JP2828305B2 - ゴムクローラ - Google Patents

ゴムクローラ

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JP2828305B2
JP2828305B2 JP5971690A JP5971690A JP2828305B2 JP 2828305 B2 JP2828305 B2 JP 2828305B2 JP 5971690 A JP5971690 A JP 5971690A JP 5971690 A JP5971690 A JP 5971690A JP 2828305 B2 JP2828305 B2 JP 2828305B2
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lug
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和宏 吉田
一俊 堀
進 大谷
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Komatsu Ltd
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Bridgestone Corp
Komatsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (利用分野) この発明はゴムクローラに関し、特にラグ間の歪の均
一化を狙ったゴムクローラに係る。
(従来技術) 近年ブルドーザー等にゴムクローラが多く採用される
ようになり、ゴム製であるがための利点が発揮されてい
る。
このゴムクローラの構造は、一般に金属製の芯金が横
並びとされて長尺のゴム状弾性体中に埋入されており、
この芯金をまたいで長手方向にスチールコード等の抗張
体として同様に埋入されている。
そして、この長尺ゴム状弾性体をエンドレスにするた
めに両端にはみださせたスチールコードを前記芯金を内
包する状態にして重ね合わせ、ここに改めてゴム状弾性
体をもって一体化しゴムクローラとするものである。
第3図は、従来のゴムクローラZを図示しない駆動輪
に捲きがけした状態を示す一部概念図である。
図中、5はスチールコードを示し、長尺体をエンドレ
スとするためにその先端が重なり合わされゴム中に埋入
されている。1はラグであって、ゴムクローラZの幅方
向に横並びされ、一般には埋入された芯金(図示せず)
と対をなして外周に突出しているものである。
さて、この図からも分かるように、ゴム中に埋入され
たスチールコード5がオーバーラップしたゾーン(A)
においては、他のゾーン(B)と異なり剛性が著しく高
くなってしまう。
このため、特にAゾーンとBゾーンとの境界、即ちB
ゾーン側の最端部のラグ1、1間(c)において歪(ラ
グの形成されていないゴムクローラ表面の伸び)が著し
く違ってしまい、他の部位のそれに比べて許容する歪率
が限界を超えてしまうこともあり、繰り返し屈曲疲労性
が低下しない水準にこれを押さえることが必要となって
きた。図中6はゴム弾性体を示す。
(目 的) 本発明は、以上の欠点を改良するためになされたもの
であって、ゴムクローラの歪の発生をなるべく均一にし
ようとするものであり、これによってゴムクローラの耐
久性のアップを狙ったものである。
(構 成) 本発明は以上の目的を達成するためになされたもので
あって、その要旨は外周表面にラグが形成され、かつ抗
張体としてスチールコードが埋入された長尺ゴム状弾性
体であって、このスチールコードをゴム中に重ね合わせ
てエンドレスとされたゴムクローラにおいて、重ね合わ
せられた該スチールコードの先端に対応する外周表面の
ラグの基部の間隔を、スチールコードが重ね合わせられ
ている外周表面に形成されたラグの基部の間隔よりも相
対的に後広幅としたことを特徴とするゴムクローラに係
るものである。
ここで、スチールコードの先端に対応する外周表面の
ラグの基部の間隔とは、当該コードの先端がラグ下にあ
る場合は、このラグより外方、即ちコードの重なり合い
のない側(前記した記載でいえばBゾーン)の最初のラ
グの基部の間隔をいうものであり、一方、当該コードの
先端がラグとラグの間にある場合はこのラグ基部の間隔
をいう。
言い換えれば、スチールコードが重ね合わせられてい
るAゾーンの外周に形成されたラグの基部間と、Bゾー
ンの外周に形成されたラグの最端部におけるラグの基部
間とを変化させ、相対的に前者より後者のそれを大きく
なしたことを特徴としている。言ってみれば、Bゾーン
のそれは、Aゾーンのそれよりやや広く設計されるもの
である。
そして、この相対的関係において、前記間隔を順次変
化させるものであっても良く、例えばBゾーンの最端部
の間隔を一番広く取り順次これより狭くしてゆくもので
あっても良い。
(作 用) 本発明は、以上のように最も歪の大となるラグの間を
幅を広く取るものであって、このようにすれば、ゴムの
歪を緩和させることが可能となり、従来のゴムクローラ
より耐久性も大きくアップすることになったものであ
る。
(実施例) 第1図は本発明のゴムクローラZの一部切り欠き平面
図、第2図はこの側面図である。
さて、図において1はゴムクローラZの外周表面に形
成されたラグであって、断面略三角形状をなし、ゴムク
ローラZの幅方向に伸びていて、図例ではゴムクローラ
Zの中央に連設されたスプロケット孔2に臨んでゴムク
ローラZの長手方向に向かって突部3が形成されてい
る。そして、ゴムクローラZの幅方向に短冊上に横並び
して点線で示す芯金4がゴム6中に埋め込まれている。
この芯金4は前記したスプロケット孔2を挟んで埋め
込まれ図示しないスプロケットからの駆動力の伝達に供
せられる。
そして、一般にはこの芯金4とラグ1は互いに重なり
合う状態に配置される。
ゴムクローラZにおいては牽引力が大きくなればそれ
だけ抗張体が必要となり、一般にはゴムクローラZの長
手方向の全長に一点鎖線及び二点鎖線で示すスチールコ
ード5が埋入されている。
このスチールコード5は、一般にはスチール細線をよ
り合わせたものであり、これを図例のように横並びさせ
てゴム6中に埋入されるている。
かかるゴムクローラZにおいて、通常は長尺のものを
成形し、これを更にエンドレスにするためにスチールコ
ード5の先端を重ね合わせた状態で再度この部分だけ成
形する。
図において、この重ね合わせたスチールコード5は3
っつのラグ1に跨がっている。
第2図はこのAゾーンの中央からの切り欠き側面図で
ある。
図においてはこのスチールコード5が重なり合って埋
入された場所をAゾーンとし、その他の場合をBゾーン
と名付けた。
さて、前記したように図示しないスプロケットに巻回
した場合、このAゾーンとBゾーンとの境界において特
に大きな歪が生じることになり、この歪はゴムクローラ
Zのラグが形成されていない外周側のゴムの表面に集中
的に現れる。
本発明では、これを改良するためにこの境界部分のラ
グ間に工夫を凝らしたものである。
即ち、Aゾーン内に配列されたラグ1の間隔aに対
し、両ゾーンの境界におけるラグ間隔cを大きく取るも
のであって、好ましくは10mm≧c−a>0なる関係に設
定するものである。
この場合、Bゾーンの他のラグ間隔bはaと同様の間
隔とするもので、いってみれば境界部位におけるラグ間
隔cをやや大きくしたのである。
このことを逆に考えれば、境界におけるラグ間隔cを
Bゾーンのラグ間隔bと一致させておき、Aゾーンのラ
グ間隔をラグ間隔bより大きく取れば歪が分散されるこ
とになり、よって同様の効果を生ずることになる。
この場合には、両者のラグ間隔は約20mm程度の違いま
で許容できる。
勿論図示はしないが、境界のラグ間隔だけではなく、
Bゾーンのラグ間隔bを順次変化させてゆくことも可能
である。
このように構成あされたゴムクローラZにおいては、
例えば歪が集中的に現れる外周側のゴムの表面を所定の
間隔よりも大きく取っておき、表面ゴムの伸び率を低下
させ、ゴムクローラ全体として表面ゴムの歪率の違いを
緩和しようとするものであり、このためゴムクローラの
耐久性能がアップすることは確実となったのである。
(効 果) 本発明は以上のような構成を取るが故に、その耐久性
能は大幅にアップすることとなり、建設機械等のハード
な使用にも十分耐えられるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のゴムクローラZの一部切り欠き平面
図、第2図はこのAゾーンの中央からの切り欠き側面
図、第3図は、従来のゴムクローラZを図示しない駆動
輪に捲きがけした状態を示す一部概念図である。 符号の説明 1……ラグ、 4……芯金、 5……スチールコード、 Aゾーン……スチールコードが重なって埋入された場
所、 Bゾーン……スチールコードが重なり合わない場所、 a……Aゾーンのラグ基部の間隔、 b……Bゾーンのラグ基部の間隔、 c……AゾーンとBゾーンとの境界のラグ基部の間隔、 Z……ゴムクローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−126136(JP,U) 実開 昭54−178324(JP,U) 実開 昭63−52677(JP,U) 実開 昭63−171292(JP,U) 特公 昭51−45128(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 55/253 B60C 9/20 B60C 9/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周表面にラグが形成され、かつ抗張体と
    してスチールコードが埋入された長尺ゴム状弾性体であ
    って、このスチールコードをゴム中にて重ね合わせてエ
    ンドレスとされたゴムクローラにおいて、重ね合わせら
    れた該スチールコードの先端に対応する外周表面のラグ
    の基部の間隔を、スチールコードが重ね合わせられてい
    る外周表面に形成されたラグの基部の間隔よりも相対的
    に広幅としたことを特徴とするゴムクローラ。
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