JP2004039498A - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Abstract

【課題】小型化に好適なコネクタを提供する。
【解決手段】雌ハウジングには、雌端子金具を挿入可能なキャビティ41と、キャビティ41内に設けられるとともに挿入される雌端子金具に対して弾性的に係止可能なランス43とが設けられている。雌ハウジングには、ランス43における雌端子金具に対する係止面58を成形可能な開口部64が前方へ開口して形成されている。ランス43は、前後両端が支持された両持ち状に形成されるとともに係止面58よりも前方へ突出する部分が、開口部64の周面のうちランス43の撓み方向に概ね沿った側面64b,64cに連結されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、端子金具の抜け止めを図るためのランスを備えたコネクタとして特開平6−325814号公報に記載されたものが知られている。このものは、図26に示すように、コネクタハウジング1内に後方から端子金具2を挿入可能なキャビティ3が設けられるとともに、キャビティ3の上面からは、挿入される端子金具2に押圧されることで一旦上方の撓み許容空間4へ弾性変形され、端子金具2が正規深さまで挿入されると復帰して端子金具2に弾性的に係止されるランス5が設けられている。このランス5は、前方へ突出する片持ち状のアーム部6を有するとともに、アーム部6の内面にキャビティ3内に突出して端子金具2に係止される係止部7を備え、さらにアーム部6の先端から解除操作用の突部8を前方へ突出させた構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したコネクタを小型化するよう要請があった場合には、例えばランス5のアーム部6の厚み寸法を小さくすることが考えられる。しかしながら、アーム部6は片持ち状であるため、必要な強度を得るには所定の厚み寸法を確保しなければならない。従って、アーム部6の薄肉化によってコネクタの小型化を図るには限界があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化に好適なコネクタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングには、端子金具を挿入可能なキャビティと、キャビティ内に設けられるとともに挿入される端子金具に対して弾性的に係止可能なランスとが設けられているものにおいて、前記コネクタハウジングには、前記ランスにおける前記端子金具に対する係止面を成形可能な開口部が前方へ開口して形成されている一方、前記ランスは、前後両端が支持された両持ち状に形成されるとともに前記係止面よりも前方へ突出する部分が、前記開口部の周面のうち前記ランスの撓み方向に概ね沿った側面に連結されている構成としたところに特徴を有する。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ランスのうち、前記係止面よりも前方へ突出する部分が、前記開口部の周面のうち互いに対向する一対の前記側面にそれぞれ連結されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ランスのうち、前記係止面よりも前方へ突出する部分が、前記開口部の周面のうち、前記側面と、前記側面に対して略直交する前記キャビティ側の面とにそれぞれ連結されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記ランスのうち、前記係止面よりも前方へ突出する部分には、ランスを強制的に撓み変形させるための解除治具によって操作が可能とされる操作用溝部が前方へ開口して形成されているところに特徴を有する。
【0006】
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記操作用溝部内には、前記端子金具から突設された係止突部が進入可能とされ、操作用溝部の後端側には、前記係止面が拡張して形成されることで、その拡張部分が進入した係止突部に対して係止可能となっているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載のものにおいて、前記ランスのうち前記係止面よりも前方へ突出する部分には、前記解除治具を挿通可能な治具挿通溝部が前記操作用溝部に連通して形成されており、この治具挿通溝部は、前記ランスのうち前記係止面よりも前方へ突出する部分を二股状に分離して形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
ランスを両持ち状としたから、従来の片持ち状のものと比べると、厚みを薄くしても強度を高く保つことができ、従って端子金具の抜け止め力を高くすることができる。もって小型化に好適なコネクタを提供することができる。
しかも、ランスのうち係止面よりも前方に突出する部分を、開口部の周面のうちランスの撓み方向に概ね沿った側面に連結するようにしたから、その連結部分が係止面を成形する上で障害とならず、係止面を幅広に形成することができる。
これにより小型化した場合でも端子金具の抜け止め力を十分に確保することができ、もって小型化に好適なコネクタを提供することができる。
【0008】
<請求項2の発明>
係止面の幅寸法をランスの幅寸法と同じ程度の大きさまで拡張することが可能となるから、端子金具の抜け止め力を一層向上させることができる。
<請求項3の発明>
仮にランスのうち係止面よりも前方へ突出する部分が開口部の周面のうち互いに対向する側面にそれぞれ連結される場合には、端子金具の形状などによっては、ランスのうち係止面を設けた部分が端子金具に干渉することがあり得る。そのような場合でも、本発明によれば、ランスのうち係止面よりも前方へ突出する部分を、開口部の周面のうち側面に対して略直交するキャビティ側の面に連結するようにしているから、その連結部分によってランスの形成範囲を規制して端子金具との干渉を回避することが可能となる。
【0009】
<請求項4の発明>
端子金具をキャビティから取り外す場合には、操作用溝部の壁面を解除治具によって操作することで、ランスを強制的に撓み変形させて端子金具との係止状態を解除しつつ端子金具を後方へ引っ張って行う。
【0010】
<請求項5の発明>
端子金具から突設した係止突部を係止するよう係止面を拡張して形成しているから、端子金具の抜け止め力を一層向上させることができる。
<請求項6の発明>
治具挿通溝部がランスのうち係止面よりも前方へ突出する部分を二股状に分離するような範囲に形成されているから、解除治具を解除用溝部内に挿入するにあたり、治具挿通溝部によって解除治具に対する入り口を十分広く確保することができ、解除治具の挿入動作を円滑に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図15によって説明する。この第1実施形態では、雌コネクタハウジング40(以下、単に雌ハウジング40という)内に雌端子金具10が挿入されてなる雌コネクタを示す。この雌端子金具10は、雌ハウジング40内に収容された状態で、雌ハウジング40に対して嵌合される相手の雄ハウジング内に収容された雄端子金具(雄ハウジング共々図示せず)と導通接続可能とされている。なお以下では、雌ハウジング40に対する雌端子金具10の挿入方向を前方とし、逆の抜き取り方向を後方とし、また上下方向の記載は図7などを基準として説明する。
【0012】
雌端子金具10は、金属母材を所定形状に打ち抜いたものに叩き加工や曲げ加工などを施すことで所望の形状に成形されている。この雌端子金具10は、図4及び図5に示すように、大まかには前後に開口する略箱型をなす本体部11と、電線Wの端末に圧着接続可能なバレル部12とを前後に繋げた構成となっている。このうち、バレル部12は、前後に一対ずつのかしめ片12a,12bを備え、前側の両かしめ片12aが電線Wの芯線部分Waにかしめ付けられるのに対し、後側の両かしめ片12bが電線Wの被覆部分Wbにかしめ付けられるようになっている。
【0013】
本体部11は、前後に延出する底壁13と、底壁13の両側縁から立ち上がる一対の側壁14,15と、図4の左側の側壁14の突出端から底壁13と対向するよう突出する天井壁16と、図4の右側の側壁15の突出端から突出するとともに天井壁16の外側に重ね合わせられる外壁17とから構成されている。
【0014】
底壁13は、図7に示すように、他の壁14,15,16,17と比較して前端が後方へ引っ込んだ位置に配されており、この前端から弾性接触片18が突設されている。弾性接触片18は、底壁13の前端から前方へ突出する舌片を後方へ向けて折り返すことで、略山形をなす片持ち状に形成されている。この弾性接触片18は、本体部11内に前方から挿入される相手の雄端子金具のタブに対して弾性接触可能とされている。また弾性接触片18に対向する天井壁16には、タブを弾性接触片18との間で挟圧状態に保持可能な受け部19が内側に張り出して設けられている。また底壁13には、弾性接触片18が弾性限度を超えて変形する手前の段階で弾性接触片18に係合することで、弾性接触片18の過度撓みを規制可能な過度撓み規制突部20が内側に叩き出して設けられている。
【0015】
外壁17は、図5及び図7に示すように、その長さ方向略中央部分に切欠部21が全幅にわたって形成されることで、前部17aと後部17bとに分断されている。この切欠部21内には、雌端子金具10がキャビティ41内に挿入されると、ランス43が進入可能とされ、切欠部21の前側の切断端面21aに対してランス43が係止可能とされている。ランス43に対する係止面である切欠部21における前側の切断端面21aは、全域にわたって内側に傾斜するテーパ状に形成されている。この切欠部21は、外壁17の半分弱の長さを有するとともに図5の奥側の側壁15の上端部にまで形成されている。この側壁15の上端面(切欠部21における側方の切断端面)には、天井壁16の突出端から突設された張出片22が当接されることで、天井壁16をほぼ水平な姿勢に支持できるようになっている。天井壁16のうち、受け部19を有する前半部分には、後半部分よりも僅かに低くなるよう凹部23が張出片22における側壁15との当接部分を除いて形成されており、その分だけランス43の係止深さを稼ぐことができるようになっている。また外壁17の前部17aは、前後長さが後部17bよりも少し短く設定されている。
【0016】
外壁17の後部17bにおける突出端からは、図6に示すように、底壁13側へ屈曲される後部保持片24と、その反対側(外方)へ屈曲されるスタビライザ25とが前後に設けられている。後部保持片24は、図6の紙面手前側の側壁14に切欠形成された後部保持溝26内に嵌合されることで、後部17bが前後に遊動するのを規制した状態に保持できるようになっている。スタビライザ25は、キャビティ41内のスタビライザ挿通溝48内に挿通されることで、雌端子金具10の挿入動作を案内可能となっている。また後部保持片24の前端が後部17bの前端と、スタビライザ25の後端が後部17bの後端と、それぞれ揃えられている。後部17bのうち後端部の幅方向中央には、スタビライザ25とほぼ同じ長さを有する突部27が外方へ突出するよう叩き出して形成されている。この突部27は、雌端子金具10がキャビティ41内に挿入されると、キャビティ41の下面(突部挿通溝47の上面)に当接可能とされている。この突部27を含めた本体部11の後端下側の段差部分28(天井壁16及び外壁17の後部17bの後端面)には、雌ハウジング40に装着されるリテーナ52が係止可能となっている。
【0017】
外壁17の前部17aにおける幅方向に沿った後端縁部(切欠部21の前側の切断端部)の略中央(正確には中央よりも僅かに図4の左側にずれた位置)には、ランス43が係止可能とされる係止突部29が外側へ突出するよう叩き出して形成されている。係止突部29は、図5及び図6に示すように、全体としては前端を頂点とする略角錐状をなしており、前端側にかけて幅寸法及び高さ寸法が減少する先細り状をなすとともに3つの斜面により構成される角錐部29aと、幅寸法及び高さ寸法が一定とされるとともに3つの側面により構成される角筒部29bとを前後に繋げた構成となっている。係止突部29の角錐部29aは、先細り状とされ、且つその前端部がやや丸みを帯びた形状に形成されることで、キャビティ41内に雌端子金具10が挿入される過程において突部挿通溝47内での挿通動作を円滑にできるようになっている。係止突部29の角筒部29bは、切欠部21の前側の切断端面21aの傾斜に沿って後方へオーバーハング状に突出して形成され、外壁17の前部17aよりも後方に突出している。
【0018】
この係止突部29は、上記突部27とほぼ同じ高さ位置まで突出するよう設定され、突部27と同様にキャビティ41の突部挿通溝47内に挿通可能とされている。係止突部29のうちランス43に対する係止面である後端面は、切欠部21の前側の切断端面21aにより構成されており、内側に傾斜したテーパ状に形成されている。外壁17の前部17aのうち係止突部29に対する両側方部分の後端面についても、内側に傾斜したテーパ状をなす切欠部21の前側の切断端面21aにより構成され、ここにランス43が係止可能とされている(図8及び図12)。
【0019】
外壁17の前部17aにおける突出端(側壁14との突き合わせ端)からは、図6に示すように、底壁13側へ屈曲される前部保持片30が設けられている。
前部保持片30は、図6の紙面手前側の側壁14に切欠形成された前部保持溝31内に嵌合されることで、前部17aが前後に遊動するのを規制した状態に保持できるようになっている。この前部保持片30は、外壁17の前部17aよりも後方へ突出して形成されている。そして、前部保持片30の根元部分には、上記切欠部21が拡張して形成され、その切断端面21aが既述したように内側に傾斜したテーパ状に形成されており、ここにランス43の側端部が係止可能とされている。
【0020】
雌ハウジング40は、合成樹脂製とされ、図1、図2及び図7に示すように、後方から雌端子金具10を挿入可能なキャビティ41が上下2段、幅方向に複数室並んで配設されている。キャビティ41内に挿入される雌端子金具10は、キャビティ41の下壁42側に設けられたランス43(詳細は後述する)により弾性的に抜け止め可能とされるとともに、雌ハウジング40の前壁44によって前止まり状態に支持されるようになっている。この雌ハウジング40の前壁44には、相手の雄端子金具のタブがキャビティ41内に前方から進入するのを許容するタブ挿通孔45が穿設されており、その前側の孔縁には、全周にわたって略擂鉢状をなす誘導面46が形成されることで、タブの進入動作が円滑に誘導されるようになっている。
【0021】
キャビティ41の下壁42には、雌端子金具10における係止突部29及び突部27を挿通可能な突部挿通溝47と、スタビライザ25を挿通可能なスタビライザ挿通溝48とがそれぞれ後方へ開放する形態で形成されている。突部挿通溝47は、キャビティ41における幅方向略中央に配されるのに対し、スタビライザ挿通溝48は、突部挿通溝47に対して図2の右側に配されている。突部挿通溝47は、後述するようにランス43側に連続して形成されているのに対し、スタビライザ挿通溝48は、その前端位置がランス43よりも少し後方に設定されている。
【0022】
キャビティ41の上面(ランス43との対向面)における前端部には、全幅にわたって内方(ランス43側)へテーパ状に張り出す張出部49が設けられており、この張出部49によってキャビティ41内に挿入される雌端子金具10の前端部をランス43側へ押し出すことで、ランス43の係止深さが増加できるようになっている。キャビティ41の後端周縁は、一部を除いてほぼ全周にわたり雌端子金具10を誘い込むことができるようテーパ状に形成されている。キャビティ41の後端周縁のうち、図2の左上位置には、雌端子金具10の挿抜方向と直交する切り立った端面をなす規制部50が設けられており、この規制部50には、雌端子金具10がキャビティ41に対して正規の挿入姿勢とは上下反転した不正な姿勢とされたときに、スタビライザ25が突き当たることで挿入動作を規制可能とされている。またキャビティ41は、図9に示すように、前半部分が後半部分よりも幅狭に形成されている。
【0023】
雌ハウジング40の下面には、図7に示すように、雌端子金具10を二次係止するためのリテーナ52を下方から装着可能なリテーナ取付孔51が開口して設けられている。このリテーナ取付孔51は、各キャビティ41の長さ方向中央部分(ランス43よりも少し後側部分)を下方外部に開放するような位置に形成されている。リテーナ52は、各キャビティ41に対応して上下2段の抜け止め部53を有しており、雌ハウジング40に対して各抜け止め部53が各キャビティ41から下方に退避して配されることで各キャビティ41への雌端子金具10の挿抜を許容する仮係止位置(図7)と、各抜け止め部53が各キャビティ41内に進出して雌端子金具10に対して係止可能とされる本係止位置(図14)との2位置間を上下方向に沿って移動可能とされている。このリテーナ52は、図示しない保持手段によって上記仮係止位置と本係止位置とに選択的に保持可能とされている。なお図9及び図13においてはリテーナ52の図示を省略する。
【0024】
ここで、ランス43の構造を詳細に説明する。ランス43は、図3及び図7に示すように、キャビティ41の下壁42における前部側(リテーナ取付孔51よりも前方部分)に設けられており、前後両端が支持された両持ち状のアーム54を備えている。このアーム54の上面には、雌端子金具10の切欠部21内に進入してその前側の切断端面21aに対して係止可能な抜け止め突部55がキャビティ41内に突出する形態で設けられている。ランス43は、全体として正面から見てほぼ左右対称形状をなしている。
【0025】
アーム54は、正面から見て横長の長方形のうち両下側角部をテーパ状に切除した形状をなし(図1)、キャビティ41の幅寸法にほぼ匹敵する(正確にはキャビティ41の幅寸法よりも僅かに小さい)幅寸法を有している(図9)。アーム54は、前後の支持部分を支点として上下方向に沿って撓み変形可能とされ、変形時には、長さ方向中央部分を最下端とした略弓形となる(図10)。アーム54の下方には、その撓み変形を許容する撓み空間が所定高さ分確保されている。アーム54の両側部(下面がテーパ状となる部分)に対して撓み空間を空けた下方位置には、断面形状が略三角形となる一対の過度撓み規制レール部56がランス43の長さ方向に沿って設けられている。この過度撓み規制レール部56は、ランス43が弾性限度を超えて撓み変形する手前の段階でランス43に係合することでその過度撓みを規制可能となっている。アーム54のうち、後部54bは、下壁42に対して全幅にわたって連結されるとともに前方へ向かって上り勾配をなす傾斜状に形成されるのに対し、前部54aは、雌ハウジング40の前壁44に対して部分的に連結されるとともに略水平に形成されている。アーム54の後部54bには、下壁42に形成された突部挿通溝47が引き続いて設けられており、突部挿通溝47の両側方に残された部分が雌端子金具10を下支え可能な後側支持部57となっている。
【0026】
抜け止め突部55は、アーム54の全幅にわたる幅寸法を有するとともに(図9)、アーム54の後部54bと前端位置を揃えるように設けられており、その後面がアーム54の後部54bの傾斜に連続するテーパ状に形成されている。抜け止め突部55の前面は、雌端子金具10に対する係止面58となっており、前後方向(雌端子金具10の挿抜方向)と略直交する切り立った面として形成されている。この抜け止め突部55には、アーム54の後部54bに形成された突部挿通溝47が引き続いて設けられており、これにより抜け止め突部55は、正面から見て幅方向中央部分が凹んだ形状となっている(図1)。
【0027】
アーム54の前部54aの上面幅方向中央には、前方へ開口するとともに前方外部からランス43を強制的に撓み変形させるための解除治具J(図15)を挿入可能な操作用溝部59が全長にわたって形成されており、この操作用溝部59の両側方に残された部分が雌端子金具10を下支え可能な前側支持部60となっている。言い換えると、アーム54の前部54aは、操作用溝部59によって後部54bよりも薄肉状に形成されている。操作用溝部59は、アーム54の前部54aの厚み寸法の約半分強の深さに形成されており、その両側面がアーム54の外形に概ね沿うように、側方へ向かって上り勾配をなす曲面形状となっている(図1)。この操作用溝部59内には、キャビティ41内に挿入される雌端子金具10の係止突部29が進入可能とされており、その後端側には、上記した抜け止め突部55の係止面58に連続するとともに係止突部29に対して係止可能な拡張係止面61が形成されている。この拡張係止面61は、下端側ほど係止面58よりも後方へ引っ込むような傾斜(雌端子金具10における切欠部21の前側の切断端面21aに沿うような傾斜)を有するよう形成されている。
【0028】
アーム54の前部54aにおける前半部分には、解除治具Jの挿通を許容する治具挿通溝部62が操作用溝部59に連通して形成されている。この治具挿通溝部62は、アーム54の前部54aの前半部分を二股状に分岐するようにして形成されている。治具挿通溝部62の後端側には、後方へ向かって上り勾配をなす傾斜を有することで、解除治具Jを操作用溝部59へと案内可能な案内面63が形成されている。なおこれら操作用溝部59及び治具挿通溝部62は、次述する開口部64の一部を構成している。
【0029】
ところで、雌ハウジング40の前壁44には、図1に示すように、ランス43の前面形状(係止面58や拡張係止面61を含む)や側面形状(アーム54の下部の両側面)などを成形するための金型を前方へ型抜きすることに伴って開口部64がタブ挿通孔45の下方位置に前方へ開口して形成されている。開口部64は、ランス43の全高にわたる高さ寸法を有しているので、誘導面46の下端部を少し切欠するものの、開口部64の上面64aからは抜け止め突部55の外形に沿って下方へ張り出す突出部65が設けられており、この突出部65にも誘導面46が連続して形成されている。また雌ハウジング40のうち前壁44よりも後方部分には、図2に示すように、ランス43の後面形状(連結部分70,71の後面を含む)や側面形状(アーム54の上部及び抜け止め突部55における両側面)などを成形するための金型を型抜きするのに伴って型抜き溝部66,67が設けられ、型抜き溝部66,67は、ランス43の両側方位置においてキャビティ41に連通するとともに後方へ開放する形態をなしている。この型抜き溝部66,67によってキャビティ41の後半部分の両側縁下部が切除されている。
【0030】
そして、開口部64の両側面64b,64c(ランス43の撓み方向に沿った側面)には、図1に示すように、アーム54の前部54aのうち、治具挿通溝部62によって左右に分岐された一対の分岐部68,69がそれぞれ連結されている。両分岐部68,69との連結部分70,71は、アーム54に対して側方(ランス43の撓み方向と交差する方向)にずれた位置に配されている。つまり、両連結部分70,71は、抜け止め突部55及び係止面58をアーム54の全幅にわたる範囲に成形する上での障害とならない、言い換えると成形上の影とならない位置に配されているから、抜け止め突部55及び係止面58の幅寸法をランス43の全幅にわたる大きさに設定することができる。また、両分岐部68,69と係止面58とは、上下方向について隣り合うような位置に配置となっている。
【0031】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。雌ハウジング40に対してリテーナ52を仮係止位置に装着した後に、図7ないし図9に示すように、電線Wを圧着接続した状態の雌端子金具10をキャビティ41内に挿入する。このとき、スタビライザ25を下方へ向けた正規の挿入姿勢とは上下反転した不正な姿勢で雌端子金具10を挿入しようとした場合には、上方を向いたスタビライザ25の前端面がキャビティ41の後端周縁に形成された規制部50に突き当たることで挿入動作が規制される。これにより、雌端子金具10の逆挿入が確実に防止される。
【0032】
正規の挿入姿勢としつつ雌端子金具10をキャビティ41内に挿入すると、先に係止突部29が突部挿通溝47内に挿通され、その後、突部27が突部挿通溝47内に、スタビライザ25がスタビライザ挿通溝48内にそれぞれ挿通されることで、雌端子金具10が上下左右にがたつくのを抑制されつつ円滑に挿入される。そして、雌端子金具10が所定深さまで挿入されると、図10に示すように、係止突部29によってランス43が押圧されてそのアーム54が下方へ撓み変形される。このとき、アーム54は、全体が側方から見て浅いV字型になるよう変形し、前部54aが後傾するのに対して後部54bが前傾した姿勢となる。この過程では、係止突部29が前端を頂点とする略角錐状に形成されていることで、突部挿通溝47内での挿通動作が円滑になり、且つランス43をスムーズに押圧できるようになっている。
【0033】
このように雌端子金具10が半挿入の状態であるにも拘わらず、作業者が正規深さに達したと勘違いしてリテーナ52を本係止位置へ移動させる場合がある。
その場合には、リテーナ52の抜け止め部53が雌端子金具10の本体部11の下面側に突き当たることで、本係止位置への移動動作が規制される。これをもって、雌端子金具10が半挿入であることが検知される。
【0034】
雌端子金具10がキャビティ41内に正規深さまで挿入されると、図11ないし図13に示すように、係止突部29がランス43の抜け止め突部55を乗り越えてその前方の操作用溝部59内に進入し、それに伴ってランス43が弾性復帰する。すると、ランス43における抜け止め突部55が切欠部21内に進入するとともに係止面58及び拡張係止面61が切欠部21の前側の切断端面21a(係止突部29の後端面を含む)に対して係止される。これにより、雌端子金具10がランス43によって抜け止め保持される。正規挿入される過程では、本体部11の前端部がキャビティ41の上面の張出部49により押し下げられてランス43側に接近するように変位するから、ランス43の雌端子金具10に対する係止深さが大きくなっている。ランス43における係止面58は、ランス43の全幅、すなわちキャビティ41の幅寸法に匹敵する幅領域に形成されるとともに、雌端子金具10における切欠部21の前側の切断端面21aは、係止突部29を含めた外壁17の前部17a及び前部保持片30に至るまで、すなわち雌端子金具10のほぼ全幅にわたる幅領域に形成されているから、雌端子金具10は、強固な抜け止め力でもってキャビティ41内から抜け止め状態に保持される。しかも、切欠部21の前側の切断端面21aが内側に傾斜したテーパ状に形成されるとともに、拡張係止面61がその傾斜に沿ったテーパ状に形成されているから、抜け止め力がより強固なものとなっている。
【0035】
全ての雌端子金具10を対応するキャビティ41内に挿入した後、図14に示すように、リテーナ52を本係止位置へと移動させると、各抜け止め部53が各キャビティ41内に進出して突部27を含めた段差部分28に対して係止される。このように雌端子金具10は、キャビティ41内においてランス43とリテーナ52とによって二重に係止された状態で抜け止め保持される。
【0036】
一方、メンテナンスなどの事情により、雌ハウジング40内から雌端子金具10を取り外す場合がある。その場合は、まずリテーナ52を本係止位置から、図11に示すよう仮係止位置に戻した後、解除治具Jによってランス43を強制的に撓み変形させる作業を行う。ランス43を撓ませるには、雌ハウジング40の前方から解除治具Jを治具挿通溝部62や操作用溝部59内に挿入する。このとき治具挿通溝部62によって解除治具Jに対する入り口が広く確保されているから、挿入初期動作を容易に行うことができる。しかも、治具挿通溝部62の後端面が操作用溝部59側へと傾斜した案内面63となっているから、解除治具Jを操作用溝部59へと円滑に案内することができる。解除治具Jを操作用溝部59の奥深くまで挿入しつつ、係止突部29の外面の傾斜に沿って傾動操作することで、図15に示すように、解除治具Jの先端部によって操作用溝部59の壁面を下方へ押圧してアーム54を強制的に撓み変形させる。すると、ランス43の雌端子金具10に対する係止状態が解除されるから、引き続いて電線Wを持って引っ張ると、雌端子金具10をキャビティ41から引く抜くことができる。
【0037】
以上説明したように本実施形態によれば、ランス43を両持ち状としたから、従来の片持ち状のものと比較すると、厚みを薄くしても強度を高く保つことができ、従って雌端子金具10の抜け止め力を高くすることができる。もって小型化に好適な雌コネクタを提供することができる。
【0038】
しかも、ランス43のうち係止面58よりも前方へ突出するアーム54の前部54aのうち両分岐部68,69を、開口部64におけるランス43の撓み方向に沿った両側面64b,64cにそれぞれ連結するようにしたから、その連結部分70,71が係止面58を成形する上で障害(影)とならず、係止面58を、両分岐部68,69に対してランス43の撓み方向に隣り合うような範囲にまで幅広に形成することができる。これにより、小型化した場合でも雌端子金具10の抜け止め力を十分に確保することができ、もって小型化に好適な雌コネクタを提供することができる。
【0039】
さらには、開口部64における互いに対向する両側面64b,64cに対してランス43を連結するようにしたから、係止面58の幅寸法をランス43の全幅にわたる大きさに設定することができ、雌端子金具10に対してほぼ全幅にわたって係止させることができるから、雌端子金具10の抜け止め力を一層大きくすることができる。
【0040】
また、ランス43に設けた操作用溝部59内に雌端子金具10から突設した係止突部29を進入させるとともに、その係止突部29に対して拡張係止面61が係止されるようになっているから、雌端子金具10の抜け止め力を一層向上させることができる。
【0041】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を図16ないし図25によって説明する。この第2実施形態では、雌端子金具10Aの形状を変更するのに対応して、ランス43Aなどの形状を変更したものを示す。なおこの第2実施形態では、上記した第1実施形態とは相違する構成や作用を主として説明し、第1実施形態と同様の構成などについては、重複する説明は極力省略する。
【0042】
先に雌端子金具10Aについて説明する。本体部11Aにおいて切欠部21Aは、図20に示すように、外壁17Aのうち突出端部を全長にわたって残すような範囲に形成されている。言い換えると外壁17Aは、前部17aAと後部17bAとが互いの突出端を前後に延出する補強片32によって繋がれた構成とされている。これにより、上記した第1実施形態のように切欠部21によって外壁17を前後に分断するもの(図5参照)と比較すると、外壁17Aの前部17aA及び後部17bAの強度を高く保つことができる。従って、外壁17Aの前部17aAに対してランス43Aが係止した状態で雌端子金具10Aに対して引っ張り力が作用した場合でも、補強片32によって外壁17Aの前部17aAを支持することで外壁17Aの前部17aAが開くようにして変形し難くすることができる。
【0043】
係止突部29Aは、図20及び図21に示すように、外壁17Aの前部17aAにおける後端部を下方へ叩き出すことで前端部を頂点とする略三角錐状に形成されており、その後端部が後方へオーバーハング状に突出して形成されている。
外壁17Aの後部17bAは、後端側が所定長さ切除されており、この切除部分に対応する天井壁16Aを下方へ叩き出すことで突部27Aが形成されている。
この突部27Aによってリテーナ52Aに対して係止される段差部分28Aが構成されている。突部27Aに対して図19の右側には、側壁15Aの突出端部後端からスタビライザ25Aが下方へ突出する形態で形成されており、このスタビライザ25Aは、第1実施形態のもの(図4参照)とは左右反対の位置に配設されている。また弾性接触片18Aは、図19及び図22に示すように、天井壁16Aの後端部側縁から突設される片部33を側壁15A及び底壁13Aに沿って折り曲げるとともにその片部33の前端から底壁13Aに沿って前方へ延出する形態で片持ち状に形成されている。また片部33の先端は、図21に示すように、側壁14Aに開設された孔部34内に差し込まれることで、弾性接触片18Aの前後のずれ止めが図られている。なお、この雌端子金具10Aでは、第1実施形態にて示した前部保持片30、前部保持溝31、後部保持片24、後部保持溝26、凹部23及び過度撓み規制突部20などが省略されている。
【0044】
次に雌ハウジング40Aについて説明する。ランス43Aは、図16に示すように、正面から見て左右非対称形状に形成されており、アーム54Aの前部54aAの両分岐部68A,69Aのうち、図16の右側の分岐部69Aが開口部64Aにおける右側の側面64cAに連結されているのに対し、左側の分岐部68Aが開口部64Aにおける上面64aA(ランス43Aの撓み方向と略直交するキャビティ41A側の面)に連結されている。このうち、右側の分岐部69Aとの連結部分71Aは、アーム54Aに対して側方(ランス43Aの撓み方向と交差する方向)にずれた位置に配されているのに対し、左側の分岐部68Aとの連結部分70Aは、アーム54Aに対して上方(抜け止め突部55A側)にずれた位置に配されている。この左側の連結部分70Aを成形するには、連結部分70Aから後方へ金型を型抜きする必要があるため、正面(背面)から見て連結部分70Aと重なる範囲、すなわち連結部分70Aに対して成形上の影となる範囲については、抜け止め突部55A及び係止面58Aを形成することができない。言い換えると、左側の連結部分70Aによって抜け止め突部55A及び係止面58Aの形成範囲が規制されている。従って、抜け止め突部55A及び係止面58Aは、左側の連結部分70Aと重なる左端部が切り欠かれており、その幅寸法がランス43Aの幅寸法よりも連結部分70Aの幅寸法分だけ小さい大きさとなっている。逆に言うと、抜け止め突部55Aに対して図17の右側方位置には、連結部分70Aなどを成形する金型を型抜きすることで形成される型抜き溝部66Aによって逃がし空間72が形成されている。
【0045】
アーム54Aの後部54bAは、図16及び図18に示すように、幅方向中央部分については前方へ向かって上り勾配をなす傾斜状に形成されるものの、その両側部は、前部54aAと平行に形成されている。また左側の分岐部68Aの側面形状を前方へ型抜きする金型によって形成しているので、開口部64Aが図16に示すような範囲に形成されている。図23に示す奥側の前側支持部60Aには、図22に示すように、前方へ向かって上り勾配をなすがた止め部73が設けられ、上方の張出部49Aとの間に雌端子金具10Aの前端部をほぼ緊密に嵌合可能とされることで、雌端子金具10Aをがた止め可能となっている。また操作用溝部59Aは、図16に示すように、第1実施形態のもの(図1参照)よりも形成幅が狭く、且つ弧状に形成されている。またアーム54Aは、上面位置が第1実施形態のもの(図1参照)よりも低く設定され、その分抜け止め突部55Aの高さ寸法が大きくなっている。なおスタビライザ挿通溝48Aは、雌端子金具10Aの形状に合わせて、図17の左端に配設されており、また規制部50Aは、キャビティ41Aの後端周縁のうち図17の右上位置に配設されている。
【0046】
次に本実施形態の作用を説明する。雌端子金具10Aをキャビティ41A内に正規深さまで挿入すると、図24及び図25に示すように、係止突部29Aが操作用溝部59A内に進入するとともに、ランス43Aのうち抜け止め突部55Aが切欠部21A内に進入して、その前側の切断端面21aAに対して係止面58A及び拡張係止面61Aが係止される。このとき、抜け止め突部55Aの側方位置に確保された逃がし空間72内には、外壁17Aの前部17aAと後部17bAとを繋ぐ補強片32が進入して逃がされる。仮に本実施形態の雌端子金具10Aを第1実施形態にて示した雌ハウジング40内に挿入しようとしても、ランス43の抜け止め突部55が補強片32に干渉することになるため(図13参照)、ランス43が復帰できなくなる。しかしながら、本実施形態のように抜け止め突部55Aの側方位置に逃がし空間72を形成しておけば、補強片32によって外壁17Aの強度を高めるようにした雌端子金具10Aを挿入しても、補強片32との干渉が回避されて、ランス43Aを正常に復帰させることができる。すなわち、本実施形態に示した雌ハウジング40Aには、小型化した場合でも高い強度が得られる雌端子金具10Aを使用することができ、もって小型化に好適な雌コネクタを提供することができる。
【0047】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)第2実施形態にて示した雌ハウジングに対して、第1実施形態にて示した雌端子金具を収容するようにしても、雌端子金具に対してランスが干渉することがなく、ランスを正常に復帰させることができる。
【0048】
(2)上記した実施形態では、ランスの前端部が2箇所で開口部の周面に連結されるものを示したが、ランスが1箇所のみ、或いは3箇所以上で開口部の周面に連結するようなものにも本発明は適用可能である。ランスの前端部を3箇所以上で開口部の周面に連結するには、例えば第1実施形態において、開口部64の両側面64b,64cにそれぞれ連結された両分岐部68,69のうち、いずれか一方、または双方について、開口部64の上面64aにも連結するようにすればよい。
(3)上記した実施形態では、ランスの前端部が二股状に分岐されたものを示したが、必ずしも二股状に分岐する必要はなく、そのようなものも本発明に含まれる。
(4)上記した実施形態では、ランスが連結される開口部の側面が上下方向に沿って真っ直ぐなものを示したが、開口部の側面が上下方向に対して多少傾いていたり、或いは湾曲しているものにも本発明は適用可能である。
【0049】
(5)上記した実施形態では、雌端子金具が係止突部を備えるものを示したが、係止突部を省略した雌端子金具を収容するものも本発明に含まれる。
(6)上記した実施形態では、雌ハウジング内に雌端子金具を収容する雌コネクタについて例示したが、雄ハウジング内に雄端子金具を収容する雄コネクタについても本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る雌ハウジングの正面図
【図2】雌ハウジングの背面図
【図3】雌ハウジングの部分切欠斜視図
【図4】雌端子金具の正面図
【図5】雌端子金具の底面図
【図6】雌端子金具の左側面図
【図7】リテーナを仮係止位置に装着した雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のD−D線断面図)
【図8】リテーナを仮係止位置に装着した雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のB−B線断面図、雌端子金具が図4のE−E線断面図)
【図9】リテーナを仮係止位置に装着した雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す平断面図(雌ハウジングが図1のC−C線断面図、雌端子金具が平面図)
【図10】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する途中の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のD−D線断面図)
【図11】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のD−D線断面図)
【図12】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のB−B線断面図、雌端子金具が図4のE−E線断面図)
【図13】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す平断面図(雌ハウジングが図1のC−C線断面図、雌端子金具が平面図)
【図14】リテーナを本係止位置に移動させた状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のD−D線断面図)
【図15】解除治具によってランスを撓み変形させた状態を示す側断面図(雌ハウジングが図1のA−A線断面図、雌端子金具が図4のD−D線断面図)
【図16】本発明の第2実施形態に係る雌ハウジングの正面図
【図17】雌ハウジングの背面図
【図18】雌ハウジングの部分切欠斜視図
【図19】雌端子金具の正面図
【図20】雌端子金具の底面図
【図21】雌端子金具の左側面図
【図22】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す側断面図(雌ハウジングが図16のF−F線断面図、雌端子金具が図19のH−H線断面図)
【図23】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入する前の状態を示す平断面図(雌ハウジングが図16のG−G線断面図、雌端子金具が平面図)
【図24】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す側断面図(雌ハウジングが図16のF−F線断面図、雌端子金具が図19のH−H線断面図)
【図25】雌ハウジング内に雌端子金具を挿入した状態を示す平断面図(雌ハウジングが図16のG−G線断面図、雌端子金具が平面図)
【図26】従来例の断面図
【符号の説明】
10…雌端子金具
29…係止突部
40…雌ハウジング(コネクタハウジング)
41…キャビティ
43…ランス
54a…前部(係止面よりも前方へ突出する部分)
58…係止面
59…操作用溝部
61…拡張係止面(拡張部分)
62…治具挿通溝部
64…開口部
64a…上面(側面に対して略直交するキャビティ側の面)
64b,64c…側面
J…解除治具

Claims (6)

  1. コネクタハウジングには、端子金具を挿入可能なキャビティと、キャビティ内に設けられるとともに挿入される端子金具に対して弾性的に係止可能なランスとが設けられているものにおいて、
    前記コネクタハウジングには、前記ランスにおける前記端子金具に対する係止面を成形可能な開口部が前方へ開口して形成されている一方、前記ランスは、前後両端が支持された両持ち状に形成されるとともに前記係止面よりも前方へ突出する部分が、前記開口部の周面のうち前記ランスの撓み方向に概ね沿った側面に連結されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ランスのうち、前記係止面よりも前方へ突出する部分が、前記開口部の周面のうち互いに対向する一対の前記側面にそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ランスのうち、前記係止面よりも前方へ突出する部分が、前記開口部の周面のうち、前記側面と、前記側面に対して略直交する前記キャビティ側の面とにそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ランスのうち、前記係止面よりも前方へ突出する部分には、ランスを強制的に撓み変形させるための解除治具によって操作が可能とされる操作用溝部が前方へ開口して形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記操作用溝部内には、前記端子金具から突設された係止突部が進入可能とされ、操作用溝部の後端側には、前記係止面が拡張して形成されることで、その拡張部分が進入した係止突部に対して係止可能となっていることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記ランスのうち前記係止面よりも前方へ突出する部分には、前記解除治具を挿通可能な治具挿通溝部が前記操作用溝部に連通して形成されており、この治具挿通溝部は、前記ランスのうち前記係止面よりも前方へ突出する部分を二股状に分離して形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5記載のコネクタ。
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