JP5375076B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62961Pivoting lever having extendable handle

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Description

本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
特許文献1には、レバーを回動操作することによって一対のコネクタを嵌合するレバー式コネクタが開示されている。このレバー式コネクタでは、一方のコネクタにレバーが回動可能に取り付けられ、他方のコネクタのカムフォロアをレバーのカム溝に係合させた状態で、レバーを初期位置から嵌合位置へ回動させることにより、両コネクタが嵌合されるようになっている。
また、このレバー式コネクタには、レバーが嵌合位置まで正しく回動したか否かを検知するための手段として、コネクタに検知部材が設けられている。両コネクタの嵌合過程において、レバーが嵌合位置に到達していない状態では、検知部材は待機位置に保持されたままであり、レバーが嵌合位置に到達したときにのみ、検知部材を待機位置から検知位置へ移動させることができるようになっている。
特開2003−86301号公報
上記のレバー式コネクタでは、レバーを嵌合位置まで回動させる作業を行った後に、レバーを掴んでいた手を検知部材へ移し、その後、検知部材を検知位置へ移動させる作業を行うようになっていたため、作業工数が多く、作業性の点で改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、作業性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタと、一方の前記コネクタに回動可能に取り付けられたレバーとを備え、かつこのレバーは前記レバーの回動中心軸と直角をなして前記一方のコネクタの外面に沿って変位する一対のアーム部と、前記一対のアーム部における前記回転中心軸から偏心した外縁部同士を連結する形態であって前記一方のコネクタの外面に沿って変位する連結部とを備えて構成され、他方の前記コネクタのカムフォロアを前記レバーのカム機能部に係合させた状態で、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ回動させることにより前記一対のコネクタが嵌合されるようになっており、前記レバーには、前記一対のコネクタの嵌合過程において前記レバーが嵌合位置に到達したときにのみ、前記一対のアーム部に摺接されることによりガイドされつつ待機位置から検知位置へ移動させることが可能でかつ前記待機位置と前記検知位置との間の移動方向が、前記レバーの回動中心軸と略直角な方向とされた検知部材が設けられ、かつ、前記検知部材が前記待機位置にあるときには、前記レバーから前記回動中心軸と略直角な方向の外方へ向けて突出した状態となっており、前記検知部材には、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ回動させる際に指を宛がうための第1指宛て部と、前記検知部材を待機位置から検知位置へ移動させる際に指を宛がうための第2指宛て部と、前記レバーを嵌合位置から初期位置へ回動させる際に指を宛がうための第3指宛て部とが形成され、
前記第1指宛て部と前記第2指宛て部とが隣接して連なり、前記第2指宛て部と前記第3指宛て部とが隣接して連なった形態とされ、また、前記第1指宛て部の前記レバーの回動中心からの距離は、前記検知部材が検知位置にあるときよりも待機位置にあるときの方が長くしてあり、さらに、前記検知部材と前記一方のコネクタには、前記検知部材が検知位置へ移動したときに互いに係合することで前記レバーの回動を規制可能な係合部が形成されるとともに、前記検知部材には、前記レバーに係止することにより前記検知部材を待機位置に保持可能であり、前記検知部材に対し前記レバーとの係止力を上回る押圧力を付与することで前記レバーとの係止が解除される弾性係止片が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタを嵌合する過程では、検知部材の第1指宛て部に宛てた指による操作によりレバーを初期位置から嵌合位置へ回動させる。レバーの回動作業が完了したら、第2指宛て部に宛てた指による操作により検知部材を待機位置から検知位置へ移動させる。
第1指宛て部と第2指宛て部が隣接して連なった形態となっているので、両コネクタの嵌合過程の当初から、片方の手の2本の指を第1指宛て部と第2指宛て部に宛がっておくことができる。若しくは、レバーの回動作業後に、指を、第1指宛て部から第2指宛て部へ滑らせることができる。このように、本発明によれば、検知部材から指を離すことなく、レバーの回動作業から検知部材の移動作業へ移行することができるので、作業性がよい。
また、レバーの回動中心軸と略直角な方向に移動する検知部材を連結部によって安定してガイドしようとする場合、検知部材の移動方向において連結部の寸法を大きく確保する必要があるが、この連結部と一方のコネクタの外面との対向方向は、検知部材の移動方向と概ね同じ方向であるから、連結部の寸法を拡大する際には、連結部の肉を、一方のコネクタの外面とは反対側、即ちレバーの回動中心軸から離間する方向へ厚くしなければならない。しかし、このような形態にすると、レバーが大型化することになる。
これに対し、本発明では、検知部材を一対のアーム部によってガイドするようにした。アーム部がレバーの回動中心軸と直角をなしており、連結部がアーム部におけるレバーの回動中心軸から偏心した外縁部に配置されているという点に鑑みると、検知部材の移動方向、即ちレバーの回動中心軸と略直角な方向におけるアーム部の寸法は、連結部に比べると大きく確保されていることになる。したがって、アーム部の寸法を拡大しなくても、検知部材を安定してガイドすることができる。例え、検知部材をガイドするためにアーム部の寸法を拡大する必要があったとしても、回転中心軸と直角な方向における拡大寸法は、連結部に比べて小さくて済む。したがって、本発明によれば、検知部材を安定してガイドするに際して、レバーの大型化を回避することができる。
また、レバーを回動する間は検知部材は待機位置にあるが、このときのレバーの回動中心から第1指宛て部までの距離は、検知部材が検知位置へ移動したときよりも長いので、レバーを回動する際に第1指宛て部に付与する操作力を軽減することができる。
さらに、検知部材の係合部と一方のコネクタの係合部が係合することにより、レバーは嵌合位置において回動規制状態にロックされる。検知部材は、レバーを嵌合位置にロックする機能を兼ね備えているので、検知部材とは別に専用のロック手段が不要である。
さらにまた、弾性係止片をレバーに係止させることにより、検知部材を待機位置に保持することができるので、レバーの回動作業を安定して行うことができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図11を参照して説明する。本実施形態のレバー式コネクタは、雌コネクタF(本発明の構成要件である一方のコネクタ)と、雌コネクタFと嵌合可能な雄コネクタM(本発明の構成要件である他方のコネクタ)と、雌コネクタFに取り付けられたレバー30と、レバー30に取り付けられた検知部材40とを備えて構成されている。
雄コネクタMは、図4〜6に示すように、上方に開放されたフード部60を有し、フード部60内には、回路基板に接続するためにL字形に屈曲された周知形態の複数の雄端子金具61の先端のタブ(図示せず)が、上向きの状態で収容されている。また、フード部60の左右両側壁の外面には、一対のカムフォロア62が突出した形態で形成されている。
雌コネクタFは、ハウジング10とハウジング10の上方に配された電線カバー20とを組み付けて構成されている。ハウジング10内には、複数の雌端子金具11が収容され、各雌端子金具11に接続された電線12が、ハウジング10の上面から導出されている。また、ハウジング10には、その前後左右の外面を包囲する形態の筒状嵌合部13が形成されている。ハウジング10の外面と筒状嵌合部13の内面との間のスペースは、フード部60を嵌入させるために下面側へ開放された形態とされた嵌合用の空間となっている。
電線カバー20は、ハウジング10から導出された複数本の電線12を、後方(図4〜8における右方)へ屈曲させるためのものであり、屈曲された電線12は電線カバー20の後方へ導出されている。電線カバー20の左右両側壁の外面には、レバー30を支持するための手段として、軸線を左右方向に向けた回動中心軸21が突出した形態で形成されている。
電線カバー20の前傾した前面には、水平方向に細長いスリット状をなす第1検知溝22(本発明の構成要件である係合部)が、電線カバー20の内部へ貫通した形態で形成されている。この第1検知溝22の左右両端部は、電線カバー20の左右両側壁まで延びている。また、電線カバー20の左右両側壁の外面には、一対の第2検知溝23(本発明の構成要件である係合部)が形成されている。第2検知溝23は、第1検知溝22とほぼ同じ高さにおいて前方に開放された形態となっている。
レバー30は、左右一対のアーム部31を連結部32で連結した形態である。アーム部31は、レバー30の回動中心軸21と直角な板状をなし、左右に貫通する軸受孔33を有する。レバー30は、この軸受孔33を回動中心軸21に嵌合させることにより、回動中心軸21を中心として初期位置(図1〜4を参照)と嵌合位置(図5〜8を参照)との間で回動し得るように支持されている。連結部32は、一対のアーム部31における回動中心軸21から偏心した外縁部(レバー30が初期位置にある状態では上端縁部、レバー30が嵌合位置にある状態では前端縁部)同士を連結する形態である。レバー30が回動する際には、アーム部31が電線カバー20の左右両外側面(外面)に沿って変位するとともに、連結部32が電線カバー20の上面(外面)に沿って変位する。
アーム部31には、回動中心軸21を囲むように配された略弧状のカム溝34(本発明の構成要件であるカム機能部)が形成されている。カム溝34の入口は、レバー30が初期位置にある状態で下方に開放されるようになっている。また、アーム部31のうち連結部32に近い部分(回動中心軸21から遠い部分)は、回動中心軸21と略直角な方向に長いガイド部35となっている。このガイド部35には、回動中心軸21と略直角な方向(ガイド部35の長さ方向)に沿って直線状に延びるガイド溝36が形成されている。
次に、検知部材40について説明する。検知部材40は、レバー30と一体となって回動するようになっている。尚、以下の検知部材40の構造説明及び検知部材40とレバー30との位置関係の説明において、上下の方向及び前後の方向については、レバー30が嵌合位置にある状態を基準とする。図9〜に示すように、検知部材40は、左右方向の操作部41と、操作部41の左右両端から後方へ延出する左右一対の側板42とを有する。左右両側板42の上縁同士は、水平な第1検知板43(本発明の構成要件である係合部)によって連結された形態となっている。側板42のうち第1検知板43で連結されているのは、全長のうち操作部41側の約半分の領域のみである。
両側板42のうち第1検知板43よりも後方(延出端側)の領域は、検知部材40の移動方向と平行に延びる第2検知板44(本発明の構成要件である係合部)となっている。また、両側板42の外側面のうち第2検知板44よりも前方の領域には、前後方向(検知部材40の移動方向と平行な方向)に直線状に延びるガイドリブ45が形成されている。
かかる検知部材40は、第2検知板44を先に向けて回動中心軸21とは反対側から左右両アーム部31の間に挿入し、ガイドリブ45をガイド溝36に嵌合させた状態で組み付けられる。組み付けられた検知部材40は、ガイドリブ45とガイド溝36との嵌合により、回動中心軸21と略直角な径方向へ直線的にスライドし得るようになっている。即ち、検知部材40は、回動中心軸21から最も遠い待機位置と、回動中心軸21に最も近い検知位置との間で移動させることができる。
操作部41には、その左右方向中央における下端縁から後方へ片持ち状に延出した形態の弾性係止片46が形成され、弾性係止片46の後端(延出端)には、下向きに突出する係止突起47が形成されている。検知部材40が待機位置にある状態では、係止突起47がレバー30の連結部32に対して前方から当接することにより、検知部材40は検知位置への移動を規制される。また、検知部材40が検知位置にある状態では、係止突起47が連結部32に対して後方から係止することにより、検知部材40は待機位置への移動を規制される。
操作部41には、第1指宛て部48と第2指宛て部49が形成されている。第1指宛て部48は、レバー30を初期位置から嵌合位置へ回動させるための操作を行うときに、作業者が指を宛がう部分であり、操作部41の後面における上端縁部に配されている。この第1指宛て部48に指を宛がって斜め上後方から斜め下前方へ向けて押圧力を付与すると、その押圧力が、検知部材40を介してレバー30に回動力として作用する。また、この第1指宛て部48は、指が滑るのを防止するために段差状(換言すると、凹凸状)をなしている。
第2指宛て部49は、検知部材40を待機位置から検知位置へ移動させるための操作を行うときに、作業者が指を宛がう部分であり、操作部41の前面に配されている。この第2指宛て部49に指を宛がって前方から後方へ押圧力を付与すると、検知部材40を待機位置から検知位置へ移動させることができる。この第2指宛て部49は、検知部材40の移動方向と直角な平坦面をなしている。この第2指宛て部49と上記第1指宛て部48とは、操作部41の前後両側に分かれて配置された位置関係であり、操作部41の上端縁部において隣接した状態で互いに連なっている。
さらに、第1検知板43の下方には、左右両側板42の前端部における下縁から操作部41に沿って板状に延出する左右一対の第3指宛て部50が形成されている。この一対の第3指宛て部50は、弾性係止片46を左右から挟むように位置しており、レバー30を嵌合位置から初期位置へ回動させるための操作を行うときに、作業者が指を宛がう部分である。この第3指宛て部50に指を宛がって下方から上向きに押圧力を付与すると、その押圧力が、検知部材40を介してレバー30に初期位置側への回動力として作用する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両コネクタF,Mを嵌合する際には、まず、図1〜4に示すように、雌コネクタFにおいて、レバー30を初期位置(起立姿勢)に保持するとともに、検知部材40を待機位置に保持する。このとき、検知部材40の第1指宛て部48は、検知部材40の移動経路中において回動中心軸21から最も遠い位置にある。この状態で、両コネクタF,Mを上下に接近させて浅く嵌合すると、図4に示すように、フード部60が筒状嵌合部13内に嵌入し、カムフォロア62がカム溝34の入口に進入する。この状態から検知部材40の第1指宛て部48に指を宛がってレバー30を前方へ倒すように回動させると、カム溝34とカムフォロア62との係合によるカム作用により、倍力機能が発揮され、両コネクタF,Mが接近していく。また、レバー30を回動させる過程では、弾性係止片46がレバー30に係止することにより、検知部材40は待機位置に保持されているので、レバー30の回動作業を安定して行うことができる。
そして、レバー30が嵌合位置に到達すると、図5に示すように、両コネクタF,Mが正規の嵌合状態となり、雌端子金具11と雄端子金具61が電気的導通可能に接続される。この後、検知部材40の第2指宛て部49に指を宛がって検知部材40を後方へ押し、検知部材40に対して係止突起47と連結部32との係止力を上回る押圧力を付与する。すると、弾性係止片46が上方へ弾性撓みして係止突起47が連結部32から解離し、検知部材40が検知位置への移動を開始する。検知部材40が移動する過程では、第1検知板43が第1検知溝22内に嵌入するとともに、第2検知板44が第2検知溝23に嵌入する。そして、図6及び8に示すように、検知部材40が検知位置に到達すると、第2指宛て部49が連結部32の前面と面一の状態となり、両コネクタF,Mの嵌合作業が完了する。
また、検知部材40を検知位置へ押し込むと、第1検知板43と第2検知溝23との係合、及び第2検知板44と第2検知溝23との係合により、レバー30は嵌合位置において回動規制状態にロックされる。このように、検知部材40は、レバー30を嵌合位置にロックする機能を兼ね備えているので、検知部材40とは別に専用のロック手段が不要となっている。
両コネクタF,Mが正規の嵌合状態に到達している場合には、検知部材40を検知位置へ移動させることができるのであるが、両コネクタF,Mが正規嵌合位置に到達する手前で作業者が嵌合作業を終えてしまい、両コネクタF,Mが不正な嵌合位置関係のままである場合には、検知部材40を検知位置へ押し込むことはできない。両コネクタF,Mの嵌合が不正な嵌合位置関係である場合には、第1検知板43が第1検知溝22に対して上方へ外れた位置で留まるとともに、第2検知板44が第2検知溝23に対して上方へ外れた位置に留まる。そのため、検知部材40を検知位置へ押し込もうとしても、第1検知板43の後端縁(押込み方向における先端縁)が電線カバー20の前面に突き当たるか、若しくは、第2検知板44の後端縁(押込み方向における先端縁)が第2件検知溝の上側の張出部に突き当たるため、検知部材40の検知位置側への移動が阻止される。したがって、検知部材40を検知位置へ押し込めるか否かに基づいて、両コネクタF,Mが正規嵌合されているか否かを検知することができる。
本実施形態では、レバー30を回動操作するための第1指宛て部48と、検知部材40を押し込み操作するための第2指宛て部49とを検知部材40に形成し、しかも、第1指宛て部48と第2指宛て部49を隣接して連なる形態としている。したがって、両コネクタF,Mの嵌合過程の当初から、片方の手の2本の指を第1指宛て部48と第2指宛て部49に宛がっておくことができる。若しくは、レバー30の回動作業後に、1本の指を、第1指宛て部48から第2指宛て部49へ滑らせることができる。これにより、検知部材40から指を離すことなく、レバー30の回動作業から検知部材40の移動作業へ移行することができるので、作業性に優れている。
また、レバー30の回動中心軸21と略直角な方向に移動する検知部材40を連結部32によって安定してガイドしようとする場合には、検知部材40の移動方向において連結部32の寸法を大きく確保する必要があるが、この連結部32と電線カバー20(雌コネクタF)の外面との対向方向は、検知部材40の移動方向と概ね同じ方向であるから、連結部32の寸法を拡大する際には、連結部32の肉を、電線カバー20(雌コネクタF)の外面とは反対側、即ちレバー30の回動中心軸21から離間する方向へ厚くしなければならない。しかし、このような形態にすると、レバー30が大型化することになる。
これに対し、本実施形態では、検知部材40を一対のアーム部31によってガイドするようにした。アーム部31がレバー30の回動中心軸21と直角をなしており、連結部32がアーム部31におけるレバー30の回動中心軸21から偏心した外縁部に配置されているという点に鑑みると、検知部材40の移動方向(レバー30の回動中心軸21と略直角な方向)におけるアーム部31の寸法は、連結部32に比べると大きく確保されていることになる。したがって、アーム部31の寸法を拡大しなくても、検知部材40を安定してガイドすることができる。例え、検知部材40をガイドするためにアーム部31の寸法を拡大する必要があったとしても、回動中心軸21の直角な方向における拡大寸法は、連結部32に比べて小さくて済む。したがって、本実施形態によれば、検知部材40を安定してガイドするに際して、レバー30の大型化を回避することができる。
また、レバー30を回動する間は検知部材40は待機位置にあるが、このときのレバー30の回動中心から第1指宛て部48までの距離は、検知部材40が検知位置へ移動したときよりも長いので、レバー30を回動する際に第1指宛て部48に付与する操作力を軽減することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、レバーのカム機能部がカム溝である場合について説明したが、本発明によれば、レバーのカム機能部は、ギヤ状のものであってもよい。
(2)上記実施形態では、第1指宛て部を段差状(凹凸形状)としたが、本発明によれば、第1指宛て部は平坦面であってもよい。
(3)上記実施形態では、レバーを電線カバーに支持したが、本発明によれば、レバーを、電線カバーにではなく、ハウジングに支持してもよい。
(4)上記実施形態では、雌形の端子金具を有する雌コネクタにレバーを取り付けたが、本発明によれば、先端にタブが形成された雄形の端子金具を有する雄コネクタにレバーを取り付けてもよい。
実施形態1においてレバーが初期位置にあり、検知部材が待機位置にある状態をあらわす雌コネクタの斜視図 レバーが初期位置にあり、検知部材が待機位置にある状態をあらわす雌コネクタの平面図 レバーが初期位置にあり、検知部材が待機位置にある状態をあらわす雌コネクタの背面図 両コネクタの嵌合を開始した状態をあらわす一部切欠側面図 両コネクタが嵌合されて、検知部材が待機位置にある状態をあらわす一部切欠側面図 両コネクタが嵌合されて、検知部材が検知位置へ移動した状態をあらわす一部切欠側面図 レバーが嵌合位置にあり、検知部材が待機位置にある状態をあらわす雌コネクタの断面図 レバーが嵌合位置にあり、検知部材が検知位置へ移動した状態をあらわす雌コネクタの断面図 レバーが嵌合位置にあるときと同じ向きにした状態の検知部材をあらわす斜視図 レバーが嵌合位置にあるときと同じ向きにした状態をあらわす検知部材の底面図 レバーが嵌合位置にあるときと同じ向きにした状態をあわらす検知部材の背面図
符号の説明
F…雌コネクタ(一方のコネクタ)
M…雄コネクタ(他方のコネクタ)
21…回動中心軸
22…第1検知溝(係合部)
23…第2検知溝(係合部)
30…レバー
31…アーム部
32…連結部
34…カム溝(カム機能部)
40…検知部材
43…第1検知板(係合部)
44…第2検知板(係合部)
46…弾性係止片
48…第1指宛て部
49…第2指宛て部
62…カムフォロア

Claims (1)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタと、
    一方の前記コネクタに回動可能に取り付けられたレバーとを備え、かつこのレバーは前記レバーの回動中心軸と直角をなして前記一方のコネクタの外面に沿って変位する一対のアーム部と、前記一対のアーム部における前記回転中心軸から偏心した外縁部同士を連結する形態であって前記一方のコネクタの外面に沿って変位する連結部とを備えて構成され、
    他方の前記コネクタのカムフォロアを前記レバーのカム機能部に係合させた状態で、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ回動させることにより前記一対のコネクタが嵌合されるようになっており、
    前記レバーには、前記一対のコネクタの嵌合過程において前記レバーが嵌合位置に到達したときにのみ、前記一対のアーム部に摺接されることによりガイドされつつ待機位置から検知位置へ移動させることが可能でかつ前記待機位置と前記検知位置との間の移動方向が、前記レバーの回動中心軸と略直角な方向とされた検知部材が設けられ、
    かつ、前記検知部材が前記待機位置にあるときには、前記レバーから前記回動中心軸と略直角な方向の外方へ向けて突出した状態となっており、
    前記検知部材には、
    前記レバーを初期位置から嵌合位置へ回動させる際に指を宛がうための第1指宛て部と、
    前記検知部材を待機位置から検知位置へ移動させる際に指を宛がうための第2指宛て部と
    前記レバーを嵌合位置から初期位置へ回動させる際に指を宛がうための第3指宛て部とが形成され、
    前記第1指宛て部と前記第2指宛て部とが隣接して連なり、前記第2指宛て部と前記第3指宛て部とが隣接して連なった形態とされ、
    また、前記第1指宛て部の前記レバーの回動中心からの距離は、前記検知部材が検知位置にあるときよりも待機位置にあるときの方が長くしてあり、
    さらに、前記検知部材と前記一方のコネクタには、前記検知部材が検知位置へ移動したときに互いに係合することで前記レバーの回動を規制可能な係合部が形成されるとともに、
    前記検知部材には、前記レバーに係止することにより前記検知部材を待機位置に保持可能であり、前記検知部材に対し前記レバーとの係止力を上回る押圧力を付与することで前記レバーとの係止が解除される弾性係止片が形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
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