JP5929829B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/62938Pivoting lever comprising own camming means

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1に開示のレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタで構成されている。このうち、雌コネクタは、ハウジングと、ハウジングに後方から被せ付けられる電線カバーと、電線カバーに回動可能に支持されるレバーとを備えている。ハウジングは、電線の端末部に接続された端子金具を挿入可能な複数のキャビティを有している。電線カバーは、ハウジングの後面から延出する電線を外側から覆うことが可能なキャップ状の形態とされている。そして、レバーは、相手側コネクタと係合した状態で、初期位置から嵌合位置へ向けて回動されることにより、相手側コネクタを引き寄せてハウジングと嵌合可能な位置に至らすことが可能とされている。
特開2010−146950号公報
ところで、従来のレバー式コネクタにおいて、仮に、レバーがハウジング又は電線カバーに軽く仮止めされていても、ワイヤハーネスの組み付け現場に搬送される途中でレバーに外力が作用すると、その仮止め状態が解除されてしまうことがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、搬送時にレバーの係止が解除されないようにすることを目的とする。
本発明は、収容室を有するとともに、前記収容室及び外面に臨む位置に係止受部を有するアウタハウジングと、前記収容室内に挿入されて、相手側コネクタに嵌合可能とされるインナコネクタと、前記アウタハウジングの前記外面に回動可能に装着され、回動操作によって前記相手側コネクタを引き寄せて前記インナコネクタと嵌合可能な位置に至らすレバーとを備え、前記レバーには、前記アウタハウジングへの組み付け時に前記係止受部に外側から嵌合することでこのレバーを前記アウタハウジングに保持する係止部が設けられ、前記インナコネクタには、前記収容室内への挿入時に前記係止部を内側から押圧して前記係止受部から離脱させる解除部が設けられ、前記係止受部が前記アウタハウジングの前記収容室の壁を貫通する断面閉ループ状の形態とされているところに特徴を有する。
レバーの係止部がアウタハウジングの係止受部に外側から嵌合することにより、レバーがアウタハウジングに強固に保持されるため、ワイヤハーネスの組み付け現場に搬送される途中で、レバーに外力が作用しても、係止部と係止受部との係止が安易に解除されることはない。また、インナコネクタが収容室内に挿入されると、インナコネクタの解除部が係止部を押圧して係止受部から離脱させるため、係止部と係止受部との係止状態が治具等に依らず自動的に解除され、その後のレバーの回動操作を迅速に行うことができる。しかも、インナコネクタが誤った挿入姿勢をとっていたり、本来とは別の収容室に誤って挿入されようとすると、レバーの回動操作が規制されるため、インナコネクタが誤挿入される事態が回避される。
本発明の実施例1のレバー式コネクタにおいて、レバーが組み付け位置に保持された状態を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図2の部分拡大図である。 レバーが初期位置に保持された状態を示す平面図である。 図4のB−B断面図である。 アウタハウジングの平面図である。 アウタハウジングの背面図である。 アウタハウジングにレバーが組み付け位置に組み付けられた状態を示す平面図である。 インナコネクタの平面図である。 レバーの斜視図である。 インナコネクタの背面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記解除部が前記係止受部に内側から嵌合して係止される。解除部がアウタハウジングにインナコネクタを保持するロック構造を兼用するため、従前のロック構造を補強することができ、あるいは、従前のロック構造を省略することができる。
前記インナコネクタが、電線の端末部に接続可能な端子金具を挿入可能なキャビティを有するインナハウジングと、そのインナハウジングに対面して配置されて前記キャビティと連通する位置に前記電線が液密に挿入されるシール孔を有するシール部材と、そのシール部材に対面して配置されて前記シール孔と連通する位置に前記電線が遊嵌して挿入される貫通孔を有するホルダとを有し、前記解除部が前記ホルダの外面に突設されている。解除部がホルダに設けられているため、解除部が係止受部に嵌合して係止されることにより、ホルダがアウタハウジングに保持されてシール部材側から外れるのが確実に防止される。その結果、シール部材のシール性が安定して発揮されることになる。
前記アウタハウジングが、前記収容室を有するハウジング本体と、前記収容室内に挿入された前記インナコネクタから引き出される電線を外側から覆うように前記ハウジング本体に装着される電線カバーとを有し、前記係止受部が前記ハウジング本体の外面に開設されている。これによれば、ハウジング本体にレバーを保持させた状態で搬送され、搬送先のワイヤハーネスの組み付け現場で、インナコネクタに端子金具を挿入した後、ハウジング本体に電線カバーを装着することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図11によって説明する。実施例1のレバー式コネクタは、図2に示すように、インナコネクタ10、アウタハウジング40、レバー70及び端子金具90を備えている。インナコネクタ10は、図示しない相手側コネクタに嵌合可能とされ、インナハウジング11、シール部材12及びホルダ13を有している。そして、インナコネクタ10は、図11に示すように、後述する上下一対の収容室44に収容可能なように、1つのレバー式コネクタに対をなして設けられている。なお、以下の説明において、前後方向については、相手側コネクタに嵌合される側を前方とする。
インナハウジング11は合成樹脂製であって幅方向に長い扁平ブロック状をなし、図2に示すように、内部に、複数のキャビティ14が前後方向に延出して形成されている。実施例1の場合、各キャビティ14は、上下二段で幅方向に複数並んで配置されている。また、インナハウジング11には、各キャビティ14の内面に、ランス15が突出して形成され、ランス15の直後方に、リテーナ装着孔16が幅方向に延出して形成されている(図9を参照)。インナハウジング11の各キャビティ14内には、後方から端子金具90が挿入される。各キャビティ14内に正規挿入された端子金具90は、ランス15に弾性的に係止されてキャビティ14内に抜け止めされ、さらに、リテーナ装着孔16に挿入される図示しないリテーナによって二重に抜け止めされる。
端子金具90は導電金属製であって、図2に示すように、箱形の接続部91と、接続部91の後方に連設されるバレル部92とを有している。接続部91は、相手コネクタに装着された図示しない相手端子と電気的に接続可能とされ、バレル部92は、電線100の端末部に圧着により接続されている。
図9に示すように、インナハウジング11の両側面には、アウタハウジング40に係止可能な一対のインナロック部17が突設されている。また、図2に示すように、インナハウジング11の後面には、ホルダ13を保持可能な保持片18が後方に突出して形成されている。保持片18は、詳しくは図示しないが、幅方向に対をなして形成されている。
シール部材12はシリコンゴム等のゴム製であってマット状をなし、図2に示すように、インナハウジング11の後面全体を覆うように同後面に対面して配置される。シール部材12には保持片18の基端部が貫通する挿通孔19が設けられ、挿通孔19を貫通する保持片18を介して、インナハウジング11にシール部材12が保持される。また、シール部材12には、各キャビティ14と連通する位置に、複数のシール孔20が貫通して形成されている。シール部材12のシール孔20には、端子金具90の通過後、端子金具90に接続された電線100が液密に挿入され、これによって電線100周りのシールをとることができるようになっている。
ホルダ13は合成樹脂製であって幅方向に沿った板状をなし、図2に示すように、シール部材12の後面全体を覆うように同後面に対面して配置される。ホルダ13には保持片18の先端部が挿入される係止孔21が設けられ、係止孔21に挿入される保持片18を介して、インナハウジング11にホルダ13が保持される。また、インナハウジング11にホルダ13が保持されると、インナハウジング11とホルダ13との間にシール部材12が挟持され、シール部材12の前面がインナハウジング11の後面に密着するとともに、シール部材12の後面がホルダ13の前面に密着するようになっている。
ホルダ13には、各シール孔20と連通する位置に、複数の貫通孔22が形成されている。ホルダ13の貫通孔22には端子金具90に接続された電線100が遊嵌状態で挿入される。また、図11に示すように、ホルダ13の両側面には、アウタハウジング40に係止可能な一対のホルダロック部23が突設されている。そして、ホルダ13には、ホルダロック部23の内側に、アウタハウジング40への係止時にホルダロック部23の撓み動作を許容するスリット状の逃がし孔24が設けられている。
図11に示すように、ホルダ13の長辺部25(上縁部又は下縁部)には、幅方向中央よりも片側に寄った位置に、解除部26が突設されている。図3に示すように、解除部26の前面は後方へ向けて傾斜する傾斜面27とされ、解除部26の後面は上下方向にほぼ切り立つ形態とされている。また、図3及び図9に示すように、解除部26の後端部は、ホルダ13の本体部分(ホルダ13のうちの解除部26を除く部分)よりも後方に突出して配置されている。後述するように、解除部26によって、アウタハウジング40に対するレバー70の係止が解除されるようになっている。
アウタハウジング40は合成樹脂製であって、図4に示すように、ハウジング本体41と、ハウジング本体41の後端に取り付けられる電線カバー42とを有している。電線カバー42は、前方及び一側方に開放されたキャップ状をなしている。電線カバー42がハウジング本体41に装着されると、インナコネクタ10の後面から延出する電線100が電線カバー42によって強制的に屈曲されて電線カバー42の一側方から外部へ引き出されるようになっている。また、電線カバー42の側壁にはレバー70を後述する嵌合位置にて係止するレバーロック受部43が設けられている。
図7に示すように、ハウジング本体41は、角箱状をなし、前後方向に貫通する一対の収容室44を有している。両収容室44は、それぞれ断面略矩形状に開口する形態とされ、幅方向に沿った隔壁45を介して、上下に並んで配置されている。ハウジング本体41には、それぞれの収容室44の両側面に、上下一対ずつのインナロック受部46が設けられている。両収容室44にはそれぞれ後方からインナコネクタ10が挿入され、各インナロック部17が対応するインナロック受部46に弾性的に係止されることにより、正規挿入されたインナコネクタ10がハウジング本体41の収容室44内に抜け止め状態で保持されるようになっている。また、収容室44の両側面には、インナロック部17の後方に、ホルダロック受部47が設けられている。上記インナコネクタ10の正規挿入時に、各ホルダロック部23が対応するホルダロック受部47に弾性的に係止されることにより、ホルダ13がシール部材12から外れるのが防止されるようになっている。また、図2に示すように、ハウジング本体41の側壁には、リテーナを挿通可能なリテーナ挿通口48が開設されている。
図6及び図7に示すように、ハウジング本体41の上下両壁の後端部には、その外面の幅方向中央部に、レバー70を支持可能な一対の略円柱状の支軸49が突設されている。ハウジング本体41の上下両壁の前端部は、外側を覆う外壁50によって袋状をなし、外壁50の内側にレバー70の後述するアーム部72の外周縁部が挿入されるようになっている。また、ハウジング本体41の上下両壁には、図6に示すように、支軸49に向けて延びる導入溝51が開設されている。導入溝51は、相手コネクタの図示しないカムフォロアをレバー70の後述するカム溝74に導くためのものである。
さらに、図6に示すように、ハウジング本体41の上下両壁の後端部には、幅方向中央よりも片側に寄った位置に、一対の係止受部52が設けられている。両係止受部52は、幅方向に関して支軸49と並んで配置され、上壁では支軸49の左側に、下壁では支軸49の右側に配置されている。また、係止受部52は、上下両壁を貫通してハウジング本体41の外面及び収容室44に開口する断面略矩形の形態とされている。
レバー70は合成樹脂製であって、図10に示すように、全体として門型板状をなし、操作部71と、操作部71の両端から互いに略平行に突出する一対のアーム部72とを有している。操作部71の内面には、レバーロック部75が設けられている。両アーム部72には、支軸49を受ける軸受孔73が設けられ、軸受孔73の周りに、カム溝74が設けられている。カム溝74は、アーム部72の外周縁に臨む入り口側を除いて、アーム部72を板厚方向に貫通する形態とされている。
ここで、レバー70は、アーム部72の軸受孔73に嵌合する支軸49を中心として、アウタハウジング40に回動可能に保持される。図4に示すように、レバー70が初期位置にある場合には、カム溝74の入り口が前方を向いて操作部71が後方に配置され、その状態で、相手側コネクタのカムフォロアが導入溝51を通してカム溝74の入り口に進入する。次いで、操作部71を摘みつつレバー70が図示左回りに回動されると、カムフォロアがカム溝74の溝面を摺動してカム作用が発揮され、相手側コネクタが引き寄せられて収容室44内に収容されたインナコネクタ10との嵌合が進められる。この場合、嵌合抵抗を受けたアーム部72の外周縁部が外壁50に当接することにより、アーム部72が過度に撓み変形するのが防止される。そして、レバー70が嵌合位置に至ると、相手側コネクタとインナコネクタ10とが正規深さで嵌合され、さらに、レバーロック部75が電線カバー42のレバーロック受部43に弾性的に係止されて、レバー70が嵌合位置に保持されるようになっている。
また、図10に示すように、両アーム部72には、軸受孔73と操作部71との間に、係止部76が設けられている。係止部76は、アーム部72に形成されたU字形の切り込み77内に撓み変形可能に配置されている。具体的には、係止部76は、切り込み77内(アーム部72の板厚範囲内)で操作部71側へ向けて片持ち状に延出する係止本体78と、係止本体78の延出端から内側に突出する係止突起79とを有している。
レバー70は、ハウジング本体41に対し、係止本体78の係止突起79が係止受部52に外側から嵌合して係止される組み付け位置に保持される。係止突起79は、係止受部52に嵌合した状態で、ハウジング本体41の上下両壁の板厚範囲内に配置される。また、図3に示すように、係止突起79のうち、係止受部52に嵌合した状態で後方を向く面は、収容室44側へ向けて前方に傾く斜面81とされている。
なお、実施例1の場合、既述したように、係止受部52が、ハウジング本体41の上壁では支軸49の左側に、ハウジング本体41の下壁では支軸49の右側に、それぞれ配置されているため、レバー70及び電線カバー42の組み付け姿勢を図1に示す状態から左右に反転させることが可能であり、その結果、電線カバー42から引き出される電線の向きを左右に変更することが可能となる。また、係止受部52がハウジング本体41の上下両壁にそれぞれ1つずつ設けられ、それぞれの係止受部52に1つの係止部76が対応して設けられるものであるため、レバー70及び電線カバー42の強度を確保することができるとともに、構成の簡素化を図ることができる。
次に、実施例1のレバー式コネクタの作用について説明する。
組み付けに際し、図8に示すように、ハウジング本体41に電線カバー42が装着されていない状態で、レバー70の係止部76の係止突起79がハウジング本体41の係止受部52に外側から弾性的に嵌合して、アウタハウジング40に対してレバー70が組み付け位置に保持される。このとき、レバー70の操作部71はハウジング本体41の側壁と前後方向に連なるように配置され、ハウジング本体41の後方には電線カバー42の装着空間80が確保される。
そして、レバー70を組み付け位置に保持した状態でハウジング本体41がワイヤハーネスの組み付け現場に搬送される。搬送途中では、係止部76が係止受部52に嵌合して強固に係止された状態になっているため、仮に、レバー70に外力が作用しても、係止部76と係止受部52との係止が安易に解除されることはない。
一方、ワイヤハーネスの組み付け現場では、図9に示すように、インナハウジング11、シール部材12及びホルダ13が組み付けられてインナコネクタ10が構成され、その状態で、インナハウジング11の各キャビティ14内に電線100の端末部に接続された端子金具90が挿入され、正規挿入された端子金具90がランス15によって一次的に係止される。次いで、ハウジング本体41の両収容室44にそれぞれインナコネクタ10が挿入される。インナコネクタ10が収容室44内に正規挿入されると、インナコネクタ10の解除部26がハウジング本体41の係止受部52に内側から弾性的に嵌合するとともに、インナロック部17及びホルダロック部23がそれぞれインナロック受部46及びホルダロック受部47に弾性的に係止されて、アウタハウジング40に対してインナコネクタ10が抜け止め状態に保持される。このとき、ホルダ13は、ホルダロック部23と解除部26との係止作用によってハウジング本体41に強固に係止されるため、シール部材12から外れ落ちるのが確実に防止される。
また、図3に示すように、解除部26がハウジング本体41の係止受部52に内側から嵌合するのに伴い、係止受部52に先に嵌合していたレバー70の係止部76が解除部26に押圧されて外側に撓み変形させられ、もって係止部76が係止受部52から離脱して、係止部76と係止受部52との係止が解除される。これにより、レバー70の回動操作が許容される。さらに、ハウジング本体41の両収容室44にそれぞれインナコネクタ10を挿入した後、リテーナ挿通口48を通してリテーナ装着孔16にリテーナが挿入され、これによって端子金具90が二次的に係止されて、キャビティ14内に確実に抜け止めされる。
続いて、ハウジング本体41の後端に、両インナコネクタ10から延出する各電線100を覆いつつ電線カバー42が装着される。電線カバー42が装着されると、各電線100が電線カバー42の一側方から外部に引き出される。次いで、図4に示すように、レバー70が電線カバー42を跨ぐように回動されて初期位置に至らされる。そして、この初期位置において、ハウジング本体41内に相手側コネクタが浅く嵌合され、その状態でレバー70が嵌合位置へ向けて回動される。その後、レバー70が嵌合位置に至ると、両インナコネクタ10が相手側コネクタと正規嵌合され、端子金具90が相手端子と導通接続されることになる。
以上説明したように、実施例1によれば、レバー70の係止部76がアウタハウジング40の係止受部52に外側から嵌合することにより、レバー70がアウタハウジング40に強固に保持されるため、その状態で、ワイヤハーネスの組み付け現場に搬送されれば、レバー70の係止が意図せず解除されるのを防止することができる。また、インナコネクタ10が収容室44内に挿入されると、インナコネクタ10の解除部26が係止部76を押圧して係止受部52から離脱させるため、係止部76と係止受部52との係止状態が治具等に依らず自動的に解除され、その後のレバー70の回動操作を迅速に行うことができる。しかも、インナコネクタ10が誤った挿入姿勢をとっていたり、本来とは別の収容室44に誤って挿入されようとすると、レバー70を回動することができないため、インナコネクタ10が誤挿入される事態が回避される。その結果、かかるインナハウジング11の誤挿入を防止するための専用構造を設けなくて済み、全体の構成を簡素化することができる。
また、解除部26が係止受部52に内側から嵌合することにより、インナコネクタ10が収容室44内に抜け止め状態に保持されるため、アウタハウジング40に対するインナコネクタ10のロック強度が高められる。さらに、解除部26が係止受部52に嵌合して係止されることにより、ホルダ13がアウタハウジング40に保持されてシール部材12側から外れるのが確実に防止される。その結果、シール部材12のシール性が安定して発揮されることになる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)アウタハウジングに、インナハウジングを収容する収容室が1室だけ設けられるものであってもよい。
(2)電線カバーにレバーが支持される構成であってもよい。
(3)インナコネクタが、インナロック部を有さず、解除部のみを介して、アウタハウジングの収容室内に保持される構成であってもよい。
(4)解除部は、ホルダに無く、インナハウジングの外面に突設されるものであってもよい。
(5)インナコネクタが収容室内に挿入されたときに、解除部が係止受部に嵌合しない構成であってもよい。
(6)インナコネクタが収容室内に挿入されたときに、解除部が係止部との間に介在物を介して係止部を間接的に押圧する構成であってもよい。
10…インナコネクタ
11…インナハウジング
12…シール部材
13…ホルダ
20…シール孔
22…貫通孔
26…解除部
40…アウタハウジング
41…ハウジング本体
42…電線カバー
44…収容室
52…係止受部
70…レバー
72…アーム部
74…カム溝
76…係止部
79…係止突起
90…端子金具
100…電線

Claims (4)

  1. 収容室を有するとともに、前記収容室及び外面に臨む位置に係止受部を有するアウタハウジングと、
    前記収容室内に挿入されて、相手側コネクタに嵌合可能とされるインナコネクタと、
    前記アウタハウジングの前記外面に回動可能に装着され、回動操作によって前記相手側コネクタを引き寄せて前記インナコネクタと嵌合可能な位置に至らすレバーとを備え、
    前記レバーには、前記アウタハウジングへの組み付け時に前記係止受部に外側から嵌合することでこのレバーを前記アウタハウジングに保持する係止部が設けられ、
    前記インナコネクタには、前記収容室内への挿入時に前記係止部を内側から押圧して前記係止受部から離脱させる解除部が設けられ
    前記係止受部が前記アウタハウジングの前記収容室の壁を貫通する断面閉ループ状の形態とされていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記解除部が前記係止受部に内側から嵌合して係止されることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記インナコネクタが、電線の端末部に接続可能な端子金具を挿入可能なキャビティを有するインナハウジングと、そのインナハウジングに対面して配置されて前記キャビティと連通する位置に前記電線が液密に挿入されるシール孔を有するシール部材と、そのシール部材に対面して配置されて前記シール孔と連通する位置に前記電線が遊嵌して挿入される貫通孔を有するホルダとを有し、前記解除部が前記ホルダの外面に突設されていることを特徴とする請求項2記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記アウタハウジングが、前記収容室を有するハウジング本体と、前記収容室内に挿入された前記インナコネクタから引き出される電線を外側から覆うように前記ハウジング本体に装着される電線カバーとを有し、前記係止受部が前記ハウジング本体の外面に開設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のレバー式コネクタ。
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