JP3585550B2 - 車両用キースイッチ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動二輪車や自動車等の車両に用いられ、シリンダ錠の操作に連動してステアリングロック機構及びスイッチ機構を作動させる車両用キースイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用キースイッチ装置は、キー操作により施錠・解錠されるシリンダ錠と、シリンダ錠の操作に連動してステアリング装置をロックするステアリングロック機構と、シリンダ錠の操作に連動してイグニッション回路をオンするスイッチ機構とを一体に備えている。一般にシリンダ錠は、アウタシリンダの内部に回転自在に嵌合するインナシリンダを備えており、インナシリンダにはアウタシリンダのタンブラ係合溝に係合する複数のタンブラが摺動自在に支持されている。
【0003】
インナシリンダのキー孔に正規のキーを挿入すると全てのタンブラがタンブラ係合溝から退避するため、キーを回転操作することによりインナシリンダを回転させてステアリングロック機構及びスイッチ機構を作動させることができる。一方、正規のキー以外のキーを挿入すると、何れかのタンブラがタンブラ係合溝に係合した状態になるため、キーを回転操作してもインナシリンダを回転させることができず、ステアリングロック機構及びスイッチ機構を作動させることができないようになっている。
【0004】
ところで、従来の車両用キースイッチ装置のシリンダ錠は、インナシリンダの回転をタンブラとタンブラ係合溝との係合によって拘束しており、しかもタンブラが比較的に剛性の低い板状の部材から構成されているため、正規のキー以外のキーを挿入して無理に回転させると、タンブラが損傷する問題があった。
【0005】
このような不具合を解消するために、実開平4−108468号公報に記載された車両用キースイッチ装置は、正規のキー以外のキーを挿入するとインナシリンダが軸方向に押し込まれ、アウタシリンダに植設した制御ピンがインナシリンダに刻設した制御溝の回転拘束部に係合するようになっている。これにより、インナシリンダの回転力を制御ピンによって受止し、タンブラの損傷を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に記載された車両用キースイッチ装置によれば、インナシリンダの回転を制御ピンで規制することができるが、制御ピンの剛性は必ずしも充分なものではなく、より強い回転規制力を発揮させてタンブラの損傷を防止することが望ましい。
【0007】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、正規のキー以外のキーを挿入して回転させた場合やキーを浅く挿入して回転させた場合に、タンブラの損傷を確実に防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、内周面に軸方向に延びるタンブラ係合溝が形成されたアウタシリンダと、軸方向に延びるキー孔を有してアウタシリンダの内周面に回転自在に支持されたインナシリンダと、インナシリンダに半径方向摺動自在に支持されてアウタシリンダのタンブラ係合溝に係合するとともにキー孔へのキーの挿入によって前記タンブラ係合溝から離脱可能な複数のタンブラとよりなるシリンダ錠と;前記シリンダ錠のインナシリンダの回転に連動してステアリング装置をロックするステアリングロック機構と;前記シリンダ錠のインナシリンダの回転に連動してイグニッション回路をオンするスイッチ機構と;を備えた車両用キースイッチ装置において、タンブラよりも高い剛性を有してアウタシリンダのタンブラ係合溝に係合するシリンダピンが、インナシリンダに半径方向摺動自在に支持され、このシリンダピンは、タンブラ係合溝に係合するピン部と、そのピン部に一体に連なりキーの先端部に当接し得る係合部とを備えると共に、それらピン部と係合部との間には、該ピン部よりも該係合部をインナシリンダ寄りとする段差が設けられ、キー孔に完全に挿入されたキーの先端部と前記係合部との当接によってシリンダピンをタンブラ係合溝から離脱させることを特徴とする。
【0009】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、インナシリンダに一対のシリンダピンを半径方向摺動自在に支持し、各シリンダピンをスプリングにより相互に離反する方向に付勢してそれぞれ異なるタンブラ係合溝に係合させたことを特徴とする。
【0010】
また請求項3に記載された発明は、請求項1又は2の構成に加えて、前記シリンダピンが、ピン部をタンブラ係合溝に係合する方向に付勢するスプリングを支持するスプリング支持部を備えたことを特徴とする。
【0011】
また請求項4に記載された発明は、請求項1〜3の何れかの構成に加えて、前記ステアリングロック機構が、インナシリンダの回転により進退してステアリング装置をロックするロック手段と、インナシリンダがロック位置及びロック解除位置間で回転する際に該インナシリンダを軸方向に移動させるカム手段とを備えており、このカム手段が軸方向に沿ってシリンダピンとロック手段との間に配設されたことを特徴とする。
【0012】
また請求項5に記載された発明は、請求項1〜4の何れかの構成に加えて、前記スイッチ機構が、インナシリンダの回転量に応じた抵抗値を出力するポテンショメータと、ポテンショメータの出力の時間的変化に応じてイグニッション回路をオンする制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0014】
図1〜図14は本発明の第1実施例を示すもので、図1は車両用キースイッチの縦断面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図1の3−3線拡大断面図、図4はシリンダピンの斜視図、図5は図1の5−5線拡大断面図、図6は作用の説明図、図7は図1の7−7線断面図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図1の9−9線断面図、図10は作用の説明図、図11は図7の11−11線断面図、図12は制御系の説明図、図13は作用を説明するグラフ、図14は作用を説明するフローチャートである。
【0015】
先ず、図1〜図6に基づいて車両用キースイッチのシリンダ錠Lの構造を説明する。
【0016】
図1〜図4に示すように、車両用キースイッチのシリンダ錠Lは、シリンダ孔11 を有するアウタシリンダ1と、アウタシリンダ1のシリンダ孔11 に軸方向摺動可能且つ相対回転可能に嵌合するインナシリンダ2と、インナシリンダ2の上端に嵌合するシリンダクラウン3と、インナシリンダ2及びシリンダクラウン3をカシメにより結合するクラウンカバー4と、キーKが挿入されるキー挿入口51 を有してアウタシリンダ1の上端開口部を閉塞するシリンダキャップ5とを備える。インナシリンダ2及びシリンダクラウン3には、前記キー挿入口51 に連なるキー孔21 ,31 が軸方向に形成される。
【0017】
アウタシリンダ1のシリンダ孔11 には軸方向に延びる一対のタンブラ係合溝12 ,12 が相互に対向するように形成される。一方、インナシリンダ2には半径方向に貫通する7個のタンブラ摺動溝22 …が軸方向に所定間隔を存して平行に形成される。各タンブラ摺動溝22 …に摺動自在に嵌合するタンブラ6…は概略矩形板状の部材であって、その両端部はアウタシリンダ1の一対のタンブラ係合溝12 ,12 に係合可能である。尚、タンブラ6…の数は7個に限定されず、最適には8個のタンブラ6…を設けることが望ましい。インナシリンダ2のキー孔21 にキーKを挿入していないとき、各タンブラ6…はスプリング7…(図2参照)によって一方向に付勢されており、その一方の端部が一方のタンブラ係合溝12 に係合してインナシリンダ2の回転を規制する。
【0018】
タンブラ6…にはインナシリンダ2のキー孔21 と整列するように各々所定の形状の符号孔61 が形成される。キー挿入口51 からキー孔21 ,31 に正規のキーKを所定位置まで正しく挿入すると、キーKの両縁部の凹設した符号谷K1 がタンブラ6…の符号孔61 …に係合する。その結果、タンブラ6…はタンブラ摺動溝22 …内を半径方向に摺動し、その両端部がアウタシリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 から離脱する。即ち、タンブラ6…の両端部はインナシリンダ2の外周面よりも内側に後退する。
【0019】
一方、正規のキーKと異なるキー等が挿入された場合には、少なくとも1個のタンブラ6…の端部がタンブラ係合溝12 ,12 に係合することにより、インナシリンダ2の回転が規制される。
【0020】
7個のタンブラ6…の下方に位置するようにインナシリンダ2に形成されたシリンダピン摺動溝23 には、タンブラ6…と協働してインナシリンダ2の回転を規制する左右一対のシリンダピン8,8が半径方向摺動自在に支持される。シリンダピン8,8は、アウタシリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 に係合可能な断面矩形状のピン部81 ,81 と、キーKの先端部K2 に当接可能な係合部82 ,82 と、両シリンダピン8,8を相互に離反する方向、即ちピン部81 ,81 がタンブラ係合溝12 ,12 に係合する方向に付勢するスプリング9の両端を支持するスプリング支持部83 ,83 とを備える。前記ピン部8 1 ,8 1 と係合部8 2 ,8 2 との間には、該ピン部8 1 ,8 1 よりも該係合部8 2 ,8 2 をインナシリンダ2寄りとする段差が設けられている。
【0021】
従って、キーKが挿入されていないとき、ピン部81 ,81 がスプリング9の弾発力でタンブラ係合溝12 ,12 に係合してインナシリンダ2の回転を規制しており、正規のキーKがキー孔21 ,31 の奥まで正しく挿入されると、キーKの先端部K2 によって係合部82 ,82 が押し開かれることにより、ピン部81 ,81 がスプリング9の弾発力に抗してタンブラ係合溝12 ,12 から離脱し、インナシリンダ2の回転が許容される。
【0022】
上述したように、正規のキーKがキー孔21 ,31 の奥まで正しく挿入されると、タンブラ6…及びシリンダピン8,8がインナシリンダ2の内部に退没してアウタシリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 から離脱するため、キーKを回転させることによりインナシリンダ2を回転させることができる。一方、キーKをキー孔21 ,31 の奥まで正しく挿入しない状態で回転させた場合、何れかのタンブラ6…及びシリンダピン8,8がタンブラ係合溝12 ,12 に係合しているため、インナシリンダ2の回転が規制される。
【0023】
このとき、キーKの回転力はタンブラ6…及びシリンダピン8,8を介してアウタシリンダ1に伝達されるが、板状のタンブラ6…の剛性に比べてブロック状のシリンダピン8,8の剛性は遙かに高いため、前記キーKの回転力は主としてシリンダピン8,8によって受止され、インナシリンダ2の回転及びタンブラ6…の損傷が防止される。従って、万一誤って無理にインナシリンダ2を回転させようとした場合でも、剛性の高いシリンダピン8,8が抵抗することによりインナシリンダ2の回転及びタンブラ6…の損傷が防止される。
【0024】
また、シリンダピン8,8のピン部81 ,81 に対して係合部82 ,82 及びスプリング当接部83 ,83 を各々形成したことにより、前記ピン部81 ,81 の剛性を充分に確保して大きな回転規制力を発揮させることができる。更に、2個のシリンダピン8,8をそれぞれ異なるタンブラ係合溝12 ,12 に係合させたことにより、回転規制力を一層高めることができる。
【0025】
図5及び図6を併せて参照すると明らかなように、シリンダクラウン3の内部にはキー孔31 を開閉するシャッター機構SHが設けられる。シャッター機構SHは概略三角柱状に形成された一対のシャター部材10,10を備えており、このシャター部材10,10の両端に突設されたガイドピン101 …が、シリンダクラウン3に形成された凹状のガイド面32 …に摺動自在に支持される。シリンダクラウン3の上面に固定された一対の板ばね11,11の舌片111 ,111 が、各シャター部材10,10に当接して相互に接近する方向に付勢する。
【0026】
而して、図5及び図6(A)に示すように、通常は一対のシャター部材10,10が相互に当接してシリンダキャップ5のキー挿入口51 を閉塞している。この状態からキーKの先端部K2 をキー挿入口51 に挿入すると、図6(B)及び図6(C)に示すように、ガイドピン101 …をガイド面32 …に案内された一対のシャター部材10,10が回転しながら相互に離反し、キーKの先端部K2 をキー孔31 の内部に導入する。
【0027】
このように、キー挿入口51 を閉塞するシャッター部材10,10を2部材に分割したので、従来の単一のシャッター部材を用いたものに比べて、各々のシャッター部材10,10の移動量を少なくしてシャッター機構SHの小型化を図ることができる。また、キーKの挿入に伴って三角柱状のシャッター部材10,10が回転しながら移動するので、キーKの先端部K2 をスムーズに案内できる。更に、図6(A)と図6(C)とを比較すると明らかなように、シャッター部材10,10が90°に亘って回転することにより、シャッター部材10,10の移動量を最小限に抑えながらキーKを挿入する空間を形成することができ、これによりシャッター機構SHの一層の小型化を図ることが可能となる。
【0028】
尚、キーKを引き抜くとシャッター部材10,10は図6(C)の状態から図6(A)の状態へと更に30°回転する。従って、キーKを一回挿入する毎に三角柱状のシャッター部材10,10は120°ずつ回転し、三角柱を構成する3個の外表面が交互にキー挿入口51 を閉塞する。
【0029】
次に、図1及び図7〜図10に基づいて車両用キースイッチのステアリングロック機構SLの構造を説明する。
【0030】
アウタシリンダ1の下部に形成したスライダ摺動溝13 には、車体後方に向けて延びるロックピン12を備えたスライダ13が摺動自在に嵌合する。インナシリンダ2の回転に伴ってスライダ13が一対のスプリング14,14を圧縮しながら後退すると、突出したロックピン12が自動二輪車のヘッドパイプ15及びステアリングシャフト16に嵌合し、ステアリング装置がロックされる。
【0031】
インナシリンダ2とスライダ13とは以下のようにして連結される。即ち、インナシリンダ2の下部には該インナシリンダ2よりも小径のシリンダ軸17が同軸且つ一体に形成される。シリンダ軸17の外周には面取り171 ,171 が施されており(図9及び図10参照)、このシリンダ軸17にシリンダガイドボディ18が相対回転不能且つ軸方向摺動可能に嵌合する。シリンダガイドボディ18はスプリング19によって上方に付勢され、インナシリンダ2の下面に当接している。
【0032】
シリンダガイドボディ18の前面には屈曲したカム溝181 が刻設されており、このカム溝181 に嵌合するガイドピン20がアウタシリンダ1の前部に後向きに固定される。従って、インナシリンダ2が回転するとき、インナシリンダ2と一体に回転するシリンダガイドボディ18のカム溝181 が固定のガイドピン20に案内されることにより、シリンダガイドボディ18はインナシリンダ2と共に軸方向に移動する。
【0033】
これを図8を参照しながら詳述するに、インナシリンダ2が反時計方向の回動端であるロックポジションにあるとき、ガイドピン20はシリンダガイドボディ18のカム溝181 のa位置に嵌合している。この状態からキーKを用いてインナシリンダ2を時計方向に回転させると、カム溝181 をガイドピン20に案内されたシリンダガイドボディ18はスプリング19の弾発力に抗して下降する。そしてガイドピン20がカム溝181 のb位置に達すると、スプリング19の弾発力でシリンダガイドボディ18が上昇し、ガイドピン20がカム溝181 のc位置に嵌合するオフポジションとなる。この状態からインナシリンダ2を更に時計方向に回転させると、ガイドピン20がカム溝181 のd位置に嵌合し、インナシリンダ2の時計方向の回動端であるオンポジションとなる。
【0034】
一方、インナシリンダ2を時計方向の回動端であるオンポジションから反時計方向に回転させると、ガイドピン20はカム溝181 のd位置からc位置に移動してオフポジションとなる。インナシリンダ2をオフポジションから反時計方向の回動端であるロックポジションに回転させるには、キーKを軸方向に押圧してインナシリンダ2及びシリンダガイドボディ18をスプリング19に抗して押し込み、ガイドピン20をカム溝181 のc位置からb位置に移動させた後、インナシリンダ2を反時計方向に回転させてガイドピン20をカム溝181 のa位置に移動させれば良い。
【0035】
シリンダガイドボディ18には、前記カム溝181 よりも一段低い位置に駆動突起182 と係止カム面183 とが形成される。またスライダ13には前記駆動突起182 が係合する従動突起131 と、前記係止カム面183 が係合する第1被係止カム面132 及び第2被係止カム面133 とが形成される。
【0036】
図9から明らかなように、シリンダガイドボディ18がオンポジションから反時計方向に回転して図示したオフポジションに達すると、シリンダガイドボディ18の駆動突起182 がスライダ13の従動突起131 に係合する。シリンダガイドボディ18をオフポジションから図10のロックポジションまで更に反時計方向に回転させると、駆動突起182 に従動突起131 を押圧されたスライダ13が後方に摺動し、ロックピン12がヘッドパイプ15及びステアリングシャフト16に嵌合してステアリングロックが作動する。このとき、シリンダガイドボディ18の係止カム面183 がスライダ13の第2被係止カム面133 に係合することにより、スライダ13が図10の後方摺動位置に保持される。
【0037】
逆に、シリンダガイドボディ18がロックポジションからオフポジションに向けて時計方向に回転すると、スライダ13がスプリング14,14の弾発力で前進することにより、ロックピン12がヘッドパイプ15及びステアリングシャフト16から離脱してステアリングロックが解除される。このとき、シリンダガイドボディ18の係止カム面183 がスライダ13の第1被係止カム面132 に係合することにより、スライダ13が図9の前方摺動位置に保持される。前記シリンダガイドボディ18の係止カム面183 とスライダ13の第1被係止カム面132 との係合は、シリンダガイドボディ18がオンポジションに回動するまで継続する。
【0038】
上述のように、シリンダガイドボディ18の駆動突起182 とスライダ13の従動突起131 との係合によってスライダ13を摺動させるとともに、シリンダガイドボディ18の係止カム面183 とスライダ13の第1被係止カム面132 及び第2被係止カム面133 との係合によってスライダを停止させているので、コンパクトな構造でスライダ13を確実に摺動及び停止させることができる。しかも、従来インナシリンダ2の回転に応じて該インナシリンダ2を軸方向に移動させるためのカム手段を設けていた位置にシリンダピン8,8を配設し、従来デッドスペースであった位置にカム手段であるガイドピン20とカム溝181 とを配設したので、ガイドピン8,8を設けてインナシリンダ2の回動規制力を向上させたにも関わらず、車両用キースイッチの小型化を図ることができる。
【0039】
次に、図7及び図11〜図14に基づいて車両用キースイッチのスイッチ機構SWの構造を説明する。
【0040】
図7に示すように、スイッチ機構SWはステアリングロック機構SLの下部に連設されるもので、インナシリンダ2から下方に延びるシリンダ軸17が挿通されるポテンショメータハウジング21とスイッチハウジング22とを備える。ポテンショメータハウジング21の内部に収納されるポテンショメータ23は、シリンダ軸17に相対回転不能且つ軸方向摺動自在に嵌合するボス24と、ボス24に固着されてスプリング25で下方に付勢された可動接点26と、ポテンショメータハウジング21の内部に固定された固定接点ホルダ27と、固定接点ホルダ27の上面に形成されて前記可動接点26が摺接する固定接点28とを備える。
【0041】
図11から明らかなように、固定接点28は概略環状に形成されて両端に端子281 ,282 を有しており、その一方の半部が導体283 により構成されるとともに他方の半部が電気抵抗体284 により構成される。可動接点26の両端部は固定接点28の導体283 及び電気抵抗体284 に接触しており、インナシリンダ2の回転に伴って可動接点26が回転すると、両端子281 ,282 間の電気抵抗値が変化するようになっている。
【0042】
図7に戻り、スイッチハウジング22の内部に収納されてシリンダ軸17の下端に相対回転不能且つ軸方向摺動自在に嵌合する可動接点ホルダ34には、固定接点ホルダ35に設けた固定接点36に当接する方向にスプリング37で付勢された可動接点38が設けられる。また可動接点ホルダ35に半径方向に移動自在に設けられたクリックボール39は、スプリング40でスイッチハウジング22の内周面に向けて付勢される。スイッチハウジング22の内周面にはインナシリンダ2の3個のポジション、即ちロックポジション、オフポジション及びオンポジションに対応して3個の凹部(不図示)が形成されており、これら凹部に前記クリックボール39が嵌合することにより、インナシリンダ2が前記3個のポジションの何れかに節度をもって停止するようになっている。
【0043】
インナシリンダ2がオフポジションに達したとき(或いはオフポジション及びオンポジション間の所定位置に達したとき)、可動接点ホルダ34の可動接点38が固定接点ホルダ35の固定接点36に接触して車両電源がオンする。
【0044】
図12から明らかなように、スイッチ機構SWに連動して作動する車両のイグニッション回路29は、インターフェース30、A/Dコンバータ31及びCPU32を備える。車載のバッテリ33には、固定接点36、可動接点38、CPU32、点火コイル41及び点火プラグ42が直列に接続される。
【0045】
次に、キーKでシリンダ錠Lのインナシリンダ2を回転させて車両電源がオンしてからイグニッション回路29がオンするまでの作用を、図13のグラフ及び図14のフローチャートを参照しながら説明する。
【0046】
キーKでインナシリンダ2をオフポジションに回転させると可動接点38が固定接点36に接触して車両電源がオンし(ステップS1)、ポテンショメータ23が検出を開始する(ステップS2)。インナシリンダ2をオフポジションからオンポジションに回転させるとき、可動接点ホルダ34に設けた前記クリックボール39の作用でシリンダ軸13の回転角速度ωは図13(A)のように変化する。即ち、t=t1 においてインナシリンダ2がオフポジションから回転を開始し、t=t2 でクリックボール39が山部を乗り越えるまでの角速度ωは小さいが、クリックボール39が山部を乗り越えると、スプリング40の弾発力でシリンダ軸13が強制的に回転せしめられるため、t=t2 からインナシリンダ2がオンポジションに達するt=t3 までの角速度ωは大きくなる。
【0047】
従って、図13(B)に示すように、インナシリンダ2の角速度ωが小さいt1 <t<t2 の間はポテンショメータ23で検出した電気抵抗値Rは緩やかに増加するが、インナシリンダ2の角速度ωが大きいt2 <t<t3 の間は電気抵抗値Rが急激に増加する。これにより、電気抵抗値Rの時間tに関する一次導関数dR/dt(即ち、インナシリンダ2の角速度)及び二次導関数d2 R/dt2 (即ち、インナシリンダ2の角速度の単位時間の変化量Ω)は、それぞれ図13(C)及び図13(D)のようになる。前記一次導関数dR/dt及び二次導関数d2 R/dt2 はCPU32において演算される(ステップS3,S4)。
【0048】
続いてCPU32において、前記二次導関数d2 R/dt2 (=Ω)の最大ピーク値Ωa及び最小ピーク値Ωbが演算される(ステップS5,S6)。そして、最大ピーク値Ωaが基準値J1及びJ2の間(J1>Ωa>J2)にあり且つ最小ピーク値Ωbが基準値I1及びI2の間(I1>Ωb>I2)にあるか否かを判断し(ステップS7)、YESであればCPU32がイグニッションを許可し(ステップS8)、NOであればCPU32がイグニッションを禁止する(ステップS9)。
【0049】
このように、シリンダ錠LがキーKで正常に操作された場合のインナシリンダ2の回転角速度ωに基づいてイグニッション回路29がオンされるので、万一シリンダ錠Lが破損して接点が導通してもイグニッション回路29がオンすることがない。
【0050】
図15〜図19はシリンダピンの構造に特徴を有する本発明の第2実施例を示すもので、図15はシリンダピンの側面図、図16は図15の16方向矢視図、図17は図15の17−17線矢視図、図18はシリンダピンの斜視図、図19は図18の19A−19A線断面図及び19B線19B線断面図である。
【0051】
一対のシリンダピン8,8は同一形状の部材であって、アウタシリンダ1のシリンダ孔11 の軸線に対して相互に180°回転した姿勢で組み合わされる。各シリンダピン8は、アウタシリンダ1のタンブラ係合溝12 ,12 に係合可能な断面矩形状のピン部51と、キーKの先端部K2 に当接可能な係合部52とを備える。ピン部51及び係合部52はシリンダ孔11 の直径方向に離間しており、且つピン部51が下側になり係合部52が上側になるようにシリンダ孔11 の軸線方向に離間している。
【0052】
各シリンダピン8のピン部51には、両シリンダピン8,8を相互に離反する方向に付勢するスプリング9の両端を支持するスプリング支持部511 と、スプリング9の一側面を覆うようにガイドするスプリングガイド512 とが形成される。一方のシリンダピン8の係合部52の下面に突設した半球状の摺動突起521 が、他方のシリンダピン8のピン部51の上面に形成した摺動面513 に摺接しており、これにより一対のシリンダピン8,8は相互に傾くことなくインナシリンダ2のシリンダピン摺動溝23 に沿って摺動することができる。
【0053】
各シリンダピン8の係合部52は段付きのキー係合面522 を備える。キー係合面522 は、キーKの先端部K2 に形成された傾斜面K3 と、この傾斜面K3 に連なる端壁面K4 とに摺接するもので、キーKの挿入に伴って傾斜面K3 及び端壁面K4 で一対のシリンダピン8,8を押圧して図16の(A)位置から(B)位置を経てピン部51,51をタンブラ係合溝12 ,12 から離脱させる。このとき、図16(B)から明らかなように、各シリンダピン8のキー係合面522 はキーKの傾斜面K3 の厚さTの約2分の1の部分に摺接しているため、前記キー係合面522 が傾斜面K3 の全面に摺接する場合に比べてキーKの先端部K2 の摩耗を減少させることができ、これにより自動二輪車等に設けられるタンクキャップの錠やシートロックの錠においてキーKの位置決めを行う先端部K2 を有効に保存することが可能となる。尚、図16(B)において断面で示した部分は、図19(B)に示したキーKの先端部K2 の断面である。
【0054】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変更を行うことが可能である。
【0055】
例えば、実施例では自動二輪車用のキースイッチ装置を例示したが、本発明は自動車用のキースイッチ装置に対しても適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載された発明によれば、タンブラよりも高い剛性を有してアウタシリンダのタンブラ係合溝に係合するシリンダピンをインナシリンダに半径方向摺動自在に支持し、このシリンダピンをキー孔に完全に挿入されたキーの先端部との当接によってタンブラ係合溝から離脱させているので、キーを完全に挿入せずに無理に回転させた場合や異物を挿入して無理に回転させた場合であっても、シリンダピンが回転抵抗力を発揮することによりタンブラの損傷を未然に防止することができる。また特にシリンダピンは、タンブラ係合溝に係合するピン部と、そのピン部に一体に連なりキーの先端部に当接し得る係合部とを備えると共に、それらピン部と係合部との間には、該ピン部よりも該係合部をインナシリンダ寄りとする段差が設けられるので、ピン部の剛性を確保して回転抵抗力の低下を防止することができる。
【0057】
また請求項2に記載された発明によれば、一対のシリンダピンをスプリングにより相互に離反する方向に付勢してそれぞれ異なるタンブラ係合溝に係合させているので、インナシリンダの回転力を各一対のシリンダピン及びタンブラ係合溝に分散してより大きな回転抵抗力を発揮させることができる。
【0058】
また請求項3に記載された発明によれば、シリンダピンに、ピン部をタンブラ係合溝に係合する方向に付勢するスプリングを支持するスプリング支持部とを設けたので、ピン部の剛性を確保して回転抵抗力の低下を防止することができる。
【0059】
また請求項4に記載された発明によれば、インナシリンダの回転を規制するシリンダピンとステアリング装置をロックするロック手段との間にインナシリンダを軸方向に移動させるカム手段を配設したので、シリンダピンを設けたことによるキースイッチ装置の大型化を、シリンダピン及びロック手段間のデッドスペースを有効利用して回避することができる。
【0060】
また請求項5に記載された発明によれば、インナシリンダの回転に連動するポテンショメータの出力の時間的変化に応じてイグニッション回路をオンしているので、正常な操作でインナシリンダを回転させた場合にのみイグニッション回路をオンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用キースイッチの縦断面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】シリンダピンの斜視図
【図5】図1の5−5線拡大断面図
【図6】作用の説明図
【図7】図1の7−7線断面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図1の9−9線断面図
【図10】作用の説明図
【図11】図7の11−11線断面図
【図12】制御系の説明図
【図13】作用を説明するグラフ
【図14】作用を説明するフローチャート
【図15】第2実施例に係るシリンダピンの側面図
【図16】図15の16方向矢視図
【図17】図15の17−17線矢視図
【図18】第2実施例に係るシリンダピンの斜視図
【図19】図18の19A−19A線断面図及び19B−19B線断面図
【符号の説明】
1 アウタシリンダ
12 タンブラ係合溝
2 インナシリンダ
21 キー孔
6 タンブラ
8 シリンダピン
81 ピン部
82 係合部
83 スプリング支持部
9 スプリング
12 ロックピン(ロック手段)
181 カム溝(カム手段)
20 ガイドピン(カム手段)
23 ポテンショメータ
29 イグニッション回路
32 CPU(制御手段)
51 ピン部
511 スプリング支持部
52 係合部
Claims (5)
- 内周面に軸方向に延びるタンブラ係合溝(12 )が形成されたアウタシリンダ(1)と、軸方向に延びるキー孔(21 )を有してアウタシリンダ(1)の内周面に回転自在に支持されたインナシリンダ(2)と、インナシリンダ(2)に半径方向摺動自在に支持されてアウタシリンダ(1)のタンブラ係合溝(12 )に係合するとともにキー孔(21 )へのキー(K)の挿入によって前記タンブラ係合溝(12 )から離脱可能な複数のタンブラ(6)とよりなるシリンダ錠(L)と;
前記シリンダ錠(L)のインナシリンダ(2)の回転に連動してステアリング装置をロックするステアリングロック機構(SL)と;
前記シリンダ錠(L)のインナシリンダ(2)の回転に連動してイグニッション回路(29)をオンするスイッチ機構(SW)と;
を備えた車両用キースイッチ装置において、
タンブラ(6)よりも高い剛性を有してアウタシリンダ(1)のタンブラ係合溝(12 )に係合するシリンダピン(8)が、インナシリンダ(2)に半径方向摺動自在に支持され、
このシリンダピン(8)は、タンブラ係合溝(1 2 )に係合するピン部(8 1 ,51)と、そのピン部(8 1 ,51)に一体に連なりキー(K)の先端部(K 2 )に当接し得る係合部(8 2 ,52)とを備えると共に、それらピン部(8 1 ,51)と係合部(8 2 ,52)との間には、該ピン部(8 1 ,51)よりも該係合部(8 2 ,52)をインナシリンダ(2)寄りとする段差が設けられ、
キー孔(21 )に完全に挿入されたキー(K)の先端部(K2 )と前記係合部(8 2 ,52)との当接によってシリンダピン(8)をタンブラ係合溝(12 )から離脱させることを特徴とする、車両用キースイッチ装置。 - インナシリンダ(2)に一対のシリンダピン(8)を半径方向摺動自在に支持し、各シリンダピン(8)をスプリング(9)により相互に離反する方向に付勢してそれぞれ異なるタンブラ係合溝(12 )に係合させたことを特徴とする、請求項1記載の車両用キースイッチ装置。
- 前記シリンダピン(8)が、ピン部(81 ,51)をタンブラ係合溝(12 )に係合する方向に付勢するスプリング(9)を支持するスプリング支持部(83 ,511 )を備えたことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用キースイッチ装置。
- 前記ステアリングロック機構(SL)が、インナシリンダ(2)の回転により進退してステアリング装置をロックするロック手段(12)と、インナシリンダ(2)がロック位置及びロック解除位置間で回転する際に該インナシリンダ(2)を軸方向に移動させるカム手段(20,181 )とを備えており、このカム手段(20,181 )が軸方向に沿ってシリンダピン(8)とロック手段(12)との間に配設されたことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の車両用キースイッチ装置。
- 前記スイッチ機構(SW)が、インナシリンダ(2)の回転量に応じた抵抗値を出力するポテンショメータ(23)と、ポテンショメータ(23)の出力の時間的変化に応じてイグニッション回路(29)をオンする制御手段(32)とを備えたことを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の車両用キースイッチ装置。
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