JP2023017277A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングに対する端子の収容状態を視認によって判断し易くすることができるコネクタを提供する。【解決手段】端子9が収容されるハウジング3と、ハウジング3に組付けられ、端子9をハウジング3に保持するホルダ7とを備えたコネクタ1において、ホルダ7を、ハウジング3に対して、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付け、ハウジング3に、端子9に係合され、端子9をハウジング3に保持する係止ランス27を設け、ホルダ7に、係止ランス27に向けて突出し、係止ランス27が端子9に対して係合を解除した位置にあるとき、係止ランス27と干渉し、ホルダ7の仮係止位置から本係止位置への移動を規制する突出部47を設け、ハウジング3に、外面から外方に向けて延出されたフランジ17を設け、ホルダ7に、ホルダ7の仮係止位置でフランジ17を露出させ、ホルダ7の本係止位置でフランジ17を収容するホルダフランジ35を設けた。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、端子が収容されるハウジングと、ハウジングに組付けられ、端子をハウジングに保持するホルダとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。ホルダは、ハウジングに対して、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付けられている。ハウジングには、端子に係合され、端子をハウジングに保持する係止ランスが設けられている。
ホルダには、係止ランスに向けて突出し、係止ランスが端子に対して係合を解除した位置にあるとき、係止ランスと干渉し、ホルダの仮係止位置から本係止位置への移動を規制する突出部が設けられている。
このようなコネクタでは、係止ランスが端子に対して係合した位置にあるとき、突出部が係止ランスと干渉せず、ホルダを仮係止位置から本係止位置に移動させることができる。このため、係止ランスが端子に係合し、端子がハウジングに正常に収容されていることを検出することができる。
一方、このようなコネクタでは、係止ランスが端子に対して係合を解除した位置にあるとき、突出部が係止ランスと干渉し、ホルダを仮係止位置から本係止位置に移動させることができない。このため、係止ランスが端子に係合せず、端子がハウジングに正常に収容されていないことを検出することができる。
特開2007-305454号公報
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、ホルダが仮係止位置から本係止位置に移動できるか否かによって、ハウジングに対する端子の収容状態を検出している。ハウジングに対するホルダの移動は、コネクタ全体で見たときに、あまり大きな変化がない。このため、ホルダの移動動作を視認していれば、ホルダの位置の変化に気付き易いが、ホルダの移動動作を視認していなければ、ホルダの位置の変化に気付き難く、ハウジングに対する端子の収容状態を視認によって判断することが難しかった。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、ハウジングに対する端子の収容状態を視認によって判断し易くすることができるコネクタを提供することにある。
本実施形態に係るコネクタは、端子が収容されるハウジングと、前記ハウジングに組付けられ、前記端子を前記ハウジングに保持するホルダと、を備え、前記ホルダは、前記ハウジングに対して、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付けられ、前記ハウジングには、前記端子に係合され、前記端子を前記ハウジングに保持する係止ランスが設けられ、前記ホルダには、前記係止ランスに向けて突出し、前記係止ランスが前記端子に対して係合を解除した位置にあるとき、前記係止ランスと干渉し、前記ホルダの仮係止位置から本係止位置への移動を規制する突出部が設けられ、前記ハウジングには、外面から外方に向けて延出されたフランジが設けられ、前記ホルダには、前記ホルダの仮係止位置で前記フランジを露出させ、前記ホルダの本係止位置で前記フランジを収容するホルダフランジが設けられている。
本発明によれば、ハウジングに対する端子の収容状態を視認によって判断し易くすることができるコネクタを提供することができる。
本実施形態に係るコネクタの斜視図である。 本実施形態に係るコネクタのホルダが仮係止位置に配置されたときの側面図である。 図2の断面図である。 本実施形態に係るコネクタのホルダが本係止位置に配置されたときの側面図である。 図4の断面図である。 本実施形態に係るコネクタのハウジングの斜視図である。 本実施形態に係るコネクタのホルダの斜視図である。 図7の要部拡大図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
図1~図8に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、相手コネクタ(不図示)と嵌合可能となっている。コネクタ1は、ハウジング3と、スペーサ5と、ホルダ7とを備えている。ハウジング3の内部には、端子9が収容される。
ハウジング3は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。ハウジング3は、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合方向に延出された筐体状に形成されている。ハウジング3の外面おいて、上面には、弾性変形可能なロックアーム11が設けられている。ロックアーム11には、ロック部13が設けられている。ロック部13は、コネクタ1と相手コネクタとが嵌合した状態で、相手コネクタに設けられた被ロック部(不図示)と係合される。ロック部13と被ロック部との係合により、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合状態が保持される。ロックアーム11には、押圧することによりロックアーム11を弾性変形させる操作部15が設けられている。操作部15は、押圧されることにより、ロックアーム11を弾性変形させ、ロック部13と被ロック部との係合を解除させる。ロック部13と被ロック部との係合解除により、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合状態を解除することができる。
ハウジング3の外面において、コネクタ1の嵌合方向後側(ホルダ7の移動方向前側)には、フランジ17が設けられている。フランジ17は、ハウジング3の外面に対して、垂直方向に向けて延出されている。ハウジング3の外面において、上面及び下面には、複数の係合突起19が設けられている。係合突起19は、コネクタ1の嵌合方向前側(ホルダ7の移動方向後側)の面が、下方から上方に向けて上り傾斜となる傾斜面で形成されている。係合突起19は、コネクタ1の嵌合方向後側(ホルダ7の移動方向前側)の面が、ハウジング3の外面に対して垂直な面で形成された係止面となっている。ハウジング3の内部には、端子9を収容可能な端子収容室21が複数設けられている。
端子収容室21は、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合方向に沿って延出されている。端子収容室21は、ハウジング3の幅方向に複数列配置され、ハウジング3の高さ方向に複数段配置されている。端子収容室21は、長さ方向の両側が開口されている。端子収容室21の長さ方向の一側(コネクタ1の嵌合方向後側)の開口は、端子収容室21内に端子9を挿入可能な挿入開口23となっている。
端子9は、導電性材料からなる。端子9は、例えば、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合方向に沿って延出された箱状の接続部を有する雌型端子からなる。端子9は、端子収容室21の外部に引き出される電線25の端末部に電気的に接続されている。電線25は、例えば、電源、機器などに電気的に接続されている。電線25の端末部には、端子9の加締め片の加締めによる圧着によって、端子9が電気的に接続されている。端子9を収容する端子収容室21の内部には、係止ランス27が設けられている。
係止ランス27は、端子収容室21の内部に弾性変形可能に設けられている。係止ランス27は、端子収容室21の下面を基端とし、端子収容室21の長さ方向の他側(コネクタ1の嵌合方向前側及びホルダ7側)の開口側を自由端とするように延出されている。係止ランス27の自由端側は、係止ランス27の自由状態(弾性変形から復元した状態)で端子9に係合される係止部29となっている。
係止ランス27は、挿入開口23から端子収容室21内に端子9が挿入されると、基端側が端子9と摺動し、下方に向けて弾性変形される。弾性変形された係止ランス27は、端子9が端子収容室21内の正規な位置に配置されると、上方に向けて復元される。係止ランス27が復元されると、係止部29が端子9に係合され、端子収容室21に対して端子9が抜け止めされ、端子9が端子収容室21内に保持される。
このような係止ランス27が設けられた端子収容室21を有するハウジング3には、スペーサ5が組付けられるスペーサ収容部31が設けられている。スペーサ収容部31は、ハウジング3の下面側が開口され、複数の端子収容室21に連通されている。スペーサ収容部31には、開口からスペーサ5が組付けられる。
スペーサ5は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。スペーサ5は、複数の端子収容室21の配列方向にわたって配置されるように形成されている。スペーサ5には、下段の複数の端子収容室21に対応する位置に、ハウジング3に対する端子9の挿入方向に沿って貫通する孔が設けられている。スペーサ5の上面と孔の内部には、端子9に係合される係合部33が設けられている。スペーサ5は、スペーサ収容部31に対して、端子収容室21に端子9を挿入可能とする仮係止位置と、端子収容室21に収容された端子9に係合する本係止位置との間を移動可能に組付けられる。なお、不図示ではあるが、ハウジング3とスペーサ5との間には、スペーサ5を仮係止位置と本係止位置とに保持する保持部が設けられている。
図3に示すように、スペーサ5は、仮係止位置に配置されると、孔と上面とが、複数の端子収容室21と一致する。スペーサ5の仮係止位置では、係合部33が端子収容室21の内部に配置されない。このため、スペーサ5の仮係止位置では、端子9を端子収容室21に挿入することができる。図5に示すように、スペーサ5は、仮係止位置から本係止位置に移動すると、係合部33が端子9に係合される。係合部33が端子9に係合することにより、係止ランス27と共に端子9を端子収容室21に二重に抜け止めすることができる。このため、端子9を端子収容室21に安定して保持することができる。このようなスペーサ5が組付けられるハウジング3には、ホルダ7が組付けられる。
ホルダ7は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。ホルダ7は、ハウジング3に対して、ハウジング3に対する端子9の挿入方向前側(コネクタ1の嵌合方向前側)に組付けられる。ホルダ7は、ハウジング3に対して、仮係止位置(図2参照)と本係止位置(図4参照)との間を移動可能に組付けられる。ホルダ7は、ホルダフランジ35と、板部37とを備え、ホルダフランジ35と板部37とが、コネクタ1の嵌合方向に延出された複数の連結部39を介して連結されている。
ホルダフランジ35は、ハウジング3の外面において、ハウジング3に対して端子9が挿入される側(コネクタ1の嵌合方向後側であるハウジング3のフランジ17側)の外面に配置される。ホルダフランジ35は、ハウジング3の外面から外方に向けて延出されている。なお、ホルダフランジ35のロックアーム11が位置する部分は、ロックアーム11との干渉を避けるために、枠状に形成されている。ホルダフランジ35のフランジ17側には、ホルダ7が本係止位置に配置された状態で、フランジ17の外周を覆うように、フランジ17を収容可能なフランジ収容部41が設けられている。
図2,図3に示すように、ホルダフランジ35は、ホルダ7の仮係止位置において、フランジ17側の面が、ハウジング3の複数の係合突起19の傾斜面の手前に位置している。なお、不図示ではあるが、ハウジング3とホルダ7との間には、ホルダ7を仮係止位置に保持する保持部が設けられている。
ホルダ7の仮係止位置では、ハウジング3のフランジ17が、ホルダフランジ35のフランジ収容部41に収容されず、ハウジング3の外部に露出された状態となっている。このため、コネクタ1全体を見たときに、ハウジング3のフランジ17を視認することができ、ホルダ7が仮係止位置に配置されていることを確認することができる。
図4,図5に示すように、ホルダフランジ35は、ホルダ7の本係止位置において、フランジ17と反対側の面が、ハウジング3の複数の係合突起19の係止面に係合される。ホルダフランジ35と係合突起19との係合により、ホルダ7の仮係止位置側への移動を規制することができる。また、ホルダフランジ35のフランジ収容部41には、ホルダ7の本係止位置において、ハウジング3のフランジ17が収容される。フランジ収容部41にフランジ17が収容されることにより、ホルダ7のフランジ17側への移動を規制することができる。
ホルダ7の本係止位置では、ハウジング3のフランジ17が、ホルダフランジ35のフランジ収容部41に収容され、ハウジング3の外部への露出がなくなった状態となっている。このため、コネクタ1全体を見たときに、ハウジング3のフランジ17を視認することができず、ホルダ7が本係止位置に配置されていることを確認することができる。このようなホルダ7のホルダフランジ35には、複数の連結部39を介して板部37が連結されている。
板部37は、ハウジング3の外面において、ハウジング3に対する端子9の挿入方向前側(コネクタ1の嵌合方向前側)の外面に配置される。板部37は、複数の端子収容室21の開口を閉塞可能な形状に形成されている。板部37には、端子収容部43と、端子挿通孔45と、突出部47とが設けられている。
端子収容部43は、板部37のハウジング3側の面に対して、複数の端子収容室21に対応する位置に複数設けられている。端子収容部43には、端子収容室21の正規な位置に端子9が収容され、ホルダ7が本係止位置に配置された状態で、端子9の接続部の先端側が収容される。端子収容部43に端子9が収容された状態では、ハウジング3に対する端子9の挿入方向への移動が規制され、端子9が端子収容室21に保持される。このような端子収容部43には、端子挿通孔45が設けられている。
端子挿通孔45は、複数の端子収容部43のそれぞれにおいて、板部37をコネクタ1の嵌合方向に沿って貫通して形成されている。端子挿通孔45には、コネクタ1と相手コネクタとが嵌合した状態で、相手コネクタに収容された相手端子(不図示)のタブ状の接続部が挿入される。端子挿通孔45に挿入された相手端子は、端子収容部43に収容された端子9の接続部に挿入され、端子9と相手端子とが電気的に接続される。なお、端子挿通孔45の端子収容部43と反対側の面は、相手端子の接続部を端子挿通孔45に向けてガイドするテーパ面で形成されている。このような端子挿通孔45を有する板部37には、突出部47が設けられている。
突出部47は、板部37のハウジング3側の面からハウジング3に向けて、コネクタ1の嵌合方向(ホルダ7の移動方向)に沿って延出されている。突出部47は、平板部49と、梁部51とを備えている。平板部49は、係止ランス27の下面とハウジング3の内面との間に形成された係止ランス27の変形を許容する空間内に挿入可能なように、平板状に形成されている。梁部51は、平板部49と連続する一部材で形成され、平板部49の幅方向一側に、平板部49から上方に向けて延出されている。平板部49に梁部51を設けることにより、平板部49の剛性を高めることができる。なお、梁部51は、係止ランス27の側面とハウジング3の内面との間に形成された空間内に挿入可能な形状に形成されている。
図3に示すように、突出部47は、ホルダ7の仮係止位置において、係止ランス27が弾性変形された状態で、平板部49の先端側が、係止ランス27の自由端とホルダ7の移動方向に対向して配置される。係止ランス27は、例えば、ハウジング3に対して、端子9が中途挿入状態であるときのように、端子9との係合が解除された状態であると、弾性変形されている。すなわち、ホルダ7の仮係止位置において、係止ランス27が弾性変形されて、係止ランス27が端子9との係合を解除した位置にあると、突出部47は、係止ランス27とホルダ7の移動方向に対向して配置される。
このため、ホルダ7を仮係止位置から本係止位置へ移動させようとすると、突出部47が係止ランス27と当接するように干渉し、ホルダ7を移動させることができない。ホルダ7を本係止位置に移動することができないことにより、ハウジング3の正規な位置に端子9が収容されていないことを検出することができる。
このとき、図2に示すように、ハウジング3のフランジ17は、ホルダフランジ35のフランジ収容部41に収容されておらず、ハウジング3の外部に露出した状態となっている。このため、コネクタ1全体を見たときに、フランジ17の露出を視認することができ、ハウジング3の正規な位置に端子9が収容されていないことを容易に確認することができる。
一方、突出部47は、ホルダ7の仮係止位置において、係止ランス27が弾性変形から復元された状態で、平板部49の先端側が、係止ランス27の弾性変形を許容する空間とホルダ7の移動方向に対向して配置される。係止ランス27は、ハウジング3に対して、端子9が正常に挿入され、端子9と係合した状態であると、弾性変形から復元されている。すなわち、ホルダ7の仮係止位置において、係止ランス27が弾性変形から復元して、係止ランス27が端子9と係合した位置にあると、突出部47は、係止ランス27の弾性変形を許容する空間とホルダ7の移動方向に対向して配置される。
このため、図5に示すように、ホルダ7を仮係止位置から本係止位置へ移動させると、突出部47が係止ランス27の弾性変形を許容する空間に挿入され、ホルダ7を本係止位置に配置させることができる。ホルダ7を本係止位置に配置させることができることにより、ハウジング3の正規な位置に端子9が収容されていることを検出することができる。
このとき、図4に示すように、ハウジング3のフランジ17は、ホルダフランジ35のフランジ収容部41に収容され、ハウジング3の外部に露出していない状態となっている。このため、コネクタ1全体を見たときに、フランジ17の露出を視認することができず、ハウジング3の正規な位置に端子9が収容されていることを容易に確認することができる。
なお、突出部47は、ホルダ7の本係止位置において、平板部49が、係止ランス27の弾性変形を許容する空間に挿入されている。このため、ホルダ7の本係止位置では、係止ランス27が弾性変形することができない。係止ランス27の弾性変形を規制することにより、端子9に対する係止ランス27の係合が解除されることがなく、ハウジング3に対して端子9を安定して保持することができる。
このようなコネクタ1の組付けは、まず、ハウジング3に対して、スペーサ5とホルダ7とを仮係止位置に組付ける。次に、ハウジング3の複数の端子収容室21に、それぞれ端子9を収容する。次に、ホルダフランジ35を操作して、ホルダ7を仮係止位置から本係止位置に移動させる。そして、スペーサ5を仮係止位置から本係止位置に移動させ、コネクタ1の組付けを完了する。
このようなコネクタ1では、端子9が収容されるハウジング3と、ハウジング3に組付けられ、端子9をハウジング3に保持するホルダ7とを備えている。また、ホルダ7は、ハウジング3に対して、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付けられている。さらに、ハウジング3には、端子9に係合され、端子9をハウジング3に保持する係止ランス27が設けられている。また、ホルダ7には、係止ランス27に向けて突出し、係止ランス27が端子9に対して係合を解除した位置にあるとき、係止ランス27と干渉し、ホルダ7の仮係止位置から本係止位置への移動を規制する突出部47が設けられている。さらに、ハウジング3には、外面から外方に向けて延出されたフランジ17が設けられている。そして、ホルダ7には、ホルダ7の仮係止位置でフランジ17を露出させ、ホルダ7の本係止位置でフランジ17を収容するホルダフランジ35が設けられている。
このため、コネクタ1全体を見たときに、ハウジング3のフランジ17が露出した状態であれば、ホルダ7が仮係止位置に配置されていることを確認することができる。ホルダ7の仮係止位置で、ホルダ7を本係止位置に移動することができなければ、係止ランス27が端子9に対して係合を解除した位置にあることを確認することができる。すなわち、ハウジング3に対して、端子9が正常に収容されていないことを検出することができる。
一方、コネクタ1全体を見たときに、ハウジング3のフランジ17が露出した状態でなければ、ホルダ7が本係止位置に配置されていることを確認することができる。このため、係止ランス27が端子9に係合し、ハウジング3に対して、端子9が正常に収容されていることを検出することができる。
従って、このようなコネクタ1では、コネクタ1全体を見たときに、フランジ17の露出の有無を視認することで、容易にホルダ7の位置を確認でき、ハウジング3に対する端子9の収容状態を視認によって判断し易くすることができる。
また、突出部47は、ホルダ7の移動方向に延出された平板部49と、平板部49と一体に形成されホルダ7の移動方向と交差する方向に延出された梁部51とを有する。このため、梁部51によって平板部49の剛性を高めることができる。加えて、突出部47の剛性を高めることで、突出部47と係止ランス27との干渉によるホルダ7の移動規制を安定化することもできる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態に係るコネクタでは、フランジとホルダフランジとが、コネクタの嵌合方向後側に配置されているが、これに限るものではない。例えば、フランジとホルダフランジとを、コネクタの中央部に配置するなど、コネクタ全体を見たときに視認できる位置であれば、フランジとホルダフランジとをどの位置に配置してもよい。
また、本実施形態に係るコネクタでは、ハウジングに対して、ホルダが、ハウジングに対する端子の挿入方向と平行な方向に移動可能に組付けられているが、ホルダの移動方向はこれに限るものではない。例えば、ハウジングに対して、ホルダを、端子の挿入方向と直交する方向に移動可能に組付けるなど、ホルダの移動方向はどの方向であってもよい。この場合には、ホルダの突出部が、係止ランスが端子に係合されていない状態で、係止ランスと干渉するように、突出部をホルダに設ければよい。
さらに、梁部は、平板部に対して、ホルダの移動方向に連続して延出されているが、これに限らず、例えば、梁部を、平板部に対して、ホルダの移動方向に不連続に複数設けるなど、梁部の形状はどのような形状であってもよい。
1 コネクタ
3 ハウジング
7 ホルダ
9 端子
17 フランジ
27 係止ランス
35 ホルダフランジ
47 突出部
49 平板部
51 梁部

Claims (2)

  1. 端子が収容されるハウジングと、
    前記ハウジングに組付けられ、前記端子を前記ハウジングに保持するホルダと、
    を備え、
    前記ホルダは、前記ハウジングに対して、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付けられ、
    前記ハウジングには、前記端子に係合され、前記端子を前記ハウジングに保持する係止ランスが設けられ、
    前記ホルダには、前記係止ランスに向けて突出し、前記係止ランスが前記端子に対して係合を解除した位置にあるとき、前記係止ランスと干渉し、前記ホルダの仮係止位置から本係止位置への移動を規制する突出部が設けられ、
    前記ハウジングには、外面から外方に向けて延出されたフランジが設けられ、
    前記ホルダには、前記ホルダの仮係止位置で前記フランジを露出させ、前記ホルダの本係止位置で前記フランジを収容するホルダフランジが設けられているコネクタ。
  2. 前記突出部は、前記ホルダの移動方向に延出された平板部と、前記平板部と一体に形成され前記ホルダの移動方向と交差する方向に延出された梁部とを有する請求項1に記載のコネクタ。
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