JP5223777B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/62944Pivoting lever comprising gear teeth

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Description

本発明は、嵌合検知機能を備えたコネクタに関するものである。
特許文献1には、コネクタハウジング同士が正しく嵌合されたか否かを検知する機能を備えたコネクタが開示されている。このコネクタは、コネクタハウジングが嵌合している途中(半嵌合状態)では、ロックアームが弾性撓みし、この弾性撓みしたロックアームに押された第1検知端子が、第2検知端子から離間する。両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、ロックアームが弾性復帰するので、第1検知端子も弾性復帰して第2検知端子に接触する。したがって、このコネクタでは、第1検知端子と第2検知端子とが接触しているか否かに基づいて、両コネクタハウジングが正規嵌合状態であるか、半嵌合状態であるかを検知することができる。
特開2008−027760公報
この種のコネクタでは、両検知端子間が非接触であるべき状態(つまり、両コネクタハウジングが半嵌合の状態)において両検知端子の間に異物が侵入した場合、両検知端子がこの異物を介して短絡した状態となり、その結果、両コネクタハウジングが半嵌合状態であるにも拘わらず、両コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達した旨の誤検知がなされる虞がある。このようになると、両コネクタハウジングの嵌合作業が不完全な状態(半嵌合の状態)のままで終了してしまうことになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両コネクタハウジングの嵌合作業を正しい形態で完了できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングと嵌合可能な第2コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに変位可能に設けられた倍力部材とを備え、前記倍力部材を前記第2コネクタハウジングに係合させた状態で変位させることにより、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとを嵌合させるようにしたものであり、前記第1コネクタハウジングに設けられた一対の検知端子と、前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記一対の検知端子の短絡を解除する解除位置と前記一対の検知端子を短絡させる短絡位置との間で前記倍力部材の変位方向と交差する方向に変位可能な短絡部材と、前記短絡部材を解除位置側へ付勢する付勢手段と、前記倍力部材に前記倍力部材の変位方向と平行をなすように設けられ、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達しない半嵌合状態では前記短絡部材を短絡位置へ変位させ、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが半嵌合状態から正規の嵌合状態に到達したときに前記短絡部材が解除位置へ復帰することを許容する押圧面とを備え、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングの嵌合過程では、前記一対の検知端子が短絡していることに基づいて前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが半嵌合状態であると検知され、前記一対の検知端子が短絡解除されたことに基づいて前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達したと検知されるようになっているコネクタにおいて、前記第1コネクタハウジングと前記倍力部材は合成樹脂製であり、前記第1コネクタハウジングには、前記倍力部材の変位方向と交差する方向へ変位可能であって、前記押圧面と前記短絡部材との間に介在されることで前記押圧面からの押圧力を前記短絡部材に伝達するアーム部が形成されており、前記倍力部材には、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態にあるときに前記押圧面から外れた前記アーム部を係止させる係止部が形成され、前記アーム部と前記係止部との係止により、前記倍力部材の変位が規制されるようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記アーム部は、前記短絡部材を短絡位置へ変位させるときに弾性的に撓む形態とされており、前記アーム部は、前記アーム部に蓄えられた弾性復元力により、前記係止部との係止位置へ弾性復帰するようになっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達して一対の検知端子が短絡解除されているべき状況において、両検知端子の間に異物が侵入し、この異物を介して両検知端子が短絡状態となった場合には、両コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達しているにも拘わらず半嵌合状態であるとの誤検知がされる。しかし、半嵌合状態であると誤検知された場合は、嵌合作業が不完全であると見做されるため、倍力部材の操作を再度試みる等の対応処置が必ず行われる。つまり、両コネクタハウジングの嵌合作業が不完全な状態のままで終了してしまうことが回避されるのであり、これにより、両コネクタハウジングの嵌合作業を正しい形態で完了することができる。また、短絡部材を解除位置から短絡位置へ変位させる手段として、倍力部材を利用したので、倍力部材とは別に短絡部材を解除位置から短絡位置へ変位させる部材を設ける場合に比べると、部品点数が少なくて済んでいる。
また、倍力部材の変位方向と短絡部材の変位方向は互いに交差する方向であるため、押圧面が短絡部材に直接接触すると、金属製の短絡部材により合成樹脂製の倍力部材が傷付けられることが懸念される。その点、本発明によれば、押圧面が合成樹脂性のアーム部を介して短絡部材を押圧するようにしているので、合成樹脂製の押圧面が短絡部材によって傷付けられる虞はない。
また、第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態に至ると、アーム部が係止部に係止することにより、倍力部材は変位を規制された状態にロックされる。アーム部が、倍力部材を変位規制するロック手段を兼ねているので、アーム部とは別に専用のロック手段を設ける場合に比べると、構造の簡素化を図ることができる。
請求項2の発明>
アーム部は、それ自身に蓄えられている弾性復元力によりり係止部との係止位置へ弾性復帰するようになっているので、アーム部と係止部とが確実に係止することができる。
実施形態1において両コネクタハウジングを浅く嵌合した嵌合初期の状態をあらわす断面図 両コネクタハウジングが半嵌合の状態をあらわす断面図 両コネクタハウジングが正規嵌合された状態をあらわす断面図 倍力部材が初期位置にある状態をあらわす第1コネクタハウジングの平面図 倍力部材が初期位置と嵌合位置との間に位置する状態をあらわす第1コネクタハウジングの平面図 倍力部材が嵌合位置へ回動した状態をあらわす第1コネクタハウジングの平面図 倍力部材が初期位置にある状態をあらわす第1コネクタハウジングの正面図 ハウジング本体の正面図 ハウジング本体の平面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合可能な第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング40とを備えて構成され、両コネクタハウジング10,40の嵌合状態を検知する機能を有している。
第1コネクタハウジング10は、合成樹脂製の一対のハウジング本体11と、合成樹脂製の電線カバー12とを組み付けて構成されている。ハウジング本体11は、ブロック状をなし、電線カバー12内に上下に並べて収容されている。ハウジング本体11内には、雌形をなす一対の検知端子13と、複数の雌端子金具(図示せず)が収容されている。検知端子13と雌端子金具には電線14が接続されており、これらの電線14のうちハウジング本体11の背面から露出している部分は、電線カバー12の内部で側方へ曲げられ、束ねられて電線カバー12外へ導出されている。
上側に位置するハウジング本体11内には、一対の検知端子13が左右に同じ高さで並ぶように配置されている。この一対の検知端子13は短絡検出回路(図示せず)を構成している。短絡検出回路では、両検知端子13が短絡しているか否かを検知し、その検出結果を出力する。また、ハウジング本体11内における両検知端子13よりも上方には作動空間15が形成されており、この作動空間15内には両検知端子13の前端部の上面が露出している。作動空間15を構成する上面壁には、その前端縁のうち後述するアーム部22と対応する領域を部分的に切欠した形態の逃がし凹部16が形成されている。
作動空間15内には、ハウジング本体11に一体に形成された弾性支持部17が収容されている。弾性支持部17は、前方へ片持ち状に延出した形態であり、その前端部には上方へ突出した形態の被押圧部18が形成されている。弾性支持部17は、常には、水平な姿勢の解除位置(図1及び図3を参照)に保持されているが、解除位置から前下がりの姿勢となるように傾斜した短絡位置(図2を参照)へ弾性的に撓み得るようになっている。この短絡位置は、解除位置に比べて検知端子13に近い位置となっている。この弾性支持部17の変位方向は後述する倍力部材24の変位方向と交差する方向である。また、弾性支持部17は、後述する短絡部材19を解除位置側へ付勢するための付勢手段として機能する。
弾性支持部17には、金属製の短絡部材19が取り付けられている。短絡部材19には、その前端部下面から突出する左右一対の接点部20が形成されている。かかる短絡部材19は、取付部のうち接点部20よりも後方の領域を弾性支持部17に対して圧入等の手段で固定することにより、解除位置(図1及び図3を参照)と短絡位置(図2を参照)との間で弾性支持部17と一体的に変位するように支持されている。短絡部材19は、弾性支持部17と同じく、常には解除位置に保持されているが、弾性支持部17を弾性撓みさせながら解除位置よりも下方の短絡位置へ変位し得るようになっている。短絡部材19が短絡位置へ変位した状態では、左右両接点部20が、左右一対の検知端子13の上面に対し電気的導通可能に接触し、この両検知端子13を短絡させるようになっている。
電線カバー12は、全体として箱状をなし、その前端側部分の側面はハウジング本体11を着脱するために開放されているとともに、後端側部分の側面が電線14を導出させるために窓孔状に開放されている。電線カバー12を構成する上側と下側の両壁部には、その外面から上下方向に突出する支持軸21が形成されている。この支持軸21には、後述する倍力部材24が支持される。電線カバー12の上側の壁部には、その前端縁から後方へ切り込んだ形態の左右一対のスリットが形成され、上側の壁部のうち両スリットで挟まれた部分は、全体として前方へ片持ち状に延出した板状をなすアーム部22となっている。アーム部22の前端部(延出端部)には、上方(電線カバー12の外面側)へ突出する突部23が形成されている。
このアーム部22は、常には待機位置(図1及び図3を参照)に保持されているが、待機位置よりも下方の動作位置(図2を参照)へ弾性的に変位し得るようになっている。このアーム部22の変位方向は後述する倍力部材24の変位方向と交差する方向である。待機位置から動作位置へ変位する際には、アーム部22は、ハウジング本体11の逃がし凹部16を通過して作動空間15内に進入するようになっている。また、アーム部22が待機位置にあり、弾性支持部17と短絡部材19が解除位置にある状態では、アーム部22の下面が被押圧部18の上面に対して当接又は僅かな隙間を空けて対向する。したがって、アーム部22が待機位置から動作位置へ変位すると、被押圧部18がアーム部22に押し下げられることにより、弾性支持部17と短絡部材19がアーム部22と一体となって解除位置から短絡位置へ変位するようになっている。このとき、アーム部22と弾性支持部17は、弾性撓みするので待機位置及び解除位置側へ戻るための駆動力となる弾性復元力が蓄えられる。
倍力部材24は、合成樹脂製であり、上下一対の板状をなす本体部25を操作部26で連結した形態である。本体部25には、上下に貫通する軸受孔27が形成され、この軸受孔27を支持軸21に嵌合することにより、本体部25を電線カバー12の外面に対向させた状態で電線カバー12(第1コネクタハウジング10)に取り付けられている。取り付けられた倍力部材24は、初期位置(図4を参照)と嵌合位置(図6を参照)との間での回動変位を可能に支持されている。また、上下両本体部25の外面には、複数の駆動側突起を円周状に並べて配置した形態のカム機能部28が形成されている。
両本体部25のうち上側の本体部25の下面の一部は、押圧面29として機能する。押圧面29は、倍力部材24が初期位置と嵌合位置との間で変位する過程でアーム部22に対して上から対向するように位置する。また、上下方向(倍力部材24の変位方向と交差する方向であって、アーム部22と短絡部材19が変位する方向)において、倍力部材24が回動しても押圧面29の高さは変化せず、その高さは、アーム部22が待機位置のあるときの突部23の上端の高さよりも低い。
また、上側の本体部25には、その外周縁の一部を切欠した形態の初期位置用係止部30と嵌合位置用係止部31とが形成されている。初期位置用係止部30は、倍力部材24が初期位置にあるときにアーム部22の突部23と対応するように位置し、嵌合位置用係止部31は、倍力部材24が嵌合位置にあるときに突部23と対応するように位置する。つまり、倍力部材24の回動方向(周方向)において、上記押圧面29は初期位置用係止部30と嵌合位置用係止部31との間に位置している。
第2コネクタハウジング40は、合成樹脂製であり、端子保持部41の外周縁から前方へフード部42を突出させた形態であり、フード部42内には、検知端子13及び雌端子金具と接続可能な複数の雄端子金具43が収容されている。また、フード部42を構成する上下両壁部の内面には、複数の従動側突起(図示せず)を両コネクタハウジング10,40の嵌合方向に沿って並べた形態のカムフォロア(図示せず)が形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。両コネクタハウジング10,40を嵌合する際には、まず、図4に示すように、第1コネクタハウジング10において倍力部材24を初期位置に配置する。このとき、アーム部22の突部23が初期位置用係止部30に係止することにより、倍力部材24の回動が規制されるので、倍力部材24は初期位置に保持される。尚、突部23の側面はテーパ状になっているので、このときの保持はセミロック形態である。また、突部23と初期位置用係止部30が係止している状態では、図1に示すように、アーム部22は、弾性復帰して待機位置にあるので、アーム部22から短絡部材19の被押圧部18に対して下向きの押圧力は作用しない。したがって、短絡部材19は解除位置に保持され、一対の検知端子13は短絡しない状態に保持される。
この状態から、図1に示すように、第1コネクタハウジング10を第2コネクタハウジング40のフード部42に浅く嵌合すると、カムフォロアとカム機能部28とが係合する。この状態から突部23と初期位置用係止部30との係止力を上回る回動操作力を操作部26に付与すると、アーム部22が待機位置から動作位置側(下方)へ弾性撓みして、突部23が初期位置用係止部30から解離し、倍力部材24が初期位置から嵌合位置に向かって回動を開始する。
倍力部材24が回動を始めると、カム機能部28とカムフォロアとの係合により、両コネクタハウジング10,40が互いに引き寄せられ、両コネクタハウジング10,40の嵌合が進む。倍力部材24が回動を開始すると、図2及び図5に示すように、アーム部22が上側の本体部25の下に潜り込みんで動作位置へ変位し、突部23が倍力部材24の押圧面29に摺接する。つまり、アーム部22は押圧面29により押し下げられる。アーム部22が動作位置へ変位すると、アーム部22の下面が被押圧部18を押すことにより、短絡部材19が弾性支持部17を弾性撓みさせながら解除位置から短絡位置へ変位する。そして、短絡部材19が短絡位置へ変位することにより一対の検知端子13同士が短絡部材19を介して短絡した状態となる。この短絡状態は、短絡検出回路(図示せず)において検出され、この短絡検出回路からの検出信号により、両コネクタハウジング10,40が正規嵌合状態に至らない半嵌合状態であると判断される。
倍力部材24が嵌合位置に到達すると、図3に示すように両コネクタハウジング10,40が正規の嵌合状態に到達し、雌端子金具と雄端子金具43が接続されるとともに、各検知端子13が対応する雄端子金具43とが接続される。また、倍力部材24が嵌合位置に到達すると同時に、突部23が押圧面29から外れて嵌合位置用係止部31と対応するので、アーム部22がそれ自体に蓄えられていた弾性復元力により待機位置へ弾性復帰する。アーム部22が待機位置に弾性復帰するのに伴い、図6に示すように、突部23が嵌合位置用係止部31に係止するので、倍力部材24は、回動を規制されたセミロック状態に保持される。
また、アーム部22が待機位置へ弾性復帰すると、弾性支持部17に蓄えられていた弾性復元力により、弾性支持部17と短絡部材19が短絡位置から解除位置へ弾性復帰する。短絡部材19が解除位置へ弾性復帰すると、一対の検知端子13間の短絡が解除され、この短絡解除状態が短絡検出回路において検出される。そして、この短絡検出回路からの検出信号に基づき、両コネクタハウジング10,40が正規の嵌合状態に到達したと判断される。つまり、一対の検知端子13が短絡しているか否かに基づいて、両コネクタハウジング10,40の嵌合状態が検知される。
また、嵌合状態の両コネクタハウジング10,40を離脱する際には、倍力部材24の操作部26に対し、突部23と嵌合位置用係止部31との係止力を上回る操作力を付与すると、アーム部22が待機位置から動作位置へ弾性撓みするとともに、突部23が嵌合位置用係止部31から解離し、倍力部材24が初期位置側への回動を開始する。倍力部材24の回動に伴い、カム機能部28とカムフォロアとの係合により、両コネクタハウジング10,40が離脱されていく。この間、アーム部22が上側の本体部25の下に潜り込み、アーム部22が押圧面29により待機位置から動作位置へ押し下げられるので、短絡部材19も解除位置から短絡位置へ変位し、一対の検知端子13が短絡状態となる。
そして、倍力部材24が初期位置に到達すると、カム機能部28とカムフォロアとの係合が解除されるので、あとは、両コネクタハウジング10,40を引き離せばよい。また、倍力部材24が初期位置に到達すると、突部23が初期位置用係止部30と対応するので、アーム部22がその弾性復元力により待機位置へ弾性復帰することにより、突部23と初期位置用係止部30とが係止してセミロック状態となり、倍力部材24が初期位置に保持される。また、アーム部22が待機位置に弾性復帰するのに伴い、弾性支持部17の弾性復元力により、弾性支持部17と短絡部材19が一体となって短絡位置から解除位置へへ弾性復帰し、一対の検知端子13の短絡状態が解除される。
さて、嵌合作業を行った際に両コネクタハウジング10,40が正規の嵌合状態に到達した場合には、短絡部材19が解除位置へ弾性復帰して両検知端子13から離れるので、検知端子13は短絡を解除された状態となっているべきである。しかし、導電性の異物が短絡部材19と検知端子13との間に侵入した場合には、一対の検知端子13が短絡部材19と異物を介して短絡されてしまう虞がある。この場合、短絡検出回路では、検知端子13が短絡されているという検知信号を出力するため、両コネクタハウジング10,40が正規嵌合状態であるにも拘わらず、短絡検出回路に基づいて両コネクタハウジング10,40は未だ半嵌合状態であるとの誤判断がなされることになる。
両コネクタハウジング10,40が半嵌合であるとの判断がなされた場合には、その半嵌合の状態即ち嵌合作業が不完全である状況を放置することはできないので、その判断が正しいか否かに拘わらず、両コネクタハウジング10,40の嵌合状態を確認したり、嵌合作業をやり直すなどの対応処置が必ず行われ、この結果、最終的に両コネクタハウジング10,40は正規の嵌合状態となる。このように本実施形態によれば、両コネクタハウジング10,40の嵌合作業が不完全な状態のままで終了してしまうことが確実に回避されるので、両コネクタハウジング10,40の嵌合作業を正しい形態で完了することができる。
また、短絡部材19を解除位置から短絡位置へ変位させる手段として、両コネクタハウジング10,40を小さい操作力で嵌合させるための手段である倍力部材24を利用しているので、倍力部材24とは別に短絡部材19を解除位置から短絡位置へ変位させる部材を設ける場合に比べると、部品点数が少なくて済んでいる。
また、第1コネクタハウジング10と倍力部材24は合成樹脂製であり、倍力部材24の変位方向と短絡部材19の変位方向は互いに交差する方向であるため、押圧面29が短絡部材19に直接接触すると、金属製の短絡部材19により合成樹脂製の倍力部材24が傷付けられることが懸念される。そこで、本実施形態では、第1コネクタハウジング10に形成したアーム部22と被押圧部18を押圧面29と短絡部材19との間に介在させ、押圧面29が合成樹脂性のアーム部22と被押圧部18を介して間接的に短絡部材19を押圧するようにした。これにより、合成樹脂製の押圧面29と金属製の短絡部材19とが直接接触して擦れ合うことがないので、押圧面29(倍力部材24)が短絡部材19によって傷付けられる虞はない。
また、倍力部材24に形成した初期位置用係止部30と嵌合位置用係止部31に、アーム部22の突部23を係止させることにより、アーム部22を利用して倍力部材24を初期位置又は嵌合位置に保持できるようにした。押圧面29から短絡部材19に押圧力を伝達する手段であるアーム部22を、倍力部材24を移動規制するロック手段として兼用したので、アーム部22とは別に専用のロック手段を設けた場合に比べて、構造の簡素化が実現されている。
また、アーム部22は、短絡部材19を短絡位置へ変位させるときに弾性的に撓む形態とされており、アーム部22に蓄えられた弾性復元力により、係止部30,31との係止位置(即ち、待機位置)へ弾性復帰するようになっているので、アーム部22は確実に待機位置に復帰することができ、ひいては、アーム部22と係止部30,31とを確実に係止させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第1コネクタハウジングがハウジング本体と電線カバーとによって構成されているが、第1コネクタハウジングは単一の部品で構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、倍力部材が支持軸を支点として回動するように変位する形態であったが、倍力部材は、直線的に平行移動するように変位する形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、短絡部材を第1コネクタハウジングの弾性支持部に取り付け、この弾性支持部の弾性復元力を、短絡部材を短絡位置から解除位置へ弾性復帰させるための付勢手段として利用したが、短絡部材自身の弾性復元力を付勢手段として利用してもよい。
(4)上記実施形態では、アーム部がそれ自身の弾性復元力によって係止部に係止する位置へ弾性復帰するようにしたが、アーム部を係止部と係止する位置へ変位させる手段としては、アーム部自身の弾性復元力を用いずに、短絡部材に付与されている付勢力を利用してもよい。
(5)上記実施形態では、検知端子が、第2コネクタハウジングの端子金具に接続され、第1コネクタハウジング側の回路と第2コネクタハウジング側の回路との間における電流の流路を構成する機能を兼ね備えるようにしたが、検知端子は、両コネクタハウジングが正規嵌合した状態において第2コネクタハウジングの端子金具には接続されず、両コネクタハウジングの嵌合状態を検知するための専用の端子として機能するようにしてもよい。
<参考例>
(1)上記実施形態では、押圧面が第1コネクタハウジングのアーム部を介して間接的に短絡部材を短絡位置側へ変位させるようにしたが、押圧面が短絡部材を直接押圧して短絡位置へ変位させるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、アーム部が、倍力部材を変位規制してロック手段として機能するようにしたが、アーム部とは別に、倍力部材を変位規制する専用のロック手段を設けてもよい。
10…第1コネクタハウジング
13…検知端子
17…弾性支持部(付勢手段)
19…短絡部材
22…アーム部
24…倍力部材
29…押圧面
31…嵌合位置用係止部(係止部)
40…第2コネクタハウジング

Claims (2)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングと嵌合可能な第2コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに変位可能に設けられた倍力部材とを備え、
    前記倍力部材を前記第2コネクタハウジングに係合させた状態で変位させることにより、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとを嵌合させるようにしたものであり、
    前記第1コネクタハウジングに設けられた一対の検知端子と、
    前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記一対の検知端子の短絡を解除する解除位置と前記一対の検知端子を短絡させる短絡位置との間で前記倍力部材の変位方向と交差する方向に変位可能な短絡部材と、
    前記短絡部材を解除位置側へ付勢する付勢手段と、
    前記倍力部材に前記倍力部材の変位方向と平行をなすように設けられ、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達しない半嵌合状態では前記短絡部材を短絡位置へ変位させ、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが半嵌合状態から正規の嵌合状態に到達したときに前記短絡部材が解除位置へ復帰することを許容する押圧面とを備え、
    前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングの嵌合過程では、前記一対の検知端子が短絡していることに基づいて前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが半嵌合状態であると検知され、前記一対の検知端子が短絡解除されたことに基づいて前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態に到達したと検知されるようになっているコネクタにおいて、
    前記第1コネクタハウジングと前記倍力部材は合成樹脂製であり、
    前記第1コネクタハウジングには、前記倍力部材の変位方向と交差する方向へ変位可能であって、前記押圧面と前記短絡部材との間に介在されることで前記押圧面からの押圧力を前記短絡部材に伝達するアーム部が形成されており、
    前記倍力部材には、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態にあるときに前記押圧面から外れた前記アーム部を係止させる係止部が形成され、
    前記アーム部と前記係止部との係止により、前記倍力部材の変位が規制されるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記アーム部は、前記短絡部材を短絡位置へ変位させるときに弾性的に撓む形態とされており、
    前記アーム部は、前記アーム部に蓄えられた弾性復元力により、前記係止部との係止位置へ弾性復帰するようになっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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