JP2003142209A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003142209A
JP2003142209A JP2001342259A JP2001342259A JP2003142209A JP 2003142209 A JP2003142209 A JP 2003142209A JP 2001342259 A JP2001342259 A JP 2001342259A JP 2001342259 A JP2001342259 A JP 2001342259A JP 2003142209 A JP2003142209 A JP 2003142209A
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lock
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JP2001342259A
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Kazuhiko Futamura
和彦 二村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックアームに対する異物の干渉を防止す
る。 【解決手段】 半嵌合状態では、撓み係止片32がスト
ッパ17に係止することにより検知部材30の検知位置
への移動が規制され、正規嵌合状態では撓み係止片32
がストッパ17から解離するので検知部材30を検知位
置へ移動させることができる。即ち、検知部材30を検
知位置へ移動させることができるか否かにより両コネク
タF,Mの嵌合状態を検知することができる。ロックア
ーム14の外面はそのほぼ全体に亘って検知部材30で
覆われているので、ロックアーム14に対する異物の干
渉が防止される。検知部材30はロックアーム14と一
体に傾動するので、両コネクタF,Mの嵌合時やロック
解除時におけるロックアーム14の傾動動作に支障はな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵌合検知機能を備
えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】嵌合検知機能を備えたコネクタとして
は、従来、実開平4−33283号公報に開示されてい
る。これは、ロックアームの撓み空間外で待機する位置
と撓み空間内に進入する位置との間での移動を可能とさ
れた検知部材をコネクタハウジングに設けたものであ
り、半嵌合状態ではロックアームが傾動して撓み空間内
に位置しているために検知部材を撓み空間内に進入させ
ることができず、正規嵌合状態ではロックアームが復動
して撓み空間外に位置しているので撓み空間内に検知部
材を進入させることができるようになっている。つま
り、撓み空間内に対する検知部材の進入の可否によって
嵌合状態が判るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタで
は、外方からロックアームに指を宛がってロック解除操
作を行うことができるようにするために、ロックアーム
は、そのロックアームの形成母体であるコネクタハウジ
ングの外面に沿って外部に露出した形態で設けられてい
る。また、撓み空間を含む検知部材の移動経路は、ロッ
ク解除操作の妨げにならないように、ロックアームの内
面とコネクタハウジングの外面との間に設けられてい
る。
【0004】ところが、このようにロックアームが露出
した形態であると、ロックアームに異物が干渉してロッ
クアームが損傷する虞がある。本願発明は上記事情に鑑
みて創案され、ロックアームに対する異物の干渉を防止
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に嵌合可能な第1と第2のコネクタとからなり、前記第
1コネクタは、端子金具が挿入されるコネクタハウジン
グと、このコネクタハウジングに形成され嵌合過程では
前記コネクタハウジングに対して相対的に傾動するロッ
クアームと、待機位置と検知位置との間での移動を可能
とされた検知部材とを備え、前記ロックアームの傾動姿
勢に連動して、半嵌合状態では検知部材の待機位置から
検知位置への移動が規制され、且つ正規嵌合状態では検
知部材の検知位置への移動が許容されるようにすること
で、前記両コネクタの嵌合状態を検知するようにしたコ
ネクタであって、前記ロックアームには、前記検知部材
が、前記ロックアームの外面をほぼ全体に亘って覆った
状態を保ちつつ前記待機位置と前記検知位置との間でス
ライドし得るように、且つそのロックアームと一体に傾
動し得るように取り付けられており、前記検知部材には
撓み係止片が形成され、前記ロックアームには、前記撓
み係止片を係止させることで待機位置にある前記検知部
材の検知位置側への移動を規制するストッパが設けら
れ、前記第2コネクタには解除部が設けられ、両コネク
タが半嵌合の状態では前記撓み係止片は前記解除部と非
干渉であり、正規嵌合状態では前記撓み係止片が前記解
除部に当接して前記ストッパから解離するように撓むこ
とにより前記検知部材の検知位置への移動が許容される
構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記解除部は、正規嵌合状態において前記ロックア
ームと係止することで両コネクタを嵌合状態にロックす
るためのロック突起である構成とした。請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、前記コネク
タハウジングには、検知位置に移動した前記検知部材を
係止させることでその検知部材と前記ロックアームとが
ロック解除方向へ傾動するのを規制し、且つ前記検知部
材が待機位置に移動するのに伴ってその検知部材が解離
して傾動規制が解除されるようにした傾動規制部が設け
られている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]半嵌合状態
では、撓み係止片がストッパに係止することにより検知
部材の検知位置への移動が規制され、正規嵌合状態では
撓み係止片がストッパから解離するので検知部材を検知
位置へ移動させることができるのであって、検知部材を
検知位置へ移動させることができるか否かによって両コ
ネクタの嵌合状態を検知することができる。ロックアー
ムの外面はそのほぼ全体に亘って検知部材で覆われてい
るので、ロックアームに対する異物の干渉を防止するこ
とができる。また、検知部材はロックアームと一体に傾
動するので、両コネクタの嵌合に伴うロックアームの傾
動動作やロック解除時の傾動動作に支障を来すことはな
い。
【0008】さらに、本発明では、検知部材がロックア
ームと一体に傾動するため、検知部材がロックアームと
直接干渉するか否かに基づく嵌合検知は成立しない。し
かし正規嵌合時には、検知部材に設けた撓み係止片がロ
ックアームの復動に伴って第2コネクタの解除部に当接
して弾性変位することにより検知部材の検知位置への移
動が許容される構成としているので、ロックアームの傾
動に連動した検知部材の検知動作が実現されている。
【0009】[請求項2の発明]解除部がロック突起を
兼ねているので、解除部とロック突起とを互いに独立さ
せて設けた場合に比べると、第2コネクタの形状の簡素
化が可能である。 [請求項3の発明]ロックアームをロック解除方向へ傾
動するのを規制する手段は、第1コネクタ側に設けたも
のだけで構成されているので、第2コネクタ側には、ロ
ックアームをロック解除方向へ傾動する手段を設けずに
済む。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合可能な第1コ
ネクタFと第2コネクタMとからなる。第1コネクタF
は、雌端子金具15が挿入されるコネクタハウジング1
0と、検知部材30との2部品からなる。コネクタハウ
ジング10は、雌端子金具15が収容される本体部12
と、この本体部12を包囲するように且つ前方へ開口す
る嵌合筒部13と、本体部12の上面(外面)に形成さ
れたロックアーム14とからなる。
【0011】コネクタハウジング10を形成母体とする
ロックアーム14は、コネクタハウジング10の本体部
12の上面に沿って前後方向に延びているとともに、長
さ方向中央において本体部12の上面に支持されてい
る。ロックアーム14の前端部には、その上面(外面)
から下面(内面)まで貫通するロック孔16が形成され
ており、ロックアーム14の前端縁部、即ちロック孔1
6の前側の孔縁部はストッパ17となっている。また、
ロックアーム14の左右両側縁には前後方向(ロックア
ーム14の長さ方向と平行)に延びるガイドリブ18が
形成されている。かかるロックアーム14は、常には本
体部12の上面と平行なロック姿勢を保つが、支持部1
9を支点として前端のストッパ17を上方(本体部12
の上面から離間する方向)へ変位させるロック解除姿勢
をとるようにシーソー状に弾性的に傾動し得るようにな
っている。
【0012】また、嵌合筒部13の上面壁には、上方か
らロックアーム14及び検知部材30に対してロック解
除操作及び嵌合検知操作を行えるようにするための切欠
部20が形成されている。そして、嵌合筒部13の上面
壁のうちその前端部に残されて切欠部20の前端に隣接
する部分は、ロックアーム14のロック解除を規制する
ための傾動規制部21となっている。検知部材30は、
全体として方形の板状をなし、その左右両側縁の下面側
には、前後方向に延びるガイド溝31が形成されてい
る。また、検知部材30の前端側部分には、その前端縁
から後方へ延びる左右一対のスリットに挟まれること
で、前方へ片持ち状に延出する形態とされた撓み係止片
32が、上下方向への弾性撓みを可能に形成されてお
り、この撓み係止片32の前端には、下向きに突出する
係止部33が形成されている。かかる撓み係止片32
は、常にはその前端の係止部33をストッパ17と同じ
高さとする係止姿勢を保つが、係止部33をストッパ1
7の上方に位置させる乗り越え姿勢となるように弾性的
に傾動し得るようになっている。また、検知部材30の
前端部のうち撓み係止片32の左右両側の部分は、被規
制部34となっている。この被規制部34の上面は、ロ
ックアーム14がロック姿勢にある状態で傾動規制部2
1の下面よりも僅かに低く、且つ係止姿勢にある撓み係
止片32の上面よりも高くなるように設定されている。
【0013】かかる検知部材30は、その下面(内面)
をロックアーム14の上面(外面)に当接させるととも
に、ガイドリブ18をガイド溝31に上下左右へのガタ
付きなく嵌合させた状態で、ロックアーム14に取り付
けられている。この検知部材30は、ガイドリブ18と
ガイド溝31の嵌合により、ロックアーム14に対し待
機位置とそれよりも前方の検知位置との間で相対的に前
後方向へスライドし得るようになっているとともに、ロ
ックアーム14と一体となって傾動するようになってい
る。但し、撓み係止片32だけはロックアーム14に対
して相対的に傾動し得る。
【0014】ロックアーム14がロック姿勢にあり、検
知部材30が待機位置にある状態では、図1に示すよう
に、係止部33がロック孔16内に位置してストッパ1
7に対して後方から係止し、被規制部34と撓み係止片
32は傾動規制部21よりも後方に退避した位置にあ
る。この状態では、係止部33がストッパ17に対して
後方から係止しているので、検知部材30は、検知位置
(前方)に向かってロックアーム14に対し相対的にス
ライドすることを規制されている。但し、撓み係止片3
2が上方の乗り越え姿勢へ弾性撓みすると、検知部材3
0は検知位置への移動が可能となる。
【0015】また、ロックアーム14がロック姿勢にあ
り、検知部材30が検知位置にある状態では、図4に示
すように、係止部33がロック孔16の外に位置してス
トッパ17に対して前方から係止し、被規制部34は傾
動規制部21に対して下から係止するように位置する。
この状態では、係止部33がストッパ17に対して前方
から係止しているので、検知部材30は、待機位置(後
方)へ向かって遊動することを規制されている。但し、
検知部材30に対して係止部33とストッパ17との係
止力を上回る後向きの力が付与されると、係止部33の
テーパ状の後面がストッパ17のテーパ状の前面に対し
て摺接しつつ、撓み係止片32が乗り越え姿勢へ弾性撓
みするため、遊動規制が解除される。
【0016】検知部材30の前後方向の寸法はロックア
ーム14の全長よりも僅かに小さく、検知部材30の幅
方向の寸法はロックアーム14よりも大きく設定されて
いる。これにより、検知部材30が待機位置と検知位置
との間の移動領域のうちいずれに位置していても、検知
部材30はロックアーム14の上面(外面)をほぼ全体
に亘って覆い隠すようになっている。第2コネクタM
は、前方に突出するフード部40を有し、そのフード部
40内には雄端子金具41が突出されている。かかる第
2コネクタMは、そのフード部40を第1コネクタFの
本体部12と嵌合筒部13との間の空間に嵌入させつ
つ、第1コネクタFとの嵌合を行うようになっている。
フード部40の上面、即ち嵌合状態においてロックアー
ム14の下面(内面)と対応する面には、ロック突起4
2が形成されている。このロック突起42の前面(第1
コネクタFと対向する面)は後方へ向かって上り勾配と
なる誘導斜面43となっており、ロック突起42の後面
は両コネクタF,Mの嵌合方向に対して直交する係止面
44となっている。
【0017】かかるロック突起42は、両コネクタF,
Mが正規嵌合状態となると、ロックアーム14のロック
孔16内に下から進入して係止面44をストッパ17に
係止させるようになっており、このロック突起42とス
トッパ17(ロック孔16)との係止により両コネクタ
F,Mが正規の嵌合状態にロックされるようになってい
る。また、このロック突起42は、ロック手段としてだ
けではなく、両コネクタF,Mの嵌合過程において待機
位置にある検知部材30が検知位置へ移動することを許
容するための解除部としての機能も発揮する。尚、この
機能については、後に詳しく説明する。
【0018】次に、本実施形態の作用を説明する。両コ
ネクタF,Mを嵌合する前の状態では、検知部材30は
待機位置に保持されている。この状態から両コネクタ
F,Mを嵌合させると、嵌合の過程では、ロック突起4
2の誘導斜面43にロックアーム14の前端のストッパ
17が当接し、ストッパ17が誘導斜面43上を摺動し
つつ、ロックアーム14はロック姿勢からロック解除姿
勢へと弾性的に傾動変位するとともに、ロックアーム1
4と一体となって検知部材30も待機位置のままで傾動
変位する。
【0019】もし、両コネクタF,Mが正規の嵌合状態
に至らない半嵌合の状態では、ストッパ17がロック突
起42に乗り上がったままとなり、検知部材30の撓み
係止片32の係止部33はロック突起42とは非接触で
ある(図2を参照)。したがって、撓み係止片32はス
トッパ17に対して後方から係止する状態に保たれ、そ
のため、検知部材30は待機位置に保持されたままであ
る。つまり、半嵌合の状態では、検知部材30を検知位
置へスライドさせることはできない。尚、この半嵌合状
態では、検知部材30がロックアーム14と一体に傾動
しているので、この傾動状態を目視することによって
も、両コネクタF,Mが半嵌合状態であることが判る。
【0020】さて、両コネクタF,Mが正規の嵌合状態
まで深く嵌合されると、ストッパ17がロック突起42
を通過して撓み係止片32の係止部33がロック突起4
2の上面と対応する状態となる。ストッパ17がロック
突起42から解離するのと同時に、ロックアーム14が
その弾性復元力によってロック解除姿勢からロック姿勢
へと弾性復帰し、このロックアーム14と一体となって
検知部材30も水平姿勢に復帰する。その検知部材30
の姿勢復帰に伴い、ロック突起42の上面に係止部33
を当接させている撓み係止片32は、検知部材30に対
して相対的に上方へ弾性撓みして乗り越え姿勢となる
(図3を参照)。これにより、係止部33はストッパ1
7から上方へ解離し、検知部材30に対する検知位置へ
の移動規制が解除される。つまり、検知部材30を待機
位置から検知位置へスライドさせることが可能となる。
【0021】検知部材30を検知位置へスライドさせる
と、その過程では、撓み係止片32が乗り越え姿勢を保
ったまま、係止部33がロック突起42の上面からスト
ッパ17の上面へ乗り移り、検知位置に達すると、係止
部33がストッパ17を通過するため撓み係止片32は
その弾性復元力により係止姿勢へ弾性復帰する(図4を
参照)。これにより、係止部33がストッパ17に対し
て前方から係止して、検知部材30の待機位置側への戻
り方向への遊動が規制される。また、検知位置では、検
知部材30の前端の被規制部34が傾動規制部21に対
して下から係止した状態となるため、検知部材30はそ
の前端部を持ち上げるような向きの傾動動作を規制され
る。つまり、検知部材30と一体的に傾動するロックア
ーム14もロック姿勢からロック解除姿勢への傾動が規
制されるのであり、これにより、ロックアーム14とロ
ック突起42との係止状態が確実に保持され、両コネク
タF,Mが正規嵌合状態に確実にロックされる。
【0022】このロック状態から両コネクタF,Mを離
間させる際には、まず、検知位置にある検知部材30を
後方の待機位置までスライドさせる。すると、図3に示
すように、撓み係止片32が乗り越え姿勢へ弾性撓みし
つつ係止部33がロック突起42の上面に乗り上がると
ともに、被規制部34が傾動規制部21から後方へ解離
し、この傾動規制部21からの解離により、ロックアー
ム14が検知部材30と一体となってロック解除姿勢傾
動し得る状態となる。この状態から、検知部材30の後
端部(支持部19よりも後方の位置)を押し下げるとロ
ックアーム14と検知部材30が一体となって傾動し、
ストッパ17(ロック孔16)がロック突起42を乗り
越えることができる高さまで上動し、両コネクタF,M
のロックが解除される(図5を参照)。尚、このとき、
撓み係止片32の弾性復元力がロックアーム14をロッ
ク解除方向へ変位させる力として作用するので、ロック
アーム14を傾動させるために付与すべき操作力が軽減
される。この後は、ロックアーム14と検知部材30を
傾動させた状態のままで両コネクタF,Mを引き離せば
よい。
【0023】上述のように本実施形態では、検知部材3
0が検知位置と待機位置との間のいずれの位置にあって
も、ロックアーム14の外面はそのほぼ全体に亘って検
知部材30で覆われているので、ロックアーム14に対
する異物の干渉を防止することができる。また、検知部
材30はロックアーム14と一体に傾動するので、両コ
ネクタF,Mの嵌合に伴うロックアーム14の傾動動作
やロック解除時の傾動動作に支障を来すことはない。
【0024】さらに、本実施形態では、検知部材30が
ロックアーム14と一体に傾動するため、検知部材30
がロックアーム14と直接干渉するか否かに基づく嵌合
検知は成立し得ない。しかしながら、正規嵌合時には、
検知部材30に設けた撓み係止片32がロックアーム1
4の復動に伴って第2コネクタMの解除部としてのロッ
ク突起42に当接して弾性変位することにより検知部材
30の検知位置への移動が許容される構成としているの
で、ロックアーム14の傾動に連動した検知部材30の
検知動作が実現されている。
【0025】また、ロック突起42が、検知部材30の
検知位置への移動規制を解除するための解除部を兼ねて
いるので、解除部とロック突起とを互いに独立させて設
けた場合に比べると、第2コネクタMの形状が簡素化さ
れている。また、ロックアーム14をロック解除方向へ
傾動するのを規制する手段は、第1コネクタF側に設け
た傾動規制部21と検知部材30だけで構成されている
ので、第2コネクタM側には、ロックアーム14をロッ
ク解除方向へ傾動する手段を設けずに済んでいる。
【0026】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では解除部がロック突起を兼ねる構
成としたが、本発明によれば、解除部とロック突起とを
互いに独立させて設けてもよい。 (2)上記実施形態ではロックアームがロック解除方向
へ傾動するのを規制する手段としての傾動規制部を第1
コネクタに設けたが、本発明によれば、傾動規制部は第
2コネクタに設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において両コネクタを離間した状態
をあらわす断面図
【図2】両コネクタが半嵌合の状態をあらわす断面図
【図3】両コネクタが正規嵌合された状態をあらわす断
面図
【図4】両コネクタが正規嵌合状態にロックされるとと
もに検知部材が検知位置へ移動した状態をらあわす断面
【図5】両コネクタのロックを解除した状態をあらわす
断面図
【図6】第1コネクタの平面図
【図7】第1コネクタの背面図
【符号の説明】
F…第1コネクタ M…第2コネクタ 10…コネクタハウジング 14…ロックアーム 15…端子金具 17…ストッパ 21…傾動規制部 30…検知部材 32…撓み係止片 42…ロック突起(解除部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な第1と第2のコネクタ
    とからなり、 前記第1コネクタは、端子金具が挿入されるコネクタハ
    ウジングと、このコネクタハウジングに形成され嵌合過
    程では前記コネクタハウジングに対して相対的に傾動す
    るロックアームと、待機位置と検知位置との間での移動
    を可能とされた検知部材とを備え、 前記ロックアームの傾動姿勢に連動して、半嵌合状態で
    は検知部材の待機位置から検知位置への移動が規制さ
    れ、且つ正規嵌合状態では検知部材の検知位置への移動
    が許容されるようにすることで、前記両コネクタの嵌合
    状態を検知するようにしたコネクタであって、 前記ロックアームには、前記検知部材が、前記ロックア
    ームの外面をほぼ全体に亘って覆った状態を保ちつつ前
    記待機位置と前記検知位置との間でスライドし得るよう
    に、且つそのロックアームと一体に傾動し得るように取
    り付けられており、 前記検知部材には撓み係止片が形成され、 前記ロックアームには、前記撓み係止片を係止させるこ
    とで待機位置にある前記検知部材の検知位置側への移動
    を規制するストッパが設けられ、 前記第2コネクタには解除部が設けられ、 両コネクタが半嵌合の状態では前記撓み係止片は前記解
    除部と非干渉であり、正規嵌合状態では前記撓み係止片
    が前記解除部に当接して前記ストッパから解離するよう
    に撓むことにより前記検知部材の検知位置への移動が許
    容される構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記解除部は、正規嵌合状態において前
    記ロックアームと係止することで両コネクタを嵌合状態
    にロックするためのロック突起であることを特徴とする
    請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタハウジングには、検知位置
    に移動した前記検知部材を係止させることでその検知部
    材と前記ロックアームとがロック解除方向へ傾動するの
    を規制し、且つ前記検知部材が待機位置に移動するのに
    伴ってその検知部材が解離して傾動規制が解除されるよ
    うにした傾動規制部が設けられていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
JP2001342259A 2001-11-07 2001-11-07 コネクタ Abandoned JP2003142209A (ja)

Priority Applications (3)

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