JP3841389B2 - コネクタ嵌合構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、相互に嵌合接続される一組の雌雄コネクタのコネクタ嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車等の車両には、多数の電子機器が搭載されており、それら機器への電源供給や制御のために様々なケーブルとそのケーブル接続用の雌雄コネクタが多用されている。この雌雄コネクタには、振動や冠水等の厳しい環境での使用に耐え得る耐久性・防水機能を有し、組立工程やメンテナンス時にワイヤーハーネス等を容易に着脱できる構成のものが使用されている。
【0003】
従来のコネクタ嵌合構造の一例を図8〜図11に基づいて説明する。図8に示すように、コネクタ嵌合構造51を構成する一方のコネクタである雄コネクタ60は、所定数のソケットコンタクトを嵌入する端子収容室を備え、前方に開口したインナハウジング62と、インナハウジング62外周を覆うアウタハウジング61とから構成されている。
【0004】
アウタハウジング61は、スライダ70を収容するスライダ収容部63を備え、その両側端のハウジング内面にはスライダ70の両側端部を案内するガイド溝65が設けられている。スライダ収容部63内において、インナハウジング62上にはコネクタ嵌合方向に沿った前方側に自由端部を有するロックアーム66が一体的に設けられている。
【0005】
ロックアーム66の先端上部には、他方のコネクタである雌コネクタ90の係合突起93を係止するハウジングロック68が設けられている。また、ロックアーム66先端には、雌コネクタ90の押圧リブ92の挿通を許容する挿通空間66aが形成されている。さらに、ロックアーム66の中央上部には嵌合解除時に押圧される押圧部69が設けられている。
スライダ収容部63内におけるコネクタ嵌合方向に沿った後方側の側方空間63aには、スライダ70の後方への移動を一時的に阻止する一対の係止アーム67が設けられている。
【0006】
スライダ70は、第1スライド部材71と、第1スライド部材71後方に係合される第2スライド部材76と、第2スライド部材76内に保持される圧縮バネ83とから構成されている。
第1スライド部材71は、後方に延びて圧縮バネ83の前端に当接する一対のストッパアーム部73,73と、それらアーム部を連結する連結部74とを備えている。連結部74には、雌コネクタ90の押圧リブ92が当接する当接部75が設けられている。また、連結部74の両側端には、第2スライド部材76の係合アーム部78の移動を許容する一対のスライド溝72,72が設けられている。
【0007】
第2スライド部材76は、前方に延設された係止部77を備えている。係止部77は、コネクタ嵌合操作時にロックアーム66先端のハウジングロック68に係合する。係止部77の前端中央部には、雌コネクタ90の押圧リブ92の挿通を許容する挿通切欠部77aが設けられている。また、第2スライド部材76の中央上部には、ロックアーム66の押圧部69を上方から覆って、嵌合解除時に押圧される操作部79が設けられている。
【0008】
スライダ70を組み立てる際には、圧縮バネ83を第2スライド部材76のバネ収容室81内に挿着してから、第1スライド部材71のストッパアーム部73をバネ収容室81内に挿入する。そして、係合アーム部78をストッパアーム部73の係止面73aに係合させることで、第1スライド部材71と第2スライド部材76とが一体化される。このように一体化されたスライダ70は、雄コネクタ60の前方から装着され、第2スライド部材76の後端が係合アーム67の係止突起67aによって係止されるまで押し込まれる。
【0009】
雌コネクタ90は、前方に開口したハウジング挿入口94を備えている。ハウジング91上には、第1スライド部材71の当接部75に当接する押圧リブ92が立設されている。押圧リブ92の前端両側面には、ロックアーム66を撓ませる一対の係合突起93,93が設けられている。
【0010】
次に、雌雄コネクタ60,90の嵌合作用を説明する。
図9に示すように嵌合操作を開始すると、雌コネクタ90の押圧リブ92が第2スライド部材76の挿通切欠部77a(図8参照)に挿通され、押圧リブ92前端が第1スライド部材71の当接部75に当接する。
【0011】
嵌合操作を進めていくと、雌コネクタ90の押圧リブ92が、第1スライド部材71を押し込みながら雄コネクタ60のロックアーム66の挿通空間66a(図8参照)内に進入する。この時、ロックアーム66先端のハウジングロック68の傾斜面と押圧リブ92前端の係合突起93とが摺接して、ロックアーム66先端側を雌コネクタ90のハウジング91側に変位させる。これにより、図10に示すようにハウジングロック68先端部分が第2スライド部材76の係止部77に係合され、第2スライド部材76が摺動できない状態となる。
【0012】
さらに嵌合操作を進めていくと、押圧リブ92に押されて第1スライド部材71が後方に移動する。この時、第1スライド部材71のスライド溝72(図8参照)内へと第2スライド部材76の係合アーム部78が移動される。このように第2スライド部材76が制止された状態で第1スライド部材71が移動されることで、第2スライド部材76内の圧縮バネ83が圧縮され、圧縮バネ83には弾性復帰しようとする復元力が発生する。
仮に、雄コネクタ60のハウジングロック68と雌コネクタ90の係合突起93とが完全に係合していない中途嵌合状態で嵌合操作を停止すると、圧縮バネ83の復元力でコネクタ嵌合方向とは逆の離脱方向に第1スライド部材71が押し戻される。これにより、中途嵌合状態を容易に検知することができる。
【0013】
そして、圧縮バネ83に抗して嵌合操作を進めると、図11に示すように雌コネクタ90の係合突起93がロックアーム66先端のハウジングロック68を乗り越える。この時ロックアーム66が弾性復帰する。これにより、ハウジングロック68先端部分と係止部77との係合が解除されるとともにハウジングロック68が係合突起93後端に係合される。すなわち、雄コネクタ60と雌コネクタ90とが完全嵌合状態になり、双方のコンタクト64,95も電気的に完全な接続状態となる。
【0014】
図11に示す完全嵌合状態を解除するには、第2スライド部材76の操作部79を、ロックアーム66の押圧部69を覆う位置まで圧縮バネ83の復元力に抗して手指等で押し戻す。その状態で操作部79を押圧することで押圧部69が押され、ロックアーム66のハウジングロック68が図中下方に変位される。これにより、ハウジングロック68と係合突起93との係合が解除される。この時、圧縮されていた圧縮バネ83の復元力で第1スライド部材71が前方に押し戻される。これにより、第1スライド部材71の当接部75に当接していた雌コネクタ90の押圧リブ92を介して雌コネクタ90が離脱方向に押し戻される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のコネクタ嵌合構造51では、嵌合操作前、スライダ70が雄コネクタ60のスライダ収容部63内に組み付けられた状態において、圧縮バネ83に僅かながら復元力が生じている。このため、例えば部品搬送時の振動等に起因して係止アーム67の係止突起67aによる第2スライド部材76の係止が外れて、第2スライド部材76がスライダ収容部63の後方側(図9では右側)に、圧縮バネ73の付勢力により移動してしまうことがあった。第2スライド部材76がこのように移動してしまうと、嵌合操作を開始するにあたって先ず第2スライド部材76を初期位置(図9に示される位置)まで押し戻す操作が必要となるため、嵌合作業が煩雑になってしまう。
【0016】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、一組の雌雄コネクタの中途嵌合状態を確実に検知できるとともに嵌合作業を容易に行えるコネクタ嵌合構造を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、相互に嵌合接続される一組の雌雄コネクタの内、前方に開口したインナハウジングと該インナハウジングを覆いスライダを摺動可能に装着するアウタハウジングとから構成され、前記インナハウジング上の前方側にハウジングロックを有するロックアームが設けられた一方のコネクタと、前記スライダに突き当たるとともに前記ロックアームを撓ませる係合突起がハウジング上に設けられた他方のコネクタとを備え、前記スライダが、前記アウタハウジング内をコネクタ嵌合方向に摺動する第1スライド部材と、前記第1スライド部材後方に係合されて相対的に移動可能な第2スライド部材と、前記第1及び第2スライド部材を互いに離反させる方向に付勢可能な弾性部材とから構成され、中途嵌合状態で嵌合方向とは逆の離脱方向に前記弾性部材の復元力により前記第1スライド部材及び前記他方のコネクタを押し戻すことで中途嵌合状態を検知しているコネクタ嵌合構造において、前記第2スライド部材は、前記一方のコネクタに備えられた第1係止部に係合して前記第2スライド部材をコネクタ嵌合開始時の初期位置に保持する第2係止部を有する撓み変位可能な係合アームを備え、前記第1スライド部材は、ストッパ突起と、係合解除部を備え、コネクタ嵌合前の前記第1スライド部材が押し込まれない状態においては、 前記ストッパ突起が前記係合アームの第2係止部下面を支持することで、前記第1係止部と前記第2係止部との不意な係合解除を防止して、前記第2スライド部材の後方側への移動を阻止し、前記第1スライド部材が前記他方のコネクタによって押し込まれると、前記ストッパ突起が前記第2係止部下面より移動すると共に、前記係合解除部が該第2係止部先端に当接して該第1係止部との係合を解除することで該第2スライド部材の後方側への移動を可能とすることを特徴とするコネクタ嵌合構造により達成される。
【0018】
以上のようなコネクタ嵌合構造では、雌雄コネクタの嵌合操作を開始する前の、スライダが、第2スライド部材の第2係止部を一方のコネクタの第1係止部に係止された初期位置にある状態において、第1スライド部材のストッパ突起が第2係止部下面を支持することで、第1係止部と第2係止部との係合解除を阻止する。したがって、コネクタ嵌合前に第2スライド部材が移動してしまうことを確実に防止できるため、第2スライド部材を初期位置まで押し戻す操作等が不要となり、嵌合作業を容易かつ迅速に行える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態であるコネクタ嵌合構造のコネクタ嵌合前の状態を示す断面図であり、図2は、図1のコネクタ嵌合構造におけるスライダの構成を示す分解斜視図、図3は、図2の雄コネクタにスライダを組み付けた状態を示す斜視図である。
また図4は、図1のコネクタ嵌合構造のコネクタ嵌合開始時の状態を示す断面図、図5は、図1のコネクタ嵌合構造のコネクタ嵌合途中の状態を示す断面図である。図6は、図1のコネクタ嵌合構造のコネクタ嵌合完了時の状態を示す断面図、図7は、図1のコネクタ嵌合構造のコネクタ嵌合解除時の状態を示す断面図である。
【0020】
図1に示すように、コネクタ嵌合構造1は、一方のコネクタとしての雄コネクタ2と、他方のコネクタとしての雌コネクタ3と、スライダ4とを備えている。
雄コネクタ2は、所定数のソケットコンタクト6を嵌入する端子収容室7を備えるとともに前方に開口したインナハウジング2aと、インナハウジング2aを覆うフード状のアウタハウジング5とを備えている。アウタハウジング5の内面とインナハウジング2aの外面の一部(図では上壁の上面)との間に、スライダ収容部11が区画されている。インナハウジング2aの上面には、コネクタ嵌合方向に沿った前方側に自由端部を有するロックアーム8が片持ち構造で一体的に設けられている。ロックアーム8の先端上面には、ハウジングロック8aが設けられている。またロックアーム8の中央部上面には、押圧部8bが設けられている。ロックアーム8下面及びインナハウジング2a上面の間には、挿通空間13が形成されている。インナハウジング2aの外周にはシール部材14が被せられている。
【0021】
アウタハウジング5の内面の一部(図では上壁の下面)には、突起状ないし鉤状の第1係止部15が設けられている。この第1係止部15は、後述するスライダ4の第2係止部16aと係合している。
【0022】
図2に示すようにスライダ4は、アウタハウジング5内をコネクタ嵌合方向に摺動する第1スライド部材21と、第1スライド部材21の後方(コネクタ嵌合方向における後方)に係合される第2スライド部材22とを備えている。またスライダ4は、第2スライド部材22の内部に保持され、第1スライド部材21及び第2スライド部材22を互いに離反させる方向に付勢する弾性部材としての圧縮バネ23,23を備えている。
【0023】
第1スライド部材21は、後方に延設された一対のストッパアーム部24,24と、それらストッパアーム部24を前端(コネクタ嵌合方向における前端)で連結する連結部25とを備えている。連結部25の前端側における、アウタハウジング5内に組み付けられた際にインナハウジングに相対する面(図では下面)には、当接部27が設けられている。また連結部25の後端側における図中下面には、第1、第2スライド部材21,22が嵌合操作に伴って接近した際に第2スライド部材22が連結部25に干渉することを防ぐスライド溝29が設けられている。ストッパアーム部24の図中上面には、係止補助面24aが設けられている。さらにストッパアーム部24の図中上面後端側には、ストッパとしてのストッパ突起30が設けられている。ストッパアーム部24の図中下側には、圧縮バネ23の前端を保持する保持突起43が設けられている。
【0024】
第2スライド部材22は、前方に延設された係止部31を備えている。係止部31は、コネクタ嵌合操作時にハウジングロック8aと係合する。係止部31の前端中央部には、挿通切欠部31aが設けられている。第2スライド部材22の、アウタハウジング5内に組み付けられた際にアウタハウジング5の操作用切欠5aに相対する側(図では上側)には、操作部32が設けられている。また第2スライド部材22の図中上側には、一対の補助アーム28,28が前方に延設されている。補助アーム28の先端には、第1スライド部材21の係止補助面24aに係止される係止補助突起28aが形成されている。
【0025】
さらに第2スライド部材22の図中上側には、一対の第1係合アーム16,16が前方に延設されている。第1係合アーム16先端の図中上側には、突起状ないし鉤状の第2係止部16aが設けられている。
【0026】
雄コネクタ2の、アウタハウジング5の図中上壁には、第2スライド部材22の操作部32を外部から操作することを許容する操作用切欠5aが設けられている。アウタハウジング5の内面両側端には、スライダ4の両側端部を案内するガイド溝12が設けられている。スライダ収容部11内における、ロックアーム8とアウタハウジング5内面との間には、側方空間11aが区画されている。
【0027】
スライダ4を組み立てる際には、圧縮バネ23を図中矢印a方向に第2スライド部材22の両側に形成した嵌合溝41に差し込み、嵌合溝41の奥に突設した保持突起42に圧縮バネ23の一端を保持させる。この状態で、第1スライド部材21を図中矢印b方向に第2スライド部材22に向かって接近させ、圧縮バネ23の他端に第1スライド部材21の保持突起43を嵌挿する。そして、第1スライド部材21の係止補助面24aに第2スライド部材22の係止補助突起28を係止させることで、第1スライド部材21及び第2スライド部材22が、コネクタ嵌合方向に沿って接近・離反可能に(接離可能に)一体化される。
【0028】
組み立てたスライダ4を、図中矢印A方向に移動して雄コネクタ2のスライダ収容部11に挿入していくと、操作部32がアウタハウジング5の上壁の内面に当接して、図中下方に変形された状態でその内面上を摺動する。そして操作部32が操作用切欠5aに達した時、操作部32が元の形状に弾性復帰する。したがって、スライダ4が正規に装着されたか否かを操作部32の状態により確認することができる。
図3に示すように、スライダ4がアウタハウジング5内に完全に装着された際には、操作部32が操作用切欠5aを介して外部に露呈する。また、第1スライド部材の連結部25及び当接部27が、アウタハウジング5の前端側に露呈する。
【0029】
図1に戻る。スライダ4をスライダ収容部11内に装着した際には、アウタハウジング5の第1係止部15と第2スライド部材22の第2係止部16aとが係合して、第2スライド部材22がスライダ収容部11後方側(図では右側)に移動しないようになっている。そして、第1スライド部材21のストッパ突起30は、第2スライド部材22の第1係合アーム16の、第2係止部16aが設けら箇所における反対側の面(図では下面)を支持して、第1係止部15と第2係止部16aとの係合が不意に解除されることを阻止している。ここではストッパ突起30が、第1係止部15と第2係止部16aとの係合面の延長線上付近において第1係合アーム16に当接している。
【0030】
第2スライド部材22の操作部32の図中下側には、可撓性を有する第2係合アーム33が設けられている。第2係合アーム33は、スライダ収容部11内に装着されたスライダ4の抜け出しを阻止するもので、先端に第3係止部33aが設けられている。第3係止部33aは、ロックアーム8の押圧部8bに当接されており、これによりスライダ4の抜け出しが阻止されている。
【0031】
他方のコネクタとしての雌コネクタ3のハウジング34内では、ピンコンタクト35がコネクタ嵌合方向に突出している。ハウジング34上には、スライダ4の第1スライド部材21の当接部27に突き当たる板状の押圧リブ26が嵌合方向に沿って立設されている。押圧リブ26の前端側の両側面には、係合突起36が設けられている。
【0032】
次に、雌雄コネクタ2,3の嵌合作用を説明する。
図1に示す状態から嵌合操作を開始すると、雌コネクタ3の押圧リブ26が第2スライド部材22の挿通切欠部31a(図2参照)を挿通して、押圧リブ26前端が第1スライド部材21の当接部27に当接する。嵌合操作を進めていくと、押圧リブ26が第1スライド部材21をスライダ収容部11後方側に押し込んでいく。この時、図4に示すように、第1スライド部材21のストッパ突起30もスライダ収容部11後方側に移動され、ストッパ突起30が、第2スライド部材22の第1係合アーム16の第2係止部16aが設けられた箇所における図中下面を支持しなくなる。
【0033】
またこの時、ロックアーム8先端のハウジングロック8aの傾斜面と押圧リブ26前端の係合突起36とが摺接して、ロックアーム8先端側が雌コネクタ3のハウジング34側に(図では下側に)撓まさせる。これにより図4に示すように、第2スライド部材22の係止部31がハウジングロック8a先端部分に係合され、第2スライド部材22がスライダ収容部11後方側に移動できない状態となる。一方、第1スライド部材21は、スライダ収容部11後方側に押し込まれていく。このように第2スライド部材22が制止された状態で第1スライド部材21が移動されることで、第2スライド部材22内の圧縮バネ23(図1参照)が圧縮され、圧縮バネ23には弾性復帰しようとする復元力が生じる。仮に、中途嵌合状態で嵌合操作を停止すると、圧縮バネ23の復元力で嵌合方向とは逆の離脱方向に第1スライド部材21及び雌コネクタ3が押し戻される。これにより、中途嵌合状態を容易に検知することができる。
【0034】
さらに嵌合操作を進めていくと、係合解除手段としての第1スライド部材21の連結部25の上壁後端部25aが、第2係止部16a前端の傾斜面16b上を摺動する。これにより、図5に示すように、第1係合アーム16先端が図中下方に撓み、第2係止部16aがスライド溝29内に挿入されていく。そして、第2係止部16aと第1係止部15との係合が解除されていく。
【0035】
さらに嵌合操作を進めていくと、係合突起36がハウジングロック8aを乗り越えて、図6に示すように、ロックアーム8が元の形状に弾性復帰する。これにより、ハウジングロック8a先端部分と係止部31との係合が解除されるとともにハウジングロック8aが係合突起36後端に係合される。また、第1係止部15と第2係止部16aとの係合が完全に解除されて、スライダ4全体が圧縮バネ23の復元力によってスライダ収容部11の後方側に移動する。このとき雄コネクタ2及び雌コネクタ3が完全嵌合状態になり、双方のコンタクトも電気的に完全な接続状態となる。
【0036】
次に、雌雄コネクタ2,3の嵌合解除作用について説明する。
嵌合解除の際には、図6に示した操作部32をスライダ収容部11前方側(図では左側)に、圧縮バネ23の復元力に抗して手指等で押動して、第2スライド部材22をスライダ収容部11前方側に移動する。すると、傾斜面にされた第2係止部16aの摺動面16bが、同様な傾斜面にされた第1係止部15の摺動面15a上を摺動する。この時、第2スライド部材22の第1係合アーム16の、第2係止部16aが設けられた箇所における図中下面が、ストッパ突起30によって支持されていないので、第1係合アーム16は容易に撓まされ、第2係止部16aが図7に示すように第1係止部15を乗り越えていく。また、第2係合アーム33の第3係止部33aがロックアーム8の押圧部8b上に乗り上げることでロックアーム8が図中下方に撓まされ、ロックアーム8先端のハウジングロック8aと係合突起36との係合が解除される。この時、圧縮されていた圧縮バネ23の復元力で第1スライド部材21がスライダ収容部11前方側に押し戻される。これにより、雌コネクタ3が離脱方向に押し戻される。
【0037】
以上のようなコネクタ嵌合構造1においては、雌雄コネクタ2,3の嵌合操作を開始する前の、スライダ4が、第2スライド部材22の第2係止部16aを雄コネクタ2の第1係止部15に係止された初期位置にある状態において、第1スライド部材21のストッパ突起30が、第1係止部15と第2係止部16aとの係合解除を阻止する。したがって、振動等に起因して嵌合前に第2スライド部材22が移動してしまうことを確実に防止できるため、第2スライド部材22を初期位置まで押し戻す操作等が不要となり、嵌合作業を容易かつ迅速に行える。
【0038】
また、嵌合解除時には、第2スライド部材22の第1係合アーム16の、第2係止部16aが設けられた箇所における反対側の面がストッパ突起30によって支持されていないので、第1係合アーム16は容易に撓まされて、第1係止部15と第2係止部16aとの係合解除が円滑に行われる。したがって、嵌合解除作業を容易に行える。
【0039】
なお本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態では、ストッパが突起状のストッパ突起30とされていたが、ストッパとしての作用を奏するものであれば、その形態は限定されない。また、スライダ4が雄コネクタ2に収容されていたが、雌コネクタ3に収容することも可能である。また、ロックアーム8や第1係合アーム16が、2本ずつ設けられていたが、1本であってもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、雌雄コネクタの嵌合操作を開始する前の、スライダが、第2スライド部材の第2係止部を一方のコネクタの第1係止部に係止された初期位置にある状態において、第1スライド部材は、コネクタ嵌合前の前記第1スライド部材が押し込まれない状態においては、前記ストッパ突起が前記係合アームの第2係止部下面を支持することで、前記第1係止部と前記第2係止部との不意な係合解除を防止して、前記第2スライド部材の後方側への移動を阻止する。
したがって、振動等に起因して、嵌合前に第2スライド部材が移動してしまうことを確実に防止できるため、第2スライド部材を初期位置まで押し戻す操作等が不要となり、嵌合作業を容易かつ迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ嵌合構造の一実施形態を示す断面図である。
【図2】スライダの構成を示す分解斜視図である。
【図3】スライダを組み付けた雄コネクタを示す斜視図である。
【図4】雌雄コネクタの嵌合開始時の状態を示す断面図である。
【図5】雌雄コネクタの嵌合途中の状態を示す断面図である。
【図6】雌雄コネクタの完全嵌合状態を示す断面図である。
【図7】雌雄コネクタの嵌合解除時の状態を示す断面図である。
【図8】従来のコネクタ嵌合構造の分解斜視図である。
【図9】従来のコネクタ嵌合構造のコネクタ嵌合前の状態を示す断面図である。
【図10】図9のコネクタ嵌合構造の嵌合途中の状態を示す断面図である。
【図11】図9のコネクタ嵌合構造の完全嵌合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ嵌合構造
2 雄コネクタ(一方のコネクタ)
2a インナハウジング
3 雌コネクタ(他方のコネクタ)
4 スライダ
5 アウタハウジング
8 ロックアーム
8a ハウジングロック
15 第1係止部
16a 第2係止部
21 第1スライド部材
22 第2スライド部材
23 圧縮バネ(弾性部材)
30 ストッパ突起(ストッパ)
34 ハウジング
36 係合突起
Claims (1)
- 相互に嵌合接続される一組の雌雄コネクタの内、前方に開口したインナハウジングと該インナハウジングを覆いスライダを摺動可能に装着するアウタハウジングとから構成され、
前記インナハウジング上の前方側にハウジングロックを有するロックアームが設けられた一方のコネクタと、前記スライダに突き当たるとともに前記ロックアームを撓ませる係合突起がハウジング上に設けられた他方のコネクタとを備え、
前記スライダが、前記アウタハウジング内をコネクタ嵌合方向に摺動する第1スライド部材と、前記第1スライド部材後方に係合されて相対的に移動可能な第2スライド部材と、前記第1及び第2スライド部材を互いに離反させる方向に付勢可能な弾性部材とから構成され、
中途嵌合状態で嵌合方向とは逆の離脱方向に前記弾性部材の復元力により前記第1スライド部材及び前記他方のコネクタを押し戻すことで中途嵌合状態を検知しているコネクタ嵌合構造において、
前記第2スライド部材は、前記一方のコネクタに備えられた第1係止部に係合して前記第2スライド部材をコネクタ嵌合開始時の初期位置に保持する第2係止部を有する撓み変位可能な係合アームを備え、
前記第1スライド部材は、ストッパ突起と、係合解除部を備え、
コネクタ嵌合前の前記第1スライド部材が押し込まれない状態においては、 前記ストッパ突起が前記係合アームの第2係止部下面を支持することで、前記第1係止部と前記第2係止部との不意な係合解除を防止して、前記第2スライド部材の後方側への移動を阻止し、
前記第1スライド部材が前記他方のコネクタによって押し込まれると、前記ストッパ突起が前記第2係止部下面より移動すると共に、前記係合解除部が該第2係止部先端に当接して該第1係止部との係合を解除することで該第2スライド部材の後方側への移動を可能とすることを特徴とするコネクタ嵌合構造。
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