JP4385984B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4385984B2 JP4385984B2 JP2005107601A JP2005107601A JP4385984B2 JP 4385984 B2 JP4385984 B2 JP 4385984B2 JP 2005107601 A JP2005107601 A JP 2005107601A JP 2005107601 A JP2005107601 A JP 2005107601A JP 4385984 B2 JP4385984 B2 JP 4385984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection member
- housing
- lock arm
- detection
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームのロック解除操作性の向上を図ることを目的とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記検知部材が、前記ロックアームの側面に沿って片持ち状に延出する形態の弾性係止片を有し、前記ロックアームの側面と前記弾性係止片の延出端部に、互いに係止することで待機位置にある前記検知部材が検知位置へ移動することを規制可能な前止まり手段が設けられているものであって、前記第1ハウジングには、前記弾性係止片を係止させることで、前記弾性係止片が前記前止まり手段を解離させる方向へ変位することを規制可能な規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
検知部材に設けたロック解除操作部を押し操作することでロックアームをロック解除方向へ変位させるのであるが、このロック解除操作部は、検知部材が待機位置にある状態でロックアームの後端縁よりも後方へ突出する形態とされているのでロック解除操作部の大きさとロックアームからの突出寸法はロックアームの大きさの制約を受けずに済む。したがって、ロックアームが小型化されても、ロック解除操作部における操作可能領域を大きく確保し、ロック解除操作性の向上を図ることができる。
検知部材が待機位置にある状態でロック解除操作部が第1ハウジングの後端面よりも後方へ突出する形態であることに着目し、両ハウジングが半嵌合の状態のときに検知部材の検知位置側への変位を規制する手段として第1ハウジングの後端面を利用した。したがって、第1ハウジングに検知部材の検知位置側への変位を規制する専用の手段を設ける必要がなく、その分、第1ハウジングの形状を簡素化することが可能である。
両ハウジングが嵌合した状態では検知部材が検知位置に保持されるのであるが、検知位置では検知部材は第1ハウジングの後端面から後方へ突出することがないので、両ハウジングの嵌合状態においてコネクタ全体としての小型化を図ることができる。
<請求項4の発明>
検知部材を待機位置に保持するための前止まり手段が、検知部材から片持ち状に延出する弾性係止片の延出端部に設けられている場合、異物の干渉などに起因して弾性係止片が変位し、その結果、前止まり手段同士の係止が解除され、両ハウジングが未嵌合であるにも拘わらず検知部材が検知位置へ移動してしまうことが懸念される。しかし、本発明では、弾性係止片の変位を規制する規制手段を設けて、前止まり手段同士の係止状態を維持するようにしたので、検知部材を確実に待機位置に保持することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図16を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング10と第2ハウジング40を嵌合・離脱させるとともに、両ハウジング10,40が正規嵌合したか否かを検知する機能を備えたものである。
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、全体として方形のブロック状をなす。第1ハウジング10内には後方から複数の第1端子金具11が挿入され、各第1端子金具11に固着した電線12が第1ハウジング10の後端面10Rから後方外部へ導出されている。第1ハウジング10の上面には、ロックアーム13が一体に形成されている。ロックアーム13は、その前端において脚部14を介して第1ハウジング10の上面に連なるとともに、第1ハウジング10の上面に沿って後方へ片持ち状に延出した形態であって、前端の脚部14を支点として上下方向に傾動しつつ弾性撓みし得るようになっている。ロックアーム13の上面には、その前後方向におけるほぼ中央位置から上方へ突出するロック突起15が形成されている。ロックアーム13の左右両外側面には、後述するガイドリブ17よりも前方であって、脚部14よりも後方の位置から外側方へ突出する一対の前止まり部16が形成されている。
両ハウジング10,40を嵌合する際には、図11及び図12に示すように検知部材30を待機位置に保持させた状態で、第1ハウジング10をフード部41内に嵌入させる。嵌合の過程では、ロック突起15がロック部44と干渉し、この状態から更に嵌合が進むと、図13に示すように、ロック突起15がロック部44の下に潜り込みつつロックアーム13が下方へ弾性変位してロック解除状態となる。このとき、検知部材30は、ロックアーム13と一体となって下方へ変位し、前止まり突起39と前止まり部16は係止したままであるため、検知部材30は待機位置から検知位置へ移動することを規制されている。尚、規制部35が凹部21よりも下方へ変位するので、検知部材30が後方から強く押されたために前止まり突起39と前止まり部16の係止が解除されたとしても、係止解除の直後に規制部35が第1ハウジング10の後端面10R(側壁19の後端縁)に当接するので、検知部材30の検知位置への変位は規制される。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図17ないし図23を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング50と第2ハウジング70を嵌合・離脱させるとともに、両ハウジング50,70が正規嵌合したか否かを検知する機能を備えたものである。
第1ハウジング50は、合成樹脂製であり、全体として方形のブロック状をなし、その内部には複数の第1端子金具51が挿入され、各第1端子金具51に固着した電線(図示せず)が第1ハウジング50の後方へ導出されている。第1ハウジング50の上面には、実施形態1のロックアーム13と同じ形態のロックアーム52が一体に形成されている。ロックアーム52の前端部には、その左右両外側面から外側方へ突出する一対の前止まり部53が形成されている。尚、ロックアーム52に形成されているロック突起54とガイドリブ55と抜止め部56は、実施形態1のロック突起15、ガイドリブ17及び抜止め部18と同じ形態であるため、説明は省略する。また、第1ハウジング50には、実施形態1の側壁19、保護部20及び凹部21と同じ形態の側壁57、保護部58及び凹部59が形成されている。
両ハウジング50,70を嵌合する際には、図18に示すように検知部材60を待機位置に保持させた状態で、第1ハウジング50をフード部71内に嵌入させる。嵌合の過程では、ロック突起54がロック部74と干渉し、この状態から更に嵌合が進むと、図20に示すように、ロック突起54がロック部74の下に潜り込みつつロックアーム52が下方へ弾性変位してロック解除状態となる。このとき、検知部材60は、ロックアーム52と一体となって下方へ変位し、前止まり突起68と前止まり部53は係止又は近接して対向したままであるため、検知部材60は待機位置から検知位置へ移動することはできない。また、規制部65が凹部59よりも下方へ変位するので、前止まり突起68と前止まり部53の係止が解除されたとしても、規制部65が第1ハウジング50の後端面50R(側壁57の後端縁)に当接するので、検知部材60の検知位置への変位は規制される。
次に、本発明を具体化した実施形態3を図24ないし図27を参照して説明する。本実施形態3は、実施形態2のものにおいて、検知部材60が待機位置にある状態における前止まり突起68と前止まり部53との係止状態、即ち検知部材60がロックアーム52に対して前方(検知位置側)へ相対移動することを規制する状態を確実に維持するための保持手段を設けたものである。尚、保持手段以外の構成については上記実施形態2と同じ(細部の形状は異なるものの、基本的な形態は共通する)であり、また作用効果についても上記実施形態2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
また、規制壁50Wは、係止突起67における切欠部69への突出部67aのほぼ真下に配置されているので、弾性係止片66がその弾性限度を超えるように下方へ過剰に撓もうとしても、係止突起67の切欠部69への突出部67aが規制壁50Wの上端縁に当接することにより、弾性係止片66の下方への過剰な撓み動作を防止することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では検知部材を待機位置に保持する手段が、両ハウジングが半嵌合の状態(嵌合の途中)で保持を解除するようにしたが、本発明によれば、検知部材を待機位置に保持する手段が、両ハウジングが正規嵌合すると同時に(嵌合が完了したときに)保持を解除するようにしてもよい。
(2)実施形態3の規制壁によって弾性係止片の変位を規制し、前止まり部と前止まり突起の係止状態を維持して検知部材を待機位置に確実に保持する構成は、実施形態1にも適用できる。
10R…後端面(第1ハウジングの外面)
13…ロックアーム
30…検知部材
31…ロック解除操作部
35…規制部
40…第2ハウジング
Claims (4)
- 第1ハウジングに、同第1ハウジングの前端側から後方へ片持ち状に延出した形態であって、前端を支点としてロック解除方向への弾性撓み可能なロックアームが設けられ、
前記ロックアームに、前記ロックアームと一体的にロック解除方向へ変位可能であり、かつ前記ロックアームに対し待機位置と検知位置との間で前後方向への変位を可能とされた検知部材が取り付けられ、
前記第1ハウジングと第2ハウジングが半嵌合の状態では前記検知部材が待機位置に保持され、
前記両ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記検知部材が待機位置から検知位置への移動を許容されるようになっており、
前記両ハウジングを離脱させる際には、前記検知部材を、検知位置から待機位置へ戻した状態で前記ロックアームをロック解除方向へ変位させるようになっているコネクタにおいて、
前記検知部材には、前記検知部材が待機位置にある状態で前記ロックアームの後端縁よりも後方へ突出するロック解除操作部が設けられ、
前記ロック解除操作部を押し操作することで前記ロックアームがロック解除方向へ変位するようなっていることを特徴とするコネクタ。 - 前記検知部材が待機位置にある状態において、前記ロック解除操作部が、前記第1ハウジングの後端面よりも後方へ突出する形態とされており、
前記ロック解除操作部には、前記両ハウジングが半嵌合の状態において前記第1ハウジングの後端面に当接することで前記検知部材の検知位置側への変位を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記検知部材が検知位置にある状態では、前記検知部材が前記第1ハウジングの後端面に対して面一となる位置又は後端面よりも前側の位置に配される構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
- 前記検知部材が、前記ロックアームの側面に沿って片持ち状に延出する形態の弾性係止片を有し、
前記ロックアームの側面と前記弾性係止片の延出端部に、互いに係止することで待機位置にある前記検知部材が検知位置へ移動することを規制可能な前止まり手段が設けられているものであって、
前記第1ハウジングには、前記弾性係止片を係止させることで、前記弾性係止片が前記前止まり手段を解離させる方向へ変位することを規制可能な規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005107601A JP4385984B2 (ja) | 2005-02-04 | 2005-04-04 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029185 | 2005-02-04 | ||
JP2005107601A JP4385984B2 (ja) | 2005-02-04 | 2005-04-04 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006244975A JP2006244975A (ja) | 2006-09-14 |
JP4385984B2 true JP4385984B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=37051163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005107601A Expired - Fee Related JP4385984B2 (ja) | 2005-02-04 | 2005-04-04 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4385984B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7326074B1 (en) * | 2006-12-06 | 2008-02-05 | J.S.T. Corporation | Connector position assurance device and a connector assembly incorporating the connector position assurance device |
JP5282156B1 (ja) * | 2012-04-27 | 2013-09-04 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
JP6418101B2 (ja) * | 2015-08-07 | 2018-11-07 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 嵌合検知機能を有する電気接続装置 |
JP2018033709A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社三共 | 遊技機 |
DE102017004887B4 (de) * | 2017-05-20 | 2023-05-04 | Kostal Kontakt Systeme Gmbh | Steckverbinderteil und Steckverbinderanordnung |
JP6754794B2 (ja) * | 2017-10-04 | 2020-09-16 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP7123678B2 (ja) * | 2018-07-23 | 2022-08-23 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP6996487B2 (ja) * | 2018-12-25 | 2022-01-17 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP7380496B2 (ja) * | 2020-09-14 | 2023-11-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP2024130039A (ja) * | 2023-03-14 | 2024-09-30 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
2005
- 2005-04-04 JP JP2005107601A patent/JP4385984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006244975A (ja) | 2006-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4385984B2 (ja) | コネクタ | |
JP3997858B2 (ja) | 嵌合検知コネクタ | |
JP5119909B2 (ja) | コネクタ | |
JP4770346B2 (ja) | コネクタ | |
JP5768802B2 (ja) | コネクタ | |
JP3991911B2 (ja) | コネクタ | |
JP5029872B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JP4839989B2 (ja) | コネクタ | |
JP5181573B2 (ja) | コネクタ | |
JP2003142209A (ja) | コネクタ | |
KR20150140353A (ko) | 커넥터 | |
WO2018211560A1 (ja) | コネクタ | |
JP2020144987A (ja) | コネクタ | |
JP2016225027A (ja) | コネクタ | |
JP4375244B2 (ja) | コネクタ | |
JP2007128823A (ja) | コネクタ | |
WO2014181413A1 (ja) | コネクタ | |
JP6642109B2 (ja) | コネクタ | |
JP6610958B2 (ja) | コネクタ | |
JP5971203B2 (ja) | コネクタ | |
JP4220937B2 (ja) | コネクタ | |
JP4826516B2 (ja) | コネクタ | |
JP2009146603A (ja) | コネクタ | |
JP4821652B2 (ja) | コネクタ | |
JP5212256B2 (ja) | コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20061025 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |