JP2001351731A - レバータイプの電気コネクタ - Google Patents
レバータイプの電気コネクタInfo
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 レバータイプの電気コネクタ装置で、上に回
動移動可能に取り付けられる作動レバーを有する第一の
コネクタに関する発明である。 【解決手段】作動レバーは、第一のカム溝５２を有して
おりスライド部材５８は、第一のコネクタ上に直線的に
移動可能に取り付けられ、そこに形成される第二のカム
溝６６を有している。スライド部材は、作動レバー４４
の第一のカム溝５２で係合される第一のカムフォロア突
出部７０を有しており、第一のコネクタに対する作動レ
バーの回動運動が第一のコネクタに対するスライド部材
の直線運動を行う。第二のコネクタ１４は、スライド部
材５８の第二のカム溝６６で係合される第二のカムフォ
ロア突出部３６を有しており、作動レバーの回転運動と
スライド部材５８の結果生じる並進運動に応じてコネク
タ１２、１４が接合、解除される。
動移動可能に取り付けられる作動レバーを有する第一の
コネクタに関する発明である。 【解決手段】作動レバーは、第一のカム溝５２を有して
おりスライド部材５８は、第一のコネクタ上に直線的に
移動可能に取り付けられ、そこに形成される第二のカム
溝６６を有している。スライド部材は、作動レバー４４
の第一のカム溝５２で係合される第一のカムフォロア突
出部７０を有しており、第一のコネクタに対する作動レ
バーの回動運動が第一のコネクタに対するスライド部材
の直線運動を行う。第二のコネクタ１４は、スライド部
材５８の第二のカム溝６６で係合される第二のカムフォ
ロア突出部３６を有しており、作動レバーの回転運動と
スライド部材５８の結果生じる並進運動に応じてコネク
タ１２、１４が接合、解除される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気コネクタの
技術に関するもので、特にレバーの回転によってコネク
タの第二のコネクタとの接合および接合解除を行うレバ
ーを有する電気コネクタに関するものである。
技術に関するもので、特にレバーの回転によってコネク
タの第二のコネクタとの接合および接合解除を行うレバ
ーを有する電気コネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のレバータイプの電気コネクタ装置
は、コネクタを相補型の第二の相手方電気コネクタに接
合および接合解除するために回転可能に取り付けられる
作動レバーを有する第一のコネクタを有している。一般
に、作動レバーおよび第二のコネクタは、レバーの回転
に応じて第二のコネクタを第一のコネクタとの接合状態
に導くカム溝／カムフォロア装置を有している。
は、コネクタを相補型の第二の相手方電気コネクタに接
合および接合解除するために回転可能に取り付けられる
作動レバーを有する第一のコネクタを有している。一般
に、作動レバーおよび第二のコネクタは、レバーの回転
に応じて第二のコネクタを第一のコネクタとの接合状態
に導くカム溝／カムフォロア装置を有している。
【０００３】上述した特徴を有するレバータイプのコネ
クタ装置の一般的な構造は、第一の（「アクチュエー
タ」）コネクタの両側に配置される一対のレバーアーム
を有する略Ｕ字状のレバー構造を設けるものである。レ
バーアームは、第二の（「相手方」）コネクタの両側の
カムフォロア突出部またはポストに係合するカム溝を有
する構成とすることができる。
クタ装置の一般的な構造は、第一の（「アクチュエー
タ」）コネクタの両側に配置される一対のレバーアーム
を有する略Ｕ字状のレバー構造を設けるものである。レ
バーアームは、第二の（「相手方」）コネクタの両側の
カムフォロア突出部またはポストに係合するカム溝を有
する構成とすることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようなレバータイ
プのコネクタは、一対のコネクタの接合および接合解除
に大きな力が必要とされる場合にしばしば使用されてい
るが、例えば、コネクタの接合および接合解除時に生じ
る端子とハウジングの摩擦力により、手で処理を行うこ
とが困難となる可能性がある。
プのコネクタは、一対のコネクタの接合および接合解除
に大きな力が必要とされる場合にしばしば使用されてい
るが、例えば、コネクタの接合および接合解除時に生じ
る端子とハウジングの摩擦力により、手で処理を行うこ
とが困難となる可能性がある。
【０００５】本発明は、このようなコネクタにおける種
々の問題を解決するものであり、コネクタの接合および
接合解除に有効な力を増大させる装置を設けることを含
むものである。さらに、本発明の装置は、コネクタの接
合および接合解除時の揺動または歪みの問題を解決する
ものである。従って、本発明の目的は、新規であり改良
されたレバータイプの電気コネクタ装置を提供すること
にある。
々の問題を解決するものであり、コネクタの接合および
接合解除に有効な力を増大させる装置を設けることを含
むものである。さらに、本発明の装置は、コネクタの接
合および接合解除時の揺動または歪みの問題を解決する
ものである。従って、本発明の目的は、新規であり改良
されたレバータイプの電気コネクタ装置を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の例示実施例にお
いて、第一のコネクタには、そこに形成される第一のカ
ム溝を有する作動レバーが回動可能に搭載される。スラ
イド部材は、第一のコネクタ上に直線的に移動可能に取
り付けられ、そこに形成される第二のカム溝を有してい
る。スライド部材は、作動レバーの第一のカム溝で係合
される第一のカムフォロア突出部を有している。従っ
て、第一のコネクタに対する作動レバーの回動運動が、
第一のコネクタに対するスライド部材の直線運動を行
う。第二のコネクタは、スライド部材の第二のカム溝で
係合される第二のカムフォロア突出部を有しており、作
動レバーの回転運動とスライド部材のその結果生じる並
進運動に応じて両コネクタが接合および接合解除され
る。
いて、第一のコネクタには、そこに形成される第一のカ
ム溝を有する作動レバーが回動可能に搭載される。スラ
イド部材は、第一のコネクタ上に直線的に移動可能に取
り付けられ、そこに形成される第二のカム溝を有してい
る。スライド部材は、作動レバーの第一のカム溝で係合
される第一のカムフォロア突出部を有している。従っ
て、第一のコネクタに対する作動レバーの回動運動が、
第一のコネクタに対するスライド部材の直線運動を行
う。第二のコネクタは、スライド部材の第二のカム溝で
係合される第二のカムフォロア突出部を有しており、作
動レバーの回転運動とスライド部材のその結果生じる並
進運動に応じて両コネクタが接合および接合解除され
る。
【０００７】上述したように、作動レバーは、第一のコ
ネクタの両側に回動移動可能に取り付けられる一対の作
動アームを有する略Ｕ字形状のレバー構造から成る。そ
れに相応して、一対のスライド部材が、第一のコネクタ
の両側に設けられる。各スライド部材は、コネクタの接
合方向の横方向に離間し、第二のコネクタの一対の第二
のカムフォロア突出部によって係合可能な一対の第二の
カム溝を有している。第一のコネクタは、ハウジング
と、ハウジングの各側面の外向きに離間した支持壁を有
し、その間に作動アームとスライド部材が配置される。
ネクタの両側に回動移動可能に取り付けられる一対の作
動アームを有する略Ｕ字形状のレバー構造から成る。そ
れに相応して、一対のスライド部材が、第一のコネクタ
の両側に設けられる。各スライド部材は、コネクタの接
合方向の横方向に離間し、第二のコネクタの一対の第二
のカムフォロア突出部によって係合可能な一対の第二の
カム溝を有している。第一のコネクタは、ハウジング
と、ハウジングの各側面の外向きに離間した支持壁を有
し、その間に作動アームとスライド部材が配置される。
【０００８】もう一つの本発明の特徴は、適当なスライ
ド部材が、確実に第一のコネクタの適当な側取り付けら
れるようにスライド部材と第一のコネクタとの間に相補
型の相互係合極性手段を有していることにある。好適実
施例において、極性手段は異なる寸法の舌片と溝手段か
ら成る。本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の図面
を参照して説明する以下の詳細な説明より明白となるで
あろう。
ド部材が、確実に第一のコネクタの適当な側取り付けら
れるようにスライド部材と第一のコネクタとの間に相補
型の相互係合極性手段を有していることにある。好適実
施例において、極性手段は異なる寸法の舌片と溝手段か
ら成る。本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の図面
を参照して説明する以下の詳細な説明より明白となるで
あろう。
【０００９】
【発明の実施の形態】図面についてより詳細に説明する
と、まず図１乃至図３には、参照符号１０で示される本
発明によるレバータイプの電気コネクタ装置が示されて
いる。電気コネクタ装置は、参照符号１２で示される第
一の（「アクチュエータ」）コネクタと、参照符号１４
で示される第二の（「相手方」）コネクタで構成されて
いる。両コネクタは図２では分離されて示されており、
図１では仮接合状態で、図３では完全な接合状態で示さ
れている。
と、まず図１乃至図３には、参照符号１０で示される本
発明によるレバータイプの電気コネクタ装置が示されて
いる。電気コネクタ装置は、参照符号１２で示される第
一の（「アクチュエータ」）コネクタと、参照符号１４
で示される第二の（「相手方」）コネクタで構成されて
いる。両コネクタは図２では分離されて示されており、
図１では仮接合状態で、図３では完全な接合状態で示さ
れている。
【００１０】相手方コネクタ１４は、両コネクタが矢印
「Ａ」（図２）の方向に接合された時に、アクチュエー
タコネクタ１２の成形プラスチックハウジング１８内に
挿入される成形プラスチックハウジング１６を有してい
る。アクチュエータコネクタには、相手方コネクタに取
り付けられた複数の端子と接触する複数の端子が取り付
けられている。端子は図面には図示されていないが、従
来のピンおよびソケット、または雄および雌端子、また
は他の形状から成る構成とすることができる。本発明は
多種多様または広い範囲の電気コネクタ形状に適用可能
であるため、アクチュエータコネクタ１２と相手方コネ
クタ１４とそれらの各端子装置については、本明細書中
でこれ以上は説明しない。
「Ａ」（図２）の方向に接合された時に、アクチュエー
タコネクタ１２の成形プラスチックハウジング１８内に
挿入される成形プラスチックハウジング１６を有してい
る。アクチュエータコネクタには、相手方コネクタに取
り付けられた複数の端子と接触する複数の端子が取り付
けられている。端子は図面には図示されていないが、従
来のピンおよびソケット、または雄および雌端子、また
は他の形状から成る構成とすることができる。本発明は
多種多様または広い範囲の電気コネクタ形状に適用可能
であるため、アクチュエータコネクタ１２と相手方コネ
クタ１４とそれらの各端子装置については、本明細書中
でこれ以上は説明しない。
【００１１】アクチュエータコネクタ１２は、ハウジン
グ１８のブラケット部２２と組合わさってその上面を略
覆うシュラウド２０を有しており、コネクタハウジング
内で端子に終端処理される導体を有する電気ケーブルの
出入り口用の開口部２４が設けられている。可橈性ラッ
チアーム２６は、アームの基端部２６ａでシュラウドと
一体となっている。ラッチアームの先端部２６ｂは、双
頭矢印「Ｂ」（図１）の方向にシュラウドの切り欠き２
８内で可動となっている。ラッチアームの先端部は、ラ
ッチショルダ３０を規定するために突起部を有してい
る。シュラウド２０は、成形プラスチック材料等の別体
の部材であって、アクチュエータコネクタのハウジング
１８の上面に適当に組み込まれる。ハウジングは、その
両側にハウジングから外向きに離間した支持壁３２を有
している。各支持壁は、孔３４の形状の枢支ジャーナル
を有している。
グ１８のブラケット部２２と組合わさってその上面を略
覆うシュラウド２０を有しており、コネクタハウジング
内で端子に終端処理される導体を有する電気ケーブルの
出入り口用の開口部２４が設けられている。可橈性ラッ
チアーム２６は、アームの基端部２６ａでシュラウドと
一体となっている。ラッチアームの先端部２６ｂは、双
頭矢印「Ｂ」（図１）の方向にシュラウドの切り欠き２
８内で可動となっている。ラッチアームの先端部は、ラ
ッチショルダ３０を規定するために突起部を有してい
る。シュラウド２０は、成形プラスチック材料等の別体
の部材であって、アクチュエータコネクタのハウジング
１８の上面に適当に組み込まれる。ハウジングは、その
両側にハウジングから外向きに離間した支持壁３２を有
している。各支持壁は、孔３４の形状の枢支ジャーナル
を有している。
【００１２】図２に最も良く示したように、相手方コネ
クタ１４のハウジング１６は、その両側から外向きに突
出する一対のカムフォロア突出部またはポスト３６を有
している。ポストは接合方向「Ａ」の横方向に離間して
いる。成形支持リブ３８は、各カムフォロアポスト３６
から延び、カムフォロアポストと一体となっている。支
持リブは、矢印「Ａ」で示されるコネクタの接合方向に
延びている。ハウジング１６と、カムフォロアポスト３
６と、支持リブ３８は、プラスチック材料で一体に成形
されている。リブは、ポストの破損を防止するためにポ
ストに対して支えを設けている。
クタ１４のハウジング１６は、その両側から外向きに突
出する一対のカムフォロア突出部またはポスト３６を有
している。ポストは接合方向「Ａ」の横方向に離間して
いる。成形支持リブ３８は、各カムフォロアポスト３６
から延び、カムフォロアポストと一体となっている。支
持リブは、矢印「Ａ」で示されるコネクタの接合方向に
延びている。ハウジング１６と、カムフォロアポスト３
６と、支持リブ３８は、プラスチック材料で一体に成形
されている。リブは、ポストの破損を防止するためにポ
ストに対して支えを設けている。
【００１３】図１乃至図４とともに図５について説明す
ると、参照符号４２で示される略Ｕ字状のレバー構造
が、アクチュエータコネクタ１２のハウジング１８に回
動可能に取り付けられている。レバー構造は、相手方コ
ネクタ１４をアクチュエータコネクタとの接合状態に導
くために、矢印「Ｃ」（図１）の方向に上向きに回転可
能となっている。Ｕ字状のレバー構造は、アクチュエー
タコネクタの幅をほぼ跨設する横断部４６によって接合
された一対の作動アーム４４を規定している。各作動ア
ームは、その外側に枢支ボス４８と、その内側に枢支ボ
ス５０を有している。各アームは、閉鎖端５２ａから開
口部５２ｂまで延びる偏心弧状カム溝５２を有してい
る。戻り止めリブ５４は、開口部の向こう側に延びてい
る。図５に明瞭に示したように、各カム溝５２の開口部
５２ｂはカム溝の閉鎖端５２ａよりも、枢支ボス４８／
５０からより大きな半径内にある。
ると、参照符号４２で示される略Ｕ字状のレバー構造
が、アクチュエータコネクタ１２のハウジング１８に回
動可能に取り付けられている。レバー構造は、相手方コ
ネクタ１４をアクチュエータコネクタとの接合状態に導
くために、矢印「Ｃ」（図１）の方向に上向きに回転可
能となっている。Ｕ字状のレバー構造は、アクチュエー
タコネクタの幅をほぼ跨設する横断部４６によって接合
された一対の作動アーム４４を規定している。各作動ア
ームは、その外側に枢支ボス４８と、その内側に枢支ボ
ス５０を有している。各アームは、閉鎖端５２ａから開
口部５２ｂまで延びる偏心弧状カム溝５２を有してい
る。戻り止めリブ５４は、開口部の向こう側に延びてい
る。図５に明瞭に示したように、各カム溝５２の開口部
５２ｂはカム溝の閉鎖端５２ａよりも、枢支ボス４８／
５０からより大きな半径内にある。
【００１４】レバー構造４２の作動アーム４４の自由端
は、アクチュエータコネクタの支持壁３２とハウジング
１８との間で挟持される。図１に最もよく示したよう
に、作動アームの枢支ボス４８の外側は支持壁の枢支孔
３４内に突出する。図５に最もよく示したように、作動
アームの枢支ボス５０の内側はハウジング１８の枢支孔
５６内に突出する。従って、各作動アームの内側および
外側において、レバー構造の各作動アームとアクチュエ
ータコネクタのハウジングとの間に、別体であって独立
して相互係合する枢支部が設けられる。これにより、作
動時およびかなりの接合力が付与された時に、Ｕ字状レ
バー構造の二本の作動アームが離間して広がるか、また
はコネクタハウジングの外向きに移動するのが防止され
る。
は、アクチュエータコネクタの支持壁３２とハウジング
１８との間で挟持される。図１に最もよく示したよう
に、作動アームの枢支ボス４８の外側は支持壁の枢支孔
３４内に突出する。図５に最もよく示したように、作動
アームの枢支ボス５０の内側はハウジング１８の枢支孔
５６内に突出する。従って、各作動アームの内側および
外側において、レバー構造の各作動アームとアクチュエ
ータコネクタのハウジングとの間に、別体であって独立
して相互係合する枢支部が設けられる。これにより、作
動時およびかなりの接合力が付与された時に、Ｕ字状レ
バー構造の二本の作動アームが離間して広がるか、また
はコネクタハウジングの外向きに移動するのが防止され
る。
【００１５】さらに、図５について説明すると、アクチ
ュエータコネクタ１２の両側でコネクタの外向きに離間
した支持壁３２とハウジング１８との間に、スライド部
材５８が直線的に移動可能に取り付けられる。各スライ
ド部材は、双頭矢印「Ｄ」で示される方向、すなわち、
コネクタの接合方向に対して略垂直に摺動可能な略矩形
の細長いプレート状部材である。複数の下側スペーサバ
ー６０と複数の上側スペーサバー６２は、その間に溝を
規定するように支持壁３２とハウジング１８との間で一
体に成形されており、溝の内側でスライド部材が直線的
に移動可能となっている。各スライド部材は、後でより
詳細に説明する目的のために極性リブ６４を有してい
る。
ュエータコネクタ１２の両側でコネクタの外向きに離間
した支持壁３２とハウジング１８との間に、スライド部
材５８が直線的に移動可能に取り付けられる。各スライ
ド部材は、双頭矢印「Ｄ」で示される方向、すなわち、
コネクタの接合方向に対して略垂直に摺動可能な略矩形
の細長いプレート状部材である。複数の下側スペーサバ
ー６０と複数の上側スペーサバー６２は、その間に溝を
規定するように支持壁３２とハウジング１８との間で一
体に成形されており、溝の内側でスライド部材が直線的
に移動可能となっている。各スライド部材は、後でより
詳細に説明する目的のために極性リブ６４を有してい
る。
【００１６】各スライド部材５８は、そこに形成された
一対のカム溝６６を有している。カム溝は、コネクタの
接合方向「Ａ」およびスライド部材の摺動方向「Ｄ」に
対して斜めになっている。カム溝は、接合方向の横方向
に離間している。各カム溝は、閉鎖端６６ａから開口部
６６ｂまで延びている。戻り止めリブ６８は、開口部の
向こう側に延びている。最後に、カムフォロア突出部７
０が、カム溝６６間でその閉鎖端に近接して各スライド
部材５８から外向きに突出している。
一対のカム溝６６を有している。カム溝は、コネクタの
接合方向「Ａ」およびスライド部材の摺動方向「Ｄ」に
対して斜めになっている。カム溝は、接合方向の横方向
に離間している。各カム溝は、閉鎖端６６ａから開口部
６６ｂまで延びている。戻り止めリブ６８は、開口部の
向こう側に延びている。最後に、カムフォロア突出部７
０が、カム溝６６間でその閉鎖端に近接して各スライド
部材５８から外向きに突出している。
【００１７】図６には、レバー構造４２が不動作位置に
ある、相手方コネクタ１４のアクチュエータコネクタ１
２との仮接合状態が示されている。レバー構造が不動作
位置にある場合、スライド部材５８のカムフォロア突出
部７０は、レバー構造の作動アーム４４のカム溝５２の
開口部５２ｂに配置される。相手方コネクタ１４が矢印
「Ａ」（図２および６）の方向に移動されると、カムフ
ォロアポスト３６は、スライド部材のカム溝６６の開口
部を跨設する戻り止めリブ６８の後ろにスナップ係合す
る。これらの戻り止めリブは、図６において明らかなよ
うにアクチュエータコネクタ１２との仮止め位置で相手
方コネクタ１４を保持するために有効なものである。従
って、オペレータは、相手方コネクタがアクチュエータ
コネクタから係合解除されることを心配することなくレ
バー構造４２を容易に操作して回転させることができ
る。同様に、アクチュエータコネクタの組み込み時に、
スライド部材のカムフォロア突出部７０が戻り止めリブ
５４の後ろでスナップ係合して、スライド部材は支持壁
３２の後ろで装置に保持され、レバー構造と相互係合さ
れる。
ある、相手方コネクタ１４のアクチュエータコネクタ１
２との仮接合状態が示されている。レバー構造が不動作
位置にある場合、スライド部材５８のカムフォロア突出
部７０は、レバー構造の作動アーム４４のカム溝５２の
開口部５２ｂに配置される。相手方コネクタ１４が矢印
「Ａ」（図２および６）の方向に移動されると、カムフ
ォロアポスト３６は、スライド部材のカム溝６６の開口
部を跨設する戻り止めリブ６８の後ろにスナップ係合す
る。これらの戻り止めリブは、図６において明らかなよ
うにアクチュエータコネクタ１２との仮止め位置で相手
方コネクタ１４を保持するために有効なものである。従
って、オペレータは、相手方コネクタがアクチュエータ
コネクタから係合解除されることを心配することなくレ
バー構造４２を容易に操作して回転させることができ
る。同様に、アクチュエータコネクタの組み込み時に、
スライド部材のカムフォロア突出部７０が戻り止めリブ
５４の後ろでスナップ係合して、スライド部材は支持壁
３２の後ろで装置に保持され、レバー構造と相互係合さ
れる。
【００１８】図７には、矢印「Ｃ」の方向に完全な動作
位置まで回動されているレバー構造４２が示されてお
り、スライド部材上のカムフォロア突出部７０がカム溝
５２で移動した時に、カム溝５２がスライド部材５８を
矢印「Ｅ」の方向に駆動している。換言すれば、レバー
構造の回動または回転運動によりスライド部材の直線ま
たは並進運動が行われる。カムフォロアポスト３６が付
勢されてカム溝６６に沿ってその閉鎖端６６ａの方に向
かって移動するため、スライド部材が矢印「Ｅ」の方向
に移動した時に、相手方コネクタ１４はアクチュエータ
コネクタ１２との完全な接合位置に矢印「Ａ」の方向に
引き込まれる。レバー構造４２がその最終の完全な接合
位置に到達した時に、レバー構造の横断部４６は、シュ
ラウド２０の可橈性アーム２６のラッチショルダ３０の
後ろでスナップ係合する。これにより、レバー構造がそ
の最終位置でロックされ、二つのコネクタがそれらの完
全な接合状態でロックされる。両コネクタを接合解除し
たい場合には、ラッチアーム２６の先端部２６ａを押し
下げて、レバー構造を矢印「Ｃ」の方向に対して反対側
に回転させて図１および６に示したその不動作位置に戻
すことができる。これにより、スライド部材５８のカム
フォロア突出部７０はカム溝５２に沿って戻るように付
勢され、相手方コネクタ１４のカムフォロアポスト３６
はスライド部材のカム溝６６に沿って戻るように付勢さ
れる。次に、カムフォロアポストをカム溝６６の開口部
の戻り止めリブ６８の上にスナップ係合させることによ
って、両コネクタを接合解除することができる。
位置まで回動されているレバー構造４２が示されてお
り、スライド部材上のカムフォロア突出部７０がカム溝
５２で移動した時に、カム溝５２がスライド部材５８を
矢印「Ｅ」の方向に駆動している。換言すれば、レバー
構造の回動または回転運動によりスライド部材の直線ま
たは並進運動が行われる。カムフォロアポスト３６が付
勢されてカム溝６６に沿ってその閉鎖端６６ａの方に向
かって移動するため、スライド部材が矢印「Ｅ」の方向
に移動した時に、相手方コネクタ１４はアクチュエータ
コネクタ１２との完全な接合位置に矢印「Ａ」の方向に
引き込まれる。レバー構造４２がその最終の完全な接合
位置に到達した時に、レバー構造の横断部４６は、シュ
ラウド２０の可橈性アーム２６のラッチショルダ３０の
後ろでスナップ係合する。これにより、レバー構造がそ
の最終位置でロックされ、二つのコネクタがそれらの完
全な接合状態でロックされる。両コネクタを接合解除し
たい場合には、ラッチアーム２６の先端部２６ａを押し
下げて、レバー構造を矢印「Ｃ」の方向に対して反対側
に回転させて図１および６に示したその不動作位置に戻
すことができる。これにより、スライド部材５８のカム
フォロア突出部７０はカム溝５２に沿って戻るように付
勢され、相手方コネクタ１４のカムフォロアポスト３６
はスライド部材のカム溝６６に沿って戻るように付勢さ
れる。次に、カムフォロアポストをカム溝６６の開口部
の戻り止めリブ６８の上にスナップ係合させることによ
って、両コネクタを接合解除することができる。
【００１９】最後に、図４に戻って説明すると、スライ
ド部材５８の外向きに突出する極性リブ６４が、各スラ
イド部材上で異なる垂直位置に配置され、支持壁３２の
内側に異なるように位置決めされた溝８０内に突出して
いるのが分かる。換言すれば、右および左側のスライド
部材が、アクチュエータコネクタの適切な各側面に確実
に適切に取り付けられるように、異なる形状一対の舌片
と溝(tongue-and-groove)の極性手段が設けられてい
る。
ド部材５８の外向きに突出する極性リブ６４が、各スラ
イド部材上で異なる垂直位置に配置され、支持壁３２の
内側に異なるように位置決めされた溝８０内に突出して
いるのが分かる。換言すれば、右および左側のスライド
部材が、アクチュエータコネクタの適切な各側面に確実
に適切に取り付けられるように、異なる形状一対の舌片
と溝(tongue-and-groove)の極性手段が設けられてい
る。
【００２０】本発明は、その精神または主要な特徴から
逸脱することなく、他の特定の形状で実施される構成と
することができることは理解されるであろう。従って、
本実施例は、全ての点において例示的なものであって限
定されるべきものではないと考えられ、本発明は以下の
詳細な説明に限定されるべきものではない。
逸脱することなく、他の特定の形状で実施される構成と
することができることは理解されるであろう。従って、
本実施例は、全ての点において例示的なものであって限
定されるべきものではないと考えられ、本発明は以下の
詳細な説明に限定されるべきものではない。
新規であると考えられる本発明の特徴は、添付した請求
項における特徴に関して記載されている。本発明は、そ
の目的および利点とともに、同様の参照符号が同様の要
素に付されている添付図面とともに以下の説明を参照す
ることによって最も良く理解されるであろう。
項における特徴に関して記載されている。本発明は、そ
の目的および利点とともに、同様の参照符号が同様の要
素に付されている添付図面とともに以下の説明を参照す
ることによって最も良く理解されるであろう。
【図１】第一および第二のコネクタが仮接合状態にあ
る、本発明によるレバータイプの電気コネクタ装置の斜
視図である。
る、本発明によるレバータイプの電気コネクタ装置の斜
視図である。
【図２】コネクタが仮接合状態の前に分離されている、
コネクタ装置の側面図である。
コネクタ装置の側面図である。
【図３】コネクタが完全に接合されている、コネクタ装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図４】図３の左側端部の方をみたコネクタ装置の端面
図である。
図である。
【図５】図示を容易にするためにレバー構造がハウジン
グから持ち上げられ、ハウジングの外側側壁が取り壊さ
れている、シュラウドが取り外されたアクチュエータコ
ネクタの斜視図である。
グから持ち上げられ、ハウジングの外側側壁が取り壊さ
れている、シュラウドが取り外されたアクチュエータコ
ネクタの斜視図である。
【図６】スライド部材の位置を示すためにアクチュエー
タコネクタの外側側壁が取り壊されている、仮接合状態
のコネクタ装置の斜視図である。
タコネクタの外側側壁が取り壊されている、仮接合状態
のコネクタ装置の斜視図である。
【図７】先と同様にスライド部材の接合状態を示すため
に外側側壁が取り壊されている、装置が接合状態にある
図６と同様の図である。
に外側側壁が取り壊されている、装置が接合状態にある
図６と同様の図である。
１０ ．．． コネクタ装置 １２ ．．． 第一のコネクタ １４ ．．． 第二のコネクタ １８ ．．． ハウジング ３２ ．．． 支持壁 ３４、５６ ．．． 枢支孔 ３６ ．．． 第二のカムフォロア突出部 ４２ ．．． レバー構造 ４４ ．．． 作動レバー ４８，５０ ．．．回動ボス ５２ ．．． 第一のカム溝 ５８ ．．． スライド部材 ６６ ．．． 第二のカム溝 ７０ ．．． 第一のカムフォロア突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ジー プレモ アメリカ合衆国 イリノイ州 ダウナーズ グローブ オックスナード ドライブ 1661 Ｆターム(参考） 5E021 FA09 FB10 FC31 FC36 HB04 HB05 HB11 HC11 HC31
Claims (9)
- 【請求項１】 第一のコネクタ（１２）と、 第一のカム溝（５２）を有し、前記第一のコネクタ上に
回動移動可能に取り付けられる作動レバー（４４）と、 第二のカム溝（６６）を有し、前記第一のコネクタ上に
直線的に移動可能に取り付けられるスライド部材（５
８）であって、前記作動レバー（４４）の前記第一のカ
ム溝（５２）で係合される第一のカムフォロア突出部
（７０）を有し、前記第一のコネクタ（１２）に対する
前記作動レバーの回動運動により前記第一のコネクタに
対する前記スライド部材（５８）の直線運動を行なうス
ライド部材と、前記スライド部材（５８）の前記第二の
カム溝（６６）で係合される第二のカムフォロア突出部
（３６）を有する第二のコネクタ（１４）で構成され、
前記作動レバー（４４）の回転運動とその結果生じる前
記スライド部材（５８）の並進運動に応じて前記コネク
タ（１２、１４）が接合および接合解除されることを特
徴とするレバータイプのコネクタ装置（１０）。 - 【請求項２】 前記作動レバー（４４）はその両側に、
前記第一のコネクタ（１２）の一対の枢支孔（３４、５
６）に係合可能な一対の回動ボス（４８、５０）を有す
ることを特徴とする請求項１に記載のレバータイプのコ
ネクタ装置（１０）。 - 【請求項３】 前記第一のコネクタ（１２）は、ハウジ
ング（１８）と、該ハウジングの外向きに離間した支持
壁３２を有し、その間に前記作動レバー（４４）と前記
スライド部材（５８）が配置されることを特徴とする請
求項１に記載のレバータイプのコネクタ装置（１０）。 - 【請求項４】 前記作動レバーは、前記第一のコネクタ
（１２）の両側に回動可能に取り付けられる一対の作動
アーム（４４）を有する略Ｕ字形状のレバー構造（４
２）の一本の作動アーム（４４）から成り、前記第一の
コネクタ（１２）の両側に一対の前記スライド部材（５
８）を有することを特徴とする請求項１に記載のレバー
タイプのコネクタ装置（１０）。 - 【請求項５】 前記スライド部材（５８）の前記第二の
カム溝（６６）は、開口部（６６ｂ）を有し、該開口部
は前記第二のコネクタ（１４）の仮接合位置で前記第二
のカムフォロア突出部（３６）を捕捉する戻り止め（６
８）を有することを特徴とする請求項１に記載のレバー
タイプのコネクタ装置（１０）。 - 【請求項６】 前記スライド部材（５８）は、前記コネ
クタの接合方向（Ａ）の横方向に離間し、前記第二のコ
ネクタ（１４）の一対の前記第二のカムフォロア（３
６）によって係合可能な一対の前記第二のカム溝（６
６）を有することを特徴とする請求項１に記載のレバー
タイプのコネクタ装置（１０）。 - 【請求項７】 前記第二のカム溝（６６）は、互いに対
して略平行であって、前記スライド部材（５８）の直線
運動の方向（Ｄ）に対して斜めであることを特徴とする
請求項６に記載のレバータイプのコネクタ装置（１
０）。 - 【請求項８】 一対の前記作動レバー（４４）と、前記
第一のコネクタ（１２）の両側に相補対の前記スライド
部材（５８）を有し、適当な前記スライド部材が確実に
前記第一のコネクタの適当な側に取り付けられるように
前記スライド部材と前記第一のコネクタとの間に相補型
の相互係合極性手段（６４、８０）を有することを特徴
とする請求項１に記載のレバータイプのコネクタ装置
（１０）。 - 【請求項９】 前記極性手段は、異なる形状の舌片と溝
手段（６４、８０）から成ることを特徴とする請求項８
に記載のレバータイプのコネクタ装置（１０）。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/528,629 US6217354B1 (en) | 2000-03-20 | 2000-03-20 | Lever type electrical connector |
| US09/528,629 | 2000-03-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001351731A true JP2001351731A (ja) | 2001-12-21 |
| JP3374334B2 JP3374334B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=24106486
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001116168A Expired - Fee Related JP3374334B2 (ja) | 2000-03-20 | 2001-03-09 | レバータイプの電気コネクタ |
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| US (1) | US6217354B1 (ja) |
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| DE (1) | DE60133964D1 (ja) |
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