JPH09147987A - 半嵌合検知コネクタ - Google Patents

半嵌合検知コネクタ

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JPH09147987A
JPH09147987A JP32391895A JP32391895A JPH09147987A JP H09147987 A JPH09147987 A JP H09147987A JP 32391895 A JP32391895 A JP 32391895A JP 32391895 A JP32391895 A JP 32391895A JP H09147987 A JPH09147987 A JP H09147987A
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JP
Japan
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connector
slit
hood portion
connector housing
cover
Prior art date
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Application number
JP32391895A
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English (en)
Inventor
Masahiko Aoyama
雅彦 青山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カム機構を構成する可動部材を平行に往復動
可能に支持するためには構造が複雑になり、また、往復
動の途中で引っかかりやすかった。 【解決手段】 雌側コネクタ20においては、円筒状の
フード31を備えたハウジング30の外周に捻りバネ5
0を介在させて円筒状のカバー40を被せるように装着
し、フード部31には軸線方向に一致する切り込み33
を形成しつつ雄側コネクタ10には切り込み33に進入
可能なリブ11を形成して挿入時に回転不能に規制し、
さらに、カバー40に斜め方向に向けた押し出し用スリ
ット42aと軸線方向に直交する抜け止め用スリット4
2bとを形成しつつ雄側コネクタ10にはリブ11の先
端外側に突出するカムピン11aを形成し、押し出し用
スリット42aの傾斜面にてカバー40を回転させる反
力で雄側コネクタ10を押し出しつつ終端の抜け止め用
スリット42bに入り込んだときにはカバー40が回転
して係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半嵌合検知コネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半嵌合検知コネクタとし
て、図8に示す特開平7−130428号公報に開示さ
れたものが知られている。断面矩形状に形成された雌側
コネクタハウジング1の内部には挿抜方向と直交する方
向に往復動可能に支持されたスライドプレート2が支持
されるとともに、スプリング3にて同スライドプレート
2を一方に付勢している。また、同雌側コネクタハウジ
ング1の上面壁面には同スライドプレート2から上方に
突出するカムピン2aが移動可能な範囲内にスリット1
aを形成してあり、当該カムピン2aを支持して同スリ
ット1a内で左右動させると同スライドプレート2も左
右動し、一方への移動時にはスプリング3に抗すること
になり、他方への移動時にはスプリング3にて補助され
る。
【0003】雄側コネクタハウジング4はこの雌側コネ
クタハウジング1の先端部分を挿入可能なフード部5を
有しており、フード部5の上壁面には上記カムピン2a
が貫通可能なカム溝5aを形成してある。このカム溝5
aは挿抜方向に対して概ねくの字形になっており、雌側
コネクタハウジング1をフード部5内に挿入していく
と、カムピン2aがカム溝5a内に入り込み、溝に沿っ
て左右動する。すなわち、くの字形とした最初の傾斜面
にてスプリング5に抗してスライドプレート2を移動さ
せようとするので、ちょうど傾斜面を滑り降りるような
力を受けて雌側コネクタハウジング1は押し出されよう
とする。しかし、くの字形とした頂部を越えると同様に
傾斜面を滑り降りるような力を受けて雌側コネクタハウ
ジング1を引き込もうとする。従って、半嵌合状態のま
ま放置されないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半嵌合
検知コネクタにおいては、スライドプレート2を雌側コ
ネクタハウジング1の内部で往復動可能に支持するよう
になっているが、平行に往復動可能に支持するためには
ガイド溝を形成したりするなど、構造が複雑になるし、
また、往復動の途中で引っかかりやすく、引っかかって
しまうと半嵌合状態のまま放置されてしまうことがある
という課題があった。また、フード部5自体も大きくな
ってしまうし、さらに、内部にスライドプレート2を保
持すると防水構造も取りにくい。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、引っかかりにくく組立が容易な半嵌合検知コネ
クタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、一対のコネクタハウジン
グを備えて一方に形成したフード部内に他方を挿入して
嵌合接続するにあたり、一方のコネクタハウジングにて
挿入方向に対して直交する方向に移動可能に保持された
可動部材と、同可動部材を所定方向に付勢するスプリン
グと、他方のコネクタハウジングにて同可動部材に当接
可能に配設された固定部材とからなるカム機構を備え、
同可動部材と固定部材との当接面には少なくとも一方に
傾斜面を形成して挿抜作業時に上記可動部材を挿抜方向
と直交する方向へ移動させてスプリングの反力にて挿抜
方向に沿った補助力を得るようにした半嵌合検知コネク
タにおいて、上記一方のコネクタハウジングでは上記フ
ード部を円筒からなる内筒と外筒とを重ね合わせて相対
回転可能に支持せしめつつ両者の間で相対回転を規制す
るように付勢するスプリングを配設してかかる筒体の一
方にて上記可動部材を構成し、上記他方のコネクタハウ
ジングでは上記可動部材に当接可能な固定部材を配設
し、上記一方のコネクタハウジングと上記他方のコネク
タハウジングとが挿抜時に相対回転不能となるように回
転規制機構を形成した構成としてある。
【0007】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の半嵌合検知コネクタにおいて、上記内筒と外筒
からなるフード部における固定側の筒体には開口端から
挿抜方向に一致する切り込みを形成しつつ他方のコネク
タハウジングには同切り込みに向けて外方に突出するア
ンカーピンを形成して上記回転規制機構を構成してあ
る。さらに、請求項3にかかる発明は、請求項1または
請求項2に記載の半嵌合検知コネクタにおいて、上記内
筒と外筒からなるフード部における可動側の筒体には開
口側から奥側に向かって周方向に傾斜して延びる押し出
し用スリットとこの押し出し用スリットの奥側から反対
側に延びる抜け止め用スリットとを形成しつつ上記他方
のコネクタハウジングには同スリットに対して内外方向
から進入可能なカムピンを形成した構成としてある。
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、一方のコネクタハウジングではフード部を円
筒からなる内筒と外筒とを重ね合わせてあり、一方は他
方に対して相対回転可能となっているとともに、両者の
間では相対回転を規制するようにスプリングが付勢して
いる。内筒と外筒の一方は固定され、他方のコネクタハ
ウジングを当該フード部に挿入してきたとき、回転規制
機構によって当該他方のコネクタハウジングは固定側の
筒体に対して相対回転しないようになっている。しか
し、一方の筒体は可動部材を構成しているので、挿入さ
れるコネクタハウジングに形成した固定部材が同可動部
材と当接し、カム機構として備えられている傾斜面にて
可動部材の側の筒体が固定部材から退避する。この退避
運動は実際には回転運動となり、可動側の筒体が固定側
の筒体に対して回転する。可動側の筒体は固定側の筒体
に対して回転を規制されるようにスプリングにて付勢さ
れており、挿抜作業時に筒体が回転することによってス
プリングの反力を受け、挿抜方向に沿った補助力を発生
する。
【0009】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、固定側の筒体には開口端から挿抜
方向に一致する切り込みを形成してあり、この筒体内側
に他方のコネクタハウジングを挿入していくと、外方に
突出するアンカーピンが同切り込み内に入り込むため、
両者は相対的に回転できなくなる。さらに、上記のよう
に構成した請求項3にかかる発明においては、可動側の
筒体に開口側から奥側に向かって周方向に傾斜して延び
る押し出し用スリットとこの押し出し用スリットの奥側
から反対側に延びる抜け止め用スリットとを形成してあ
り、他方のコネクタハウジングを筒体内に挿入していく
とカムピンが同スリットに対して内外方向から進入し、
押し出し用スリット内では可動側の筒体が戻ろうとする
力で押し戻され、抜け止め用スリットに入り込むと可動
側の筒体が戻ろうとする力で引き込まれて抜け止めされ
る。上述したアンカーピンとカムピンとが一体となって
いることも可能であり、この場合には一体のピンの内側
部分と外側部分とがそれぞれに対応して切り込み内とス
リット内とで上述したように作用する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内筒に外
筒を重ね合わせるだけで相対的な回転運動可能に支持す
ることができ、極めて簡易に構成できるし、同心軸上に
重ね合わせた二重の筒体であるので、回転中に引っかか
ることもなく、安定した動作を行うことが可能な半嵌合
検知コネクタを提供することができる。また、請求項2
にかかる発明によれば、回転規制機構を切り込みとアン
カーピンだけで構成でき、構成を簡易にすることができ
る。
【0011】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
カムピンとスリットとの組み合わせからなる簡易な構成
で可動部材としての筒体を駆動することができ、また、
アンカーピンとカムピンとを一体としたときにはさらに
構成を簡易にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
る半嵌合検知コネクタを斜視図により示しており、図2
は雌側コネクタハウジングを分解斜視図により示してい
る。なお、図においては、一貫して端子金具を省略して
おり、ハウジングの組付部分だけを表している。
【0013】同図において、雄側コネクタ10の前端側
はやや拡径されて筒状のフード部となっており、細径部
分は円柱状に形成されるとともに軸方向に貫通する図示
しない複数の端子金具収容室を形成されて内部に雄側端
子金具を保持可能な端子収容部となっている。一方、雌
側コネクタ20は、上記雄側コネクタ10のフード部に
挿入可能な円柱状に形成されて内部には軸方向に貫通す
る複数の端子金具収容室を備えたハウジング30と、こ
のハウジング30の中程から外方に拡径された後、前方
に筒状に延設されたフード部31とから構成されてお
り、後述するようにして雄側コネクタ10を同フード部
31に挿入すると、雄側コネクタ10のフード部内で立
設されている雌側端子金具がハウジング30の端子金具
収容室内に入り込み、内部の雌側端子金具と嵌合接続す
る。
【0014】本実施形態においては、単体のコネクタに
ついて適用しているが、例えば、一方のコネクタハウジ
ングが電気機器収容箱の一部となるように構成されてい
ることも可能である。また、いずれの側に雌側端子金具
や雄側端子金具を装着してもよい。なお、機器側を雄側
コネクタとすれば構成、組付が簡易となるという効果が
ある。雌側コネクタ20のハウジング30は前端のフー
ド部31がやや拡径されて形成されており、このフード
部31を外側から囲い込むことが可能なようにカバー4
0が装着されている。カバー40は全体的には同フード
部31の外径に対応した同一径の円筒状に形成されてい
るが、後端側の開口についてはやや細径としたハウジン
グ30自体を挿入可能となる程度に開口を狭めてある。
従って、ハウジング30の後端側からカバー40に挿入
していくことにより、極めて簡単な構成で同カバー40
をハウジング30に対して装着可能となる。いずれも円
筒状と形成されていることにより、カバー40とフード
部31とは相対的に回転可能であり、本実施形態におい
ては、外筒となるカバー40が可動側となり、端子収容
部32と一体的な内筒となるフード部31が固定側とな
る。本実施形態においては、可動側のカバー40が外筒
となっているが、フード部31に対して相対的に回転可
能に保持されれば良く、可動側の筒体が内筒であろうと
外筒であろうと構わない。なお、ハウジング30におけ
る後端側の外周面には楔形の突起32を形成してあり、
カバー40はこの突起32を乗り越えて無理入れするよ
うに挿入され、回転可能なように抜け止めされている。
【0015】ハウジング30におけるフード部31より
も後端側部分の外周であって上記カバー40の内側には
捻りバネ50を装着してある。この捻りバネ50は前端
側を前方に屈曲されるとともに後端側を後方に屈曲する
ことにより、それぞれフード部31とカバー40の後端
面とに形成した小孔に対して係合されており、これによ
って同カバー40はハウジング30に対して相対的に一
方へ回転するように付勢されている。ただし、図3に示
すように、ハウジング30におけるフード部31よりも
やや後方側部分の外周には径方向へ突出する突起34を
形成するとともに、カバー40における後端側の開口縁
部には同突起34が進入可能な円弧状の切り欠き41を
形成してあるので、カバー40は同突起34が切り欠き
41内にてある角度範囲でのみ相対的な回転が可能とな
っている。これにより、捻りバネ50にて一方向へ付勢
されても所定位置で停止するようになっている。
【0016】本実施形態においては、カバー40とハウ
ジング30との相対回転を規制するスプリングとして捻
りバネ50を使用しているが、同様の機能を奏する他の
スプリングやゴムあるいは弾性部材などを使用すること
ができる。また、捻りバネ50を使用しているため、別
機構でカバー40とハウジング30との相対的な回転範
囲を制限するようになっているが、板バネなどで回転範
囲の規制も同時に行なうようにしてもよい。
【0017】雄側コネクタ10における両側の外側面に
は軸線方向に一致するリブ11,11を形成してあり、
同リブ11,11に対応してハウジング30のフード部
31には開口側から直線状の切り込み33,33を形成
してある。リブ11,11の高さはフード部31の厚み
の範囲内であり、雄側コネクタ10をフード部31に挿
入するに際して同リブ11,11が切り込み33,33
内に進入することにより、この場合の固定側の内筒であ
るフード部31に対して同雄側コネクタ10が回転不能
となる。すなわち、本実施形態においては同リブ11,
11がアンカーピンに対応し、上記切り込み33ととも
に回転規制機構を構成している。
【0018】本実施形態においては、リブ11と切り込
み33とによって回転規制機構を構成しているが、雄側
コネクタ10がフード部31内で回転不能に挿入される
ようにすればよく、ハウジング30の奥壁から角柱状の
ガイドを形成しつつ、雄側コネクタ10の側に同ガイド
を挿入可能な角穴を形成して相対回転不能に構成するな
ど、適宜変更可能である。また、リブ11の前端側には
さらに外側に突出するカムピン11aを形成してあり、
同カムピン11aはフード部31を貫通して外方に突出
することになる。このフード部31の外周側に位置する
カバー40には、上記切り込み33,33の外方位置に
斜め方向のスリット42,42を形成してある。各スリ
ット42は開口端から奥側に向かって斜めとなっている
押し出し用スリット42aと、この押し出し用スリット
42aの後端側から軸方向に直角方向であって当該押し
出し用スリット42aとは反対の方向に戻る抜け止め用
スリット42bとから構成されている。
【0019】雄側コネクタ10をフード部31に挿入さ
せていく際、まず、図4に示すように、雄側コネクタ1
0と雌側コネクタ20とを対面させる。このとき、切り
込み33,33の開口端とスリット42,42の開口端
とは一致している。従って、図5に示すように、雄側コ
ネクタ10が雌側コネクタ20のフード部31内に挿入
していくと、リブ11は切り込み33に進入し、カムピ
ン11aは同切り込み33を介してさらに外側に位置す
るスリット42内に進入する。当初、カムピン11aは
押し出し用スリット42a内に入るが、同押し出し用ス
リット42aは軸方向に斜めに形成されているため、カ
ムピン11aが真っ直ぐ入っていくと押し出し用スリッ
ト42aの縁部に摺接し、カバー40を回転させる。カ
バー40はフード部31に対して同軸上に被さっている
ので、滑らかに回転する。ただし、カバー40とフード
部31との間には捻りバネ50を介在させているので、
カバー40の回転を押し戻そうと作用する。かかる反力
は結果としてカムピン11aを開口側に押し出そうと作
用する。従って、操作者が嵌合途中であるにも関わらず
嵌合を完了したものと誤認して途中で止めてしまった場
合、この反力によって雄側コネクタ10は押し戻される
ため、操作者は半嵌合であることを容易に認識すること
ができる。
【0020】しかし、カムピン11aが押し出し用スリ
ット42aを通過するまで押し込められると、軸線方向
に直交する抜き止め用スリット42bに入り込むため、
図6に示すようにカバー40は捻りバネ50によって戻
され、カムピン11aは同抜け止め用スリット42bの
奥に入り込む。同抜き止め用スリット42bは軸線方向
と直交しているため、雄側コネクタ10を引き出そうと
してもロックして引き出せない。
【0021】本実施形態においては、抜き止め用スリッ
ト42bを軸線方向に直交する方向に形成しているが、
押し出し用スリット42aと反対側に戻る方向であれば
斜め方向に形成することもできる。このようにすれば、
カムピン11aが境の頂部を乗り越えた時点からカバー
40を回転させようとする力で逆に雄側コネクタ10を
引き込むように作用する。また、本実施形態において
は、カバー40の側にスリットを形成し、雄側コネクタ
10の側にカムピン11aを形成しているが、少なくと
も一方に傾斜面を形成して互いに当接し合うようになっ
ていれば良く、例えば、図7に示すように、カバー40
の側にカムピン43,43を形成し、雄側コネクタ10
の側にスリット12,12を形成するようにしておいて
も良い。
【0022】このように、雌側コネクタ20において
は、円筒状のフード31を備えたハウジング30の外周
に捻りバネ50を介在させて円筒状のカバー40を被せ
るように装着し、相対回転可能に支持させるとともに、
同フード部31には軸線方向に一致する切り込み33を
形成しつつ雄側コネクタ10には同切り込み33に進入
可能なリブ11を形成して挿入時に回転不能に規制し、
さらには、同カバー40に斜め方向に向けた押し出し用
スリット42aと軸線方向に直交する抜け止め用スリッ
ト42bとを形成しつつ雄側コネクタ10にはリブ11
の先端外側に突出するカムピン11aを形成し、押し出
し用スリット42aの傾斜面にてカバー40を回転させ
る反力で雄側コネクタ10を押し出しつつ終端の抜け止
め用スリット42bに入り込んだときにはカバー40が
回転して係合するようにしており、フード部31に対し
てカバー40を変移可能に支持する構成を簡易にしつ
つ、変移する際にも引っかかりが生じないようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる半嵌合検知コネク
タの斜視図である。
【図2】同半嵌合検知コネクタにおける雌側コネクタの
分解斜視図である。
【図3】同雌側コネクタの背面図である。
【図4】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作開始前の側面
図である。
【図5】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作途中の側面図
である。
【図6】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作完了時の側面
図である。
【図7】半嵌合検知コネクタの変形例を示す分解斜視図
である。
【図8】従来の半嵌合検知コネクタの斜視図である。
【符号の説明】
10…雄側コネクタ 11…リブ 11a…カムピン 12…スリット 20…雌側コネクタ 31…フード部 33…切り込み 40…カバー 42…スリット 42a…押し出し用スリット 42b…抜け止め用スリット 43…カムピン 50…捻りバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコネクタハウジングを備えて一方
    に形成したフード部内に他方を挿入して嵌合接続するに
    あたり、一方のコネクタハウジングにて挿入方向に対し
    て直交する方向に移動可能に保持された可動部材と、同
    可動部材を所定方向に付勢するスプリングと、他方のコ
    ネクタハウジングにて同可動部材に当接可能に配設され
    た固定部材とからなるカム機構を備え、同可動部材と固
    定部材との当接面には少なくとも一方に傾斜面を形成し
    て挿抜作業時に上記可動部材を挿抜方向と直交する方向
    へ移動させてスプリングの反力にて挿抜方向に沿った補
    助力を得るようにした半嵌合検知コネクタにおいて、 上記一方のコネクタハウジングでは上記フード部を円筒
    からなる内筒と外筒とを重ね合わせて相対回転可能に支
    持せしめつつ両者の間で相対回転を規制するように付勢
    するスプリングを配設してかかる筒体の一方にて上記可
    動部材を構成し、上記他方のコネクタハウジングでは上
    記可動部材に当接可能な固定部材を配設し、上記一方の
    コネクタハウジングと上記他方のコネクタハウジングと
    が挿抜時に相対回転不能となるように回転規制機構を形
    成したことを特徴とする半嵌合検知コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の半嵌合検知コネク
    タにおいて、上記内筒と外筒からなるフード部における
    固定側の筒体には開口端から挿抜方向に一致する切り込
    みを形成しつつ他方のコネクタハウジングには同切り込
    みに向けて外方に突出するアンカーピンを形成して上記
    回転規制機構を構成したことを特徴とする半嵌合検知コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の半
    嵌合検知コネクタにおいて、上記内筒と外筒からなるフ
    ード部における可動側の筒体には開口側から奥側に向か
    って周方向に傾斜して延びる押し出し用スリットとこの
    押し出し用スリットの奥側から反対側に延びる抜け止め
    用スリットとを形成しつつ上記他方のコネクタハウジン
    グには同スリットに対して内外方向から進入可能なカム
    ピンを形成したことを特徴とする半嵌合検知コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015011962A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 矢崎総業株式会社 回転式コネクタ
KR20180120590A (ko) * 2017-04-27 2018-11-06 델피 인터내셔널 오퍼레이션즈 룩셈부르크 에스.에이 알.엘. 커넥터 조립체

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JP2018190713A (ja) * 2017-04-27 2018-11-29 デルフィ・インターナショナル・オペレーションズ・ルクセンブルク・エス・アー・エール・エル コネクタアセンブリ

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