JP2006228558A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2006228558A
JP2006228558A JP2005040625A JP2005040625A JP2006228558A JP 2006228558 A JP2006228558 A JP 2006228558A JP 2005040625 A JP2005040625 A JP 2005040625A JP 2005040625 A JP2005040625 A JP 2005040625A JP 2006228558 A JP2006228558 A JP 2006228558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
connector housing
lance
connector
terminal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005040625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4543953B2 (ja
Inventor
Wataru Shamoto
渡 社本
Hiroyuki Hiramatsu
浩幸 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2005040625A priority Critical patent/JP4543953B2/ja
Priority to US11/353,375 priority patent/US7226313B2/en
Priority to CNB2006100085664A priority patent/CN100555759C/zh
Publication of JP2006228558A publication Critical patent/JP2006228558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4543953B2 publication Critical patent/JP4543953B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract


【課題】 コネクタ構造の簡素化ならびに小型化を図る。
【解決手段】 本発明におけるコネクタは、端子金具20と、この端子金具20を収容可能なキャビティ13を有するコネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の前面に冠着可能なフロントリテーナ30とを有し、端子金具20のスタビライザ21が進入する案内部18には短尺張り出し部24および長尺張り出し部37を設け、これらに係止可能な係止突起35,36をフロントリテーナ30に設けたから、コネクタ構造の簡素化ならびに小型化が可能となり、さらに端子金具20を弾性的に係止可能なランス22をコネクタハウジング10の外壁の一部を構成するようにして設けたから、コネクタ全体の小型化が可能となった。
【選択図】 図14

Description

本発明はコネクタに関する。
端子金具をランスと共に抜け止めする部材として知られるリテーナには、コネクタハウジングの前端部に装着されるフロントリテーナと呼ばれるタイプのものがある(例えば、下記特許文献1)。この形式のリテーナでは、コネクタハウジングに対し仮係止位置(ランスを撓み可能な状態にあり端子金具の挿抜が許容される位置)と本係止位置(ランスの撓み空間に進入してランスを拘束し、もって端子金具を抜け止め状態に保持する位置)との二位置の間を移動可能としている。具体的には、コネクタハウジングの前部の側面に仮係止用と本係止用の溝部が貫通し、フロントリテーナの内面には前後に位置をずらして仮係止用突起と本係止用突起とが配され、仮係止位置では仮係止用突起と対応する溝部の前端とが係止し、本係止位置では本係止用突起と対応する溝部の前端とが係止するようになっている。
特開2003−123890公報
しかしながら、従来のものは、スタビライザを案内するための案内溝とは別に、フロントリテーナを係止するための係止溝が設けられていることから、コネクタの構造を複雑化していた。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの構造を簡素化することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、スタビライザが突出形成された端子金具と、この端子金具を挿入可能なキャビティが前後方向に沿って形成されたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの前端部に装着される取付部材とを備えるコネクタであって、前記コネクタハウジングには前記端子金具が前記キャビティ内へ挿入されるときに前記スタビライザに対する案内を行う案内部が形成され、かつ前記取付部材はこの案内部に係止することによって前記コネクタハウジングに装着可能となっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記案内部は、前記コネクタハウジングの外面において前記端子金具の挿入方向に沿いつつ前記キャビティ内へ連通するような溝状に形成され、かつこの案内部の前端縁には同案内部の長手方向と交差するようにして形成された係止縁部が形成され、前記取付部材が前記コネクタハウジングに装着されたときに前記取付部材に形成された係止部が前記係止縁部に係止して前記取付部材を抜け止め状態に保持するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記キャビティ内には前記端子金具に弾性的に係止可能なランスが配されるとともに、このランスはその外面が前記コネクタハウジングの外壁面の一部を構成しかつ前記コネクタハウジングの外方へ突出するような撓み変形が可能となっている一方、前記取付部材は前記コネクタハウジングに対し前方側から冠着可能なキャップ状に形成されかつ冠着状態では前記ランスの撓み領域内に進入することで前記ランスが前記端子金具に対する係止を解除する方向へ変形するのを規制可能なフロントリテーナであるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記コネクタハウジングには複数のキャビティが幅方向に並設されるとともに、前記案内部の前記係止縁部はその配設位置が前後にずらして仮係止用と本係止用のものとしてある一方、前記フロントリテーナには前記各案内部に対応した位置でかつ前後にずれた位置に仮係止用突起と本係止用突起とが配され、前記フロントリテーナが前記コネクタハウジングに対し前記仮係止用突起と前記仮係止用の係止縁部が係止されたときの冠着位置では、前記ランスの撓み変形を許容して前記キャビティに対する前記端子金具の挿抜を可能にし、前記フロントリテーナが前記コネクタハウジングに対し前記本係止用突起と前記本係止用の係止縁部が係止されたときの冠着位置では、前記フロントリテーナの一部が前記ランスの撓み領域内に進入して前記ランスの変形を規制可能としているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
従来であれば、スタビライザを案内するための案内部と取付部材に対する係止部位とが別個に設けられていたため、コネクタ全体の構造を複雑化させることとなっていたが、請求項1の発明ではこれらが兼用化されるため、コネクタの構造を簡素化することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、端子金具をキャビティ内へ挿入するときには、スタビライザは案内部に沿って移動する。一方、取付部材はこの案内部の前端縁に形成された係止縁部に係止部が係止することで抜け止め状態で取付けがなされる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、ランスの外面がコネクタハウジングの外面を兼ねる構成であるため、これらが別途に構成されているものに比較してコネクタの構造が簡素化され、小型化に寄与する。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、フロントリテーナをコネクタハウジングに仮係止した状態で、製品として出荷することが可能であるため、コネクタを組み立てる際の作業性を向上させることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。
本実施形態におけるコネクタは、スタビライザ21が突出形成された端子金具20と、この端子金具20を挿入可能なキャビティ13を有するコネクタハウジング10と、このコネクタハウジング10の前端部に冠着されるフロントリテーナ(請求項1ないし請求項3における取付部材に相当)30とを備えている。尚、以下の説明において、前後方向とはフロントリテーナ30の取り付け方向を基準として取り付け面側を前方とし、左右方向および上下方向については図5および図8を基準とする。
端子金具20は、図11に示すように、角筒部26を有し、その上面部内側には撓み可能な弾性接触片27が設けられている。また、角筒部26の略前半部には、底面部が内方に叩き出されて接触突部29が形成されており、この接触突部29と弾性接触片27との間で雄タブ(図示しない)を弾性的に挟持して導通可能に接続を行う。角筒部26上面における略中央部には、後述するランス22との係止を行うランスホール28が開口されている。また、角筒部26の右側面部における下端部で、かつ接触突部29の後方には、スタビライザ21が下方に向けて突出形成されている。スタビライザ21は、角筒部26の底面部の一部をほぼ直角に外方に切り起こして形成され、前後方向に長い形状で角筒部26の右側面部と同一平面をなしている。
コネクタハウジング10は合成樹脂からなり、図11に示すように、コネクタハウジング10の略前半部が、端子金具20を上下方向から挟持する端子係止部19とされるとともに、コネクタハウジング10の略後半部が本体部11とされ、本体部11の上面略後半部には、上下方向に撓み可能なロックアーム12が前方に向けて片持ち状に形成されている。コネクタハウジング10の内部には、図8に示すように、図示4個のキャビティ13が前後方向に貫通した形状で、かつ左右方向に等間隔で配されている。
本体部11の略中央部には、鍔部14が周方向に沿って張り出し形成されている。但し、ロックアーム12とその反対位置にある受け部17が設けられている箇所だけは切り欠かれている。鍔部14の前面には段差部15が突出形成されている。本体部11における略後半部には取り付け係止部16が左右方向における両側面部に設けられ、コネクタハウジング10が固定される壁面(図示しない)を鍔部14との間で挟持可能である。また、本体部11の略前半部は、断面略長円形のブロック状に形成され、その外面に沿って防水ゴム栓(図示しない)が嵌着可能とされている。
前記した各端子金具20を収容するキャビティ13は、本体部11内においてはそれぞれ四方が個別に仕切られた空間として形成されているが、端子係止部19においては左右両端に位置するキャビティ13については側壁を有さず、端子金具20の角筒部26を露出させている。より具体的には、端子係止部19の各キャビティ13はランス22とその反対位置にある支持部23とからなっている。
ランス22は本体部11の上面前端から前方に延出し、隣接するランス22間にはスリットを保有することで、それぞれは上下方向に撓み可能である。また、各ランス22の先端には端子金具20が正規位置に挿入されたときにランスホール28に係止可能な係止爪22Aが形成されている。
支持部23は本体部11の前端から前方へ向けて延出し、その前端位置はランス22よりも前方となるように設定されている。各支持部23のうち図3における左端に位置するものを除いたものは、端子金具20の角筒部26の底面部を支持する支持壁23Aとこの支持壁23Aの長さ方向の一側縁から立設され各キャビティ13間を仕切る仕切壁23Bとからなり、全体としてL字形状をなしている。なお、図示左端に位置する支持部23だけは、仕切壁23Bを有さず、支持壁23Aのみから構成されている。但し、各仕切壁23Bの奥端縁は本体部11の前端に接続されていることから、図3に示す左端に位置する支持部23を除き、片持ち構造であるにも拘わらず、上下方向の撓みがしにくくなっている。したがって、端子金具20がキャビティ13へ挿入されるときには、専らランス22のみが撓み変形をすることになる。
また、図1に示すように、各支持壁23Aの間にはスリット状の案内部18が長さ方向に沿って保有されている。各案内部18は、端子金具20を挿入したときにスタビライザ21を受け入れて移動を案内する役割を果たす。案内部18全体の行程は、スタビライザ21が移動する行程と後述する各係止突起35,36が移動する行程とを備えている。
一方、支持壁23Aの先端には後述するフロントリテーナ30を仮係止させるための仮係止構造が形成されている(図1参照)。各支持壁23Aの先端部は、案内部18と交差するようにして幅方向に張り出した部分を有する。各張り出し部は一つおきに長さ寸法に長短が設定されていて、図1では左端のものは長尺張り出し部37が、これに隣接するものは短尺張り出し部24、というように配置されている。長尺張り出し部37は、当該支持壁23Aの前端からやや奥方に引っ込んだ位置に段差状にして前端面を有する。この前端面はフロントリテーナ30が仮係止位置にあるときに係止突起36と突き当たることで、フロントリテーナ30の押し込みを規制可能とする押し込み規制面37Aとなる。また、長尺張り出し部37が設けられている支持壁23Aの前端上面であって押し込み規制面37Aより前方には端子金具20の角筒部26前端を突き当てて、端子金具20の前止まりを行う前止まり部24Aが起立して形成されている。
上記した長尺張り出し部37を有する支持壁23Aに隣接した支持壁23Aでは、前止まり部24Aを案内部18と交差する方向へそのまま張り出させることで、前記した短尺張り出し部24が形成されている。この短尺張り出し部24は、フロントリテーナ30が仮係止位置にあるときに係止突起35をその背面側に係止させることで、フロントリテーナ30の外れ規制を行う。
なお、長尺張り出し部37および短尺張り出し部24の下面には、図3に示すように角がとられてテーパ面38が形成されている。これは、フロントリテーナ30の各係止突起35,36が対応する張り出し部24,37を摺接しつつ乗り越えて行く際の嵌合抵抗を緩和するためのものである。また、各支持壁23Aにおいて前止まり部24Aより先端側は、雄タブ(図示しない)に対する誘導傾斜面25が形成されている。
フロントリテーナ30は合成樹脂からなり、全体として略横長のフード状に形成されている。このフロントリテーナ30は、端子係止部19に冠着可能であり、仮係止位置と本係止位置の間を移動可能としてある。ここで、仮係止位置とは、端子金具20がキャビティ13に対して挿脱自在となるフロントリテーナ30の装着位置のことをいい、端子金具20に係止したランス22の解除操作を可能とする位置でもある。本係止位置とは、端子金具20の抜け止めを行うフロントリテーナ30の装着位置のことをいい、本係止位置ではランス22の撓みを規制するようにフロントリテーナ30が上から押さえ付けることでランス22の解除操作ができないようになっている。
フロントリテーナ30の上面部における略前半部には、図10に示すように、図示4個の窓部34が設けられており、フロントリテーナ30が仮係止位置にあるときに、窓部34の前縁はランス22の前縁より前方に位置し、窓部34の後縁はランス22の支点とほぼ同じくらいの位置に設定してあり、ランス22の撓みを可能としている。フロントリテーナ30の後端面(コネクタハウジング10との嵌合面側)には、防水ゴム栓の前面を押さえつけて前止まり保持するための押さえ部31が周設されている。一方、フロントリテーナ30の前端面には、各キャビティ13の位置に対応して雄タブが進入するためのタブ挿入口32と、図示しない解除治具を前方から挿入してランス22の解除操作を行う治具挿入口33とが連通して形成されている。
フロントリテーナ30の内部において窓部34が設けられている面と反対側の面の長さ方向中央部には、図10における破線で示すように、計4個の係止突起35,36(この実施形態においては、請求項4でいう仮係止用突起および本係止用突起とを兼ねている)が各案内部18に対応して並設されている。各係止突起35,36は、その前後方向に関する位置が交互に異ならせてある。すなわち、長尺張り出し部37に対応したもの(請求項2における係止部に相当し、以下、単に前側係止突起36という)は、短尺張り出し部24に対応したもの(請求項2における係止部に相当し、以下、単に後側係止突起35という)に比べ、よりフロントリテーナ30の前端面寄りに配置されてある。後側係止突起35は、後端側が傾斜となっており、短尺張り出し部24を乗り越えやすいようにしてある。一方、前側係止突起36は、前後両端が切り立った面となっており、フロントリテーナ30が仮係止位置から本係止位置へ不用意に移動しないようにしてある。なお、後側係止突起35の前端側は切り立った面となっており、フロントリテーナ30の外れ方向への移動を規制している。
各係止突起35,36は、案内部18に嵌るような幅寸法をもって形成されていて、仮係止位置あるいは本係止位置の際に案内部18に入り込み、フロントリテーナ30が仮係止位置から本係止位置に移動する際に案内部18に沿って移動可能に形成されている。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。
まず、コネクタハウジング10に対して、フロントリテーナ30を仮係止位置に取り付ける。フロントリテーナ30は、コネクタハウジング10の前方から嵌合され、前側係止突起35が短尺張り出し部24の前面に当接するが、前側係止突起35の後端側は傾斜となっているため、大きな嵌合抵抗を生じさせることなく、フロントリテーナ30を拡開させつつ短尺張り出し部24のテーパ面38に乗り上げるとともに、円滑に仮係止位置へと移動する。フロントリテーナ30が仮係止位置に到達すると、前側係止突起35が案内部18に入り込むとともにフロントリテーナ30が弾性復帰し、前側係止突起35が短尺張り出し部24の後面と係止するから、フロントリテーナ30の外れが規制される。このとき、後側係止突起36が長尺張り出し部37の押し込み規制面37Aに係止するから、フロントリテーナ30は不用意に仮係止位置から本係止位置へと移動することが規制される。
次に、コネクタハウジング10に対して、後方から端子金具20を挿入する。端子金具20は、スタビライザ21が案内部18に進入することで、正規装着位置へと案内される。端子金具20が正規装着位置にまで到達すると、端子金具20の前端が支持部23前端の前止まり部24Aに当接して前止まりがなされると同時に、ランス22の係止爪22Aが端子金具20のランスホール28内に進入して弾性的に係止することで、後方への抜止めが行われる。
続いて、仮係止位置にあるフロントリテーナ30を本係止位置に向けて押し込む。フロントリテーナ30に対し、仮係止状態における嵌合抵抗を超える操作力が加えられると、フロントリテーナ30が拡開変形しつつ後側係止突起36が長尺張り出し部37のテーパ面38に乗り上げる。すると、フロントリテーナ30は嵌合抵抗が緩和されて、本係止位置への移動が許容される。フロントリテーナ30は、前側係止突起35が案内部18内を移動することで本係止位置へ案内される。フロントリテーナ30が本係止位置に到達すると、後側係止突起36が案内部18に入り込むとともにフロントリテーナ30が弾性復帰し、後側係止突起36が長尺張り出し部37の後面と係止するから、フロントリテーナ30がコネクタハウジング10に対して抜止め状態に保持される。
以上のように、本実施形態においては、スタビライザ21を案内する案内部18において、フロントリテーナ30をコネクタハウジング10に係止させる係止縁部(短尺張り出し部24および長尺張り出し部37に相当)を設けたから、案内部18と係止縁部とが別個に設けられたものと比較して、コネクタ全体の構造を簡素化することができる。また、ランス22がコネクタハウジング10の外壁の一部を構成するように設けられ、ランス22の撓み動作がコネクタハウジング10の外部において行われるようにしたから、コネクタハウジング10の内部においてランス22の撓み空間を設けたものと比較して、コネクタ全体の構造が簡素化され、小型化に寄与する。さらに、各係止突起35,36を前後にずらして設け、仮係止位置および本係止位置をそれぞれ設定したことで、フロントリテーナ30を仮係止位置に組み付けた状態で出荷することが可能となり、コネクタを組み立てる際の作業性を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、コネクタハウジングの前面に取り付ける取付部材として、フロントリテーナを例示したが、フロントリテーナには限らない。リテーナ機能を有さず、端子の前止まり機能のみを有するフロントマスクであってもよい。
(2)実施形態1では、係止部として突起形状のものを例示したが、係止可能なものであれば突起形状には限られず、凹みであってもよく、要は取付部材を係止可能な構造であればよい。
(3)実施形態1では、各係止突起が仮係止用突起と本係止用突起とを兼ねた構成としたが、仮係止用突起と本係止用突起は別々に形成してもよい。
実施形態1において仮係止位置と本係止位置におけるコネクタとフロントリテーナとの係止状態をあらわす要部拡大平面図 コネクタハウジングの底面図 フロントリテーナ装着前におけるコネクタの正面図 フロントリテーナ装着後におけるコネクタの正面図 コネクタハウジングの正面図 その平面図 その側面図 フロントリテーナの正面図 その背面図 その平面図 仮係止位置にあるときの仮係止突起の係止状態をあらわす断面図 仮係止位置にあるときの本係止突起の係止状態をあらわす断面図 本係止位置にあるときの仮係止突起の係止状態をあらわす断面図 本係止位置にあるときの本係止突起の係止状態をあらわす断面図
符号の説明
10…コネクタハウジング
13…キャビティ
18…案内部
20…端子金具
21…スタビライザ
22…ランス
24…短尺張り出し部(係止縁部)
30…フロントリテーナ(取付部材)
35…前側係止突起(係止部)
36…後側係止突起(係止部)
37…長尺張り出し部(係止縁部)

Claims (4)

  1. スタビライザが突出形成された端子金具と、この端子金具を挿入可能なキャビティが前後方向に沿って形成されたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの前端部に装着される取付部材とを備えるコネクタであって、
    前記コネクタハウジングには前記端子金具が前記キャビティ内へ挿入されるときに前記スタビライザに対する案内を行う案内部が形成され、かつ前記取付部材はこの案内部に係止することによって前記コネクタハウジングに装着可能となっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記案内部は、前記コネクタハウジングの外面において前記端子金具の挿入方向に沿いつつ前記キャビティ内へ連通するような溝状に形成され、かつこの案内部の前端縁には同案内部の長手方向と交差するようにして形成された係止縁部が形成され、前記取付部材が前記コネクタハウジングに装着されたときに前記取付部材に形成された係止部が前記係止縁部に係止して前記取付部材を抜け止め状態に保持することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記キャビティ内には前記端子金具に弾性的に係止可能なランスが配されるとともに、このランスはその外面が前記コネクタハウジングの外壁面の一部を構成しかつ前記コネクタハウジングの外方へ突出するような撓み変形が可能となっている一方、
    前記取付部材は前記コネクタハウジングに対し前方側から冠着可能なキャップ状に形成されかつ冠着状態では前記ランスの撓み領域内に進入することで前記ランスが前記端子金具に対する係止を解除する方向へ変形するのを規制可能なフロントリテーナであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングには複数のキャビティが幅方向に並設されるとともに、前記案内部の前記係止縁部はその配設位置が前後にずらして仮係止用と本係止用のものとしてある一方、前記フロントリテーナには前記各案内部に対応した位置でかつ前後にずれた位置に仮係止用突起と本係止用突起とが配され、前記フロントリテーナが前記コネクタハウジングに対し前記仮係止用突起と前記仮係止用の係止縁部が係止されたときの冠着位置では、前記ランスの撓み変形を許容して前記キャビティに対する前記端子金具の挿抜を可能にし、前記フロントリテーナが前記コネクタハウジングに対し前記本係止用突起と前記本係止用の係止縁部が係止されたときの冠着位置では、前記フロントリテーナの一部が前記ランスの撓み領域内に進入して前記ランスの変形を規制可能としていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
JP2005040625A 2005-02-17 2005-02-17 コネクタ Expired - Fee Related JP4543953B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040625A JP4543953B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 コネクタ
US11/353,375 US7226313B2 (en) 2005-02-17 2006-02-13 Connector having slits for guiding terminal fittings and locking retainer
CNB2006100085664A CN100555759C (zh) 2005-02-17 2006-02-17 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040625A JP4543953B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006228558A true JP2006228558A (ja) 2006-08-31
JP4543953B2 JP4543953B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=36816238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005040625A Expired - Fee Related JP4543953B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7226313B2 (ja)
JP (1) JP4543953B2 (ja)
CN (1) CN100555759C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101997216A (zh) * 2009-08-25 2011-03-30 住友电装株式会社 连接器

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006244709A (ja) * 2005-02-02 2006-09-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ、コネクタ検査装置およびコネクタ検査方法
US7780467B2 (en) 2008-09-17 2010-08-24 Tyco Electronics Corporation Poke-in connector
CN102257680B (zh) * 2008-12-18 2014-06-11 富加宜汽车控股公司 电连接器组件和用于这种组件的电连接器
WO2013013967A1 (en) * 2011-07-08 2013-01-31 Fci Automotive Holding Connector and connector assembly
JP6276113B2 (ja) * 2014-06-02 2018-02-07 ホシデン株式会社 コネクタ
JP6539634B2 (ja) * 2016-10-17 2019-07-03 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2019145463A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 住友電装株式会社 コネクタ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648177U (ja) * 1992-12-02 1994-06-28 住友電装株式会社 コネクタ
JPH08222321A (ja) * 1995-02-17 1996-08-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JPH1012313A (ja) * 1996-06-24 1998-01-16 Yazaki Corp 対向接点用コネクタ
JP2003123890A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2573752B2 (ja) * 1991-03-20 1997-01-22 矢崎総業株式会社 端子押え具付コネクタ
JP2505389Y2 (ja) * 1991-03-26 1996-07-31 矢崎総業株式会社 端子係止具付コネクタ
US5820417A (en) * 1993-03-08 1998-10-13 Yazaki Corporation Connector housing
JP2604378Y2 (ja) * 1993-12-06 2000-05-08 矢崎総業株式会社 フロントホルダ付き二重係止コネクタ
BR9804280A (pt) * 1997-09-24 1999-11-23 Sumitomo Wiring Systems Conector munido de retentor.
US5989066A (en) * 1997-12-18 1999-11-23 The Whitaker Corporation Electrical connector with dual position latched terminal position assurance
JP3872054B2 (ja) * 2003-10-16 2007-01-24 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 電気コネクタ
JP3960431B2 (ja) * 2003-10-16 2007-08-15 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 電気コネクタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648177U (ja) * 1992-12-02 1994-06-28 住友電装株式会社 コネクタ
JPH08222321A (ja) * 1995-02-17 1996-08-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JPH1012313A (ja) * 1996-06-24 1998-01-16 Yazaki Corp 対向接点用コネクタ
JP2003123890A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101997216A (zh) * 2009-08-25 2011-03-30 住友电装株式会社 连接器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4543953B2 (ja) 2010-09-15
CN100555759C (zh) 2009-10-28
US7226313B2 (en) 2007-06-05
CN1822441A (zh) 2006-08-23
US20060183376A1 (en) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6865725B2 (ja) コネクタ
JP4839989B2 (ja) コネクタ
JP4543953B2 (ja) コネクタ
JP4616152B2 (ja) コネクタ
JP2008027701A (ja) コネクタ
KR101595657B1 (ko) 커넥터
JP5668670B2 (ja) コネクタ
JP5219696B2 (ja) コネクタ
JP6124133B2 (ja) コネクタ
JP4457987B2 (ja) コネクタ
JP2009283212A (ja) コネクタ
KR20170070997A (ko) 커넥터의 록킹 구조 및 커넥터
JP3753019B2 (ja) コネクタ
JP2007234420A (ja) コネクタ
JP2007234421A (ja) コネクタ
JP4492442B2 (ja) コネクタ
JP2008021608A (ja) コネクタ
JP4730282B2 (ja) コネクタ
JP2005216810A (ja) コネクタ
JP4577201B2 (ja) コネクタ
JP2006202536A (ja) コネクタ
JP2009110701A (ja) コネクタ
JP2008016366A (ja) コネクタ
JP2005166608A (ja) コネクタ
JP7178879B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100514

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees