JPH08190796A - データリフレッシュ機能を有するフラッシュメモリ及びフラッシュメモリのデータリフレッシュ方法 - Google Patents

データリフレッシュ機能を有するフラッシュメモリ及びフラッシュメモリのデータリフレッシュ方法

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JPH08190796A
JPH08190796A JP130395A JP130395A JPH08190796A JP H08190796 A JPH08190796 A JP H08190796A JP 130395 A JP130395 A JP 130395A JP 130395 A JP130395 A JP 130395A JP H08190796 A JPH08190796 A JP H08190796A
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Mitsuhiro Tomoe
光弘 友枝
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不良データの検索及び修復が可能なフラッシ
ュメモリ及びそのデータリフレッシュ方法を得る。 【構成】 プログラムベリファイとイレーズベリファイ
の両モードで同アドレスからの読出しデータをアドレス
毎に比較し(ST110)、不一致データに対応のメモ
リセルのデータを書換える(ST112)ようにし、ま
たはブロック毎にプログラムベリファイとイレーズベリ
ファイの両モードでの読出しデータの加算値を比較して
(ST137)不良ブロックを検索し、不良ブロック内
で上記アドレス毎の比較をし(ST160)、不一致デ
ータに対応のメモリセルのデータを書換える(ST16
2)ようにしたフラッシュメモリ及びそのデータリフレ
ッシュ方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、書き込みまたは消去
直後のベリファイの後に変化したデータの検索及び修復
が可能なデータリフレッシュ機能を有するフラッシュメ
モリ及びフラッシュメモリのデータリフレッシュ方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、米国電気電子学会ジャーナル
オブ ソリッドステート サーキット(IEEE Journal o
f Solid-State Circuits)第23巻第5号(1988年
10月)の1157〜1163頁に記載された従来のフ
ラッシュメモリのブロック図である。
【0003】同図に示すように、メモリアレイ1の周辺
にYゲート2、ソース線スイッチ3、Xデコーダ4、及
びYデコーダ5が設けられている。Xデコーダ4及びY
デコーダ5にはアドレスレジスタ6が接続され、外部か
ら入力されたアドレス信号が入力される。メモリアレイ
1にはYゲーダ2を介して入力データレジスタ(書き込
み回路)7とセンスアンプ8が接続されている。入力デ
ータレジスタ7及びセンスアンプ8は、入出力バッファ
9に接続されている。入出力バッファ9には、図示例で
は8本の入出力線I/O0〜I/O7が接続されてい
る。フラッシュメモリ内には、プログラム電圧発生回路
10とベリファイ電圧発生回路11が設けられており、
各電圧発生回路10、11は外部から供給されたVc
c、Vppなるレベルの電圧を発生し、Yゲート2やX
デコーダ4等に供給する。またフラッシュメモリ内に
は、外部から入力されたデータにより動作モードの設定
を行なうコマンドレジスタ12とコマンドデコーダ13
が設けられている。さらに、入力信号バッファ14が設
けられており、入力信号バッファ14に外部からの制御
信号WE(ローアクティブ)、CE(ローアクティ
ブ)、OE(ローアクティブ)が入力される。なお、図
7において、各制御信号にバーを付してローアクティブ
であることを明示する。
【0004】図8に図7のメモリアレイを構成している
メモリセル(メモリトランジスタ)の断面図を示す。メ
モリセルは、半導体基板15の上方に形成されたフロー
ティングゲート16、コントロールゲート17と、半導
体基板15の表面に選択的に形成されたソース拡散領域
(以下ソースという)18及びドレイン拡散領域(以下
ドレインという)19から構成される。
【0005】フローティングゲート16と半導体基板1
5間の酸化膜20は薄く(100オングストローム
位)、トンネル現象を利用したフーロティングゲート1
6ヘの電子の移動を可能としている。
【0006】次にメモリセルの動作について説明する。
プログラム時(情報“0”の書き込み時)には、ドレイ
ン19に6.5V程度のプログラム電圧が印加され、コ
ントロールゲート17に電圧Vpp(12V)が印加さ
れ、ソース18は接地される。このため、メモリセルは
オンして電流が流れる。この時、ドレイン19近傍でア
バランシェ降伏が生じ、電子・正孔対が発生する。この
正孔は半導体基板15を通じ接地電位に流れ、電子はチ
ャネル方向に流れてソース18に流れ込む。しかし、一
部の電子は、フローティングゲート16−ドレイン19
間の電界により加速されてフローティングゲート16内
に注入される。その結果、メモリセルのしきい値電圧が
上昇する。この状態を情報“0”の記憶と定義する。
【0007】一方、消去はドレイン19をオープンに
し、コントロールゲート17を接地し、ソース18に電
圧Vppを印加して行われる。するソース18−フロー
ティングゲート16間の電界のためのトンネル現象が生
じ、フローティングゲート16中の電子の引き抜きが起
こる。その結果、メモリセルのしきい値電圧は降下す
る。これを情報“1”の記憶と定義する。
【0008】図9に図7のメモリアレイ及びその周辺回
路の回路図を示す。同図に示すように、メモリアレイは
図示例では32個のブロックBK1〜BK32からな
り、各ブロックが8個のデータブロックDB1〜DB8
からなり、各データブロックにおいて、メモリセルMC
はマトリクス状に配置され、列単位にドレインがビット
線BL(BL1〜BL3)にそれぞれ接続され、行単位
にコントロールゲートがワード線WL(WL1〜WL
3)に接続される。ワード線WLはXデコーダ4に接続
されており、ビット線BLはYデコーダ5の出力Y1〜
Y3がそれぞれゲートに入力されるYゲート2を構成す
るトランジスタを介してI/O線27に接続される。I
/O線27にはセンスアンプ8及び入力データレジスタ
7が接続され、全メモリセルMCのソースはソース線2
8を介してソース線スイッチ3に接続されている。
【0009】次に動作について説明する。まず、図9中
の点線で囲んだメモリセルMCに書き込み(プログラ
ム)を行う場合を例に上げて説明する。外部から入力さ
れたデータに応じて入力データレジスタ7が活性化さ
れ、I/O線27にプログラム電圧が供給される。同時
に、Xデコーダ4及びYデコーダ5が取り込むアドレス
信号(図示せず)に基づき、Yデコーダ5はその出力Y
1を活性状態にして出力Y1が印加されるYゲート2を
オンし、Xデコーダ4は、ワード線WL1を選択して電
圧Vppを印加する。ソース線28はプログラム時には
ソース線スイッチ3により接地される。
【0010】すると、図中の点線で囲んだ1個のメモリ
セルMCのみに電流が流れ、ホットエレクトロンが発生
し、しきい値電圧が高くなり、“0”の書き込みがなさ
れる。
【0011】消去は次のように行われる。まず、Xデコ
ーダ4及びYデコーダ5が非活性化され、すべてのメモ
リセルが非選択にされる。即ち、各メモリセルのコント
ロールゲート17が接地され、ドレイン19はオープン
にされる一方、ソース線28にはソース線スイッチ3に
より高電圧が供給される。こうして、トンネル現象によ
り、メモリセルのしきい値電圧は低い方にシフトし、
“1”の書き込みがなされる。ソース線28はチップ内
またはブロック内で共通であるので、消去はチップ内ま
たはブロック内の全メモリセルMCに対して一括に行わ
れる。
【0012】次に、図9中の点線で囲んだメモリセルM
Cから読み出しを行う場合を例に挙げて読み出し動作を
説明する。まず、アドレス信号がYデコーダ5及びXデ
コーダ4によってデコードされ、選択されたYゲート2
(出力Y1印加)とワード線WL1が“H”(Vcc)
となる。この時、ソース線28は、ソース線スイッチ3
によって接地される。このメモリセルMCに“0”が書
き込まれている場合、そのしきい値電圧が高いため、メ
モリセルMCのコントロールゲート17にワード線WL
1によって“H”が与えられても、その電圧はメモリセ
ルのしきい値電圧より低いのでメモリセルMCはオンせ
ず、ビット線BL1からソース線28に電流は流れな
い。
【0013】一方、メモリセルが消去されている場合
(“1”の場合)は、コントロルゲート17に印加され
た“H”の電圧はメモリセルのしきい値電圧より高くた
め、メモリセルはオンし、ビット線BL1からソース線
28に電流が流れる。
【0014】したがって、メモリセルMCを介して電流
が流れるか否かをセンスアンプ8で検出することによ
り、読み出しデータ“1”または“0”を得る。
【0015】1ワードが複数ビットで構成されている場
合は、実際の読み出し動作においては、1つの読み出し
アドレスを指定することにより、複数ビットのデータが
同時に読み出される。図示例のように、例えば1ワード
が8ビットで構成されている場合、実際の読み出し動作
においては、1つの読み出しアドレスの指定に応じて一
本のワード線と8本のビット線が同時に選択される。選
択される8本のビット線はそれぞれ8個のデータブロッ
クDB1、DB2、・・・DB8内の対応するビット線
である。
【0016】さて、EPROMにおいては消去は紫外線
照射によってなされるため、フローティングゲートが電
気的に中性になると、それ以上はフローティングゲート
から電子が引き抜かれず、メモリトランジスタのしきい
値電圧は1V程度以下にはならない。
【0017】一方、フラッシュメモリに用いられるEE
PROM等のトンネル現象を利用した電子の引き抜きで
は、フローティングゲートから電子が過剰に引き抜か
れ、フローティングゲートが正に帯電してしまうという
ことが起こり得る。この現象を過消去(もしくは過剰消
去)と呼ぶ。過消去がなされるとメモリトランジスタの
しきい値電圧が負になってしまうため、その後の読み出
し・書き込みに支障をきたす。
【0018】すなわち、フラッシュメモリにおいては、
読み出し時に非選択でワード線のレベルが“L”であ
り、メモリトランジスタのコントロールゲートに印加さ
れるレベルが“L”であっても、過消去されたメモリト
ランジスタを介してビット線BLからソース線28にか
けて電流が流れてしまうので、同一ビット線上の読み出
しを行おうとするメモリセルが“0”書き込み状態でし
きい値電圧が高くても、過消去されたメモリトランジス
タに電流が流れることにより誤って“1”を読み出して
しまう。また、書き込み時においても過消去されたメモ
リセルを介してリーク電流が流れるため、書き込みを行
おうとするメモリセルの書き込み特性が劣化し、さらに
は書き込み不能になってしまう。このため、フラッシュ
メモリでは段階的に消去動作をおこない、消去後に読み
出しを行って消去が正しく行われたかをチェックし(以
下ベリファイと呼ぶ)、消去されないビットがある場合
には再度消去を行う方法を取って、メモリセルに過消去
を引き起こす消去パルスが印加されるのを防ぐ方法が従
来から取られている。
【0019】図10及び図11に上記したベリファイ動
作を含んだプログラム及び消去動作のフローチャートを
示し、図12及び図13上にそれぞれの動作のタイミン
グ波形図を示す。これらの図10〜図13及び図7を用
いて、消去及びプログラムの各工程について説明する。
従来のフラッシュメモリでは消去及びプログラムのモー
ド設定は入力データの組み合わせで行われる。つまり、
WE(ローアクティブ)の立上がり時の入力データによ
りモード設定がなされる。
【0020】まず、プログラムの場合について図10及
び図12により説明する。初めに、電圧Vcc、Vpp
が立ち上げられ(ステップST1)、その後、制御信号
WEが立ち下げられる。
【0021】そして、次の制御信号WEの立上がりでプ
ログラムモードを指示する入力データ(40H)がコマ
ンドレジスタ12にラッチされる(ステップST2)。
その後、入力データがコマンドデコーダ13でデコード
され、動作モードがプログラムモードとなる。続いて、
制御信号WEが再度立ち下げられ、アドレスレジスタ6
に外部からのアドレスがラッチされ、制御信号WEの立
上がりでデータDINが書き込み回路7にラッチされる
(ステップST3)。次に、プログラムパルスがプログ
ラム電圧発生回路10により発生され、Xデコーダ4、
Yデコーダ5に印加される。こうして前述したように、
プログラム(“0”書き込み)動作が行われる(ステッ
プST4)。
【0022】次に、制御信号WEを立ち下げて、続く制
御信号WEの立上がりでプログラムベリファイモードを
指示する入力データ(C0H)がコマンドレジスタ12
にラッチされ、動作モードがプログラムベリファイモー
ドとなる(ステップST5)。この時、消去・プログラ
ムベリファイ電圧発生回路11により、チップ内部でプ
ログラムベリファイ電圧(〜7.0V)が発生され、X
デコーダ4に印加される。メモリセルのコントロールゲ
ート17に与えられるこのプログラムベリファイ電圧は
通常の読み出し時の電圧5Vより高いため、書き込み不
十分なためにしきい値電圧が低くなっているメモリセル
はオンし易くなり、書き込み不良がより確実に発生でき
るようになる。次に、読み出しを行い(ステップST
7)、“1”が読み出されると書き込み不良として確実
に検出できるようになる。書き込み不良であれば、さら
に書き込みを繰り返す。“0”が読み出されることによ
り書き込みが正常であると判定されると(ステップST
9)、動作モードを読み出しモードに設定してプログラ
ムを終了する。
【0023】次に消去の場合について図11及び図13
により説明する。初めに、電圧Vcc、Vppが立ち上
げられ(ステップST10)、続いて、前述のプログラ
ムフローを用いて全ビットに“0”の書き込みを行う
(ステップST11)。これは消去されたメモリセルを
さらに消去すると、メモリセルが過消去されるためであ
る。次に、制御信号WEを立下げて、続く制御信号WE
の立上がりで消去コマンド(20H)を入力する(ステ
ップST12)。続いて、制御信号WEを再度立下げ
て、続く制御信号WEの立上がりで消去確認コマンド
(20H)を入力する(ステップST13)。この時チ
ップ内部で消去パルスが発生され、続く制御信号WEの
立下がりまでソース線スイッチ3を通じて、メモリセル
のソース18に電圧Vppが印加される(ステップST
14)。この立下がりでアドレスもラッチされる。こう
して、メモリセルの消去動作(“1”の書き込み)が実
行される。続く制御信号WEの立上がりで消去ベリファ
イコマンド(A0H)がラッチされて、動作モードが消
去ベリファイモードとなる(ステップST15)。この
時、消去・プログラムベリファイ電圧発生回路11によ
り、消去ベリファイ電圧(〜3.2V)が発生され、X
デコーダ4に印加される。メモリセルのコントロールゲ
ート17に与えられるこの消去ベリファイ電圧は、通常
の読み出し時の電圧(5V)より低いため、消去不十分
でしきい値電圧が消去十分なメモリセルのしきい値電圧
より高いメモリセルはオンしにくくなる。したがって、
消去動作後の読み出しを行い(ステップST16)、
“0”が読み出されることにより消去不十分であると判
定できる(ステップST17)。消去不十分であれば、
さらに消去を繰り返す。“1”が読み出されることによ
り消去がなされていることが確認できると、アドレスを
増加し(ステップST19)、次のアドレスの消去デー
タのベリファイを行なう。ベリファイしたアドレスがラ
ストアドレスならば(ステップST18)、動作モード
を読み出しモードに設定して(ステップST20)、消
去動作を終了する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラッシュメモ
リは以上のように構成されているので、あるメモリセル
に対するプログラム時には書き込み直後にそのメモリセ
ルのみに対するプログラムベリファイ動作を行っている
だけであり、非選択のメモリセルに対するベリファイ動
作は行っていない。
【0025】ところが、あるメモリセルに対するプログ
ラムをする場合、選択したワード線WLに接続されてい
る非選択のメモリセルMCのコントロールゲートにも高
電圧Vppが印加されるので、この非選択のメモリセル
が“0”を蓄積している場合、そのフローティングゲー
トの電荷がトンネル現象によりコントロールゲートに引
き抜かれて蓄積データが“1”に変化する場合があると
いう問題点があった。あるいは、プログラム時に選択し
たビット線BLに接続されている非選択セルのドレイン
にもVccが印加されるので、この非選択のメモリセル
が“0”を蓄積している場合、そのフローティングゲー
トの電荷がトンネル現象によりドレインに引き抜かれて
蓄積データが“1”に変化する場合もあるという問題点
があった。さらに、熱等によりメモリセル内の蓄積デー
タが揮発してしまうという問題点もあった。
【0026】このようにデータを保持できない現象は、
メモリの大容量化に伴ってメモリセルサイズがますます
縮小された結果、頻繁に発生するようになっている。さ
らに、上記フラッシュメモリをファイルメモリとして使
用する場合は、メモリの書換え回数が増大し、その書換
えの度に上記のように選択ワード線WLまたは選択ビッ
ト線BLに接続された非選択セルに対するディスターブ
ストレスが加わり、データの保持が困難になっている。
【0027】従来は、このようにデータの書き込み直後
または消去直後のそのデータのベリファイ動作の後に不
良データに変化したデータを保持しているフラッシュメ
モリは、出荷前のテストによってのみ検出され、不良の
フラッシュメモリが発見された場合はそのフラッシュメ
モリを廃棄せざるを得なかったので、フラッシュメモリ
の製造上の無駄があり、ひいてはメモリ価格の上昇をも
たらすなどの問題点があった。
【0028】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、プログラムベリファイモードと
イレーズベリファイモードを巧みに利用することによ
り、データの書き込み直後または消去直後のベリファイ
動作とは別に、不良データを保持しているメモリセルの
特定と不良データの修復が可能なデータリフレッシュ機
能を備えたフラッシュメモリを得ることを目的とする。
【0029】また、この発明は、プログラムベリファイ
モードとイレーズベリファイモードを利用して、まず不
良データが存在するブロックを特定し、次いで上記のメ
モリセルの特定と不良データの修復をすることにより、
短時間に不良データの検索修復が可能なデータリフレッ
シュ機能を有するフラッシュメモリを得ることを目的と
する。
【0030】また、この発明は、プログラムベリファイ
モードとイレーズベリファイモードを巧みに利用するこ
とにより、データの書き込み直後または消去直後のベリ
ファイ動作とは別に、不良データを保持しているメモリ
セルの特定と不良データの修復が可能なフラッシュメモ
リのデータリフレッシュ方法を得ることを目的とする。
【0031】またさらに、この発明は、プログラムベリ
ファイモードとイレーズベリファイモードを利用して、
まず不良データが存在するブロックを特定し、次いで上
記のメモリセルの特定と不良データの修復をすることに
より、短時間に不良データの検索修復が可能なフラッシ
ュメモリのデータリフレッシュ方法を得ることを目的と
する。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るデ
ータリフレッシュ機能を有するフラッシュメモリは、プ
ログラムベリファイモードで読み出しアドレスの指定に
応じて読み出されたデータと、イレーズベリファイモー
ドで前記読み出しアドレスと同一アドレスの指定に応じ
て読み出されたデータとを比較する比較手段と、この比
較手段により不一致のデータが検出された場合に該不一
致のデータに対応するメモリセルのデータの書換え制御
をする書換え制御手段とを備えたものである。
【0033】請求項2の発明に係るデータリフレッシュ
機能を有するフラッシュメモリは、請求項1の発明にお
いて、比較手段により一致が検出された場合または書換
え制御手段による書換えの後に前記読み出しアドレスを
インクリメントするアドレスインクリメント手段を備え
たものである。
【0034】請求項3の発明に係るデータリフレッシュ
機能を有するフラッシュメモリは、複数のブロックの1
つの全メモリセルから、プログラムベリファイモードで
読み出したデータの加算結果とイレーズベリファイモー
ドで読み出したデータの加算結果とを比較し、加算結果
の不一致を検出した場合に不一致が検出されたブロック
内で、プログラムベリファイモードで読み出しアドレス
の指定に応じて読み出されたデータと、イレーズベリフ
ァイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの指
定に応じて読み出されたデータとを比較する比較手段
と、この比較手段により不一致のデータが検出された場
合に不一致のデータに対応するメモリセルのデータを書
換え制御する書換え制御手段とを備えたものである。
【0035】請求項4の発明に係るデータリフレッシュ
機能を有するフラッシュメモリは、請求項3の発明にお
いて、比較手段により一致が検出された場合または書換
え制御手段による書換えの後に読み出しアドレスをイン
クリメントする読み出しアドレスインクリメント手段
と、比較手段により加算結果の一致が検出された場合ま
たは書換え制御手段による書換えの後にブロックアドレ
スをインクリメントするブロックアドレスインクリメン
ト手段とを備えたものである。
【0036】請求項5の発明に係るデータリフレッシュ
機能を有するフラッシュメモリは、請求項2または4の
発明において、第1の記憶手段及び第2の記憶手段はそ
れぞれ1個以上のビットからなるデータを記憶するもの
であり、書換え制御手段は不一致のビットに対応するメ
モリセルのデータのみを書換え制御するものである。
【0037】請求項6の発明に係るデータリフレッシュ
機能を有するフラッシュメモリは、書換え制御手段は、
前記不一致のビットに対応するメモリセルのデータを情
報書き込み状態に書換えるものである。
【0038】請求項7の発明に係るフラッシュメモリの
データリフレッシュ方法は、プログラムベリファイモー
ドで読み出しアドレスの指定に応じてデータを読み出す
ステップと、前記イレーズベリファイモードで前記読み
出しアドレスと同一アドレスの指定に応じてデータを読
み出すステップと、読み出したデータを比較するステッ
プと、この比較により不一致のデータが検出された場合
に該不一致のデータに対応するメモリセルのデータを書
換えるステップとを備えたものである。
【0039】請求項8の発明に係るフラッシュメモリの
データリフレッシュ方法は、比較により一致が検出され
た場合または前記書換えの後に前記読み出しアドレスを
インクリメントするステップをさらに備えたものであ
る。
【0040】請求項9の発明に係るフラッシュメモリの
データリフレッシュ方法は、複数のブロックの1つの全
メモリセルから、プログラムベリファイモードで読み出
したデータの加算結果とイレーズベリファイモードで読
み出したデータの加算結果とを比較し、加算結果の不一
致を検出した場合に不一致が検出されたブロック内で、
プログラムベリファイモードで読み出しアドレスの指定
に応じて読み出されたデータと、イレーズベリファイモ
ードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの指定に応
じて読み出されたデータとを比較するステップと、この
比較により不一致のデータが検出された場合に不一致の
データに対応するメモリセルのデータを書換えるステッ
プとを備えたものである。
【0041】請求項10の発明に係るフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、請求項9の発明におい
て、比較により指定読み出しアドレスにおけるデータの
一致が検出された場合または書換え制御手段による書換
えの後に読み出しアドレスをインクリメントするステッ
プと、比較により加算結果の一致が検出された場合また
は書換えの後にブロックアドレスをインクリメントする
ステップとを備えたものである。
【0042】請求項11の発明に係るフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、請求項8または10の発
明において、記憶するステップでは1つの読み出しアド
レスに応じて1個以上のビットからなるデータを記憶
し、書換えるステップでは比較により不一致のビットが
検出された場合に該不一致のビットに対応するメモリセ
ルのデータのみを書換えるものである。
【0043】請求項12の発明に係るフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、請求項11の発明におい
て、書換えるステップでは、不一致のビットに対応する
メモリセルのデータを情報書き込み状態に書換えるもの
である。
【0044】請求項13の発明に係るフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、請求項7の発明における
プログラムベリファイモードとイレーズベリファイモー
ドの順序を逆にしたものである。
【0045】請求項14の発明に係るフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、請求項9の発明における
プログラムベリファイモードとイレーズベリファイモー
ドの順序を逆にしたものである。
【0046】
【作用】請求項1の発明におけるデータリフレッシュ機
能を有するフラッシュメモリは、アドレス毎にプログラ
ムベリファイモードでの読み出しデータとイレーズベリ
ファイモードでの読み出しデータとを比較することによ
り、メモリセルへの書き込み直後あるいは消去直後のベ
リファイの後にデータが変化して不良データになって
も、任意のアドレスの不良データの検索及び修復が可能
になる。
【0047】請求項2の発明におけるデータリフレッシ
ュ機能を有するフラッシュメモリは、請求項1の発明に
おいて、比較結果が一致した場合またはデータの修復の
後にアドレスをインクリメントするので、フラッシュメ
モリ内の全メモリセルについて、不良データの検索及び
修復が可能になる。
【0048】請求項3の発明におけるデータリフレッシ
ュ機能を有するフラッシュメモリは、ブロック毎に不良
データを検索し、不良ブロック内の任意のアドレスの不
良データの検索及び修復をするので、請求項1の発明と
比較してより短時間に任意のアドレスの不良データの検
索及び修復が可能になる。
【0049】請求項4の発明におけるデータリフレッシ
ュ機能を有するフラッシュメモリは、請求項3の発明に
おいて、比較結果が一致した場合またはデータの修復の
後にアドレスをインクリメントし、且つ、ブロック内で
の加算結果が一致した場合またはデータの修復の後にブ
ロックアドレスをインクリメントするので、請求項2の
発明と比較してより短時間にフラッシュメモリ内の全メ
モリセルについて、不良データの検索及び修復が可能に
なる。
【0050】請求項5の発明におけるデータリフレッシ
ュ機能を有するフラッシュメモリは、1つの読み出しア
ドレス信号に応じて1個以上のビットからなるデータを
比較し、不一致のビットに対応したメモリセルのデータ
のみを書換えるようにしたので、請求項2または4の発
明の作用に加えて、不良データの検索及び修復を効率よ
く行うことが可能になる。
【0051】請求項6の発明におけるデータリフレッシ
ュ機能を有するフラッシュメモリは、不良データの書換
えは正しいデータが情報書き込み状態と情報消去状態の
いずれであっても情報書き込み状態にするようにしたの
で、不良データの修復が簡単に行える。
【0052】請求項7の発明におけるフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、アドレス毎にプログラム
ベリファイモードで読み出されたデータとイレーズベリ
ファイモードで読み出されたデータとを比較し、不一致
かどうかを検出するようにしたので、メモリセルへの書
き込み直後あるいは消去直後のベリファイの後に変化し
て不良データになっても任意のアドレスの不良データの
検索及び修復が可能になる。
【0053】請求項8の発明におけるフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、請求項6の発明におい
て、不良データの書換えの後に読み出しアドレスをイン
クリメントするようにしたので、フラッシュメモリ内の
全メモリセルについて、不良データの検索が可能にな
る。
【0054】請求項9の発明におけるフラッシュメモリ
のデータリフレッシュ方法は、ブロック毎に不良データ
を検索し、不良ブロック内の任意のアドレスの不良デー
タの検索及び修復をするので、請求項7の発明と比較し
てより短時間に任意のアドレスの不良データの検索及び
修復が可能になる。
【0055】請求項10の発明におけるフラッシュメモ
リのデータリフレッシュ方法は、請求項9の発明におい
て、比較結果が一致した場合またはデータの修復の後に
アドレスをインクリメントし、且つ、ブロック内での加
算結果が一致した場合またはデータの修復の後にブロッ
クアドレスをインクリメントするので、請求項8の発明
と比較してより短時間にフラッシュメモリ内の全メモリ
セルについて、不良データの検索及び修復が可能にな
る。
【0056】請求項11の発明におけるフラッシュメモ
リのデータリフレッシュ方法は、1個以上のビットから
なるデータが比較され、不一致のビットに対応したメモ
リセルのデータのみを書換えるようにしたので、請求項
8または10の発明の作用に加えて、不良データの検索
及び修復を効率よく行うことが可能になる。
【0057】請求項12の発明におけるフラッシュメモ
リのデータリフレッシュ方法は、不良データの書換えは
正しいデータが情報書き込み状態と情報消去状態のいず
れであっても情報書き込み状態にするようにしたので、
不良データの修復が簡単に行える。
【0058】請求項13の発明におけるフラッシュメモ
リのデータリフレッシュ方法は、請求項6の発明におけ
るプログラムベリファイモードとイレーズベリファイモ
ードの順序を逆にしたものであり、請求項6の発明の作
用と同様の作用をする。
【0059】請求項14の発明におけるフラッシュメモ
リのデータリフレッシュ方法は、請求項9の発明におけ
るプログラムベリファイモードとイレーズベリファイモ
ードの順序を逆にしたものであり、請求項9の発明の作
用と同様の作用をする。
【0060】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1によるフラッシュメモ
リの構成を示すブロック図である。図1においては、3
1は入出力バッファ9から入力されコマンドデコーダ1
3によりデコードされたコマンドが不良データのリフレ
ッシュコマンドの時に活性化されて、レジスタ群32、
及び比較回路33を制御し、読み出しアドレスを指定す
るとともに、ベリファイ動作時にプログラムベリファイ
モードとイレーズベリファイモードとを異なるタイミン
グで設定する制御回路(制御手段)、31aは比較回路
33により不一致のデータが検出された場合にその不一
致のデータに対応するメモリセルのデータのみを書換え
るための制御をする書換え制御手段、31bは比較回路
33により一致が検出された場合またはデータの書換え
の後に読み出しアドレスをインクリメントするための制
御を行うアドレスインクリメント手段、32はメモリセ
ルに格納されているデータが不良かどうかをチェックす
るときに使用される2つのレジスタA(第1の記憶手
段)32a及びレジスタB(第2の記憶手段)32bに
より構成されているレジスタ群、32aはプログラムベ
リファイモードで読み出しアドレス信号に応じて読み出
されたデータを記憶するレジスタA、32bはイレーズ
ベリファイモードで上記と同じ読み出しアドレス信号に
応じて読み出されたデータを記憶するレジスタB、33
は2つのレジスタ32a及び32bに格納されたデータ
を比較して比較結果を制御回路31に伝達する比較回路
(比較手段)である。
【0061】他の部分1〜14は図7に示した従来のフ
ラッシュメモリにおけるものと同一であるので説明を省
略する。なお、メモリアレイ1は本実施例でも図9に示
した従来例と同様に一例として32個のブロックBK1
〜BK32からなっており、各ブロックは8個のデータ
ブロックDB1〜DB8からなっているとしているが、
ブロックの数及びデータブロックの数は設計に応じて任
意に選ぶことができることは勿論である。
【0062】また、書換え制御手段31a及びアドレス
インクリメント手段31bは図示例では制御回路31内
に設けたが、制御回路31とは別に設けてもよい。
【0063】不良データの修復を行うためには、不良デ
ータの検索、すなわち、不良データが存在するアドレス
と、そのアドレスに格納されている不良ビットとを特定
する必要がある。これを実現するために、この発明の実
施例により、プログラムベリファイモードとイレーズベ
リファイモードとを用いる。
【0064】図2はこの発明の実施例による不良データ
の検索の原理を説明するための、メモリセルのコントロ
ールゲート−ソース間の電圧VGSとドレイン−ソース間
の電流IDSとの間の特性を示すグラフ図である。
【0065】メモリセルが正常である場合は、メモリセ
ルに蓄積されているデータが“0”の場合は、そのメモ
リセルのしきい値電圧Vthはプログラムベリファイ電圧
PBVよりも高く、メモリセルに蓄積されているデータ
が“1”の場合は、そのメモリセルのしきい値電圧Vth
はイレーズベリファイ電圧EBVよりも低い。この正常
状態で、メモリセルの読み出しを行えば、読み出しモー
ドがプログラムベリファイモードとイレーズベリファイ
モードのいずれであっても、“0”のデータは“0”と
して読み出され、“1”のデータは“1”として読み出
される。
【0066】ところが、メモリセルが不良になると、そ
のしきい値は図2にNGデータとして示すようになる。
この結果、メモリセルに蓄積されていたデータが“0”
の場合は、そのメモリセルのシフトしたしきい値電圧は
プログラムベリファイ電圧PBVよりも低くなり、メモ
リセルに蓄積されていたデータが“1”の場合は、その
メモリセルのシフトしたしきい値電圧はイレーズベリフ
ァイ電圧EBVよりも高くなる。
【0067】したがって、“0”または“1”が格納さ
れていたメモリセルのしきい値がNGデータとして示す
しきい値に変化したメモリセルの読み出しを、プログラ
ムベリファイモードで行うとPBV>シフトしたしきい
値電圧なので“1”として読み出され、イレーズベリフ
ァイモードで行うとEBV<シフトしたしきい値電圧な
ので“0”として読み出される。このように、メモリセ
ルが不良になると、プログラムベリファイモードでの読
み出しデータとイレーズベリファイモードでの読み出し
データが異なる。そこで、この発明の実施例では、この
現象を利用して不良データを検索する。
【0068】次に動作について説明する。図3は図1に
示したフラッシュメモリにおけるデータリフレッシュ動
作を説明するフローチャートである。図1及び図3にお
いて、まずデータリフレッシュコマンドを入力バッファ
9からコマンドデコーダ13に入力する(ステップST
101)。コマンドデコーダ13はデータリフレッシュ
コマンドをデコードして制御回路31に入力する。これ
により、制御回路31は動作モードをデータリフレッシ
ュモードにする。これ以後の動作は制御回路31によっ
て制御される。
【0069】制御回路31はまず、アドレスレジスタ6
を制御して読み出しアドレスをフラッシュメモリの例え
ば先頭アドレスに初期設定する(ステップST10
2)。次にレジスタA32a及びレジスタB32bの内
容をクリアする(ステップST103)。
【0070】次に動作モードをプログラムベリファイモ
ードに設定する(ステップST104)。これにより、
ベリファイ電圧発生回路11はプログラムベリファイ電
圧PBVを発生して、Xデコーダ4に印加する。
【0071】次いでXデコーダ4及びYデコーダ5にア
ドレスレジスタ6から先頭アドレスを指定するアドレス
信号が供給されて、メモリアレイ1の先頭アドレスによ
り指定される複数のメモリセル、本例では8個のメモリ
セルに格納されているデータを同時にリードする(ステ
ップST105)。このとき、読み出される各データブ
ロックのメモリセルのコントロールゲートにはXデコー
ダ4を介してプログラムベリファイ電圧PBVが印加さ
れる。
【0072】読み出されたデータはセンスアンプ8によ
り増幅されたリードデータRDとなり、このリードデー
タRDは制御回路31からのクロック信号CLに応じて
レジスタA32aに格納される(ステップST10
6)。
【0073】その後、制御回路31は動作モードをイレ
ーズベリファイモードに設定する(ステップST10
7)。これにより、ベリファイ電圧発生回路11はイレ
ーズベリファイ電圧EBVを発生してXデコーダ4に印
加する。イレーズベリファイモードではプログラム電圧
発生回路10は電圧を発生しないか、少なくともイレー
ズベリファイ電圧EBVより低い電圧しか発生しない。
【0074】次いで上記プログラムベリファイモードに
おける読み出しアドレスと同一のアドレスに格納されて
いるデータをリードする(ステップST108)。この
とき、読み出されるメモリセルのコントロールゲートに
はXデコーダ4を介してイレーズベリファイ電圧EBV
が印加される。
【0075】読み出されたデータはセンスアンプ8によ
り増幅されたリードデータRDとなり、このリードデー
タRDは制御回路31からのクロック信号CLに応じて
レジスタB32bに格納される(ステップST10
9)。
【0076】次に、制御回路31からのクロック信号C
Lに応答して比較回路33はレジスタA32aの内容と
レジスタB32bの内容とをビット対応に比較する(ス
テップST110)。この比較の結果、レジスタA32
aの内容とレジスタB32bの内容とが同一であれば、
ステップST113に進み、異なるデータであればステ
ップST112に移行する(ステップST111)。
【0077】ステップST111での判定の結果、レジ
スタA32aの内容とレジスタB32bの内容とが異な
っている場合、異なっているビットは“0”から“1”
にディスターブストレス等により変化したものとみなし
て、書換え制御手段31aによりそのビットに“0”を
書き込み(ステップST112)、ステップST113
に進む。この書き込み動作は、制御回路31がプログラ
ム電圧発生回路10を制御して書き込み電圧を発生さ
せ、該当のアドレスの該当ビットに“0”を書き込むこ
とにより行われる。不良データとしては“1”から
“0”に変化した場合も可能性としてはあるが、非選択
セルのコントロールゲートやドレインに高電圧が印加さ
れることによりフローティングゲートの電荷が引き抜か
れて蓄積データが“0”から“1”に変化する場合が圧
倒的に多いので、この発明のこの実施例では、不良ビッ
トを検出するとそのビットのデータをすべて“0”に書
換えることとし、ユーザへの最終出荷前のデータのチェ
ックで再度不良データが検出された場合にそのメモリア
レイを廃棄するようにしている。
【0078】ステップST113では、制御回路31が
アドレスレジスタ6に設定しているアドレスがメモリア
レイ1の最終アドレスか否かを確認し、最終アドレスで
ない場合はアドレスインクリメント手段31bによりア
ドレスをインクリメントして(ステップST114)ス
テップST104に戻る。最終アドレスの場合はメモリ
アレイ1のデータリフレッシュ動作を終了する(ステッ
プST115)。
【0079】このようにして、メモリアレイ1の全アド
レスについて、プログラムベリファイモードでの読み出
しデータとイレーズベリファイモードでの読み出しデー
タとを比較することにより不良データの検出及び修復を
行い、フラッシュメモリ全体のデータのリフレッシュを
行うことができる。
【0080】尚、制御回路31により任意のアドレスを
指定すれば、そのアドレスのメモリセルに格納されてい
るデータが不良かどうか、不良であれば修復が可能であ
る。
【0081】尚、図3に示したフローチャートにおいて
は、プログラムベリファイモードの設定の後にイレーズ
ベリファイモードの設定をしたが、この順序を逆にして
も上記と同様に不良データの検索及び修復が可能であ
る。
【0082】上記実施例1においては、各読み出しアド
レス毎にプログラムベリファイモードでの読み出しデー
タとイレーズベリファイモードでの読み出しデータとを
比較しているので、メモリアレイ全体についてデータの
リフレッシュに要する時間が長くなる。以下に記載する
実施例2ではこのデータのリフレッシュに要する時間を
短縮する。
【0083】実施例2.次にこの発明の他の実施例を説
明する。図4はこの発明の実施例2によるフラッシュメ
モリの構成を示すブロック図である。同図において、3
4は入出力バッファ9から入力されコマンドデコーダ1
3によりデコードされたコマンドが不良データのリフレ
ッシュコマンドの時に活性化されて、レジスタ群35、
加算回路36、及び比較回路37を制御し、複数のブロ
ックのブロックアドレスを順次指定して指定されたブロ
ック内の読み出しアドレスを指定するとともにベリファ
イ動作時に前記プログラムベリファイモード及び前記イ
レーズベリファイモードを異なる読み出しタイミングで
設定する制御回路(制御手段)、34aは比較回路37
により不良ビットが存在するブロック内での指定アドレ
スからのプログラムベリファイモードの読み出しデータ
と同じアドレスからのイレーズベリファイモードの読み
出しデータとの不一致が検出された場合にその不一致の
データに対応するメモリセルのデータのみの書換え制御
をする書換え制御手段、34bは各ブロック内の全メモ
リセルからデータを読み出す為に読み出しアドレスをイ
ンクリメントする読み出しアドレスインクリメント手
段、34cは比較回路(比較手段)37によりブロック
毎の読み出しデータの加算結果の一致が検出された場合
または書換え制御手段34aによる書換えの後にブロッ
クアドレスをインクリメントするブロックアドレスイン
クリメント手段、35はメモリセルに格納されているデ
ータが不良かどうかをチェックするときに使用される3
つのレジスタA35a、レジスタB35b(第1の記憶
手段)、及びレジスタC35c(第2の記憶手段)によ
り構成されているレジスタ群、35bは制御回路34に
より指定されたブロックアドレスに対応する各ブロック
中の全メモリセルからプログラムベリファイモードで読
み出したデータの加算結果を記憶するレジスタB、35
cは上記と同一のブロック内の全メモリセルから前記イ
レーズベリファイモードで読み出したデータの加算結果
を記憶するレジスタC、36はメモリアレイ1のブロッ
ク毎に、プログラムベリファイモードではレジスタA3
5aとレジスタB35bの内容を加算してレジスタB3
5bに加算結果を格納し、イレーズベリファイモードで
はレジスタA35aとレジスタC35cの内容を加算し
てレジスタC35cに格納する加算回路、37はメモリ
アレイ1のブロック毎に、レジスタB35bの内容とレ
ジスタC35cの内容とを比較して、不良ビットが存在
するブロックを検出するとともに不良ビットが存在する
ブロック内での指定アドレスからのプログラムベリファ
イモードの読み出しデータと同じアドレスからのイレー
ズベリファイモードの読み出しデータとを比較する比較
回路であり、他の部分は図1と同じであるので説明を省
略する。
【0084】なお、この実施例においても、書換え制御
手段34a、読み出しアドレスインクリメント手段34
b、及びブロックアドレスインクリメント手段34cは
制御回路34の外に設けてもよい。
【0085】次に動作を説明する。図5は図4に示した
フラッシュメモリにおけるデータリフレッシュ動作を説
明するフローチャートである。図4及び図5において、
まずデータリフレッシュコマンドを入力バッファ9から
コマンドデコーダ13に入力する(ステップST12
1)。コマンドデコーダ13はデータリフレッシュコマ
ンドをデコードして制御回路34に入力する。これによ
り、制御回路34は動作モードをデータリフレッシュモ
ードにする。これ以後の動作は制御回路34によって制
御される。
【0086】制御回路34内はまず、アドレスレジスタ
6を制御して、ブロックアドレスをメモリアレイ1の例
えば先頭ブロックに設定し、且つ、読み出しアドレスを
そのブロック内の例えば先頭アドレスに初期設定する
(ステップST122)。
【0087】次にレジスタA35a、レジスタB35
b、及びレジスタC35cの内容をクリアする(ステッ
プST123)。
【0088】次に動作モードをプログラムベリファイモ
ードに設定する(ステップST124)。これにより、
ベリファイ電圧発生回路11はプログラムベリファイ電
圧PBVを発生して、Xデコーダ4に印加する。
【0089】次いでXデコーダ4及びYデコーダ5にア
ドレスレジスタ6から先頭アドレスを指定するアドレス
信号が供給されて、メモリアレイ1の先頭アドレスによ
り指定される1個または複数のメモリセルに格納されて
いるデータをリードする(ステップST125)。例え
ば1ワードが8ビットのメモリであれば、同時に8ビッ
トのデータがリードされる。このとき、読み出されるメ
モリセルのコントロールゲートにはXデコーダ4を介し
てプログラムベリファイ電圧PBVが印加される。
【0090】読み出されたデータはセンスアンプ8によ
り増幅されたリードデータRDとなり、このリードデー
タRDは制御回路34からのクロック信号CLに応じて
レジスタA32aに格納される(ステップST12
6)。
【0091】次に、制御回路34からのクロック信号C
Lに応じて加算回路36はレジスタA35aの内容とレ
ジスタB35bの内容との加算を行い、加算結果をレジ
スタB35bに格納する(ステップST127)。
【0092】次いでステップST128で、読み出しア
ドレスがそのブロック内の最終アドレスかをどうかを判
定する。最終アドレスでなければ、読み出しアドレスを
インクリメントして(ステップST129)ステップS
T125に戻る。読み出しアドレスがそのブロックの最
終アドレスであれば、ステップST130に移行する。
このようにして、ステップST124〜S129により
プログラムベリファイモードにおける読み出しデータの
加算値を1ブロックについて行い、レジスタB35bに
格納する。
【0093】次に読み出しアドレスを初期設定値に再設
定し(ステップST130)、続いて動作モードをイレ
ーズベリファイモードに設定する。これにより、ベリフ
ァイ電圧発生回路11はイレーズベリファイ電圧EBV
を発生してXデコーダ4に印加する。イレーズベリファ
イモードではプログラム電圧発生回路10は電圧を発生
しないか、イレーズベリファイ電圧EBVより低い電圧
を発生する。
【0094】次いでメモリアレイ1の設定された読み出
しアドレスからデータをリードする(ステップST13
2)。このとき、読み出されるメモリセルのコントロー
ルゲートにはXデコーダ4を介してイレーズベリファイ
電圧EBVが印加される。読み出されたデータはセンス
アンプ8により増幅されたリードデータRDとなり、こ
のリードデータRDは制御回路34からのクロック信号
CLに応じてレジスタA35aに格納される(ステップ
ST133)。
【0095】次に、制御回路34からのクロック信号C
Lに応じて加算回路36はレジスタA35aの内容とレ
ジスタC35cの内容との加算を行い、加算結果をレジ
スタC35cに格納する(ステップST134)。
【0096】次いでステップST135で、読み出しア
ドレスがそのブロック内の最終アドレスかどうかを判定
する。最終アドレスでなければ、読み出しアドレスをイ
ンクリメントして(ステップST136)ステップST
132に戻る。読み出しアドレスがそのブロックの最終
アドレスであれば、ステップST137に移行する。
【0097】このようにして、ステップST131〜S
136によりイレーズベリファイモードにおける読み出
しデータの加算値を1ブロックについて行い、レジスタ
C35cに格納する。
【0098】ステップST138では、プログラムベリ
ファイモードで得られた1ブロックについての加算値と
イレーズベリファイモードで得られた同一ブロックにつ
いての加算値とを比較する。すなわち、レジスタB35
bの内容とレジスタC35cの内容とを比較して(ステ
ップST137)、同一データであればステップST1
40へ、異なるデータであればステップST139にて
データの修復をおこなう(ステップST138)。
【0099】ステップST140では、ブロックアドレ
スがメモリアレイ1の最終ブロックかどうかを確認し、
最終ブロックでなければブロックアドレスをインクリメ
ントして(ステップST141)ステップST122に
戻り、次のブロックのチェック及び不良データの修復を
行う。最終ブロックの時は、不良データの検索及び修復
動作を終了する。
【0100】図6は図5のステップST139における
データの修復の動作を説明するフローチャートである。
不良ビットの検出及びプログラムの仕方は、図1及び図
3について説明した実施例1と類似しており、異なると
ころは、実施例1ではメモリアレイ1の全体について不
良ビットの検索及び修復を行うのに対し、図6に示した
実施例2による不良ビットの検索及び修復は、不良デー
タが存在していると判明したブロック内でのみ不良ビッ
トの検索及び修復を行う。
【0101】図6において、あるブロック内に不良デー
タが存在する場合にこの動作が行われる(ステップST
151)。まず、図5のステップST139において不
良データが存在していると判明したブロック内の先頭ア
ドレスに読み出しアドレスを設定する(ステップST1
52)。次にレジスタ群35の内容をクリアする(ステ
ップST153)。
【0102】次に動作モードをプログラムベリファイモ
ードに設定する(ステップST154)。次いで設定さ
れているアドレスにより指定される1個または複数のメ
モリセルに格納されているデータをリードする(ステッ
プST155)。読み出されたデータはセンスアンプ8
を介してレジスタA35aに格納される(ステップST
156)。
【0103】その後、制御回路31は動作モードをイレ
ーズベリファイモードに設定する(ステップST15
7)。次いで上記プログラムベリファイモードにおける
読み出しアドレスと同一のアドレスに格納されているデ
ータをリードする(ステップST158)。読み出され
たデータはセンスアンプ8を介してレジスタB35bに
格納される(ステップST159)。
【0104】次に、比較回路37はレジスタA35aの
内容とレジスタB35bの内容とをビット対応に比較す
る(ステップST160)。この比較の結果、レジスタ
A35aの内容とレジスタB35bの内容とが同一であ
れば、ステップST163に進み、異なるデータであれ
ばステップST162に移行する(ステップST16
1)。
【0105】ステップST161での判定の結果、レジ
スタA35aの内容とレジスタB35bの内容とが異な
っている場合、そのビットに“0”を書き込み(ステッ
プST162)、ステップST163に進む。この発明
のこの実施例2でも、不良ビットを検出するとそのビッ
トのデータをすべて“0”に書換えることとし、ユーザ
への最終出荷前のデータのチェックで再度不良データが
検出された場合にそのメモリアレイを廃棄するようにし
ている。
【0106】ステップST163では、制御回路34が
アドレスレジスタ6に設定しているアドレスがそのブロ
ック内の最終アドレスか否かを確認し、最終アドレスで
ない場合はアドレスをインクリメントして(ステップS
T164)ステップST154に戻る。最終アドレスの
場合はこのブロック内のデータリフレッシュ動作を終了
する(ステップST165)。
【0107】このようにして、メモリアレイ1のブロッ
ク単位に、プログラムベリファイモードでの読み出しデ
ータとイレーズベリファイモードでの読み出しデータと
を比較することにより実施例1に比べて短時間で不良デ
ータの検出及び修復を行い、データのリフレッシュを行
うことができる。なお、図5及び図6において、プログ
ラムベリファイモードとイレーズベリファイモードの設
定順序を逆にしても同等の効果が得られることは実施例
1と同様である。
【0108】実施例1と実施例2とで、メモリアレイ1
は1ブロックが16Kバイトの32ブロックからなる4
Mビットのチップである場合で、且つ、不良データがそ
の中に1ビットだけ存在する場合の、不良データの検出
及び修復に要する時間を比較すると、次のようになる。
ただし、1つのアドレスのリード時間を150nsと
し、プログラムベリファイモードからイレーズベリファ
イモードへの切り換えに要する時間を2μsとする。
【0109】実施例1においては、全アドレスのリード
時間は、150ns×512Kバイト×2=約0.16
秒であり、全アドレスでのモード切り換え時間は2μs
×512Kバイト×2=約2.1秒である。したがっ
て、データリフレッシュを全アドレスに対して行うのに
要する時間は全アドレスのリード時間とモード切り換え
時間の和なので、約2.3秒となる。
【0110】実施例2においては、1ブロックにおける
全アドレスのリード時間は150ns×16Kバイト×
2=4.8msであり、1ブロックにおけるモード切り
換え時間は2μs×2=4msである。したがって、全
ブロックの測定時間は(4.8ms+4ms)×32ブ
ロック=約281.6ミリ秒となる。
【0111】一方、不良ビットが存在する1ブロック内
のリード時間は、モード切り換え時間×2×16Kバイ
ト+リード1サイクル×16Kバイト×2=2μs×2
×16Kバイト+150ns×16Kバイト×2であ
り、計算すると約68.8ミリ秒となる。よって、全体
のリードに要する時間は約350.4ミリ秒となり、実
施例1に比べて不良ビットの検出と修復に要する時間が
大幅に短縮されている。
【0112】以上の実施例の説明では、メモリアレイは
32個のブロックで構成され、各ブロック内に8個のデ
ータブロックがある場合について説明したが、この発明
はこの例に限定されるものではなく、メモリアレイを構
成するブロック数及び各ブロック内のデータブロック数
を変更しても同等の効果が得られる。
【0113】また、以上の実施例の説明では、メモリセ
ルのしきい値電圧が上昇した状態を情報“0”と定義
し、しきい値電圧が下降した状態を情報“1”として定
義したが、この逆に定義してもよいことは明らかであ
る。
【0114】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、データリフレッシュ機能を有するフラッシュメモリ
において、プログラムベリファイモードで読み出された
データとイレーズベリファイモードで読み出されたデー
タとを比較する比較手段により不一致かどうかを検出す
るように構成したので、メモリセルへの書き込み直後あ
るいは消去直後のベリファイの後に変化して不良データ
になっても、任意のアドレスの不良データの検出及び修
復が可能にできる効果がある。
【0115】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
における書換え制御手段による書換えの後に読み出しア
ドレスをインクリメントするように構成したので、フラ
ッシュメモリ内の全メモリセルについて不良データの検
索及び修復が可能になり、フラッシュメモリの出荷前の
テストで廃棄せざるを得ないフラッシュメモリの数を大
幅に低減できる。その結果、フラッシュメモリの製造上
の無駄が少なくなり、引いてはフラッシュメモリの価格
を低減化できる効果がある。
【0116】請求項3の発明によれば、1つのブロック
の中の全メモリセルからプログラムベリファイモードで
読み出したデータの加算結果と、上記と同一のブロック
内の全メモリセルからイレーズベリファイモードで読み
出したデータの加算結果とを比較し、不一致が検出され
た場合にその不一致のデータに対応するメモリセルのデ
ータを書換えるように構成したので、ブロック毎に不良
データを検索できる。このため、請求項1の発明と比較
してより短時間に不良データの検索及び修復が可能にで
きる効果がある。
【0117】請求項4の発明によれば、比較結果が一致
した場合または修復の後にアドレスをインクリメント
し、且つ、ブロック内での加算結果が一致した場合また
はデータの修復の後にブロックアドレスをインクリメン
トするように構成したので、全メモリセルから不良デー
タを蓄積しているメモリセルをブロック毎に検索し且つ
修復でき、請求項2の発明と比較してより短時間にフラ
ッシュメモリの全メモリセルについて、不良データの検
索及び修復が可能にできる効果がある。
【0118】請求項5の発明によれば、1つの読み出し
アドレス信号に応じて1個以上のビットからなるデータ
が比較され、不一致のビットに対応したメモリセルのデ
ータのみを書換えるように構成したので、請求項2また
は4の発明の効果に加えて、不良データの検索及び修復
を効率よく行うことが可能にできる効果がある。
【0119】請求項6の発明によれば、不良データの書
換えは正しいデータが情報書き込み状態と情報消去状態
のいずれであっても情報書き込み状態にするように構成
したので、不良データの修復が簡単に行うことができる
効果がある。
【0120】請求項7の発明によれば、プログラムベリ
ファイモードで読み出されたデータとイレーズベリファ
イモードで読み出されたデータとを比較し、不一致かど
うかを検出するように構成したので、メモリセルへの書
き込み直後あるいは消去直後のベリファイの後に変化し
て不良データになっても任意のアドレスの不良データの
検出及び修復が可能にできる効果がある。
【0121】請求項8の発明によれば、請求項6の発明
において、不良データの書換えの後に読み出しアドレス
をインクリメントするように構成したので、フラッシュ
メモリ内の全メモリセルについて、不良データの検索及
び修復が可能にできる効果がある。
【0122】請求項9の発明によれば、ブロック毎に不
良データを検索し、不良ブロック内の任意のアドレスの
不良データの検索及び修復をするように構成したので、
請求項7の発明と比較してより短時間に不良データの検
索及び修復が可能にできる効果がある。
【0123】請求項10の発明によれば、請求項9の発
明において、比較結果が一致した場合またはデータの修
復の後にアドレスをインクリメントし、且つ、ブロック
内での加算結果が一致した場合またはデータの修復の後
にブロックアドレスをインクリメントするように構成し
たので、請求項8の発明と比較してより短時間にフラッ
シュメモリ内の全メモリセルについて、不良データの検
索及び修復が可能にできる効果がある。
【0124】請求項11の発明によれば、1個以上のビ
ットからなるデータが比較され、不一致のビットに対応
したメモリセルのデータのみを書換えるように構成した
ので、請求項8または10の発明の作用に加えて、不良
データの検索及び修復を効率よく行うことが可能にでき
る効果がある。
【0125】請求項12の発明によれば、不良データの
書換えは正しいデータが情報書き込み状態と情報消去状
態のいずれであっても情報書き込み状態にするように構
成したので、不良データの修復が簡単に行うことができ
る効果がある。
【0126】請求項13の発明によれば、請求項6の発
明におけるプログラムベリファイモードとイレーズベリ
ファイモードの順序を逆にするように構成したので、請
求項6の発明の効果と同様の効果がある。
【0127】請求項14の発明によれば、請求項9の発
明におけるプログラムベリファイモードとイレーズベリ
ファイモードの順序を逆にするように構成したので、請
求項9の発明の効果と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるフラッシュメモリ
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明による不良データの検索の原理を説
明するための、メモリセルのVGS−IDS間特性を示すグ
ラフ図である。
【図3】 図1に示したフラッシュメモリにおけるデー
タリフレッシュ動作を説明するフローチャートである。
【図4】 この発明の実施例2によるフラッシュメモリ
の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示したフラッシュメモリにおけるデー
タリフレッシュ動作を説明するフローチャートである。
【図6】 図5におけるデータの修復の動作を説明する
フローチャートである。
【図7】 従来のフラッシュメモリのブロック図であ
る。
【図8】 図7のメモリアレイを構成しているメモリセ
ル(メモリトランジスタ)の断面図である。
【図9】 図7のメモリアレイ及びその周辺回路の回路
図である。
【図10】 従来のベリファイ動作を含んだプログラム
の動作を説明するフローチャートである。
【図11】 従来のベリファイ動作を含んだイレーズの
とをさを説明するフローチャートである。
【図12】 従来のベリファイ動作を含んだプログラム
動作を説明するタイムチャートである。
【図13】 従来のベリファイ動作を含んだイレーズ動
作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
31,34 制御回路(制御手段)、31a,34a
書換え制御手段、31b アドレスインクリメント手
段、32a レジスタA(第1の記憶手段)、32b
レジスタB(第2の記憶手段)、33 比較回路(比較
手段)、34b読み出しアドレスインクリメント手段、
34c ブロックアドレスインクリメント手段、35b
レジスタB(第1の記憶手段)、35c レジスタC
(第2の記憶手段)。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムベリファイモードとイレーズ
    ベリファイモードとを利用してメモリセルに対するデー
    タの書き込み及び消去のベリファイ動作が可能なデータ
    リフレッシュ機能を有するフラッシュメモリにおいて、
    前記プログラムベリファイモードで読み出しアドレスの
    指定に応じて読み出されたデータと、前記イレーズベリ
    ファイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの
    指定に応じて読み出されたデータとを比較する比較手段
    と、前記比較手段により不一致のデータが検出された場
    合に該不一致のデータに対応するメモリセルのデータの
    書換え制御をする書換え制御手段とを備えたことを特徴
    とするデータリフレッシュ機能を有するフラッシュメモ
    リ。
  2. 【請求項2】 読み出しアドレスを指定するとともに前
    記プログラムベリファイモード及び前記イレーズベリフ
    ァイモードを異なる読み出しタイミングで設定する制御
    手段と、前記プログラムベリファイモードで前記制御手
    段による読み出しアドレスの指定に応じて読み出された
    データを記憶するとともに記憶したデータを前記比較手
    段に与える第1の記憶手段と、前記イレーズベリファイ
    モードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの指定に
    応じて読み出されたデータを記憶するとともに記憶した
    データを前記比較手段に与える第2の記憶手段と、前記
    比較手段により一致が検出された場合または前記書換え
    制御手段による書換えの後に前記読み出しアドレスをイ
    ンクリメントするアドレスインクリメント手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のデータリフレッシ
    ュ機能を有するフラッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 プログラムベリファイモードとイレーズ
    ベリファイモードとを利用してデータの書き込み及び消
    去のベリファイ動作が可能であり、且つ各々が複数のメ
    モリセルで構成された複数のブロックからなるデータリ
    フレッシュを有するフラッシュメモリにおいて、前記複
    数のブロックの1つのブロックの中の全メモリセルから
    前記プログラムベリファイモードで読み出したデータの
    加算結果と、前記1つのブロックと同一ブロック内の全
    メモリセルから前記イレーズベリファイモードで読み出
    したデータの加算結果とを比較し、加算結果の不一致を
    検出した場合に、該不一致が検出されたブロック内で、
    前記プログラムベリファイモードで読み出しアドレスの
    指定に応じて読み出されたデータと、前記イレーズベリ
    ファイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの
    指定に応じて読み出されたデータとを比較する比較手段
    と、前記比較手段により不一致のデータが検出された場
    合に該不一致のデータに対応するメモリセルのデータを
    書換え制御する書換え制御手段とを備えたことを特徴と
    するデータリフレッシュ機能を有するフラッシュメモ
    リ。
  4. 【請求項4】 プログラムベリファイモードとイレーズ
    ベリファイモードとを利用してデータの書き込み及び消
    去のベリファイ動作が可能であり、且つ各々が複数のメ
    モリセルからなる複数のブロックからなるデータリフレ
    ッシュ機能を有するフラッシュメモリにおいて、前記複
    数のブロックのアドレスを順次指定して該指定されたブ
    ロック内の読み出しアドレスを指定するとともにデータ
    リフレッシュ動作時に前記プログラムベリファイモード
    及び前記イレーズベリファイモードを異なる読み出しタ
    イミングで設定する制御手段と、前記制御手段により指
    定されたブロックアドレスに対応する1つのブロックの
    中の全メモリセルから前記プログラムベリファイモード
    で読み出したデータの加算結果を記憶する第1の記憶手
    段と、前記1つのブロック内の全メモリセルから前記イ
    レーズベリファイモードで読み出したデータの加算結果
    を記憶する第2の記憶手段と、前記第1及び第2の記憶
    手段に記憶された加算結果を比較する比較手段とを備え
    ており、前記第1の記憶手段はさらに前記比較手段によ
    り加算結果の不一致が検出された場合に該不一致が検出
    されたブロック内における前記プログラムベリファイモ
    ードで前記制御手段による読み出しアドレスの指定に応
    じて読み出されたデータを記憶するものであり、前記第
    2の記憶手段はさらに前記イレーズベリファイモードで
    前記読み出しアドレスと同一アドレスの指定に応じて読
    み出されたデータを記憶するものであり、前記フラッシ
    ュメモリは、前記比較手段により不一致が検出されたデ
    ータに対応するメモリセルのデータの書換え制御をする
    書換え制御手段と、前記比較手段により一致が検出され
    た場合または前記書換え制御手段による書換えの後に前
    記読み出しアドレスをインクリメントする読み出しアド
    レスインクリメント手段と、前記比較手段により前記加
    算結果の一致が検出された場合または前記書換え制御手
    段による書換えの後に前記ブロックアドレスをインクリ
    メントするブロックアドレスインクリメント手段とを備
    えたことを特徴とするデータリフレッシュ機能を有する
    フラッシュメモリ。
  5. 【請求項5】 複数のメモリセルを有し、前記第1の記
    憶手段は前記プログラムベリファイモードで1つの読み
    出しアドレスに応じて1個以上のメモリセルから読み出
    された1個以上のビットからなるデータを記憶するもの
    であり、前記第2の記憶手段は前記イレーズベリファイ
    モードで前記1つの読み出しアドレスに応じて前記1個
    以上のメモリセルから読み出された1個以上のビットか
    らなるデータを記憶するものであり、前記書換え制御手
    段は前記比較手段により不一致のビットが検出された場
    合に該不一致のビットに対応するメモリセルのデータの
    みを書換え制御をするものである請求項2または4に記
    載のデータリフレッシュ機能を有するフラッシュメモ
    リ。
  6. 【請求項6】 前記書換え制御手段は、前記不一致のビ
    ットに対応するメモリセルのデータを情報書き込み状態
    に書換えるものである請求項5に記載のデータリフレッ
    シュ機能を有するフラッシュメモリ。
  7. 【請求項7】 プログラムベリファイモードとイレーズ
    ベリファイモードとを利用してメモリセルに対するデー
    タの書き込み及び消去のベリファイ動作が可能なフラッ
    シュメモリの不良データ検索修復方法であって、前記プ
    ログラムベリファイモードで読み出しアドレスの指定に
    応じてデータを読み出すステップと、前記イレーズベリ
    ファイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの
    指定に応じてデータを読み出すステップと、前記読み出
    したデータを比較するステップと、前記比較するステッ
    プにより不一致のデータが検出された場合に該不一致の
    データに対応するメモリセルのデータを書換えるステッ
    プとを備えたフラッシュメモリのデータリフレッシュ方
    法。
  8. 【請求項8】 前記比較するステップの前に、前記プロ
    グラムベリファイモードで読み出しアドレスの指定に応
    じて読み出されたデータを記憶するステップと、前記イ
    レーズベリファイモードで前記読み出しアドレスと同一
    アドレスの指定に応じて読み出されたデータを記憶する
    ステップとを更に備えており、前記比較により一致が検
    出された場合または前記書換えの後に前記読み出しアド
    レスをインクリメントするステップをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項7に記載のフラッシュメモリのデー
    タリフレッシュ方法。
  9. 【請求項9】 プログラムベリファイモードとイレーズ
    ベリファイモードとを利用してデータの書き込み及び消
    去のベリファイ動作が可能であり、且つ各々が複数のメ
    モリセルで構成された複数のブロックからなるフラッシ
    ュメモリのデータリフレッシュ方法であって、前記複数
    のブロックの1つのブロックの中の全メモリセルから前
    記プログラムベリファイモードで読み出したデータを加
    算するステップと、前記1つのブロックと同一ブロック
    内の全メモリセルから前記イレーズベリファイモードで
    読み出したデータを加算するステップと、加算結果を比
    較するステップと、前記比較により加算結果の不一致が
    検出された場合に該不一致が検出されたブロック内で、
    前記プログラムベリファイモードで読み出しアドレスの
    指定に応じて読み出されたデータと、前記イレーズベリ
    ファイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの
    指定に応じて読み出されたデータとを比較するステップ
    と、該比較により不一致のデータが検出された場合に該
    不一致のデータに対応するメモリセルのデータを書換え
    るステップとを備えたことを特徴とするフラッシュメモ
    リのデータリフレッシュ方法。
  10. 【請求項10】 プログラムベリファイモードとイレー
    ズベリファイモードとを利用してデータの書き込み及び
    消去のベリファイ動作が可能であり、且つ各々が複数の
    メモリセルからなる複数のブロックからなるフラッシュ
    メモリのデータリフレッシュ方法であって、前記複数の
    ブロックのブロックアドレスを順次指定して該指定され
    たブロック内の読み出しアドレスを指定するとともにデ
    ータリフレッシュ動作時に前記プログラムベリファイモ
    ード及び前記イレーズベリファイモードを異なる読み出
    しタイミングで設定するステップと、指定されたブロッ
    クアドレスに対応する1つのブロックの中の全メモリセ
    ルから前記プログラムベリファイモードで読み出したデ
    ータの加算結果を記憶するステップと、前記1つのブロ
    ック内の全メモリセルから前記イレーズベリファイモー
    ドで読み出したデータの加算結果を記憶するステップ
    と、前記記憶された加算結果を比較するステップと、前
    記比較により加算結果の不一致が検出された場合に該不
    一致が検出されたブロック内で、前記プログラムベリフ
    ァイモードで前記制御手段による読み出しアドレスの指
    定に応じて読み出されたデータを記憶するステップと、
    前記イレーズベリファイモードで前記読み出しアドレス
    と同一アドレスの指定に応じて読み出されたデータを記
    憶するステップと、前記記憶されたデータを比較するス
    テップと、前記比較により一致が検出されたデータに対
    応するメモリセルのデータを書換えるステップと、前記
    比較するステップにより一致が検出された場合または前
    記書換えるステップの後に前記読み出しアドレスをイン
    クリメントするステップと、前記比較により前記加算結
    果の一致が検出された場合または前記書換えるステップ
    による書換えの後に前記ブロックアドレスをインクリメ
    ントするステップとを備えたことを特徴とするフラッシ
    ュメモリのデータリフレッシュ方法。
  11. 【請求項11】 前記記憶するステップでは1つの読み
    出しアドレスに応じて1個以上のメモリセルから読み出
    された1個以上のビットからなるデータを記憶し、前記
    書換えるステップでは前記比較により不一致のビットが
    検出された場合に該不一致のビットに対応するメモリセ
    ルのデータのみを書換える請求項8または10に記載の
    フラッシュメモリのデータリフレッシュ方法。
  12. 【請求項12】 前記書換えるステップでは、前記不一
    致のビットに対応するメモリセルのデータを情報書き込
    み状態に書換える請求項11に記載のフラッシュメモリ
    のデータリフレッシュ方法。
  13. 【請求項13】 プログラムベリファイモードとイレー
    ズベリファイモードとを利用してメモリセルに対するデ
    ータの書き込み及び消去のベリファイ動作が可能なフラ
    ッシュメモリのデータリフレッシュであって、前記イレ
    ーズベリファイモードで読み出しアドレスの指定に応じ
    てデータを読み出すステップと、前記プログラムベリフ
    ァイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレスの指
    定に応じてデータを読み出すステップと、前記読み出し
    たデータを比較するステップと、前記比較するステップ
    により不一致のデータが検出された場合に該不一致のデ
    ータに対応するメモリセルのデータを書換えるステップ
    とを備えたことを特徴とするフラッシュメモリのデータ
    リフレッシュ方法。
  14. 【請求項14】 プログラムベリファイモードとイレー
    ズベリファイモードとを利用してデータの書き込み及び
    消去のベリファイ動作が可能であり、且つ各々が複数の
    メモリセルで構成された複数のブロックからなるフラッ
    シュメモリのデータリフレッシュ方法であって、前記複
    数のブロックの1つのブロックの中の全メモリセルから
    前記イレーズベリファイモードで読み出したデータを加
    算するステップと、前記1つのブロックと同一ブロック
    内の全メモリセルから前記プログラムベリファイモード
    で読み出したデータを加算するステップと、加算結果を
    比較するステップと、前記比較により加算結果の不一致
    が検出された場合に該不一致が検出されたブロック内
    で、前記イレーズベリファイモードで読み出しアドレス
    の指定に応じて読み出されたデータと、前記プログラム
    ベリファイモードで前記読み出しアドレスと同一アドレ
    スの指定に応じて読み出されたデータとを比較するステ
    ップと、該比較により不一致のデータが検出された場合
    に該不一致のデータに対応するメモリセルのデータを書
    換えるステップとを備えるフラッシュメモリのデータリ
    フレッシュ方法。
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