JP2002025706A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002025706A
JP2002025706A JP2000207435A JP2000207435A JP2002025706A JP 2002025706 A JP2002025706 A JP 2002025706A JP 2000207435 A JP2000207435 A JP 2000207435A JP 2000207435 A JP2000207435 A JP 2000207435A JP 2002025706 A JP2002025706 A JP 2002025706A
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connector
slider
female connectors
fitted
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Yoshihiro Fukase
佳宏 深瀬
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌雄のコネクタの嵌合状態を保持し、且つ雄
コネクタの幅方向及び高さ方向の寸法を大きくすること
なく小型化を図る。 【解決手段】 雄コネクタ31と、この雄コネクタ31
に嵌合する雌コネクタ33と、前記雌雄のコネクタ3
1、33のいずれか一方の外周に設けられて他方に係止
してこの雌雄のコネクタ31、33の嵌合状態を保持す
る弾性係止部材43と、前記雌雄のコネクタ31、33
の半嵌合時に前記雌雄のコネクタ31、33を離間させ
ることで半嵌合状態を告知して、半嵌合状態を防止する
半嵌合防止部材35とを備えたコネクタ29であって、
前記雌雄のコネクタ31、33の一方を幅方向及び高さ
方向の寸法を大きくすることなく、前記半嵌合防止部材
35を前記弾性係止部材43の外周面51からの突出高
さと略同一高さ以下に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄ハウジングと雌
ハウジングとの半嵌合状態を防止するコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】雌雄のコネクタを接続するとき、半嵌合
状態で接続作業が終了すると作業後に雌雄のコネクタが
離間してしまうことがある。このため、コネクタに半嵌
合防止部材を設け半嵌合を防止して確実な嵌合を行って
いる。
【0003】このようなコネクタとして、特開平10−
50408号公報に示すものが提案されている。図27
に示すように、コネクタ1は、雄コネクタ3と、この雄
コネクタ3に嵌合される雌コネクタ5と、雌雄のコネク
タの3、5の半嵌合を防止する半嵌合防止部材7とから
なる。
【0004】雄コネクタ3には、雄ハウジング本体9の
外周壁に一体成型されて上方に配置された専用ハウジン
グ11が設けられている。専用ハウジング11内には、
雌雄のコネクタ3、5の嵌合状態を保持する可撓アーム
13が設けられている。可撓アーム13は、上面に押圧
解除部15が突設され、先端の下面に係合突起17が突
設されている。
【0005】この雄コネクタ3に嵌合される雌コネクタ
5は、外周面に突設された押圧部19と、外周面に突設
され、雌雄のコネクタ3、5の嵌合状態で可撓アーム1
3の係合突起17が係合する係合部21とを備えてい
る。また、雌雄のコネクタ3、5の半嵌合状態を防止す
る上記半嵌合防止部材は、雄コネクタ3に組み付けられ
ている。
【0006】半嵌合防止部材7は、専用ハウジング11
内に保持された弾性部材23と、この弾性部材23に支
持されて専用ハウジング11内に保持され、可撓アーム
13上に配置されているスライダ25とで形成されてい
る。
【0007】このように構成されたコネクタ1におい
て、雌雄のコネクタ3、5の嵌合に際しては、まず、雄
コネクタ3を雌コネクタ5に挿入する。このとき、スラ
イダ25は、弾性部材の付勢力に抗して押圧部19によ
り押圧されて、可撓アーム13上を嵌合方向に移動す
る。
【0008】そこで、雄コネクタ3を完全挿入位置まで
雌コネクタ5に挿入して雌雄のコネクタ3、5を嵌合状
態とした場合には、専用ハウジング11の下方に雌コネ
クタの外周壁27が配置され、可撓アーム13の下面に
設けられた係合突起17と雌コネクタ5の外周壁27の
係合部21とが係合して、雌雄のコネクタ3、5の嵌合
が仮保持状態となる。このとき、スライダ25は、押圧
解除部15により押圧部19の押圧状態が解除されて弾
性部材23の付勢力により初期位置まで移動する。そし
て、可撓アーム13の先端の上側にスライダ25が係合
することで、可撓アーム13の不用意な変位が防止さ
れ、雌雄のコネクタ3、5の嵌合状態を保持されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコネクタ1では、スライダ25及びスライダ25を
保持する専用ハウジング11が可撓アーム13に対して
上方に配置されているので、雄コネクタ3の幅方向また
は高さ方向の寸法が大きくなり、全体として大型化する
という問題があった。
【0010】逆にスライダ25を可撓アーム13の下方
に配置すると、雌雄のコネクタ3、5の嵌合を仮保持し
た状態でスライダ25が可撓アーム13の先端の上側に
係合することができない。このため、係合突起17が係
合部21に係合している状態の可撓アーム13が上方に
不用意に変位すると、雌雄コネクタの嵌合状態を確実に
保持することができないおそれがある。
【0011】そこで、本発明は、幅方向及び高さ方向の
寸法を大きくすることなく全体として小型化できると共
に雌雄のコネクタの嵌合状態を確実に保持することがで
きるコネクタの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、雄コネクタと、この雄コネクタ
に嵌合する雌コネクタと、前記雌雄のコネクタのいずれ
か一方の外周に設けられてこの雌雄のコネクタの嵌合状
態を保持する弾性係止部材と、前記雌雄のコネクタの半
嵌合時に前記雌雄のコネクタを離間させることで半嵌合
状態を告知して半嵌合状態を防止する半嵌合防止部材と
を備えたコネクタであって、前記雌雄のコネクタの一方
を幅方向及び高さ方向の寸法を大きくすることなく、前
記半嵌合防止部材を前記弾性係止部材の外周面からの突
出高さと略同一高さ以下に配置したことを特徴とする。
【0013】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタの嵌合状態で、弾性係止部が雌雄のコネクタ
の嵌合状態を保持する。このとき、雌雄のコネクタが完
全に嵌合していない半嵌合状態の場合は、半嵌合防止部
材が雌雄のコネクタを離間させ、半嵌合状態であること
を告知する。これにより雌雄のコネクタの半嵌合状態を
防止することができる。
【0014】また、このコネクタでは、雌雄のコネクタ
の嵌合状態を雌雄のコネクタにより保持することができ
るので、雌雄のコネクタの一方を幅方向及び高さ方向の
寸法を大きくすることなく、半嵌合防止部材を弾性係止
部の外周面からの突出高さと略同一高さ以下に配置する
ことができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコ
ネクタであって、前記雌雄のコネクタの他方に設けら
れ、前記一方が挿入されて嵌合状態となる嵌合フード部
と、この嵌合フード部に設けられて雌雄のコネクタの嵌
合状態で前記弾性係止部が係止されると共に前記弾性係
止部の全体を収容する係止フード部とを備えたことを特
徴とする。
【0016】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタの一方を他方の嵌合フード部に挿入する。こ
の状態で、雌雄のコネクタの一方を他方に正規挿入位置
まで挿入して嵌合状態とすると、係止フード部に弾性係
止部が係止すると共に、係止フード部により弾性係止部
の全体を収容して、弾性係止部が外力により不用意に撓
むのを防止する。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のコネクタであって、半嵌合防止部材が、前記雌雄
のコネクタの一方に接続された弾性部材と、この弾性部
材により嵌合方向に移動可能に支持されて、嵌合時に付
勢力に抗して前記雌雄のコネクタの他方に押圧されるス
ライダとからなることを特徴とする。
【0018】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタを嵌合状態するとき、スライダが雌雄のコネ
クタの他方により弾性部材の付勢力に抗して押圧され
る。このため、雌雄のコネクタが半嵌合状態の場合に
は、弾性部材の付勢力によりスライダが雌雄のコネクタ
の他方を押圧して雌雄のコネクタを離間させることで半
嵌合状態を告知する。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載のコ
ネクタであって、前記弾性係止部が、一端部が前記雌雄
のコネクタの一方の外周面に接続されたアーム部と、該
アーム部を一端部と他端部との間で湾曲して弾性を有
し、前記他端部側のアーム部を前記外周面に沿わせて配
置する湾曲部と、前記他端部側のアーム部の外側面に突
設された係止突起とを備え、前記一方の外周面に沿って
配置された弾性部材と、該弾性部材にまたがって設けら
れたスライダと、該スライダに形成されて内側面と前記
外周面との間に前記弾性部材が配置され、前記雌雄のコ
ネクタの嵌合状態を解除するときに操作される操作部と
を備え、前記ロック突起の端面と前記操作部の端面との
前記外周面に対する高さを略同一高さに形成したことを
特徴とする。
【0020】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタの嵌合状態でアーム部の係止突起が湾曲部の
付勢力により係止フード部に係止して、雌雄のコネクタ
の嵌合状態を保持する。このため、雌雄のコネクタの一
方を幅方向及び高さ方向の寸法を大きくすることなく、
弾性部材を外周面に沿って配置してその弾性部材にまた
がってスライダを設け、このスライダに雌雄のコネクタ
の一方の外周面と内側面との間に弾性部材が配置される
操作部を形成し、操作部の端面と係止突起の端面との外
周面に対する高さを略同一高さに形成することができ
る。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載のコネクタであって、前記雌雄のコネクタの嵌合状
態で前記スライダを弾性部材の付勢力に抗して移動させ
ると前記弾性係止部による嵌合状態の保持を解除する保
持解除部を備えたことを特徴とする。
【0022】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタの嵌合状態でスライダを弾性部材の付勢力に
抗して移動させて、保持解除部により嵌合状態の保持を
解除することができる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項5記載のコ
ネクタであって、前記保持解除部が前記弾性係止部の側
端面に突設された解除突起と、前記スライダに設けら
れ、前記雌雄のコネクタの嵌合状態で前記弾性係止部の
側方に配置されるスライダアームと、このスライダアー
ムに突設され、嵌合状態で前記スライダを弾性部材の付
勢力に抗して移動させると前記解除突起に当接して前記
弾性係止部を撓ませるスライダ突起とからなることを特
徴とする。
【0024】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタの嵌合状態でスライダを弾性部材の付勢力に
抗して移動させる。このとき、スライダと共にスライダ
アームが移動してスライダ突起と解除突起とが当接す
る。この状態で、スライダをさらに移動させ弾性係止部
を撓ませて、弾性係止部による雌雄コネクタの嵌合状態
の保持を解除する。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項3〜6のい
ずれか一項に記載のコネクタであって、前記雌雄のコネ
クタの嵌合状態で前記係止フード部と前記スライダとを
係合する係合部を備えたことを特徴とする。
【0026】このように構成されたコネクタでは、雌雄
のコネクタの嵌合状態で係合部により係止フード部とス
ライダとを係合することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコネクタの一
実施形態について説明する。図1は、本発明に係るコネ
クタの第1実施形態を示す分解斜視図である。図2は、
本発明に係るコネクタの第1実施形態に用いられた雄コ
ネクタと半嵌合防止部材と組み付けた状態を示す斜視図
である。図3は、図2に示す雄コネクタの平面図であ
る。図4は、図2に示す雄コネクタの正面図である。ま
た、図5は、図4に示す雄コネクタのA−A線断面図で
ある。
【0028】図1〜図5に示すように、コネクタ29
は、雄コネクタ31と、この雄コネクタ31に嵌合され
る雌コネクタ33と、雄コネクタ31に設けられ雌雄の
コネクタの31、33の半嵌合状態を防止する半嵌合防
止部材35とからなる。
【0029】図6は、図1に示す雄コネクタ31の平面
図である。図7は、図6に示す雄コネクタ31の正面図
である。図8は、図7に示す雄コネクタ31の断面図で
ある。雄コネクタ31は、図6〜図8に示すように、雄
ハウジング本体37と、この雄ハウジング本体37の上
壁39の一側に形成されたスライダ保持部41と、雄ハ
ウジング本体37の上壁39の他側に突設された弾性係
止部43とで形成されている。雄ハウジング本体37
は、一側に端子を収容する端子収容室45が形成され、
他側が後述する雌コネクタ33の嵌合フード部47に挿
入される。この雄ハウジング本体37は、後述するスラ
イダ49を保持するスライダ保持部41を有している。
【0030】スライダ保持部41は、上壁39の外周面
51と、上壁39に一体成形された一対の側壁53、5
3と、雄ハウジング本体37の一側に形成された支持突
起55とで形成されている。側壁53、53は、互いに
対向配置された略矩形板状となっており、それぞれが雄
ハウジング本体37の長手方向に沿って略直交方向に突
設されている。この側壁53、53は、対向面57、5
7にそれぞれ長手方向に沿って突設された突条部59、
59を備えている。また、対向面57、57の間は、後
述するスライダ49の幅方向の寸法と略同一寸法か若干
大きい寸法に形成されている。このような側壁53、5
3は、長手方向の一端部に後述する押圧解除部61、6
1を備え、他端部に棒状体63、63が連接されてい
る。
【0031】棒状体63、63は、L字状となってお
り、一方の端部が側壁53、53の他端部に一体成形さ
れ、他方の端部が一方の端部に対して雄ハウジング本体
37の幅方向の中心側に配置されている。この棒状体6
3、63の他方の端部側は、雄ハウジング本体37の一
側に沿って形成されている。このように構成された側壁
53、53は、上述したように長手方向の他端部に押圧
解除部61、61を有している。
【0032】押圧解除部61、61は、側壁53、53
の高さ方向に沿って長手方向の端面69、69から対向
面57、57に掛けて内側に傾斜したテーパ面となって
いる。このようなスライダ保持部41には、後述する弾
性部材73を支持する支持突起55が設けられている。
【0033】支持突起55は、断面L字状となってお
り、棒状体63、63の他方の端部間に配置されてい
る。この支持突起55は、一端部が雄ハウジング本体3
7の上壁39に一体成形され、他端部が一端部に対して
上方位置で雄ハウジング本体37の他側に向けて配置さ
れている。そして、雄ハウジング本体37の他側には、
弾性係止部43が設けられている。
【0034】弾性係止部43は、雄コネクタ31の外周
面51に一端部が連接されたアーム部81と、このアー
ム部81を一端部と他端部との間で湾曲した湾曲部83
と、他端側のアーム部81の外側面に突設された係止突
起85と、アーム部81の側端面87に設けられた解除
突起89、89と、アーム部81の一端部側に形成され
たストッパ部91とからなる。
【0035】アーム部81は、ハウジング本体37の他
側縁に設けられ、断面L字状の板状となっている。この
アーム部81は、一端部が雄ハウジング本体37の上壁
39に一体成形され、他端部が後述する湾曲部83を介
して一端部に対して上方に配置され雄ハウジング本体3
7の一側に向かっている。このアーム部81は、湾曲部
83から一端部側が雄ハウジング本体37の上壁39に
対して略直行方向に形成され湾曲部83から他端部側が
上壁39の外周面51に沿って形成されている。
【0036】このアーム部81に一体成形されている湾
曲部83は、断面弧状の板状で弾性を有し、アーム部8
1の他端部側の姿勢を一定に保っている。このように形
成されたアーム部81には、他端部の外側面に係止突起
85が突設されている。
【0037】係止突起85は、アーム部81の他端部の
上面に突設され、一側に形成された側端面93と、他側
に形成されたテーパ面95とを有している。また、上述
したようにアーム部81の側端面87、87には、解除
突起89、89が突設されている。
【0038】解除突起89、89は、アーム部81の他
端部に設けられ、両側端面87、87から幅方向に突出
している。この解除突起89、89は、上面が前端から
後端に向かって次第に上方に傾斜したテーパ面99とな
っている。そして、弾性係止部43は、一端部側にアー
ム部81に対して厚肉に形成されたストッパ部91を備
えている。
【0039】ストッパ部91には、内側面101から外
側面103に掛けて貫通した貫通穴105が形成されて
いる。このように形成された雄コネクタ31は、雌コネ
クタ33に嵌合される。
【0040】図9は、図1に示す雌コネクタ33の斜視
図である。図10は、図9に示す雌コネクタ33の平面
図である。図11は、図9に示す雌コネクタ33の正面
図である。図12は、図10に示す雌コネクタ33のB
−B線断面図である。雌コネクタ33は、図1及び図9
〜図12に示すように、雌ハウジング本体105と、こ
の雌ハウジング本体105に形成された嵌合フード部4
7とからなる。雌ハウジング本体105は、図示しない
が一側に端子を収容する端子収容室を有している。この
雌ハウジング本体105の他側には、嵌合フード部47
が一体成形されている。
【0041】嵌合フード部47は、図9に示すように、
フード部109と、係止フード部97とからなる。フー
ド部109は、図6に示すように、外周壁111と、こ
の外周壁111により形成された挿入開口113とを有
している。外周壁111は、断面C字状となっており、
先端側から長手方向に沿って矩形状の開口115が形成
されている。この外周壁111の先端には、挿入開口1
13が設けられている。
【0042】挿入開口113は、雄ハウジング本体37
の断面形状と略同一に形成され、雄コネクタ31の他側
が挿入されて雌雄のコネクタ31、33が相互に嵌合状
態となる。このように構成されたフード部109には、
係止フード部97が設けられている。
【0043】係止フード部97は、断面コ字状となって
おり、外周壁111を突出して内側が凹状に形成されて
いる。この係止フード部97は、外周壁111の開口1
15の開口縁に沿って長手方向に連接された側板11
7、117と、この側板117、117の長手方向の端
部に連接された後板119と、側板の上端に連接されて
いる上板121とからなる。側板117、117は、矩
形板状となっており、開口縁の長手方向の寸法より短い
寸法に形成されている。この側板117、117は、そ
れぞれ外周壁111に対して略直行方向に立設され、互
いに対向配置されている。この側板117、117の内
側面123、123間の寸法は、上述したスライダ保持
部41の側壁53、53の対向面57、57間の寸法と
略同一寸法に形成されている。このように形成された側
板117、117には、内側面123、123に長手方
向に沿って溝部125、125が設けられている。溝部
125、125は、長手方向の挿入開口113の開口縁
側に内側面123、123から開口縁側に向かって内側
に傾斜したテーパ面127、127を備えている。
【0044】このような側板117、117は、長手方
向の一端部の端面が後述するスライダ49を押圧する押
圧部129となっており、他端部に後板119が一体成
形されている。後板119は、板状で開口115の開口
縁の幅方向に沿って外周壁111に対して略直行方向に
連設され、図1に示すように、外側面と内側面とを貫通
する穴131が形成される。
【0045】上述したように側板117、117の上端
には、上板121が一体成形されている。この上板12
1は、矩形板状となっており、雌雄のコネクタ31、3
3を嵌合した状態で、内側面が弾性係止部43のアーム
部81の上面に対して若干上方に配置されている。
【0046】また、上板121の内側面には、挿入開口
113の開口縁側にロック突起133が突設されてい
る。ロック突起133は、図12に示すように、挿入開
口113の一側に形成された斜面135と、他側に形成
された係合面137とを備えている。この斜面135
は、雌雄のコネクタ31、33の嵌合時に係止突起85
のテーパ面95に摺接して、弾性係止部43のアーム部
81をにより下方に変位させる。係合面137は、雌雄
のコネクタ31、33の嵌合状態で係止突起85の側端
面93に係合する。
【0047】上記雌雄のコネクタ31、33の半嵌合状
態を防止する半嵌合防止部材35が雄コネクタ31に設
けられている。半嵌合防止部材35は、図1〜図5に示
すように、雄ハウジング本体37に接続された弾性部材
73と、この弾性部材73にまたがって形成されたスラ
イダ49とで形成され、弾性係止部43の外周面51か
らの突出高さと略同一高さに配置されている。弾性部材
73は、図1に示すように、長尺状の鶴巻バネからな
る。この弾性部材73は、雄ハウジング本体37の上壁
39の長手方向に沿わせて配置され、長手方向の一端が
開口に支持突起55の他端部が挿入されて支持されてい
る。この弾性部材73の他端は、スライダ49に当接し
ている。
【0048】図13は、図1に示すスライダの平面図で
ある。図14は、図13に示すスライダの正面図であ
る。図15は、図14に示すスライダのC−C線断面図
である。スライダ49は、図13〜図15に示すよう
に、スライダ本体139と、このスライダ本体139に
設けられたスライダアーム141、141と、このスラ
イダアーム141、141に一体成形された当接部14
3と、スライダ本体139に形成された可撓アーム14
5、145と、スライダ本体139の後端に形成された
操作部147とを備え、スライダ保持部41の側壁5
3、53間に配置されている。
【0049】スライダ本体139は、図14、図15に
示すように、対向配置された一対の板状体149、14
9からなる。この板状体149、149は、図4、図5
に示すように、弾性部材73の両側に配置されており、
内側面間が弾性部材73の直径と略同一寸法か若干大き
い寸法となっている。このスライダ本体139には、長
手方向の一方の端部にスライダアーム141、141が
形成されている。
【0050】スライダアーム141、141は、図13
〜図15に示すように、矩形板状となっており、スライ
ダ本体139を長手方向に延長した状態で一体成形され
ている。このスライダアーム141、141は、弾性係
止部43の側方に配置され、先端の上部の内側にそれぞ
れスライダ突起151、151が突設されている。
【0051】スライダ突起151、151は、下面が前
方側から後方側に向かって上方に傾斜した斜面153、
153となっている。このスライダ突起151、151
は、スライダ49をスライダ保持部41内で雌雄のコネ
クタ31、33の弾性部材73の付勢力に抗して移動さ
せると、弾性係止部43の解除突起89、89のテーパ
面99、99に摺接する。このスライダ突起151、1
51を有したスライダアーム141、141は、相互に
一体成形された当接部143により連結されている。
【0052】当接部143は、板状となっており、スラ
イダアーム141、141の長手方向の中間部に連接さ
れている。この当接部143は、内側面155に弾性部
材73の他端が当接し、弾性部材73の付勢力により外
側面157が弾性係止部43のストッパ部91に当接し
ている。このため、スライダ49は、雄ハウジング本体
37の上壁39の外周面51上にスライダ保持部41内
で弾性部材73により移動可能に支持されている。この
ようなスライダ49には、操作部147が形成されてい
る。
【0053】操作部147は、段状に形成され、上端面
159が長手方向の一端から他端に向かって次第に上壁
39の外周面51からの高さが高くなっている。この操
作部147は、内側面163の幅方向の両側がスライダ
本体139の上端に連接され、内側面165と上壁39
の外周面51との間に弾性部材73が配置された状態と
なっている。
【0054】また、操作部147の上端面159の他端
は、スライダ49の外周面51からの突出高さの最上部
となっており、図5に示すように、外周面51からの高
さが弾性係止部43の係止突起85の上端面161と略
同一高さに形成されている。このように形成された操作
部147は、スライダ49を弾性係止部材43の付勢力
に抗して移動させるとき押圧操作される。また、操作部
147には、側面の下部に長手方向に沿って溝部12
5、125が形成されている。この溝部125、125
は、側壁53、53の突条部59、59に係合してスラ
イダ49がスライダ保持部41に保持されている。
【0055】このような操作部147に一体成形された
一対の可撓アーム145、145は、図13〜図15に
示すように、可撓性を有した棒状で、操作部147の長
手方向の一端の両側に設けられている。この可撓アーム
145、145は、操作部147に対して雄ハウジング
本体37の他側に向かって突設され、雄ハウジング本体
37の長手方向に沿って略平行方向に形成されている。
また、可撓アーム145、145は、先端がスライダア
ーム141、141の先端に対してスライダ本体139
側に配置されている。この可撓アーム145、145の
先端には、外側面に突設した係合突起165、165が
それぞれ一体成形されている。
【0056】係合突起165、165は、スライダ本体
139の外側面に対して若干突出して形成され、端面が
押圧部129により押圧される当接面167となってお
り、外側に斜面169を有している。
【0057】このように構成された雌雄のコネクタ3
1、33は、図16〜図21に示すように、相互に嵌合
接続される。この雌雄のコネクタ31、33の嵌合接続
は、雄コネクタ31の先端を雌コネクタ33の嵌合フー
ド部47の断面形状と一致させる。その後、雄コネクタ
31の先端を嵌合フード部47に挿入し、この状態で雄
コネクタ31を嵌合フード部47に正規挿入位置まで挿
入して雌雄のコネクタ31、33が嵌合状態となる。こ
のとき、雌雄のコネクタ31、33は、嵌合状態を弾性
係止部43により保持されている。
【0058】上述したように雌雄のコネクタ31、33
を嵌合するときには、図16、図17に示すように、雄
コネクタ31の他側を雌コネクタ33の嵌合フード部4
7へ挿入する。このとき、係止フード部97は、押圧部
129が可撓アーム145、145の係合突起165、
165の当接面167、167に当接すると共に、弾性
係止部43のアーム部81の一端部側を内部に収容す
る。この状態で雄コネクタ31をさらに嵌合フード部4
7に挿入すると、押圧部129により当接面167、1
67が押圧され、スライダ49が弾性部材73の付勢力
に抗して嵌合方向に移動する。
【0059】このとき、弾性係止部43は、係止フード
部97のロック突起133の斜面135が弾性係止部4
3の係止突起85のテーパ面95に当接する。この状態
で斜面135をテーパ面95が摺動し、テーパ面95が
ロック突起133により押圧される。このため、弾性係
止部43は、湾曲部83が撓みロック突起133に対し
てアーム部81が下方に変位する。
【0060】その後、雄コネクタ31が雌コネクタ33
に正規挿入位置まで挿入されると、図18、図19に示
すように、係止フード部97の押圧部129とスライダ
保持部41の側壁53、53の端面とが当接する。この
とき、係合突起165、165の斜面169、169と
スライダ保持部41の側壁53、53の押圧解除部6
1、61とが当接する。この状態で、斜面169、16
9が押圧解除部61、61を摺動して、斜面169、1
69が押圧解除部61、61により押圧される。このた
め、可撓アーム145、145は、操作部147側を支
点に先端が回動して、側壁53、53に対して内側に変
位する。このようにして係合突起165、165の押圧
部129による押圧状態が解除される。
【0061】そこで、スライダ49は、図20、図21
に示すように、弾性部材73の付勢力により初期支持位
置に移動する。このとき、側面53、53の端面と係止
フード部97の押圧部129とが当接状態となってお
り、側壁53、53の対向面57、57と係止フード部
97の内側面とが面一となっているため、スライダ49
が容易に初期支持位置に移動することができる。そし
て、スライダ49が初期支持位置に移動すると、可撓ア
ーム145、145は、係止フード部97内に収容さ
れ、可撓アーム145、145の係合突起165、16
5と係止フード部97の溝部125、125とが係合す
る。
【0062】また、雄コネクタ31が雌コネクタ33に
正規挿入位置まで挿入されると、弾性係止部43は、図
18〜図21に示すように、ロック突起133を係止突
起85が乗り越え、ロック突起133の係合面137に
係止突起85の側端面93が係合する。このため、雌雄
のコネクタ31、33は、嵌合状態が保持される。この
とき、弾性係止部43は、全体を係止フード部97によ
り収容されている。
【0063】なお、雄コネクタ31を雌コネクタ33に
正規挿入位置まで挿入していない半嵌合状態では、図示
しないが、スライダ49が弾性部材73の付勢力に抗し
て押圧部129により押圧されているため、その弾性部
材73の付勢力によりスライダ49が係止フード部97
の押圧部129を押圧する。このため、雌雄のコネクタ
31、33を離間させて雌雄のコネクタ31、33の半
嵌合状態を告知し半嵌合状態を確実に防止することがで
きる。
【0064】また、スライダ49を予め弾性部材73の
付勢力に抗して移動させて、その後雄のコネクタ31を
雌コネクタ33に挿入する場合には、スライダ49を押
圧操作して弾性部材43を変位した状態とする。この状
態で雄コネクタ31を雌コネクタ33に正規位置まで挿
入し、スライダ49の押圧操作を解除して雌雄のコネク
タ31、33を嵌合状態とすることができる。
【0065】この場合、雌雄のコネクタ31、33が半
嵌合状態であるとき、図22、図23に示すように、弾
性係止部43の係止突起85の上端面161がロック突
起133の下面に当接する。この状態で、スライダ49
の押圧操作を解除するとスライダ49の当接部143が
アーム部81の端面に当接してスライダ49が初期位置
に戻ることができない。このため、スライダ49の位置
により雌雄のコネクタ31、33の半嵌合状態を告知す
ることができ、半嵌合状態を確実に防止することができ
る。
【0066】また、雌雄のコネクタ31、33の嵌合状
態を解除するときには、図22〜図26に示すように、
操作部147を押圧してスライダ49を弾性部材73の
付勢力に抗して移動させて嵌合状態を解除する。
【0067】上述のように、操作部147を押圧してス
ライダ49を弾性部材73の付勢力に抗して移動させる
と、スライダ突起151、151の斜面153、153
が解除突起89、89のテーパ面99、99に当接す
る。この状態でさらにスライダ49を嵌合解除方向に移
動させると、斜面153、153がテーパ面99、99
を摺動して斜面153、153の一側によりテーパ面9
9、99を押圧する。このため、弾性係止部43は、湾
曲部83が撓みアーム部81が係止フード部97に対し
て下方に変位して係止突起85が下降する。このとき、
係合突起165は、斜面169が溝部125のテーパ面
127に当接する。
【0068】その後、スライダ49を弾性部材73の付
勢力に抗して移動させて端面をスライダ保持部41の棒
状体63、63の側面に当接させる。このとき、弾性係
止部43の係止突起85がさらに下降して、係止突起8
5とロック突起133との係合を解除する。
【0069】また、係合突起165の斜面169が溝部
125のテーパ面127を摺動してテーパ面127によ
り斜面169が押圧され、可撓アーム145が内側に変
位する。この状態で、スライダ49を嵌合解除方向に移
動させて雌雄のコネクタ31、33を半嵌合状態として
操作部147の押圧操作を解除する。このため、スライ
ダ49が押圧部129を押圧して雌雄のコネクタ31、
33を離間させて、嵌合状態を解除することができる。
【0070】上記のように本実施形態によるコネクタ2
9は、係止フード部97のロック突起133に弾性係止
部43の係止突起85が係止することで雌雄のコネクタ
31、33の嵌合状態を保持することができ、従来のよ
うにスライダ49により弾性係止部43のアーム部81
が不用意に変位するのを防止することがないので、スラ
イダ49の取付位置の自由度が向上する。
【0071】このため、雄コネクタ31の幅方向及び高
さ方向の寸法を大きくすることなく、弾性係止部43の
アーム部81の係止突起85の上端面161と雄コネク
タ31の上壁39との間にスライダ49を配置して、係
止突起85の上端面161と操作部147の上端面15
9との高さを略同一高さに形成することができる。
【0072】従って、本実施の形態によるコネクタ29
では、小型化を図ることができ、且つ雌雄のコネクタ3
1、33の嵌合状態を保持することができる。
【0073】また、雌雄のコネクタ31、33の嵌合状
態で、係止フード部97により弾性係止部43の全体を
収容して弾性係止部43に不用意に外力が加わることが
ない。このため、弾性係止部43が係止フード部97に
係止した状態で撓むことがないので、雌雄のコネクタ3
1、33の嵌合状態を確実に保持することができ、雌雄
のコネクタ31、33の嵌合状態を確実に保持すること
ができる。
【0074】また、このコネクタ29では、雌雄のコネ
クタ31、33の嵌合状態でスライダ49を弾性部材7
3の付勢力に抗して移動させると、スライダ49のスラ
イダ突起151と弾性係止部43の解除突起89、89
とが摺接して、湾曲部83を撓ませて弾性係止部43の
係止突起85と係止フード部97のロック突起133と
の係合を解除することができる。
【0075】従って、スライダ49を弾性部材73の付
勢力に抗して移動させるだけで弾性係止部43による雌
雄のコネクタ31、33の嵌合状態の保持を解除するこ
とができる。このため、雌雄のコネクタ31、33を半
嵌合状態としてスライダ49の操作部147の押圧を解
除すると弾性部材73の付勢力によりスライダ49が雌
雄のコネクタ31、33を相互に離間させることがで
き、嵌合解除作業を容易に行うことができる。
【0076】また、雌雄のコネクタ31、33の嵌合状
態でスライダ49の係合突起165と係止フード部97
の溝部125とを係合することができるので、雌雄のコ
ネクタ31、33の嵌合状態の保持をより確実に行うこ
とができる。
【0077】さらに、雄コネクタ31と雌コネクタ33
とは、弾性係止部43が係止フード部97に係合して嵌
合状態を保持するため、半嵌合防止部材35を有してい
ない雄コネクタ31であっても、雌コネクタ33の係止
フード部97に弾性係止部43を係合して雌雄のコネク
タ31、33の嵌合状態を保持することができる。この
ため、コネクタ29を汎用化することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、雌雄のコネクタの嵌合状態で、弾性係止部により雌
雄のコネクタの嵌合状態を保持できるので、従来のよう
に弾性係止部の上方に半嵌合防止部材を配置して、半嵌
合防止部材により弾性係止部を係止させる必要がない。
このため、雌雄のコネクタの一方を幅方向及び高さ方向
の寸法を大きくすることなく、半嵌合防止部材を弾性係
止部の外周面からの突出高さと略同一高さ以下に半嵌合
防止部材を配置できるので、小型化を図ることができ
る。
【0079】請求項2記載の発明は、係止フード部に弾
性係止部を係止させて雌雄のコネクタの嵌合状態を保持
することができ、この状態で係止フード部により弾性係
止部の全体を収容することができる。このため、弾性係
止部が外力により不用意に撓むのを防止することがで
き、雌雄のコネクタの嵌合状態を確実に保持することが
できる。
【0080】請求項3記載の発明は、雌雄のコネクタが
半嵌合状態のとき、弾性部材の付勢力によりスライダが
他方を押圧することができるので、雌雄のコネクタをス
ライダにより離間させ半嵌合状態を告知して半嵌合状態
を確実に防止することができる。
【0081】請求項4記載の発明は、雌雄のコネクタが
嵌合状態でアーム部の係止突起が湾曲部の付勢力により
係止フード部に係止して、雌雄のコネクタの嵌合状態を
確実に保持できる。このため、雌雄のコネクタの一方を
幅方向及び高さ方向の寸法を大きくすることなく、弾性
部材を外周面に沿って配置してその弾性部材にまたがっ
てスライダを形成し、内側面と外周面との間に弾性部材
が配置される操作部をスライダに形成して、この操作部
の端面と係止突起の端面と外周面に対する高さをの高さ
を略同一高さに形成することができ、小型化を図ること
ができる。
【0082】請求項5記載の発明は、雌雄のコネクタの
嵌合の保持状態でスライダを弾性部材の付勢力に抗して
移動させて、弾性係止部による雌雄のコネクタの嵌合状
態の保持を保持解除部により解除できるので、嵌合解除
作業を容易に行うことができ、作業性の向上を図ること
ができる。
【0083】請求項6記載の発明は、雌雄のコネクタの
嵌合の保持状態でスライダを弾性部材の付勢力に抗して
移動させると、スライダ突起が解除突起に当接する。こ
の状態で、スライダをさらに移動させて弾性係止部を撓
ませて、弾性係止部による雌雄コネクタの嵌合状態の保
持を解除できるので、嵌合解除作業を容易に行うことが
でき、作業性の向上を図ることができる。
【0084】請求項7記載の発明は、雌雄のコネクタの
嵌合状態で係止フード部とスライダとを係合することが
できるので、雌雄のコネクタの嵌合状態の保持をより確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るコネクタの第1実施形態
を示す分解斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係るコネクタの第1実施形態
に用いられた雄コネクタと半嵌合防止部材と組み付けた
状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す雄コネクタの平面図であ
る。
【図4】図4は、図2に示す雄コネクタの正面図であ
る。
【図5】図5は、図4に示す雄コネクタのA−A線断面
図である。
【図6】図6は、図1に示す雄コネクタの平面図であ
る。
【図7】図7は、図6に示す雄コネクタの正面図であ
る。
【図8】図8は、図7に示す雄コネクタの断面図であ
る。
【図9】図9は、図1に示す雌コネクタの斜視図であ
る。
【図10】図10は、図9に示す雌コネクタの平面図で
ある。
【図11】図11は、図9に示す雌コネクタの正面図で
ある。
【図12】図12は、図10に示す雌コネクタのB−B
線断面図である。
【図13】図13は、図1に示すスライダの平面図であ
る。
【図14】図14は、図13に示すスライダの正面図で
ある。
【図15】図15は、図14に示すスライダのC−C線
断面図である。
【図16】図16は、図1の雄コネクタを雌コネクタに
挿入した状態を示すコネクタの平面図である。
【図17】図17は、図16に示すコネクタの断面図で
ある。
【図18】図18は、図1の雄コネクタを雌コネクタに
正規挿入位置まで挿入した状態を示すコネクタの平面図
である。
【図19】図19は、図18に示すコネクタの断面図で
ある。
【図20】図20は、図1の雌雄のコネクタを嵌合した
状態を示すコネクタの平面図である。
【図21】図21は、図20に示すコネクタの断面図で
ある。
【図22】図22は、図1の雌雄のコネクタの嵌合状態
を解除するときのコネクタを示す断面図である。
【図23】図23は、図22に示すコネクタを示す断面
図である。
【図24】図24は、図20に示すコネクタの要部拡大
断面図である。
【図25】図25は、図22に示すコネクタの雄コネク
タの斜視図である。
【図26】図26は、図22のコネクタを示す要部拡大
断面図である。
【図27】図27は、従来のコネクタを示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
29 コネクタ 31 雄コネクタ 33 雌コネクタ 35 半嵌合防止部材 43 弾性係止部 47 嵌合フード部 49 スライダ 51 外周面 81 アーム部 83 湾曲部 85 係止突起 89 解除突起(保持解除部) 97 係止フード部 125 溝部(係合部) 141 スライダアーム 147 操作部 151 スライダ突起(保持解除部) 155 内側面 159 上端面(端面) 161 上端面(端面) 163 内側面 165 係合突起(係合部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄コネクタと、この雄コネクタに嵌合す
    る雌コネクタと、前記雌雄のコネクタのいずれか一方の
    外周に設けられて他方に係止されてこの雌雄のコネクタ
    の嵌合状態を保持する弾性係止部材と、前記雌雄のコネ
    クタの半嵌合時に前記雌雄のコネクタを離間させること
    で半嵌合状態を告知して、半嵌合状態を防止する半嵌合
    防止部材とを備えたコネクタであって、 前記雌雄のコネクタの一方を幅方向及び高さ方向の寸法
    を大きくすることなく、前記半嵌合防止部材を前記弾性
    係止部の外周面からの突出高さと略同一高さ以下に配置
    したことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタであって、 前記雌雄のコネクタの他方に設けられ、前記一方が挿入
    されて嵌合状態となる嵌合フード部と、この嵌合フード
    部に設けられて雌雄のコネクタの嵌合状態で前記弾性係
    止部が係止されると共に前記弾性係止部の全体を収容す
    る係止フード部とを備えたことを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコネクタであっ
    て、 半嵌合防止部材が、前記雌雄のコネクタの一方に接続さ
    れた弾性部材と、この弾性部材により嵌合方向に移動可
    能に支持されて、嵌合時に付勢力に抗して前記雌雄のコ
    ネクタの他方に押圧されるスライダとからなることを特
    徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコネクタであって、 前記弾性係止部が、一端部が前記雌雄のコネクタの一方
    の外周面に接続されたアーム部と、該アーム部を一端部
    と他端部との間で湾曲して弾性を有し、前記他端部側の
    アーム部を前記外周面に沿わせて配置する湾曲部と、前
    記他端部側のアーム部の外側面に突設された係止突起と
    を備え、 前記一方の外周面に沿って配置された弾性部材と、該弾
    性部材にまたがって設けられたスライダと、該スライダ
    に形成されて内側面と前記外周面との間に前記弾性部材
    が配置され、前記雌雄のコネクタの嵌合状態を解除する
    ときに操作される操作部とを備え、 前記係止突起の端面と前記操作部の端面との前記外周面
    に対する高さを略同一高さに形成したことを特徴とする
    コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のコネクタであっ
    て、 前記雌雄のコネクタの嵌合状態で前記スライダを弾性部
    材の付勢力に抗して移動させると前記弾性係止部による
    嵌合状態の保持を解除する保持解除部を備えたことを特
    徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコネクタであって、 前記保持解除部が前記弾性係止部の側端面に突設された
    解除突起と、前記スライダに設けられ、前記雌雄のコネ
    クタの嵌合状態で前記弾性係止部の側方に配置されるス
    ライダアームと、このスライダアームに突設され、嵌合
    状態で前記スライダを弾性部材の付勢力に抗して移動さ
    せると前記解除突起に当接して前記弾性係止部を撓ませ
    るスライダ突起とからなることを特徴とするコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか一項に記載のコ
    ネクタであって、 前記雌雄のコネクタの嵌合状態で前記係止フード部と前
    記スライダとを係合する係合部を備えたことを特徴とす
    るコネクタ。
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