JP2009110699A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】挿入済みの雄端子金具30は、ランス17と抜止部57との係止により抜止めされる。リテーナ50に設けたガイド部58は、リテーナ50が仮係止位置にある状態において、雄端子金具30を挟んでランス17とは反対側であってランス17よりも後方に位置するように配され、挿入過程の雄端子金具30を摺接させる。雄端子金具30の挿入過程において、弾性撓みしているランス17からタブ32に対して押圧力が作用しても、ランス17の反対側では雄端子金具30がガイド部58に当接しているので、雄端子金具30の姿勢が傾いたままになる虞はない。
【選択図】図1
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、雄端子金具の挿入姿勢の傾きを防止することを目的とする。
雄端子金具の挿入過程において、弾性撓みしているランスからタブに対して押圧力が作用しても、ランスの反対側では雄端子金具がガイド部に当接しているので、雄端子金具の姿勢が傾いたままになる虞はない。
ガイド部が、雄端子金具の挿入方向に沿って連続しているので、雄端子金具を正しい姿勢に安定して保持することができる。
雄端子金具の挿入過程では、タブがランスからの弾性押圧力を受ける前に、ガイド部によって雄端子金具の姿勢が正しく保たれるので、雄端子金具の姿勢は、終始安定する。
雄端子金具が正規挿入されてリテーナが本係止位置に移動した状態では、ガイド部は、角筒部の後方において雄端子金具の挿入領域内に進出するのであるが、ガイド部は、幅方向において角筒部の端縁部と対応するように配され、電線圧着部は角筒部よりも幅狭とされているので、リテーナが本係止位置に移動しても、ガイド部が電線圧着部と干渉する虞はない。
抜止部は、リテーナが仮係止位置にある状態で雄端子金具と非接触となる位置に配されているので、挿入途中の雄端子金具との接触に起因する切削等の損傷を受けることがない。したがって、抜止部と雄端子金具との係止代が確保され、雄端子金具を確実に抜止めすることができる。
ガイド部の前端部にテーパ面を形成したので、リテーナを仮係止位置に移動させた状態で雄端子金具をキャビティから抜くときに、雄端子金具がガイド部の前端に突き当たる虞がなく、雄端子金具の抜取りを円滑に行うことができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図17を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合・離脱が可能な雄コネクタMと雌コネクタFとから構成されている。
まず、雄コネクタMについて説明する。
雄コネクタMは、雄ハウジング10(本発明の構成要件であるハウジング)と、雄ハウジング10に取り付けられる複数の雄端子金具30と、雄ハウジング10に取り付けられるリテーナ50とを備えて構成されている。尚、図8、図10、図11においては、端子収容部11の図示を省略している。
リテーナ50が、仮係止位置から斜め上前方の本係止位置に移動した状態では、図2に示すように、抜止部57の上端部とガイド部58の上端部が、キャビティ13内に進出し、抜止部57の上面及び摺接面59は、支承面16よりも上方に位置する。
雄コネクタMにおいて雄ハウジング10に雄端子金具30を挿入する際には、リテーナ50を仮係止位置に保持しておき、この状態で、後方から雄端子金具30をキャビティ13内に挿入する。挿入の過程では、タブ32の上面と角筒部31の上面がキャビティ13の上面及びリテーナ50の貫通孔55の上面に摺接する。そして、タブ32の先端がランス17に到達するより前に、角筒部31の前端がガイド部58の後端に到達する。そして、角筒部31の下面の幅方向における左右両端縁部が摺接面59に摺接する状態となり、これにより、角筒部31の下方への変位が規制される。また、角筒部31は、摺接面59と貫通孔55の上面との間で上下に挟まれた状態となるので、角筒部31(雄端子金具30)の前傾又は後傾となるように姿勢の傾きが規制される。
雌コネクタFは、図9,図12,図15に示すように、ブロック状をなす合成樹脂製の雌ハウジング70と、雌ハウジング70内に収容される雌端子金具72と、雌ハウジング70の内部に側方(両コネクタF,Mの嵌合方向と直交する方向)から組み付けられる板状のスライダ73とを備えて構成されている。雌ハウジング70の上面には、ロック溝71が形成され、このロック溝71の内部には、ロックアーム(図示せず)が形成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)リテーナの移動方向は、雄端子金具の挿入方向と直交する方向であってもよい。
(2)ガイド部は、雄端子金具の挿入方向において複数に断続した形態であってもよい。
(3)ランスは、リテーナが仮係止位置へ移動するときに抜止部が退避する側と同じ側に配置されていてもよい。
(4)ガイド部は、角筒部の幅方向における中央部分を摺接させる形態であってもよい。
(5)ガイド部の上面と抜止部の上面を同じ高さとし、リテーナが仮係止位置にあるときに、挿入途中の雄端子金具が抜止部の上面に摺接するようにしてもよい。
(6)雄端子金具の挿入過程において、タブがランスに当接した後で、雄端子金具がガイド部と接触するようにしてもよい。この場合でも、ランスの押圧によって傾いた雄端子金具の姿勢を、ガイド部への摺接によって矯正することができる。
(7)ガイド部の前端面を、前後方向において抜止部の前面と同じ位置となるようにしてもよい。この場合、ガイド部の前面を雄端子金具に係止させることにより、リテーナと雄端子金具との係止代を増大することが可能となる。
(8)リテーナが仮係止位置にある状態で、挿入過程の雄端子金具が抜止部に摺接するようにしてもよい。
10…雄ハウジング(ハウジング)
13…キャビティ
17…ランス
30…雄端子金具
31…角筒部
32…タブ
33…電線圧着部
50…リテーナ
57…抜止部
58…ガイド部
60…テーパ面
Claims (6)
- 内部にキャビティを有し、前記キャビティの内壁に弾性撓み可能なランスが形成されているハウジングと、
前端部にタブを有し、後方から前記キャビティに挿入される雄端子金具と、
前記雄端子金具に係止される抜止部を有するリテーナとを備え、
前記リテーナは、前記ハウジングに対し、前記雄端子金具の挿入動作を許容する仮係止位置と、挿入済みの前記雄端子金具に前記抜止部を係止させる本係止位置との間での移動を可能に取り付けられるようになっており、
挿入済みの前記雄端子金具に前記ランスと前記抜止部とを係止させることで、前記雄端子金具を抜止めするようにしたコネクタにおいて、
前記リテーナには、前記リテーナが仮係止位置にある状態において、前記雄端子金具を挟んで前記ランスとは反対側であって前記ランスよりも後方に位置するように配されて、挿入過程の前記雄端子金具を摺接させるガイド部が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ガイド部が、前記雄端子金具の挿入方向に沿って連続した形態であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記ガイド部は、前記雄端子金具の挿入過程において、前記タブが前記ランスに当接するより前に、前記雄端子金具と接触する位置に配されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
- 前記雄端子金具は、タブの後端に連なる角筒部と、前記角筒部よりも幅狭であって前記角筒部の後端に連なる電線接続部とを有し、
前記雄端子金具が正規挿入された状態では、前記角筒部が前記ガイド部よりも前方に位置し、
前記リテーナが本係止位置に移動した状態では、前記ガイド部が前記キャビティ内における前記雄端子金具の挿入領域内に進出するようになっており、
前記ガイド部は、前記角筒部の幅方向における端縁部外面と対応する形態とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。 - 前記抜止部は、前記リテーナが仮係止位置にある状態で前記雄端子金具と非接触となる位置に配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
- 前記ガイド部の前端部には、前記雄端子金具の挿入方向に対して傾斜したテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
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