JPH07259410A - 車両用キースイッチ装置 - Google Patents

車両用キースイッチ装置

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JPH07259410A
JPH07259410A JP854095A JP854095A JPH07259410A JP H07259410 A JPH07259410 A JP H07259410A JP 854095 A JP854095 A JP 854095A JP 854095 A JP854095 A JP 854095A JP H07259410 A JPH07259410 A JP H07259410A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キー孔にキーを浅く挿入して回転させた場合
にタンブラが損傷することを防止する。 【構成】 アウタシリンダ1の内部に回転自在に支持さ
れたインナシリンダ2に、アウタシリンダ1のタンブラ
係合溝12 に係合する複数のタンブラ6と一対のシリン
ダピン8とを半径方向摺動自在に支持する。キーKをキ
ー孔21 の奥まで正しく挿入すると、キーKの符号谷K
1 によりタンブラ6がタンブラ係合溝12から離脱する
とともに、キーKの先端部K2 により一対のシリンダピ
ン8がタンブラ係合溝12 から離脱し、インナシリンダ
2の回転が許容される。キーKをキー孔21 の奥まで正
しく挿入しないで回転させると、高剛性のシリンダピン
8とタンブラ係合溝12 との係合により、インナシリン
ダ2の回転が規制されてタンブラ6の損傷が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車や自動車等
の車両に用いられ、シリンダ錠の操作に連動してステア
リングロック機構及びスイッチ機構を作動させる車両用
キースイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用キースイッチ装置は、キー操作に
より施錠・解錠されるシリンダ錠と、シリンダ錠の操作
に連動してステアリング装置をロックするステアリング
ロック機構と、シリンダ錠の操作に連動してイグニッシ
ョン回路をオンするスイッチ機構とを一体に備えてい
る。一般にシリンダ錠は、アウタシリンダの内部に回転
自在に嵌合するインナシリンダを備えており、インナシ
リンダにはアウタシリンダのタンブラ係合溝に係合する
複数のタンブラが摺動自在に支持されている。
【0003】インナシリンダのキー孔に正規のキーを挿
入すると全てのタンブラがタンブラ係合溝から退避する
ため、キーを回転操作することによりインナシリンダを
回転させてステアリングロック機構及びスイッチ機構を
作動させることができる。一方、正規のキー以外のキー
を挿入すると、何れかのタンブラがタンブラ係合溝に係
合した状態になるため、キーを回転操作してもインナシ
リンダを回転させることができず、ステアリングロック
機構及びスイッチ機構を作動させることができないよう
になっている。
【0004】ところで、従来の車両用キースイッチ装置
のシリンダ錠は、インナシリンダの回転をタンブラとタ
ンブラ係合溝との係合によって拘束しており、しかもタ
ンブラが比較的に剛性の低い板状の部材から構成されて
いるため、正規のキー以外のキーを挿入して無理に回転
させると、タンブラが損傷する問題があった。
【0005】このような不具合を解消するために、実開
平4−108468号公報に記載された車両用キースイ
ッチ装置は、正規のキー以外のキーを挿入するとインナ
シリンダが軸方向に押し込まれ、アウタシリンダに植設
した制御ピンがインナシリンダに刻設した制御溝の回転
拘束部に係合するようになっている。これにより、イン
ナシリンダの回転力を制御ピンによって受止し、タンブ
ラの損傷を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
車両用キースイッチ装置によれば、インナシリンダの回
転を制御ピンで規制することができるが、制御ピンの剛
性は必ずしも充分なものではなく、より強い回転規制力
を発揮させてタンブラの損傷を防止することが望まし
い。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、正規のキー以外のキーを挿入して回転させた場合や
キーを浅く挿入して回転させた場合に、タンブラの損傷
を確実に防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、内周面に軸方向に延
びるタンブラ係合溝が形成されたアウタシリンダと、軸
方向に延びるキー孔を有してアウタシリンダの内周面に
回転自在に支持されたインナシリンダと、インナシリン
ダに半径方向摺動自在に支持されてアウタシリンダのタ
ンブラ係合溝に係合するとともにキー孔へのキーの挿入
によって前記タンブラ係合溝から離脱可能な複数のタン
ブラとよりなるシリンダ錠と;前記シリンダ錠のインナ
シリンダの回転に連動してステアリング装置をロックす
るステアリングロック機構と;前記シリンダ錠のインナ
シリンダの回転に連動してイグニッション回路をオンす
るスイッチ機構と;を備えた車両用キースイッチ装置に
おいて、タンブラよりも高い剛性を有してアウタシリン
ダのタンブラ係合溝に係合するシリンダピンをインナシ
リンダに半径方向摺動自在に支持し、このシリンダピン
をキー孔に完全に挿入されたキーの先端部との当接によ
ってタンブラ係合溝から離脱させることを特徴とする。
【0009】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、インナシリンダに一対のシリンダピ
ンを半径方向摺動自在に支持し、各シリンダピンをスプ
リングにより相互に離反する方向に付勢してそれぞれ異
なるタンブラ係合溝に係合させたことを特徴とする。
【0010】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記シリンダピンが、タンブラ係合
溝に係合するピン部と、キーの先端部に当接する係合部
と、ピン部をタンブラ係合溝に係合する方向に付勢する
スプリングを支持するスプリング支持部とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記ステアリングロック機構が、イ
ンナシリンダの回転により進退してステアリング装置を
ロックするロック手段と、インナシリンダがロック位置
及びロック解除位置間で回転する際に該インナシリンダ
を軸方向に移動させるカム手段とを備えており、このカ
ム手段が軸方向に沿ってシリンダピンとロック手段との
間に配設されたことを特徴とする。
【0012】また請求項5に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記スイッチ機構が、インナシリン
ダの回転量に応じた抵抗値を出力するポテンショメータ
と、ポテンショメータの出力の時間的変化に応じてイグ
ニッション回路をオンする制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0014】図1〜図14は本発明の第1実施例を示す
もので、図1は車両用キースイッチの縦断面図、図2は
図1の2−2線拡大断面図、図3は図1の3−3線拡大
断面図、図4はシリンダピンの斜視図、図5は図1の5
−5線拡大断面図、図6は作用の説明図、図7は図1の
7−7線断面図、図8は図7の8−8線断面図、図9は
図1の9−9線断面図、図10は作用の説明図、図11
は図7の11−11線断面図、図12は制御系の説明
図、図13は作用を説明するグラフ、図14は作用を説
明するフローチャートである。
【0015】先ず、図1〜図6に基づいて車両用キース
イッチのシリンダ錠Lの構造を説明する。
【0016】図1〜図4に示すように、車両用キースイ
ッチのシリンダ錠Lは、シリンダ孔11 を有するアウタ
シリンダ1と、アウタシリンダ1のシリンダ孔11 に軸
方向摺動可能且つ相対回転可能に嵌合するインナシリン
ダ2と、インナシリンダ2の上端に嵌合するシリンダク
ラウン3と、インナシリンダ2及びシリンダクラウン3
をカシメにより結合するクラウンカバー4と、キーKが
挿入されるキー挿入口51 を有してアウタシリンダ1の
上端開口部を閉塞するシリンダキャップ5とを備える。
インナシリンダ2及びシリンダクラウン3には、前記キ
ー挿入口51 に連なるキー孔21 ,31 が軸方向に形成
される。
【0017】アウタシリンダ1のシリンダ孔11 には軸
方向に延びる一対のタンブラ係合溝12 ,12 が相互に
対向するように形成される。一方、インナシリンダ2に
は半径方向に貫通する7個のタンブラ摺動溝22 …が軸
方向に所定間隔を存して平行に形成される。各タンブラ
摺動溝22 …に摺動自在に嵌合するタンブラ6…は概略
矩形板状の部材であって、その両端部はアウタシリンダ
1の一対のタンブラ係合溝12 ,12 に係合可能であ
る。尚、タンブラ6…の数は7個に限定されず、最適に
は8個のタンブラ6…を設けることが望ましい。インナ
シリンダ2のキー孔21 にキーKを挿入していないと
き、各タンブラ6…はスプリング7…(図2参照)によ
って一方向に付勢されており、その一方の端部が一方の
タンブラ係合溝12 に係合してインナシリンダ2の回転
を規制する。
【0018】タンブラ6…にはインナシリンダ2のキー
孔21 と整列するように各々所定の形状の符号孔61
形成される。キー挿入口51 からキー孔21 ,31 に正
規のキーKを所定位置まで正しく挿入すると、キーKの
両縁部の凹設した符号谷K1がタンブラ6…の符号孔6
1 …に係合する。その結果、タンブラ6…はタンブラ摺
動溝22 …内を半径方向に摺動し、その両端部がアウタ
シリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 から離脱する。
即ち、タンブラ6…の両端部はインナシリンダ2の外周
面よりも内側に後退する。
【0019】一方、正規のキーKと異なるキー等が挿入
された場合には、少なくとも1個のタンブラ6…の端部
がタンブラ係合溝12 ,12 に係合することにより、イ
ンナシリンダ2の回転が規制される。
【0020】7個のタンブラ6…の下方に位置するよう
にインナシリンダ2に形成されたシリンダピン摺動溝2
3 には、タンブラ6…と協働してインナシリンダ2の回
転を規制する左右一対のシリンダピン8,8が半径方向
摺動自在に支持される。シリンダピン8,8は、アウタ
シリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 に係合可能な断
面矩形状のピン部81 ,81 と、キーKの先端部K2
当接可能な係合部82,82 と、両シリンダピン8,8
を相互に離反する方向、即ちピン部81 ,81がタンブ
ラ係合溝12 ,12 に係合する方向に付勢するスプリン
グ9の両端を支持するスプリング支持部83 ,83 とを
備える。
【0021】従って、キーKが挿入されていないとき、
ピン部81 ,81 がスプリング9の弾発力でタンブラ係
合溝12 ,12 に係合してインナシリンダ2の回転を規
制しており、正規のキーKがキー孔21 ,31 の奥まで
正しく挿入されると、キーKの先端部K2 によって係合
部82 ,82 が押し開かれることにより、ピン部81
1 がスプリング9の弾発力に抗してタンブラ係合溝1
2 ,12 から離脱し、インナシリンダ2の回転が許容さ
れる。
【0022】上述したように、正規のキーKがキー孔2
1 ,31 の奥まで正しく挿入されると、タンブラ6…及
びシリンダピン8,8がインナシリンダ2の内部に退没
してアウタシリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 から
離脱するため、キーKを回転させることによりインナシ
リンダ2を回転させることができる。一方、キーKをキ
ー孔21 ,31 の奥まで正しく挿入しない状態で回転さ
せた場合、何れかのタンブラ6…及びシリンダピン8,
8がタンブラ係合溝12 ,12 に係合しているため、イ
ンナシリンダ2の回転が規制される。
【0023】このとき、キーKの回転力はタンブラ6…
及びシリンダピン8,8を介してアウタシリンダ1に伝
達されるが、板状のタンブラ6…の剛性に比べてブロッ
ク状のシリンダピン8,8の剛性は遙かに高いため、前
記キーKの回転力は主としてシリンダピン8,8によっ
て受止され、インナシリンダ2の回転及びタンブラ6…
の損傷が防止される。従って、万一誤って無理にインナ
シリンダ2を回転させようとした場合でも、剛性の高い
シリンダピン8,8が抵抗することによりインナシリン
ダ2の回転及びタンブラ6…の損傷が防止される。
【0024】また、シリンダピン8,8のピン部81
1 に対して係合部82 ,82 及びスプリング当接部8
3 ,83 を各々形成したことにより、前記ピン部81
1の剛性を充分に確保して大きな回転規制力を発揮さ
せることができる。更に、2個のシリンダピン8,8を
それぞれ異なるタンブラ係合溝12 ,12 に係合させた
ことにより、回転規制力を一層高めることができる。
【0025】図5及び図6を併せて参照すると明らかな
ように、シリンダクラウン3の内部にはキー孔31 を開
閉するシャッター機構SHが設けられる。シャッター機
構SHは概略三角柱状に形成された一対のシャター部材
10,10を備えており、このシャター部材10,10
の両端に突設されたガイドピン101 …が、シリンダク
ラウン3に形成された凹状のガイド面32 …に摺動自在
に支持される。シリンダクラウン3の上面に固定された
一対の板ばね11,11の舌片111 ,111が、各シ
ャター部材10,10に当接して相互に接近する方向に
付勢する。
【0026】而して、図5及び図6(A)に示すよう
に、通常は一対のシャター部材10,10が相互に当接
してシリンダキャップ5のキー挿入口51 を閉塞してい
る。この状態からキーKの先端部K2 をキー挿入口51
に挿入すると、図6(B)及び図6(C)に示すよう
に、ガイドピン101 …をガイド面32 …に案内された
一対のシャター部材10,10が回転しながら相互に離
反し、キーKの先端部K2をキー孔31 の内部に導入す
る。
【0027】このように、キー挿入口51 を閉塞するシ
ャッター部材10,10を2部材に分割したので、従来
の単一のシャッター部材を用いたものに比べて、各々の
シャッター部材10,10の移動量を少なくしてシャッ
ター機構SHの小型化を図ることができる。また、キー
Kの挿入に伴って三角柱状のシャッター部材10,10
が回転しながら移動するので、キーKの先端部K2 をス
ムーズに案内できる。更に、図6(A)と図6(C)と
を比較すると明らかなように、シャッター部材10,1
0が90°に亘って回転することにより、シャッター部
材10,10の移動量を最小限に抑えながらキーKを挿
入する空間を形成することができ、これによりシャッタ
ー機構SHの一層の小型化を図ることが可能となる。
【0028】尚、キーKを引き抜くとシャッター部材1
0,10は図6(C)の状態から図6(A)の状態へと
更に30°回転する。従って、キーKを一回挿入する毎
に三角柱状のシャッター部材10,10は120°ずつ
回転し、三角柱を構成する3個の外表面が交互にキー挿
入口51 を閉塞する。
【0029】次に、図1及び図7〜図10に基づいて車
両用キースイッチのステアリングロック機構SLの構造
を説明する。
【0030】アウタシリンダ1の下部に形成したスライ
ダ摺動溝13 には、車体後方に向けて延びるロックピン
12を備えたスライダ13が摺動自在に嵌合する。イン
ナシリンダ2の回転に伴ってスライダ13が一対のスプ
リング14,14を圧縮しながら後退すると、突出した
ロックピン12が自動二輪車のヘッドパイプ15及びス
テアリングシャフト16に嵌合し、ステアリング装置が
ロックされる。
【0031】インナシリンダ2とスライダ13とは以下
のようにして連結される。即ち、インナシリンダ2の下
部には該インナシリンダ2よりも小径のシリンダ軸17
が同軸且つ一体に形成される。シリンダ軸17の外周に
は面取り171 ,171 が施されており(図9及び図1
0参照)、このシリンダ軸17にシリンダガイドボディ
18が相対回転不能且つ軸方向摺動可能に嵌合する。シ
リンダガイドボディ18はスプリング19によって上方
に付勢され、インナシリンダ2の下面に当接している。
【0032】シリンダガイドボディ18の前面には屈曲
したカム溝181 が刻設されており、このカム溝181
に嵌合するガイドピン20がアウタシリンダ1の前部に
後向きに固定される。従って、インナシリンダ2が回転
するとき、インナシリンダ2と一体に回転するシリンダ
ガイドボディ18のカム溝181 が固定のガイドピン2
0に案内されることにより、シリンダガイドボディ18
はインナシリンダ2と共に軸方向に移動する。
【0033】これを図8を参照しながら詳述するに、イ
ンナシリンダ2が反時計方向の回動端であるロックポジ
ションにあるとき、ガイドピン20はシリンダガイドボ
ディ18のカム溝181 のa位置に嵌合している。この
状態からキーKを用いてインナシリンダ2を時計方向に
回転させると、カム溝181 をガイドピン20に案内さ
れたシリンダガイドボディ18はスプリング19の弾発
力に抗して下降する。そしてガイドピン20がカム溝1
1 のb位置に達すると、スプリング19の弾発力でシ
リンダガイドボディ18が上昇し、ガイドピン20がカ
ム溝181 のc位置に嵌合するオフポジションとなる。
この状態からインナシリンダ2を更に時計方向に回転さ
せると、ガイドピン20がカム溝181 のd位置に嵌合
し、インナシリンダ2の時計方向の回動端であるオンポ
ジションとなる。
【0034】一方、インナシリンダ2を時計方向の回動
端であるオンポジションから反時計方向に回転させる
と、ガイドピン20はカム溝181 のd位置からc位置
に移動してオフポジションとなる。インナシリンダ2を
オフポジションから反時計方向の回動端であるロックポ
ジションに回転させるには、キーKを軸方向に押圧して
インナシリンダ2及びシリンダガイドボディ18をスプ
リング19に抗して押し込み、ガイドピン20をカム溝
181 のc位置からb位置に移動させた後、インナシリ
ンダ2を反時計方向に回転させてガイドピン20をカム
溝181 のa位置に移動させれば良い。
【0035】シリンダガイドボディ18には、前記カム
溝181 よりも一段低い位置に駆動突起182 と係止カ
ム面183 とが形成される。またスライダ13には前記
駆動突起182 が係合する従動突起131 と、前記係止
カム面183 が係合する第1被係止カム面132 及び第
2被係止カム面133 とが形成される。
【0036】図9から明らかなように、シリンダガイド
ボディ18がオンポジションから反時計方向に回転して
図示したオフポジションに達すると、シリンダガイドボ
ディ18の駆動突起182 がスライダ13の従動突起1
1 に係合する。シリンダガイドボディ18をオフポジ
ションから図10のロックポジションまで更に反時計方
向に回転させると、駆動突起182 に従動突起131
押圧されたスライダ13が後方に摺動し、ロックピン1
2がヘッドパイプ15及びステアリングシャフト16に
嵌合してステアリングロックが作動する。このとき、シ
リンダガイドボディ18の係止カム面183 がスライダ
13の第2被係止カム面133 に係合することにより、
スライダ13が図10の後方摺動位置に保持される。
【0037】逆に、シリンダガイドボディ18がロック
ポジションからオフポジションに向けて時計方向に回転
すると、スライダ13がスプリング14,14の弾発力
で前進することにより、ロックピン12がヘッドパイプ
15及びステアリングシャフト16から離脱してステア
リングロックが解除される。このとき、シリンダガイド
ボディ18の係止カム面183 がスライダ13の第1被
係止カム面132 に係合することにより、スライダ13
が図9の前方摺動位置に保持される。前記シリンダガイ
ドボディ18の係止カム面183 とスライダ13の第1
被係止カム面132 との係合は、シリンダガイドボディ
18がオンポジションに回動するまで継続する。
【0038】上述のように、シリンダガイドボディ18
の駆動突起182 とスライダ13の従動突起131 との
係合によってスライダ13を摺動させるとともに、シリ
ンダガイドボディ18の係止カム面183 とスライダ1
3の第1被係止カム面132及び第2被係止カム面13
3 との係合によってスライダを停止させているので、コ
ンパクトな構造でスライダ13を確実に摺動及び停止さ
せることができる。しかも、従来インナシリンダ2の回
転に応じて該インナシリンダ2を軸方向に移動させるた
めのカム手段を設けていた位置にシリンダピン8,8を
配設し、従来デッドスペースであった位置にカム手段で
あるガイドピン20とカム溝181 とを配設したので、
ガイドピン8,8を設けてインナシリンダ2の回動規制
力を向上させたにも関わらず、車両用キースイッチの小
型化を図ることができる。
【0039】次に、図7及び図11〜図14に基づいて
車両用キースイッチのスイッチ機構SWの構造を説明す
る。
【0040】図7に示すように、スイッチ機構SWはス
テアリングロック機構SLの下部に連設されるもので、
インナシリンダ2から下方に延びるシリンダ軸17が挿
通されるポテンショメータハウジング21とスイッチハ
ウジング22とを備える。ポテンショメータハウジング
21の内部に収納されるポテンショメータ23は、シリ
ンダ軸17に相対回転不能且つ軸方向摺動自在に嵌合す
るボス24と、ボス24に固着されてスプリング25で
下方に付勢された可動接点26と、ポテンショメータハ
ウジング21の内部に固定された固定接点ホルダ27
と、固定接点ホルダ27の上面に形成されて前記可動接
点26が摺接する固定接点28とを備える。
【0041】図11から明らかなように、固定接点28
は概略環状に形成されて両端に端子281 ,282 を有
しており、その一方の半部が導体283 により構成され
るとともに他方の半部が電気抵抗体284 により構成さ
れる。可動接点26の両端部は固定接点28の導体28
3 及び電気抵抗体284 に接触しており、インナシリン
ダ2の回転に伴って可動接点26が回転すると、両端子
281 ,282 間の電気抵抗値が変化するようになって
いる。
【0042】図7に戻り、スイッチハウジング22の内
部に収納されてシリンダ軸17の下端に相対回転不能且
つ軸方向摺動自在に嵌合する可動接点ホルダ34には、
固定接点ホルダ35に設けた固定接点36に当接する方
向にスプリング37で付勢された可動接点38が設けら
れる。また可動接点ホルダ35に半径方向に移動自在に
設けられたクリックボール39は、スプリング40でス
イッチハウジング22の内周面に向けて付勢される。ス
イッチハウジング22の内周面にはインナシリンダ2の
3個のポジション、即ちロックポジション、オフポジシ
ョン及びオンポジションに対応して3個の凹部(不図
示)が形成されており、これら凹部に前記クリックボー
ル39が嵌合することにより、インナシリンダ2が前記
3個のポジションの何れかに節度をもって停止するよう
になっている。
【0043】インナシリンダ2がオフポジションに達し
たとき(或いはオフポジション及びオンポジション間の
所定位置に達したとき)、可動接点ホルダ34の可動接
点38が固定接点ホルダ35の固定接点36に接触して
車両電源がオンする。
【0044】図12から明らかなように、スイッチ機構
SWに連動して作動する車両のイグニッション回路29
は、インターフェース30、A/Dコンバータ31及び
CPU32を備える。車載のバッテリ33には、固定接
点36、可動接点38、CPU32、点火コイル41及
び点火プラグ42が直列に接続される。
【0045】次に、キーKでシリンダ錠Lのインナシリ
ンダ2を回転させて車両電源がオンしてからイグニッシ
ョン回路29がオンするまでの作用を、図13のグラフ
及び図14のフローチャートを参照しながら説明する。
【0046】キーKでインナシリンダ2をオフポジショ
ンに回転させると可動接点38が固定接点36に接触し
て車両電源がオンし(ステップS1)、ポテンショメー
タ23が検出を開始する(ステップS2)。インナシリ
ンダ2をオフポジションからオンポジションに回転させ
るとき、可動接点ホルダ34に設けた前記クリックボー
ル39の作用でシリンダ軸13の回転角速度ωは図13
(A)のように変化する。即ち、t=t1 においてイン
ナシリンダ2がオフポジションから回転を開始し、t=
2 でクリックボール39が山部を乗り越えるまでの角
速度ωは小さいが、クリックボール39が山部を乗り越
えると、スプリング40の弾発力でシリンダ軸13が強
制的に回転せしめられるため、t=t2 からインナシリ
ンダ2がオンポジションに達するt=t3 までの角速度
ωは大きくなる。
【0047】従って、図13(B)に示すように、イン
ナシリンダ2の角速度ωが小さいt 1 <t<t2 の間は
ポテンショメータ23で検出した電気抵抗値Rは緩やか
に増加するが、インナシリンダ2の角速度ωが大きいt
2 <t<t3 の間は電気抵抗値Rが急激に増加する。こ
れにより、電気抵抗値Rの時間tに関する一次導関数d
R/dt(即ち、インナシリンダ2の角速度)及び二次
導関数d2 R/dt2(即ち、インナシリンダ2の角速
度の単位時間の変化量Ω)は、それぞれ図13(C)及
び図13(D)のようになる。前記一次導関数dR/d
t及び二次導関数d2 R/dt2 はCPU32において
演算される(ステップS3,S4)。
【0048】続いてCPU32において、前記二次導関
数d2 R/dt2 (=Ω)の最大ピーク値Ωa及び最小
ピーク値Ωbが演算される(ステップS5,S6)。そ
して、最大ピーク値Ωaが基準値J1及びJ2の間(J
1>Ωa>J2)にあり且つ最小ピーク値Ωbが基準値
I1及びI2の間(I1>Ωb>I2)にあるか否かを
判断し(ステップS7)、YESであればCPU32が
イグニッションを許可し(ステップS8)、NOであれ
ばCPU32がイグニッションを禁止する(ステップS
9)。
【0049】このように、シリンダ錠LがキーKで正常
に操作された場合のインナシリンダ2の回転角速度ωに
基づいてイグニッション回路29がオンされるので、万
一シリンダ錠Lが破損して接点が導通してもイグニッシ
ョン回路29がオンすることがない。
【0050】図15〜図19はシリンダピンの構造に特
徴を有する本発明の第2実施例を示すもので、図15は
シリンダピンの側面図、図16は図15の16方向矢視
図、図17は図15の17−17線矢視図、図18はシ
リンダピンの斜視図、図19は図18の19A−19A
線断面図及び19B線19B線断面図である。
【0051】一対のシリンダピン8,8は同一形状の部
材であって、アウタシリンダ1のシリンダ孔11 の軸線
に対して相互に180°回転した姿勢で組み合わされ
る。各シリンダピン8は、アウタシリンダ1のタンブラ
係合溝12 ,12 に係合可能な断面矩形状のピン部51
と、キーKの先端部K2 に当接可能な係合部52とを備
える。ピン部51及び係合部52はシリンダ孔11 の直
径方向に離間しており、且つピン部51が下側になり係
合部52が上側になるようにシリンダ孔11 の軸線方向
に離間している。
【0052】各シリンダピン8のピン部51には、両シ
リンダピン8,8を相互に離反する方向に付勢するスプ
リング9の両端を支持するスプリング支持部511 と、
スプリング9の一側面を覆うようにガイドするスプリン
グガイド512 とが形成される。一方のシリンダピン8
の係合部52の下面に突設した半球状の摺動突起52 1
が、他方のシリンダピン8のピン部51の上面に形成し
た摺動面513 に摺接しており、これにより一対のシリ
ンダピン8,8は相互に傾くことなくインナシリンダ2
のシリンダピン摺動溝23 に沿って摺動することができ
る。
【0053】各シリンダピン8の係合部52は段付きの
キー係合面522 を備える。キー係合面522 は、キー
Kの先端部K2 に形成された傾斜面K3 と、この傾斜面
3に連なる端壁面K4 とに摺接するもので、キーKの
挿入に伴って傾斜面K3 及び端壁面K4 で一対のシリン
ダピン8,8を押圧して図16の(A)位置から(B)
位置を経てピン部51,51をタンブラ係合溝12 ,1
2 から離脱させる。このとき、図16(B)から明らか
なように、各シリンダピン8のキー係合面52 2 はキー
Kの傾斜面K3 の厚さTの約2分の1の部分に摺接して
いるため、前記キー係合面522 が傾斜面K3 の全面に
摺接する場合に比べてキーKの先端部K 2 の摩耗を減少
させることができ、これにより自動二輪車等に設けられ
るタンクキャップの錠やシートロックの錠においてキー
Kの位置決めを行う先端部K2 を有効に保存することが
可能となる。尚、図16(B)において断面で示した部
分は、図19(B)に示したキーKの先端部K2 の断面
である。
【0054】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0055】例えば、実施例では自動二輪車用のキース
イッチ装置を例示したが、本発明は自動車用のキースイ
ッチ装置に対しても適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、タンブラよりも高い剛性を有してアウタシ
リンダのタンブラ係合溝に係合するシリンダピンをイン
ナシリンダに半径方向摺動自在に支持し、このシリンダ
ピンをキー孔に完全に挿入されたキーの先端部との当接
によってタンブラ係合溝から離脱させているので、キー
を完全に挿入せずに無理に回転させた場合や異物を挿入
して無理に回転させた場合であっても、シリンダピンが
回転抵抗力を発揮することによりタンブラの損傷を未然
に防止することができる。
【0057】また請求項2に記載された発明によれば、
一対のシリンダピンをスプリングにより相互に離反する
方向に付勢してそれぞれ異なるタンブラ係合溝に係合さ
せているので、インナシリンダの回転力を各一対のシリ
ンダピン及びタンブラ係合溝に分散してより大きな回転
抵抗力を発揮させることができる。
【0058】また請求項3に記載された発明によれば、
シリンダピンに、タンブラ係合溝に係合するピン部と、
キーの先端部に当接する係合部と、ピン部をタンブラ係
合溝に係合する方向に付勢するスプリングを支持するス
プリング支持部とを設けたので、ピン部の剛性を確保し
て回転抵抗力の低下を防止することができる。
【0059】また請求項4に記載された発明によれば、
インナシリンダの回転を規制するシリンダピンとステア
リング装置をロックするロック手段との間にインナシリ
ンダを軸方向に移動させるカム手段を配設したので、シ
リンダピンを設けたことによるキースイッチ装置の大型
化を、シリンダピン及びロック手段間のデッドスペース
を有効利用して回避することができる。
【0060】また請求項5に記載された発明によれば、
インナシリンダの回転に連動するポテンショメータの出
力の時間的変化に応じてイグニッション回路をオンして
いるので、正常な操作でインナシリンダを回転させた場
合にのみイグニッション回路をオンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用キースイッチの縦断面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】シリンダピンの斜視図
【図5】図1の5−5線拡大断面図
【図6】作用の説明図
【図7】図1の7−7線断面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図1の9−9線断面図
【図10】作用の説明図
【図11】図7の11−11線断面図
【図12】制御系の説明図
【図13】作用を説明するグラフ
【図14】作用を説明するフローチャート
【図15】第2実施例に係るシリンダピンの側面図
【図16】図15の16方向矢視図
【図17】図15の17−17線矢視図
【図18】第2実施例に係るシリンダピンの斜視図
【図19】図18の19A−19A線断面図及び19B
−19B線断面図
【符号の説明】
1 アウタシリンダ 12 タンブラ係合溝 2 インナシリンダ 21 キー孔 6 タンブラ 8 シリンダピン 81 ピン部 82 係合部 83 スプリング支持部 9 スプリング 12 ロックピン(ロック手段) 181 カム溝(カム手段) 20 ガイドピン(カム手段) 23 ポテンショメータ 29 イグニッション回路 32 CPU(制御手段) 51 ピン部 511 スプリング支持部 52 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に軸方向に延びるタンブラ係合溝
    (12 )が形成されたアウタシリンダ(1)と、軸方向
    に延びるキー孔(21 )を有してアウタシリンダ(1)
    の内周面に回転自在に支持されたインナシリンダ(2)
    と、インナシリンダ(2)に半径方向摺動自在に支持さ
    れてアウタシリンダ(1)のタンブラ係合溝(12 )に
    係合するとともにキー孔(21 )へのキー(K)の挿入
    によって前記タンブラ係合溝(12 )から離脱可能な複
    数のタンブラ(6)とよりなるシリンダ錠(L)と;前
    記シリンダ錠(L)のインナシリンダ(2)の回転に連
    動してステアリング装置をロックするステアリングロッ
    ク機構(SL)と;前記シリンダ錠(L)のインナシリ
    ンダ(2)の回転に連動してイグニッション回路(2
    9)をオンするスイッチ機構(SW)と;を備えた車両
    用キースイッチ装置において、 タンブラ(6)よりも高い剛性を有してアウタシリンダ
    (1)のタンブラ係合溝(12 )に係合するシリンダピ
    ン(8)をインナシリンダ(2)に半径方向摺動自在に
    支持し、このシリンダピン(8)をキー孔(21 )に完
    全に挿入されたキー(K)の先端部(K2 )との当接に
    よってタンブラ係合溝(12 )から離脱させることを特
    徴とする、車両用キースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 インナシリンダ(2)に一対のシリンダ
    ピン(8)を半径方向摺動自在に支持し、各シリンダピ
    ン(8)をスプリング(9)により相互に離反する方向
    に付勢してそれぞれ異なるタンブラ係合溝(12 )に係
    合させたことを特徴とする、請求項1記載の車両用キー
    スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記シリンダピン(8)が、タンブラ係
    合溝(12 )に係合するピン部(81 ,51)と、キー
    (K)の先端部(K2 )に当接する係合部(82 ,5
    2)と、ピン部(81 ,51)をタンブラ係合溝
    (12 )に係合する方向に付勢するスプリング(9)を
    支持するスプリング支持部(83 ,511 )とを備えた
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両用キースイッチ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ステアリングロック機構(SL)
    が、インナシリンダ(2)の回転により進退してステア
    リング装置をロックするロック手段(12)と、インナ
    シリンダ(2)がロック位置及びロック解除位置間で回
    転する際に該インナシリンダ(2)を軸方向に移動させ
    るカム手段(20,181 )とを備えており、このカム
    手段(20,181 )が軸方向に沿ってシリンダピン
    (8)とロック手段(12)との間に配設されたことを
    特徴とする、請求項1記載の車両用キースイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ機構(SW)が、インナシ
    リンダ(2)の回転量に応じた抵抗値を出力するポテン
    ショメータ(23)と、ポテンショメータ(23)の出
    力の時間的変化に応じてイグニッション回路(29)を
    オンする制御手段(32)とを備えたことを特徴とす
    る、請求項1記載の車両用キースイッチ装置。
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