JP3914869B2 - 不揮発性メモリ及びその書き換え方法 - Google Patents

不揮発性メモリ及びその書き換え方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3914869B2
JP3914869B2 JP2002370278A JP2002370278A JP3914869B2 JP 3914869 B2 JP3914869 B2 JP 3914869B2 JP 2002370278 A JP2002370278 A JP 2002370278A JP 2002370278 A JP2002370278 A JP 2002370278A JP 3914869 B2 JP3914869 B2 JP 3914869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
voltage
source
word line
rewrite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002370278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004199837A (ja
Inventor
孝昭 古山
Original Assignee
スパンション インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2002370278A priority Critical patent/JP3914869B2/ja
Application filed by スパンション インク filed Critical スパンション インク
Priority to KR1020057004608A priority patent/KR100757290B1/ko
Priority to CN200380100721.XA priority patent/CN1692450B/zh
Priority to EP03780825A priority patent/EP1575056B1/en
Priority to DE60314287T priority patent/DE60314287T2/de
Priority to PCT/JP2003/016157 priority patent/WO2004057623A1/ja
Publication of JP2004199837A publication Critical patent/JP2004199837A/ja
Priority to US11/062,662 priority patent/US7212443B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3914869B2 publication Critical patent/JP3914869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0408Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors
    • G11C16/0433Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors comprising cells containing a single floating gate transistor and one or more separate select transistors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/08Address circuits; Decoders; Word-line control circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/12Programming voltage switching circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • G11C16/28Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2216/00Indexing scheme relating to G11C16/00 and subgroups, for features not directly covered by these groups
    • G11C2216/02Structural aspects of erasable programmable read-only memories
    • G11C2216/10Floating gate memory cells with a single polysilicon layer
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2216/00Indexing scheme relating to G11C16/00 and subgroups, for features not directly covered by these groups
    • G11C2216/12Reading and writing aspects of erasable programmable read-only memories
    • G11C2216/14Circuits or methods to write a page or sector of information simultaneously into a nonvolatile memory, typically a complete row or word line in flash memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2216/00Indexing scheme relating to G11C16/00 and subgroups, for features not directly covered by these groups
    • G11C2216/12Reading and writing aspects of erasable programmable read-only memories
    • G11C2216/16Flash programming of all the cells in an array, sector or block simultaneously

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性メモリ及びその書き換え方法に係り、詳しくは、電気的に消去/書き込みが可能なフラッシュメモリ及びその書き換え方法に関する。
【0002】
近年、ASIC等の半導体集積回路装置(LSI)において、ロジック混載用のフラッシュメモリが広く使用されている。フラッシュメモリは、電気的に一括消去と書き込みが可能であり、ゲート酸化膜中に埋め込まれたフローティングゲートと呼ばれる電気的に分離された領域に電荷を保持することで、電源を切ってもデータが消えない不揮発性メモリである。このようなフラッシュメモリにおける消去/書き込み時間の短縮が要求されている。
【0003】
【従来の技術】
フラッシュメモリの書き換えは消去(イレース)とプログラムの2つの操作からなる。イレースはメモリセル(セルトランジスタ)の閾値を下げる操作、プログラムは閾値を上げる操作であり、一般には、閾値の低い状態をデータ“1”、逆に、閾値の高い状態をデータ“0”に対応させる。通常、イレースは、セクタと呼ばれるある程度大きなメモリ単位での一括消去を行い、プログラムは、各セル(ビット)単位での書き込みを行う。
【0004】
従来、このようなフラッシュメモリにおいて、任意の1ビットでの消去を可能とした構成がある(例えば特許文献1参照)。
同文献1に開示された構成では、セルアレイを構成する各セルに接続されるソース線が列単位のセル毎に互いに分離して設けられ、外部からアドレスによって指定されるソース線に高電圧を印加し、ワード線に負電圧を印加することで、セルアレイ内の任意のビットを消去することが可能である。
【0005】
また、他の例として、同一ワード線上に接続される複数のセルをバイト単位で消去可能としたものがある(例えば特許文献2参照)。
同文献2に開示された構成では、各セルに接続されるソース線が列方向に隣接するセル同士で共有して設けられ、前記と同様、外部からアドレスによって指定されるソース線に高電圧を印加し、ワード線に負電圧を印加することで、複数のセルをバイト単位で一括消去することが可能である。
【0006】
ところで、上記した各文献1,2において、セルの消去は、ソース−フローティングゲート間に流れるFN(ファウラーノルトハイム)トンネル電流を利用してフローティングゲートから電子を引き抜くことによって行われる。一方、プログラムは、アバランシェブレークダウン現象を利用してフローティングゲートに電子(ホットエレクトロン)を注入することによって行われる。
【0007】
しかしながら、このホットエレクトロンは発生効率が悪く、例えばプログラム時に流す100μA程度のドレイン電流に対してフローティングゲートに流れる電流は数pA程度でしかない。このため、電流効率が悪く、プログラム時に消費電流が大きくなるという問題があった。
【0008】
そこで、近年では、低消費電力化の要求から、消去(イレース)だけでなく、プログラムにもチャネル−フローティングゲート間に流れるFNトンネル電流を利用してフローティングゲートに電子を注入する方式が提案されている(例えば特許文献3参照)。このようなトンネル電流によるプログラムの場合には、上述したホットエレクトロンを使用した場合に比べて電流効率がおよそ3桁程度改善される。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−342892号公報
【特許文献2】
特開平6−251594号公報
【特許文献3】
特開平11−177068号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような各文献1〜3に示す従来技術では、同一ワード線上に接続される全てのセルを一括で書き換え(消去/プログラム)することはできなかった。
【0011】
ちなみに、特許文献3に開示された構成では、セルアレイの列方向に沿ったセル毎に基板(ウェル)電位を変更することで、同一ワード線上に接続される任意のセルを選択的に消去/プログラムすることは可能であるが、全てのセルを一括で書き換えすることはできない。
【0012】
その結果、1回の書き換え処理でのバンド幅(すなわち、単位時間当りの書き換えビット数)が小さいため、1ワード線上の全てのセルに対する書き換え(消去/プログラム)が完了するまでに長時間を要するという問題があった。
【0013】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は同一ワード線上に接続される複数のメモリセルを一括して書き換え可能な不揮発性メモリ及びその書き換え方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリにおいて、前記複数のメモリセルの各々に異なる書き換えデータとして該メモリセル毎に対応してイレースあるいはプログラムデータを取り込み、該イレースあるいはプログラムデータに対応する第1ソース電圧あるいは第2ソース電圧を前記メモリセルに対応する前記ソース線毎に同時に供給するソース電圧供給回路と、前記ソース電圧供給回路からの前記第1および第2ソース電圧の供給が維持された状態で、前記ワード線に対して、イレース時に対応する第1制御電圧およびプログラム時に対応する第2制御電圧を順次選択して供給するワード線ドライバとが備えられている。
【0015】
また、請求項9に記載の発明によれば、同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリの書き換え方法であって、前記複数のメモリセルの各々に対する異なる書き換えデータとして、前記ソース線毎に、イレースあるいはプログラムデータに応じて第1ソース電圧あるいは第2ソース電圧を同時に供給する第1のステップと、前記第1のステップで前記ソース線に供給した電圧を維持したまま、前記ワード線にイレース時に対応する第1制 御電圧を供給する第2のステップと、前記第1のステップで各ソース線に供給した電圧を維持したまま、前記第2のステップの後に、前記ワード線にプログラム時に対応する第2制御電圧を供給する第3のステップとが含まれている。
【0016】
請求項1および請求項9では、同一のワード線に接続される各メモリセルのソースに、それぞれのメモリセルの書き換えデータであるイレースあるいはプログラムデータに応じて、イレース時に対応する電圧もしくはプログラム時に対応する電圧の印加が維持されたままワード線にイレース時に対応する第1制御電圧およびプログラム時に対応する第2制御電圧が順次選択されて供給される。同一ワード線上の全メモリセルに対して、イレースとプログラムとの両者を含む書き替えを一括で行うことができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、前記ワード線には複数のメモリセルとともに一対の基準セルが接続され、該一対の基準セルには各メモリセルの読み出し時に基準となる電流を生成するための互いに相補なデータが書き込まれる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、前記一対の基準セルには互いに分離されたソース線がそれぞれ接続され、前記一対の基準セルの各々に異なる書き換えデータとして該基準セル毎に対応してイレースあるいはプログラムデータを取り込み、該イレースあるいはプログラムデータに対応する第1ソース電圧あるいは第2ソース電圧を前記基準セルに対応する前記ソース線毎に同時に供給するソース電圧供給回路が備えられている。この構成では、同一のワード線に複数のメモリセルとともに接続される各基準セルのソースに、互いに相補となるように生成されるそれぞれの書き換えデータであるイレーズおよびプログラムデータに応じて、イレース時に対応する電圧もしくはプログラム時に対応する電圧の印加を維持することによって、メモリセルの書き換え時に各基準セルの書き換えを並列して行うことができるようになる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、前記ソース電圧供給回路は、書き換えアドレスに基づいて生成されるデコード信号に応答してラッチ回路に書き換えデータをラッチし、そのラッチした書き換えデータに基づいて、それぞれ対応するソース線に第1ソース電圧又は第2ソース電圧を供給する。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、リファレンス制御回路は、一対の基準セルからデータを読み出し、その読み出したデータに基づいて各基準セルの書き換えデータを生成する。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、前記リファレンス制御回路には基準セル読出回路と基準セル書込データ発生回路とが備えられ、基準セル読出回路は、複数のメモリセルの書き換え時に、それに先立って一対の基準セルからデータを読み出し、該読み出したデータの極性を判定して極性信号を生成する。そして、基準セル書込データ発生回路は、その極性信号に基づいて、一対の基準セルに現在書き込まれているデータとそれぞれ逆の極性となるように次に書き込むべき書き換えデータを生成する。この構成では、一対の基準セルのデータがその書き換え毎にそれぞれ反転されるため、メモリセルのデータの読み出し時に、各基準セルから基準電流を精度よく生成することが可能となる。
【0022】
請求項7に記載の発明によれば、一対の基準セルのデータは、複数のメモリセルの書き換え毎に書き換えられる。これにより、各メモリセルの閾値の分布がプロセス、温度等の影響によってばらつく場合にも、各基準セルから安定した基準電流を生成することが可能となる。
【0023】
請求項に記載の発明によれば、ワード線ドライバには、イレース時に前記第1制御電圧を出力する第1トランジスタと、プログラム時に前記第2制御電圧を出力する第2トランジスタと、前記イレース時に前記第1トランジスタのゲートに該第1トランジスタの耐圧を超えないゲート電圧を供給する信号生成回路とが備えられている。この構成では、イレース時に第1トランジスタに耐圧を超える高電圧が印加されることはない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図20に従って説明する。
図1は、一実施形態の不揮発性メモリセルを示す説明図である。
【0025】
不揮発性メモリセル10は、本実施形態では単層ポリシリコン構造のフラッシュメモリセルであって、メモリトランジスタ11、セレクトトランジスタ12及びMOS容量13の3素子から構成されている。
【0026】
図1(a)〜(c)に示すように、メモリトランジスタ11は、例えばP型基板14にフローティングゲート15をゲートとするNMOSトランジスタで構成され、そのソースはソース線SLに接続されている。
【0027】
セレクトトランジスタ12は、基板14にセレクトゲート16をゲートとするNMOSトランジスタ(図1(b),(c)では図示せず)で構成され、そのソースはビット線BLに接続され、セレクトゲート16は選択ワード線SWLに接続されている。前記メモリトランジスタ11とセレクトトランジスタ12のドレインは互いに接続されている。
【0028】
MOS容量13は、基板14にコントロールゲート17としてのN型拡散層を形成し、該コントロールゲート17の上に絶縁層を隔てて前記フローティングゲート15を形成することで構成される。コントロールゲート17は、基板14のトリプルウェル内(図中、Nウェル18に形成されるPウェル19内)に形成されている。コントロールゲート17は、コントロールワード線CWLに接続されている。因みに、本実施形態の単層ポリシリコン構造のメモリセル10において、単にワード線という場合には、コントロールワード線CWL のことを意味する。
【0029】
このようなメモリセル10において、本実施形態では、フローティングゲート15に電子が蓄積される状態(閾値の高い状態)をデータ“0”、逆に、フローティングゲート15に電子が蓄積されない状態(閾値の低い状態)をデータ“1”に対応させて書き換えを行う場合を想定する。
【0030】
メモリセル10への書き換えは消去(イレース)とプログラムの2つの操作からなる。
イレースは、フローティングゲート15から電子を引き抜いて、メモリセル10(メモリトランジスタ11)の閾値を低くする操作である。換言すれば、イレースは、データ“0”からデータ“1”にメモリセル10のデータを書き換える操作である。
【0031】
図1(b)に示すように、イレースは、メモリトランジスタ11のソースに第1ソース電圧としての高電圧(例えば6.0V)を印加し、コントロールゲート17に第1制御電圧としての負電圧(例えば−9.3V)を印加して行う。ここで、Pウェル19はコントロールゲート17と同電位(例えば−9.3V)、Nウェル18は例えば6.0Vに設定される。
【0032】
この場合、フローティングゲート15の電位は容量結合によっておよそ−8.2Vまで引き下げられ、ソース−フローティングゲート15間におよそ14.2Vの高電圧が印加される。その結果、FNトンネル電流(図に矢印で示す)が流れてフローティングゲート15から電子が引き抜かれ、メモリセル10(メモリトランジスタ11)の閾値が低下する。従って、メモリセル10は、データ“0”からデータ“1”に書き換えられる。
【0033】
一方、プログラムは、フローティングゲート15に電子を注入して、メモリセル10(メモリトランジスタ11)の閾値を高くする操作である。換言すれば、プログラムは、データ“1”からデータ“0”にメモリセル10のデータを書き換える操作である。
【0034】
図1(c)に示すように、プログラムは、メモリトランジスタ11のソースに第2ソース電圧としての接地電圧(0.0V)を印加し、コントロールゲート17に第2制御電圧としての高電圧(例えば9.5V)を印加して行う。ここで、Pウェル19は接地電圧(0.0V)、Nウェル18は例えば6.0Vに設定される。
【0035】
この場合、フローティングゲート15の電位は容量結合によっておよそ11.3Vまで引き上げられ、ソース−フローティングゲート15間におよそ11.3Vの高電圧が印加される。その結果、FNトンネル電流(図に矢印で示す)が流れてフローティングゲート15に電子が注入され、メモリセル10(メモリトランジスタ11)の閾値が高くなる。従って、メモリセル10は、データ“1”からデータ“0”に書き換えられる。
【0036】
尚、本実施形態では単層ポリシリコン構造のメモリセル10に具体化したが、2層ポリシリコン構造(ゲート酸化膜中にフローティングゲートを電気的に分離して埋め込み、フローティングゲートとコントロールゲートとを積み上げた構造;スタック型ともいう)のメモリセルに具体化してもよい。
【0037】
単層構造のメモリセル10は2層構造(スタック型)のメモリセルに比べてセル面積は大きくなるが、ポリシリコン1層化にともなうプロセス工程の削減を図ることができる。従って、小容量メモリ用途を対象とし、ダイサイズに対するメモリセルの占める割合が小さい場合には好適な構造である。
【0038】
次に、本実施形態のメモリセル10の書き換え方法の原理を説明する。
図2に示すように、メモリセルアレイ20は複数のメモリセル10をアレイ状に配置して形成される。
【0039】
各メモリセル10のソースは、列単位のセル毎に互いに分離されており、それぞれソース線SL(図においてSL0〜SL3)に接続されている。各メモリセル10のコントロールゲート17は、行単位のセル毎にそれぞれ共通のコントロールワード線CWL(図においてCWL0,CWL1)に接続されている。尚、同図では、セレクトトランジスタ12は省略している。
【0040】
このようなメモリセルアレイ20において、メモリセル10への書き換え(イレース/プログラム)は、選択された何れか1つのコントロールワード線CWLに接続される行単位のメモリセル10に対して一括して行われる。
【0041】
その原理を説明すると、書き換え時に、ソース線SL0〜SL3には、各メモリセル10の書き換えデータ(“1”又は“0”)にそれぞれ対応する電圧が供給される。ここでは、ソース線SL1,SL3にデータ“1”に対応する高電圧(例えば6.0V)の第1ソース電圧が供給され、ソース線SL0,SL2にデータ“0”に対応する接地電圧(0.0V)の第2ソース電圧が供給される場合を想定する。
【0042】
この状態で、先ず、選択された何れか1つのコントロールワード線CWL(ここでは例えばCWL0)に負電圧(例えば−9.3V)の第1制御電圧が供給される。
すると、書き換えデータ“1”に対応する第1ソース電圧がソースに印加されているメモリセル10は、トンネル電流が流れてフローティングゲート15から電子が引き抜かれ、イレースされる(図1(b)参照)。すなわち、書き換えデータ“0”に対応する第2ソース電圧がソースに印加されているメモリセル10はイレースされない。
【0043】
次に、前記ソース線SL0〜SL3に供給されている各電圧をそれぞれ維持したまま、前記コントロールワード線CWL0に高電圧(例えば9.3V)の第2制御電圧が供給される。
【0044】
すると、書き換えデータ“0”に対応する第2ソース電圧がソースに印加されているメモリセル10は、トンネル電流が流れてフローティングゲート15に電子が注入され、プログラムされる(図1(c)参照)。すなわち、書き換えデータ“1”に対応する第1ソース電圧がソースに印加されているメモリセル10はプログラムされない。
【0045】
従って、このような方法では、書き換えデータ(“1”又は“0”)に応じてあらかじめ各ソース線SL0〜SL3に供給される電圧に基づいて、同一のコントロールワード線CWL0に接続される全てのメモリセル10に一括で書き換え(イレース/プログラム)が行われる。
【0046】
以下、本実施形態の不揮発性メモリの構成について詳述する。
図3は、フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)の概略構成を示すブロック図であり、図4は、その詳細な構成を示すブロック図である。尚、図4では、1つのコントロールワード線CWLに接続される一部のメモリセル10について示す。
【0047】
フラッシュメモリ30は、前記メモリセルアレイ20,第1〜第3の電圧発生回路31〜33、アドレス制御回路34、Xデコーダ35、Yデコーダ36、ライトドライバ37、リファレンス制御回路38、Yパスゲート39、リードアンプ40及びリード/ライト制御回路41を含む。
【0048】
メモリセルアレイ20には、前述した複数のメモリセル10がアレイ状に配置されるとともに、行単位のセル毎にそれぞれ一対の基準セル10a,10b(図4参照)が配置される。基準セル10a,10bは、メモリセル10の読み出し時に、その読み出しデータの判定のための基準となる電流を生成するためのセルである。
【0049】
第1の電圧発生回路31は負電圧発生回路であって、前記コントロールワード線CWLに供給する第1制御電圧としての負電圧(本実施形態では例えば−9.3V)を生成してXデコーダ35に供給する。
【0050】
第2の電圧発生回路32は高電圧発生回路であって、前記コントロールワード線CWLに供給する第2制御電圧としての高電圧(本実施形態では例えば9.5V)を生成してXデコーダ35に供給する。
【0051】
第3の電圧発生回路33は高電圧発生回路であって、前記ソース線SLに供給する第1ソース電圧としての高電圧(本実施形態では例えば6.0V)を生成してライトドライバ37に供給する。
【0052】
前記第1〜第3の電圧発生回路31〜33は、オシレータ42によって駆動され、基準電圧発生回路43から供給される基準電圧に基づいて前記各電圧を発生させる。
【0053】
アドレス制御回路34には、アドレスバッファ34aとアドレスカウンタ34bとが備えられる。
アドレスバッファ34aは、外部から供給される書き換えアドレスWD-ADDRをバイト単位[0:7] で取り込み、Xデコーダ35及びYデコーダ36にそれぞれ出力する。
【0054】
詳述すると、アドレスバッファ34aは、書き換え時にコントロールワード線CWLの選択に使用される書き換えアドレスWD-ADDR の上位5ビットをロウアドレスとしてXデコーダ35に出力する。Xデコーダ35は、それをデコードして複数のコントロールワード線CWL のうち何れか1つを選択する。
【0055】
また、アドレスバッファ34aは、書き換え時にソース線SLの選択に使用される書き換えアドレスWD-ADDR の下位3ビットをコラムアドレスとしてYデコーダ36に出力する。Yデコーダ36は、それをデコードして後述するライトドライバ37内の対応するソース電圧供給回路44,45a,45b(図4参照)にて書き換えデータを取り込み、ソース電圧を設定するためのデコード信号を生成する。
【0056】
アドレスカウンタ34bは、8ビットの読み出しデータR-MDATA[0:7]に対応するメモリセル10を1ビット毎に選択するための3ビットの内部アドレスを発生させる。従って、Yデコーダ36は、アドレスカウンタ34bから出力されるアドレスに基づいて、読み出し対象のメモリセル10を順次選択し、リードアンプ40で読み出される各1ビットの読み出しデータを図示しない読み出しデータ用ラッチ(8ビット)に順次ラッチさせる。
【0057】
リファレンス制御回路38には、基準セル読出回路46、基準セル書込データ発生回路47及び基準セル用Yデコーダ48が備えられている。
基準セル読出回路46は、2つの基準セル10a,10bにそれぞれ書き込まれているデータを、それらに接続されているビット線BLref(0),BLref(1)を介して読み出し、各データの極性を判定する。
【0058】
詳述すると、メモリセル10の書き換え時、基準セル10a,10bには、互いに反転した極性となるようにデータ“0”とデータ“1”がそれぞれ書き込まれる。基準セル読出回路46は、メモリセル10の書き換えに先立って、各基準セル10a,10bからそれぞれ読み出したデータをラッチして、どちらにデータ“1”が書き込まれているかを判定し、その極性を示す極性信号REF-REVを出力する。
【0059】
基準セル書込データ発生回路47は、前記基準セル読出回路46からの極性信号REF-REVに基づいて、現在書き込まれているデータとはそれぞれ逆の極性で各基準セル10a,10bに書き換えが行われるように、基準セル用書き換えデータWDBref(0),WDBref(1)を生成する。
【0060】
従って、基準セル10a,10bには、メモリセル10の書き換え毎に、現在のデータと逆の極性になるようにデータが書き込まれる。書き換え毎にデータを反転させるのは、基準電流を生成するための各基準セル10a,10bの閾値の分布を所定の範囲内におさめることが望ましいからである。
【0061】
基準セル用Yデコーダ48は、前記基準セル読出回路46からの極性信号REF-REVに基づいて、基準セル10a,10bに現在書き込まれているデータ(“1”又は“0”)に応じたデコード信号YD0ref(0),YD0ref(1)を生成する。
【0062】
ライトドライバ37には、列方向のセル(メモリセル10,基準セル10a,10b)毎に、それらに接続されるソース線SLにそれぞれ対応してソース電圧供給回路44,45a,45bが備えられている。尚、各ソース電圧供給回路44,45a,45bはそれぞれ同様に構成されている。
【0063】
詳述すると、ソース電圧供給回路44は、メモリセル10に接続されるソース線SLにそれぞれ対応して設けられ、外部からバイト単位[0:7]で供給される書き換えデータW-MDATAを、前記Yデコーダ36によるアドレスのデコード結果に基づいて取り込む。そして、取り込んだデータ(“0”又は“1”)に対応する第1又は第2ソース電圧をソース線SLに供給する。
【0064】
ソース電圧供給回路45a,45bは、基準セル10a,10bに接続されるソース線SLにそれぞれ対応して設けられ、前記基準セル書込データ発生回路47から供給される基準セル用書き換えデータWDBref(0),WDBref(1)(互いに逆の極性を持つデータ)を取り込む。そして、それぞれ取り込んだデータ(“0”又は“1”)に対応する第1又は第2ソース電圧を各ソース線SLに供給する。
【0065】
Yパスゲート39には、Y選択ゲート49と基準セル用Y選択ゲート50とが備えられている。
Y選択ゲート49は、読み出し時に、複数のビット線BLのうち何れか1つのビット線BLx を選択し、該ビット線BLx を介してメモリセル10から読み出される読み出し信号RDB を出力する。
【0066】
基準セル用Y選択ゲート50は、前記基準セル用Yデコーダ48からのデコード信号YD0ref(0),YD0ref(1)に基づいて、各ビット線BLref(0),BLref(1)をデコードし、データ“0”の基準セルからの読み出し信号RDBref(0)とデータ“1”の基準セルからの読み出し信号RDBref(1)とを出力する。
【0067】
リードアンプ40には、読出基準電流発生回路51とセンスアンプ52とが備えられている。
読出基準電流発生回路51は、前記基準セル用Y選択ゲート50から出力される読み出し信号RDBref(0),RDBref(1)を入力し、データ“0”の基準セルの読み出し電流(第1基準電流)である第1基準信号SAref0と、データ“1”の基準セルの読み出し電流(第2基準電流)である第2基準信号SAref とを生成する。
【0068】
センスアンプ52は、前記第1及び第2基準信号SAref0,SAref に基づいて生成した読み出し基準電流と、前記Y選択ゲート49から出力される読み出し信号RDB に基づいて生成した読み出し電流とを比較する。そして、その比較結果に基づいてメモリセル10のデータが“1”か“0”かを判定し、読み出しデータRDATABを出力する。
【0069】
Xデコーダ35には、ワード線印加電圧選択回路53とワード線ドライバ54とが備えられている。
ワード線印加電圧選択回路53は、コントロールワード線CWL に供給する印加電圧VCWLを選択して出力する。具体的には、イレース時に、前記第1の電圧発生回路31から供給される負電圧の第1制御電圧を選択し、読み出し時に、前記読出基準電流発生回路51から供給される読み出し電圧VCWL-RD を選択してワード線ドライバ54に出力する。
【0070】
ワード線ドライバ54は、書き換え時に、前記Yデコーダ36による書き換えアドレスWD-ADDR のデコード結果に基づいて、何れか1つのコントロールワード線CWL を選択する。そして、イレース時には負電圧の第1制御電圧を供給し、プログラム時には第2の電圧発生回路32により生成される高電圧の第2制御電圧を供給し、読み出し時には読み出し電圧VCWL-RD を供給する。
【0071】
また、ワード線ドライバ54は、読み出し時には、図示しない読み出しアドレスのデコード結果に基づいて、読み出し対象のメモリセル10に接続されている何れか1つの選択ワード線SWL と、データ判定のための基準セル10a,10bに接続されている何れか1つの基準セル用選択ワード線SWLrefを選択する。
【0072】
上記のようなメモリセル10及び基準セル10a,10bに対する書き換え/読み出しは、リード/ライト制御回路41によって制御される。
詳述すると、書き換え時に、リード/ライト制御回路41は、ライトモード信号WRITE-MODEに応答して書き換え動作に移行し、データ転送信号WRITE-MDATA に応答して前記書き換えデータW-MDATA の取り込みを開始する。
【0073】
そして、書き換え対象のメモリセル10のデータを全て取り込んだ後、ライトスタート信号WRITE-STARTに応答して同一のコントロールワード線CWL に接続されるメモリセル10に対して一括で書き換えを開始する。
【0074】
一方、読み出し時に、リード/ライト制御回路41は、リードリクエスト信号RD-REQに応答して読み出しを開始する。そして、読み出し対象のメモリセル10から読み出された読み出しデータR-MDATA がリードアンプ40からバイト単位[0:7] で出力される。
【0075】
以下、各回路の詳細を説明する。
図5は、メモリセル10の回路図である。上述した図1と同様な構成部分については説明を省略する。尚、基準セル10a,10bは、メモリセル10と同様に構成されている。
【0076】
メモリセル10(メモリトランジスタ11)のソースには、書き換え時/読み出し時にそれぞれ対応するソース電圧ARVSSがソース線SLを介してソース電圧供給回路44から供給される。
【0077】
フローティングゲート電位FGは、メモリセル10に書き込まれているデータに応じて、データ“1”の時は3.0V付近、データ“0”の時は0.0V付近に設定される。Nウェル電位VNW は書き換え時に例えば6.0Vに設定される。Pウェル電位VPWはイレース時/プログラム時に応じて、イレース時にはコントロールゲートと同電位、プログラム時には接地電位に設定される。
【0078】
図6は、メモリセルアレイ20の一構成例を示す回路図である。
上記したように、メモリセルアレイ20は、メモリセル10をアレイ配置して構成される。
【0079】
本実施形態では、列方向に沿って隣り合う2つのメモリセル10(図においてCe0a,Ce0b,Ce1a,Ce1b,Ce2a,Ce2b)間でビット線BL(図においてBL0,BL1,BL2)が互いに共有されている。
【0080】
また、各メモリセル10は、列単位毎にソース線SL(図においてSL0a〜SL2a,SL0b〜SL2b)が互いに分離されているとともに、行単位毎に同一のコントロールワード線CWL(図においてCWL0〜CWL2)に接続されている。
【0081】
また、行単位毎の各メモリセル10において、前記ビット線BLを互いに共有する各2つのセルのうち、それぞれ一方のセル(図においてCe0a,Ce1a,Ce2a側のセル)は、第1選択ワード線としての同一の選択ワード線SWL (図においてSWL0a〜SWL2a)に接続されている。そして、それぞれ他方のセル(図においてCe0b,Ce1b,Ce2b側のセル)は、第2選択ワード線としての同一の選択ワード線SWL (図においてSWL0a〜SWL2a)に接続されている。
【0082】
尚、図6では省略するが、上記したように、メモリセルアレイ20には、コントロールワード線CWL(CWL0〜CWL2)毎に一対の基準セル10a,10bが設けられている。
【0083】
図7は、ソース電圧供給回路44の一構成例を示す回路図である。尚、基準セル10a,10bに対応して設けられるソース電圧供給回路45a,45bも同様に構成されている。
【0084】
ソース電圧供給回路44は、ラッチ回路44aを含み、前記書き換えアドレスWD-ADDRをデコードしたYデコーダ36からのデコード信号YTiに基づいて外部から供給される書き換えデータW-MDATA を反転したデータWDBjを取り込み、ラッチ回路44aにラッチする。
【0085】
ラッチ回路44aの出力信号は、トランジスタTp1(PMOSトランジスタ)とトランジスタTn1(NMOSトランジスタ)のゲートに入力される。トランジスタTp1のソースは電源VSに接続され、トランジスタTn1のソースは接地電源ARGNDに接続される。
【0086】
トランジスタTp1,Tn1の間にはトランジスタTp2(PMOSトランジスタ)が直列に介在され、該トランジスタTp2のゲートには基準電圧ARVREFが入力される。そして、トランジスタTp2,Tn1の接続点からソース電圧ARVSS が出力されるようになっている。
【0087】
電源VSは、ラッチ回路44aによるデータWDBjの取り込み時に例えば3.0Vに設定され、書き換え時(データWDBjのラッチ後)には前記第3の電圧発生回路33により生成される高電圧(例えば6.0V)の第1ソース電圧に設定される。トランジスタTp2は、基準電圧ARVREFに基づいて、書き換え時にメモリセル10に流れる電流量を制御する。
【0088】
この構成では、ソース電圧供給回路44は、ラッチ回路44aに取り込まれるデータWDBj(反転信号)に対応したソース電圧ARVSS を供給する。すなわち、取り込んだデータWDBjがデータ“0”の場合には高電圧の第1ソース電圧(図において電源VS)を供給し、逆に、データ“1”の場合には接地電圧の第2ソース電圧(図において接地電源ARGND)を供給する。
【0089】
図8は、基準セル読出回路46の一構成例を示す回路図であり、図9は、その動作波形図である。
基準セル読出回路46は、ラッチ回路46aとデータ出力回路46b,46cとを含む。
【0090】
ラッチ回路46aの一方のノードaは、トランジスタTn2(NMOSトランジスタ)を介してビット線BLref(0)に接続されるとともにデータ出力回路46bと接続されている。また、ラッチ回路46aの他方のノードbは、トランジスタTn3(NMOSトランジスタ)を介してビット線BLref(1)に接続されるとともにデータ出力回路46cと接続されている。
【0091】
各トランジスタTn2,Tn3は、それぞれ閾値の低いトランジスタで構成され、それらのゲートには基準セル10a,10bの読み出し時にバイアス信号NBIAS が供給される。(以下、同様な閾値が設定されるトランジスタについては、図面において同様に示す)。
【0092】
ラッチ回路46aには電源VC-CAM及び接地電源ARGND が供給され、このラッチ回路46aは、読み出し時にラッチ信号LATCH に基づいてノードa,bの電位、すなわち各基準セル10a,10bから読み出される互いに相補な読み出しデータをラッチする。
【0093】
その読み出し動作について詳述すると、基準セル読出回路46は、図9に示すように、まずラッチ回路46aのラッチ状態をラッチ信号LATCH に従って解除する。次いで、基準セル10a,10bに接続されている選択ワード線SWLref(図4参照)が選択される(アクティブになる)と同時に制御信号RDcamに基づいてデータ出力回路46b,46cを非活性にする。
【0094】
次に、トランジスタTn2,Tn3の互いのドレインを短絡するショート信号SRT に基づいてノードa,bをイコライズ(等電位にする)した後、それを解除することで、各基準セル10a,10bの読み出しデータを増幅する。すなわち、ノードa,b間には、各ビット線BLref(0),BLref(1)に流れる基準セル10a,10bの読み出し電流によって次第に電位差が生じることとなる。
【0095】
その後、ラッチ信号LATCH によってラッチ回路46aにラッチした各基準セル10a,10bの読み出しデータを、制御信号RDcam に基づいてそれぞれ判定信号DB-CAM(極性信号REF-REV),D-CAMとしてデータ出力回路46b,46cから出力する。
【0096】
この基準セル読出回路46は、メモリセル10の書き換えが行われる際には、それに先立って各基準セル10a,10bのデータを読み出す。これは、上記したように、メモリセル10の書き換え毎に各基準セル10a,10bのデータをそれぞれ反転して書き込むためである。
【0097】
図10は、基準セル書込データ発生回路47の一構成例を示す回路図である。
基準セル書込データ発生回路47は、メモリセル10の書き換え時に、制御信号W-M に応答して、各基準セル10a,10bに現在書き込まれているデータとそれぞれ逆の極性となるように、前記極性信号REF-REV に基づいて基準セル用書き換えデータWDBref(0),WDBref(1)を生成する。
【0098】
また、同発生回路47は、制御信号W-S に応答してデコード信号YT-REFを生成し、該デコード信号YT-REFをソース電圧供給回路45a,45bに出力する。従って、書き換え時に、各ソース電圧供給回路45a,45bには、基準セル10a,10bに現在書き込まれているデータとそれぞれ逆の極性のデータが取り込まれる。
【0099】
図11は、基準セル用Yデコーダ48の一構成例を示す回路図である。
基準セル用Yデコーダ48は、読み出し時にアクティブになる制御信号RDmemに応答して、前記極性信号REF-REV (各基準セル10a,10bの現在のデータ)に基づくデコード信号YD0ref(0),YD0ref(1)を生成し、基準セル用Y選択ゲート50に出力する。
【0100】
尚、同図に破線で示す回路48aは、基準セル10a,10bの読み出し電流をテストするテストモード時に対応して設けられ、テストモードと通常モード(通常の読み出し時)との切替は制御信号SEL-REFに基づいて行われる。このテストモード時においては、外部から供給する入力信号YD0(0),YD0(1)に基づいてデコード信号YD1ref(0),YD1ref(1)が生成される。
【0101】
図12は、基準セル用Y選択ゲート50の一構成例を示す回路図である。
基準セル用Y選択ゲート50は選択回路50a,50bを含み、前記基準セル用Yデコーダ48からのデコード信号YD0ref(0),YD0ref(1)に基づいて、各ビット線BLref(0),BLref(1)をデコードし、データ“0”の読み出し信号RDBref(0)とデータ“1”の読み出し信号RDBref(1)とを出力する。
【0102】
尚、同図に破線で示す回路50cは、前述したテストモード時に対応して設けられ、該テストモード時に前記基準セル用Yデコーダ48から供給されるデコード信号YD1ref(0),YD1ref(1)に基づいて、基準セル10a,10bのうち何れか一方の読み出し信号RDBrefを出力するようになっている。
【0103】
図13は、読出基準電流発生回路51の一構成例を示す回路図である。
読出基準電流発生回路51は、第1及び第2基準電流生成部51a,51bと読み出し電圧生成部51cとを含む。
【0104】
第1基準電流生成部51aは、前記基準セル用Y選択ゲート50から出力されるデータ“0”の基準セルの読み出し信号RDBref(0)に基づいて、第1基準電流Iref0の値を持つ第1基準信号SAref0を生成する。
【0105】
第2基準電流生成部51bは、前記基準セル用Y選択ゲート50から出力されるデータ“1”の基準セルの読み出し信号RDBref(1)に基づいて、第2基準電流Iref1の値を持つ第2基準信号SArefを生成する。
【0106】
読み出し電圧生成部51cは、上記したように、読み出し時に、コントロールワード線CWLに供給する読み出し電圧VCWL-RDを生成する回路である。この読み出し電圧生成部51cは、プログラム時には読み出し電圧VCWL-RD をフローティング電位に制御する。
【0107】
尚、前記第1及び第2基準電流生成部51a,51b、読み出し電圧生成部51cは、テストモード時には、各種の試験信号T-MRW,T-ACに基づいて非活性状態となる。
【0108】
図14は、Y選択ゲート49の一構成例を示す回路図である。
Y選択ゲート49は、本実施形態では8ビットのビット線BLと接続され、図示しない読み出しアドレスをデコードしたデコード信号YD0[7:0],YD1に基づいて何れか1つのビット線BLを介してメモリセル10から読み出される読み出し信号RDBを出力する。
【0109】
詳しくは、Y選択ゲート49は、ビット選択用の8つのトランジスタTn4a〜Tn4hとバイト選択用の1つのトランジスタTn5(それぞれNMOSトランジスタ)とを含む。そして、Y選択ゲート49は、デコード信号YD0[7:0],YD1に基づいて、トランジスタTn4a〜Tn4hのうち何れか1つ及びトランジスタTn5を介して読み出し信号RDBを出力する。
【0110】
図15は、センスアンプ52の一構成例を示す回路図である。
センスアンプ52は、前記読出基準電流発生回路51からの第1及び第2基準信号SAref0,SArefに基づいて読み出し基準電流Irefjを生成する読み出し基準電流生成部52aと、前記Y選択ゲート49からの読み出し信号RDB に基づいて読み出し電流Irefを生成する読み出し電流生成部52bとを含む。
【0111】
詳述すると、読み出し基準電流生成部52aは定電流部61と第1〜第4定電流部62〜65とを含み、定電流部61に入力される第1基準信号SAref0に基づいて前記第1基準電流Iref0 を発生させる。
【0112】
第1〜第4定電流部62〜65は、それらを構成するトランジスタのサイズが異なり、第1定電流部62の駆動能力に対して、第2定電流部63は2倍、第3定電流部64は4倍、第4定電流部65は8倍の駆動能力を有している。
【0113】
読み出し基準電流生成部52aは、選択信号TRIM-IREFによって第1〜第4定電流部62〜65のうち少なくとも何れか1つを駆動し、それに入力される第2基準信号SArefに基づいて、前記第2基準電流Iref1 を定数j(0<j<1)倍した電流を発生させる。従って、読み出し基準電流生成部52aは、読み出し基準電流Irefjを「第1基準電流Iref0+第2基準電流Iref1×定数j」の合算電流として生成する。
【0114】
このように構成されたセンスアンプ52は、ノードcに流れ込む読み出し基準電流Irefjと、ノードcから流れ出す読み出し電流Irefとを比較することで、読み出し対象のメモリセル10のデータが“1”であるか“0”であるかを判定する。すなわち、ノードcから流れ出すメモリセル10の読み出し電流Irefに応じて推移するノードcの電位(Hレベル又はLレベル)を検出することでデータ判定し、その判定結果を示す読み出しデータRDATABを出力する。
【0115】
尚、同図に破線で示す回路52cは、テストモード時に対応して設けられ、該テストモード時に前記読み出しデータRDATABを読み出し信号R-ANA-OUT として外部に出力する。
【0116】
図16は、ワード線印加電圧選択回路53の一構成例を示す回路図であり、図17は、その動作波形図である。
イレース時において、トランジスタTn6(NMOSトランジスタ)のソース及びバックゲート(Pウェル)と、トランジスタTn7,Tn8(NMOSトランジスタ)のバックゲート(Pウェル)には、前記第1の電圧発生回路31から負電圧(−9.3V)の第1制御電圧R-NEGPが供給される。
【0117】
トランジスタTn6,Tn7のゲートには制御信号NGNDB が供給される。制御信号NGNDB は、複数の制御信号RDmem,ENVPXGD,NEGPLに基づいて生成される。ここで、制御信号RDmem は読み出し時にHレベルとなる信号、制御信号ENVPXGDはプログラム時にHレベルとなる信号、制御信号NEGPLはイレース時に前記第1制御電圧R-NEGPが所定の電圧以下(例えば−3.0V以下)に低下するとLレベルとなる信号である。
【0118】
従って、イレース時に、制御信号NGNDB はLレベル(具体的には接地電圧)になり、前記第1制御電圧R-NEGPの供給に基づいてトランジスタTn6,Tn7はオンされる。
【0119】
このとき、トランジスタTn7のドレイン電位、すなわち制御信号NEGPGND は負電圧の第1制御電圧R-NEGPと略等電位になり、その制御信号NEGPGNDによってトランジスタTn8はオフされる。よって、イレース時に、ワード線印加電圧選択回路53は、前記負電圧(−9.3V)の第1制御電圧R-NEGPを印加電圧VCWLとして出力する。
【0120】
この際、上記したように、トランジスタTn6のゲートに入力される制御信号NGNDBは接地電圧となるため、該トランジスタTn6のソース−ゲート間に耐圧を超える高電圧が印加されることはない。
【0121】
プログラム時には、Hレベルの制御信号ENVPXGD に基づいて前記制御信号NGNDBはLレベル(接地電圧)となる。このとき、前記第1制御電圧R-NEGPは0Vとなり、トランジスタTn6,Tn7はオフされる。
【0122】
また、前記制御信号NEGPGND はHレベルとなるためトランジスタTn8はオンされるが、このとき読み出し電圧VCWL-RD は前記読出基準電流発生回路51によってフローティング状態になるように制御されており、印加電圧VCWLは、図17に示すようにフローティング電位(例えば約2.5V)となる。
【0123】
読み出し時には、制御信号RDmem に基づいて前記制御信号NGNDBは同様に接地電圧となり、プログラム時と同様、トランジスタTn6,Tn7はオフされ、トランジスタTn8はオンされる。よって、読み出し時に、ワード線印加電圧選択回路53は、前記読出基準電流発生回路51から供給される読み出し電圧VCWL-RD を印加電圧VCWLとして出力する。
【0124】
尚、同図に破線で示す回路53aは、読み出し電流を測定するテストモード時に対応して設けられ、該テストモード時には試験信号T-ACに基づいて転送ゲートTG1がオフされるとともに転送ゲートTG2がオンされる。そして、外部から試験用の入力信号R-ANA-INが供給され、該入力信号R-ANA-INが印加電圧VCWLとして出力されるようになっている。
【0125】
図18は、ワード線ドライバ54の一構成例を示す回路図であり、図19は、その動作波形図である。
ワード線ドライバ54は、書き換え(イレース/プログラム)時に、書き換えアドレスWD-ADDR (図3参照)に基づいて発生されるプリデコード信号XD0〜XD2によって、何れか1つのコントロールワード線CWLiを選択する。また、読み出し時には、図示しない読み出しアドレスに基づいて生成されるデコード信号YD2,YD2refによって、何れか1つの選択ワード線SWLiと、何れか1つの基準セル用選択ワード線SWLrefiを選択する。
【0126】
ワード線ドライバ54はラッチ回路54aを含み、該ラッチ回路54aには、制御信号NPS 及び第1制御電圧R-NEGPが供給される。ラッチ回路54aは、前記プリデコード信号XD0〜XD2によって生成される制御信号NENBに基づいて制御信号NENをラッチする。具体的には、前記制御信号NPS の電圧レベルを持つ制御信号NEN を発生させる。
【0127】
上記したように、制御信号NEGPL は、イレース時に第1制御電圧R-NEGPが所定の電圧以下(例えば−3.0V以下)に低下するとLレベルとなり、該制御信号NEGPL に基づいて制御信号NPS はLレベル(具体的には接地電圧)となる。従って、ラッチ回路54aは、制御信号NPS に基づいて接地電圧となる制御信号NENを発生させる。因みに、このとき、制御信号NGNDの電圧レベルは第1制御電圧R-NEGPと等電位となっているため、ラッチ回路54aのラッチ状態は維持される。
【0128】
このようなラッチ回路54aにより生成される制御信号NEN は、第1トランジスタとしてのトランジスタTn9(NMOSトランジスタ)のゲートに入力される。そのトランジスタTn9のソースには前記印加電圧VCWLが供給され、該トランジスタTn9のバックゲート(Pウェル)には前記負電圧(−9.3V)の第1制御電圧R-NEGPが供給される。
【0129】
従って、イレース時にトランジスタTn9はオンされ、図19に示すように、前記プリデコード信号XD0〜XD2によって選択された何れか1つのコントロールワード線CWLiには印加電圧VCWL(具体的には第1制御電圧R-NEGP)が供給される。
【0130】
この際、上記したように、トランジスタTn9のゲートに入力されるゲート電圧(制御信号NEN )は接地電圧となるため、該トランジスタTn9のソース−ゲート間に耐圧を超える高電圧が印加されることはない。
【0131】
このようなイレース時には、制御信号NEGPL-ERによりトランジスタTn10がオンされ、メモリセル10のPウェル電位VPWi(図5参照)は印加電圧VCWL(−9.3V)となる。
【0132】
プログラム時には、ワード線ドライバ54に前記第2の電圧発生回路32から高電圧(+9.5V)の第2制御電圧VPX が供給される。この第2制御電圧VPXは第2トランジスタとしてのトランジスタTp3(PMOSトランジスタ)のソースに供給される。
【0133】
そのトランジスタTp3のゲートには制御信号XINBT が供給される。この制御信号XINBT は、プログラム時に前記プリデコード信号XD0〜XD2によってLレベルとなる。
【0134】
従って、プログラム時にトランジスタTp3はオンされ、図19に示すように、前記プリデコード信号XD0〜XD2によって選択された何れか1つのコントロールワード線CWLiには高電圧(+9.5V)の第2制御電圧VPX が供給される。
【0135】
この際、前記トランジスタTn9もオンするが、上記したように、プログラム時には印加電圧VCWLはフローティング電位(例えば約2.5V)に制御される(図17参照)ため、コントロールワード線CWLiに異常電流が流れることはない。
【0136】
このようなプログラム時には、制御信号NGNDによりトランジスタTn11がオンされることによって、メモリセル10のPウェル電位VPWi(図5参照)は接地電圧となる。
【0137】
次に、上記のように構成されたフラッシュメモリ30の書き換え動作を図20に従って詳述する。
図20(a)は、データ“0”が現在書き込まれているメモリセル10に対して、データ“0”を書き込む場合の動作を示す。この場合、メモリセル10のソースには、書き込むべきデータ“0”に対応する接地電圧(0.0V)の第2ソース電圧が供給される。
【0138】
この状態で、先ず、コントロールワード線CWL に負電圧(−9.3V)の第1制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間の電位差はおよそ8.2VとなりFNトンネル電流は流れない。従って、メモリセル10はイレースされず、フローティングゲートの電荷量は変化しない。
【0139】
次いで、ソース電圧が0.0Vに維持されたまま、コントロールワード線CWLに高電圧(+9.5V)の第2制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間の電位差はおよそ8.2VとなりFNトンネル電流は流れない。従って、フローティングゲートの電荷量は変化しない。よって、この場合には、書き換え前のメモリセルのデータ“0”が保持される。
【0140】
図20(b)は、データ“0”が現在書き込まれているメモリセル10に対して、データ“1”を書き込む場合の動作を示す。この場合、メモリセル10のソースには、書き込むべきデータ“1”に対応する高電圧(6.0V)の第1ソース電圧が供給される。
【0141】
この状態で、先ず、コントロールワード線CWL に負電圧(−9.3V)の第1制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間におよそ14.2Vの電圧が印加され、FNトンネル電流が流れる。従って、フローティングゲートの電子が引き抜かれてメモリセル10はイレースされる。
【0142】
次いで、ソース電圧が6.0Vに維持されたまま、コントロールワード線CWLに高電圧(+9.5V)の第2制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間の電位差はおよそ5.3VとなりFNトンネル電流は流れない。従って、メモリセル10はプログラムされず、フローティングゲートの電荷量は変化しない。よって、この場合には、イレースのみ行われ、書き換え前のメモリセルのデータ“0”はデータ“1”に書き換えられる。
【0143】
図20(c)は、データ“1”が現在書き込まれているメモリセル10に対して、データ“0”を書き込む場合の動作を示す。この場合、メモリセル10のソースには、書き込むべきデータ“0”に対応する接地電圧(0.0V)の第2ソース電圧が供給される。
【0144】
この状態で、先ず、コントロールワード線CWL に負電圧(−9.3V)の第1制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間の電位差はおよそ5.3VとなりFNトンネル電流は流れない。従って、フローティングゲートの電荷量は変化しない。
【0145】
次いで、ソース電圧が0.0Vに維持されたまま、コントロールワード線CWLに高電圧(+9.5V)の第2制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間におよそ11.3Vの電圧が印加され、FNトンネル電流(ソース−チャネル間)が流れる。従って、フローティングゲートに電子が注入されてメモリセル10はプログラムされる。よって、この場合には、プログラムのみ行われ、書き換え前のメモリセルのデータ“1”はデータ“0”に書き換えられる。
【0146】
図20(d)は、データ“1”が現在書き込まれているメモリセル10に対して、データ“1”を書き込む場合の動作を示す。この場合、メモリセル10のソースには、書き込むべきデータ“1”に対応する高電圧(6.0V)の第1ソース電圧が供給される。
【0147】
この状態で、先ず、コントロールワード線CWL に負電圧(−9.3V)の第1制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間におよそ11.3Vの電圧が印加され、微量のFNトンネル電流が流れる(実際には殆ど流れない)。従って、フローティングゲートの電荷量は実質的に変化しない。
【0148】
次いで、ソース電圧が6.0Vに維持されたまま、コントロールワード線CWLに高電圧(+9.5V)の第2制御電圧が供給される。このとき、ソース−フローティングゲート間の電位差はおよそ5.6VとなりFNトンネル電流は流れない。従って、メモリセル10はプログラムされず、フローティングゲートの電荷量は変化しない。よって、この場合には、書き換え前のメモリセルのデータ“1”が保持される。
【0149】
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)メモリセルアレイ20の各メモリセル10には列単位毎に互いに分離されたソース線SLが設けられている。書き換え時、各ソース線SLには、書き換えするデータに応じて第1及び第2ソース電圧のうち何れか一方が印加され、コントロールワード線CWLには、負電圧の第1制御電圧が印加された後、各ソース線SLの電圧が維持された状態で、高電圧の第2制御電圧が印加される。従って、各メモリセル10は、それぞれのソース線SLに印加されている電圧に応じてイレース又はプログラムされる。この結果、同一のコントロールワード線CWL に接続されている全てのメモリセル10に対して一括で書き換え(イレース/プログラム)を行うことができるため、1回の書き換え処理におけるバンド幅を飛躍的に向上させることができる。
【0150】
(2)同一のコントロールワード線CWL に接続されている全てのメモリセル10を一括で同時に書き換えすることができるため、書き換え動作の時間を短縮することができる。
【0151】
(3)同一のコントロールワード線CWL に接続されている全てのメモリセル10を一括で同時に書き換えすることができるため、1ビットあたりの書き換え消費電流を低減させることができる。
【0152】
(4)本実施形態では、ソース線SLに印加する電圧をデータ“1”に対応する接地電圧の第1ソース電圧に設定することで、同一のコントロールワード線CWLに接続されている全てのメモリセルを一括でプログラムすることができる。
【0153】
(5)本実施形態では、ソース線SLに印加する電圧をデータ“0”に対応する高電圧の第2ソース電圧に設定することで、同一のコントロールワード線CWLに接続されている全てのメモリセルを一括で消去(イレース)することができる。
【0154】
(6)ソース線SLにソース電圧ARVSS (第1又は第2ソース電圧)を供給するソース電圧供給回路44には、書き換えデータをラッチするラッチ回路44aが設けられ、該ラッチ回路44aには、第2ソース電圧を供給するための高電圧の電源が供給される。この構成では、ソース電圧供給回路44にレベルシフタを不要とすることができる。
【0155】
(7)本実施形態のメモリセル10は、単層ポリシリコン構造で構成されているため、小容量メモリ用途を対象とする場合には、プロセス工程の削減を図ることができる。
【0156】
(8)本実施形態では、メモリセル10のプログラムは、ソース−チャネル間に流れるFNトンネル電流を利用してフローティングゲート15に電子を注入する。従って、アバランシェブレークダウン現象によるホットエレクトロンを利用する場合に比べて、プログラム時の消費電流を削減することができる。
【0157】
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・本実施形態では、書き換え時において、コントロールワード線CWL に、先ず負電圧の第1制御電圧を印加した後、高電圧の第2制御電圧を印加するようにしたが、逆の順序であってもよい。すなわち、高電圧の第2制御電圧を印加してプログラムを実施した後、負電圧の第1制御電圧を印加してイレースを行うようにしてもよい。
【0158】
・本実施形態では、単層ポリシリコン構造のメモリセル10に具体化したが、選択ワード線を備えない2層ポリシリコン構造(スタック型)のメモリセルに具体化してもよい。因みに、スタック型のメモリセルにおいては、コントロールゲートに接続される1本のワード線(選択ワード線)のみで、本実施形態のコントロールワード線CWL と選択ワード線SWL を共用する。
【0159】
・本実施形態では、単層ポリシリコン構造のメモリセル10として、セレクトトランジスタ12を備えない2素子構造のセルとしてもよい。
・本実施形態では、同一のコントロールワード線CWL に接続される全てのメモリセル10を書き換え対象として一括で書き込むようにしたが、選択的に書き換えするようにしてもよい。
【0160】
上記実施形態の特徴をまとめると以下のようになる。
(付記1) 同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリにおいて、
前記各メモリセルに接続されるソース線には、それぞれ対応するメモリセルの書き換えデータを取り込み、該書き換えデータに応じて第1ソース電圧及び第2ソース電圧のうち何れか一方を供給するソース電圧供給回路が接続されることを特徴とする不揮発性メモリ。
(付記2) 前記ワード線には、読み出し時に基準となる電流を生成するための互いに相補なデータが書き込まれる一対の基準セルが接続されることを特徴とする付記1記載の不揮発性メモリ。
(付記3) 前記一対の基準セルには互いに分離されたソース線がそれぞれ接続され、
前記各基準セルに接続されるソース線には、それぞれ対応する基準セルの書き換えデータを取り込み、該書き換えデータに応じて第1ソース電圧及び第2ソース電圧のうち何れか一方を供給するソース電圧供給回路が接続されることを特徴とする付記2記載の不揮発性メモリ。
(付記4) 前記ソース電圧供給回路には、書き換えアドレスに基づいて生成されるデコード信号に応答して前記書き換えデータをラッチするラッチ回路が備えられていることを特徴とする付記1乃至3の何れか一記載の不揮発性メモリ。
(付記5) 前記ラッチ回路は、ラッチした書き換えデータに応じて前記第1ソース電圧及び前記第2ソース電圧の何れか一方を出力することを特徴とする付記4記載の不揮発性メモリ。
(付記6) 前記一対の基準セルからデータを読み出し、その読み出したデータに基づいて前記一対の基準セルの書き換えデータを生成するリファレンス制御回路を備えることを特徴とする付記2乃至5の何れか一記載の不揮発性メモリ。
(付記7) 前記リファレンス制御回路は、
前記複数のメモリセルの書き換え時に、それに先立って前記一対の基準セルからデータを読み出し、その読み出したデータの極性を判定して極性信号を出力する基準セル読出回路と、
前記極性信号に基づいて、前記一対の基準セルに現在書き込まれているデータとそれぞれ逆の極性となるように、次に書き込むべき書き換えデータを生成する基準セル書込データ発生回路と
を備えることを特徴とする付記6記載の不揮発性メモリ。
(付記8) 前記一対の基準セルのデータは、前記複数のメモリセルの書き換え毎に書き換えられることを特徴とする付記4乃至7の何れか一記載の不揮発性メモリ。
(付記9) 前記ワード線には、イレース時に対応する第1制御電圧とプログラム時に対応する第2制御電圧とを選択的に供給するワード線ドライバが接続されることを特徴とする付記1乃至8の何れか一記載の不揮発性メモリ。
(付記10) 前記ワード線ドライバは、
前記イレース時に前記第1制御電圧を出力する第1トランジスタと、
前記プログラム時に前記第2制御電圧を出力する第2トランジスタと、
前記イレース時に前記第1トランジスタのゲートに該第1トランジスタの耐圧を超えないゲート電圧を供給する信号生成回路と
を備えることを特徴とする付記9記載の不揮発性メモリ。
(付記11) 前記複数のメモリセルは単層ポリシリコン構造のセルであって、
前記ワード線が接続される容量と、前記ソース線が接続されるメモリトランジスタと、選択ワード線が接続されるセレクトトランジスタとから構成されることを特徴とする付記1乃至10の何れか一記載の不揮発性メモリ。
(付記12) 前記複数のメモリセルは、前記ワード線方向に隣り合う2つのメモリセル間で互いのセレクトトランジスタに接続されるビット線をそれぞれ共有し、前記2つのメモリセルのうち、一方のメモリセルには第1選択ワード線が接続され、他方のメモリセルには第2選択ワード線が接続されることを特徴とする付記11記載の不揮発性メモリ。
(付記13) 前記一対の基準セルは単層ポリシリコン構造のセルであって、
前記ワード線が接続される容量と、前記ソース線が接続されるメモリトランジスタと、選択ワード線が接続されるセレクトトランジスタとから構成されることを特徴とする付記4乃至10の何れか一記載の不揮発性メモリ。
(付記14) 前記一対の基準セルには、互いに分離されたビット線が接続されるとともに、互いに共通な選択ワード線が接続されることを特徴とする付記13記載の不揮発性メモリ。
(付記15) 同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリの書き換え方法であって、
前記各メモリセルに接続されるソース線に、書き換えデータに応じて第1ソース電圧及び第2ソース電圧のうち何れか一方を供給する第1のステップと、
前記第1のステップの後に、前記ワード線に第1制御電圧を供給する第2のステップと、
前記第1のステップで各ソース線に供給した電圧を維持したまま、前記第2のステップの後に、前記ワード線に第2制御電圧を供給する第3のステップと
を含むことを特徴とする不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記16) 前記第2のステップでは、前記第1ソース電圧が印加されているメモリセルのみイレースされ、前記第3のステップでは、前記第2ソース電圧が印加されているメモリセルのみプログラムされることを特徴とする付記15記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記17) 同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリの書き換え方法であって、
前記各メモリセルに接続されるソース線に、書き換えデータに応じて第1ソース電圧及び第2ソース電圧のうち何れか一方を供給する第1のステップと、
前記第1のステップの後に、前記ワード線に第2制御電圧を供給する第2のステップと、
前記第1のステップで各ソース線に供給した電圧を維持したまま、前記第2のステップの後に、前記ワード線に第1制御電圧を供給する第3のステップと
を含むことを特徴とする不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記18) 前記第2のステップでは、前記第1ソース電圧が印加されているメモリセルのみプログラムされ、前記第3のステップでは、前記第2ソース電圧が印加されているメモリセルのみイレースされることを特徴とする付記17記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記19) 前記第1のステップでは、書き換えアドレスに基づいて生成されるデコード信号に応答して前記書き換えデータを取り込むことを特徴とする付記15乃至18の何れか一記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記20) 前記書き換えデータをバイト単位で取り込むようにしたことを特徴とする付記19記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記21) 前記ワード線には、読み出し時に基準となる電流を生成するための互いに相補なデータが書き込まれる一対の基準セルが接続され、該一対の基準セルには互いに分離されたソース線がそれぞれ接続され、
前記第1のステップでは、前記各基準セルに接続されるソース線に、書き換えデータに応じて第1ソース電圧及び第2ソース電圧のうち何れか一方を供給し、
その後に、前記第2及び第3のステップを実施して、前記複数のメモリセルの書き換え時と同時に前記一対の基準セルの書き換えを行うことを特徴とする付記15乃至20の何れか一記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記22) 前記一対の基準セルの書き換えデータを、前記一対の基準セルに現在書き込まれているデータとそれぞれ逆の極性となるように生成することを特徴とする付記21記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記23) 前記一対の基準セルの書き換えデータを、前記一対の基準セルから読み出したデータに基づいて生成するようにしたことを特徴とする付記22又は22記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記24) 前記第1のステップの前に、前記一対の基準セルのデータを読み出すことを特徴とする付記23記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記25) 前記複数のメモリセルは単層ポリシリコン構造のセルであって、
前記複数のメモリセルのイレース及びプログラムをトンネル電流を用いて行うことを特徴とする付記15乃至24の何れか一記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
(付記26) 前記一対の基準セルは単層ポリシリコン構造のセルであって、
前記一対の基準セルのイレース及びプログラムをトンネル電流を用いて行うことを特徴とする付記21乃至24の何れか一記載の不揮発性メモリの書き換え方法。
【0161】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、同一ワード線上に接続される複数のメモリセルを一括して書き換え可能な不揮発性メモリ及びその書き換え方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の不揮発性メモリセルの構成を示す説明図であり、(a)は回路図、(b)及び(c)は断面構造図を示す。
【図2】 メモリセルの書き換え方法を示す原理説明図である。
【図3】 不揮発性メモリの概略構成を示すブロック図である。
【図4】 不揮発性メモリの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】 メモリセルの回路図である。
【図6】 メモリセルアレイを示す回路図である。
【図7】 ソース電圧供給回路を示す回路図である。
【図8】 基準セル読出回路を示す回路図である。
【図9】 基準セル読出回路の動作波形図である。
【図10】 基準セル書込データ発生回路を示す回路図である。
【図11】 基準セル用Yデコーダを示す回路図である。
【図12】 基準セル用Y選択ゲートを示す回路図である。
【図13】 読出基準電流発生回路を示す回路図である。
【図14】 Y選択ゲートを示す回路図である。
【図15】 センスアンプを示す回路図である。
【図16】 ワード線印加電圧選択回路を示す回路図である。
【図17】 ワード線印加電圧選択回路の動作波形図である。
【図18】 ワード線ドライバを示す回路図である。
【図19】 ワード線ドライバの動作波形図である。
【図20】 書き換え動作を示す波形図であり、(a)はデータ“0”→“0”の書き換え、(b)はデータ“0”→“1”の書き換え、(c)はデータ“1”→“0”の書き換え、(d)はデータ“1”→“1”の書き換えを示す。
【符号の説明】
CWL ワード線としてのコントロールワード線
SL ソース線
BL ビット線
SWL 選択ワード線
REF-REV 極性信号
R-NEGP 第1制御電圧
VPX 第2制御電圧
W-MDATA 書き換えデータ
WD-ADDR 書き換えアドレス
YTi ,YT-REF デコード信号
10 メモリセル
10a,10b 基準セル
11 メモリトランジスタ
12 セレクトトランジスタ
13 容量としてのMOS容量
30 不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ
38 リファレンス制御回路
44,45a,45b ソース電圧供給回路
44a ラッチ回路
46 基準セル読出回路
47 基準セル書込データ発生回路
54 ワード線ドライバ
54a 信号生成回路としてのラッチ回路
Tn9 第1トランジスタ
Tp3 第2トランジスタ

Claims (9)

  1. 同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリにおいて、
    前記複数のメモリセルの各々に異なる書き換えデータとして該メモリセル毎に対応してイレースあるいはプログラムデータを取り込み、該イレースあるいはプログラムデータに対応する第1ソース電圧あるいは第2ソース電圧を前記メモリセルに対応する前記ソース線毎に同時に供給するソース電圧供給回路と、
    前記ソース電圧供給回路からの前記第1および第2ソース電圧の供給が維持された状態で、前記ワード線に対して、イレース時に対応する第1制御電圧およびプログラム時に対応する第2制御電圧を順次選択して供給するワード線ドライバとを備えることを特徴とする不揮発性メモリ。
  2. 前記ワード線には、読み出し時に基準となる電流を生成するための互いに相補なデータが書き込まれる一対の基準セルが接続されることを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ。
  3. 前記一対の基準セルには互いに分離されたソース線がそれぞれ接続され、
    前記一対の基準セルの各々に異なる書き換えデータとして該基準セル毎に対応してイレースあるいはプログラムデータを取り込み、該イレースあるいはプログラムデータに対応する第1ソース電圧あるいは第2ソース電圧を前記基準セルに対応する前記ソース線毎に同時に供給するソース電圧供給回路を備えることを特徴とする請求項2記載の不揮発性メモリ。
  4. 前記ソース電圧供給回路には、書き換えアドレスに基づいて生成されるデコード信号に応答して前記書き換えデータをラッチするラッチ回路が備えられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の不揮発性メモリ。
  5. 前記一対の基準セルからデータを読み出し、その読み出したデータに基づいて前記一対の基準セルの書き換えデータを生成するリファレンス制御回路を備えることを特徴とする請求項2乃至の何れか一項記載の不揮発性メモリ。
  6. 前記リファレンス制御回路は、
    前記複数のメモリセルの書き換え時に、それに先立って前記一対の基準セルからデータを読み出し、その読み出したデータの極性を判定して極性信号を出力する基準セル読出回路と、
    前記極性信号に基づいて、前記一対の基準セルに現在書き込まれているデータとそれぞれ逆の極性となるように、次に書き込むべき書き換えデータを生成する基準セル書込データ発生回路と
    を備えることを特徴とする請求項5記載の不揮発性メモリ。
  7. 前記一対の基準セルのデータは、前記複数のメモリセルの書き換え毎に書き換えられることを特徴とする請求項2、3、5、または6の何れか一項記載の不揮発性メモリ。
  8. 前記ワード線ドライバは、
    前記イレース時に前記第1制御電圧を出力する第1トランジスタと、
    前記プログラム時に前記第2制御電圧を出力する第2トランジスタと、
    前記イレース時に前記第1トランジスタのゲートに該第1トランジスタの耐圧を超えないゲート電圧を供給する信号生成回路と
    を備えることを特徴とする請求項記載の不揮発性メモリ。
  9. 同一のワード線に複数のメモリセルが接続され、前記ワード線方向のメモリセル毎に互いに分離されたソース線が接続される不揮発性メモリの書き換え方法であって、
    前記複数のメモリセルの各々に対する異なる書き換えデータとして、前記ソース線毎に 、イレースあるいはプログラムデータに応じて第1ソース電圧あるいは第2ソース電圧を同時に供給する第1のステップと、
    前記第1のステップで前記ソース線に供給した電圧を維持したまま、前記ワード線にイレース時に対応する第1制御電圧を供給する第2のステップと、
    前記第1のステップで各ソース線に供給した電圧を維持したまま、前記第2のステップの後に、前記ワード線にプログラム時に対応する第2制御電圧を供給する第3のステップと
    を含むことを特徴とする不揮発性メモリの書き換え方法。
JP2002370278A 2002-12-20 2002-12-20 不揮発性メモリ及びその書き換え方法 Expired - Fee Related JP3914869B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002370278A JP3914869B2 (ja) 2002-12-20 2002-12-20 不揮発性メモリ及びその書き換え方法
CN200380100721.XA CN1692450B (zh) 2002-12-20 2003-12-17 非易失性存储器及其写入方法
EP03780825A EP1575056B1 (en) 2002-12-20 2003-12-17 Non-volatile memory and write method thereof
DE60314287T DE60314287T2 (de) 2002-12-20 2003-12-17 Nichtflüchtiger speicher und schreibverfahren dafür
KR1020057004608A KR100757290B1 (ko) 2002-12-20 2003-12-17 비휘발성 메모리 및 그 기록 방법
PCT/JP2003/016157 WO2004057623A1 (ja) 2002-12-20 2003-12-17 不揮発性メモリ及びその書き込み方法
US11/062,662 US7212443B2 (en) 2002-12-20 2005-02-23 Non-volatile memory and write method of the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002370278A JP3914869B2 (ja) 2002-12-20 2002-12-20 不揮発性メモリ及びその書き換え方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004199837A JP2004199837A (ja) 2004-07-15
JP3914869B2 true JP3914869B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=32677160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002370278A Expired - Fee Related JP3914869B2 (ja) 2002-12-20 2002-12-20 不揮発性メモリ及びその書き換え方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7212443B2 (ja)
EP (1) EP1575056B1 (ja)
JP (1) JP3914869B2 (ja)
KR (1) KR100757290B1 (ja)
CN (1) CN1692450B (ja)
DE (1) DE60314287T2 (ja)
WO (1) WO2004057623A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20042462A1 (it) * 2004-12-23 2005-03-23 St Microelectronics Srl Memoria ausiliare
US7471570B2 (en) * 2005-09-19 2008-12-30 Texas Instruments Incorporated Embedded EEPROM array techniques for higher density
KR100856292B1 (ko) 2006-09-29 2008-09-03 주식회사 하이닉스반도체 플래시 메모리 소자 및 프로그램 방법
US8320191B2 (en) 2007-08-30 2012-11-27 Infineon Technologies Ag Memory cell arrangement, method for controlling a memory cell, memory array and electronic device
JP5367977B2 (ja) * 2007-12-12 2013-12-11 セイコーインスツル株式会社 不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法と読み出し方法
JP5136328B2 (ja) 2008-09-26 2013-02-06 富士通セミコンダクター株式会社 半導体メモリ、半導体メモリの動作方法およびシステム
KR101083302B1 (ko) * 2009-05-13 2011-11-15 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 장치
TWI445051B (zh) * 2011-06-28 2014-07-11 Univ Nat Chiao Tung 半導體裝置及其操作方法與應用電路
JP5556873B2 (ja) * 2012-10-19 2014-07-23 株式会社フローディア 不揮発性半導体記憶装置
CN107993685A (zh) * 2018-01-12 2018-05-04 厦门理工学院 一种用于阻变存储器的双参考源的自调谐写驱动电路
US10971213B1 (en) * 2019-09-24 2021-04-06 Macronix International Co., Ltd. Data sensing device and data sensing method thereof
JP2021064731A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 キオクシア株式会社 半導体記憶装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6276098A (ja) * 1985-09-30 1987-04-08 Toshiba Corp センスアンプ回路
US5844842A (en) * 1989-02-06 1998-12-01 Hitachi, Ltd. Nonvolatile semiconductor memory device
JPH05342892A (ja) 1992-06-09 1993-12-24 Fujitsu Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JPH0612884A (ja) * 1992-06-30 1994-01-21 Nec Corp 連想記憶装置
US5418743A (en) * 1992-12-07 1995-05-23 Nippon Steel Corporation Method of writing into non-volatile semiconductor memory
JPH06251594A (ja) 1993-03-02 1994-09-09 Oki Micro Design Miyazaki:Kk 半導体記憶装置
JPH07201191A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Toshiba Corp 不揮発性半導体メモリ装置
JP3739102B2 (ja) * 1994-07-07 2006-01-25 富士通株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP3610621B2 (ja) * 1994-11-11 2005-01-19 ソニー株式会社 不揮発性半導体メモリ装置
JPH08190796A (ja) * 1995-01-09 1996-07-23 Mitsubishi Denki Semiconductor Software Kk データリフレッシュ機能を有するフラッシュメモリ及びフラッシュメモリのデータリフレッシュ方法
JP3204119B2 (ja) * 1996-09-30 2001-09-04 日本電気株式会社 不揮発性半導体メモリおよびそのデータ書込方法
JP3378879B2 (ja) 1997-12-10 2003-02-17 松下電器産業株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法
KR100386611B1 (ko) * 2000-05-08 2003-06-02 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 셀의 어레이와 그를 이용한 데이터프로그램방법과 소거방법
JP2003124362A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004057623A1 (ja) 2004-07-08
EP1575056A4 (en) 2006-06-07
EP1575056B1 (en) 2007-06-06
CN1692450A (zh) 2005-11-02
EP1575056A1 (en) 2005-09-14
DE60314287D1 (de) 2007-07-19
DE60314287T2 (de) 2008-01-31
US7212443B2 (en) 2007-05-01
JP2004199837A (ja) 2004-07-15
US20050141277A1 (en) 2005-06-30
KR100757290B1 (ko) 2007-09-11
KR20050084562A (ko) 2005-08-26
CN1692450B (zh) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8711635B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
US6307807B1 (en) Nonvolatile semiconductor memory
JP3784163B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
US7095657B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device capable of realizing optimized erasing operation in a memory array
JP3886673B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7212443B2 (en) Non-volatile memory and write method of the same
JP2001118390A (ja) 多ビット情報を記録する不揮発性メモリ回路
JP4249352B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3662725B2 (ja) 単一ビットセル及び多量ビットセル動作の同時的な遂行が可能な不揮発性半導体メモリ装置
JP4698605B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の制御方法
KR950011725B1 (ko) 안정도를 증가시키고 1-비트 동작을 가능케하는 eeprom셀, 더미 셀 및 감지회로를 갖는 불휘발성 반도체 기억장치
JPH1196776A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JPH11134879A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH09293387A (ja) 半導体メモリ
JP2011070712A (ja) Nand型フラッシュメモリ
JP4012144B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4136646B2 (ja) 半導体記憶装置及びその制御方法
JP3263636B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP4067956B2 (ja) 不揮発性メモリの制御方法及び不揮発性メモリ
JP2815077B2 (ja) 半導体不揮発性記憶装置の使用方法
JP3454661B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP3529965B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH10134587A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3639415B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JPH1196782A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees