JPH0815647B2 - エンジンブロツクの鋳造装置 - Google Patents
エンジンブロツクの鋳造装置Info
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- JPH0815647B2 JPH0815647B2 JP2168252A JP16825290A JPH0815647B2 JP H0815647 B2 JPH0815647 B2 JP H0815647B2 JP 2168252 A JP2168252 A JP 2168252A JP 16825290 A JP16825290 A JP 16825290A JP H0815647 B2 JPH0815647 B2 JP H0815647B2
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- mandrel
- slide
- sand core
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- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D7/00—Casting ingots, e.g. from ferrous metals
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/108—Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/22—Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
- B22D17/24—Accessories for locating and holding cores or inserts
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/0009—Cylinders, pistons
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/104—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using an open deck, i.e. the water jacket is open at the block top face
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- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば直列に並んでいる複数個のシリンダを備
えたシリンダブロックを、シリンダ内孔に嵌合されるシ
リンダライナをインサートして鋳造するエンジンブロッ
クの鋳造装置に関するものである。
えたシリンダブロックを、シリンダ内孔に嵌合されるシ
リンダライナをインサートして鋳造するエンジンブロッ
クの鋳造装置に関するものである。
この種のエンジンブロックの鋳造装置としては例えば
特開昭61−180661号公報に開示されているものがある。
この鋳造装置は、固定盤上に固定された下金型を備えて
いて、この下金型の上方には、可動盤に支持されて型締
シリンダにより可動盤とともに昇降する上金型が配設さ
れており、これら上金型と下金型との間には、周方向に
例えば２分割され開閉シリンダにより放射水平方向に移
動して開閉する複数個のスライド金型が、下金型側に支
持されて設けられている。閉鎖されるスライド金型の接
合部には、断面半円形の短い蒲鉾状に形成されて下金型
の長手方向に並列する複数個のブロックが下金型から突
設されており、また、スライド金型側には、その閉鎖時
に上記ブロックとの間でクランクケース相当のキャビテ
ィを形成する円弧部がスライド金型の下半部に設けられ
ている。さらに、前記ブロックの上端から例えば４個の
円筒部を直列状に連接してなる崩壊性の砂中子がブロッ
ク側に支持されて上方へ突設されており、また前記上金
型からは、円柱状に形成されて外周部にシリンダライナ
が嵌合された４個の円柱部材が、砂中子の各円筒部に対
応して垂下されている。さらに、下金型に設けられて射
出スリーブと連通する固定スリーブは、前記クランクケ
ース相当のキャビティ、および上金型とスライド金型と
の型締時に砂中子の両側に形成されるキャビティに連通
されている。また、下金型には押出シリンダにより前記
ブロックのピン穴から上方へ突出する複数個の押出ピン
が設けられている。
特開昭61−180661号公報に開示されているものがある。
この鋳造装置は、固定盤上に固定された下金型を備えて
いて、この下金型の上方には、可動盤に支持されて型締
シリンダにより可動盤とともに昇降する上金型が配設さ
れており、これら上金型と下金型との間には、周方向に
例えば２分割され開閉シリンダにより放射水平方向に移
動して開閉する複数個のスライド金型が、下金型側に支
持されて設けられている。閉鎖されるスライド金型の接
合部には、断面半円形の短い蒲鉾状に形成されて下金型
の長手方向に並列する複数個のブロックが下金型から突
設されており、また、スライド金型側には、その閉鎖時
に上記ブロックとの間でクランクケース相当のキャビテ
ィを形成する円弧部がスライド金型の下半部に設けられ
ている。さらに、前記ブロックの上端から例えば４個の
円筒部を直列状に連接してなる崩壊性の砂中子がブロッ
ク側に支持されて上方へ突設されており、また前記上金
型からは、円柱状に形成されて外周部にシリンダライナ
が嵌合された４個の円柱部材が、砂中子の各円筒部に対
応して垂下されている。さらに、下金型に設けられて射
出スリーブと連通する固定スリーブは、前記クランクケ
ース相当のキャビティ、および上金型とスライド金型と
の型締時に砂中子の両側に形成されるキャビティに連通
されている。また、下金型には押出シリンダにより前記
ブロックのピン穴から上方へ突出する複数個の押出ピン
が設けられている。
このように構成されていることにより、型締シリンダ
で上金型を下降させて下金型に対し型締すると、上金型
から垂下された４個の円柱部材が、シリンダライナとと
もに砂中子の各円筒部内へ係入される。そこで溶湯が注
入された射出スリーブを固定スリーブにあらかじめ接合
させておいた状態で溶湯を射出すると、固定スリーブと
連通するクランクケース相当のキャビティと、砂中子の
両面に接するキャビティ内とに溶湯が充填され、これが
固化するので、上金型とスライド金型とを開いたのち押
出ピンを突出させると、キャビティ内で固化した製品す
なわちエンジンブロックが押し出され、金型外へ取出さ
れる。このあと、鋳造品であるエンジンブロック内の砂
中子を崩壊すると、この砂中入がばらばらになった状態
で取出され、空間部としての冷却水循環用ジャケットが
形成される。
で上金型を下降させて下金型に対し型締すると、上金型
から垂下された４個の円柱部材が、シリンダライナとと
もに砂中子の各円筒部内へ係入される。そこで溶湯が注
入された射出スリーブを固定スリーブにあらかじめ接合
させておいた状態で溶湯を射出すると、固定スリーブと
連通するクランクケース相当のキャビティと、砂中子の
両面に接するキャビティ内とに溶湯が充填され、これが
固化するので、上金型とスライド金型とを開いたのち押
出ピンを突出させると、キャビティ内で固化した製品す
なわちエンジンブロックが押し出され、金型外へ取出さ
れる。このあと、鋳造品であるエンジンブロック内の砂
中子を崩壊すると、この砂中入がばらばらになった状態
で取出され、空間部としての冷却水循環用ジャケットが
形成される。
しかしながら、このような従来におけるエンジンブロ
ックの鋳造装置は、上記のようにスライド金型が下金型
側に支持されており、スライド金型が、高温の溶湯が射
出される鋳込側に近い下金型の上面に摺接して水平方向
に進退するものであるために、溶湯がスライド金型と下
金型とのすき間に侵入してばりになり易く、このばりが
除去しにくいので、スライド金型が動かなくなって、鋳
込作業を妨げるばかりでなく、すき間に入った溶湯が金
型外へ吹き出し、射出溶湯量が不足して製品の品質が低
下するという問題がある。
ックの鋳造装置は、上記のようにスライド金型が下金型
側に支持されており、スライド金型が、高温の溶湯が射
出される鋳込側に近い下金型の上面に摺接して水平方向
に進退するものであるために、溶湯がスライド金型と下
金型とのすき間に侵入してばりになり易く、このばりが
除去しにくいので、スライド金型が動かなくなって、鋳
込作業を妨げるばかりでなく、すき間に入った溶湯が金
型外へ吹き出し、射出溶湯量が不足して製品の品質が低
下するという問題がある。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、スラ
イド金型の開閉を円滑にしかつキャビティ各箇所への溶
湯の射出を均一に行うことを可能にしたエンジンブロッ
クの鋳造装置を提供することを目的としている。
イド金型の開閉を円滑にしかつキャビティ各箇所への溶
湯の射出を均一に行うことを可能にしたエンジンブロッ
クの鋳造装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために本発明に係るエンジ
ンブロックの鋳造装置は、固定状の下金型と可動状の上
金型との間に位置して周方向に複数分割され水平放射方
向に開閉駆動されるスライド金型を上金型に支持させ、
この上金型の下面に挿入した位置決めピンの外周面に嵌
着保持手段を介して嵌着自在に取付けられるマンドレル
を備え、かつこのマンドレルの上端根本部に形成した外
向きのリング状フランジ部に、崩壊性砂中子をその上端
根本部に内向きに設けたフックを乗せて保持させるとと
もに、前記マンドレルの本体外周面に嵌着保持手段を介
してシリンダライナを嵌着自在に設けることにより、こ
れらの砂中子とシリンダライナとを、スライド金型の閉
鎖時における接合部にインサートさせた状態でマンドレ
ルと位置決めピンによって上金型側に支持させさ、らに
溶湯供給用スリーブを、下金型が上方の金型と直接接合
する面部に開口させるように構成している。
ンブロックの鋳造装置は、固定状の下金型と可動状の上
金型との間に位置して周方向に複数分割され水平放射方
向に開閉駆動されるスライド金型を上金型に支持させ、
この上金型の下面に挿入した位置決めピンの外周面に嵌
着保持手段を介して嵌着自在に取付けられるマンドレル
を備え、かつこのマンドレルの上端根本部に形成した外
向きのリング状フランジ部に、崩壊性砂中子をその上端
根本部に内向きに設けたフックを乗せて保持させるとと
もに、前記マンドレルの本体外周面に嵌着保持手段を介
してシリンダライナを嵌着自在に設けることにより、こ
れらの砂中子とシリンダライナとを、スライド金型の閉
鎖時における接合部にインサートさせた状態でマンドレ
ルと位置決めピンによって上金型側に支持させさ、らに
溶湯供給用スリーブを、下金型が上方の金型と直接接合
する面部に開口させるように構成している。
本発明によれば、上金型、スライド金型の型開状態で
上金型から垂下した複数本の位置決めピンに嵌着保持手
段を介して嵌着保持する複数個のマンドレルの上端の外
向きフランジ部に、砂中子を上端の内向きフックにより
支持させ、かつ各マンドレルの外側に嵌着保持手段を介
してシリンダライナを嵌着保持させた状態で上金型側に
設置した後、スライド金型を締め、型締シリンダで上金
型を下降させて下金型に対し型締すると、上金型から垂
下した位置決めピンに嵌着しているマンドレルとともに
シリンダライナと砂中子が、下金型と降下されたスライ
ド金型とで形成された各円筒部材へ係入される。そこで
溶湯が注入された射出スリーブを固定スリーブに接合し
て溶湯を射出すると、固定スリーブと連通するクランク
ケース相当のキャビティと、砂中子の両面に接するキャ
ビティ内とに溶湯が充填され、シリンダライナがインサ
ートされた状態で固化するので、上金型を上昇させて型
開すると、スライド金型と砂中子および固化した製品が
上金型とともに上昇する。そこでスライド金型を開いた
のち、押出ピンを突出させると、キャビティ内で固化し
た製品すなわちエンジンブロックが押し出される。この
あと砂中子を振動等によって崩壊させると、この砂中子
が取出され、空間部としての冷却水循環溶ジャケットが
形成される。
上金型から垂下した複数本の位置決めピンに嵌着保持手
段を介して嵌着保持する複数個のマンドレルの上端の外
向きフランジ部に、砂中子を上端の内向きフックにより
支持させ、かつ各マンドレルの外側に嵌着保持手段を介
してシリンダライナを嵌着保持させた状態で上金型側に
設置した後、スライド金型を締め、型締シリンダで上金
型を下降させて下金型に対し型締すると、上金型から垂
下した位置決めピンに嵌着しているマンドレルとともに
シリンダライナと砂中子が、下金型と降下されたスライ
ド金型とで形成された各円筒部材へ係入される。そこで
溶湯が注入された射出スリーブを固定スリーブに接合し
て溶湯を射出すると、固定スリーブと連通するクランク
ケース相当のキャビティと、砂中子の両面に接するキャ
ビティ内とに溶湯が充填され、シリンダライナがインサ
ートされた状態で固化するので、上金型を上昇させて型
開すると、スライド金型と砂中子および固化した製品が
上金型とともに上昇する。そこでスライド金型を開いた
のち、押出ピンを突出させると、キャビティ内で固化し
た製品すなわちエンジンブロックが押し出される。この
あと砂中子を振動等によって崩壊させると、この砂中子
が取出され、空間部としての冷却水循環溶ジャケットが
形成される。
このような鋳造動作においては、スライド金型と砂中
子とが、比較的低温の溶湯が接する上金型に支持されて
いるので、溶湯が上金型とスライド金型との間の金型分
割面に入りにくく、したがってばりを噛んだり溶湯が金
型外へ吹出したりすることがない。
子とが、比較的低温の溶湯が接する上金型に支持されて
いるので、溶湯が上金型とスライド金型との間の金型分
割面に入りにくく、したがってばりを噛んだり溶湯が金
型外へ吹出したりすることがない。
また、溶湯が、下金型とスライド金型との間の金型分
割面に入り、それが固化してバリになっても、型開のと
き、スライド金型は上金型や製品とともに上昇し、下金
型から大きく離れるので、このバリは製品と一体になっ
て上昇するので容易に取出せる。また、仮に、この部分
のバリが部分的に切れて下金型の上に残っても、型開時
には、バリは下金型の上面で空中にさらされているの
で、エアブロー等によって容易に取りのぞくことができ
る。
割面に入り、それが固化してバリになっても、型開のと
き、スライド金型は上金型や製品とともに上昇し、下金
型から大きく離れるので、このバリは製品と一体になっ
て上昇するので容易に取出せる。また、仮に、この部分
のバリが部分的に切れて下金型の上に残っても、型開時
には、バリは下金型の上面で空中にさらされているの
で、エアブロー等によって容易に取りのぞくことができ
る。
第１図ないし第６図は本発明に係るエンジンブロック
の鋳造装置の実施例を示し、第１図はその長手方向の縦
断面図、第２図は同じく幅方向の縦断面図、第３図は砂
中子の斜視図、第４図はエンジンブロックの横断面図、
第５図はエンジンブロックの平面図、第６図（ａ）〜
（ｅ）は鋳造動作を説明するために示す鋳造装置の縦断
面図である。これらの図において、鋳造装置は幾台ベー
ス上に固定された固定盤１と、この固定盤１の上方に位
置し図示しない型締シリンダに駆動されて昇降する可動
盤２とを備えていて、固定盤１には、横長直方形状に形
成された固定金型３が固定されており，また、可動盤２
には、下金型３と対向する横長直方形状に形成された上
金型４が一対のスペーサ５を介して固定されている。こ
のうちの下金型３には凹陥部3aが設けられており、この
凹陥部3aの中央部には、断面が半円形の短い蒲鉾状に形
成された複数個、本実施例では４個のブロック3bが下金
型３の長手方向に並列されている。また、下金型３のス
リーブ取付孔3cには、鍔付き円筒状に形成された溶湯供
給用スリーブとしての固定スリーブ６が嵌着されてお
り、この固定スリーブ６の上端部は、下金型３とその上
方のスライド金型9A,9B（後述）とが直接接合される面
部に開口し、第１図における左右方向の中央部に位置し
て設けられている。７は図示しない射出シリンダに支持
された円筒状の射出スリーブであって、第６図（ａ）の
下部に実線と鎖線とで示すように起立，傾動自在に形成
されており、傾動状態で溶湯８が注入された射出スリー
ブ７は、起立後上昇して固定スリーブ６に接合されるよ
うに構成されている。
の鋳造装置の実施例を示し、第１図はその長手方向の縦
断面図、第２図は同じく幅方向の縦断面図、第３図は砂
中子の斜視図、第４図はエンジンブロックの横断面図、
第５図はエンジンブロックの平面図、第６図（ａ）〜
（ｅ）は鋳造動作を説明するために示す鋳造装置の縦断
面図である。これらの図において、鋳造装置は幾台ベー
ス上に固定された固定盤１と、この固定盤１の上方に位
置し図示しない型締シリンダに駆動されて昇降する可動
盤２とを備えていて、固定盤１には、横長直方形状に形
成された固定金型３が固定されており，また、可動盤２
には、下金型３と対向する横長直方形状に形成された上
金型４が一対のスペーサ５を介して固定されている。こ
のうちの下金型３には凹陥部3aが設けられており、この
凹陥部3aの中央部には、断面が半円形の短い蒲鉾状に形
成された複数個、本実施例では４個のブロック3bが下金
型３の長手方向に並列されている。また、下金型３のス
リーブ取付孔3cには、鍔付き円筒状に形成された溶湯供
給用スリーブとしての固定スリーブ６が嵌着されてお
り、この固定スリーブ６の上端部は、下金型３とその上
方のスライド金型9A,9B（後述）とが直接接合される面
部に開口し、第１図における左右方向の中央部に位置し
て設けられている。７は図示しない射出シリンダに支持
された円筒状の射出スリーブであって、第６図（ａ）の
下部に実線と鎖線とで示すように起立，傾動自在に形成
されており、傾動状態で溶湯８が注入された射出スリー
ブ７は、起立後上昇して固定スリーブ６に接合されるよ
うに構成されている。
このように構成された下金型３と、上金型４との間に
は、これら両金型3,4よりも短い本実施例では周方向に
２分割された２個のスライド金型9A,9Bが，上金型４側
に支持されて配設されており、これら両スライド金型9
A,9Bは図示しない開閉シリンダにより互いに相反する水
平放射方向に移動して開閉されるように構成されてい
る。これら２個のスライド金型9A,9Bの下端外周部に
は、第１図および第６図（ａ）〜（ｅ）に示すように、
テーパ状の縦面を有する切欠部9cが設けられており、型
締時には、この切欠部9cが、下金型３の外周部に設けた
テーパ状の縦面を内面に有する凹陥部3aに係合して位置
決めされるようになっている。これら２個のスライド金
型9A,9Bの下半対向部には、その閉鎖時に下金型３の前
記ブロック3bとの間で第６図（ｂ）に示すクランクケー
ス相当のキャビティ10を形成させる円弧部9aが設けられ
ており、またスライド金型9A,9Bの上半対向部には、そ
の閉鎖時に第４図にハッチングして示すような外形形状
のキャビティ11を形成させる対向面9bが設けられてい
る。
は、これら両金型3,4よりも短い本実施例では周方向に
２分割された２個のスライド金型9A,9Bが，上金型４側
に支持されて配設されており、これら両スライド金型9
A,9Bは図示しない開閉シリンダにより互いに相反する水
平放射方向に移動して開閉されるように構成されてい
る。これら２個のスライド金型9A,9Bの下端外周部に
は、第１図および第６図（ａ）〜（ｅ）に示すように、
テーパ状の縦面を有する切欠部9cが設けられており、型
締時には、この切欠部9cが、下金型３の外周部に設けた
テーパ状の縦面を内面に有する凹陥部3aに係合して位置
決めされるようになっている。これら２個のスライド金
型9A,9Bの下半対向部には、その閉鎖時に下金型３の前
記ブロック3bとの間で第６図（ｂ）に示すクランクケー
ス相当のキャビティ10を形成させる円弧部9aが設けられ
ており、またスライド金型9A,9Bの上半対向部には、そ
の閉鎖時に第４図にハッチングして示すような外形形状
のキャビティ11を形成させる対向面9bが設けられてい
る。
そして、型締時におけるキャビティ11内には、第３図
に斜視図で示す崩壊性の砂中子12が、上金型４側に支持
されて設置されている。この砂中子12は、円筒状に形成
されて直列状に接合された４個のシリンダ相当部12a
と、このシリンダ相当部12aから上方とそれに続く内側
へ突出しており複数個のマンドレル14の上端つば部によ
って保持される保持部フック12bと、シリンダ相当部12a
から下方へ突出する複数個の砂中子保持部としての突起
12cとで一体形成されている。上金型４のピン孔4aに挿
入固定されて下方へ突出された位置決めピン13には、有
底円筒状に形成されたマンドレル14が着脱自在に嵌合さ
れており、このマンドレル14は、その上端部に前記フッ
ク12bを引っ掛けることにより脱落を規制されて支持さ
れている。このマンドレル14と位置決めピン13との間に
は、拡張力を蓄積されて位置決めピン13側のリング溝と
係合しマンドレル14に対する位置決めピン13の軸線方向
への移動を規制する嵌着保持手段として例示する止めリ
ング15が介装されており、また、マンドレル14の外周面
には、成形時にインサートされる円筒状のシリンダライ
ナ16が、拡張力を蓄積された嵌着保持手段として例示す
る止めリング17により軸線方向への移動を規制されて嵌
装されている。第２図において、13aは位置決めピン13
の中心部を貫通するエア通路であって、図示しない吸気
エア源に接続されており、位置決めピン13下端とマンド
レル14の底板との間に形成された空間部内および位置決
めピン13の外周面とマンドレル14の内周面との間のエア
を吸引して位置決めピン13にマンドレル14の保持力を付
与するように構成されている。なお、このエア通路13a
を設けた場合には、止めリング15を設ける必要がない。
なお、マンドレル14の内周面に止めリング15を設けた場
合は、マンドレル14を位置決めピン13に下方からはめ込
むとき、マンドレル14の内周面よりも若干内側に出てい
る止めリング15の内周上面部が位置決めピン13の下端外
周面部のテーパ面に当るので、この時のわずかなショッ
クによって、マンドレル14の外周に止めリング17の作用
で保持しておいたシリンダライナ16が落下することがあ
る。しかし、このように、位置決めピン13の内部を通し
て真空吸引すれば、止めリング15を設ける必要がないの
で、マンドレル14を位置決めピン13の外周部にはめ込む
ときに、ショックが発生することがなく、その結果、シ
リンダライナ16がショックのためにマンドレル14の外周
面から滑り落ちることもなく、かつ、マンドレル14を位
置決めピン13の外周部に確実容易に保持することもでき
る。そして砂中子12は、前記フック12bをマンドレル14
に引っ掛けることにより脱落を規制されて支持されてい
る。こうすることによりキャビティ11は砂中子12によっ
て内外に隔成されている。そして、キャビティ10,11は
ゲート18によって固定スリーブ６の内孔と連通されてい
る。
に斜視図で示す崩壊性の砂中子12が、上金型４側に支持
されて設置されている。この砂中子12は、円筒状に形成
されて直列状に接合された４個のシリンダ相当部12a
と、このシリンダ相当部12aから上方とそれに続く内側
へ突出しており複数個のマンドレル14の上端つば部によ
って保持される保持部フック12bと、シリンダ相当部12a
から下方へ突出する複数個の砂中子保持部としての突起
12cとで一体形成されている。上金型４のピン孔4aに挿
入固定されて下方へ突出された位置決めピン13には、有
底円筒状に形成されたマンドレル14が着脱自在に嵌合さ
れており、このマンドレル14は、その上端部に前記フッ
ク12bを引っ掛けることにより脱落を規制されて支持さ
れている。このマンドレル14と位置決めピン13との間に
は、拡張力を蓄積されて位置決めピン13側のリング溝と
係合しマンドレル14に対する位置決めピン13の軸線方向
への移動を規制する嵌着保持手段として例示する止めリ
ング15が介装されており、また、マンドレル14の外周面
には、成形時にインサートされる円筒状のシリンダライ
ナ16が、拡張力を蓄積された嵌着保持手段として例示す
る止めリング17により軸線方向への移動を規制されて嵌
装されている。第２図において、13aは位置決めピン13
の中心部を貫通するエア通路であって、図示しない吸気
エア源に接続されており、位置決めピン13下端とマンド
レル14の底板との間に形成された空間部内および位置決
めピン13の外周面とマンドレル14の内周面との間のエア
を吸引して位置決めピン13にマンドレル14の保持力を付
与するように構成されている。なお、このエア通路13a
を設けた場合には、止めリング15を設ける必要がない。
なお、マンドレル14の内周面に止めリング15を設けた場
合は、マンドレル14を位置決めピン13に下方からはめ込
むとき、マンドレル14の内周面よりも若干内側に出てい
る止めリング15の内周上面部が位置決めピン13の下端外
周面部のテーパ面に当るので、この時のわずかなショッ
クによって、マンドレル14の外周に止めリング17の作用
で保持しておいたシリンダライナ16が落下することがあ
る。しかし、このように、位置決めピン13の内部を通し
て真空吸引すれば、止めリング15を設ける必要がないの
で、マンドレル14を位置決めピン13の外周部にはめ込む
ときに、ショックが発生することがなく、その結果、シ
リンダライナ16がショックのためにマンドレル14の外周
面から滑り落ちることもなく、かつ、マンドレル14を位
置決めピン13の外周部に確実容易に保持することもでき
る。そして砂中子12は、前記フック12bをマンドレル14
に引っ掛けることにより脱落を規制されて支持されてい
る。こうすることによりキャビティ11は砂中子12によっ
て内外に隔成されている。そして、キャビティ10,11は
ゲート18によって固定スリーブ６の内孔と連通されてい
る。
19はスペーサ５により形成された空間部に位置してピ
ストン20に支持された２枚の押出板であって、これに基
端を支持された押出ピン21は上金型の４のピン孔4bに摺
動自在に挿入されており、図示しない押出シリンダでピ
ストン20を介して押出板19を下降させることにより、押
出ピン21が下降し、キャビティ10,11内で溶湯８が固化
して形成された製品としてのエンジンブロックを押出す
ように構成されている。22は射出シリンダにより射出ス
リーブ７と固定スリーブ６内で前進して溶湯８を射出す
るプランジャチップである。
ストン20に支持された２枚の押出板であって、これに基
端を支持された押出ピン21は上金型の４のピン孔4bに摺
動自在に挿入されており、図示しない押出シリンダでピ
ストン20を介して押出板19を下降させることにより、押
出ピン21が下降し、キャビティ10,11内で溶湯８が固化
して形成された製品としてのエンジンブロックを押出す
ように構成されている。22は射出シリンダにより射出ス
リーブ７と固定スリーブ６内で前進して溶湯８を射出す
るプランジャチップである。
以上のように構成されたエンジンブロックの鋳造装置
による鋳造動作を説明する。第６図（ａ）に示すように
上金型４が型開きされかつスライド金型9A,9Bが開かれ
た状態で、シリンダライナ16が嵌装されたマンドレル14
に砂中子12を支持させ、このマンドレル14を位置決めピ
ン13に嵌装して上金型４側に支持させたのち、開閉シリ
ンダによりスライド金型9A,9Bを閉じ、型締シリンダに
より上金型４を下降させて型締めする。そして、傾動状
態の射出スリーブ７に溶湯８を注入したのち、射出スリ
ーブ７を起立，上昇させて固定スリーブ６に接合する。
第６図（ｂ）はこの状態を示している。そこで第６図
（ｃ）に示すようにプランジャチップ22を前進させる
と、射出スリーブ７内の溶湯８は、固定スリーブ６とゲ
ート18とを経てキャビティ10,11内へ射出される。この
場合の溶湯８はクランクケース相当部としてのキャビテ
ィ10内と、シリンダライナ16外方のキャビティ11のうち
の砂中子12を除く箇所に射出され、シリンダライナ16が
インサートされた状態で鋳込まれる。この射出に際し、
スライド金型9A,9Bと下金型３とのすき間開口部は、固
定スリーブ６に近く、高温の溶湯８が通過するので、こ
の溶湯８が侵入することもあるが、型開時に開放される
ので、ばりができてもブローで飛ばし易く、問題がな
い。そして、上金型４とスライド金型9A、9Bとのすき間
開口部は、射出シリンダ６から遠く、ここを通過する溶
湯８は比較的低温であるから、このすき間へ侵入するそ
れが少ない。
による鋳造動作を説明する。第６図（ａ）に示すように
上金型４が型開きされかつスライド金型9A,9Bが開かれ
た状態で、シリンダライナ16が嵌装されたマンドレル14
に砂中子12を支持させ、このマンドレル14を位置決めピ
ン13に嵌装して上金型４側に支持させたのち、開閉シリ
ンダによりスライド金型9A,9Bを閉じ、型締シリンダに
より上金型４を下降させて型締めする。そして、傾動状
態の射出スリーブ７に溶湯８を注入したのち、射出スリ
ーブ７を起立，上昇させて固定スリーブ６に接合する。
第６図（ｂ）はこの状態を示している。そこで第６図
（ｃ）に示すようにプランジャチップ22を前進させる
と、射出スリーブ７内の溶湯８は、固定スリーブ６とゲ
ート18とを経てキャビティ10,11内へ射出される。この
場合の溶湯８はクランクケース相当部としてのキャビテ
ィ10内と、シリンダライナ16外方のキャビティ11のうち
の砂中子12を除く箇所に射出され、シリンダライナ16が
インサートされた状態で鋳込まれる。この射出に際し、
スライド金型9A,9Bと下金型３とのすき間開口部は、固
定スリーブ６に近く、高温の溶湯８が通過するので、こ
の溶湯８が侵入することもあるが、型開時に開放される
ので、ばりができてもブローで飛ばし易く、問題がな
い。そして、上金型４とスライド金型9A、9Bとのすき間
開口部は、射出シリンダ６から遠く、ここを通過する溶
湯８は比較的低温であるから、このすき間へ侵入するそ
れが少ない。
キャビティ10,11内の溶湯８が固化して冷却される
と、型締シリンダにより可動盤２が上金型４とともに上
昇するが、この場合、上金型４に支持されたスライド金
型9A,9Bも溶湯の固化物としての製品を伴って上昇す
る。第６図（ｄ）はこの状態を示している。そこで第６
図（ｅ）に示すようにスライド金型9A,9Bを開いたの
ち、押出シリンダでピストン20を下降させると、押出板
19が押出ピン21を伴って下降するので、製品30が押出ピ
ン21と位置決めピン13とを残して押出される。前述した
ように、上金型４とスライド金型9A,9Bとのすき間に溶
湯が侵入していないので、スライド金型9A,9Bの移動が
円滑に行われる。
と、型締シリンダにより可動盤２が上金型４とともに上
昇するが、この場合、上金型４に支持されたスライド金
型9A,9Bも溶湯の固化物としての製品を伴って上昇す
る。第６図（ｄ）はこの状態を示している。そこで第６
図（ｅ）に示すようにスライド金型9A,9Bを開いたの
ち、押出シリンダでピストン20を下降させると、押出板
19が押出ピン21を伴って下降するので、製品30が押出ピ
ン21と位置決めピン13とを残して押出される。前述した
ように、上金型４とスライド金型9A,9Bとのすき間に溶
湯が侵入していないので、スライド金型9A,9Bの移動が
円滑に行われる。
押出された製品30を機外へ取出したのち、マンドレル
14を取外し、砂中子12を振動等によって崩壊させること
により、砂中子12が取出された結果形成された冷却水循
環用のジャケットを有しかつシリンダライナ16がインサ
ートされたエンジンブロックが得られる。
14を取外し、砂中子12を振動等によって崩壊させること
により、砂中子12が取出された結果形成された冷却水循
環用のジャケットを有しかつシリンダライナ16がインサ
ートされたエンジンブロックが得られる。
なお、前記位置決めピン13の外周面にマンドレル14の
内周面を確実に嵌着させるための嵌着保持手段としての
止めリング15や、マンドレル14の外周面にシリンダライ
ナ16の内周面を確実に嵌着させるための嵌着保持手段と
しての止めリング17の代わりに、圧縮コイルばねで押さ
れたボールを設けてもよい。
内周面を確実に嵌着させるための嵌着保持手段としての
止めリング15や、マンドレル14の外周面にシリンダライ
ナ16の内周面を確実に嵌着させるための嵌着保持手段と
しての止めリング17の代わりに、圧縮コイルばねで押さ
れたボールを設けてもよい。
以上の説明により明らかなように本発明においてはエ
ンジンブロックの鋳造装置において、固定状の下金型と
可動状の上金型との間に位置して周方向に複数分割され
水平放射方向に開閉駆動されるスライド金型を上金型に
支持させ、この上金型の下面に挿入した位置決めピンの
外周面に嵌着保持手段を介して嵌着自在に取付けられる
マンドレルを備え、かつこのマンドレルの上端根本部に
形成した外向きのリング状フランジ部に、崩壊性砂中子
をその上端根本部に内向きに設けたフックを乗せて保持
させるとともに、マンドレルの本体外周面に嵌着保持手
段を介してシリンダライナを嵌着自在に設けることによ
り、これらの砂中子とシリンダライナとを、スライド金
型の閉鎖時における接合部にインサートさせた状態でマ
ンドレルと位置決めピンによって上金型側に支持させる
ことにより、比較的低温の溶湯が通過する上金型とスラ
イド金型とのすき間に溶湯が侵入することがなく、型開
後のスライド金型の開閉運動が円滑に行われるので、鋳
造機能が向上するとともに、溶湯が噴出することがなく
安全性が向上する。また溶湯供給用スリーブを、下金型
が上方の金型と直接接合する面部に開口させたことによ
り、溶湯の射出が円滑に行われ製品の品質が向上する。
ンジンブロックの鋳造装置において、固定状の下金型と
可動状の上金型との間に位置して周方向に複数分割され
水平放射方向に開閉駆動されるスライド金型を上金型に
支持させ、この上金型の下面に挿入した位置決めピンの
外周面に嵌着保持手段を介して嵌着自在に取付けられる
マンドレルを備え、かつこのマンドレルの上端根本部に
形成した外向きのリング状フランジ部に、崩壊性砂中子
をその上端根本部に内向きに設けたフックを乗せて保持
させるとともに、マンドレルの本体外周面に嵌着保持手
段を介してシリンダライナを嵌着自在に設けることによ
り、これらの砂中子とシリンダライナとを、スライド金
型の閉鎖時における接合部にインサートさせた状態でマ
ンドレルと位置決めピンによって上金型側に支持させる
ことにより、比較的低温の溶湯が通過する上金型とスラ
イド金型とのすき間に溶湯が侵入することがなく、型開
後のスライド金型の開閉運動が円滑に行われるので、鋳
造機能が向上するとともに、溶湯が噴出することがなく
安全性が向上する。また溶湯供給用スリーブを、下金型
が上方の金型と直接接合する面部に開口させたことによ
り、溶湯の射出が円滑に行われ製品の品質が向上する。
第１図ないし第６図は本発明に係るエンジンブロックの
鋳造装置の実施例を示し、第１図はその長手方向の縦断
面図、第２図は同じく幅方向の縦断面図、第３図は砂中
子の斜視図、第４図はエンジンブロックの横断面図、第
５図はエンジンブロックの平面図、第６図（ａ）〜
（ｅ）は鋳造動作を説明するために示す鋳造装置の縦断
面図である。 １……固定盤、２……可動盤、３……下金型、４……上
金型、６……固定スリーブ、７……射出スリーブ、８…
…溶湯、9A,9B……スライド金型、10,11……キャビテ
ィ、12……砂中子、13……位置決めピン、14……マンド
レル、16……シリンダライナ。
鋳造装置の実施例を示し、第１図はその長手方向の縦断
面図、第２図は同じく幅方向の縦断面図、第３図は砂中
子の斜視図、第４図はエンジンブロックの横断面図、第
５図はエンジンブロックの平面図、第６図（ａ）〜
（ｅ）は鋳造動作を説明するために示す鋳造装置の縦断
面図である。 １……固定盤、２……可動盤、３……下金型、４……上
金型、６……固定スリーブ、７……射出スリーブ、８…
…溶湯、9A,9B……スライド金型、10,11……キャビテ
ィ、12……砂中子、13……位置決めピン、14……マンド
レル、16……シリンダライナ。
Claims (1)
- 【請求項１】固定盤上に固定された下金型と、この下金
型の上方に位置し可動盤に支持されてこの可動盤ととも
に昇降駆動される上金型と、これら上金型と下金型との
間に位置して周方向に複数分割され水平放射方向に開閉
駆動されるスライド金型とを備え、これらのスライド金
型を前記上金型に支持させている鋳造装置であって、 前記上金型の下面に挿入した位置決めピンの外周面に嵌
着保持手段を介して嵌着自在に取付けられるマンドレル
を備え、かつこのマンドレルの上端根本部に形成した外
向きのリング状フランジ部に、崩壊性砂中子を、その上
端根本部に内向きに設けたフックを乗せて保持させると
ともに、前記マンドレルの本体外周面に嵌着保持手段を
介してシリンダライナを嵌着自在に設けることにより、
これらの砂中子とシリンダライナとを、前記スライド金
型の閉鎖時における接合部にインサートさせた状態で、
前記マンドレルと位置決めピンにより前記上金型側に支
持させ、溶湯供給用スリーブを前記下金型が上方の金型
と直接接合する面部に開口させたことを特徴とするエン
ジンブロックの鋳造装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2168252A JPH0815647B2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | エンジンブロツクの鋳造装置 |
| CA002045110A CA2045110C (en) | 1990-06-28 | 1991-06-20 | Method and apparatus for casting engine block |
| US07/721,083 US5178202A (en) | 1990-06-28 | 1991-06-24 | Method and apparatus for casting engine block |
| KR1019910010782A KR940009336B1 (ko) | 1990-06-28 | 1991-06-27 | 엔진 블럭(engine block) 캐스팅(casting) 방법 및 장치 |
| DE69108313T DE69108313T2 (de) | 1990-06-28 | 1991-06-27 | Verfahren und Vorrichtung zum Giessen eines Motorblocks. |
| EP91110699A EP0465947B1 (en) | 1990-06-28 | 1991-06-27 | Method and apparatus for casting engine block |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2168252A JPH0815647B2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | エンジンブロツクの鋳造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0459162A JPH0459162A (ja) | 1992-02-26 |
| JPH0815647B2 true JPH0815647B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=15864568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2168252A Expired - Lifetime JPH0815647B2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | エンジンブロツクの鋳造装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5178202A (ja) |
| EP (1) | EP0465947B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0815647B2 (ja) |
| KR (1) | KR940009336B1 (ja) |
| CA (1) | CA2045110C (ja) |
| DE (1) | DE69108313T2 (ja) |
Families Citing this family (35)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0554575B1 (en) * | 1992-01-06 | 1997-03-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Cylinder block |
| JPH0671409A (ja) * | 1992-08-28 | 1994-03-15 | Ryobi Ltd | 水冷シリンダブロック鋳造用金型 |
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