JP2015056272A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子をハウジングの正確な位置に保持しつつ、ハウジングにスペーサを安定して固定することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、端子2と、ハウジング3と、スペーサ4とを備えている。前記端子は、外周面に嵌合凹部6を有している。前記ハウジングは、前記端子を収容し得る第1収容室12、および、前記第1収容室に収容された前記端子の一部を外部に露出させ得る第1露出孔14を有している。前記スペーサは、前記第1露出孔を被覆し得るスペーサ本体21、および、前記スペーサ本体から突設されて前記端子の嵌合凹部に嵌入され得る第1リブ22を有している。前記スペーサは、前記ハウジングの外側開口面19に対して傾斜した状態で前記ハウジングに嵌合された後、その嵌合方向が前記外側開口面に沿った方向となるように前記ハウジングに固定されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、コネクタに関する。
端子を収容し得る収容室を有するハウジング、このハウジングに固定される被腹部材を備えたコネクタとして、たとえば、特許文献1および特許文献2に記載のコネクタが知られている。
この種のコネクタにおいて、端子は、その一部がハウジングの露出孔を介して外部に露出するように収容室に収容された後、前記ハウジングにおける前記露出孔の外側開口面に載置されて固定された被覆部材により被覆されるようになっている。そして、この被覆部材が、前記ハウジングに固定された状態で当該ハウジングとともに相手側コネクタに嵌合されて接続され得るようになっている。
前記コネクタは、前記ハウジングの一端側および前記被覆部材の一端側の一方に突起を備え、他方に係合部を備え、前記ハウジングに前記被覆部材を固定する際に、前記被覆部材を前記ハウジングの外側開口面に上方から重ね合わせつつ、前記突起と前記係合部とを前記外側開口面と直交する方向で係合させることにより、前記被覆部材と前記ハウジングとを固定するようなっている。
しかしながら、前記コネクタに関しては、製造誤差によって、前記被覆部材を前記ハウジングの外側開口面に上方から重ね合わせたときに生じる、前記ハウジングと前記被覆部材との隙間の幅が公差の範囲外となって、これにより、前記ハウジングと前記被覆部材とを正確に係合できなかったり、場合によっては端子が前記収容室で位置ずれしたまま前記ハウジングに保持されてしまい、その結果、前記コネクタの端子と前記相手側コネクタの端子との接触不良が発生したりする可能性があった。
また、前記ハウジングの他端側で前記端子に接続された電線のコジリなどが生じると、前記被覆部材が前記外側開口面に対して浮き上がって、前記ハウジングと前記被覆部材との係合が解除されてしまい、前記被覆部材が前記ハウジングから外れるおそれがあった。
特開2007−095360号公報 特開平10−079271号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、端子をハウジングの正確な位置に保持しつつ、ハウジングにスペーサを安定して固定することができるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、外周面に嵌合凹部を有する端子と、前記端子を挿入し得る第1挿入口、この第1挿入口から挿入される前記端子を収容し得る第1収容室、前記第1挿入口に対してこの第1収容室を挟んで反対側に配置され、前記第1収容室に収容された前記端子を相手側コネクタの端子と嵌合させ得る第1嵌合口、および、前記第1収容室に収容された前記端子の一部を外部に露出させ得る第1露出孔を有し、前記端子を前記第1収容室に収容して保持するように構成されたハウジングと、前記第1露出孔を被覆し得るスペーサ本体、および、前記スペーサ本体から突設されて前記端子の嵌合凹部に嵌入され得る第1リブを有し、前記スペーサ本体が前記第1露出孔を被覆しかつ前記第1リブが前記第1露出孔を介して前記端子の嵌合凹部に嵌入されるように前記ハウジングにおける前記第1露出孔の外側開口面上に配置された状態で前記ハウジングに固定され、この固定状態で前記ハウジングとともに前記相手側コネクタに嵌合可能に構成されたスペーサとを備え、前記スペーサは、前記ハウジングの外側開口面に対して傾斜した状態で前記ハウジングに嵌合された後、その嵌合方向が前記外側開口面に沿った方向となるように前記ハウジングに固定されているコネクタである。
この構成によれば、前記スペーサと前記ハウジングとを確実に嵌合させて、前記スペーサを前記ハウジングに安定して固定することができる。また、前記スペーサの第1リブを用いて、前記ハウジングからの前記端子の抜け止めを図ることができる。しかも、前記スペーサを前記ハウジングに固定する際、あらかじめ前記端子を前記ハウジングに挿入しておくが、その挿入が正確に行われていなければ、前記第1リブを前記端子の嵌合凹部に挿入できなくなるので(すなわち、前記スペーサを前記ハウジングに固定することができないので)、前記ハウジングに対する前記端子の挿入具合を確実に把握できる。その結果、前記端子を前記ハウジングの正確な位置に保持することが可能となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングと前記スペーサとの嵌合部において、前記ハウジングにおける前記第1露出孔の外側開口面上に嵌合部が設けられ、この嵌合部に係合可能な嵌合突起が前記スペーサに設けられているものである。
この構成によれば、前記ハウジングおよび前記スペーサに関して公差の範囲外の作製誤差が生じた場合でも、この作製誤差を許容して、前記嵌合突起と前記嵌合部との嵌合を行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のコネクタにおいて、前記スペーサが前記ハウジングに固定された状態において、前記ハウジングの第1嵌合口側の端面に比べて、前記スペーサにおける前記第1嵌合口側の端面が前記ハウジングの第1挿入口側の端面寄りに配置されているものである。
この構成によれば、前記コネクタにおいて、これが前記相手側コネクタと接続される際、その接続にともなって前記相手側コネクタから直接的な衝撃を受けるものが、前記ハウジングのみとなる。つまり、前記スペーサは、前記相手側コネクタから直接的な衝撃を受けない。よって、この接続に起因して前記ハウジングと前記スペーサとの係合が解除されることを阻止できる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記スペーサは、前記ハウジングに前記第1嵌合口側で嵌合された後、前記外側開口面に対して近接方向へ移動して、係合方向が前記外側開口面と直交する方向となるように前記ハウジングに前記第1挿入口側で係合されるものである。
この構成によれば、前記スペーサを傾斜させつつ前記ハウジングの第1嵌合口側において前記スペーサの嵌合突起を前記ハウジングの嵌合部に嵌合させた後、前記第1挿入口側において前記スペーサを前記外側開口面に近づけて前記係合部を前記係合爪に係合できるので、前記ハウジングに対する前記スペーサの固定作業が容易となる。また、前記ハウジングと前記スペーサとを、異なる位置において、嵌合方向および係合方向が互いに異なる方向となるように嵌合および係合するので、より安定して固定できる。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記スペーサの第1リブは、前記スペーサ本体から突出端へ向かって先細状に形成されているものである。
この構成によれば、前記第1リブを前記第1露出孔に円滑に嵌入することが可能となる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングは、別の端子を挿入し得る第2挿入口、前記第1収容室に並設され、前記第2挿入口から挿入された前記別の端子を収容し得る第2収容室、前記第2挿入口に対してこの第2収容室を挟んで反対側に配置され、前記第2収容室に収容された前記別の端子を相手側コネクタの端子と嵌合させ得る第2嵌合口、および、前記第2収容室に収容された前記端子の一部を前記ハウジングの外部に露出させ得る第2露出孔を前記スペーサに対して前記第1収容室を挟んで反対側に有し、前記別の端子を前記第2収容室に収容して保持し得るように構成され、かつ、前記ハウジングは、前記第2露出孔を被覆し得るカバー本体、および、このカバー本体から突設されて前記第2露出孔に嵌入され得る第2リブを含むカバーを有し、前記カバー本体が前記第2露出孔を被覆しかつ前記第2リブが前記第2露出孔を介して前記別の端子の嵌合凹部に嵌入されるように前記第2露出孔を閉塞する閉位置、および前記第2露出孔を開放する開位置をとり得るように構成されているものである。
この構成によれば、前記別の端子が前記第2挿入口から挿入される際、事前に前記カバーは開位置とされる。そして、前記別の端子が前記第2収容室に収容された後、前記カバーが閉位置とされる。したがって、前記別の端子の挿入が正確に行われていなければ、前記第2リブを前記別の端子の嵌合凹部に挿入できなくなるので(すなわち、前記カバーを閉位置に保持することができないので)、前記ハウジングに対する前記別の端子の挿入具合を確実に把握できる。その結果、前記別の端子を正確な位置に保持することが可能となる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記第1収容室に臨む係止口を備えており、前記端子は、筒状に形成されかつその内側に接点を有する端子本体と、この端子本体の一部を折り曲げて形成されかつ前記第1収容室への前記端子本体の移動を許容する可撓性を有し、その移動後に前記係止口に係止可能に構成されたランス部とを備えているものである。
この構成によれば、前記ランス部を用いて、前記端子を前記ハウジングからより抜けにくくすることができる。しかも、前記端子を、一つの板金のみで作製可能となる。よって、前記端子の作製コストを抑制することができる。また、それぞれ筒状に形成された前記端子の内側に前記相手側コネクタの端子が挿入されることになるので、双方の端子における接点の接触を長期間にわたって良好に維持できる。
本発明によれば、端子をハウジングの正確な位置に保持しつつ、ハウジングにスペーサを安定して固定することができるコネクタを提供できる。
本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの側面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの正面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの背面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの平面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの底面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの端子の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの端子の正面図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタのハウジングの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタのセパレータの斜視図である。
本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
以下では、図1に示す矢印X方向を前記コネクタ1の前後方向前側とし、矢印Y方向を前記コネクタ1の左右方向左側とし、矢印Z方向を前記コネクタの上下方向上側とする。
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9に示すように、前記コネクタ1は、端子2と、ハウジング3と、スペーサ4とを備えている。前記コネクタ1は、相手側コネクタ(図示せず)と電気的に接続可能なものであり、本実施形態においては雄コネクタとされ、前記相手側コネクタが雌コネクタとされている。
図10、図11にも示すように、前記端子2は、嵌合凹部6を有している。この嵌合凹部6は、前記端子2の外周面に設けられている。本実施形態において、前記端子2は、雌端子であり、良導電性の金属板から構成されている。前記端子2は、複数(5個)設けられている。なお、本発明における端子数は、本実施形態の端子数に限定されるものではない。
前記端子2は、長手方向を前後方向とするように配置されている。前記嵌合凹部6は、前記端子2の長手方向中途部に配置され、上方に向かって開口するように設けられている。前記端子2の長手方向一端部(前端部)7は、前記相手側コネクタの雄端子と嵌合し得るように構成されている。前記端子2の長手方向他端部(後端部)8は、電線9の長手方向一端部と連結されている。
図12にも示すように、前記ハウジング3は、第1挿入口11、第1収容室12、第1嵌合口13、第1露出孔14を有し、前記端子2を前記第1収容室12に収容して保持するように構成されている。ここで、前記第1挿入口11は、前記端子2を挿入し得るものである。前記第1収容室12は、この第1挿入口11から挿入される前記端子2を収容し得るものである。
前記第1嵌合口13は、前記第1挿入口11に対して前記第1収容室12を挟んで反対側に配置され、前記第1収容室12に収容された前記端子2を前記相手側コネクタの端子と嵌合させ得るものである。前記第1露出孔14は、前記第1収容室12に収容された前記端子2の一部を前記ハウジング3の外部に露出させ得るものである。
本実施形態において、前記ハウジング3は、直方体形状の部材であり、合成樹脂などの絶縁材料で構成されている。前記第1挿入口11、前記第1収容室12、前記第1嵌合口13、前記第1露出孔14は、前記端子2の数に対応するように複数(5個)設けられている。
前記ハウジング3は、長手方向を前後方向とするように配置されている。このハウジング3において、前記第1挿入口11は、前記ハウジング3の一方(後方)に向かって開口するように、前記ハウジング3の長手方向一端面(後端面)に設けられている。前記第1挿入口11は、前記ハウジング3の左右方向に隣り合う他の第1挿入口11に対して所定間隔を隔てて配置されている。
前記第1収容室12は、前記ハウジング3の長手方向(前後方向)に沿って延設されている。前記第1収容室12は、長手方向一端部(後端部)で前記第1挿入口11と連通接続されている。前記第1収容室12は、前記ハウジング3の左右方向に隣り合う他の第1収容室12に対して所定間隔を隔て配置されている。
前記第1嵌合口13は、前記ハウジング3の他方(前方)に向かって開口するように、前記ハウジング3の長手方向他端面(前端面)に設けられている。前記第1嵌合口13は、前記第1収容室12の長手方向他端部(前端部)と連通接続されている。前記第1嵌合口13は、前記ハウジング3の左右方向に隣り合う他の第1嵌合口13に対して所定間隔を隔てて配置されている。
前記第1露出孔14は、前記ハウジング3における一外側面(上面)と前記第1収容室12との間を上下方向に貫通するように、前記ハウジング3の長手方向中途部に設けられている。こうして、前記第1露出孔14は、一端の内側開口が前記第1収容室12に臨み、他端の外側開口が前記ハウジング3の外部に臨むように配置されている。
前記ハウジング3の上面においては、その左右の端部および前端部から左右および前位置決め壁15・16・17がそれぞれ立設され、これらの位置決め壁15・16・17により前記スペーサ4の一部(底部)を収容するための収容溝18が形成されている。本実施形態においては、この収容溝18の底面(前記ハウジング3の上面)が、前記ハウジング3における前記第1露出孔14の外側開口面19とされている。
図12にも示すように、前記スペーサ4は、スペーサ本体21と、第1リブ22とを有している。前記スペーサ本体21は、前記ハウジング3の第1露出孔14を被覆し得るものである。前記第1リブ22は、前記スペーサ本体21から突設されて、前記端子2の嵌合凹部6に嵌入され得るものである。本実施形態において、前記スペーサ4は、合成樹脂などの絶縁材料で構成されている。
前記スペーサ4は、前記スペーサ本体21が前記第1露出孔14を被覆しかつ前記第1リブ22が前記第1露出孔14を介して前記端子2の嵌合凹部6に嵌入されるように、前記ハウジング3における前記第1露出孔14の外側開口面19上に配置される。この配置状態で、前記スペーサ4は前記ハウジング3に固定されている。
前記スペーサ4は、前記ハウジング3に固定された状態で前記ハウジング3とともに前記相手側コネクタに嵌合可能に構成されている。本実施形態において、前記スペーサ4は、ロックアーム23を有し、前記相手側コネクタに嵌合された際にこのロックアーム23によって前記相手側コネクタから抜けないように構成されている。
そして、前記スペーサ4は、図8に示すように、前記ハウジング3の外側開口面19に対して傾斜した状態で前記ハウジング3に嵌合された後、その嵌合方向が前記外側開口面に沿った方向(本実施形態においては、前後方向)となるように前記ハウジングに固定されている。
本実施形態においては、図3および図7に示すように、前記ハウジング3と前記スペーサ4との嵌合部において、前記ハウジング3における前記第1露出孔14の外側開口面19上に嵌合部25が設けられ、この嵌合部25に係合可能な嵌合突起26が前記スペーサ4に設けられている。
詳しくは、前記嵌合部25は、前記ハウジング3において前記前位置決め壁17に設けられている。前記嵌合部25は、前記前位置決め壁17の左右方向に延在しかつ前記前位置決め壁17を前後方向に貫通する貫通孔から構成されている。前記嵌合部25は、前記前位置決め壁17の上下方向に関して前記外側開口面19(下側)寄りに配置されている。
前記嵌合突起26は、前記スペーサ4の長手方向一端部(前端部)に備えられている。前記嵌合突起26は、前記スペーサ4の左右方向に延設されるとともに、このスペーサ4の前端面下部から外方(前方)へ突設されている。前記嵌合突起26の突出端部27は、前記スペーサ本体21側から突出端へ(前方へ)向かって先細状に形成されている。
このような構成において、前記スペーサ4が前記ハウジングに固定される際には、まず、図8に示すように、前記スペーサ4が前記ハウジング3の外側開口面19に対して前低後高の傾斜状に傾けられた状態で、前記嵌合突起26が前記嵌合部25に挿入されて嵌合される。前記スペーサ4がこの嵌合部を支点として下方へ回動されて、前記第1リブ22が前記端子2の嵌合凹部6に嵌入されるように、前記スペーサ4の後側が前記外側開口面19に近づけられる。そして、図7に示すように、前記スペーサ4が、前記収容溝18に収容されつつ前記外側開口面19上に載置され、この載置状態で前記ハウジング3に固定される。
このような構成により、前記スペーサ4と前記ハウジング3とを確実に嵌合させて、前記スペーサ4を前記ハウジング3に安定して固定することができる。また、前記スペーサ4の第1リブ22を用いて、前記ハウジング3からの前記端子2の抜け止めを図ることができる。しかも、前記スペーサ4を前記ハウジング3に固定する際、あらかじめ前記端子2を前記ハウジング3に挿入しておくが、その挿入が正確に行われていなければ、前記第1リブ22を前記端子2の嵌合凹部6に挿入できなくなるので(すなわち、前記スペーサ4を前記ハウジング3に固定することができないので)、前記ハウジング3に対する前記端子2の挿入具合を確実に把握できる。その結果、前記端子2を前記ハウジング3の正確な位置に保持することが可能となる。
また、本実施形態においては、前記嵌合部25および前記嵌合突起26を用いて、前記スペーサ4を前記ハウジング3に嵌合させるので、前記ハウジング3および前記スペーサ4に関して公差の範囲外の作製誤差が生じた場合でも、この作製誤差を許容して、前記嵌合部25と前記嵌合突起26との嵌合を行うことができる。
また、本実施形態においては、図7に示すように、前記スペーサ4が前記ハウジング3に固定された状態において、前記ハウジング3の第1嵌合口13側の端面に比べて、前記スペーサ4における前記第1嵌合口13側の端面が前記ハウジング3の第1挿入口11側の端面寄りに配置されている。つまり、前記スペーサ4(前記嵌合突起26)の前端面が、前記ハウジング3の前端面よりも所定幅28wだけ後方に配置されている。
このような構成により、前記コネクタ1において、これが前記相手側コネクタと接続される際、その接続にともなって前記相手側コネクタから直接的な衝撃を受けるものが、前記ハウジング3のみとなる。つまり、前記スペーサ4は、前記相手側コネクタから直接的な衝撃を受けない。よって、この接続に起因して前記ハウジング3と前記スペーサ4との係合が解除されることを阻止できる。
また、本実施形態においては、図4に示すように、前記スペーサ4は、前記ハウジング3に前記第1嵌合口13側(前側)で嵌合された後、前記外側開口面19に対して近接方向へ移動して、係合方向が前記外側開口面19と直交する方向(本実施形態においては、上下方向)となるように前記ハウジング3に前記第1挿入口11側(後側)で係合される。この係合部において、前記ハウジング3に係合爪31が設けられ、前記スペーサ4に前記係合爪31と係合可能な係合部32が設けられている。
前記係合爪31は、樹脂バネからなり、前記右位置決め壁16の後方に設けられている。前記係合爪31は、上下方向に延設されており、上端部に爪部33を有し、下端部で前記ハウジング3の本体に連結されている。前記係合部32は、前記スペーサ4の後端部から側方へ突出するように設けられている。そして、前記係合部32は、前記爪部33の下方に位置するように下方へ押し込まれることで、前記係合爪31と係合するようになっている。なお、この係合時には、前記スペーサ4が前記収容溝18に収容された状態となり、前記ハウジング3の上面の後位置決め壁35によって、このスペーサ4の後方への抜け止めがなされる。
このような構成により、前記スペーサ4を傾斜させつつ前記ハウジング3の第1嵌合口13側(前側)で前記スペーサ4の嵌合突起26を前記ハウジング3の嵌合部25に嵌合させた後、前記スペーサ4をこの嵌合部を支点として下方へ回動させることにより前記第1挿入口11側(後側)で前記外側開口面19に近づけて前記係合部32を前記係合爪31に係合できるので、前記ハウジング3に対する前記スペーサ4の固定作業が容易となる。また、前記ハウジング3と前記スペーサ4とを、異なる位置において、嵌合方向および係合方向が互いに異なる方向となるように嵌合および係合するので、より安定して固定できる。
また、本実施形態においては、図7および図13に示すように、前記スペーサ4の第1リブ22は、前記スペーサ本体21側から突出端(下方)へ向かって先細状に形成されている。この構成により、前記第1リブ22を前記第1露出孔14に円滑に嵌入することが可能となる。
また、本実施形態においては、図1、図3、図4、図6および図7に示すように、前記ハウジング3は、第2挿入口41、第2収容室42、第2嵌合口43、第2露出孔44を前記スペーサ4に対して前記第1収容室12を挟んで反対側に有し、別の端子2を前記第2収容室42に収容して保持するように構成されている。ここで、前記第2挿入口41は、前記別の端子2を挿入し得るものである。前記第2収容室42は、前記第1収容室12に並設され、前記第2挿入口41から挿入された前記別の端子2を収容し得るものである。
前記第2嵌合口43は、前記第2挿入口41に対して前記第2収容室42を挟んで反対側に配置され、前記第2収容室42に収容された前記別の端子2を相手側コネクタの端子と嵌合させ得るものである。前記第2露出孔44は、前記第2収容室42に収容された前記他の端子2の一部を前記ハウジング3の外部に露出させ得るものである。
前記ハウジング3において、前記第2挿入口41は、前記ハウジング3の後方に向かって開口するように、前記ハウジング3の長手方向一端面(後端面)に設けられている。前記第2挿入口41は、前記第1挿入口11の下方において、前記ハウジング3の左右方向に隣り合う他の第2挿入口41に対して所定間隔を隔てて配置されている。
前記第2収容室42は、前記ハウジング3の長手方向(前後方向)に沿って延設されている。前記第2収容室42は、長手方向一端部(後端部)で前記第2挿入口41と連通接続されている。前記第2収容室42は、前記第1収容室12の下方において、前記ハウジング3の左右方向に隣り合う他の第2収容室42に対して所定間隔を隔て配置されている。
前記第2嵌合口43は、前記ハウジング3の前方に向かって開口するように、前記ハウジング3の長手方向他端面(前端面)に設けられている。前記第2嵌合口43は、前記第2収容室42の長手方向他端部(前端部)と連通接続されている。前記第2嵌合口43は、前記第1嵌合口13の下方において、前記ハウジング3の左右方向に隣り合う他の第2嵌合口43に対して所定間隔を隔てて配置されている。
前記第2露出孔44は、前記ハウジング3における他の外側面(下面)と前記第2収容室42との間を上下方向に貫通するように、前記ハウジング3の長手方向中途部に設けられている。こうして、前記第2露出孔44は、一端の内側開口が前記第2収容室42に臨み、他端の外側開口が前記ハウジング3の外部に臨むように配置されている。
そのうえで、前記ハウジング3が、カバー本体46および第2リブ47を含むカバー45を有している。前記カバー本体46は、前記第2露出孔44を被覆し得るものである。前記第2リブ47は、前記カバー本体46から突設されて、前記第2露出孔44に嵌入され得るものである。
前記カバー45は、前記第2露出孔44を閉塞する閉位置、前記第2露出孔44を開放する開位置をとり得るように構成されている。前記カバー45が閉位置をとる際、前記カバー本体46が前記第2露出孔44を被覆し、かつ、前記第2リブ47が前記第2露出孔44を介して前記別の端子2の嵌合凹部6に嵌入されるようになっている。
詳しくは、前記カバー45は、前記ハウジング3の底部に設けられている。前記カバー45は、前記カバー本体46の一端部で前記ハウジング3の本体に一体に連結されるとともに、前記カバー本体46の他端部の内側に前記第2リブ47が位置するように形成されている。そして、前記カバー45は、前記ハウジング3の本体との連結部を支点として上下方向に回動可し得るように構成され、前記第2リブ47から突出する突起48を前記ハウジング3の本体側に係合することで閉位置に保持され得るように構成されている。なお、前記カバー45は、前記ハウジング3の本体に対して別体としてもよい。
このような構成において、前記別の端子2が前記第2挿入口41から挿入される際、図9に示すように、事前に前記カバー45は開位置とされる。そして、前記別の端子2が前記第2収容室42に収容された後、図7に示すように、前記カバー45が閉位置とされる。したがって、前記別の端子2の挿入が正確に行われていなければ、前記第2リブ47を前記別の端子2の嵌合凹部6に挿入できなくなるので(すなわち、前記カバー45を閉位置に保持することができないので)、前記ハウジング3に対する前記別の端子2の挿入具合を確実に把握できる。その結果、前記別の端子2を正確な位置に保持することが可能となる。
また、本実施形態においては、図7に示すように、前記ハウジング3が、前記第1収容室12に臨む第1係止口51を備えている。図6、図7、図10、図11に示すように、前記端子2は、端子本体55と、ランス部56とを備えている。
前記端子本体55は、筒状に形成され、かつ、その内側に接点57を有するものである。本実施形態において、前記端子本体55は、その前端部が四角筒状に形成され、四つの内側面のそれぞれに前記接点57が位置するように構成されている。
前記ランス部56は、この端子本体55の一部を折り曲げて形成されている。前記ランス部56は、前記第1収容室12への前記端子本体55の移動を許容する可撓性を有している。そして、前記ランス部56は、前記端子本体55の移動後に前記第1係止口51に係止可能に構成されている。
本実施形態において、前記ランス部56は、前記接点57と前記嵌合凹部6との間に配置され、前記端子本体55の一外周側壁の外側に設けられている。前記ランス部56は、前記一外周側壁に対して斜設され、その長手方向一端部(前端部)で前記端子本体55に連結されている。前記ランス部56は、前記端子2が前記第1挿入口11に挿入される際に前記ハウジング3の内壁に接触すると、前記第1収容室12への前記端子本体55の移動が許容されるように前記一外周側壁に対して近接方向へ一時的に撓み、その後に復帰して前記第1係止口51に係止される構成とされている。
このような構成により、前記ランス部56を用いて、前記端子2を前記ハウジング3からより抜けにくくすることができる。しかも、前記端子2を、一つの板金のみで作製可能となる。よって、前記端子2の作製コストを抑制することができる。また、それぞれ筒状に形成された前記端子2の内側に前記相手側コネクタの端子が挿入されることになるので、双方の端子における接点の接触を長期間にわたって良好に維持できる。
なお、本実施形態においては、図7に示すように、前記ハウジング3が、前記第2収容室42に臨む第2係止口52を備えている。また、前記別の端子2が、端子本体55と、ランス部56とを備えている。このランス部56は、前記第2収容室412への前記端子本体55の移動を許容する可撓性を有し、その移動後に前記第2係止口52に係止可能に構成されている。これにより、前記別の端子2に関しても、上述した前記端子2に関する作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
1 コネクタ
2 端子
3 ハウジング
4 スペーサ
6 嵌合凹部
11 第1挿入口
12 第1収容室
13 第1嵌合口
14 第1露出孔
19 外側開口面
21 スペーサ本体
22 第1リブ
25 嵌合部
26 嵌合突起
41 第2挿入口
42 第2収容室
43 第2嵌合口
44 第2露出孔
45 カバー
46 カバー本体
47 第2リブ
51 第1係止口
55 端子本体
56 ランス部

Claims (7)

  1. 外周面に嵌合凹部を有する端子と、
    前記端子を挿入し得る第1挿入口、この第1挿入口から挿入される前記端子を収容し得る第1収容室、前記第1挿入口に対してこの第1収容室を挟んで反対側に配置され、前記第1収容室に収容された前記端子を相手側コネクタの端子と嵌合させ得る第1嵌合口、および、前記第1収容室に収容された前記端子の一部を外部に露出させ得る第1露出孔を有し、前記端子を前記第1収容室に収容して保持するように構成されたハウジングと、
    前記第1露出孔を被覆し得るスペーサ本体、および、前記スペーサ本体から突設されて前記端子の嵌合凹部に嵌入され得る第1リブを有し、前記スペーサ本体が前記第1露出孔を被覆しかつ前記第1リブが前記第1露出孔を介して前記端子の嵌合凹部に嵌入されるように前記ハウジングにおける前記第1露出孔の外側開口面上に配置された状態で前記ハウジングに固定され、この固定状態で前記ハウジングとともに前記相手側コネクタに嵌合可能に構成されたスペーサとを備え、
    前記スペーサは、前記ハウジングの外側開口面に対して傾斜した状態で前記ハウジングに嵌合された後、その嵌合方向が前記外側開口面に沿った方向となるように前記ハウジングに固定されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングと前記スペーサとの嵌合部において、前記ハウジングにおける前記第1露出孔の外側開口面上に嵌合部が設けられ、この嵌合部に係合可能な嵌合突起が前記スペーサに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記スペーサが前記ハウジングに固定された状態において、前記ハウジングの第1嵌合口側の端面に比べて、前記スペーサにおける前記第1嵌合口側の端面が前記ハウジングの第1挿入口側の端面寄りに配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記スペーサは、前記ハウジングに前記第1嵌合口側で嵌合された後、前記外側開口面に対して近接方向へ移動して、係合方向が前記外側開口面と直交する方向となるように前記ハウジングに前記第1挿入口側で係合されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記スペーサの第1リブは、前記スペーサ本体から突出端へ向かって先細状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングは、別の端子を挿入し得る第2挿入口、前記第1収容室に並設され、前記第2挿入口から挿入された前記別の端子を収容し得る第2収容室、前記第2挿入口に対してこの第2収容室を挟んで反対側に配置され、前記第2収容室に収容された前記別の端子を相手側コネクタの端子と嵌合させ得る第2嵌合口、および、前記第2収容室に収容された前記端子の一部を前記ハウジングの外部に露出させ得る第2露出孔を前記スペーサに対して前記第1収容室を挟んで反対側に有し、前記別の端子を前記第2収容室に収容して保持し得るように構成され、かつ、
    前記ハウジングは、前記第2露出孔を被覆し得るカバー本体、および、このカバー本体から突設されて前記第2露出孔に嵌入され得る第2リブを含むカバーを有し、前記カバー本体が前記第2露出孔を被覆しかつ前記第2リブが前記第2露出孔を介して前記別の端子の嵌合凹部に嵌入されるように前記第2露出孔を閉塞する閉位置、および前記第2露出孔を開放する開位置をとり得るように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記ハウジングは、前記第1収容室に臨む係止口を備えており、
    前記端子は、筒状に形成されかつその内側に接点を有する端子本体と、この端子本体の一部を折り曲げて形成されかつ前記第1収容室への前記端子本体の移動を許容する可撓性を有し、その移動後に前記係止口に係止可能に構成されたランス部とを備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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