JPH086513B2 - サイドバーロック装置 - Google Patents

サイドバーロック装置

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JPH086513B2
JPH086513B2 JP12825688A JP12825688A JPH086513B2 JP H086513 B2 JPH086513 B2 JP H086513B2 JP 12825688 A JP12825688 A JP 12825688A JP 12825688 A JP12825688 A JP 12825688A JP H086513 B2 JPH086513 B2 JP H086513B2
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tumbler
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tumblers
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悟 小林
利一 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はロック装置、特にサイドバーロック装置に
関連する。
従来の技術 1848年にタンブラ錠が発明されて以来、種々のロック
装置が開発されている。開発されたロック装置は各国の
盗難防止方法に適合して国毎に異なる錠構造及び形態を
有することが多い。
詳細な説明を省略するが、サイドバーロック装置は所
謂「ピッキング」及び「破壊」に対する大きな抵抗力を
有し、主としてアメリカ合衆国において開発されてき
た。例えば、米国特許第3,080,744号公報に示されるよ
うに、サイドバーロック装置は、長さ方向に形成された
収容孔を有するケースと、この収容孔内に回転可能に配
置されたキーシリンダとを有する。キーシリンダには径
方向に形成された複数のスロット及びこれらのスロット
に対しほぼ直角に形成された穴部が設けられる。複数の
タンブラはキーシリンダの各スロット内に滑動可能に配
置されかつキー孔を有する。タンブラスプリングは各タ
ンブラとキーシリンダとの間に配置されかつタンブラを
キーシリンダの外側に付勢する。各タンブラにはキー孔
に対し異なる位置に当接部として凹部が設けられる。サ
イドバーはタンブラの当接部に係合可能にキーシリンダ
の穴部内及びケースの係止溝内に滑動可能に配置され
る。サイドバーはサイドスプリングによりタンブラに対
し付勢される。
上記の構成において、サイドバーロック装置内にキー
を挿入すると、タンブラスプリングに抗して各タンブラ
の当接部が一直線上に整列するようにタンブラが移動さ
れる。このため、サイドバーの端部が全タンブラの当接
部内に嵌合して、サイドバーがケースの係合溝から脱出
する。このように、サイドバーは、キーシリンダから突
出しない引込み位置に移動するから、キーを回転して解
錠することができる。サイドバーロック装置は破壊に対
する機械的強度が大きくかつ不正解錠時にサイドバーと
係合する所定の位置に全てのタンブラをサイドバーとの
所定の係合位置に同時に移動することが困難なため、不
正解錠に対し抵抗力が大きい。
発明が解決しようとする課題 ところで、サイドバーロック装置においても更に不正
解錠に対する抵抗力を有することが望ましい。
そこで、この発明は、不正解錠に対し抵抗力の極めて
高いサイドバーロック装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 この発明によるサイドバーロック装置は、長さ方向に
形成された収容孔、この収容孔に連絡して長さ方向に形
成された係止溝を有するケースと、長さ方向に形成され
たキー溝、径方向に形成された複数のスロット及びこれ
らのスロットに対しほぼ直角に形成された穴部を有しか
つケースの収容孔内に回転可能に配置されたキーシリン
ダと、キーシリンダの各スロット内に滑動可能に配置さ
れると共にキー孔を有する複数のタンブラと、キーシリ
ンダの穴部内に滑動可能に配置されかつ突起部を有する
と共に各タンブラに形成された当接部に係合可能なサイ
ドバーと、サイドバーをタンブラに対し付勢するサイド
スプリングと、各タンブラとキーシリンダとの間に配置
されかつタンブラの当接部をサイドバーから外れる方向
にタンブラを付勢するタンブラスプリングとを有する。
キーシリンダのキー溝内にキーが挿入されないとき、サ
イドスプリングの弾力に抗してサイドバーはケースの係
止溝に突出している。キーシリンダのキー溝内にキーが
挿入されたとき、サイドバーは各タンブラの係合部に係
合し、サイドバーの突起部はキーに形成された開口部に
嵌合される。
作 用 この発明によれば、正規のキーがキーシリンダ内に挿
入されたとき、サイドバーの突起部はキーに形成された
係止部に係合される。これにより、サイドバーはケース
の係合孔から外れて、キーをキーシリンダと共に回転す
ることができる。この発明では所定の位置に係止部の形
成されたキーによってのみロック装置を解錠することが
できる。また、ドライバ等の工具をキー溝に不正に挿入
したとき、サイドバーの突起部は工具に当接するので、
キー溝内にサイドバーが移動しない。このため、不正解
錠が更に困難となる。
実 施 例 以下、この発明の実施例を第1図〜第12図について説
明する。
まず、第1図〜第3図及び第7図に示すように、この
発明によるサイドバーロック装置10は、ケース14と、ケ
ース14内に回転可能に収容されるキーシリンダ17とを有
する。ケース14は、長さ方向に形成された収容孔11と、
収容孔11にいずれも連絡して長さ方向に形成されたタン
ブラ溝12(第2図及び第3図)及び係止溝13とを有す
る。キーシリンダ17は、長さ方向に形成されたキー溝17
aと、径方向に形成された複数のスロット15及びこれら
のスロット15に対しほぼ直角に形成された穴部16とを有
する。キーシリンダ17はケース14の収容孔11内に回転可
能に配置される。複数のタンブラ19は、キーシリンダ17
の各スロット15内に滑動可能にかつキーシリンダ17から
外側のケース14のタンブラ溝12内に突出可能に配置され
ると共にキー孔18を有する。タンブラスプリング20は、
各タンブラ19とキーシリンダ17との間に配置されかつタ
ンブラ19をキーシリンダ17の外側に付勢する。
サイドバー21は、キーシリンダ17の穴部16内に滑動可
能に配置されかつ各タンブラ19の異なる位置に切欠き部
として形成された当接部25に係合可能に配置される。詳
細には図示しないが、各タンブラ19に対してキーコード
を与えるため、当接部25は、キー孔18に対し各タンブラ
19毎に異なる位置に形成される。係止溝13にはリッド23
が装着され、ケース14に対し加締めにより固定される。
サイドスプリング22は、サイドバー21の両端に形成され
たばね座部21a及び21bとリッド23の脚部23aと23bに接触
する各ばね受部材27との間に配置され、サイドバー21を
タンブラ19に対し付勢する。第7図に明示するように、
サイドバー21のばね座部21aには、突起部21cが形成され
ている。キーシリンダ17のキー溝17aに挿入するキー26
は第8図に示すように、キーブレード26dに形成された
係合部として開口部26aを有する。開口部26aを形成する
キーブレード26dの内壁にはテーパ面26bと26cが形成さ
れる。また、キーブレード26dの先端にはテーパ面26eと
26fが形成される。
第2図及び第3図に示すように、図示の実施例では、
タンブラ19のキー孔18にキー26を挿入しないとき、タン
ブラ19はケース14のタンブラ溝12内に突出している。従
来のサイドバーロック装置ではタンブラが突出するタン
ブラ溝はケースに形成されていない。また、サイドバー
21はケース14の係止溝13内に突出している。
次に、第4図〜第6図に示すように、サイドバーロッ
ク装置10のキー溝17aにキー26を挿入すると、タンブラ1
9のキー孔18にキーが挿入され、タンブラ19がキーシリ
ンダ17から突出しない引込み位置に移動する。また、サ
イドバー21の突起部21cは、サイドスプリング22の弾力
によりキー26の開口部26a内に嵌合され、サイドバー21
が各タンブラ19の当接部20に係合してキーシリンダ17か
ら突出しない引込み位置に移動される。このため、サイ
ドバー21が第5図に示す引込み位置に移動し、キー30を
解錠位置に回転することができる。
サイドバーロック装置10のキー溝17aにキー30を挿入
しない状態を示す第2図から明らかなように、キーシリ
ンダ17の回転はサイドバー21及びタンブラ19により阻止
される。このため、サイドバー21及びタンブラ19の剪断
強度によりキーシリンダ17の不正回転に対する強度を従
来より少なくとも50%増加することができる。この破壊
に対する強度は実際にはサイドバー21及びタンブラ19の
形状及び寸法に依存する。しかし、この発明を実施する
とき、特に小形のサイドバー及びタンブラを使用する必
要はない。換言すれば、従来のサイドバーロック装置に
対し同一の強度を得るとき、この発明によればサイドバ
ーロック装置を非常に小形に製造することができる。
また、ドライバ等の工具をキー溝17aに不正に挿入し
たとき、サイドバー21の突起部21cは工具に当接するの
で、キー溝17a内にサイドバー21が移動しない。このた
め、不正解錠が更に困難となる。
一般に、サイドバー21はタンブラ19より大きな剪断強
度を有する。このため、キーシリンダ17に不正な回転力
が加えられたとき、この回転力を最初にサイドバー21に
より抵抗し、サイドバー21がある程度変形した後、タン
ブラ19により回転力に抵抗するように構成することも可
能である。これは、第5図に示すように、サイドバー21
の側面と係止溝13の側面との距離l1をタンブラ19の側面
とタンブラ溝12の側面との距離l2より小さくすればよ
い。
この発明の上記実施例は変更が可能である。例えば、
第10図〜第12図に示すように、リッド23をケース14と一
体に形成したり、ばね受け部材27を穴部16の係止凹部16
a、16b内に加締めて固定してもよい。
また、米国特許3,080,744号に示されるように、タン
ブラ溝12を形成せずに、タンブラ19がキーシリンダ17か
らタンブラ溝12内に突出しないように構成してもよい。
また、上記の実施例では当接部25を切欠き部として説明
したが、切欠き部の代わりにタンブラ19の異なる位置に
形成した突起部としてもよい。この場合、全てのタンブ
ラの突起部がサイドバーに形成された受面又は凹部に嵌
合されたとき、解錠することができる。更に、第3図で
示す例では、タンブラ19がキーシリンダ17の上方及び下
方の2方向に突出する例を示したが、上方又は下方のい
ずれか一方でもよい。図示しないが、サイドバー21を押
圧する第2のタンブラ部材及びこのタンブラ部材を押圧
するスプリングを係止溝13内に配置してもよい。
図示の例では、サイドスプリング22がばね受部材27と
接触している。サイドスプリング22の脱落を防止しかつ
リッド23の脚部23a、23bとの直接接触を回避するため、
キーシリンダ17の外面から突出しないカバーをサイドス
プリング22の外側に固定したり、サイドスプリング22と
リッド23の脚部23a、23bとの間に金属製ボールを配置す
ることもできる。このような構成により、サイドスプリ
ング22とケース14との直接接触を防止できるため、キー
シリンダ17を円滑に回転することが可能となる。キー26
の係合部としての開口部26aは貫通孔として図示した
が、種々の深さに形成された凹部でもよい。
発明の効果 上述のように、この発明によるサイドバーロック装置
では、サイドバーの突起部がキーの開口部に嵌合される
ので、開口部が所定の位置に形成されていないキーを不
正に使用して解錠することができない。このため、従来
のサイドバーロック装置に比べて盗難防止効果を著しく
向上して、盗難による被害を減少することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるサイドバーロック装置の長さ方
向に沿う断面図、第2図は横断面図、第3図は第1図と
は直角方向の長さ方向に沿う断面図、第4図、第5図及
び第6図はそれぞれ第1図、第2図及び第3図において
キーを挿入した状態を示す断面図、第7図はこの発明に
よるサイドバーロック装置の分解斜視図、第8図はキー
の側面図、第9図はキーの断面図、第10図はこの発明の
他の実施例を示すサイドバーロック装置の長さ方向に沿
う断面図、第11図は第10図の横断面図、第12図は第10図
の斜視図である。 10……サイドバーロック装置、11……収容孔、13……係
止溝、14……ケース、15……スロット、16……穴部、17
……キーシリンダ、18……キー孔、19……タンブラ、20
……タンブラスプリング、21……サイドバー、21c……
突起部、22……サイドスプリング、26……キー、26a…
…開口部、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向に形成された収容孔、この収容孔
    に連絡して長さ方向に形成された係止溝を有するケース
    と、長さ方向に形成されたキー溝、径方向に形成された
    複数のスロット及びこれらのスロットに対しほぼ直角に
    形成された穴部を有しかつケースの収容孔内に回転可能
    に配置されたキーシリンダと、キーシリンダの各スロッ
    ト内に滑動可能に配置されると共にキー孔を有する複数
    のタンブラと、キーシリンダの穴部内に滑動可能に配置
    されかつ突起部を有すると共に各タンブラに形成された
    当接部に係合可能なサイドバーと、サイドバーをタンブ
    ラに対し付勢するサイドスプリングと、各タンブラとキ
    ーシリンダとの間に配置されかつタンブラの当接部をサ
    イドバーから外れる方向にタンブラを付勢するタンブラ
    スプリングとを有し、キーシリンダのキー溝内にキーが
    挿入されないとき、サイドスプリングの弾力に抗してサ
    イドバーがケースの係止溝に突出しており、キーシリン
    ダのキー溝内にキーが挿入されたとき、サイドバーが各
    タンブラの当接部に係合し、サイドバーの突起部がキー
    に形成された係合部に嵌合されることを特徴とするサイ
    ドバーロック装置。
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US5765417A (en) * 1996-04-03 1998-06-16 U-Shin Ltd. Free wheel lock cylinder
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US6978647B2 (en) 2001-07-02 2005-12-27 Master Lock Company Pick-resistant wafer tumbler lock with sidebars
US7533551B1 (en) 2008-03-03 2009-05-19 Ming-I Liu Door lock with key cylinder

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