JP2006244709A - コネクタ、コネクタ検査装置およびコネクタ検査方法 - Google Patents

コネクタ、コネクタ検査装置およびコネクタ検査方法 Download PDF

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    • H01R2201/20Connectors or connections adapted for particular applications for testing or measuring purposes

Abstract


【課題】 前壁部材を取り外したりする際の作業性を改善する。
【解決手段】 雌ハウジング10の前面にはキャビティ11と連通可能なタブ挿通孔51を有する前壁部材50が装着される。前壁部材50の上端面には操作面59Aが露出して設けられ、この操作面59Aを押圧することで前壁部材50を本係止位置から仮係止位置へとハウジング10の前面に沿って移動させることが可能となっている。前壁部材50のうちの操作面59A以外の部分は上壁26に当て止め可能とされ、これにより、前壁部材50が本係止位置から上方に抜け出ることがない。
【選択図】 図6

Description

本発明は、コネクタ及びこのコネクタ内に収容された端子金具の導通検査を行うコネクタ検査装置、さらにはコネクタ検査方法に関する。
一般的にコネクタのハウジングには前後に開口するキャビティが形成され、このキャビティ内に雌端子金具が挿入されている。雌端子金具は、キャビティ内に正規挿入されることでキャビティの内壁に形成されたランスに抜け止め保持され、その状態でハウジングの前面開口を通して挿入される雄端子金具のタブと接続されるようになっている。この種のコネクタは、以下の特許文献1に開示されている。
特開平5−182712号公報
この種のハウジングの前面には、タブを挿通させるための開口部分ばかりでなく、これに連なってランスの成形に伴う型抜き孔も開口して形成されるものである。すると、両コネクタの嵌合時に、雄端子金具のタブが誤って型抜き孔に進入する事態が起こり得る。
こうした事態を回避するため、ハウジングの前面にタブ挿通孔を有する前壁部材を装着させ、タブ挿通孔を通してタブの先端を雌端子金具に確実に至らしめる方法が考えられる。かかる場合、前壁部材をハウジングの前面に設けられた装着枠に対して下方から嵌め入れるようにし、前壁部材を取り外す際には、ハウジングの下面に設けられた誘い込み用のテーパ面に沿って治具を滑らせ、治具の先端を前壁部材に引っ掛けた後これをこじるようにして、前壁部材を下方へ引き戻す方法がある。しかし、このような方法では前壁部材を取り外し難く、作業に難渋する懸念があるため、さらなる改良が求められる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、前壁部材を取り外したりする際の作業性を改善することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ハウジングには端子金具が挿入されるキャビティが形成され、前記ハウジングにおける前記キャビティの内壁には前記端子金具を抜け止めするランスが形成され、前記キャビティ内に前方からタブが挿入されることにより、このタブと前記キャビティ内に挿入された前記端子金具とが接続されるコネクタであって、前記ハウジングの前面には前記キャビティと連通可能なタブ挿通孔を有する前壁部材が装着され、前記前壁部材の端面には解除時における操作面が露出して設けられ、この操作面を押圧することで前記前壁部材を装着状態から非装着状態へと前記ハウジングの前面に沿って移動させることが可能となっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ハウジングの前面には、前記装着状態に至ったときに、前記前壁部材の端面のうちの前記操作面以外の部分を当て止め可能な庇部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記前壁部材には、その外形の非対称性によって上下方向及び左右方向の方向性を識別する識別構造部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記前壁部材は、導通検査用の検知ピンを挿通可能な治具挿通孔を有し、前記タブ挿通孔が前記キャビティと連通する本係止位置と前記タブ挿通孔が前記キャビティから位置ずれする仮係止位置との間を移動可能に前記ハウジングに保持されており、前記本係止位置では、前記タブが前記タブ挿通孔を通して前記端子金具の接点部と接触可能とされ、前記仮係止位置では、前記検知ピンが前記治具挿通孔を通して前記端子金具の検知部と接触可能とされているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のコネクタ内に収容された前記端子金具の導通検査を行うコネクタ検査装置であって、前記コネクタがセットされるホルダと、前記検知ピンを有し前記ホルダに対して相対的に接離可能とされた検知ユニットとからなり、前記ホルダに前記コネクタをセットした状態でこのホルダと前記検知ユニットとを接近させることで前記検知ピンが前記治具挿通孔に進入して導通検査を行うことが可能とされ、検査後は前記ホルダと前記検査ユニットとを離間させることで前記コネクタを取り外すことが可能とされるものであり、前記ホルダと前記検知ユニットとが接近する動作に伴って前記ホルダにセットされた前記コネクタの前記操作面を押圧して前記前壁部材を前記本係止位置から前記仮係止位置へと押し込む押し込み手段が設けられ、この押し込み手段によって前記前壁部材が前記仮係止位置へと押し込まれた後、前記治具挿通孔に前記検知ピンが進入する構成とされているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記ホルダと前記検知ユニットとが離間する動作に伴って前記前壁部材を前記仮係止位置から前記本係止位置へと押し戻す押し戻し手段が設けられているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記押し戻し手段は、前記検知ユニットに設けられた第一カム面によって構成され、前記前壁部材が前記第一カム面に沿って移動することで前記仮係止位置から前記本係止位置へと押し戻される構成とされているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記押し込み手段は、前記検知ユニットに設けられた第二カム面と前記ホルダに設けられた押し込み部材とからなり、前記押し込み部材が前記第二カム面に沿って移動することでこの押し込み部材が前記操作面を押圧して前記前壁部材が前記本係止位置から前記仮係止位置へと押し込まれる構成とされているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、端子金具を収容可能なキャビティが形成されたコネクタハウジングの前面には、前記端子金具の挿入方向と交差する方向へ前記前面に沿って仮係止位置と本係止位置との間を移動可能な前壁部材が設けられるとともに、この前壁部材は、導通検査用の検知ピンを挿通可能な治具挿通孔を有し、前記タブ挿通孔が前記キャビティと連通する本係止位置と前記タブ挿通孔が前記キャビティから位置ずれする仮係止位置との間を移動可能に前記ハウジングに保持されており、前記本係止位置では、前記タブが前記タブ挿通孔を通して前記端子金具の接点部と接触可能とされ、前記仮係止位置では、前記検知ピンが前記治具挿通孔を通して前記端子金具の検知部と接触可能とされているコネクタに対し、前記前壁部材を前記本係止位置に保持した状態で前記コネクタを検査装置のホルダ内にセットした後、このコネクタを前記ホルダ内に保持したまま前記前壁部材を前記本係止位置から前記仮係止位置へ移動させて前記検知ピンを前記治具挿通孔を通して前記コネクタハウジング内に進入させて導通検査を行うところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項9記載のものにおいて、前記コネクタを前記ホルダ内に保持したまま、前記導通検査の後、前記検知ピンを前記治具挿通孔を通して後退させて抜き取りつつ、前記前壁部材を前記仮係止位置から前記本係止位置へ復帰移動させるところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項9または請求項10記載のものにおいて、前記前壁部材は、前記検知ピンが前記コネクタハウジングに接近する動作に伴って前記本係止位置から前記仮係止位置に移動し、あるいは前記検知ピンの後退動作に伴って再度本係止位置に復帰移動するところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジングの前面にキャビティと連通可能なタブ挿通孔を有する前壁部材を装着し、その装着状態からタブ挿通孔にタブを挿通させることでタブと端子金具との接続がとられる。前壁部材を取り外す際には、前壁部材の端面に露出して設けられた操作面を押圧して前壁部材を装着状態から非装着状態へと押し込むだけでよいから、作業性が良好となる。なお、装着状態とは、タブ挿通孔にタブを挿通させることでタブと端子金具との接続をとることができる状態をいい、非装着状態とは、タブ挿通孔にタブを挿通させてもタブと端子金具との接続をとることができない状態をいう。
<請求項2の発明>
ハウジングの前面には前壁部材のうちの操作面以外の部分を当て止め可能な庇部が設けられているから、操作面が露出しているという事情があっても、前壁部材を装着状態で確実に留め置くことができる。
<請求項3の発明>
前壁部材には上下方向及び左右方向の方向性を識別する識別構造部が設けられているから、例えば、自動機によって組み付け作業を行う場合に、自動機が前壁部材の上下の向きや左右の向きを判別することが可能となる。
<請求項4の発明>
前壁部材がタブ挿通孔と治具挿通孔とを有するとともに本係止位置と仮係止位置との間を移動可能となっており、本係止位置ではタブがタブ挿通孔を通して端子金具の接点部と接触可能とされ、仮係止位置では検知ピンが治具挿通孔を通して端子金具の検知部と接触可能とされているから、タブと検知ピンとがそれぞれ端子金具の接点部と検知部とに正確に導かれることとなり、接触信頼性を高めることができる。
<請求項5の発明>
ホルダにコネクタをセットし、ホルダと検知ユニットとを接近させると、この接近する動作に伴って前壁部材が本係止位置から仮係止位置へと押し込み手段により押し込まれる。その後、さらにホルダと検知ユニットとを接近させることで治具挿通孔に検知ピンを進入させ、検知ピンを端子金具の検知部に当てる。したがって、ホルダと検知ユニットとを接近させる一連の動作の中で前壁部材を本係止位置から仮係止位置へ移動させることができるから、前壁部材を仮係止位置に押し込む操作を別途行わずに済み、作業効率が良好となる。
<請求項6の発明>
検査後、ホルダと検知ユニットとを離間させると、この離間する動作に伴って前壁部材が仮係止位置から本係止位置へと押し戻し手段によって押し戻されるから、前壁部材を本係止位置に押し戻す操作を別途行わずに済み、作業効率がより良好となる。
<請求項7の発明>
前壁部材が第一カム面に沿って移動することで前壁部材の押し戻しが可能となっているから、押し戻し手段の構造の簡略化を図れる。
<請求項8の発明>
押し込み部材が第二カム面に沿って移動することで前壁部材の押し込みが可能となっているから、押し込み手段の構造の簡略化を図れる。
<請求項9の発明>
前壁部材をホルダ内において、本係止位置から仮係止位置に移動させて検査に臨むようにしたため、検査工程に先立つ前工程を簡素化することができる。
<請求項10の発明>
前壁部材を、ホルダ内において検査完了後に再度本係止位置に復帰させるようにしたため、検査の後工程を簡素化することができる。
<請求項11の発明>
前壁部材における仮係止位置と本係止位置との間の移動動作を、検知ピンの前進・後退動作に連動して行わせるようにしたため、作業効率をより一層高めることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図13によって説明する。本実施形態のコネクタFは、雄側のコネクタハウジング(図示せず)と嵌合可能な雌側のコネクタハウジング(以下、雌ハウジング10という)を備え、この雌ハウジング10の前面には前壁部材50が装着されている。なお、以下においては、雄側のコネクタハウジングとの嵌合面側を前方として説明する。
雌ハウジング10は、合成樹脂材によって横長断面をなすブロック状に形成されている。雌ハウジング10の内部には上下二段で幅方向に複数列のキャビティ11が前後に貫通して形成されている。各キャビティ11には、図6に示すように、後方から雌端子金具40が挿入されて収容可能となっており、キャビティ11の前面開口は、雄側のコネクタハウジングに収容された雄端子金具のタブ70を通過可能としている。
雌端子金具40は、本体部41とこの本体部41の後方に配されて電線Wをかしめ固定するワイヤバレル42及びインシュレーションバレル43とを一体に連ねて構成されている。本体部41は、導電性金属板を幅方向に折り曲げ加工することで断面方形状の箱型に形成されている。本体部41の一端からは前後一対のスタビライザ44が突出して形成されている。スタビライザ44は、キャビティ11の上面における片側コーナー部分に沿って形成された逃がし溝(図示せず)を摺接可能となっており、雌端子金具40が逆向きに挿入されたときにはスタビライザ44と逃がし溝とが不適合となることで雌端子金具40の逆挿入を防止するものである。
本体部41内には、その前端縁から後方へ向けて折り返された片持ち状の弾性接触片45が配置されている。弾性接触片45は、側面視すると山型をなし、上下方向に撓み変形可能となっている。弾性接触片45の山の頂上部には、相手側のタブ70との接点部45Aが突設されており、この接点部45Aとこれに対向する受け部41Fとの間でタブ70を弾性的に挟持するようになっている。
本体部41の前面開口は、図3に示すように、幅方向中心から一側へ寄った位置(弾性接触片45の基端部の直上方に相当)に開口するタブ通し口41Gによって構成され、幅方向中心から他側に寄った残余の前面開口は、検知板46によって閉止されている。検知板46は、正面視すると縦長方形状をなし、本体部41における前方突出部分を内側へ直角曲げして形成されている。雌端子金具40を正面視すると、検知板46の隣に弾性接触片45の基端部が並ぶ位置関係となる。導通検査に際して、検知板46には検知ピン60の先端が当てられる。
また、雌ハウジング10におけるキャビティ11の上面には、図6に示すように、ランス12が一体形成されている。ランス12は、キャビティ11の上面と連なる部分を基端部として前方へ片持ち状に延出して形成され、上下方向に撓み変形可能となっている。ランス12の自由端側にはキャビティ11側へ向けて突出する係止突起12Aが形成されている。ランス12の上方には撓み空間13が確保されており、この撓み空間13を含めたランス12の前方には、ランス12の成形に伴う型抜き孔14が雌ハウジング10の前面に開口し、かつキャビティ11に連通して形成されている。ランス12は、キャビティ11内への雌端子金具40の挿入途上でこの雌端子金具40と干渉して撓み空間13側へ押し上げられ、雌端子金具40が正規挿入されると弾性復帰してその係止突起12Aを天板41Aに設けられた係止孔47に係止させることにより、雌端子金具40を抜け止め状態で保持する。
また、雌ハウジング10の上面における幅方向ほぼ中央部には、ロックアーム15が形成されている。ロックアーム15は、その基端部が雌ハウジング10の上面前端部に支持された状態で後方へ片持ち状に延出して形成され、その自由端側には操作部15Aが設けられている。ロックアーム15の上面の長さ方向ほぼ中央位置にはロック突部15Bが形成されている。ロック突部15Bは、ロックアーム15の撓み変形を伴いつつ相手側となる雄側のコネクタハウジング側に弾性的に係止され、両ハウジングを離脱規制した状態で保持するものである。
ロックアーム15の長さ方向ほぼ中央位置よりも後方領域は、下面が面取りされたテーパ面15Eが形成されている。このテーパ面15Eと対向する、雌ハウジング10の上面の後方領域は、前方領域に比べて一段低くなっており、ロックアーム15の後方領域と雌ハウジング10の上面の後方領域との間にロックアーム15の撓み領域を十分に確保できる構造となっている。雌ハウジング10の上面の前方領域内側にはランス12の撓み空間13が形成されており、雌ハウジング10全体として低背化が図られている。
また、雌ハウジング10の上面には、図1に示すように、ロックアーム15の操作部15Aの周囲を取り囲む反転防止壁16が立設されている。反転防止壁16は、雌ハウジング10の上面の両側端部分に接続された一対の脚部16Aと両脚部16A間に架設された天井部16Bとにより全体として門型に形成され、その内側に操作部15Aを配した構造となっている。かかる反転防止壁16により、電線Wにロックアーム15が引っ掛って捲れあがる事態を回避できるようになっている。反転防止壁16の天井部16Bには、操作部15Aに指を押し当て可能とするための指通し孔16Eが切り欠き形成されている。
また、雌ハウジング10の下面には、図6に示すように、リテーナ90を装着させるためのリテーナ装着孔17が開設されている。リテーナ装着孔17は、雌ハウジング10の下面から両側面にかけた三面領域に亘って形成され、したがって、リテーナ装着孔17は三方に開口する形態となっている。このリテーナ装着孔17は、各キャビティ11と連通して上下二段のキャビティ11を前後に分断する深さをもって形成されている。
リテーナ90は、雌ハウジング10と同様、合成樹脂材によって形成され、リテーナ装着孔17に浅く嵌合して雌端子金具40の挿抜を許容する仮係止位置と、そこから斜め前方に押し込まれて雌端子金具40の本体部41の後端縁を係止可能な本係止位置との間を移動可能とされる。
また、雌ハウジング10の前面には、図1に示すように、両側壁25と上壁26とによって装着枠27が形成されている。前壁部材50は、合成樹脂材によって平板状に形成され、装着枠27に対して下方から雌ハウジング10の前面に沿って嵌挿されるようになっている。なお、装着枠27を構成する上壁26は、本発明の庇部に相当し、間に配されたガイド溝36(図示せず)によって左右に分断されている。
前壁部材50は、各キャビティ11と同数で、かつ各キャビティ11と連通可能な上下二段で幅方向に複数列のタブ挿通孔51を有する。また、前壁部材50は、ランス12の成形に伴う型抜き孔14と連通可能な治具挿通孔52を有している。治具挿通孔52は、上下二段に分かれて構成され、各タブ挿通孔51とは千鳥配列の位置関係となる。上段の治具挿通孔52における一端(図1に示す左端)のものは、前壁部材50における方形平板状の本体部50Aの上端面にも開口する形態となっている。
前壁部材50の後面には、図5に示すように、雌ハウジング10において各キャビティ11間を幅方向に仕切る縦壁(図示せず)に連なることが可能とされた複数の縦リブ53が並設されている。前壁部材50の後面下端からは基部54が後方へ張り出し形成されており、この基部54の上面に縦リブ53の根元が接続されている。
そして、前壁部材50の両側端部の夫々には、一対の第一係止部55が対向状に形成されるとともに、第一係止部55と間隔をあけた上方に、一対の第二係止部56が対向状に形成されている。第一係止部55及び第二係止部56は、前壁部材50の両側端面に設けられた縦リブ53に接続され、縦リブ53と同じ厚みを有することで肉厚に形成されている。また、第一係止部55及び第二係止部56は、それぞれ同形同大に形成され、その上面が下向きに傾斜するテーパ面57とされるとともに、その下面が上向きに傾斜するテーパ面58とされる。
一方、装着枠27を構成する両側壁25には、図2に示すように、一対の第一係止受け部31が対向状に形成されるとともに、第一係止受け部31と間隔をあけた上方に、一対の第二係止受け部32が対向状に形成されている。第一係止受け部31及び第二係止受け部32は、それぞれ同形同大に形成され、第一係止部55や第二係止部56を受け入れ可能な大きさで厚み方向に貫通する方形孔として構成されている。第一係止受け部31及び第二係止受け部32よりも前端側は、外側面の除肉により薄肉化された抜け防止壁33によって仕切られ、装着された前壁部材50が前方へ外れ落ちないようになっている。
前壁部材50は、図2に示すように、第二係止部56を第一係止受け部31に弾性的に嵌め込むことで仮係止位置に保持され、かつ、図1に示すように、第二係止部56を第二係止受け部32に弾性的に嵌め込むとともに第一係止部55を第一係止受け部31に弾性的に嵌め込むことで本係止位置に保持され、もって仮係止位置と本係止位置との間を上下方向(両ハウジングの嵌合方向と直交する方向)に移動可能となっている。そして、前壁部材50が仮係止位置から本係止位置へ移動する過程では、第二係止部56が第一係止受け部31と第二係止受け部32との間に配された隔壁34を外側へ押し広げるようにしてこれを弾性的に乗り越え、かつ、第一係止部55が第一係止受け部31の下方に配された端壁35を外側に押し広げるようにして乗り越える。この場合に、第一係止部55及び第二係止部56の両上面におけるテーパ面57が隔壁34及び端壁35の下面と摺動することで第一係止部55及び第二係止部56の乗り越え動作が容易になされる。
前壁部材50が本係止位置に至ると、前壁部材50の前面が装着枠27の前面とほぼ面一で連なるとともに前壁部材50の下端面が雌ハウジング10の下面とほぼ面一で連なる。また、前壁部材50が本係止位置に至ると、タブ挿通孔51がキャビティ11と連通するとともに、治具挿通孔52が型抜き孔14と連通する。したがって、この状態で、前方からタブ挿通孔51にタブ70が挿入されると、このタブ70の先端は、タブ挿通孔51からキャビティ11内に挿入された雌端子金具40の本体部41内に進入し、本体部41内に配された弾性接触片45と接触して両者の接続がとられる。また、前方から治具挿通孔52にランス係止解除用の治具(図示せず)が挿入されると、この治具の先端は、治具挿通孔52から型抜き孔14に進入し、ランス12の先端部における係止突起12Aの前面に突き当たって、ランス12を係止解除方向となる撓み空間13側へ押し上げることが可能となる。
これに対して、前壁部材50が仮係止位置に至ると、図2及ぶ図4に示すように、タブ挿通孔51がキャビティ11から位置ずれして配され、ここにタブ70を挿入しても雌端子金具40の本体部41内に進入することはない。また、雌端子金具40の検知板46の前面下部が治具挿通孔52に臨むこととなり、図7に示すように、この治具挿通孔52に前方から検知ピン60を差し込むと、検知ピン60の先端が検知板46の前面下部に当接し、両者間の導通によって雌端子金具40がキャビティ11内に正規に挿入されているか否か等の検査が可能となる。なお、この検査を行うための検査装置80の構造及び検査の機構については後に詳しく説明する。
さて、前壁部材50を本係止位置から仮係止位置へ移動させる際には、前壁部材50の押圧部59が押圧操作される。この押圧部59は、平面視すると方形状でかつ上端両側コーナー部分が丸みを帯びた形態をなし、前壁部材50の本体部50Aの上端面から突出して形成されている。押圧部59の後面は、図6に示すように、基部54の後面や縦リブ53の後面と同じ位置に揃うように張り出し形成されている。また、押圧部59の両側下端部よりも側方には付設部50Bが設けられ、この付設部50Bは押圧部59よりも低い高さで前壁部材50の本体部50Aの上端面から突出して形成されている。押圧部59の上端面は、解除操作時の押圧面として機能し、本発明の操作面59Aに相当する。操作面59Aは、装着枠27によって覆われることなく露出する平坦面となっており、前壁部材50の本体部50Aよりも前後長さを長くして形成されている。
一方、上壁26には、ロックアーム15の基端部前端側に、ガイド溝36が上下に貫通して形成されている。このガイド溝36は、押圧部59の幅寸法より極僅かに大きい開口幅をもって形成され、ここに押圧部59が下方から突入可能となっている。ガイド溝36の両側下端部よりも側方には受け溝36Aが連通して形成され、この受け溝36Aに付設部50Bが突入可能となっている。
押圧部59はガイド溝36に沿って案内されつつ雌ハウジング10の前面に沿って移動可能となっており、ひいては仮係止位置と本係止位置との間を移動する前壁部材50の案内となっている。前壁部材50が仮係止位置にあるときには、図2に示すように、操作面59Aがガイド溝36の入り口(下側開口部分)を臨む位置に配置され、前壁部材50が本係止位置に至ったときには、図1に示すように、押圧部59のほぼ全体がガイド溝36に嵌入されるとともに、操作面59Aがガイド溝36の上側開口部分に至って上壁26の上面と幅方向で連続するようになる。前壁部材50が本係止位置に至ると、前壁部材50の本体部50A及び付設部50Bが上壁26に当て止めされて前壁部材50のそれ以上上方への移動が阻止される。この状態で、操作面59Aを下方へ押圧操作すると、前壁部材50が本係止位置から仮係止位置へと移動を開始する。この移動の過程では、第一係止部55及び第二係止部56の両下面におけるテーパ面58が隔壁34及び端壁35の上面と摺接するから、第一係止部55及び第二係止部56の乗り越え動作が容易になされる。
前壁部材50が仮係止位置にあるときには、既述したように、雌端子金具40の半挿入状態(挿入深さ)や雌端子金具40の挿入の有無を検査することが可能となる。この検査に用いられる検査装置80は、図8に示すように、一端側に前記したコネクタFを保持するためのホルダ81を配するとともに、他端側にホルダ81と対向する検知ユニット82を配して構成される。
検知ユニット82は、操作レバー(図示せず)を操作することによってホルダ81に対し前後方向に沿って所定ストロークの進退移動が可能となっている。そして、検知ユニット82には、仮係止位置における前壁部材50の治具挿通孔52と対応する位置に、検知ピン60が複数設けられている。各検知ピン60は、検知ユニット82がホルダ81側に接近するのに伴い、治具挿通孔52に進入するとともにキャビティ11に進入し、キャビティ11内に収容されている雌端子金具40の検知板46に接触可能とされている。各検知ピン60はリード線(図示せず)を介して導通検査部(図示せず)に接続され、ここで雌端子金具40に対する接触状態の可否を判定して雌端子金具40が正規深さまで挿入されているか否かや、雌端子金具40の有無を電気的に検知する。本実施形態の場合には、検知ピン60を雌端子金具40の検知板46に当てており、検知ピン60を弾性接触片45に当てないようにしているから、弾性接触片45のへたりや塑性変形等を防止することができ、タブ70に対する接触信頼性が確保される。
ホルダ81は、ほぼ鉛直に切り立つ背面壁83から前方に突出する支持ブロック84を備えている。この支持ブロック84にはコネクタ固定部85が凹設されており、このコネクタ固定部85に対してコネクタFが下方から嵌め込まれる。支持ブロック84においてコネクタ固定部85よりも前方の前壁部分には、キャビティ11内に挿入された各雌端子金具40と対応する位置に、治具通し孔86が設けられている。治具通し孔86は、前壁部材50が本係止位置にあるときには治具挿通孔52と位置ずれしているが、前壁部材50が仮係止位置にあるときには治具挿通孔52と連通可能とされる。そして、ホルダ81において前壁部材50の操作面59Aと対応する位置には、操作面59Aを押圧可能な押し込み部材87が配されている。
押し込み部材87は、待機位置と押圧位置との間で上下方向に変位可能となっており、ブロック部87Aとこのブロック部87Aから下方に突き出る押圧本体部87Bとこの押圧本体部87Bの周囲を取り囲むバネ部87Eとからなる。ブロック部87Aにはフランジ部87Fが張り出し形成されるとともに、ブロック部87Aの前面上部には後方へ向けて昇り勾配となるテーパ状のガイド面87Gが形成されている。
支持ブロック84には押し込み部材87を収容可能な収容凹部88が形成されている。ホルダ81における収容凹部88の内壁は、待機位置にてフランジ部87Fの上面に当接可能な第一段付き面88Aと、押圧位置にてフランジ部87Fの下面に当接可能な第二段付き面88Bと、ブロック部87Aの下面との間にバネ部87Eを保持可能な第三段付き面88Eとを備え、第三段付き面88Eよりも下方には、押圧本体部87Bを挿通可能なガイド孔89がコネクタ固定部85と連通して形成されている。コネクタ固定部85にコネクタFがセットされると、前壁部材50の操作面59Aがガイド孔89と対応する位置に配される。
一方、検知ユニット82には、ホルダ81側に接近するのに伴って支持ブロック84が突入可能な受け部91が凹設され、この受け部91の奥面に複数の検知ピン60がホルダ81側へ突出して装着されている。検知ユニット82における受け部91の内壁には、その下面開口側に隆起部92が突設され、隆起部92の前面(奥面と向き合う面)が後方へ向けて昇り勾配となるテーパ状の第一カム面93となっている。この第一カム面93は、後述するように、仮係止位置に押し下げられた前壁部材50の後面下部と対向する位置に配置され、検知ユニット82がホルダ81から離間する動作に伴い、前壁部材50の下端と摺接することで前壁部材50を仮係止位置から本係止位置へと押し上げる機能を有する。受け部91のうちの第一カム面93よりも奥側の空間は、仮係止位置に押し下げられた前壁部材50の逃がし空間94となっている。
また、検知ユニット82における受け部91の内壁には、隆起部92の後端位置よりも前方の奥まった上面開口位置に、後方へ向けて昇り勾配となるテーパ状の第二カム面95が設けられている。第二カム面95は、後述するように、押し込み部材87が待機位置にあるときに、ガイド面87Gと対向する位置に配置され、検知ユニット82がホルダ81に接近する動作に伴い、押し込み部材87のガイド面87Gと摺接することで前壁部材50を本係止位置から仮係止位置へと押し下げる機能を有する。なお、第二カム面95は、第一カム面93とほぼ同じ傾斜角で、かつガイド面87Gよりも緩い傾斜角をもって形成されている。受け部91の内壁のうちの第二カム面95よりも奥側の上面は、第二カム面95の下端と同じ高さ位置にて水平に形成されており、ここが押し込み部材87の押し込み状態を維持するための規制面96となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、前壁部材50を雌ハウジング10の装着枠27に対して下方から緩く嵌め込む。この状態で前壁部材50を押し上げ、前壁部材50の第二係止部56に雌ハウジング10の端壁35を弾性的に乗り越えさせ、かつ、第二係止部56を第一係止受け部31に嵌め込むことで、図2に示すように、前壁部材50を仮係止位置に至らしめる。さらに前壁部材50を押し上げ、第二係止部56を第二係止受け部32に嵌め込むとともに、第一係止部55を第一係止受け部31に嵌め込むことで、図1に示すように、前壁部材50を本係止位置に至らしめる。続いて、リテーナ90を雌ハウジング10にセットして仮係止位置に保持させる。
そして、後方から雌端子金具40をキャビティ11内に挿入し、雌端子金具40をランス12に弾性的に係止させる。このとき、前壁部材50の後面におけるタブ挿通孔51の孔周りが、雌端子金具40の前端縁と対面する。全ての雌端子金具40の挿入作業が完了したら、リテーナ90を斜め前方へ押し上げて本係止位置に至らしめ、雌端子金具40を二重係止させる。この状態では、前壁部材50のタブ挿通孔51が雌端子金具40の本体部41のタブ通し口41Gに合致した状態となり、また、前壁部材50の治具挿通孔52が雌ハウジング10の型抜き孔14に連なった状態となる。
その後、前方から相手側の雄側のコネクタハウジングを嵌合させると、図6に示すように、雄端子金具のタブ70が前壁部材50のタブ挿通孔51から雌端子金具40の本体部41内に進入可能となる。このとき、仮に両ハウジング間の位置あわせに誤差があってタブ70が正規位置からずれた位置に進入したとすると、タブ70は前壁部材50のタブ挿通孔51からずれることでタブ挿通孔51の開口縁部に突き当たる。したがって、雌ハウジング10にキャビティ11と連通する型抜き孔14が形成されているという事情があっても、その型抜き孔14にタブ70が誤って進入することが防止される。しかも、本実施形態の場合には、前壁部材50の前面におけるタブ挿通孔51の孔周りにタブ70の誘い込み用のテーパ面51Aが形成されているので、タブ70の位置ずれが矯正されてタブ70が雌端子金具40の本体部41内に確実に案内される。
また、雌端子金具40を取り外す際には、リテーナ90を仮係止位置に戻すかあるいは取り外し、前方から治具挿通孔52にランス係止解除用の治具を差し入れる。すると、ランス係止解除用の治具は、治具挿通孔52から型抜き孔14に進入してその先端がランス12の先端に突き当たり、ランス12を上方(撓み空間13側)へ弾性変位させることが可能となる。雌端子金具40からランス12が解離したら、そのまま雌端子金具40を引き抜くようにする。
一方、雌端子金具40を雌ハウジング10のキャビティ11内に挿入した状態で、検査装置80による導通検査が行われる。それには、まず雌ハウジング10を摘んでホルダ81のコネクタ固定部85に差し込み、コネクタFをホルダ81内に位置決めした状態でセットする。すると、図8に示すように、前壁部材50の操作面59Aが支持ブロック84のガイド孔89を臨む位置に配置されるとともに、押し込み部材87が支持ブロック84の上面から上方に突き出た状態で検知ユニット82側の第二カム面95と対向して配置される。
この状態から検査ユニットの全体をホルダ81側に接近させる。この接近操作により、受け部91の開口に支持ブロック84が緩く嵌まった状態で、第二カム面95が押し込み部材87のガイド面87Gと突き当たるが、さらなる検査ユニットの移動によって第二カム面95に沿ってガイド面87Gが下向きに移動し、これにより、押し込み部材87がバネ部87Eを圧縮させつつ押圧位置側へ押し下げられてゆく。すると、図9に示すように、押し込み部材87の押圧本体部87Bの先端がガイド孔89を通して操作面59Aに突き当たり、さらなる検査ユニットの移動に伴って押し込み部材87が押し下げられることで、その押圧力によって前壁部材50が本係止状態を解除して仮係止位置へと移動する。こうして仮係止位置に押し下げられた前壁部材50は、図10に示すように、雌ハウジング10の下面よりも下方に突き出る部分を逃がし空間94に突入させる。
前壁部材50が本係止位置に至るのと前後して、検知ピン60の先端が支持ブロック84の治具通し孔86への進入を開始し、さらなる検知ユニット82の移動に伴い、検知ピン60の先端が治具通し孔86から前壁部材50の治具挿通孔52に進入するとともにキャビティ11内に配置された雌端子金具40に接触可能となる。このとき、図11に示すように、雌端子金具40がキャビティ11内に正規挿入されていれば、雌端子金具40と検知ピン60との接触によって検査回路が形成されるので、雌端子金具40が半挿入状態であるか否か等の検知が可能となる。そして、かかる検査位置では、支持ブロック84の前面が受け部91の奥面に当接するとともに、押し込み部材87がバネ部87Eの付勢力を受けつつも規制面96によって待機位置への戻りが規制された状態となっている。
検査後は、検査ユニットがホルダ81から離間する方向に移動される。すると、この離間する動作に伴い、前壁部材50の下端が第一カム面93に乗り上げられ、前壁部材50が第一カム面93に沿って上向きに移動する。前壁部材50が第一カム面93に沿って移動するのに先立って、押し込み部材87は、図12に示すように、バネ部87Eの付勢力によって第二カム面95に沿って待機位置側へ移動し、前壁部材50に対する押圧力を解除する。かくして、前壁部材50が仮係止状態を解除して本係止位置へ移動され、その後、図13に示すように、検知ユニット82がホルダ81から離間されることにより、前壁部材50が本係止位置に保持された状態のコネクタFを取り出すことが可能となる。
以上のように本実施形態によれば、前壁部材50を本係止位置から仮係止位置へと移動させたり取り外したりするに際し、つまり前壁部材50を非装着状態とするに際し、前壁部材50の上端面に露出して設けられた操作面59Aを押圧して前壁部材50を雌ハウジング10の前面に沿いつつ下方(仮係止位置側)へと押し込むだけでよいから、作業性が良好となる。
また、このような操作面59Aが露出しているという事情があっても、装着枠20の上壁26で前壁部材50を本係止位置に当て止めすることが可能となっているから、前壁部材50が本係止位置よりも上方に抜け出ることがなく、前壁部材50を本係止位置に確実に留め置くことができる。
また、前壁部材50がタブ挿通孔51と治具挿通孔52とを有するとともに本係止位置と仮係止位置との間を移動可能となっており、本係止位置ではタブ70がタブ挿通孔51を通して雌端子金具40の接点部45Aと接触可能とされ、仮係止位置では検知ピン60が治具挿通孔52を通して雌端子金具40の検知板46と接触可能とされているから、タブ70と検知ピン60とがそれぞれ雌端子金具40の接点部45Aと検知板46とに正確に導かれることとなり、接触信頼性を高めることができる。
また、ホルダ81と検知ユニット82とが接近する動作に伴って前壁部材50が本係止位置から仮係止位置に押し込まれるから、検査装置80による一連の検査サイクルの中で前壁部材50を移動させることができ、作業効率が良好となる。同様に、検査後は、ホルダ81と検知ユニット82とが離間する動作に伴って前壁部材50が仮係止位置から本係止位置に押し戻されるから、作業効率がより一層良好となる。この結果、複数のコネクタを順次迅速に検査することができる。しかも、前壁部材50を移動させる手段として、カム面や押し込み部材87を設定するだけでよいから、検査装置80の構造を格別に変更しなくて済む。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図14ないし図16によって説明する。実施形態2では、主として前壁部材50の下部構造が実施形態1と異なるが、その他は、実施形態1と概ね同じである。
実施形態2の前壁部材50は、その後面下部に設けられた基部54が後方へ延長された形態となっており、基部54の後面は縦リブ53の後面よりもさらに後方に位置している。雌ハウジング10の下壁の前端部分は、下方から基部54が突入可能な凹部21として除肉されており、前壁部材50が本係止位置に至ったときには、凹部21に基部54が収容されるようになっている。また、前壁部材50が本係止位置に至ったときには、基部54がその上方に位置する本体部41に当て止め可能とされるので、前壁部材50がこれ以上上方へ押し上げられることはない。
実施形態2によれば、基部54及び押圧部59が識別構造部として機能することで前壁部材50の対称性が喪失され、前壁部材50の上下方向及び左右方向の方向性の識別が可能となっているから、組み付けに際して自動機による判別が可能となる。もっとも、この点は、実施形態1についても同じことが言える。
<検査装置の詳細>
図17から図22は実施形態1で示した検査装置をより具体化した形態で示すものである。実施形態1で説明したところと共通する箇所は、図面中に同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
さて、検知ユニット82およびホルダ81は共にベース100上に配設されている。ベース100の長手方向に対向する両側縁には一対の側壁101が立設されており、両側壁101の内面にはそれぞれガイド突条102が所定長さ範囲に亘って突出形成されている。
検知ユニット82は図19に示すように、下部に基台部103を有しており、その幅方向両側面には案内溝104が凹設されている。両案内溝104は上記したガイド突条102に嵌合して検知ユニット81をガイド突条102に沿って移動可能としている。検知ユニット81は基台部103上に本体部105を有しており、その両側面には接続リンク106の一端側が回動可能に連結されている。一方、ベース100上の後端部にはサポートブロック107が固定されていて、ここには操作レバー108が回動可能に装着されている。操作レバー108には前記した接続リンク106の他端側が連結されていて、操作レバー108の回動操作に伴って検知ユニット81を前後進させることができる。
検知ユニット81の本体部105内にはホルダ81の支持ブロック84を嵌合可能な受け部91が形成され、その奥壁には複数の検知ピン60が突出しており、これらはホルダ81内にセットされたコネクタFの前壁部材50が仮係止位置に移動したときに、各治具挿通孔52と対応して位置している。
また、前壁部材50を仮係止位置と本係止位置との間で移動させるための第1、第2のカム面93,95は、共に受け部91の開口縁部に配されている。前壁部材50を仮係止位置から本係止位置へ復帰させるための第1カム面93は、図19に示すように、図示左側の開口縁部においてやや上部寄りの高さ位置に配されている。具体的には、図18に示すように、受け部91の内壁面には開口縁から奥壁に至るまでの範囲に亘ってカム突部110が受け部91の内側に向けて水平に突出形成されていて、第1カム面93はカム突部110の先端部内面において奥方から開口縁に向けて上り勾配となるように形成されている。一方、前壁部材50を本係止位置から仮係止位置へ移動させるための第2カム面95は、図19の右側の開口縁部において第1カム面93とほぼ同じ高さ位置を傾斜状に切り欠くことによって形成され、開口縁から奥方にゆくにつれて窄まるような下り勾配が設定されている。
ホルダ81は、ベース100上に固定された背面壁83とこの背面壁83の前面上部に連結された支持ブロック84とから構成されている。支持ブロック84内は中空状に形成されてコネクタFを収容するためのコネクタ固定部85が凹設されている。同コネクタ固定部85は、図20に示すように、支持ブロック84の上面に開口しコネクタ挿入口86としてある。このコネクタ挿入口86は前壁部材50を本係止位置に保持した状態でのコネクタFの外形形状に適合して形成されている。したがって、前壁部材50が仮係止位置にある状態で誤ってコネクタFを挿入しようとしても、前壁部材50の一部がコネクタ挿入口86の開口縁と干渉するため、コネクタFが検査に臨む正規状態にないことを作業者に知らしめ、強引な検査作業によってコネクタFが損傷してしまうのを未然に回避できる。
なお、コネクタ固定部85はコネクタ挿入口86を含めて支持ブロック84の後方に開口しており、電線逃がし部111となっている。
支持ブロック84の一側面には本係止位置にある前壁部材50を仮係止位置へと移動させるための押し込み部材87が押し込み可能に組み込まれていて、常にはその後端部が支持ブロック84から突出して待機位置に保持されている(図18参照)。押し込み部材87は、検知ユニット82の第2カム面95と対応して配され、検知ユニット82がホルダ81に接近する動作に伴って第2カム面95に沿って摺接し、待機位置から押し込み位置へと押し込まれる。また、支持ブロック84において押し込み部材87が組み込まれているのと反対側の側面には第1カム面93およびカム突部110との干渉を回避するための干渉回避溝112が長さ方向に沿って凹設され、コネクタ固定部85内に連通している。この干渉回避溝112は検知ユニット82がホルダ81へ接近するのに伴って第1カム面93を受け入れ、前壁部材50の押し込み動作がなされる前に第1カム面93を通過させ、検知ユニット82の前進動作中の前壁部材50との干渉を避けるようにしている。また、干渉回避溝112の底面および天井面には仮係止位置に移動した前壁部材50との干渉を避けるために、逃がし溝113が凹設されている。
なお、検知ユニット82がホルダ81から後退するのに伴って、第1カム面93が仮係止位置にある前壁部材50を持ち上げて本係止位置に復帰させる点は第1実施形態と同様である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明においては、操作面を指等で押圧して前壁部材を本係止位置から仮係止位置に押し込んだり取り外したりしてもよい。
(2)本発明において、前壁部材を仮係止位置に留め置いて導通検査を行わない場合には、前壁部材を仮係止位置に保持させる構造部分を設ける必要はない。
(3)本発明においては、雌端子金具の検知板以外の部分を検知部として導通検査を行ってもよい。
(4)本発明においては、ホルダと検査ユニットとが接近する動作に伴い、押し込み部材を介することなく直接的に操作面が押圧され、前壁部材が仮係止位置に押し込まれる態様であってもよい。
(5)本発明は、雄端子金具が収容された雄型のコネクタにも適用できる。
本発明の実施形態1のコネクタにおいて前壁部材が本係止位置にあるときの正面図 前壁部材が仮係止位置にあるときの正面図 前壁部材が本係止位置にあるときの要部拡大正面図 前壁部材が仮係止位置にあるときの要部拡大正面図 前壁部材の背面図 前壁部材が本係止位置にあるときの断面図 前壁部材が仮係止位置にあって検知ピンが雌端子金具に当てられたときの断面図 検査装置においてコネクタをホルダにセットしたときの断面図 検知ユニットがホルダ側に接近して押し込み部材が操作面を当接したときの断面図 さらに検知ユニットがホルダ側に接近して押し込み部材が前壁部材を仮係止位置に押し込んだときの断面図 検知ユニットが検知位置に至って検知ピンが雌端子金具に当てられたときの断面図 検知ユニットがホルダから離間する過程で押し込み部材が待機位置側へ押し上げられる途中の断面図 検知ユニットがホルダから離間する直前で押し込み部材が待機位置に押し上げられるとともに前壁部材が本係止位置に押し戻されたときの断面図 本発明の実施形態2のコネクタにおいて前壁部材が本係止位置にあるときの断面図 前壁部材が仮係止位置にあるときの断面図 前壁部材の背面図 検査装置の詳細に係る全体側面図 操作レバー等を省略した状態での検知装置の全体平面図 検知ユニットの正面図 ホルダの平面図 押し込み部材を組み込む前のホルダを示す正面図 検査装置においてコネクタをホルダにセットしたときの断面図
符号の説明
F…コネクタ
10…雌ハウジング(ハウジング)
11…キャビティ
12…ランス
14…型抜き孔
36…ガイド溝
40…雌端子金具(端子金具)
41…本体部
45…弾性接触片
50…前壁部材
51…タブ挿通孔
52…治具挿通孔
59…押圧部
59A…操作面
70…タブ
90…リテーナ

Claims (11)

  1. ハウジングには端子金具が挿入されるキャビティが形成され、前記ハウジングにおける前記キャビティの内壁には前記端子金具を抜け止めするランスが形成され、前記キャビティ内に前方からタブが挿入されることにより、このタブと前記キャビティ内に挿入された前記端子金具とが接続されるコネクタであって、
    前記ハウジングの前面には前記キャビティと連通可能なタブ挿通孔を有する前壁部材が装着され、
    前記前壁部材の端面には解除時における操作面が露出して設けられ、この操作面を押圧することで前記前壁部材を装着状態から非装着状態へと前記ハウジングの前面に沿って移動させることが可能となっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングの前面には、前記装着状態に至ったときに、前記前壁部材の端面のうちの前記操作面以外の部分を当て止め可能な庇部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記前壁部材には、その外形の非対称性によって上下方向及び左右方向の方向性を識別する識別構造部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記前壁部材は、導通検査用の検知ピンを挿通可能な治具挿通孔を有し、前記タブ挿通孔が前記キャビティと連通する本係止位置と前記タブ挿通孔が前記キャビティから位置ずれする仮係止位置との間を移動可能に前記ハウジングに保持されており、
    前記本係止位置では、前記タブが前記タブ挿通孔を通して前記端子金具の接点部と接触可能とされ、前記仮係止位置では、前記検知ピンが前記治具挿通孔を通して前記端子金具の検知部と接触可能とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 請求項4に記載のコネクタ内に収容された前記端子金具の導通検査を行うコネクタ検査装置であって、
    前記コネクタがセットされるホルダと、前記検知ピンを有し前記ホルダに対して相対的に接離可能とされた検知ユニットとからなり、前記ホルダに前記コネクタをセットした状態でこのホルダと前記検知ユニットとを接近させることで前記検知ピンが前記治具挿通孔に進入して導通検査を行うことが可能とされ、検査後は前記ホルダと前記検査ユニットとを離間させることで前記コネクタを取り外すことが可能とされるものであり、
    前記ホルダと前記検知ユニットとが接近する動作に伴って前記ホルダにセットされた前記コネクタの前記操作面を押圧して前記前壁部材を前記本係止位置から前記仮係止位置へと押し込む押し込み手段が設けられ、この押し込み手段によって前記前壁部材が前記仮係止位置へと押し込まれた後、前記治具挿通孔に前記検知ピンが進入する構成とされていることを特徴とするコネクタ検査装置。
  6. 前記ホルダと前記検知ユニットとが離間する動作に伴って前記前壁部材を前記仮係止位置から前記本係止位置へと押し戻す押し戻し手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ検査装置。
  7. 前記押し戻し手段は、前記検知ユニットに設けられた第一カム面によって構成され、前記前壁部材が前記第一カム面に沿って移動することで前記仮係止位置から前記本係止位置へと押し戻される構成とされていることを特徴とする請求項6に記載のコネクタ検査装置。
  8. 前記押し込み手段は、前記検知ユニットに設けられた第二カム面と前記ホルダに設けられた押し込み部材とからなり、前記押し込み部材が前記第二カム面に沿って移動することでこの押し込み部材が前記操作面を押圧して前記前壁部材が前記本係止位置から前記仮係止位置へと押し込まれる構成とされていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のコネクタ検査装置。
  9. 端子金具を収容可能なキャビティが形成されたコネクタハウジングの前面には、前記端子金具の挿入方向と交差する方向へ前記前面に沿って仮係止位置と本係止位置との間を移動可能な前壁部材が設けられるとともに、この前壁部材は、導通検査用の検知ピンを挿通可能な治具挿通孔を有し、前記タブ挿通孔が前記キャビティと連通する本係止位置と前記タブ挿通孔が前記キャビティから位置ずれする仮係止位置との間を移動可能に前記ハウジングに保持されており、
    前記本係止位置では、前記タブが前記タブ挿通孔を通して前記端子金具の接点部と接触可能とされ、前記仮係止位置では、前記検知ピンが前記治具挿通孔を通して前記端子金具の検知部と接触可能とされているコネクタに対し、
    前記前壁部材を前記本係止位置に保持した状態で前記コネクタを検査装置のホルダ内にセットした後、このコネクタを前記ホルダ内に保持したまま前記前壁部材を前記本係止位置から前記仮係止位置へ移動させて前記検知ピンを前記治具挿通孔を通して前記コネクタハウジング内に進入させて導通検査を行うことを特徴とするコネクタ検査方法。
  10. 前記コネクタを前記ホルダ内に保持したまま、前記導通検査の後、前記検知ピンを前記治具挿通孔を通して後退させて抜き取りつつ、前記前壁部材を前記仮係止位置から前記本係止位置へ復帰移動させることを特徴とする請求項9記載のコネクタ検査方法。
  11. 前記前壁部材は、前記検知ピンが前記コネクタハウジングに接近する動作に伴って前記本係止位置から前記仮係止位置に移動し、あるいは前記検知ピンの後退動作に伴って再度本係止位置に復帰移動することを特徴とする請求項9または請求項10記載のコネクタ検査方法。
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