JP2003151688A - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
カバー50を組み付けて構成され、ハウジング21には
カム溝41を有するスライド部材40が、カバー50に
はレバー70が装着される。レバー70が初期位置から
嵌合位置まで回動されるのに連動してスライド部材40
が初期位置から嵌合位置までスライドされるのに伴い、
カム溝41と第2コネクタのカムピン12との係合によ
りカム作用が発揮されて両コネクタ10,20が嵌合さ
れる。カバー50の後壁52には、検知部材80が装着
される取付凹部58が設けられ、検知部材80を待機位
置に配した状態では、レバー70が嵌合位置に達するま
での間、常に検知部材80の上方にアーム部71が配さ
れることで検知部材80の移動が規制される。レバー7
0のアーム部71には、嵌合位置に達すると検知部材8
0に整合する切欠部78が形成され、これにより検知部
材80の検知位置への移動が許容される。
Description
に関する。
平5−36774号に開示されているものがある。これ
は、第1コネクタにレバーを回動可能に支持するととも
に、第2コネクタに、レバーのカム溝と係合するカムピ
ンを設け、両コネクタを浅く嵌合してカム溝にカムピン
を係合させ、その状態でレバーを回動させると、カム溝
とカムピンの係合によるカム作用により、両コネクタが
引き寄せられて嵌合状態に至るようになっている。
用いてコネクタ同士を嵌合させるものでは、レバーの回
動操作にある程度の操作力が必要であることから、作業
者がレバーを正規の嵌合位置まで完全に回動させずに、
半嵌合の状態のままで回動操作を途中で終えてしまう、
ということが懸念される。この場合、レバーの回動位置
が正規の嵌合位置から大きく離れていれば、目視によっ
て容易に判別できるのであるが、レバーが正規嵌合位置
の直前の位置に留まっている場合には、正規嵌合位置ま
で回動されたか否かを目視によって判別することは困難
である。本発明は上記のような事情に基づいて完成され
たものであって、レバーの回動位置を検知することを目
的とする。
めの手段として、請求項1の発明は、第1コネクタにレ
バーを回動可能に装着したものであって、レバーを初期
位置から嵌合位置に回動させるのに伴って、レバーと第
2コネクタとの間でカム作用が発揮されて両コネクタが
嵌合されるものにおいて、前記第1コネクタには、前記
レバーの回動方向と略直交する向きに沿って待機位置と
検知位置との間を移動可能な検知部材が装着されてお
り、前記待機位置に配された検知部材は、前記レバーが
前記嵌合位置に達するまでは、レバーと干渉することで
前記検知位置への移動が規制され、レバーが嵌合位置に
達すると、移動方向前方から退避したレバーと非干渉に
なって検知位置への移動が許容されるようになっている
構成としたところに特徴を有する。
において、前記検知部材は、前記第1コネクタのうちレ
バーの回動方向と略直交する外面から内側に引っ込んで
設けられた取付部内に装着されており、装着した検知部
材における外面が前記第1コネクタの外面と面一状をな
す位置または内側に引っ込んだ位置に配されているとこ
ろに特徴を有する。
2に記載のものにおいて、前記検知部材が前記検知位置
に達したときには、検知部材における移動方向前面が前
記レバーの外面と面一状をなす位置または移動方向後方
に引っ込んだ位置に配されているところに特徴を有す
る。
合位置まで回動していれば、レバーは待機位置とした検
知部材の移動方向前方から退避しているので、検知部材
を移動させる際に検知部材がレバーと非干渉になって検
知位置へ移動させることができる。もって両コネクタが
正規に嵌合したことが検知される。一方、レバーが嵌合
位置に達していなければ、レバーは待機位置とした検知
部材の移動方向前方に配されているので、検知部材を移
動させようとしてもレバーに干渉して検知位置へ移動さ
せることができない。もってレバーが嵌合位置に至らず
両コネクタが半嵌合状態であることが検知される。すな
わち、検知部材の検知位置への移動の可否に基づいてレ
バーの回動位置を容易に判別することができる。
知部材が第1コネクタの外面から出っ張りなく収められ
るから、外形をすっきりさせることができる。 <請求項3の発明>検知部材を検知位置に移動させた状
態において、検知部材がレバーの外面から出っ張りなく
収められるから、レバー式コネクタの外形をシンプルに
保つことができる。
図11によって説明する。この実施形態に示すレバー式
コネクタは、互いに嵌合及び離脱が可能な第1と第2の
コネクタ10,20と、第1コネクタ20に組み付けら
れるレバー70及びスライド部材40と、第1コネクタ
20に装着されてレバー70の回動状態を検知するため
の検知部材80とから構成されている。なお、以下で
は、両コネクタ10,20における嵌合面側を前方と
し、また左右の記載については図1ないし図5を基準と
し、また上下の記載については図1、図6ないし図11
を基準として説明する。
第1コネクタ20内に嵌合可能な前方に開口する角筒状
のフード部11を有しており、フード部11内に複数の
端子(図示せず)を突設した構成となっている。フード
部11のうち横長部分の上下外面には、略円柱状のカム
ピン12が2本ずつ立てられている。
ように、第2コネクタ10の端子と導通接続可能な端子
金具(図示せず)を複数本収容するハウジング21と、
ハウジング21に対して後方から被せ付けられるカバー
50とを備えている。ハウジング21は、各端子金具を
後方から挿入可能なキャビティ23を複数室有する端子
収容部24と、その周りを取り囲む外筒部25とから構
成され、端子収容部24と外筒部25との間に前方から
第2コネクタ10のフード部11が嵌合可能とされてい
る。外筒部25の後面には、後方からレバー70を挿入
可能なレバー収容溝26が所定幅(レバー70の回動を
許容する範囲)開口して形成されている。外筒部25の
両側面には、幅方向に沿ってスライド部材収容溝27が
開口して形成され、ここにレバー70に連動するスライ
ド部材40が側方から組み付けられている。なお、レバ
ー収容溝26に対して径方向内側にスライド部材収容溝
27が連通して形成され、さらにスライド部材収容溝2
7の内側に第2コネクタ10のフード部11が進入され
るようになっている。
形成されており、上下の横長部分には、前方に開口する
カム溝41が2本ずつ形成されるとともに、後方へ開口
する係合溝42がそれぞれ形成されている。両カム溝4
1は、前端の入り口41aから左斜め後方へ傾斜して形
成されており、ここに第2コネクタ10のカムピン12
が係合可能とされている。また外筒部25の前端部に
は、両カム溝41に整合可能なカムピン挿通孔28が2
つずつ開口して形成されている。係合溝42には、レバ
ー70の突起75が回転可能に係合されるようになって
いる。またスライド部材40の横長部分のうち後端右側
部には、弾性係止片43が前後方向に撓み変形可能に設
けられ、この弾性係止片43が外筒部25の後端部に切
欠形成された係止孔29に係止されることで、スライド
部材40をカム溝41がカムピン挿通孔28に整合し、
且つ係合溝42が後記する突起挿通孔31に整合する初
期位置に保持できるようになっている。この初期位置か
らスライド部材40は、右方へ向けて幅方向(嵌合方向
と直交する方向)に沿って直線的にスライド可能とさ
れ、スライド部材収容溝27内に完全に収容されるとと
もにカムピン12がカム溝41の後端に達する嵌合位置
(図5)までの移動が許容されている。
び右側面が開口する略箱形に形成されており、ハウジン
グ21の後部の上下面及び左側面を取り囲む3枚の壁か
らなる周壁51と、周壁51の後端を連結する後壁52
とから構成されている。周壁51の前端部には、ハウジ
ング21の後部側面に形成された保持突部30に係止可
能な弾性保持片53が3本形成され、これによりハウジ
ング21に対するカバー50の保持が図られる。カバー
50内では、ハウジング21の後面側から導出された電
線が屈曲されてカバー50の右側の開口部分を通して外
部に引き出し可能となっている。なお、カバー50の後
端左側部には、後述するようにレバー70を逃がすため
の逃がし部54が凹んで形成されている。
央部分には、レバー70を装着可能な被装着部55が一
段高くなってそれぞれ形成されている。両被装着部55
の中心には、レバー70を軸支するための略円柱状の軸
部56がそれぞれ立てられている。レバー70は、上下
一対の板状のアーム部71,72の端部を操作部73に
よって連結することで全体が略門形をなしており、両ア
ーム部71,72のほぼ中心位置にそれぞれ穿設した長
孔74を軸部56に嵌合させることで、カバー50に対
して幅方向と平行に回動可能に支持される。両アーム部
71,72のうち操作部73側とは反対側の端部におけ
る内側面には、円柱状の突起75が周縁部の近傍の位置
から突出してそれぞれ設けられている。また外筒部25
の後端部には、レバー70がレバー収容溝26内に挿入
される際に突起75がスライド部材収容溝27内に進入
するのを許容する突起挿通孔31が開口して形成されて
いる。なお上記した長孔74は、アーム部71,72の
略中心位置と突起75とを結ぶ線とほぼ平行に延びてい
る。
ー50の後壁52に当接させるとともに突起75を長孔
74の斜め左前方に位置させる初期位置(図2)と、操
作部73をカバー50の逃がし部54内に位置させると
ともに突起75を長孔74の斜め右前方に位置させる嵌
合位置(図5)との間で、軸部56を支点として回動可
能となっている。但し、長孔74は軸部56に対して相
対変位するので、レバー70自身における回動中心の位
置は、レバー70の回動に伴い長孔74に沿って移動す
る。なお、被装着部55のうち軸部56の右斜め後方位
置には、保持突起57が設けられているのに対し、アー
ム部71,72には、レバー70が初期位置のときに保
持突起57に係止される初期位置用保持孔76(図2)
と、嵌合位置のときに保持突起57に係止される嵌合位
置用保持孔77(図5)とが穿設され、これにより両位
置でレバー70を保持できる。
0がハウジング21に装着されると、アーム部71,7
2の周縁部の一部がレバー収容溝26内に挿入されると
ともに、突起75が突起挿通孔31を通ってスライド部
材収容溝27内に位置し、初期位置としたスライド部材
40の係合溝42に係合される。これら突起75と係合
溝42との係合により、レバー70の回動動作とスライ
ド部材40のスライド動作とを相互に変換できるように
なっている。従って、レバー70が初期位置から嵌合位
置に回動されると、スライド部材40が連動して初期位
置から嵌合位置に達し、この間のカム溝41とカムピン
12との係合によって発揮されるカム作用により両コネ
クタ10,20が嵌合されるようになっている。このよ
うに、レバー70の突起75とカム溝41を有するスラ
イド部材40とが両コネクタ10,20をカム作用によ
り嵌合させるカム機能手段を構成している。
略中央部には、図6及び図7に示すように、上方(図2
の紙面手前側)及び後方に開放する取付凹部58が部分
的に内側に凹ませることで形成され、この取付凹部58
内に上方から検知部材80が装着可能とされている。こ
の取付凹部58は、取付凹部58を除いた後壁52の後
面52a(レバー70の回動方向と直交する外面)より
も内側に引っ込んで形成されている。検知部材80は、
取付凹部58内において上下方向(レバー70の回動方
向と直交する方向)に沿って移動可能とされている。
さい幅寸法の平板状の本体部81を有しており、取付凹
部58内では本体部81が、取付凹部58の後面と取付
凹部58の側面後端部から内側に張り出して形成された
一対の支持壁59との間に挟まれることで、前後にがた
つき無く支持される。本体部81の両側部には、それぞ
れ略L字型のスリットを入れることで幅方向に沿って弾
性変形可能な片持ち状の保持アーム82が一対設けられ
ている。両保持アーム82の先端部は、外側に突出する
鈎状に形成され、この鈎部分が取付凹部58の両側面に
おいて左右に一対ずつ設けられた下側の待機位置用保持
溝部60と上側の検知位置用保持溝部61とにそれぞれ
係止されることで、検知部材80を下側の待機位置(図
8及び図9)と上側の検知位置(図10及び図11)と
の2位置に保持できるようになっている。なお待機位置
用保持溝部60及び検知位置用保持溝部61は、後壁5
2の後面52aに開口して形成されている。
1の下面が取付凹部58の下面に近接して配されるのに
対し、本体部81の上面81a(移動方向前面)が上側
の被装着部55の上面(外面)よりも僅かに下方に引っ
込んで配されることで、レバー70の上側のアーム部7
1に対して非干渉となっている(図8及び図9)。そし
て、レバー70が初期位置から嵌合位置に達するまでの
間、検知部材80の上方(検知部材80の移動方向前
方)には常にアーム部71の一部(操作部73と長孔7
4との間の部分)が配される。従って、検知部材80を
待機位置から上方へ移動させようとしても、アーム部7
1の下面(回動方向に沿った面)に検知部材80が突き
当たることでその上方への移動動作が規制される。一
方、上側のアーム部71における図2の右側縁(図5の
嵌合位置ではアーム部71の後端縁)には、検知部材8
0の外形(検知部材80の前面及び左側面)に沿った切
欠部78が形成されており、この切欠部78は、レバー
70が嵌合位置に達したときにのみ、検知部材80と整
合する(図5)。従って、レバー70が嵌合位置のとき
は、アーム部71が待機位置とした検知部材80の上方
領域から退避しているので、検知部材80を上方へ移動
させる際には検知部材80がレバー70と非干渉となり
切欠部78内に進入しつつ上方の検知位置への移動が許
容される。そして、検知位置では、検知部材80は、本
体部81が被装着部55の上面から突き出るとともに、
その上面81aがアーム部71の上面71a(外面)よ
りも所定高さ下方(検知部材80の移動方向後方)に引
っ込んで配される(図10及び図11)。このとき、本
体部81のうち被装着部55からの突き出し部分がアー
ム部71のうち切欠部78の周面(回動方向と直交する
面)に近接して配されており、両者が突き当たることで
レバー70が嵌合位置から初期位置側へ回動する動作が
規制される。
央には、図6及び図7に示すように、取付凹部58の後
面に形成された逃がし溝62内に進入可能な抜け止め突
部83が設けられている。逃がし溝62の途中には、ス
トッパ部63が張り出して形成されている。待機位置で
は、抜け止め突部83がストッパ部63に対して下方に
離間した位置にあるのに対し(図8)、検知位置では、
ストッパ部63の下面に抜け止め突部83の上面が係止
することで、検知部材80の上方への抜け止めが図られ
るようになっている(図10)。また抜け止め突部83
の下面及びストッパ部63の上面には、抜け止め突部8
3がストッパ部63に乗り上げる動作を容易にするため
のテーパ面が形成されている。
央には、幅方向に細長い操作突板84が設けられてお
り、この操作突板84を押圧操作することで検知部材8
0を上下に移動できるようになっている。操作突板84
の両側部上面には、操作突板84よりもやや低い一対の
ガイドリブ85が上方に向かって延出して形成されてい
る。操作突板84と両ガイドリブ85とにおける両外側
面には、両支持壁59の内側面が摺接されることで検知
部材80の上下の移動動作が案内されるようになってい
る。検知部材80を装着した状態では、操作突板84の
後面84aは、取付凹部58を除いたカバー50の後壁
52の後面52aとほぼ同じ位置に揃えられ、言い換え
ると略面一状をなしている。
いてその作用について説明する。第1コネクタ20を組
み付けるには、まずカバー50の取付凹部58内に検知
部材80を待機位置に装着した後、カバー50に対して
レバー70を挟み込むようにして装着して初期位置に保
持しておく。このとき、図8に示すように、検知部材8
0の上方には、アーム部71が配されているから、万が
一に検知部材80を上方へ移動させるような力が作用し
た場合でも、本体部81の上面81aがアーム部71の
下面(内面)に突き当たることで、その移動動作が規制
され、誤って検知部材80が検知位置に移動されるよう
な事態が防がれる。
ド部材40を装着して初期位置に保持する。次に検知部
材80及びレバー70を装着したカバー50をスライド
部材40を装着したハウジング21の後方から組み付け
る。組み付けに伴い、レバー70がレバー収容溝26内
に挿入されるとともに突起75がスライド部材収容溝2
7内に進入してスライド部材40の係合溝42に係合さ
れる(図2参照)。
行う。まず第1コネクタ20に対して第2コネクタ10
のフード部11を軽く嵌合させて、図2に示すように、
カムピン12をカムピン挿通孔28を通してカム溝41
の入り口41aに進入させる。この状態から操作部73
を概ね左側へ変位させるよう操作して、レバー70を嵌
合位置側へ回動させる。レバー70の回動に伴って、図
3及び図4に示すように、突起75が係合溝42の内壁
を右方へ押圧することで、スライド部材40がレバー7
0に連動して嵌合位置側(右方)へスライドする。この
スライド部材40の移動に伴うカム溝41とカムピン1
2との係合によってカム作用が発揮され、もって第2コ
ネクタ10が第1コネクタ20側へ引き込まれる。な
お、この過程では、長孔74が軸部56に対して相対変
位してレバー70自身の回動中心が長孔74に沿って移
動するので、突起75がスライド部材40と一体となっ
て幅方向に沿って直線的に移動される。
機位置の検知部材80の上方に配されている。従って、
例えばレバー70が嵌合位置に至る直前であるにも拘わ
らず、作業者が嵌合位置に至ったと勘違いして検知部材
80を移動させようとした場合でも、本体部81がアー
ム部71に突き当たることでその移動が規制されるの
で、両コネクタ10,20が半嵌合であることが検知さ
れる。
と、図5に示すように、スライド部材40が嵌合位置に
至り、カムピン12がカム溝41の後端に配される。こ
れにより両コネクタ10,20が正規深さまで嵌合され
る。このとき、切欠部78が検知部材80と整合する位
置に配され、アーム部71が検知部材80の上方領域か
ら退避する。なお、この嵌合作業は、レバー70を操作
するのではなく、スライド部材40を操作して行っても
よい。その場合は、初期位置のスライド部材40を検知
位置側へ押し込んでスライドさせることで、カム溝41
とカムピン12との係合によってカム作用が発揮され
る。このスライド部材40のスライド動作に伴って、係
合溝42の内壁が突起75を右方へ押圧することで、レ
バー70がスライド部材40に連動して初期位置から嵌
合位置へ回動させられる。
0を移動させる作業を行う。検知部材80の操作突板8
4を上方へ押圧操作すると、アーム部71とは非干渉と
なった本体部81が被装着部55から上方へ突き出て切
欠部78内に進入し、図10及び図11に示すように、
検知部材80が検知位置に達する。このとき、本体部8
1の上面81aがアーム部71の上面71aよりも下方
に引っ込んで配され、また抜け止め突部83がストッパ
部63に突き当たって、検知部材80が検知位置から上
方へ抜け出すのが防がれている。このように検知部材8
0が検知位置へ移動できることをもって、レバー70が
嵌合位置まで回動しており、両コネクタ10,20が正
規嵌合したことが検知される。このとき作業者は、検知
部材80の上下位置を後方から目視により容易に確認す
ることができる。この検知位置では、本体部81のうち
被装着部55よりも上方に突き出た部分が切欠部78の
周面に近接して配されている。従って、正規嵌合状態に
おいて誤ってレバー70を嵌合位置から初期位置側へ回
動させるような力が作用した場合でも、嵌合位置用保持
孔77に保持突起57が係止するとともに、本体部81
の突き出し部分に切欠部78の周面がレバー70の回動
方向に関して突き当たることで、レバー70は、回動動
作が二重に規制される。これにより、両コネクタ10,
20を正規嵌合状態に強固に保持できる。なお、両コネ
クタ10,20を取り外すには、検知部材80を検知位
置から待機位置へ移動させた後、レバー70を嵌合位置
から初期位置側へ回動させることで両コネクタ10,2
0を離脱させるようにする。
レバー70が嵌合位置に達するまでは、検知部材80が
その上方に配されたアーム部71と干渉することで移動
が規制され、レバー70が嵌合位置に達したときには、
検知部材80がその上方から退避したアーム部71と非
干渉となって移動が許容されるから、検知部材80を待
機位置から検知位置に移動させることができるか否かに
よって、レバー70の回動位置を容易に判別することが
でき、もって両コネクタ10,20の嵌合状態を検知す
ることができる。
52を内側に引っ込ませて形成した取付凹部58内に収
容されるとともに、検知部材80における最後面である
操作突板84の後面84aと、取付凹部58を除いた後
壁52の後面52aとが略面一状に配されるから、検知
部材80がカバー50から外に出っ張ることなく取付凹
部58内に収められ、外形をすっきりさせることができ
る。
させた状態において、検知部材80の上面81aがレバ
ー70のアーム部71の上面71aよりも下方に引っ込
んで配されているから、検知部材80がレバー70から
外に出っ張ることなく収められ、嵌合状態における外形
をすっきりさせることができる。また、ハウジング21
の後面側から導出された電線は、カバー50内で屈曲さ
れてカバー50の右側方へ引き出されており、このカバ
ー50の後面(電線が導出されない面)に検知部材80
を装着するようにしているから、検知部材80を操作す
る際に電線が邪魔になることがなく、しかも目視によっ
て検知部材80の位置を容易に確認することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、レバーと第2コネクタと
の間にカム溝を有するスライド部材を介在させ、レバー
を操作することでその突起によりスライド部材を移動さ
せてカム作用を発揮させるものを示したが、例えばスラ
イド部材と突起を省略するとともにレバーにカム溝を形
成して第2コネクタのカムピンをレバーによって直接に
引き込むようにしたものも本発明に含まれる。
ーム部に検知部材を逃がすための切欠部を形成した場合
を示したが、例えば取付凹部の配設位置を変更するとと
もにそこに装着される検知部材が、レバーが嵌合位置に
至ったときにのみアーム部と非干渉となるような設定と
すれば、切欠部を省略するようにしてもよい。 (3)上記した実施形態では、操作突板の後面とカバー
の後壁の後面とが面一状をなすものを示したが、操作突
板の後面が後壁の後面よりも内側に引っ込んだものも本
発明に含まれる。また検知部材が検知位置のとき、本体
部の上面とアーム部の上面とがほぼ揃えられて面一状に
配されるものも本発明に含まれる。 (4)上記した実施形態では、カバーの後壁に取付凹部
を設けた場合を示したが、カバーの周壁に設けるように
してもよい。 (5)またレバーをカバーに装着するのではなく、ハウ
ジングに装着するものにも本発明は適用可能である。ま
たカバーを省略してレバーをハウジングに装着するもの
ではハウジングの外壁などに取付凹部を設ければよく、
そのようなものも本発明に含まれる。
したハウジングの正面図
合した状態を示す一部切欠平面図
平面図
平面図
た状態を示す一部切欠平面図
装着した状態を示す側断面図
装着した状態を示す背面図
に移動させた状態を示す側断面図
に移動させた状態を示す背面図
Claims (3)
- 【請求項1】 第1コネクタにレバーを回動可能に装着
したものであって、レバーを初期位置から嵌合位置に回
動させるのに伴って、レバーと第2コネクタとの間でカ
ム作用が発揮されて両コネクタが嵌合されるものにおい
て、 前記第1コネクタには、前記レバーの回動方向と略直交
する向きに沿って待機位置と検知位置との間を移動可能
な検知部材が装着されており、前記待機位置に配された
検知部材は、前記レバーが前記嵌合位置に達するまで
は、レバーと干渉することで前記検知位置への移動が規
制され、レバーが嵌合位置に達すると、移動方向前方か
ら退避したレバーと非干渉になって検知位置への移動が
許容されるようになっていることを特徴とするレバー式
コネクタ。 - 【請求項2】 前記検知部材は、前記第1コネクタのう
ちレバーの回動方向と略直交する外面から内側に引っ込
んで設けられた取付部内に装着されており、装着した検
知部材における外面が前記第1コネクタの外面と面一状
をなす位置または内側に引っ込んだ位置に配されている
ことを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。 - 【請求項3】 前記検知部材が前記検知位置に達したと
きには、検知部材における移動方向前面が前記レバーの
外面と面一状をなす位置または移動方向後方に引っ込ん
だ位置に配されていることを特徴とする請求項1または
請求項2記載のレバー式コネクタ。
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