JPH085623B2 - クレーンの安全装置 - Google Patents

クレーンの安全装置

Info

Publication number
JPH085623B2
JPH085623B2 JP2077258A JP7725890A JPH085623B2 JP H085623 B2 JPH085623 B2 JP H085623B2 JP 2077258 A JP2077258 A JP 2077258A JP 7725890 A JP7725890 A JP 7725890A JP H085623 B2 JPH085623 B2 JP H085623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
braking
angle
turning
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2077258A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03177299A (ja
Inventor
英昭 吉松
憲彦 林
秀樹 絹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2077258A priority Critical patent/JPH085623B2/ja
Priority to ES90310556T priority patent/ES2077031T3/es
Priority to US07/588,929 priority patent/US5160056A/en
Priority to KR1019900015395A priority patent/KR930005026B1/ko
Priority to DE69020999T priority patent/DE69020999T2/de
Priority to EP90310556A priority patent/EP0420625B1/en
Publication of JPH03177299A publication Critical patent/JPH03177299A/ja
Publication of JPH085623B2 publication Critical patent/JPH085623B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C15/00Safety gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/88Safety gear
    • B66C23/90Devices for indicating or limiting lifting moment
    • B66C23/905Devices for indicating or limiting lifting moment electrical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/88Safety gear

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、旋回可能なブームを備えたクレーンにおい
て、吊り荷の重量に応じて限界作業領域を設定し、これ
に基づき強制的な制動、停止や警報等の安全動作を行わ
せる安全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、旋回可能なブームを備えたクレーンでは、そ
の座屈、転倒等を防ぐため、作業状態が安全領域を超え
た場合に強制的にクレーンを自動停止させるといった安
全装置が備えられている。
従来、このような装置では、許容条件が旋回角に拘ら
ず360°全域に亘って同等に設定されていたが、クレー
ンに備えられるアウトリガジャッキは常に完全に張出さ
れるとは限らず、小幅の道路等、作業場所によっては一
部のアウトリガジャッキの張出し量が各々異なることが
あるため、この場合には旋回角によっても許容条件を変
える必要がある。
そこで、特開昭57-27893号公報には、クレーンの作業
状態を時々刻々検出し、その検出値と各状態に対応して
記憶された吊上げ能力の設定値からクレーンの定格荷重
を定め、この定格荷重と実荷重との比較に基づいて安全
動作を行うようにしたものが示されている。
また、実開昭62-89289号公報には、各アウトリガジャ
ッキの張出し量に応じてブームの旋回許容範囲を記憶し
ておき、実際の作業状態がこの範囲を超えた場合に旋回
駆動およびブーム駆動を停止させるようにしたものが示
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
特開昭57-27893号公報の装置では、算出された定格荷
重と実荷重とを比較するものであるため、ブーム長およ
び作業半径が固定された状態で現在の荷重を吊上げられ
るか否かを判断するには都合がよいが、この荷重を吊上
げた状態でどの位置まで旋回できるかといった限界作業
領域を把握するのは困難である。従って、ブームの旋回
によって限界作業領域を超える場合の安全動作を制御す
ることは実質上不可能である。
また、実開昭62-89289号公報に示される装置では、ブ
ームがその旋回によって許容作業領域を超えた瞬間に制
動をかけるようにしているが、ブームには旋回による慣
性力が働くため、上記旋回を急に止めることはできず、
実際には制動をかけてもブームは所定角度旋回すること
になるため、ブームが実際に停止する位置は限界作業領
域から外れてしまう。しかも、上記旋回をなるべく短時
間で止めようとして急停止をかけると、慣性力の影響で
吊り荷に大きな振れが生じ、安全性を損うことになる。
本発明は、このような事情に鑑み、ブームの旋回状態
と限界作業領域との関係を考慮して的確に安全動作を行
うことができるクレーンの安全装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、旋回可能なブームを張出し可能な支持部材
とを備え、上記ブームの所定位置に吊り荷が吊下げられ
るクレーンの安全装置であって、ブームの作業半径を検
出する作業半径検出手段と、旋回角を検出する旋回角検
出手段と、各支持部材の張出し量を検出する支持部材検
出手段と、上記吊り荷の重量および各支持部材の張出し
量に応じたブームの限界作業領域を設定する限界作業領
域設定手段と、この設定された限界作業領域を超えるま
で旋回できる残り角度を算出する残り角度算出手段と、
現在の作業半径および吊り荷の振れ半径を維持しながら
吊り荷の振れを残さずにブームの旋回を制動、停止させ
るための制動角加速度を算出する制動角加速度算出手段
と、この制動角加速度で制動、停止させるために必要な
ブームの旋回角度を算出する所要角度算出手段と、この
算出された所要角度と上記残り角度とを比較する比較手
段と、残り角度が所要角度を超えない間に上記制動角加
速度で制動を開始させる停止制御手段とを備えたもので
ある(請求項1)。さらに、上記限界作業領域設定手段
により設定された限界作業領域と現在のブームの作業半
径および旋回角とを同一画面上に表示する表示手段を備
えることにより、後述のようなより優れた効果が得られ
る(請求項2)。また、上記画面上に旋回制動を開始し
なければならない点を表示するように上記表示手段を構
成すれば、より好ましいものとなる(請求項3)。
〔作用〕
まず、請求項1記載の装置によれば、荷振れを残さず
にブームを限界作業領域内で停止させるのに必要な角度
が算出され、この必要角度を残り角度が下回らない間に
制動が開始されることにより、荷振れを残すことなくブ
ームが限界作業領域内で安全に停止する。
また、請求項2記載の装置によれば、限界作業領域と
現在のブームの旋回状況との関係が同一画面上に表示さ
れ、安全な旋回運動を行うのに必要な情報が作業者に与
えられる。特に、請求項3記載のように、上記画面上に
旋回制動を開始しなければならない点を表示するように
上記表示手段を構成すれば、現時点において、制動開始
必要点までどの程度余裕があるかを作業者に知らせるこ
とができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第9図に示されるクレーン10は、鉛直方向の旋回軸10
1回りに旋回可能なブームフット102を備え、このブーム
フット102に、N個のブーム部材B1〜BNからなる伸縮可
能なブームBが取付けられている。このブームBは、水
平方向の回動軸103を中心に回動可能(起伏可能)に構
成され、その先端部(ブームポイント)にロープ104で
吊り荷Cが吊下げられている。なお、以下の説明でBn
(n=1,2,…,N)はブームフット102側から数えてn番
目のブーム部材を示すものとする。
また、このクレーン10のロアフレームの前後左右の4
隅には、側方に張出されるアウトリガジャッキ(張出し
可能な支持部材)105が配設されている。
このクレーン10には、第1図に示されるようなブーム
長センサ11、ブーム角センサ12、シリンダ圧力センサ1
3、アウトリガジャッキ張出し量センサ14、旋回角セン
サ15、角速度センサ16、およびロープ長センサ17が配設
され、各センサの検出信号が演算制御装置20に入力され
るとともに、この演算制御装置20からは、警報器31、デ
ィスプレイ画面をもつ表示装置32、および旋回駆動用の
油圧システム33に制御信号が出力されるようになってい
る。
第2図は、上記演算制御装置20の機能構成を示したも
のである。この演算制御装置20は、大別して、 1)負荷率に関する演算制御 2)限界作業領域に関する演算制御 の2つを行うように構成されている。
1)負荷率の演算制御に関する機能構成 図において、作業半径算出手段21は、ブーム長センサ
11およびブーム角センサ12により各々検出されたブーム
長LBおよびブーム角φから吊り荷Cの作業半径Rを算出
するものである。吊上げ荷重算出手段22は、上記ブーム
長LB、ブーム角φ、およびシリンダ圧力センサ13により
検出されたブームアッパのシリンダ圧力pにより、実際
に吊上げられた吊り荷Cの荷重Wを算出するものであ
る。
定格荷重算出手段221は、上記作業半径R、ブーム長L
B、安全係数α、旋回角センサ15により検出された旋回
角θ、およびアウトリガジャッキ張出し量センサ14によ
り検出された各張出し量d1,d2,d3,d4に基づいて定格荷
重W0を算出するものである。負荷率算出手段23は、上記
定格荷重W0に対する実際の吊上げ荷重Wの比、すなわ
ち、負荷率W/W0を算出するものである。
第1警告制御手段291は、上記負荷率算出手段23によ
り算出された負荷率W/W0が90%以上となった時点で警報
器31へ制御信号を出力し、警報を行わせるものである。
第1停止制御手段292は、上記負荷率W/W0が100%を超え
た時点で油圧システム30に制御信号を出力し、旋回を除
くクレーン動作(ブームBの伸長・倒伏、吊り荷Cの巻
上げ等)を強制的に停止させるものである。
以上の手段によって、負荷率W/W0が算出され、この負
荷率W/W0に基づいて安全動作が制御される。
2)限界作業領域の演算制御に関する機能構成 限界作業領域設定手段24は、上記吊上げ荷重W、上記
アウトリガジャッキ張出し量センサ14で検出された各ア
ウトリガジャッキ105の張出し量d1〜d4、およびブーム
長LBに基づき、上記条件下でのクレーン10の限界作業領
域、すなわち安全な範囲でブームBの先端が移動できる
領域を算出するものである。この領域は、旋回角θと作
業半径Rとの関係式θ=f(R)で与えられる。また、
残り角度算出手段25は、ブームBが現在の位置から上記
限界作業領域を超えるまでに旋回できる残り角度θcを
算出するものである。
一方、制動角加速度算出手段26は、上記作業半径R、
吊上荷重W、定格荷重W0、ブーム長LB、ブーム角φ、角
速度センサー16とロープ長センサ17により各々検出され
る角速度Ω0および吊り荷の振れ半径l、および第3図
に示される横曲げ安全係数設定手段260により設定され
る横曲げ安全係数α′に基づき、実際の制動角加速度β
を算出するものである。具体的には、第3図に示される
ようなブーム慣性モーメント算出手段261、許容角加速
度算出手段262、および実際角加速度算出手段263を備
え、停止時に吊り荷Cの振れを残さず、かつ制動、停止
時の慣性力に対するブームBの横曲げ強度を考慮した制
動角加速度βを算出する。
所要角度算出手段27は、旋回制動開始前の角速度Ω0
に基づき、上記制動角加速度βで制動を開始してから停
止するまでにブームBが旋回する角度(所要角度)|θ
r|を算出するものである。余裕角度算出手段28は、上記
残り角度θcと所要角度|θr|の差である余裕角度Δθ
を算出するものである。
第2警告制御手段293は、算出された余裕角度Δθが
所定値以下となった時点で警報器31に制御信号を出力
し、警報を行わせるものである。第2停止制御手段294
は、上記余裕角度Δθが0となった時点で油圧システム
33内のモータへ制御信号を出力し、上記制動角加速度β
でブームBの旋回を制動・停止させるとともに、作業半
径が大きくなる動作を強制的に停止させるものである。
以上の手段によって、限界作業領域が設定され、この
領域と現在の作業状態との比較により安全動作が制御さ
れるようになっている。
次に、この演算制御装置20が実際に行う演算内容およ
び制御内容を説明する。
1)負荷率に関する演算制御 作業半径算出手段21は、まず、ブーム長LBおよびブー
ム角θによってブームBの撓みを考慮に入れない作業半
径R′およびブームBの撓みによる半径増加分ΔRを求
め、両者から作業半径Rを算出する。吊上げ荷重算出手
段22は、算出された作業半径R、ブーム長LB、およびシ
リンダ圧力pから、実際に吊上げられた吊り荷Cの荷重
Wを算出する。定格荷重算出手段221は、上記作業半径
R、ブーム長LB、アウトリガジャッキ105の張出し量d1
〜d4、および予め定められた安全係数αに基づき、現在
の旋回角θに対応する定格荷重W0を、設定された定格荷
重を記憶したメモリの中から呼び出すか、あるいは同メ
モリの値から補間演算で算出する。さらに、負荷率算出
手段23は、上記定格荷重W0に基づいて負荷率W/W0を算出
する。
この負荷率W/W0が90%以上の場合には、第1警告制御
手段291の出力信号を受けた警報器31から警報が発せら
れるため、作業者は、吊上げた荷Cによる荷重Wが定格
荷重W0に近いことを知ることができる。また、負荷率W/
W0が100%を超える場合、すなわち、実荷重Wが定格荷
重W0を上回る場合には、危険防止のため、第1停止制御
手段292の出力信号により旋回を除くクレーン動作(ブ
ームBの伸長・倒伏、吊り荷Cの巻上げ等)が強制的に
停止される。
2)限界作業領域に関する演算制御 限界作業領域設定手段24は、上記吊上げ荷重W、各ア
ウトリガジャッキ105の張出し量d1〜d4、およびブーム
長LBに応じた限界作業領域を設定する。
その設定要領を第4図に示す。まず、クレーン10の旋
回中心Oから各アウトリガジャッキ105の張出し位置FL,
FR,RL,RRへ直線を引き、アウトリガジャッキ105の張出
し量が少ない側(この図ではクレーン10の左側)に引い
た直線から予め定められた一定の角度ψだけ中心側にず
らした線を境界線41,42とする。そして、この境界線41,
42を境としてクレーン10の右側の領域を安定区間とし、
この区間には、実際の吊上げ荷重Wに応じた最大の許容
作業半径(第1の許容作業半径)r1を設定する。すなわ
ち、この区間の限界作業領域は、上記半径r1をもつ円弧
43で囲まれた扇形になる。また、4本のアウトリガジャ
ッキ105を全て最大に張出すと、半径r1をもつ全円の内
側全てが限界作業領域となる。
これに対し、上記境界線41,42を境にしてクレーン10
の左側の領域は不安定区間とする。従来、この不安定区
間には上記第1の許容作業半径r1よりも小さな第2の許
容作業半径r2をもつ円弧44からなる限界作業領域が設定
されていたが(第4図の二点鎖線参照)、この装置で
は、第5図にも示されるように、各境界線41,42上の境
界点P1,P2から円弧44に接線L1,L2を引き、これらの接線
L1,L2および上記円弧44の一部で囲まれる領域を限界作
業領域として設定する。
従って、この限界作業領域設定手段24で設定される限
界作業領域の境界線は、一般に旋回角θと作業半径Rと
の関係式θ=f(R)で表される。具体的に、安定区間
ではR=r1(一定)、不安定区間中の最不安定区間(円
弧44の部分)ではR=r2≦r1(一定)となる。また、こ
れ以外の領域、すなわち接線L1,L2の部分については、
第5図に示されるように、円弧44から直線L1へ移行する
ときの旋回角をθ0とすると、 Rcos(θ0−θ)=r2 が成立するので、接線L1は、 θ=θ0−cos-1(r2/R) の関係式で表される。
なお、上記許容作業半径r1,r2は、吊上げ荷重Wに応
じて逐次算出するようにしてもよいし、吊上げ荷重Wを
何段階かに分けて各段階別にメモリに記憶させておいて
もよい。例えば、各アウトリガジャッキ105の張出し量d
1〜d4が一定の場合には、第6図に示されるように、各
吊上げ荷重Wに応じた限界作業領域は全て略相似形にな
る(実線62、二点鎖線61,63,64参照)。
残り角度算出手段25は、現在の作業半径Rおよび旋回
角θに基づき、旋回によって上記限界作業領域を超える
までの残り角度θcを算出する。例えば第6図におい
て、クレーンが10tの荷重を吊り下げている場合、限界
作業領域は太い実線62の内側となる。また、現在のブー
ムポイントの位置をAとし、A→D→Cの方向に同一作
業半径で旋回している場合、旋回中心Oを中心として位
置Aを通る円弧と限界作業領域の領域線との交点をCと
すると、直線OA,OCのなす角度が残り角度θcとなる。
一方、制動角加速度算出手段26は、次の手順を経るこ
とにより、ブームBの横曲げ強度を考慮し、かつ荷振れ
を残さない制動角加速度βを算出する。
まず、ブーム慣性モーメント算出手段261は、各ブー
ム部材Bnの慣性モーメントInを次式に基づいて算出す
る。
In=Ino・cos2φ+(Wn/g)・Rn2 ここで、Inoはφ=0の状態における各ブーム部材Bn
の重心回りの慣性モーメント(定数)を示し、Wnは各ブ
ーム部材Bnの自重、gは重力加速度、Rnは各ブーム部材
Bnの重心の旋回半径を示す。
許容角加速度算出手段262は、次のようにして許容角
加速度β1を求める。
一般に、クレーン10のブームBおよびブームフット10
2は十分な強度を有しているが、ブーム長LBが長くなる
と、旋回制動時に発生する慣性力に起因してブームBに
大きな横曲げ力が作用する。この横曲げ力による強度的
な負担はブームフット102付近で最大となるので、ここ
では、旋回軸101回りのモーメントに基づいて強度評価
を行うようにしている。
具体的に、旋回制動時のブームBの角加速度をβ′、
吊り荷Cの角加速度をβ″とすると、ブームBの旋回に
起因してその旋回中心に作用するモーメントNBは次式で
表される。
ここで、Wは上記吊上げ荷重算出手段22で算出された
吊上げ荷重である。一方、ブームBの吊上定格荷重を
W0、横曲げに対する評価係数をα′とすると、ブームB
の横曲げに対する強度についての許容条件は次の式で
表される。
NB/R≦α′W0 …… この式に式を代入すると、 一方、吊り荷Cの荷振れがなく、かつブームBと吊り
荷Cがともに角速度Ω0で旋回している状態からブーム
Bを以下に示す条件で等角加速度で制動した場合、上記
ブームBの角加速度β′および吊り荷Cの角加速度β″
は、第11図に示されるような関係を有することが確認さ
れている。
この図は、後述の式において導入される自然数nを
1とした場合のブームBの角速度Ωおよび吊り荷Cの角
速度Ω0を各々実線81および破線82で示したものであ
る。この図に示されるように、制動を開始してから時間
t=TでブームBが完全停止するような等角加速度停止
制御を行った場合、ブームBの角速度Ωは直線的に減少
するのに対し、吊り荷Cの角速度ΩWは、制動開始直後
と停止直後と停止直前では緩やかに、中間領域では急激
に減少する。すなわち、吊り荷Cの角速度ΩWは、完全
停止時までに1周期分の振動をしており、制動を開始し
てから時間t=T/2を経過した時点でブームBの角速度
Ωと等しくなる。しかも、この時点で吊り荷Cの角加速
度β″はブームBの角加速度β′の2倍となる。
これに対し、上記自然数nが2以上の場合には、ブー
ムBの角速度Ωの勾配が1/nとなり、吊り荷Cの角速度
ΩWは制動開始から停止までにn周期分の振動を行うこ
とになるが、n=1の場合と同様に、吊り荷Cの角加速
度β″は最小時(絶対値をとれば最大時)でブームBの
角加速度β′の2倍となる。
従って、理論的には、β″=2β′として演算を進め
ることにより、クレーンの安全を確保できることになる
が、実際には旋回制動開始時に吊り荷Cが振れている場
合があり、このような振れがあると、制動中の吊り荷C
の角加速度β″はブームBの角加速度β′の2倍を超え
ることになる。
よって、実際の制御を行うにあたっては、安全率を考
慮して、k>2となるような係数kを導入し、β″=k
β′として演算を進めるのが望ましい。
そこで、この式β″=kβ′を上記式に代入する
と、 が得られる。従って、この式を満たす最大の角加速度
β′を許容角加速度β1に設定すればよい。なお、上記
評価係数α′は、一定の値に定めてもよいが、ブームB
の撓みなどを考慮して、ブーム長LBや作業半径Rが大き
くなるほど小さい値に設定するようにしてもよい。
実際角加速度算出手段263は、このようにして算出さ
れた許容角加速度β1と、角速度センサ16およびロープ
長センサ17の検出結果から求められるブーム角速度(減
速前の角速度)Ω0および荷振れ径lとに基づいて、実
際の制動角加速度βを算出する。
その算出要領を説明する。まず、クレーン10に吊下げ
られた吊り荷Cについて、第7図に示されるような単振
り子のモデルを考える。この系の微分方程式は次式で与
えられる。
+(g/l)η=−/l …… V=V0+at …… ここで、ηは吊り荷Cの振れ角、Vは時間tとともに
変化するブームポイントの旋回速度、V0は同ブームポイ
ントの旋回停止開始前の旋回速度(=RΩ0)、aはそ
の加速度を示す。式の両辺を時間tで微分して式の
右辺に代入し、初期条件(t=0でη=0,=0)の下
で積分すると、次の式が得られる。
(/ω)2+(η+a/g)2=(a/g)2 …… この式を/ωとηとに関する位相平面上に表すと、
第8図に示されるように、点A(0,−a/g)を中心とし
て原点O(0,0)を通る円を描くことになる。この円を
1周するための時間、すなわち単振り子の状態が原点O
から変化して同状態に復帰する周期Tは、T=2π/ω
で与えられるため、クレーンの旋回停止制御を開始した
時点(A点)から時間nT(nは自然数)後に完全停止す
るように角加速度βを設定すれば、吊り荷の振れを残さ
ずにクレーンを停止させることができる。一方、上記ω
は重力加速度gおよび振れ半径lで決定される一定値で
あるため、荷振れの残らない旋回停止制御が可能な角加
速度βは次式より求めることができる。
β=−Ω0/nT =−ωΩ0/2nπ (nは自然数) …… また、ブームBの横曲げ強度に関しては|β|≦β1
が条件であるため、この条件を満たす範囲内で最小の自
然数nを選択することにより、必要最小時間で荷振れを
残さずにクレーンを制動、停止させるための実際の制動
角加速度βを得ることができる。
所要角度算出手段27は、現在の角速度(すなわち制動
前の角速度)Ω0に基づき、上記制動角加速度βで旋回
停止制御を行う場合に制動を開始してから完全に停止す
るまでに必要な旋回角度(所要角度)|θr|を算出す
る。具体的に、制動を開始してから完全停止するまでの
所要時間をtとすると、 Ω0+βt=0 θr=βt2/2+Ω0t の2式が成立するので、両式からtを消去することによ
り、所要角度|θr|が得られる。具体的には、次の値が
得られる。
t=−Ω0/β θr=−Ω0 2/2β 余裕角度算出手段28は、制動を開始するまでに現在の
角速度Ω0で旋回できる角度、すなわち余裕角度Δθ
(=θc−|θr|)を算出する。例えば第6図におい
て、位置Cで完全停止するために制動を開始しなければ
ならない位置をDとすると、上記余裕角度Δθは直線O
A,ODのなす角度となる。
第2停止制御手段294は、この算出された余裕角度Δ
θが0となった時点、例えば第6図ではブームBが位置
Dに到達した時点で、油圧システム33に制御信号を出力
することにより、ブームBの旋回制動および作業半径が
大きくなる動作の強制停止を行う。このとき、吊り荷C
の停止時の振れを無くすため、上記制動角加速度βで制
動、停止するように油圧モータ圧力PBを設定する。
この油圧モータ圧力PBの算出要領の一例を示す。い
ま、ブームB以外の旋回部材に関する慣性モーメントの
総和をIuとすると、旋回制動に必要なトルクTBは、 となる。一方、このトルクTBは油圧モータ側の条件(油
圧モータの差圧ΔP)と第12図の実線90に示されるよう
な関係にあり、式で表わすと次のようになる。
i)−ΔP0≦ΔP≦ΔP1の場合 TB=(ΔP+ΔP0)・QH/200π …… ii)ΔP≧ΔP1の場合 TB=(ΔP・QH/200π)・i0・ηm …… QH :モータ容量 i0 :総減速比 ηm:機械効率 ΔP0:モータの無負荷での損失圧力 なお、上記モータ差圧ΔP1は、上記式で表わされる
直線と、上記式で表わされる直線との交点におけるモ
ータ差圧ΔPの値を表わす。
従って、この式または式を上記式に代入するこ
とにより、油圧モータの差圧ΔPを得ることができる。
さらに、油圧モータの駆動側圧力をPAとすると、下記
式によって、油圧モータの制動側圧力PBを得ることが
できる。
PB=PA+ΔP …… これに対し、第2警告制御手段293は、上記余裕角度
Δθが0でなく所定値以下になった時点で警報器31に制
御信号を出力し、警報を行わせる。これによって作業者
は、あと残り僅かな旋回で、自動的に制動がかけられる
ことを知ることができる。
さらに、この演算制御装置20は、各値に関する情報信
号を表示装置32に出力し、第6図に示されるような画面
表示を行わせる。すなわち表示装置32は、その画面上
に、クレーン10のロアフレームの位置、各アウトリガジ
ャッキ105の張出し位置FL,FR,RL,RR、限界作業領域(例
えば吊上げ荷重Wが10tの場合には実線62)、さらには
作業半径Rおよび旋回角θの双方を示す線分60を表示す
る。これによって作業者は、現在の作業状態と限界作業
領域との関係を一目で把握することができる。
3)実際に行われる制御動作の具体例 ここでは、上記クレーンにおいて、10tの吊り荷Cが
吊り下げられ、かつ作業半径Rが拡大されながら(すな
わちブームBが伸長あるいは倒伏しながら)旋回が行わ
れる時の制御動作例を第10図に基づいて説明する。
まず、吊り荷Cが安定区間内において限界作業領域の
境界線(実線62)に到達する場合、すなわち残り角度が
制動の所要角度|θr|となる前に作業半径Rが拡大され
てr1となり、負荷率が100%となる場合について説明す
る(矢印A1参照)。
この場合には、作業半径Rがr1となった地点(点Q1
で、第1停止制御手段292の出力信号により、ブームB
の伸長・倒伏および吊り荷Cの巻上げが強制的に停止さ
れるが、まだ残り角度θcは所要角度|θr|よりも大き
な状態にあるので、旋回半径Rがr1に固定された状態で
旋回が続行される。すなわち、限界作業領域の境界線に
沿って旋回が行われる。そして、残り角度θcが所要角
度|θr|となった地点(点Q2)で第2停止制御手段294
の出力信号により旋回の制動が開始され、安定区間と不
安定区間の領域点である点Q3で旋回が完全停止される。
従って、この場合には、まず第1停止制御手段292に
よって作業半径Rが固定され、その後に第2停止制御手
段294によって旋回の制動・停止が行われる。
次に、吊り荷cが限界作業領域の境界線に到達する前
に旋回制動が開始される場合、すなわち、作業半径Rの
拡大により負荷率が100%となる前に、残り角度θcが
旋回制動の所要角度|θr|となる場合について説明する
(矢印A2参照)。
この場合には、上記残り角度θcが所要角度|θr|と
なった地点(点Q4)で、第2停止制御手段294の出力信
号によって旋回制動が開始されるとともに、ブームBの
伸長・倒伏、すなわち作業半径Rが大きくなるような動
作も強制的に停止され、作業半径Rはこの時点での半径
r3に固定される。
ここで、作業半径Rを固定するのは、作業半径が拡大
されながら制動が行われると、最終的な停止地点が限界
作業領域を超えてしまうからである。すなわち、このよ
うに作業半径Rがr3に固定されたまま制動が開始される
ことにより、旋回は限界作業領域の境界線上の点Q5で完
全停止される。
従って、この場合には、作業半径Rの固定および旋回
の制動・停止の双方が第2停止制御手段294で行われる
ことになる。
なお、作業半径Rが小さくなるような動作、すなわち
ブームBの収縮や起立については、このような動作を行
っても安全性を損われにくいので、上記のような強制停
止は原則的には行われない。
以上の説明のように、この装置では、吊り荷Cの振れ
を残さずに旋回を制動、停止させるための所要角度|θ
r|と、限界作業領域を超えるまでに旋回できる残り角度
θcとを算出し、両角度の比較によって旋回停止制御や
警報などの安全動作を行うようにしているので、限界作
業領域内で安全かつ確実にクレーンを停止させることが
できる。具体的には、両角度が一致する前の時点で警報
を行うことにより、作業者に旋回速度の抑制を促すとと
もに、両角度が一致する点では、荷振れが残らない制動
角加速度で自動的に旋回制動がかけられる。
また、表示装置32においては、作業半径Rおよび旋回
角θを表す線分60と限界作業領域とを同一画面上に表示
するようにしているので、クレーン作業者は旋回角速度
も含めた旋回状況と限界作業領域との関係を一目で正確
に把握することができ、これによって、安全性を考慮し
た的確な旋回運動をすることができる。
なお、本発明はこのような実施例に限定されず、例と
して次のような態様をとることもできる。
(1)上記実施例では、安全動作の制御および画面表示
の双方を行う装置について示したが、安全動作の制御の
みを行うようにしても、クレーンの安全性を確保するこ
とが可能である。安全動作についても、旋回の制動停止
と警報の双方を行うのではなく、前者のみを行うように
してもよい。
(2)上記実施例では、余裕角度Δθが0となった時点
で制動を開始するようにしているが、余裕をみて上記角
度Δθが所定値以下になったときに制動をかけるように
してもよい。
(3)上記実施例では、余裕角度Δθが所定値以下とな
った場合に警告を開始するようにしているが、この余裕
角度Δθを角速度Ω0で除した余裕時間Δtが一定値
(例えば3sec等)以下となった時点で警告を行うように
してもよい。このような制御を行えば、角速度Ω0に拘
らず、警告が始まってから制動が始まるまでに常に一定
時間だけ余裕が与えられることになる。また、旋回停止
制御開始のタイミングについても、同様に余裕時間Δt
で設定するようにしてもよい。
(4)上記表示装置32では、限界作業領域および線分60
を表示するようにしているが、これらに加え、旋回制動
を開始しなければならない点(第6図では点D)も表示
するようにすれば、より効果的となる。
(5)本発明では、限界作業領域の具体的な形状は問わ
ず、例えば、従来のように第1の許容作業半径r1をもつ
円弧43と第1図の許容作業半径をもつ円弧44とからなる
領域に基づいて制御するようにしてもよい。ただし、上
記実施例のように第1の許容作業半径r1から第2の許容
作業半径r2まで連続的に変化する領域を設定するように
すれば、より広い作業可能範囲を確保できる。特に、限
界作業領域を表示装置32に表示する場合には、領域形状
が自然なので作業者に違和感を与えず、作業者は容易に
領域を把握することができる利点がある。
(6)本発明における旋回角速度の検出は、それ専用の
センサを設けてもよいし、あるいは旋回角センサの時間
微分値から得るようにしてもよい。
(7)上記実施例では、本発明における「張出し可能な
支持部材」としてアウトリガジャッキを備えたものを示
したが、その他、車体の幅方向に張出し可能なクローラ
を備えたクローラクレーンについても本発明を適用する
ことができる。すなわち、このようなクローラクレーン
においても、左右のクローラの張出し幅が異なる状態で
使用する場合には、旋回方向によって吊上能力が変化す
るので、本発明の適用によって上記と同様の優れた効果
を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。
まず、請求項1記載の装置は、限界作業領域を超える
までに旋回可能な角度と、吊り荷を振れさせることなく
旋回を停止させるために必要な所要角度とに基づいて精
度開始のタイミングを決定するようにしたものであるの
で、荷振れを残すことなく確実に、ブームを限界作業領
域内で停止させることができる効果がある。
また、請求項2記載の装置は、上記限界作業領域とブ
ームの旋回状況とを同一画面上に表示したものであるの
で、クレーンの作業者は両者の関係を一目で正確に把握
することができ、これに基づいて安全性を考慮した的確
な旋回運動を行うことができる効果がある。特に、請求
項3記載のように、上記画面上に旋回制動を開始しなけ
ればならない点を表示するように上記表示手段を構成す
れば、現時点において、制動開始必要点までどの程度余
裕があるかを作業者に知らせることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるクレーンに備えられ
た演算制御装置の入出力関係を示した図、第2図は同演
算制御装置の機能構成図、第3図は同演算制御装置にお
ける制動角加速度算出手段の機能構成図、第4図は上記
演算制御装置により設定される限界作業領域を示すR−
θ平面図、第5図は同限界作業領域の要部を示すR−θ
平面図、第6図は表示装置により表示される画像を示す
R−θ平面図、第7図は吊り荷の状態を単振り子として
表わした説明図、第8図は同吊り荷の振れ角と振れ速度
に関する式を位相空間上に表わしたグラフ、第9図は上
記クレーンの側面図、第10図は同クレーンにおいて実際
に行われる制御動作を説明するための説明図、第11図は
吊り荷の角速度およびブームの角速度の変化の特性を示
すグラフ、第12図は油圧モータの差圧と制動トルクとの
関係を示すグラフである。 10……クレーン、105……アウトリガジャッキ(張出し
可能な支持部材)、11……ブーム長センサ(作業半径検
出手段を構成)、12……ブーム角センサ(作業半径検出
手段を構成)、14……アウトリガジャッキ張出し量セン
サ(支持部材検出手段)、20……演算制御装置、21……
作業半径算出手段(作業半径検出手段を構成)、24……
限界作業領域算出手段、25……残り角度算出手段、26…
…制動角加速度算出手段、27……所要角度算出手段、28
……余裕角度算出手段(比較手段)、293……第2警告
制御手段(作動手段)、294……第2停止制御手段(作
動手段)、B……ブーム、C……吊り荷、R……作業半
径、β……制動角加速度、θc……残り角度、θr……
所要角度。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回可能なブームと張出し可能な支持部材
    とを備え、上記ブームの所定位置に吊り荷が吊下げられ
    るクレーンの安全装置であって、ブームの作業半径を検
    出する作業半径検出手段と、旋回角を検出する旋回角検
    出手段と、各支持部材の張出し量を検出する支持部材検
    出手段と、上記吊り荷の重量および各支持部材の張出し
    量に応じたブームの限界作業領域を設定する限界作業領
    域設定手段と、この設定された限界作業領域を超えるま
    で旋回できる残り角度を算出する残り角度算出手段と、
    現在の作業半径および吊り荷の振れ半径を維持しながら
    吊り荷の触れを残さずにブームの旋回を制動、停止させ
    るための制動角加速度を算出する制動角加速度算出手段
    と、この制動角加速度で制動、停止させるために必要な
    ブームの旋回角度を算出する所要角度算出手段と、この
    算出された所要角度と上記残り角度とを比較する比較手
    段と、残り角度が所要角度を超えない間に上記制動角加
    速度で制動を開始させる停止制御手段とを備えたことを
    特徴とするクレーンの安全装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクレーンの安全装置におい
    て、上記限界作業領域設定手段により設定された限界作
    業領域と現在のブームの作業半径および旋回角とを同一
    画面上に表示する表示手段を備えたことを特徴とするク
    レーンの安全装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のクレーンの安全装置におい
    て、上記画面上に旋回制動を開始しなければならない点
    を表示するように上記表示手段を構成したことを特徴と
    するクレーンの安全装置。
JP2077258A 1989-09-27 1990-03-26 クレーンの安全装置 Expired - Fee Related JPH085623B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2077258A JPH085623B2 (ja) 1989-09-27 1990-03-26 クレーンの安全装置
ES90310556T ES2077031T3 (es) 1989-09-27 1990-09-27 Dispositivo de seguridad para grua.
US07/588,929 US5160056A (en) 1989-09-27 1990-09-27 Safety device for crane
KR1019900015395A KR930005026B1 (ko) 1989-09-27 1990-09-27 크레인용 안전장치
DE69020999T DE69020999T2 (de) 1989-09-27 1990-09-27 Kran-Sicherheitssystem.
EP90310556A EP0420625B1 (en) 1989-09-27 1990-09-27 Safety device for crane

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-251250 1989-09-27
JP25125089 1989-09-27
JP2077258A JPH085623B2 (ja) 1989-09-27 1990-03-26 クレーンの安全装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34831596A Division JP2786177B2 (ja) 1989-09-27 1996-12-26 クレーンの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03177299A JPH03177299A (ja) 1991-08-01
JPH085623B2 true JPH085623B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=26418357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2077258A Expired - Fee Related JPH085623B2 (ja) 1989-09-27 1990-03-26 クレーンの安全装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5160056A (ja)
EP (1) EP0420625B1 (ja)
JP (1) JPH085623B2 (ja)
KR (1) KR930005026B1 (ja)
DE (1) DE69020999T2 (ja)
ES (1) ES2077031T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102491177A (zh) * 2011-12-15 2012-06-13 中联重科股份有限公司 可回转工程机械及其回转控制方法与装置

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5297019A (en) * 1989-10-10 1994-03-22 The Manitowoc Company, Inc. Control and hydraulic system for liftcrane
US6758356B1 (en) 1989-10-10 2004-07-06 Manitowoc Crane Companies, Inc. Liftcrane with synchronous rope operation
US5579931A (en) * 1989-10-10 1996-12-03 Manitowoc Engineering Company Liftcrane with synchronous rope operation
US5251768A (en) * 1990-03-23 1993-10-12 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Method and device for controlling braking of an upper rotary body of a construction machine and a device for calculating the inclination angle of the upper rotary body
US5282136A (en) * 1990-03-30 1994-01-25 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Vertical releasing control device of crane hanging load
JP2564060B2 (ja) * 1991-10-24 1996-12-18 株式会社神戸製鋼所 建設機械の安全装置
DE4223695C2 (de) * 1992-07-21 1994-12-08 Weber Anlagenbau Gmbh & Co Kg Steuerung für das Verschwenken eines in seiner effektiven Länge veränderlichen Auslegers
JPH0776490A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Komatsu Ltd クレーンの旋回自動停止制御装置
JPH07187568A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Komatsu Ltd クレーンの制御装置
KR970003508B1 (ko) * 1994-03-25 1997-03-18 한국원자력연구소 크레인의 진동방지를 위한 속도 제어 방법
FR2720438B1 (fr) * 1994-05-30 1996-07-05 Camiva Procédé de contrôle en déplacement d'un moyen élévateur.
US5479727A (en) * 1994-10-25 1996-01-02 Air Products And Chemicals, Inc. Moisture removal and passivation of surfaces
KR100335458B1 (ko) * 1995-01-23 2002-11-27 김병기 이동식기중기용하중표시장치
US5823370A (en) * 1995-03-03 1998-10-20 Komatsu Ltd. Movable range indicating apparatus for mobile crane vehicle
FR2732001B1 (fr) * 1995-03-24 1997-05-16 Manitou Bf Dispositif elevateur de personnel
EP0779239B2 (de) * 1995-12-13 2006-09-13 Liebherr-Werk Ehingen GmbH Steuervorrichtung für ein Hubwerk eines Krans
DE29519871U1 (de) * 1995-12-14 1996-03-21 Liebherr Werk Ehingen Kranfahrzeug
DE29519928U1 (de) * 1995-12-15 1996-04-04 Liebherr Werk Ehingen Kranfahrzeug mit einer Überlastsicherungseinrichtung
US6202013B1 (en) 1998-01-15 2001-03-13 Schwing America, Inc. Articulated boom monitoring system
JP2000034093A (ja) 1998-07-21 2000-02-02 Kobe Steel Ltd 旋回式作業機械とその安全作業領域及び定格荷重の設定方法
US6779961B2 (en) * 2001-10-29 2004-08-24 Ingersoll-Rand Company Material handler with electronic load chart
DE10233875B4 (de) * 2002-07-25 2008-08-14 Siemens Ag Krananlage, insbesondere Containerkran
DE102005035460A1 (de) * 2005-07-28 2007-02-01 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Verfahren zur Traglastermittlung bei Kranen
US20080038106A1 (en) * 2005-10-05 2008-02-14 Oshkosh Truck Corporation Mobile lift device
US7489098B2 (en) * 2005-10-05 2009-02-10 Oshkosh Corporation System for monitoring load and angle for mobile lift device
US7734397B2 (en) * 2005-12-28 2010-06-08 Wildcat Technologies, Llc Method and system for tracking the positioning and limiting the movement of mobile machinery and its appendages
US20070266601A1 (en) * 2006-05-19 2007-11-22 Claxton Richard L Device for measuring a load at the end of a rope wrapped over a rod
US8807910B1 (en) 2007-05-31 2014-08-19 Thomas V. Roden Variable counterweight system for a material handling vehicle
US8007222B1 (en) * 2007-05-31 2011-08-30 ET&T Engineering LLP Variable counterweight system for a material handling device
FI120789B (fi) * 2008-06-23 2010-03-15 Konecranes Oyj Menetelmä nopeussäädettävän nostinkäytön moottorin pyörimisnopeuden ohjaamiseksi ja nostinkäyttö
JP4871968B2 (ja) * 2009-02-17 2012-02-08 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 重量構造物の据付工法
JP4839390B2 (ja) * 2009-04-17 2011-12-21 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械の旋回停止制御装置および方法
JP5480529B2 (ja) 2009-04-17 2014-04-23 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械の制動制御装置
JP5173970B2 (ja) * 2009-09-18 2013-04-03 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械の旋回停止制御装置および方法
JP5414048B2 (ja) * 2009-10-13 2014-02-12 キャタピラー エス エー アール エル 解体作業機
CN101746675B (zh) * 2009-12-31 2012-05-02 三一汽车制造有限公司 起重机超起装置及其控制系统和控制方法
KR20120079635A (ko) * 2011-01-05 2012-07-13 삼성전자주식회사 호이스트 장치 및 그 제어 방법
DE102011119654B4 (de) * 2011-11-29 2015-11-12 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Mobile Arbeitsmaschine, insbesondere Fahrzeugkran
CN102491171A (zh) * 2011-12-22 2012-06-13 上海三一科技有限公司 一种试验检测平台工装及包括该工装的起重机
CN102627231B (zh) * 2012-03-29 2014-03-26 中国科学院自动化研究所 一种幅度限制装置及方法
SG11201407904QA (en) 2012-06-01 2014-12-30 Seatrax Inc System and method to determine relative velocity of crane and target load
US9327946B2 (en) * 2012-07-16 2016-05-03 Altec Industries, Inc. Hydraulic side load braking system
CN102915045B (zh) * 2012-10-31 2015-01-07 中联重科股份有限公司 一种臂架类工程车辆的控制方法及装置
JP6147062B2 (ja) * 2013-04-02 2017-06-14 株式会社タダノ 作業機の作業状態確認装置
CN103613019B (zh) * 2013-12-18 2016-04-06 山东建筑大学 一种验证塔式起重机起重量信号的方法与装置
US11142434B1 (en) 2014-02-18 2021-10-12 Link-Belt Cranes, L.P., Lllp Apparatus and methods for sensing boom side deflection or twist
JP6880648B2 (ja) 2016-10-21 2021-06-02 株式会社タダノ クレーン車
JP6620798B2 (ja) * 2017-08-08 2019-12-18 株式会社タダノ 過負荷防止装置
JP6624173B2 (ja) * 2017-08-08 2019-12-25 株式会社タダノ 過負荷防止装置
JP6849144B2 (ja) * 2018-03-19 2021-03-24 株式会社タダノ クレーン及びクレーンの制御方法
JP7233240B2 (ja) * 2019-02-19 2023-03-06 Ihi運搬機械株式会社 軌道走行式クレーン
JP7416065B2 (ja) * 2019-06-20 2024-01-17 株式会社タダノ 可動範囲表示システムおよび可動範囲表示システムを備えるクレーン
US11647686B2 (en) * 2020-03-26 2023-05-16 Deere & Company System and method for communicating the presence of proximate objects in a working area
CN111689400A (zh) * 2020-05-21 2020-09-22 湖南中联重科建筑起重机械有限责任公司 塔机工作区域管控方法及设备
CN113733040A (zh) * 2021-09-14 2021-12-03 广东博智林机器人有限公司 作业机器人的安全监控方法、装置和作业机器人
CN114014226A (zh) * 2021-11-15 2022-02-08 徐州徐工随车起重机有限公司 一种高空作业车幅度限制系统及幅度限制方法
CN116380509B (zh) * 2023-03-09 2023-10-20 江苏省特种设备安全监督检验研究院 起重机多工况模拟试验方法及模拟试验系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2916162A (en) * 1953-11-06 1959-12-08 Maschf Augsburg Nuernberg Ag Apparatus for damping pendulum motions of the load suspended from a lifting machine
US4252243A (en) * 1978-01-19 1981-02-24 Priestman Brothers Limited Crane safety device
US4216868A (en) * 1978-08-04 1980-08-12 Eaton Corporation Optical digital sensor for crane operating aid
FR2504701A1 (fr) * 1981-04-22 1982-10-29 Camiva Dispositif de commande de correction automatique de devers pour echelle orientable deployable ou bras elevateur analogue sur vehicule
JPS58202291A (ja) * 1982-05-18 1983-11-25 株式会社タダノ 建設機械の過負荷防止装置
GB8406094D0 (en) * 1984-03-08 1984-04-11 Merryweather & Sons Control system
GB2204014A (en) * 1987-04-29 1988-11-02 Scott Jcb Limited Slew control system
US4997095A (en) * 1989-04-20 1991-03-05 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Methods of and system for swing damping movement of suspended objects

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102491177A (zh) * 2011-12-15 2012-06-13 中联重科股份有限公司 可回转工程机械及其回转控制方法与装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR910006135A (ko) 1991-04-27
JPH03177299A (ja) 1991-08-01
DE69020999D1 (de) 1995-08-24
DE69020999T2 (de) 1995-11-23
ES2077031T3 (es) 1995-11-16
KR930005026B1 (ko) 1993-06-12
EP0420625A2 (en) 1991-04-03
EP0420625A3 (en) 1992-03-18
US5160056A (en) 1992-11-03
EP0420625B1 (en) 1995-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH085623B2 (ja) クレーンの安全装置
JP2564060B2 (ja) 建設機械の安全装置
US6170681B1 (en) Swing type machine and method for setting a safe work area and a rated load in same
KR960006116B1 (ko) 건설기계에 있어서 상부선회체의 선회정지제어방법 및 장치와 경사각 연산장치
JPH05319785A (ja) 建設機械の姿勢制御システム
KR960000109B1 (ko) 건설기계의 상부 선회체 선회정지 제어방법 및 그 제어장치
JPH0829917B2 (ja) クレーンの安全装置
JP3572563B2 (ja) クレーンの転倒防止装置および方法
JPH026282A (ja) ホイール走行車両の転倒防止装置
JP2501995B2 (ja) クレ―ンの旋回停止制御方法および装置
JPH07106876B2 (ja) 建設機械の安全装置
JP2786177B2 (ja) クレーンの制御方法
JP2512821B2 (ja) クレ―ンの旋回停止制御方法および装置
JP2564061B2 (ja) 建設機械の安全装置
JPH0632588A (ja) 建設機械の作業状態表示装置
JPH038699A (ja) 移動式クレーンのアウトリガ反力表示装置
JPH0891774A (ja) クレーンの旋回停止制御方法および同装置
EP3925919B1 (en) Lifting control device and mobile crane
JPS6213619A (ja) 上部旋回式作業車両の旋回位置決め装置
JPH10212092A (ja) 旋回式作業機械の旋回停止制御方法および同装置
JPH04101996A (ja) 建設機械における上部旋回体の傾斜角演算装置
JPH01167199A (ja) クレーンの鉛直吊上げ方法
JPS60137798A (ja) 建設機械の重心位置表示方法
JP3117791B2 (ja) クレーンの起伏停止制御装置
JPS61277022A (ja) 作業機械の荷重検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees