JPH0826154A - ゴムクロ−ラ用芯金 - Google Patents
ゴムクロ−ラ用芯金Info
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- JPH0826154A JPH0826154A JP18679894A JP18679894A JPH0826154A JP H0826154 A JPH0826154 A JP H0826154A JP 18679894 A JP18679894 A JP 18679894A JP 18679894 A JP18679894 A JP 18679894A JP H0826154 A JPH0826154 A JP H0826154A
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- rubber
- crawler
- rubber crawler
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はゴムクロ−ラの芯金に関し、特に脱輪
しにくくかつクロ−ラの耐久性を向上させる芯金に係る
ものである。 【構成】ゴムクロ−ラ中に埋設された隣り合う芯金にあ
って、少なくとも一方の芯金より他方の芯金に向けて膨
出部を形成しその先端を凹凸部の嵌め合わせ状としたゴ
ムクロ−ラ用芯金にあって、膨出部の内周部及び/又は
外周側を先端側につれて肉薄としたことを特徴とするゴ
ムクロ−ラ用芯金。1‥芯金の翼部、2‥角部、3‥ス
プロケットとの係合部、4‥芯金の膨出部、5、6‥膨
出部の前後の凸部と凹部、7、8‥膨出部の外周側の湾
曲面。 【効果】芯金の膨出部の先端が嵌合しているが故にゴム
弾性体中で芯金同士が干渉し合って芯金の動きを阻止
し、この膨出部近傍におけるゴムの劣化、ゴム欠け、カ
ット傷等の外傷に対しても効果があり、クロ−ラの寿命
を向上させる。
しにくくかつクロ−ラの耐久性を向上させる芯金に係る
ものである。 【構成】ゴムクロ−ラ中に埋設された隣り合う芯金にあ
って、少なくとも一方の芯金より他方の芯金に向けて膨
出部を形成しその先端を凹凸部の嵌め合わせ状としたゴ
ムクロ−ラ用芯金にあって、膨出部の内周部及び/又は
外周側を先端側につれて肉薄としたことを特徴とするゴ
ムクロ−ラ用芯金。1‥芯金の翼部、2‥角部、3‥ス
プロケットとの係合部、4‥芯金の膨出部、5、6‥膨
出部の前後の凸部と凹部、7、8‥膨出部の外周側の湾
曲面。 【効果】芯金の膨出部の先端が嵌合しているが故にゴム
弾性体中で芯金同士が干渉し合って芯金の動きを阻止
し、この膨出部近傍におけるゴムの劣化、ゴム欠け、カ
ット傷等の外傷に対しても効果があり、クロ−ラの寿命
を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴムクロ−ラの芯金に関
し、特に脱輪しにくくかつクロ−ラの耐久性を向上させ
る芯金に係るものである。
し、特に脱輪しにくくかつクロ−ラの耐久性を向上させ
る芯金に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴムクロ−ラは農業機械はもとよ
り、建設用及び土木作業用機械の走行部として広く使用
されており、このゴムクロ−ラにあっては無端状ゴム弾
性体中に横並べして芯金が埋設され、この外周側にスチ
−ルコ−ドが同様に埋設されている。しかるに、ここで
用いられている芯金は、中央部がスプロケットとの係合
部となり、その左右の翼部がゴム中に埋設されているも
のであって、隣り合う芯金間は夫々が動きを拘束するこ
とがなく、ゴム弾性体中で動き得る範囲内で独自の挙動
をすることとなる。従って、転輪の通過時や小石等に乗
り上げた際の曲げ現象や、機体の旋回時におけるねじれ
に伴う芯金の横ズレ等の挙動が発生する。このため、ゴ
ムクロ−ラと転輪との間で脱輪が発生することはさけら
れない。
り、建設用及び土木作業用機械の走行部として広く使用
されており、このゴムクロ−ラにあっては無端状ゴム弾
性体中に横並べして芯金が埋設され、この外周側にスチ
−ルコ−ドが同様に埋設されている。しかるに、ここで
用いられている芯金は、中央部がスプロケットとの係合
部となり、その左右の翼部がゴム中に埋設されているも
のであって、隣り合う芯金間は夫々が動きを拘束するこ
とがなく、ゴム弾性体中で動き得る範囲内で独自の挙動
をすることとなる。従って、転輪の通過時や小石等に乗
り上げた際の曲げ現象や、機体の旋回時におけるねじれ
に伴う芯金の横ズレ等の挙動が発生する。このため、ゴ
ムクロ−ラと転輪との間で脱輪が発生することはさけら
れない。
【0003】かかる欠点を改良せんとして本出願人は特
願平3−254460号(特開平5−58357号)に
て新しいゴムクロ−ラ用芯金を提案している。この提案
における芯金は、ゴムクロ−ラに埋設された隣り合う芯
金同士を拘束するために芯金の前後に膨出部を形成し、
この対向する膨出部の先端に凹凸部を形成して嵌め合わ
せ状としたものである。このため、ゴム中に埋設された
芯金の動きは阻止され、しかも横ズレも生じないすぐれ
たゴムクロ−ラが提案できたものである。
願平3−254460号(特開平5−58357号)に
て新しいゴムクロ−ラ用芯金を提案している。この提案
における芯金は、ゴムクロ−ラに埋設された隣り合う芯
金同士を拘束するために芯金の前後に膨出部を形成し、
この対向する膨出部の先端に凹凸部を形成して嵌め合わ
せ状としたものである。このため、ゴム中に埋設された
芯金の動きは阻止され、しかも横ズレも生じないすぐれ
たゴムクロ−ラが提案できたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この既
提案の芯金にあっても、更に改良を必要とすることも事
実であり、特に膨出部の外周側に位置するゴム材の寿命
が短いことが指摘されている。本発明は、このゴムクロ
−ラの耐久性を向上せんとして芯金の形状を更に改良し
たものである。
提案の芯金にあっても、更に改良を必要とすることも事
実であり、特に膨出部の外周側に位置するゴム材の寿命
が短いことが指摘されている。本発明は、このゴムクロ
−ラの耐久性を向上せんとして芯金の形状を更に改良し
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のゴムクロ
−ラ用芯金は、ゴムクロ−ラを形成する無端状ゴム弾性
体の幅方向に横並べして埋設され、スチ−ルコ−ドにて
外側を囲われてなるゴムクロ−ラ用芯金であって、前記
ゴム弾性体中に埋設された隣り合う芯金にあって、少な
くとも一方の芯金より他方の芯金に向けて膨出部を形成
しその先端を凹凸部の嵌め合わせ状としたゴムクロ−ラ
用芯金にあって、膨出部の内周部及び/又は外周側を先
端側につれて肉薄とした芯金に係るものである。
−ラ用芯金は、ゴムクロ−ラを形成する無端状ゴム弾性
体の幅方向に横並べして埋設され、スチ−ルコ−ドにて
外側を囲われてなるゴムクロ−ラ用芯金であって、前記
ゴム弾性体中に埋設された隣り合う芯金にあって、少な
くとも一方の芯金より他方の芯金に向けて膨出部を形成
しその先端を凹凸部の嵌め合わせ状としたゴムクロ−ラ
用芯金にあって、膨出部の内周部及び/又は外周側を先
端側につれて肉薄とした芯金に係るものである。
【0006】そして、好ましくは膨出部の外周側がゴム
クロ−ラがスプロケット或いはアイドラ−(以下スプロ
ケットにて代表する)に巻き掛け時の円弧形状に近付け
たものであり、更に、この膨出部はゴムクロ−ラにおけ
るスチ−ルコ−ドの埋設部位と略同じ平面上に形成する
のがよい。尚、スプロケットとアイドラ−の径が異なる
場合には、小径の側の円弧形状に近づけるのがよい。
クロ−ラがスプロケット或いはアイドラ−(以下スプロ
ケットにて代表する)に巻き掛け時の円弧形状に近付け
たものであり、更に、この膨出部はゴムクロ−ラにおけ
るスチ−ルコ−ドの埋設部位と略同じ平面上に形成する
のがよい。尚、スプロケットとアイドラ−の径が異なる
場合には、小径の側の円弧形状に近づけるのがよい。
【0007】
【作用】前記したように、従前のゴムクロ−ラにあって
は、隣り合う芯金同士が全く独立して埋設されているた
め、ゴム中にてかなり自由に動くことができ、これが原
因で転輪の上下動や芯金のズレを生じ、このため転輪の
脱輪を発生することとなっている。しかも、芯金の膨出
部を囲むゴムには特に変形歪が集中することともなり、
この部位のゴムの疲労がはげしく、全体としてゴムクロ
−ラの寿命を短くしてしまうこととなっていた。
は、隣り合う芯金同士が全く独立して埋設されているた
め、ゴム中にてかなり自由に動くことができ、これが原
因で転輪の上下動や芯金のズレを生じ、このため転輪の
脱輪を発生することとなっている。しかも、芯金の膨出
部を囲むゴムには特に変形歪が集中することともなり、
この部位のゴムの疲労がはげしく、全体としてゴムクロ
−ラの寿命を短くしてしまうこととなっていた。
【0008】しかるに、本発明にあっては、ゴム中にて
埋設された隣り合う芯金を相互にその動きを阻止すべく
機能を付与させ、特に膨出部の先端の内周側及び/又は
外周側を肉薄としたものである。この膨出部を囲むゴム
材にあっては、膨出部の先端側のゴム弾性体のゴム量を
増加したものである。膨出部の肉薄形状は特に制限はな
く、円弧状でも直線状でもよい。
埋設された隣り合う芯金を相互にその動きを阻止すべく
機能を付与させ、特に膨出部の先端の内周側及び/又は
外周側を肉薄としたものである。この膨出部を囲むゴム
材にあっては、膨出部の先端側のゴム弾性体のゴム量を
増加したものである。膨出部の肉薄形状は特に制限はな
く、円弧状でも直線状でもよい。
【0009】例えば、膨出部の外周側のゴム量を増加す
ることは、ゴムクロ−ラにおける引張り側に位置するゴ
ム弾性体を肉厚とするものである。このため、ゴムの引
張り応力に供されるゴム量が従来のゴムクロ−ラのゴム
量よりも多くなり、このため、その分ゴム疲労の集中度
が分散され、全体としてゴムクロ−ラの寿命をのばすこ
ととなったものである。特に膨出部の外周側、好ましく
は芯金の翼部も含めてその外周側をスプロケットとの巻
き掛け時の円弧形状に近付けることにより、ゴム弾性体
の応力歪の集中を防ぐこととなったのである。
ることは、ゴムクロ−ラにおける引張り側に位置するゴ
ム弾性体を肉厚とするものである。このため、ゴムの引
張り応力に供されるゴム量が従来のゴムクロ−ラのゴム
量よりも多くなり、このため、その分ゴム疲労の集中度
が分散され、全体としてゴムクロ−ラの寿命をのばすこ
ととなったものである。特に膨出部の外周側、好ましく
は芯金の翼部も含めてその外周側をスプロケットとの巻
き掛け時の円弧形状に近付けることにより、ゴム弾性体
の応力歪の集中を防ぐこととなったのである。
【0010】一方、膨出部の内周側のゴム量を増加した
際にあって、ゴムクロ−ラが小石等に乗り上げた際等に
生ずるいわゆる逆曲げ現象による内周側のゴム材の引っ
張り応力に対抗するものである。尚、かかる外周側或い
は内周側のゴム量を肉厚とすることによって、ゴム欠
け、カット傷等の外傷に対しても効果があり、クロ−ラ
の寿命を向上させることとなった。
際にあって、ゴムクロ−ラが小石等に乗り上げた際等に
生ずるいわゆる逆曲げ現象による内周側のゴム材の引っ
張り応力に対抗するものである。尚、かかる外周側或い
は内周側のゴム量を肉厚とすることによって、ゴム欠
け、カット傷等の外傷に対しても効果があり、クロ−ラ
の寿命を向上させることとなった。
【0011】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説
明する。図1は本発明の芯金の第1実施例Aを示す正面
図、図2はその平面図、図3はその側面図である。図
中、1は芯金Aにおける左右の翼部、2はゴムクロ−ラ
の内周面より突出する一対の角部、3はこの角部2には
さまれたスプロケットとの係合部である。この芯金Aに
あっては、平面から見て角部2とほぼ重なり合う部位
で、翼部1の外側にしかも翼部1の前後に突出する膨出
部4が備えられるものであり、この膨出部4の前後に凸
部5と凹部6が形成され、この芯金Aがゴム中に埋設さ
れた際に、この凸部5と凹部6が相互に嵌め合わせ状と
なっている。
明する。図1は本発明の芯金の第1実施例Aを示す正面
図、図2はその平面図、図3はその側面図である。図
中、1は芯金Aにおける左右の翼部、2はゴムクロ−ラ
の内周面より突出する一対の角部、3はこの角部2には
さまれたスプロケットとの係合部である。この芯金Aに
あっては、平面から見て角部2とほぼ重なり合う部位
で、翼部1の外側にしかも翼部1の前後に突出する膨出
部4が備えられるものであり、この膨出部4の前後に凸
部5と凹部6が形成され、この芯金Aがゴム中に埋設さ
れた際に、この凸部5と凹部6が相互に嵌め合わせ状と
なっている。
【0012】本発明にあっては、この膨出部4の外周側
を両先端になるにつれて円弧状をもって肉薄としたもの
であって、図例にあっては膨出部の前後を湾曲面7、8
としたものである。図4はかかる芯金Aを用いたゴムク
ロ−ラの膨出部4にて切断した断面図であり、図5はゴ
ムクロ−ラをスプロケットへの巻き掛けした際の芯金の
みを取り出した膨出部における断面図である。図にあっ
て、9は芯金Aの翼部を外囲いするスチ−ルコ−ドであ
り、ゴムクロ−ラを構成するゴムは、このスチ−ルコ−
ド9を中立面とし、その内周側のゴムが圧縮され、外周
側のゴムが引っ張り応力を受けることとなる。
を両先端になるにつれて円弧状をもって肉薄としたもの
であって、図例にあっては膨出部の前後を湾曲面7、8
としたものである。図4はかかる芯金Aを用いたゴムク
ロ−ラの膨出部4にて切断した断面図であり、図5はゴ
ムクロ−ラをスプロケットへの巻き掛けした際の芯金の
みを取り出した膨出部における断面図である。図にあっ
て、9は芯金Aの翼部を外囲いするスチ−ルコ−ドであ
り、ゴムクロ−ラを構成するゴムは、このスチ−ルコ−
ド9を中立面とし、その内周側のゴムが圧縮され、外周
側のゴムが引っ張り応力を受けることとなる。
【0013】図にて分かるようにゴム弾性体20中に埋
設される隣り合う芯金A、A同士は膨出部4、4の先端
の凸部5及び凹部6が嵌め合わされた状態となってお
り、このため、この膨出部4の先端が外側へくの字状
(図5参照)に突出する状態となる。従って、この膨出
部4を囲む部位のゴム材、特に膨出部4先端の外側に位
置するゴム材21が集中的に引っ張り応力を受けること
となる。しかるに、従来のこの種芯金にあっては、膨出
部4の外側が先端に至っても平坦面10(点線で示す)
である。
設される隣り合う芯金A、A同士は膨出部4、4の先端
の凸部5及び凹部6が嵌め合わされた状態となってお
り、このため、この膨出部4の先端が外側へくの字状
(図5参照)に突出する状態となる。従って、この膨出
部4を囲む部位のゴム材、特に膨出部4先端の外側に位
置するゴム材21が集中的に引っ張り応力を受けること
となる。しかるに、従来のこの種芯金にあっては、膨出
部4の外側が先端に至っても平坦面10(点線で示す)
である。
【0014】しかるに、本発明の芯金Aの膨出部4の外
側が湾曲面7、8となっているので、この湾曲面7、8
と平坦面10との間のゴム材22がそれだけ増加するこ
とになる。このため、膨出部4の外側のゴム材(21と
22)の引っ張り応力は、ゴムの増加分、即ちゴム材2
2の分だけ応力を分散することができ、ゴムクロ−ラと
しての寿命を向上することができることとなった。
側が湾曲面7、8となっているので、この湾曲面7、8
と平坦面10との間のゴム材22がそれだけ増加するこ
とになる。このため、膨出部4の外側のゴム材(21と
22)の引っ張り応力は、ゴムの増加分、即ちゴム材2
2の分だけ応力を分散することができ、ゴムクロ−ラと
しての寿命を向上することができることとなった。
【0015】図6は本発明の芯金の第2実施例Bを示す
平面図であり、図7はかかる芯金Bを用いたゴムクロ−
ラの膨出部4にて切断した断面図である。そして、図8
はゴムクロ−ラをスプロケットへの巻き掛けした際の芯
金のみを取り出した膨出部における断面図である。この
芯金Bにあっては、膨出部4の前後端に平面から見てV
字状の凸部11と凹部12が形成されているものであ
る。そして、点線で示す従来の芯金にあっては、その嵌
め合わせ部が外周側に突出することとなるが、この芯金
Bは膨出部4の外側を湾曲部7、8としてゴムクロ−ラ
のこの部位でのゴム材22を増加させたものである。
平面図であり、図7はかかる芯金Bを用いたゴムクロ−
ラの膨出部4にて切断した断面図である。そして、図8
はゴムクロ−ラをスプロケットへの巻き掛けした際の芯
金のみを取り出した膨出部における断面図である。この
芯金Bにあっては、膨出部4の前後端に平面から見てV
字状の凸部11と凹部12が形成されているものであ
る。そして、点線で示す従来の芯金にあっては、その嵌
め合わせ部が外周側に突出することとなるが、この芯金
Bは膨出部4の外側を湾曲部7、8としてゴムクロ−ラ
のこの部位でのゴム材22を増加させたものである。
【0016】図9は本発明の芯金の第3実施例Cを示す
側面図である。この芯金Cにあっては、膨出部4は芯金
の一方側からのみ突出している例であるが、この膨出部
4の外周側は円弧状の湾曲面13となっている。尚、こ
の円弧形状はゴムクロ−ラが巻き掛けされるスプロケッ
ト或いはアイドラ−の径に近づけるのがよいが、この両
者の径が異なる場合もある。この場合には、より小径の
側の円弧形状に近づけるのがよい。
側面図である。この芯金Cにあっては、膨出部4は芯金
の一方側からのみ突出している例であるが、この膨出部
4の外周側は円弧状の湾曲面13となっている。尚、こ
の円弧形状はゴムクロ−ラが巻き掛けされるスプロケッ
ト或いはアイドラ−の径に近づけるのがよいが、この両
者の径が異なる場合もある。この場合には、より小径の
側の円弧形状に近づけるのがよい。
【0017】図10は本発明の芯金の第4実施例Dを示
す側面図である。この芯金Dにあっては、膨出部4の内
周側及び外周側を円弧状の湾曲部13及び14としたも
のである。この芯金Dは、ゴムクロ−ラのスプロケット
への巻き掛け時のみならず、ゴムクロ−ラの逆まげ発生
時にも特にゴムクロ−ラの寿命向上に効果がある。
す側面図である。この芯金Dにあっては、膨出部4の内
周側及び外周側を円弧状の湾曲部13及び14としたも
のである。この芯金Dは、ゴムクロ−ラのスプロケット
への巻き掛け時のみならず、ゴムクロ−ラの逆まげ発生
時にも特にゴムクロ−ラの寿命向上に効果がある。
【0018】図11は本発明の芯金の第5実施例Eを示
す膨出部4における断面図である。この例にあっては、
膨出部4の前後の外周側をテ−パ−状にカットした形状
15、16としたものである。
す膨出部4における断面図である。この例にあっては、
膨出部4の前後の外周側をテ−パ−状にカットした形状
15、16としたものである。
【0019】
【発明の効果】本発明にあっては、芯金の膨出部の先端
が嵌合しているが故にゴム弾性体中で芯金同士が干渉し
合って芯金の動きを阻止すると共に、この膨出部近傍に
おけるゴムの劣化を防止し、しかも、ゴム欠け、カット
傷等の外傷に対しても効果があり、クロ−ラの寿命を向
上させることとなった。
が嵌合しているが故にゴム弾性体中で芯金同士が干渉し
合って芯金の動きを阻止すると共に、この膨出部近傍に
おけるゴムの劣化を防止し、しかも、ゴム欠け、カット
傷等の外傷に対しても効果があり、クロ−ラの寿命を向
上させることとなった。
【図1】図1は本発明の芯金の第1実施例Aを示す正面
図である。
図である。
【図2】図2は図1の芯金の平面図である。
【図3】図3は図1の芯金の側面図である。
【図4】図4は図1の芯金を用いたゴムクロ−ラの膨出
部における断面図である。
部における断面図である。
【図5】図5は図4にて示すゴムクロ−ラのスプロケッ
トへの巻き掛け時の状態を示す芯金の断面図である。
トへの巻き掛け時の状態を示す芯金の断面図である。
【図6】図6は本発明の芯金の第2実施例Bを示す平面
図である。
図である。
【図7】図7は図6の芯金を用いたゴムクロ−ラの膨出
部における断面図である。
部における断面図である。
【図8】図8は図6にて示すゴムクロ−ラのスプロケッ
トへの巻き掛け時の状態を示す芯金の断面図である。
トへの巻き掛け時の状態を示す芯金の断面図である。
【図9】図9は本発明の芯金の第3実施例Cを示す一部
切断側面図である。
切断側面図である。
【図10】図10は本発明の芯金の第4実施例Dを示す
側面図である。
側面図である。
【図11】図11は本発明の芯金の第5実施例Eを示す
膨出部における断面図である。
膨出部における断面図である。
A、B、C‥‥本発明の芯金、 1‥‥芯金の翼部、 2‥‥角部、 3‥‥スプロケットとの係合部、 4‥‥芯金の膨出部、 5、6‥‥膨出部の前後の凸部と凹部、 7、8、13、14‥‥膨出部の外周側の湾曲面、 9‥‥スチ−ルコ−ド、 20‥‥ゴムクロ−ラを構成するゴム弾性体、 21‥‥膨出部の外周側のゴム材、 22‥‥膨出部の外周側のゴム材の増加したゴム材。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴムクロ−ラを形成する無端状ゴム弾性
体の幅方向に横並べして埋設され、スチ−ルコ−ドにて
外側を囲われてなるゴムクロ−ラ用芯金であって、前記
ゴム弾性体中に埋設された隣り合う芯金にあって、少な
くとも一方の芯金より他方の芯金に向けて膨出部を形成
しその先端を凹凸部の嵌め合わせ状としたゴムクロ−ラ
用芯金にあって、膨出部の内周部及び/又は外周側を先
端側につれて肉薄としたことを特徴とするゴムクロ−ラ
用芯金。 - 【請求項2】 膨出部を、スチ−ルコ−ドの埋設部位と
略同じ平面状に形成した請求項第1項記載のゴムクロ−
ラ用芯金。 - 【請求項3】 膨出部の外周側を、ゴムクロ−ラがスプ
ロケット或いはアイドラ−に巻き掛けした際の円弧形状
に近付けた請求項第1項記載のゴムクロ−ラ用芯金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18679894A JPH0826154A (ja) | 1994-07-16 | 1994-07-16 | ゴムクロ−ラ用芯金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18679894A JPH0826154A (ja) | 1994-07-16 | 1994-07-16 | ゴムクロ−ラ用芯金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826154A true JPH0826154A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16194776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18679894A Pending JPH0826154A (ja) | 1994-07-16 | 1994-07-16 | ゴムクロ−ラ用芯金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826154A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998007613A1 (fr) * | 1996-08-20 | 1998-02-26 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Engin de terrassement pivotant |
JP2006151347A (ja) * | 2004-11-28 | 2006-06-15 | Bridgestone Corp | ゴムクローラ |
JP2009214815A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Tairiku Kagaku Kogyo Kk | 弾性クローラ |
JP2013517991A (ja) * | 2010-01-26 | 2013-05-20 | ドン−イル ラバー ベルト シーオー.,エルティーディー. | 脱輪及び耐久性の改善のための芯金を備えたゴムクローラー |
JP2019214323A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | クローラ用芯金、弾性クローラ及びクローラ装置 |
-
1994
- 1994-07-16 JP JP18679894A patent/JPH0826154A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998007613A1 (fr) * | 1996-08-20 | 1998-02-26 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Engin de terrassement pivotant |
US6290009B1 (en) | 1996-08-20 | 2001-09-18 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Swivel working vehicle |
JP2006151347A (ja) * | 2004-11-28 | 2006-06-15 | Bridgestone Corp | ゴムクローラ |
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