JP2020027783A - レバー式コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】支持軸及びレバーの破損を確実に防止することができるレバー式コネクタを提供する。【解決手段】相手側コネクタ５０のハウジング５１に嵌合・離脱されるハウジング２１と、このハウジング２１に回動自在に支持されると共にスライド自在に支持され、回動動作によって両ハウジング２１，５１を嵌合・離脱させるレバー３０と、ハウジング２１の後面２２ｃ側を覆うように装着される電線カバーと、を備え、ハウジング２１に支持軸２４を設け、レバー３０に支持軸２４が摺動する軸摺動溝３４を有した軸受部３３を設け、レバー３０にカムフォロア３５を設け、相手側コネクタ５０にカムフォロア３５が係合するカム溝６３を設け、ハウジング２１にガイド突起２６を設け、レバー３０にガイド突起２６が係合するガイド溝３６を設け、ガイド突起２６をレバー３０の回動時において支持軸２４側よりもレバー３０の操作部３１側に設けた。【選択図】図２

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。

この種のレバー式コネクタとして、特許文献１に開示されたものがある。

このレバー式コネクタ１は、図１４に示すように、前側にフード部を有すると共に、両側面２ａに支持軸３を有した雄ハウジング２と、この雄ハウジング２のフード部に外嵌される角筒形の嵌合筒部５ａを有し、この嵌合筒部５ａの両側面５ｂにカムピン６を突設させた雌ハウジング５と、操作部７ａの両端から延設された一対のアーム部７ｂに支持軸３に嵌合されるガイド溝８ａを形成した軸受孔８と、カムピン６が係合されるカム溝９と、を有したレバー７と、を備えている。

そして、操作部７ａの押圧操作により、レバー７を回動させると、レバー７のガイド溝８ａとカム溝９が支持軸３とカムピン６に沿ってスライド移動し、操作部７ａの回動操作力Ｆ１が支持軸３を中心とするテコ作用によりカム溝９とカムピン６との係合部へ増幅されて伝達され、カム作用により雄雌両ハウジング２，５が引き込まれ、レバー７が回動完了位置に達すると、図１４に示すように、雄雌両ハウジング２，５が正規嵌合状態となる。

特開平１１−３７４３号公報 特開２０１３−１３４８１０号公報

しかしながら、前記従来のレバー式コネクタ１では、レバー７の操作部７ａから離れた位置にスライド移動時の支持軸３とカムピン６があり、また、支持軸３からの操作部７ａとカムピン６までの距離の差が大きいため、レバー７をガイド溝８ａとカム溝９に対し傾けてスライド移動させた際にテコ比が働き、レバー操作力Ｆ１以上の荷重Ｆ２がカム溝９のカムピン６の当接部に加わり、支持軸３またはレバー７を破損させる恐れがある。

そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、支持軸及びレバーの破損を確実に防止することができるレバー式コネクタを提供することを目的とする。

本発明は、レバー式コネクタであって、相手側コネクタのハウジングに嵌合・離脱されるハウジングと、前記ハウジングに回動自在に支持されると共にスライド自在に支持され、回動動作によって前記両ハウジングを嵌合・離脱させるレバーと、前記ハウジングの後面側を覆うように装着される電線カバーと、を備え、前記ハウジングと前記レバーのいずれか一方に支持軸を、他方に前記支持軸が摺動する軸摺動溝を有した軸受部を設け、前記レバーと前記相手側コネクタのいずれか一方にカムフォロアを、他方に前記カムフォロアが係合するカム溝を設け、前記レバーと前記ハウジング或いは前記電線カバーのいずれか一方にガイド突起を、他方に前記ガイド突起が係合するガイド溝を設け、前記ガイド突起を前記レバーの回動時において前記支持軸側よりも該レバーの操作部側に設けたことを特徴とする。

本発明によれば、ガイド突起をレバーの操作部側に設けたことにより、レバーをスライド方向に対して傾く方向へスライドさせたとしても、てこ比抑制により支持軸及びレバーの破損を確実に防止することができる。また、ガイド突起をレバーの操作部側に設けているため、てこ比抑制によりガイド突起の小型化及び軽量化を図ることができる。

本発明の一実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。 上記レバー式コネクタの分解斜視図である。 上記レバー式コネクタの雄ハウジングの斜視図である。 上記レバー式コネクタのレバーの斜視図である。 上記レバーの仮係止状態を示す側面図である。 図５中Ｙ−Ｙ線に沿う断面図である。 上記レバーの本係止状態を示す側面図である。 図７中Ｘ−Ｘ線に沿う断面図である。 （ａ）〜（ｅ）は上記レバー式コネクタを車体パネルに取り付ける手順を示す斜視図である。 上記レバーがスライドする前の車体パネルの取付孔とレバーの位置関係を示す側面図である。 上記レバーがスライドして車体パネルの取付孔に取り付けられる途中の状態を示す側面図である。 （ａ）〜（ｃ）は上記レバー式コネクタの両ハウジングを離脱させる手順を示す側面図である。 上記レバー式コネクタが車体パネルに取り付けられた状態を一部断面で示す側面図である。 従来のレバー式コネクタの正規嵌合した状態を示す側面図である。

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。

図１は本発明の一実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図、図２はレバー式コネクタの分解斜視図、図３はレバー式コネクタの雄ハウジングの斜視図、図４はレバー式コネクタのレバーの斜視図、図５はレバーの仮係止状態を示す側面図、図６は図５中Ｙ−Ｙ線に沿う断面図、図７はレバーの本係止状態を示す側面図、図８は図７中Ｘ−Ｘ線に沿う断面図、図９（ａ）〜図９（ｅ）はレバー式コネクタを車体パネルに取り付ける手順を示す斜視図、図１０はレバーがスライドする前の車体パネルの取付孔とレバーの位置関係を示す側面図、図１１はレバーがスライドして車体パネルの取付孔に取り付けられる途中の状態を示す側面図、図１２（ａ）〜図１２（ｃ）はレバー式コネクタの両ハウジングを離脱させる手順を示す側面図、図１３はレバー式コネクタが車体パネルに取り付けられた状態を一部断面で示す側面図である。

図１及び図１３に示すように、レバー式コネクタ１０は、車体パネル１１側の雄コネクタ２０と、ドア１２側の雌コネクタ（相手側コネクタ）５０とで構成されている。

図２に示すように、雄コネクタ２０は、複数の雄端子（端子）２９を収容し、雌コネクタ５０の雌ハウジング（相手側コネクタのハウジング）５１に嵌合・離脱される合成樹脂製の雄ハウジング（ハウジング）２１と、この雄ハウジング２１に支持軸２４を介して回動自在に支持されると共にスライド自在に支持され、回動動作によって雄雌両ハウジング２１，５１を嵌合・離脱させる合成樹脂製のレバー３０と、雄ハウジング２１の後面２２ｃ側を覆うように装着される合成樹脂製の電線カバー４０と、を備えている。

また、雌コネクタ５０は、複数の雌端子（端子）５９を収容し、雄コネクタ２０の雄ハウジング２１に嵌合・離脱される合成樹脂製の雌ハウジング５１と、この雌ハウジング５１の外周に嵌め込まれ、車体パネル１１の取付孔１１ａに係止される合成樹脂製で矩形枠筒状のフレーム６０と、このフレーム６０のフランジ部６２に装着されるゴム製のグロメット６５と、を備えている。

図２及び図３に示すように、雄ハウジング２１は、雄端子２９が収容される端子収容孔２２ｄを有した矩形ブロック状のハウジング本体２２と、このハウジング本体２２の前側に一体突出形成され、内部に雌ハウジング５１が嵌め込まれるフード部２３と、を有している。このハウジング本体２２の両側面２２ａ，２２ａの中央のフード部２３との境目には、嵌合方向に垂直な方向に延びる支持軸２４をそれぞれ一体突出形成してある。

また、ハウジング本体２２の一側面２２ａには開口部２２ｂを形成してある。この開口部２２ｂには、雄端子２９を係止するサイドリテーナ２５が嵌め込まれるようになっている。さらに、ハウジング本体２２の両側面２２ａ，２２ａの後面２２ｃ側で後述するレバー３０の操作部３１寄りの位置には、ガイド突起２６をそれぞれ一体突出形成してある。即ち、このガイド突起２６は、レバー３０の回動時において、図１２（ｃ）に示すように、支持軸２４側よりもレバー３０の操作部３１側に設けられている。また、各ガイド突起２６の頂部２６ａは、後述するレバー３０の摺動部３７及び当接部３８より垂直方向の内側にくるように設定してある。

さらに、フード部２３とハウジング本体２２の両側面２２ａ，２２ａの後述するレバー３０の係止アーム(係止部)３９の突起部３９ａの回動軌跡上に対応する位置には、仮係止凹部（被仮係止部）２７と本係止凹部（被本係止部）２８をそれぞれ形成してある。尚、ハウジング本体２２の両側面２２ａ，２２ａの各本係止凹部２８寄りの位置には、ハウジング本体２２の後面２２ｃ側を覆うように装着された電線カバー４０の係止突起４１に係止されてロックする枠状のロック部２２ｆを一体突出形成してある。

図１、図２、図４に示すように、レバー３０は、操作部３１と、この操作部３１の両側から延びる一対のアーム部３２，３２と、を備えている。

レバー３０の操作部３１の電線カバー４０側には、テーパ部３１ａを形成してある。そして、図１０に示すように、雄雌両ハウジング２１，５１を嵌合させた後で、車体パネル１１の取付孔１１ａに組み付ける際に、図１１に示すように、テーパ部３１ａが取付孔１１ａの端面に押されてレバー３０を正規位置までスライドさせるようにしてある。即ち、レバー３０のスライドの可否により雄雌両ハウジング２１，５１の車体パネル１１への組付可能状態が検知されるようにしてある。

図１、図２、図４に示すように、レバー３０のアーム部３２の中央には、支持軸２４が摺動する軸摺動溝３４を有した軸受孔（軸受部）３３を形成してある。また、アーム部３２には、ピン状のカムフォロア３５を一体突出形成してある。さらに、アーム部３２の操作部３１と軸受孔３３の間には、ガイド突起２６が係合する円弧状のガイド溝３６を形成してある。このガイド溝３６は、支持軸２４を中心とする細長い円弧状に形成してあり、その開放端側にはガイド突起２６を案内する拾いテーパ３６ａを形成してある。

また、図４に示すように、レバー３０のアーム部３２には、レバー３０の回動後にガイド突起２６がスライド方向に摺動する摺動部３７を設けてある。この摺動部３７は、内側が凹んだレール状に形成されている。さらに、アーム部３２には、レバー３０の回動後のスライド終端でガイド突起２６が当接する当接部３８を設けてある。そして、レバー３０の回動動作によって雄雌両ハウジング２１，５１が嵌合した後で、ガイド突起２６が摺動部３７に沿って当接部３８に当たるまで摺動することにより、レバー３０が雄ハウジング２１に対してスライドするようになっている。

さらに、レバー３０のアーム部３２の先端の外側には、嵌合方向と垂直な方向に弾性変形する係止アーム（係止部）３９を一体形成してあり、この係止アーム３９の突起部３９ａが仮係止凹部２７と本係止凹部２８に係止・離脱されるようになっている。即ち、係止アーム３９は、仮係止凹部２７と本係止凹部２８との係止・離脱に兼用されている。

図２に示すように、雌ハウジング５１は、雌端子５９が収容される端子収容室５２を有した矩形ブロック状に形成されており、その両側面５１ａ，５１ａの雄ハウジング２１の両側面２２ａ，２２ａの各仮係止凹部２７に対向する位置には、レバー３０の係止アーム３９の突起部３９ａと仮係止凹部２７との仮係止状態を解除する解除突起（解除部）５３をそれぞれ一体突出形成してある。

また、雌ハウジング５１の一側面５１ａには開口部５４を形成してある。この開口部５４には、雌端子５９を係止するサイドリテーナ５５が嵌め込まれるようになっている。

フレーム６０は、上面側が開口した四角筒状のフレーム本体６１と、このフレーム本体６１に一体形成された枠板状のフランジ部６２とを有している。

フレーム本体６１の両側壁６１ａ，６１ａには、レバー３０のカムフォロア３５が係合するカム溝６３をそれぞれ形成してある。また、フレーム本体６１の両側壁６１ａ，６１ａのフランジ部６２寄りの位置には、車体パネル１１の取付孔１１ａに係止される弾性変形可能なパネル係止アーム６４をそれぞれ一体形成してある。そして、このパネル係止アーム６４の突起部６４ａとフランジ部６２との間で車体パネル１１の取付孔１１ａの周縁部が係止されるようになっている。さらに、フランジ部６２には、グロメット６５の凹溝状の止水部６６が嵌め込まれるようになっている。

尚、図２及び図１３に示すように、雄端子２９には電線２９Ａが接続されていて、複数の電線２９Ａの束によりワイヤハーネスＷ／Ｈが構成されている。また、雌端子５９には電線５９Ａが接続されていて、複数の電線５９Ａの束によりワイヤハーネスＷ／Ｈが構成されている。

以上実施形態のレバー式コネクタ１０によれば、車体パネル１１の取付孔１１ａにレバー式コネクタ１０を組み付ける際に、まず、図９（ａ）の矢印Ａで示すように、ドアパネル１３の貫通孔１３ａにフレーム６０にグロメット６５を装着した雌コネクタ５０を貫通させる。また、図９（ｂ）の矢印Ｂで示すように、車体パネル１１の取付孔１１ａにはレバー３０が仮係止状態の雄コネクタ２０を貫通させる。このレバー３０が雄ハウジング２１に対して仮係止状態にある場合は、図５及び図６に示すように、レバー３０の係止アーム３９の突起部３９ａが雄ハウジング２１の仮係止凹部２７に仮係止されていて、レバー３０を雄雌両ハウジング２１，５１の嵌合方向へ回転できない。この状態より、雌ハウジング５１を雄ハウジング２１のフード部２３内に押し込んで行くと、雌ハウジング５１の解除突起５３がレバー３０の係止アーム３９を外側に弾性変形させることにより、雄ハウジング２１の仮係止凹部２７とレバー３０の係止アーム３９の突起部３９ａの仮係止状態が解除され、レバー３０を雄雌両ハウジング２１，５１の嵌合方向へ回転できるようになる。

次に、図９（ｃ）に示すように、雄コネクタ２０の雄ハウジング２１と雌コネクタ５０の雌ハウジング５１とを向き合わせ、レバー３０のカムフォロア３５を雌コネクタ５０のフレーム６０のカム溝６３に内側より挿入して係合させる。

そして、図９（ｄ）の矢印Ｃで示すように、レバー３０を回転させ、雄コネクタ２０の雄ハウジング２１と雌コネクタ５０の雌ハウジング５１の嵌合を完了させる。

その際、雄ハウジング２１の支持軸２４にレバー３０の軸受孔３３が摺接した状態で、雄ハウジング２１のガイド突起２６にレバー３０の円弧状のガイド溝３６が沿って移動することによりレバー３０が回転する。このレバー３０の回転が終了すると、雄ハウジング２１のガイド突起２６がレバー３０の円弧状のガイド溝３６の開放端の拾いテーパ３６ａから外れることで、レバー３０が雄ハウジング２１に対してスライド可能な状態となる。

その後、図９（ｄ）の矢印Ｄで示すように、レバー３０の操作部３１を押し込むことで、レバー３０を雄ハウジング２１のガイド突起２６に沿わせてスライドさせ、図７及び図８に示すように、レバー３０の係止アーム３９の突起部３９ａを雄ハウジング２１の本係止凹部２８に係止させる。このレバー３０のスライド時に、雄ハウジング２１の支持軸２４にレバー３０の軸摺動溝３４側が摺接する。

レバー３０を雄ハウジング２１のガイド突起２６に沿わせてスライドさせる際に、図１２（ｂ）に示すように、雄ハウジング２１のガイド突起２６がレバー３０の操作部３１のテーパ部３１ａ側の近傍（付近）に設けられているため、レバー３０を軸摺動溝３４と円弧状のガイド溝３６に対して傾く方向へスライドさせたとしても、てこ比抑制により雄ハウジング２１の支持軸２４及びレバー３０の破損を確実に防止することができる。また、ガイド突起２６を操作部３１側の近傍に設け、レバー３０の回転用とスライド用として兼用（共用）しているため、てこ比抑制によりガイド突起２６の小型化及び軽量化を図ることができる。さらに、ガイド突起２６の頂部２６ａをレバー３０の摺動部３７及び当接部３８より垂直方向の内側にくるように設定して、アーム部３２から外側へ突出しないため、後述するレバー３０による車体組付け時のガイド突起２６の破損も確実に防止することができる。

そして、図９（ｅ）の矢印Ｅで示すように、レバー３０の操作部３１による操作を完了した雌コネクタ５０を車体パネル１１の取付孔１１ａに押し込み、雌コネクタ５０のフレーム６０に設けたパネル係止アーム６４の突起部６４ａを車体パネル１１の取付孔１１ａの周縁部に係止させ、グロメット６５の止水部６６を車体パネル１１に押し付けた状態を保持し、車体パネル１１の取付孔１１ａからの水の浸入を防止する。

図１０及び図１１に示すように、嵌合が完全の嵌合済みの雄雌両ハウジング２１，５１を車体パネル１１に押し込んで取付孔１１ａに組み付ける際に、レバー３０が雄ハウジング２１の正規位置（雄ハウジング２１のガイド突起２６にレバー３０のアーム部３２の当接部３８が当たる位置）までスライドしていない場合（僅かにレバー３０のスライド移動量が不足している場合も含む）は、レバー３０の操作部３１のテーパ部３１ａが取付孔１１ａの縁端面に押されてレバー３０が正規位置まで強制的にスライド移動する。よって、図９（ｅ）及び図１１に示すように、レバー３０を雄ハウジング２１の正規位置までスライド移動させることで、嵌合が完全の嵌合済みの雄雌両ハウジング２１，５１のみを車体パネル１１に簡単かつ確実に組み付けることができ、正規位置までスライド移動していない場合は、車体パネル１１への組み付けができないことで異常を検知することができる。このように、レバー３０のスライド移動の可否、即ち、車体パネル１１のレバー３０の位置検出により、レバー式コネクタ１０の車体パネル１１の取付孔１１ａへの組付可能状態を簡単かつ確実に検知することができる。

図１２（ａ）〜（ｂ）に示すように、嵌合している雄コネクタ２０の雄ハウジング２１と雌コネクタ５０の雌ハウジング５１を離脱させる場合は、図１２（ａ）に示すように、雄雌両ハウジング２１，５１の離脱前のレバー３０のスライド前状態から、図１２（ｂ）で矢印Ｆに示すように、レバー３０をスライドできる位置まで移動させることで、雄ハウジング２１のガイド突起２６をレバー３０の円弧状のガイド溝３６の開放端の拾いテーパ３６ａから収容することができ、その後で、図１２（ｃ）で矢印Ｇに示すように、レバー３０を雄ハウジング２１に対してスムーズに回転させることができ、雄雌両ハウジング２１，５１を離脱できる。この雄雌両ハウジング２１，５１の離脱際にも前述した嵌合の際のレバー３０の回転とスライド時と同様に、雄ハウジング２１の支持軸２４とガイド突起２６及びレバー３０の破損を確実に防止することができる。

このように、雄コネクタ２０の雄ハウジング２１と雌コネクタ５０の雌ハウジング５１を嵌合・離脱させる際に、レバー３０の係止アーム３９を雄ハウジング２１の仮係止凹部２７と本係止凹部２８とにそれぞれ係止・離脱させて兼用し、レバー３０側に仮係止と本係止それぞれ専用の係止アームを必要としないため、係止アーム３９をレバー３０の一対のアーム部３２，３２に従来のように複数箇所設けることによるレバー３０の強度低下、及び、レバー３０の大型化を回避することができる。よって、コネクタ全体が大型化せずに、より極数（端子数）が多いレバー式コネクタ１０の嵌合力の低減が可能となる。

尚、前記実施形態によれば、雄ハウジングに支持軸を設け、レバーに支持軸が摺動する軸摺動溝を有した軸受部を設けたが、レバーに支持軸を設け、雄ハウジングに支持軸が摺動する軸摺動溝を有した軸受部を設けても良い。

また、前記実施形態によれば、レバーにカムフォロアを設け、雌コネクタのフレームにカムフォロアが係合するカム溝を設けたが、雌コネクタのフレーム或いは雌ハウジングにカムフォロアを設け、レバーにカムフォロアが係合するカム溝を設けても良い。

さらに、前記実施形態によれば、雄ハウジングにガイド突起を設け、レバーにガイド突起が係合するガイド溝を設けたが、レバーにガイド突起を設け、雄ハウジング或いは電線カバーにガイド突起が係合するガイド溝を設けても良い。

さらに、前記実施形態によれば、雌コネクタを雌ハウジングと車体パネルに取り付けられるフランジ部及びパネル係止アームを有したフレームで構成し、フレームにカム溝を形成したが、雌コネクタを車体パネルに取り付けられるフランジ部及びパネル係止アームを有した雌ハウジングで構成し、雌ハウジングにカム溝を形成するようにしても良い。

１０ レバー式コネクタ
２１ 雄ハウジング（ハウジング）
２２ｃ 後面
２４ 支持軸
２６ ガイド突起
２６ａ 頂部
３０ レバー
３３ 軸受孔（軸受部）
３４ 軸摺動溝
３５ カムフォロア
３６ ガイド溝
３７ 摺動部
３８ 当接部
４０ 電線カバー
５０ 雌コネクタ（相手側コネクタ）
５１ 雌ハウジング（相手側コネクタのハウジング）
６３ カム溝

Claims (4)

1. 相手側コネクタのハウジングに嵌合・離脱されるハウジングと、
   前記ハウジングに回動自在に支持されると共にスライド自在に支持され、回動動作によって前記両ハウジングを嵌合・離脱させるレバーと、
   前記ハウジングの後面側を覆うように装着される電線カバーと、
   を備え、
   前記ハウジングと前記レバーのいずれか一方に支持軸を、他方に前記支持軸が摺動する軸摺動溝を有した軸受部を設け、
   前記レバーと前記相手側コネクタのいずれか一方にカムフォロアを、他方に前記カムフォロアが係合するカム溝を設け、
   前記レバーと前記ハウジング或いは前記電線カバーのいずれか一方にガイド突起を、他方に前記ガイド突起が係合するガイド溝を設け、
   前記ガイド突起を前記レバーの回動時において前記支持軸側よりも該レバーの操作部側に設けたことを特徴とするレバー式コネクタ。
2. 請求項１記載のレバー式コネクタであって、
   前記レバーの回動後に前記ガイド突起がスライド方向に摺動する摺動部を前記レバーと前記ハウジング或いは前記電線カバーのいずれかに設けたことを特徴とするレバー式コネクタ。
3. 請求項２記載のレバー式コネクタであって、
   前記レバーの回動後のスライド終端で前記ガイド突起が当接する当接部を前記レバーと前記ハウジング或いは前記電線カバーのいずれかに設け、
   前記ガイド突起の頂部を前記摺動部及び前記当接部より垂直方向の内側に設定したことを特徴とするレバー式コネクタ。
4. 請求項１記載のレバー式コネクタであって、
   前記ガイド溝を前記支持軸を中心とする円弧状に設けたことを特徴とするレバー式コネクタ。

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