JP2023009365A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】端子と係止ランスとの係合状態を検出することができるコネクタを提供する。【解決手段】端子11が収容されるハウジング3と、ハウジング3に組付けられ、端子11をハウジング3に保持するホルダ9とを備えたコネクタにおいて、ハウジング3に、端子11に係合され、端子11をハウジング3に保持する係止ランス27を設け、係止ランス27に、係止ランス27が端子11に対して係合を解除した位置にあるとき、ホルダ9と干渉し、ハウジング3に対するホルダ9の組付けを不可とする検知部33を設けた。【選択図】図7
Description
本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、端子が収容されるハウジングと、ハウジングに組付けられ、端子をハウジングに保持するホルダとしてのフロントマスクとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
このコネクタでは、ハウジングに、端子に係合され、端子をハウジングに保持する係止ランスが設けられている。このようなコネクタでは、ハウジングにフロントマスクを組付けた後、ハウジングに端子が挿入される。ハウジングに挿入された端子は、係止ランスに係合され、ハウジングに対する収容状態が保持される。
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、ハウジングに対して、例えば、中途挿入状態のように端子が正規な位置に挿入されていないと、係止ランスが端子に係合しない。係止ランスが端子に係合していないと、ハウジングから端子が離脱する、或いはハウジングが嵌合したときに、端子が相手端子と正常に接続することができず、電気的な接続信頼性が低下することがある。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、端子と係止ランスとの係合状態を検出することができるコネクタを提供することにある。
本実施形態に係るコネクタは、端子が収容されるハウジングと、前記ハウジングに組付けられ、前記端子を前記ハウジングに保持するホルダと、を備え、前記ハウジングには、前記端子に係合され、前記端子を前記ハウジングに保持する係止ランスが設けられ、前記係止ランスには、前記係止ランスが前記端子に対して係合を解除した位置にあるとき、前記ホルダと干渉し、前記ハウジングに対する前記ホルダの組付けを不可とする検知部が設けられている。
本発明によれば、端子と係止ランスとの係合状態を検出することができるコネクタを提供することができる。
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
図1~図8に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、相手コネクタ(不図示)と嵌合可能となっている。コネクタ1は、ハウジング3と、スペーサ7と、ホルダ9とを備えている。ハウジング3の内部には、端子11が収容される。
ハウジング3は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。ハウジング3は、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合方向に延出された筐体状に形成されている。ハウジング3の外面おいて、上面には、弾性変形可能なロックアーム13が設けられている。ロックアーム13には、ロック部15が設けられている。ロック部15は、コネクタ1と相手コネクタとが嵌合した状態で、相手コネクタに設けられた被ロック部(不図示)と係合される。ロック部15と被ロック部との係合により、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合状態が保持される。ロックアーム13には、押圧することによりロックアーム13を弾性変形させる操作部17が設けられている。操作部17は、押圧されることにより、ロックアーム13を弾性変形させ、ロック部15と被ロック部との係合を解除させる。ロック部15と被ロック部との係合解除により、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合状態を解除することができる。
ハウジング3の外面において、コネクタ1の嵌合方向後側(ホルダ9の組付方向前側)には、フランジ19が設けられている。フランジ19は、ハウジング3の外面に対して、垂直方向に向けて延出されている。ハウジング3の外面において、上面及び下面には、複数の係合突起21が設けられている。係合突起21は、コネクタ1の嵌合方向前側(ホルダ9の組付方向後側)の面が、下方から上方に向けて上り傾斜となる傾斜面で形成されている。係合突起21は、コネクタ1の嵌合方向後側(ホルダ9の組付方向前側)の面が、ハウジング3の外面に対して垂直な面で形成された係止面となっている。ハウジング3の内部には、端子11を収容可能な端子収容室23が複数設けられている。
端子収容室23は、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合方向に沿って延出されている。端子収容室23は、ハウジング3の幅方向に複数列配置され、ハウジング3の高さ方向に複数段配置されている。端子収容室23は、長さ方向の両側が開口されている。端子収容室23の長さ方向の一側(コネクタ1の嵌合方向後側)の開口は、端子収容室23内に端子11を挿入可能な挿入開口25となっている。
端子11は、導電性材料からなる。端子11は、例えば、コネクタ1と相手コネクタとの嵌合方向に沿って延出された箱状の接続部を有する雌型端子からなる。端子11は、端子収容室23の外部に引き出される電線Wの端末部に電気的に接続されている。電線Wは、例えば、電源、機器などに電気的に接続されている。電線Wの端末部には、端子11の加締め片の加締めによる圧着によって、端子11が電気的に接続されている。端子11を収容する端子収容室23の内部には、係止ランス27が設けられている。
係止ランス27は、端子収容室23の内部に弾性変形可能に設けられている。係止ランス27は、端子収容室23の下面を基端とし、端子収容室23の長さ方向の他側(コネクタ1の嵌合方向前側及びホルダ9側)の開口側を自由端とするように延出されている。係止ランス27の自由端側には、係止部29と、支持部31と、検知部33とが設けられている。
係止部29は、係止ランス27の自由端側において、ハウジング3の幅方向の支持部31と検知部33との間に配置されている。係止部29は、係止ランス27から上方に向けて突出し、ハウジング3に対する端子11の挿入方向に向けて延出して形成されている。係止部29は、ハウジング3に対する端子11の挿入方向後側の面が、下方から上方に向けて上り傾斜となる傾斜面で形成されている。係止部29は、ハウジング3に対する端子11の挿入方向前側の面が、端子収容室23の内面に対して垂直な面で形成された係止面となっている。
支持部31は、係止ランス27の自由端側において、係止部29に対して、ハウジング3の幅方向の検知部33と反対側に配置されている。支持部31は、係止ランス27からハウジング3に対する端子11の挿入方向(ホルダ9側)に向けて延出して形成されている。支持部31の上面及び下面は、係止ランス27の自由状態で、端子収容室23の内面とほぼ平行な面で形成されている。
検知部33は、係止ランス27の自由端側において、係止部29に対して、ハウジング3の幅方向の支持部31と反対側に配置されている。検知部33は、係止ランス27からハウジング3に対する端子11の挿入方向(ホルダ9側)に向けて延出して形成されている。検知部33の延出長さは、支持部31の延出長さより長く設定されている。
検知部33は、係止ランス27に設けられることにより、係止ランス27と一体に移動するので、係止ランス27の弾性変形や復元による正確な配置位置を検出することができる。検知部33は、係止ランス27において、端子11の外側に配置されている。詳細には、図4に示すように、検知部33をコネクタ1の嵌合方向から見たときに、端子11の範囲外(ここでは端子11の幅方向左側)に配置されている。検知部33を端子11の外側に配置することにより、例えば、端子11をハウジング3に挿入したときなどに、端子11と検知部33とが干渉することがなく、検知部33の変形を防止することができる。
このような係止ランス27は、端子収容室23内に端子11が挿入されると、係止部29の傾斜面が端子11と摺動して係止ランス27を下方に向けて弾性変形させる。弾性変形された係止ランス27は、端子11が端子収容室23内の正規な位置に配置されると、上方に向けて復元される。係止ランス27が復元されると、係止部29の係止面が端子11に係合され、端子収容室23に対して端子11が抜け止めされ、端子11が端子収容室23内に保持される。このとき、端子11の接続部は、支持部31の上面に支持される。
このような係止ランス27が設けられた端子収容室23を有するハウジング3には、スペーサ7が組付けられるスペーサ収容部35が設けられている。スペーサ収容部35は、ハウジング3の下面側が開口され、複数の端子収容室23に連通されている。スペーサ収容部35には、開口からスペーサ7が組付けられる。
スペーサ7は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。スペーサ7は、複数の端子収容室23の配列方向にわたって配置されるように形成されている。スペーサ7には、下段の複数の端子収容室23に対応する位置に、ハウジング3に対する端子11の挿入方向に沿って貫通する孔が設けられている。スペーサ7の上面と孔の内部には、端子11に係合される係合部37が設けられている。スペーサ7は、スペーサ収容部35に対して、端子収容室23に端子11を挿入可能とする仮係止位置と、端子収容室23に収容された端子11に係合する本係止位置との間を移動可能に組付けられる。なお、不図示ではあるが、ハウジング3とスペーサ7との間には、スペーサ7を仮係止位置と本係止位置とに保持する保持部が設けられている。
図2に示すように、スペーサ7は、仮係止位置に配置されると、孔と上面とが、複数の端子収容室23と一致する。スペーサ7の仮係止位置では、係合部37が端子収容室23の内部に配置されない。このため、スペーサ7の仮係止位置では、端子11を端子収容室23に挿入することができる。図1,図3に示すように、スペーサ7は、仮係止位置から本係止位置に移動すると、係合部37が端子11に係合される。係合部37が端子11に係合することにより、係止ランス27と共に端子11を端子収容室23に二重に抜け止めすることができる。このため、端子11を端子収容室23に安定して保持することができる。このようなスペーサ7が組付けられるハウジング3には、ホルダ9が組付けられる。
ホルダ9は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。ホルダ9は、ハウジング3に対して、ハウジング3に対する端子11の挿入方向前側(コネクタ1の嵌合方向前側)に組付けられる。ホルダ9は、ハウジング3に対して、仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付けられる。ホルダ9は、操作フランジ39と、板部41とを備え、操作フランジ39と板部41とが、コネクタ1の嵌合方向に延出された複数の連結部43を介して連結されている。
操作フランジ39は、ハウジング3の外面において、ハウジング3に対して端子11が挿入される側(コネクタ1の嵌合方向後側であるフランジ19側)の外面に配置される。操作フランジ39は、ハウジング3の外面から外方に向けて延出されている。なお、操作フランジ39のロックアーム13が位置する部分は、ロックアーム13との干渉を避けるために、枠状に形成されている。
図2に示すように、操作フランジ39は、ホルダ9の仮係止位置において、フランジ19側の面が、ハウジング3の複数の係合突起21の傾斜面に係合可能に対向して配置される。なお、不図示ではあるが、ハウジング3とホルダ9との間には、ホルダ9を仮係止位置に保持する保持部が設けられている。
図1に示すように、操作フランジ39は、ホルダ9の本係止位置において、フランジ19と反対側の面が、ハウジング3の複数の係合突起21の係止面に係合される。操作フランジ39と係合突起21との係合により、ホルダ9の仮係止位置側への移動を規制することができる。また、操作フランジ39は、ホルダ9の本係止位置において、フランジ19と対向して配置される。操作フランジ39がフランジ19と対向することにより、ホルダ9のフランジ19側への移動を規制することができる。
板部41は、ハウジング3の外面において、ハウジング3に対する端子11の挿入方向前側(コネクタ1の嵌合方向前側)の外面に配置される。板部41は、複数の端子収容室23の開口を閉塞可能な形状に形成されている。板部41には、端子収容部45と、規制部47と、端子挿通孔49と、検知収容部51と、視認孔53とが設けられている。
端子収容部45は、板部41のハウジング3側の面に対して、複数の端子収容室23に対応する位置に複数設けられている。端子収容部45には、端子収容室23の正規な位置に端子11が収容され、ホルダ9が本係止位置に配置された状態で、端子11の接続部の先端側が収容される。端子収容部45に端子11が収容された状態では、ハウジング3に対する端子11の挿入方向への移動が規制され、端子11を端子収容室23に保持する。端子収容部45には、ホルダ9が本係止位置に配置された状態で、係止ランス27の支持部31が収容される。端子収容部45の支持部31と対向する部分は、規制部47となっている。
規制部47は、支持部31に対して、係止ランス27の弾性変形方向に対向している。このため、係止ランス27が弾性変形方向に変形しようとしても、支持部31が規制部47に当接し、係止ランス27が弾性変形することがない。従って、係止ランス27の係止部29と端子11との係合が解除されることがなく、端子11を端子収容室23に安定して保持することができる。規制部47が設けられた端子収容部45には、端子挿通孔49が設けられている。
端子挿通孔49は、複数の端子収容部45のそれぞれにおいて、板部41をコネクタ1の嵌合方向に沿って貫通して形成されている。端子挿通孔49には、コネクタ1と相手コネクタとが嵌合した状態で、相手コネクタに収容された相手端子(不図示)のタブ状の接続部が挿入される。端子挿通孔49に挿入された相手端子のタブ状の接続部は、端子収容部45に収容された端子11の接続部に挿入され、端子11と相手端子とが電気的に接続される。なお、端子挿通孔49の端子収容部45と反対側の面は、相手端子のタブ状の接続部を端子挿通孔49に向けてガイドするテーパ面で形成されている。
検知収容部51は、板部41のハウジング3側の面に対して、複数の端子収容室23に対応する位置に複数設けられている。なお、検知収容部51は、板部41のハウジング3側において、端子収容部45と連通されている。図1,図6に示すように、検知収容部51には、係止ランス27の自由状態(弾性変形から復元された状態)で、ホルダ9が本係止位置に配置されると、係止ランス27の検知部33が収容される。すなわち、係止ランス27が弾性変形から復元された状態であると、検知部33が検知収容部51に収容され、ホルダ9をハウジング3に組付ける(ここではホルダ9が本係止位置に移動する)ことができる。このため、ホルダ9をハウジング3に組付けることができれば、係止ランス27の係止部29が端子11に係合していることを検出することができる。
一方、図7に示すように、検知収容部51には、係止ランス27が弾性変形された状態で、ホルダ9が本係止位置に移動しようとしても、ホルダ9が移動することができず、係止ランス27の検知部33が収容されない。ホルダ9が本係止位置に移動しようとしたとき、係止ランス27の検知部33は、板部41のハウジング3側の面と当接し、ホルダ9が本係止位置に移動することができない。すなわち、係止ランス27が弾性変形された状態であると、検知部33がホルダ9と干渉し、ホルダ9をハウジング3に組付ける(ここではホルダ9が本係止位置に移動する)ことができない。このため、ホルダ9をハウジング3に組付けることができなければ、係止ランス27の係止部29が端子11に係合していないこと(所謂端子11の中途挿入)を検出することができる。このような検知収容部51には、視認孔53が設けられている。
視認孔53は、複数の検知収容部51のそれぞれにおいて、板部41をコネクタ1の嵌合方向に沿って貫通して形成されている。このため、視認孔53から検知収容部51に対する検知部33の収容状態を視認することができる。
このようなホルダ9は、ハウジング3に対して、仮係止位置に組付けられる。ホルダ9が組付けられたハウジング3に対して、端子11を収容する。ハウジング3に端子11が収容された状態で、ホルダ9を仮係止位置から本係止位置に移動させる。このとき、ハウジング3に対して端子11が正常に収容されている場合には、係止ランス27が弾性変形から復元し、係止部29が端子11に係合している。このため、係止ランス27の検知部33が、ホルダ9の検知収容部51に収容され、ホルダ9を本係止位置に移動させることができる。
一方、ハウジング3に対して端子11が、中途挿入状態のように正常に収容されていない場合には、係止ランス27が弾性変形された状態となっており、係止部29が端子11に係合していない。係止ランス27が弾性変形された状態では、図5に示す右側の視認孔53のように、検知部33が検知収容部51と外れた位置に位置している。このため、係止ランス27の検知部33が、板部41のハウジング3側の面と当接するように干渉し、ホルダ9を本係止位置に移動させることができない。
このように係止ランス27に検知部33を設けることにより、端子11に対する係止ランス27の係合状態に応じて、ハウジング3に対するホルダ9の組付けの可否を行うことができる。ハウジング3に対してホルダ9を組付けることができなければ(ここではホルダ9が本係止位置に移動できなければ)、係止ランス27が端子11に正常に係合していないことを検出することができる。ハウジング3に対してホルダ9を組付けることができれば(ここではホルダ9が本係止位置に移動できれば)、係止ランス27が端子11に正常に係合していることを検出することができる。このため、ハウジング3に対してホルダ9を組付けた状態(ここではホルダ9が本係止位置に配置された状態)では、係止ランス27が端子11に正常に係合し、端子11が端子収容室23の正規な位置に配置されていることになる。従って、ハウジング3に対してホルダ9が組付けられた状態では、端子11をハウジング3に安定して保持することができ、端子11と相手端子との電気的な接続信頼性を保持することができる。
このようなコネクタ1の組付けは、まず、ハウジング3に対して、スペーサ7とホルダ9とを仮係止位置に組付ける。次に、ハウジング3の複数の端子収容室23に、それぞれ端子11を収容する。次に、操作フランジ39を操作して、ホルダ9を仮係止位置から本係止位置に移動させる。そして、スペーサ7を仮係止位置から本係止位置に移動させ、コネクタ1の組付けを完了する。
このようなコネクタ1では、係止ランス27に、係止ランス27が端子11に対して係合を解除した位置にあるとき、ホルダ9と干渉し、ハウジング3に対するホルダ9の組付けを不可とする検知部33が設けられている。検知部33は、端子11の中途挿入により係止ランス27が端子11に対して係合が解除された位置にあるとき、係止ランス27(検知部33)がホルダ9と干渉し、ハウジング3に対するホルダ9の組付けを不可とする。
このため、ハウジング3に対してホルダ9を組付けられないときには、係止ランス27が端子11に係合していないことを検出することができる。一方、ハウジング3に対してホルダ9を組付けられるときには、係止ランス27が端子11に係合していることを検出することができる。このため、ハウジング3に対してホルダ9を組付けた状態では、端子11をハウジング3に安定して保持することができ、端子11の電気的な接続信頼性を保持することができる。
また、検知部33は、係止ランス27に設けられているので、係止ランス27と一体に移動する。このため、検知部33は、係止ランス27の位置を正確に検出することができる。
従って、このようなコネクタ1では、ハウジング3に対するホルダ9の組付けの可否により、端子11と係止ランス27との係合状態を検出することができる。
また、ホルダ9には、検知部33と対向する位置に、外部と連通された視認孔53が設けられている。このため、視認孔53から検知部33の状態を視認することができ、係止ランス27の状態を検出し、ハウジング3の外部からハウジング3に対する端子11の収容状態を検出することができる。
さらに、検知部33は、係止ランス27において、端子11の外側に配置されている。このため、端子11と検知部33とが干渉することがなく、検知部33の変形を防止することができ、正確な係止ランス27の状態を検出することができる。
また、ホルダ9には、端子11に対する係止ランス27の係合解除方向の移動を規制する規制部47が設けられている。このため、係止ランス27が係合解除方向に移動することがなく、端子11をハウジング3に安定して保持することができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態に係るコネクタでは、ハウジングに対して、ホルダが仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組付けられているが、これに限らず、ハウジングに対して、直接的にホルダを組付けてもよい。
また、本実施形態に係るコネクタでは、ハウジングに対して、ホルダが、ハウジングに対する端子の挿入方向と同じ方向で組付けられているが、ホルダの組付方向はこれに限るものではない。例えば、ハウジングに対して、ホルダを、端子の挿入方向と直交する方向から組付けるなど、ホルダの組付方向はどの方向であってもよい。この場合には、係止ランスの検知部を、ホルダの組付方向に向けて突出して形成するなど、係止ランスが端子に係合されていない状態で、検知部がホルダと干渉するように、検知部を係止ランスに設ければよい。
1 コネクタ
3 ハウジング
9 ホルダ
11 端子
27 係止ランス
33 検知部
47 規制部
53 視認孔
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Claims (4)
- 端子が収容されるハウジングと、
前記ハウジングに組付けられ、前記端子を前記ハウジングに保持するホルダと、
を備え、
前記ハウジングには、前記端子に係合され、前記端子を前記ハウジングに保持する係止ランスが設けられ、
前記係止ランスには、前記係止ランスが前記端子に対して係合を解除した位置にあるとき、前記ホルダと干渉し、前記ハウジングに対する前記ホルダの組付けを不可とする検知部が設けられているコネクタ。 - 前記ホルダには、前記検知部と対向する位置に、外部と連通された視認孔が設けられている請求項1に記載のコネクタ。
- 前記検知部は、前記係止ランスにおいて、前記端子の外側に配置されている請求項1又は2に記載のコネクタ。
- 前記ホルダには、前記端子に対する前記係止ランスの係合解除方向の移動を規制する規制部が設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240515 |