JP2016076419A - レバー式コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】嵌合検知部材の位置検知を確実に行えるようにする。【解決手段】レバー式コネクタは、第1ハウジング10と、第1ハウジング10に設けられたレバー30と、レバー30を嵌合位置へ移動させることで第1ハウジング10に嵌合される第2ハウジング50と、待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、レバー30が嵌合位置に到達したときにのみ検知位置へ移動し得る嵌合検知部材40と、第1ハウジング10とレバー30と嵌合検知部材40とに設けられ、レバー30が嵌合位置にあり且つ嵌合検知部材40が検知位置にあるときにのみ整合する3つの検知孔19,36,43と、整合状態の3つの検知孔19,36,43に挿通される確認部材46とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
特許文献1には、一方のコネクタに結合レバーを回動可能に設け、結合レバーをロック位置へ回動させることにより、一方のコネクタと他方のコネクタを嵌合し、嵌合状態においては、他方のコネクタに設けた嵌合検知部材をロック位置へスライドさせるようにしたレバー嵌合式コネクタが開示されている。このレバー嵌合式コネクタでは、嵌合検知部材をロック位置へスライドさせると、嵌合検知部材のロック確認部が、結合レバーの嵌合検知部材係合孔から外方へ突出する。ロック確認部と結合レバーは異なる色とされているので、ロック確認部が嵌合検知部材係合孔から突出しているか否かを目視確認することにより、嵌合検知部材がロック位置へスライドしたか否かを検知できるようになっている。
上記のレバー嵌合式コネクタでは、嵌合検知部材係合孔を正面側から見ると、嵌合検知部材がロック位置へ移動していなくても、ロック確認部を目視することが可能である。そのため、嵌合検知部材がロック位置へスライドしたと誤認する虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、嵌合検知部材の位置検知を確実に行えるようにすることを目的とする。
本発明は、
第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに設けられたレバーと、
前記レバーを嵌合位置へ移動させることで前記第1ハウジングに嵌合される第2ハウジングと、
待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、前記レバーが前記嵌合位置に到達したときにのみ前記検知位置へ移動し得る嵌合検知部材と、
前記第1ハウジングと前記レバーと前記嵌合検知部材とに設けられ、前記レバーが嵌合位置にあり且つ前記嵌合検知部材が検知位置にあるときにのみ整合する3つの検知孔と、
整合状態の前記3つの検知孔に挿通される確認部材とを備えているところに特徴を有する。
第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに設けられたレバーと、
前記レバーを嵌合位置へ移動させることで前記第1ハウジングに嵌合される第2ハウジングと、
待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、前記レバーが前記嵌合位置に到達したときにのみ前記検知位置へ移動し得る嵌合検知部材と、
前記第1ハウジングと前記レバーと前記嵌合検知部材とに設けられ、前記レバーが嵌合位置にあり且つ前記嵌合検知部材が検知位置にあるときにのみ整合する3つの検知孔と、
整合状態の前記3つの検知孔に挿通される確認部材とを備えているところに特徴を有する。
嵌合検知部材が検知位置に移動すると、確認部材を3つの検知孔に挿通した状態で取り付けることができるのに対し、嵌合検知部材が検知位置に移動していない状態では確認部材を取り付けることができない。したがって、レバー及び嵌合検知部材とは別の部材である確認部材が取り付けられているか否かにより、嵌合検知部材の位置を確実に検知することができる。
(1)本発明は、整合状態の3つの前記検知孔が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向に対して交差する方向に並んでいてもよい。
(2)本発明は、前記嵌合検知部材が検知位置へ移動していない状態では、前記嵌合検知部材に形成されている前記検知孔が、前記レバー又は前記ハウジングによって塞がれるようになっていてもよい。この構成によれば、嵌合検知部材が検知位置へ移動していない状態では、嵌合検知部材の検知孔に確認部材を挿通できないので、嵌合検知部材の位置を確実に検知できる。
(3)本発明は、前記嵌合検知部材が前記レバーに取り付けられており、前記嵌合検知部材が検知位置へ移動していない状態では、前記レバーに形成されている前記検知孔が、前記嵌合検知部材によって塞がれるようになっていてもよい。この構成によれば、嵌合検知部材が検知位置へ移動していない状態では、レバーの検知孔に確認部材を挿通できないので、嵌合検知部材の位置を確実に検知できる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図7を参照して説明する。本実施例1のレバー式コネクタは、第1ハウジング10と、レバー30と、嵌合検知部材40と、確認部材46と、第2ハウジング50とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、上下の方向は、図2,3,6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。第1ハウジング10、レバー30及び嵌合検知部材40に関する前後の方向については、図1〜7における左方を前方と定義する。第2ハウジング50に関する前後の方向については、図1〜3における右方を前方と定義する。左右の方向については、図1,4,5,7における上方を、右方と定義する。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図7を参照して説明する。本実施例1のレバー式コネクタは、第1ハウジング10と、レバー30と、嵌合検知部材40と、確認部材46と、第2ハウジング50とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、上下の方向は、図2,3,6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。第1ハウジング10、レバー30及び嵌合検知部材40に関する前後の方向については、図1〜7における左方を前方と定義する。第2ハウジング50に関する前後の方向については、図1〜3における右方を前方と定義する。左右の方向については、図1,4,5,7における上方を、右方と定義する。
<第1ハウジング10>
第1ハウジング10は、図2,3に示すように、全体としてブロック状をなし、内部に雌形端子金具22が収容される端子収容部11と、端子収容部11の上方に重なるように配された低背状のレバー収容部12とを備えている。レバー収容部12の内部は、後方に開放された横長スリット状をなす作動空間13となっている。レバー収容部12を構成する下壁部14には、軸線を上下方向に向けて作動空間13内に突出した形態の回動軸15が形成されている。レバー収容部12の上壁部16には、第2ハウジング50のカムフォロア53が作動空間13内に進入することを許容するための第1誘導溝17と、第2ハウジング50のロック突起(図示省略)が作動空間13内に進入することを許容するための第2誘導溝18が形成されている。
第1ハウジング10は、図2,3に示すように、全体としてブロック状をなし、内部に雌形端子金具22が収容される端子収容部11と、端子収容部11の上方に重なるように配された低背状のレバー収容部12とを備えている。レバー収容部12の内部は、後方に開放された横長スリット状をなす作動空間13となっている。レバー収容部12を構成する下壁部14には、軸線を上下方向に向けて作動空間13内に突出した形態の回動軸15が形成されている。レバー収容部12の上壁部16には、第2ハウジング50のカムフォロア53が作動空間13内に進入することを許容するための第1誘導溝17と、第2ハウジング50のロック突起(図示省略)が作動空間13内に進入することを許容するための第2誘導溝18が形成されている。
レバー収容部12を構成する下壁部14には、上下方向に貫通する円形の第1検知孔19(請求項に記載の第1ハウジングの検知孔)が形成されている。第1検知孔19の上端の開口は作動空間13内に臨み、第1検知孔19の下端の開口は作業空間20内に臨んでいる。図2,3に示すように、前後方向における第1検知孔19の形成位置は、作動空間13の後端部である。図1,4に示すように、左右方向における第1検知孔19の形成位置は、作動空間13の右端部である。レバー収容部12の上壁部16のうち第1検知孔19との対応領域とその周囲には、レバー30の回動操作部33との干渉を回避するための切欠部21が形成されている。
<レバー30>
レバー30は、図5に示すように、全体として水平な板状をなす。レバー30には、回動軸15に嵌合される軸受孔31と、カムフォロア53と係合するカム溝32と、回動操作部33とが形成されている。レバー30は、軸受孔31を回動軸15に嵌合させることにより、回動軸15を支点として初期位置と嵌合位置(図1〜3を参照)との間で回動し得るようになっている。回動操作部33には、ロックアーム34が形成されている。レバー30が初期位置にあるときには、カム溝32の入口が、左右方向において第1誘導溝17と整合するように位置する。同じくレバー30が初期位置にあるときには、回動操作部33が作動空間13の後方外部へ突き出す。
レバー30は、図5に示すように、全体として水平な板状をなす。レバー30には、回動軸15に嵌合される軸受孔31と、カムフォロア53と係合するカム溝32と、回動操作部33とが形成されている。レバー30は、軸受孔31を回動軸15に嵌合させることにより、回動軸15を支点として初期位置と嵌合位置(図1〜3を参照)との間で回動し得るようになっている。回動操作部33には、ロックアーム34が形成されている。レバー30が初期位置にあるときには、カム溝32の入口が、左右方向において第1誘導溝17と整合するように位置する。同じくレバー30が初期位置にあるときには、回動操作部33が作動空間13の後方外部へ突き出す。
回動操作部33を構成する基板部35には、上下方向に貫通する円形の第2検知孔36(請求項に記載のレバーの検知孔)が形成されている。上下方向において、基板部35は、レバー収容部12の下壁部14の上面に重なるように配されている。また、初期位置から嵌合位置への回動過程において、レバー30が、初期位置と、嵌合位置より少し手前の位置までの間に位置する状態では、第2検知孔36が、第1検知孔19に対し斜め左後方又は後方へ外れた不整合位置にある。そして、レバー30が嵌合位置に到達すると、第2検知孔36が、第1検知孔19と整合するように位置し、第1検知孔19の上方近傍位置に同軸状に並ぶ。回動操作部33には、嵌合検知部材40をレバー30に取り付けるための手段として、基板部35の両側縁から立ち上がる一対の側壁部37が形成されている。 <嵌合検知部材40>
嵌合検知部材40は、合成樹脂製であり、図2,3,7に示すように、ブロック状の押し操作部41と、押し操作部41から前方へ片持ち状に延出する弾性当接片42とを備えている。嵌合検知部材40は、押し操作部41はレバー30の基板部35の上面に摺接させるようにしてレバー30の回動操作部33に取り付けられている。嵌合検知部材40は、押し操作部41を一対の側壁部37に摺接させることにより、待機位置(図1,2を参照)と検知位置(図3を参照)との間で移動し得るようになっている。
嵌合検知部材40は、合成樹脂製であり、図2,3,7に示すように、ブロック状の押し操作部41と、押し操作部41から前方へ片持ち状に延出する弾性当接片42とを備えている。嵌合検知部材40は、押し操作部41はレバー30の基板部35の上面に摺接させるようにしてレバー30の回動操作部33に取り付けられている。嵌合検知部材40は、押し操作部41を一対の側壁部37に摺接させることにより、待機位置(図1,2を参照)と検知位置(図3を参照)との間で移動し得るようになっている。
レバー30が嵌合位置にない状態、即ち両ハウジング10,50が未嵌合又は半嵌合の状態では、弾性当接片42がロックアーム34に突き当たることにより、嵌合検知部材40が待機位置に保持される。また、レバー30が嵌合位置に到達して両ハウジング10,50が正規嵌合した状態では、弾性当接片42が、第2ハウジング50のロック突起との干渉により弾性撓みさせられてロックアーム34への突き当たりを解除する。これにより、嵌合検知部材40は、待機位置から検知位置へ移動可能となる。
押し操作部41には、上下方向に貫通する円形の第3検知孔43(請求項に記載の嵌合検知部材の検知孔)が形成されている。第3検知孔43は、嵌合検知部材40が待機位置にある状態で、第2検知孔36と非対応の位置にある。嵌合検知部材40が検知位置に移動すると、第3検知孔43が、第2検知孔36と整合するように位置し、第2検知孔36の上方近傍位置に同軸状に並ぶ。
<第2ハウジング50>
第2ハウジング50は、図1〜3に示すように、周知形態の雄形の端子金具を保持する端子保持部51と、端子保持部51から前方(第1ハウジング10に対する嵌合方向と同じ方向)へ突出するフード部52とを備えている。フード部52の上面板には、下向き(フード部52内)に突出するカムフォロア53と、同じく下向きに突出するロック突起(図示省略)とが形成されている。
第2ハウジング50は、図1〜3に示すように、周知形態の雄形の端子金具を保持する端子保持部51と、端子保持部51から前方(第1ハウジング10に対する嵌合方向と同じ方向)へ突出するフード部52とを備えている。フード部52の上面板には、下向き(フード部52内)に突出するカムフォロア53と、同じく下向きに突出するロック突起(図示省略)とが形成されている。
<実施例1の作用及び効果>
両ハウジング10,50を嵌合する際には、予め、レバー30を初期位置に保持するとともに、嵌合検知部材40を待機位置に保持しておく。このとき、第1検知孔19は、レバー30によって上から塞がれている。第2検知孔36は、嵌合検知部材40の押し操作部41によって上から塞がれている。第3検知孔43は、レバー30の回動操作部33によって下から塞がれている。つまり、第1検知孔19と第2検知孔36と第3検知孔43は、互いに不整合の位置関係である。
両ハウジング10,50を嵌合する際には、予め、レバー30を初期位置に保持するとともに、嵌合検知部材40を待機位置に保持しておく。このとき、第1検知孔19は、レバー30によって上から塞がれている。第2検知孔36は、嵌合検知部材40の押し操作部41によって上から塞がれている。第3検知孔43は、レバー30の回動操作部33によって下から塞がれている。つまり、第1検知孔19と第2検知孔36と第3検知孔43は、互いに不整合の位置関係である。
第1ハウジング10側での準備が整ったら、両ハウジング10,50を接近させて、フード部52が第1ハウジング10に浅く外嵌する。すると、カムフォロア53が、第1誘導溝17にガイドされ、作動空間13内においてカム溝32の入口に進入する。同時に、ロック突起が第2誘導溝18にガイドされて作動空間13内に進入する。この状態から回動操作部33を操作してレバー30を嵌合位置に向けて回動操作する。回動の過程では、カム溝32とカムフォロア53との係合により両ハウジング10,50が引き寄せられて嵌合が進む。
レバー30が嵌合位置に到達するまでの間、第1検知孔19はレバー30で上から塞がれたままである。また、第2検知孔36と第3検知孔43の相対的に位置関係は変化しないが、レバー30が嵌合位置に向かって回動するのに伴い、第2検知孔36と第3検知孔43は、第1検知孔19に対して相対的に接近していく。また、レバー30が嵌合位置に接近すると、第2ハウジング50のロック突起が、レバー30のロックアーム34を押し下げるが、嵌合検知部材40の弾性当接片42がロックアーム34と干渉する状態は維持される。
そして、レバー30が嵌合位置に到達すると、両ハウジング10,50の嵌合が完了する。レバー30が嵌合位置に到達すると、ロック突起が弾性当接片42を押し下げるので、ロックアーム34に対する弾性当接片42の当接が開示される。これにより、嵌合検知部材40は待機位置から検知位置への移動が許容される。また、レバー30が嵌合位置に到達すると、図1〜3に示すように、第2検知孔36が第1検知孔19と整合し、両検知孔19,36が上下方向に接近して並ぶ。しかし、嵌合検知部材40が待機位置にある状態では、第3検知孔43は、第1検知孔19及び第2検知孔36とは整合していない。つまり、第2検知孔36は上から嵌合検知部材40で塞がれたままである。
レバー30が嵌合位置に到達した後、嵌合検知部材40の押し操作部41を前方へ押し操作すると、弾性当接片42の前端部がロックアーム34の下に潜り込みながら、嵌合検知部材40が検知位置へ移動する。このときの嵌合検知部材40の移動方向は、両ハウジング10,50の嵌合方向と平行な方向である。嵌合検知部材40が検知位置に到達すると、図3に示すように、第3検知孔43が第1検知孔19及び第2検知孔36と整合し、この3つの検知孔19,36,43が上下方向に接近して並ぶ状態となる。つまり、3つの検知孔19,36,43は上下方向に貫通する1つの確認孔45を構成する。3つの検知孔19,36,43の並び方向、つまり、確認孔45の貫通方向は、両ハウジング10,50の嵌合方向と交差する方向である。
この後、3つの検知孔19,36,43(確認孔45)に確認部材46を挿通する。確認部材46は、本実施例1では、針金(図3を参照)であるが、これに限らず、ピン状、棒状のものであってもよい。検知孔19,36,43に挿通した確認部材46は、容易に外れないように結束する等の処置を講じる。このようにして取り付けた確認部材46は、第1ハウジング10、レバー30及び嵌合検知部材40のいずれとも別体をなす部品であるから、取り付けられている状態は確実に目視できる。
上述のように本実施例1のレバー式コネクタは、嵌合検知部材40の位置検知を確実に行えるようにするためのものであり、第1ハウジング10と、第1ハウジング10に設けられたレバー30と、レバー30を嵌合位置へ移動させることで第1ハウジング10に嵌合される第2ハウジング50とを備える。レバー式コネクタは、更に、待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、レバー30が嵌合位置に到達したときにのみ検知位置へ移動し得る嵌合検知部材40も備える。そして、第1ハウジング10とレバー30と嵌合検知部材40には、夫々、第1検知孔19と第2検知孔36と第3検知孔43が形成されている。この3つの検知孔19,36,43は、レバー30が嵌合位置にあり且つ嵌合検知部材40が検知位置にあるときにのみ整合する。そして、整合状態の3つの検知孔19,36,43には確認部材46が挿通されるようになっている。
かかる構成のレバー式コネクタにおいては、嵌合検知部材40が検知位置に移動すると、確認部材46を3つの検知孔19,36,43に挿通した状態で取り付けることができる。これに対し、嵌合検知部材40が検知位置に移動していない状態では確認部材46を取り付けることができない。したがって、確認部材46が取り付けられているか否かにより、嵌合検知部材40の位置を検知できる。ここで、確認部材46は、レバー30及び嵌合検知部材40とは別の部材であるから、確認部材46が取り付けられているか否かという判断は容易である。したがって、本実施例1のレバー式コネクタによれば、嵌合検知部材40が検知位置に移動しているか否かを確実に検知することができる。
また、嵌合検知部材40が検知位置へ移動していない状態では、嵌合検知部材40に形成されている第3検知孔43が、レバー30によって塞がれるようになっている。この構成によれば、嵌合検知部材40が検知位置へ移動していない状態では、嵌合検知部材40の第3検知孔43に確認部材46を挿通できないので、嵌合検知部材40の位置を確実に検知できる。
また、嵌合検知部材40はレバー30に取り付けられている。そして、嵌合検知部材40が検知位置へ移動していない状態では、レバー30に形成されている第2検知孔36が、嵌合検知部材40によって塞がれるようになっている。この構成によれば、嵌合検知部材40が検知位置へ移動していない状態では、レバー30の第2検知孔36に確認部材46を挿通できないので、嵌合検知部材40の位置を確実に検知できる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、3つの検知孔が両ハウジングの嵌合方向と交差する方向に並ぶようにしたが、3つの検知孔は両ハウジングの嵌合方向と略平行に並ぶようにしてもよい。
(2)上記実施例1では、嵌合検知部材の移動方向が両ハウジングの嵌合方向と平行な方向であるが、嵌合検知部材の移動方向は両ハウジングの嵌合方向と交差する方向であってもよい。
(3)上記実施例1では、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔がレバーによって塞がれるようになっているが、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔がハウジングによって塞がれるようにしてもよい。
(4)上記実施例1では、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔が塞がれるようになっているが、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔が塞がれずに貫通状態で開放されていてもよい。
(5)上記実施例1では、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、レバーの第2検知孔が嵌合検知部材によって塞がれるようになっているが、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、レバーの第2検知孔が嵌合検知部材で塞がれずに貫通状態で開放されていてもよい。この場合、嵌合検知部材の第3検知孔とレバーの第2検知孔が並んでいる状態を目視で確認できるので、これにより、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないことを検知できる。
(6)上記実施例1では、嵌合検知部材をレバーに取り付けたが、嵌合検知部材は、第1ハウジング又は第2ハウジングに取り付けてもよい。
(7)上記実施例1では、レバーが回動するが、レバーは、両ハウジングの嵌合方向と交差する方向へスライドするものでもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、3つの検知孔が両ハウジングの嵌合方向と交差する方向に並ぶようにしたが、3つの検知孔は両ハウジングの嵌合方向と略平行に並ぶようにしてもよい。
(2)上記実施例1では、嵌合検知部材の移動方向が両ハウジングの嵌合方向と平行な方向であるが、嵌合検知部材の移動方向は両ハウジングの嵌合方向と交差する方向であってもよい。
(3)上記実施例1では、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔がレバーによって塞がれるようになっているが、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔がハウジングによって塞がれるようにしてもよい。
(4)上記実施例1では、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔が塞がれるようになっているが、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、嵌合検知部材の第3検知孔が塞がれずに貫通状態で開放されていてもよい。
(5)上記実施例1では、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、レバーの第2検知孔が嵌合検知部材によって塞がれるようになっているが、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないときに、レバーの第2検知孔が嵌合検知部材で塞がれずに貫通状態で開放されていてもよい。この場合、嵌合検知部材の第3検知孔とレバーの第2検知孔が並んでいる状態を目視で確認できるので、これにより、嵌合検知部材が検知位置へ移動していないことを検知できる。
(6)上記実施例1では、嵌合検知部材をレバーに取り付けたが、嵌合検知部材は、第1ハウジング又は第2ハウジングに取り付けてもよい。
(7)上記実施例1では、レバーが回動するが、レバーは、両ハウジングの嵌合方向と交差する方向へスライドするものでもよい。
10…第1ハウジング
19…第1検知孔(第1ハウジングの検知孔)
30…レバー
36…第2検知孔(レバーの検知孔)
40…嵌合検知部材
43…第3検知孔(嵌合検知部材の検知孔)
46…確認部材
50…第2ハウジング
19…第1検知孔(第1ハウジングの検知孔)
30…レバー
36…第2検知孔(レバーの検知孔)
40…嵌合検知部材
43…第3検知孔(嵌合検知部材の検知孔)
46…確認部材
50…第2ハウジング
Claims (4)
- 第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに設けられたレバーと、
前記レバーを嵌合位置へ移動させることで前記第1ハウジングに嵌合される第2ハウジングと、
待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、前記レバーが前記嵌合位置に到達したときにのみ前記検知位置へ移動し得る嵌合検知部材と、
前記第1ハウジングと前記レバーと前記嵌合検知部材とに設けられ、前記レバーが嵌合位置にあり且つ前記嵌合検知部材が検知位置にあるときにのみ整合する3つの検知孔と、
整合状態の前記3つの検知孔に挿通される確認部材とを備えていることを特徴とするレバー式コネクタ。 - 整合状態の3つの前記検知孔が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向に対して交差する方向に並んでいることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
- 前記嵌合検知部材が検知位置へ移動していない状態では、前記嵌合検知部材に形成されている前記検知孔が、前記レバー又は前記ハウジングによって塞がれるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレバー式コネクタ。
- 前記嵌合検知部材が前記レバーに取り付けられており、前記嵌合検知部材が検知位置へ移動していない状態では、前記レバーに形成されている前記検知孔が、前記嵌合検知部材によって塞がれるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014206983A JP2016076419A (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | レバー式コネクタ |
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Also Published As
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