JP4385984B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、嵌合検知機能を備えたコネクタに関するものである。
嵌合検知機能を備えたコネクタとして、特許文献1に記載されているものがある。これは、第1ハウジングのロックアームに検知部材を相対変位可能に取り付け、第1ハウジングと第2ハウジングが半嵌合の状態では検知部材が待機位置に保持され、両ハウジングが正規嵌合状態に至ると、検知部材が待機位置から検知位置への移動を許容されるようにしたものがある。このコネクタによれば、検知部材を待機位置から検知位置へ移動させることができるか否かによって、両ハウジングの嵌合状態を検知することができる。
また、両ハウジングを離脱させるためにロックアームをロック解除操作するときには、検知部材を、検知位置から待機位置へ戻してロックアームのロック解除操作部の外面に重なる状態とし、その検知部材を指で押すことによってロック解除操作部を間接的に解除操作するようになっている。
特開2002−164125公報
上記のコネクタでは、待機位置にあるときに、検知部材は、ロックアームの外面からはみ出さない状態、即ち、ロックアームの外面領域内に納まるような形態となっている。そのため、コネクタの小型化を図るのに伴ってロックアームのロック解除操作部を小さくした場合には、検知部材も小型化され、その結果、検知部材を指で押す操作が困難になることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームのロック解除操作性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1ハウジングに、同第1ハウジングの前端側から後方へ片持ち状に延出した形態であって、前端を支点としてロック解除方向への弾性撓み可能なロックアームが設けられ、前記ロックアームに、前記ロックアームと一体的にロック解除方向へ変位可能であり、かつ前記ロックアームに対し待機位置と検知位置との間で前後方向への変位を可能とされた検知部材が取り付けられ、前記第1ハウジングと第2ハウジングが半嵌合の状態では前記検知部材が待機位置に保持され、前記両ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記検知部材が待機位置から検知位置への移動を許容されるようになっており、前記両ハウジングを離脱させる際には、前記検知部材を、検知位置から待機位置へ戻した状態で前記ロックアームをロック解除方向へ変位させるようになっているコネクタにおいて、前記検知部材には、前記検知部材が待機位置にある状態で前記ロックアームの後端縁よりも後方へ突出するロック解除操作部が設けられ、前記ロック解除操作部を押し操作することで前記ロックアームがロック解除方向へ変位するようなっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記検知部材が待機位置にある状態において、前記ロック解除操作部が、前記第1ハウジングの後端面よりも後方へ突出する形態とされており、前記ロック解除操作部には、前記両ハウジングが半嵌合の状態において前記第1ハウジングの後端面に当接することで前記検知部材の検知位置側への変位を規制する規制部が形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記検知部材が検知位置にある状態では、前記検知部材が前記第1ハウジングの後端面に対して面一となる位置又は後端面よりも前側の位置に配される構成としたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記検知部材が、前記ロックアームの側面に沿って片持ち状に延出する形態の弾性係止片を有し、前記ロックアームの側面と前記弾性係止片の延出端部に、互いに係止することで待機位置にある前記検知部材が検知位置へ移動することを規制可能な前止まり手段が設けられているものであって、前記第1ハウジングには、前記弾性係止片を係止させることで、前記弾性係止片が前記前止まり手段を解離させる方向へ変位することを規制可能な規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
<請求項1の発明>
検知部材に設けたロック解除操作部を押し操作することでロックアームをロック解除方向へ変位させるのであるが、このロック解除操作部は、検知部材が待機位置にある状態でロックアームの後端縁よりも後方へ突出する形態とされているのでロック解除操作部の大きさとロックアームからの突出寸法はロックアームの大きさの制約を受けずに済む。したがって、ロックアームが小型化されても、ロック解除操作部における操作可能領域を大きく確保し、ロック解除操作性の向上を図ることができる。
<請求項2の発明>
検知部材が待機位置にある状態でロック解除操作部が第1ハウジングの後端面よりも後方へ突出する形態であることに着目し、両ハウジングが半嵌合の状態のときに検知部材の検知位置側への変位を規制する手段として第1ハウジングの後端面を利用した。したがって、第1ハウジングに検知部材の検知位置側への変位を規制する専用の手段を設ける必要がなく、その分、第1ハウジングの形状を簡素化することが可能である。
<請求項3の発明>
両ハウジングが嵌合した状態では検知部材が検知位置に保持されるのであるが、検知位置では検知部材は第1ハウジングの後端面から後方へ突出することがないので、両ハウジングの嵌合状態においてコネクタ全体としての小型化を図ることができる。
<請求項4の発明>
検知部材を待機位置に保持するための前止まり手段が、検知部材から片持ち状に延出する弾性係止片の延出端部に設けられている場合、異物の干渉などに起因して弾性係止片が変位し、その結果、前止まり手段同士の係止が解除され、両ハウジングが未嵌合であるにも拘わらず検知部材が検知位置へ移動してしまうことが懸念される。しかし、本発明では、弾性係止片の変位を規制する規制手段を設けて、前止まり手段同士の係止状態を維持するようにしたので、検知部材を確実に待機位置に保持することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図16を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング10と第2ハウジング40を嵌合・離脱させるとともに、両ハウジング10,40が正規嵌合したか否かを検知する機能を備えたものである。
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、全体として方形のブロック状をなす。第1ハウジング10内には後方から複数の第1端子金具11が挿入され、各第1端子金具11に固着した電線12が第1ハウジング10の後端面10Rから後方外部へ導出されている。第1ハウジング10の上面には、ロックアーム13が一体に形成されている。ロックアーム13は、その前端において脚部14を介して第1ハウジング10の上面に連なるとともに、第1ハウジング10の上面に沿って後方へ片持ち状に延出した形態であって、前端の脚部14を支点として上下方向に傾動しつつ弾性撓みし得るようになっている。ロックアーム13の上面には、その前後方向におけるほぼ中央位置から上方へ突出するロック突起15が形成されている。ロックアーム13の左右両外側面には、後述するガイドリブ17よりも前方であって、脚部14よりも後方の位置から外側方へ突出する一対の前止まり部16が形成されている。
また、ロックアーム13の延出端部、即ち後端部(自由端部)には、その左右両側縁から外側方へ突出する一対のガイドリブ17が形成されている。このガイドリブ17は、ロックアーム13の上面よりも高い位置に配置されている。また、ロックアーム13の後端縁は第1ハウジング10の後端面10Rよりも前方に位置するが、ガイドリブ17はロックアーム13の後端よりも更に方向へ突出しており、ガイドリブ17の後端は前後方向において第1ハウジング10の後端面10Rとほぼ同じ位置に配置されている。また、両ガイドリブ17の上面には、ロックアーム13の後端よりも更に後方の位置から上方へ突出する抜止め部18が形成されている。
さらに、第1ハウジング10には、その上面後端部からロックアーム13の後端部を左右から挟むように位置する一対の側壁19が形成され、この両側壁19の上端縁同士が水平板状をなす保護部20によって連結されている。ロックアーム13とガイドリブ17は、保護部20の下面と第1ハウジング10の上面との間の撓み空間内において上下方向に弾性撓みするようになっている。また、両側壁19には、その内面後端部を切欠することで、後方及び上方へ開口した形態の凹部21が形成されている。この凹部21は、保護部20よりも後方の領域に配されている。
ロックアーム13には検知部材30が取り付けられている。検知部材30は、合成樹脂製であり、ロック解除操作部31と、左右一対の弾性係止片37とを一体に形成したものである。ロック解除操作部31は、全体として概ね扁平な方形ブロック状をなし、その下面には、前後方向に延びる左右一対のガイド溝32が形成されている。また、この両ガイド溝32には、下向きに突出する抜止め突起33が形成されている。ロック解除操作部31の上面には、その後端縁に沿って左右方向に細長く上方へ突出する指掛け部34が形成されており、さらに、この指掛け部34の左右両端からは、前後両面及び上面を指掛け部34に対して面一状に連なるように外側方へ突出した形態の一対の規制部35が形成されている。両規制部35は、ロック解除操作部31の外側面よりも外側方に位置し、且つロック解除操作部31の上面よりも上方に位置する。尚、ロック解除操作部31の上面における指掛け部34よりも前方の領域には、両ガイド溝32に挟まれた幅方向中央部分を切欠した形態の肉抜き溝36が形成されている。
弾性係止片37は、ロック解除操作部31の下面における左右両端部(ガイド溝32よりも外側方の位置)から前方へ片持ち状に延出する形態で、検知部材30に一体に形成されている。弾性係止片37の後端部(基端部)の一部はガイド溝32の下面側の開口領域に臨んでおり、この弾性係止片37の後端部がロックアーム13のガイドリブ17の下面と対向するようになっている。弾性係止片37には、その前端部(自由端部)から下方へ突出する形態の係止突起38が形成されている。同じく、弾性係止片37における係止突起38よりも後方の位置(弾性係止片37の前後方向中央よりも少し前方の位置)には、下方へ突出する前止まり突起39が形成されている。尚、幅方向(左右方向)において、係止突起38と前止まり突起39は、互いにずれた位置に配されている。また、弾性係止片37の厚さ寸法(上下寸法)及び幅寸法(左右寸法)は、ロックアーム13の厚さ寸法及び幅寸法よりも小さいため、弾性係止片37とロックアーム13が同じ量だけ弾性撓みしたときの弾性復元力については、弾性係止片37の弾性復元力がロックアーム13の弾性復元力よりも弱くなっている。
かかる検知部材30は、ロックアーム13に対して前方から組み付けられている。組付けに際しては、ガイド溝32をガイドリブ17に嵌合させる。組付けの過程では、前止まり突起39が前止まり部16と干渉することにより、弾性係止片37がその後端部を支点としてロックアーム13に対して相対的に傾動するように弾性変位する。そして、抜止め突起33が抜止め部18に対して前方から係止する状態(即ち、検知部材30が待機位置にある状態)に至ると、前止まり突起39が前止まり部16を通過して弾性係止片37が弾性復帰し、前止まり突起39が前止まり部16に対して後方から係止した状態となる。また、ガイドリブ17とガイド溝32とが嵌合し、弾性係止片37の後端部がガイド溝32の開口部においてガイドリブ17の下面と対向することにより、検知部材30は、ロックアーム13に対して前後方向への相対変位を許容され、且つ上下左右への相対変位を規制された状態に保持(案内)されている。
検知部材30が待機位置にある状態では、抜止め突起33と抜止め部18との係止及び前止まり突起39と前止まり部16との係止により、検知部材30が、ロックアーム13に対して前後方向への相対変位を規制された状態に保持される。この待機位置にある状態では、ロック解除操作部31の上面がほぼ全体に亘って保護部20よりも後方に位置するとともに、指掛け部34の全体が保護部20よりも後方に位置し、ロック解除操作部31と指掛け部34に対して上から指を押し付けたり、指掛け部34に対して上方又は前方から指を引掛けることができるようになっている。また、ロック解除操作部31の後端縁部(即ち、指掛け部34と規制部35)は、第1ハウジング10の後端面10R(本発明の構成要件である外面)よりも更に後方(外方)に位置しており、このときの規制部35の高さは、凹部21とぼ対応する高さとなっている。また、ロック解除操作部31の略後半部分は、ロックアーム13の後端縁(外縁)よりも後方(外方)へ突出する形態となっている。かかる検知部材30は、ガイドリブ17とガイド溝32との嵌合によって案内されつつ、ロックアーム13に対し待機位置とそれよりも前方の検知位置との間で前後方向(両ハウジング10,40の嵌合・離脱方向と平行な方向)へスライドし得るようになっている。
第2ハウジング40は、前方へ開口する横長方形のフード部41と、フード部41の後端面を塞ぐ後面壁42とからなり、この第2ハウジング40には複数の第2端子金具43が取り付けられている。第2端子金具43は、細長くL字形に屈曲された形態であり、水平部43Hと、水平部43Hの後端から下方へ延出する垂直部43Vとからなる。かかる第2端子金具43は、その水平部43Hを後方から後面壁42に貫通させ、水平部43Hの前端部をフード部41内に収容させた状態で第2ハウジング40に固定されている。尚、第2端子金具43の垂直部43Vは、第2ハウジング40の外部後方に位置している。第2ハウジング40には、そのフード部41の上面壁における前端縁から下方(フード部41の内側)へ突出するロック部44が形成されている。同じく第2ハウジング40には、フード部41内において後面壁42から前方へ片持ち状に細長く突出する左右一対の解除部45が形成され、解除部45の上面には解除突起46が形成されている。さらに、第2ハウジング40には、フード部41の上面壁から下方へ突出するとともに前後方向に亘って細長く延びる形態の補強リブ47が左右一対形成されており、この補強リブ47の内側面に、上記解除部45及び解除突起46が連なっている。つまり、解除部45と解除突起46は、補強リブ47を介すことにより、フード部41の上面壁に対して相対変位を規制された状態に保持されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両ハウジング10,40を嵌合する際には、図11及び図12に示すように検知部材30を待機位置に保持させた状態で、第1ハウジング10をフード部41内に嵌入させる。嵌合の過程では、ロック突起15がロック部44と干渉し、この状態から更に嵌合が進むと、図13に示すように、ロック突起15がロック部44の下に潜り込みつつロックアーム13が下方へ弾性変位してロック解除状態となる。このとき、検知部材30は、ロックアーム13と一体となって下方へ変位し、前止まり突起39と前止まり部16は係止したままであるため、検知部材30は待機位置から検知位置へ移動することを規制されている。尚、規制部35が凹部21よりも下方へ変位するので、検知部材30が後方から強く押されたために前止まり突起39と前止まり部16の係止が解除されたとしても、係止解除の直後に規制部35が第1ハウジング10の後端面10R(側壁19の後端縁)に当接するので、検知部材30の検知位置への変位は規制される。
更に、両ハウジング10,40の嵌合が進むと、図14に示すように、ロック突起15とロック部44との干渉によってロックアーム13が下方へ弾性撓みした状態のままで、弾性係止片37の前端の係止突起38が第2ハウジング40の解除突起46の上面に当接し、弾性係止片37の前端部は下方への変位を規制される。このときの係止突起38は、ロックアーム13が弾性撓みしていない状態(自由状態又はロック位置にある状態)のときよりも上方に位置している。
この直後、両ハウジング10,40が正規の嵌合状態に至り、図15に示すように、ロックアーム13が上方(自由状態、ロック位置)へ弾性復帰し、ロック突起15がロック部44に係止することにより、両ハウジング10,40が離脱を規制された状態にロックされる。一方、検知部材30については、弾性係止片37の前端部が解除突起46に乗り上がった状態のままで、弾性係止片37の後端部、即ちロック解除操作部31がロックアーム13と一体となって上方へ復動変位するのであるが、弾性係止片37の前端は、両ハウジング10,40の嵌合前の状態よりも高い位置にあるので、弾性係止片37は、両ハウジング10,40の嵌合前の状態に比べて前方を高くした斜め姿勢をとるように弾性変形する。これに伴ない、弾性係止片37の下面の前止まり突起39が前止まり部16に対して相対的に上方へ変位し、前止まり突起39と前止まり部16との係止代が小さくなるとともに、前止まり突起39が前止まり部16の後端側のテーパ面と対応する高さに位置する。つまり、前止まり突起39と前止まり部16との係止による検知部材30の前方変位規制(検知位置側への相対移動)が解除される。また、ロック解除操作部31が上方変位するのに伴ない、規制部35が凹部21と対応する高さに復動するため、規制部35による検知部材30の前方変位規制も解除される。
この後は、指掛け部34又はロック解除操作部31に指を宛がって、検知部材30を前方へ押す。すると、前止まり部16のテーパ面の傾斜により前止まり突起39が前止まり部16に乗り上がりつつ、検知部材30がガイド溝32とガイドリブ17の嵌合によりガイドされて前方へ変位する。この間、係止突起38は解除突起46の上面を摺動する。そして、検知部材30が検知位置に達すると、図16に示すように、係止突起38が解除突起46を通過し、弾性係止片37が下方へ弾性復帰するとともに、係止突起38が解除突起46に係止し、この係止作用により検知部材30が検知位置に保持される。また、規制部35が凹部21内に進入し、規制部35の後面、即ち検知部材30の後端面が、前後方向において第1ハウジング10(側壁19)の後端面10Rとほぼ同じ位置に配される。つまり、指掛け部34及び規制部35の後端面と、第1ハウジング10及び側壁19の後端面10Rがほぼ面一状の位置関係となる。
検知部材30が検知位置にある状態では、ロック解除操作部31の上面が保護部20の下に隠れるため、上からロック解除操作部31を押してロック解除の操作(ロックアーム13をロック解除方向へ弾性撓みさせてロック突起15をロック部44から解離させる操作)を行うことはできない。また、指掛け部34は、保護部20の後方近傍に位置するが、指掛け部34の上面と保護部20の上面はほぼ同じ高さであるため、指掛け部34のみを上から指で押してロックアーム13をロック解除操作することは困難である。また、指掛け部34のみを指で押すことができたとしても、指掛け部34が僅かに下方へ変位したところで、規制部35が凹部21の内面に対して上から当接することにより、それ以上の下方への押し操作(ロックアーム13を下方へ弾性撓みさせる操作)を規制され、ロック突起15とロック部44との係止状態、即ちロック状態が保たれる。
このロック状態から両ハウジング10,40を離脱させる際には、まず、指掛け部34に指を引っ掛けて検知部材30を検知位置から待機位置へ戻し、図15に示す状態とする。このとき、解除突起46のテーパ面により係止突起38は円滑に解除突起46から解離することができる。この状態では、規制部35が凹部21に対して後方へ外れた位置にあるので、検知部材30及びロックアーム13の下方への変位が許容されている。検知部材30を待機位置へ移動させた後は、ロック解除操作部31又は指掛け部34を上から指で押すことより、ロックアーム13を下方へ弾性変位させ、ロック突起15をロック部44から解離させてロック解除状態とする(図14を参照)。あとは、ロック解除状態を保ったままで、両ハウジング10,40を引き離せばよい。両ハウジング10,40を離脱させる過程で、係止突起38と解除突起46が解離し、弾性係止片37が自由状態に復帰し、前止まり突起39と前止まり部16との係止により、検知部材30が待機位置に保持(検知位置への移動を規制)される。
また、両ハウジング10,40が図13又は図14に示す半嵌合の状態では、規制部35が第1ハウジング10(側壁19)の後端面10Rと対向する高さに位置しているので、検知部材30を後方から押しても、押し込みを開始した直後に規制部35が側壁19に突き当たり、それ以上の検知部材30の前方変位が規制される。したがって、両ハウジング10,40が半嵌合の状態では、検知部材30を検知位置へ移動させることはできない。つまり、検知部材30を待機位置から検知位置へ移動させることができるか否かにより、両ハウジング10,40の嵌合状態(半嵌合状態の正規嵌合状態のいずれであるか)を検知することができる。
上述のように本実施形態においては、検知部材30に設けたロック解除操作部31(指掛け部34を含む)を押し操作することでロックアーム13をロック解除方向へ変位させるようになっているのであるが、このロック解除操作部31は、検知部材30が待機位置にある状態でロックアーム13の後端縁(外縁)よりも後方(外方)へ突出する形態とされているのでロック解除操作部31の大きさとロックアーム13からの突出寸法はロックアーム13の大きさの制約を受けずに済む。したがって、ロックアーム13が小型化されても、ロック解除操作部31の操作面積を大きく確保し、ロック解除操作性の向上を図ることができる。
また、検知部材30が待機位置にある状態では、ロック解除操作部31が、第1ハウジング10の後端面10R(外面)よりも後方(外方)へ突出する形態とされているが、この点に着目し、ロック解除操作部31には、両ハウジング10,40が半嵌合の状態において第1ハウジング10の後端面10Rに当接することで検知部材30の検知位置側への変位を規制する規制部35を形成している。つまり、両ハウジング10,40が半嵌合の状態のときに検知部材30の検知位置側への変位を規制する手段として第1ハウジング10の後端面10Rを利用している。したがって、第1ハウジング10に検知部材30の検知位置側への変位を規制する専用の手段を設ける必要がなく、その分、第1ハウジング10の形状を簡素化することが実現されている。
また、両ハウジング10,40が嵌合した状態では検知部材30が検知位置に保持されるのであるが、検知位置では検知部材30は第1ハウジング10の外面から外方へ突出することがないので、両ハウジング10,40の嵌合状態においてコネクタ全体としての小型化を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図17ないし図23を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング50と第2ハウジング70を嵌合・離脱させるとともに、両ハウジング50,70が正規嵌合したか否かを検知する機能を備えたものである。
第1ハウジング50は、合成樹脂製であり、全体として方形のブロック状をなし、その内部には複数の第1端子金具51が挿入され、各第1端子金具51に固着した電線(図示せず)が第1ハウジング50の後方へ導出されている。第1ハウジング50の上面には、実施形態1のロックアーム13と同じ形態のロックアーム52が一体に形成されている。ロックアーム52の前端部には、その左右両外側面から外側方へ突出する一対の前止まり部53が形成されている。尚、ロックアーム52に形成されているロック突起54とガイドリブ55と抜止め部56は、実施形態1のロック突起15、ガイドリブ17及び抜止め部18と同じ形態であるため、説明は省略する。また、第1ハウジング50には、実施形態1の側壁19、保護部20及び凹部21と同じ形態の側壁57、保護部58及び凹部59が形成されている。
ロックアーム52には検知部材60が取り付けられている。検知部材60は、合成樹脂製であり、ロック解除操作部61と、左右一対の弾性係止片66とを一体に形成したものである。ロック解除操作部61と、ロック解除操作部61に形成されているガイド溝62、抜止め突起63、指掛け部64及び規制部65は、実施形態1のロック解除操作部31、ガイド溝32、抜止め突起33、指掛け部34及び規制部35と同じ形態であるため、説明は省略する。
弾性係止片66は、ロック解除操作部61の下面における左右両端部(ガイド溝62よりも外側方の位置)から前方へ片持ち状に延出する形態で、検知部材60に一体に形成されている。弾性係止片66の後端部(基端部)の一部はガイド溝62の下面側の開口領域に臨んでおり、この弾性係止片66の後端部がロックアーム52のガイドリブ55の下面と対向するようになっている。弾性係止片66の前端部(自由端部)には、上方へ突出する形態の係止突起67と、同じく上方へ突出する形態の前止まり突起68が形成されている。幅方向(左右方向)において、係止突起67と前止まり突起68は、互いにずれた位置(幅方向において係止突起67が前止まり突起68よりも外側)に配されている。
かかる検知部材60は、ロックアーム52に対し、ガイド溝62をガイドリブ55に嵌合させつつ前方から組み付けられている。組付けの過程では、前止まり突起68が前止まり部53と干渉することにより、弾性係止片66がその後端部を支点としてロックアーム52に対して相対的に傾動するように弾性変位する。そして、抜止め突起63が抜止め部56に対して前方から係止する状態(即ち、検知部材60が待機位置にある状態)に至ると、前止まり突起68が前止まり部53を通過して弾性係止片66が弾性復帰し、前止まり突起68が前止まり部53に対して後方から係止した状態となる。また、ガイドリブ55とガイド溝62とが嵌合し、弾性係止片66の後端部がガイド溝62の開口部においてガイドリブ55の下面と対向することにより、検知部材60は、ロックアーム52に対して前後方向への相対変位を許容され、且つ上下左右への相対変位を規制された状態に保持(案内)されている。検知部材60が待機位置にある状態では、抜止め突起63と抜止め部56との係止及び前止まり突起68と前止まり部53との係止により、検知部材60が、ロックアーム52に対して前後方向への相対変位を規制された状態に保持される。
第2ハウジング70は、前方へ開口する横長方形のフード部71と、フード部71の後端面を塞ぐ後面壁72とからなり、この第2ハウジング70には実施形態1の第2端子金具43と同じ形態の複数の第2端子金具73が取り付けられている。第2ハウジング70には、そのフード部71の上面壁における前端縁から下方へ突出するロック部74が形成されているとともに、フード部71の上面壁の下面(内面)から突出する形態の解除突起75が形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両ハウジング50,70を嵌合する際には、図18に示すように検知部材60を待機位置に保持させた状態で、第1ハウジング50をフード部71内に嵌入させる。嵌合の過程では、ロック突起54がロック部74と干渉し、この状態から更に嵌合が進むと、図20に示すように、ロック突起54がロック部74の下に潜り込みつつロックアーム52が下方へ弾性変位してロック解除状態となる。このとき、検知部材60は、ロックアーム52と一体となって下方へ変位し、前止まり突起68と前止まり部53は係止又は近接して対向したままであるため、検知部材60は待機位置から検知位置へ移動することはできない。また、規制部65が凹部59よりも下方へ変位するので、前止まり突起68と前止まり部53の係止が解除されたとしても、規制部65が第1ハウジング50の後端面50R(側壁57の後端縁)に当接するので、検知部材60の検知位置への変位は規制される。
更に、両ハウジング50,70の嵌合が進むと、図21に示すように、ロック突起54とロック部74との干渉によってロックアーム52が下方へ弾性撓みした状態のままで、弾性係止片66の前端の係止突起67が第2ハウジング70の解除突起75の下面に当接し、弾性係止片66の前端部は上方への変位を規制される。このときの係止突起67の高さは、ロックアーム52が弾性撓みしていない状態(自由状態又はロック位置にある状態)のときよりも下方に位置する。
この直後、両ハウジング50,70が正規の嵌合状態に至り、図22に示すように、ロックアーム52が上方(自由状態、ロック位置)へ弾性復帰し、ロック突起54がロック部74に係止することにより、両ハウジング50,70が離脱を規制された状態にロックされる。一方、検知部材60については、弾性係止片66の前端部が解除突起75の下面に当接した状態のままで、弾性係止片66の後端部、即ちロック解除操作部61がロックアーム52と一体となって上方へ復動変位するのであるが、弾性係止片66の前端は、両ハウジング50,70の嵌合前の状態よりも低い位置にあるので、弾性係止片66は、両ハウジング50,70の嵌合前の状態に比べて前方を低くした斜め姿勢をとるように弾性変形する。これに伴ない、弾性係止片66の上面の前止まり突起68が前止まり部53に対して相対的に下方へ変位し、前止まり突起68と前止まり部53との係止代が小さくなるとともに、前止まり突起68が前止まり部53の後端側のテーパ面と対応する高さに位置する。つまり、前止まり突起68と前止まり部53との係止による検知部材60の前方変位規制(検知位置側への相対移動)が解除される。また、ロック解除操作部61が上方変位するのに伴ない、規制部65が凹部59と対応する高さに復動するため、規制部65による検知部材60の前方変位規制も解除される。
この後は、指掛け部64又はロック解除操作部61に指を宛がって、検知部材60を前方へ押す。すると、前止まり部53のテーパ面の傾斜により前止まり突起68が前止まり部53に乗り上がりつつ、検知部材60がガイド溝62とガイドリブ55の嵌合によりガイドされつつ前方へ変位する。この間、係止突起67は解除突起75の下面を摺動する。そして、検知部材60が検知位置に達すると、係止突起67が解除突起75を通過し、弾性係止片66が上方へ弾性復帰するとともに、係止突起67が解除突起75に係止し、この係止作用により検知部材60が検知位置に保持される。また、規制部65が凹部59内に進入し、規制部65の後面、即ち検知部材60の後端面が、前後方向において第1ハウジング50(側壁)の後端面50Rとほぼ同じ位置に配される。つまり、指掛け部64及び規制部65の後端面と、第1ハウジング50及び側壁の後端面50Rがほぼ面一状の位置関係となる。
このロック状態から両ハウジング50,70を離脱させる際には、まず、指掛け部64に指を引っ掛けて検知部材60を検知位置から待機位置へ戻し、図22に示す状態とする。このとき、解除突起75のテーパ面により係止突起67は円滑に解除突起75から解離することができる。この状態では、規制部65が凹部59に対して後方へ外れた位置にあるので、検知部材60及びロックアーム52の下方への変位が許容されている。検知部材60を待機位置へ移動させた後は、ロック解除操作部61又は指掛け部64を上から指で押すことより、ロックアーム52を下方へ弾性変位させ、ロック突起54をロック部74から解離させてロック解除状態とする(図21を参照)。あとは、ロック解除状態を保ったままで、両ハウジング50,70を引き離せばよい。両ハウジング50,70を離脱させる過程で、係止突起67と解除突起75が解離し、弾性係止片66が自由状態に復帰し、前止まり突起68と前止まり部53との係止により、検知部材60が待機位置に保持(検知位置への移動を規制)される。
また、両ハウジング50,70が図20又は図21に示す半嵌合の状態では、規制部65が第1ハウジング50(側壁)の後端面50Rと対向する高さに位置しているので、検知部材60を後方から押しても、押し込みを開始した直後に規制部65が側壁57に突き当たり、それ以上の検知部材60の前方変位が規制される。したがって、両ハウジング50,70が半嵌合の状態では、検知部材60を検知位置へ移動させることはできない。つまり、検知部材60を待機位置から検知位置へ移動さることができるか否かにより、両ハウジング50,70の嵌合状態(半嵌合状態の正規嵌合状態のいずれであるか)を検知することができるのである。
上述のように本実施形態2では、両ハウジング50,70の嵌合過程で、弾性係止片66が上記実施形態1とは逆に下方へ弾性撓みすることによって、前止まり突起68と前止まり部53との係止が解除されるようになっている。その他の作用については実施形態1と同じであるため、説明は省略する。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図24ないし図27を参照して説明する。本実施形態3は、実施形態2のものにおいて、検知部材60が待機位置にある状態における前止まり突起68と前止まり部53との係止状態、即ち検知部材60がロックアーム52に対して前方(検知位置側)へ相対移動することを規制する状態を確実に維持するための保持手段を設けたものである。尚、保持手段以外の構成については上記実施形態2と同じ(細部の形状は異なるものの、基本的な形態は共通する)であり、また作用効果についても上記実施形態2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
第1ハウジング50の上面には上方及び前後双方に開放された形態の凹部50Dが形成されており、この凹部50D内にロックアーム52が収容されている。凹部50D内におけるロックアーム52の左右両側には、前後方向に細長く且つ上方及び前後双方に開放された形態の左右一対の収容溝50Gが設けられている。この両収容溝50G内には、検知部材60のロック解除操作部61からロックアーム52の外側面に沿って前方へ片持ち状に延出する左右一対の弾性係止片66が収容されている。検知部材60が待機位置にある状態では、収容溝50G内において、弾性係止片66の前端部の前止まり突起68(本発明の構成要件である前止まり手段)が、ロックアーム52の外側面に突出している前止まり部53(本発明の構成要件である前止まり手段)に対して後方から当接されている。
さて、収容溝50G内において、弾性係止片66の内側面は、ロックアーム52の外側面に対して僅かなクリアランスを空けて対向又はロックアーム52の外側面に対して概ね面接触する状態となっているのであるが、弾性係止片66の外側面は、凹部50D(収容溝50G)の内壁面に対して幅方向(左右方向)に大きな空間を空けた状態となっている。この空間のために、両弾性係止片66は、その基端部(後端部)を略支点として左右方向へ拡開するように(ロックアーム52の外側面から離間するとともに凹部50Dの内壁面に接近するように)変形し、前止まり突起68が、前止まり部53に対して相対的に側方へ変位して外れてしまうことが懸念される。以下、その防止構造について説明する。
弾性係止片66の前端部(延出端部)には、その外側面(ロックアーム52)を凹ませた形態の切欠部69が形成されており、この切欠部36の形成されている前端側領域では、弾性係止片66の幅寸法が小さくなっている。また、前後方向における切欠部69の形成領域には、前止まり突起68が存在しているが、前止まり突起68は、切欠部69よりも内側に配置されており、切欠部69を形成しても、前止まり突起68の幅寸法(即ち、前止まり部53との幅方向に係止代)は十分な寸法が確保されている。同じく、前後方向における切欠部69の形成領域には、解除突起75との係止により検知部材60を検知位置に保持する手段である係止突起67が存在しているが、上下方向における切欠部69の形成領域は係止突起67の略下半分に留まるので、係止突起67の略上半分領域の幅寸法(解除突起75との幅方向の係止代)は充分に確保されている。
一方、収容溝50G内には、その下面から上方へ板状に立ち上がるとともに、前後方向に細長くリブ状に延びた形態の規制壁50W(本発明の構成要件である規制手段)が形成されている。この規制壁50Wは、幅方向において切欠部69(係止突起67における切欠部69への突出部67a)と対応する位置に配置されている。規制壁50Wの前後方向における形成領域は、第1ハウジング50の前端(凹部50D及び収容溝50Gの前端)から前止まり部53よりも少し後方の位置に亘っている。これにより、検知部材60が待機位置にある状態と検知位置にある状態のいずれにおいても、弾性係止片66の前端部が規制壁50Wに対して幅方向内側の位置で隣接するようになっている。また、規制壁50Wの内側面と切欠部69の外側面との幅方向の間隔は、前止まり突起68と前止まり部53の幅方向の係止代よりも小さい寸法とされている。
さらに、検知部材60が待機位置と検知位置との間で移動する過程では、係止突起67が第2ハウジング70の解除突起75との干渉により弾性係止片66が下方へ弾性撓みするのであるが、ロックアーム52が弾性撓みしない状態(弾性係止片66が最も上方に位置する状態)では、係止突起67における切欠部69への突出部67aの下面と、規制壁50Wの上端縁との間には、この弾性係止片66の下方への弾性撓み量よりも大きい間隔が確保されているので、規制壁50Wの存在によって弾性係止片66の弾性撓み動作(即ち、検知部材60の待機位置と検知位置との間の移動)に支障を来すことはない。
上述のように本実施形態3では、弾性係止片66の外側面に対して近接して対向するように(隣接するように)位置する規制壁50Wを設けたので、弾性係止片66が拡開変形して前止まり突起68が前止まり部53から解離することが規制され、前止まり突起68と前止まり部53との係止により検知部材60を確実に待機位置に保持しておくことができる。
また、規制壁50Wは、係止突起67における切欠部69への突出部67aのほぼ真下に配置されているので、弾性係止片66がその弾性限度を超えるように下方へ過剰に撓もうとしても、係止突起67の切欠部69への突出部67aが規制壁50Wの上端縁に当接することにより、弾性係止片66の下方への過剰な撓み動作を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では検知部材を待機位置に保持する手段が、両ハウジングが半嵌合の状態(嵌合の途中)で保持を解除するようにしたが、本発明によれば、検知部材を待機位置に保持する手段が、両ハウジングが正規嵌合すると同時に(嵌合が完了したときに)保持を解除するようにしてもよい。
(2)実施形態3の規制壁によって弾性係止片の変位を規制し、前止まり部と前止まり突起の係止状態を維持して検知部材を待機位置に確実に保持する構成は、実施形態1にも適用できる。
実施形態1における第1ハウジングの斜視図 第1ハウジングの一部切欠斜視図 第1ハウジングから検知部材と第1端子金具を外した状態をあらわす斜視図 第1ハウジングの平面図 第1ハウジングの正面図 検知部材を外した状態をあらわす第1ハウジングの正面図 検知部材の上下反転させた状態をあらわす斜視図 検知部材の正面図 第2ハウジングの斜視図 第2ハウジングの一部切欠斜視図 第1ハウジングの断面図 第1ハウジングと第2ハウジングの嵌合前の状態をあらわす断面図 両ハウジングの嵌合過程をあらわす断面図 両ハウジングの嵌合過程をあらわす断面図 両ハウジングが正規嵌合した状態をあらわす断面図 両ハウジングが正規嵌合して検知部材が検知位置へ移動した状態をあらわす断面図 実施形態2において第1ハウジングから検知部材を外した状態をあらわす斜視図 第1ハウジングの断面図 第2ハウジングの断面図 両ハウジングの嵌合過程をあらわす断面図 両ハウジングの嵌合過程をあらわす断面図 両ハウジングが正規嵌合した状態をあらわす断面図 両ハウジングが正規嵌合されて検知部材が検知位置へ移動した状態をあらわす断面図 実施形態3の斜視図 第1ハウジングの正面図 第1ハウジングの平面図 図26のX−X線断面図
符号の説明
10…第1ハウジング
10R…後端面(第1ハウジングの外面)
13…ロックアーム
30…検知部材
31…ロック解除操作部
35…規制部
40…第2ハウジング

Claims (4)

  1. 第1ハウジングに、同第1ハウジングの前端側から後方へ片持ち状に延出した形態であって、前端を支点としてロック解除方向への弾性撓み可能なロックアームが設けられ、
    前記ロックアームに、前記ロックアームと一体的にロック解除方向へ変位可能であり、かつ前記ロックアームに対し待機位置と検知位置との間で前後方向への変位を可能とされた検知部材が取り付けられ、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングが半嵌合の状態では前記検知部材が待機位置に保持され、
    前記両ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記検知部材が待機位置から検知位置への移動を許容されるようになっており、
    前記両ハウジングを離脱させる際には、前記検知部材を、検知位置から待機位置へ戻した状態で前記ロックアームをロック解除方向へ変位させるようになっているコネクタにおいて、
    前記検知部材には、前記検知部材が待機位置にある状態で前記ロックアームの後端縁よりも後方へ突出するロック解除操作部が設けられ、
    前記ロック解除操作部を押し操作することで前記ロックアームがロック解除方向へ変位するようなっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記検知部材が待機位置にある状態において、前記ロック解除操作部が、前記第1ハウジングの後端面よりも後方へ突出する形態とされており、
    前記ロック解除操作部には、前記両ハウジングが半嵌合の状態において前記第1ハウジングの後端面に当接することで前記検知部材の検知位置側への変位を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記検知部材が検知位置にある状態では、前記検知部材が前記第1ハウジングの後端面に対して面一となる位置又は後端面よりも前側の位置に配される構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記検知部材が、前記ロックアームの側面に沿って片持ち状に延出する形態の弾性係止片を有し、
    前記ロックアームの側面と前記弾性係止片の延出端部に、互いに係止することで待機位置にある前記検知部材が検知位置へ移動することを規制可能な前止まり手段が設けられているものであって、
    前記第1ハウジングには、前記弾性係止片を係止させることで、前記弾性係止片が前記前止まり手段を解離させる方向へ変位することを規制可能な規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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