点は148℃であった。
【0061】(参考例4)(シートの作成例) この乳酸系ポリマ−(P2)を絶乾状態にし、押出温度
180℃の条件で、実施例1と同様の押出機により押し
出しを行ったところ、重量平均分子量13.1万、厚み
250μm、1000μmのシ−トを得た。
【0062】250μmシ−トの押出条件は、スクリュ
ー回転数24rpm、吐出量は16kg/hr、背圧は
89kg/cm2、引取速度は3.7m/minであっ
た。1000μmシ−トの押出条件は、スクリュー回転
数45rpm、吐出量は25kg/hr、背圧は149
kg/cm2、引取速度1.2m/minであった。
【0063】(実施例14及び15)得られた250μ
mシートを実施例2と同様の方法で処理し評価を行っ
た。更に1000μmシートを実施例7と同様に処理し
て評価を行った。その結果、良好な成形品を得ることが
できた。また、耐熱温度も100℃以上と優れたもので
あった。
【0064】(参考例5)(乳酸系ポリマーの製造例、
P3) 芳香族カルボン酸および脂肪族ジカルボン酸を含むポリ
エステル(テレフタル酸16モル%、イソフタル酸14
モル%、アジピン酸20モル%、エチレングリコール2
3モル%、ネオペンチルグリコール27モル%、数平均
分子量23,800(ポリスチレン換算))10部に、
L−ラクタイド90部を加えて、不活性ガスで雰囲気を
置換し、165℃で1時間、両者を溶融・混合させ、エ
ステル化触媒としてオクタン酸錫を0.02部加えて、
6時間反応を行った。
【0065】反応終了後、重量平均分子量14.5万
の、共重合ポリマー(以下、P3と称する。)を得た。
該ポリマーのガラス転移温度(Tg)は49℃、結晶化
温度は(Tc)108℃、融点は157℃であった。
【0066】(参考例6)(シートの作成例) 乳酸系ポリマー(P3)を絶乾状態にし、押出温度18
0℃の条件で、実施例1と同様の押出機により押し出し
を行ったところ、重量平均分子量12.1万、厚み25
0μm、1000μmのシ−トを得た。
【0067】250μmシ−トの押出条件は、スクリュ
ー回転数24rpm、吐出量は17kg/hr、背圧は
90kg/cm2、引取速度は3.4m/minであっ
た。1000μmシ−トの押出条件は、スクリュー回転
数45rpm、吐出量は25kg/hr、背圧は151
kg/cm2、引取速度1.2m/minであった。
【0068】(実施例16及び17)得られた250μ
mシートを実施例2と同様の方法で処理して評価を行っ
た。更に1000μmシートは実施例7と同様の処理を
行ない評価を行った。その結果、良好な成形品を得るこ
とができた。また、耐熱温度も100℃以上と優れたも
のであった。
【0069】(参考例7)(シートの作成例) 重量分子量23万、ガラス転移温度(Tg)50℃、融
点157℃のポリ乳酸(ピュラック社製、以下P4と称
する)を、絶乾状態で160℃のプレスを行い、250
μm及び1000μmのシートを得た。
【0070】(実施例18及び19)参考例7で得た2
50μmシートを実施例2と同様の方法で処理し、評価
を行った。1000μmシートも実施例7と同様の処理
を行ない、評価を行った。その結果、良好な成形品を得
ることができた。また、耐熱温度も100℃以上と優れ
たものであった。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
【0077】
【表7】
【0078】
【表8】
【0079】
【発明の効果】本発明は、優れた生分解性を有する乳酸
系ポリマーの欠点である耐熱性を改善し、真空成形、圧
空成形、真空圧空成形等の成形が可能な、加熱金型離型
性、型再現性の優れた耐熱性シ−トと、そのシ−トから
作られる汎用成形品、特に、食品容器、ブリスター包
材、ホットフィル容器等に適した優れた耐熱性を有する
成形品の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例9、10及び11と、比較例2で得られ
たシートの貯蔵弾性率E’(Kg/cm2)と温度
(℃)の関係を示す図である。縦軸は貯蔵弾性率E’、
横軸は温度を示す。
【図2】実施例12及び13と、比較例2及び11で得
られたシートの貯蔵弾性率E’(Kg/cm2)と温度
(℃)の関係を示す図である。縦軸は貯蔵弾性率E’、
横軸は温度を示す。
【図3】比較例2、12、13及び14で得られたシー
トの貯蔵弾性率E’(Kg/cm2)と温度(℃)の関
係を示す図である。縦軸は貯蔵弾性率E’、横軸は温度
を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリマー
    からなるシ−トを、アニーリング処理することにより予
    備結晶化させるか、及び/または一軸又は二軸による延
    伸配向することを特長とする、動的粘弾性の温度依存性
    に関する試験法(JIS−K−7198 A法)で、融
    点より20℃低い温度以下での貯蔵弾性率(E’)の最
    低値が80〜900kg/cm2である乳酸系ポリマー
    からなる耐熱性シ−ト。
  2. 【請求項2】 ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリマー
    からなるシ−トを、乳酸系ポリマーの結晶化温度(T
    c)より20℃低い温度から融点未満までの温度で、2
    秒間〜600秒間アニーリング処理して、予備結晶化さ
    せることにより得られる請求項1記載の耐熱性シ−ト。
  3. 【請求項3】 ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリマー
    からなるシ−トを、乳酸系ポリマーのガラス転移温度
    (Tg)からガラス転移温度(Tg)よりも50℃高い
    範囲の延伸温度で、面倍率が2〜16倍の範囲で一軸延
    伸もしくは二軸延伸することを特徴とする請求項1記載
    の耐熱性シ−ト。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一つに記載の
    耐熱性シ−トを、乳酸系ポリマーの結晶化温度(Tc)
    より20℃低い温度から融点未満までの温度で、2秒間
    〜600秒間、加熱された金型で成形を行うことによ
    り、再結晶化させることを特徴とする乳酸系成形品の製
    造方法。
JP21587294A 1994-09-09 1994-09-09 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法 Expired - Fee Related JP3473714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21587294A JP3473714B2 (ja) 1994-09-09 1994-09-09 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21587294A JP3473714B2 (ja) 1994-09-09 1994-09-09 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003062751A Division JP2003245971A (ja) 2003-03-10 2003-03-10 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0873628A true JPH0873628A (ja) 1996-03-19
JP3473714B2 JP3473714B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=16679665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21587294A Expired - Fee Related JP3473714B2 (ja) 1994-09-09 1994-09-09 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3473714B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001030889A1 (fr) * 1999-10-26 2001-05-03 Mitsubishi Plastics Inc. Film biodegradable bi-oriente
WO2001051545A1 (fr) * 2000-01-12 2001-07-19 Mitsubishi Plastics Inc. Film biodegradable et boite a fenetre avec film
WO2003008178A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Objet moule obtenu par etirement et fixation thermique et procede de production de cet objet
WO2003037966A1 (fr) * 2001-11-01 2003-05-08 Asahi Kasei Life & Living Corporation Films de resine a base d'acide polylactique oriente biaxialement
JP2003253009A (ja) * 2002-03-06 2003-09-10 Unitika Ltd ポリ乳酸系成形体およびその製造方法
JP2003276078A (ja) * 2002-03-22 2003-09-30 Yoshimura Kasei Kk ポリ乳酸系生分解性樹脂シートの熱成形方法
JP2003334913A (ja) * 1998-06-03 2003-11-25 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 生分解性カードの製造方法
WO2006121056A1 (ja) * 2005-05-12 2006-11-16 Mitsui Chemicals, Inc. 乳酸系ポリマー組成物、該組成物からなる成形品およびその製造方法
JP2006328314A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Cp Kasei Kk 熱可塑性樹脂製発泡シート、およびこのシート製容器の製造方法
US7320773B2 (en) 2002-07-11 2008-01-22 Mitsubishi Plastics, Inc. Biodegradable laminate sheet and molded item from biodegradable laminate sheet
CN100381499C (zh) * 2002-12-26 2008-04-16 三菱树脂株式会社 用于热成型的聚乳酸聚合物组合物,用于热成型的聚乳酸聚合物片材,和由其获得的热成型制品
JP2009045766A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Toppan Printing Co Ltd 針状体の製造方法
US7517937B2 (en) * 2003-05-08 2009-04-14 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Biodegradable resin composition and biodegradable resin molded article
WO2009113515A1 (ja) 2008-03-10 2009-09-17 株式会社平和化学工業所 バイオマス由来積層プラスチック成形体及びその製造方法
JP2011243606A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Teijin Ltd 積層フィルム
JP2012153023A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Teijin Ltd 積層フィルム
JP2013216743A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Lonseal Corp 耐熱性ポリ乳酸系成形体、およびその製造方法
KR20140081986A (ko) 2012-12-21 2014-07-02 도레이첨단소재 주식회사 평판용 폴리유산 다층 시트 및 그 제조 방법
KR20140081985A (ko) 2012-12-21 2014-07-02 도레이첨단소재 주식회사 회수 원료를 이용한 내열성과 내충격성이 우수한 폴리유산 다층시트 및 그 제조방법
JP2015181183A (ja) * 2015-05-15 2015-10-15 帝人株式会社 圧電材料
US9381693B2 (en) 2012-12-24 2016-07-05 Innovia Films Limited Packaging and labelling films

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003334913A (ja) * 1998-06-03 2003-11-25 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 生分解性カードの製造方法
WO2001030889A1 (fr) * 1999-10-26 2001-05-03 Mitsubishi Plastics Inc. Film biodegradable bi-oriente
US6713175B1 (en) 1999-10-26 2004-03-30 Mitsubishi Plastics, Inc. Biaxially stretched biodegradable film
WO2001051545A1 (fr) * 2000-01-12 2001-07-19 Mitsubishi Plastics Inc. Film biodegradable et boite a fenetre avec film
WO2003008178A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Objet moule obtenu par etirement et fixation thermique et procede de production de cet objet
US7390543B2 (en) 2001-07-19 2008-06-24 Toyo Seikan Kaisha Ltd. Molded object obtained through stretching and thermal fixing and process for producing the same
JPWO2003037966A1 (ja) * 2001-11-01 2005-04-07 旭化成ライフ&リビング株式会社 ポリ乳酸系樹脂二軸延伸フィルム
WO2003037966A1 (fr) * 2001-11-01 2003-05-08 Asahi Kasei Life & Living Corporation Films de resine a base d'acide polylactique oriente biaxialement
US7175917B2 (en) 2001-11-01 2007-02-13 Asahi Kasei Life & Living Corporation Biaxially oriented polylactic acid-based resin films
US7854880B2 (en) 2002-03-06 2010-12-21 Unitika Ltd. Polylactic acid molding and process for producing the same
JP2003253009A (ja) * 2002-03-06 2003-09-10 Unitika Ltd ポリ乳酸系成形体およびその製造方法
WO2003074593A1 (fr) * 2002-03-06 2003-09-12 Unitika Ltd. Moulage d'acide polyactique et procede de production associe
KR100942443B1 (ko) * 2002-03-06 2010-02-17 유니티카 가부시끼가이샤 폴리락트산계 성형체 및 그 제조방법
JP2003276078A (ja) * 2002-03-22 2003-09-30 Yoshimura Kasei Kk ポリ乳酸系生分解性樹脂シートの熱成形方法
US7320773B2 (en) 2002-07-11 2008-01-22 Mitsubishi Plastics, Inc. Biodegradable laminate sheet and molded item from biodegradable laminate sheet
CN100381499C (zh) * 2002-12-26 2008-04-16 三菱树脂株式会社 用于热成型的聚乳酸聚合物组合物,用于热成型的聚乳酸聚合物片材,和由其获得的热成型制品
US7517937B2 (en) * 2003-05-08 2009-04-14 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Biodegradable resin composition and biodegradable resin molded article
KR100948723B1 (ko) * 2005-05-12 2010-03-22 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 락트산계 폴리머 조성물, 상기 조성물로 이루어지는 성형품및 그의 제조방법
JP5330688B2 (ja) * 2005-05-12 2013-10-30 三井化学株式会社 乳酸系ポリマー組成物、該組成物からなる成形品およびその製造方法
US8227060B2 (en) 2005-05-12 2012-07-24 Mitsui Chemicals, Inc. Lactic acid polymer composition, molded article comprising the composition and process for producing the molded article
JP2010280910A (ja) * 2005-05-12 2010-12-16 Mitsui Chemicals Inc 乳酸系ポリマー組成物からなる成形品および熱成形品の製造方法
JPWO2006121056A1 (ja) * 2005-05-12 2008-12-18 三井化学株式会社 乳酸系ポリマー組成物、該組成物からなる成形品およびその製造方法
WO2006121056A1 (ja) * 2005-05-12 2006-11-16 Mitsui Chemicals, Inc. 乳酸系ポリマー組成物、該組成物からなる成形品およびその製造方法
JP2006328314A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Cp Kasei Kk 熱可塑性樹脂製発泡シート、およびこのシート製容器の製造方法
JP4611117B2 (ja) * 2005-05-30 2011-01-12 シーピー化成株式会社 熱可塑性樹脂製発泡シート、およびこのシート製容器の製造方法
JP2009045766A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Toppan Printing Co Ltd 針状体の製造方法
JP2009214405A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Heiwa Kagaku Kogyosho:Kk バイオマス由来積層プラスチック成形体及びその製造方法
WO2009113515A1 (ja) 2008-03-10 2009-09-17 株式会社平和化学工業所 バイオマス由来積層プラスチック成形体及びその製造方法
JP2011243606A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Teijin Ltd 積層フィルム
JP2012153023A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Teijin Ltd 積層フィルム
JP2013216743A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Lonseal Corp 耐熱性ポリ乳酸系成形体、およびその製造方法
KR20140081986A (ko) 2012-12-21 2014-07-02 도레이첨단소재 주식회사 평판용 폴리유산 다층 시트 및 그 제조 방법
KR20140081985A (ko) 2012-12-21 2014-07-02 도레이첨단소재 주식회사 회수 원료를 이용한 내열성과 내충격성이 우수한 폴리유산 다층시트 및 그 제조방법
US9381693B2 (en) 2012-12-24 2016-07-05 Innovia Films Limited Packaging and labelling films
JP2015181183A (ja) * 2015-05-15 2015-10-15 帝人株式会社 圧電材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3473714B2 (ja) 2003-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3473714B2 (ja) 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法
JP4307254B2 (ja) 半晶質ポリ乳酸物品の製造方法
EP0372846B1 (en) Process for producing polyester resin foam
US6248430B1 (en) Lactic acid-based polymer laminated product and molded product
US7670545B2 (en) Method for producing semicrystalline polylactic acid articles
JP4794335B2 (ja) ポリ乳酸系樹脂製発泡シート製容器の製造方法
JP5145695B2 (ja) ポリ乳酸系樹脂フィルムの製造方法
JP3888512B2 (ja) 歪誘導結晶化による低下した気体透過性ポリアルキレンテレフタレートフィルムの製造
JP2003245971A (ja) 乳酸系ポリマーから成る耐熱性シート及び成形品の製造方法
JP4245306B2 (ja) 生分解性ポリエステル延伸成形体
JP2003276080A (ja) ポリエチレンテレフタレート樹脂製熱成形用材料、及びポリエチレンテレフタレート樹脂熱成形品の製造方法
JP3482743B2 (ja) 乳酸系ポリマーから成るシュリンクフィルム
JP2006335904A (ja) ポリ乳酸系延伸フィルム
JPH10249925A (ja) 乳酸系ポリマー容器及びその製造方法
JP3674594B2 (ja) 乳酸系共重合ポリエステルからなる包装材料
JP2000117920A (ja) 乳酸系ポリマ―積層体及び成形物
JP4245300B2 (ja) 生分解性ポリエステル延伸成形体の製造方法
JP3150441B2 (ja) 延伸安定性に優れたチューブラ二軸延伸フィルム用ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物
JP3984492B2 (ja) 熱成形用ポリ乳酸系多層シートおよびその成形物
JPH09174674A (ja) 2軸延伸乳酸系ポリマーフィルムのブリスター成形方法
JP2004269606A (ja) 乳酸系樹脂組成物
JP4318440B2 (ja) 生分解性フィルムおよびその製造方法
JP2008200860A (ja) ポリ乳酸系樹脂フィルムの製造方法
JPH08151440A (ja) 減容化可能な生分解性ポリマー成形物及び減容化方法
JP2001130183A (ja) 書類ホルダー

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees