JP2009272046A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Yusuke Saneto
雄介 實藤
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Abstract

【課題】ロック部材によるレバーの係止の解除性を向上させることが可能なレバー式コネクタを提供する。
【解決手段】レバー式コネクタ1のワイヤカバー10の背面には、嵌合完了位置に配置されたレバー20の左右方向の一方側への回転を阻止するロック部材30が設けられている。ロック部材30は、板ばね部31と、レバー20の係止部26を係止するロック片32と、ロック片32による係止を解除する解除用凸部33とを有している。ロック片32及び解除用凸部33は、係止部26が描く円弧軌跡3の頂点4よりも前記他方側に配置されている。ロック片32は、円弧軌跡2より半径方向外側に位置するように形成されている。解除用凸部33は、ロック片32の前記一方側に配置され、ロック片32よりも後方に向かって突出するように形成され、かつ、円弧軌跡3より半径方向内側に位置するように形成されている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、レバーを回転させることによって相手コネクタとの嵌合及び嵌合の解除を行うレバー式コネクタに関する。
近年、自動車等の分野で用いられる電気コネクタでは多極化が進んでいる。そして、多極に形成された電気コネクタでは、コネクタ同士の嵌合を行う際及び嵌合を解除する際に大きな力が必要となる。このため、自動車等の分野では、レバーによる倍力効果を利用して相手コネクタとの嵌合及び嵌合の解除を行うレバー式コネクタが使用されている。
ここで、レバー式コネクタでは、小型化の要請により、嵌合完了位置に配置されたレバーを係止するためのロック部材を、ハウジングに収容されたコンタクトから導出される電線を覆うワイヤカバーに設ける構成が採用されている。
従来、ロック部材をワイヤカバーに設ける構成のレバー式コネクタとして、例えば、図11に示すものが知られている。
図11は、従来例のレバー式コネクタであり、相手コネクタとの嵌合が完了した状態を示す断面図である。
図11に示すレバー式コネクタ100は、コンタクト(図示せず)が収容されるコネクタハウジング110と、コネクタハウジング110に対して回転させることが可能なレバー120と、コネクタハウジング110に装着されたワイヤカバー130とを備えている。
コネクタハウジング110の上面及び下面には、それぞれ相手コネクタ200に設けられたカムピン210が挿入されるカムピン挿入孔111が設けられている。
レバー120の一方側の両端部には、それぞれ相手コネクタ200のカムピン210の引き込みを行うためのカム溝121が設けられている。
ワイヤカバー130は、コネクタハウジング110の背面側(図11に示す上側)に取り付けられている。ワイヤカバー130の背面には、嵌合完了位置に配置されたレバー120を係止するロック部材131が設けられている。ロック部材131は、片持ち板ばね梁状に形成された板ばね部(図示せず)と、板ばね部に設けられ、レバー120の他端部を係止するロック片132とを有している。
レバー式コネクタ100では、レバー120を回転させることによって、レバー120のカム溝121が、該カム溝121に挿入された相手コネクタ200のカムピン210の引き込みを行う。そして、図11に示すように、レバー120を嵌合完了位置に配置させることによって、レバー式コネクタ100と相手コネクタ200との嵌合が完了する。嵌合完了位置に配置されたレバー120は、該レバー120の他端部がワイヤカバー130のロック部材131のロック片132に係止されることによって、嵌合完了位置に固定される。
特開2008−27787号公報
レバー式コネクタ100の組み立て工程においては、レバー120が取り付けられた状態のワイヤカバー130及びコネクタハウジング110が搬入される。ここで、組み立て工程で搬入されるワイヤカバー130においては、レバー120の破損を防止するために、レバー120が嵌合完了位置に配置され、レバー120がロック部材131によって固定された状態となっている。
そして、レバー式コネクタ100の組み立てを行う際には、コンタクトが収容されたハウジング110に、レバー120がロック部材131によって固定された状態のワイヤカバー130が取り付けられる。
さらに、レバー式コネクタ100と相手コネクタ200との嵌合を行う際には、まず、ロック部材131によるレバー120の係止を解除して、レバー120を嵌合開始位置まで回転移動する。そして、レバー120を嵌合開始位置に配置した状態で、レバー120のカム溝121に相手コネクタ200のカムピン210を挿入して、レバー式コネクタ100と相手コネクタ200との仮嵌合を行う必要がある。
しかしながら、レバー式コネクタ100では、ロック部材131が板ばね部及びロック片132のみから構成されている。したがって、レバー式コネクタ100では、ロック部材131によるレバー120の係止を解除する際に、ロック片132自体を内方に向かって押し込む必要があるため、ロック部材131によるレバー120の係止の解除性が悪いという問題がある。そして、ロック部材131によるレバー120の係止の解除性が悪いと、ロック部材131によるレバー120の係止を解除する際にレバー120又はロック部材131を破損するおそれがある。
本発明は上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ロック部材によるレバーの係止の解除性を向上させることが可能なレバー式コネクタを提供することにある。
請求項1に係るレバー式コネクタは、前後方向に沿って延びるコンタクト収容孔を有するハウジングと、
前記ハウジングに対して左右方向に回転させることが可能なレバーと、
前記ハウジングの背面側に取り付けられ、前記コンタクト収容孔に収容されたコンタクトから導出する電線を収容するワイヤカバーと、
を備え、
前記レバーを左右方向の一方側に向かって回転させることによって相手コネクタとの嵌合が解除され、前記レバーを左右方向の他方側に向かって回転させて、該レバーを嵌合完了位置に配置することによって相手コネクタとの嵌合が完了するレバー式コネクタであって、
前記ワイヤカバーの背面に設けられ、嵌合完了位置に配置された前記レバーの前記一方側への回転を阻止するロック部材を備え、
前記ロック部材が、前記他方側に向かって延びる板ばね部と、該板ばね部に設けられ、前記レバーの係止部を係止するロック片と、前記板ばね部に設けられ、前記ロック片による前記係止部の係止を解除するための解除用凸部とを有し、
前記ロック片及び前記解除用凸部が、前記レバーが回転される際に前記係止部が描く円弧軌跡の前後方向の頂点よりも前記他方側に配置され、かつ、嵌合完了位置に配置された前記レバーの前記係止部の前記一方側に配置され、
前記ロック片が、前記円弧軌跡より半径方向外側に位置するように形成され、
前記解除用凸部が、前記ロック片の前記一方側に配置され、前記ロック片よりも後方に向かって突出するように形成され、かつ、前記円弧軌跡より半径方向内側に位置するように形成されていることを特徴とする。
請求項1に係るレバー式コネクタでは、ロック部材が、他方側に向かって延びる板ばね部と、板ばね部に設けられたロック片と、板ばね部のロック片の一方側に配置された解除用凸部とを有している。そして、ロック片及び解除用凸部が、レバーが回転される際に係止部が描く円弧軌跡の前後方向の頂点よりも他方側に配置されている。これにより、ロック片の一方側に配置された解除用凸部を、円弧軌跡に沿って回転移動する係止部に接触しない状態でロック片よりも後方に向かって突出するように形成することができる。
したがって、請求項1に係るレバー式コネクタでは、ロック片よりも後方に向かって突出する解除用凸部を内方に向かって押し込むことによって、ロック部材によるレバーの係止を容易に解除することが可能となる。すなわち、請求項1に係るレバー式コネクタによれば、ロック部材によるレバーの係止の解除性を向上させることが可能となる。
また、請求項1に係るレバー式コネクタでは、解除用凸部が、係止部が描く円弧軌跡より半径方向内側に位置するように形成されている。したがって、請求項1に係るレバー式コネクタでは、ロック部材よりも後方に向かって突出する解除用凸部が、レバーの回転に干渉することを防止できる。
また、請求項2に係るレバー式コネクタは、請求項1に係るレバー式コネクタにおいて、前記ワイヤカバーが、前記前記コンタクト収容孔に収容されたコンタクトから導出する電線を収容する空間である電線収容部と、前記ロック片が内方に向かって変位するための空間である変位部と、前記電線収容部及び前記変位部の間に設けられた仕切り壁とを有することを特徴とする。
請求項2に係るレバー式コネクタでは、電線収容部及び変位部の間に設けられた仕切り壁を有する構成によって、電線収容部に収容された電線がロック片の変位を阻害することを防止することが可能となる。
請求項1に係るレバー式コネクタによれば、ロック部材によるレバーの係止の解除性を向上させることが可能となる。
また、請求項2に係るレバー式コネクタによれば、さらに、電線収容部に収容された電線がロック片の変位を阻害することを防止することが可能となる。
次に本発明の実施形態であるレバー式コネクタを図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態であるレバー式コネクタが相手コネクタに嵌合した状態を示す平面図である。図2は、図1に示すレバー式コネクタのレバーの左右方向の一方側を示す斜視図である。図3は、図2に示すレバーの左右方向の他方側を示す斜視図である。図4は、図1に示すレバー式コネクタのワイヤカバーの左右方向の一方側を示す斜視図である。図5は、図4に示すワイヤカバーの左右方向の他方側を示す斜視図である。図6は、レバーが嵌合開始位置に配置された状態のレバー式コネクタの左右方向の他方側を示す側面図である。図7は、図6の7−7線に沿う断面図である。図8は、レバーが嵌合完了位置に配置された状態のレバー式コネクタの左右方向の他方側を示す側面図である。図9は、図8の9−9線に沿う断面図である。図10は、ロック部材によるレバーのロックを解除する際の状態を示す断面図である。
図1に示すレバー式コネクタ1は、複数のコンタクト(図示せず)を収容する3個のハウジング(図示せず)と、各ハウジングの背面側(図1に示す上側)に取り付けられたワイヤカバー10と、ワイヤカバー10に取り付けられたレバー20とを備えている。
ハウジングは、箱形に形成され、前後方向(図1に示す上下方向)に沿って貫通するコンタクト収容孔(図示せず)を複数有している。
レバー20は、図2及び図3に示すように、一対の側板22及びこれら両側板22の一端を互いに連結する連結部23を有している。両側板22の他端部には、それぞれワイヤカバー10の軸部11(図4参照)が嵌合される軸受孔24が設けられている。また、両側板22の他端部の軸受孔24の周りには、それぞれ相手コネクタ60(図1参照)に設けられたラック(図示せず)に嵌合するギヤ25が設けられている。図2に示すように、連結部23の内側には、ワイヤカバー10の後述するロック部材30のロック片32が係止される係止部26が設けられている。
ワイヤカバー10は、図4及び図5に示すように、箱形に形成され、左右方向(図1における左右方向)の両側面が開口している。ワイヤカバー10は、ハウジングに収容されたコンタクトから導出する電線2(図1参照)を収容する。
ワイヤカバー10の上面10a及び下面10bには、それぞれレバー20の軸受孔24に嵌合する軸部11が設けられている。ワイヤカバー10の上面10a及び下面10bの左右方向の一方側には、それぞれ第一抑止部12が設けられている。また、ワイヤカバー10の上面10a及び下面10bの左右方向の他方側には、それぞれ第二抑止部13が設けられている。各第一抑止部12は、嵌合開始位置(図7参照)に配置されたレバー20の側板22の側面に接触することによって、レバー20がそれ以上左右方向の一方側へ回転されることを抑止する。各第二抑止部13は、嵌合完了位置(図1、図8及び図9参照)に配置されたレバー20の側板22の側面に接触することによって、レバー20がそれ以上左右方向の他方側へ回転されることを抑止する。
図4から図9に示すように、ワイヤカバー10の背面には、嵌合完了位置に配置されたレバー20の左右方向の一方側への回転を阻止するロック部材30が設けられている。ロック部材30は、板ばね部31と、板ばね部31に設けられたロック片32及び解除用凸部33とを有している。
板ばね部31は、図7及び図9に示すように、片持ち梁の板ばね状に形成され、ワイヤカバー10から左右方向の他方側に向かって延びている。
ここで、図7では、レバー20が回転される際に係止部26が描く円弧軌跡3及び円弧軌跡3の前後方向の頂点4を仮想的に示している。そして、図7に示すように、ロック片32及び解除用凸部33は、円弧軌跡3の前後方向の頂点4よりも左右方向の他方側に配置されている。また、図9に示すように、ロック片32及び解除用凸部33は、嵌合完了位置に配置されたレバー20の係止部26の左右方向の一方側に配置されている。
ロック片32は、図7及び図9に示すように、板ばね部31から後方に向かって突出するように形成されている。また、ロック片32は、図7に示すように、その先端部が円弧軌跡3より半径方向外側に位置するように形成されている。これにより、ロック片32は、嵌合完了位置に配置されたレバー20の係止部26を係止することができる。
解除用凸部33は、図7及び図9に示すように、ロック片32の左右方向の一方側に配置されている。解除用凸部33は、ロック片32よりも後方に向かって突出するように形成されている。また、解除用凸部33は、図7に示すように、円弧軌跡3より半径方向内側に位置するように形成されている。ここで、上述したように、ロック片32及び解除用凸部33は、円弧軌跡3の前後方向の頂点4よりも他方側に配置されている。これにより、ロック片32の左右方向の一方側に配置された解除用凸部33を、円弧軌跡3上の係止部26に接触しない状態でロック片32よりも後方に向かって突出するように形成することができる。
図4から図9に示すように、ワイヤカバー10の内側の上面及び下面には、それぞれ左右方向に沿って延びるリブ18が設けられている。また、ワイヤカバー10の背面の内側には、仕切り壁19が設けられている。
ワイヤカバー10は、図4から図9に示すように、ハウジングを収容する空間であるハウジング収容部15と、ハウジングに収容されたコンタクトから導出する電線を収容する空間である電線収容部16と、ロック片32が内方に向かって変位するための空間である変位部17とを有している。
ハウジング収容部15は、ワイヤカバー10の前面と両リブ18によって区画されている。ハウジング収容部15の内側の上面及び下面には、それぞれハウジング収容部15に収容されたハウジングに設けられた凸部(図示せず)が嵌合する固定孔15aが設けられている。ハウジング収容部15の左右方向の一方側の側面には、ハウジング収容部15に収容されたハウジングの左右方向の一方側の側面に接触する一対の固定片15bが設けられている。ワイヤカバー10の前面には、ハウジング収容部15に収容されたハウジングの各コンタクト収容孔に連通するコンタクト挿入孔15cが設けられている。
電線収容部16は、両リブ18と仕切り壁19によって区画されている。電線収容部16の左右方向の他方側の開口は、ハウジングに収容されたコンタクトから導出する電線を束ねた状態でワイヤカバー10から導出させる電線引出口16aとなっている。
変位部17は、仕切り壁19とワイヤカバー10の背面によって区画されている。変位部17の前後方向の幅は、ロック部材30のロック片32によるレバー20の係止部26の係止を解除するために必要となるロック片32の内方への変位幅よりも広く形成されている。
次に、レバー式コネクタ1の組み立て方法について説明する。
レバー式コネクタ1の組み立て工程には、レバー20が取り付けられた状態のワイヤカバー10が搬入される。組み立て工程に搬入されたワイヤカバー10では、レバー20の破損を防止するために、レバー20が嵌合完了位置に配置され、レバー20がロック部材30によって固定された状態となっている。
レバー式コネクタ1を組み立てる際には、まず、ハウジングの複数のコンタクト収容孔に、それぞれコンタクトを収容する。
次に、コンタクトが収容されたハウジングを、ワイヤカバー10内に収容する。これには、ハウジングを、ワイヤカバー10の左右方向の他方側の開口からワイヤカバー10のハウジング収容部15に挿入する。ワイヤカバー10のハウジング収容部15に挿入されたハウジングは、ハウジングの左右方向一方側の側面がワイヤカバー10の両固定片15bに接触するとともに、ハウジングの各凸部がワイヤカバー10の各固定孔15aに嵌合することによって、左右方向の位置が固定される。また、ワイヤカバー10のハウジング収容部15に挿入されたハウジングは、両リブ18とワイヤカバー10の前面との間に挟まれることによって、前後方向の位置が固定される。これによって、レバー式コネクタ1の組み立てが完了する。
なお、組み立てが完了したレバー式コネクタ1では、ハウジングに収容された複数のコンタクトから導出される電線が、束ねられた状態でワイヤカバー10の電線引出口16aから導出される。
次に、組み立てが完了したレバー式コネクタ1と相手コネクタ60との嵌合及び嵌合の解除を行う際の作用について説明する。
レバー式コネクタ1と相手コネクタ60との嵌合を行う際には、まず、嵌合完了位置に配置されてロック部材30により固定されているレバー20を、嵌合開始位置に移動させる。これには、図10に示すように、ロック部材30の解除用凸部33を内方に向かって押し込む。すると、ロック部材30の板ばね部31が内方へ撓むことによって、ロック部材30のロック片32及びレバー20の係止部26の係止が解除される。
ここで、ロック部材30では、解除用凸部33が、ロック片32よりも後方に向かって突出している。これによって、レバー式コネクタ1では、ロック片32よりも後方に向かって突出する解除用凸部33を内方に向かって押し込むことによって、ロック部材30によるレバー20の係止を容易に解除することが可能となる。すなわち、レバー式コネクタ1によれば、ロック部材30によるレバー20の係止の解除性を向上させることが可能となる。
また、ロック部材30では、解除用凸部33が、レバー20の係止部26が描く円弧軌跡3より半径方向内側に位置するように形成されている。したがって、レバー式コネクタ1では、ロック片32よりも後方に向かって突出する解除用凸部33が、レバー20の回転に干渉することを防止できる。
さらに、ワイヤカバー10では、電線収容部16及び変位部17の間に仕切り壁19が設けられている。これにより、レバー式コネクタ1では、ロック部材30によるレバー20の係止部26の係止を解除する際に、電線収容部15に収容された電線がロック片32の変位を阻害することを防止できる。
次に、レバー20が嵌合開始位置に配置された状態で、相手コネクタ60の各ラックをレバー20の各側板22のギヤ25に嵌合させて、レバー式コネクタ1と相手コネクタ60とを仮嵌合する。
そして、嵌合開始位置に配置されているレバー20を、嵌合完了位置側に向かって回転させる。レバー20を嵌合完了位置側に向かって回転させると、レバー20の各側板22のギヤ25が相手コネクタ60の各ラックを後方に向かって引き込んでいく。これにより、レバー式コネクタ1のハウジングに収容されている複数のコンタクトが、それぞれ相手コネクタ60に収容されているコンタクトに嵌合される。
そして、レバー20を嵌合完了位置に配置することによって、レバー式コネクタ1と相手コネクタ60との嵌合が完了する。なお、嵌合完了位置に配置されたレバー20は、ワイヤカバー10のロック部材30によって嵌合開始位置側への回転が阻止された状態となっている。
一方、レバー式コネクタ1と相手コネクタ60との嵌合を解除する際には、ワイヤカバー10のロック部材30によるレバー20の係止部26のロックを解除し、嵌合完了位置に配置されているレバー20を、嵌合開始位置側に向かって回転させる。レバー20を嵌合開始位置側に向かって回転させると、レバー20の各側板22のギヤ25が相手コネクタ60の各ラックを前方に向かって押し出していく。これにより、レバー式コネクタ1のハウジングに収容されているコンタクトと相手コネクタ60に収容されているコンタクトとの嵌合が解除される。
そして、レバー20を嵌合開始位置まで回転させると、レバー式コネクタ1と相手コネクタ60との嵌合の解除が完了する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記実施の形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施の形態では、ロック部材30において、ロック片32と解除用凸部33とを隣接して配置する構成となっているが、ロック片32と解除用凸部33とを離間して配置する構成を採用しても構わない。
また、本実施の形態では、ワイヤカバー10内にハウジングを収容する構成を採用しているが、ハウジングの背面側にワイヤカバーを取り付ける構成を採用しても構わない。
本発明の実施形態であるレバー式コネクタが相手コネクタに嵌合した状態を示す平面図である。 図1に示すレバー式コネクタのレバーの左右方向の一方側を示す斜視図である。 図2に示すレバーの左右方向の他方側を示す斜視図である。 図1に示すレバー式コネクタのワイヤカバーの左右方向の一方側を示す斜視図である。 図4に示すワイヤカバーの左右方向の他方側を示す斜視図である。 レバーが嵌合開始位置に配置された状態のレバー式コネクタの左右方向の他方側を示す側面図である。 図6の7−7線に沿う断面図である。 レバーが嵌合完了位置に配置された状態のレバー式コネクタの左右方向の他方側を示す側面図である。 図8の9−9線に沿う断面図である。 ロック部材によるレバーのロックを解除する際の状態を示す断面図である。 従来例のレバー式コネクタであり、相手コネクタとの嵌合が完了した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 レバー式コネクタ
2 電線
3 円弧軌跡
4 頂点
10 ワイヤカバー
11 軸部
12 第一抑止部
13 第二抑止部
15 ハウジング収容部
15a 固定孔
15b 固定片
15c コンタクト挿入孔
16 電線収容部
16a 電線引出口
17 変位部
18 リブ
19 仕切り壁
20 レバー
22 側板
23 連結部
24 軸受孔
25 ギヤ
26 係止部
30 ロック部材
31 板ばね部
32 ロック片
33 解除用凸部
60 相手コネクタ

Claims (2)

  1. 前後方向に沿って延びるコンタクト収容孔を有するハウジングと、
    前記ハウジングに対して左右方向に回転させることが可能なレバーと、
    前記ハウジングの背面側に取り付けられ、前記コンタクト収容孔に収容されたコンタクトから導出する電線を収容するワイヤカバーと、
    を備え、
    前記レバーを左右方向の一方側に向かって回転させることによって相手コネクタとの嵌合が解除され、前記レバーを左右方向の他方側に向かって回転させて、該レバーを嵌合完了位置に配置することによって相手コネクタとの嵌合が完了するレバー式コネクタであって、
    前記ワイヤカバーの背面に設けられ、嵌合完了位置に配置された前記レバーの前記一方側への回転を阻止するロック部材を備え、
    前記ロック部材が、前記他方側に向かって延びる板ばね部と、該板ばね部に設けられ、前記レバーの係止部を係止するロック片と、前記板ばね部に設けられ、前記ロック片による前記係止部の係止を解除するための解除用凸部とを有し、
    前記ロック片及び前記解除用凸部が、前記レバーが回転される際に前記係止部が描く円弧軌跡の前後方向の頂点よりも前記他方側に配置され、かつ、嵌合完了位置に配置された前記レバーの前記係止部の前記一方側に配置され、
    前記ロック片が、前記円弧軌跡より半径方向外側に位置するように形成され、
    前記解除用凸部が、前記ロック片の前記一方側に配置され、前記ロック片よりも後方に向かって突出するように形成され、かつ、前記円弧軌跡より半径方向内側に位置するように形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記ワイヤカバーが、前記前記コンタクト収容孔に収容されたコンタクトから導出する電線を収容する空間である電線収容部と、前記ロック片が内方に向かって変位するための空間である変位部と、前記電線収容部及び前記変位部の間に設けられた仕切り壁とを有することを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
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