JP2000113935A - 半嵌合防止コネクタ及びその製造方法 - Google Patents
半嵌合防止コネクタ及びその製造方法Info
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- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/633—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
- H01R13/635—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only by mechanical pressure, e.g. spring force
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一組の雌雄コネクタの嵌合作業時に中途嵌合
状態を確実に防止すると共に、製造コストを低減するこ
とができる半嵌合防止コネクタ及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の半嵌合防止コネクタを構成する
雌コネクタ１は、コネクタハウジング３ａと、そのスラ
イダー収容部４にスライダー１０が摺動可能に装着され
るスライダ用ハウジング３ｂと、該スライダー収容部４
に対して非使用位置となるコネクタ先端側のスライダ用
ハウジング３ｂの上方に、一対のヒンジ部１８，１８を
介して一体成形されるスライダー１０とから成る。該ス
ライダー１０に対応するスライダー収容部４の先端側上
部には、前記スライダー１０を上方から挿入可能とする
切り欠き部１９が形成される
状態を確実に防止すると共に、製造コストを低減するこ
とができる半嵌合防止コネクタ及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の半嵌合防止コネクタを構成する
雌コネクタ１は、コネクタハウジング３ａと、そのスラ
イダー収容部４にスライダー１０が摺動可能に装着され
るスライダ用ハウジング３ｂと、該スライダー収容部４
に対して非使用位置となるコネクタ先端側のスライダ用
ハウジング３ｂの上方に、一対のヒンジ部１８，１８を
介して一体成形されるスライダー１０とから成る。該ス
ライダー１０に対応するスライダー収容部４の先端側上
部には、前記スライダー１０を上方から挿入可能とする
切り欠き部１９が形成される
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に嵌合接続さ
れる一組のコネクタの少なくとも一方のコネクタに装着
したバネ部材の反発力により中途嵌合状態を確実に防止
すると共に、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行う
ための半嵌合防止コネクタ及びその製造方法に関する。
れる一組のコネクタの少なくとも一方のコネクタに装着
したバネ部材の反発力により中途嵌合状態を確実に防止
すると共に、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行う
ための半嵌合防止コネクタ及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、自動車等の車両には、様々な電子
機器が搭載されており、当然のことながらワイヤーハー
ネス等を構成する各種電線の接続端部には様々な構成の
雌雄コネクタが使用されている。この雌雄コネクタの中
途嵌合状態を検知できる半嵌合防止コネクタに関しても
種々なものが使用されており、例えば、実開平５−８１
９６７号公報等に開示されている半嵌合防止コネクタが
知られている。
機器が搭載されており、当然のことながらワイヤーハー
ネス等を構成する各種電線の接続端部には様々な構成の
雌雄コネクタが使用されている。この雌雄コネクタの中
途嵌合状態を検知できる半嵌合防止コネクタに関しても
種々なものが使用されており、例えば、実開平５−８１
９６７号公報等に開示されている半嵌合防止コネクタが
知られている。
【０００３】この半嵌合防止コネクタは、複数のピンコ
ンタクトを内部に列設したピン側コネクタと、複数のソ
ケットコンタクトを内部に列設したソケット側コネクタ
とから構成されており、雌側コネクタのハウジング外側
には、可動カバーが前後に移動可能に覆っている。この
可動カバーの両側部には、バネ収容部が付設され、その
内部には前後方向に圧縮バネが収容されている。しか
し、この半嵌合防止コネクタでは、圧縮バネの反発力で
中途嵌合を防止することはできるが、双方のコネクタを
嵌合する際に可動カバーの両側面を持って嵌合しようと
すると、可動カバーが動かなくなり、嵌合時の作業性が
悪いという問題がある。
ンタクトを内部に列設したピン側コネクタと、複数のソ
ケットコンタクトを内部に列設したソケット側コネクタ
とから構成されており、雌側コネクタのハウジング外側
には、可動カバーが前後に移動可能に覆っている。この
可動カバーの両側部には、バネ収容部が付設され、その
内部には前後方向に圧縮バネが収容されている。しか
し、この半嵌合防止コネクタでは、圧縮バネの反発力で
中途嵌合を防止することはできるが、双方のコネクタを
嵌合する際に可動カバーの両側面を持って嵌合しようと
すると、可動カバーが動かなくなり、嵌合時の作業性が
悪いという問題がある。
【０００４】本出願人は、特開平１０−５０４０８号公
報等で上記問題を解決するコネクタ嵌合構造を提案して
いる。図６に示した半嵌合防止コネクタの一方のコネク
タである雌コネクタ２１は、そのハウジング２３が端子
収容室を備えたコネクタハウジング２３ａと、その上部
に後述するスライダー３０を摺動可能に装着するための
スライダー収容部２４を形成するスライダ用ハウジング
である専用ハウジング２３ｂとから構成されている。こ
の専用ハウジング２３ｂの両側端には、スライダー３０
の本体両側部を案内するガイド溝２５が設けられている
と共に、該ガイド溝２５の後端に筒状のバネ収容部２３
ｃが設けられている。
報等で上記問題を解決するコネクタ嵌合構造を提案して
いる。図６に示した半嵌合防止コネクタの一方のコネク
タである雌コネクタ２１は、そのハウジング２３が端子
収容室を備えたコネクタハウジング２３ａと、その上部
に後述するスライダー３０を摺動可能に装着するための
スライダー収容部２４を形成するスライダ用ハウジング
である専用ハウジング２３ｂとから構成されている。こ
の専用ハウジング２３ｂの両側端には、スライダー３０
の本体両側部を案内するガイド溝２５が設けられている
と共に、該ガイド溝２５の後端に筒状のバネ収容部２３
ｃが設けられている。
【０００５】この専用ハウジング２３ｂの中央には、嵌
合方向に沿って可撓する自由端部を有するロックアーム
２６が一体的に設けられている。このロックアーム２６
は、その上部に傾斜面を有するロックビーク２７を備
え、その先端下部には相手コネクタに係止されるハウジ
ングロック２８が設けられている。また、ハウジングロ
ック２８に対峙した上部には、ロックアーム２６自体の
変位を阻止するための変位防止突起２８ａが形成されて
いる。そして、このロックアーム２６の両側にスライダ
ー３０の一部を挿入するための側方空間２４ａが設けら
れている。
合方向に沿って可撓する自由端部を有するロックアーム
２６が一体的に設けられている。このロックアーム２６
は、その上部に傾斜面を有するロックビーク２７を備
え、その先端下部には相手コネクタに係止されるハウジ
ングロック２８が設けられている。また、ハウジングロ
ック２８に対峙した上部には、ロックアーム２６自体の
変位を阻止するための変位防止突起２８ａが形成されて
いる。そして、このロックアーム２６の両側にスライダ
ー３０の一部を挿入するための側方空間２４ａが設けら
れている。
【０００６】また、スライダー３０は、前方下部の両側
端に一対の当接突起３４を有しかつ可撓するスライダー
アーム３２がスライダー本体３１内の略中央に設けられ
ている。そして、上部後端に嵌合解除時に操作する押圧
部３５と、スライダーアーム３２と押圧部３５に跨がる
スライド溝３３と、下部後端の両側に圧縮バネ２９を保
持するバネ受け部３６とを備えている。また、スライダ
ー本体３１の前端にはロックアーム２６の変位を阻止す
るための変位防止部３７が形成されている。
端に一対の当接突起３４を有しかつ可撓するスライダー
アーム３２がスライダー本体３１内の略中央に設けられ
ている。そして、上部後端に嵌合解除時に操作する押圧
部３５と、スライダーアーム３２と押圧部３５に跨がる
スライド溝３３と、下部後端の両側に圧縮バネ２９を保
持するバネ受け部３６とを備えている。また、スライダ
ー本体３１の前端にはロックアーム２６の変位を阻止す
るための変位防止部３７が形成されている。
【０００７】また、他方のコネクタである雄コネクタ２
２は、図７に示したように、端子収容室を備えたハウジ
ング４１上の一面にコネクタ嵌合時にスライダー３０の
当接突起３４に当接する一対のストッパ突起４２と、該
ストッパ突起４２間にロックアーム２６を撓ませるため
の傾斜面を有する傾斜突起４３と、該傾斜突起４３の後
端にハウジングロック２８を係合する係合溝４４が設け
られている。
２は、図７に示したように、端子収容室を備えたハウジ
ング４１上の一面にコネクタ嵌合時にスライダー３０の
当接突起３４に当接する一対のストッパ突起４２と、該
ストッパ突起４２間にロックアーム２６を撓ませるため
の傾斜面を有する傾斜突起４３と、該傾斜突起４３の後
端にハウジングロック２８を係合する係合溝４４が設け
られている。
【０００８】そこで、先ず図６に示したように雌コネク
タ２１前方からスライダー収容部２４内に圧縮バネ２９
をバネ受け部３６に保持したスライダー３０が押し込ま
れると、スライダー本体３１がガイド溝２５内を後方に
移動する。この時、スライダーアーム３２下端に設けら
れた当接突起３４がロックアーム２６の両側に設けられ
た側方空間２４ａ内に配置される。そして、バネ収容部
２３ｃ内に圧縮バネ２９が収容されると共に、スライド
溝３３内にロックビーク２７が嵌まり込むことでスライ
ダー３０が摺動可能な状態に装着される。
タ２１前方からスライダー収容部２４内に圧縮バネ２９
をバネ受け部３６に保持したスライダー３０が押し込ま
れると、スライダー本体３１がガイド溝２５内を後方に
移動する。この時、スライダーアーム３２下端に設けら
れた当接突起３４がロックアーム２６の両側に設けられ
た側方空間２４ａ内に配置される。そして、バネ収容部
２３ｃ内に圧縮バネ２９が収容されると共に、スライド
溝３３内にロックビーク２７が嵌まり込むことでスライ
ダー３０が摺動可能な状態に装着される。
【０００９】スライダー装着状態では、図７に示したよ
うに、前記圧縮バネ２９の反発力によってスライダー３
０は前方に付勢されており、押圧部３５前端がスライド
溝３３内のロックビーク２７に係止されると共に、ロッ
クアーム２６先端の変位防止突起２８ａがスライダー３
０前端下面の変位防止部３７に当接することでロックア
ーム２６の上方への変位が阻止されている。
うに、前記圧縮バネ２９の反発力によってスライダー３
０は前方に付勢されており、押圧部３５前端がスライド
溝３３内のロックビーク２７に係止されると共に、ロッ
クアーム２６先端の変位防止突起２８ａがスライダー３
０前端下面の変位防止部３７に当接することでロックア
ーム２６の上方への変位が阻止されている。
【００１０】次に、図７に示したように雌雄コネクタ２
１，２２の嵌合操作を開始すると、雄コネクタ２２のス
トッパ突起４２が雌コネクタ２１のロックアーム２６両
側の側方空間２４ａ（図６参照）内に挿入され、該スト
ッパ突起４２がスライダー３０の当接突起３４に当接す
る。この当接時点から圧縮バネ２９の反発力が発生す
る。なお、この段階では雌コネクタ２１側のソケットコ
ンタクト５０内には、雄コネクタ２２側のピンコンタク
ト５１は嵌挿されていない。
１，２２の嵌合操作を開始すると、雄コネクタ２２のス
トッパ突起４２が雌コネクタ２１のロックアーム２６両
側の側方空間２４ａ（図６参照）内に挿入され、該スト
ッパ突起４２がスライダー３０の当接突起３４に当接す
る。この当接時点から圧縮バネ２９の反発力が発生す
る。なお、この段階では雌コネクタ２１側のソケットコ
ンタクト５０内には、雄コネクタ２２側のピンコンタク
ト５１は嵌挿されていない。
【００１１】そして、さらに嵌合操作が進むことで圧縮
バネ２９に抗してスライダー３０が後方（図７中右方）
に押し込まれ、ロックアーム２６先端のハウジングロッ
ク２８が雄コネクタ２２の傾斜突起４３に当接する。仮
に、この中途嵌合状態で押し込み動作を停止すると、圧
縮バネ２９の反発力で嵌合方向とは逆の離脱方向に双方
の雌雄コネクタ２１，２２が押し戻され、中途嵌合状態
を容易に検知することができる。
バネ２９に抗してスライダー３０が後方（図７中右方）
に押し込まれ、ロックアーム２６先端のハウジングロッ
ク２８が雄コネクタ２２の傾斜突起４３に当接する。仮
に、この中途嵌合状態で押し込み動作を停止すると、圧
縮バネ２９の反発力で嵌合方向とは逆の離脱方向に双方
の雌雄コネクタ２１，２２が押し戻され、中途嵌合状態
を容易に検知することができる。
【００１２】次に、図８に示したように、さらに嵌合操
作が進むと、スライダー３０のスライダーアーム３２が
ロックビーク２７により上方に撓まされることでストッ
パ突起４２とスライダー３０の当接突起３４との当接状
態が解除される。そして、圧縮バネ２９の反発力でスラ
イダーアーム３２がストッパ突起４２を乗り越えると共
に、ロックアーム２６先端のハウジングロック２８が傾
斜突起４３を乗り越えて係合溝４４内に係合される。
作が進むと、スライダー３０のスライダーアーム３２が
ロックビーク２７により上方に撓まされることでストッ
パ突起４２とスライダー３０の当接突起３４との当接状
態が解除される。そして、圧縮バネ２９の反発力でスラ
イダーアーム３２がストッパ突起４２を乗り越えると共
に、ロックアーム２６先端のハウジングロック２８が傾
斜突起４３を乗り越えて係合溝４４内に係合される。
【００１３】次に、図９に示したように、スライダー３
０は圧縮バネ２９の反発力により初期位置に復帰するこ
とで、スライダー３０の変位防止部３７がロックアーム
２６の変位防止突起２８ａに当接する。これにより、ロ
ックアーム２６がロックされ、雌雄コネクタが完全嵌合
状態となり、双方のコンタクト５０，５１が完全に接続
状態となる。この完全嵌合状態は、ロックアーム２６の
ハウジングロック２８が傾斜突起４３を乗り越えるとき
の節度感によって検知することができると共に、復動し
たスライダー３０の位置を目視することで容易に検知す
ることができる。
０は圧縮バネ２９の反発力により初期位置に復帰するこ
とで、スライダー３０の変位防止部３７がロックアーム
２６の変位防止突起２８ａに当接する。これにより、ロ
ックアーム２６がロックされ、雌雄コネクタが完全嵌合
状態となり、双方のコンタクト５０，５１が完全に接続
状態となる。この完全嵌合状態は、ロックアーム２６の
ハウジングロック２８が傾斜突起４３を乗り越えるとき
の節度感によって検知することができると共に、復動し
たスライダー３０の位置を目視することで容易に検知す
ることができる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ライダー３０は、上記雌コネクタ２１のハウジング２３
と別々に成形された後、専用ハウジング２３ｂ内に組み
付けられるので、上述の如き半嵌合防止コネクタを成形
する成形金型の金型点数が増えると共に、組付け作業時
には組み付け方向を合わせる等の手間がかかり、製造コ
ストが高くなるという問題があった。
ライダー３０は、上記雌コネクタ２１のハウジング２３
と別々に成形された後、専用ハウジング２３ｂ内に組み
付けられるので、上述の如き半嵌合防止コネクタを成形
する成形金型の金型点数が増えると共に、組付け作業時
には組み付け方向を合わせる等の手間がかかり、製造コ
ストが高くなるという問題があった。
【００１５】従って本発明の目的は、上記課題を解消す
ることに係り、一組の雌雄コネクタの嵌合作業時に中途
嵌合状態を確実に防止すると共に、製造コストを低減す
ることができる半嵌合防止コネクタ及びその製造方法を
提供することにある。
ることに係り、一組の雌雄コネクタの嵌合作業時に中途
嵌合状態を確実に防止すると共に、製造コストを低減す
ることができる半嵌合防止コネクタ及びその製造方法を
提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、一
方のコネクタのハウジング内に収容したバネ部材の反発
力でコネクタ相互の中途嵌合状態が防止されると共に、
前記ハウジング内を摺動可能でかつ他方のコネクタとの
嵌合時に前記バネ部材と協動して前記ハウジング内に設
けられたロックアームを前記他方のコネクタに係止させ
るスライダーが収容されている半嵌合防止コネクタであ
って、前記スライダーが、破断可能なヒンジ部を介して
前記ハウジングと一体成形されることを特徴する半嵌合
防止コネクタにより達成される。
方のコネクタのハウジング内に収容したバネ部材の反発
力でコネクタ相互の中途嵌合状態が防止されると共に、
前記ハウジング内を摺動可能でかつ他方のコネクタとの
嵌合時に前記バネ部材と協動して前記ハウジング内に設
けられたロックアームを前記他方のコネクタに係止させ
るスライダーが収容されている半嵌合防止コネクタであ
って、前記スライダーが、破断可能なヒンジ部を介して
前記ハウジングと一体成形されることを特徴する半嵌合
防止コネクタにより達成される。
【００１７】又、本発明の上記目的は、一方のコネクタ
のハウジング内に収容したバネ部材の反発力でコネクタ
相互の中途嵌合状態が防止されると共に、前記ハウジン
グ内を摺動可能でかつ他方のコネクタとの嵌合時に前記
バネ部材と協動して前記ハウジング内に設けられたロッ
クアームを前記他方のコネクタに係止させるスライダー
が収容される半嵌合防止コネクタの製造方法であって、
破断可能なヒンジ部を介してハウジングの上方に前記ス
ライダーを摺動方向に沿って一体成形した後、バネ部材
を収容した前記ハウジング内に該スライダーを挿入する
ことにより、前記ヒンジ部を破断してハウジング内に前
記スライダーを摺動可能に組み付けることを特徴とする
半嵌合防止コネクタの製造方法により達成される。
のハウジング内に収容したバネ部材の反発力でコネクタ
相互の中途嵌合状態が防止されると共に、前記ハウジン
グ内を摺動可能でかつ他方のコネクタとの嵌合時に前記
バネ部材と協動して前記ハウジング内に設けられたロッ
クアームを前記他方のコネクタに係止させるスライダー
が収容される半嵌合防止コネクタの製造方法であって、
破断可能なヒンジ部を介してハウジングの上方に前記ス
ライダーを摺動方向に沿って一体成形した後、バネ部材
を収容した前記ハウジング内に該スライダーを挿入する
ことにより、前記ヒンジ部を破断してハウジング内に前
記スライダーを摺動可能に組み付けることを特徴とする
半嵌合防止コネクタの製造方法により達成される。
【００１８】上記構成によれば、半嵌合防止コネクタの
一方のハウジングとスライダーとが同一の金型内で成形
されるので、該半嵌合防止コネクタを成形する成形金型
の金型点数が減ると共に、成形品の部品点数が減って組
付け作業が容易となり、製造コストを低減することがで
きる。
一方のハウジングとスライダーとが同一の金型内で成形
されるので、該半嵌合防止コネクタを成形する成形金型
の金型点数が減ると共に、成形品の部品点数が減って組
付け作業が容易となり、製造コストを低減することがで
きる。
【００１９】尚、好ましくは上記半嵌合防止コネクタに
おける前記スライダーが、前記ハウジングのスライダー
収容部に対して非使用位置となるコネクタ先端側で摺動
方向に沿うように一体成形されると共に、該スライダー
に対応する前記スライダー収容部の先端側上部には、前
記スライダーを上方から挿入可能とする切り欠き部が形
成される。
おける前記スライダーが、前記ハウジングのスライダー
収容部に対して非使用位置となるコネクタ先端側で摺動
方向に沿うように一体成形されると共に、該スライダー
に対応する前記スライダー収容部の先端側上部には、前
記スライダーを上方から挿入可能とする切り欠き部が形
成される。
【００２０】又、好ましくは上記半嵌合防止コネクタの
製造方法における前記スライダーが、前記ハウジングの
スライダー収容部に対して非使用位置となるコネクタ先
端側で摺動方向に沿うように一体成形され、該スライダ
ーに対応する前記スライダー収容部の先端側上部に形成
された切り欠き部からスライダー用ハウジング内に挿入
される。
製造方法における前記スライダーが、前記ハウジングの
スライダー収容部に対して非使用位置となるコネクタ先
端側で摺動方向に沿うように一体成形され、該スライダ
ーに対応する前記スライダー収容部の先端側上部に形成
された切り欠き部からスライダー用ハウジング内に挿入
される。
【００２１】これにより、スライダーをハウジングの上
方からスライダー収容部に押し込むだけでヒンジ部が破
断され、該スライダーをハウジング内に摺動可能に簡単
に組み付けることができ、組付け作業を更に容易とする
ことができる。
方からスライダー収容部に押し込むだけでヒンジ部が破
断され、該スライダーをハウジング内に摺動可能に簡単
に組み付けることができ、組付け作業を更に容易とする
ことができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る半嵌合防止コネクタ及びその製造方
法を詳細に説明する。図１及び図２に示すように、本実
施形態の半嵌合防止コネクタを構成する一組の雌雄コネ
クタの内、一方の雌コネクタ１は、そのハウジング３が
所定数のソケットコンタクトを嵌入する透孔である端子
収容室２ａを備えると共に、前方に開口したターミナル
挿入口２ｂを備えたコネクタハウジング３ａと、その上
部に後述するスライダー１０が摺動可能に装着されるス
ライダ用ハウジング３ｂと、該スライダ用ハウジング３
ｂの上方に一対のヒンジ部１８，１８を介して一体成形
されるスライダー１０とから構成されている。
の一実施形態に係る半嵌合防止コネクタ及びその製造方
法を詳細に説明する。図１及び図２に示すように、本実
施形態の半嵌合防止コネクタを構成する一組の雌雄コネ
クタの内、一方の雌コネクタ１は、そのハウジング３が
所定数のソケットコンタクトを嵌入する透孔である端子
収容室２ａを備えると共に、前方に開口したターミナル
挿入口２ｂを備えたコネクタハウジング３ａと、その上
部に後述するスライダー１０が摺動可能に装着されるス
ライダ用ハウジング３ｂと、該スライダ用ハウジング３
ｂの上方に一対のヒンジ部１８，１８を介して一体成形
されるスライダー１０とから構成されている。
【００２３】このスライダ用ハウジング３ｂは、スライ
ダー１０を収容するスライダー収容部４を形成するため
のものであり、嵌合方向に沿って上方に開口している。
このスライダ用ハウジング３ｂの両側端には、スライダ
ー本体１１の両側部を案内するガイド溝５が設けられて
いると共に、該ガイド溝５の後端に筒状のバネ収容部３
ｃが設けられている。また、その開口の両側端縁の先端
側には、前記スライダー本体１１をハウジング上方から
スライダー収容部４内に挿入可能とする切り欠き部１９
が設けられている。この切り欠き部１９の上端縁には、
誘い込みテーパが設けられている。
ダー１０を収容するスライダー収容部４を形成するため
のものであり、嵌合方向に沿って上方に開口している。
このスライダ用ハウジング３ｂの両側端には、スライダ
ー本体１１の両側部を案内するガイド溝５が設けられて
いると共に、該ガイド溝５の後端に筒状のバネ収容部３
ｃが設けられている。また、その開口の両側端縁の先端
側には、前記スライダー本体１１をハウジング上方から
スライダー収容部４内に挿入可能とする切り欠き部１９
が設けられている。この切り欠き部１９の上端縁には、
誘い込みテーパが設けられている。
【００２４】このスライダ用ハウジング３ｂの中央に
は、嵌合方向に沿って片持ち型のロックアーム６が一体
的に設けられている。このロックアーム６は、その上部
に前方下がりの傾斜面を有するロックビーク７を備え、
その先端下部には図示しない雄ハウジングに係止される
ハウジングロック８が設けられている。また、ハウジン
グロック８に対峙した上部にはロックアーム６自体の変
位を阻止するための変位防止突起８ａが形成されてい
る。そして、このロックアーム６の両側に後述するスラ
イダー１０の当接突起１４を挿入するための側方空間４
ａが設けられている。
は、嵌合方向に沿って片持ち型のロックアーム６が一体
的に設けられている。このロックアーム６は、その上部
に前方下がりの傾斜面を有するロックビーク７を備え、
その先端下部には図示しない雄ハウジングに係止される
ハウジングロック８が設けられている。また、ハウジン
グロック８に対峙した上部にはロックアーム６自体の変
位を阻止するための変位防止突起８ａが形成されてい
る。そして、このロックアーム６の両側に後述するスラ
イダー１０の当接突起１４を挿入するための側方空間４
ａが設けられている。
【００２５】また、前記スライダー１０は、スライダー
本体１１の両側部とスライダ用ハウジング３ｂの上面部
との間を連結する薄肉の破断可能な一対のヒンジ部１
８，１８を介してハウジング３と一体成形されている。
そして、該スライダー１０は、前方下部の所定位置に一
対の当接突起１４，１４を有し且つ可撓するスライダー
アーム１２がスライダー本体１１内の略中央に設けられ
ており、上部後端に嵌合解除時に操作する押圧部１５
と、スライダーアーム１２と押圧部１５に跨がって設け
られたスライド溝１３と、下部後端の両側に圧縮バネ９
を保持するバネ受け部１６とを備えている。また、スラ
イダー本体１１の前端にはロックアーム６の変位を阻止
するための変位防止部１７が形成されている。
本体１１の両側部とスライダ用ハウジング３ｂの上面部
との間を連結する薄肉の破断可能な一対のヒンジ部１
８，１８を介してハウジング３と一体成形されている。
そして、該スライダー１０は、前方下部の所定位置に一
対の当接突起１４，１４を有し且つ可撓するスライダー
アーム１２がスライダー本体１１内の略中央に設けられ
ており、上部後端に嵌合解除時に操作する押圧部１５
と、スライダーアーム１２と押圧部１５に跨がって設け
られたスライド溝１３と、下部後端の両側に圧縮バネ９
を保持するバネ受け部１６とを備えている。また、スラ
イダー本体１１の前端にはロックアーム６の変位を阻止
するための変位防止部１７が形成されている。
【００２６】即ち、前記雌コネクタ１は、ハウジング３
とスライダー１０とを同一の金型内で成形することがで
きるので、ハウジング２３とスライダー３０とが別々に
成形される図６に示した雌コネクタ２１に比べて、成形
金型の金型点数を減らすことができ、製造コストを低減
することができる。尚、図示しない他方の雄コネクタ
は、図７に示した雄コネクタ２２と同様に、そのハウジ
ング上の一面に、コネクタ嵌合時にスライダー１０の当
接突起１４に当接する一対のストッパ突起と、該ストッ
パ突起間に傾斜面を有する傾斜突起と、該傾斜突起の後
端にハウジングロック８を係合する係合溝とを備えてい
る。
とスライダー１０とを同一の金型内で成形することがで
きるので、ハウジング２３とスライダー３０とが別々に
成形される図６に示した雌コネクタ２１に比べて、成形
金型の金型点数を減らすことができ、製造コストを低減
することができる。尚、図示しない他方の雄コネクタ
は、図７に示した雄コネクタ２２と同様に、そのハウジ
ング上の一面に、コネクタ嵌合時にスライダー１０の当
接突起１４に当接する一対のストッパ突起と、該ストッ
パ突起間に傾斜面を有する傾斜突起と、該傾斜突起の後
端にハウジングロック８を係合する係合溝とを備えてい
る。
【００２７】次に、上述した構成の雌コネクタ１の組立
て手順を説明する。前記スライダー１０は、図１及び図
２に示したように、前記スライダ用ハウジング３ｂのス
ライダー収容部４に対して非使用位置となるコネクタ先
端側で摺動方向に沿うように一対のヒンジ部１８，１８
を介してハウジング３に一体成形されている。そこで先
ず、前記スライダ用ハウジング３ｂのバネ収容部３ｃ内
に、バネ部材である圧縮バネ９を収容する（図３参
照）。
て手順を説明する。前記スライダー１０は、図１及び図
２に示したように、前記スライダ用ハウジング３ｂのス
ライダー収容部４に対して非使用位置となるコネクタ先
端側で摺動方向に沿うように一対のヒンジ部１８，１８
を介してハウジング３に一体成形されている。そこで先
ず、前記スライダ用ハウジング３ｂのバネ収容部３ｃ内
に、バネ部材である圧縮バネ９を収容する（図３参
照）。
【００２８】次に、前記スライダー１０の上面を押圧
し、図３に示すように、該スライダー１０をハウジング
３の上方から前記スライダー収容部４内に押し込む。こ
の際、スライダー１０のスライダー本体１１の両側部が
対向するスライダ用ハウジング３ｂ上方の開口両側端縁
には、切り欠き部１９が形成されており、その上端縁に
は誘い込みテーパが設けられているので、該スライダー
１０はハウジング上方からスライダー収容部４内に容易
に挿入可能である。又、これと同時に、前記ヒンジ部１
８は破断される。
し、図３に示すように、該スライダー１０をハウジング
３の上方から前記スライダー収容部４内に押し込む。こ
の際、スライダー１０のスライダー本体１１の両側部が
対向するスライダ用ハウジング３ｂ上方の開口両側端縁
には、切り欠き部１９が形成されており、その上端縁に
は誘い込みテーパが設けられているので、該スライダー
１０はハウジング上方からスライダー収容部４内に容易
に挿入可能である。又、これと同時に、前記ヒンジ部１
８は破断される。
【００２９】そして、スライダー本体１１の両側部をガ
イド溝５に沿ってコネクタ後方（図３中右方）にスライ
ドさせることにより、図４及び図５に示すように、前記
スライダー１０はスライダー収容部４内の使用位置まで
押し込まれる。この時、スライダー１０の当接突起１４
がロックアーム６の両側に設けられた側方空間４ａ内に
配置される。そして、バネ受け部１６に一端を保持され
た圧縮バネ９が、バネ収容部３ｃ内に圧縮状態で収容さ
れると共に、スライダー１０のスライド溝１３内にロッ
クアーム６上のロックビーク７が嵌まり込むことでスラ
イダー１０が摺動可能な状態に装着される。尚、前記ス
ライダー１０がスライダー収容部４内に押し込まれた時
に前記ヒンジ部１８が破断されなかった場合にも、前記
スライダー１０がコネクタ後方にスライドされた時には
確実に破断される。
イド溝５に沿ってコネクタ後方（図３中右方）にスライ
ドさせることにより、図４及び図５に示すように、前記
スライダー１０はスライダー収容部４内の使用位置まで
押し込まれる。この時、スライダー１０の当接突起１４
がロックアーム６の両側に設けられた側方空間４ａ内に
配置される。そして、バネ受け部１６に一端を保持され
た圧縮バネ９が、バネ収容部３ｃ内に圧縮状態で収容さ
れると共に、スライダー１０のスライド溝１３内にロッ
クアーム６上のロックビーク７が嵌まり込むことでスラ
イダー１０が摺動可能な状態に装着される。尚、前記ス
ライダー１０がスライダー収容部４内に押し込まれた時
に前記ヒンジ部１８が破断されなかった場合にも、前記
スライダー１０がコネクタ後方にスライドされた時には
確実に破断される。
【００３０】図４及び図５に示した前記雌コネクタ１の
状態では、圧縮バネ９の反発力によってスライダー１０
はコネクタ前方に付勢されており、押圧部１５前端がス
ライド溝１３内のロックビーク７に係止されると共に、
ロックアーム６先端の変位防止突起８ａがスライダー１
０前端下面の変位防止部１７に当接することでロックア
ーム６の上方への変位が阻止されている。そして、端子
収容室２ａ内には、ハウジング３後方から電線の端部に
圧着された図示しないソケットコンタクトが挿入され、
ハウジングランスによって係止される。
状態では、圧縮バネ９の反発力によってスライダー１０
はコネクタ前方に付勢されており、押圧部１５前端がス
ライド溝１３内のロックビーク７に係止されると共に、
ロックアーム６先端の変位防止突起８ａがスライダー１
０前端下面の変位防止部１７に当接することでロックア
ーム６の上方への変位が阻止されている。そして、端子
収容室２ａ内には、ハウジング３後方から電線の端部に
圧着された図示しないソケットコンタクトが挿入され、
ハウジングランスによって係止される。
【００３１】そこで、前記雌コネクタ１は、図７に示し
た雌コネクタ２１と同様に、図示しない雄コネクタと嵌
合される際に中途嵌合状態で押し込み動作を停止する
と、圧縮バネ９の反発力で嵌合方向とは逆の離脱方向に
双方の雌雄コネクタが押し戻され、中途嵌合状態を容易
に検知することができる。又、雌雄コネクタの完全嵌合
状態も、ロックアーム６のハウジングロック８が雄コネ
クタの傾斜突起を乗り越えるときの節度感によって検知
することができると共に、復動したスライダー１０の位
置を目視することで容易に検知することができる。
た雌コネクタ２１と同様に、図示しない雄コネクタと嵌
合される際に中途嵌合状態で押し込み動作を停止する
と、圧縮バネ９の反発力で嵌合方向とは逆の離脱方向に
双方の雌雄コネクタが押し戻され、中途嵌合状態を容易
に検知することができる。又、雌雄コネクタの完全嵌合
状態も、ロックアーム６のハウジングロック８が雄コネ
クタの傾斜突起を乗り越えるときの節度感によって検知
することができると共に、復動したスライダー１０の位
置を目視することで容易に検知することができる。
【００３２】即ち、前記雌コネクタ１は、スライダー１
０がハウジング３と一体成形されているので、図７に示
した雌コネクタ２１に比べて成形品の部品点数が減り、
組立の為の部品管理が簡略化される。又、スライダー１
０をハウジング３の上方からスライダー収容部４に押し
込むだけでヒンジ部１８が破断され、該スライダー１０
をスライダ用ハウジング３ｂ内に摺動可能に簡単に組み
付けることができるので、組付け作業時のスライダー１
０の組み付け方向を合わせる等の手間を省くことがで
き、組付け作業を容易とすることができる。
０がハウジング３と一体成形されているので、図７に示
した雌コネクタ２１に比べて成形品の部品点数が減り、
組立の為の部品管理が簡略化される。又、スライダー１
０をハウジング３の上方からスライダー収容部４に押し
込むだけでヒンジ部１８が破断され、該スライダー１０
をスライダ用ハウジング３ｂ内に摺動可能に簡単に組み
付けることができるので、組付け作業時のスライダー１
０の組み付け方向を合わせる等の手間を省くことがで
き、組付け作業を容易とすることができる。
【００３３】従って、前記雌コネクタ１により構成され
た本実施形態の半嵌合防止コネクタによれば、一組の雌
雄コネクタの嵌合作業時に中途嵌合状態を確実に防止す
ると共に、成形金型の加工費削減及び組付作業の簡略化
によって、製造コストを低減することができる。尚、本
発明の半嵌合防止コネクタは、上記実施形態の構成に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて適宜変
更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施
形態では、雌コネクタ側にスライダー用ハウジングを設
け、雄コネクタ側にストッパ突起等を設ける構成とした
が、雄コネクタ側にスライダー用ハウジングを設けると
共に雌コネクタ側にストッパ突起等を設ける上記実施形
態とは逆構成の半嵌合防止コネクタも可能である。
た本実施形態の半嵌合防止コネクタによれば、一組の雌
雄コネクタの嵌合作業時に中途嵌合状態を確実に防止す
ると共に、成形金型の加工費削減及び組付作業の簡略化
によって、製造コストを低減することができる。尚、本
発明の半嵌合防止コネクタは、上記実施形態の構成に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて適宜変
更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施
形態では、雌コネクタ側にスライダー用ハウジングを設
け、雄コネクタ側にストッパ突起等を設ける構成とした
が、雄コネクタ側にスライダー用ハウジングを設けると
共に雌コネクタ側にストッパ突起等を設ける上記実施形
態とは逆構成の半嵌合防止コネクタも可能である。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半嵌合防止
コネクタ及びその製造方法によれば、半嵌合防止コネク
タの一方のハウジングとスライダーとが同一の金型内で
成形されるので、該半嵌合防止コネクタを成形する成形
金型の金型点数を減らすことができる。又、半嵌合防止
コネクタを構成する成形品の部品点数が従来のものに比
べて減り、組立の為の部品管理が簡略化される。
コネクタ及びその製造方法によれば、半嵌合防止コネク
タの一方のハウジングとスライダーとが同一の金型内で
成形されるので、該半嵌合防止コネクタを成形する成形
金型の金型点数を減らすことができる。又、半嵌合防止
コネクタを構成する成形品の部品点数が従来のものに比
べて減り、組立の為の部品管理が簡略化される。
【００３５】更に、スライダーをハウジングの上方から
スライダー収容部に押し込むだけでヒンジ部が破断さ
れ、該スライダーをスライダ用ハウジング内に摺動可能
に簡単に組み付けることができるので、組付け作業時の
スライダーの組み付け方向を合わせる等の手間を省くこ
とができ、組付け作業を容易とすることができる。従っ
て、一組の雌雄コネクタの嵌合作業時に中途嵌合状態を
確実に防止すると共に、製造コストを低減することがで
きる良好な半嵌合防止コネクタ及びその製造方法を提供
できる。
スライダー収容部に押し込むだけでヒンジ部が破断さ
れ、該スライダーをスライダ用ハウジング内に摺動可能
に簡単に組み付けることができるので、組付け作業時の
スライダーの組み付け方向を合わせる等の手間を省くこ
とができ、組付け作業を容易とすることができる。従っ
て、一組の雌雄コネクタの嵌合作業時に中途嵌合状態を
確実に防止すると共に、製造コストを低減することがで
きる良好な半嵌合防止コネクタ及びその製造方法を提供
できる。
【図１】本発明の一実施形態に係る半嵌合防止コネクタ
の雌コネクタを示す全体斜視図である。
の雌コネクタを示す全体斜視図である。
【図２】（ａ）は図１に示した雌コネクタの正面図であ
り、（ｂ）はその縦断面図である。
り、（ｂ）はその縦断面図である。
【図３】（ａ）は図２に示したスライダーの組付け過程
を説明する為の正面図であり、（ｂ）はその縦断面図で
ある。
を説明する為の正面図であり、（ｂ）はその縦断面図で
ある。
【図４】図２に示したスライダーの組付け完了状態を示
す雌コネクタの縦断面図である。
す雌コネクタの縦断面図である。
【図５】図４に示した雌コネクタの部分水平断面図であ
る。
る。
【図６】従来の半嵌合防止コネクタの雌コネクタを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図７】従来の半嵌合防止コネクタの嵌合初期状態を示
す作動説明図である。
す作動説明図である。
【図８】従来の半嵌合防止コネクタの嵌合途中状態を示
す作動説明図である。
す作動説明図である。
【図９】従来の半嵌合防止コネクタクの嵌合完了状態を
示す作動説明図である。
示す作動説明図である。
１ 雌コネクタ ３ ハウジング ３ａ コネクタハウジング ３ｂ スライダ用ハウジング ３ｃ バネ収容部 ４ スライダー収容部 ４ａ 側方空間 ５ ガイド溝 ６ ロックアーム ７ ロックビーク ８ ハウジングロック ８ａ 変位防止突起 ９ 圧縮バネ（バネ部材） １０ スライダー １１ スライダー本体 １３ スライド溝 １４ 当接突起 １５ 押圧部 １６ バネ受け部 １７ 変位防止部 １８ ヒンジ部 １９ 切り欠き部
Claims (4)
- 【請求項１】 一方のコネクタのハウジング内に収容し
たバネ部材の反発力でコネクタ相互の中途嵌合状態が防
止されると共に、前記ハウジング内を摺動可能でかつ他
方のコネクタとの嵌合時に前記バネ部材と協動して前記
ハウジング内に設けられたロックアームを前記他方のコ
ネクタに係止させるスライダーが収容されている半嵌合
防止コネクタであって、 前記スライダーが、破断可能なヒンジ部を介して前記ハ
ウジングと一体成形されることを特徴する半嵌合防止コ
ネクタ。 - 【請求項２】 前記スライダーが、前記ハウジングのス
ライダー収容部に対して非使用位置となるコネクタ先端
側で摺動方向に沿うように一体成形されると共に、該ス
ライダーに対応する前記スライダー収容部の先端側上部
には、前記スライダーを上方から挿入可能とする切り欠
き部が形成されることを特徴とする請求項１に記載の半
嵌合防止コネクタ。 - 【請求項３】 一方のコネクタのハウジング内に収容し
たバネ部材の反発力でコネクタ相互の中途嵌合状態が防
止されると共に、前記ハウジング内を摺動可能でかつ他
方のコネクタとの嵌合時に前記バネ部材と協動して前記
ハウジング内に設けられたロックアームを前記他方のコ
ネクタに係止させるスライダーが収容される半嵌合防止
コネクタの製造方法であって、 破断可能なヒンジ部を介してハウジングの上方に前記ス
ライダーを摺動方向に沿って一体成形した後、バネ部材
を収容した前記ハウジング内に該スライダーを挿入する
ことにより、前記ヒンジ部を破断してハウジング内に前
記スライダーを摺動可能に組み付けることを特徴とする
半嵌合防止コネクタの製造方法。 - 【請求項４】 前記スライダーが、前記ハウジングのス
ライダー収容部に対して非使用位置となるコネクタ先端
側で摺動方向に沿うように一体成形され、該スライダー
に対応する前記スライダー収容部の先端側上部に形成さ
れた切り欠き部からスライダー用ハウジング内に挿入さ
れることを特徴とする請求項３に記載の半嵌合防止コネ
クタの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10282820A JP2000113935A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 半嵌合防止コネクタ及びその製造方法 |
| US09/389,095 US6241547B1 (en) | 1998-10-05 | 1999-09-02 | Half-fitting prevention connector and method of producing same |
| DE69928349T DE69928349T2 (de) | 1998-10-05 | 1999-09-02 | Verbinder mit Verhinderung einer unvollständigen Kupplung und dessen Herstellungsverfahren |
| EP99306983A EP0993077B1 (en) | 1998-10-05 | 1999-09-02 | Half-fitting prevention connector and method of producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10282820A JP2000113935A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 半嵌合防止コネクタ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000113935A true JP2000113935A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17657518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10282820A Pending JP2000113935A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 半嵌合防止コネクタ及びその製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6241547B1 (ja) |
| EP (1) | EP0993077B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000113935A (ja) |
| DE (1) | DE69928349T2 (ja) |
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| JP3750916B2 (ja) * | 2000-07-18 | 2006-03-01 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ嵌合構造 |
| JP2002042969A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
| US6464520B2 (en) | 2000-11-16 | 2002-10-15 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector |
| US6514098B2 (en) * | 2000-12-28 | 2003-02-04 | Tyco Electronics Corporation | Electrical connector with terminal and connector position assurance devices |
| DE10159177B4 (de) | 2001-02-16 | 2004-08-19 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Verbinder und Verfahren zum Zusammenbauen eines Verbinders |
| JP3656830B2 (ja) * | 2001-02-16 | 2005-06-08 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| JP3598990B2 (ja) | 2001-04-26 | 2004-12-08 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| JP3887692B2 (ja) * | 2001-08-09 | 2007-02-28 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| JP2004241275A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Yazaki Corp | 半嵌合防止コネクタ |
| JP4716123B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2011-07-06 | 住友電装株式会社 | コネクタ用キャップの保持構造 |
| KR101491270B1 (ko) * | 2013-07-05 | 2015-02-06 | 현대자동차주식회사 | 고전압 커넥터 |
| EP3285336B1 (en) * | 2016-08-18 | 2019-02-27 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Electrical connector, header and socket for the same and method of assembly |
| JP7091749B2 (ja) * | 2018-03-20 | 2022-06-28 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| USD906973S1 (en) * | 2019-01-31 | 2021-01-05 | Molex, Llc | Connector plug and receptacle pair |
| USD924141S1 (en) * | 2019-01-31 | 2021-07-06 | Molex, Llc | Connector |
| USD924142S1 (en) * | 2019-01-31 | 2021-07-06 | Molex, Llc | Connector |
| USD900030S1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-10-27 | Molex, Llc | Connector assembly |
| USD906974S1 (en) * | 2019-01-31 | 2021-01-05 | Molex, Llc | Connector plug and receptacle pair |
| USD899370S1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-10-20 | Molex, Llc | Connector assembly |
| USD899369S1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-10-20 | Molex, Llc | Connector assembly |
| USD899367S1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-10-20 | Molex, Llc | Connector assembly |
| USD899368S1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-10-20 | Molex, Llc | Connector assembly |
| USD901387S1 (en) * | 2019-01-31 | 2020-11-10 | Molex, Llc | Connector |
| USD911964S1 (en) * | 2019-03-28 | 2021-03-02 | Molex, Llc | Connector |
| USD902868S1 (en) * | 2019-03-28 | 2020-11-24 | Molex, Llc | Connector |
| JP7232407B2 (ja) * | 2019-08-09 | 2023-03-03 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
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|---|---|---|---|---|
| JP2919126B2 (ja) | 1991-09-24 | 1999-07-12 | アイワ株式会社 | 操作部機構 |
| US5370543A (en) * | 1992-07-24 | 1994-12-06 | Fujikura Ltd. | Electrical connector |
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