JP2011029016A - コネクタ - Google Patents

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俊典 櫻井
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

Abstract

【課題】一対のハウジングの嵌合状態を検知することができ、サイズの大型化を抑制することができるコネクタを提供する。
【解決手段】互いに嵌合する一対のハウジング3,5と、一方のハウジング3に組付けられ一対のハウジング3,5の嵌合状態を検知する検知部材7とを備えたコネクタ1において、雌ハウジング3に検知部材7を収容する空間を形成する収容部9を設け、検知部材7に収容部9内に突設された係止突起11と係合して検知部材7を雌ハウジング3に対して係止させる係止ロック部13を設け、他方のハウジング5と検知部材7に、一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で係止突起11と係止ロック部13との係合を解除させ検知部材7の雌ハウジング3に対する係止を解除させる係止解除手段15を設けた。
【選択図】図11

Description

本発明は、嵌合状態を検知することができるコネクタに関する。
従来、一対のハウジングの嵌合状態を検知することができるコネクタとしては、一対のコネクタハウジングと、一方のコネクタハウジングに組付けられる嵌合検知部材とを備えたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、一方のコネクタハウジングに他方のコネクタハウジングによって撓み空間へ向けて弾性変形するロックアームが設けられ、検知部材にロックアームの撓み動作に連動して弾性変形させられる弾性アームが設けられ、この弾性アームに変形時に一方のコネクタハウジングの係止部に係止して撓み空間への押し込み規制を受ける受け部が設けられている。そして、検知部材は、一対のコネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、ロックアームの復元動作に連動して弾性アームが弾性復帰し、係止部と受け部との係止が解除されて撓み空間への押し込みが可能となる。
従って、一対のコネクタハウジングの正規嵌合状態では、検知部材の押し込みが可能となるため、作業者は一対のコネクタハウジングが正規嵌合状態に至っていることを検知することができる。
特開2004−71288号公報
しかしながら、上記のようなコネクタでは、検知部材の弾性アームが一方のコネクタハウジングのロックアームの撓み動作によって撓み空間の幅方向から張り出すように検知部材の幅方向に拡張する動作を伴うので、この弾性アームの拡張動作を許容するスペースを確保する必要があり、サイズが大型化していた。
そこで、この発明は、一対のハウジングの嵌合状態を検知することができ、サイズの大型化を抑制することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、互いに嵌合する一対のハウジングと、この一対のハウジングのうちいずれか一方のハウジングに組付けられ前記一対のハウジングの嵌合状態を検知する検知部材とを備えたコネクタであって、前記一方のハウジングには前記検知部材を収容する空間を形成する収容部が設けられ、前記検知部材には前記収容部内に突設された係止突起と係合して前記検知部材を前記一方のハウジングに対して係止させる係止ロック部が設けられ、他方のハウジングと前記検知部材には、前記一対のハウジングが正規に嵌合した状態で前記係止突起と前記係止ロック部との係合を解除させ前記検知部材の前記一方のハウジングに対する係止を解除させる係止解除手段が設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記係止解除手段は、前記検知部材に設けられ前記一対のハウジングが嵌合するときに他方のハウジングと当接して前記検知部材を前記一方のハウジングへの組付方向後方に移動させる当接部と、前記検知部材の本体と係止ロック部との間に伸縮可能に設けられ前記一対のハウジングが正規嵌合状態に至るまで前記係止突起と前記係止ロック部との係合を保持するバネ部と、前記他方のハウジングに設けられ前記一対のハウジングが正規嵌合状態に至ったときに前記係止突起と前記係止ロック部との係合を解除させる係止解除部とを有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコネクタであって、前記検知部材には、前記一対のハウジングが正規嵌合状態に至るまで前記一方のハウジングの前記収容部内に突設された離脱防止突起と係合して前記検知部材が前記一方のハウジングから離脱することを防止する離脱防止溝が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコネクタであって、前記検知部材には、前記一方のハウジングの前記収容部に設けられた規制部と当接して前記検知部材が前記一方のハウジングへの組付方向前方に移動することを規制する移動規制部が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタであって、前記一方のハウジングの前記収容部内には、前記一対のハウジングが正規に嵌合した状態で前記係止ロック部と係合して前記検知部材の前記一方のハウジングに対する係止を解除させた状態を保持する解除保持突起が突設されていることを特徴とする。
請求項1のコネクタは、一方のハウジングの収容部内と検知部材とに検知部材を一方のハウジングに対して係止させる係止突起と係止ロック部とが設けられているので、一方のハウジングに検知部材を保持させる構造を収容部内に収めることができ、検知部材の保持に関して収容部外にスペースを設ける必要がない。
また、他方のハウジングと検知部材に一対のハウジングが正規に嵌合した状態で係止突起と係止ロック部との係合を解除させ検知部材の一方のハウジングに対する係止を解除させる係止解除手段が設けられているので、検知部材が一方のハウジングから取り外し可能となることにより、一対のハウジングが正規嵌合状態に至ったことを検知することができる。加えて、検知部材を一方のハウジングから取り外すことができない場合には、一対のハウジングが正規嵌合状態に至っていないことを検知することができ、一対のハウジングの誤嵌合を防止することができる。
さらに、一対のハウジングの正規嵌合状態を検知部材の取り外しの可否によって検知することができるので、一対のハウジングの正規嵌合状態を検知部材の取り付けの可否によって検知することに比較して、検知部材が収容部から張り出すような拡張動作などを伴う必要がなく、収容部や一方のハウジング全体の大型化を抑制することができる。
従って、検知部材の一方のハウジングからの取り外しの可否により一対のハウジングの嵌合状態を検知することができる。また、一方のハウジングに検知部材を保持させる構造を収容部内に収めることによりサイズの大型化を抑制することができる。
請求項2のコネクタは、係止解除手段が当接部とバネ部と係止解除部とを有するので、一対のハウジングの嵌合開始から正規嵌合状態に至るまでの間では、当接部が他方のハウジングと当接して検知部材が組付方向後方に移動させられても、係止突起と係止ロック部との係合を保持したままバネ部の伸長により検知部材の移動を許容させることができる。また、一対のハウジングが正規嵌合状態に至ったときには、係止解除部によって係止突起と係止ロック部との係合を解除させることができ、検知部材を一方のハウジングから取り外すことができる。
請求項3のコネクタは、検知部材に一対のハウジングが正規嵌合状態に至るまで一方のハウジングの収容部内に突設された離脱防止突起と係合して検知部材が一方のハウジングから離脱することを防止する離脱防止溝が設けられているので、一対のハウジングが正規嵌合状態に至るまで検知部材が一方のハウジングから離脱することを防止でき、検知部材によって一対のハウジングの嵌合状態を確実に検知することができる。
請求項4のコネクタは、検知部材に一方のハウジングの収容部に設けられた規制部と当接して検知部材が一方のハウジングへの組付方向前方に移動することを規制する移動規制部が設けられているので、検知部材の一方のハウジングに対する位置決めを行うことができ、検知部材の一方のハウジングに対する組付状態を確実に保持することができる。
請求項5のコネクタは、一方のハウジングの収容部内に一対のハウジングが正規に嵌合した状態で係止ロック部と係合して検知部材の一方のハウジングに対する係止を解除させた状態を保持する解除保持突起が突設されているので、一対のハウジングの正規嵌合状態では検知部材を確実に一方のハウジングから取り外すことができる。
(a),(b)本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のハウジングの斜視図である。(c)図1(a)の要部拡大図である。 (a),(b),(c)本発明の実施の形態に係るコネクタの検知部材の斜視図である。 (a)本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のハウジングに検知部材を組付けたときの側面図である。(b)図3(a)の状態における斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの他方のハウジングの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のハウジングが嵌合する前の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のハウジングに検知部材を組付けたときの断面図である。 (a)本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のハウジングに検知部材を組付けたときの要部拡大断面図である。(b)図8(a)の状態における検知部材の拡大図である。(c)図8(b)の要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のハウジングの嵌合を開始させたときの要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のハウジングの嵌合途中のときの斜視図である。 図10の状態における断面図である。 (a)本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のハウジングの嵌合途中のときの断面図である。(b)図12(a)の状態から一対のハウジングが嵌合を進めたときの断面図である。(c)検知部材の要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のハウジングが嵌合を終了したときの斜視図である。 図13の状態における断面図である。 (a)図14の要部拡大図である。(b)図15(a)の要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの検知部材を一方のハウジングから取り外したときの斜視図である。
図1〜図16を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、互いに嵌合する一対のハウジング3,5と、一方のハウジングとしての雌ハウジング3に組付けられ一対のハウジング3,5の嵌合状態を検知する検知部材7とを備えている。また、雌ハウジング3には検知部材7を収容する空間を形成する収容部9が設けられ、検知部材7には収容部9内に突設された係止突起11と係合して検知部材7を雌ハウジング3に対して係止させる係止ロック部13が設けられている。
そして、他方のハウジングとしての雄ハウジング5と検知部材7には、一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で係止突起11と係止ロック部13との係合を解除させ検知部材7の雌ハウジング3に対する係止を解除させる係止解除手段15が設けられている。
また、係止解除手段15は、検知部材7に設けられ一対のハウジング3,5が嵌合するときに雄ハウジング5と当接して検知部材7を雌ハウジング3への組付方向後方に移動させる当接部17と、検知部材7の本体19と係止ロック部13との間に伸縮可能に設けられ一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまで係止突起11と係止ロック部13との係合を保持するバネ部21と、雄ハウジング5に設けられ一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至ったときに係止突起11と係止ロック部13との係合を解除させる係止解除部23とを有する。
さらに、検知部材7には、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまで雌ハウジング3の収容部9内に突設された離脱防止突起25と係合して検知部材7が雌ハウジング3から離脱することを防止する離脱防止溝27が設けられている。
また、検知部材7には、雌ハウジング3の収容部9に設けられた規制部29と当接して検知部材7が雌ハウジング3への組付方向前方に移動することを規制する移動規制部31が設けられている。
さらに、雌ハウジング3の収容部9内には、一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で係止ロック部13と係合して検知部材7の雌ハウジング3に対する係止を解除させた状態を保持する解除保持突起33が突設されている。
図1〜図16に示すように、雌ハウジング3は、筒状に形成され、内部に複数の端子収容室35が形成されている。複数の端子収容室35には、電線(不図示)などに電気的に接続された端子(不図示)が収容されている。また、雌ハウジング3の上部には、ロックバンド部37が撓み可能に設けられている。ロックバンド部37の先端には、下方に向けて係止突部39が突設されている。このロックバンド部37は、雄ハウジング5と嵌合する際に雄ハウジング5のロック部41と係止突部39とが係止することにより、雌ハウジング3と雄ハウジング5との嵌合状態が保持される。
雄ハウジング5は、雌ハウジング3よりも小径の筒状に形成され、内部に複数の端子収容室43が形成されている。複数の端子収容室43には、電線(不図示)などに電気的に接続され雌ハウジング3に収容された端子と電気的に接続される相手端子(不図示)が収容されている。また、雄ハウジング5の外周側の上部には、上方に向けてロック部41が突設されている。ロック部41は、雌ハウジング3との嵌合方向に向かって傾斜する傾斜面が設けられている。このロック部41の嵌合方向後方には、係止解除部23が設けられ、ロック部41との間に係止凹部を形成している。このロック部41は、雌ハウジング3と嵌合する際にロック部41の傾斜面によって雌ハウジング3のロックバンド部37が上方に撓まされ、ロックバンド部37の係止突部39がロック部41を乗り越えることにより、係止突部39が係止凹部内に係止され、ロック部41とロックバンド部37とが係止状態となる。
このように互いに嵌合する一対のハウジング3,5のうち雌ハウジング3には、ロックバンド部37の上方に空間部を形成する収容部9が設けられ、この収容部9内には、一対のハウジング3,5の嵌合状態を検知する検知部材7が組付けられる。
検知部材7には、収容部9内に突設された係止突起11と係合して検知部材7を雌ハウジング3に対して係止させる係止ロック部13が設けられている。この係止ロック部13は、検知部材7の幅方向に延びる棒状に形成され、検知部材7を雌ハウジング3の収容部9に組付ける際に、係止突起11の傾斜面によって係止突起11の上方を乗り越えて係止突起11に対して係止ロック面45を引っ掛けるように係止される。この係止ロック部13と係止突起11との係合により、一対のハウジング3,5の嵌合前から一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまでの間、検知部材7の雌ハウジング3に対する組付状態が確実に保持、詳細には図8(a)の矢印で示すような検知部材7が収容部9から抜け出る方向や下方に脱落する方向に対して確実に保持され、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができない。なお、検知部材7の上方に対する離脱は、係止ロック部13及びバネ部21と収容部9の上面壁との当接によって防止される。この係止ロック部13と係止突起11との係合は、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至ったときに係止解除手段15によって解除され、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができる。
係止解除手段15は、当接部17と、バネ部21と、係止解除部23とからなる。当接部17は、検知部材7の本体19の下方に向けて延設され、一対のハウジング3,5が嵌合するときに、詳細には雄ハウジング5がある程度、雌ハウジング3に嵌合されたときに雄ハウジング5の嵌合方向の端面47と当接する。この当接により、図9の矢印で示すように検知部材7が雌ハウジング3への組付方向後方(収容部9から抜け出る方向)に移動させられる。
バネ部21は、検知部材7の本体19と係止ロック部13との間に本体19と係止ロック部13とを連結するように伸縮可能に設けられている。このバネ部21は、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまで係止突起11と係止ロック部13との係合を保持しながら伸長される。すなわち、当接部17と雄ハウジング5との当接によって検知部材7が組付方向後方に移動されている間は、係止突起11と係止ロック部13とが係合したまま、バネ部21によって検知部材7の移動が許容される。なお、バネ部21の伸縮力は、検知部材7が組付方向後方に移動したときに係止突起11と係止ロック部13との係合が解除されない程度に設定されている。
係止解除部23は、雄ハウジング5のロック部41の嵌合方向後方に設けられ、ロック部41よりも突出高さが大きく形成されている。この係止解除部23は、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至ったときに、詳細にはロックバンド部37の係止突部39がロック部41を乗り越えて係止凹部内に係止されるときに係止ロック部13の組付方向前方(検知部材7が収容部9に挿入される方向)に形成された傾斜面と当接して係止ロック部13を上方に移動させる。この係止ロック部13の上方への移動により、係止突起11と係止ロック部13との係合が解除され、バネ部21の収縮によって係止ロック部13が組付方向後方に移動される。この組付方向後方に移動された係止ロック部13は、解除保持突起33と係合される。
解除保持突起33は、雌ハウジング3の収容部9内の係止突起11の組付方向後方に突設されている。なお、この解除保持突起33が突設された収容部9の上方は、何も設けられておらず、外部空間に露出されている。この解除保持突起33は、一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で、バネ部21の収縮によって組付方向後方に移動された係止ロック部13の係止ロック面45と係合して検知部材7の雌ハウジング3に対する係止を解除させた状態を保持する。この解除保持突起33と係止ロック部13との係合により、検知部材7を収容部9の上方から取り外すことができる。
このような検知部材7には、検知部材7が収容部9の組付方向前方に移動することを規制する移動規制部31と、一対のハウジング3,5の嵌合前から一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまでの間、検知部材7が収容部9の上方から離脱することを防止する離脱防止溝27とが設けられている。
移動規制部31は、検知部材7の上面に突設され、収容部9の上面の組付方向の端面である規制部29に当接される。この移動規制部31は、検知部材7の雌ハウジング3に対する組付状態、詳細には係止ロック部13と係止突起11とが係合した状態で規制部29と当接することにより、検知部材7が収容部9の組付方向前方に移動することを規制し、検知部材7の雌ハウジング3に対する位置決めをしている。この移動規制部31と規制部29との当接により、検知部材7の一対のハウジング3,5の嵌合前の初期位置が保持される。
離脱防止溝27は、検知部材7の両側面に設けられ、雌ハウジング3の収容部9内の解除保持突起33の組付方向後方に突設された離脱防止突起25と係合される。この離脱防止溝27は、一対のハウジング3,5の嵌合前から一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまでの間、離脱防止突起25と係合しており、一対のハウジング3,5が正規に嵌合するまで検知部材7が収容部9の上方から離脱することを防止している。また、離脱防止溝27の形状は、検知部材7の当接部17の当接によって検知部材7が組付方向後方に移動させられた際に、検知部材7が係止突起11と係止ロック部13との係合を保持し易い姿勢となるように離脱防止突起25と摺動して案内する形状に設定されている。また、離脱防止溝27の組付方向前方の端部は下方に向けて傾斜するように開口されており、この開口は一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で離脱防止突起25が位置するように設定されている。このため、一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態では、検知部材7の係止ロック部13が雌ハウジング3の解除保持突起33に係合され、雌ハウジング3の離脱防止突起25が検知部材7の離脱防止溝27の開口に位置するので、検知部材7の上方への移動を規制するものがなく、検知部材7を収容部9の上方から取り外すことができる。
このように構成されたコネクタ1の一対のハウジング3,5の嵌合動作及び検知部材7の検知動作について説明する。
一対のハウジング3,5の嵌合前の状態では、検知部材7が係止ロック部13と係止突起11との係合、離脱防止溝27と離脱防止突起25との係合及び移動規制部31と規制部29との当接によって、検知部材7の雌ハウジング3に対する組付方向及び離脱・脱落方向への移動が規制され、検知部材7を雌ハウジング3の収容部9から取り外すことができない。なお、この状態では、検知部材7の雌ハウジング3に対する組付状態を保持することができるので、検知部材7と雌ハウジング3とを1つの部材として取り扱うことができる。
一対のハウジング3,5の嵌合開始の状態では、検知部材7の当接部17と雄ハウジング5の端面47とが当接し、検知部材7が組付方向後方に移動される。このとき、バネ部21が伸長を開始し、係止ロック部13と係止突起11との係合を保持する。
一対のハウジング3,5の嵌合途中(もしくは半嵌合)の状態では、ロックバンド部37がロック部41によって上方に撓まされ、ロックバンド部37の係止突部39がロック部41の上部に位置する。このとき、雄ハウジング5の係止解除部23と検知部材7の係止ロック部13とが当接されるが、雄ハウジング5の雌ハウジング3に対する挿入が不十分であるので、係止ロック部13は係止解除部23によって上方に移動されない。このため、係止ロック部13と係止突起11との係合が解除されず、検知部材7を組付方向後方に移動させることができない。また、このとき、離脱防止突起25が離脱防止溝27内に位置しており、検知部材7は上方への移動が規制され、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができない。従って、一対のハウジング3,5が半嵌合状態(もしくは全く嵌合していない状態)であるときには、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができず、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至っていないことを検知することができる。
一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態では、ロックバンド部37の係止突部39がロック部41を乗り越えて係止凹部内に係止され、ロック部41とロックバンド部37とが係止状態となり、一対のハウジング3,5の嵌合状態が保持される。このとき、係止ロック部13の組付方向前方に形成された傾斜面と係止解除部23とが当接して係止ロック部13を上方に移動させ、係止突起11と係止ロック部13との係合が解除される。この係合が解除された係止ロック部13は、バネ部21の収縮によって組付方向後方に移動され、上方が外部空間に露出された解除保持突起33と係合される。また、このとき、離脱防止突起25は、離脱防止溝27の開口に位置される。この状態では、検知部材7の上方への移動を規制するものがなく、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができ、一対のハウジング3,5が正規嵌合に至ったことを検知することができる。
このように検知部材7の取り外しの可否によって一対のハウジング3,5の嵌合状態を検知することができ、一対のハウジング3,5の誤嵌合を防止することができる。
このようなコネクタ1では、雌ハウジング3の収容部9内と検知部材7とに検知部材7を雌ハウジング3に対して係止させる係止突起11と係止ロック部13とが設けられているので、雌ハウジング3に検知部材7を保持させる構造を収容部9内に収めることができ、検知部材7の保持に関して収容部9外にスペースを設ける必要がない。
また、雄ハウジング5と検知部材7に一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で係止突起11と係止ロック部13との係合を解除させ検知部材7の雌ハウジング3に対する係止を解除させる係止解除手段15が設けられているので、検知部材7が雌ハウジング3から取り外し可能となることにより、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至ったことを検知することができる。加えて、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができない場合には、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至っていないことを検知することができ、一対のハウジング3,5の誤嵌合を防止することができる。
さらに、一対のハウジング3,5の正規嵌合状態を検知部材7の取り外しの可否によって検知することができるので、一対のハウジング3,5の正規嵌合状態を検知部材の取り付けの可否によって検知することに比較して、検知部材7が収容部9から張り出すような拡張動作などを伴う必要がなく、収容部9や雌ハウジング3全体の大型化を抑制することができる。
従って、検知部材7の雌ハウジング3からの取り外しの可否により一対のハウジング3,5の嵌合状態を検知することができる。また、雌ハウジング3に検知部材7を保持させる構造を収容部9内に収めることによりサイズの大型化を抑制することができる。
また、係止解除手段15が当接部17とバネ部21と係止解除部23とを有するので、一対のハウジング3,5の嵌合開始から正規嵌合状態に至るまでの間では、当接部17が雄ハウジング5と当接して検知部材7が組付方向後方に移動させられても、係止突起11と係止ロック部13との係合を保持したままバネ部21の伸長により検知部材7の移動を許容させることができる。また、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至ったときには、係止解除部23によって係止突起11と係止ロック部13との係合を解除させることができ、検知部材7を雌ハウジング3から取り外すことができる。
さらに、検知部材7に一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまで雌ハウジング3の収容部9内に突設された離脱防止突起25と係合して検知部材7が雌ハウジング3から離脱することを防止する離脱防止溝27が設けられているので、一対のハウジング3,5が正規嵌合状態に至るまで検知部材7が雌ハウジング3から離脱することを防止でき、検知部材7によって一対のハウジング3,5の嵌合状態を確実に検知することができる。
また、検知部材7に雌ハウジング3の収容部9に設けられた規制部29と当接して検知部材7が雌ハウジング3への組付方向前方に移動することを規制する移動規制部31が設けられているので、検知部材7の雌ハウジング3に対する位置決めを行うことができ、検知部材7の雌ハウジング3に対する組付状態を確実に保持することができる。
さらに、雌ハウジング3の収容部9内に一対のハウジング3,5が正規に嵌合した状態で係止ロック部13と係合して検知部材7の雌ハウジング3に対する係止を解除させた状態を保持する解除保持突起33が突設されているので、一対のハウジング3,5の正規嵌合状態では検知部材7を確実に雌ハウジング3から取り外すことができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、一方のハウジングと検知部材とに離脱防止突起と離脱防止溝とを設けているが、例えば、検知部材の上方を覆うような収容部であれば必ずしも設ける必要はない。このような構造では、検知部材が収容部の覆われているため、収容部の上方から検知部材が離脱することがなく、係止突起と係止ロック部との係合を解除させた状態で組付方向後方から検知部材を引き抜くように取り外せばよい。
1…コネクタ
3,5…ハウジング
7…検知部材
9…収容部
11…係止突起
13…係止ロック部
15…係止解除手段
17…当接部
19…本体
21…バネ部
23…係止解除部
25…離脱防止突起
27…離脱防止溝
29…規制部
31…移動規制部
33…解除保持突起

Claims (5)

  1. 互いに嵌合する一対のハウジングと、この一対のハウジングのうちいずれか一方のハウジングに組付けられ前記一対のハウジングの嵌合状態を検知する検知部材とを備えたコネクタであって、
    前記一方のハウジングには前記検知部材を収容する空間を形成する収容部が設けられ、前記検知部材には前記収容部内に突設された係止突起と係合して前記検知部材を前記一方のハウジングに対して係止させる係止ロック部が設けられ、
    他方のハウジングと前記検知部材には、前記一対のハウジングが正規に嵌合した状態で前記係止突起と前記係止ロック部との係合を解除させ前記検知部材の前記一方のハウジングに対する係止を解除させる係止解除手段が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記係止解除手段は、前記検知部材に設けられ前記一対のハウジングが嵌合するときに他方のハウジングと当接して前記検知部材を前記一方のハウジングへの組付方向後方に移動させる当接部と、前記検知部材の本体と係止ロック部との間に伸縮可能に設けられ前記一対のハウジングが正規嵌合状態に至るまで前記係止突起と前記係止ロック部との係合を保持するバネ部と、前記他方のハウジングに設けられ前記一対のハウジングが正規嵌合状態に至ったときに前記係止突起と前記係止ロック部との係合を解除させる係止解除部とを有することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2記載のコネクタであって、
    前記検知部材には、前記一対のハウジングが正規嵌合状態に至るまで前記一方のハウジングの前記収容部内に突設された離脱防止突起と係合して前記検知部材が前記一方のハウジングから離脱することを防止する離脱防止溝が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記検知部材には、前記一方のハウジングの前記収容部に設けられた規制部と当接して前記検知部材が前記一方のハウジングへの組付方向前方に移動することを規制する移動規制部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記一方のハウジングの前記収容部内には、前記一対のハウジングが正規に嵌合した状態で前記係止ロック部と係合して前記検知部材の前記一方のハウジングに対する係止を解除させた状態を保持する解除保持突起が突設されていることを特徴とするコネクタ。
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