JP3155189B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3155189B2
JP3155189B2 JP02382396A JP2382396A JP3155189B2 JP 3155189 B2 JP3155189 B2 JP 3155189B2 JP 02382396 A JP02382396 A JP 02382396A JP 2382396 A JP2382396 A JP 2382396A JP 3155189 B2 JP3155189 B2 JP 3155189B2
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悟 西出
隆浩 米田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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    • H01R13/66Structural association with built-in electrical component
    • H01R13/70Structural association with built-in electrical component with built-in switch
    • H01R13/703Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part
    • H01R13/7031Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity
    • H01R13/7032Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity making use of a separate bridging element directly cooperating with the terminals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半嵌合防止機能を
備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一対の
コネクタハウジング同士を嵌合させるコネクタには、特
開平4−306575号公報に開示されているように、
コネクタハウジング同士が半嵌合状態のままになること
を防止する機能とコネクタハウジング同士を嵌合状態に
ロックする機能とを備えたものがある。
【0003】このコネクタにおける半嵌合防止手段は、
一方のコネクタハウジングに嵌合方向とは逆方向へ弾性
撓みするバネ部材を設けてそのバネ部材を他方のコネク
タハウジングに突き当てる構成になり、半嵌合のままで
嵌合操作を止めるとバネ部材の付勢により両コネクタハ
ウジングが大きく離間させられるため、半嵌合状態が容
易に判るようになっている。また、嵌合状態へのロック
は、一方のコネクタハウジングに設けたロックアーム
を、他方のコネクタハウジングに対して離脱規制状態に
係合させることによって行われる。
【0004】しかし従来のものは、嵌合ロック状態にお
いて、コネクタハウジングに対して離脱方向に過大な外
力が作用した場合等に、ロックアームがロック解除方向
へ強制的に撓まされる虞があった。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、一対のコネクタハウジングが正規嵌合した
状態においてロックアームがロック解除方向へ変位する
ことを規制し、もってロック状態を確実に保つことを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方の
コネクタハウジングに前記一対のコネクタハウジングを
正規嵌合状態にロック可能なロックアームを設けると共
に、他方のコネクタハウジングに前記両コネクタハウジ
ングの嵌合方向に沿って弾性撓み可能なバネ部材と前記
ロックアームを前記バネ部材の撓み領域へ変位させる
導面を備えた誘導部とを設けてなり、前記一対のコネク
タハウジングが半嵌合状態の間は前記ロックアームが前
記撓み領域へ変位して前記バネ部材を前記嵌合方向に沿
って押し込んで弾性撓みさせ、前記一対のコネクタハウ
ジングが正規嵌合した状態では、前記ロックアームが
記誘導面から外れて弾性復帰し前記撓み領域外にある前
記誘導部のロック係止面と係止可能となると共に、この
ロックアームの弾性復帰に伴い前記バネ部材はその弾性
復元力にて前記ロックアームに前記嵌合方向に沿った所
定領域の間、覆い被さって前記ロックアームの前記撓み
領域への変位を規制可能であり、かつ前記両コネクタハ
ウジングが正規嵌合しているときに、前記ロックアーム
の操作部に指掛けして前記ロックアームを前記ばね部材
の撓み領域とは反対側へ撓み操作させることで前記ロッ
ク係止面から解離可能となっているところに特徴を有す
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、バネ部材の撓み端には係合部材が撓み領域内におい
て一体変位可能に取り付けられていると共に、ロックア
ームには係合部材に対して面接触状態で係合可能なバネ
受け部が形成されている構成としたところに特徴を有す
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、他方のコネクタハウジングには、ロッ
クアームの撓み領域への変位を規制する状態においてバ
ネ部材が弾性的に係合するストッパが設けられている構
成としたところに特徴を有する。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、バネ部材が圧縮コイルバネ
を備えて構成されているところに特徴を有する。
【0010】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、ロックアームは一対のコネ
クタハウジングの嵌合方向に沿って片持ち状に突出する
ことにより撓み領域とロック位置との間での首振り変位
を可能に設けられ、バネ部材とロックアームのいずれか
一方又は双方には、バネ部材の弾力によってロックアー
ムを前記撓み領域からロック位置側へ押動可能なガイド
部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、バネ部材の撓み端にはガイド部材が一体変位可能に
取り付けられ、このガイド部材にロックアームに対して
ロック位置への変位方向へ押圧可能なガイド面を形成す
ることによりガイド部が構成されているところに特徴を
有する。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、コ
ネクタハウジングが半嵌合のままで嵌合操作を止めると
バネ部材の付勢によりコネクタハウジングが離間させら
れるため、半嵌合状態であることが容易に判る。正規嵌
合したコネクタハウジングに離脱方向の力が作用して
も、バネ部材が嵌合方向に沿った所定領域に亘ってロッ
クアームと係合することによってそのロックアームの撓
み領域への変位が規制されるため、ロック状態を確実に
保つことができる。
【0013】請求項2の発明においては、正規嵌合した
コネクタハウジングに離脱方向の力が作用しても、バネ
受け部が係合部材に対して面接触状態で係合することに
よってそのロックアームの撓み領域への変位が規制さ
れ、もってロック状態を確実に保つことができる。
【0014】請求項3の発明においては、ロックアーム
の撓み領域への変位を規制する状態においてバネ部材は
ストッパによって位置決めされるため、ロックアームの
撓み領域への変位規制を確実に行うことができる。
【0015】請求項4の発明においては、圧縮コイルバ
ネは撓み量と弾力とが比例する特性を有することから、
ロックアームに対するバネ部材の付勢力の調整・設定が
容易である。細長い領域内に無駄な空間を空けずに収容
できるため、省スペース化を図ることができる。
【0016】請求項5の発明においては、コネクタハウ
ジングが正規嵌合に至ってロックアームが撓み領域から
ロック位置へ首振り変位する際には、その変位動作がガ
イド部によって案内されるため、ロックアームのロック
位置への変位が円滑且つ確実に行われる。
【0017】請求項6の発明においては、ガイド部はバ
ネ部材に設けた係合部材に形成されているため、バネ部
材に直接ガイド部を形成する場合に比べると、ガイド部
の傾斜角度や摩擦係数等の設定の自由度が高い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態の
コネクタは、互いに嵌合と離脱が可能であって、雌端子
金具11が装着される雌コネクタハウジング(本発明の
構成要件である一方のコネクタハウジング)10と雄端
子金具21が装着される雄コネクタハウジング(本発明
の構成要件である他方のコネクタハウジング)20とか
らなる。尚、以下の記述における方向については図2乃
至図4を基準にして示すことにする。
【0019】雌コネクタハウジング10は、その図2乃
至図4における上側の面に雄雌両コネクタハウジング1
0,20を嵌合状態にロックするためのロックアーム1
2を一体に備えている。このロックアーム12は、雌コ
ネクタハウジング10の前端に近い位置から立ち上がっ
て後方へ片持ち状に延出した形状をなす。即ち、ロック
アーム12は両コネクタハウジング10,20の嵌合・
離脱方向に沿って長く延びており、上下方向へ弾性的に
首振り変位することが可能となっている。両コネクタハ
ウジング10,20が離脱状態及び正規嵌合状態にある
ときにはロックアーム12は弾性変位しない自由状態に
あり、嵌合動作が行われている間はロックアーム12が
後述する誘導部23により上方へ首振り変位させられ、
ロック解除する際には下方へ首振り変位させられるよう
になっている。
【0020】かかるロックアーム12には、その両側面
から突出する一対の被誘導部13が形成されている。こ
の被誘導部13は前方に向かって上下方向の厚さが薄く
なるくさび形をなしている。被誘導部13の下面は、嵌
合動作が開始されたときに誘導部23の誘導面24に係
合される前上がりに傾斜した被誘導面14となってお
り、後面は、正規嵌合状態になったときに誘導部23の
ロック用係止面25と係合して両コネクタハウジング1
0,20を正規嵌合状態に保持するロック用係止面15
となっている。
【0021】このロック用係止面15は、誘導部23の
ロック用係止面25との係合状態においてロックアーム
12がロック解除方向(下方向)へ変位し難くするた
め、嵌合方向に対して直角ではなく、オーバーハング状
に少し後傾した面となっている。
【0022】さらに、ロックアーム12の上面には、嵌
合動作の間に後述するバネ部材収容室26内に進出して
バネ部材27に係合されるバネ受け突部(本発明の構成
要件であるばね受け部)16が形成されている。このバ
ネ受け突部16は、ロックアーム12が誘導部23と係
合するロック状態に変位するのに伴って撓み領域26A
(詳しくは後述する)からロックアーム収容室22内に
退避するようになっている。バネ受け突部16の上面
は、平坦状に形成されていて、ロックアーム12がロッ
ク位置にある状態では両コネクタハウジング10,20
の嵌合方向と平行な姿勢となって撓み領域26Aに対向
するようになっている。なお、ロックアーム12の後端
部は、ロック解除操作の際に作業者が指を掛けるための
操作部17となっている。
【0023】一方、雄コネクタハウジング20は、その
前面に開口するロックアーム収容室22を内部に備えて
いる。このロックアーム収容室22の両側壁面には、前
後方向(嵌合方向)に細長い誘導部23が形成されてい
る。この誘導部23の先端部上面には前下がりに傾斜し
た誘導面24が形成されおり、この誘導面24により上
記ロックアーム12が上方へ首振り変位させられるよう
になっている。また、誘導部23の後端面はロックアー
ム12のロック用係止面15と係合するロック用係止面
25となっており、このロック用係止面15,25同士
の係合によりロックアーム12が抜け方向の移動が規制
されて両コネクタハウジング10,20が正規嵌合状態
に保持されるようになっている。
【0024】この誘導部23のロック用係止面25は、
ロックアーム12との係合状態においてロックアーム1
2がロック解除方向(下方向)へ変位し難くするため
に、ロックアーム12のロック用係止面15と同じ角度
で傾倒している。
【0025】ロックアーム収容室22の上方には前方に
開放されたバネ部材収容室26が形成されている。この
バネ部材収容室26の前端側部分はバネ部材27の弾性
撓みを許容するための撓み領域26Aとなっていて、ロ
ックアーム収容室22に連通されている。
【0026】このバネ部材収容室26には、圧縮コイル
バネからなる2本のバネ部材27,27がその軸線を前
後方向(嵌合方向)に向けた状態で収容されている。こ
の両バネ部材27,27の前端には1つの係合部材(本
発明の請求項6における構成要件であるガイド部材)2
8が装着されており、この係合部材28によって2本の
バネ部材27,27が一体に弾性撓みを生じるようにな
っている。また、バネ部材収容室26の内側壁面にはス
トッパ29が形成されていると共に、係合部材28の両
側面にはストッパ用突起30が形成されており(図1を
参照)、バネ部材27は、常には、その弾拡力によりス
トッパ用突起30をストッパ29に対して弾性的に係止
させた状態に保持されている。
【0027】係合部材28は、バネ部材27の弾性撓み
に伴って撓み領域26A内を前後方向に変位し、両コネ
クタハウジング10,20が正規嵌合状態にロックされ
た状態ではロックアーム12の上面を覆うように位置す
るようになっている。
【0028】かかる係合部材28は、両コネクタハウジ
ング10,20の嵌合方向において十分な範囲に亘って
ロックアーム12のバネ受け突部16に対応するように
前後方向に十分に長い寸法に設定されている。そして、
この係合部材28の下面は、ロック位置におけるバネ受
け突部16の上面に対して面接触状態で当接可能な平坦
面となっている。
【0029】さらに、係合部材28の前端面は、ロック
アーム12が誘導部23の上面から外れてロック用係止
面25と係合するロック状態に弾性復帰する際に、ロッ
クアーム12のバネ受け突部16が摺接するように係合
するガイド面(本発明の構成要件であるガイド部)31
となっている。このガイド面31は、ロックアーム12
のロック方向への変位を円滑に行わせるために、両コネ
クタハウジング10,20の嵌合方向に対して直角では
なく、オーバーハング状に下向きに傾斜して形成されて
いる。
【0030】次に、本実施形態の作用について説明す
る。両コネクタハウジング10,20を嵌合させると、
まず、ロックアーム12の被誘導面14が誘導部23の
誘導面24に係合してその傾斜にしたがってロックアー
ム12が上方へ弾性的に首振り変位させられる。する
と、ロックアーム12のバネ受け突部16が撓み領域2
6A内に進出してバネ部材27の係合部材28を後方へ
押動させるため、バネ部材27が弾縮させられて嵌合に
抗する反力が次第に増大する。
【0031】もし、両コネクタハウジング10,20が
正規嵌合状態に至る前に嵌合操作を終わってしまった場
合には、バネ部材27の弾性復元力によりロックアーム
12が相対的にロックアーム収容室22の外へ押し出さ
れ、両コネクタハウジング10,20が大きく離間する
状態となる。この状態は正規嵌合状態とは明らかに異な
るため、作業者は正規嵌合に至らなかったということが
明確に判る。
【0032】嵌合が進んで両コネクタハウジング10,
20が正規嵌合状態に至ると、図3に示すように被誘導
部13が誘導部23の後端に達する。そして、ロックア
ーム12の弾性復元力により、被誘導部13が誘導部2
3から外れ、ロックアーム12がそのバネ受け突部16
を撓み領域26Aからロックアーム収容室22へ退避さ
せるように下方へ変位してロック位置に至る。
【0033】ここで、ロックアーム12が当接するガイ
ド面31は、バネ部材27の付勢方向に沿った方向(バ
ネ受け突部16が係合部材28を押動する方向)と直交
する面に対して下向きに傾倒している。したがって、バ
ネ部材27の付勢力の一部が分力としてロックアーム1
2を下向きに押動する力として作用するようになる。こ
れにより、ロックアーム12のロック位置への変位が円
滑且つ確実に行われ、動作の信頼性に優れている。
【0034】また、ガイド面31はバネ部材27に直接
形成するのではなくて、バネ部材27に装着した別部品
の係合部材28に形成されているため、ガイド面31の
形成に際してはバネ部材27の機能に関係なく材質の選
択や傾倒角度の設定等を行うことができ、バネ部材に直
接ガイド面を形成する場合に比べると、設計の自由度が
高くなっている。
【0035】このようにしてロックアーム12がロック
位置に変位すると、図4に示すように、ロックアーム1
2と誘導部23のロック用係止面15,25同士が係合
してロックがかかり、両コネクタハウジング10,20
は正規嵌合状態に保持される。一方、ロックアーム12
が外れたバネ部材27はその弾性復元力によりストッパ
29に係止される前端位置へ復帰する。
【0036】この状態では、ロックアーム12と誘導部
23のロック用係止面15,25が嵌合方向と直角では
なくて傾倒しているため、両コネクタハウジング10,
20に対して離間方向の外力が作用した場合には、ロッ
クアーム12に対して上方へ変位させようとする力が作
用することになる。これにより、ロックアーム12が下
方へ変位してロック解除動作が行われることが防止さ
れ、ロック状態が確実に保たれる。
【0037】本実施形態では、上記のように両コネクタ
ハウジング10,20への離間力によってロックアーム
12に上方向の力が作用した場合でも、ロックアーム1
2の上方向への変位が阻止されるようになっている。即
ち、ロックアーム12の上面には係合部材28が覆い被
さるように位置してロックアーム12の上方への変位を
規制している。したがって、ロック用係止面15,25
同士の係合が外れることはなく、両コネクタハウジング
10,20はロックアーム12によってロックされた状
態に確実に保たれる。
【0038】しかも、係合部材28がロックアーム12
を覆っている範囲は、コネクタハウジング10,20の
嵌合方向において十分に長い領域に亘っているため、寸
法交差により両コネクタハウジング10,20の嵌合方
向における係合部材28とロックアーム12との相対位
置にバラツキがあっても、係合部材28によるロックア
ーム12の上動防止が確実に行われる。
【0039】また、両コネクタハウジング10,20を
分離する際には、ロックアーム12の操作部17を強く
押し操作してロックアーム12を下方へ弾性変位させ
る。すると、ロック用係止面15,25同士の係合が外
れてロックが解除されるから、被誘導部13を誘導部2
3の下にくぐらせるようにして両コネクタハウジング1
0,20を離間させればよい。
【0040】なお、本実施形態では、ロック状態になっ
たロックアーム12を係合部材28が上から覆うとき
に、バネ部材27が弾性的にストッパ29に当接するよ
うになっているため係合部材28が所定位置に位置決め
されることになる。したがって、バネ部材が自由状態に
なって弾力が失われるようにした場合に比べると、ロッ
クアーム12の上動を防止する機能の信頼性が高くなっ
ている。
【0041】また、本実施形態では、バネ部材27とし
て撓み量と弾力とが比例する特性を有する圧縮コイルバ
ネを用いているから、ロックアーム12に対するバネ部
材27の付勢力の調整・設定が容易であり、設計の自由
度が高い。しかも、圧縮コイルバネは細長い空間内に無
駄なく収容することができるため、略スペース化が図ら
れ、雌コネクタハウジング10の小型化が実現されてい
る。
【0042】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0043】(1)上記実施形態では、バネ部材として
圧縮コイルバネを用いた場合について説明したが、本発
明によれば、圧縮コイルバネ以外のものをバネ部材とし
て用いる構成としてもよい。
【0044】(2)上記実施形態では、バネ部材の前端
に別部品である係合部材を装着した場合について説明し
たが、本発明によれば、係合部材を用いずに、バネ部材
の前端部が直接ロックアームの上に覆い被さるような構
成としてもよい。
【0045】(3)上記実施形態では、ロックアームを
雌コネクタハウジングに設けた場合について説明した
が、本発明は、ロックアームが雄コネクタハウジングに
設けられているコネクタにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において分離した状態をあ
らわす斜視図
【図2】分離した状態をあらわす断面図
【図3】正規嵌合直前の状態をあらわす断面図
【図4】正規嵌合状態をあらわす断面図
【符号の説明】
10…雌コネクタハウジング(一方のコネクタハウジン
グ) 12…ロックアーム 16…バネ受け突部(バネ受け部) 20…雄コネクタハウジング(他方のコネクタハウジン
グ) 23…誘導部 26A…撓み領域 27…バネ部材 28…係合部材 29…ストッパ 31…ガイド面(ガイド部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 稲垣 浩司 (56)参考文献 特開 平9−55261(JP,A) 実開 平6−84686(JP,U) 特表 平1−501744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/639 - 13/645

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタハウジ
    ングのうちの一方のコネクタハウジングに前記一対のコ
    ネクタハウジングを正規嵌合状態にロック可能なロック
    アームを設けると共に、他方のコネクタハウジングに
    記両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って弾性撓み可
    能なバネ部材と前記ロックアームを前記バネ部材の撓み
    領域へ変位させる誘導面を備えた誘導部とを設けてな
    り、前記一対のコネクタハウジングが半嵌合状態の間は
    前記ロックアームが前記撓み領域へ変位して前記バネ部
    材を前記嵌合方向に沿って押し込んで弾性撓みさせ、前
    記一対のコネクタハウジングが正規嵌合した状態では、
    前記ロックアームが前記誘導面から外れて弾性復帰し前
    記撓み領域外にある前記誘導部のロック係止面と係止可
    能となると共に、このロックアームの弾性復帰に伴い前
    記バネ部材はその弾性復元力にて前記ロックアームに前
    記嵌合方向に沿った所定領域の間、覆い被さって前記ロ
    ックアームの前記撓み領域への変位を規制可能であり、
    かつ前記両コネクタハウジングが正規嵌合しているとき
    に、前記ロックアームの操作部に指掛けして前記ロック
    アームを前記ばね部材の撓み領域とは反対側へ撓み操作
    させることで前記ロック係止面から解離可能となってい
    ることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 バネ部材の撓み端には係合部材が撓み領
    域内において一体変位可能に取り付けられていると共
    に、ロックアームには前記係合部材に対して面接触状態
    で係合可能なバネ受け部が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 他方のコネクタハウジングには、ロック
    アームの撓み領域への変位を規制する状態においてバネ
    部材が弾性的に係合するストッパが設けられていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 バネ部材が圧縮コイルバネを備えて構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 ロックアームは一対のコネクタハウジン
    グの嵌合方向に沿って片持ち状に突出することにより撓
    み領域とロック位置との間での首振り変位を可能に設け
    られ、バネ部材と前記ロックアームのいずれか一方又は
    双方には、前記バネ部材の弾力によって前記ロックアー
    ムを前記撓み領域から前記ロック位置側へ押動可能なガ
    イド部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 バネ部材の撓み端にはガイド部材が一体
    変位可能に取り付けられ、このガイド部材に前記ロック
    アームに対してロック位置への変位方向へ押圧可能なガ
    イド面を形成することによりガイド部が構成されている
    ことを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
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