JP2021113401A - シリンダ錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能なシリンダ錠装置を提供する。【解決手段】ボディ20に回転自在に収容保持されるロータ30と、キー挿入孔に正規のキーを挿入することでタンブラとの係合を解除する第1スリーブ40と、ロータ及び第1スリーブがボディに対して一体回転されたときにボディの後方側へ移動するスライド部材50と、スライド部材がボディの後方側へ向けて移動することでロータとの係合を解除する第2スリーブ60と、第2スリーブに連結して配されるホルダレバー70と、ロータを中立位置に復帰させるバックスプリング80と、ロータと第2スリーブを係合させる方向に付勢力を付与するスプリングコンプレション90と、を有し、スプリングコンプレションは、回転軸方向の少なくとも一部においてバックスプリングと同軸状に重複して、バックスプリングの内側に配置される、ようにシリンダ錠装置を構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダ錠装置に関する。
従来、例えば、正規のキーがロータに挿入された状態でキーが回転されるとレバー部材がロータとともに回転する。ここで、不正なキーやドライバー等でロータが無理に回転されると、ロータ側とクラッチ部材側との係合を解除してロータをクラッチ部材に対して空回りさせるクラッチ機構を備えた、いわゆるフリーホイール方式が採用されたシリンダ錠装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−255726号公報
しかし、特許文献1のシリンダ錠装置は、ロータ側とクラッチ部材側との係合を行なうものとして、クラッチ側をロータ側に付勢するバネ部材を要する。このバネ部材は組み付け性が悪く、このためにバネ部材をクラッチ機構に配置した場合には小型化がむつかしいという問題があった。
従って、本発明の目的は、小型化が可能なシリンダ錠装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラが収容され、前後に開口する筒状のボディに回転自在に収容保持されるロータと、前記ボディ及び前記ロータの間に回転自在に収容保持され、前記キー挿入孔に正規のキーを挿入することで前記タンブラとの係合を解除する第1スリーブと、前記ロータの回転軸方向に移動自在に配され、前記ロータ及び前記第1スリーブが前記ボディに対して一体回転されたときに前記ボディの後方側へ移動するスライド部材と、前記ロータに係脱自在に配され、前記スライド部材が前記ボディの後方側へ向けて移動することで前記ロータとの係合を解除する第2スリーブと、前記第2スリーブに連結して配されるホルダレバーと、前記ロータを中立位置に復帰させるバックスプリングと、前記ロータと前記第2スリーブを係合させる方向に付勢力を付与するスプリングコンプレションと、を有し、前記スプリングコンプレションは、前記回転軸方向の少なくとも一部において前記バックスプリングと同軸状に重複して、前記バックスプリングの内側に配置される、シリンダ錠装置を提供する。
本発明によると、小型化が可能なシリンダ錠装置を提供することができる。
図1は、本願発明の実施の形態に係るシリンダ錠装置の分解斜視図である。 図2は、本願発明の実施の形態に係るシリンダ錠装置の通常時の縦断面図である。 図3は、本願発明の実施の形態に係るシリンダ錠装置に正規キーが挿入された場合の縦断面図である。 図4は、本願発明の実施の形態に係るシリンダ錠装置に不正キーが挿入された場合のフリーホイール動作時の縦断面図である。
本願発明の実施の形態に係るシリンダ錠装置1は、キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラ100が収容され、前後に開口する筒状のボディ20に回転自在に収容保持されるロータ30と、ボディ20及びロータ30の間に回転自在に収容保持され、キー挿入孔に正規のキーを挿入することでタンブラとの係合を解除する第1スリーブ40と、ロータ30の回転軸方向に移動自在に配され、ロータ30及び第1スリーブ40がボディ20に対して一体回転されたときにボディ20の後方側へ移動するスライド部材50と、ロータ30に係脱自在に配され、スライド部材50がボディ20の後方側へ向けて移動することでロータ30との係合を解除する第2スリーブ60と、第2スリーブ60に連結して配されるホルダレバー70と、ロータ30を中立位置に復帰させるバックスプリング80と、ロータ30と第2スリーブ60を係合させる方向に付勢力を付与するスプリングコンプレション90と、を有し、スプリングコンプレション90は、回転軸方向の少なくとも一部においてバックスプリング80と同軸状に重複して、バックスプリング80の内側に配置される、ように構成されている。
図1に示すように、このシリンダ錠装置1は、円筒部を備えて車両のドア等に装着されるボディ20と、ボディ20の内側に回転自在に配されるロータ30と、ボディ20とロータ30の間に回転自在に配される第1スリーブ40と、ロータ30に径方向へ移動自在となるよう設けられるタンブラ100と、ロータ30におけるキー挿入側と反対側に対向して配される回転自在なホルダレバー70と、を備えている。シリンダ錠装置1は、正規キー(マスターキー)がロータ30に挿入されてタンブラを介してロータ30と第1スリーブ40の係合が解除された状態でキーが回転されると第2スリーブ60及びホルダレバー70がロータ30と共に回転する。一方、シリンダ錠装置1は、不正なキーやドライバー等でロータ30が無理に回転されると、タンブラ100を介してロータ30と第1スリーブ40が一体的に回転し、スライド部材50を第2スリーブ60の方向にスライド移動させることにより、ロータ30側と第2スリーブ60側との係合を解除する。この解除作用により、ロータ30をホルダレバー70に対して空回りさせる係合解除機構を備えており、いわゆるフリーホイール方式が採用されている。すなわち、ロータ30と第2スリーブ60と間でクラッチ動作するクラッチ機構が構成されている。
具体的には、シリンダ錠装置1は、図1、2に示すように、第1スリーブ40、スライド部材50、及び第2スリーブ60が軸CL方向に各端面が対向して配置され、ロータ30と接触するようスライド部材50、第2スリーブ60等をロータ30側へ付勢するスプリングコンプレション90と、を備え、ロータ30と第2スリーブ60の間の係合又は非係合動作によるこれらの協働によりフリーホイール機構を実現している。
(ボディ20)
ボディ20は、図1、2等に示すように、内部にロータ30、第1スリーブ40等を収容する円筒部21a、車両のドア等に装着される場合に表面に露出して装着されるフロント部21b等から構成されている。ボディ20は、円筒部21aが車両のドアパネル等の挿通孔に挿通されて、フロント部21bがドアパネルの表面に露出した状態で装着されて固定される。
(ロータ30)
図1に示すように、ロータ30は、フランジ部34を備えた略円柱状を呈し、キー挿入孔31が軸CL方向へ延びるよう形成されている。また、図1に示すように、ロータ30におけるキー挿入側と反対側の外周面には、第2スリーブ60の凹部65と係合可能な凸部35が形成されている。凸部35は周方向へ延び、第2スリーブ60の凹部65に対応して、例えば4カ所に略90°の間隔で形成されている。ロータ30には、軸CL方向にスプリングコンプレション90のガイドとなるロータ軸32を備え、ロータ軸32の先端部には、Eリング110が装着される溝部33が形成されている。
また、ロータ30には、タンブラ100を径方向へ案内する溝37が形成されている。各タンブラ100は、各溝37にそれぞれ収容されるタンブラ用ばね38により径方向外側へ付勢される。第1スリーブ40には、各タンブラ100の径方向外側端部と係合する係合溝41が形成されており、径方向外側へ付勢された各タンブラ100と係合することにより、ロータ30と第1スリーブ40が一体的に回転するようになっている。各タンブラ100には正規キー(マスターキー)に対応する孔が形成されており、各タンブラ100はロータ30に挿入されたキーの溝形状に応じて径方向へ移動する。正規キー(マスターキー)が挿入されると、全てのタンブラ100が第1スリーブ40から離脱して係合が解除され、ロータ30と第1スリーブ40とが独立して回転可能な状態となる。
(第1スリーブ40)
第1スリーブ40は、図1、2等に示すように、略円筒状を呈し、ボディ20とロータ30の間に回転自在に配される。円筒状の周面には軸方向へ延びる一対の係合溝41が形成されている。また、第1スリーブ40のスライド部材側の端面には、後述するスライド部材50の嵌合傾斜凸部51と嵌合する傾斜凹部42が形成されている。本実施の形態においては、第1スリーブ40側が嵌合傾斜凹部とされ、それに嵌合するスライド部材50の傾斜突起部が嵌合傾斜凸部とされているが、逆の嵌合条件であってもよく、例えば、第1スリーブ40側が傾斜突起部であってもよい。
(スライド部材50)
スライド部材であるスライド部材50は、図1、2等に示すように、第1スリーブ40の端面に対向して配置されている。上述のように、スライド部材50は嵌合傾斜凸部51を備え、第1スリーブ40の傾斜凹部42と嵌合している。また、図1に示すように、ガイド部52を備え、このガイド部52は、ボディ20のガイド溝22にスライド可能に嵌合している。
スライド部材50は、嵌合傾斜凸部51にテーパ部51aが形成されている(嵌合する第1スリーブ40の傾斜凹部42にもテーパ部42aが形成されている)。スライド部材50は、第1スリーブ40が回転駆動されると、テーパ部42aにより駆動力を受け、軸CL方向の分力により軸CL方向へスライドして移動する。すなわち、シリンダ錠装置1は、第1スリーブ40に形成された傾斜凹部42と、スライド部材50に形成された嵌合傾斜凸部51の各テーパ部によるカム機構を備える。このカム機構は、第1スリーブ40がボディ20に対して相対的に回転するとスライド部材50を第2スリーブ60の方向へスライド移動させる。
スライド部材50は、軸CL方向へ移動することにより、スプリングコンプレション90のばね力に抗して第2スリーブ60をロータ30から離間させる。これにより、ロータ30の凸部35と第2スリーブ60の凹部65との係合が解除される。
(第2スリーブ60)
第2スリーブ60は、図1に示すように、略円板状を呈し、中心にはロータ30の先端側を受容するための受容孔62が形成される。第2スリーブ60には、ホルダレバー70へ向かって延びる円筒部66が形成され、円筒部66の先端には複数の連結部67が突出形成される。連結部67は、第2スリーブ60の外周側に形成され、後述するホルダレバー70の係合部76と係合することができる。
第2スリーブ60の凹部65は、第2スリーブ60におけるキー挿入側の面の受容孔62の内周縁に形成されている(図1参照)。スライド部材50が第2スリーブ60の方向へスライド移動して、第2スリーブ60の凹部65とロータ30の各凸部35との係合が解除された状態では、各凸部35がキー挿入側の面63と当接して、ロータ30と第2スリーブ60の相対的な回転が許容される。すなわち、第2スリーブ60とロータ30との係合が解除された状態で、第2スリーブ60における凹部65以外の部分が凸部35と摺接する。
(ホルダレバー70)
ホルダレバー70は、図1、2等に示すように、溝部75、係合部76が形成された円筒部74と、キーの回転を車両側に伝達する側のレバー部77から概略構成されている。
図1、2に示すように、ホルダレバー70の係合部76と、第2スリーブ60の連結部67は、軸CLの回りに係合した状態で回転可能とされている。また、第2スリーブ60がスライド部材50によりスライド移動する場合は、溝部75と連結部67とが回転方向に係合したまま相対移動可能とされている。したがって、ホルダレバー70と第2スリーブ60は、互いの外径部である連結部67と係合部76において、回転軸である軸CL方向に移動自在とされ、かつ、一体的に回転可能に嵌合する。互いの外径部で当接して当接面積及び回転半径が大きくとれることから、第2スリーブ60とホルダレバー70の嵌合強度のロバスト性が向上すると共に、トルクTが印加される当接部への荷重F(=T/半径R)を小さくできる効果がある。
ホルダレバー70は、図1に示すように、連結部72とレバー130の連結部135とは、緩衝部材120を介して連結されている。ホルダレバー70の回転はレバー130に伝達され、先端に形成された結合部132を回転駆動する。この結合部132は、図示省略するドアパネル内に配置されたドアロック機構部に結合され、キー(ロータ30)の回転に連動した回転によりドアロック機構部を駆動して、ドアのロック又はアンロックを行なうことができる。
(バックスプリング80)
バックスプリング80は、図1、2に示すように、トーションコイルバネであって、ホルダレバー70の内部に収容されている。バックスプリング80の一端部81は、ホルダレバー70に係止され、他端部82は、ボディ20側に係止されている。これにより、ホルダレバー70の回転付勢を行なう。この回転付勢力は、キーが挿入されて回転操作をした場合の回転復帰力を付与する。これにより、ロータ30、第1スリーブ40、第2スリーブ60を回転方向の中立位置に復帰させることができる。
(スプリングコンプレション90)
スプリングコンプレション90は、コイルバネであって、図2に示すように、その内径が、ロータ30のロータ軸32をガイドとして組み付けられている。スプリングコンプレション90は、一端部91がホルダレバー70に当接し、他端部92が第2スリーブ60に当接して、伸張した状態で装着されている。これにより、スライド部材50と第2スリーブ60を所定の力で当接させることができる。
ここで、図2に示すように、スプリングコンプレション90のコイルバネ部の外径は、バックスプリング80のコイルバネ部の内径よりも小さく設定されている。スプリングコンプレション90をバックスプリング80の内側に配置することにより、シリンダ錠装置の小径化、小型化が可能となる。
(シリンダ錠装置の組み立て)
図1、2に示すように、タンブラ100を溝37に収容したロータ30を、ボディ20の左側から挿入すると共に、第1スリーブ40、スライド部材50、第2スリーブ60、バックスプリング80、スプリングコンプレション90、及びホルダレバー70をボディ20の右側から挿入する。ここで、スプリングコンプレション90は、その内径がロータ軸32をガイドとして組み付けられる。
上記の組み付け状態において、Eリング110がロータ30のロータ軸32の先端部に形成された溝部33に装着される。Eリング110は、図2に示すように、ホルダレバー70の端面部71に当接するので、第1スリーブ40、スライド部材50、第2スリーブ60、及びホルダレバー70が、レバー130側へ離脱することを防ぐ。なお、ロータ30は、図2に示すフランジ部34が、ボディ20の段部23に当接するので、軸CLの方向への移動が規制された状態で、軸CL回りに回転可能に支持される。
ホルダレバー70の連結部72は、緩衝部材120を介して、レバー130の連結部135と連結される。これにより、ロータ30の回転がレバー130に伝達され、ドアロック機構部を駆動して、ドアのロック又はアンロックを行なうことができる。
(正規キーによるシリンダ錠動作)
正規のキー200がキー挿入孔31へ挿入されると、図3に示すように、タンブラ100と第1スリーブ40の係合溝41との係合が解除され、ロータ30と第1スリーブ40とが独立して回転可能な状態となる。この状態でキー200を回転させると、ロータ30と係合している第2スリーブ60がホルダレバー70と共に回転し、レバー130を回転駆動する。これによりドアロック機構部を駆動して、ドアのロック又はアンロックを行なうことができる。
(不正キー等によるシリンダ錠動作)
不正なキー201やドライバー等の異物がキー挿入孔31へ挿入されると、タンブラ100と第1スリーブ40の係合溝41との係合が解除されず、ロータ30と第1スリーブ40とは一体的に回転する状態となる。この状態でロータ30を回転させると、ロータ30と共に第1スリーブ40がボディ20に対して回転し、スライド部材50がホルダレバー70側へ移動して、図4に示すように、ロータ30の凸部35と第2スリーブ60の凹部65との係合が解除される。ロータ30と第2スリーブ60の係合が解除されることにより、不正なキー201を回転させてもロータ30と第1スリーブ40が回転するのみであり、第2スリーブ60、ホルダレバー70は回転しない。すなわち、フリーホイール機構が動作して、ドアロック機構部を駆動することができず、ドアのロック又はアンロックを行なうことができない。
(本発明の実施の形態の効果)
上記示した本発明の実施の形態によれば以下のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係るシリンダ錠装置1は、キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラ100が収容され、前後に開口する筒状のボディ20に回転自在に収容保持されるロータ30と、ボディ20及びロータ30の間に回転自在に収容保持され、キー挿入孔に正規のキーを挿入することでタンブラとの係合を解除する第1スリーブ40と、ロータ30の回転軸方向に移動自在に配され、ロータ30及び第1スリーブ40がボディ20に対して一体回転されたときにボディ20の後方側へ移動するスライド部材50と、ロータ30に係脱自在に配され、スライド部材50がボディ20の後方側へ向けて移動することでロータ30との係合を解除する第2スリーブ60と、第2スリーブ60に連結して配されるホルダレバー70と、ロータ30を中立位置に復帰させるバックスプリング80と、ロータ30と第2スリーブ60を係合させる方向に付勢力を付与するスプリングコンプレション90と、を有し、スプリングコンプレション90は、回転軸方向の少なくとも一部においてバックスプリング80と同軸状に重複して、バックスプリング80の内側に配置される、ように構成されている。このような構成において、スプリングコンプレション90のコイルバネ部の外径は、バックスプリング80のコイルバネ部の内径よりも小さく設定されている。スプリングコンプレション90をバックスプリング80の内側に配置する構成とすることにより、シリンダ錠装置の小径化、小型化が可能となる。
(2)シリンダ錠装置の組み立てにおいて、図1、2に示すように、タンブラ100を溝37に収容したロータ30を、ボディ20の左側から挿入すると共に、第1スリーブ40、スライド部材50、第2スリーブ60、バックスプリング80、スプリングコンプレション90、及びホルダレバー70をボディ20の右側から挿入する。ここで、スプリングコンプレション90は、その内径がロータ軸32をガイドとして組み付けられるので、予めサブアッシー化をしなくてもスプリングの組み付けが容易となる。
(3)第2スリーブ60とホルダレバー70は、互いの外径部である連結部67と係合部76において、回転軸である軸CL方向に移動自在とされ、かつ、一体的に回転可能に嵌合する。互いの外径部で当接して当接面積及び回転半径が大きくとれることから、第2スリーブ60とホルダレバー70の嵌合強度のロバスト性が向上すると共に、トルクTが印加される当接部への荷重F(=T/半径R)を小さくできる効果がある。
なお、上記実施形態においては、シリンダ錠装置1として、自動車車両のドアの解錠・施錠を行うものを例示したが、例えば住居のドア、引き出し等の解錠・施錠を行うものであってもよい。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態、及び図示例を例示したが、上記実施の形態、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…シリンダ錠装置、20…ボディ、21a…円筒部、21b…フロント部、22…ガイド溝、23…段部、30…ロータ、31…キー挿入孔、32…ロータ軸、33…溝部、33…ロータ軸、34…フランジ部、35…凸部、37…溝、40…第1スリーブ、41…係合溝、42…傾斜凹部、42a…テーパ部
50…スライド部材、51…嵌合傾斜凸部、51a…テーパ部、52…ガイド部、60…第2スリーブ、62…受容孔、63…面、65…凹部、66…円筒部、67…連結部、70…ホルダレバー、71…端面部、72…連結部、74…円筒部、75…溝部、76…係合部、77…レバー部、80…バックスプリング、81…一端部、82…他端部、90…スプリングコンプレション、91…一端部、92…他端部、100…タンブラ、110…Eリング、120…緩衝部材、130…レバー、132…結合部、135…連結部、200…正規キー、201…不正キー、CL…軸

Claims (4)

  1. キー挿入孔を横切って径方向に付勢される進退自在なタンブラが収容され、前後に開口する筒状のボディに回転自在に収容保持されるロータと、
    前記ボディ及び前記ロータの間に回転自在に収容保持され、前記キー挿入孔に正規のキーを挿入することで前記タンブラとの係合を解除する第1スリーブと、
    前記ロータの回転軸方向に移動自在に配され、前記ロータ及び前記第1スリーブが前記ボディに対して一体回転されたときに前記ボディの後方側へ移動するスライド部材と、
    前記ロータに係脱自在に配され、前記スライド部材が前記ボディの後方側へ向けて移動することで前記ロータとの係合を解除する第2スリーブと、
    前記第2スリーブに連結して配されるホルダレバーと、
    前記ロータを中立位置に復帰させるバックスプリングと、
    前記ロータと前記第2スリーブを係合させる方向に付勢力を付与するスプリングコンプレションと、を有し、
    前記スプリングコンプレションは、前記回転軸方向の少なくとも一部において前記バックスプリングと同軸状に重複して、前記バックスプリングの内側に配置される、シリンダ錠装置。
  2. 前記ホルダレバーと前記第2スリーブは、互いの外径部において、前記回転軸方向に移動自在とされ、かつ、一体的に回転可能に嵌合する、請求項1に記載のシリンダ錠装置。
  3. 前記ロータは、前記回転軸方向にロータ軸を備え、前記スプリングコンプレションの内径が前記ロータ軸をガイドとして組み付けられている、請求項1又は2に記載のシリンダ錠装置。
  4. 前記スプリングコンプレションのコイルバネ部の外径は、前記バックスプリングのコイルバネ部の内径よりも小さい、請求項1から3のいずれか1項に記載のシリンダ錠装置。
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