JP7476825B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、コネクタハウジング内に形成した端子収容室に端子金具を挿入し、端子収容室に形成した可撓係止片によって端子金具を抜止めするコネクタが開示されている。端子金具を端子収容室に挿入する過程では、端子金具に押された可撓係止片が、端子金具の挿入方向の交差する方向へ撓む。端子金具の挿入が完了すると、可撓係止片が弾性復帰して端子金具に係止する。コネクタハウジング内には、撓んでいない状態の可撓係止片を配置するための収容スペースに加え、可撓係止片が撓むための撓みスペースが確保されている。そのため、上記コネクタは、端子金具の挿入方向と交差する方向において大型化する。
特開2012-049081号公報
この低背化を図る手段としては、コネクタハウジングを構成するロアハウジングとアッパハウジングとの間に端子金具を挟み、ロアハウジングとアッパハウジングを弾性係止片によって合体状態に保持することによって、端子金具をコネクタハウジング内に保持する構造が考えられる。この構造によれば、ランスを無くすことができる。しかし、この構造の場合、コネクタハウジングから導出されている電線が、ロアハウジングとアッパハウジングとが重なる方向に引っ張られると、ロアハウジングとアッパハウジングが拡開して弾性係止片が外れることが懸念される。
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具を挟んで保持するコネクタハウジングが拡開するのを防止することを目的とする。
本開示のコネクタは、
電線に固着された端子金具と、
アッパハウジングとロアハウジングとの間で前記端子金具を挟んで保持するコネクタハウジングとを備え、
前記アッパハウジングと前記ロアハウジングは、前記端子金具を挟む方向と交差する方向へスライドさせることによって組み付けられており、
前記アッパハウジングと前記ロアハウジングには、前記端子金具を挟む方向において、非弾性状態で互いに引っ掛かる引掛部が形成されている。
本開示によれば、端子金具を挟んで保持するコネクタハウジングが拡開するのを防止することができる。
図1は、実施例1のコネクタを斜め上後方から見た斜視図である。 図2は、コネクタハウジングをアッパハウジングとロアハウジングに分離した状態を斜め上後方から見た斜視図である。 図3は、アッパハウジングを上下反転した状態の斜視図である。 図4は、コネクタハウジングの側断面図である。 図5は、コネクタの側断面図である。 図6は、コネクタの背面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)電線に固着された端子金具と、アッパハウジングとロアハウジングとの間で前記端子金具を挟んで保持するコネクタハウジングとを備え、前記アッパハウジングと前記ロアハウジングは、前記端子金具を挟む方向と交差する方向へスライドさせることによって組み付けられており、前記アッパハウジングと前記ロアハウジングには、前記端子金具を挟む方向において、非弾性状態で互いに引っ掛かる引掛部が形成されている。この構成によれば、アッパハウジングの引掛部とロアハウジングの引掛部は、弾性変形せずに引っ掛かる構造なので剛性が高い。よって、電線が引っ張られることによって、アッパハウジングやロアハウジングに対して端子金具の挟み付けを解除する方向の力が作用しても、アッパハウジングとロアハウジングが拡開することを防止できる。
(2)前記電線が、前記コネクタハウジングの後端から後方へ導出されており、前記引掛部が、前記ロアハウジングと前記アッパハウジングの後端部に配置されていることが好ましい。電線が引っ張られたときに、電線からの力は、ロアハウジングとアッパハウジングの後端部に対して、直接的に作用する。本開示によれば、ロアハウジングとアッパハウジングの後端部に引掛部を配置したので、ロアハウジングとアッパハウジングの拡開を効果的に防止することができる。
(3)前記アッパハウジングは、複数の前記端子金具を並列状態で収容する複数の端子収容室を有し、前記引掛部は、隣り合う前記端子収容室を区画する隔壁部の後端部に形成した後側突起を含むことが好ましい。この構成によれば、隔壁部とは別の部位から後側突起を突出させるものに比べると、アッパハウジングの形状を簡素化することができる。
(4)(3)において、前記ロアハウジングの前記引掛部は、後側凹部を含み、1つの前記後側凹部に、複数の前記後側突起が収容されていてもよい。この構成によれば、複数の後側突起を複数の後側凹部に個別に収容するものに比べると、ロアハウジングの形状を簡素化することができる。
(5)複数の前記端子金具は、幅方向に並列した状態で前記コネクタハウジングに収容されており、前記ロアハウジングの前記引掛部は、複数の前記端子金具の並列方向における両端部に形成された溝部を含み、前記アッパハウジングの前記引掛部は、前記アッパハウジングの側縁部を含むことが好ましい。この構成によれば、アッパハウジングとロアハウジングの側縁部同士の拡開を防止することができる。
(6)前記アッパハウジングの前記引掛部は、前記アッパハウジングの前端部において前方へ突出した前側突起を含み、前記ロアハウジングの前記引掛部は、前記前側突起を嵌合させる前側凹部を含むことが好ましい。この構成によれば、前側突起と前側凹部の嵌合によって、アッパハウジングとロアハウジングの傾きを抑制し、ひいては、アッパハウジングとロアハウジングが拡開することを防止できる。
(7)(6)において、前記アッパハウジングは、複数の前記端子金具を並列状態で収容する複数の端子収容室を有し、隣り合う前記端子収容室を区画する隔壁部の前端部に、前記前側突起が形成されていることが好ましい。この構成によれば、隔壁部とは別の部位から前側突起を突出させるものに比べると、アッパハウジングの形状を簡素化することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示のコネクタを具体化した実施例1を、図1~図6を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本実施例1において、前後の方向については、図1~3における斜め左上方、図4,5における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1~6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。上下の方向と高さの方向を同義で用いる。左右方向と幅方向を同義で用いる。
本開示のコネクタは、複数の端子金具10と、1つのコネクタハウジング20とを備えている。端子金具10は、前後方向に細長い形状をなす雌形の端子である。図5に示すように、端子金具10の前端部には、前後両端が開放された角筒部11が形成されている。角筒部11内には弾性接触片12が収容されている。端子金具10の後端部にはオープンバレル状の圧着部13が形成されている。圧着部13は電線14の前端部に固着されている。端子金具10と電線14の前端部は、前後に並ぶように配置され、電線14は端子金具10の後端から後方へ延出している。
図1に示すように、コネクタハウジング20は全体として偏平な直方形をなす。即ち、コネクタハウジング20の上下寸法は、コネクタハウジング20の前後方向の寸法及び幅寸法に対して小さい。図5に示すように、コネクタハウジング20は、相手側コネクタ60のフード部61内に嵌合されるようになっている。フード部61の下壁部には、ロック突起62が形成されている。相手側コネクタ60は、端子金具10に接続される雄形端子63を有する。雄形端子63のタブ64は、フード部61内に収容されている。
コネクタハウジング20内には、前後方向に細長い複数の端子収容室21が形成されている。複数の端子収容室21は、幅方向、即ち端子金具10と電線14が並ぶ方向と交差する方向に、一定ピッチで並列するように配置されている。図4,5に示すように、コネクタハウジング20は、端子収容室21の前端を区画する前壁部22を有している。前壁部22には、コネクタハウジング20の外部と各端子収容室21とを個別に連通させる複数の挿入孔23が形成されている。挿入孔23には、タブ64が挿入される。各端子収容室21には、抜止部24が形成されている。
コネクタハウジング20は、合成樹脂製のアッパハウジング30と、同じく合成樹脂製のロアハウジング40とを組み付けて構成されている。アッパハウジング30とロアハウジング40の組み付け方向は、端子金具10と電線14とが並ぶ前後方向、及び複数の端子金具10が並ぶ幅方向の両方向に対して交差する上下方向である。アッパハウジング30とロアハウジング40は、複数の端子金具10を挟む状態で合体されている。電線14は、アッパハウジング30及びロアハウジング40から後方外部へ導出されている。
アッパハウジング30は、アッパハウジング30を上から見た平面視の形状が方形をなす基板部31と、基板部31の下面から下方へ突出した複数の隔壁部32とを有する単一部品である。基板部31と複数の隔壁部32は、複数の端子収容室21を構成する。アッパハウジング30を上下反転してあらわした図3に示すように、複数の隔壁部32は、前後方向に細長く延びており、幅方向に一定ピッチで配置されている。隔壁部32は、幅方向に隣り合う端子収容室21間を区画する。アッパハウジング30の下面には、各端子収容室21をアッパハウジング30の下方外部へ連通させる複数の開口部33が形成されている。アッパハウジング30の幅方向両側縁部には、左右一対のガイドリブ34が形成されている。ガイドリブ34は、端子金具10と電線14が並ぶ方向と平行な前後方向に延びている。
ロアハウジング40は、ロアハウジング40を上から見た平面視の形状が方形をなす閉塞板部41と、前壁部22と、左右一対の側壁部42と、ロックアーム44とを有する単一部品である。前壁部22は、閉塞板部41の前端縁から全幅に亘って上方へ突出した形状である。側壁部42は、閉塞板部41の左右両側縁部から上方へ突出した形状である。側壁部42の内側面には、前後方向に延びる溝部43が形成されている。
ロックアーム44は、前壁部22の幅方向中央部から後方へ片持ち状に延出した板状の部位である。ロックアーム44は、閉塞板部41の上面に対して間隔を空けて対向するように配置されている。ロックアーム44には、ロック孔46が形成されている。ロックアーム44は、前壁部22に連なる支持部45を支点として、閉塞板部41に対して接近・離隔するように上下方向へ弾性変位することが可能である。
コネクタハウジング20は、複数の端子金具10をアッパハウジング30とロアハウジング40との間で上下から挟んで状態で収容している。コネクタハウジング20は、上下方向に対して、端子金具10の並び方向である幅方向の寸法の大きい偏平な形状である。そのため、電線14が上方又は下方へ引っ張られると、アッパハウジング30とロアハウジング40が、上下方向、即ち端子金具10を挟む方向とは反対方向へ拡開するように相対変位することが懸念される。その対策として、コネクタハウジング20には下記の引掛部34,43,51,52,55,56が設けられている。
引掛部は、複数の前側突起51と、複数の前側凹部55と、複数の後側突起52と、複数の後側凹部56と、一対のガイドリブ34と、一対の溝部43とを含む。前側突起51と後側突起52とガイドリブ34は、アッパハウジング30に形成されている。前側凹部55と後側凹部56と溝部43は、ロアハウジング40に形成されている。
複数の前側突起51は、全ての隔壁部32の前端部に個別に形成されている。前側突起51は、基板部31の前端よりも前方へ突出している。複数の後側突起52は、一部の隔壁部32のみに形成され、隔壁部32の後端部に配置されている。後側突起52が形成されている隔壁部32は、幅方向中央部に配置された3つの隔壁部32と、幅方向両端に近い位置に配置された3つずつ隔壁部32だけである。後側突起52は、隔壁部32の下端から基板部31とは反対方向、即ち下方へ突出している。後側突起52は、隔壁部32に直接的に連なる基部53と、基部53から前方へ突出した突起部54とを有する。突起部54は、隔壁部32の下端縁との間に間隔を空けて配置されている。一対のガイドリブ34は、アッパハウジング30の幅方向における両端部、即ち、前側突起51と後側突起52を左右両側から挟む位置に配置されている。
複数の前側凹部55は、前壁部22の後面の複数箇所を凹ませた形状である。各前側凹部55は、端子収容室21の前端部を構成する。複数の後側凹部56は、閉塞板部41の後端部に形成されている。後側凹部56が形成されている位置は、閉塞板部41の幅方向中央部と、幅方向両端に近い部位との3ヶ所である。後側凹部56は、閉塞板部41の上面を凹ませた収容部57と、収容部57の前端部から後方へ庇状に突出した係止部58とを有する。係止部58は、収容部57の底面との間に間隔を空けて配置されている。一対の溝部43は、ロアハウジング40の幅方向における両端部、即ち、前側凹部55と後側凹部56を左右両側から挟む位置に配置されている。
次に、コネクタの組み付け手順を説明する。まず、アッパハウジング30を上下反転させ、端子金具10を開口部33から端子収容室21内に収容する。端子収容室21に収容した端子金具10を後方へスライドさせると、抜止部24が、角筒部11の後端部に対して後方から係止する。この係止によって、端子金具10は、アッパハウジング30に対して後方、即ち電線14側へ相対移動することを規制される。以上により、端子金具10は端子収容室21内に位置決めされた状態に保持される。端子金具10の角筒部11の前端部は、基板部31の前端縁よりも前方へ突出している。
アッパハウジング30に端子金具10を取り付けた後、ロアハウジング40とアッパハウジング30を組み付けてコネクタハウジング20を構成する。アッパハウジング30とロアハウジング40を組み付けるときには、ロアハウジング40の溝部43を、アッパハウジング30のガイドリブ34に対して前方から嵌合し、アッパハウジング30とロアハウジング40をスライドさせる。アッパハウジング30とロアハウジング40の組み付け方向は、端子金具10と電線14の並び方向である前後方向と、複数の端子金具10の並列方向である幅方向の両方向に対して直交する方向である。
アッパハウジング30とロアハウジング40を組み付けた状態では、アッパハウジング30の全ての開口部33が、閉塞板部41によって閉塞され、端子収容室21が全周に亘って区画されるとともに、端子金具10が端子収容室21内に収容された状態に保持される。端子金具10の角筒部11の前端部と、隔壁部32の前端部の前側突起51が、ロアハウジング40の前壁部22の前側凹部55に嵌合される。後側突起52の基部53が、後側凹部56の収容部57内に収容され、後側突起52の突起部54が、後側凹部56の係止部58に対して下から係止する。電線14は、コネクタハウジング20の後方へ導出される。
アッパハウジング30の基板部31とロアハウジング40の閉塞板部41は、端子金具10を上下方向に挟むように配置される。ロックアーム44は、基板部31の外面に重なるように配置される。アッパハウジング30は、閉塞板部41の全体と、ロックアーム44の支持部45との間で上下方向に挟まれた状態となる。以上により、コネクタハウジング20の組み付けと、コネクタハウジング20に対する端子金具10の取付けと、コネクタの製造が完了する。
コネクタを相手側コネクタ60と嵌合する際には、コネクタハウジング20を相手側コネクタ60のフード部61に嵌合する。コネクタハウジング20とフード部61の嵌合過程では、ロックアーム44が、ロック突起62との干渉によって、基板部31に接近する方向へ弾性変位する。コネクタハウジング20とフード部61が正規の嵌合状態に至ると、ロックアーム44が弾性復帰して、ロック孔46とロック突起62が嵌合する。ロック孔46とロック突起62の嵌合によって、コネクタハウジング20と相手側コネクタ60が嵌合状態にロックされる。
コネクタハウジング20の後方外部へ導出されている電線14が、上下方向に引っ張られると、電線14に対する引張力が端子金具10にも作用するので、アッパハウジング30とロアハウジング40のうち一方のハウジングには、相手側のハウジングから離隔する方向、即ち上向き又は下向きの力が作用する。
しかし、アッパハウジング30の後側突起52の突起部54と、ロアハウジング40の後側凹部56の係止部58とが上下方向に引っ掛かり合っているので、アッパハウジング30とロアハウジング40の後端部同士が上下方向へ離隔することはない。アッパハウジング30の前側突起51がロアハウジング40の前側凹部55に嵌合しているので、アッパハウジング30とロアハウジング40の前端部同士も上下方向へ離隔することはない。
アッパハウジング30の側方へ突出したガイドリブ34と、ロアハウジング40の側方に開口した溝部43とが嵌合しているので、アッパハウジング30とロアハウジング40の前端部同士が上下方向へ離隔することはなく、アッパハウジング30とロアハウジング40が、前後方向に傾くように相対変位することもない。アッパハウジング30の前端部は、ロアハウジング40の閉塞板部41とロックアーム44との間で上下に挟み付けられているので、アッパハウジング30とロアハウジング40の前端部同士が上下方向へ離隔することがない。
以上により、電線14に上下方向に引張力が作用しても、アッパハウジング30とロアハウジング40の拡開変位が防止され、端子金具10はコネクタハウジング20内に収容された状態に保持される。
本実施例1のコネクタは、電線14に固着された端子金具10と、端子金具10を収容するコネクタハウジング20とを備えている。コネクタハウジング20は、アッパハウジング30とロアハウジング40との間で端子金具10を挟んで保持する。アッパハウジング30とロアハウジング40は、端子金具10を挟む方向と交差する前後方向へスライドさせることによって組み付けられている。アッパハウジング30とロアハウジング40には、端子金具10を挟む上下方向において、非弾性状態で互いに引っ掛かる引掛部34,43,51,52,55,56が形成されている。
アッパハウジング30の引掛部である前側突起51、後側突起52及びガイドリブ34と、ロアハウジング40の引掛部である前側凹部55、後側凹部56及び溝部43は、弾性変形せずに引っ掛かる構造なので剛性が高い。よって、電線14が上下に引っ張られることによって、アッパハウジング30やロアハウジング40に対して端子金具10の挟み付けを解除する方向の外力が作用しても、アッパハウジング30とロアハウジング40が拡開することを防止できる。
電線14は、コネクタハウジング20の後端から後方へ導出されている。電線14が引っ張られたときに、電線14からの外力は、ロアハウジング40とアッパハウジング30の後端部に対して、直接的に作用する。そこで、引掛部である後側突起52と後側凹部56を、ロアハウジング40とアッパハウジング30の後端部に配置した。これにより、ロアハウジング40とアッパハウジング30の拡開を効果的に防止することができる。
アッパハウジング30は、複数の端子金具10を並列状態で収容する複数の端子収容室21を有している。引掛部は、隣り合う端子収容室21を区画する隔壁部32の後端部に形成した後側突起52を含む。この構成によれば、隔壁部32とは別の部位から後側突起52を突出させるものに比べると、アッパハウジング30の形状を簡素化することができる。ロアハウジング40の引掛部は、ロアハウジング40の後端部に形成した後側凹部56を含む。1つの後側凹部56には、複数の後側突起52が収容されている。この構成によれば、複数の後側突起52を複数の後側凹部に個別に収容するものに比べると、ロアハウジング40の形状を簡素化することができる。
複数の端子金具10は、幅方向に並列した状態でコネクタハウジング20に収容されている。ロアハウジング40の引掛部は、複数の端子金具10の並列方向である幅方向の両端部に形成された一対の溝部43を含む。アッパハウジング30の引掛部は、アッパハウジング30の側縁部に形成したガイドリブ34を含むことが好ましい。この構成によれば、アッパハウジング30とロアハウジング40の側縁部同時の拡開を防止できる。
ガイドリブ34と溝部43は、引掛部としての機能に加えて、アッパハウジング30とロアハウジング40をスライドさせて組み付けるときのガイド機能を兼ね備える。ガイド機能部を引掛部とは別に設ける場合に比べると、アッパハウジング30とロアハウジング40の形状を簡素化することができる。
アッパハウジング30の引掛部は、アッパハウジング30の前端部において前方へ突出した前側突起51を含む。ロアハウジング40の引掛部は、前側突起51を嵌合させる前側凹部55を含む。この構成によれば、前側突起51と前側凹部55の嵌合によって、アッパハウジング30とロアハウジング40の傾きを抑制し、ひいては、アッパハウジング30とロアハウジング40が拡開することを防止できる。
アッパハウジング30は、複数の端子金具10を並列状態で収容する複数の端子収容室21を有する。隣り合う端子収容室21を区画する隔壁部32の前端部に、前側突起51が形成されている。この構成によれば、隔壁部32とは別の部位から前側突起51を突出させるものに比べると、アッパハウジング30の形状を簡素化することができる。
[他の実施例]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
上記実施例では、アッパハウジングとロアハウジングの組付け方向を、端子金具と電線の並び方向である前後方向としたが、アッパハウジングとロアハウジングの組付け方向は、端子金具と電線の並び方向と直交する幅方向でもよい。
上記実施例では、前側突起を隔壁部の前端部に形成したが、前側突起は、隔壁部とは別の部位から突出させてもよい。
上記実施例では、後側突起を隔壁部の後端部に形成したが、後側突起は、隔壁部とは別の部位から突出させてもよい。
上記実施例では、1つの後側凹部に複数の後側突起を収容したが、1つの後側凹部に収容する後側突起の数は、1つだけでもよい。
10…端子金具
11…角筒部
12…弾性接触片
13…圧着部
14…電線
20…コネクタハウジング
21…端子収容室
22…前壁部
23…挿入孔
24…抜止部
30…アッパハウジング
31…基板部
32…隔壁部
33…開口部
34…ガイドリブ(引掛部)
40…ロアハウジング
41…閉塞板部
42…側壁部
43…溝部(引掛部)
44…ロックアーム
45…支持部
46…ロック孔
51…前側突起(引掛部)
52…後側突起(引掛部)
53…基部
54…突起部
55…前側凹部(引掛部)
56…後側凹部(引掛部)
57…収容部
58…係止部
60…相手側コネクタ
61…フード部
62…ロック突起
63…雄形端子
64…タブ

Claims (3)

  1. 電線に固着された端子金具と、
    アッパハウジングとロアハウジングとの間で前記端子金具を挟んで保持するコネクタハウジングとを備え、
    前記アッパハウジングと前記ロアハウジングは、前記端子金具を挟む方向と交差する方向へスライドさせることによって組み付けられており、
    前記アッパハウジングと前記ロアハウジングの後端部には、前記端子金具を挟む方向において、非弾性状態で互いに引っ掛かる引掛部が形成され、
    前記電線が、前記コネクタハウジングの後端から後方へ導出されており、
    前記アッパハウジングは、複数の前記端子金具を並列状態で収容する複数の端子収容室を有し、
    前記引掛部は、隣り合う前記端子収容室を区画する隔壁部の後端部に形成した後側突起を含み、
    前記ロアハウジングの前記引掛部は、後側凹部を含み、
    1つの前記後側凹部に、複数の前記後側突起が収容されているコネクタ。
  2. 電線に固着された端子金具と、
    アッパハウジングとロアハウジングとの間で前記端子金具を挟んで保持するコネクタハウジングとを備え、
    前記アッパハウジングと前記ロアハウジングは、前記端子金具を挟む方向と交差する方向へスライドさせることによって組み付けられており、
    前記アッパハウジングと前記ロアハウジングには、前記端子金具を挟む方向において、非弾性状態で互いに引っ掛かる引掛部が形成され、
    前記アッパハウジングの前記引掛部は、前記アッパハウジングの前端部において前方へ突出した前側突起を含み、
    前記ロアハウジングの前記引掛部は、前記前側突起を嵌合させる前側凹部を含み、
    前記アッパハウジングは、複数の前記端子金具を並列状態で収容する複数の端子収容室を有し、
    隣り合う前記端子収容室を区画する隔壁部の前端部に、前記前側突起が形成されているコネクタ。
  3. 複数の前記端子金具は、幅方向に並列した状態で前記コネクタハウジングに収容されており、
    前記ロアハウジングの前記引掛部は、複数の前記端子金具の並列方向における両端部に形成された溝部を含み、
    前記アッパハウジングの前記引掛部は、前記アッパハウジングの側縁部を含む請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
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