JP4442575B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、コネクタに関する。
従来、スライド式のレバーを用いたコネクタの一般的構造としては、下記特許文献1に記載のものが知られている。このものは、対向状態で配される一対のカム板を有するスライダと、このスライダを収容可能とするハウジングとを備えている。カム板の幅方向端縁には、ハウジング内における所定位置に保持するための係止突起が前後方向(カム板の板面方向)に沿って突出して設けられている。そのため、コネクタの前後長を少しでも短くする場合には、カム板の板厚の範囲内に撓み空間を設けることで係止突起がカム板の板厚方向に沿って撓み可能とし、最大撓み時には係止突起が撓み空間内に収容されるようにすることが考えられる。
実開平6−5148号公報
しかしながら、このような場合、撓み空間は、カム溝を避けるようにしてカム板の端縁付近に形成されることになり、撓み空間の周辺部分の強度確保を考慮する必要がある。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カム板の撓み空間の周辺部分における強度確保を行うことを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のハウジングのうちいずれか一方には、両ハウジングの嵌合方向に貫通して形成されたキャビティを内部に有する本体部と、この本体部の外部側に配されて両ハウジングの嵌合方向と直交する向きに開口する一対の収容空間と、この一対の収容空間に組み付け可能なスライダとが設けられ、前記スライダは、前記一対の収容空間内に収容される一対のカム板を有しかつ全体としてコの字をなし、前記カム板には、他方のハウジングに配されるフォロアピンと係合可能なカム溝と、前記カム板の板厚の範囲内において前記カム板の厚さ方向外側に開口する撓み空間と、その撓み空間を設けることで残った部分が前記カム板の厚さ方向外側に撓み変形する係止部とが設けられ、前記収容空間を構成する壁面のうち、カム板の厚さ方向内側の面に対する受け面には、前記係止部と係止して前記スライダを所定位置に保持する被係止部と、前記スライダの挿入方向に沿って前記係止部と前記受け面との干渉を回避する逃がし空間とが前記キャビティ側に凹設され、前記スライダを前記収容空間内に挿入することにより前記フォロアピンと前記カム溝との係合によるカム作用によって前記両ハウジングの嵌合を行わせるコネクタであって、前記撓み空間を成形する金型を前記カム板の厚さ方向内側から外側に向かう方向に型抜きすることで、前記撓み空間を構成する周壁が全周に亘って形成される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スライダは、前記フォロアピンを前記カム溝の入口に受入可能とする待機位置と、前記両ハウジングの嵌合が完了する嵌合位置とで保持可能とされ、かつ前記待機位置と前記嵌合位置との間を移動可能に設けられるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記収容空間は、前記一方のハウジングを幅方向に貫通して設けて、その幅方向両側から前記スライダを選択的に挿入可能とされるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記カム板には、案内部が設けられ、前記収容空間を構成する壁面には、前記収容空間に対して前記カム板を正規方向から挿入するときには前記案内部と整合となって前記挿入を許容し、正規方向以外では前記案内部と非整合となって前記挿入を規制する案内受け部が設けられるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記被係止部は、前記スライダの移動方向に沿って一対設けられるとともに、前記係止部は共用とされ、前記待機位置と前記嵌合位置とで前記各被係止部と係止するところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によると、撓み空間を成形する金型をカム板の厚さ方向内側から外側に向かう方向に型抜きすることで、撓み空間を構成する周壁を全周に亘って形成し、カム板の撓み空間の周辺部分における強度確保を行うことができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によると、スライダは、フォロアピンをカム溝の入口に受入可能とする待機位置と、両ハウジングの嵌合が完了する嵌合位置との間を移動可能に設けられるから、待機位置にあるスライダが嵌合位置へ移動するのを規制することができるとともに、嵌合位置にあるスライダが待機位置へ移動するのを規制することができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によると、収容空間は、一方のハウジングを幅方向に貫通して設けて、その幅方向両側からスライダを選択的に挿入可能とされるから、両ハウジングの組み付け現場の状況に応じてスライダの挿入方向を適宜選択することができる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によると、カム板には、案内部が設けられ、収容空間を構成する内壁には、収容空間に対してカム板を正規方向から挿入するときには案内部と整合となって挿入を許容し、正規方向以外では案内部と非整合となって挿入を規制する案内受け部が設けられるから、スライダを正規方向から確実に挿入することが可能である。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によると、被係止部は、スライダの移動方向に沿って一対設けられるとともに、係止部は共用とされ、待機位置と嵌合位置とで各被係止部と係止するから、スライダ側に1箇所の係止部を設けるだけで済み、カム板の強度低下につながる撓み空間の設置箇所を減らして、スライダの構造を簡素化することができるとともにカム板の強度確保を行うことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図20によって説明する。本実施形態におけるコネクタは、雌ハウジング10と、雄ハウジング20と、スライダ30とから構成され、両ハウジング10,20の嵌合方向と直交する方向からスライダ30を組み付けて挿入することによって両ハウジング10,20の嵌合を行わせるようにされている。尚、以下の説明において、前後方向については両ハウジング10,20の嵌合方向を基準として嵌合面側を前方とし、幅方向についてはスライダ30の挿入方向を基準とし、上下方向については図13における上下方向(スライダ30についてはカム板の厚さ方向)を基準とする。
雄ハウジング20は合成樹脂製で、図3に示すように、前方に開口するフード部21を有している。フード部21の奥壁22には、タブ状をなし、大きさの異なる複数の雄端子金具23が前方に突出して設けられている。同じくフード部21の奥壁22には、板状の案内片24が前方に突出して設けられている。また、フード部21の外周面のうち上下両面における幅方向略中央には、フォロアピン25が配されている。フォロアピン25は、略円柱状で外方に突出する形態とされており、その突出端には、フランジ25Aが全周に沿って突出して形成されている。
雌ハウジング10は合成樹脂製で、図13に示すように、略方形のブロック状をなしている。雌ハウジング10の内部には、同じく略方形のブロック状をなす本体部11が形成されている。本体部11の外周には、嵌合筒部12が形成されている。本体部11と嵌合筒部12との間には、両ハウジング10,20の嵌合に伴って、雄ハウジング20のフード部21が進入可能とされている。尚、スライダ30を後述する嵌合位置まで押し込んだ際には、両ハウジング10,20が完全に嵌り合った状態となって嵌合完了状態に至るとともに雄端子金具23が後述する雌端子金具13内に完全に嵌り込んで両端子金具13,23が導通可能に接続されるようにされている。
嵌合筒部12を挟む上下両側には、図2に示すように、一対の収容空間S,Sが配されている。収容空間Sは、雌ハウジング10内を幅方向に貫通して設けられ、スライダ30が幅方向両側から選択的に組み付け可能とされている。また、嵌合筒部12の内周面における幅方向両側には、図13に示すように、一対の案内凹部12A,12Aが前後方向に沿って、かつやや下方に偏った位置に凹設されている。案内凹部12Aは、雄ハウジング20の図示しない案内突部が内部に進入可能とされており、両ハウジング10,20の誤嵌合防止が行われるようになっている。
本体部11の内部には、大きさの異なる3種類の複数のキャビティ14が前後方向に貫通して形成されている。これらのキャビティ14の内部には、図3に示すように、後方から3種類の雌端子金具13が挿入可能とされており、正規位置まで挿入されるとキャビティ14の内部において前方に突出する片持ち状をなすランス14Aによって抜止め状態に保持されるようになっている。また、雌ハウジング10の幅方向両側面の略中央には、サイドリテーナ50を収容するためのリテーナ収容孔51が幅方向に貫通して設けられ、サイドリテーナ50をリテーナ収容孔51に挿入して雌端子金具13に係止させることで、ランス14Aによる係止とともに二重係止された状態となって雌端子金具13を抜止め状態に保持することが可能とされている。
本体部11の前面には、横長略方形の孔形状をなす嵌合挿通孔15が開口している。嵌合挿通孔15には、雄ハウジング20の案内片24が内部に収容可能とされている。本体部11の前面には、図10に示すように、フロントキャップ16が冠着可能とされている。フロントキャップ16には、キャビティ14に対応する貫通孔16Aと、嵌合挿通孔15に対応する貫通孔16Bとが形成されている。
収容空間Sを構成する各壁面(以下、空間構成部17という。)のうち後面側と嵌合筒部12側との間の角部には、幅方向に沿ってテーパ面17A(本発明における案内受け部に相当する。)が形成されている。テーパ面17Aは、スライダ30を収容空間S内に挿入するときにスライダ30が上下反転した姿勢で挿入されることを規制するためのものであり、正規姿勢で挿入された時には後述するカム板31の切欠き面31A(本発明における案内部に相当する。)と対面して挿入を許容し、正規姿勢以外ではカム板31の先端と収容空間Sの開口縁部17Bとが干渉して挿入を規制するようにされている。
雌ハウジング10の前面において両ハウジング10,20の嵌合時に雄ハウジング20のフォロアピン25と対応する位置には、逃がし溝12Bが形成されている。逃がし溝12Bは、図13に示すように、空間構成部17の幅方向中央において雌ハウジング10の前面側から嵌合筒部12側にかけてフォロアピン25の進入経路に沿って切り欠くことで、雌ハウジング10の前方空間と収容空間Sとを連通させている。これにより、フォロアピン25は、両ハウジング10,20の嵌合時に逃がし溝12Bを通じて収容空間Sの内部に進入することが可能とされている。
雌ハウジング10の後面において各収容空間S,Sの後方には、図14に示すように、幅方向に長い孔形状をなす一対の型抜き孔54,54が開口している。型抜き孔54は、逃がし溝12Bを上下方向に通る軸心に関して左右対称に形成されている。型抜き孔54を構成する各壁面のうちキャビティ14側の壁面には、逃がし空間52と、一対の被係止部53,53が幅方向に並んで配されている。両被係止部53,53は、型抜き孔54における幅方向両端に配され、逃がし空間52は、両被係止部53,53間において幅方向に沿って配されている。逃がし空間52と被係止部53は、空間構成部17においてカム板31の厚さ方向内側の面に対する受け面(以下、受け面という。)17Cがキャビティ14側に凹設された形態をなしている。尚、逃がし空間52と被係止部53の各底面は、受け面17Cより一段低い位置に形成され、受け面17Cとほぼ平行をなし、後述する各係止突起32A,38Aの突出高さとほぼ同じかやや大きめとされている。
被係止部53の内壁において逃がし溝12Bと反対側の面は、型抜き孔54の外周縁における幅方向両側縁と面一をなし、切り立った面とされている。また、被係止部53の内壁において逃がし溝12B側の面は、緩やかな勾配をなす傾斜面とされている。一方、逃がし空間52の内壁において幅方向に対向する両面は、いずれも緩やかな勾配をなす傾斜面とされている。
逃がし空間52は、待機位置にあるスライダ30の押し込み操作に伴って、後述する第1係止突起32Aが被係止部53の緩やかな傾斜面を乗り越えて、スライダ30が嵌合位置に至るまでの間および至った状態において、受け面17Cと干渉するのを回避可能としている。これにより、スライダ30の操作力の低減が図られている。尚、待機位置とは、図8に示すスライダ30の操作位置であって、図5に示すように、雄ハウジング20のフォロアピン25を逃がし溝12Bを通じてカム溝34の入口34Aにそのまま受入可能とする位置をいう。また、嵌合位置とは、図9に示すスライダ30の操作位置であって、図6に示すように、スライダ30の後述する操作部33の内面が空間構成部17の開口縁部17Bに当接して、これ以上スライダ30の押し込み操作が出来ない位置をいう。
ところで、逃がし空間52と被係止部53は、これらを成形する金型を型抜き孔54を通じて前後方向(両ハウジング10,20の嵌合方向)に沿って型抜きすることにより形成されている。したがって、逃がし空間52と被係止部53を上下方向(カム板31の厚さ方向)に型抜きして成形する場合と比べて、金型構造を簡素化して製品の取り数をUPさせてコスト低減を図ることが可能である。すなわち、逃がし空間52と被係止部53を上下方向に型抜きして成形する場合には、金型の型抜き方向が、前後方向(キャビティ14群を成形する型抜き方向)と幅方向(収容空間Sを成形する型抜き方向)と上下方向との3方向からなるスライド金型を使用することとなり、金型構造が複雑化して製品の取り数が少なくなってしまうものの、本実施形態の場合には、型抜き方向が、前後方向と幅方向との2方向からなるスライド金型で済むため、金型構造を簡素化することが可能である。
スライダ30は合成樹脂製で、図1に示すように、全体としてコの字をなし、操作部33と、その両端に配される一対のカム板31,31とを有している。スライダ30は、収容空間Sの幅方向両側から組み付け可能とされており、雄ハウジング20との組み付け現場の状況に応じて組み付け方向を自由に選択可能とされている。組み付けは、収容空間Sの幅方向両側に配される両開口のうち、対応する被係止部53に近い側の開口からスライダ30を組み付けるようにされている。また、スライダ30は、待機位置と嵌合位置との間を移動可能に設けられている。カム板31の内面における後端(両係止部32,38側)から先端にかけては、図19に示すように、角部が切り欠かれることで切欠き面31Aが形成されている。また、スライダ30は、操作部33を押し込むことにより、容易にスライド操作を行うことができるようにされている。
カム板31には、図18に示すように、雄ハウジング20のフォロアピン25と係合可能なカム溝34が形成されている。カム溝34は、カム板31の厚さ方向に貫通する形態で設けられ、両ハウジング10,20を嵌合完了状態に至らしめるための作動領域37と、この作動領域37の奥側に連続し、かつ嵌合完了後のスライド操作によっても嵌合を進行させない遊び領域36とから構成されている。尚、カム溝34の孔縁部においてカム板31の厚さ方向内面側は、内方(板面方向と平行)に張り出し形成されており、この張り出し部分にはフォロアピン25のフランジ25Aがカム板31の厚さ方向外側から係止することで、両カム板31,31の開き止めを行うとともにフォロアピン25とカム溝34の係合状態を保持することが可能とされている。
作動領域37は、カム板31の先端前面側に配される入口34Aからカム板31の略中央部に向けて斜め方向(両ハウジング10,20の嵌合方向とスライダ30の挿入方向の双方に対して斜めをなす方向)に形成されている。これにより、スライダ30が待機位置にあるときに、雄ハウジング20のフォロアピン25をカム溝の入口34Aに進入させてスライダ30を挿入することにより、フォロアピン25とカム溝34の係合によるカム作用によって両ハウジング10,20を嵌合完了状態に至らしめることが可能とされている。尚、スライダ30が待機位置にあるときには、図5に示すように、カム溝34の入口34Aと逃がし溝12Bとが整合し、フォロアピン25が逃がし溝12Bを通じてカム溝34の入口34Aにそのまま進入可能とされている。
遊び領域36は、作動領域37の終端からカム溝34の終端に向けてスライダ30の進入方向にほぼ沿うようにして設けられている。フォロアピン25が遊び領域36内にあるときには、両ハウジング10,20は嵌合完了状態とされている。また、スライダ30が嵌合位置にあるときには、図6に示すように、フォロアピン25がカム溝34の終端34Bに位置している。遊び領域36におけるカム溝34の前縁34Cは、カム溝34の終端34Bに向かうにつれてやや前方に向かう勾配をなしている。これにより、両ハウジング10,20が嵌合完了状態にあるときに両ハウジング10,20が互いに引っ張られると、フォロアピン25が遊び領域36におけるカム溝34の前縁34Cに係合することで、スライダ30が嵌合位置へ押し込まれる方向に作用する分力を生じさせ、両ハウジング10,20の離脱を規制可能としている。
カム板31においてカム溝34の後方には、図19に示すように、幅方向に所定間隔を空けて、カム板31の先端側から順に、第1係止部32と第2係止部38とが配されている。両係止部32,38は、カム板31の板厚の範囲内においてカム板31の厚さ方向外側に開口する撓み空間35を設けることで残された部分とされている。また、両係止部32,38は、カム板31の先端側を基端部として操作部33側がカム板31の厚さ方向外側に撓み可能とされている。また、両係止部32,38において撓み空間35と反対側の面は、カム板31の厚さ方向内側の面と面一とされ、同面の自由端側には、第1係止突起32Aと第2係止突起38Aがカム板31の厚さ方向内側の面から突出して形成されている。
第1係止突起32Aは、カム板31の先端側が緩やかな勾配をなす傾斜面とされ、操作部33側が切り立った面とされている。第1係止突起32Aの切り立った面は、スライダ30が待機位置にあるときには、被係止部53の切り立った面に係止することにより、待機位置にあるスライダ30の抜け方向への移動を規制可能としている(図8参照)。また、第1係止突起32Aの緩やかな傾斜面は、被係止部53の緩やかな傾斜面に係止して、スライダ30を嵌合位置側へ移動可能に待機位置に保持するようにされている。
一方、第2係止突起38Aは、カム板31の先端側および操作部33側の双方が緩やかな勾配をなす傾斜面とされている。第2係止突起32Aの両傾斜面は、スライダ30が待機位置にあるときには、収容空間Sの外部に位置しているものの、スライダ30が嵌合位置にあるときには、被係止部53の内壁に係止して、スライダ30を待機位置側へ移動可能に嵌合位置に保持するようにされている(図9参照)。尚、第2係止突起38Aは、スライダ30が待機位置と嵌合位置との間を移動する際には、受け面17Cに摺接することで第2係止部38をカム板31の厚さ方向外側に撓ませるようにされている。
ところで、撓み空間35は、この撓み空間35を成形する金型をカム板31の厚さ方向内側から外側に向けて型抜きすることにより形成されている。この結果、撓み空間35を構成する周壁35Aを全周に亘って形成することが可能となり、撓み空間35を成形する金型を前後方向(カム板31の板面方向)に型抜きする場合と比較して、カム板35の強度を向上させることが可能となっている。すなわち、両係止部32,38の撓み方向に対して直交する方向に型抜きすることにより撓み空間35を形成する場合には、周壁35Aの一部に型抜き孔が形成されて周壁35Aを全周に亘って形成することができないのに対して、本実施形態の場合には、両係止部32,38の撓み方向に沿って型抜きすることにより撓み空間35を形成しているから周壁35Aを全周に亘って形成することが可能となり、カム板31における撓み空間35の周辺部分の強度確保を行うことが可能である。
本実施形態は以上のような構造であって、続いてその作用を説明する。
まず、スライダ30を雌ハウジング10に組み付ける。スライダ30は、図7に示すように、収容空間Sの幅方向両側から組み付け可能とされ、雄ハウジング20との組み付け現場の状況に応じて組み付け方向を自由に選択することができる。組み付けに際しては、図12に示すように、カム板31の切欠き面31Aが空間構成部17のテーパ面17Aと対面するようにして組み付ける。これにより、スライダ30が上下反転した姿勢で挿入されることが規制され、スライダ30を押し込む。スライダ30が嵌合位置に至ると、第2係止部38の第2係止突起38Aの両傾斜面が、一対の被係止部53,53のうちスライダ30の組み付け側の被係止部(以下、単に被係止部という。)53の内壁に係止して、スライダ30が待機位置側に移動可能に嵌合位置に保持される。一方、第1係止部32の第1係止突起32Aは、逃がし空間52内に位置して受け面17Cと干渉することが回避されるとともに、第1係止部32が撓んだままとなることが規制される。
雌ハウジング10は、スライダ30が嵌合位置に保持された状態で、雄ハウジング20との組み付け現場へと送られる。雄ハウジング20との組み付けに際して、嵌合位置にあるスライダ30は、一旦、待機位置まで引き戻される。この引き戻しに際しては、第2係止突起38Aが被係止部53の内壁に摺接しつつ受け面17Cに乗り上げて、スライダ30の待機位置側への移動を許容する。この後、第1係止突起32Aが、逃がし溝52の内壁における幅方向両側の傾斜面のうちスライダ30の組み付け側の傾斜面に摺接しつつ乗り越えると被係止部53の内部に嵌り込むとともに、第2係止突起38Aは、収容空間Sの外部へと移動する(図8参照)。このとき、第1係止突起32Aの切り立った面は、被係止部53の切り立った面に係止して、スライダ30の抜け方向への移動を規制するとともい、第1係止突起32Aの緩やかな傾斜面は、被係止部53の緩やかな傾斜面に係止して、スライダ30を嵌合位置側への移動を許容しつつ待機位置に保持する。この状態では、カム溝34の入口34Aは、逃がし溝12Bと整合する位置に配され、フォロアピン25との係合に備えて待機する。
続いて、両ハウジング10,20の嵌合を行う。まず、雄ハウジング20の図示しない案内突部が雌ハウジング10の案内凹部12Aに進入するようにして雌ハウジング10を雄ハウジング20側に向けて浅く嵌合させる。これにより、両ハウジング10,20の円滑な嵌合動作が保証される。そして、フォロアピン25を、図5に示すように、逃がし溝12Bを通じてカム溝34の入口34Aへと進入させる。引き続き、スライダ30を嵌合位置に向けて押し込むと、フォロアピン25とカム溝34の係合によるカム作用によって両ハウジング10,20の嵌合が進行する。両ハウジング10,20の嵌合が完了し、スライダ30が嵌合位置に至ると、第2係止突起38Aが係止凹部53の内壁に係止して、図9に示すように、スライダ30が待機位置側へ移動可能に嵌合位置に保持される。
スライダ30が待機位置から嵌合位置へ移動する間は、第1係止突起32Aが被係止部53の緩やかな傾斜面に摺接しつつ第1係止部32が撓み変形し、第1係止突起32Aが逃がし空間52内に入り込むことで第1係止部32が復帰する。この後、スライダ30が嵌合位置に至るまでの間および至った状態においては、第1係止部32が復帰姿勢のまま第1係止突起32Aが受け面17Cと干渉することが回避されるから、第1係止部32が撓んだままの状態となることが回避される。これにより、スライダ30を押し込む際の操作力が低減することができるとともに第1係止部32が塑性変形する等して弾性反力が低減することが規制される。
次に、両ハウジング10,20を離脱する操作について説明する。両ハウジング10,20の離脱にあたっては、嵌合位置にあるスライダ30を待機位置側に引き戻すことにより、フォロアピン25とカム溝34の係合によるカム作用によって両ハウジング10,20の離脱が進行し、スライダ30が待機位置に至ると、フォロアピン25がカム溝34の入口34Aに位置し、両ハウジング10,20をそのまま引き離すことが可能となる。
以上のように、本実施形態においては、以下に示す効果を生じさせることができる。
1.撓み空間35を成形する金型をカム板31の厚さ方向内側から外側に向かう方向に型抜きすることで、一対のカム板31,31が対向状態で配されるスライダ30において撓み空間35を構成する周壁35Aが全周に亘って形成されるから、カム板31の強度確保を行うことができる。
2.スライダ30は、フォロアピン25をカム溝34の入口34Aに受入可能とする待機位置と、両ハウジング10,20の嵌合が完了する嵌合位置との間を移動可能に設けられるから、待機位置にあるスライダ30が嵌合位置へ移動するのを規制することができるとともに、嵌合位置にあるスライダ30が待機位置へ移動するのを規制することができる。
3.収容空間Sは、雌ハウジング10を幅方向に貫通して設けて、その幅方向両側からスライダ30を選択的に挿入可能とされるから、両ハウジング10,20の組み付け現場の状況に応じてスライダ30の挿入方向を適宜選択することができる。
4.カム板31には、切欠き面31Aが設けられ、空間構成部17には、収容空間Sに対してカム板31を正規方向から挿入するときには切欠き面31Aと整合となって挿入を許容し、正規方向以外では切欠き面31Aと非整合となって挿入を規制するテーパ面17Aが設けられるから、スライダ30を正規方向から確実に挿入することが可能である。
5.逃がし空間52と被係止部53を成形する金型を両ハウジング10,20の嵌合方向に沿って型抜きすることで、両ハウジング10,20の嵌合方向と直交する面に型抜き孔54が形成されるから、金型の型抜き方向が2方向からなるスライド金型を使用することが可能となり、金型構造を簡素化してコスト低減を図ることができる。
6.スライダ30は、一対のカム板31,31と、その両カム板31,31の端部同士を連結する操作部33とからなるから、操作部を押し込むことでスライダの挿入を容易に行うことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図21ないし図25によって説明する。本実施形態におけるコネクタは、実施形態1における雌ハウジング10とスライダ30の係止構造を一部変更したものであり、その他の重複する構造については説明を省略する。本実施形態において雌ハウジング60の逃がし空間61と被係止部62を成形する金型を型抜きするための型抜き孔63は、実施形態1の型抜き孔54と同様に、幅方向に長い孔形状で、嵌合筒部12を挟んで上下一対設けられている。型抜き孔63を構成する各壁面のうち上下方向に対向する両壁面間には、型抜き孔63を左右に分割する仕切り壁64が架設されている。型抜き孔63において、左側が左型抜き孔63Lとされ、右側が右型抜き孔63Rとされている。両型抜き孔63L,63Rは、仕切り壁64を上下方向に通る軸心に関して左右対称をなしている。尚、以下の構造説明においては嵌合筒部12の上側の左型抜き孔63Lを代表として説明する。
左型抜き孔63Lを構成する各壁面のうちキャビティ14側の壁面には、逃がし空間61と被係止部62とが幅方向に並んで配されている。逃がし空間61は、左型抜き孔63Lにおいて仕切り壁64と反対側の側縁から幅方向に沿って受け面17Cを凹設することにより形成されている。また、被係止部62は、逃がし空間61よりも仕切り壁64側において受け面17Cがキャビティ14側に凹設された形態をなしている。逃がし空間61と被係止部62は、実施形態1と同様に、これらを成形する金型を型抜き孔63を通じて前後方向に沿って型抜きすることにより形成されている。
被係止部62の内壁において仕切り壁64側の面は、左型抜き孔63Lの外周縁における仕切り壁64側の側縁と面一をなし、切り立った面とされている。また、被係止部62の内壁において仕切り壁64と反対側の面は、緩やかな勾配をなす傾斜面とされている。一方、逃がし空間61の内壁において仕切り壁64側の面は、緩やかな勾配をなす傾斜面とされ、逃がし空間61の内壁において仕切り壁64と反対側の面は、左型抜き孔63Lの外周縁における仕切り壁64と反対側の側縁と面一をなし、切り立った面とされている。尚、逃がし空間61と被係止部62の各底面は、受け面17Cより一段低い位置に形成され、受け面17Cとほぼ平行をなし、後述する係止突起67Aの突出高さとほぼ同じかやや大きめとされている。
スライダ65は、一対のカム板66,66を有し、実施形態1のスライダ30と同様に、カム板66の先端側には第1係止部32に相当する係止部67が設けられているものの、カム板66の操作部33側には第2係止部38に相当する係止部が設けられていない。また、スライダ65は、収容空間Sの幅方向両端から組み付け可能とされており、雄ハウジング20との組み付け現場の状況に応じて組み付け方向を自由に選択可能とされている。組み付けは、収容空間Sの幅方向両側に配される両開口のうち、仕切り壁64を上下方向に通る軸心に関して対応する被係止部62と反対側の開口からスライダ65を組み付けるようにされている。
係止部67の自由端側においてカム板66の厚さ方向内面側には、係止突起67Aが突出して設けられている。係止突起67Aにおいてカム板66の先端側は、緩やかな勾配をなす傾斜面とされ、操作部33側は切り立った面とされている。この切り立った面は、スライダ65が待機位置にあるときには、被係止部62の切り立った面と係止することにより、待機位置にあるスライダ65の抜け方向への移動を規制可能としている(図23参照)。また、係止突起32Aの緩やかな傾斜面は、被係止部62の緩やかな傾斜面に係止して、スライダ65を嵌合位置側へ移動可能に待機位置に保持するようにされている。
待機位置にあるスライダ65を押し込むと、係止突起67Aは、被係止部62の緩やかな傾斜面に摺接しつつ乗り越えると、逃がし空間61に入り込んで、受け面17Cとの干渉を回避しつつ嵌合位置側へ移動する。この後、係止突起67Aは、逃がし空間61の切り立った面の上縁に摺接しつつ受け面17Cに乗り上げる。さらに、係止突起67Aは、受け面17Cと摺接しつつ嵌合位置側に移動し、受け面17Cの幅方向両端において嵌合筒部12の外周面に沿って湾曲する湾曲部分17Dに進入することに伴って係止部67が徐々に復帰する。こうして、スライダ65が嵌合位置に至ると、係止部67が完全に復帰して係止突起67Aが受け面17Cの湾曲部分17Dに係止することにより、スライダ65が嵌合位置に保持される。
以上のように、本実施形態においては、雌ハウジング60には、2箇所の被係止部(被係止部62と湾曲部分17D)を設けたから、実施形態1にようにスライダ30側に2箇所の係止部(第1係止部32と第2係止部38)を設ける必要がなく、スライダ65側に1箇所の係止部67を設けるだけで済み、カム板65の強度低下につながる撓み空間35の設置箇所を減らして、スライダ65の構造を簡素化することができるとともにカム板66の強度確保を行うことができる。また、雌ハウジング60の型抜き孔63を構成する各壁面のうち対向する両壁面間には、型抜き孔63を左右に分割する仕切り壁64を架設したから、型抜き孔63の周辺部分における強度確保を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態によると、スライダの組み付け時における誤嵌合規制としてテーパ面17Aと切欠き面31Aを設けているが、本発明によると、誤嵌合規制が可能であれば、他の形態であってもよく、テーパ面17Aの代わりに突部を設け、切欠き面31Aの代わりに突部に嵌合可能な凹部を設けるようにしてもよい。
(2)本実施形態によると、スライダが係止部によって嵌合位置に保持されるようにしたものを例示しているが、本発明によると、必ずしも嵌合位置においてスライダを保持するようにしなくてもよい。その場合には、前提として、本実施形態のように両ハウジングの嵌合に寄与しない遊び領域36を設けておくことが必要とされる。さらには、両ハウジングが引っ張られることで、スライダを嵌合位置側へ向かわせる分力を生じさせることが可能なように、遊び領域36におけるカム溝34の前縁34Cに傾斜を設けておくことが望ましい。
(3)本実施形態によると、フォロアピン25と遊び領域36におけるカム溝34の前縁34Cとが係合することでスライダが操作完了位置へ向かう方向に作用する分力を生じさせるようにしてあるが、本発明によると、遊び領域36は嵌合に寄与しないものであればよく、例えば、遊び領域36におけるカム溝34の前縁34Cは、スライダの挿入方向と平行としてもよい。
実施形態1におけるスライダの斜視図 その雌ハウジングの斜視図 その両ハウジングの嵌合開始時における側断面図 その両ハウジングの嵌合完了時における側断面図 その両ハウジングの嵌合開始時における平面図 その両ハウジングの嵌合完了時における平面図 その雌ハウジングにスライダを組み付ける前の状態を示す縦断面図 そのスライダが待機位置にある状態を示す縦断面図 そのスライダが嵌合位置にある状態を示す縦断面図 そのスライダが嵌合位置にある状態を示す正面図 そのスライダが嵌合位置にある状態を示す背面図 そのスライダが嵌合位置にある状態を示す側面図 その雌ハウジングの正面図 その雌ハウジングの背面図 その雌ハウジングの側面図 その雌ハウジングの平面図 その雌ハウジングの一部切欠き平面図 そのスライダの平面図 そのスライダの一部切欠き平面図 そのスライダの側面図 実施形態2におけるスライダが待機位置にある状態を示す背面図 そのスライダが嵌合位置にある状態を示す背面図 そのスライダが待機位置にある状態を示す縦断面図 そのスライダが嵌合位置にある状態を示す縦断面図 その雌ハウジングの一部切欠き平面図
符号の説明
10,60…雌ハウジング(一方のハウジング)
17…空間構成部(収容空間を構成する壁面)
17A…テーパ面(案内受け部)
17C…受け面
20…雄ハウジング(他方のハウジング)
25…フォロアピン
30,65…スライダ
31,66…カム板
31A…切欠き面(案内部)
32…第1係止部
33…操作部
34…カム溝
34A…カム溝の入口
35…撓み空間
35A…周壁
38…第2係止部
52,61…逃がし空間
53,62…被係止部
54,63…型抜き孔
67…係止部
S…収容空間

Claims (5)

  1. 互いに嵌合可能な一対のハウジングのうちいずれか一方には、両ハウジングの嵌合方向に貫通して形成されたキャビティを内部に有する本体部と、この本体部の外部側に配されて両ハウジングの嵌合方向と直交する向きに開口する一対の収容空間と、この一対の収容空間に組み付け可能なスライダとが設けられ、
    前記スライダは、前記一対の収容空間内に収容される一対のカム板を有しかつ全体としてコの字をなし、前記カム板には、他方のハウジングに配されるフォロアピンと係合可能なカム溝と、前記カム板の板厚の範囲内において前記カム板の厚さ方向外側に開口する撓み空間と、その撓み空間を設けることで残った部分が前記カム板の厚さ方向外側に撓み変形する係止部とが設けられ、
    前記収容空間を構成する壁面のうち、カム板の厚さ方向内側の面に対する受け面には、前記係止部と係止して前記スライダを所定位置に保持する被係止部と、前記スライダの挿入方向に沿って前記係止部と前記受け面との干渉を回避する逃がし空間とが前記キャビティ側に凹設され、
    前記スライダを前記収容空間内に挿入することにより前記フォロアピンと前記カム溝との係合によるカム作用によって前記両ハウジングの嵌合を行わせるコネクタであって、
    前記撓み空間を成形する金型を前記カム板の厚さ方向内側から外側に向かう方向に型抜きすることで、前記撓み空間を構成する周壁が全周に亘って形成されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記スライダは、前記フォロアピンを前記カム溝の入口に受入可能とする待機位置と、前記両ハウジングの嵌合が完了する嵌合位置とで保持可能とされ、かつ前記待機位置と前記嵌合位置との間を移動可能に設けられることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記収容空間は、前記一方のハウジングを幅方向に貫通して設けて、その幅方向両側から前記スライダを選択的に挿入可能とされることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記カム板には、案内部が設けられ、前記収容空間を構成する壁面には、前記収容空間に対して前記カム板を正規方向から挿入するときには前記案内部と整合となって前記挿入を許容し、正規方向以外では前記案内部と非整合となって前記挿入を規制する案内受け部が設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記被係止部は、前記スライダの移動方向に沿って一対設けられるとともに、前記係止部は共用とされ、前記待機位置と前記嵌合位置とで前記各被係止部と係止することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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