JP2024075244A - コネクタ - Google Patents

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芳伸 山本
林太郎 加藤
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Abstract

【課題】端子が強固に1次係止されるようにする。【解決手段】相手側端子が挿入される箱状部51を備える端子50と、箱状部51を収容する収容穴41を有するハウジング40と、収容穴41への箱状部51の挿入方向と交差方向に変位可能にハウジング40に取り付けられて第1の位置と第2の位置をとりうるリテーナ60を備え、収容穴41の上面には下面に向かって突出する押圧片43が形成され、下面には上面に向かって突出する突起44が形成され、リテーナ60は収容穴41の延長上に突出する突部69を備え、リテーナ60が第1の位置に位置するとき、箱状部51は収容穴41への挿入が可能とされ、収容穴41に挿入された箱状部51は押圧片43に押されて前記交差方向に変位することにより、箱状部51の段部56が突起44に引っ掛かって抜け止めされると共に、箱状部51の後端が突部69に引っ掛かることによっても抜け止めされて1次係止状態となる。【選択図】図7

Description

この発明は端子を仮係止する1次係止状態と本係止する2次係止状態の2つの状態をとりうる構成を有するコネクタに関する。
図12はこの種のコネクタの従来例として特許文献1に記載されている構成を示したものであり、図12ではコネクタは分解状態の断面図として示されている。
コネクタハウジング10は雌型の端子金具30を後方から挿入可能なキャビティ11を備え、キャビティ11の前端部の前面壁12には相手方の雄型の端子金具のタブが挿入される挿入孔13が形成されている。キャビティ11の前半部は端子金具30を挿入方向と直交する方向(上方)に変位させることができるような大きさに形成されており、キャビティ11の内面上部には係止段部14が下向きに突出するように形成されている。
コネクタハウジング10の下面にはリテーナ装着開口15が形成されており、リテーナ装着開口15を覆うようにリテーナ20が取り付けられている。リテーナ20はランス21を備え、ランス21はリテーナ20に前縁側を自由端として片持ち状に設けられて、先端には係合空部21aが上向きに突出されている。リテーナ20は図12では仮係止位置に位置した状態となっており、キャビティ11の底面と面一になっている。
端子金具30は接続舌片部31と、これを包囲する角筒状をなす箱形部32と、電線33の芯線33aにかしめ接続されるワイヤバレル34と、電線33の絶縁皮膜部分にかしめ固定されるインシュレーションバレル35とを備えている。
図13A~Cは端子金具30がキャビティ11に挿入されて本係止位置に移行する過程を順に示したものであり、リテーナ20を仮係止位置に位置させた状態で端子金具30をコネクタハウジング10のキャビティ11内に挿入すると、端子金具30の先端がリテーナ20の係合突部21aに当たり、ランス21を下方に撓み変形させながら前方に進出する(図13A参照)。
そして、端子金具30の箱形部32の底面に形成されている係合孔36が係合突部21aと一致すると、係合突部21aが弾性的に復帰して係合孔36と係合し、端子金具30がリテーナ20に保持される(図13B参照)。
ついで、リテーナ20を仮係止位置から本係止位置に押し込むと、端子金具30はキャビティ11内で上方に並進し、端子金具30の箱形部32の後縁部がキャビティ11上面の係止段部14に係合する位置に至る(図13C参照)。この状態では、端子金具30はリテーナ20のランス21により抜け止めされると共に、箱形部32がキャビティ11内の係止段部14に当接することで抜け止めされ、二重に係止された状態になって大きな保持力が得られるものとなっている。
特開2000-268915号公報
上述した従来のコネクタではリテーナ20が本係止位置に位置し、端子金具30が本係止された状態(2次係止状態)では十分な保持力が得られるものとなっているが、リテーナ20が仮係止位置に位置し、端子金具30が仮係止されている状態(1次係止状態)では端子金具30はリテーナ20のランス21によって抜け止めされているものの、その挿入方向と直交する方向にキャビティ11内で動きうるものとなっており、つまり姿勢が安定せず、ガタつきが生じうるものとなっている。従って、このような構成では1次係止保持力は十分とは言えず、例えば端子金具30がガタつくと、リテーナ20による係止が外れて端子金具30が抜け出してしまう可能性がある。
特に、この種のコネクタにおいては、コネクタの組立工程において端子をハウジングに挿入後、端子に接続されている電線を引っ張って端子が適正に挿入、装着されていることを確認するといった作業が一般に行われるが、この際、電線が端子の軸線に対して角度がついた状態で引っ張られ、つまり電線があおられると、上述した従来のコネクタのような構成では端子が傾き、1次係止が外れて端子が簡単に抜け出してしまうといった状況が生じる。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、端子の1次係止保持力を従来よりも高め、1次係止状態で端子に接続されている電線が例えばあおられても端子が抜け出ることなく、1次係止状態が維持されるようにしたコネクタを提供することにある。
この発明によれば、相手側端子が挿入接続される箱状部を備え、電線の端末に取り付けられる端子と、箱状部を収容する収容穴を有するハウジングと、収容穴への箱状部の挿入方向と交差方向に変位可能にハウジングに取り付けられて第1の位置と第2の位置をとりうるリテーナとを備えるコネクタにおいて、収容穴の互いに対向する内面を上面及び下面とするとき、上面には下面に向かって突出する片持ち梁状の押圧片が形成され、下面には上面に向かって突出する突起が形成され、リテーナは収容穴の延長上に突出する突部を備え、リテーナが第1の位置に位置するとき、箱状部は収容穴への挿入が可能とされ、収容穴に挿入された箱状部は前記押圧片に押されて前記交差方向に変位することにより、箱状部に形成された段部が前記突起に引っ掛かって抜け止めされると共に、箱状部の後端が前記突部に引っ掛かることによっても抜け止めされて1次係止状態となり、リテーナを第1の位置から第2の位置に変位させることにより、前記突部と箱状部の後端との引っ掛かりが増大して2次係止状態となるものとされる。
この発明によるコネクタによれば、従来よりも端子の1次係止状態が安定し、かつ従来よりも端子の1次係止保持力を高めることができる。よって、1次係止状態で例えば端子に接続されている電線が引っ張られたり、あおられたりしても1次係止が外れて端子が抜け出るといったことを防止することができる。
Aはこの発明によるコネクタの一実施例を示す上方から見た斜視図、Bはこの発明によるコネクタの一実施例を示す下方から見た斜視図。 端子の図示を省略して1つとした、図1Aに示したコネクタの分解斜視図。 端子の図示を省略して1つとした、図1Aに示したコネクタの分解斜視図。 Aは電線の端末に取り付けられた端子を示す斜視図、Bはその側面図、Cはその断面図。 Aは端子が取り付けられる前のコネクタを示す上方から見た斜視図、Bは端子が取り付けられる前のコネクタを示す下方から見た斜視図。 端子の図示を省略して1つとした、端子の挿入途中のコネクタの背面図。 Aは端子の挿入途中を示す図6におけるA-A線の断面図、Bは端子の1次係止状態を示す図6におけるA-A線の断面図、Cは端子の2次係止状態を示す図6におけるA-A線の断面図。 Aは端子の挿入途中を示す図6におけるB-B線の断面図、Bは端子の1次係止状態を示す図6におけるB-B線の断面図、Cは端子の2次係止状態を示す図6におけるB-B線の断面図。 Aは図8Aに示した状態のコネクタの側面図、BはAのE-E線断面図、Cは図8Cに示した状態のコネクタの側面図、DはCのF-F線断面図。 Aは図7Bに示した断面で電線が下向きにあおられ、端子が傾いた状態を示す断面図、Bは図8Bに示した断面で電線が下向きにあおられ、端子が傾いた状態を示す断面図。 Aは図7Bに示した断面で電線が上向きにあおられ、端子が傾いた状態を示す断面図、Bは図8Bに示した断面で電線が上向きにあおられ、端子が傾いた状態を示す断面図。 従来のコネクタを示す分解状態の断面図。 Aは図12に示したコネクタにおいて端子金具の挿入過程を示す断面図、Bは端子金具がランスに係合した状態を示す断面図、Cは端子金具を本係止位置に移行させた状態の断面図。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明によるコネクタの一実施例を示したものであり、図2及び3は図1に示したコネクタを各部に分解して示したものである。コネクタはこの例では樹脂製のハウジング40と多数の端子50と樹脂製のリテーナ60とによって構成されている。なお、図1中、80は端子50に接続されている電線を示す。また、図2及び3では電線80の端末に取り付けられた端子50を1つのみ示して他の端子50の図示は省略している。
ハウジング40は図2及び3に示したようにブロック状をなし、前後方向に多数の収容穴41が貫通形成されている。収容穴41は角穴とされ、この例では上下2段に形成されており、上下2段の収容穴41は千鳥状に配列されて形成されている。ハウジング40の下面には凹部42が左右方向(幅方向)に横断して形成されており、これにより各収容穴41は凹部42を挟んだ状態で前後に2分されている。
各収容穴41の前端側の内面の互いに対向する上下面には押圧片43と突起44(後述する図7,8参照)が形成されている。押圧片43は片持ち梁状をなして収容穴41の上面41aに、遊端43aが下面41bに向かって突出するように形成されており、遊端43aは収容穴41の前端に位置し、基端は収容穴41の前端より奥に位置している。突起44は収容穴41の下面41bに、上面41aに向かって突出するように形成されており、押圧片43の基端側と対向する位置に形成されている。なお、各収容穴41の下面41bの隅部には幅狭の溝45が収容穴41の延伸方向に延伸されて形成されている。溝45は収容穴41の後端から凹部42を挟んで凹部42より前に位置する収容穴41に若干位置するように延伸されて形成されている(図8A参照)。
ハウジング40の前側は後側より若干幅狭とされ、この幅狭部分の両側面40a,40bにはそれぞれ突部46と爪47が突出形成されている。突部46と爪47は上下方向に配列されて突部46は爪47の上方に位置している。なお、ハウジング40の、この幅狭部分の下面の前半部40cは後半部40dより凹んだ形状となっており、即ち1段高くされている。
リテーナ60は底板部61と前面板部62と両側板部63,64と後方ブロック部65とよりなる。前面板部62にはハウジング40の収容穴41と対応して多数の挿入穴66が配列形成されている。底板部61にはハウジング40の幅狭部分の下面の後半部40dが入り込む大きさの開口67が形成されている。後方ブロック部65はこの開口67より後ろ側の底板部61上に位置し、ハウジング40の凹部42に嵌まり込む形状を有する。
後方ブロック部65にはハウジング40の下段の収容穴41と対応して多数の角穴68が前後方向に貫通して形成されており、各角穴68内部の下面の前端には突部69が突出形成されている。突部69は角穴68内部の両側面のうちの一方とは連結し、他方とはわずかに隙間71を空けた状態で形成されている。この隙間71はハウジング40の収容穴41に設けられている幅狭の溝45と対応する位置に位置する。
後方ブロック部65の上面の前端にはハウジング40の上段の多数の収容穴41の配列と対応して多数の突部72が突出形成されている。突部72の左右方向の幅は収容穴41の左右方向の幅より小とされて収容穴41の左右方向の幅の中央に位置するように形成されている。
前面板部62及び底板部61と連結され、後方ブロック部65を左右から挟むように位置する側板部63,64にはそれぞれ後端から前端近くにまで至るように2つの切欠き73,74が互いに平行に、かつ底板部61に平行に形成されている。両切欠き73,74間に位置する長尺片75は板厚が若干薄くされて外面は側板部63,64の外面より凹んだ位置に位置し、内面の下端には内側に突出するように爪部76が形成されている(後述する図9参照)。
図4は電線80の端末に取り付けられている端子50を示したものであり、端子50は箱状部51と芯線バレル部52と被覆バレル部53を備えている。芯線バレル部52は電線80の芯線81にかしめられて芯線81に接続され、被覆バレル部53は電線80の被覆82にかしめられて電線80に固定されている。
箱状部51は相手側コネクタの相手側端子(ピン端子)が挿入接続される部分であり、金属板が折り曲げられて箱状の外形が構成され、内部には相手側端子と接触する弾性接触片54が設けられている。箱状部51の上面を構成する上板部51aの長手方向(端子50の軸心方向)中間部は切り欠かれて切欠き55が形成され、この切欠き55により上板部51aには段部56が形成されている。
箱状部51の一方の側板部51bの後端側部分には側板部51bが上方に延長されてガイド片57が形成されており、さらにこのガイド片57及び側板部51bの後端から折り曲げ延長されて延長片58が形成されている。延長片58は箱状部51の後端を構成するように位置している。なお、ガイド片57の上端部分は延長片58より上に位置している。
コネクタの組立てはハウジング40にまず、リテーナ60が取り付けられ、次に電線80が接続された端子50が取り付けられる。以下、図5~9を参照してコネクタの組立てを説明する。なお、図5~9では端子50及び電線80の全体図示を省略して図2,3と同様、電線80が接続された端子50を1つのみ示している。
図5に示したようにリテーナ60がハウジング40に取り付けられる。リテーナ60はハウジング40の下面側からハウジング40に取り付けられ、リテーナ60の後方ブロック部65はハウジング40の凹部42に入れ込まれる(図7,8参照)。リテーナ60の前面板部62はハウジング40の前面に被さるように位置する。この状態でハウジング40の側面40a、40bに形成されている突部46はリテーナ60の側板部63,64にそれぞれ形成されている切欠き73,74のうちの上に位置する切欠き73に入り込んで位置し、側板部63,64が突部46に引っ掛かることによってリテーナ60は抜け止めされると共にハウジング40に位置決めされる(図9A,B参照)。
図7A~Cはハウジング40の収容穴41に端子50が挿入、収容されて2次係止状態に至るまでの過程を図6におけるA-A線断面で示したものであり、図8A~Cは図7A~Cと同じ過程を図6におけるB-B線断面で示したものである。以下、順に説明する。<図7A,図8A>
リテーナ60が図5及び図9A,Bに示した位置に位置する状態、即ち第1の位置に位置する状態で端子50の箱状部51がハウジング40の後端から収容穴41に挿入されて挿入途中の状態を示している。リテーナ60は第1の位置に位置し、退避しているため、リテーナ60が箱状部51の挿入を妨げることはなく、さらに詳しく言えばリテーナ60に設けられている突部72(69)が箱状部51の挿入を妨げることもない。
<図7B,図8B>
箱状部51がさらに挿入され、リテーナ60の前面板部62に突き当たるまで挿入された状態を示している。箱状部51は収容穴41に突出して設けられている押圧片43の遊端43aに押されて挿入方向と交差方向(この例では挿入方向と直交方向であって下方)に変位し、箱状部51に設けられている切欠き55に、収容穴41に突出して設けられている突起44が入り込む。また、収容穴41の突起44が形成されている下面41bと対向する箱状部51の対向面は下面41bに押し当てられる。これにより、箱状部51は段部56が突起44に引っ掛かることによって抜け止めされる。なお、箱状部51に設けられているガイド片57は収容穴41に設けられている溝45に入り込む。
さらに、このように箱状部51が変位することにより、収容穴41の延長上に突出していたリテーナ60の突部72(69)が箱状部51の後端に位置することになり、即ち箱状部51の延長片58の後ろに位置することになり、箱状部51の後端がこのリテーナ60の突部72(69)に引っ掛かることによっても箱状部51は抜け止めされる。
このように、端子50が収容穴41に挿入されて収容穴41への端子50の箱状部51の収容が完了し、端子50が1次係止された状態において、この例では箱状部51は二重に抜け止めされる。なお、溝45に入り込んだ箱状部51のガイド片57はリテーナ60の後方ブロック部65の前面に引っ掛かることにより抜け止めとして機能する。
<図7C,図8C>
ハウジング40に取り付けられているリテーナ60は収容穴41への箱状部51の挿入方向と交差方向(この例では挿入方向と直交方向であって上下方向)に変位可能であって、リテーナ60をさらにハウジング40に押し込むことにより、リテーナ60が第1の位置から第2の位置に変位した状態を示している。
このようにリテーナ60を変位させることにより、リテーナ60の突部72(69)が端子50の箱状部51の後端に重なるように位置する範囲が増大し、即ちリテーナ60の突部72(69)と箱状部51の後端との引っ掛かりが増大して端子50は本係止され、即ち2次係止状態となる。
なお、図9C,Dはリテーナ60が第2の位置に変位した状態を示したものであり、リテーナ60の長尺片75の内面に設けられている爪部76はハウジング40に設けられている爪47を乗り越えて爪47の上方に位置し、これによりリテーナ60は抜け止めされて第2の位置に位置決めされる。ハウジング40の幅狭部分の下面の後半部40dはリテーナ60の底板部61の開口67に嵌まり込んだ状態となる。リテーナ60の前面板部62に設けられている挿入穴66は端子50の箱状部51の前端開口に対応する位置に位置し、相手側端子の箱状部51への挿入を可能とする。
以上説明したこの発明によるコネクタの実施例によれば、端子50は1次係止状態において、箱状部51がハウジング40の押圧片43に押され、収容穴41の内面(下面41b)に押し当てられてガタつくことなく、安定した姿勢を維持すると共に、ハウジング40の突起44とリテーナ60の突部72(69)にそれぞれ箱状部51の段部56と後端(延長片58)が引っ掛かることによって抜け止めされるものとなっており、つまり二重に係止されて抜け止めされるものとなっている。
従って、従来よりも端子50の1次係止状態は安定し、かつ端子50の1次係止保持力を高めることができる。これにより、例えば1次係止状態で端子50に接続されている電線80が引っ張られても端子50が抜け出るといったことを防止することができる。
また、このように端子50の箱状部51が2箇所で係止されるため、例えば電線80があおられ、端子50が傾くような力が端子50に加わっても端子50が抜け出るといったことを防止することができる。図10及び11はこの様子を示したものであり、図10では電線80が下向きにあおられ、突起44による係止が外れるような状態になってもリテーナ60の突部72によって係止が維持される状態を示している。図11では電線80が上向きにあおられ、リテーナ60の突部72による係止が外れるような状態になってもハウジング40の突起44によって係止が維持される状態を示している。
10 コネクタハウジング 11 キャビティ
12 前面壁 13 挿入孔
14 係止段部 15 リテーナ装着開口
20 リテーナ 21 ランス
21a 係合突部 30 端子金具
31 接続舌片部 32 箱形部
33 電線 33a 芯線
34 ワイヤバレル 35 インシュレーションバレル
36 係合孔 40 ハウジング
40a,40b 側面 40c 前半部
40d 後半部 41 収容穴
41a 上面 41b 下面
42 凹部 43 押圧片
43a 遊端 44 突起
45 溝 46 突部
47 爪 50 端子
51 箱状部 51a 上板部
51b 側板部 52 芯線バレル部
53 被覆バレル部 54 弾性接触片
55 切欠き 56 段部
57 ガイド片 58 延長片
60 リテーナ 61 底板部
62 前面板部 63,64 側板部
65 後方ブロック部 66 挿入穴
67 開口 68 角穴
69 突部 71 隙間
72 突部 73,74 切欠き
75 長尺片 76 爪部
80 電線 81 芯線
82 被覆

Claims (3)

  1. 相手側端子が挿入接続される箱状部を備え、電線の端末に取り付けられる端子と、前記箱状部を収容する収容穴を有するハウジングと、前記収容穴への前記箱状部の挿入方向と交差方向に変位可能に前記ハウジングに取り付けられて第1の位置と第2の位置をとりうるリテーナとを備えるコネクタであって、
    前記収容穴の互いに対向する内面を上面及び下面とするとき、前記上面には前記下面に向かって突出する片持ち梁状の押圧片が形成され、前記下面には前記上面に向かって突出する突起が形成されており、
    前記リテーナは前記収容穴の延長上に突出する突部を備え、
    前記リテーナが前記第1の位置に位置するとき、前記箱状部は前記収容穴への挿入が可能とされ、前記収容穴に挿入された前記箱状部は前記押圧片に押されて前記交差方向に変位することにより、前記箱状部に形成された段部が前記突起に引っ掛かって抜け止めされると共に、前記箱状部の後端が前記突部に引っ掛かることによっても抜け止めされて1次係止状態となり、
    前記リテーナを前記第1の位置から前記第2の位置に変位させることにより、前記突部と前記箱状部の後端との引っ掛かりが増大して2次係止状態となることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記箱状部は前記交差方向への変位により、前記箱状部の、前記収容穴の前記下面と対向する対向面は前記下面に押し当てられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、
    前記押圧片の、前記箱状部を押す遊端は前記収容穴の前端側に位置し、前記突起は前記遊端より前記収容穴の後端側に位置していることを特徴とするコネクタ。
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