JP4382134B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レバーを回転させることによって相手コネクタとの嵌合及び嵌合の解除を行うレバー式コネクタに関する。
近年、自動車等の分野で用いられる電気コネクタでは多極化が進んでいる。そして、多極に形成された電気コネクタでは、コネクタ同士の嵌合を行う際及び嵌合を解除する際に大きな力が必要となる。このため、自動車等の分野では、レバーによる倍力効果を利用して相手コネクタとの嵌合及び嵌合の解除を行うレバー式コネクタが使用されている。
従来、レバー式コネクタとして、例えば、図13に示すものが知られている。
図13は、従来例のレバー式コネクタの断面図である。
図13に示すレバー式コネクタ100は、コンタクト(図示せず)が収容されるコネクタハウジング110と、コネクタハウジング110に収容された一対のスライダ120と、コネクタハウジング110に対して回転させることが可能なレバー130とを備えている。
コネクタハウジング110は、各スライダ120を収容するスライダ収容溝111を有している。また、コネクタハウジング110の背面側には、コネクタハウジング110に収容されたコンタクト(図示せず)から導出する電線を覆うワイヤカバー140が装着されている。
各スライダ120には、相手コネクタ200のカムピン210が挿入されるカム溝121が設けられている。また、各スライダ120には、後述するレバー130のギヤ131が嵌合するラック122が設けられている。
レバー130には、スライダ120のラック122に嵌合するギヤ131が設けられている。
そして、レバー式コネクタ100では、レバー130を回転させることによって、レバー130のギヤ131がスライダ120のラック122を駆動し、スライダ120が左右方向(図13における左右方向)に移動される。そして、スライダ120が左右方向に移動されることによって、スライダ120のカム溝121が、カム溝121に挿入された相手コネクタ200のカムピン210の引き込み又は押し出しを行う。このように、レバー式コネクタ100では、レバー130を回転させることによって、相手コネクタ200との嵌合又は嵌合の解除を行うことが可能となっている。
特開2006−331991号公報
レバー式コネクタ100を組み立てる際には、まず、スライダ120が収容された状態のコネクタハウジング110にコンタクトを収容し、その後、ワイヤカバー140及びレバー130をコネクタハウジング110に装着する。
そして、コネクタハウジング110にレバー130を装着する際には、レバー130のギヤ131の所定の歯とスライダ120のラック122の所定の歯とを正しく嵌合させる必要がある。そこで、レバー式コネクタ100では、スライダ120に設けられた凸部(図示せず)をコネクタハウジング110のスライダ収容溝111に設けられた凹部(図示せず)に嵌合させることによって、スライダ120を所定の嵌合位置で仮留めできる構成を採用している。そして、レバー式コネクタ100では、スライダ120を所定の嵌合位置で仮留めした状態でレバー130を取り付けることによって、レバー130のギヤ131とスライダ120のラック122とを正しく嵌合させることができる。
ここで、近年、レバー式コネクタでは、小型化の要請から、スライダが外観からは見えない状態でハウジング内に収容されるとともに、移動されたスライダがハウジングの外側に突出しない構成が採用されている。
しかしながら、スライダが外観からは見えないタイプのレバー式コネクタでは、ハウジング内におけるスライダの位置を外観から検知することができない。しがたって、スライダが外観からは見えないタイプのレバー式コネクタでは、搬送時の衝撃等によってハウジング内の嵌合位置で仮留めされていたスライダに位置ずれが発生した場合でも、該スライダの位置ずれを検知することができない。そして、レバー式コネクタでは、ハウジング内でスライダに位置ずれが発生している状態でレバーの装着が行われると、レバーのギヤとスライダのラックとが正しく嵌合されず、相手コネクタとの嵌合及び嵌合の解除を行うことができない。
すなわち、スライダが外観からは見えないタイプのレバー式コネクタでは、スライダの位置ずれを外観から検知することができないため、レバーを装着する際に、レバーのギヤとスライダのラックとを正しく嵌合させることができない場合があるという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ハウジング内におけるスライダの位置ずれを検知することが可能なレバー式コネクタを提供することにある。
請求項1に係るレバー式コネクタは、コンタクトが収容されるコンタクト収容孔を有し、前面側から相手コネクタに嵌合されるハウジングと、前記相手コネクタに設けられたカムピンが挿入されるカム溝を有し、前記ハウジング内に収容され、該ハウジング内を移動させることが可能なスライダと、嵌合開始位置と嵌合完了位置との間で回転させることが可能なレバーと、を備え、
前記レバーを嵌合開始位置から嵌合完了位置側に向かって回転させることによって、前記スライダが移動されて、前記カム溝が該カム溝に挿入された前記カムピンを前記ハウジングの背面側に向かって引き込み、前記レバーを嵌合完了位置に配置させることによって、前記スライダが嵌合位置に配置されて、前記相手コネクタとの嵌合が完了するレバー式コネクタであって、
前記ハウジングの前面に、前記スライダが嵌合位置に配置されているときにのみ前記カム溝と連通し、工具を挿入することによって前記ハウジングにおける前記スライダの位置ずれを検出する検査孔が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るレバー式コネクタでは、ハウジングの前面に、スライダが嵌合位置に配置されているときにのみカム溝と連通し、工具を挿入することによってハウジングにおけるスライダの位置ずれを検出する検査孔が設けられている構成によって、検査孔に工具を挿入することでスライダが嵌合位置に存在するか否かを検知することができる。そして、スライダが嵌合位置に存在することが確認された場合には、レバーを嵌合完了位置に配置した状態で装着することによって、レバーのギヤとスライダのラックとを正しく嵌合させることができる。
このように、請求項1に係るレバー式コネクタによれば、ハウジング内におけるスライダの位置ずれを検知することが可能となる。
また、請求項2に係るレバー式コネクタは、請求項1に係るレバー式コネクタにおいて、前記ハウジング及び前記スライダに、前記スライダを嵌合位置に仮留めする仮留め機構を設けたことを特徴とする。
請求項2に係るレバー式コネクタでは、スライダを嵌合位置に仮留めすることが可能となる。したがって、請求項2に係るレバー式コネクタによれば、スライダを嵌合位置に仮留めした状態のハウジングに、嵌合完了位置に配置した状態のレバーを装着することによって、レバーのギヤとスライダのラックとを正しく嵌合させることができる。
さらに、請求項3に係るレバー式コネクタは、請求項1又は2に係るレバー式コネクタにおいて、前記ハウジング及び前記スライダに、前記スライダを解除位置に仮留めする仮留め機構を設けたことを特徴とする。請求項3に係るレバー式コネクタでは、スライダを解除位置に仮留めすることが可能となる。
請求項1乃至3のうちいずれか1項に係るレバー式コネクタによれば、ハウジング内におけるスライダの位置ずれを検知することが可能となる。
次に本発明の実施形態であるレバー式コネクタを図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態であるレバー式コネクタのレバーが嵌合開始位置に配置された状態を示す斜視図である。図2は、図1に示すレバー式コネクタのレバーが嵌合完了位置に配置された状態を示す斜視図である。図3は、図1に示すレバー式コネクタのハウジングの平面図である。図4は、図3に示すハウジングの正面図である。図5は、レバー式コネクタのハウジングに嵌合される固定工具の正面図である。図6は、図5に示す固定工具の平面図である。図7は、スライダが嵌合位置にあるハウジング及び固定工具を示す斜視図である。図8は、図7に示すハウジング及び固定工具の断面図である。図9は、スライダが嵌合位置にあるハウジングに固定工具が嵌合された状態を示す斜視図である。図10は、図9に示すハウジング及び固定工具の断面図である。図11は、スライダが解除位置にあるハウジングに固定工具が嵌合された状態を示す斜視図である。図12は、図11に示すハウジング及び固定工具の断面図である。
図1及び図2に示すレバー式コネクタ1は、複数のコンタクト(図示せず)を収容するハウジング10と、ハウジング10の背面側(図1及び図2に示す上側)に取り付けられたワイヤカバー20と、ワイヤカバー20に取り付けられたレバー30とを備えている。
ハウジング10は、図3及び図4に示すように、左右方向(図3及び図4に示す左右方向)に沿って延びるように形成され、インナーハウジング10aと、インナーハウジング10aを覆うアウターハウジング10bとを有している。
インナーハウジング10aは、前後方向(図3に示す上下方向)に沿って貫通するコンタクト収容孔11を複数有している。
図2に示すように、アウターハウジング10bの上下方向(図4に示す上下方向)の両内側面には、それぞれ左右方向に沿って延びるスライダ収容溝12が設けられている。そして、図1に示すように、各スライダ収容溝12には、スライダ13が収容されている。各スライダ13は、解除位置(図12参照)と嵌合位置(図8及び図10参照)との間を左右方向に沿って自由に移動することができるようにスライダ収容溝12に収容されている。
図4に示すように、アウターハウジング10bの前面には、相手コネクタに設けられたカムピン(図示せず)が挿入されるカムピン挿入孔14が4つ設けられている。各カムピン挿入孔14は、各スライダ13が解除位置に配置されているときのみ、各スライダ13の各カム溝13aに連通するように設けられている。また、アウターハウジング10b前面には、後述する固定工具50の検査ピン51が挿入される検査孔15が2つ設けられている。各検査孔15は、各スライダ13が嵌合位置に配置されているときのみ、各スライダ13の左右方向の一端部側のカム溝13aに連通するように設けられている。アウターハウジング10bの上面及び下面には、それぞれスライダ13の凸部13cが嵌合する第一仮留め孔18及び第二仮留め孔19が設けられている。各第一仮留め孔18は、各スライダ13が解除位置にあるときに、各スライダ13の凸部13cが嵌合するように設けられている。各第二仮留め孔19は、各スライダ13が嵌合位置にあるときに、各スライダ13の凸部13cが嵌合するように設けられている。
各スライダ13(図8参照)は、平板状に形成され、左右方向に沿って延びている。各スライダ13の内面には、相手コネクタに設けられたカムピンの引き込み及び押し出しを行うカム溝13aが左右方向に沿って2つ設けられている。また、各スライダ13の背面側には、レバー30のギヤ32bが嵌合されるラック13b(図8参照)が設けられている。各スライダ13の左右方向の他端部には、スライダ13を解除位置又は嵌合位置で仮留めするための凸部13cが設けられている。各スライダ13は、凸部13cがアウターハウジング10bの第一仮留め孔18に嵌合することによって、解除位置に仮留めされる。また、各スライダ13は、凸部13cがアウターハウジング10bの第二仮留め孔19に嵌合することによって、嵌合位置に仮留めされる。
レバー30は、図1及び図2に示すように、一対の側板32及びこれら両側板32の一端を互いに連結する連結部33を有している。両側板32の他端部には、それぞれワイヤカバー20の軸部21が嵌合される軸受孔32aが設けられている。また、両側板32の他端部の軸受孔32aの周りには、それぞれハウジング10のラック13bに嵌合するギヤ32bが設けられている。
ワイヤカバー20は、図1及び図2に示すように、ハウジング10に収容されたコンタクトに接続されている電線(図示せず)を覆うようにほぼ箱形に形成されている。ワイヤカバー20の上面及び下面の前端部には、それぞれレバー30の軸受孔32aに嵌合する軸部21が設けられている。
ワイヤカバー20の左右方向の一方側には、第一抑止部22が設けられている。また、ワイヤカバー20の左右方向の他方側には、第二抑止部23が設けられている。第一抑止部22は、嵌合開始位置(図1参照)に配置されたレバー30がそれ以上左右方向の一方側へ回転されることを抑止する。第二抑止部23は、嵌合完了位置(図2参照)に配置されたレバー30がそれ以上左右方向の他方側へ回転されることを抑止する。ワイヤカバー20の左右方向の他端部には、ハウジング10に収容されたコンタクトに接続されている電線を束ねた状態で導出させる電線引出口24が設けられている。
ワイヤカバー20の背面には、嵌合完了位置に配置されたレバー30の左右方向の一方側への回転を阻止するロック部材27が設けられている。ロック部材27は、片持ち梁の板ばね状に形成され、嵌合完了位置に配置されたレバー30の連結部33の側面を係止することによってレバー30の左右方向の一方側への回転を阻止する。ワイヤカバー20の上面及び下面の一端部には、それぞれ嵌合開始位置に配置されたレバー30の左右方向の他方側への回転を阻止するロック用凸部28が設けられている。各ロック用凸部28は、嵌合開始位置に配置されたレバー30の各側板32の側面を係止することによって、レバー30の左右方向の他方側への回転を阻止する。
次に、レバー式コネクタ1の組み立てを行う際に使用する固定工具50について説明する。
固定工具50は、図5及び図6に示すように、ハウジング10のインナーハウジング10aとアウターハウジング10bとの間に挿入され、インナーハウジング10aを取り囲むフード部52を有している。フード部52は、前面側が開口する筒状に形成されている。フード部52の上面及び下面には、それぞれアウターハウジング10bの各検査孔15に挿入される検査ピン51が設けられている。
次に、レバー式コネクタ1の組み立て方法について説明する。
レバー式コネクタ1の組み立て工程には、スライダ13が収容された状態のハウジング10及びレバー30が取り付けられた状態のワイヤカバー20が搬入される。
ワイヤカバー20は、レバー30の破損を防止するために、レバー30が嵌合完了位置に配置され、レバー30がロック部材27によって固定された状態で組み立て工程に搬入される。また、ハウジング10は、各スライダ13が嵌合位置に配置されて、各スライダ13の凸部13cが第二仮留め孔19に嵌合した状態で組み立て工程に搬入される。これにより、レバー式コネクタ1の組み立て工程では、レバー30が嵌合完了位置に配置された状態のワイヤカバー20と各スライダ13が嵌合位置に配置された状態のハウジング10とを組み合わせれば、レバー30の各ギヤ32bと各スライダ13のラック13bとが正しく嵌合されるようになっている。
ここで、レバー式コネクタ1では、ハウジング10内に収容されている各スライダ13の位置を外観からは検知することができない構成を採用している。したがって、レバー式コネクタ1では、ハウジング10の搬送時の衝撃等によってハウジング10内の嵌合位置で仮留めされていたスライダ13に位置ずれが発生した場合でも、該スライダ13の位置ずれを外観から検知することができない。
そこで、本実施の形態では、ハウジング10にコンタクトを収容する際に使用する固定工具50を用いてハウジング10におけるスライダ13の位置ずれを検出する構成を採用している。
すなわち、レバー式コネクタ1を組み立てる際には、まず、ハウジング10の複数のコンタクト収容孔11に、それぞれコンタクトを収容する。そして、ハウジング10のコンタクト収容孔11へのコンタクトの収容は、ハウジング10を固定工具50に嵌合させた状態で行う。
ハウジング10を固定工具50に嵌合させるには、図7及び図8に示すように、ハウジング10の前面と固定工具50の枠状のフード部(嵌合部)52の前面とを互いに向き合わせた状態で配置する。
そして、図9及び図10に示すように、ハウジング10のインナーハウジング10aを、固定工具50のフード部52の内側に挿入する。ここで、図10に示すように、各スライダ13がハウジング10の嵌合位置にある場合には、アウターハウジング10bの各検査孔15が、各スライダ13の左右方向の一端部側のカム溝13aに連通する。したがって、固定工具50の各検査ピン51が、アウターハウジング10bの各検査孔15を介して各スライダ13の左右方向の一端部側のカム溝13a内に挿入される。これによって、固定工具50へのハウジング10の嵌合が正しく完了する。
一方、図11及び図12に示すように、両スライダ13のうち少なくとも一方がハウジング10の嵌合位置にない場合(図11及び図12では、両スライダ13がハウジング10の解除位置にある場合を示す)には、嵌合位置にないスライダ13の左右方向の一端部側のカム溝13aとアウターハウジング10bの検査孔15とが連通していない状態となる。したがって、固定工具50の検査ピン51の先端がスライダ13の前端に接触してカム溝13a内に挿入されないため、固定工具50へのハウジング10の嵌合を正しく行うことができない。
このように、レバー式コネクタ1によれば、ハウジング10を固定工具50に嵌合させる際に、ハウジング10内におけるスライダ13の位置ずれを検知することが可能となる。
次に、固定工具50に正しく嵌合されたハウジング10の複数のコンタクト収容孔11に、それぞれコンタクトを収容する。
そして、複数のコンタクトが収容されたハウジング10に、レバー30が装着された状態のワイヤカバー20を取り付ける。この場合、上述したように、ワイヤカバー20では、レバー30が嵌合完了位置に配置され、レバー30がロック部材27によって固定された状態となっている。また、固定工具50に正しく嵌合されたハウジング10では、各スライダ13が嵌合位置に配置されて、各スライダ13の凸部13cが第二仮留め孔19に嵌合した状態となっている。したがって、レバー30が嵌合完了位置に配置された状態のワイヤカバー20と各スライダ13が嵌合位置に配置された状態のハウジング10とを組み合わせることにより、レバー30の各ギヤ32bと各スライダ13のラック13bとが正しく嵌合される。なお、ハウジング10へのワイヤカバー20の取り付けが完了した状態では、ハウジング10に収容された複数のコンタクトに接続されている電線が、束ねられた状態でワイヤカバー20の電線引出口24から導出される。
これにより、図2に示すように、ワイヤカバー20がハウジング10に取り付けられ、レバー式コネクタ1の組み立てが完了する。
そして、組み立てが完了したレバー式コネクタ1は、通電検査等が行われた後に、固定工具50から取り外される。
次に、レバー式コネクタ1の作用について説明する。
レバー式コネクタ1では、ハウジング10に対してレバー30を回転させることによって、レバー30のギヤ32bがスライダ13のラック13bを駆動し、スライダ13が左右方向に沿って移動される。そして、レバー30を嵌合開始位置側(左右方向の一方側)に向かって回転させると、スライダ13が解除位置側に向かって移動される。また、レバー30を嵌合完了位置側(左右方向の他方側)に向かって回転させると、スライダ13が嵌合位置側に向かって移動される。そして、レバー30が嵌合開始位置に配置されているときには、スライダ13は解除位置に配置される。また、レバー30が嵌合完了位置に配置されているときには、スライダ13は嵌合位置に配置される。
レバー式コネクタ1と相手コネクタとの嵌合を行う際には、まず、レバー30を嵌合開始位置に配置する。レバー30が嵌合開始位置に配置された状態のレバー式コネクタ1では、スライダ13が解除位置に配置されることによって、アウターハウジング10bの各カムピン挿入孔14が、各スライダ13の各カム溝13aに連通する。
そして、レバー30が嵌合開始位置に配置された状態で、相手コネクタの各カムピンをアウターハウジング10bの各カムピン挿入孔14を介して各スライダ13の各カム溝13a内に挿入して、レバー式コネクタ1と相手コネクタとを仮嵌合する。
次に、ワイヤカバー20のロック用凸部28によるレバー30のロックを解除し、嵌合開始位置に配置されているレバー30を、嵌合完了位置側に向かって回転させる。レバー30を嵌合完了位置側に向かって回転させると、スライダ13が嵌合位置側に向かって移動されることによって、スライダ13の複数のカム溝13aが、それぞれ相手コネクタに設けられたカムピンを背面側に向かって引き込んでいく。これにより、レバー式コネクタ1のインナーハウジング10aに収容されている複数のコンタクトが、それぞれ相手コネクタに収容されているコンタクトに嵌合される。
そして、レバー30を嵌合完了位置に配置されることによって、スライダ13が嵌合位置に配置され、レバー式コネクタ1と相手コネクタとの嵌合が完了する。なお、嵌合完了位置に配置されたレバー30は、ワイヤカバー20のロック部材27によって嵌合開始位置側への回転が阻止された状態となっている。
一方、レバー式コネクタ1と相手コネクタとの嵌合を解除する際には、ワイヤカバー20のロック部材27によるレバー30のロックを解除し、嵌合完了位置に配置されているレバー30を、嵌合開始位置側に向かって回転させる。レバー30を嵌合開始位置側に向かって回転させると、スライダ13が解除位置側に向かって移動されることによって、スライダ13の複数のカム溝13aが、それぞれ相手コネクタに設けられたカムピンを前面側に向かって押し出していく。これにより、レバー式コネクタ1のインナーハウジング10aに収容されているコンタクトと相手コネクタに収容されているコンタクトとの嵌合が解除される。
そして、レバー30を嵌合開始位置まで回転させると、レバー式コネクタ1と相手コネクタとの嵌合の解除が完了する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記実施の形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施の形態では、固定工具50によってスライダ13の位置ずれを検知する構成を採用しているが、検知用のピン等をアウターハウジング10bの検査孔15に挿入することによってスライダ13の位置ずれを検知する構成でも構わない。
本発明の実施形態であるレバー式コネクタのレバーが嵌合開始位置に配置された状態を示す斜視図である。 図1に示すレバー式コネクタのレバーが嵌合完了位置に配置された状態を示す斜視図である。 図1に示すレバー式コネクタのハウジングの平面図である。 図3に示すハウジングの正面図である。 レバー式コネクタのハウジングに嵌合される固定工具の正面図である。 図5に示す固定工具の平面図である。 スライダが嵌合位置にあるハウジング及び固定工具を示す斜視図である。 図7に示すハウジング及び固定工具の断面図である。 スライダが嵌合位置にあるハウジングに固定工具が嵌合された状態を示す斜視図である。 図9に示すハウジング及び固定工具の断面図である。 スライダが解除位置にあるハウジングに固定工具が嵌合された状態を示す斜視図である。 図11に示すハウジング及び固定工具の断面図である。 従来のレバー式コネクタの断面図である。
符号の説明
1 レバー式コネクタ
10 ハウジング
10a インナーハウジング
10b アウターハウジング
11 コンタクト収容孔
12 スライダ収容溝
13 スライダ
13a カム溝
13b ラック
13c 凸部(仮留め機構)
14 カムピン挿入孔
15 検査孔
18 第一仮留め孔(仮留め機構)
19 第二仮留め孔(仮留め機構)
20 ワイヤカバー
21 軸部
22 第一抑止部
23 第二抑止部
24 電線引出口
27 ロック部材
28 ロック用凸部
30 レバー
32 側板
32a 軸受孔
32b ギヤ
33 連結部
50 固定工具
51 検査ピン
52 フード部

Claims (3)

  1. コンタクトが収容されるコンタクト収容孔を有し、前面側から相手コネクタに嵌合されるハウジングと、
    前記相手コネクタに設けられたカムピンが挿入されるカム溝を有し、前記ハウジング内に収容され、該ハウジング内を移動させることが可能なスライダと、
    嵌合開始位置と嵌合完了位置との間で回転させることが可能なレバーと、
    を備え、
    前記レバーを嵌合開始位置から嵌合完了位置側に向かって回転させることによって、前記スライダが移動されて、前記カム溝が該カム溝に挿入された前記カムピンを前記ハウジングの背面側に向かって引き込み、
    前記レバーを嵌合完了位置に配置させることによって、前記スライダが嵌合位置に配置されて、前記相手コネクタとの嵌合が完了するレバー式コネクタであって、
    前記ハウジングの前面に、前記スライダが嵌合位置に配置されているときにのみ前記カム溝と連通し、工具を挿入することによって前記ハウジングにおける前記スライダの位置ずれを検出する検査孔が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記ハウジング及び前記スライダに、前記スライダを嵌合位置に仮留めする仮留め機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記ハウジング及び前記スライダに、前記スライダを解除位置に仮留めする仮留め機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
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