JPS61180664A - サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の鋳造方法 - Google Patents

サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の鋳造方法

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JPS61180664A
JPS61180664A JP1969685A JP1969685A JPS61180664A JP S61180664 A JPS61180664 A JP S61180664A JP 1969685 A JP1969685 A JP 1969685A JP 1969685 A JP1969685 A JP 1969685A JP S61180664 A JPS61180664 A JP S61180664A
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cylinder
core
cylinder block
molten metal
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Tetsuya Suzuki
徹也 鈴木
Kiyoshi Shibata
清 柴田
Akio Kawase
川瀬 昭雄
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Honda Motor Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明はサイアミーズ型シリンダブロック素材、特に直
列に並ぶ複数のシリンダバレル相互を結合してなるサイ
アミーズシリンダバレルと;該サイアミーズシリンダバ
レルを囲繞するシリンダブロック外壁と;前記サイアミ
ーズシリンダバレルと前記シリンダブロック外壁間に、
該サイアミーズシリンダバレルの全周が臨むように設け
られた水ジャケットと;該水ジャケットの底部側におい
て前記シリンダブロック外壁に連設されたクランクケー
スと;クランク軸を支持すべく該クランクケースの内周
面に突設された複数の軸受ホルダと;を備えたものの鋳
造方法に関する。
(2)従来の技術 従来、前記シリンダブロック素材は鋳型のキャビティに
水ジャケット用砂中子を設置して鋳造されている。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記素材の軸受ホルダにおいては、水ジャ
ケット直下に肉厚部が存するため鋳造時キャビティの肉
厚部形成部分の溶湯量が多く、また肉厚部形成部分近傍
に保温性の良い水ジャケット用砂中子が位置することも
あって溶湯の凝固速度が緩慢となり、肉厚部に引は巣、
ざく巣等の鋳造欠陥が発生するという問題がある。
本発明に上記に鑑み、前記肉厚部に鋳造時肉抜き凹部を
成形して鋳造欠陥の発生個所を無くし、また肉抜き凹部
周辺部分の金属組織を緻密にして強度を確保した前記素
材を得ることのできる前記鋳造方法を提供することを目
的とする。
B9発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明は、鋳型のキャビティに水ジャケット用砂中子と
、各軸受ホルダ内に没入して前記水ジャケットの直下に
至る肉抜き凹部を形成すべく冷し金を兼ねる肉抜き凹部
用中子とを設置することを特徴とする。
(2)作 用 前記のように鋳型のキャビティに冷し金を兼ねる肉抜き
凹部用中子を配設すると、肉抜き凹部の成形により鋳造
欠陥の発生箇所を無くし、同時に肉抜き凹部の周辺部分
の溶湯を急速に凝固させて金属組織を緻密にすることが
できる。
(3)実施例 第1〜第3図はサイアミーズ型シリンダブロックSを示
し、それはアルミニウム合金製シリンダブロック本体2
と、その本体2に鋳ぐるまれた鋳鉄製スリーブ3とより
なる。シリンダブロック本体2は、直列に並ぶ複数、図
示例は4個のシリンダバレル11〜14相互を結合して
なるサイアミーズシリンダバレル1と、そのサイアミー
ズシリンダバレル1を囲繞するシリンダブロック外壁4
と、その外壁4の下縁に連設されたクランクケース5と
より構成され、各シリンダバレル1.〜14に前記スリ
ーブ3が鋳ぐるまれでおり、各スリーブ3によりシリン
ダボア3aが形成される。
サイアミーズシリンダバレル1とシリンダブロック外壁
4間には、サイアミーズシリンダバレル1の全周が臨む
水ジャケット6が形成され、その水ジャケット6の底部
側に前記クランクケース5が配設される。その水ジャケ
ット6におけるシリンダヘッド側の開口部において、サ
イアミーズシリンダバレル1とシリンダブロック外壁4
間は複数の補強デツキ部8により連結され、相隣る補強
デツキ部8間はシリンダヘッド側への連通ロアとして機
能する。これによりシリンダヘッド側Sはクローズドデ
ツキ型に構成される。
クランクケース5の内周面において、そのケース5の両
端部および相隣るシリンダバレル1++13.1□、1
.および1i、1−間にはクランクジャーナルを支持す
る軸受ホルダ21が突設される。また第1.第2B図に
明示するように両端の軸受ホルダ21を除く3つの軸受
ホルダ21にはクランクケース5の外面から水ジャケッ
ト6の直下に至る肉抜き凹部COが設けられている。r
は凹部Coの両側に設けられた補強用リプである。
第5〜第9図は、第4図に示すシリンターブロック素材
Smの鋳造装置を示し、その装置は鋳型としての金型M
を備え、その金型Mは昇降自在な上型9と、その上型9
の下方に配設され、第5.第6図において左右二つ割の
第1および第2側型IO,,10□と両側型101.1
0□を摺動自在に載置する下型11とより構成される。
上型9の下面には、両側型10+、10zの対向面上部
と協働してサイアミーズシリンダバレルlおよびシリン
ダブロック外壁4を成形するための第1キヤビテイC1
を画成する型締め用凹部12が形成され、その凹部12
と嵌合する型締め用凸部13が両側型IL、10iの上
面に突設される。
下型11は上方へ突出する成形ブロック18を有し、そ
の成形ブロック18は両側型10..10tの対向面下
部と協働してクランクケース5および各軸受ホルダ21
を成形するための第2キヤビテイC2を画成する。その
キャビティC2の上端は前記第1キヤビテイCIに連通
ずる。。
成形ブロック18は、所定の間隔で形成された青の高い
4個のかまぼこ形第1成形部18.と、相隣る第1成形
部1日8間および最外側の画筆1成形部181の外側に
位置する凸字形第2成形部18!とよりなり、各第1成
形部18.はクランクケース5およびクランクピンおよ
びクランクアーム用回転空間20 (第2.第3図)を
形成するために用いられ、第2成形部182はクランク
ジャーナルの軸受ホルダ21 (第2.第3図)を成形
するために用いられる。   。
両側壁10..10□の対向面下部には各第2成形部1
8!の上方に位置し得る肉抜き凹部用中子10a、10
bが突設され、これら中子10a。
10bは冷し金としても機能する。
第7.第8図に示すように、下型11には溶解炉(図示
せず)よりアルミニウム合金よりなる溶湯を受ける湯溜
部14と、その湯溜部14に連通ずる給湯シリンダ15
と、その給湯シリンダ15に摺合されるプランジャ16
と、湯溜部14より2本に分岐して第2キヤビテイC2
の長手方向に、且つそれと略同−長さに亘って延びる一
対の湯道17とが形成される。第2キヤビテイC2の両
側下端は複数の堰19を介して両湯道17に連通ずる。
各層19は各第2成形部182に対応して設けられてお
り、第2キヤビテイC2の容量の大きな部分に溶湯を早
期に充填するようになっている。
両湯道17は、湯溜部14側より湯道光17aに向けて
断面積が段階的に減少するように、湯道17底面が湯溜
部14側より数段の上り階段状に形成されている。各段
部17bに連なる各立上がり部17cは溶湯を各層19
にスムーズに導くことができるように斜めに形成される
第5図に示すように各第1成形部181の頂面には、鋳
鉄製スリーブ3の内周面と嵌合する位置決め突起22が
突設され、その位置決め突起22の中心には凹部23が
形成される。また両側に位置する2つの第1成形部18
.には、位置決め突起22の両側において第1成形部1
81を貫通する貫通孔24が形成され、それら貫通孔2
4に一対の仮設置ビン25がそれぞれ摺合され、それら
仮設置ピン25は、後述する水ジャケット用砂中子の仮
設置のために用いられる。両板設置ピン25の下端は、
成形ブロック18の下方に配設された取付板26に固定
される。その取付板26には2本の支持ロッド27が挿
通され、各支持ロッド27の下部と取付板26の下面と
の間にはコイルばね28が縮設される。型開き時には、
取付板26は各コイルばね28の弾発力を受けて各支持
ロッド27先端のストッパ27aに当接するまで上昇し
、これにより各仮設置ピヅ25の先端は第1成形部18
.頂面より突出している。各仮設置ビン25の先端面に
は砂中子の下縁と係合する凹部25aが形成される。
また両側に位置する2つの第1成形部18.には、両頁
通孔24間の三等分位置において第1成形部18.を貫
通する貫通孔29が形成され、その貫通孔29に下端を
取付板26に固定された作動ピン30が摺合される。型
開き時には、作動ピン30の先端は凹部23内に突出し
、また型閉め時には後述するコレット機構により押し下
げられ、これにより両板設置ピン25を第1成形部18
1頂面より引き込ませるようになっている。
第1および第2側型101.’10gの対向面上部には
砂中子を本設置するための中子受31が2個所宛設けら
れている。各中子受31は砂中子の位置決めを行う係合
孔31aと、その開口部外周に形成されて砂中子を挟持
する挟持面31bとよりなる。
上型9の型締め用凹部12には、第1キヤビテイCIに
連通して溶湯をオーバフローさせるための複数の第3キ
ヤビテイC1および連通ロアを成形するための第4キヤ
ビテイC4がそれぞれ形成され、また上型9には各第3
キヤビテイC8および第4キヤビテイC4に連通ずる貫
通孔32.33がそれぞれ形成される。
それら貫通孔32.33には閉鎖ピン34,35がそれ
ぞれ挿入され、それら閉鎖ピン34.35の上端は上型
9の上方に配設される取付板36に固定される。
各貫通孔32.34の、キャビティCx、C4に対する
連通端から上方へ所定の長さに亘って延びる小径部32
a、33aは各閉鎖ピン34.35と嵌合して第3キヤ
ビテイC5および第4キヤビテイC4を閉鎖し得るが、
その外の部分の直径は各閉鎖ピン34.35の直径より
も大きく、これにより各閉鎖ピン34.35と各貫通孔
32゜33間に空気通路37.38が形成される。
上型9の頂面と取付板36間には、油圧シリンダ39が
介装され、その油圧シリンダ39の作動により取付板3
6を昇降して各閉鎖ピン34,35により各小径部32
a、33aを開閉するようになっている。40は取付板
36の案内ロッドである。
第5図に明示するように、上型9には各シリンダバレル
11〜14に鋳ぐるまれるスリーブ3を保持するための
コレット機構41が設けられ、その機構41は下記のよ
うに構成される。
上型9には、作動ピン30の延長軸線に中心線を合致さ
せた貫通孔42が形成され、その貫通孔42に支持ロッ
ド43が遊挿される。その支持口ダ ラド43の上端は上型9の頂面に立設されたブラケット
44に固定され、またその下端に溶湯浸入防止板45が
固着される。溶湯浸入防止板45の下面には、下型11
における第1成形部18.頂面の凹部23に嵌合し得る
凸部45aが形成される。
中空の保持筒46は円形の外周面と、上部から下部に向
けて下り勾配のテーパ孔47を有し、上型9から下方へ
突出する支持ロッド43の下部は保持筒46のテーパ孔
47に遊挿され、その保持筒46の上端面は上型9の凹
部12に突設された凸部48に当接し、また下端面は溶
湯浸入防止板45に当接する。第9図に示すように保持
筒46の周壁部にはその内周面および外周面より半径方
向に延びる複数のすり割溝49が交互に且つ円周上等間
隔に形成される。
支持ロフト43には、保持筒46を拡径するための中空
状作動ロッド50が支持ロッド43の略全長に亘って摺
合され、その作動ロッド50は保持筒46のテーパ孔4
7に嵌合するテーパ部50aと、そのテーパ部50aに
連設されて上型9の貫通孔42に摺合されると共に上型
9より突出する真内部50bとよりなる。テーパ部50
bには複数のピン57が突設され、それらピン57は保
持筒46の上下方向に長いピン孔58に挿入され、これ
によりテーパ部50aの上下動を許容しつつ保持筒46
の回止めがなされる。
上型9の頂面には、油圧シリンダ51が固定され、その
中空ピストン52の上端面および下端面に突設された中
空ピストンロアF53+、53□がシリンダ本体54の
上端壁および下端壁をそれぞれ貫通している。中空ピス
トン52および中空ピストンロッド53を貫通する貫通
孔55には作動ロッド50の真内部50bが挿入され、
その真内部50bの環状溝に嵌めた抜止めストッパ56
1,56gを中空ピストンロッド533.53gの上、
下端面にそれぞれ当接させて中空ピストン52により作
動ロッド50を昇降するようになっている。前記コレッ
ト機構41はシリンダブロックSの各シリンダバレル1
.〜14に対応して4機設けられる。
第10.第11図は筒状をなす水ジャケット用砂中子5
9を示し、その砂中子59は、シリンダブロックSの4
本のシリンダバレル11〜14に対応して4本の円筒部
601〜604を備えると共にそれらの相隣るもの相互
の重合する周壁を欠如させた中子本体61と、水ジャケ
ットをシリンダヘッドの水ジャケットに連通する連通ロ
アおよび補強デツキ部8を形成すべく、中子本体61の
上端面に突設された複数の突起62と、中子本体61の
シリンダバレル配列方向両外側面、図示例は中間に位置
する2本の円筒部60!、603の両弁側面にそれぞれ
突設された幅木63とより構成される。各幅木63は中
子本体61と一体の大径部63aと、その端面に突設さ
れる小径部63bとより形成される。
次に前記鋳造装置によるシリンダブロック素材Smの鋳
造作業について説明する。
先ず第5図に示すように、上型9を上昇させ、また両側
型10+、10zを互いに離間するように移動させて型
開きを行う。コレット機構41においては、各油圧シリ
ンダ51を作動させて中空ピストン52により作動ロッ
ド50を下降させ、テーパ部50aの下方移動により保
持筒46を縮径させておく。また上型9上の油圧シリン
ダ39を作動させて取付板36を上昇させ、これにより
各閉鎖ピン34.35を第3.第4キャビティC1,C
4に連通ずる小径部32a、33aより離脱させる。さ
らに給湯シリンダ15内のプランジャ16を下降させる
。    。
略真円の鋳鉄製スリーブ3を各保持筒46に遊嵌し、ス
リーブ3の上端開口を上型9の凸部48に嵌合して閉鎖
し、またスリーブ3の下端面を溶湯浸入防止板45の凸
部45a下端面に合致させると共に溶湯浸入防止板45
によりスリーブ3の下端開口を閉鎖する。そしてコレッ
ト機構41の油圧シリンダ51を作動させ、その中空ピ
ストン52により作動ロッド50を上昇させる。これに
よりテーパ部50aが上方へ移動するので保持筒46が
拡径し、スリーブ3は拡径力を受けて保持筒46に確実
に保持される。
第5.第11図に示すように砂中子59における両側の
円筒部60..60.下縁を、下型11における両側の
第1成形部181の頂面に突出する各仮設置ピン25の
凹部25aに係合させて砂中子59の仮設置を行う。
両側型toe、towをそれらが互いに接近する方向に
所定距離移動させ、各中子受31と各幅木63とを係合
して砂中子59の本設置を行う。
即ち、各中子受31の係合孔31aに砂中子59におけ
る各幅木63の小径部63bを嵌合して砂中子59を位
置決めし、また各大径部63aのシリンダバレル配列方
向と平行な端面を各中子受31の挟持面31bに衝合し
て砂中子59をそれら挟持面31bにより挟持するもの
である。
第5図鎖線で、また第6,7図に示すように、上型9を
下降させて各スリーブ3を砂中子59の各円筒部60.
〜60.内に挿入し、溶湯浸入防止板45の凸部45a
を第1成形部18.頂面の凹部23に嵌合する。これに
より溶湯浸入防止板45の凸部45aにより作動ピン3
0が押し下げられるので各仮設置ピン24が下降して第
1成形部18.頂面より引込む。また上型9の型締め用
凹部12が両側型10..102の型締め用凸部13に
嵌合して型締めが行われる。
下型11の湯溜部14に溶解炉よりアルミニウム合金よ
りなる溶湯を供給し、プランジャ16を上昇させて溶湯
を両湯道17より堰19を通じて第2キヤビテイCtの
両側下端よりそのキャビティC2および第1キャビティ
C;に充填する。両キャビティC+、Cz内の空気等の
ガスは、溶湯により押し上げられ第3.第4キヤビテイ
C3゜C4に連通ずる空気通路37.38を経て上型9
の上方へ抜ける。
この場合湯道17の断面積は前述のように湯道光17a
に向けて段階的に減少しているので、断面積の大きな部
分では大量の溶湯を遅い速度で堰19を通じて第2キヤ
ビテイC2に充填し、また断面積の小さな部分では少量
の溶湯を速い速度で堰19を通じて第2キヤビテイC2
に充填することができるので、そのキャビティC2内で
は両側下端よりその全長に亘って略均等に場面が上昇し
、したがって溶湯がキャビティC2内で乱流を起こすこ
とがなく、空気等のガスが溶湯に巻き込まれることを防
止して巣の発生を回避することができる。また溶湯の充
填作業が効率良く行われるので、鋳造能率を向上させる
ことができる。
第3.第4キャビティC3,C4に溶湯が充填された時
点で、上型9上の油圧シリンダ39を作動させて取付板
36を下降させ、閉鎖ピン34゜35によって両キャビ
ティC3,C4に連通ずる小径部32a、33aを閉鎖
する。
前記注湯作業において、第2キヤビテイC2および第1
キヤビテイC3に溶湯を充填するためのプランジャ16
の変位および溶湯圧力は第12図に示すように制御され
る。
即ち、プランジャ16はその移動速度を第1〜第3速v
1〜V、の3段階に制御される。本実施例では第1速v
1は0.08〜0.3 m/see 、第2速Vtは0
.14〜0.18 m/sec 、第3速V、は大幅な
減速状態となるように0.04〜0.08m/secに
それぞれ設定され、この3段階の速度制御によって溶湯
の波立を防止して空気等のガスを巻き込むことのない静
かな溶湯流を形成し、その溶湯を前記両キャビティCt
、C+に効率良く充填することができる。
またプランジャ16の第1速■、では、溶湯は両湯道1
7等に充満するだけであるから溶湯の圧力P+は略一定
に保持され、プランジャ16の第2、第3速V、、V、
では溶湯は両キャビティC3,C2に充填されるので溶
湯の圧力P2は急激に上昇する。プランジャ16を第3
速V、で所定時間移動させた後は、溶湯の充填圧P、を
約1.5秒間、150〜400kg/c+jに保持し、
これにより砂中子59を溶湯により完全に包んでその表
面に溶湯凝固膜を形成する。
前記時間経過後においては、プランジャ16を速度V4
で減速移動させるので溶湯の圧力P4は上昇し、その圧
力P、が200〜600kg/cdとなったときプラン
ジャ16の移動を止めてこの状臂 態で溶湯を凝固させる。
これにより中子10a、10bにより各向後き凹部Co
が成形され、同時に中子10a、10bの冷し金として
の作用により各向後き凹部Coの周辺部分の溶湯が急速
に凝固されるのでその金属組織が緻密となる。
前記のように溶湯の圧力を所定時間路一定に保つことに
より砂中子59の表面に溶湯凝固膜を形成すると、次の
溶湯加圧時に砂中子59が前記膜により保護されて破損
することがない。
また砂中子59は、それの各幅木63を介して両側型1
0+、10zにより正確な位置に挟持されているので、
第1キヤビテイCI内への溶湯の充填時およびそのキャ
ビティC1内の溶湯の加圧時において砂中子59が浮き
上がったりすることがない、また各幅木63の大径部6
3aの端面が両側型101.10□における中子受31
の挟持面31bに衝合しているので、砂中子59が脹ら
み傾向になると、その変形力は各挟持面31bにより支
承され、これにより砂中子59の変形が防止されて各ス
リーブ3回りの肉厚が均一なサイアミーズシリンダバレ
ル1が得られる。
前記のようにプランジャ16の移動速度および溶湯の圧
力を制御することによってダイカスト鋳造と略同じ生産
効率を以てクローズドデツキ型のシリンダブロック素材
を鋳造することができる。
溶湯が凝固を完了した後、コレット機構41の油圧シリ
ンダ51を作動させ、作動ロッド50を下降させてスリ
ーブ3に対する保持筒46の拡径力を除去し、型開きを
行うと第4図に示すシリンダブロック素材Smが得られ
る。
前記シリンダブロック素材Smに研削加工を施して各第
4キヤビテイC4と砂中子59の各突起62との協働に
より成形された各突出部64を除去すると各連通ロアお
よび補強デツキ部8が形成され、また砂抜きを行うこと
により水ジャケット6が得られ、さらに各スリーブ3の
内周面に真円加工を施し、さらにまたその他の所定の加
工を施すと第1〜第3図に示すシリンダブロックSが得
られる。
なお各向後き凹部COを軸受ホルダ21の側面に開口さ
せることもある。
C1発明の効果 本発明によれば、鋳型のキャビティに冷し金を兼ねる肉
抜き凹部用中子を配設するので、肉抜き凹部の成形によ
り鋳造欠陥の発生箇所を無くすことができる。同時に肉
抜き凹部の周辺部分の溶湯を急速に凝固させて金属組織
を緻密にし、肉抜き凹部周辺部分の強度を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第3図はサイアミーズ型シリンダブロックを示
し、第1図は上方からみた斜視図、第2図は第1図n−
n線断面図、第2A図は第1図n−n線断面図、第2B
図は第2島図nb−nb線断面図、第3図は下方から見
た斜視図、第4図はサイアミーズ型シリンダブロック素
材を上方から見た斜視図、第5図は本発明の実施に用い
る鋳造装置の型開き時の縦断正面図で第1図n−n線断
面図に相当し、第6図は前記鋳造装置の型閉め時の縦断
正面図で第1図n−n線断面図に相当し、第7図は第1
図n−n線断面図、第8図は第1図n−n線断面図、第
9図は第1図n−n線断面図、第10図は水ジャケット
用砂中子を上方から見た斜視図、第11図は第10図X
 I −X I線断面図、第12図は時間に対するプラ
ンジャの変位および時間に対する溶湯の圧力の関係を示
すグラフである。 Ct、Ct・・・第1.第2キヤビテイ、Co・・・肉
抜き凹部、M・・・鋳型としての金型、S・・・シリン
ダブロック、Sm・・・シリンダブ白ツク素材、1・・
・サイアミーズシリンダバレル、11〜14・・・シリ
ンダバレル、5・・・クランクケース、6・・・水ジャ
ケット、10a、10b・・・肉抜き凹部用中子、21
・・・軸受ホルダ、59・・・水ジャケット用砂中子特
 許 出 願 人  本田技研工業株式会社第払図 第28図 第12図 酌量 (sec ) 手続補正書(自発) 昭和60年12月26日 昭和60年特 許願第19696 号 1、事件の表示 2、発 明 の 名 称  サイアミーズ型シリンダブ
ロック素材の鋳造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称  (532)本田技研工業株式会社4、代  
 理   人  〒105 住 所  東京都港区新橋四丁目4番5号 第1ニジム
ラビル5、 l111正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 −−へ、 補正の内容 1、明細書第8頁末行、 ・・・「形成される。」・・・・・・とあるを、・・・
「設けられる。」・・・・・・に訂正する。 2 明細書第19頁第17行、 ・・・「6. o s〜0.3」・・・・・・とあるを
、・・・[o、os〜o、 12 J・・・・・・に訂
正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直列に並ぶ複数のシリンダバレル相互を結合してなるサ
    イアミーズシリンダバレルと;該サイアミーズシリンダ
    バレルを囲繞するシリンダブロック外壁と;前記サイア
    ミーズシリンダバレルと前記シリンダブロック外壁間に
    、該サイアミーズシリンダバレルの全周が臨むように設
    けられた水ジャケットと;該水ジャケットの底部側にお
    いて前記シリンダブロック外壁に連設されたクランクケ
    ースと;クランク軸を支持すべく該クランクケースの内
    周面に突設された複数の軸受ホルダと;を備えたサイア
    ミーズ型シリンダブロック素材を鋳造するに際し、鋳型
    のキャビティに水ジャケット用砂中子と、各軸受ホルダ
    内に没入して前記水ジャケットの直下に至る肉抜き凹部
    を形成すべく冷し金を兼ねる肉抜き凹部用中子とを設置
    することを特徴とするサイアミーズ型シリンダブロック
    素材の鋳造方法。
JP1969685A 1985-02-04 1985-02-04 サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の鋳造方法 Granted JPS61180664A (ja)

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