JP2008262718A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの嵌合作業の作業効率を向上させるとともに、コネクタの半嵌合による導通不良の発生を抑制することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は一対のコネクタ2、3と一方のコネクタ2に回転可能に取り付けられたレバー4を備えている。レバー4は一方のコネクタ2に近づくように回転することで一対のコネクタ2、3を互いに接離させる。一対のコネクタ2、3にはそれぞれ該一対のコネクタ2、3同士を係止する係止部16a,24が設けられている。レバー4は当該レバー4を一方のコネクタ2に回転しないように保持するロック部36を備えている。他方のコネクタ3にはレバーロック解除部26が設けられている。そして、係止部同士16a,24が係止した際に、他方のコネクタ3のレバーロック解除部26がロック部36のロックを解除して、レバー4が一方のコネクタ2に対して回転可能となり且つ該一方のコネクタ2側に傾く。
【選択図】図7

Description

本発明は、互いに嵌合する一対のコネクタと、これら一対のコネクタのうち一方に回動可能に設けられたレバーとを備えたコネクタに関する。
従来から、コネクタの嵌合を簡単に行うため、様々なレバー式コネクタが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたレバー式コネクタは、他方のコネクタとしての相手コネクタと嵌合する。一方のコネクタとしてのレバー式コネクタは、ハウジングと、このハウジングに回転可能に取り付けられたレバーとを備えている。
ハウジングは、複数の端子金具を収容する。レバーは、一対のアーム部と、該一対のアーム部を連結する基部とを備えて、略コ字状に形成されており、ハウジングに始点位置と終点位置との間を回転可能に取り付けられている。このレバーには、相手コネクタのガイドボスが係合するガイド溝が設けられている。
そして、前述したレバー式コネクタは、相手コネクタのガイドボスをレバーのガイド溝に係合して、レバーを回転することでハウジングと相手コネクタとを接離させて、これらのハウジングと相手コネクタとを嵌合させたり分離させたりする。
特開平9−167657号公報
しかしながら、前述した従来のレバー式コネクタは、レバーの回転動作により相手コネクタと嵌合するため、レバーの始点位置から終点位置へ回転する距離が長いと、作業者がレバーを回転操作する操作量が多くなる。このため、作業者がレバーを正しい嵌合状態まで回転させずに、コネクタ同士が半嵌合の状態で作業を終わらせてしまうことがあり、半嵌合により導通不良が発生する虞があった。
したがって、本発明の目的は、コネクタの嵌合作業の作業効率を向上させるとともに、コネクタの半嵌合による導通不良の発生を抑制することができるコネクタを提供する。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタと、一方のコネクタに回転可能に取り付けられ且つ回転動作により前記一対のコネクタ同士を接離させるとともに当該一方のコネクタと係合して前記一対のコネクタ同士の嵌合を保持するレバーと、前記レバーに設けられ且つ当該レバーを前記一方のコネクタに回転しないように保持するロック部と、を備え、前記一対のコネクタが、当該一対のコネクタそれぞれに設けられた係止部同士が係止することにより互いに係止するコネクタにおいて、前記係止部同士が係止した際に、前記ロック部のロックを解除するとともに、前記レバーを前記一方のコネクタ側に傾かせるレバーロック解除部が、前記他方のコネクタに設けられていることを特徴とするコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記ロック部は、前記レバーに弾性変形可能に形成された一対の可撓アームと、該一対の可撓アームの互いに相対する面にそれぞれ突設された一対のロック突起とを有しており、前記レバーロック解除部は、前記他方のコネクタから突出するように一対設けられているとともに、前記係止部同士が係止する際に、当該一対のレバーロック解除部が、それぞれ、前記一対のロック突起が互いに離れるように該一対のロック突起それぞれを押圧する位置に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、レバーの回転動作により接離され且つ互いに嵌合するとともに、係止部同士が係止することにより互いに係止する一対のコネクタが、該係止部同士が係止した際に、レバーに設けられ且つ当該レバーを一方のコネクタに回転しないように保持するロック部のロックを解除するとともに、レバーを一方のコネクタ側に傾かせるレバーロック解除部が、他方のコネクタに設けられている。このため、一対のコネクタ同士を接離させるレバーが、該一対のコネクタを互いに係止させることで、一方のコネクタに対して回転可能となり且つ該一方のコネクタ側に傾くので、一対のコネクタを互いに近づけて嵌合させる方向に回転するレバーの回転距離を短くすることができる。
請求項2に記載された発明によれば、レバーロック解除部が、他方のコネクタから突出するように一対設けられているとともに、一対のコネクタを互いに係止させる係止部同士が係止する際に、レバーに設けられたロック部の一対の可撓アームの互いに相対する面それぞれに突設された一対のロック突起が互いに離れるように、該一対のロック突起それぞれを押圧する位置に設けられている。このため、一対のコネクタ同士の係止と、ロック部によるレバーの一方のコネクタへのロックの解除とを同時に行うことができ、コネクタの嵌合作業の作業工数の増加を抑制することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、一対のコネクタ同士を接離させるレバーが、該一対のコネクタを互いに係止させることで、一方のコネクタに対して回転可能となり且つ該一方のコネクタ側に傾くので、一対のコネクタを互いに近づけて嵌合させる方向に回転するレバーの回転距離を短くすることができる。したがって、一対のコネクタ同士を嵌合させるために作業者がレバーを回転操作する操作量を少なくすることができ、コネクタの嵌合作業の作業効率を向上させるとともに、コネクタの半嵌合による導通不良の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の本発明は、一対のコネクタ同士の係止と、ロック部によるレバーの一方のコネクタへのロックの解除とを同時に行うことができ、コネクタの嵌合作業の作業工数の増加を抑制することができる。したがって、コネクタの嵌合作業の作業効率を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタを、図1乃至図9を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるコネクタ1は、互いに嵌合可能な一対のコネクタ2、3と、レバー4と、該レバー4に設けられたロック部36と、を備えている。なお、本実施形態においては、一対のコネクタ2、3、のうちの一方のコネクタ2が雌型コネクタ(以下、雌コネクタ2と呼ぶ)2であり、他方のコネクタ3が雄型コネクタ(以下、雄コネクタ3と呼ぶ)3である。
雌コネクタ2は、図1又は図2に示すように、コネクタハウジング10と、図示しない複数の雄型の端子金具(以下、雄端子と呼ぶ)とを備えている。コネクタハウジング10は、筒形のインナハウジング11と、筒形のアウタカバー12とを一体に備えている。インナハウジング11には、複数の端子収容室13が設けられており、それぞれ、箱状に形成されている。インナハウジング11は、各々の端子収容室13に雄端子を収容する。
アウタカバー12は、内側にインナハウジング11を収容した格好で、該インナハウジング11と一体に形成されている。アウタカバー12の内面は、インナハウジング11の外面と間隔をあけている。また、アウタカバー12には、レバー用支持突起14と、嵌合保持アーム15と、係止ガイド部16と、が設けられている。
レバー用支持突起14は、アウタカバー12の外面から立設しているとともに、略円柱状に形成されている。レバー用支持突起14は、アウタカバー12の雌コネクタ2の幅方向に相対する面それぞれに設けられている。レバー用支持突起14は、レバー4の後述する支点孔32内に侵入して当該レバー4が回転する際の回転軸となる。
なお、幅方向とは、雌及び雄コネクタ2,3同士が後述するように互いに嵌合又は分離する際に、これらの雌及び雄コネクタ2,3が相対的に移動(接離)する方向(図1中に矢印Sに示す)に対して交差している。また、幅方向とは、雌コネクタ2の雌端子同士が並ぶ方向及び雄コネクタ3の雄端子同士が並ぶ方向である。即ち、幅方向とは、雌端子及び雄端子の長手方向に対して交差している。
嵌合保持アーム15は、一端がアウタカバー12に連なり且つ他端が自由端となっている。嵌合保持アーム15は、アウタカバー12の雌コネクタ2の幅方向に互いに間隔をあけて一対設けられている。一対の嵌合保持アーム15は、それぞれ、レバー4の後述する操作部31の各嵌合保持突起33と係合する。そして、一対の嵌合保持アーム15は、雌及び雄コネクタ2,3を互いに近づけたレバー4の操作部31に係合して、該レバー4を位置決めするとともに、雌及び雄コネクタ2,3同士の嵌合を保持する。
係止ガイド部16は、アウタカバー12の互いに相対する一対の内面の一方の面に、一対のコネクタ2,3同士が接離する方向Sに沿って溝状に形成されている。係止ガイド部16は、アウタカバー12の雌コネクタ2の幅方向に互いに間隔をあけて一対設けられている。一対の係止ガイド部16には、それぞれ、内面にインナハウジング11に向かって突出する係止受け部16a(図9に示す)が設けられている。一対の係止ガイド部16は、それぞれ、内側に雄コネクタ3の後述する係止突起24が侵入する。そして、係止受け部16aを係止突起24が乗り越えて、係止受け部16aと係止突起24とが、係止ガイド部16内で係止する。係止受け部16aは、特許請求の範囲に記載の係止部を成している。
さらに、アウタカバー12には、雄コネクタ3の後述するガイドボス25及びレバーロック解除部26が侵入するガイド溝17が設けられている。ガイド溝17は、雌コネクタ2の幅方向に相対して一対設けられている。一対のガイド溝17は、それぞれ、雌及び雄コネクタ2,3同士が接離する方向Sに沿って、アウタカバー12の雄コネクタ3と相対する端部が切り欠かれて形成されている。そして、一対のガイド溝17は、それぞれ、当該ガイド溝17内に侵入したガイドボス25及びレバーロック解除部26を、雌及び雄コネクタ2,3同士が接離する方向Sに沿って移動自在に収容する。
雄コネクタ3は、図1に示すように、コネクタハウジング20と、図示しない複数の雌型の端子金具(以下、雄端子と呼ぶ)と、を備えている。コネクタハウジング20は、内側に略筒状に形成され且つ雌端子の主に電線接続部を収容する本体部21と、該本体部21の外側に筒状に形成され且つ雄端子の主に電気接触部を収容するフード部22とを一体に備えている。
本体部21には、複数の雄端子の電線接続部をそれぞれ収容する端子収容室(図示せず)が複数設けられている。フード部22は、本体部21の外縁に連なって形成されており、雌コネクタ2と相対する側に開口部23が設けられている。フード部22は、開口部23側が内側に雌コネクタ2のインナハウジング11を収容し且つ該雌コネクタ2のアウタカバー12内に収容される。また、フード部22には、係止突起24と、ガイドボス25と、レバーロック解除部26と、が設けられている。
係止突起24は、フード部22の外面から凸に形成されているとともに、雄コネクタ3の幅方向に互いに間隔をあけて一対設けられている。一対の係止突起24は、それぞれ、雌コネクタ2のアウタカバー12に設けられた各係止ガイド部16に侵入するとともに、該各係止ガイド部16内の係止受け部16aと係止する。そして、一対の係止突起24それぞれが、各係止ガイド部16内の係止受け部16a各々と係止することで、雌及び雄コネクタ2,3同士を係止する。係止突起24は、特許請求の範囲に記載の係止部を成している。
ガイドボス25は、フード部22の外面から立設し且つ略円柱状に形成されているとともに、一対設けられている。一対のガイドボス25は、フード部22の雄コネクタ3の幅方向に相対する面それぞれに設けられている。一対のガイドボス25は、それぞれ、雌コネクタ2のガイド溝17内に侵入して、雌及び雄コネクタ2,3同士が接離する方向Sに沿って移動自在となる。そして、一対のガイドボス25は、雌及び雄コネクタ2,3同士が係止した際に、レバー4の後述するガイド孔34内に移動可能に収容される。
レバーロック解除部26は、フード部22の雄コネクタ3の幅方向に相対する外面から凸に形成されて、一対設けられている。一対のレバーロック解除部26は、それぞれ、ガイドボス25から係止突起24側へ連設されているとともに、該ガイドボス25から開口部23に向かって突出するように形成されている。そして、一対のレバーロック解除部26は、それぞれ、前述した係止突起24と雌コネクタ2の係止受け部16aとが係止する際に、レバー4の後述する各ロック部36のロックを解除する。
また、一対のレバーロック解除部26は、それぞれ、フード部22の雄コネクタ3の幅方向に直交する方向に相対する一対の面のガイドボス25側の面に、雌コネクタ2から離れるにしたがってガイドボス25に近づく方向に傾斜したテーパ面27が設けられている。このテーパ面27は、前述した係止突起24と雌コネクタ2の係止受け部16aとが係止する際に、レバー4の後述するロック部36のロック突起38に当接する。
前述した構成の雄コネクタ3は、コネクタハウジング20のフード部22が雌コネクタ2のインナハウジング11とアウタカバー12との間に侵入し、且つ、係止突起24が係止受け部16aと係合して、雌コネクタ2と係止する。
レバー4は、図3及び図4に示すように、平板状の一対のアーム部30と、一対のアーム部30の一端部同士を連結する略角柱状の操作部31と、を備えて、全体として略コ字状に形成されている。一対のアーム部30は、互いに間隔をあけて相対しており、互いに平行に配されている。
また、一対のアーム部30には、それぞれ、支点孔32と、ガイド孔34と、ロック部36と、が設けられている。これらの支点孔32、ガイド孔34及びロック部36は、一対のアーム部30それぞれに、雌コネクタ2の幅方向に互いに相対するように設けられている。
支点孔32は、図3に示すように、アーム部30を貫通するとともに、平面形状が略円形状に形成されている。支点孔32は、アーム部30の前述した雌コネクタ2のレバー用支持突起14が侵入可能な位置に設けられている。支点孔32は、該支点孔32内に雌コネクタ2のレバー用支持突起14が侵入するとともに、該レバー用支持突起14を回転自在に収容する。
そして、支点孔32内にレバー用支持突起14が侵入することで、このレバー用支持突起14は、前記支点孔32内を回転自在となり、レバー4がアーム部30のレバー用支持突起14を軸として回転自在に雌コネクタ2に取り付けられる。この支点孔32内にレバー用支持突起14が侵入した状態では、前述した一対のアーム部30は、互いの間にコネクタハウジング10が配される。
ガイド孔34は、図3に示すように、アーム部30を貫通するとともに、平面形状が円弧状に延びた長孔形状に形成されている。ガイド孔34は、アーム部30の前述した支点孔32よりも操作部31から離れた側に設けられている。また、ガイド孔34内には、雌及び雄コネクタ2,3同士が係止する際に、前述した雄コネクタ3のガイドボス25が侵入する。そして、ガイド孔34は、内側にガイドボス25を回転自在で且つ移動自在に収容する。
また、ガイド孔34には、当該ガイド孔34内に侵入したガイドボス25が当接する当接突部35が設けられている。当接突部35は、前述した雌コネクタ2の係止受け部16aと雄コネクタ3の係止突起24とが係止する際に、ガイド孔34内に侵入したガイドボス25と当接する位置に設けられている。この当接突部35は、ガイドボス25が当接することでレバー4を雌コネクタ2に対して初期位置に位置決めする。そして、ガイド孔34は、前述した雄コネクタ3のガイドボス25と協同して、レバー4の回転動作によってコネクタ2,3同士を接離させる。
ロック部36は、図3又は図4に示すように、可撓アーム37と、ロック突起38とを備えている。可撓アーム37は、平面形状が略矩形の平板状に形成されている。可撓アーム37は、アーム部30に連なるとともに、弾性変形可能に形成されている。
ロック突起38は、各可撓アーム37同士の相対する面から互いに近づく方向に突出するように形成されている。このロック突起38は、レバー4を雌コネクタ2に取り付けた際に、該雌コネクタ2のアウタカバー12の外面と当接するように設けられている。また、ロック突起38は、雌及び雄コネクタ2,3同士が係止する際に、雄コネクタ3のレバーロック解除部26を押圧する位置に配されている。
前述したロック部36は、レバー4を雌コネクタ2に取り付けた際に、該雌コネクタ2のアウタカバー12の外面にロック突起38が当接し且つ可撓アーム37の弾性復元力によって、前記レバー4を雌コネクタ2に回転しないように保持するとともに、初期位置に位置付ける。
そして、前記ロック部36は、前述した雌コネクタ2の係止ガイド部16内の係止受け部16aと雄コネクタ3の係止突起24とが係止する際に、該雄コネクタ3のレバーロック解除部26とロック突起38が当接され且つ該ロック突起38がテーパ面27から前記レバーロック解除部26に乗り上げて、雌コネクタ2とのロックが解除されるとともに、可撓アーム37の弾性復元力によって前記レバーロック解除部26を押圧する。
操作部31は、図1に示すように、前述した一対のアーム部30が互いの間にコネクタハウジング10を配した状態で、該一対のアーム部30が回転することで、雌コネクタ2の嵌合保持アーム15と係合することが可能な位置に配置されている。操作部31には、一対の嵌合保持突起33が設けられている。
一対の嵌合保持突起33は、それぞれ、図1又は図2に示すように、操作部31の一対のアーム部30側の面から突設されている。一対の嵌合保持突起33は、雌及び雄コネクタ2、3同士が嵌合する方向に直交する方向に互いに間隔をあけて設けられている。一対の嵌合保持突起33は、それぞれ、雌コネクタ2の一対の嵌合保持アーム15に係合可能な位置に配されている。
そして、操作部31は、一対の嵌合保持突起33をそれぞれ一対の嵌合保持アーム15各々に係合して、雌コネクタ2と係合することで、レバー4を雌コネクタ2に位置決めするとともに、雌及び雄コネクタ2,3同士の嵌合を保持する。
前述した構成のレバー4は、図2又は図5に示すように、支点孔32内にレバー用支持突起14が侵入して、アウタカバー12と間隔をあけた状態で雌コネクタ2に対して回転可能に取り付けられる。そして、レバー4は、支点孔32内に侵入したレバー用支持突起14を中心として回転自在に雌コネクタ2に支持される。このとき、レバー4は、ロック部36によって雌コネクタ2に回転しないように保持されるとともに、初期位置に位置付けられる。
さらに、レバー4は、図7に示すように、雌コネクタ2の係止受け部16aと雄コネクタ3の係止突起24とが係止して雌及び雄コネクタ2,3同士が係止すると、該雄コネクタ3のレバーロック解除部26によって、ロック部36による雌コネクタ2への保持が解除される。即ち、レバーロック解除部26によって、ロック部36の雌コネクタ2へのロックが解除される。そして、レバー4は、前述した初期位置から雌コネクタ2側に傾く。
そして、レバー4は、前述したレバー用支持突起14を中心として雌コネクタ2のコネクタハウジング10に対して回転することで、雄コネクタ3のガイドボス25がガイド孔34内を摺動(移動及び回転)して、雌コネクタ2と雄コネクタ3とを互いに接離させる。なお、接離とは、雌コネクタ2と雄コネクタ3とが、互いに近づいたり離れることを示している。レバー4は、コネクタ2,3同士を接離させて、これらのコネクタ2,3同士を嵌合させたり分離させる。
前述したコネクタ1の雌コネクタ2と雄コネクタ3とを互いに嵌合させる際には、まず、雌コネクタ2のコネクタハウジング10の端子収容室13内に電線付きの雄端子を収容して、コネクタハウジング10の各レバー用支持突起14をレバー4の各アーム部30の始点孔32にそれぞれ挿入して、雌コネクタ2にレバー4を取り付ける。この状態では、図5に示すように、レバー4は、当該レバー4のロック部36によって雌コネクタ2に回転しないように保持され且つ初期位置に位置付けられる。
次に、雄コネクタ3のコネクタハウジング20内に電線付きの雌端子を収容して、雌コネクタ2と雄コネクタ3とを互いに近づけていき、雌コネクタ2のコネクタハウジング10内に、雄コネクタ3のフード部22を挿入する。すると、フード部22の係止突起24が、コネクタハウジング10のアウタカバー12の係止ガイド部16内に侵入する。このとき、レバー4のガイド孔34内に雄コネクタ3のガイドボス25が侵入する。
そして、図6に示すように、さらにコネクタハウジング10内にフード部22を挿入していき、係止突起24と係止ガイド部16内の係止受け部16aとが係止し始めると、レバー4は、図9に示すように、可撓アーム37が外側に撓むことで、ロック突起38が雄コネクタ3のレバーロック解除部26のテーパ面27から該レバーロック解除部26に乗り上げる。こうして、レバー4は、雄コネクタ3のレバーロック解除部26によって、ロック部36の雌コネクタ2へのロックが解除される。即ち、レバー4の前述した初期位置からの変位が可能になる。このとき、レバー4は、ガイド孔34内の当接突部35に雄コネクタ3のガイドボス25が当接することで位置決めされる。
さらに、コネクタハウジング10内にフード部22を挿入していき、前述した係止突起24と係止受け部16aとの係止が完了すると、図7に示すように、前述したロック部36は、可撓アーム37の弾性復元力によりロック突起38がレバーロック解除部26を乗り越える。このとき、レバー4が、前述した初期位置から雌コネクタ2側に傾く。
こうして、レバー4は、図7に示すように、雌コネクタ2と雄コネクタ3とが係止した際に、雄コネクタ3のレバーロック解除部26によりロック部36のロックが解除されることで、当該レバー4が雌コネクタ2側に傾く。
続いて、操作部31を押圧して、レバー4を該操作部31が雌コネクタ2に近づくように回転させると、ガイドボス25がガイド孔34内を操作部31寄りの端部から該操作部31から離れた側の端部に向かって移動して、雌及び雄コネクタ2,3同士を徐々に近づけるとともに、レバー用支持突起14が支点孔32内を回転する。そして、雌及び雄コネクタ2,3同士が嵌合する。これらの雌及び雄コネクタ2,3は、互いに嵌合すると、雌端子と雄端子とが互いに電気的に接続して、当該端子に取り付けられた電線同士が電気的に接続する。
この後、レバー4は、さらに回転して、図8に示すように、該レバー4の操作部31と雌コネクタ2とを係合することで雌コネクタ2に位置決めされて、当該レバー4の回転が止まるとともに、雌及び雄コネクタ2,3同士の嵌合を保持する。なお、雌及び雄コネクタ2,3同士を分離する際には、レバー4を前述した嵌合する方向とは逆向きに回転する。
本実施形態によれば、レバー4の回転動作により接離され且つ互いに嵌合するとともに、該雌コネクタ2に設けられた係止受け部16aと該雄コネクタ3に設けられた係止突起24とが係止することにより互いに係止する雌及び雄コネクタ2,3が、該係止受け部16aと係止突起24とが係止する際に、レバー4に設けられた当該レバー4を雌コネクタ2に回転しないように保持するロック部36のロックを解除するとともに、レバー4を雌コネクタ2側に傾かせるレバーロック解除部26が、雄コネクタ3に設けられている。
このため、雌及び雄コネクタ2,3同士を接離させるレバー4が、該雌及び雄コネクタ2,3同士を互いに係止させることで、雌コネクタ2に対して回転可能となり且つ該雌コネクタ2側に傾くので、雌及び雄コネクタ2,3を互いに近づけて嵌合させる方向に回転するレバー4の回転距離を短くすることができる。したがって、雌及び雄コネクタ2,3同士を嵌合させるために作業者がレバーを回転操作する操作量を少なくすることができ、雌及び雄コネクタ2,3同士の嵌合作業の作業効率を向上させるとともに、雌及び雄コネクタ2,3同士の半嵌合による導通不良の発生を抑制することができる。
また、レバーロック解除部26が、雄コネクタ3から突出するように一対設けられているとともに、雌及び雄コネクタ2,3を互いに係止させる係止受け部16aと係止突起24とが係止する際に、レバー4に設けられたロック部36の一対の可撓アーム37の互いに相対する面それぞれに突設された一対のロック突起38が互いに離れるように、該一対のロック突起38それぞれを押圧する位置に設けられている。
このため、雌及び雄コネクタ2,3同士の係止と、ロック部36によるレバー4の雌コネクタ2へのロックの解除とを同時に行うことができ、雌及び雄コネクタ2,3同士の嵌合作業の作業工数の増加を抑制することができる。したがって、雌及び雄コネクタ2,3同士の嵌合作業の作業効率を向上させることができる。
本実施形態においては、レバー4は雌コネクタ2に取り付けられて、レバー4のロック部36による雌コネクタ2へのロックを、雄コネクタ3のレバーロック解除部26によって解除されていた。しかしながら、本発明では、レバー4を雄コネクタ3に取り付けて、雌コネクタ2にレバーロック解除部を設けてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタを示す斜視図である。 図1に示された一方のコネクタ及びレバーを反対側から見た状態を示す斜視図である。 図2に示されたレバーの斜視図である。 図3に示されたレバーの正面図である。 図1に示されたコネクタの側面図である。 図5中のコネクタの係止途中の状態を示す側面図である。 図5中のコネクタの係止した状態を示す側面図である。 図5中のコネクタの嵌合した状態を示す側面図である。 図6中のX−X線に沿う断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 雌コネクタ(一方のコネクタ)
3 雄コネクタ(他方のコネクタ)
4 レバー
16a 係止受け部(係止部)
24 係止突起(係止部)
26 レバーロック解除部
36 ロック部
37 可撓アーム
38 ロック突起

Claims (2)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタと、一方のコネクタに回転可能に取り付けられ且つ回転動作により前記一対のコネクタ同士を接離させるとともに当該一方のコネクタと係合して前記一対のコネクタ同士の嵌合を保持するレバーと、前記レバーに設けられ且つ当該レバーを前記一方のコネクタに回転しないように保持するロック部と、を備え、
    前記一対のコネクタが、当該一対のコネクタそれぞれに設けられた係止部同士が係止することにより互いに係止するコネクタにおいて、
    前記係止部同士が係止した際に、前記ロック部のロックを解除するとともに、前記レバーを前記一方のコネクタ側に傾かせるレバーロック解除部が、前記他方のコネクタに設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック部は、前記レバーに弾性変形可能に形成された一対の可撓アームと、該一対の可撓アームの互いに相対する面にそれぞれ突設された一対のロック突起とを有しており、
    前記レバーロック解除部は、前記他方のコネクタから突出するように一対設けられているとともに、前記係止部同士が係止する際に、当該一対のレバーロック解除部が、それぞれ、前記一対のロック突起が互いに離れるように該一対のロック突起それぞれを押圧する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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